JP5449968B2 - 連続溶融亜鉛めっきラインの冷却装置の水漏れ防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ストリップの連続溶融亜鉛めっきラインに配置されている冷却装置の気水冷却装置の下部に設けられ、冷却装置の下部のストリップ導入開口の水漏れを防止する、連続溶融亜鉛めっきラインの冷却装置の水漏れ防止装置に関する。
鋼ストリップの連続溶融亜鉛めっきラインにおいて、連続焼鈍炉で熱処理されたストリップは、亜鉛めっき浴中に浸漬されて通過し、亜鉛めっき浴を出てから上昇している途中で所定のめっき厚さにされた後、合金化処理装置により合金化処理される。合金化処理されたストリップは、冷却装置に導入され、気体供給管および液体供給管に連接した多数の冷却ノズルがストリップを挟んで相対設置された気水冷却装置から気水をストリップに噴霧して冷却する(特許文献1参照)。
図4は従来の溶融亜鉛めっきラインにおける冷却装置の水漏れ防止装置の一例を示す図である。
図4において、冷却装置1内には合金化されたストリップ2に気水を噴霧する複数の気水冷却装置3がストリップ2を挟んでその両側に上下方向に複数段配設されている。各気水冷却装置3は、液体供給管4に接続された液体冷却ノズル5の先端が、気体供給ダクト6に接続された気体冷却ノズル7の先端部分に配設され、液体冷却ノズル5から流出する液体と気体冷却ノズル7の気体により気水がストリップ2へ向けて噴霧され、ストリップ2が気水冷却される。
冷却装置1の下部には、合金化されたストリップ2が下方から導入されるストリップ導入開口8から液滴が落下して系外へ水滴やミストとなって放散するのを防ぐため、水漏れ防止装置10としてガスを吹き出す水切り用スリツトノズル16がストリップ2の両側に配置されている。なお、9はドレン抜きである。
特公昭58−56029号公報
前記従来のガスを吹き出す水切り用スリツトノズルでは、ノズルから吹き出すガスにより落下してくる水滴やミストが吹き飛ばされずにそのまま下方に向かって冷却装置のストリップ導入開口から漏れて系外に放散する場合があった。
また、水漏れ防止のため、冷却水量を制限して噴射する気水の液滴を小さくしていたので、冷却水量を増やすことにより冷却能力を向上させることが難しかった。
そこで、本発明は、連続溶融亜鉛めっきラインに配置されている合金化されたストリップを冷却する冷却装置の水漏れ防止装置において、落下する液滴を細かくするとともに、上方に飛ばして水漏れを防止することによって、冷却水量を増加させて冷却能力を向上させることを可能にするものである。
本発明は、ストリップの連続溶融亜鉛めっきラインに配置されている冷却装置の気水冷却装置の下部に設けられ、冷却装置の下部から合金化されたストリップが導入されるストリップ導入開口の水漏れを防止する、連続溶融亜鉛めっきラインの冷却装置の水漏れ防止装置において、気水冷却装置とストリップ導入開口との間に、走行するストリップを挟んでそれぞれに鉛直上向きに向かって回転する羽根車を上下2段に配置し、各羽根車の回転軸に円周方向に間隔をおいて且つ径方向に複数の羽根が設けられ、各羽根は回転軸側の金属板とこの金属板に外側に向けて一体に連設された金網板からなることを特徴とする。
各羽根が鉛直上向きに向かって回転することにより、ストリップ導入開口近傍に上向きの流れ場が形成され、落下しようとする水滴を上方に飛ばし、水漏れを防止するとともに、落下する水滴を金網板に衝突させて細かくしてミストにすることにより、より漏れにくくするものである。
前記構成において、羽根が4枚以上である。また、羽根車の板網比M/Pは、0.5〜2、回転速度は、3000rpm以上が好ましい。また、羽根の金網が200〜500メッシュが好ましい。金網の間隔で言うと125μm〜50μm程度である。対象とする液滴の落下を防止するだけの流れ場および羽根車の板部分の回転により形成するのが肝要である。
本発明は、金網付きの羽根車を回転することで、ストリップ導入開口近傍に上向きの流れ場を形成し、落下しようとする水滴を上方に吹き飛ばすとともに、水滴をより小さなものにすることで、冷却装置の下部のストリップ導入開口からの水漏れを防止することができる。
また、従来、水漏れ防止のために気水の液滴を小さくしていたが、本発明により液滴を小さくすることなく水漏れを抑えることができるので、冷却水量を増加させることが可能となる。その結果、高熱伝達率の冷却が可能となって冷却性能を向上させることが可能となり、冷却装置をコンパクトにすることも可能となる。
