JP2004215062A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファインダ部2に電子画像を表示する画像表示部23が設けられ、そこに表示される画像を、ファインダ窓を介して視認できるように構成されている。測距センサ21はファインダ窓を視認するユーザとファインダ窓との距離を測定し、その結果得られる距離に応じて倍率決定部82が画像表示部23における表示画像の縮小率を決定する。そして縮小画像が画像表示部23に表示される。また、視線検知センサ22がファインダ窓20を覗くユーザの視線方向を検知し、ユーザが視認している部分画像が画像表示部23の画面中央にトリミング表示される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関し、特に、ファインダ窓を介して電子画像を視認可能なように構成された撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファインダ窓を介して電子画像を表示するように構成された、いわゆる電子ビューファインダ(EVF)を備える撮像装置においては、ファインダ窓を介して画像確認を行う際、ユーザの眼とファインダ窓との距離が離れていると、ケラレが生じ、表示画像の全体を視認することができなくなる。
【0003】
このため、従来はユーザの眼がファインダ窓から離れている場合に、ファインダ内において表示デバイスを移動させることによって視認可能な表示状態を実現する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−26797号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、接眼レンズと表示デバイスとの距離を変化させることによってケラレを抑制するものであるため、移動機構を設ける必要があり、撮像装置が大型化するという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ファインダ内部に特別な移動機構を設けることなく、ケラレを防止して、画像の良好な視認状態を実現する撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、撮像装置であって、ファインダ窓の内側に設けられ、前記ファインダ窓を介して視認することの可能な電子画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段における画像の縮小率を設定する縮小率設定手段と、前記縮小率に基づいて前記画像表示手段における表示倍率を制御する制御手段と、を備えて構成される。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記ファインダ窓を視認するユーザと前記ファインダ窓との距離を測定する測距手段をさらに備え、前記縮小率設定手段が、前記測距手段において測定される距離に応じて前記縮小率を決定することを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載の発明は、撮像装置であって、ファインダ窓の内側に設けられ、前記ファインダ窓を介して視認することの可能な電子画像を表示する画像表示手段と、前記ファインダ窓を覗くユーザの視線方向を検出する視線方向検出手段と、前記視線方向に基づいてユーザが視認している部分画像を抽出し、当該部分画像を前記画像表示手段の画面内においてトリミング表示させる制御手段と、を備えて構成される。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、前記制御手段が、前記画像表示手段において画面周縁部に位置する部分画像を画面中央部にトリミング表示させることを特徴としている。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の撮像装置において、前記ファインダ窓を視認するユーザと前記ファインダ窓との距離を測定する測距手段と、前記測距手段において測定される距離に応じて、前記画像表示手段における画像の縮小率を決定する縮小率設定手段と、をさらに備え、前記制御手段が、さらに、前記縮小率に基づいて前記画像表示手段における表示倍率を制御することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮像装置1を背面側からみた斜視図である。撮像装置1の背面側左方上部には、撮影時等にユーザが接眼状態で被写体像等を視認するためのファインダ部2が設けられており、その下部にはユーザが非接眼状態で画像を視認することの可能な液晶ディスプレイ3(以下、背面LCD3という。)が設けられる。ユーザが撮影操作を行う場合、背面LCD3に表示される被写体像を視認しながら、シャッタボタン操作やフレーミング操作等の撮影操作を行うことが可能である。また、ファインダ部2に設けられるファインダ窓20を覗くことによって被写体像の確認を行うことも可能である。
