JP5447270B2 - 検出装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は検出装置および画像形成装置に関し、特に、トナー濃度を検出するための検出装置および該検出装置を搭載した画像形成装置に関する。
画像形成装置においてトナー濃度の検出を行なうトナー濃度検出センサとしては、発光素子からの光を偏光フィルタを通した単一偏光光として転写ベルトおよびトナー像に照射し、その反射光の、発光素子から照射された単一発光光と平行方向の偏光光と、発光素子からの照射光と直交方向の偏光光とをそれぞれ受光素子で受光することによりトナー濃度を検出するものがある。
たとえば特開2006−208266号公報(以下、特許文献1)などは、このような方式のトナー濃度検出センサであって、発光素子と受光素子とを同一基板上に配置し、さらに発光素子と受光素子との間隔および受光素子間の間隔を近づけて、センサ検出精度を高める構成を開示している。
特開2006−208266号公報
ところで、この方式のトナー濃度検出センサでは、発光素子からトナー像への入射角と、トナー像から受光素子への反射角とが狭ければ狭いほど検出感度が高められる。そのため、発光素子と受光素子との間、および受光素子の間隔を狭くして配置する構成となっている。
しかしながら、トナー濃度センサと測定物との間の距離や取り付け角度が取り付け部品の寸法ばらつき等により異なる場合がある。この場合、反射光の光軸がずれ、受光素子に入射する光量が変化してしまうため、検出結果が異常値となってしまう場合がある、という問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、反射光の光軸のずれによるトナー濃度の検出結果への影響を補正することのできる、トナー濃度を検出するための検出装置および該検出装置を搭載した画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、検出装置は、照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、異なる波長の光を発する複数の発光素子と、発光素子から第1の偏光フィルタを通して照射された光の、検出対象物表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが検出対象物表面に向かう方向に配置された第1の受光素子、および第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが検出対象物表面に向かう方向に配置された第2の受光素子と、第1の受光素子および第2の受光素子での反射光の受光量に応じて、検出対象物表面に形成されたトナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段とを備える。複数の発光素子は、第2の偏光フィルタおよび第3の偏光フィルタの感度領域内に属する第1の発光素子と、感度領域に属さない波長の光を発する第2の発光素子とを含む。
本発明の他の局面に従うと、検出装置は、照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、それぞれ異なる波長の光を発する第1の発光素子および第2の発光素子を有する複数の発光素子と、発光素子から第1の偏光フィルタを通して照射された光の、検出対象物表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが検出対象物表面に向かう方向に配置された第1の受光素子、および第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが検出対象物表面に向かう方向に配置された第2の受光素子と、第1の受光素子および第2の受光素子での反射光の受光量に応じて、検出対象物表面に形成されたトナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段と備える。第1の受光素子および第2の受光素子は第1の面上に、第2の発光素子から検出対象物表面までの距離が所定距離であるときの第2の発光素子からの反射光が第1の受光素子および第2の受光素子に均等または略均等に照射される状態である標準照射状態となる位置で配置される。検出装置は、さらに、第2の発光素子の反射光の第1の受光素子での受光量および第2の受光素子での受光量に基づいて、標準照射状態からの反射光の光軸のずれを検出する検出処理と、第1の発光素子の反射光の第1の受光素子での受光量および第2の受光素子での受光量から得られる値をずれに基づいて補正してセンサ信号を出力する出力処理とを実行する制御装置を備える。
