JP5454785B2 - ガラス板の振り分け装置 - Google Patents

ガラス板の振り分け装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5454785B2
JP5454785B2 JP2010072989A JP2010072989A JP5454785B2 JP 5454785 B2 JP5454785 B2 JP 5454785B2 JP 2010072989 A JP2010072989 A JP 2010072989A JP 2010072989 A JP2010072989 A JP 2010072989A JP 5454785 B2 JP5454785 B2 JP 5454785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
downstream
transport
unit
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010072989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011201697A (ja
Inventor
幸宏 川妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP2010072989A priority Critical patent/JP5454785B2/ja
Publication of JP2011201697A publication Critical patent/JP2011201697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5454785B2 publication Critical patent/JP5454785B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

本発明は、ガラス板の振り分け装置に関し、より詳細には、ガラス板の搬送装置に組み込まれ、一本の上流側搬送部を搬送されてくるガラス板を、上流側搬送部の下流側に設けられた複数の下流側搬送部に振り分けて搬送するための振り分け装置に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイおよびエレクトロルミネッセンスディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ(FPD)に用いられるガラス板は、ダウンドロー法やフロート法等により成形されたガラス板元材を所定寸法に切断して製作される。そして、所定寸法に切断されたガラス板は、切断面を研磨する研磨工程や貫通孔を穿設する孔開け工程、さらには微小傷やクラック等の欠陥の有無を検査する検査工程などを経て、最終製品として仕上げられるのが通例である。
この種のガラス板は、通常、搬送ローラ等で構成された搬送部を備えた各種搬送装置によって、上記の各種工程内および各工程間を上流側から下流側に搬送される。ガラス板の搬送装置としては、ガラス板を水平姿勢で搬送する横型の他、ガラス板を水平面に対して所定角度傾けた状態で搬送する傾斜型(例えば、特許文献1を参照)や、ガラス板を垂直姿勢で搬送する縦型があり、ガラス板のサイズや厚み等に応じて適宜使い分けられている。
ところで、上記の各種加工工程や検査工程には、各工程間の搬送時間に比べて多くの時間を要する。そのため、加工工程や検査工程に必要な時間を確保し、搬送されるガラス板が滞留するのを可及的に防止すべく、一本の上流側搬送部を搬送されてくるガラス板を複数の下流側搬送部に振り分けて搬送するための振り分け装置を搬送工程内に設置することが検討され、あるいは実用化が図られている。
上記の振り分け装置としては、図9に例示するように、下流側搬送部103の数(図示例は2つ)に対応した数の保持部101a,101bを有するトラバーサ100を用いる場合が多い。そして、上流側搬送部102を垂直姿勢で搬送されてくるガラス板が、2つの保持部101a,101bの何れか一方(ここでは図中上側の保持部101a)に搬入されると、トラバーサ100はその状態で図中の矢印Z1方向に所定量平行移動し、然る後、保持部101aで保持したガラス板を一の下流側搬送部(ここでは図中上側の下流側搬送部103a)に搬出する。このとき、他方の保持部101bには、上流側搬送部102を搬送されてくる後続のガラス板が搬入される。下流側搬送部103aへのガラス板の搬出と、上流側搬送部102からの後続のガラス板の搬入とが完了すると、トラバーサ101は図中の矢印Z2方向に所定量平行移動する。このような動作を繰り返し行うことにより、トラバーサ100は、上流側搬送部102を搬送されてくるガラス板を下流側搬送部103a,103bに振り分けて搬送する。
