JP6568775B2 - ガス遮断器 - Google Patents

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本発明は電極を互いに反対方向に駆動する双方向駆動機構を適用したガス遮断器に関する。
高電圧の電力系統に用いるガス遮断器は、遮断動作途中の消弧ガス圧力上昇を利用し、圧縮ガスを電極間に生じるアークに吹き付けることで電流を遮断するパッファ形と呼ばれるものが一般的に用いられている。電極は油圧やばねなどの操作器で駆動される駆動側電極と対向して配置される被駆動側電極から成り、それぞれの電極は、通常接続時に主な電流経路を形成する主接触子と、遮断時にアークが生成されるアーク接触子で構成される。
例えば、特許文献1には、ラックアンドピニオン方式が提案されている。この発明では、被駆動側主接触子根元で被駆動側アーク接触子を固定し、駆動側の絶縁ノズル先端と被駆動側の主接触子根元にラックを取り付け、その間でピニオンが回転することで被駆動側主接触子及びアーク接触子を駆動側とは反対方向に駆動するものである。
もう一つは、被駆動側の主接触子を固定しアーク接触子を駆動するもので、例えば、特許文献2には、フォーク型レバーによる方式が提案されている。フォークの窪み部に駆動側の動きに連動したピンが接触することでフォーク型レバーが回動し、これを開閉軸方向の往復運動に変換することで、被駆動側アーク電極を駆動側電極の駆動方向と反対方向に駆動するものである。
特開2003−109479号公報 米国特許第6271494号明細書
遮断器の遮断状態での絶縁耐圧を満足させるためには、電圧階級に応じて定まる電極の絶縁距離を確保する必要があり、絶縁距離は駆動側・被駆動側の主接触子間距離及びアーク接触子間距離で概ね決まる。一方、通常接続状態から遮断状態に至るには、それぞれの接触子はある程度通電状態を保ったまま移動する必要があるが、アーク接触子は主接触子が開極した後しばらくは通電状態に保つ必要があるため、一般にアーク接触子間の移動距離は主接触子間の移動距離に比べ大きくなる。
特許文献1では、被駆動側主接触子を駆動させるため、相対的に駆動側の移動距離を小さくでき操作エネルギーを小さくできる。一方、主接触子とアーク接触子は締結されているため、アーク接触子間の移動距離を確保するためには、被駆動側主接触子の移動距離を必要以上に大きくする必要がある。また、アーク接触子に比べ主接触子は5倍程度重いため、動作時荷重が大きくなり、双方向駆動機構部の強度を確保するには機構部を大きくする必要がある。
特許文献2では、移動距離が大きい被駆動側アーク接触子のみを駆動させるため、被駆動側アーク接触子の移動距離を小さくでき、双方向駆動機構部がコンパクトになる。一方、被駆動側主接触子は駆動させないため、主接触子間の移動距離を確保するためには、特許文献1よりも駆動側の移動距離を大きくする必要があり操作エネルギーは大きくなる。
前記課題を解決するために、本発明に係るガス遮断器は、密封タンク(100)内に駆動側電極と被駆動側電極を対向して設け、前記駆動側電極は駆動側主接触子(2)と駆動側アーク接触子(4)を有し、前記被駆動側電極は被駆動側主接触子(3)と被駆動側アーク接触子(5)を有し、前記駆動側主接触子(2)及び前記駆動側アーク接触子(4)は操作器(1)に接続され、前記被駆動側主接触子(3)及び前記被駆動側アーク接触子(5)は双方向駆動機構部(10)に連結されたガス遮断器であって、前記双方向駆動機構部(10)は、前記駆動側電極からの駆動力を受ける第一駆動側連結ロッド(11)及び第二駆動側連結ロッド(27)と、前記被駆動側アーク接触子(5)に接続した被駆動側連結ロッド(14)と、前記被駆動側主接触子(3)に接続した被駆動側連結筒案内部材(16)と、前記第一駆動側連結ロッド(11)の動作に対して前記被駆動側連結ロッド(14)及び前記被駆動側連結案内部材(16)を同時に反対方向に動作させる第一レバー(12)と、前記第二駆動側連結ロッド(27)の動作に対して前記被駆動側連結ロッド(14)のみを反対方向に動作させる第二レバー(28)と、前記第一レバー(12)と前記第二レバー(28)の回転軸を保持するガイド(19)と、前記第一駆動側連結ロッド(11)、第二駆動側連結ロッド(27)、被駆動側連結ロッド(14)それぞれの開閉動作軸と垂直方向の変位を規定する位置決め板A(41)、位置決め板B(42)、位置決め板C(43)、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、駆動側の移動距離と被駆動側主接触子の移動距離を必要最小限に抑えられるため、操作エネルギーを小さくすることができる。