JP5454335B2 - 制御機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を実装した基板がケースに収容される制御機器に関するものである。
従来の車載用制御機器として、組み付け性向上のために、ねじを用いずに樹脂製の基板を樹脂製のケースに固定するものが採用されている。そして、走行時の振動による基板のがたつきを防止するために、基板の外周縁部をケースに密着させている。
しかしながら、一般的に基板とケースは材質が異なり、両者の線膨張係数も異なる。そのため、例えば制御機器が急激に冷やされた場合、基板よりもケースの方がより収縮し、基板とケースとが接触する部位に過大な応力が発生して、ケースが破損する虞があった。
本発明は上記点に鑑みて、ケースの破損を防止しつつ、基板のがたつきを確実に防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1、2に記載の発明では、電子部品(11)が実装された基板(1)と、基板(1)が収容される空間(21)および基板(1)を空間(21)に挿入するための開口部(22)を有する箱状のケース(2)と、基板(1)が空間(21)に収容された後にケース(2)に組み付けられて開口部(22)を覆うカバー(3)とを備える制御機器において、基板(1)の外周縁部には、ケース(2)およびカバー(3)のうち少なくとも一方と当接して基板平面方向に変形可能な撓み片(14)が形成され、基板(1)が空間(21)に収容され且つカバー(3)がケース(2)に組み付けられた状態では、撓み片(14)が変形した状態で基板(1)が保持されていることを特徴とする。
これによると、温度変化による基板(1)とケース(2)の収縮量または膨張量の差は撓み片(14)の変形量が変化することにより吸収されるため、基板(1)とケース(2)とが接触する部位に過大な応力が発生することが回避され、ケース(2)の破損が防止される。また、温度変化による基板(1)とケース(2)の収縮量または膨張量の差は撓み片(14)の変形量が変化することにより吸収されるため、基板(1)とケース(2)の接触状態が維持されて、基板(1)のがたつきが防止される。
請求項2記載の発明では、基板(1)の両側の外周縁部(1s)の一方において、中央よりも前方外周縁部(1f)に近い位置および後方外周縁部(1r)に近い位置に、ケース(2)と当接して基板平面方向に変形可能な第1、第2の撓み片(14)がそれぞれ形成され、基板(1)の両側の外周縁部(1s)の他方において、中央よりも前方外周縁部(1f)に近い位置および後方外周縁部(1r)に近い位置に、ケース(2)と当接して基板平面方向に変形可能な第3、第4の撓み片(14)がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
これによると、基板(1)における基板挿入方向に対して垂直方向に位置する両側の外周縁部(1s)のうち一方の外周縁部にのみ、撓み片(14)を形成する場合と比較して、撓み片(14)の変形量が半減し、ひいては撓み片(14)の応力が半減するため、耐久性を向上させることができる。
請求項に記載の発明では、基板(1)の前方外周縁部(1f)において、中央よりも両側の側方外周縁部(1s)の一方に近い部位および他方に近い部位に、ケース(2)と当接して基板平面方向に変形可能な第1、第2の撓み片(14)がそれぞれ形成され、基板(1)の後方外周縁部(1r)において、中央よりも両側の側方外周縁部(1s)の一方に近い部位および他方に近い部位に、前記カバー(3)と当接して基板平面方向に変形可能な第3、第4の撓み片(14)がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
これによると、基板(1)における基板挿入方向に位置する両側の外周縁部(1f、1r)のうち一方の外周縁部にのみ、撓み片(14)を形成する場合と比較して、撓み片(14)の変形量が半減し、ひいては撓み片(14)の応力が半減するため、耐久性を向上させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(a)は第1実施形態に係る制御機器における基板の平面図、(b)は(a)の右側面図である。 (a)は第1実施形態に係る制御機器におけるケースの平面図、(b)は(a)の正面図、(c)は(b)のA−A線に沿う断面図である。 (a)は第1実施形態に係る制御機器におけるカバーの正面図、(b)は(a)の右側面図である。 (a)は第1実施形態に係る制御機器の組み付け途中工程を示す平面断面図、(b)は組み付け完了状態を示す平面断面図である。 第1実施形態の変形例を示す制御機器の平面断面図である。 第2実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第2実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。 