特開平10−81414号公報
上記のようなトラバーサを搬送工程内に設置した場合、搬送工程全体としての処理速度は、ガラス板の振り分け処理速度(トラバーサの処理速度)によって左右される。しかしながら、トラバーサは、上述のとおり、上流側搬送部から搬入されたガラス板を一旦収容し、その状態で平行移動した後、収容したガラス板を何れか一つの下流側搬送部に搬出するという手順を踏んでガラス板の振り分けを行うものであることから、ガラス板の振り分けを迅速に行うことができないという問題がある。すなわち、このトラバーサは、ガラス板を完全に収容した後でなければ、平行移動させることができず、その収容が完了するまでの待ち時間が長くなるため、ガラス板の振り分けに要する時間が必然的に長期化される。
このような問題に対処するための手段として、トラバーサの移動速度(平行移動する際の移動速度)を高速化することが考えられるが、特にガラス板を垂直姿勢で搬送する場合にトラバーサの移動速度を高速化すると、ガラス板が撓み易くなる(撓み量が大きくなる)ために、ガラス板が破損等する可能性が高くなる。特に、FPD用のガラス板においては大型化や薄型化が進展していることから、搬送中の撓み、またこれに起因した破損等が生じ易くなっている。従って、トラバーサの移動速度、さらには上流側搬送部からトラバーサへの搬入速度やトラバーサから下流側搬送部への搬出速度は、高速化するよりもむしろ低速化する必要が生じており、このことがガラス板の搬送効率(生産性)向上を妨げる一因となっている。
なお、このような問題は、ガラス板を垂直姿勢で搬送する場合のみならず、ガラス板を水平姿勢で搬送する場合においても同様に生じ得る。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、振り分け処理時におけるガラス板の破損確率を可及的に低減させつつ、ガラス板の振り分け処理を迅速かつ効率的に行うことを可能にするガラス板の振り分け装置を提供し、これにより、搬送工程の効率化を図ってガラス板の生産性向上に寄与することにある。
上記の目的を達成するために創案された本発明は、一本の上流側搬送部を垂直姿勢で搬送されてくるガラス板を垂直姿勢のままで複数の下流側搬送部に振り分けて搬送するためのガラス板の振り分け装置であって、上流側搬送部と下流側搬送部との間に配設され、上流側搬送部を搬送されてくるガラス板を搬送方向に沿って湾曲させながら、複数の下流側搬送部のうち選択された一の下流側搬送部に搬送する分岐部を有することを特徴とする。なお、本発明で言う「湾曲」の度合いは、ガラス板の弾性変形の範囲内に限られる。
上記のように、本発明に係る振り分け装置は、ガラス板を、搬送方向に沿って湾曲させながら複数の下流側搬送部のうち選択された一の下流側搬送部に搬送することから、当該振り分け装置によって振り分け処理が実行される際、ガラス板は、その搬送方向と直交する方向に対する曲げ剛性が高められるために撓み難くなり、その結果、撓みに起因した破損が生じ難くなる。また、振り分けに際しては、トラバーサを用いる場合のように、ガラス板を一旦収容した後、これを平行移動させるという処理を実行する必要がなくなるため、振り分け処理を連続的に行うことができる。そのため、振り分け処理時におけるガラス板の搬送速度の高速化、さらには搬送時間の短縮化を図ることが可能となる。さらに、分岐部の湾曲方向や曲率を適宜設定することにより、下流側搬送部の延在方向を任意に設定することができるので、搬送工程のレイアウト設計を行う際に設計自由度が増し、効率的な搬送を行い得るライン設計が容易化される。以上の観点から、本発明に係る振り分け装置であれば、振り分け処理時におけるガラス板の破損確率を可及的に低減させつつ、ガラス板の振り分けを迅速かつ効率的に行うことが可能となる。これにより、搬送工程の効率化を図り、ガラス板の生産性向上に寄与することができる。
上記の構成において、分岐部は、ガラス板を保持して複数の下流側搬送部のそれぞれに搬送可能な複数の搬送手段を有し、ガラス板を搬送すべき下流側搬送部に対応して、複数の搬送手段のうち一の搬送手段を選択して駆動するものとすることができる。
このようにすれば、複数の搬送手段のうちの一の搬送手段を選択して駆動させるだけで、1本の上流側搬送部から即座に、搬送すべき下流側搬送部にガラス板を受け渡すことができ、振り分け処理の迅速化が確保される。
また、分岐部は、ガラス板を保持して複数の下流側搬送部のそれぞれに搬送可能な搬送手段を有し、ガラス板を搬送すべき一の下流側搬送部に対応して、搬送手段を移動させて一の下流側搬送部に接続するものとすることができる。
このようにすれば、搬送手段を移動させて一の下流側搬送部に接続させるだけで、1本の上流側搬送部から即座に、選択された下流側搬送部にガラス板を受け渡すことができ、この場合にも、振り分け処理の迅速化が確保される。