【0014】
撮像装置1の前面側には、被写体からの光をカメラ内部に設けられる撮像素子11(図2参照)に導くための撮影レンズ10が設けられており、撮像素子11にて光電変換して得られる画像をファインダ部2の内部に設けられる画像表示部23(図2,3参照)及び背面LCD3に対して表示することが可能なように構成されている。
【0015】
また、撮像装置1の背面側右方には、撮像装置1に対してユーザが各種設定操作等を行うための操作部材4が複数箇所に設けられている。さらに、撮像装置1の側面には、メモリカード等の記録媒体9を装着するためのスロットが設けられており、そのスロットが蓋41によって保護される構造となっている。
【0016】
図2は、上記のような撮像装置1の内部構成を示すブロック図である。なお、図2において画像信号の流れは斜線を施した矢印によって示している。
【0017】
撮像素子11はCCDイメージセンサ等によって構成され、複数の画素が2次元的に配列された構造を有し、各画素において光電変換を行って画像信号を出力する。これら画素信号は信号処理回路12においてノイズ除去やゲイン調整が行われた後、A/D変換が行われて、デジタル信号(画像データ)に変換される。そして画像データは画像処理部5に出力される。
【0018】
画像処理部5はホワイトバランス(WB)補正部51と画素補間処理部52と解像度変換部53とを備えて構成される。WB補正部51は一般的なホワイトバランスを調整するための処理や画像の黒レベル補正を行う。画素補間処理部52は全ての画素について色信号を補間するための補間処理を行う。さらに解像度変換部53は、画像データの解像度の変換処理を行う。例えば、画像データを記録媒体9に記録する場合であって、記録時の解像度が定められている場合には記録解像度に一致するような解像度変換処理が行われる。また、画像データに基づいて、ファインダ部2の画像表示部23や背面LCD3に画像表示を行う際には、各表示デバイスの解像度に適合するような解像度変換処理が行われる。なお、画像処理部5において上記以外の画像処理が行われるように構成してもよい。
【0019】
画像処理が施された画像データは記録媒体9又は画像メモリ6に出力される。例えば、ユーザによる撮影指示があった場合には、記録用の画像データを記録媒体9に出力し、撮影によって得られた画像の記録処理を行う。また、ユーザによる撮影指示が与えられる前の撮影待機状態においては、撮影操作をスムーズに行うことができるように、被写体に関するリアルタイムな画像データを表示用画像データとして画像メモリ6に逐次出力する。このため、撮影待機状態においては画像メモリ6に格納される画像データは一定時間毎に更新される。
【0020】
表示処理部7は画像メモリ6に格納された画像データを、ファインダ部2の内部に設けられた画像表示部23及び/又は背面LCD3に対して出力するように構成され、各表示デバイスに対する表示制御を行う。
【0021】
また表示処理部7は、画像表示部23に対して画像表示を行う際に、ユーザがファインダ窓20を視認する状況に応じてその表示画像の状態を制御する。表示処理部7は倍率変換部71及びトリミング処理部72として機能するように構成されており、倍率変換部71はユーザの眼とファインダ窓20との距離に応じて画像表示部23に表示される画像の表示倍率(より具体的には縮小率)を変更し、トリミング処理部72はファインダ窓20を覗くユーザの視線方向に基づいて全体画像のうちでユーザが注視する部分の画像を視認しやすい状態にトリミングする。
【0022】
このためファインダ部2には、小型液晶ディスプレイ等で構成される画像表示部23の他に、ユーザの眼とファインダ窓との距離を測定する測距センサ21、及び、ファインダ窓20を覗くユーザの視線方向を検出する視線検知センサ22が設けられる。
【0023】
図3はファインダ部2の内部構成を示す概略図である。図3に示すように、ファインダ部2の内部所定位置に画像表示部23が設けられており、画像表示部23の前面側所定位置には、画像表示部23に表示される画像をユーザの眼210に導くための接眼レンズ201が設けられ、ファインダ部2におけるファインダ窓20を形成している。また、画像表示部23と接眼レンズ201との間にはダイクロイックミラー202が設けられている。ダイクロイックミラー202は例えば可視光を透過し、赤外光を反射するように構成される。さらに、ファインダ窓20の周辺部所定位置には、ユーザの眼210又はその周辺に赤外光を照射する光源203が配置されている。