第2実施形態の変形例を示す基板の平面図である。 第3実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第3実施形態に係る制御機器におけるケースおよびカバーの平面断面図である。 第3実施形態の変形例を示す基板の平面図である。 第4実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第4実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。 第4実施形態の変形例を示す基板の平面図である。 第5実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第5実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。 第5実施形態の変形例を示す基板の平面図である。 第6実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第6実施形態に係る制御機器におけるケースおよびカバーの平面断面図である。 第6実施形態の変形例を示す基板の平面図である。 第7実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第7実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。 第7実施形態の変形例を示す基板の平面図である。 第8実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第9実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。 第10実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1(a)は第1実施形態に係る制御機器における基板の平面図、図1(b)は図1(a)の右側面図である。図2(a)は第1実施形態に係る制御機器におけるケースの平面図、図2(b)は図2(a)の正面図、図2(c)は図2(b)のA−A線に沿う断面図である。図3(a)は第1実施形態に係る制御機器におけるカバーの正面図、図3(b)は図3(a)の右側面図である。図4(a)は第1実施形態に係る制御機器の組み付け途中工程を示す平面断面図、図4(b)は組み付け完了状態を示す平面断面図である。
図4に示すように、制御機器は、基板1、ケース2、およびカバー3を備え、それらはいずれも樹脂よりなる。矢印Bは、制御機器を組み付ける際の、ケース2に対する基板1の挿入向きを示している。なお、この制御機器は、例えば自動車の室内に配置されて用いられる。
図1に示すように、基板1は、矩形の板状であり、その平面部には図示しない配線パターンが形成されるとともに多数の電子部品11が実装されている。基板1の外周縁部のうち、基板挿入向きBの後方側に位置する後方外周縁部1rには、配線パターンと図示しない外部機器とを電気的に接続するためのコネクタ部材12が実装されている。
基板1の外周縁部のうち、基板挿入方向(図1おいて紙面上下方向)および基板板厚方向(図1(a)において紙面垂直方向)に対してともに垂直な方向(図1(a)において紙面左右方向。以下、横方向Cという)に位置する側方外周縁部1sには、基板挿入向きBの前方側に位置する前方外周縁部1fから後方外周縁部1rに向かって基板1の略中央部まで延びるスリット13が設けられるとともに、このスリット13によって片持ち梁にされた撓み片14が形成されている。なお、本実施例では、両側の側方外周縁部1sのうち、一方の側方外周縁部1sにのみ、撓み片14が形成されている。また、撓み片14は、一方の側方外周縁部1sのうち基板挿入向きBの前方側に設けられ、基板挿入方向に沿って細長く延びており、基板挿入向きBの前方側が自由端になっていて、基板平面方向に曲げ変形可能になっている。
図2に示すように、ケース2は、略直方体の箱状であり、基板1が収容される空間21が内部に形成されている。ケース2の一面には、基板1を空間21に挿入する際の入口となるケース開口部22が形成されている。ケース2の壁部のうちケース開口部22の長手方向両端側に位置する側方壁部2sの外部には、カバー3と係合する係合突起部23が形成されている。
両側の側方壁部2sの内部には、基板1の側方外周縁部1sが挿入される溝部24が形成されている。溝部24は、ケース開口部22から、ケース2の壁部のうち基板挿入向きBの前方側に位置する前方壁部2fに向かって、基板挿入方向に沿って延びている。
一方の側方壁部2sの内部には、前方壁部2fに近い部位に、側方壁部2sから突出する押圧突起部25が形成されている。そして、基板1をケース2の所定位置に組み付けると、押圧突起部25と撓み片14の自由端側とが当接して撓み片14が基板平面方向に曲げられるように、押圧突起部25の突出寸法が設定されている。