好ましくは、第1の受光素子および第2の受光素子は第1の面上に、第2の発光素子から検出対象物表面までの距離が所定距離であるときの第2の発光素子からの反射光が第1の受光素子および第2の受光素子に均等または略均等に照射される状態である標準照射状態となる位置で配置される。
より好ましくは、検出装置は制御装置をさらに備え、制御装置は、第2の発光素子の反射光の第1の受光素子での受光量および第2の受光素子での受光量に基づいて、標準照射状態からの反射光の光軸のずれを検出する検出処理と、第1の発光素子の反射光の第1の受光素子での受光量および第2の受光素子での受光量から得られる値をずれに基づいて補正してセンサ信号を出力する出力処理とを実行する。
より好ましくは、制御装置は、第2の発光素子の反射光の、第1の受光素子での受光量と第2の受光素子での受光量との比率が所定以上である場合にずれが生じていると検出する。
好ましくは、制御装置は、出力処理にて得られる値を、第2の発光素子の反射光の第1の受光素子での受光量と第2の受光素子での受光量との比率を用いて補正する。
好ましくは、第1の発光素子および第2の発光素子は第2の面に配置され、制御装置は、第2の面から検出対象物表面までの距離の所定距離との差をずれとして検出する。
好ましくは、第1の発光素子および第2の発光素子は第2の面に配置され、制御装置は、第2の面に対する第2の発光素子の照射角度の、標準照射状態での第2の面に対する第2の発光素子の照射角度からの差を、ずれとして検出する。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置は、像担持体と、像担持体表面にトナー画像を転写するための転写手段と、像担持体表面のトナー画像の濃度を検出するための検出装置とを備える。検出装置は、像担持体に向かう方向である照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、異なる波長の光を発する複数の発光素子と、発光素子から第1の偏光フィルタを通して照射された光の、像担持体表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが像担持体に向かう方向に配置された第1の受光素子、および第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが像担持体に向かう方向に配置された第2の受光素子と、第1の受光素子および第2の受光素子での反射光の受光量に応じて、トナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段とを含む。複数の発光素子は、第2の偏光フィルタおよび第3の偏光フィルタの感度領域内に属する第1の発光素子と、感度領域に属さない波長の光を発する第2の発光素子とを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置は、像担持体と、像担持体表面にトナー画像を転写するための転写手段と、像担持体表面のトナー画像の濃度を検出するための検出装置とを備える。検出装置は、像担持体に向かう方向である照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、それぞれ異なる波長の光を発する第1の発光素子および第2の発光素子を有する複数の発光素子と、発光素子から第1の偏光フィルタを通して照射された光の、像担持体表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが像担持体に向かう方向に配置された第1の受光素子、および第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが像担持体に向かう方向に配置された第2の受光素子と、第1の受光素子および第2の受光素子での反射光の受光量に応じて、トナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段とを含む。第1の受光素子および第2の受光素子は第1の面上に、第2の発光素子から像担持体表面までの距離が所定距離であるときの第2の発光素子からの反射光が第1の受光素子および第2の受光素子に均等または略均等に照射される状態である標準照射状態となる位置で配置される。画像形成装置は、さらに、第2の発光素子の反射光の第1の受光素子での受光量および第2の受光素子での受光量に基づいて、標準照射状態からの反射光の光軸のずれを検出する検出処理と、第1の発光素子の反射光の第1の受光素子での受光量および第2の受光素子での受光量から得られる値をずれに基づいて補正してセンサ信号を出力する出力処理とを実行する制御装置を含む。