上記構成の振り分け装置は、搬送方向に沿って湾曲しながら搬送されるガラス板の凸曲面を案内する案内ローラをさらに有するものとすることができる。
このような案内ローラを設けておけば、ガラス板を滑らかに湾曲させながら搬送することができるため、ガラス板の不当な変形及びこれに起因するガラス板の破損等を効果的に回避することが可能となる。
以上に示す本発明に係るガラス板の振り分け装置は、ガラス板を垂直姿勢で搬送する縦型の搬送装置のみならず、ガラス板を水平姿勢で搬送する横型の搬送装置にも好適に組み込み可能である。特に、縦型の搬送装置に本発明に係るガラス板の振り分け装置を組み込めば、縦型の搬送装置が有する省スペース化のメリット及びガラス板が湾曲することによる曲げ剛性の高度化のメリットが一層有効に享受される。
ガラス板を垂直姿勢で搬送する場合、ガラス板の自重による撓みを規制する撓み規制部材をさらに有するものとすることができる。これにより、垂直姿勢で搬送される大型かつ板厚の薄いガラス板の振り分けを行う際にも、ガラス板の撓み(座屈変形)がもたらす破損の可能性を一層効果的に防止することができる。
上記した本発明に係るガラス板の振り分け装置は、大型化および薄型化が進展しているフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス板を搬送工程内で振り分ける際に、特に好ましく用いることができる。
以上に示すように、本発明に係るガラス板の振り分け装置によれば、振り分け処理時におけるガラス板の破損確率を可及的に低減させつつ、ガラス板の振り分け処理を迅速かつ効率的に行うことが可能となる。従って、このガラス板の振り分け装置を搬送工程内に組み込めば、搬送工程の効率化を図り、ガラス板の生産性向上に寄与することができる。
本発明の一実施形態に係る振り分け装置を含むガラス板の搬送装置の部分平面図である。 (a)図は振り分け装置の第1の搬送手段により搬送されるガラス板を図1中のY1方向から見た場合の概略側面図、(b)図は振り分け装置の第2の搬送手段により搬送されるガラス板を図1中のY1方向から見た場合の概略側面図、(c)図は搬送ローラの拡大正面図、(d)図は案内ローラの拡大正面図である。 (a)(b)図共に、案内ローラの他の実施形態を示す図である。 振り分け装置に撓み規制部材としての支持ローラを設けた場合を概念的に示す図である。 (a)図は本発明の他の実施形態に係る振り分け装置を示す概略平面図、(b)図は同概略側面図である。 (a)図は本発明の他の実施形態に係る振り分け装置の概略平面図、(b)図は同概略側面図である。 (a)(b)図共に、本発明の他の実施形態に係る振り分け装置の概略平面図である。 (a)(b)図共に、本発明の他の実施形態に係る振り分け装置の概略側面図である。 従来の振り分け装置を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係るガラス板の振り分け装置1を含むガラス板の搬送装置(搬送工程)の部分平面図を示す。同図に示す搬送装置は、矩形をなすフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス板Gを垂直姿勢で搬送するためのものであり、振り分け装置1は、一本の上流側搬送部Aと、この上流側搬送部Aの下流側に設けられた複数の下流側搬送部(ここでは第1及び第2の下流側搬送部B1,B2)との間に配設される。そして、この振り分け装置1は、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを、複数の下流側搬送部のうち、選択された一の下流側搬送部(第1の下流側搬送部B1又は第2の下流側搬送部B2)に振り分けて搬送するための分岐部2を有する。
分岐部2は、上流側搬送部Aと下流側搬送部B1,B2との間に配設され、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを、搬送方向に沿って湾曲させながら、第1の下流側搬送部B1又は第2の下流側搬送部B2に振り分けて搬送する。第1の下流側搬送部B1又は第2の下流側搬送部B2の何れにガラス板Gを搬送するかは、分岐部2に設けられ、かつガラス板Gを保持して第1及び第2の下流側搬送部B1,B2のそれぞれに搬送可能な複数の搬送手段、ここでは、第1の搬送手段3又は第2の搬送手段4を選択的に駆動することにより決定される。
