JP5455775B2 - 遮断器 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態にかかる遮断器の遮断状態を示す断面図であり、図2は、本発明の実施の形態にかかる遮断器の投入状態を示す断面図であり、図1および図2には、遮断器の消弧室の要部の構成が示されている。なお、遮断状態とは、後述する接触チューリップ2aと接触チューリップ2bとが導通していない状態を示し、投入状態とは、接触チューリップ2aと接触チューリップ2bが導通している状態を示す。図3は、図1に示される金属ガイド1a、1bの構成例を示す断面図であり、図3には金属ガイド1a、1bのA−A線に沿う矢視断面図が併記されている。図4は、図1に示される接触チューリップ2a、2bの構成例を示す断面図であり、図4には接触フィンガー16a、16bを含む接触チューリップのA−A線に沿う矢視断面図が併記されている。なお、図1の開閉軸22より左側の断面は、図4の中心線より左側の断面に相当し、図1の開閉軸22より右側の断面は、図4の中心線より右側の断面に相当する。また、図示例では、遮断器が開閉ピン11(第3の開閉部材)を中心に回転対称に構成されている。
同様に、接触フィンガー16bの内側(加熱室7側)には、外ガイド3b(第2のガイド)が接触フィンガー16bと略平行に延設されている。
同様に、接触チューリップ2bの基端にはボルト挿通穴23b(図4のボルト挿通穴23に相当)が形成されると共に、外ガイド3bの一端にも図示しないボルト挿通穴が形成され、これらのボルト挿通穴に挿通されたボルト6bをフランジ10bに螺入することによって、接触チューリップ2bおよび外ガイド3bは、フランジ10bに着脱可能に固定される。
同様に、外ガイド3bの他端には、絶縁リング4bが取り付けられている。また、外ガイド3bの一端と外ガイド3bの他端との間には、加熱室7から圧力室8b側に向けて挿通される段付ボルト5b(第2の締結部材)の挿通穴が形成されている。
なお、各接触フィンガー16a、16bと各外ガイド3に形成されたボルト挿通穴の位置あるいはボルト挿通穴の角度は、開閉ピン11の投入時または遮断時に、各金属ガイド1が開閉ピン11に接触することなく、かつ、各接触フィンガー16a、16bの動作を妨げることがない態様であればよい。
同様に、金属ガイド1b(第4のガイド)は、開閉ピン11の引抜力により圧力室8b側に変形する接触フィンガー16bの変形量を弾性変形内に抑制するように、段付きボルト5bによって外ガイド3bに吊した状態で、接触フィンガー16bの圧力室8b側に設置される。
金属ガイド1aは、この段付ボルト5aを締め付けることによって、接触フィンガー16a側に移動し、段付ボルト5aの頭部に当接したところで固定される。このとき、金属ガイド1aと接触フィンガー16aとの間には隙間が形成される。
さらに、接触フィンガー16aのパイプ挿通穴15には中空のパイプ12aが挿入され、その一端は、外ガイド(第1のガイド)3aに当接し、その他端は金属ガイド1aに当接する。このパイプ12aによって、段付ボルト5aの頭部で固定された金属ガイド1aが加熱室7側に移動することが抑制され、金属ガイド1aと、外ガイド(第1のガイド)3aとの間の隙間が一定に保たれる。すなわち、金属ガイド1aは、外ガイド(第1のガイド)3aと隙間を保った状態で設置されている。
金属ガイド1bは、この段付ボルト5bを締め付けることによって、接触フィンガー16b側に移動し、段付ボルト5bの頭部に当接したところで固定される。このとき、金属ガイド1bと接触フィンガー16bとの間には隙間が形成される。
さらに、接触フィンガー16bのパイプ挿通穴15には中空のパイプ12b(第2のパイプ)が挿入され、その一端は外ガイド(第3のガイド)3bに当接し、その他端は金属ガイド1bに当接する。このパイプ12bによって、段付ボルト5bの頭部で固定された金属ガイド1bが加熱室7側に移動することが抑制され、金属ガイド1bと外ガイド(第3のガイド)3bとの間の隙間が一定に保たれる。すなわち、金属ガイド1bは、外ガイド(第3のガイド)3bと隙間を保った状態で設置されている。
同様に、金属ガイド1bを接触フィンガー16bに当接するように構成してもよい。すなわち、段付ボルト5bの代わりに普通ボルトを用いると共に、パイプ12bを用いずに、金属ガイド1bを普通ボルトで固定した場合、金属ガイド1bと接触フィンガー16bとの対向面の隙間が無くなるため接触フィンガー16bが金属ガイド1bに接触する可能性はあるものの、接触フィンガー16bの変形は弾性変形内に抑えられる。また、パイプ12bを不要としたことで組立工程数が減少するとともに、遮断器のコストを低廉化することが可能である。
まず、開閉ピン11が圧力室8a側に挿入される際の動作を説明する。
遮断状態の開閉ピン11(図1)が圧力室8a側に挿入され、開閉ピン11が接触フィンガー16aと接触したとき、接触フィンガー16aは、開閉ピン11の圧力室8a側への押圧力によって変形する。より具体的には、接触フィンガー16aの変形量は、接触フィンガー16aと開閉ピン11との間に生じる摩擦力や、開閉ピン11先端部の開閉軸22側への押圧力の大きさに比例して増大する。ここでは、開閉ピン11の先端部の押圧力が支配的になるものとして説明すると、開閉ピン11が圧力室8a側に移動することによって、開閉ピン11の先端部が接触フィンガー16aを押圧することになるため、接触フィンガー16aの先端部は、金属ガイド1a側に変形することとなる。ただし、その変形量によっては、弾性変形の許容範囲を超えて塑性変形を起こすため、開閉ピン11への接触圧力が低下して、いわゆる接触チューリップ2aが損傷した状態となる。