この発明によると、トナー濃度センサと測定物である転写ベルトとの間の距離が異なったり取り付け角度が取り付け部品の寸法ばらつき等によって異なったりして反射光の光軸がずれ、受光素子に入射する光量が変化した場合であっても、そのトナー濃度の検出結果への影響が補正される。これにより、トナー濃度検出の精度を向上させることができる。
本実施の形態にかかるプリンタの構成の具体例を示す図である。 プリンタの、トナー濃度センサ付近の構成の具体例を示す図である。 トナー濃度センサの構成の具体例を示す図である。 トナー濃度センサに含まれる偏光フィルタの周波数特性を示す図である。 トナー濃度センサの一方のLEDを発光させたときの光路を表わした図である。 トナー濃度センサの他方のLEDを発光させたときの光路を表わした図である。 トナー濃度センサと転写ベルトとの間の距離と、受光素子の配置とを関係を説明するための図である。 トナー濃度センサと転写ベルトとの間の距離が正常な距離よりも近い場合の、受光素子へのLEDの反射光の照射位置を説明する図である。 転写ベルト上のトナー濃度とトナー濃度センサの出力の特性との関係を表わす図である。 光軸のずれに応じて補正を行なった上でセンサ信号を出力する、制御装置の機能構成の具体例を示す図である。 トナー濃度センサと転写ベルトと間の光軸のずれを検出し、光軸のずれに応じて補正を行なった上でセンサ出力値を決定する処理を表わすフローチャートである。 フォトダイオードの出力値の具体例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
以下の説明では、画像形成装置がタンデム方式のカラープリンタ(以下、プリンタと略す)である例を示すが、画像形成装置はプリンタに限定されない。画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、およびそれらの機能を複合した機器であるMFP(Multi Function Peripheral)などであってもよい。
<全体構成>
図1は、本実施の形態にかかるプリンタ1の構成の具体例を示す図である。図を参照して、プリンタ1は、作像部と、プリント媒体である用紙の搬送部とを含む。
作像部は、プリンタ1内部の略中央部に配される、内側から複数の転写駆動ローラ102で懸架された、中間転写体である環状の転写ベルト101を含む。
転写ベルト101に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各色に対応したカートリッジ28y,28m,28c,28kが配される。これらを代表させてカートリッジ28と称する。カートリッジ28は、静電記録方式でトナー像を形成するトナー像形成機構として、各々、感光体3と、帯電部5と、露光部6と、現像部4とを含む。
現像部4は、各々、図示しない現像ローラや供給ローラを含む。また、現像部4は、各々、図示しないトナーを充填するスペースを含む。現像部4が稼動して供給ローラが回転することで、上記スペース内のトナーが現像ローラに供給される。現像ローラは感光体3に対応する位置に配置され、供給されたトナーを担持して感光体3と対向する位置まで搬送する。感光体3表面が露光されていることで、現像ローラ上のトナーは感光体3と対向する位置において感光体3の露光された部分に移動する。これにより、感光体3上にトナー像が形成される。
感光体3は、転写ベルト101上に形成されたトナー画像を転写する。帯電部5は、感光体3の表面を一様に帯電させる。露光部6は、感光体3上に各色の画像パターンを露光して、順次形成する。現像部4は、感光体3にトナーを供給して感光体3にトナー画像を現像する。
後述する印刷用紙の搬送経路に接する位置の転写駆動ローラ102と搬送経路を挟んで二次転写ローラ11が配される。二次転写ローラ11は、転写ベルト101上に転写されたトナー画像を、搬送された用紙上に転写する。
転写ベルト101に面する位置に、トナー濃度センサ103が配される。トナー濃度センサ103は転写ベルト101上に転写されたトナー画像の濃度を検出する。この構成については後述する。
搬送部は、給紙ローラ8と、搬送ローラ30と、タイミングローラ10と、上述の二次転写ローラ11と、一対の定着ローラ12a,12b(これらを代表させて定着ローラ12とする)と、排紙ローラ13とを含む。
給紙ローラ8は、プリンタ1内部の下部に配される、用紙を収納するカセットである収納部16から、用紙を給紙する。搬送ローラ30は、給紙ローラ8によって供給された用紙を搬送する。タイミングローラ10は、搬送ローラ30によって搬送されてきた用紙をいったん停止させる。定着ローラ12は、搬送される用紙を挟んで配され、用紙上に転写されたトナー像を加熱して定着させる。排紙ローラ13は、定着後の用紙を排出する。