図2(a)(b)に示すように、第1の搬送手段3は、垂直姿勢で搬送されるガラス板Gの上辺及び下辺に沿って一列に並べて設けられた上下一対の搬送ローラ5の組(列)で構成され、かつ、ガラス板Gの上端及び下端にそれぞれ接してガラス板Gを搬送する搬送位置と、この搬送位置から退避し、ガラス板Gに対して非接触となる退避位置とを取ることができるように昇降移動可能(ガラス板Gに対して接近及び離反移動可能)に設けられる。各搬送ローラ5は、図2(c)に示すように、回転軸5aと、回転軸5aに外嵌された断面V字状のローラ部5bとを有し、第1の搬送手段3が搬送位置に移動されたときには、ローラ部5bの溝部にてガラス板Gの端部が保持される。この場合、ガラス板Gの下端を保持する搬送ローラ5は、図示外の駆動源からの駆動力を受けて回転駆動される回転軸5aとローラ部5bとが共回りするように構成される。一方、ガラス板Gの上端を保持する搬送ローラ5は、回転軸5aとローラ部5bとが空転状態で共回りするように構成される。そして、これら上下の搬送ローラ5の回転軸5aおよびローラ部5bの回転に伴って、ガラス板Gが下流側に搬送される。
この第1の搬送手段3は、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを、搬送方向に沿って湾曲させながら、第1の下流側搬送部B1に搬送可能に構成されている。従って、第1の搬送手段3を構成する各搬送ローラ5は、その軸線がガラス板Gの搬送方向と直交する方向に対して傾いており、かつ各搬送ローラ5の軸線の傾き度合いは個々に異なっている(図1を参照)。なお、各搬送ローラ5の傾き度合いは、要求されるガラス板Gの湾曲度合い(曲率)に応じて任意に設定される。
第2の搬送手段4の基本的な構成は、第1の搬送手段3と同様であるために詳細な説明は省略するが、この第2の搬送手段4も、図2(a)(b)に示すように、ガラス板Gの上端及び下端にそれぞれ接してガラス板Gを搬送する搬送位置と、搬送位置から退避して、ガラス板Gに対して非接触となる退避位置とをとることができるように昇降移動可能(ガラス板Gに対して接近及び離反移動可能)に設けられる。但し、上述したとおり、分岐部2は、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板を、搬送方向に沿って湾曲させながら、第1の下流側搬送部B1又は第2の下流側搬送部B2に搬送するものである。従って、第1の搬送手段3が搬送位置に移動したときには第2の搬送手段4が退避位置に移動し、これとは逆に、第1の搬送手段3が退避位置に移動したときには第2の搬送手段4が搬送位置に移動する。
なお、詳細な図示は省略するが、上流側搬送部A、第1の下流側搬送部B1及び第2の下流側搬送部B2は、それぞれ、上記の搬送手段3,4を構成する搬送ローラ5と同一の搬送ローラを一列に並べて構成されている。
振り分け装置1は、さらに、ガラス板Gの上端近傍及び下端近傍に配設されて、搬送方向に沿って湾曲しながら搬送されるガラス板Gの凸曲面(湾曲しているガラス板Gの上辺および下辺の周辺の凸曲面)を案内する案内ローラ6を有する。本実施形態において、案内ローラ6は、第1及び第2の搬送手段3,4を構成する上下一対の搬送ローラ5の組と一体に昇降移動するように設けられ、隣接する2つの搬送ローラ5,5の間に配設されている。案内ローラ6は、図2(d)に拡大して示すような円錐台状をなし、軸線を鉛直方向に沿って配置した垂直姿勢でガラス板Gの凸曲面を案内するようになっている。かかる構成から、個々の案内ローラ6は、ガラス板Gに点接触するようにしてガラス板Gの凸曲面を案内する。なお、本実施形態では、搬送ローラ5と案内ローラ6とを交互に配置しているが、案内ローラ6の配置間隔は任意であり、搬送されるガラス板Gのサイズ等に応じて適宜設定することができる。
本発明に係るガラス板の振り分け装置1は主に以上の構成からなり、上流側搬送部Aを所定間隔で順次搬送されてくるガラス板Gを、以下のようにして、第1の下流側搬送部B1及び第2の下流側搬送部B2に振り分けて搬送する。
まず、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを、第1の下流側搬送部B1に搬送するには、第1の搬送手段3を搬送位置に移動させる一方、第2の搬送手段4を退避位置に移動させる。これにより、ガラス板Gは、搬送方向に沿って湾曲しながら第1の搬送手段3により第1の下流側搬送部B1に向かって搬送される。第1の搬送手段3によるガラス板Gの搬送がある程度進行すると(例えば、ガラス板Gの全長の1/2程度が下流側搬送部B1に搬送されると)、両搬送手段3,4を駆動して、第1の搬送手段3を退避位置に移動させると共に第2の搬送手段4を搬送位置に移動させる。これにより、後続のガラス板Gは、搬送方向に沿って湾曲しながら第2の搬送手段4により第2の下流側搬送部B2に向かって搬送される。以後、上述の動作を繰り返し行い、上流側搬送部Aを所定間隔で順次搬送されてくるガラス板Gを、第1の下流側搬送部B1と第2の下流側搬送部B2とに交互に振り分ける。