【0024】
光源203は測距センサ21及び視線検知センサ22の一部を構成するものであり、光源203から照射される光が眼210で反射する光のうち、接眼レンズ201に入射する赤外光はダイクロイックミラー202で反射し、視線検知センサ22を構成する光電変換素子207に入射する。光電変換素子207はCCDイメージセンサ等によって構成され、ユーザの眼210に関する情報(角膜反射像の位置情報等)を電気信号に変換して注視点検出回路208に与える。注視点検出回路208は、光電変換素子207から得られる情報に基づいて、ユーザの眼210が画像表示部23のどの部分を注視しているかを示す座標位置を検出する。なお、この注視点検出回路208における具体的検出方法は、例えば特開平10−26797号公報に開示されるものを採用することができる。
【0025】
また、ユーザの眼210で反射した光の一部は、測距センサ21を構成するレンズ204に入射する。そしてレンズ204に入射する赤外光は、ポジションセンサ(PSD)や複数に分割された受光面を有するフォトダイオード(PD)等の受光素子205に結像される。受光素子205は反射光が結像されている位置を示す電気信号を生成し、測距回路206に出力する。そして測距回路206は三角測距の原理を適用し、反射光の結像位置に基づいてユーザの眼210とファインダ窓20との距離を算出する。
【0026】
なお、測距センサ21及び視線検知センサ22のいずれにおいても光源は必要となるが、各センサにおいて必要な光源をそれぞれ別個に設けてもよいし、図3に示すように共通の光源として配置してもよい。
【0027】
図2に戻り、測距センサ21によって得られる距離情報及び視線検知センサ22によって得られる注視点の座標位置は、制御部8に与えられる。
【0028】
制御部8は撮像装置1における各部の動作を統括的に制御するものであって、CPU及びメモリを備えて構成され、CPUが所定のプログラムを実行することによって種々の機能を実現する。これらの機能には、測距センサ21及び視線検知センサ22のいずれか一方若しくは双方を選択的に機能させる選択部81、測距センサ21から得られる距離情報に基づいて画像表示部23に表示する画像の表示倍率を決定する倍率決定部82、及び、視線検知センサ22から得られる注視点座標位置に基づいてユーザが注視する画像部分を特定する注視部分特定部83が含まれる。
【0029】
選択部81は、操作部4からの入力情報に基づき、測距センサ21及び視線検知センサ22のいずれか一方をユーザが選択した場合にはその選択されたセンサをオン状態とし、ユーザが双方を選択した場合には双方のセンサをオン状態とする。
【0030】
測距センサ21は選択部81によってオン状態とされた場合に上述した測定動作を一定時間毎に繰り返し行い、倍率決定部82に対して距離情報を逐次出力する。同様に、視線検知センサ22は選択部81によってオン状態とされた場合に上述した検知動作を一定時間毎に繰り返し行い、注視部分特定部83に対して注視点座標位置を逐次出力する。
【0031】
倍率決定部82は、ユーザの眼210とファインダ窓20との距離に応じてケラレが生じることのない表示倍率を決定する。
【0032】
図4はファインダ部2においてケラレが生じる原因を示す図である。接眼レンズ201から焦点距離Fだけ離れた位置Eに眼がある場合に、見渡せる像高がY1であったとすると、
Y1=F・tanθ …(1)
が成立する。また、接眼レンズ201の有効開口径がRである場合、接眼レンズ201から距離X1だけ離れた位置E1からファインダ部2を覗くと、角度θ1以下の範囲が有効開口径Rの範囲内に入ることになる。このため、
tanθ1=R/X1 …(2)
が成立する。同様に、接眼レンズ201から距離X2だけ離れた位置E2からファインダ部2を覗くと、角度θ2以下の範囲が有効開口径Rの範囲内に入ることになり、
tanθ2=R/X2 …(3)
が成立する。
【0033】
また、位置E1より見渡せる像高がY1であるとすると、
Y1=tanθ1・F …(4)
が成立し、これに(2)式を代入すると、像高Y1は、
Y1=(R/X1)・F …(5)
として求められる。同様に、位置E2より見渡せる像高がY2であるとすると、
Y2=tanθ2・F …(6)
が成立し、これに(3)式を代入すると、像高Y2は、
Y2=(R/X2)・F …(7)
として求められる。
【0034】
つまり、ユーザの眼がファインダ窓20から遠ざかるにつれて画像表示部23に表示される画像の範囲(ファインダによる像高)が小さくなることとなり、画像表示部23の全画面で画像表示を行っていたとしても、その周縁部分を視認することが困難になる。
