JP5448900B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人物の顔を検出する機能を備えた撮像装置に関するものである。
近年、画像処理において、入力画像中から人物の顔を検出し、その顔から特徴点を抽出して個人識別を行い、画像の記録、再生、管理、検索に利用する技術が知られている。例えば、撮像装置において抽出した人物の顔に対し、撮影条件の制御や画像処理制御に利用する技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、検出した顔画像を含む顔の特徴量から被写体の人物に対し、被写体の特性や好みに応じて、露出量の制御や光学系の焦点制御を始めとする撮影条件を適切に調整する技術が開示されている。
特開2004−222118号公報
しかしながら、従来の顔検出処理においては、画像内から複数の顔領域を検出した場合に、撮影条件の制御や調整による効果の大きい顔領域と効果の小さい顔領域を領域単位で選択できない。したがって、効果の上限、下限を容易に比較、参照することができず、制御や調整の対象とする全ての顔領域について、効果の程度が適切かどうかの確認をユーザーの判断に委ねていた。そのため、検出された顔の個数が2個を越えると効果が中程度であり、ユーザーにとっては、確認の不要な顔領域が増え、作業の不要な顔領域を作業対象から省く操作が回数、時間ともに増加するものであった。
(発明の目的)
本発明の目的は、フォーカス状態を確認させるための拡大表示を行う際の、ユーザーの確認作業の回数および確認時間を減らすことのできる撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、画面内の人物の顔領域を検出する顔領域検出手段と、少なくとも被写体距離に対応する情報と大きさに対応する情報を含む顔情報を取得する顔情報取得手段と、マニュアルフォーカス時においてアシスト機能が設定されている場合、前記顔情報に基づいて、検出された顔領域よりも少ない数の顔領域を選択する顔領域選択手段と、前記選択された顔領域を拡大表示する表示手段とを有し、前記顔領域選択手段が、第1の被写体距離にある顔領域と第2の被写体距離にある顔領域を少なくとも選択し、前記第1の被写体距離にある顔領域もしくは前記第2の被写体距離にある顔領域が2つ以上存在するときには、該2つ以上存在する顔領域のうち画面内の占有面積の最も小さい顔領域を選択することを特徴とするものである。
本発明によれば、フォーカス状態を確認させるための拡大表示を行う際の、ユーザーの確認作業の回数および確認時間を減らすことができる。
本発明の一実施例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 アシスト機能による画面の遷移の一例を示す図である。 顔領域の大きさの関係の一例を示す図である。 アシスト機能による顔領域選択を示すフローチャートである。 アシスト機能による画面の遷移の他の例を示す図である。 顔領域の大きさの関係の他の例を示す図である。 従来技術のアシスト機能による画面の遷移を示す図である。 従来技術のアシスト機能による顔領域選択を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に示す通りである。
図1は、本発明の一実施例に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。この撮像装置は、ユーザーが手動で焦点調節を可能にするマニュアルフォーカス機能を備えている。さらに、撮像した画像内の人物の顔を検出し、マニュアルフォーカス時に、顔のフォーカス状態を確認するために顔領域を撮像装置本体の表示部あるいは外部出力端子を介して拡大表示するアシスト機能を備えている。
図1において、101は焦点調節を行うためのフォーカスレンズ、102はフォーカスレンズ101を駆動するためのアクチュエータ、103はアクチュエータ102を駆動する駆動部である。104は結像された入射光を光電変換する撮像素子、105は撮像素子104からの出力信号を映像信号に変換、また映像信号について各種信号処理を行う画像処理部である。106は映像信号の記録、再生および所定のフォーマットでの符号化、復号化を行うビデオ部であり、さらにGUI(Graphical User Interface)用画面を生成する。
