JP5452983B2 - プロセスモニタ回路およびプロセス特性の判定方法 - Google Patents

プロセスモニタ回路およびプロセス特性の判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、MOSプロセスの特性を判定するために用いるプロセスモニタ回路と、そのプロセス特性の判定方法に関するものである。
従来、MOSトランジスタの製造プロセスの特性(プロセス特性)を判定するために、リングオシレータを用いて一定数をカウントし、一定数をカウントするまでの時間を測定することにより、MOSトランジスタの伝播遅延時間を検出するという手法が用いられている。この手法では、被測定対象の半導体チップ全体としてのMOSトランジスタの動作速度について的確な判定を行うことができる。
ここで、プロセス特性とは、同一のMOSトランジスタであっても、その駆動能力等のばらつきにより、動作速度が、目標とする動作速度よりも速い(Fast)、遅い(Slow)、標準(Typical)のいずれかの状態を表す。また、MOSトランジスタには、P型MOSトランジスタ(PMOS)とN型MOSトランジスタ(NMOS)があるが、その各々において個別に、速い、遅い、標準というプロセス特性が存在する。
ところで、プロセス特性として、実際に、PMOSとNMOSとで動作速度が異なる方向に振れるケースが多々ある。例えば、PMOSが速く、NMOSが遅い場合、上記のリングオシレータを用いてMOSトランジスタの伝播遅延時間を検出するという手法では、PMOSおよびNMOS両者の特性が相殺され、どちらが速いとか、遅いという判定をすることは不可能である。
ここで、本発明に関連性のある先行技術文献として、特許文献1がある。同文献には、被測定ロジックゲートおよびゲート回路からなる単位回路を複数段縦続接続した測定回路を用いて、その測定回路中を伝播する信号のH(ハイ)レベル期間およびL(ロー)レベル期間を測定することにより、1個の被測定ロジックゲートの立上り遅延時間と立下り遅延時間を分離して求めることが開示されている。
特開平2−194372号公報
本発明の目的は、PMOSとNMOSの各々について、プロセス特性を判定することができるプロセスモニタ回路およびプロセス特性の判定方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、トランジスタのプロセス特性を測定するプロセスモニタ回路であって、第1のレベルと第2のレベルの間の遷移を含む信号を生成する生成回路と、該遷移を含む信号が通過する遅延回路と、該遅延回路の出力信号の遷移を検出する検出回路とを備え、該遅延回路は、相対的に伝播遅延時間が短いインバータと伝播遅延時間が長いインバータとが交互に接続され、該生成回路は、該検出回路が該遅延回路の出力信号の遷移を検出したことを受けて、該遷移を含む信号を生成することを特徴とするプロセスモニタ回路を提供するものである。
ここで、前記相対的に伝播遅延時間が長いインバータは、P型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタによって構成されていることが好ましい。また、前記プロセスモニタ回路は、前記遷移を含む信号を正転または反転して前記遅延回路に出力する選択回路を備えることが好ましい。さらに、前記遅延回路の出力信号の遷移をカウントするカウンタを備え、前記検出回路は、前記カウンタの最下位ビットの出力によって前記遅延回路の出力信号の遷移を検出することが好ましい。
また、本発明は、伝播遅延時間が短いインバータと伝播遅延時間が長いインバータとを交互に接続した遅延回路を用いて、トランジスタのプロセス特性を判定する方法であって、第1のレベルと第2のレベルの間の遷移を含む信号を生成し、該遅延回路により前記遷移を含む信号を遅延し、該遅延回路の出力信号の遷移を検出し、該遅延回路の出力信号の遷移を検出したことを受けて、該遷移を含む信号を生成することを特徴とするプロセス特性の判定方法を提供する。
本発明によれば、伝播遅延時間が長いインバータに常に同じ極性のパルス信号が入力されるように遅延回路にパルス信号を入力し、遅延回路によりパルス信号を遅延し、遅延回路の出力信号をカウンタによりカウントし、カウンタのカウント値が所定値になるまでの時間を測定することにより、PMOSとNMOSの伝播遅延時間を個別に検出することができ、PMOSとNMOSの各々について、プロセス特性(プロセスの傾向)を判定することができる。