【0035】
図5は位置E1からファインダ窓20を覗いた場合に視認可能な画像を示す図であり、図6は位置E2からファインダ窓20を覗いた場合に視認可能な画像を示す図である。なお、これらの図で外枠は画像表示部23の全表示画面の領域を示している。
【0036】
図5に示すように、位置E1からは画像表示部23の全画面が見渡せたとしても、それよりも離れた距離である位置E2からは図6のように斜線領域部分がケラレることとなり、その斜線領域部分が見えなくなる。そのため、ユーザがファインダ窓20を視認する際の距離が遠くなれば画面全体での表示状態を視認することが困難になる。
【0037】
そこで、倍率決定部82はユーザとファインダ窓20との距離が長くなるにつれてより小さな値の表示倍率を決定する。具体的には、ユーザとファインダ窓20との距離が長くなるに従って表示画像の縮小率が漸次大きくなるように(表示倍率が小さくなるように)決定するのである。図7は倍率決定部82において決定される距離と表示倍率との関係の一例を示す図である。同図に示すように、ユーザとファインダ窓20との距離が所定値D1以下である場合には表示画像の倍率は1倍となる。そしてユーザとファインダ窓20との距離が所定値D1より大きい場合には、距離が大きくなるに従って表示倍率は段階的に小さくなっていく。よって、表示倍率は1倍(等倍)以下の値となり、実質的に表示画像が縮小されることになる。
【0038】
なお、距離と表示倍率との関係は、図7に示すものに限定されるものでなく、例えば距離がある閾値以下の場合には1倍(等倍)とし、それよりも大きい場合には一定の縮小率を設定するというように2段階設定でもよいし、また段階的設定でなく、無段階設定(表示倍率が連続的に変化すように設定)してもよい。また、上記(7)式からユーザが視認可能な像高Y2を求め、この像高Y2と全画面表示のサイズとの比を求める演算処理によって表示倍率を算出してもよい。
【0039】
上記のようにして決定される表示倍率は表示処理部7の倍率変換部71に与えられる。そして倍率変換部71は、その表示倍率に基づいてファインダ部2において表示される画像の縮小処理を実行し、画像表示部23に対して出力する。この結果、ユーザがファインダ窓20からある程度離れた距離から画像を視認する場合、図8に示すような画像が表示されることとなる。すなわち、ケラレ現象の生じる画面周縁部には画像を表示せず、画面の中央部に縮小画像を表示するのである。これにより、ファインダ窓20から離れた状態にあっても、ユーザは画像全体の状態を視認することができ、適切な撮影操作を行える。
【0040】
次に、注視部分特定部83はユーザが注視する位置が画面上のどの位置に対応するかを特定する。図9は注視部分特定部83に予め設定されている画面領域の一例を示す図である。注視部分特定部83は視線検知センサ22から得られる座標位置を図9に示す画像平面(画面)上にプロットし、その点が複数の領域R1〜R9のうちのどの領域に存在するかを決定する。例えば、座標位置が画面上の領域R3に存在するとすれば、ユーザが注視する部分は表示画像の右上部分であることが判明する。以上のように、画像平面内でのユーザが注視する部分が特定されると、その情報は表示処理部7のトリミング処理部72に与えられる。なお、図9の例では画面が9分割される場合を示したが、9分割に限定されるものではない。
【0041】
トリミング処理部72は画像平面におけるユーザの注視部分に基づいて、表示画像から注視領域を抽出し、その注視領域を画像表示部23の画面中央部にトリミングして表示用画像データを生成し、画像表示部23に出力する。例えば、ユーザが画面右上部を注視している場合、トリミング処理部72は図10に示すように表示画像の右上部分の所定領域G1を注視領域として抽出し、その画像部分を図11に示すように画面中央部に配置する。
【0042】
この結果、ユーザがファインダ窓20を介して被写体像等の画像を視認する場合、図11に示すように注視部分の画像が画面中央に表示されることとなる。よって、ユーザがファインダ窓20から一定以上離れた状態で画像を視認する場合でも、ケラレ現象の生じる画面周縁部を視認しようとした際にその画像部分が良好な視認性を示す画面中央部に表示されるので、ユーザは画像全体の状態を把握することができ、適切な撮影操作を行える。
【0043】
またこのような作用を示すために、トリミング処理部72は、ユーザが画面の周縁部(例えば、図9の領域R1〜R4及びR6〜R9のいずれかの領域)を視認している場合に、トリミング処理を実行するように構成されればよい。
【0044】