107は画像データの記録を行う記録媒体であるメモリ部、108は映像信号およびGUI用画面の表示を行う表示部である。109は顔検出部であり、画像処理部105からの映像信号より顔領域を抽出し、顔領域の画像内における座標情報および顔領域の大きさ情報を取得し、出力する。110はフォーカス操作部であり、後述するようにフォーカスレンズ101のマニュアル時の駆動量を入力するためのキー群で構成される。111は撮像装置のシステム制御を行うシステムコントローラである。
上記構成において、撮像素子104に結像された入射光はここで光電変換され、画像処理部105にて映像信号に変換される。画像処理部105は、システムコントローラ111の指示に応じて映像信号に対し、拡大・縮小、合成の各種信号処理を行い、その結果をビデオ部106に出力する。また、画像処理部105は、映像信号から検出用サンプリングデータを生成して顔検出部109に対して出力し、検出結果を顔検出部109より取得する。顔の検出結果はシステムコントローラ111に出力される。さらに、画像処理部105は、映像信号からフォーカス評価値を検出し、システムコントローラ111へ出力する。
ビデオ部106は、入力された映像信号を所定のフォーマットで記録するためのコーデックを備えており、映像信号の符号化および復号化を行う。そして、映像信号を符号化して得られた画像データをメモリインターフェース部(不図示)を介してメモリ部107に書き込む。また、ビデオ部106は、メモリ部107に記録されている画像データを読み出し、映像信号に復号化する。さらに、ビデオ部106は、映像信号を表示部108および外部出力端子に出力したり、システムコントローラ111の指示に従い、GUI用画面の描画を行って映像信号に重畳したりする。
メモリ部107には、画像データ以外に、画像データの管理用データベース、撮像装置の設定情報など撮像装置の制御に必要なデータも格納される。
フォーカス操作部110は、切換キー110aとフォーカス駆動方向キー110bを有する。切換キー110aは、AF(オートフォーカス)動作とMF(マニュアルフォーカス)動作の切り換えや、フォーカスアシスト中の拡大表示中の人物のセット、次に拡大表示する人物のセットを行うためのものである。フォーカス駆動方向キー110bは、MF時に、フォーカスレンズ101の駆動方向を至近方向あるいは無限遠方向に切り換えるためのものである。このフォーカス駆動方向キー110bの操作により、至近方向あるいはい無限遠方向へのフォーカスレンズ101の駆動を制御する信号がシステムコントローラ111へ入力される。
システムコントローラ111は、切換キー110aの情報に応じて、フォーカスモードを切り換える。そして、フォーカスモードがAF時には、画像処理部105より得られるフォーカス評価値に従い、適切な合焦度となるように駆動部103を介してアクチュエータ102の駆動を制御する。これにより、フォーカスレンズ101が至近方向あるいは無限遠方向に移動する。
一方、フォーカスモードがMF時には、システムコントローラ111は、フォーカス駆動方向キー110bからの情報に従い、駆動部103を介してアクチュエータ102の駆動を制御する。これにより、フォーカスレンズ101が至近方向あるいは無限遠方向に所定量ずつ移動する。
顔検出部109は、画像処理部105より入力された検出用サンプリングデータ内から人物の顔領域を検出する。顔領域を検出する手段はどのようなものでも良い。また、検出した顔領域から検出用サンプリングデータ内における座標情報、および領域の大きさ情報を生成し、画像処理部105に出力する。
システムコントローラ111は、画像処理部105より顔領域の検出結果を取得し、その時点のフォーカスレンズ101の位置および顔領域の座標情報に対応するフォーカス評価値から、顔領域までの距離情報を取得する。
ここで、フォーカスモードがMF時におけるアシスト機能について説明する。
フォーカス操作部110の切換キー110aが操作され、MFが有効となると、システムコントローラ111は、アシスト機能を開始する。この時、MF時のフォーカス状態の確認を容易にするため、表示部108において撮影画像の拡大表示を行う。アシスト機能実行中に一定期間切換キー110aやフォーカス駆動方向キー110bの操作が行われない場合は、アシスト機能を終了する。