本発明に関わるプロセスモニタ回路の構成を表す一実施形態の回路図である。 図1に示す遅延回路の構成を表す回路図である。 図1に示すプロセスモニタ回路の動作を表すタイミングチャートである。 MOSトランジスタのプロセス特性を表す一例のグラフである。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のプロセスモニタ回路およびプロセス特性の判定方法を詳細に説明する。
図1は、本発明に関わるプロセスモニタ回路の構成を表す一実施形態の回路図である。同図に示すプロセスモニタ回路10は、被測定対象の半導体チップにおいて、PMOSとNMOSの各々についてプロセス特性を判定するためのものであり、パルス発生回路12と、第1の選択回路14と、遅延回路16と、第2の選択回路18と、カウンタ20とによって構成されている。
パルス発生回路12は、カウンタ20から入力される、カウンタ20の出力信号(カウント値)の最下位ビットLSBのフィードバック信号LSBFBの変化(立上りおよび立下り)を検出して同一極性の一定のパルス幅の信号(パルス信号)PLSINを出力するものであり、インバータ22と、2つのAND回路24,26と、2つのインバータ28,30と、2つのAND回路32,34と、OR回路36とによって構成されている。
AND回路24の一方の入力端子には、動作開始を指示するイネーブル信号ACENが外部から入力され、他方の入力端子には、インバータ22を介して前述のフィードバック信号LSBFBの反転信号が入力される。また、AND回路26の一方の反転入力端子にはカウンタ20の出力信号の最上位ビットMSBのフィードバック信号OUTが入力され、他方の入力端子にはフィードバック信号LSBFBが入力される。また、AND回路32には、AND回路24の出力信号と、インバータ28を介してAND回路24の出力信号の反転信号が入力され、AND回路34には、AND回路26の出力信号と、インバータ30を介してAND回路26の出力信号の反転信号が入力される。OR回路36には、2つのAND回路32,34の出力信号PLS0,PLS1が入力され、OR回路36からは、信号PLSINが出力される。
第1の選択回路14は、選択信号PNSELに応じて、パルス発生回路12の出力信号PLSINとその反転信号を切り替えて出力するものであり、インバータ38と、セレクタ40とによって構成されている。セレクタ40の入力端子0にはOR回路36の出力信号PLSINが入力され、入力端子1には、インバータ38を介して信号PLSINの反転信号が入力される。第1の選択回路14からは、外部から入力される選択信号PNSEL=‘0’の時、信号PLSINが出力され、選択信号PNSEL=‘1’の時、信号PLSINの反転信号が出力される。
遅延回路(delay)16は、第1の選択回路14の出力信号を遅延するものであり、後述するように(図2)、相対的に速いインバータ42と遅いインバータ(slow)44とを交互に直列に接続して構成されている。ここで、インバータ42,44が速い/遅いとは、インバータの伝播遅延時間が短い/長いことを意味する。例えば、トランジスタサイズ(ゲート長、ゲート幅)を調整することによりインバータ42,44の動作速度を適宜調整することができる。なお、遅延回路16の詳細は後述する。
第2の選択回路18は、選択信号に応じて、遅延回路16の出力信号とその反転信号を切り替えて出力するものであり、インバータ46と、セレクタ48とによって構成されている。セレクタ48の入力端子0にはインバータ46を介して遅延回路16の出力信号の反転信号が入力され、入力端子1には、遅延回路16の出力信号が入力される。第2の選択回路18(のセレクタ48)からは、出力信号PLSOUTとして、選択信号PNSEL=‘0’の時、遅延回路16の出力信号の反転信号が出力され、選択信号PNSEL=‘1’の時、遅延回路16の出力信号が出力される。
ここで、第1および第2の選択回路14,18において、インバータ38,46は、選択信号PNSELに関わらず信号PLSINと信号PLSOUTの極性を一致させるとともに、信号PLSINから信号PLSOUTまでの遅延時間を一致させる役割を果たす。
カウンタ(Counter)20は、第2の選択回路18の出力信号PLSOUTをカウントし、そのカウント値を出力するものである。カウンタ20は、信号ACEN=‘0’の時にリセットされてカウント値がオール‘0’となり、信号ACEN=‘1’の時、信号PLSOUTの立上りに同期してカウントアップする。カウンタ20からは、カウント値の最上位ビットMSBと、最下位ビットLSBが出力される。また、最上位ビットMSBは信号OUTとして外部へ出力される。