本実施の形態にかかる遮断器では、外ガイド3aに吊設された金属ガイド1aが接触フィンガー16aの圧力室8a側に設置されているため、接触フィンガー16aの変形量は、接触フィンガー16aが金属ガイド1aに当接するまでの範囲となり、その結果、接触フィンガー16aの変形は弾性変形内に抑えられる。
投入状態の開閉ピン11(図2)が圧力室8b側に引き抜かれる際、接触フィンガー16bは、開閉ピン11との接触面における摩擦力によって金属ガイド1b側に変形する。この引き抜き動作で変形した接触フィンガー16bは、金属ガイド1bとの対向面に振動を与えることとなるため、金属ガイド1bに螺入されている段付ボルト5bが緩む可能性がある。
ただし、本実施の形態にかかる遮断器では、外ガイド3bに吊設された金属ガイド1bが、接触フィンガー16bと隙間を空けた状態で、接触フィンガー16bの圧力室8b側に設置されている。従って、接触フィンガー16bは、通常の開閉ピン11の引き抜き動作では金属ガイド1bに接触しないため、上述したような緩みが抑制される。
なお、開閉ピン11との接触面における摩擦力が大きくなるなどの要因で、接触フィンガー16bの変形量が、通常の引き抜き動作時の変形量よりも大きくなる場合には、接触フィンガー16bが金属ガイド1bに当接するため、上述したように、接触フィンガー16bの変形は弾性変形内に抑えられる。
1b 金属ガイド(第4のガイド)
2a 接触チューリップ(第1の開閉部材)
2b 接触チューリップ(第2の開閉部材)
3a 外ガイド(第1のガイド)
3b 外ガイド(第3のガイド)
4a、4b 絶縁リング
5a 段付ボルト(第1の締結部材)
5b 段付ボルト(第2の締結部材)
6a、6b ボルト
7 加熱室
8a、8b 圧力室
9 アーク室
10a フランジ(第1の通電部材)
10b フランジ(第2の通電部材)
11 開閉ピン(第3の開閉部材)
12a パイプ(第1のパイプ)
12b パイプ(第2のパイプ)
13 絶縁筒
14 スリット
15 パイプ挿通穴
16a 接触フィンガー(第1の開閉部材)
16b 接触フィンガー(第2の開閉部材)
21 雌ねじ部
22 開閉軸
23 ボルト挿通穴
Claims (7)
- 加熱室を囲う筒状の絶縁性の壁部と、
前記壁部の一端側に配設された第1の通電部材と、
前記壁部の他端側に配置された第2の通電部材と、
前記第1の通電部材に電気的に接続され、前記第2の通電部材の開口部に向けて延設された第1の開閉部材と、
前記第2の通電部材に電気的に接続され、前記第1の開閉部材と対向して前記第1の通電部材の開口部に向けて延設された第2の開閉部材と、
開閉軸線に沿って往復駆動して接続位置と遮断位置とを切り替える第3の開閉部材と、
前記第1の開閉部材と前記加熱室との間に、前記第1の開閉部材に近設して前記第1の開閉部材と略平行に延設された第1のガイドと、
前記第1の通電部材に取り囲まれた圧力室と、
前記加熱室側から前記圧力室に向けて前記第1のガイドおよび前記第1の開閉部材に挿通する第1の締結部材と、
前記第3の開閉部材の投入方向に変形する前記第1の開閉部材を支持可能に前記第1の通電部材と分離して設けられ、前記第1の締結部材に保持される第2のガイドと、
を備えることを特徴とする遮断器。 - 前記第1の締結部材は、前記第2のガイドに螺入されるネジ部と、前記第2のガイドに当接する頭部とを有し、
前記第2のガイドは、前記第1の開閉部材の変形量を抑制可能に、前記第1の開閉部材に近設されていること、を特徴とする請求項1に記載の遮断器。 - 前記第1の締結部材を内包し、前記第1の開閉部材に形成された穴に挿通される第1のパイプを備え、
前記第1のパイプは、一端が前記第1のガイドに当接し他端が前記第2のガイドに当接すること、を特徴とする請求項1または2に記載の遮断器。 - 前記第2の開閉部材と前記加熱室との間に、前記第2の開閉部材に近設して前記第2の開閉部材と略平行に延設された第3のガイドを備えたこと、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の遮断器。
- 前記第2の通電部材に取り囲まれた圧力室と、
前記加熱室側からこの圧力室に向けて前記第3のガイドおよび前記第2の開閉部材に挿通される第2の締結部材と、
前記第3の開閉部材の遮断方向に変形する前記第2の開閉部材を支持可能に前記第2の通電部材と分離して設けられ、前記第2の締結部材に保持される第4のガイドと、
を備えたこと、を特徴とする請求項4に記載の遮断器。 - 前記第2の締結部材は、前記第4のガイドに螺入されるネジ部と、前記第4のガイドに当接する頭部とを有し、
前記第4のガイドは、前記第2の開閉部材の変形量を抑制可能に、前記第2の開閉部材に近設されていること、を特徴とする請求項5に記載の遮断器。 - 前記第2の締結部材を内包し、前記第2の開閉部材に形成された穴に挿通される第2のパイプを備え、
前記第2のパイプは、一端が前記第3のガイドに当接し他端が前記第4のガイドに当接すること、を特徴とする請求項5または6に記載の遮断器。
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