また、撮影画像内に複数の人物の顔が検出されており、アシスト機能実行中に、ユーザーにより再度切換キー110aが操作されると、システムコントローラ111は、拡大表示する人物を切り換える。
また、システムコントローラ111は、取得した顔領域の大きさ情報と距離情報から、検出された顔領域の個数に応じて、どの顔領域について拡大表示を行うかを選択する。そして、選択結果から画像処理部105に対し、画像データ内のどの座標を拡大するかを指示する。画像処理部105は、拡大表示する顔領域が1つである場合は、指定の座標について拡大処理を行う。一方、拡大表示する顔領域が複数個である場合、各々の座標の画像を拡大し、拡大画像の合成を行う。
ここで、以下の実施例の説明をわかり易くするために、まず、図2(a)、図3および図7,図8を用いて、従来技術(特開2007−41866号公報から類推される技術の例)における、MF時のアシスト機能の顔領域選択および表示について簡単に説明する。
図7(a)〜(e)は、従来技術のアシスト機能による表示画面の遷移を示した図である。アシスト機能が実行される前は、撮影画面901で示す状態が表示部108に表示されている。この時、撮影画像内に人物の顔領域が検出されると、枠902が撮影画像の上に重畳される。例えば、図2(a)のように撮影画像201内に4人の人物の顔が検出されると、図7(a)に示すように、枠902がそれぞれ重畳表示され、ここでは便宜上、検出された顔領域の画面左から人物A、人物B、人物C、人物Dとする。そして、各人物A〜Dは、撮像装置から図3(a)の距離関係で示される位置に居るものとする。つまり、4人の並び順は撮像装置から近い順に、図3(a)のように人物A,D,B,Cとなり、各人物の顔の大きさが同じであるとすると、撮影画面内における顔領域の大きさは図3(b)となる。
次に、上記図3(a)の距離関係で示される各位置に人物A,D,B,Cが居る場合の、従来技術におけるアシスト機能実行中の画面拡大について、図1および図8のフローチャートを用いて説明する。
アシスト機能が実行開始されると、システムコントローラ111は、まずステップS801にて、撮影画像内から顔検出部109にて検出された顔領域の個数および画像内における顔領域の座標情報(位置情報)を取得し、各顔領域に識別子を割り当てる。そして、次のステップS802にて、上記ステップS801で取得した各顔領域の位置情報に対応した顔領域までの距離情報を取得する。この時取得する距離情報は、撮像装置と顔領域までの距離そのものを示す情報であってもよいし、撮像装置から所定の間隔で定義された複数の距離範囲のどの範囲に顔領域があるかを示す情報であってもよいし、情報の種類にはよらない。続くステップS803では、上記ステップS802で取得した各顔領域の距離情報をその距離の近い順に並べ替える。
次のステップS804では、システムコントローラ111は、上記ステップS803で並べ替えた距離情報うち、最も撮像装置の近傍にある顔領域(この例では、図7(a)の人物Aの顔領域)の識別子を取得する。そして、次のステップS805にて、取得した識別子に対応する顔領域が所定の大きさとなるように画像処理部105に対し、拡大表示処理の指示を行う。これにより、図7(b)に示す撮影画面903の状態、つまり人物Aの拡大表示が表示部108もしくは外部出力端子を介して外部モニターにて行われる。
次のステップS806では、システムコントローラ111は、所定周期で取り込まれる切換キー110aおよびフォーカス駆動方向キー110bの状態を取得する。その結果、所定期間いずれのキーも操作されていなければアシスト機能を終えるためにステップS809へ進み、拡大表示処理を終了するための指示を画像処理部105に対し行い、拡大表示処理を終了する。