また、必要最小限の移動距離とすることで、駆動側・被駆動側の動作伝達をするレバーを小さくすることができ、双方向駆動機構部をコンパクトにすることができる。
さらに、各ロッドの開閉軸直方向の変位を抑え、かつ動作区間中全域の摺動を確保できる位置決め板で、レバー回転時の開閉動作軸と垂直方向の力を支持することができ、安定した動作が実現可能である。また、開閉動作軸と垂直方向の力を最小限に抑えられるため、各部材をコンパクトにできる。
本発明の実施形態に係るガス遮断器の双方向駆動機構の詳細図である。遮断部の遮断途中状態を示す。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の投入状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の双方向駆動機構の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器のストローク特性を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の遮断途中で、第一可動ピンが第一駆動側連結ロッド溝カムの曲線部に差し掛かった直後、被駆動側主・アーク接触子が同時に動作開始する状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の遮断途中で、第一可動ピンが第一駆動側連結ロッド溝カムの曲線部を抜けかかる直前、被駆動側主接触子が動作終了する直前の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の遮断途中で、第三可動ピンが第二駆動側連結ロッド溝カムの曲線部に差し掛かる手前、被駆動側主・アーク接触子が動作を停止する状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の遮断途中で、第三可動ピンが第二駆動側連結ロッド溝カムの曲線部に差し掛かった直後、被駆動側アーク接触子のみが動作を継続する状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の遮断途中で、第三可動ピンが第二駆動側連結ロッド溝カムの曲線部を抜けかかる直前、被駆動側アーク接触子が動作終了する直前の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス遮断器の遮断状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るガス遮断器を説明する。なお、下記はあくまでも実施の例であり、発明の内容を下記具体的態様に限定することを意図する趣旨ではない。発明自体は、特許請求の範囲に記載された内容に即して種々の態様で実施することが可能である。以下の実施例では機械的圧縮室及び熱膨張室を有する遮断器の例を挙げて説明するが、本願発明を、例えば、機械的圧縮室のみを有する遮断器に適用することも可能である。
図2に、本発明の実施形態におけるガス遮断器の投入状態を示す。
密封タンク100内に駆動側電極と被駆動側電極が同軸状に対向して設けられる。駆動側電極は駆動側主接触子2と駆動側アーク接触子4を有し、被駆動電極は被駆動側主接触子3と被駆動側アーク接触子5を有する。
密封タンク100に隣接して操作器1が設けられる。操作器1には駆動力を伝えるシャフト6が連結され、シャフト6の先端には駆動側アーク接触子4が設けられる。シャフト6と駆動側アーク接触子4は機械的圧縮室7及び熱膨張室9内を貫通して設けられる。
熱膨張室9の遮断部側には駆動側主接触子2及びノズル8が設けられる。駆動側アーク接触子4に対向して同軸上に被駆動側アーク接触子5が設けられる。被駆動側アーク接触子5の一端とノズル8の先端部は双方向駆動機構部10に連結される。