図3に示すように、カバー3は、ケース2のケース開口部22を覆う覆い板部31を有し、この覆い板部31に、基板1のコネクタ部材12が挿入されるカバー開口部32が形成されている。カバー3における覆い板部31の長手方向両端側には、ケース2の係合突起部23と係合する係合片33が形成されている。
次に、制御機器の組み付け方法について、主に図4に基づいて説明する。まず、基板1を、ケース開口部22から空間21に挿入する。具体的には、基板1の側方外周縁部1sの先端側(反コネクタ部材12側)を溝部24に挿入した後(図4(a)参照)、基板1を基板挿入向きBに沿ってさらに挿入して、基板1の先端側をケース2の前方壁部2fに当接させる。
この状態では、押圧突起部25と撓み片14とが当接して撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1は、押圧突起部25が形成されていない方の側方壁部2sに押し付けられている。
続いて、カバー3をケース2のケース開口部22側に装着する。具体的には、カバー開口部32にコネクタ部材12の端部を挿入した後、カバー3をケース2に向かってさらに進めてケース2の係合突起部23とカバー3の係合片33とを係合させて、制御機器の組み付けが完了する(図4(b)参照)。
本実施形態では、基板1が空間21に収容され且つカバー3がケース2に組み付けられた状態、すなわち制御機器の組み付けが完了した状態では、撓み片14が基板平面方向に曲げ変形された状態で基板1が保持されているため、温度変化による基板1とケース2の収縮量または膨張量の差は撓み片14の変形量が変化することにより吸収される。より詳細には、撓み片14の自由端は略横方向Cに変位するため、基板1とケース2における横方向Cの収縮量または膨張量の差が、撓み片14の変形により吸収される。
そして、基板1とケース2の収縮量または膨張量の差が撓み片14の変形により吸収されることにより、基板1とケース2とが接触する部位に過大な応力が発生することが回避されて、ケース2の破損が防止されるとともに、基板1とケース2の接触状態が維持されて、基板1の横方向Cのがたつきが防止される。
なお、第1実施形態においては、ケース2に押圧突起部25を形成したが、図5に示す第1実施形態の変形例のように、撓み片14の自由端に押圧突起部15を形成してもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図6は第2実施形態に係る制御機器における基板の平面図、図7は第2実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、基板1には撓み片14が2つ形成されている。具体的には、基板1の両側の側方外周縁部1sにおいて、前方外周縁部1fに近い部位に、それぞれ片持ち梁の撓み片14が形成されている。
また、図7に示すように、ケース2には押圧突起部25が2つ形成されている。具体的には、ケース2の両側の側方壁部2sの内部において、前方壁部2fに近い部位に、それぞれ押圧突起部25が形成されている。
そして、制御機器の組み付けが完了した状態では、2つの撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1は、2つの押圧突起部25間に保持される。なお、撓み片14の自由端は略横方向Cに変位するため、基板1とケース2における横方向Cの収縮量または膨張量の差が、撓み片14の変形により吸収される。
本実施形態によると、撓み片14が1つである場合と比較して、撓み片14の変形量が半減し、ひいては撓み片14の応力が半減するため、耐久性を向上させることができる。
なお、第2実施形態においては、ケース2に押圧突起部25を形成したが、図8に示す第2実施形態の変形例のように、撓み片14の自由端に押圧突起部15を形成してもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図9は第3実施形態に係る制御機器における基板の平面図、図10は第3実施形態に係る制御機器におけるケースおよびカバーの平面断面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9に示すように、基板1には撓み片14が4つ形成されている。具体的には、基板1の前方外周縁部1fにおいて、側方外周縁部1sに近い部位に、それぞれ片持ち梁の撓み片14が形成され、また、基板1の後方外周縁部1rにおいて、側方外周縁部1sに近い部位に、それぞれ片持ち梁の撓み片14が形成されている。
また、図10に示すように、ケース2に押圧突起部25が2つ形成され、カバー3に押圧突起部34が2つ形成されている。具体的には、ケース2の前方壁部2fの内部において、側方壁部2sに近い部位に、それぞれ押圧突起部25が形成され、また、カバー3の覆い板部31において、覆い板部31の長手方向端部に近い部位に、それぞれ押圧突起部34が形成されている。