カートリッジ28内の感光体3と二次転写ローラ11とタイミングローラ10とはメインモータ18に連結される。カートリッジ28内の現像部4のうちのカラー用の現像部4は現像モータ20に連結され、モノクロ用の現像部4は現像モータ21に連結される。現像モータ20はカラー用の現像部4を駆動し、現像モータ21はモノクロ用の現像部4を駆動する。定着ローラ12は定着モータ19に連結され、定着モータ19の回転駆動によって回転する。
プリンタ1は、さらに、制御部50およびメモリ55を含む。制御部50に含まれる図示しないCPU(Central Processing Unit)は、メモリ55に記憶されるプログラムを読み出して実行する。メインモータ18、定着モータ19、および現像モータ20,21等の駆動機構は制御部50に電気的に接続されて、制御部50からの制御信号に従って駆動が制御される。さらに、トナー濃度センサ103は制御部50に電気的に接続されて、センサ信号を制御部50に入力する。制御部50は、そのセンサ信号を用いて上記制御を行なう。
<トナー濃度センサの構成>
図2は、トナー濃度センサ103付近の構成の具体例を示す図である。図を参照して、トナー濃度センサ103は転写ベルト101の面に対して検出面を向けて配される。転写ベルト101上に作像されたトナー像は、転写駆動ローラ102の回転によって図中の矢印方向に移動する。トナー濃度センサ103は、検出面に対向する位置の転写ベルト101面上にトナー像が移動すると、そのトナー像の濃度を検出する。
図3は、トナー濃度センサ103の構成の具体例を示す図である。図を参照して、トナー濃度センサ103は、プリント基板109上に配置された、第1の発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)104、および第2の発光素子としてのLED105と、受光素子としてのフォトダイオード106,107,108と、制御装置117とを備える。
LED105、LED104、フォトダイオード106、およびフォトダイオード107は、この順で一直線となるようにプリント基板109上で配置される。以降の図では、これら部品の実装される直線を、「部品実装軸」とも表わしている。フォトダイオード106とフォトダイオード107とは、その間の距離を転写ベルト101からの正反射光がフォトダイオード106とフォトダイオード107との両方に照射される範囲の距離として、近接して配置される。
なお、ここでは、LED105、LED104、フォトダイオード106、およびフォトダイオード107がすべて同一のプリント基板109上に配置される例が示されている。しかしながら、LED105,104およびフォトダイオード106,107は、それぞれ、位置関係が予め規定された、異なる基板の同一線上に配置されていてもよい。
フォトダイオード108はLED104,105の近傍にプリント基板109上で配置される。フォトダイオード108は、LED104,105の照射光量を検知し、LED104またはLED105への供給電流を一定に保つためのフィードバックを行なう受光素子である。したがって、フォトダイオード108は、センサ出力には関与しない。
トナー濃度センサ103の、プリント基板109の、LED104,105、およびフォトダイオード106,107,108が配される面の上方には、ホルダ110が備えられる。そのさらに上方には、レンズ112が備えられる。
ホルダ110の、LED104,105の発光光路上には、穴111が削孔されている。穴111によって、LED104,105からの光量の範囲が限定される。これにより、周辺の乱反射によるトナー濃度センサの誤出力が抑制される。
LED104,105とホルダ110との間には、偏光フィルタ113が備えられる。LED104,105から照射された光は、偏光フィルタ113を通してセンサ外に照射される。
フォトダイオード106とホルダ110との間には、偏光フィルタ113と同一偏光となるように偏光方向をそろえるための偏光フィルタ114が備えられる。転写ベルト101より反射された光は、偏光フィルタ114を透過してフォトダイオード106を照射する。
フォトダイオード107とホルダ110との間には、偏光フィルタ113とは直交する方向の偏光方向となるように偏光方向をそろえるための偏光フィルタ115が備えられる。転写ベルト101より反射された光は、偏光フィルタ115を透過してフォトダイオード107を照射する。
