JP5452019B2 - シート装置 - Google Patents
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Description
また、リンク機構が連結された補強部材と伸縮機構の左右の位置が揃っているから、伸縮機構の伸縮によってリンク機構が動いて、それによりレッグレストが振り上げられたり、振り下げられたりする際において、レッグレストの動きが安定する。
また、一対のサイドフレームの間の中間部から左右にずれた両方の伸縮機構の伸縮によりリンク機構が動くので、レッグレストを安定して振り上げたり、振り下げたりすることができる。
また、2つの伸縮機構を用いたので、1つの伸縮機構当たりの荷重を小さくすることができ、それぞれ伸縮機構を左右のスペースを有効活用しつつ小型化することができる。
リンク機構が連結された第一、第二の補強部材と第一、第二の伸縮機構の左右の位置がそれぞれ揃っているから、第一及び第二の伸縮機構の伸縮によってリンク機構が動いて、それによりレッグレストが振り上げられたり、振り下げられたりする際において、レッグレストの動きが安定する。
また、第一の伸縮機構と第二の伸縮機構に同じ伸縮機構を使用すれば、これら伸縮機構の誤組みを防ぐことができる。
図1は、シート装置1の斜視図である。このシート装置1は、自動車、船舶、飛行機その他の乗物の室内に設置される。このシート装置1は、シートボトム2、バックレスト3及びレッグレスト装置7等からなる。
図2は、シートボトム2及びレッグレスト装置7を示した分解斜視図である。図3は、シートボトム2のフレーム部40を示した分解斜視図である。図4は、シートボトム2及びレッグレスト装置7を示した斜視図である。図5は、シートボトム2及びレッグレスト装置7を示した斜視図である。
この伸縮機構27はリンク機構20に連結されるとともにサイドフレーム41の後端部に連結され、この伸縮機構27と取付部42との連結部が前後に移動可能とされている。そして、この伸縮機構27は、取付部42との連結部からリンク機構20との連結部までの距離を調整するとともにロックによりその距離を保持し、更に、リンク機構20との連結部を前方に押す荷重を生ずるものである。
図5に示すように、伸縮機構27は、クッションスプリング43の後ろに凹んだ部分43aの下に位置する。
連結部材28の前端部がリンク21に連結され、その連結部28aを中心にしてリンク21と連結部材28が回転可能となっている。連結部材28とリンク21との連結部28aは、ブラケット27cと伸縮機構27との連結部27dよりも上に位置している。なお、連結部材28はリンク21に連結されているのではなく、支持台82に回転可能に連結されていてもよい。連結部材28が支持台82に連結されている場合でも、連結部材28と支持台82の連結部がブラケット27cと伸縮機構27との連結部27dよりも上に位置している。また、連結部材28が、別途支持台82に固定された部材に回転可能に連結されていてもよい。その場合も、その部材と連結部材28との連結部がブラケット27cと伸縮機構27との連結部27dよりも上に位置している。
また、連結部材28は、伸縮機構27と同様に、クッションスプリング43の後ろに凹んだ部分43aの下に位置する。
スライド機構30は、基部31、左右一対のリニアガイド32及びスライダ33を有する。基部31は、2つのリンク26に左右に架け渡された状態でこれらリンク26に固着されている。ここで、基部31は、互いに左右に間隔を空けて配置されて、リンク26に固着された左右一対の支持フレーム311と、これら支持フレーム311の間に左右に架け渡された3つの連結フレーム312と、これら連結フレーム312の略中間位置において前後に架け渡された補助フレーム313と、を有する。なお、連結フレーム312及び補助フレーム313はトラス状に配設することも可能である。この場合、より強固な剛性を確保することができる。
レッグレスト4は、フレームをウレタンフォーム材及び表皮で覆ったものである。図4に示すように、レッグレスト4の左右の横幅は、座面48の前端部における左右の横幅よりも大きい。図2、図4、図6に示すように、レッグレスト4が基部31の表側において左右2つのスライダ33に架け渡された状態でこれらスライダ33に固着されている。そのため、レッグレスト4がスライダ33と一体となってリンク26に平行な方向に移動可能となっている。