そして、制御機器の組み付けが完了した状態では、4つの撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1は、4つの押圧突起部25、34間に保持される。
本実施形態では、撓み片14の自由端は略基板挿入方向に変位するため、基板1とケース2における基板挿入方向の収縮量または膨張量の差が、撓み片14の変形により吸収される。そして、基板1とケース2の収縮量または膨張量の差が撓み片14の変形により吸収されることにより、基板1とケース2とが接触する部位に過大な応力が発生することが回避されて、ケース2の破損が防止されるとともに、基板1とケース2の接触状態が維持されて、基板1の基板挿入方向のがたつきが防止される。
また、撓み片14が基板1の前方外周縁部1fのみに設けられる場合や、撓み片14が基板1の後方外周縁部1rのみに設けられる場合と比較して、撓み片14の変形量が半減し、ひいては撓み片14の応力が半減するため、耐久性を向上させることができる。また、基板1は4点で保持されるため、基板1のがたつきが一層確実に防止される。
なお、第3実施形態においては、ケース2に押圧突起部25を形成するとともに、カバー3に押圧突起部34を形成したが、図11に示す第3実施形態の変形例のように、撓み片14の自由端に押圧突起部15を形成してもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図12は第4実施形態に係る制御機器における基板の平面図、図13は第4実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図12に示すように、基板1には、スリット13(図1参照)の代わりに長孔16が設けられるとともに、この長孔16によって両端支持梁にされた撓み片14が形成されている。また、撓み片14は、基板1の前方外周縁部1fにおいて横方向C中央部に1つ形成されている。また、図13に示すように、ケース2には、前方壁部2fの内部において横方向C中央部に押圧突起部25が1つ形成されている。
そして、制御機器の組み付けが完了した状態では、撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1は、押圧突起部25とカバー3との間に保持される。
本実施形態では、撓み片14は基板挿入方向に曲げられため、基板1とケース2における基板挿入方向の収縮量または膨張量の差が、撓み片14の変形により吸収される。そして、基板1とケース2の収縮量または膨張量の差が撓み片14の変形により吸収されることにより、基板1とケース2とが接触する部位に過大な応力が発生することが回避されて、ケース2の破損が防止されるとともに、基板1とケース2の接触状態が維持されて、基板1の基板挿入方向のがたつきが防止される。
なお、第4実施形態においては、ケース2に押圧突起部25を形成したが、図14に示す第4実施形態の変形例のように、撓み片14の横方向C中央部に押圧突起部15を形成してもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。図15は第5実施形態に係る制御機器における基板の平面図、図16は第5実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。なお、本実施形態は第4実施形態に最も類似しており、以下、第4実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図15に示すように、長孔16および撓み片14は、横方向Cの長さが長くなっている。また、図16に示すように、ケース2には、押圧突起部25が2つ形成されている。具体的には、押圧突起部25は、前方壁部2fの内部において横方向Cに離れた位置に形成されている。
本実施形態によると、基板1は、2つの押圧突起部25とカバー3との間に保持されるため、基板1のがたつきが一層確実に防止される。
なお、第5実施形態においては、ケース2に押圧突起部25を形成したが、図17に示す第5実施形態の変形例のように、撓み片14において横方向Cに離れた位置に2つの押圧突起部15を形成してもよい。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。図18は第6実施形態に係る制御機器における基板の平面図、図19は第6実施形態に係る制御機器におけるケースおよびカバーの平面断面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図18に示すように、基板1には撓み片14が2つ形成されている。具体的には、基板1の後方外周縁部1rにおいて、側方外周縁部1sに近い部位に、それぞれ片持ち梁の撓み片14が形成されている。
また、図19に示すように、カバー3には押圧突起部34が2つ形成されている。具体的には、カバー3の覆い板部31において、覆い板部31の長手方向端部に近い部位に、それぞれ押圧突起部34が形成されている。