なお、図11ではユーザが注視する画像部分を画面中央部にコピー配置する場合を例示しているが、図12に示すようにユーザが注視する画像部分を切り取って、画面中央部に移動配置するように構成してもよい。図12の場合には、ユーザが一見してどの部分が画面中央に配置されているかを把握できる。
【0045】
ところで、画像表示部23に表示される画像が、視線方向の画像部分が画面中央にトリミングされた画像に切り替えられると、通常、ユーザの視線は画面中央に向けられることになる。このとき、ユーザの注視点変更に伴って再び表示画像が切り替えられると良好に画像確認を行うことができなくなる。そこで、トリミング処理部72は、ユーザの視線方向に基づいてトリミング処理を行った際には一定時間その表示状態を継続するように構成される。これにより、トリミングされた画像が表示されたことに伴って、ユーザが視線を画面中央に移しても、それによって表示画像が切り替えられることはなく、トリミングされた画像部分を容易に確認することができる。
【0046】
以上のように構成された撮像装置1において、選択部81により、測距センサ21のみがオン状態とされている場合、視線検知センサ22のみがオン状態とされている場合、及び、双方のセンサがオン状態とされている場合のそれぞれについての動作手順を説明する。
【0047】
図13は測距センサ21のみがオン状態とされている測距モードでの動作手順を示すフローチャートである。撮影待機状態においては撮像素子11において表示用の画像取得が継続的に行われる。そして撮像素子11によって画像取得が行われると(ステップS10)、画像処理部5において画像処理が施され(ステップS11)、その後表示用の画像データが一時的に画像メモリ6に格納される(ステップS12)。そして測距センサ21により、ユーザとファインダ窓20との距離が測定され(ステップS13)、倍率決定部82が距離情報を取得する(ステップS14)。倍率決定部82は距離情報に基づいて表示倍率(より具体的には画像の縮小率)を決定する(ステップS15)。その後、表示処理部7において倍率変換部71が画像メモリ6に格納された画像データを取得し、表示倍率に基づく画像縮小処理を行い(ステップS16)、縮小処理の施された画像を画面中央部に配置した状態で画像表示部23に出力する(ステップS17)。これにより、ユーザがファインダ窓20から離れた状態で画像を視認する場合には、図8のような縮小画像が画面中央に表示され、ケラレの影響を防止することができる。
【0048】
次に、図14は視線検知センサ22のみがオン状態とされている視線検知モードでの動作手順を示すフローチャートである。撮像素子11によって画像取得が行われると(ステップS20)、画像処理部5において画像処理が施され(ステップS21)、その後表示用の画像データが一時的に画像メモリ6に格納される(ステップS22)。そして視線検知センサ22により、ファインダ窓20を覗くユーザがどの部分を注視しているかを検知し(ステップS23)、注視部分特定部83はその検知結果に基づいて画像平面におけるユーザの注視部分を特定する(ステップS24)。その後、表示処理部7においてトリミング処理部72が画像メモリ6に格納された画像データを取得し、ユーザが注視する画像部分を抽出して画面中央にトリミングする(ステップS25)。そしてトリミング処理の施された画像が画像表示部23に出力されて、画像表示される(ステップS26)。これにより、ユーザがファインダ窓20から離れた状態で画像を視認する場合でも、図11若しくは図12のような注視部分が画面中央に表示され、ケラレの影響を受けることなく、周縁部の画像状態を確認することができる。
【0049】
次に、図15は測距センサ21及び視線検知センサ22の双方のセンサがオン状態とされている同時処理モードでの動作手順を示すフローチャートである。撮像素子11によって画像取得が行われると(ステップS30)、画像処理部5において画像処理が施され(ステップS31)、その後表示用の画像データが一時的に画像メモリ6に格納される(ステップS32)。そして視線検知センサ22により、ファインダ窓20を覗くユーザがどの部分を注視しているかを検知し(ステップS33)、注視部分特定部83はその検知結果に基づいて画像平面におけるユーザの注視部分を特定する(ステップS34)。その後、表示処理部7においてトリミング処理部72が機能して、画像メモリ6に格納された画像データに対し、ユーザが注視する画像部分を抽出して画面中央にトリミングするトリミング処理が行われる(ステップS35)。この結果得られる画像データは再び画像メモリ6に一時的に格納される。
【0050】