一方、アシスト機能の終了でない場合はステップS807へ進み、システムコントローラ111は、拡大表示する人物の変更操作(セット操作)が切換キー110aにより行われているか否かを判定する。その結果、未だ切換キー110aにより変更操作が行われていない場合はステップS805へ戻り、人物Aの拡大表示を継続する。また、切換キー110aにより変更操作が行われている場合はステップS808へ進み、現在拡大表示を行っている顔領域の位置より次に撮像装置から遠い位置の顔領域(この例では、図7(a)の人物Dの顔領域)の識別子を取得する。そして、取得した識別子に対応する人物Dの拡大表示をするためにステップS805へ進む。したがって、この時は図7(c)に示す撮影画面904の状態、つまり人物Dの拡大表示が表示部108もしくは外部出力端子を介して外部モニターにて行われる。
次のステップS806では、システムコントローラ111は、所定周期で取り込まれる切換キー110aおよびフォーカス駆動方向キー110bの状態を取得する。この例では人物は4人であるので、切換キー110aにより変更操作が行われる。よって、ステップS807を介してステップS808へ進み、現在拡大表示を行っている顔領域の位置より次に撮像装置から遠い位置の顔領域(この例では、図7(a)の人物Bの顔領域)の識別子を取得する。そして、取得した識別子に対応する人物Bの拡大表示をするためにステップS805へ進む。したがって、この時は図7(d)に示す撮影画面905の状態、つまり人物Bの拡大表示が表示部108もしくは外部出力端子を介して外部モニターにて行われる。
以下同様に、ステップS806,S807を介してステップS808へ進み、現在拡大表示を行っている顔領域の位置より次に撮像装置から遠い位置の顔領域(この例では、図6(a)の人物Cの顔領域)の識別子を取得する。そして、取得した識別子に対応する人物Cの拡大表示をするためにステップS805へ進む。したがって、この時は図7(e)に示す撮影画面906の状態、つまり人物Cの拡大表示が表示部108もしくは外部出力端子を介して外部モニターにて行われる。
従来技術のアシスト機能は上記の通りであった。しかし、上述した従来技術のアシスト機能では、フォーカス状態を確認するために検出した顔領域の個数だけ、ユーザーがキー操作を行う必要があった。その結果、撮像画面内の顔領域(人物)が多くなると操作回数の増加とフォーカス状態の確認の所要時間が長くなってしまい、ユーザーに負担をかけるものであった。したがって、より少ない作業手順、作業時間で所定の顔領域を選択することができる撮像装置が望まれていた。
そこで、本実施例では、MF時のアシスト機能を以下のようにしている。以下、図2、図3、図4を用いて説明する。本実施例においても、図2(a)のように撮影画像内に4人の人物の顔が検出されるものとする。
図2(b)は、本実施例に係るアシスト機能による画面の遷移を示した図である。アシスト機能が実行される前は、従来技術と同様、図2(a)に示すように撮影画面201が表示される。
複数の人物の顔の大きさが同じであれば、撮像装置からの距離が遠い程、検出した顔領域の大きさは小さくなる。そのため、人物A〜Dが撮像装置から図3(a)の距離関係であれば、従来技術で説明した通り、顔領域の大きさの関係は図3(b)の状態となり、大きい順からA,D,B,Cとなる。
MFによる被写界深度の範囲内に検出した人物が入っているか否かの判定は、撮像装置に対し、被写界深度の範囲内の最も近傍と最も遠方の人物についてフォーカス状態を確認すればよい。フォーカス状態の確認は、拡大表示される撮影画像を目視することにより行われる。そのため、撮影画像の拡大表示は、目視によりフォーカス状態が判断できる程度になされる。その際、合焦表示も同時になされるようにすれば、ユーザーは判断しやすくなる。
人物の体格や年齢、性別で顔の大きさは異なるが、より顔の大きさの小さい人物ほど、目、鼻、口などの顔器官も小さくなる。よって、同じ距離であれば、顔領域の大きさが小さい人物ほど領域内に含まれる画素数が少なくなり、フォーカス状態の影響を受けやすいため、顔の器官が十分解像しているか否かを確認する必要がある。つまり、拡大表示された顔の器官である目、鼻、口などが合焦しているか否かを目視にて確認する必要がある。
なお、撮影時のF値、焦点距離から合焦している距離範囲を算出できる。そのため、撮像装置と選択対象の顔までの距離が上記距離範囲内に入っているか否かを判断すれば、被写界深度内か否かを判断することになる。
ここで、上記図3(a)の距離関係で示される各位置に人物A,D,B,Cが居る場合の、本実施例1に係るアシスト機能実行中における画面拡大について、図4のフローチャートを用いて説明する。
