JP5455693B2 - 電圧変換回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧変換回路、及び電圧変換方法に関する。
入力電圧の電圧レベルを変換し、出力電圧として出力する、電圧変換回路が知られている。
そのような電圧変換回路の一例として、特許文献1(特開2005−129815)に、チャージポンプ回路が開示されている。図1は、特許文献1に記載されたチャージポンプ回路200を示す回路図である。このチャージポンプ回路200は、正電圧生成回路210と負電圧生成回路220とを有している。正電圧生成回路210では、入力端子101と接地端子102間に、トランジスタT31、コンデンサC31、及びトランジスタT32が直列に接続されている。入力端子101と、コンデンサC31とトランジスタT32の直列接続点との間に、トランジスタT33が接続されている。トランジスタT31及びコンデンサC31の直列接続点と正極出力端子103との間に、トランジスタT34が接続されている。また、正極出力端子103と接地端子102との間に、コンデンサC32が接続されている。トランジスタT31及びT34は、それぞれ、PMOSトランジスタである。
このチャージポンプ回路200において、トランジスタT31、T32がオン状態に制御され、トランジスタT33、T34がオフ状態に制御されたとき、コンデンサC31が充電される。次に、トランジスタT31、T32がオフ状態に制御され、トランジスタT33、T34がオン状態に制御されたとき、コンデンサC31が放電する。その結果、コンデンサC32が、コンデンサC31に充電された電圧に電源電圧VDDが重畳された電圧で、充電される。コンデンサC31の充電及び放電が交互に繰り返されることにより、コンデンサC32に電荷が蓄積され、正極出力端子103に電源電圧VDDの2倍の正電圧+2VDDが出力される。
図2は、特許文献1に開示されたチャージポンプ回路200の動作を示すタイミングチャートである。図2には、各トランジスタのゲート電位の時間変化が示されている。尚、図2において、入力端子101には、電源電圧として3vが供給される。入力端子101と正極出力端子103との間に直列に接続された2つのトランジスタ(トランジスタT31及びトランジスタT34)に着目する。トランジスタT31のゲート電位Vg31と、トランジスタT34のゲート電位Vg34とは、それぞれ、0vと6vとの間で切り替えられている。
特開2005−129815
図1に示されるチャージポンプ回路200において、トランジスタT31のソースには、最大で+2VDD(+6V)の電圧が加えられる。トランジスタT31のゲートしきい値電圧がVtと記載される。トランジスタT31をオフ状態になるように制御するためには、トランジスタT31のゲートに、「+2VDD−│Vt│」以上の電圧を印加しなければならない。Vtは通常VDDよりも低いので、トランジスタT31をオフ状態にするためには、電源電圧VDD(3V)よりも高い電圧が必要である。そのため、図2に示されるタイミングチャートでは、トランジスタT31のゲート電位Vg31が、0Vと6Vとの間で切り替えられている。トランジスタT34についても、同様である。
特許文献1には、どのような構成によってトランジスタT31及びT34のゲート電位が制御されるのかについては、記載されていない。但し、正極出力端子103には、+2VDDの電圧が出力される。従って、この正極出力端子103に出力された電圧を利用して、トランジスタT31及びT34のゲートを制御することが考えられる。
そこで、本発明者は、図3に示されるような電圧変換回路を考えた。この電圧変換回路100では、2つのレベルシフト回路(105−1、105−2)が追加されている。その他の点については、図1に示したチャージポンプ回路200における正電圧生成回路210と同じであるものとする。
