JP5451025B2 - 建設機械用又は産業機械用の1液型水性塗料組成物 - Google Patents
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Description
ポットライフが長く、硬度、仕上り性、光沢、耐水性及び防食性に優れた塗膜を形成できる2液型水性塗料が開示されている(特許文献1)。しかし、該水性塗料のポットライフは5時間程度であり、それ以上の使用は塗料の粘度上昇によって使用が困難であった。また、耐候性が不十分であった。
1.脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a1)及びその他の重合性不飽和モノマー(a2)を含むモノマー混合物(I)を水性媒体中に平均粒子径が500nm以下になるように微分散させ、得られるモノマー乳化物を重合することにより得られる水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)、脂肪酸(b1)及び重量平均分子量が200以上のエポキシ樹脂(b2)を構成単位として含有する水性脂肪酸変性エポキシ樹脂(B)であって、
該樹脂(A)と該樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、下記特徴の金属ドライヤー(C)を合計金属量(質量換算)で0.01〜15質量部、亜リン酸塩化合物を1〜20質量部含有する1液型水性塗料組成物。
金属ドライヤー(C):コバルト金属塩(c1)と、マンガン、ジルコニウム、リチウム及びバリウムの中から選ばれる少なくとも2種の金属の金属塩(c2)とを含む金属ドライヤー
2.さらに、水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)と水性脂肪酸変性エポキシ樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、下記特徴の水分散性アクリル樹脂(D)を1〜20質量部含有する1項に記載の1液型水性塗料組成物。
水分散性アクリル重合体粒子(D):カルボキシル基含有重合性不飽和モノマー0.1〜15質量%及びその他の重合性不飽和モノマー85〜99.9質量%からなるモノマーの共重合体であって、重量平均分子量が30万以上である樹脂
3.1項又は2項に記載の1液型水性塗料組成物を、建設機械用又は産業機械用に用いる塗装方法」、に関する。
本発明の建設機械用又は産業機械用の1液型水性塗料組成物に適する被塗物は、例えば、アルミニウム、鉄、亜鉛、錫、銅、チタン、ステンレス、ブリキ、トタン等からなる金属板、表面に亜鉛、銅、クロム等をメッキした金属、表面をクロム酸、リン酸亜鉛等で処理した金属基材が挙げられる。具体的には、産業用機械部品、自動車部品、2輪用部品、電気製品、建材等、及び熱容量が大きく加熱しても昇温し難い被塗物やプラスチックやゴムが組み込まれており加熱できない機械部品等も挙げられる。
水性脂肪酸変性アクリル樹脂は、脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a1)及びその他の重合性不飽和モノマー(a2)を含むモノマー混合物(I)を水性媒体中に平均粒子径が500nm以下になるように微分散させ、得られるモノマー乳化物を重合することにより製造される。
脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a1)は、水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)に酸化硬化基を導入することができるものであり、脂肪酸由来の炭化水素鎖の末端に重合性不飽和基を有する重合性不飽和モノマーが挙げられる。ここで、重合性不飽和基としては、例えば、ビニル基、(メタ)アクリロイル基などを挙げることができ、特に(メタ)アクリロイル基が好適である。
脂肪酸(a11)は、炭化水素鎖の末端にカルボキシル基が結合した構造を有しているものが挙げられ、例えば、乾性油脂肪酸、半乾性油脂肪酸、不乾性油脂肪酸を挙げることができる。乾性油脂肪酸及び半乾性油脂肪酸は、厳密に区別できるものではないが、通常、乾性油脂肪酸はヨウ素化が130以上の不飽和脂肪酸であり、半乾性油脂肪酸はヨウ素化が100以上かつ130未満の不飽和脂肪酸である。他方、不乾性油脂肪酸は、通常、ヨウ素価が100未満である脂肪酸である。
次いで、脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a1)を製造するために上記脂肪酸(a11)と反応させうるエポキシ基含有重合性不飽和モノマー(a12)としては、1分子中に1個のエポキシ基と1個の重合性不飽和基を有する化合物が包含され、具体的には例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、β一メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルプロピル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。これらは単独でもしくは2種以上組み合わせて使用することができる。
