JP5448784B2 - ショットピーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ショットピーニング装置に関する。
ショットピーニングとは、冷間加工の一種であり、鉄あるいは非鉄金属の球体であるショット材を高速度で金属表面に衝突させることにより、金属表面に圧縮応力を発生させ、繰返し荷重に対する疲労強度を向上させる。化学プラントの圧力容器や原子炉容器などでは、例えば、溶接による接合部の疲労強度を向上させるため、溶接部にショットピーニングを施工する。
従来、例えば、特許文献1には、原子炉容器蓋の下面と管台とのJ溶接部およびJ溶接部に隣接する面をショットピーニングする超音波ショットピーニング装置が開示されている。この超音波ショットピーニング装置は、ディスクと、振動子がディスクに形成された回収孔に挿入されている超音波ピーニングヘッドと、ディスクの外周面に接しつつこの外周面を囲う状態で配置された筒状をなして上縁がショットピーニングを施工する部分の傾斜と同じ傾斜のチャンバとを備えている。
特開2006−346775号公報
ところで、ショット材は、ショットピーニングを施工するにあたって金属表面に衝突させる数を設定し、この数に応じた施工時間を設定することで、施工箇所に付与する圧縮応力が決定する。すなわち、ショット材の数が減少すると、圧縮応力が低下することになる。そして、特に、原子力設備におけるショットピーニング施工では、放射線を扱う領域内への作業者の立ち入り時間を少なくするため、ショットピーニングの施工を一度で済ませたい要望があることから、一度の施工で圧縮応力を一定にする必要がある。したがって、一度の施工で圧縮応力を一定にするには、ショット材の数の減少、すなわちショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止する必要があり、特許文献1に記載の超音波ショットピーニング装置のように、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止するチャンバを有したものが適用される。
また、原子力設備では、ショット材が施工箇所の周囲に飛散した場合、原子力設備内にショット材が残留し、原子力設備の機能に影響を与えるおそれがあるため、飛散したショット材を全て回収する必要があり、多大な労力を要し、かつ放射線被曝の危険を伴う。この理由からも、特に、原子力設備におけるショットピーニングの施工に際しては、特許文献1に記載の超音波ショットピーニング装置のように、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止するチャンバを有したものが適用される。
しかしながら、ショットピーニングの施工箇所は、常に同じ形状であるとは限らない。例えば、溶接部の肉盛り厚さは所定以上と設計されているため、肉盛り厚さが常に定まっているわけではない。また、ショットピーニングの施工箇所は、常に平坦な面であるとは限らない。例えば、ショットピーニングの施工箇所が入隅部のように屈曲した形状である場合、チャンバ形状が複雑になる。このような事情のため、施工箇所とチャンバとの間にショット材が通過し得る隙間が生じる場合があり、この場合には、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止できなくなる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、ショットピーニングの施工箇所の形状に対応し、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止することのできるショットピーニング装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明のショットピーニング装置は、原子力設備における溶接部にショット材を衝突させて圧縮応力を与えるショットピーニング装置において、振動子により前記ショット材に運動エネルギーを付与する運動エネルギー付与手段と、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子の周りを共に囲み、かつ前記施工箇所の形状に従い状態を変化させつつ当該囲んだ領域内に前記ショット材を留める包囲手段と、を備えたことを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、包囲手段が、溶接部の肉盛り厚さや、溶接部を含む施工箇所の形状に対応して状態を変化することで、溶接部を含む施工箇所および振動子の周りを共に囲んだ領域内にショット材を留められるため、ショットピーニングの施工箇所の形状に対応し、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止できる。
特に、対象となる施工箇所が原子力設備である場合では、ショット材の数を一定に保つことができるため、施工箇所に与える圧縮応力が低下する事態を防ぎ、ショットピーニングの施工を一度で済ませられることから、放射線を扱う領域内への作業者の立ち入り時間を少なくできる。しかも、特に、対象となる施工箇所が原子力設備である場合では、原子力設備内にショット材を残留させる事態を防ぐ結果、ショット材を回収する作業をなくすことができると共に、原子力設備の機能に影響を与えるおそれがない。
また、本発明のショットピーニング装置では、前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に向けて進退可能に設けられ、前記施工箇所に向けて付勢されて前記施工箇所に接触し、前記施工箇所の形状に従い進退状態が変化することを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、施工箇所の形状に従って包囲手段の状態を変化させることができ、上述の効果が得られる。
また、本発明のショットピーニング装置では、前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に向けて進退可能に設けられ、前記施工箇所に向けて押圧されて前記施工箇所に接触し、前記施工箇所の形状に従い進退状態が変化することを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、施工箇所の形状に従って包囲手段の状態を変化させることができ、上述の効果が得られる。