図2に示すように、ガス遮断器は、投入状態では操作器1の油圧やばねによる駆動源により、駆動側主接触子2と被駆動側主接触子3を導通させる位置に設定され、通常時の電力系統の回路を構成する。
落雷などによる短絡電流を遮断する際には、操作器1を開極方向に駆動し、シャフト6を介し駆動側主接触子2と被駆動側主接触子3を引き離す。それに遅れて駆動側アーク接触子4と被駆動側アーク接触子5が引き離されるが、その際、駆動側アーク接触子4と被駆動側アーク接触子5の間にアークが生成する。機械的圧縮室7による機械的な消弧ガス吹きつけと、熱膨張室9によるアーク熱を利用した消弧ガス吹きつけにより、アークを消弧することで、電流を遮断する。
このパッファ形ガス遮断器の操作エネルギーを低減するため、従来固定されていた被駆動側アーク接触子を駆動側電極の駆動方向と反対方向に駆動する双方向駆動機構10を設ける。以下に、図1〜図3に基づいて本発明の実施形態における双方向駆動方式について説明する。
本発明の双方向駆動機構10は、図1及び図3、図4に示すように、第一駆動側連結ロッド11及び第二駆動側連結ロッド27と被駆動側連結ロッド14と被駆動側連結筒15に固定されている被駆動側連結筒案内部材16をガイド19で遮断動作方向に移動自在に保持しつつ、ガイド19に回動自在に設けられた第一レバー12及び第二レバー28により連結して構成される。第一レバー12は被駆動側連結ロッド14と被駆動側連結筒15を同時に動作させ、第二レバー28は被駆動側連結ロッド14のみを動作させる。
第一駆動側連結ロッド11には第一駆動側連結ロッド溝カム18が切り込まれており、操作器側から見て、第二直線部18C、連結部18B、第一直線部18Aで構成される。第一直線部18Aと第二直線部18Cは互いに異なる軸線上に設けられ、その間に連結部18Bが設けられる。なお、連結部18Bの形状は、遮断部の動作特性に応じて任意に設計することが可能であり、例えば、曲線や直線とすることが考えられる。
第一レバー12に切り込まれた第一レバー溝カムA21と第一駆動側連結ロッド溝カム18及び、ガイド19に切り込まれたガイド溝カムA20に第一可動ピン17を連通する。
第一レバーの回転運動により第一レバー12に切り込まれた第一レバー溝カムB25が、溝内を通る第二可動ピン22に力を伝達する。第二可動ピン22は、被駆動側連結ロッド14に切り込まれた被駆動側連結ロッド溝カムA23の曲線部23Aと、被駆動側連結筒案内部材16に切り込まれた被駆動側連結筒溝カム26と、ガイド19に切り込まれたガイド溝カムB24それぞれに連通され、それぞれの溝カム内を移動することで、被駆動側連結ロッド14及び被駆動側連結筒15を第一駆動側連結ロッド11及び第二駆動側連結ロッド27と反対方向に駆動する。これにより、被駆動側連結ロッド14と連結する被駆動側アーク接触子5及び被駆動側連結筒15と連結する被駆動側主接触子3が、第一駆動側連結ロッド11及び第二駆動側連結ロッド27と連結される駆動側アーク接触子4及び駆動側主接触子2と反対側に駆動される。
第一駆動側連結ロッド溝カム18の第一直線部18A、第二直線部18Cに第一可動ピン17が位置するとき、または、被駆動側連結ロッド溝カムA23の直線部23Bに第二可動ピン22が位置するときには第一レバー12は位置保持され、第一駆動側連結ロッド溝カム18の連結部18Bに第一可動ピン17が位置し、かつ、被駆動側連結ロッド溝カムA23の曲線部23Aに第二可動ピン22が位置するときには第一レバー12は回動可能となる。
第二駆動側連結ロッド27には第二駆動側連結ロッド溝カム31が切り込まれており、操作器側から見て、第二直線部31C、連結部31B、第一直線部31Aで構成される。第一直線部31Aと第二直線部31Cは互いに異なる軸線上に設けられ、その間に連結部31Bが設けられる。なお、連結部31Bの形状は、遮断部の動作特性に応じて任意に設計することが可能であり、例えば、曲線や直線とすることが考えられる。
第二レバー28に切り込まれた第二レバー溝カムA33と第二駆動側連結ロッド溝カム31及び、ガイド19に切り込まれたガイド溝カムC32に第三可動ピン30を連通する。