本発明の水漏れ防止装置の配置を示す図である。 本発明の水漏れ防止装置の羽根車を示す斜視図である。 本発明の水漏れ防止装置に整流板を配置した例を示す図である。 従来の水漏れ防止装置を示す図である。
本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1において、溶融亜鉛めっきラインの冷却装置1には、走行するストリップ2を挟んで対向して上下方向に複数段の気水冷却装置3が配置されている。図3に示す従来の気水冷却装置と同様に、液体供給管4に連結された液体冷却ノズル5の先端が気体供給ダクト6に設けられた気体冷却ノズル7の噴出口に配設されている。液体冷却ノズル5から流出する水は、気体供給ダクト6から噴出する気体により噴霧されてストリップ2へ向けて噴射され、ストリップ2を気水冷却する。
冷却装置1の下部には、ストリップ導入開口8及びドレン抜き口9が設けられ、ストリップ導入開口8からは合金化処理装置で合金化されたストリップ2が導入され、ドレン抜き口9からは冷却装置1の底にたまるドレンが排出される。
冷却装置1の最下段の気水冷却装置3とストリップ導入開口8との間に、落下する水滴がストリップ導入開口8から系外へ水滴やミストとなって放散するのを防ぐため、水漏れ防止装置10が配置される。水漏れ防止装置10は走行するストリップ2を挟んでそれぞれ上下2段に羽根車11が配置される。羽根車11の回転軸12は、その長手方向軸がストリップ2の幅方向に沿うように配置される。
図3に示すように、羽根車の周囲は流れを整流するために、整流板17を配置してもよい。
羽根車11は、図2に示すように、回転軸12の円周方向に間隔をおいて且つ径方向に複数の羽根13が設けられている。羽根13の枚数は、落下する水滴を細かく砕き、吹き飛ばすことができる枚数が必要であるが、4枚〜24枚で水漏れを防止することができる。
羽根13は、回転軸12側が金属板14で、この金属板14に外側に向けて金網板15が連設される。ストリップ導入開口8の上部に被る領域を金属板14で形成し、ストリップ導入開口8に向けて落下する水滴を金網板15の網目に衝突させる。
羽根板11の金網板15の幅(M)と金属板14の幅(P)との比(M/P)は、0.5〜2、また、羽根13の金網板14は200〜500メッシュ(金網の間隔:125μm〜50μm程度)が好ましい。対象とする液滴の落下を防止するだけの流れ場および羽根車の板部分の回転により形成するのが肝要である。
羽根車の回転方向は、ストリップ開口側が鉛直上向きに回るように向かって回転させ、羽根車の回転速度は、3000rpm以上にすることにより水滴を吹き飛ばして水漏れを防止することができる。
ストリップ導入開口8に向かって落下する水滴は、高速で回転している金網板15に衝突して細かく砕かれ、砕かれたミストは羽根の回転で生じる風力で鉛直上向きの運動エネルギーが与えられて上方へ吹き飛ばされて、ストリップ導入開口8への落下が阻止されて水漏れを防止することができる。
1:冷却装置 2:ストリップ
3:気水冷却装置 4:液体供給管
5:液体冷却ノズル 6:気体供給ダクト
7:気体冷却ノズル 8:ストリップ導入開口
9:ドレン抜き口 10:水漏れ防止装置
11:羽根車 12:回転軸
13:羽根 14:金属板
15:金網板 16:水切り用スリツトノズル
17:整流板

Claims (3)

  1. ストリップの連続溶融亜鉛めっきラインに配置されている冷却装置の気水冷却装置の下部に設けられ、冷却装置の下部からストリップが導入されるストリップ導入開口の水漏れを防止する、連続溶融亜鉛めっきラインの冷却装置の水漏れ防止装置において、
    気水冷却装置とストリップ導入開口との間に、走行するストリップを挟んでそれぞれに鉛直上向きに向かって回転する羽根車を上下2段に配置し、各羽根車の回転軸に円周方向に間隔をおいて且つ径方向に複数の羽根が設けられ、各羽根は回転軸側の金属板とこの金属板に外側に向けて一体に連設された金網板からなることを特徴とする連続溶融亜鉛めっきラインの冷却装置の水漏れ防止装置。
  2. 前記金網板が200メッシュ〜500メッシュであることを特徴とする請求項1記載の連続溶融亜鉛めっきラインの冷却装置の水漏れ防止装置。
  3. 前記羽根板の金網板の幅(M)と金属板の幅(P)との比(M/P)が0.5〜2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の連続溶融亜鉛めっきラインの冷却装置の水漏れ防止装置。
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