また、本発明のショットピーニング装置では、前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に先端が向き、当該方向に進退可能に設けられた棒状部材として構成され、当該棒状部材は、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子の周りを共に囲み、当該囲んだ領域外への前記ショット材の通過を妨げる態様で複数並設して配置され、かつ前記施工箇所の形状に従い進退状態が変化することを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、施工箇所の細かな形状に倣って各棒状の可動部の進退状態が変化するので、ショットピーニングの施工箇所の形状に細かに対応し、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止できる。
また、本発明のショットピーニング装置では、前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に向けて噴射された流体により、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子の周りを共に囲み、かつ前記施工箇所の形状に従って前記施工箇所に突き当たる流体の噴射長が変化することを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、施工箇所の形状に従って包囲手段の状態を変化させることができ、上述の効果が得られる。
また、本発明のショットピーニング装置では、前記溶接部を含む施工箇所および振動子を共に囲む領域を施工箇所に向けて窄める態様で流体が噴射されていることを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、ショット材を留める領域の内側に向けてショット材を押し込むことになるので、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を噴射された流体によってより確実に防止できる。
また、本発明のショットピーニング装置では、前記包囲手段は、前記溶接部を含む前記施工箇所の形状に従い状態が変化する可動部と、固定の壁部とで、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子を共に囲みつつ当該囲んだ領域内に前記ショット材を留めることを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、固定の壁部を施工箇所の平面部分など形状が規定された部位に対応して設け、この位置を基準として包囲手段を配置できるので、包囲手段を施工箇所に対して容易に、かつ適した部位に配置できる。
上述の目的を達成するために、本発明のショットピーニング装置は、溶接部にショット材を衝突させて圧縮応力を与えるショットピーニング装置において、振動子により前記ショット材に運動エネルギーを付与する運動エネルギー付与手段と、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子を共に囲み、かつ前記施工箇所の形状に従い状態を変化させつつ当該囲んだ領域内に前記ショット材を留める包囲手段と、を備えたことを特徴とする。
このショットピーニング装置によれば、包囲手段が、溶接部の肉盛り厚さや、溶接部を含む施工箇所の形状に対応して状態を変化することで、溶接部を含む施工箇所および振動子の周りを共に囲んだ領域内にショット材を留められるため、ショットピーニングの施工箇所の形状に対応し、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止できる。
本発明によれば、ショットピーニング施工する部分の形状に対応し、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るショットピーニング装置の概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係るショットピーニング装置の概略側断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係るショットピーニング装置の使用状態を示す概略側断面図である。 図4は、本発明の実施の形態2に係るショットピーニング装置の概略側断面図である。 図5は、本発明の実施の形態3に係るショットピーニング装置の概略側断面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
以下に説明するショットピーニング装置は、特に、原子力設備における溶接部を含む施工箇所にショット材を衝突させて圧縮応力を与えることに適しているが、対象となる施工箇所は、原子力設備に限らない。
[実施の形態1]
図1〜図3は、本実施の形態に係るショットピーニング装置を示す。図1に示すように、本実施の形態のショットピーニング装置1は、包囲手段(チャンバとも呼ばれる)2を備えている。包囲手段2は、底部21の周囲を可動部22および壁部23で囲み、底部21に対向して開口する開口部24が形成されている。
可動部22は、棒状部材として構成されており、底部21に対して立設され、かつ底部21の周りに沿って複数並んで配置されている。この可動部22は、本実施の形態においては、矩形状に形成された底部21の対向する2辺に沿って複数並設されている。この棒状の可動部22は、各々の間隔が、ショットピーニングに用いるショット材Bが通過できない寸法に設計されている。