第二レバー28の回転運動により第二レバー28に切り込まれた第二レバー溝カムB37が、溝内を通る第四可動ピン34に力を伝達する。第四可動ピン34は、被駆動側連結ロッド14に切り込まれた被駆動側連結ロッド溝カムB35の曲線部35Bと、ガイド19に切り込まれたガイド溝カムD36それぞれに連通され、それぞれの溝カム内を移動することで、被駆動側連結ロッド14を第一駆動側連結ロッド11及び第二駆動側連結ロッド27と反対方向に駆動する。これにより、被駆動側連結ロッド14と連結する被駆動側アーク接触子5が、第一駆動側連結ロッド11及び第二駆動側連結ロッド27と連結される駆動側アーク接触子4と反対側に駆動される。
第二駆動側連結ロッド溝カム31の第一直線部31A、第二直線部31Cに第三可動ピン30が位置するとき、または、被駆動側連結ロッド溝カムB35の直線部35Aに第四可動ピン34が位置するときには第二レバー28は位置保持され、第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31Bに第三可動ピン30が位置し、かつ、被駆動側連結ロッド溝カムB35の曲線部35Bに第四可動ピン34が位置するときには第二レバー28は回動可能となる。
第一駆動側連結ロッド11は位置決め板A41で上下方向の変位を抑え、位置決め板A41はガイド19に切り込まれた位置決め溝A44にはめ込む。第二駆動側連結ロッド27と被駆動側連結ロッド14も同様に、位置決め板B42、位置決め板C43で上下方向の変位を抑え、位置決め板B42、位置決め板C43はガイド19に切り込まれた位置決め溝B45、位置決め溝C46にはめ込む。これにより、各ロッドは遮断部の開閉動作軸と水平方向のみ移動可能となる。
双方向駆動機構10と駆動側との連結は、例えば図2に示すように、ノズル8に締結リング38を取り付け、締結リング38に駆動側連結ロッド11の先端部が貫通する穴及び駆動側連結ロッド27の先端部が貫通する穴を設け、第一駆動側締結ねじ39及び第二駆動側締結ねじ40をナットで締め付ける構造とする。
第一レバー12は、第一可動ピン17からの反力を均等に受けるように、同一形状の板材をガイド19の外側から挟み込む構造とし、第二レバー28は、第三可動ピン30からの反力を均等に受けるように、同一形状の板材で第二駆動側連結ロッド27を挟み込む構造とする。
以下、図4から図11を用いて、開極動作途中の状態ごとに説明する。
図4は、横軸に時間をとり、縦軸に駆動側ストロークと被駆動側ストロークをとった図である。
時刻aは遮断開始時刻であり、時刻bは被駆動側主接触子3、アーク接触子5の動作直後(図6の状態)の時刻である。
時刻cは第一可動ピン17が第一駆動側連結ロッド溝カム18の連結部18Bを抜けかかる直前の状態(図7の状態)、すなわち、被駆動側主接触子3の動作終了直前の時刻である。
時刻dは第一可動ピン17が第一駆動側連結ロッド溝カム18の連結部18Bを抜ける瞬間の状態、第三可動ピン30が第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31Bに差し掛かる瞬間の状態で、被駆動側主接触子3、被駆動側アーク接触子5が動作を一時停止する時刻である(図8の状態)。
時刻eは第三可動ピン30が第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31Bに差し掛かった直後の状態(図9の状態)で、被駆動側アーク接触子5が動作を再開した直後の時刻である。
時刻fは第三可動ピン30が第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31Bを抜けかかる直前の状態(図10の状態)で、被駆動側アーク接触子5の動作終了直前の時刻である。
時刻gは遮断状態の時刻である。
各時刻での両電極のストロークは、たとえば駆動側アーク接触子4の時刻aから時刻bまでのストロークをs4abのように表す。
図5は被駆動側主接触子3、被駆動側アーク接触子5の動作直後の状態を示す図である。時刻aから時刻bまでのストロークは駆動側アーク接触子4がs4ab(≠0)、被駆動側アーク接触子5がs5ab(≠0)、被駆動側主接触子3がs3ac(≠0)であり、被駆動側アーク接触子5と被駆動側主接触子3は同時に駆動する。