次に、遅延回路16について説明する。
本実施形態の遅延回路16は、図2に示すように、速いインバータ42で始まり、速いインバータ42で終わるように、速いインバータ42と遅いインバータ44とが交互に直列に接続されたものである。
ここで、速いインバータ42と遅いインバータ44の遅延比を例えば1:10とする。このように設定することにより、遅延回路16の伝播遅延時間に主に寄与するのは、遅いインバータ44となる。そのため、例えば、PMOSが遅い場合は、TPLH(遅延回路16の遅いインバータ44の入力信号がH(ハイレベル)からL(ローレベル)に変化する場合の入力から出力までの伝播遅延時間)が遅くなり、NMOSが遅い場合は、TPHL(遅いインバータ44の入力信号がLからHに変化する場合の入力から出力までの伝播遅延時間)が遅くなる。そのため、上記遅延比を適宜設定することにより、PMOSとNMOSとで別々の伝播遅延時間を得ることが可能になる。
ここで、遅延回路16を用いてリングオシレータを構成した場合を考えてみる。この場合、入力信号がリングオシレータのループを複数回巡回すると、上記のTPLH(主としてPMOSによる伝播遅延時間)とTPHL(主としてNMOSによる伝播遅延時間)とが相殺されてしまう。そのため、遅延回路16を用いて構成されたリングオシレータも、遅延速度が同じ複数のインバータで構成された従来のリングオシレータと変わらなくなる。
つまり、PMOSとNMOSの各々についてプロセス特性を得るためには、以下に説明するように、遅延回路16の遅いインバータ44の入力信号として常に同じ極性のパルス信号を入力し、遅延回路16を含むループを巡回させる必要がある。ここで、同じ極性のパルス信号とは、例えば、遅延回路16を含むループを複数回巡回させる場合、遅いインバータ44に入力されるパルス信号の極性(H幅のパルス信号またはL幅のパルス信号)が同じという意味である。
次に、プロセスモニタ回路10の動作に従って、本発明に関わるプロセス特性の判定方法を説明する。
信号ACEN=‘0’の時、プロセスモニタ回路10は初期化される。つまり、カウンタ20がリセットされ、カウント値がオール‘0’になる。パルス発生回路12のAND回路24,26の出力信号、AND回路32,34の出力信号PLS0,PLS1、OR回路36の出力信号PLSINはLになる。また、選択信号PNSELの状態に関わらず、第2の選択回路18の出力信号PLSOUTもLになる。
以下、図3に示すタイミングチャートに従って、選択信号PNSEL=‘0’の時のプロセスモニタ回路10の動作を説明する。
選択信号PNSEL=‘0’の時、第1の選択回路14から、パルス発生回路12の出力信号PLSINが出力され、第2の選択回路18から、出力信号PLSOUTとして、遅延回路16の出力信号の反転信号が出力される。
信号ACEN=‘1’になると、AND回路24の出力信号がHとなり、その立上りが検出されて、AND回路32から、インバータ28の伝播遅延時間に相当するHのパルス幅を持つパルス信号(以下、Hのパルス信号)PLS0が出力される。この時、フィードバック信号LSBFB=‘0’であるから、AND回路26,34の出力信号はLであり、OR回路36の出力信号PLSINおよび第1の選択回路14の出力信号は、信号PLS0となる。
第1の選択回路14の出力信号は、遅延回路16により遅延されるとともに反転され、さらに、第2の選択回路18のインバータ46により反転され、第2の選択回路18から、信号PLSOUTとして出力される。つまり、遅延回路16の遅いインバータ44にはLのパルス幅を持つパルス信号(以下、Lのパルス信号)が入力される。この時、遅延回路16に入力されるHのパルス信号が立ち上がってから信号PLSOUTが立ち上がるまでの、遅延回路16の伝播遅延時間に主に寄与するものは、遅いインバータ44を構成するPMOSである。
Hのパルス信号PLSOUTの立上りに同期してカウンタ20がカウントアップし、カウント値の最下位ビットLSBがHになる。最下位ビットLSBは、フィードバック信号LSBFBとしてパルス発生回路12にフィードバックされる。
続いて、フィードバック信号LSBFB=‘1’になると、AND回路26の出力信号がHとなり、その立上りが検出されて、AND回路34から、インバータ30の伝播遅延時間に相当するパルス幅を持つHのパルスPLS1が出力される。この時、フィードバック信号LSBFB=‘1’であるから、AND回路24,32の出力信号はLであり、OR回路36の出力信号および第1の選択回路14の出力信号は、信号PLS1となる。