上記脂肪酸(a11)とエポキシ基含有重合性不飽和モノマー(a12)は、脂肪酸(a11)のカルボキシル基と、エポキシ基含有モノマー(a12)中のエポキシ基との当量比が0.75:1〜1.25:1、好ましくは0.8:1〜1.2:1の範囲内となるような割合で反応させることが好ましい。
上記エステル化触媒としては、例えば、硫酸、硫酸アルミニウム、硫酸水素カリウム、アルキル置換ベンゼン、塩酸、硫酸メチル、リン酸等が挙げられ、これらの触媒は、通常、反応させる上記脂肪酸(a11)と水酸基含有重合性不飽和モノマー(a13)の合計量を基準にして、0.01〜2.0質量%の範囲内で使用することができる。また、系の粘度を下げて均一な反応を進行する為に、反応に対して不活性な有機溶剤を加えることもできる。
本発明における水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)の製造に使用するその他の重合性不飽和モノマー(a2)は、上記脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a1)と共重合可能な重合性不飽和モノマーであり、その具体例を以下の(1)〜(11)に挙げる。
カルボキシル基含有重合性不飽和モノマー:アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、イタコン酸等;
(2)アクリル酸又はメタクリル酸と炭素数1〜20の1価アルコールとのモノエステ
ル化物:例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート 、メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロドデシル(メタ)アクリレート等;
(3)芳香族系ビニルモノマー:例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等;
(4)グリシジル基含有ビニルモノマー:1分子中に1個以上のグリシジル基と1個の重合性不飽和結合とを有する化合物で、具体的には、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等;
(5)含窒素アルキル(炭素数1〜20)(メタ)アクリレート:例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート等;
(6)重合性不飽和基含有アミド系化合物:1分子中に1個以上のアミド基と1個の重合性不飽和結合とを有する化合物で、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルプロピルアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等;
(7)重合性不飽和基含有ニトリル系化合物:アクリロニトリル、メタクリロニトリル等;
(8)ジエン系化合物:ブタジエン、イソプレン等;
(9)ビニル化合物:酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル等;
(10)多ビニル化合物:エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、アリルメタクリレート、アリルアクリレート、ジビニルベンゼン、トリメチロールプロパントリアクリレート、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルアミド等;
(11)前記、水酸基含有重合性不飽和モノマー(a13)に列記した水酸基含有重合性不飽和モノマー等;
これらのその他の重合性不飽和モノマー(a2)は、1種で又は2種以上組合せて使用することができる。
脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a1)及びその他の重合性不飽和モノマー(a2)を必須成分として含有し、さらに、実質的に重合性不飽和基を含有しない化合物を含有することもできる。これにより、水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)の粒子が、重合性不飽和基を含有しない化合物を内包することもできる。かかる実質的に重合性不飽和基を含有しない化合物としては、例えば、紫外線吸収剤、紫外線安定剤及び金属ドライヤー等の塗料用添加剤;顔料、染料等の着色剤等を挙げることができる。
上記、油溶性の重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキシド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキシド、ステアロイルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物等が挙げられる。