以上で説明したように、本発明に係る振り分け装置1は、ガラス板Gを、搬送方向に沿って湾曲させながら、複数の下流側搬送部のうち選択された一の下流側搬送部に搬送する分岐部2を有するものであることから、当該振り分け装置1によって振り分け処理が実行される際、ガラス板Gは、その垂直方向に対する曲げ剛性が高められるために座屈による変形が生じ難くなり、その結果、撓みに起因した破損の発生確率が激減する。また、振り分けに際しては、トラバーサを用いる場合のように、ガラス板Gを一旦収容した後、これを平行移動させるという処理を実行する必要がなくなるため、振り分け処理を連続的に行うことができる。そのため、振り分け処理時におけるガラス板Gの搬送速度の高速化、さらには搬送時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、搬送方向に沿って湾曲しながら搬送されるガラス板Gの凸曲面を案内する案内ローラ6を有することから、ガラス板Gを滑らかに湾曲させながら下流側に搬送することができる。ガラス板Gが滑らかに湾曲すれば、振り分け装置1内を湾曲しながら搬送されるガラス板Gが、搬送手段3,4から脱落等する可能性を効果的に減じることができる。
さらに、分岐部2(第1及び第2の搬送手段3,4)が、ガラス板Gの搬送方向に沿って湾曲している構成上、分岐部2(第1及び第2の搬送手段3,4)の湾曲方向や曲率を適宜設定することにより、当該振り分け装置1の下流側に設けられる下流側搬送部B1,B2の延在方向を任意に設定することができる。従って、搬送工程のレイアウト設計を行う際の設計自由度が増し、効率的な搬送を行い得るライン設計を容易に行うことが可能となる。
上記した実施形態の振り分け装置1には円錐台状の案内ローラ6を組み込んだが、使用可能な案内ローラ6は上記したものに限定されない。例えば、図3(a)に示すような円柱状の案内ローラ6を用いることもできるし、図3(b)に示すような円盤状の案内ローラ6を用いることもできる。後述するその他の実施形態についても同様である。なお、図3(a)では、ガラス板Gと円柱状の案内ローラ6とを点接触させるべく、鉛直方向に対して案内ローラ6を傾けて配置しているが、当該円柱状の案内ローラ6を鉛直方向と平行に配置する(案内ローラ6を垂直姿勢で配置する)ことももちろん可能である。
また、垂直姿勢で搬送されるガラス板Gが比較的大きいサイズのものである場合には、ガラス板Gがその自重によって撓み易くなる(自重による座屈によって変形し易くなる)。このような撓みが問題となるのであれば、ガラス板Gの高さ方向の中間部近傍に、図4に示すような撓み規制部材としての支持ローラ7を配置しても良い。図4ではガラス板Gの両側に支持ローラ7を配置しているが、支持ローラ7は、ガラス板Gの何れか一方の側にのみ配置することもできる。また、支持ローラ7は、必ずしもガラス板Gに接触させている必要はなく、ガラス板Gに対して非接触の状態で近接させて配置しても良い。後述するその他の実施形態についても同様である。
以上、本発明の一実施形態に係るガラス板の振り分け装置1について説明を行ったが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す図5〜図7のような構成とすることも可能である。なお、図5〜図7に示す実施の形態は、何れも、垂直姿勢で上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを、第1の下流側搬送部B1又は第2の下流側搬送部B2に振り分けて搬送する分岐部2を有するものである。また、説明の簡略化を図る観点から、以上で説明したものと同様の構成については同一の参照番号を付して基本的に説明を省略することとする。
図5(a)(b)に示すガラス板の振り分け装置1は、分岐部2に設けられ、かつガラス板Gを保持して第1及び第2の下流側搬送部B1,B2のそれぞれに搬送可能な搬送手段を、単一の搬送手段8で構成したものである。この場合、搬送手段8を、ガラス板Gを搬送すべき一の下流側搬送部に対応させて曲げを生じさせることによって、その下流端を一の下流側搬送部(第1の下流側搬送部B1又は第2の下流側搬送部B2)に接続する。さらに詳しくは、本実施形態の搬送手段8は、その上流端が上流側搬送部Aの下流端に対して固定的に設けられる一方、その下流端が第1の下流側搬送部B1の上流端と第2の下流側搬送部Bの上流端との間を移動するように設けられている。従って下流側搬送部B1,B2へのガラス板Gの振り分けは、搬送手段8の上流端を支点として搬送手段8の下流端を移動(首振り揺動)させることによって行われる。
このような構成の振り分け装置1であれば、上流側搬送部Aの下流端(分岐部2)において、搬送ローラ5を、上記した2つの搬送手段3,4でガラス板Gの振り分けを行う場合に比べて密に配置することができる[図5(b)を参照]ので、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを滑らかに湾曲させながら、下流側搬送部に搬送することができるというメリットがある。そのため、図示例では、上記した実施形態と同様に隣り合う2つの搬送ローラ5,5の間に案内ローラ6を配置しているが、案内ローラ6を省略しても差し支えない。