第1の選択回路14の出力信号は、遅延回路16により遅延されるとともに反転され、さらに、第2の選択回路18のインバータ46により反転され、第2の選択回路18から、信号PLSOUTとして出力される。つまり、遅延回路16の遅いインバータ44には同様にLのパルス信号が入力される。この時も、遅延回路16に入力されるHのパルス信号が立ち上がってから信号PLSOUTが立ち上がるまでの、遅延回路16の伝播遅延時間に主に寄与するものは、遅いインバータ44を構成するPMOSである。
Hのパルス信号PLSOUTの立上りに同期してカウンタ20がカウントアップし、カウント値の最下位ビットLSBがLになる。最下位ビットLSBは、フィードバック信号LSBFBとしてパルス発生回路12にフィードバックされる。
これ以後、上記の動作が繰り返し行われ、最終的にカウンタ20のカウント値の最上位ビットMSBがHになる。ここで、信号ACEN=‘0’から‘1’になってから、即ち、パルス発生回路12の動作開始から、カウンタ20のカウント値の最上位ビットMSBがLからHになるまでの時間を測定することにより、測定した時間に基づいて、被測定対象の半導体チップを構成するPMOSの伝播遅延時間を検出することができる。
カウンタ20のカウント値の最上位ビットMSBがHになると、AND回路26,34の出力信号がLとなる。この後、カウンタ20のカウント値の最下位ビットLSBがLからHに変化した後、OR回路36の出力信号PLSINからHのパルス信号が出力されなくなり、カウンタ20の動作も停止する。その後、信号ACEN=‘0’とされ、前述の通り各部位が初期化される。
次に、選択信号PNSEL=‘1’の時のプロセスモニタ回路10の動作を説明する。
選択信号PNSEL=‘1’の時、第1の選択回路14から、パルス発生回路12の出力信号PLSINの反転信号が出力され、第2の選択回路18から、出力信号PLSOUTとして、遅延回路16の出力信号が出力される。
信号ACEN=‘1’になると、AND回路32からHのパルス信号PLS0が出力される。また、OR回路36の出力信号PLSINは信号PLS0となり、第1の選択回路14の出力信号は信号PLS0の反転信号となる。
OR回路の出力信号PLSINは、第1の選択回路14のインバータ38により反転され、さらに、遅延回路16により遅延されるとともに反転され、第2の選択回路18から、信号PLSOUTとして出力される。つまり、遅延回路16の遅いインバータ44にはHのパルス信号が入力される。この時、遅延回路16に入力されるLのパルス信号が立ち下がってから信号PLSOUTが立ち上がるまでの、遅延回路16の伝播遅延時間に主に寄与するものは、遅いインバータ44を構成するNMOSである。
これ以後の動作は同じである。
続いて、フィードバック信号LSBFB=‘1’になると、AND回路34からHのパルスPLS1が出力される。また、OR回路36の出力信号は信号PLS1となり、第1の選択回路14の出力信号は信号PLS1の反転信号となる。
OR回路36の出力信号PLSINは、第1の選択回路14のインバータ38により反転され、さらに、遅延回路16により遅延されるとともに反転され、第2の選択回路18から、信号PLSOUTとして出力される。つまり、遅延回路16の遅いインバータ44には同様にHのパルス信号が入力される。この時も、遅延回路16に入力されるLのパルス信号が立ち上がってから信号PLSOUTが立ち上がるまでの、遅延回路16の伝播遅延時間に主に寄与するものは、遅いインバータ44を構成するNMOSである。
これ以後の動作は同じである。
同様に、信号ACEN=‘0’から‘1’になってから、カウンタ20のカウント値の最上位ビットMSBがLからHになるまでの時間を測定することにより、測定した時間に基づいて、被測定対象の半導体チップを構成するNMOSの伝播遅延時間を検出することができる。
ここで、図4に、MOSトランジスタのプロセス特性を表す一例のグラフを示す。このグラフは、本発明を適用して、被測定対象の半導体チップのプロセス特性を検出したものである。このグラフの縦軸はTPHL[sec]、横軸はTPLH[sec]である。また、図中、FF,FS,SF,SS,TTの左側の文字はPMOS、右側の文字はNMOSの特性を表しており、Fは速い(Fast)、Sは遅い(Slow)、Tは標準(Tipical)である。