また、棒状の可動部22は、底部側ガイド部25aおよび開口側ガイド部25bの穴に挿通され、各ガイド部25a,25bの穴に案内されつつ立設された延在方向に進退移動が可能に設けられている。底部側ガイド部25aの穴には、圧縮バネ22aが配置され、可動部22は、この圧縮バネ22aにより開口部24側に常に移動する態様で付勢されている。また、底部側ガイド部25aと開口側ガイド部25bとの間には、隙間25cが形成され、この隙間25cに対応する可動部22の周囲に、抜け止め用のフランジ22bが設けられている。可動部22は、圧縮バネ22aにより開口部24側に付勢されつつ、開口側ガイド部25bにフランジ22bが当接することで、可動部22の開口部24側の移動が規制される。
なお、棒状の可動部22の上記構成は一例であり、立設された延在方向に進退移動が可能に設けられていればよく、上記構成に限らない。
壁部23は、板部材として構成されており、底部21に対して立設して固定されている。この壁部23は、本実施の形態においては、矩形状に形成された底部21にて、可動部22の設けられていない対向する2辺に沿って立設されている。
また、図2に示すように、ショットピーニング装置1は、底部21に、運動エネルギー付与手段26が設けられている。運動エネルギー付与手段26は、ショット材Bを加速してショットピーニングに必要なエネルギーをショット材Bに与えるためのものである。本実施の形態において、運動エネルギー付与手段26は、発振手段26aと、ショットピーニング用振動子(以下、振動子という)26bとを含んで構成されている。
発振手段26aは、ショット材Bを加速するために所定の周波数、かつ所定の振幅で振動するものであり、例えば、ピエゾ素子のような圧電素子が用いられる。また、振動子26bは、包囲手段2の底部21の表面に設けられ、かつ底部21の形状に合わせて矩形状に形成され、発振手段26aの振動をショット材Bへ伝達するものである。振動子26bには、発振手段26aが直接または間接的に取り付けられている。図には明示しないが、振動子26bに発振手段26aを間接的に取り付ける場合は、例えば、振動伝達部材を介して発振手段26aを振動子26bへ取り付ける形態がある。
また、図には明示しないが、発振手段26aには、当該発振手段26aに所定周波数の電気信号を与えて発振手段26aを所定周期の周波数で振動させる制御装置が接続される。制御装置により運動エネルギー付与手段26の発振手段26aを所定周期の周波数(例えば超音波領域の周波数)で駆動することで、図2に示すように、ショット材Bと接触する振動子26bを、当該振動子26bから包囲手段2の開口部24へ向かう方向と平行な方向(図2中の矢印V方向)へ所定周期の周波数で振動させ、ショット材Bを開口部24に向けて加速させる。
上述したショットピーニング装置1によりショットピーニングを施工する際、図2に示すように、包囲手段2は、その開口部24を、溶接部Wを含む施工箇所Uに向けて配置され、底部21(振動子26b)、可動部22および壁部23で囲む領域内に、複数のショット材Bが格納される。ショット材Bには、例えば鋼球や、非鉄金属(例えばセラミックスのような非金属)の球体が用いられ、施工箇所Uの材質や使用条件などに応じて、適切な種類が用いられる。また、ショット材Bの球形は、高精度で形成されており、複数のショット材Bは全て同一径である。
施工箇所Uに向けて配置された包囲手段2は、壁部23の開口部24側の端が、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて配置される。一方、包囲手段2の可動部22は、壁部23の上記配置により、開口部24側の端が、圧縮バネ22aの付勢力により施工箇所Uの表面に対して接触する。これにより、包囲手段2は、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
ショットピーニング装置1は、上記のように包囲手段2を配置した後、運動エネルギー付与手段26によりショット材Bを加速させてショットピーニングに必要なエネルギーをショット材Bに与える。これにより、ショット材Bが開口部24へ向かって打ち出され、施工箇所Uの表面へ打ち込まれて当該表面へ圧縮応力を与える。このように、ショットピーニング装置1は、超音波ショットピーニングにより施工箇所Uをショットピーニングする。なお、本実施の形態において、ショットピーニングは超音波ショットピーニングに限定されるものではないが、厳密に施工管理をする観点からは、超音波ショットピーニングを用いることが好ましい。
本実施の形態のショットピーニング装置1は、特に、屈曲または湾曲した形状の施工箇所Uへの施工に適している。具体的には、図3に示すように、溶接部Wを含む施工箇所Uが、屈曲した入隅として形成されている場合、施工箇所Uの平坦部分に壁部23を配置し、施工箇所Uの屈曲部分に対応して可動部22を配置する。これにより、壁部23は、その開口部24側の端を、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて設けられる。一方、可動部22は、その開口部24側の端が、圧縮バネ22aの付勢力により溶接部Wを含む施工箇所Uの表面に対して接触することで、施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、屈曲した形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。また、図には明示しないが、湾曲した形状の施工箇所Uに対しても同様に、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲むことが可能である。
また、図には明示しないが、施工箇所Uの形状は、上述した入隅に限らず、出隅の場合もある。この場合でも、施工箇所Uの平坦部分に壁部23を配置し、施工箇所Uの屈曲部分または湾曲部分に対応して可動部22を配置する。これにより、壁部23は、その開口部24側の端を、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて設けられる。一方、可動部22は、その開口部24側の端が、圧縮バネ22aの付勢力により溶接部Wを含む施工箇所Uの表面に対して接触することで、施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、屈曲または湾曲した形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