アシスト機能が開始されると、図1に示すシステムコントローラ11は、まずステップS301にて、撮影画像内から顔検出部109で検出された顔領域の個数、画像内における顔領域の座標情報を取得する。そして、各顔領域に識別子を割り当てた後、ステップS302へ進む。
次のステップS302では、システムコントローラ11は、上記ステップS301で取得した各顔領域の座標情報に対応する位置の距離情報を取得する。そして、次のステップS303にて、上記ステップS301で取得した各顔領域の大きさ情報を取得する。
次のステップS304では、システムコントローラ11は、上記ステップS302で取得した距離情報のうち、最も撮像装置の近傍にある顔領域(この例では、図2(a),図3(a)の人物Aの顔領域)の識別子を取得する。そして、次のステップS305にて、上記ステップS304で取得した識別子に対応する顔領域の中から上記ステップS303で取得した大きさ情報のうちの最も大きい顔領域(この例では、図3(b)の人物Aの顔領域)の識別子を取得する。
次のステップS306では、システムコントローラ11は、上記ステップS302で取得した距離情報のうちの最も撮像装置から遠方にある顔領域(この例では、図2(a),図3(b)の人物Cの顔領域)の識別子を取得する。そして、次のステップS307にて、上記ステップS304で取得した識別子に対応する顔領域の中から上記ステップS303で取得した大きさ情報のうちの最も小さい顔領域(この例では、図2(a),図3(b)の人物Cの顔領域)の識別子を取得する。
次のステップS308では、システムコントローラ11は、上記ステップS305とステップS307で取得した各識別子に対応する顔領域を、同一画面を左右に分割して同時に表示するように、画像処理部105に対して拡大表示処理と画像合成の指示を出す。したがって、この時は図2(b)に示す撮影画面202の状態、つまり人物Aと人物Cが画面の左右に分割して表示部108もしくは外部出力端子を介して外部モニターに拡大表示される。
次のステップS309では、所定周期で取り込まれる切換キー110aおよびフォーカス駆動方向キー110bの状態を取得する。その結果、所定期間いずれのキーも操作されていなければ、アシスト機能を終了するためにステップS310へ進み、拡大表示処理を終了するための指示を画像処理部105に対し行い、拡大表示処理を終了する。一方、キー操作を検出した場合は上記人物Aと人物Cの拡大表示を継続したまま、所定期間いずれのキーも操作されてない状態を待つ。
以上説明したように、本実施例に係るアシスト機能実行中においては、ステップS305の処理により、撮影画面201の中で撮像装置に最も近くかつ顔領域の大きい人物として人物Aが選択される。また、ステップS307の処理により、撮影画面201の中で撮像装置に最も遠くかつ顔領域の小さい人物として人物Cが選択される。そして、図2(b)に示すように、フォーカス状態を確認する人物として選択した人物AとCの顔領域が各々拡大され、左右に並べて合成して撮影画面202として表示される。撮影画面202には、アシスト機能中であることを示す表示203、および、左右それぞれの人物がどの位置の人物かを示す表示204,205も表示されている。
これにより、ユーザーは顔領域の切り換え操作を行うことなく、また、一度に二人の顔についてフォーカス状態の確認作業を行うことができる。したがって、従来例に比べ、フォーカス状態の確認に必要な顔領域の選択の作業手順が少なく、容易に対象となる顔を選択でき、かつ選択した顔の表示を行うことが可能となる。また、顔までの距離情報以外に、顔の大きさ情報を用いていることから、人物の体格や年齢、性別による顔の大きさを考慮した選択が可能である。
つまり、撮影画像内から複数の顔領域を検出した場合に、少なくとも顔領域の大きさ情報と顔領域までの距離情報に基づき、より少ない作業手順、作業時間で所定の顔領域を選択することができる撮像装置とすることができる。
次に、別の撮影画像についてMF時のアシスト機能を実行した場合の動作について、図5および図6を用いて説明する。