そして測距センサ21により、ユーザとファインダ窓20との距離が測定され(ステップS36)、倍率決定部82が距離情報を取得する(ステップS37)。倍率決定部82は距離情報に基づいて表示倍率を決定する(ステップS38)。その後、表示処理部7において倍率変換部71が機能し、画像メモリ6に格納された画像データ(トリミング処理の施された画像データ)を取得し、表示倍率に基づく画像縮小処理を行い(ステップS39)、縮小処理の施された画像を画面中央部に配置した状態で画像表示部23に出力する(ステップS40)。
【0051】
このように同時処理モードでは、ユーザとファインダ窓20との距離に応じてファインダ部2内部で表示される画像が縮小されるとともに、ユーザが画像のある部分を注視すると、その部分画像が画面中央の視認しやすい位置に表示されるので、画像全体の様子が把握しやすくなる。
【0052】
なお、図15のフローチャートでは、トリミング処理の後に画像縮小処理が行われる場合を例示したが、これに限定されるものではなく、上記とは逆の順序で処理が行われてもよい。
【0053】
以上のように本実施形態における撮像装置1は、ファインダ窓20の装置内側に画像表示部23が設けられ、そこに表示される画像を、ファインダ窓20を介して視認できるように構成されている。
【0054】
そして、ファインダ窓20を視認するユーザとファインダ窓20との距離が測定され、その結果得られる距離に応じて画像表示部23における表示画像の縮小率が決定されることにより、その縮小率に基づく縮小画像が表示される。このため、ファインダ内部に特別な移動機構を設けることなく、ケラレを防止して、画像全体の良好な視認状態を実現することができる。
【0055】
なお、上記説明では、測距センサ21によって測定されるユーザとファインダ窓20との距離に応じて自動的に縮小率が決定される場合を例示したが、ユーザが操作部40を操作することにより、縮小率を自動設定するようにしてもよい。この場合、倍率決定部82は、操作部4からの入力情報に基づいて縮小率を決定することになる。そしてこの場合でも、ファインダ内部に特別な移動機構を設けることなく、ケラレを防止して、画像全体の良好な視認状態を実現することが可能である。
【0056】
また、撮像装置1においては、視線検知センサ22がファインダ窓20を覗くユーザの視線方向を検知し、ユーザが視認している部分画像が画像表示部23の画面中央にトリミング表示される。このため、ケラレの影響が生じない部分(すなわち画面中央)に、注視する画像が表示されるので、ファインダ内部に特別な移動機構を設けることなく、画像全体の良好な視認状態を実現することができる。
【0057】
さらに、撮像装置1において、画像表示部23に画像を表示する際に、ユーザとの距離に応じて縮小画像を生成するモード(測距モード)、ユーザの視線に応じて注視部分の画像をトリミング表示するモード(視線検知モード)、及び、両者を共に行うモード(同時処理モード)のいずれを行うかは、ユーザが選択設定できるようになっているので、ユーザの好みに応じた表示動作を行うことができる。
【0058】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
【0059】
例えば、上記説明においては、主に撮影待機状態での表示制御を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、記録媒体9に記録された画像をファインダ部2に再生表示する場合、記録媒体9に記録する直前であって撮影によって得られた画像をファインダ部2に確認表示する場合、及び、撮像装置1に関する各種設定画面をファインダ部2に表示する場合のいずれに対しても上述した表示制御を適用することが可能である。
【0060】
なお、上述した説明には、以下の発明概念が含まれる。
【0061】
(1)請求項2又は5に記載の撮像装置において、前記縮小率設定手段は、前記測距手段において測定される距離が長くなるに従って前記縮小率が漸次大きくなるように(表示倍率が小さくなるように)決定することを特徴とする撮像装置。
【0062】
これにより、ユーザがどのような距離からファインダ窓を覗いたとしても、良好に画面全体を視認することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、電子画像を表示する画像表示手段がファインダ窓の内側に設けられ、その画像表示手段において表示される画像の縮小率を変更可能なように構成されるので、ファインダ内に特別な移動機構を設けることなく、ケラレを防止することが可能になる。
【0064】
請求項2に記載の発明によれば、測距手段によってファインダ窓を視認するユーザとファインダ窓との距離を測定し、それによって得られる距離に応じて縮小率が決定されるため、ユーザが離れていても表示画像の視認性が低下することを防止でき、画像の良好な視認状態を実現することができる。