図3に示される電圧変換回路100において、トランジスタT31は、レベルシフト回路105−1によって制御される。トランジスタT34は、レベルシフト回路105−2によって制御される。レベルシフト回路105−1は、出力端子103に出力される出力電圧+2VDDを電源としている。レベルシフト回路105−1は、制御信号Aの論理レベルにより、トランジスタT31のゲートの接続先を切り替えるように構成されている。また、レベルシフト回路105−2も、レベルシフト回路105−1と同様に、出力電圧を電源としている。レベルシフト回路105−2は、制御信号Bの論理レベルにより、トランジスタT34のゲートの接続先を切り替える。
図4は、電圧変換回路100の動作方法を示すタイミングチャートである。図4に示されるように、制御信号Aがロウレベル(0V)である場合、レベルシフト回路105−1は、トランジスタT31のゲートをグランドに接続する。その結果、トランジスタT31のゲート電圧Vg31は0Vになり、トランジスタT31はオン状態となる。一方、制御信号Aとしてハイレベル(3V)の信号が供給された場合、レベルシフト回路105−1は、トランジスタT31のゲートを出力端子103と導通させる。このとき、理想的には、出力端子103から、入力電圧(3V)の2倍の電圧(6V)が、トランジスタT31のゲートに供給される。すなわち、理想的には、ゲート電圧Vg31は、6Vになる。そして、トランジスタT31はオフ状態になる。しかしながら、実際には、レベルシフト回路105−1においては、スイッチング時に、出力端子103とグランドとの間を流れる貫通電流が生じる。その結果、出力端子103に蓄えられた電荷が失われ、出力端子103における出力電圧が所望する値(6V)よりも低くなってしまう。従って、ゲート電圧Vg31の実際の電圧は、6Vよりも低くなっている。レベルシフト回路105−2においても、スイッチング時に貫通電流が発生する。その結果、出力電圧が低下してしまう。
すなわち、トランジスタT31及びT34を制御するために出力端103に出力される出力電圧を用いた場合、貫通電流によって出力電圧が変動し、所望する出力電圧が得られない、という問題点があった。
本発明に係る電圧変換回路は、入力電圧が印加される入力端と、第1出力端と、前記入力電圧の電圧レベルを変換して前記第1出力端に出力する、メインチャージポンプ回路と、前記メインチャージポンプ回路の動作を制御する、制御回路とを具備する。前記メインチャージポンプ回路は、前記入力端と前記第1出力端との間に直列に接続されるように設けられた、複数のメイントランジスタを含んでいる。前記制御回路は、一端で前記入力端に接続され、他端で第2出力端に接続され、前記入力電圧の電圧レベルを変換して前記第2出力端に出力する、サブチャージポンプ回路と、前記複数のメイントランジスタのうちの少なくとも一つのゲートと、前記第2出力端との間を導通させるか否かを切り替える、レベルシフト回路とを備えている。
この発明によれば、サブチャージポンプ回路が、入力電圧の電圧レベルを変換し、第2出力端に出力する。各メイントランジスタは、第2出力端に出力された電圧により、制御される。従って、レベルシフト回路において貫通電流が発生したとしても、第1出力端に出力される電圧には影響が及ばない。そのため、第1出力端に出力される出力電圧として、所望する電圧を得ることができる。
本発明に係る電圧変換方法は、入力端に入力電圧を印加することと、メインチャージポンプ回路により、前記入力電圧の電圧レベルを変換し、第1出力端に出力することと、前記メインチャージポンプ回路の動作を制御することとを具備する。前記メインチャージポンプ回路は、前記入力端と前記第1出力端との間に直列に接続されるように設けられた、複数のメイントランジスタを含んでいる。前記制御することは、前記入力電圧の電圧レベルを変換して第2出力端に出力することと、前記複数のメイントランジスタのうちの少なくとも一つのゲートと、前記第2出力端との間を導通させるか否かを切り替えることとを含んでいる。
本発明によれば、貫通電流によって出力電圧が変動せず、所望する出力電圧を得ることができる、電圧変換回路及び電圧変換方法が提供される。