撮影画面601内には、図5(a)に示すように、人物E,F,Gの3人が居り、各人物E〜Gと撮像装置までの距離情報の相関関係は図6(a)に示す通りであり、検出された人物(顔領域)E〜Gの顔領域の大きさ情報の相関関係は図6(b)であるとする。つまり、撮影画像601内の3人の人物E,F,Gは、人物E,Fが同じ距離で一番手前に、人物Gが人物E,Fより遠方(奥)に居る。一方、撮影画像601内の顔領域の大きさは、大きい順に人物E,G,Fであるものとする。
このような場合に、距離情報だけで顔領域の選択を行うと、最遠方側の顔領域として人物Gが選択されるが、最近傍側の顔領域は人物E,Fの2つとなり、近傍側に表示する人物を絞り込むことができない。一方、顔領域の大きさだけで顔領域の選択を行うと、最遠方の人物として人物Fが選択され、本来最も遠い位置に居る人物Gが選択されない。
しかし、本実施例では、上記のように各顔領域までの距離情報(撮像装置と各人物までの距離情報)とその大きさ情報(撮影画面内での顔領域の占有面積の大きさ)に基づいて顔領域を選択するようにしている。したがって、図5(b)の撮影画面602に示されるように、最近傍で、最も顔領域の小さい人物として人物Fが選択され、また最遠方で、最も顔領域の小さい人物として人物Gが選択される。よって、ユーザーに対し、アシスト機能によるフォーカス状態の確認が必要な顔領域を知らせることができる。
上記実施例では、最近傍で、最も小さい顔領域を選択するように構成されているが、最近傍で、最も大きい顔領域を選択するように構成される場合も有効である。最近傍で、最も小さい顔領域を選択する前者の場合には、顔として認識する、あるいは特定の個人を識別するために、顔や顔の器官が画素に占める割合が少ない小さい顔を選択することが有効である。また、最近傍で、最も大きい顔領域を選択する後者の場合には、顔や顔の器官の輪郭がはっきりしているか否かを確認するために、顔や顔の器官に画素の占める割合が多い大きい顔を選択することが有効である。
また、撮像装置が、被写界深度が調節可能な公知の被写界深度調節機能を有する場合には、最近傍の最も小さい顔領域あるいは最も大きい顔領域と、最遠方の最も小さい顔領域とのフォーカス状態を見ながらユーザーは被写界深度調節を行うことが可能となる。
なお、同じ距離で、同じ顔領域の大きさの複数の人物について、横を向いているなど、正面を向いている度合いが低い顔領域の人物ほど、同じ顔領域の大きさの正面を向いている人物に比べて顔器官の大きさは大きいと推測できる。このことから、顔領域までの距離、大きさに加えて、顔の向きに関する情報を合わせて顔領域を選択してもよい。その結果、フォーカス状態の確認が必要な人物の顔をより適切に選択させることができる。
また、本実施例においては、選択する顔領域の個数は2個であったが、検出された顔領域から、所定の条件を満たす顔領域を選択するためのものであるため、選択する顔領域の個数は2個より多い場合も有効であることはいうまでもない。
本実施例では、画面内の人物の顔領域を検出する顔領域検出手段(S301)を有する。さらに、少なくとも被写体距離に対応する情報と大きさに対応する情報を含む顔情報を取得する顔情報取得手段(S302,S303)を有する。さらに、マニュアルフォーカス時においてアシスト機能が設定されている場合、顔情報に基づいて、検出された顔領域よりも少ない数の顔領域を選択する顔領域選択手段(S304〜S307)を有する。さらに、選択された顔領域を拡大表示する表示手段(S308)を有する。そして、上記顔領域選択手段は、第1の被写体距離にある顔領域と第2の被写体距離にある顔領域を少なくとも選択し、第1の被写体距離(例えば最近傍)にある顔領域もしくは第2の被写体距離(例えば最遠方)にある顔領域が2つ以上存在するときには、該2つ以上存在する顔領域のうち画面内の占有面積の最も小さい顔領域を選択するものである。あるいは、第1の被写体距離にある顔領域については画面内の占有面積の最も大きい顔領域を選択し、第2の被写体距離にある顔領域については画面内の占有面積の最も小さい顔領域を選択する。この顔領域選択手段は、検出された顔領域のうちから被写界深度内に位置する、少なくとも最遠方の顔領域と最近傍の顔領域を選択する。
また、撮影時における被写界深度を調節可能な公知の被写界深度調節機能を有する撮像装置である場合には、被写界深度調節中に、前記顔領域選択手段による顔領域選択動作および前記表示手段による拡大表示動作を行うものである。