【0065】
請求項3に記載の発明によれば、電子画像を表示する画像表示手段がファインダ窓の内側に設けられ、ファインダ窓を覗くユーザの視線方向を検出し、その視線方向に基づいてユーザが視認している部分画像を抽出して画像表示手段の画面内にトリミング表示させるので、ユーザが注視する画像部分が良好な視認となるように表示することができる。
【0066】
請求項4に記載の発明によれば、画像表示手段において画面周縁部に位置する部分画像を画面中央部にトリミング表示させるので、ケラレの影響が生じない部分(すなわち画面中央)に、注視する周縁部の画像を表示することができ、画像全体の良好な視認状態を実現することができる。
【0067】
請求項5に記載の発明によれば、さらに、測距手段によってファインダ窓を視認するユーザとファインダ窓との距離を測定し、その距離に応じて決定される縮小率が適用された表示画像が表示されるため、ユーザが離れていても表示画像の視認性が低下することを防止でき、画像の良好な視認状態を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる撮像装置を背面側からみた斜視図である。
【図2】撮像装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】ファインダ部の概略構成を示す図である。
【図4】ファインダ部においてケラレが生じる原因を示す図である。
【図5】比較的近い位置からファインダ窓を覗いた場合に視認可能な画像を示す図である。
【図6】比較的遠い位置からファインダ窓を覗いた場合に視認可能な画像を示す図である。
【図7】距離と表示倍率との関係の一例を示す図である。
【図8】距離に応じた縮小画像が表示された場合を示す図である。
【図9】分割された画面領域の一例を示す図である。
【図10】表示画像の右上部分にある注視領域を示す図である。
【図11】注視領域を画面中央部に配置したトリミング画像を示す図である。
【図12】図11とは異なるトリミング画像を示す図である。
【図13】測距モードでの動作手順を示すフローチャートである。
【図14】視線検知モードでの動作手順を示すフローチャートである。
【図15】同時処理モードでの動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮像装置
2 ファインダ部
4 操作部
7 表示処理部
8 制御部
20 ファインダ窓
21 測距センサ
22 視線検知センサ
23 画像表示部
71 倍率変換部
72 トリミング処理部
81 選択部
82 倍率決定部
83 注視部分特定部
Claims (5)
- ファインダ窓の内側に設けられ、前記ファインダ窓を介して視認することの可能な電子画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段における画像の縮小率を設定する縮小率設定手段と、
前記縮小率に基づいて前記画像表示手段における表示倍率を制御する制御手段と、
を備える撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記ファインダ窓を視認するユーザと前記ファインダ窓との距離を測定する測距手段をさらに備え、
前記縮小率設定手段は、前記測距手段において測定される距離に応じて前記縮小率を決定することを特徴とする撮像装置。 - ファインダ窓の内側に設けられ、前記ファインダ窓を介して視認することの可能な電子画像を表示する画像表示手段と、
前記ファインダ窓を覗くユーザの視線方向を検出する視線方向検出手段と、
前記視線方向に基づいてユーザが視認している部分画像を抽出し、当該部分画像を前記画像表示手段の画面内においてトリミング表示させる制御手段と、
を備える撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、前記画像表示手段において画面周縁部に位置する部分画像を画面中央部にトリミング表示させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項3又は4に記載の撮像装置において、
前記ファインダ窓を視認するユーザと前記ファインダ窓との距離を測定する測距手段と、
前記測距手段において測定される距離に応じて、前記画像表示手段における画像の縮小率を決定する縮小率設定手段と、
をさらに備え、
前記制御手段は、さらに、前記縮小率に基づいて前記画像表示手段における表示倍率を制御することを特徴とする撮像装置。
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