また、このような構成の振り分け装置1であれば、単一の搬送手段8によって、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを第1の下流側搬送部B1及び第2の下流側搬送部B2に振り分けて搬送することができることから、構造を簡略化することができるというメリットがある。
図6(a)(b)に示す振り分け装置1は、分岐部2に設けられ、かつガラス板Gを保持して第1及び第2の下流側搬送部B1,B2のそれぞれに搬送可能な搬送手段を、単一の搬送手段8で構成したものである。この実施形態の振り分け装置1は、上流側搬送部Aの延在方向(搬送方向)に対して傾斜した第1の下流側搬送部B1と、上流側搬送部Aの下流端に接続された第2の下流側搬送部B2とにガラス板Gを振り分けるためのものである。そして、この振り分け装置1の搬送手段8は、図1及び図2に示す実施形態と同様に、垂直姿勢で搬送されるガラス板Gの上辺及び下辺に沿って一列に並べて設けられた上下一対の搬送ローラ5の組(列)で構成され、かつ、ガラス板Gの上端及び下端にそれぞれ接してガラス板Gを搬送する搬送位置と、この搬送位置から退避し、ガラス板Gに対して非接触となる退避位置とを取ることができるようにガラス板Gに対して接近及び離反移動可能に設けられる。また、隣り合う2つの搬送ローラ5,5の間には案内ローラ6がそれぞれ設けられている。
そして、図6に示す振り分け装置1は、上流側搬送部Aを所定間隔で順次搬送されてくるガラス板Gを、以下のようにして、第1の下流側搬送部B1及び第2の下流側搬送部B2に振り分けて搬送する。
まず、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを第1の下流側搬送部B1に搬送するには、搬送手段8を搬送位置に移動させる。これにより、ガラス板Gは、搬送方向に沿って湾曲しながら搬送手段8上を第1の下流側搬送部B1に向かって搬送される。ガラス板Gの搬送がある程度進行すると、搬送手段8を駆動して、搬送手段8を退避位置に移動させる。これにより、後続のガラス板Gは、第2の下流側搬送部B2に搬送される。以後、上述の動作を繰り返し行い、上流側搬送部Aを所定間隔で順次搬送されてくるガラス板Gを、第1の下流側搬送部B1と第2の下流側搬送部B2とに交互に振り分ける。
図7(a)(b)に示す振り分け装置1は、第1及び第2の搬送手段3,4を、ガラス板Gを搬送すべき一の下流側搬送部に対応させて一体的に平行移動させることによって各搬送手段3,4の下流端を対応する一の下流側搬送部(第1の下流側搬送部B1又は第2の下流側搬送部B2)に接続し、これにより上流側搬送部Aを所定間隔で順次搬送されてくるガラス板Gを、第1の下流側搬送部B1及び第2の下流側搬送部B2に振り分けて搬送する。
以上の実施形態では、垂直姿勢で搬送されるガラス板の振り分け処理を実行するに際して、本発明に係る振り分け装置1を用いる場合について説明を行ったが、本発明に係る振り分け装置1は、図8(a)(b)に模式的に示すように、水平姿勢で搬送されるガラス板の振り分け処理を実行するためにも好ましく用い得る。ちなみに、図8(a)は、上流側搬送部Aの上方及び下方にそれぞれ設けられた第1及び第2の下流側搬送部B1,B2にガラス板Gを振り分けて搬送する際に本発明に係る振り分け装置1を用いた場合を示す一例である。また、図8(b)は、上流側搬送部Aと同一の高さ位置に設けられた(上流側搬送部Aの下流端に繋がった)第1の下流側搬送部B1と、上流側搬送部Aの下方に設けられた第2の下流側搬送部B2とにガラス板Gを振り分けて搬送するに際して、本発明に係る振り分け装置1を用いた場合を示す一例である。
なお、図8(a)(b)に示すように、水平姿勢で搬送されるガラス板Gの振り分けを、本発明に係る振り分け装置1を用いて行う際には、ガラス板Gは、その自重で第1及び第2の搬送手段3,4の側に押さえ付けられる。そのため、垂直姿勢で搬送されるガラス板Gを振り分ける際に用いていた案内ローラ6は基本的に不要であるが、案内ローラ6を組み込むことももちろん可能である。
以上で説明を行った実施形態では、振り分け装置1の各搬送手段を、一列に並べて設けた搬送ローラ5の組で構成したが、各搬送手段は、上流側搬送部Aを搬送されてくるガラス板Gを保持して下流側搬送部に搬送できるものであれば良く、上記した搬送ローラ5以外のものを採用することも可能である。例えば、垂直姿勢で搬送されるガラス板Gの振り分け装置1においては、ガラス板Gの上端部及び下端部を把持し、ガラス板Gの搬送速度と同速度で移動するチャック構造等を採用することも可能である。