特許文献1に記載されたチャージポンプ回路を示す回路図である。 特許文献1に開示されたチャージポンプ回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明者が考えた電圧変換回路を示す回路図である。 電圧変換回路の動作方法を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る電圧変換回路を示す概略図である。 電圧変換回路の具体的構成を示す回路図である。 電圧変換回路の動作方法を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係る電圧変換回路を示す回路図である。 電圧変換回路の動作方法を示すタイミングチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図5は、本実施形態に係る電圧変換回路1を示す概略図である。図5に示されるように、電圧変換回路1は、入力端6、第1出力端7、第2出力端8、メインチャージポンプ回路2、及びゲート制御回路3を備えている。
メインチャージポンプ回路2は、一端で入力端6に接続されており、他端で第1出力端7に接続されている。入力端6には、入力電圧として、正電圧+VDDが印加される。メインチャージポンプ回路2は、入力電圧+VDDを2倍の正電圧に昇圧し、出力電圧+2VDDとして第1出力端7に出力する。ここで、図5には図示されていないが、メインチャージポンプ回路2は、入力端6と第1出力端7との間に直列に接続されて配置された、複数のメイントランジスタを含んでいる。
ゲート制御回路3は、各メイントランジスタのゲートに印加される電圧を制御する回路である。ゲート制御回路3は、サブチャージポンプ回路5、及びレベルシフト部4を備えている。
サブチャージポンプ回路5は、一端で入力端6に接続されており、他端で第2出力端8に接続されている。サブチャージポンプ回路5は、メインチャージポンプ回路2と同様に、入力電圧+VDDを2倍に昇圧し、出力電圧+2VDD’として第2出力端8に出力する。
レベルシフト部4は、第2出力端8に接続されており、出力電圧+2VDD’を電源電圧とするように構成されている。レベルシフト部4は、各メイントランジスタのゲートに接続されている。レベルシフト部4は、各メイントランジスタのゲートと第2出力端8とを導通させるか否かを切り替えるように、構成されている。
本実施形態に係る電圧変換回路1では、レベルシフト部4において、スイッチング時に貫通電流が発生する。そのため、第2出力端8に出力される電圧は、+2VDDよりも低くなる。しかしながら、第1出力端7は第2出力端8と無関係である。従って、第1出力端7における出力電圧は、所望の値(+2VDD)に維持される。
加えて、本実施形態の電圧変換回路1では、各メイントランジスタを安定に制御することが可能である。貫通電流による出力電圧の低下を防止するために、入力端6とも無関係な電源回路を準備し、その電源回路から各メイントランジスタのゲートに電圧を供給することも考えられる。しかし、入力端6に印加される入力電圧は、変動することもある。入力電圧が変動すると、各メイントランジスタを制御するために必要な電圧も変動する。そのため、入力端6と無関係な電源回路を用いた場合には、各メイントランジスタを確実に制御することが困難になってしまう。これに対して、本実施形態の電圧変換回路1では、サブチャージポンプ5が、入力電圧に応じた電圧を、第2出力端8に出力する。従って、入力電圧が変動したとしても、各メイントランジスタのゲートに対して、必要な電圧を確実に印加することができる。
続いて、電圧変換回路1の構成について、詳細に説明する。図6は、電圧変換回路1の具体的構成を示す回路図である。
まず、メインチャージポンプ回路2について説明する。メインチャージポンプ回路2は、メイントランジスタ9−1、メイントランジスタ9−2、メイン昇圧コンデンサ10(メイン電圧変換コンデンサ)、メイン平滑コンデンサ11、トランジスタ12、及びトランジスタ13を有している。