上がった場合にはレッグレスト4の上面)には、左右に2つの窪み4bが形成されている。窪み4bは円柱面状の窪みであって、上下方向に延在している。従って、レッグレスト4が前に上がった状態ではレッグレスト4の正面が上を向き(図1参照)、窪み4bが前後方向に延びた状態となるので、着座者が脚を窪み4b内に載置することができる。そのため、着座者の脚がレッグレスト4の上からずれ落ちにくい。なお、窪み4bは、レッグレスト4のウレタンフォーム材の成型によって形成されたものである。
まず、レッグレスト4の振り上げ・振り下げ動作について説明する。
左のサイドフレーム41に設けられた操作部812を操作することによって、ワイヤ812bを通じて伸縮機構27をロックしたり、ロック解除したりする。
クランク811が軸811cを中心にして回転し、作動杆811aが上昇すると、支持台82が連結軸41aを中心にして回転して、支持台82が起きあがる。これにより、クッションパッド47の前部が盛り上がって、座面48の後ろに下る勾配が大きくなる。一方、クランク811が軸811cを中心にして回転し、作動杆811aが下降すると、支持台82が連結軸41aを中心にして回転して、支持台82が倒伏する。これにより、クッションパッド47の前部の盛り上がりが小さくなり、座面48の後ろに下る勾配が小さくなる。リンク機構20が折り畳まれた状態では、支持台82が図7の状態から図8の状態に起き上がり、リンク機構20が展開した状態では、支持台82が図9の状態から図10の状態に起き上がる。
操作部812を操作すると、左右のスライダ33が基部31に対してスライドし、レッグレスト4が移動する。操作部812の操作を止めると、レッグレスト4を途中の任意の位置で静止させることも出来る。
第1実施形態では、伸縮機構27及び連結部材28がそれぞれ1つであったが、第2実施形態では、図12に示すように、伸縮機構27及び連結部材28がそれぞれ2つである。2つの伸縮機構27を用いたので、レッグレスト4の振り上げ・振り下げをするために1つの伸縮機構27当たりが発生する荷重を小さくすることができる。そのため、これら伸縮機構27を小型化することができる。
第2実施形態では、複数のクッションスプリング43が左右に架け渡されていたが、第3実施形態では、図13に示すように、複数のクッションスプリング43が前後に架け渡されている。
2 シートボトム
4 レッグレスト
7 レッグレスト装置
20 リンク機構
21〜26 リンク
25a 連結材
27 伸縮機構
27a ロッド
27b シリンダ
27c ブラケット
27d 連結部
28 連結部材
29 ブラケット
29a ガイド孔
29b 摺動子
40 フレーム部
41 サイドフレーム
42 取付部
43 クッションスプリング
47 クッションパッド
82 支持台
812 操作部
812b ワイヤ
821 側部フレーム
822 前部ビーム
823 後部ビーム
824 補強部材
Claims (8)
- レッグレストと、
左右に間隔をおいて配置された一対のサイドフレームと、
前記一対のサイドフレームの後部の間に設けられた取付部と、
前記取付部の前方に取り付けられた支持台と、
前記一対のサイドフレーム及び前記支持台の上に設けられたクッションパッドと、
前記支持台と前記レッグレストを連結し、前記レッグレストを前記支持台から垂下した状態と前記支持台から前に振り上げた状態との間で移動自在に支持するリンク機構と、
前記クッションパッドの下方において前記リンク機構に連結されるとともに前記取付部に連結され、伸縮することによって前記リンク機構との連結部から前記取付部との連結部までの距離を調整する伸縮機構と、を備え、
前記伸縮機構が前記一対のサイドフレームの間の中間部から左又は右にずれた位置に配置され、
前記支持台が、
左右に間隔を空けて配置され、前記一対のサイドフレームにそれぞれ取り付けられた一対の側部フレームと、
前記一対の側部フレーム間に架け渡された複数のビームと、
前記複数のビーム間に架け渡された補強部材と、を有し、
前記リンク機構が前記補強部材に連結され、上から前記伸縮機構及び前記補強部材を見て前記伸縮機構の一部と前記補強部材が重なっていることを特徴とするシート装置。 - レッグレストと、
左右に間隔をおいて配置された一対のサイドフレームと、
前記一対のサイドフレームの後部の間に設けられた取付部と、
前記サイドフレームの前端部に上下に起伏可能に取り付けられた支持台と、
前記一対のサイドフレーム及び前記支持台の上に設けられたクッションパッドと、