そして、制御機器の組み付けが完了した状態では、2つの撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1は、2つの押圧突起部34とケース2の前方壁部2fとの間に保持される。
本実施形態では、撓み片14の自由端は略基板挿入方向に変位するため、基板1とケース2における基板挿入方向の収縮量または膨張量の差が、撓み片14の変形により吸収される。そして、基板1とケース2の収縮量または膨張量の差が撓み片14の変形により吸収されることにより、基板1とケース2とが接触する部位に過大な応力が発生することが回避されて、ケース2の破損が防止されるとともに、基板1とケース2の接触状態が維持されて、基板1の基板挿入方向のがたつきが防止される。
また、基板1は、2つの押圧突起部34とケース2との間に保持されるため、基板1のがたつきが一層確実に防止される。
なお、第6実施形態においては、カバー3に押圧突起部34を形成したが、図20に示す第6実施形態の変形例のように、撓み片14の自由端に押圧突起部15を形成してもよい。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。図21は第7実施形態に係る制御機器における基板の平面図、図22は第7実施形態に係る制御機器におけるケースの平面断面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図21に示すように、基板1には撓み片14が4つ形成されている。具体的には、基板1の両側の側方外周縁部1sにおいて、前方外周縁部1fに近い部位に、それぞれ片持ち梁の撓み片14が形成されている。また、基板1の前方外周縁部1fにおいて、側方外周縁部1sに近い部位に、それぞれ片持ち梁の撓み片14が形成されている。
図22に示すように、ケース2には押圧突起部25が4つ形成されている。具体的には、ケース2の両側の側方壁部2sの内部において、前方壁部2fに近い部位に、それぞれ押圧突起部25が形成されている。また、ケース2の前方壁部2fの内部において、側方壁部2sに近い部位に、それぞれ押圧突起部25が形成されている。
そして、制御機器の組み付けが完了した状態では、4つの撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1は、4つの押圧突起部25とカバー3との間に保持される。
本実施形態では、側方外周縁部1sに形成された撓み片14の自由端は略横方向Cに変位するため、基板1とケース2における横方向Cの収縮量または膨張量の差が、側方外周縁部1sに形成された撓み片14の変形により吸収される。また、前方外周縁部1fに形成された撓み片14の自由端は略基板挿入方向に変位するため、基板1とケース2における基板挿入方向の収縮量または膨張量の差が、前方外周縁部1fに形成された撓み片14の変形により吸収される。
そして、基板1とケース2の収縮量または膨張量の差が撓み片14の変形により吸収されることにより、基板1とケース2とが接触する部位に過大な応力が発生することが回避されて、ケース2の破損が防止されるとともに、基板1とケース2の接触状態が維持されて、基板1の基板挿入方向のがたつき、および基板1の横方向Cのがたつきが、ともに防止される。
なお、第7実施形態においては、ケース2に押圧突起部25を形成したが、図23に示す第7実施形態の変形例のように、撓み片14の自由端に押圧突起部15を形成してもよい。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。図24は第8実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図24に示すように、基板1には撓み片14が4つ形成されている。具体的には、基板1の両側の側方外周縁部1sにおいて、前方外周縁部1fに近い位置および後方外周縁部1rに近い位置に、それぞれ片持ち梁の撓み片14が形成されている。また、撓み片14の自由端に押圧突起部15が形成され、ケースには押圧突起部は形成されていない。
そして、制御機器の組み付けが完了した状態では、4つの撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1はケースに4点で保持される。
本実施形態によると、撓み片14が一方の側方外周縁部1sのみに形成される場合と比較して、撓み片14の変形量が半減し、ひいては撓み片14の応力が半減するため、耐久性を向上させることができる。また、基板1はケースに4点で保持されるため、基板1のがたつきが一層確実に防止される。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について説明する。図25は第9実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図25に示すように、基板1の両側の側方外周縁部1sには、スリット13(図1参照)の代わりに長孔16が設けられるとともに、この長孔16によって両端支持梁にされた撓み片14が形成されている。また、撓み片14の基板挿入方向中央部に押圧突起部15が形成され、ケースには押圧突起部は形成されていない。