メイントランジスタ9−1及びメイントランジスタ9−2は、既述のように、入力端6と第1出力端7との間に直列に接続されて配置されている。メイントランジスタ9−1及びメイントランジスタ9−2は、それぞれ、PMOSトランジスタである。メイントランジスタ9−1のドレインは、入力端6に接続されている。メイントランジスタ9−1のソースは、メイントランジスタ9−2のドレインに接続されている。メイントランジスタ9−2のソースは、第1出力端7に接続されている。メイントランジスタ9−1及びメイントランジスタ9−2は、それぞれ、バックゲートで第1出力端7に接続されている。
メイン昇圧コンデンサ10は、一端で、メイントランジスタ9−1のソースに接続されている。メイン平滑コンデンサ11は、一端で、第1出力端7に接続されている。メイン平滑コンデンサ11の他端は接地されている。
トランジスタ12は、入力端6とメイン昇圧コンデンサ10の他端との間を導通させるか否かを切り替えるように、配置されている。また、トランジスタ13は、メイン昇圧コンデンサ10の他端を接地するか否かを切り替えるように、配置されている。
メインチャージポンプ回路2では、充電時に、メイントランジスタ9−1及びトランジスタ13がオン状態になるように制御され、メイントランジスタ9−2及びトランジスタ12がオフ状態になるように制御される。これにより、メイン昇圧コンデンサ10が、入力電圧VDDによって充電される。一方、放電時には、メイントランジスタ9−1及びトランジスタ13がオフ状態になるように制御され、メイントランジスタ9−2及びトランジスタ12がオン状態になるように制御される。これにより、メイン昇圧コンデンサ10が放電する。その結果、入力電圧VDDにメイン昇圧コンデンサ10に充電された電圧が重畳された電圧が、すなわち+2VDDが、第1出力端7に出力される。また、メイン平滑コンデンサ11は、+2VDDにより充電される。
続いて、ゲート制御回路3について説明する。
まず、サブチャージポンプ回路5について説明する。サブチャージポンプ回路5は、サブトランジスタ14−1、サブトランジスタ14−2、サブ昇圧コンデンサ15、及びサブ平滑コンデンサ16を備えている。
サブトランジスタ14−1及びサブトランジスタ14−2は、入力端6と第2出力端8との間に直列に接続されて配置されている。メイントランジスタ14−1及びサブトランジスタ14−2は、それぞれ、PMOSトランジスタである。サブトランジスタ14−1のドレインは、入力端6に接続されている。サブトランジスタ14−1のソースは、サブトランジスタ14−2のドレインに接続されている。サブトランジスタ14−2のソースは、第2出力端8に接続されている。また、サブトランジスタ14−1及びサブトランジスタ14−2は、バックゲートで、第2出力端8に接続されている。サブトランジスタ14−1のゲートは、メイントランジスタ9−1のゲートと短絡されている。サブトランジスタ14−2のゲートは、メイントランジスタ9−2のゲートと短絡されている。
サブ昇圧コンデンサ15は、一端で、サブトランジスタ14−1のソースに接続されている。また、サブ昇圧コンデンサ15の他端は、メイン昇圧コンデンサ10の他端に接続されている。
サブ平滑コンデンサ16は、一端で、第2出力端8に接続されている。サブ平滑コンデンサ16の他端は接地されている。
このサブチャージポンプ回路5は、メインチャージポンプ回路2と同様に動作する。すなわち、充電時に、サブトランジスタ14−1及びトランジスタ13がオン状態になるように制御される。また、サブトランジスタ14−2及びトランジスタ12がオフ状態になるように制御される。これにより、サブ昇圧コンデンサ15が、入力電圧VDDによって充電される。一方、放電時には、サブトランジスタ14−1及びトランジスタ13がオフ状態になるように制御され、サブトランジスタ14−2及びトランジスタ12がオン状態になるように制御される。これにより、サブ昇圧コンデンサ15が放電する。その結果、入力電圧VDDにサブ昇圧コンデンサ15に充電された電圧が重畳された電圧が、すなわち+2VDDが、第2出力端8に出力される。また、サブ平滑コンデンサ16は、+2VDDにより充電される。