前記支持台と前記レッグレストを連結し、前記レッグレストを前記支持台から垂下した状態と前記支持台から前に振り上げた状態との間で移動自在に支持するリンク機構と、
前記クッションパッドの下方において前記リンク機構に連結されるとともに前記取付部に連結され、伸縮することによって前記リンク機構との連結部から前記取付部との連結部までの距離を調整する伸縮機構と、を備え、
前記伸縮機構が前記一対のサイドフレームの間の中間部から左又は右にずれた位置に配置され、
前記支持台が、
左右に間隔を空けて配置され、前記一対のサイドフレームにそれぞれ取り付けられた一対の側部フレームと、
前記一対の側部フレーム間に架け渡された複数のビームと、
前記複数のビーム間に架け渡された補強部材と、を有し、
前記リンク機構が前記補強部材に連結され、上から前記伸縮機構及び前記補強部材を見て前記伸縮機構の一部と前記補強部材が重なっていることを特徴とするシート装置。 - 前記一対のサイドフレームのうち前記伸縮機構に近いものに設けられた操作部と、
前記操作部から前記伸縮機構に配索され、前記操作部の操作によって前記伸縮機構のロック及びその解除をするワイヤと、を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート装置。 - 前記クッションパッドの下において左右に前記一対のサイドフレームの間に架け渡され、前後方向に波打つように波状に設けられたクッションスプリングを更に備え、
前記伸縮機構が、前記クッションスプリングの後ろに凹んだ部分の下に位置することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のシート装置。 - 前記クッションパッドの下において前後に架け渡されたクッションスプリングを更に備え、
上から見て、前記伸縮機構と前記クッションスプリングが左右にずれていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のシート装置。 - 前記リンク機構が、左右一対のリンクと、これらリンクの間に連結された連結材と、を有し、
前記伸縮機構が前記連結材に連結されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のシート装置。 - レッグレストと、
左右に間隔をおいて配置された一対のサイドフレームと、
前記一対のサイドフレームの後部の間に設けられた取付部と、
前記サイドフレームの前端部に取り付けられた支持台と、
前記一対のサイドフレーム及び前記支持台の上に設けられたクッションパッドと、
前記支持台と前記レッグレストを連結し、前記レッグレストを前記支持台から垂下した状態と前記支持台から前に振り上げた状態との間で移動自在に支持するリンク機構と、
前記クッションパッドの下方において前記リンク機構に連結されるとともに前記取付部の後端部に連結され、伸縮することによって前記リンク機構との連結部から前記取付部との連結部までの距離を調整する第一の伸縮機構と、
前記クッションパッドの下方において前記リンク機構に連結されるとともに前記取付部に連結され、伸縮することによって前記リンク機構との連結部から前記取付部との連結部までの距離を調整する第二の伸縮機構と、を備え、
前記第一の伸縮機構が前記一対のサイドフレームの間の中間部から左にずれた位置に配置され、
前記第二の伸縮機構が前記一対のサイドフレームの間の中間部から右にずれた位置に配置され、
前記支持台が、
左右に間隔を空けて配置され、前記一対のサイドフレームにそれぞれ取り付けられた一対の側部フレームと、
前記一対の側部フレーム間に架け渡された複数のビームと、
前記複数のビーム間に架け渡された第一の補強部材と、
前記複数のビーム間に架け渡された第二の補強部材と、を有し、
前記リンク機構が前記第一の補強部材及び前記第二の補強部材に連結され、上から前記第一の伸縮機構及び前記第一の補強部材を見て前記第一の伸縮機構の一部と前記第一の補強部材が重なり、上から前記第二の伸縮機構及び前記第二の補強部材を見て前記第二の伸縮機構の一部と前記第二の補強部材が重なっていることを特徴とするシート装置。 - 前記第一の伸縮機構及び前記第二の伸縮機構が、前記一対のサイドフレームの間の中間部に関して左右対称な位置に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のシート装置。
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