以上説明したように、本実施例によれば、撮影画像内に含まれる複数の顔領域のうちから、少なくとも顔領域までの距離情報と大きさ情報に基づき、自動的に検出された顔領域よりも少ない個数の顔領域(実施例では、2個)を選択するようにしている。よって、例えばMF時のアシスト機能のための拡大表示を行う場合は、顔領域の選択作業の操作回数や操作のための所要時間を短縮することができ、ユーザーは速やかにフォーカス状態の確認作業を行うことが可能となる。さらに、距離情報、大きさ情報以外の情報と組み合わせて顔領域の選択の条件とすることで、顔領域選択の誤りを低減させることができる。
また、本実施例によれば、MF時のアシスト機能における拡大表示の対象となる顔領域を適宜選択することが可能となる。さらに、ユーザーにより被写界深度の調節が可能な被写界深度調節機能を備えた撮像装置において、被写界深度調節の操作を行ったとする。この際、合焦範囲内にある複数の顔領域について、少なくとも顔領域までの距離情報と大きさ情報に基づき、被写界深度調節の確認対象とする顔領域を選択し、表示することが可能であることは言うまでもない。
このように、本実施例によれば、検出した顔領域の数によらず、顔領域の大きさ情報と顔までの距離情報から、効果の確認を行う必要のある顔領域の個数を減らすことができる。よって、フォーカス状態を確認させるための拡大表示を行う際の、ユーザーの確認作業の回数および確認時間を減らすことができる。
101 フォーカスレンズ
104 撮像素子
105 画像処理部
108 表示部
109 顔検出部
110 フォーカス操作部
111 システムコントローラ

Claims (4)

  1. 画面内の人物の顔領域を検出する顔領域検出手段と、
    少なくとも被写体距離に対応する情報と大きさに対応する情報を含む顔情報を取得する顔情報取得手段と、
    マニュアルフォーカス時においてアシスト機能が設定されている場合、前記顔情報に基づいて、検出された顔領域よりも少ない数の顔領域を選択する顔領域選択手段と、
    前記選択された顔領域を拡大表示する表示手段とを有し、
    前記顔領域選択手段は、第1の被写体距離にある顔領域と第2の被写体距離にある顔領域を少なくとも選択し、前記第1の被写体距離にある顔領域もしくは前記第2の被写体距離にある顔領域が2つ以上存在するときには、該2つ以上存在する顔領域のうち画面内の占有面積の最も小さい顔領域を選択することを特徴とする撮像装置。
  2. 画面内の人物の顔領域を検出する顔領域検出手段と、
    少なくとも距離情報と大きさ情報を含む顔情報を取得する顔情報取得手段と、
    マニュアルフォーカス時においてアシスト機能が設定されている場合、前記顔情報に基づいて、検出された顔領域よりも少ない数の顔領域を選択する顔領域選択手段と、
    前記選択された顔領域を拡大表示する表示手段とを有し、
    前記顔領域選択手段は、第1の被写体距離にある顔領域と第2の被写体距離にある顔領域を少なくとも選択し、前記第1の被写体距離もしくは前記第2の被写体距離の顔領域が2つ以上存在するときには、該2つ以上存在する顔領域のうち前記第1の被写体距離にある顔領域については画面内の占有面積の最も大きい顔領域を選択し、前記第2の被写体距離にある顔領域については画面内の占有面積の最も小さい顔領域を選択することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記顔領域選択手段は、検出された顔領域のうちから被写界深度内に位置する、少なくとも最遠方の顔領域と最近傍の顔領域を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 撮影時における被写界深度を調節可能な被写界深度調節機能を有する撮像装置であって、
    被写界深度調節中に、前記顔領域選択手段による顔領域選択動作および前記表示手段による拡大表示動作を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
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