このグラフに示すように、本発明を適用することにより、PMOSとNMOSの各々について、プロセス特性FF,FS,SF,SS,TTを判定(区別)することができる。従来のリングオシレータを用いた手法では、同図中、FSとSFのポイントが相殺され、両者は、例えば、FFとSSのポイントを結ぶ直線上に位置するように見えて区別出来ない。これに対し、本発明を適用した場合、FSとSFがほぼ正確なポイントに位置するようになり、PMOSとNMOSの各々について、より正確なプロセス特性(プロセスの傾向)を把握することができる。
以上のように、遅いインバータ44に同じ極性のパルス信号が常に入力されるように遅延回路16にパルス信号を入力し、遅延回路16によりパルス信号を遅延し、遅延回路16の出力信号をカウンタ20によりカウントし、カウンタ20のカウント値が所定値になるまでの時間を測定することにより、PMOSとNMOSの伝播遅延時間を個別に検出することができ、PMOSとNMOSの各々について、プロセス特性を判定することができる。
なお、本発明において、パルス発生回路、第1および第2の選択回路、カウンタは、同様の機能を実現できるものであれば、どのような構成のものを用いてもよい。
パルス発生回路は、図1の例では、フィードバック信号LSBFBの立上りと立下りを検出してパルス信号を発生しているが、例えば、その立上りだけ、もしくは、立下りだけを使用してもよい。
また、遅延回路は、速いインバータと遅いインバータを交互に接続して構成されたものであればよく、速いインバータから始まっていても、遅いインバータから始まっていてもよいし、遅延回路により信号が反転されても、反転されなくてもよい。
また、図1の例において、カウンタから出力されるカウント値のうち、例えば、最下位ビットの代わりに、カウント値のうちのどのビットを使用してもよい。この場合、最上位ビットの代わりに使用するビットは、最下位ビットの代わりに使用したビットよりも上位のビットであればよい。また、カウンタから外部へ出力される信号も最上位ビットに限定されず、任意の所定数のビットを出力するようにしてもよい。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 プロセスモニタ回路
12 パルス発生回路
14 第1の選択回路
16 遅延回路
18 第2の選択回路
20 カウンタ
22,28,30,38,42,44,46 インバータ
24,26,32,34 AND回路
36 OR回路
40,48 セレクタ

Claims (5)

  1. トランジスタのプロセス特性を測定するプロセスモニタ回路であって、
    第1のレベルと第2のレベルの間の遷移を含む信号を生成する生成回路と、
    該遷移を含む信号が通過する遅延回路と、
    該遅延回路の出力信号の遷移を検出する検出回路とを備え、
    該遅延回路は、相対的に伝播遅延時間が短いインバータと伝播遅延時間が長いインバータとが交互に接続され、
    該生成回路は、該検出回路が該遅延回路の出力信号の遷移を検出したことを受けて、該遷移を含む信号を生成する
    ことを特徴とするプロセスモニタ回路。
  2. 前記相対的に伝播遅延時間が長いインバータは、P型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスモニタ回路。
  3. 前記プロセスモニタ回路は、前記遷移を含む信号を正転または反転して前記遅延回路に出力する選択回路を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のプロセスモニタ回路。
  4. さらに、前記遅延回路の出力信号の遷移をカウントするカウンタを備え、
    前記検出回路は、前記カウンタの最下位ビットの出力によって前記遅延回路の出力信号の遷移を検出することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のプロセスモニタ回路。
  5. 相対的に伝播遅延時間が短いインバータと伝播遅延時間が長いインバータとを交互に接続した遅延回路を用いて、トランジスタのプロセス特性を判定する方法であって、
    第1のレベルと第2のレベルの間の遷移を含む信号を生成し、
    該遅延回路により前記遷移を含む信号を遅延し、
    該遅延回路の出力信号の遷移を検出し、
    該遅延回路の出力信号の遷移を検出したことを受けて、該遷移を含む信号を生成する
    ことを特徴とするプロセス特性の判定方法。
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