また、図には明示しないが、施工箇所Uの形状は、上述した入隅や出隅に限らない。例えば、凸状や凹状で施工箇所Uに平坦部分がない場合もある。この場合、壁部23を設けず、底部21に可動部22のみを複数立設した構成とし、この可動部22を施工箇所Uの凸状または凹状に対応して配置する。これにより、可動部22は、その開口部24側の端が、圧縮バネ22aの付勢力により溶接部Wを含む施工箇所Uの凸状または凹状の表面に対して接触することで、施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、様々な形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
また、図には明示しないが、包囲手段2の底部21、および底部21の表面に配置される振動子26bの形状は、上述した矩形状に限らない。例えば、施工箇所Uの形状により、矩形状ではショットピーニングの施工が困難である場合は、当該施工箇所Uの形状に合わせ、円形状、楕円形状、多角形状、不定形状などとしてもよい。この場合、可動部22や壁部23は、底部21および振動子26bの周りを囲む態様で配置される。また、この場合、壁部23を配置せず可動部22のみを配置する形態であってもよい。
このように実施の形態1のショットピーニング装置1は、振動子26bによりショット材Bに運動エネルギーを付与する運動エネルギー付与手段26と、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲み、かつ施工箇所Uの形状に従い状態を変化させつつ当該囲んだ領域内にショット材Bを留める包囲手段2とを備えている。
このショットピーニング装置1によれば、包囲手段2が、溶接部Wの肉盛り厚さや、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に対応して状態を変化させることで、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲んだ領域内にショット材Bを留められるため、ショットピーニングの施工箇所Uの形状に対応し、ショット材Bが施工箇所Uの周囲に飛散する事態を防止することが可能になる。
この結果、特に、対象となる施工箇所Uが原子力設備である場合では、ショット材Bの数を一定に保つことができるため、施工箇所Uに与える圧縮応力が低下する事態を防ぎ、ショットピーニングの施工を一度で済ませられることから、放射線を扱う領域内への作業者の立ち入り時間を少なくすることが可能になる。しかも、特に、対象となる施工箇所Uが原子力設備である場合では、原子力設備内にショット材Bを残留させる事態を防ぐ結果、ショット材Bを回収する作業をなくすことができると共に、原子力設備の機能に影響を与えるおそれがない。
また、本実施の形態1のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、振動子26b側から施工箇所Uに向けて進退可能に設けられ、施工箇所Uに向けて圧縮バネ22aにより付勢されて施工箇所Uに接触し、施工箇所Uの形状に従い進退状態が変化する。
このショットピーニング装置1によれば、施工箇所Uの形状に従い包囲手段2の状態を変化させることができ、上述の効果を得ることが可能になる。
また、本実施の形態1のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、振動子26b側から施工箇所Uに先端が向き、当該方向に進退可能に設けられた棒状の可動部22として構成され、当該棒状の可動部22は、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲み、当該囲んだ領域外へのショット材Bの通過を妨げる態様で複数並設して配置され、かつ施工箇所Uの形状に従い進退状態が変化する。
このショットピーニング装置1によれば、棒状の可動部22を、複数並設して配置し、かつ施工箇所Uの形状に従い進退状態を変化させる構成としたことにより、施工箇所Uの細かな形状に倣って各棒状の可動部22が進退状態を変化するので、ショットピーニングの施工箇所Uの形状に細かに対応し、ショット材Bが施工箇所Uの周囲に飛散する事態を防止することが可能になる。
また、本実施の形態1のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に従い状態が変化する可動部22と、固定の壁部23とで、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bを共に囲みつつ当該囲んだ領域内にショット材Bを留める。
このショットピーニング装置1によれば、固定の壁部23を施工箇所Uの平面部分など形状が規定された部位に対応して設け、この位置を基準として包囲手段2を配置できるので、包囲手段2を施工箇所Uに対して容易に、かつ適した部位に配置することが可能になる。
なお、実施の形態1において、可動部22は、複数の棒状部材として構成されていなくてもよく、圧縮バネ22aの付勢力により溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に従って状態が変化する構成であればよい。
また、実施の形態1において、ショットピーニングを施工する際、上述したショットピーニング装置1を必要に応じて溶接部Wに沿って移動させる。この場合、溶接部Wを含む施工箇所Uに接触する可動部22の先端形状は、移動方向に向く側が、移動に際して溶接部Wに乗り上がるように傾斜、湾曲、または球状に形成されていることが好ましい。例えば、図2中に示す矢印Xにショットピーニング装置1を移動させる場合は、各可動部22の先端の少なくとも当該矢印X方向に向く側を傾斜、湾曲、または球状に形成する。このように構成することにより、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に倣って可動部22(包囲手段2)の状態を円滑に変化させることが可能である。
[実施の形態2]
本実施の形態について、図面を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係るショットピーニング装置の概略側断面図である。