制御装置117は図示しないCPUおよびメモリを含む。制御装置117は図示されたようにプリント基板109とは異なる位置に設けられてもよいし、プリント基板109上に実装されてもよい。
制御装置117のCPUとLED105,104とは電気的に接続される。LED105,104はCPUからの制御信号に従って発光し、また発光を終了する。
制御装置117のCPUとフォトダイオード106,107,108とは電気的に接続される。フォトダイオード106,107,108は、それぞれ、受光量に応じた信号をCPUに対して出力する。制御装置117は、さらに、プリンタ1の制御部50に電気的に接続される。制御装置117はフォトダイオード106,107,108から入力された信号に基づいて演算を行なってセンサ信号を制御部50に対して出力する。
<偏光フィルタの特性>
図4は、偏光フィルタ113,114,115の周波数特性を示す図である。図4(A)は、偏光フィルタ113,114,115の透過軸方向(平行方向)の周波数特性を示し、図4(B)は吸収軸方向(直交方向)の周波数特性を示している。
図を参照して、偏光フィルタ113,114,115は、透過軸方向(平行方向)では400nm以上の波長の光に対しては80%以上の透過率を有し、吸収軸方向(直交方向)では400nm〜700nmの波長の光に対しては、ほぼ0%の透過率となる。
<トナー濃度センサと転写ベルトとの間の光軸ずれの検出の原理>
この特性に基づいて、LED104の発光波長が偏光フィルタ113,114,115の吸収軸方向の透過率が10%以下となる波長、LED105の発光波長が偏光フィルタ113,114,115の吸収軸方向の透過率が80%以上となる波長と設定される。
LED104の発光波長は図4(A)および図4(B)においてA1,A2で表わされた偏光フィルタ113,114,115の感度領域外である波長領域に属し、LED105の発光波長は図4(A)および図4(B)においてB1,B2で表わされた偏光フィルタ113,114,115の感度領域内である波長領域に属する。これらLED104,105の波長は、いずれも、偏光フィルタ113,114,115の透過軸方向での透過率が80%以上である。そのため、LED104から照射され偏光フィルタ113を透過した光は、透過軸方向が偏光フィルタ113と平行する偏光フィルタ114は透過するものの、透過軸方向が偏光フィルタ113の透過軸方向と直交している偏光フィルタ115は透過しない。一方、LED105から照射され偏光フィルタ113を透過した光は、透過軸方向が偏光フィルタ113と平行する偏光フィルタ114も、透過軸方向が偏光フィルタ113の透過軸方向と直交している偏光フィルタ115も透過する。
図5はLED104を発光させたときの光路を表わした図であり、図6はLED105を発光させたときの光路を表わした図である。
図5を参照して、LED104からの照射光は、偏光フィルタ113を透過して直線偏光されてトナー濃度センサ103より出力し、転写ベルト101により反射される。反射光は再びトナー濃度センサ103に入光する。この反射光は、偏光フィルタ115が偏光フィルタ113により直線偏光された光の吸収軸方向に配置された偏光フィルタであるため該フィルタを透過しない。そのため、フォトダイオード107には反射光が到達せず、フォトダイオード106にのみ反射光が照射される。
図6を参照して、LED105からの照射光は、偏光フィルタ113を透過してトナー濃度センサ103より出力し、転写ベルト101により反射される。反射光は再びトナー濃度センサ103に入光する。この反射光は、偏光フィルタ114,115のいずれのフィルタも透過するため、フォトダイオード106,107ともに反射光が照射される。
図7はトナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離と、受光素子の配置とを関係を説明するための図である。
図を参照して、トナー濃度センサ103は転写ベルト101から予め規定した所定の距離を離して設置される。受光素子であるフォトダイオード106,107は、LED105から照射され、上記距離だけ離れた転写ベルト101から反射された光が、フォトダイオード106,107の間にほぼ均等に照射する位置に配置される。
このように配置されることで、トナー濃度センサ103の転写ベルト101に対する配置位置(距離)が規定どおりの正常な距離である場合には、フォトダイオード106からの出力とフォトダイオード107からの出力とが等しくなる。
図8は、トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離が正常な距離よりも近い場合の、受光素子へのLED105の反射光の照射位置を説明する図である。