なお、垂直姿勢での搬送に適したガラス板Gは、その板厚が0.5mmよりも厚いものである。すなわち、板厚が0.5mmよりも薄いガラス板Gを垂直姿勢で搬送すると、高さ方向で均等に湾曲させることが難しく、不規則に捩れたり座屈したりし易くなるからである。また、ガラス板Gは、その一辺の長さが800mm以上の場合には、垂直姿勢で搬送するのが好適である。逆を言えば、一辺の長さが800mmよりも小さいガラス板Gの搬送は、垂直姿勢であっても水平姿勢であっても搬送装置の設置スペースにもともと大差がないので、何れを採用しても構わない。
1 振り分け装置
2 分岐部
3 第1の搬送手段
4 第2の搬送手段
5 搬送ローラ
6 案内ローラ
7 支持ローラ(撓み規制部材)
8 搬送手段
A 上流側搬送部
B1 第1の下流側搬送部
B2 第2の下流側搬送部
G ガラス板

Claims (6)

  1. 一本の上流側搬送部を垂直姿勢で搬送されてくるガラス板を垂直姿勢のままで複数の下流側搬送部に振り分けて搬送するためのガラス板の振り分け装置であって、
    前記上流側搬送部と前記下流側搬送部との間に配設され、前記上流側搬送部を搬送されてくる前記ガラス板を搬送方向に沿って湾曲させながら、前記複数の下流側搬送部のうち選択された一の下流側搬送部に搬送する分岐部を有することを特徴とするガラス板の振り分け装置。
  2. 前記分岐部は、前記ガラス板を保持して前記複数の下流側搬送部のそれぞれに搬送可能な複数の搬送手段を有し、前記ガラス板を搬送すべき一の前記下流側搬送部に対応して、前記複数の搬送手段のうち一の搬送手段を選択して駆動することを特徴とする請求項1に記載のガラス板の振り分け装置。
  3. 前記分岐部は、前記ガラス板を保持して前記複数の下流側搬送部のそれぞれに搬送可能な搬送手段を有し、前記ガラス板を搬送すべき一の下流側搬送部に対応して、前記搬送手段を移動させて前記一の下流側搬送部に接続することを特徴とする請求項1に記載のガラス板の振り分け装置。
  4. 搬送方向に沿って湾曲しながら搬送される前記ガラス板の凸曲面を案内する案内ローラをさらに有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のガラス板の振り分け装置。
  5. 前記ガラス板の自重による撓みを規制する撓み規制部材をさらに有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のガラス板の振り分け装置。
  6. 前記ガラス板が、フラットパネルディスプレイ用のガラス板であることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のガラス板の振り分け装置。
JP2010072989A 2010-03-26 2010-03-26 ガラス板の振り分け装置 Expired - Fee Related JP5454785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010072989A JP5454785B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 ガラス板の振り分け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010072989A JP5454785B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 ガラス板の振り分け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011201697A JP2011201697A (ja) 2011-10-13
JP5454785B2 true JP5454785B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=44878795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010072989A Expired - Fee Related JP5454785B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 ガラス板の振り分け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5454785B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9977232B2 (en) 2015-01-29 2018-05-22 Fujifilm Corporation Light source device for endoscope, endoscope system, and method for operating light source device for endoscope