ここで、サブチャージポンプ回路5におけるサブトランジスタ14の段数(本実施形態では2段)は、メイントランジスタ9の段数と同じである。そして、各サブトランジスタ14のゲートは、同じ段に配置されたメイントランジスタ9のゲートと、短絡されている。更に、サブ昇圧コンデンサ15の他端は、メイン昇圧コンデンサ10の他端と接続されている。従って、このサブチャージポンプ回路5では、メインチャージポンプ回路2と同じタイミングで、充電期間及び放電期間が切り替えられる。すなわち、各サブトランジスタ14と各メイントランジスタ9とは、共通の信号を用いて制御される。
続いて、レベルシフト部4について説明する。レベルシフト部4は、レベルシフト回路22−1、及びレベルシフト回路22−2を有している。レベルシフト回路22−1は、メイントランジスタ9−1及びサブトランジスタ14−1に対応して設けられている。レベルシフト回路22−2は、メイントランジスタ9−2及びサブトランジスタ14−2に対応して設けられている。
各レベルシフト回路22は、トランジスタ17(17−1、17−2)、トランジスタ18(18−1、18−2)、トランジスタ19(19−1、19−2)、トランジスタ20(20−1、20−2)、及び反転回路21(21−1、21−2)を有している。トランジスタ17、及びトランジスタ18は、PMOSトランジスタである。トランジスタ19及びトランジスタ20は、NMOSトランジスタである。トランジスタ17及びトランジスタ18は、それぞれ、ソースで第2出力端8に接続されている。トランジスタ19のドレインは、トランジスタ18のドレインに接続され、トランジスタ19のソースは接地されている。トランジスタ20のドレインは、トランジスタ17のドレインに接続され、トランジスタ20のソースは接地されている。トランジスタ17のゲートは、トランジスタ18のドレインに接続されている。トランジスタ18のゲートは、トランジスタ17のドレインに接続されている。反転回路21(21−1、21−2)の入力端は、制御信号(A、B)が供給される制御信号入力端23(23−1、23−2)に接続されている。反転回路21(21−1、21−2)の出力端は、トランジスタ19(19−1、19−2)のゲートに接続されている。トランジスタ18のドレインは、各レベルシフト回路22の出力端として機能する。トランジスタ18−1のドレインは、メイントランジスタ9−1のゲート、及びサブトランジスタ14−1のゲートに接続されている。トランジスタ18−2のドレインは、メイントランジスタ9−2のゲート、及びサブトランジスタ14−2のゲートに接続されている。
次いで、上述の電圧変換回路1の動作について説明する。図7は、電圧変換回路1の動作方法を示すタイミングチャートである。尚、入力端6には、入力電圧として、+3Vの電圧が印加されるものとする。図7には、制御信号A、制御信号B、メイントランジスタ9−1のゲート電圧Vg9−1(サブトランジスタ14−1のゲート電圧Vg14−1)、メイントランジスタ9−2のゲート電圧Vg9−2(サブトランジスタ14−2のゲート電圧Vg14−2)、及び第1出力端7における出力電圧が示されている。
充電時には、制御信号Aとしてロウレベル(0V)の信号が供給され、制御信号Bとしてハイレベル(3V)の信号が供給される。このとき、レベルシフト回路22−1は、メイントランジスタ9−1のゲート及びサブトランジスタ14−1のゲートを、それぞれ、グランドに接続する。また、レベルシフト回路22−2は、メイントランジスタ9−2のゲート及びサブトランジスタ14−2のゲートを、それぞれ、第2出力端8と導通させる。一方、放電時には、制御信号Aとしてハイレベル(3V)の信号が供給され、制御信号Bとしてハイレベル(0V)の信号が供給される。このとき、レベルシフト回路22−1は、メイントランジスタ9−1のゲート及びサブトランジスタ14−1のゲートを、それぞれ第2出力端8と導通させる。また、レベルシフト回路22−2は、メイントランジスタ9−2のゲート及びサブトランジスタ14−2のゲートを、それぞれグランドに接続する。