図6は第一可動ピン17が第一駆動側連結ロッド溝カム18の連結部18Bを抜けかかる直前の状態を示す図である。この間のストロークを示す時刻aから時刻cまでのストロークは駆動側アーク接触子4がs4ac(>s4ab)、被駆動側アーク接触子5がs5ac(>s5ab)、被駆動側アーク接触子3がs3ac(>s3ab)であり、被駆動側アーク接触子5と被駆動側主接触子3は同時に駆動する。
図7は第一可動ピン17が第一駆動側連結ロッド溝カム18の連結部18Bを抜ける瞬間の状態、第三可動ピン30が第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31Bに差し掛かる瞬間の状態を示す図である。この間のストロークを示す時刻aから時刻dまでのストロークは駆動側アーク接触子4がs4ad(>s4ac)、被駆動側アーク接触子5がs5ad(>s5ac)、被駆動側主接触子5がs3ad(>s3ac)であり、被駆動側アーク接触子5と被駆動側主接触子3は一時停止する。
本実施例では、図5から図7までの状態で、被駆動側主接触子3よりも被駆動側アーク接触子5の移動距離が大きい。この差は、被駆動側連結筒溝カム26の開閉軸方向幅がゼロである一方、被駆動側連結ロッド溝カムA23の曲線部23Aの開閉軸方向幅がゼロでない値を持つことで、被駆動側連結筒案内部材16がある距離進む間に、被駆動側連結ロッド14の進む距離が被駆動側連結ロッド溝カムA23の曲線部23Aの開閉軸方向幅だけ大きくなることによる。
図8は第三可動ピン30が第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31Bに差し掛かった直後の状態を示す図である。時刻aから時刻eまでのストロークは駆動側アーク接触子4がs4ae(>s4ad)、被駆動側アーク接触子5がs5ae(>s5ad)、被駆動側主接触子3がs3ae(=s3ad)であり、被駆動側主接触子3は静止している。
図9は第三可動ピン30が第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31Bを抜けかかる直前の状態を示す図である。時刻aから時刻fまでのストロークは駆動側アーク接触子4がs4af(>s4ae)、被駆動側アーク接触子5がs5af(>s5ae)、被駆動側主接触子3がs3af(=s3ad)であり、被駆動側主接触子3は静止している。
図10は遮断状態を示す図である。時刻aから時刻gまでのストロークは駆動側アーク接触子4がs4ag(>s4af)、被駆動側アーク接触子5がs5ag(>s5af)、被駆動側主接触子3がs3ag(=s3ad)であり、被駆動側主接触子3は静止している。
本実施例のように、遮断動作序盤で第一駆動側連結ロッド溝カム18の連結部18B内を第一可動ピン17が移動するとき、第一レバー12が回動して第二可動ピン22により被駆動側アーク接触子連結部材14及び被駆動側連結筒案内部材16が同時に駆動し、遮断動作中盤で第二駆動側連結ロッド溝カム31の連結部31B内を第三可動ピン30が移動するとき、第二レバー28が回動して第四可動ピン34により被駆動側アーク接触子連結部材14のみが駆動することで、被駆動側主接触子3が必要最小限の動きでアーク接触間距離を確保できる。
また、遮断動作序盤に第一レバー12により被駆動側アーク接触子5の移動距離をある程度確保することで、遮断動作後半の第二レバー28による被駆動側アーク接触子5の移動距離を小さくできる。被駆動側アーク接触子5の移動距離が長くなるとレバーを長くする必要があるが、本構成でレバーを必要最小限の長さに抑えることができ、双方向駆動機構部をコンパクトにすることができる。
さらに、各ロッドの開閉軸直方向の変位を抑え、かつ動作区間中全域の摺動を確保できる位置決め板A41、B41、C43で、レバー回転時の開閉動作軸と垂直方向の力を支持することができ、安定した動作が実現可能である。また、開閉動作軸と垂直方向の力を最小限に抑えられるため、各部材をコンパクトにできる。