そして、制御機器の組み付けが完了した状態では、撓み片14が基板平面方向に曲げられ、また、基板1はケースに保持される。なお、撓み片14は横方向Cに変位するため、基板1とケース2における横方向Cの収縮量または膨張量の差が、撓み片14の変形により吸収される。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態について説明する。図26は第10実施形態に係る制御機器における基板の平面図である。なお、本実施形態は第9実施形態に最も類似しており、以下、第9実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図26に示すように、長孔16および撓み片14は、基板挿入方向の長さが長くなっている。また、基板1には、押圧突起部15が4つ形成されている。具体的には、押圧突起部15は、一方の側方外周縁部1sにおいて基板挿入方向に離れた位置に2つ形成されるとともに、他方の側方外周縁部1sにおいて基板挿入方向に離れた位置に2つ形成されている。
本実施形態によると、基板1はケースに4点で保持されるため、基板1のがたつきが一層確実に防止される。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、実施可能な範囲で任意に組み合わせが可能である。
1 基板
2 ケース
3 カバー
11 電子部品
14 撓み片
21 空間
22 開口部

Claims (2)

  1. 電子部品(11)が実装された基板(1)と、
    前記基板(1)が収容される空間(21)および前記基板(1)を前記空間(21)に挿入するための開口部(22)を有する箱状のケース(2)と、
    前記基板(1)が前記空間(21)に収容された後に前記ケース(2)に組み付けられて前記開口部(22)を覆うカバー(3)とを備える制御機器において、
    前記基板(1)は、矩形の板状であり、基板挿入向きの後方側に位置する後方外周縁部(1r)と、基板挿入向きの前方側に位置する前方外周縁部(1f)と、基板挿入方向に対して垂直方向に位置する両側の外周縁部(1s)とを有し、
    前記基板(1)の前方外周縁部(1f)において、中央よりも前記両側の側方外周縁部(1s)の一方に近い部位および他方に近い部位に、前記ケース(2)と当接して基板平面方向に変形可能な第1、第2の撓み片(14)がそれぞれ形成され、
    前記基板(1)の後方外周縁部(1r)において、中央よりも前記両側の側方外周縁部(1s)の一方に近い部位および他方に近い部位に、前記カバー(3)と当接して基板平面方向に変形可能な第3、第4の撓み片(14)がそれぞれ形成され、
    前記基板(1)が前記空間(21)に収容され且つ前記カバー(3)が前記ケース(2)に組み付けられた状態では、前記第1、第2、第3、第4の撓み片(14)が変形した状態で前記基板(1)が保持されていることを特徴とする制御機器。
  2. 電子部品(11)が実装された基板(1)と、
    前記基板(1)が収容される空間(21)および前記基板(1)を前記空間(21)に挿入するための開口部(22)を有する箱状のケース(2)と、
    前記基板(1)が前記空間(21)に収容された後に前記ケース(2)に組み付けられて前記開口部(22)を覆うカバー(3)とを備える制御機器において、
    前記基板(1)は、矩形の板状であり、基板挿入向きの後方側に位置する後方外周縁部(1r)と、基板挿入向きの前方側に位置する前方外周縁部(1f)と、基板挿入方向に対して垂直方向に位置する両側の外周縁部(1s)とを有し、
    前記基板(1)の両側の外周縁部(1s)の一方において、中央よりも前記前方外周縁部(1f)に近い位置および前記後方外周縁部(1r)に近い位置に、前記ケース(2)と当接して基板平面方向に変形可能な第1、第2の撓み片(14)がそれぞれ形成され、
    前記基板(1)の両側の外周縁部(1s)の他方において、中央よりも前記前方外周縁部(1f)に近い位置および前記後方外周縁部(1r)に近い位置に、前記ケース(2)と当接して基板平面方向に変形可能な第3、第4の撓み片(14)がそれぞれ形成され、
    前記基板(1)が前記空間(21)に収容され且つ前記カバー(3)が前記ケース(2)に組み付けられた状態では、前記第1、第2、第3、第4の撓み片(14)が変形した状態で前記基板(1)が保持されていることを特徴とする制御機器。
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