各レベルシフト回路22では、スイッチング時に、貫通電流が発生する。そのため、第2出力端8の電圧は、+2VDD(6V)よりも低い電圧(+2VDD’)になる。すなわち、図7に示されるように、放電時においては、メイントランジスタ9−1のゲート電圧Vg9−1は、6Vよりも低い電圧になる。同様に、充電時において、メイントランジスタ9−2のゲート電圧Vg9−2は、+2VDD’になる。しかしながら、第1出力端7は第2出力端8と無関係であるため、第1出力端7の電圧は6V(+2VDD)に維持される。
以上説明したように、本実施形態によれば、レベルシフト部4が、第1出力端7とは無関係の第2出力端8を電源とするように構成されている。そのため、第1出力端7における電圧は、レベルシフト部4で生じる貫通電流の影響を受けない。従って、第1出力端7における電圧を所望する値に維持することができる。
加えて、本実施形態によれば、サブチャージポンプ回路5が、入力端6に印加された入力電圧を昇圧して、第2出力端8に出力する。従って、第2出力端8における出力電圧+2VDD’は、入力電圧に応じた電圧になる。入力電圧は、変動することもある。入力電圧が変動すると、各メイントランジスタ9をオフ状態に制御するために必要な電圧も、変動する。出力電圧+2VDD’が入力電圧に応じた電圧であることにより、入力電圧が変動したとしても、各メイントランジスタ9のゲートには、必要な電圧が確実に供給される。
尚、各メイントランジスタ9をオフ状態にするために必要なゲート電圧は、次の数式1により表される。
(数式1);+2VDD−│Vt│
上式中、Vtは、各メイントランジスタ9のゲートしきい値電圧である。
従って、第2出力端8における出力電圧+2VDD’は、次の数式2を満たす値であればよい。
(数式2);+2VDD’≧+2VDD−│Vt│
すなわち、貫通電流によって第2出力端8の電圧が低下したとしても、出力電圧+2VDD’が上式2を満たす範囲であれば、各メイントランジスタ9をオフ状態に制御することができる。また、サブ昇圧コンデンサ15及びサブ平滑コンデンサ16の容量は、出力電圧+2VDD’が上式2を満たすような値であればよい。すなわち、サブ昇圧コンデンサ15及びサブ平滑コンデンサ16の容量は、必ずしも、出力電圧として入力電圧の2倍の電圧が出力されるような容量である必要はない。従って、サブ昇圧コンデンサ15及びサブ平滑コンデンサ16としては、メイン昇圧コンデンサ10及びメイン平滑コンデンサ11よりも、小型のコンデンサを用いることができる。サブチャージポンプ回路8を追加することにより回路面積の増加は、少なくて済む。
尚、本実施形態では、電圧変換回路1として、入力電圧を2倍に昇圧して出力する回路について説明した。但し、メイントランジスタ9、及びメイン昇圧コンデンサ10の数を増加させることにより、出力電圧として2倍よりも大きい電圧を得ることも可能である。この場合も、各メイントランジスタ9のゲートを、第2出力端8を電源とするレベルシフト部4を用いて制御することにより、本実施形態で述べたのと同様の作用効果を奏することが可能である。
また、本実施形態では、複数のメイントランジスタ9の全てが、第2出力端8を電源とするレベルシフト部4によって制御されている。但し、複数のメイントランジスタ9のうちの少なくとも一つが第2出力端8を電源とするレベルシフト部4によって制御されていれば、第1出力端7における出力電圧の低下を抑えることはできる。但し、全てのメイントランジスタ9がレベルシフト部4によって制御されている方が、出力電圧の低下を完全に防止できるため、好ましい。
また、本実施形態では、各レベルシフト回路22−1が、4つのトランジスタ(17、18、19、20)、及び反転回路21によって構成されている形態について説明した。但し、各レベルシフト回路22の構成は、第2出力端8を電源とする回路であれば、特に限定されない。各レベルシフト回路22として他の構成を採用した場合であっても、通常、貫通電流は発生する。従って、各レベルシフト回路22として他の構成を採用した場合であっても、第2出力端8をレベルシフト回路22の電源として用いることは、有効である。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、出力電圧として正電圧+2VDDが出力される回路について説明した。これに対して、本実施形態では、入力端6に負電圧−VDDが印加され、出力電圧として負電圧−2VDDが出力される回路について説明する。