本発明の1液型水性塗料組成物において水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)と共に配
合される水性脂肪酸変性エポキシ樹脂(B)は、脂肪酸(b1)及び重量平均分子量が200以上のエポキシ樹脂(b2)を構成単位として含有する水性樹脂であり、分散樹脂の平均粒子径が100〜1,000nm、特に100〜800nm、さらに特に100〜500nmが好適である。
ルパーミュエーションクロマトグラフィにより測定した重量平均分子量をポリスチレンの重量平均分子量を基準にして換算した値である。該ゲルパーミュエーションクロマトグラフィに用いるカラムとしては、「TSK gel G−4000HXL」、「TSK gel G−3000HXL」、「TSK gel G−2500HXL」、「TSK gel G−2000HXL」(いずれも東ソー(株)社製)を挙げることができる。
この反応において、N,N−ジメチルアミノエタノールなどの3級アミン、臭化テトラエチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウムなどの4級アンモニウム塩等のエステル化反応触媒を用いることができ、さらに、反応に対して不活性な有機溶媒を使用してもよい。
この場合において、脂肪酸変性エポキシ樹脂(B1)と重合性不飽和モノマー(b3)の使用割合は、脂肪酸変性エポキシ樹脂(B1)100質量部に対し、重合性不飽和モノマー(b3)が10〜2,000質量部、好ましくは25〜1,000質量部の範囲内であることが望ましい。
本発明の1液型水性樹脂組成物は、コバルト金属塩(c1)と、マンガン、ジルコニウム、リチウム及びバリウムから選ばれる少なくとも2種の金属の金属塩(c2)とを金属ドライヤー(C)として含有する。
本発明の1液型水性塗料組成物には、耐水性や防食性の向上を目的として、亜リン酸塩化合物を含有する。
本発明の1液型水性塗料組成物は、水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)と水性脂肪酸変性エポキシ樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、前記金属ドライヤー(C)及び亜リン酸塩化合物に加え、必要に応じて、特定の水分散性アクリル重合体粒子(D)を含有することができる。水分散性アクリル重合体粒子(D)を添加することによって、耐水性を損うことなく造膜性を得ることができる。
水分散性アクリル重合体粒子(D)は、上記吸光度測定による吸光度の値が0.2以下であり、極めて透明度が高いという特徴を有するものである。なお、本明細書においては、1,4−ジオキサンを溶媒とする液とは、1,4−ジオキサンを溶媒とする溶液及び分散液の両方を包含する。
ノニオン系乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノールアミドなどをあげることができる。両性イオン乳化剤としては、アルキルベダインなどを挙げることができる。
一般に光散乱法による分子量測定には、以下の光散乱の基礎式(1)
Kc/R(θ)=1/MwP(θ)+2A2c+・・・ (1)
R(θ)=角度θにおける散乱光(レイリー係数)の還元強度
c=サンプル濃度
Mw=重量平均分子量
A2=第2ビリアル係数
K=光学パラメーター
P(θ)=角度散乱関数
が用いられるが、本発明の重量平均分子量は、サイズ排除クロマトグラフに多角度光散乱検出器を接続したSEC−MALLS法と同様、上記式(1)において、第2ビリアル係数とサンプル濃度との積である第2項以降を無視した式から求めた値をいうものとする。
後記製造例等における測定を含め、本明細書においては、検出器として、DAWN DSP Laser Photometer(Wyatt Technology Co.製)を用い、カラムとして、「KF−806L」を2本、「KF−802」を1本(いずれもShodex社製、商品名)の計3本を用い、溶媒;テトラヒドロフラン、測定温度;40℃、流速;1cc/分、サンプル濃度;0.1質量%の条件で行うものとする。
試料の調製は、水分散性アクリル重合体粒子(D)のエマルションを常温にて乾燥させ、乾燥した重合体粒子を、固形分濃度が2.5質量%となるようテトラヒドロフランに加え、2時間室温にて溶解させることにより行なった。測定時はテトラヒドロフランにて、さらに濃度0.1質量%に希釈し、ポアサイズ1μmのメンブランフィルターにてろ過したものを測定試料として用いた。
前記の紫外線吸収剤としては、トリアジン系またはベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
が好ましく、例えば、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)
オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン と2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの混合物(例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名、「TINUVIN 400」)、β−[3−(2−H−ベンゾトリアゾール)−2−イル]−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル]プロピオン酸−ポリエチレングリコール300エステル とビス{β−[3−(2−H−ベンゾトリアゾール)−2−イル]−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル}プロピオン酸}−ポリエチレングリコール300エステル の混合物(例えばチバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名、「TINUVIN 1130」)などが挙げられる。
ば、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバテ−トと
メチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバテ−トの混合物
(例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名、「TINUVIN
292」)、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1−オクチルオキシ−4−ピペリ
ジニル)デカンジオネート(例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名、
「TINUVIN 123」)などが挙げられる。
重合系、ポリシロキサンとケイ酸の縮合物系、金属石鹸系などが使用できる。
反応容器に下記の成分を入れ、攪拌しながら反応温度140℃、5時間で反応させ、
脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a)を得た。
亜麻仁油脂肪酸 280部
グリシジルメタクリレート 142部
臭化テトラアンモニウムブロマイド 0.13部。
ガラスビーカーに下記「モノマー乳化物組成」成分を入れ、ディスパーにて2000
rpmで15分間攪拌し、予備乳化液を製造した後、この予備乳化液を、高圧エネルギーを加えて流体同士を衝突させる高圧乳化装置にて100MPaで高圧処理することにより、分散粒子の平均粒子径が190nmのモノマー乳化物を得た。
「モノマー乳化物組成」
製造例1で得た脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a) 35部
スチレン 10部
i−ブチルメタクリレート 24部
t−ブチルメタクリレート 18部
2−エチルヘキシルメタクリレート 10部
メタクリル酸 3部
アデカリアソープER−40(注1) 2部
脱イオン水 145部
次いで、上記モノマー乳化物をフラスコへ移し、脱イオン水にて固形分濃度が45%となるように希釈した。その後85℃まで昇温させ、過硫酸アンモニウム0.5部を脱イオン水13部に溶解させた開始剤水溶液をフラスコに投入し、該温度を保持しながら3時間攪拌した。その後、過硫酸アンモニウム0.25部を脱イオン水10部に溶解させた開始剤水溶液をフラスコに添加し、該温度を保持しながら1時間攪拌した後40℃まで冷却し、ジメチルアミノエタノールでpHを8.0に調整し、固形分濃度40%、分散樹脂の平均粒子径が190nmの水性脂肪酸変性アクリル樹脂No.1を得た。
モノマー乳化物の配合組成を表1のとおりに変更する以外は上記製造例2と同様にして、水性脂肪酸変性アクリル樹脂No.2〜No.4を得た。
反応容器に、亜麻仁油脂肪酸280部、「jER828」(注2)185部及びテトラエチルアンモニウムブロマイド0.23部を入れ、攪拌しながら反応温度140℃で反応させ、脂肪酸変性エポキシ樹脂を得た。エポキシ基とカルボキシル基の反応は残存カルボキシル基の量を測定することによりモニターした。残存カルボキシル基の量がほぼなくなるまで反応を行い、反応が完了するまで約7時間を要した。その後、「Newcol707SF」19部を該反応容器に入れ、ディスパーにて2000rpmで攪拌しながら、脱イオン水620部を滴下し、固形分が40%の水性脂肪酸変性エポキシ樹脂を得た。
配合組成を表2に記載のとおりにする以外は、上記製造例6と同様にして水性エポキシ樹脂を製造した。
温度計、サーモスタット、撹拌器、還流冷却器及び滴下装置を備えた反応容器に脱イオン水85部を仕込み、窒素気流中で撹拌混合し、75℃に昇温した。