JP6654004B2 (ja) * 2015-01-29 2020-02-26 富士フイルム株式会社 内視鏡光源装置、内視鏡システム、及び内視鏡光源装置の作動方法
CN109133590B (zh) * 2018-09-29 2023-10-03 洛阳兰迪玻璃机器股份有限公司 一种波浪形玻璃分组渐变式成型方法及成型设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2141830C (en) * 1994-02-14 1999-06-01 Ppg Industries Ohio, Inc. Method and apparatus of bending glass sheets
PL196618B1 (pl) * 2000-07-13 2008-01-31 Saint Gobain Sposób i urządzenie do gięcia tafli szklanej
JP2002284537A (ja) * 2002-01-09 2002-10-03 Nippon Sheet Glass Co Ltd コーティング膜付き板ガラスの曲げ成形方法、およびコーティング膜付き板ガラス
JP4453013B2 (ja) * 2004-12-24 2010-04-21 日本電気硝子株式会社 ウエット処理装置およびウエット処理方法
JP5299852B2 (ja) * 2008-03-31 2013-09-25 旭硝子株式会社 ガラス板の風冷強化装置及び風冷強化方法
JP2008202146A (ja) * 2008-04-21 2008-09-04 Ulvac Japan Ltd 縦型化学気相成長装置及び該装置を用いた成膜方法
JP4985564B2 (ja) * 2008-06-26 2012-07-25 株式会社Ihi 分岐浮上コンベア及び基板浮上搬送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011201697A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5454785B2 (ja) ガラス板の振り分け装置
KR101286283B1 (ko) 기판 반송 장치 및 기판 반송 방법
JP2007008700A (ja) 平板状搬送物の搬送方法及びその装置
TW201509843A (zh) 薄板玻璃的搬運方法、搬運裝置與切斷方法以及玻璃物品的製造方法
CN110023255B (zh) 玻璃板的制造方法及玻璃板的折断装置
TW201315697A (zh) 帶狀板玻璃的割斷方法以及割斷裝置
CN101428708B (zh) 基板移载装置及方法
CN201823840U (zh) 钢管矫直机上下料架
JP6032428B2 (ja) ガラスフィルム切断装置及びガラスフィルム切断方法
JP6387695B2 (ja) 脆性材料基板のブレイク装置
JP2007001716A (ja) ワーク収納装置及びワーク収納方法
US20140291125A1 (en) Roller for Transporting Glass Substrate and Transporting Device Thereof
TWI253433B (en) Substrate transportation device, substrate transportation method, and substrate transportation apparatus
CN205023381U (zh) 一种电子管座的输送定位装置
CN111977298A (zh) 产品运输缓存系统及产品运输缓存方法
JP2008265995A (ja) 基板搬送装置及びこれを用いた基板処理装置
JP6113966B2 (ja) ガラス基板の搬送方法、および、ガラス基板の搬送装置
CN105947675A (zh) 一种传送装置
CN107685099B (zh) 自动给料冲床生产线
JP4559987B2 (ja) 先端通板性に優れた通板テーブル
JPH05301624A (ja) 容器の整列方法及びその装置
KR20150135063A (ko) 브레이크 방법 그리고 브레이크 장치
JP2016115887A (ja) マルチプルアームを備えた搬送ロボット
JP4081533B2 (ja) ガラス基板分割方法
JP5901100B2 (ja) 搬送容器の間隔調整方法及び容器搬送設備並びに容器搬送処理設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees