JP5447850B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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Description
ところで近年のインクジェットプリンターにおいては、特にビジネス用途などにおいて高速化が進み、これに伴い用紙の搬送速度が従来に比べて大幅に増加している。さらにインクジェット記録ヘッドが用紙搬送方向と直交する方向に移動しながら記録を行う所謂シリアルタイプのインクジェットプリンターにおいては、用紙が停止している間にヘッド走査(記録)が実施されるため、スループットの低下を防止するため、更に用紙搬送速度を高める必要がある。
上記特許文献1、2には、上述のようにインクジェット記録ヘッド・記録用紙・支持部材(記録部構成要素)のこれらの間に電位差を設け、電界を発生させることでインク滴にクーロン力を作用させ、インク滴を記録用紙に引きつける技術が提案されている。従って紙粉をインク滴と同列にみなせば、電界を制御することで紙粉を記録用紙側に引きつけることにより、インクジェット記録ヘッドへの紙粉の付着を防止できるようにも思われる。
本発明は上述した種々の問題に鑑み成されたものであり、その目的は、記録品質を低下させることなく、インクジェット記録ヘッドへの紙粉・塵埃等の異物(以下「紙粉等」と言う)の付着を確実に防止することにある。
本態様によれば、液体噴射手段側及び被噴射媒体支持手段側において、同電位とされる所定部位(電位コントロールされる部位)が互いに対向する面であることから、周囲からの回り込み電界を抑制することができ、紙粉等をより確実に無電界状態に置くことができる。
以上がインクジェットプリンター1の大略構成であり、以下、本発明の基本的思想について図2を参照しながら説明する。尚、図2において符号16aはインクジェット記録ヘッド16において支持部材17と対向する第1の側を形成する、複数のインク吐出ノズル(図示省略)が形成された金属製のノズルプレートを示している。また符号17aは支持部材17に形成された、用紙搬送方向(第1方向:図2の紙面表裏方向)に延びるリブであり、当該リブ17aは用紙幅方向(第2方向:図2の左右方向)に適宜の間隔を空けて複数形成され、当該リブ17aによって記録用紙Pが支持される。
以上が、本発明の基本的思想である。
以下、図3を参照しながら記録領域における帯電状態(第1実施形態)について説明する。尚、本実施形態及び後に説明する第2〜第4実施形態においては、インクジェット記録ヘッド16は、用紙幅をカバーする長さに形成されるとともに固定的に設けられた、所謂ラインヘッドであり、インクジェット記録ヘッド16を用紙幅方向(第2方向)に往復動させることなく、記録用紙Pを搬送方向(第1方向)に移動させるのみで記録が実行可能となっている。
以下、本発明の第2実施形態について図4を参照しながら説明する。尚、既に説明した構成要素には同一符号を付してあり、以下ではその説明は省略することとする(以下に説明する他の実施形態でも同様)。
この様に、用紙端部領域Peを除く中央領域の電位差(電界強度)が制御されるので、より確実に当該中央領域におけるインク滴sのミスト化を防止できる。尚、本実施形態では電極板23を電位差発生手段22のプラス極に接続しているが、マイナス極に接続しても構わない。
以下、本発明の第3実施形態について図5を参照しながら説明する。本実施形態において図4を参照しながら説明した第2実施形態と異なるのは、電極板21、23の上部にインク吸収材25を設けた点である。このインク吸収材25により、記録用紙Pから外れた領域(例えば、インクを空吐出するフラッシング時や縁無し印刷時など)にインク滴が吐出されても、これを確実にキャッチすることができ、ミスト浮遊の問題を解消することができる。
以下、本発明の第4実施形態について図6を参照しながら説明する。本実施形態において図5を参照しながら説明した第3実施形態と異なるのは、支持部材(符号17’で示す)が導電性(例えば、表面抵抗率が102〜108Ω/□程度)を備えていることにより
電極板21、23、及び記録用紙Pをアース接続する同電位形成手段20Bが省略されている点、用紙端部領域Peを除いた中央領域において絶縁性を備えるインク吸収材26が設けられている点、である。
以下、本発明の第5実施形態について図7を参照しながら説明する。本実施形態において図3を参照しながら説明した第1実施形態と異なるのは、インクジェット記録ヘッド(符号16’で示す)が用紙幅方向(図7の左右方向)に移動しながらインク滴を吐出するシリアル型である点である。
以下、本発明の第6実施形態について図8を参照しながら説明する。本実施形態において図7を参照しながら説明した第5実施形態と異なるのは、電極板21より外側(図8において左側)に、電極板21で覆われていない支持部材17の領域δが存在する点である。この様な領域δが存在すると、当該領域δとノズルプレート16aとの間で電位差(電界)が生じる虞がある。
(1)用紙端部領域の同電位形成手段
上記各実施形態において、用紙端部領域においてノズルプレート16a(16a’)、記録用紙P、支持部材17(17’)、のこれらの同電位とすることで無電界状態を形成する為に、これら構成要素をアース接続しているが、同電位であれば無電界状態を形成できるため、アース接続に限られず、任意極性の任意の電圧を印加しても構わない。
この場合、小サイズ用紙の場合には無電界状態に設定された領域(用紙端部領域)の更に外側は電界形成領域となるので、記録用紙Pの外側領域においてインクミストの飛散を防止することができる。
尚、上記各実施形態では、用紙Pの一方側端部および他方側端部の双方に対し本発明の構成を適用しているが、本発明はこの様な構成に限られるものではなく、用紙Pの一方側端部領域にのみ本発明の構成が適用される場合でも、その作用効果が得られることは言うまでもない。
上記各実施形態において、用紙端部領域Peを除いた中央領域については、主としてミスト浮遊対策として電位差(電界)を設けているが、電位差(電界)を設けない場合であっても、少なくとも上述した用紙端部領域における紙粉等dの飛散・飛翔防止効果は得ることができる。
上記各実施形態において、ノズルプレート16a(16a’)の表面に撥水膜を設けることもできる。ここで、導電性の撥水膜を用いれば、撥水膜の帯電を抑制でき、ノズルプレート16a(16a’)に紙粉等が付着することを抑制することができるとともに、ノズルプレート側の電位を確実に制御できる。
上記各実施形態(特に第1、第2、第5の各実施形態)において、支持部材17に設ける電極板21、23は、適宜図5、図6に示した導電性のインク吸収部材25に代えることができる。
上記各実施形態において、ノズルプレート16a(16a’)と記録用紙Pとの間の電位差をゼロとしない場合であっても、ノズルプレート16a(16a’)と支持部材17(17’)との間の電位差がゼロに設定されていれば、所定の紙粉飛散防止効果を得ることができる。
上記各実施形態では、インク滴はノズルプレート16a(16a’)を介した誘導電荷によって帯電していたが、インクを収容するインク収容室(例えば、インクカートリッジなど)からノズルプレート16a(16a’)に至るインク流路における任意の場所でインク滴に電荷を付与するようにしても良い。例えば、インク収容室の内壁の一部、或いは全部を導電性部材で構成し、当該内壁を介してインクに電荷を付与するようにしても良い。
インクジェット記録ヘッド、16a ノズルプレート、17 案内部材、17a リブ、18 上部案内部材、20A、20B 同電位形成手段、21 電極板、22 電位差形成手段、23 電極板、25 インク吸収材(導電性)、26 インク吸収材(絶縁性)、P 記録用紙
Claims (5)
- 被噴射媒体の搬送方向である第1方向と直交する第2方向に移動しながら被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射手段と、
前記液体噴射手段と対向配置される、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持手段と、を備えた液体噴射装置であって、
前記液体噴射手段側の所定部位と、前記被噴射媒体支持手段側の所定部位と、を同電位とする同電位形成手段を備え、
前記被噴射媒体支持手段側の所定部位の、前記第2方向における領域は、前記第2方向における被噴射媒体の少なくとも一方側端部に対応する位置を含み、当該位置より被噴射媒体の外側及び内側に延びており、
前記液体噴射手段を前記第2方向における被噴射媒体の一方側端部領域付近に停止させた状態で被噴射媒体を搬送する際、前記第2方向における被噴射媒体の少なくとも前記一方側端部の側において、前記被噴射媒体支持手段側の所定部位における、被噴射媒体の端部より内側の末端位置と、前記液体噴射手段の所定部位における、被噴射媒体の端部より外側の末端位置と、を結ぶラインが被噴射媒体と交わる様に構成されている、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、前記被噴射媒体支持手段側の所定部位における、被噴射媒体の端部より外側の末端位置と、前記液体噴射手段の所定部位における、前記被噴射媒体支持手段側の所定部位における外側の末端位置より遠い側の末端位置と、を結ぶラインが被噴射媒体と交差しない様に構成されている、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、前記同電位形成手段は、前記液体噴射手段側の所定部位および前記被噴射媒体支持手段側の所定部位に加え、被噴射媒体を同電位とする、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項3に記載の液体噴射装置において、前記同電位形成手段は、前記液体噴射手段側の所定部位、前記被噴射媒体支持手段側の所定部位、被噴射媒体、のこれらをアース接続することによってこれらを同電位とする、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、前記液体噴射手段側の所定部位は、前記被噴射媒体支持手段と対向する面であり、
前記被噴射媒体支持手段側の所定部位は、前記液体噴射手段と対向する面である、
ことを特徴とする液体噴射装置。
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- 2010-04-28 JP JP2010103902A patent/JP5447850B2/ja active Active
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