次いで、下記のモノマーと開始剤の乳化物(注3)全量のうちの3%量及び0.5%過硫酸アンモニウム水溶液10部とを反応容器内に導入し75℃で2時間保持した。その後、残りのモノマーと開始剤の乳化物を5時間かけて反応容器内に滴下し、滴下終了後6時間熟成を行なった。その後、30℃まで冷却し、5.0%ジメチルエタノールアミン水溶液と脱イオン水を用いて固形分濃度40%、pHが6.8となるように調整した。ついで、200メッシュのナイロンクロスで濾過しながら排出し、固形分40%の水分散性アクリル樹脂1の水分散液を得た。得られた水分散性アクリル重合体粒子No.1は、平均粒子径140nm(サブミクロン粒度分布測定装置「COULTER N4型」(ベックマン・コールター社製)を用いて、脱イオン水で希釈し20℃で測定した。)、酸価10mgKOH/gを有していた。
モノマーと開始剤の乳化物の組成を下記表1に示すとおりとする以外、製造例8と同様にして合成を行い、水分散性アクリル重合体粒子No.2の水分散液を得た。得られた水分散性アクリル樹脂No.1〜No.2の重量平均分子量、吸光度、平均粒子径、酸価及び固形分濃度を下記表3に示す。
温度計、サーモスタット、撹拌装置、還流冷却器、窒素導入管及び滴下装置を備えた反応容器にプロピレングリコールモノプロピルエーテル35部を仕込み85℃に昇温後、メチルメタクリレート30部、2−エチルヘキシルアクリレート20部、n−ブチルアクリレート29部、2−ヒドロキシエチルアクリレート15部、アクリル酸6部、プロピレングリコールモノプロピルエーテル15部及び2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2.3部の混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後1時間熟成した。
その後さらにプロピレングリコールモノプロピルエーテル10部及び2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1部の混合物を1時間かけて滴下し、滴下終了後1時間熟成した。さらにジエタノールアミン7.4部を加え、固形分55%の水酸基含有アクリル樹脂溶液を得た。得られた水酸基含有アクリル樹脂は酸価が47mgKOH/g、水酸基価が72mgKOH/gであった。
製造例10で得た固形分55%のアクリル樹脂溶液14.5部(固形分8部)、チタン白80部、ZP−50S(注4)5部、NP−1020C(注5)5部、脱イオン水
90部加え、ボールミルに仕込み20時間攪拌することによって、固形分50%の顔料分散ペーストNo.1を得た。
表4の配合内容とする以外は、製造例11と同様にして、顔料分散ペーストNo.2〜
No.5を得た。
(注5)NP−1020C:東邦化学社製、商品名、亜リン酸カルシウム
(注6)LF−ボウセイM−PSN:キクチカラー社製、商品名、モリブデン酸亜鉛
(注7)SHIELDEX AC−5:W.R.Grace & Co.社製、商品名、
カルシウムイオン交換された非晶質シリカ微粒子
(注8)K−WHITE 140W:テイカ社製、商品名、トリポリリン酸二水素アルミニウム。
製造例2で製造した固形分40%の水性脂肪酸変性アクリル樹脂溶液No.1 200部(固形分80部)、固形分40%の水性脂肪酸変性エポキシ樹脂No.1 50部(固形分20部)、50%の顔料分散ペーストNo.1を196部(固形分98部)、固形分40%の水分散性アクリル樹脂No.1を25部(固形分10部)、エチレングリコールモノブチルエーテル5部、ディスパーで攪拌しながら脱イオン水を加えて混合して固形分を調整し、固形分44%の水性塗料No.1を得た。
A〜E成分を表5の配合内容とする以外は、実施例1と同様にして、水性塗料No.2〜No.10を得た。次いで、試験板作成に従って得た試験板を、後記の試験方法によって試験に供した結果を表5に示す。
(注11)Additol VWX−4952:日本サイテック製、商品名、Co/Mn/Zr=3%/5%/3% 金属量(%)
(注12)Additol VWX−6206:日本サイテック製、商品名、Co/Zr/Li=5%/7.5%/0.2% 金属量(%)
(注13)Durhum Cobalt 100WM: ロックウッド製、商品名、Co=10 % 金属量(%)
(注14)Durhum Manganese 100WM: ロックウッド製、商品名、Mn=10 % 金属量(%)
(注15)Durhum Zirconium 100WM: ロックウッド製、商品名、Zr=10 % 金属量(%)
(注16)アジピン酸ジヒドラジッド:日本ファインケム製、商品名、アジピン酸ジヒドラジド
(注17)Tinuvin 1130:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名、
β−[3−(2−H−ベンゾトリアゾール)−2−イル]−4−ヒドロキシ−5−
tert−ブチルフェニル]プロピオン酸−ポリエチレングリコール300エステルと
ビス{β−[3−(2−H−ベンゾトリアゾール)−2−イル]−4−ヒドロキシ−5−
tert−ブチルフェニル}プロピオン酸}−ポリエチレングリコール300エステルの
混合物
(注18) Tinuvin 292:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバテ−トと
メチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバテ−トの混合物。
A成分〜E成分を表6の配合内容とする以外は、実施例1と同様にして、水性塗料No.11〜No.20を得た。次いで、試験板作成に従って得た試験板を、下記の試験方法による試験に供した結果を表6に示す。
上記の実施例1〜10、比較例1〜10にて得た水性塗料No.1〜No.20を用いて、冷延鋼板(無処理)に乾燥膜厚が35±2μmとなるようにスプレー塗装した。次に、電気熱風乾燥機を用いて80℃で30分間強制乾燥し、次いで室温(23℃)で7日間乾燥を行って試験板を得た。
各水性塗料を250mlのガラス容器に入れて暗所で40℃で30日間貯蔵し、状態をチェックした。
○は、塗料のゲル化及び相分離のいずれも認められず、
△は、やや塗料のゲル化及び相分離の少なくともいずれかがみられる、
×は、著しい塗料のゲル化及び相分離の少なくとも一つが著しくみられる。
各試験板の塗面外観を目視で評価した。
○は、平滑性が良好で問題なし
△は、うねり、ツヤビケ、チリ肌などの仕上り性の低下がやや見られる、
×は、うねり、ツヤビケ、チリ肌などの仕上り性の低下が大きい。
JIS K 5600-5-4に準じて、試験塗板面に対し約45度の角度に鉛筆の芯を当て、芯が折れない程度に強く試験塗板面に押し付けながら前方に均一な速さで約10mm動かした。塗膜が破れなかったもっとも硬い鉛筆の硬度記号を鉛筆硬度とした。
各試験板の粘着性を指触で評価した。
◎は、粘着性はなく、キズ(爪あと)もつかない
〇は、粘着性はなく、キズ(爪あと)はつくが製品としては問題ない
△は、粘着性はあるが、指紋の跡は付かない
×は、粘着性があり、指紋の跡がつく。
各試験板を23℃で脱イオン水に72時間浸漬し、塗面を評価した。
◎は、ツヤビケもなく良好で問題ない
○は、ややツヤビケが見られるが製品として問題ないレベル
△は、フクレ、色落ちのいずれかが見られる、
×は、フクレ、色落ちのいずれかが大きい。
各試験板の塗膜にナイフでクロスカット傷を入れ、これをJIS Z−2371に準じて120時間耐塩水噴霧試験を行い、ナイフ傷からの錆、フクレ幅によって以下の基準で評価した。
◎は、錆、フクレの最大幅が、カット部から2mm未満(片側)、
○は、錆、フクレの最大幅が、カット部から2mm以上でかつ3mm未満(片側)、
△は、錆、フクレの最大幅が、カット部から3mm以上でかつ4mm未満(片側)、
×は、錆、フクレの最大幅が、カット部から4mm以上(片側)。
JIS B−7533に規定されたサンシャインカーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験において、照射時間が500時間となるまで試験を行った塗膜において、試験前の光沢に対する光沢保持率が80%となる照射時間を測定した。
〇は、照射時間が500時間となっても光沢保持率が80%以上である
△は、光沢保持率が80%を割る時間300時間以上、かつ500時間未満、
×は、光沢保持率が80%を割る時間300時間未満
Claims (3)
- 脂肪酸変性重合性不飽和モノマー(a1)及びその他の重合性不飽和モノマー(a2)を含むモノマー混合物(I)を水性媒体中に平均粒子径が500nm以下になるように微分散させ、得られるモノマー乳化物を重合することにより得られる水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)、及び脂肪酸(b1)及び重量平均分子量が200以上のエポキシ樹脂(b2)を構成単位として含有する水性脂肪酸変性エポキシ樹脂(B)を、該樹脂(A)/該樹脂(B)の固形分質量比で5/95〜95/5の比率で含有する塗料組成物であって、
該樹脂(A)と該樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、下記特徴の金属ドライヤー(C)を合計金属量(質量換算)で0.01〜15質量部、亜リン酸塩化合物を1〜20質量部含有する建設機械用又は産業機械用の1液型水性塗料組成物。
金属ドライヤー(C):コバルト金属塩(c1)と、マンガン、ジルコニウム、リチウム及びバリウムの中から選ばれる少なくとも2種の金属の金属塩(c2)とを含む金属ドライヤー - さらに、水性脂肪酸変性アクリル樹脂(A)と水性脂肪酸変性エポキシ樹脂(B)の固形分合計100質量部に対して、下記特徴の水分散性アクリル樹脂(D)を1〜20質量部含有する請求項1に記載の建設機械用又は産業機械用の1液型水性塗料組成物。
水分散性アクリル重合体粒子(D):カルボキシル基含有重合性不飽和モノマー0.1〜15質量%及びその他の重合性不飽和モノマー85〜99.9質量%からなるモノマーの共重合体であって、重量平均分子量が30万以上である樹脂 - 亜リン酸塩化合物が、亜リン酸カルシウムである請求項1又は2に記載の建設機械用又は産業機械用の1液型水性塗料組成物。
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