本実施の形態のショットピーニング装置1は、上述した実施の形態1のショットピーニング装置1と同様に、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に従い状態が変化する可動部27を備えており、当該可動部27の構成が異なる。従って、実施の形態2では、可動部27の構成について説明し、上述した実施の形態1と同等部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
可動部27は、棒状部材として構成されており、底部21に対して立設され、かつ底部21の周りに沿って複数並んで配置されている。この可動部27は、本実施の形態においては、矩形状に形成された底部21の対向する2辺に沿って複数並設されている。この棒状の可動部27は、各々の間隔が、ショットピーニングに用いるショット材Bが通過できない寸法に設計されている。
また、棒状の可動部27は、底部側ガイド部25aおよび開口側ガイド部25bの穴に挿通され、各ガイド部25a,25bの穴に案内されつつ立設された延在方向に進退移動が可能に設けられている。可動部27は、底部側ガイド部25aの穴に挿通された端部にアクチュエータ27aの伸縮ロッド27bが固定されている。アクチュエータ27aとしては、空圧シリンダ、油圧シリンダ、サーボモータなどがある。すなわち、可動部27は、アクチュエータ27aにより開口部24側に押圧される一方、底部21側に引っ込む態様で進退移動する。このアクチュエータ27aは、上述した制御装置(図示せず)により制御できる。
上述したショットピーニング装置1によりショットピーニングを施工する際、図4に示すように、包囲手段2は、その開口部24を、溶接部Wを含む施工箇所Uに向けて配置され、底部21(振動子26b)、可動部27および壁部23で囲む領域内に、複数のショット材Bが格納される。
施工箇所Uに向けて配置された包囲手段2は、壁部23の開口部24側の端が、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて配置される。一方、包囲手段2の可動部27は、壁部23の上記配置に応じ、開口部24側の端が、アクチュエータ27aの押圧力により施工箇所Uの表面に対して接触する。これにより、包囲手段2は、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
ショットピーニング装置1は、上記のように包囲手段2を配置した後、運動エネルギー付与手段26によりショット材Bを加速させてショットピーニングに必要なエネルギーをショット材Bに与える。これにより、ショット材Bが開口部24へ向かって打ち出され、施工箇所Uの表面へ打ち込まれて当該表面へ圧縮応力を与える。このように、ショットピーニング装置1は、超音波ショットピーニングにより施工箇所Uをショットピーニングする。なお、本実施の形態において、ショットピーニングは超音波ショットピーニングに限定されるものではないが、厳密に施工管理をする観点からは、超音波ショットピーニングを用いることが好ましい。
本実施の形態のショットピーニング装置1は、特に、屈曲または湾曲した形状の施工箇所Uへの施工に適している。具体的には、図3を参照するように、溶接部Wを含む施工箇所Uが、屈曲した入隅として形成されている場合、施工箇所Uの平坦部分に壁部23を配置し、施工箇所Uの屈曲部分に対応して可動部27を配置する。これにより、壁部23は、その開口部24側の端を、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて設けられる。一方、可動部27は、その開口部24側の端が、アクチュエータ27aの押圧力により溶接部Wを含む施工箇所Uの表面に対して接触することで、施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、屈曲した形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。また、図には明示しないが、湾曲した形状の施工箇所Uに対しても同様に、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲むことが可能である。
また、図には明示しないが、施工箇所Uの形状は、上述した入隅に限らず、出隅の場合もある。この場合でも、施工箇所Uの平坦部分に壁部23を配置し、施工箇所Uの屈曲部分または湾曲部分に対応して可動部27を配置する。これにより、壁部23は、その開口部24側の端を、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて設けられる。一方、可動部27は、その開口部24側の端が、アクチュエータ27aの押圧力により溶接部Wを含む施工箇所Uの表面に対して接触することで、施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、屈曲または湾曲した形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
また、図には明示しないが、施工箇所Uの形状は、上述した入隅や出隅に限らない。例えば、凸状や凹状で施工箇所Uに平坦部分がない場合もある。この場合、壁部23を設けず、底部21に可動部27のみを複数立設した構成とし、この可動部27を施工箇所Uの凸状または凹状に対応して配置する。これにより、可動部27は、その開口部24側の端が、アクチュエータ27aの押圧力により溶接部Wを含む施工箇所Uの凸状または凹状の表面に対して接触することで、施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、様々な形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
また、図には明示しないが、包囲手段2の底部21、および底部21の表面に配置される振動子26bの形状は、上述した矩形状に限らない。例えば、施工箇所Uの形状により、矩形状ではショットピーニングの施工が困難である場合は、当該施工箇所Uの形状に合わせ、円形状、楕円形状、多角形状、不定形状などとしてもよい。この場合、可動部27や壁部23は、底部21および振動子26bの周りを囲む態様で配置される。また、この場合、壁部23を配置せず可動部27のみを配置する形態であってもよい。
このように実施の形態2のショットピーニング装置1は、振動子26bによりショット材Bに運動エネルギーを付与する運動エネルギー付与手段26と、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲み、かつ施工箇所Uの形状に従い状態を変化させつつ当該囲んだ領域内にショット材Bを留める包囲手段2とを備えている。
このショットピーニング装置1によれば、包囲手段2が、溶接部Wの肉盛り厚さや、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に対応して状態を変化させることで、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲んだ領域内にショット材Bを留められるため、ショットピーニングの施工箇所Uの形状に対応し、ショット材Bが施工箇所Uの周囲に飛散する事態を防止することが可能になる。
この結果、特に、対象となる施工箇所Uが原子力設備である場合では、ショット材Bの数を一定に保つことができるため、施工箇所Uに与える圧縮応力が低下する事態を防ぎ、ショットピーニングの施工を一度で済ませられることから、放射線を扱う領域内への作業者の立ち入り時間を少なくすることが可能になる。しかも、特に、対象となる施工箇所Uが原子力設備である場合では、原子力設備内にショット材Bを残留させる事態を防ぐ結果、ショット材Bを回収する作業をなくすことができると共に、原子力設備の機能に影響を与えるおそれがない。
また、本実施の形態2のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、振動子26b側から施工箇所Uに向けて進退可能に設けられ、施工箇所Uに向けてアクチュエータ27aにより押圧されて施工箇所Uに接触し、施工箇所Uの形状に従い進退状態が変化する。
このショットピーニング装置1によれば、施工箇所Uの形状に従い包囲手段2の状態を変化させることができ、上述の効果を得ることが可能になる。
また、本実施の形態2のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、振動子26b側から施工箇所Uに先端が向き、当該方向に進退可能に設けられた棒状の可動部27として構成され、当該棒状の可動部27は、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲み、当該囲んだ領域外へのショット材Bの通過を妨げる態様で複数並設して配置され、かつ施工箇所Uの形状に従い進退状態が変化する。
このショットピーニング装置1によれば、棒状の可動部27を、複数並設して配置し、かつ施工箇所Uの形状に従い進退状態を変化させる構成としたことにより、施工箇所Uの細かな形状に倣って各棒状の可動部27が進退状態を変化するので、ショットピーニングの施工箇所Uの形状に細かに対応し、ショット材Bが施工箇所Uの周囲に飛散する事態を防止することが可能になる。
また、本実施の形態2のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に従い状態が変化する可動部27と、固定の壁部23とで、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bを共に囲みつつ当該囲んだ領域内にショット材Bを留める。
このショットピーニング装置1によれば、固定の壁部23を施工箇所Uの平面部分など形状が規定された部位に対応して設け、この位置を基準として包囲手段2を配置できるので、包囲手段2を施工箇所Uに対して容易に、かつ適した部位に配置することが可能になる。
なお、実施の形態2において、複数の棒状部材として構成された可動部27は、各々がアクチュエータ27aにより押圧力を付与される構成に限らない。図には明示しないが、例えば、可動部27自体を、空圧シリンダや油圧シリンダの伸縮ロッドとして構成し、各々の可動部27に纏めて空圧や油圧による押圧力を付与してもよい。また、可動部27は、複数の棒状部材として構成されていなくてもよく、押圧力により溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に従って状態が変化する構成であればよい。
また、実施の形態2において、ショットピーニングを施工する際、上述したショットピーニング装置1を必要に応じて溶接部Wに沿って移動させる。この場合、溶接部Wを含む施工箇所Uに接触する可動部27の先端形状は、移動方向に向く側が、移動に際して溶接部Wに乗り上がるように傾斜、湾曲、または球状に形成されていることが好ましい。例えば、図4中に示す矢印Xにショットピーニング装置1を移動させる場合は、各可動部27の先端の少なくとも当該矢印X方向に向く側を傾斜、湾曲、または球状に形成する。このように構成することにより、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に倣って可動部27(包囲手段2)の状態を円滑に変化させることが可能である。
[実施の形態3]
本実施の形態について、図面を参照して説明する。図5は、本発明の実施の形態3に係るショットピーニング装置の概略側断面図である。
本実施の形態のショットピーニング装置1は、上述した実施の形態1のショットピーニング装置1と同様に、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に従い状態が変化する可動部28を備えており、当該可動部28の構成が異なる。従って、実施の形態3では、可動部28の構成について説明し、上述した実施の形態1と同等部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
可動部28は、ノズル28aを有しており、当該ノズル28aの射出口を開口部24から外側に向け、底部21の周りに沿って複数並んで配置されている。この可動部28は、ノズル28aに流体(液体や気体)を供給する供給管28bを有している。図には明示しないが、供給管28bは、流体を貯留する貯留部、および貯留部の流体を圧送するポンプに接続されている。ポンプは、上述した制御装置(図示せず)により制御できる。すなわち、ポンプを稼動することにより貯留部の流体が供給管28bを介してノズル28aに供給され、当該流体がノズル28aの射出口より噴射される。
上述したショットピーニング装置1によりショットピーニングを施工する際、図5に示すように、包囲手段2は、その開口部24を、溶接部Wを含む施工箇所Uに向けて配置され、底部21、可動部28および壁部23で囲む領域内に、複数のショット材Bが格納される。
施工箇所Uに向けて配置された包囲手段2は、壁部23の開口部24側の端が、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて配置される。一方、包囲手段2の可動部28は、ノズル28aから噴射された流体が施工箇所Uの表面に突き当たって流体の壁をなす。これにより、包囲手段2は、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
ショットピーニング装置1は、上記のように包囲手段2を配置した後、運動エネルギー付与手段26によりショット材Bを加速させてショットピーニングに必要なエネルギーをショット材Bに与える。これにより、ショット材Bが開口部24へ向かって打ち出され、施工箇所Uの表面へ打ち込まれて当該表面へ圧縮応力を与える。このように、ショットピーニング装置1は、超音波ショットピーニングにより施工箇所Uをショットピーニングする。なお、本実施の形態において、ショットピーニングは超音波ショットピーニングに限定されるものではないが、厳密に施工管理をする観点からは、超音波ショットピーニングを用いることが好ましい。
本実施の形態のショットピーニング装置1は、特に、屈曲または湾曲した形状の施工箇所Uへの施工に適している。具体的には、図3を参照するように、溶接部Wを含む施工箇所Uが、屈曲した入隅として形成されている場合、施工箇所Uの平坦部分に壁部23を配置し、施工箇所Uの屈曲部分に対応して可動部28を配置する。これにより、壁部23は、その開口部24側の端を、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて設けられる。一方、可動部28は、ノズル28aから噴射した流体が溶接部Wを含む施工箇所Uの表面に突き当たって流体の壁をなし、かつ施工箇所Uに突き当たる流体の噴射長が施工箇所Uの形状に応じて変化する。これにより、包囲手段2は、屈曲した形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。また、図には明示しないが、湾曲した形状の施工箇所Uに対しても同様に、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲むことが可能である。
また、図には明示しないが、施工箇所Uの形状は、上述した入隅に限らず、出隅の場合もある。この場合でも、施工箇所Uの平坦部分に壁部23を配置し、施工箇所Uの屈曲部分または湾曲部分に対応して可動部28を配置する。これにより、壁部23は、その開口部24側の端を、施工箇所Uの表面に対して接触またはショット材Bが通過しない隙間を空けて設けられる。一方、可動部28は、ノズル28aから噴射した流体が溶接部Wを含む施工箇所Uの表面に突き当たって流体の壁をなし、かつ施工箇所Uに突き当たる流体の噴射長が施工箇所Uの形状に応じて変化することで、流体の壁が施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、屈曲または湾曲した形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
また、図には明示しないが、施工箇所Uの形状は、上述した入隅や出隅に限らない。例えば、凸状や凹状で施工箇所Uに平坦部分がない場合もある。この場合、壁部23を設けず、底部21の周りに沿って可動部28を複数立設した構成とし、この可動部28を施工箇所Uの凸状または凹状に対応して配置する。これにより、可動部28は、ノズル28aから噴射した流体が溶接部Wを含む施工箇所Uの表面に突き当たって流体の壁をなし、かつ施工箇所Uに突き当たる流体の噴射長が施工箇所Uの形状に応じて変化することで、流体の壁が施工箇所Uの形状に倣って設けられる。これにより、包囲手段2は、様々な形状の施工箇所Uに対し、溶接部Wを含む施工箇所Uの表面および振動子26bの周りを共に囲む。
また、図には明示しないが、包囲手段2の底部21、および底部21の表面に配置される振動子26bの形状は、上述した矩形状に限らない。例えば、施工箇所Uの形状により、矩形状ではショットピーニングの施工が困難である場合は、当該施工箇所Uの形状に合わせ、円形状、楕円形状、多角形状、不定形状などとしてもよい。この場合、可動部28や壁部23は、底部21および振動子26bの周りを囲む態様で配置される。また、この場合、壁部23を配置せず可動部28のみを配置する形態であってもよい。
このように実施の形態3のショットピーニング装置1は、振動子26bによりショット材Bに運動エネルギーを付与する運動エネルギー付与手段26と、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲み、かつ施工箇所Uの形状に従い状態を変化させつつ当該囲んだ領域内にショット材Bを留める包囲手段2とを備えている。
このショットピーニング装置1によれば、包囲手段2が、溶接部Wの肉盛り厚さや、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に対応して状態を変化させることで、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲んだ領域内にショット材Bを留められるため、ショットピーニングの施工箇所Uの形状に対応し、ショット材Bが施工箇所Uの周囲に飛散する事態を防止することが可能になる。