1・・・操作器、2・・・駆動側主接触子、3・・・被駆動側主接触子、4・・・駆動側アーク接触子、5・・・被駆動側アーク接触子、6・・・シャフト、7・・・機械的圧縮室、8・・・ノズル、9・・・熱膨張室、10・・・双方向駆動機構部、11・・・第一駆動側連結ロッド、12・・・第一レバー、13・・・第一レバー固定ピン、14・・・被駆動側連結ロッド、15・・・被駆動側連結筒、16・・・被駆動側連結筒案内部材、17・・・第一可動ピン、18・・・第一駆動側連結ロッド溝カム、18A・・第一直線部、18B・・連結部、18C・・第二直線部、19・・・ガイド、20・・・ガイド溝カムA、21・・・第一レバー溝カムA、22・・・第二可動ピン、23・・・被駆動側連結ロッド溝カムA、23A・・曲線部、23B・・直線部、24・・・ガイド溝カムB、25・・・第一レバー溝カムB、26・・・被駆動側連結筒溝カム、27・・・第二駆動側連結ロッド、28・・・第二レバー、29・・・第二レバー固定ピン、30・・・第三可動ピン、31・・・第二駆動側連結ロッド溝カム、31A・・第一直線部、31B・・連結部、31C・・第二直線部、32・・・ガイド第三溝カム、33・・・第二レバー溝カムA、34・・・第四可動ピン、35・・・被駆動側連結ロッド溝カムB、35A・・・直線部、35B・・・曲線部、36・・・ガイド溝カムD、37・・・第二レバー溝カムB、38・・・締結リング、39・・・第一駆動側締結ねじ、40・・・第二駆動側締結ねじ、41・・・位置決め板A、42・・・位置決め板B、43・・・位置決め板C、44・・・位置決め溝A、45・・・位置決め溝B、46・・・位置決め溝C

Claims (4)

  1. 密封タンク(100)内に駆動側電極と被駆動側電極を対向して設け、前記駆動側電極は駆動側主接触子(2)と駆動側アーク接触子(4)を有し、前記被駆動側電極は被駆動側主接触子(3)と被駆動側アーク接触子(5)を有し、前記駆動側主接触子(2)及び前記駆動側アーク接触子(4)は操作器(1)に接続され、前記被駆動側主接触子(3)及び前記被駆動側アーク接触子(5)は双方向駆動機構部(10)に連結されたガス遮断器であって、
    前記双方向駆動機構部(10)は、前記駆動側電極からの駆動力を受ける第一駆動側連結ロッド(11)及び第二駆動側連結ロッド(27)と、前記被駆動側アーク接触子(5)に接続した被駆動側連結ロッド(14)と、前記被駆動側主接触子(3)に接続した被駆動側連結筒案内部材(16)と、前記第一駆動側連結ロッド(11)の動作に対して前記被駆動側連結ロッド(14)及び前記被駆動側連結案内部材(16)を同時に反対方向に動作させる第一レバー(12)と、前記第二駆動側連結ロッド(27)の動作に対して前記被駆動側連結ロッド(14)のみを反対方向に動作させる第二レバー(28)と、前記第一レバー(12)と前記第二レバー(28)の回転軸を保持するガイド(19)と、
    前記第一駆動側連結ロッド(11)、第二駆動側連結ロッド(27)、被駆動側連結ロッド(14)それぞれの開閉動作軸と垂直方向の変位を規定する位置決め板A(41)、位置決め板B(42)、位置決め板C(43)を備えることを特徴とする、
    ガス遮断器。
  2. 前記第一レバー(12)を回動させることで、前記被駆動側主接触子(3)と前記被駆動側アーク接触子(5)を同時に駆動し、更に、前記第二レバー(28)を回動させることで前記被駆動側アーク接触子(5)のみを駆動することを特徴とする、
    請求項1に記載のガス遮断器。
  3. 前記位置決め板A(41)、位置決め板B(42)、位置決め板C(43)は、前記ガイド(19)に切り込まれた位置決め溝A(44)、位置決め溝B(45)、位置決め溝C(46)にそれぞれ保持されていることを特徴とする、
    請求項1に記載のガス遮断器。
  4. 前記位置決め板A(41)、位置決め板B(42)、位置決め板C(43)は、前記ガイド(19)に切り込まれた位置決め溝A(44)、位置決め溝B(45)、位置決め溝C(46)にそれぞれ保持されていることを特徴とする、
    請求項2に記載のガス遮断器。
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