図8は、本実施形態に係る電圧変換回路1を示す回路図である。本実施形態では、第1の実施形態に対して、各トランジスタのチャネル導電型が変更されている。すなわち、メイントランジスタ9−1、メイントランジスタ9−2、サブトランジスタ14−1、及びサブトランジスタ14−2としては、それぞれNMOSトランジスタが用いられる。また、各レベルシフト回路22においては、トランジスタ17及びトランジスタ18としてNMOSトランジスタが用いられ、トランジスタ19及びトランジスタ20としてPMOSトランジスタが用いられる。また、レベルシフト回路22−1において、トランジスタ20−1のゲートには制御信号Fが供給され、トランジスタ19−1のゲートには制御信号F_Bが供給される。制御信号F_Bは、制御信号Fに対して論理レベルが反転した信号である。同様に、レベルシフト回路22−1において、トランジスタ20−2のゲートには制御信号Gが供給され、トランジスタ19−2のゲートには制御信号G_Bが供給される。制御信号G_Bは、制御信号Gに対して論理レベルが反転した信号である。その他の点については、第1の実施形態と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
本実施形態においても、充電時には、メイントランジスタ9−1及びトランジスタ13がオン状態になるように制御され、メイントランジスタ9−2及びトランジスタ12がオフ状態になるように制御される。これにより、メイン昇圧コンデンサ10が、入力電圧−VDDにより充電される。一方、放電時には、メイントランジスタ9−1及びトランジスタ13がオフ状態になるように制御され、メイントランジスタ9−2及びトランジスタ12がオン状態になるように制御される。これにより、出力端7に、出力電圧−2VDDが出力される。
図9は、本実施形態に係る電圧変換回路1の動作方法を示すタイミングチャートである。尚、入力電圧(−VDD)は、−3Vであるものとする。図9に示されるように、充電時には、制御信号Fとしてローレベル(−3V)の信号が、制御信号Gとしてハイレベル(3V)の信号が、それぞれ供給される。また、制御信号F_Bとしてハイレベル(3V)の信号が、制御信号G_Bとしてローレベル(−3V)の信号が、それぞれ供給される。これにより、レベルシフト回路22−1は、メイントランジスタ9−1及びサブトランジスタ14−1のゲートを、第2出力端8と導通させる。また、レベルシフト回路22−2は、メイントランジスタ9−2及びサブトランジスタ14−2のゲートを、接地する。一方、放電時には、制御信号F、制御信号G、制御信号F_B、及び制御信号G_Bとして、それぞれ、充電時とは逆の論理レベルの信号が供給される。その結果、レベルシフト回路22−1は、メイントランジスタ9−1及びサブトランジスタ14−1のゲートを、接地する。また、レベルシフト回路22−2は、メイントランジスタ9−2及びサブトランジスタ14−2のゲートを、接地する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、本実施形態においても、各レベルシフト回路22では、スイッチング時に、貫通電流が発生する。その結果、第2出力端8に出力される電圧は、−2VDDよりも高い電圧になってしまう。図9に示されるように、充電時におけるメイントランジスタ9−1のゲート電圧Vg9−1は、−2VDD(−6V)よりも高い電圧になる。同様に、充電時におけるメイントランジスタ9−2のゲート電圧Vg9−2も、−2VDD(−6V)よりも高い電圧になる。しかしながら、第1の実施形態と同様に、第1出力端7は第2出力端8と無関係であるため、第1出力端7に出力される電圧は、所望される値(−6V)に維持される。
以上、本発明について、第1及び第2の実施形態を用いて説明した。尚、これらの実施形態は互いに独立するものではなく、矛盾の無い範囲内で組み合わせて用いることも可能である。
1 電圧変換回路
2 メインチャージポンプ回路
3 ゲート制御回路
4 レベルシフト部
5 サブチャージポンプ回路
6 入力端
7 第1出力端
8 第2出力端
9(9−1、9−2) メイントランジスタ
10 メイン昇圧コンデンサ(メイン電圧変換コンデンサ)
11 メイン平滑コンデンサ
12 トランジスタ
13 トランジスタ
14(14−1、14−2) サブトランジスタ
15 サブ昇圧コンデンサ(サブ電圧変換コンデンサ)
16 サブ平滑コンデンサ
17(17−1、17−2) トランジスタ
18(18−1、18−2) トランジスタ
19(19−1、19−2) トランジスタ
20(20−1、20−2) トランジスタ
21(21−1、21−2) 反転回路
22(22−1、22−2) レベルシフト回路
23(23−1、23−2) 制御信号入力端
100 電圧変換回路
101 入力端子
102 接地端子
103 正極出力端子
105(105−1、105−2) レベルシフト回路
200 チャージポンプ回路
210 正電圧発生回路
C31〜C32 コンデンサ
T31〜T34 トランジスタ

Claims (6)

  1. 入力電圧が印加される入力端と、
    第1出力端と、
    前記入力電圧の電圧レベルを変換して前記第1出力端に出力するメインチャージポンプ回路と、
    前記メインチャージポンプ回路の動作を制御する制御回路
    を具備し、
    前記メインチャージポンプ回路は、前記入力端と前記第1出力端との間に直列に接続されるように設けられた複数のメイントランジスタを含み、
    前記制御回路は、
    一端で前記入力端に接続され、他端で第2出力端に接続され、前記入力電圧の電圧レベルを変換して前記第2出力端に出力するサブチャージポンプ回路と、
    前記第2出力端と、前記複数のメイントランジスタのうちの少なくとも一つのゲートとの間を導通させるか否かを切り替えるレベルシフト回路と
    を備え
    前記サブチャージポンプ回路は、
    前記入力端と前記第2出力端との間に直列に接続されるように設けられた複数のサブトランジスタと、
    サブ電圧変換コンデンサと
    を備え、
    前記サブ電圧変換コンデンサの一端は、前記複数のサブトランジスタのうちで隣接する2つのサブトランジスタ間に接続されており、
    前記複数のメイントランジスタの段数と、前記複数のサブトランジスタとの段数は同じであり、
    前記各メイントランジスタのゲートは、同じ段に設けられた前記各サブトランジスタのゲートと短絡されている
    電圧変換回路。
  2. 請求項に記載された電圧変換回路であって、
    前記サブチャージポンプ回路は、更に、サブ平滑コンデンサを備え、
    前記サブ平滑コンデンサの一端は、前記第2出力端に接続されている
    電圧変換回路。
  3. 請求項1又は2に記載された電圧変換回路であって、
    前記メインチャージポンプ回路は、更に、メイン電圧変換コンデンサを備え、
    前記メイン電圧変換コンデンサの一端は、前記複数のメイントランジスタのうちで隣接する2つのメイントランジスタ間に接続されている
    電圧変換回路。
  4. 請求項に記載された電圧変換回路であって、
    前記メインチャージポンプ回路は、更に、メイン平滑コンデンサを備え、
    前記メイン平滑コンデンサの一端は、前記第1出力端に接続されている
    電圧変換回路。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載された電圧変換回路であって、
    前記複数のメイントランジスタの各々は、PMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである
    電圧変換回路。
  6. 請求項1乃至の何れかに記載された電圧変換回路であって、
    前記複数のメイントランジスタの各々は、NMOSトランジスタである
    電圧変換回路。
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