この結果、特に、対象となる施工箇所Uが原子力設備である場合では、ショット材Bの数を一定に保つことができるため、施工箇所Uに与える圧縮応力が低下する事態を防ぎ、ショットピーニングの施工を一度で済ませられることから、放射線を扱う領域内への作業者の立ち入り時間を少なくすることが可能になる。しかも、特に、対象となる施工箇所Uが原子力設備である場合では、原子力設備内にショット材Bを残留させる事態を防ぐ結果、ショット材Bを回収する作業をなくすことができると共に、原子力設備の機能に影響を与えるおそれがない。
また、本実施の形態3のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、振動子26b側から施工箇所Uに向けて噴射された流体により、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bの周りを共に囲み、かつ施工箇所Uの形状に従って施工箇所Uに突き当たる流体の噴射長が変化する。
このショットピーニング装置1によれば、施工箇所Uの形状に従い包囲手段2の状態を変化させることができ、上述の効果を得ることが可能になる。
また、本実施の形態3のショットピーニング装置1では、図5に示すように、ノズル28aが開口部24の内側に向けて設けられ、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bを共に囲む領域を施工箇所Uに向けて窄める態様で流体が噴射されている。
このショットピーニング装置1によれば、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bを共に囲む領域を施工箇所Uに向けて窄める態様で流体が噴射されていることにより、ショット材Bを前記領域の内側に向けて押し込むので、ショット材Bが周囲に飛散する事態を噴射された流体によってより確実に防止することが可能になる。
また、本実施の形態3のショットピーニング装置1では、包囲手段2は、溶接部Wを含む施工箇所Uの形状に従い状態が変化する可動部28と、固定の壁部23とで、溶接部Wを含む施工箇所Uおよび振動子26bを共に囲みつつ当該囲んだ領域内にショット材Bを留める。
このショットピーニング装置1によれば、固定の壁部23を施工箇所Uの平面部分など形状が規定された部位に対応して設け、この位置を基準として包囲手段2を配置できるので、包囲手段2を施工箇所Uに対して容易に、かつ適した部位に配置することが可能になる。
以上のように、本発明に係るショットピーニング装置は、ショットピーニング施工する部分の形状に対応し、ショット材が施工箇所の周囲に飛散する事態を防止することに適している。
1 ショットピーニング装置
2 包囲手段
21 底部
22 可動部
22a 圧縮バネ
22b フランジ
23 壁部
24 開口部
25a 底部側ガイド部
25b 開口側ガイド部
25c 隙間
26 運動エネルギー付与手段
26a 発振手段
26b 振動子
27 可動部
27a アクチュエータ
27b 伸縮ロッド
28 可動部
28a ノズル
28b 供給管
B ショット材
U 施工箇所
W 溶接部

Claims (5)

  1. 原子力設備における溶接部にショット材を衝突させて圧縮応力を与えるショットピーニング装置において、
    振動子により前記ショット材に運動エネルギーを付与する運動エネルギー付与手段と、
    前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子の周りを共に囲み、かつ前記施工箇所の形状に従い状態を変化させつつ当該囲んだ領域内に前記ショット材を留める包囲手段と、
    を備え
    前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に先端が向き、当該方向に進退可能に設けられた棒状部材として構成され、当該棒状部材は、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子の周りを共に囲み、当該囲んだ領域外への前記ショット材の通過を妨げる態様で複数並設して配置され、かつ前記施工箇所の形状に従い進退状態が変化することを特徴とするショットピーニング装置。
  2. 前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に向けて進退可能に設けられ、前記施工箇所に向けて付勢されて前記施工箇所に接触し、前記施工箇所の形状に従い進退状態が変化することを特徴とする請求項1に記載のショットピーニング装置。
  3. 前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に向けて進退可能に設けられ、前記施工箇所に向けて押圧されて前記施工箇所に接触し、前記施工箇所の形状に従い進退状態が変化することを特徴とする請求項1に記載のショットピーニング装置。
  4. 原子力設備における溶接部にショット材を衝突させて圧縮応力を与えるショットピーニング装置において、
    振動子により前記ショット材に運動エネルギーを付与する運動エネルギー付与手段と、
    前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子の周りを共に囲み、かつ前記施工箇所の形状に従い状態を変化させつつ当該囲んだ領域内に前記ショット材を留める包囲手段と、
    を備え、
    前記包囲手段は、前記振動子側から前記施工箇所に向けて噴射された流体により、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子の周りを共に囲み、かつ前記施工箇所の形状に従って前記施工箇所に突き当たる流体の噴射長が変化するとともに、前記溶接部を含む施工箇所および振動子を共に囲む領域を施工箇所に向けて窄める態様で流体が噴射されることを特徴とするショットピーニング装置。
  5. 前記包囲手段は、前記溶接部を含む前記施工箇所の形状に従い状態が変化する可動部と、固定の壁部とで、前記溶接部を含む施工箇所および前記振動子を共に囲みつつ当該囲んだ領域内に前記ショット材を留めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のショットピーニング装置。
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