図8を参照して、トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離が正常な距離よりも短い距離である場合、LED105から照射され転写ベルト101で反射された光の照射する位置は、フォトダイオード106,107の間のほぼ均等な位置よりも、フォトダイオード106側によりの位置となる。そのため、この場合、フォトダイオード106からの出力の方がフォトダイオード107からの出力よりも大きくなる。
同様にして、トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離が正常な距離よりも長い距離である場合、LED105から照射され転写ベルト101で反射された光の照射する位置は、フォトダイオード106,107の間のほぼ均等な位置よりも、フォトダイオード107側によりの位置となる。そのため、この場合、フォトダイオード106からの出力の方がフォトダイオード107からの出力よりも小さくなる。
<センサ出力特性>
制御装置117は、トナー濃度検出のための制御(以下、検出処理とも称する)を行ない、その制御下でフォトダイオード106,107から得られた出力値に基づいてセンサ出力値を算出する。検出処理では、具体的にLED104のみを、トナー画像がない転写ベルト101面でのセンサ出力値が所定値(たとえば3V)となるような発光光量で発光させる。
センサ出力値の算出方法の一例として、フォトダイオード106,107からの信号の出力値の差分(フォトダイオード106の出力値−フォトダイオード107の出力値)に係数(たとえば5)を乗じる算出方法が挙げられる。
図9は、転写ベルト101上のトナー濃度と、上述の算出方法で算出されるトナー濃度センサ103の出力の特性との関係を表わす図である。図中の実線で転写ベルト101上のトナー濃度とトナー濃度センサ103の出力の特性との関係が表わされている。さらに、図中の点線で転写ベルト101上のトナー濃度とフォトダイオード106の出力との関係、一点鎖線でフォトダイオード107の出力との関係が表わされている。
トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離が短くなると、フォトダイオード106に入光する光量が増加するためにフォトダイオード106の出力値が大きくなる。そのため、検出処理でLED104を発光させる際、その発光光量が小さくなるよう制御される。
そこで、トナー濃度が高い状態では、フォトダイオード106の出力値がフォトダイオード107の出力値と比較して大きくなるため、上述の算出方法で得られるトナー濃度センサ103のセンサ出力値は真のセンサ出力値よりも高くなる。一方、トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離が長くなると、トナー濃度が高い状態での上述の算出方法で得られるトナー濃度センサ103のセンサ出力値は真のセンサ出力値よりも低くなる。
<制御装置の機能構成>
そこで、制御装置117は、LED105を発光させたときの反射光の照射位置によって変化するフォトダイオード106,107に照射する光量のバランスに基づいて、トナー濃度センサ103と転写ベルト101と間の光軸のずれを検出する。そして、そのずれ量に基づいて補正した上でセンサ信号を出力する。
図10は、光軸のずれに応じて補正を行なった上でセンサ信号を出力する、制御装置117の機能構成の具体例を示す図である。これら機能は、図示しないCPUがメモリに記憶されるプログラムを読み出して実行することで、主にCPUに形成されるものである。
図を参照して、制御装置117は、大きくは、光軸のずれを検出するための検出処理部70とセンサ信号を出力するための出力処理部80とを含む。
検出処理部70は、LED104,105の発光を制御するための発光制御部71と、その制御下におけるフォトダイオード106,107からの信号の入力を受け付けるための入力部72と、これら信号を比較して比較結果を出力するための比較部73とを含む。
発光制御部71は、検出処理時にはLED105を所定の光量で所定時間発光させ、LED104は発光させない。比較部73は、この制御下でのフォトダイオード106,107からの信号の示す、それぞれの受光量に応じた出力値を比較し、その結果として、これら信号の出力値が等しい(等しいと取り扱える程度の範囲内にある場合も「等しい」に含めてもよい)か、等しくないか、を示す比較結果を出力処理部80に渡す。さらに、等しくない場合、比較部73は、トナー濃度センサ103と転写ベルト101と間の光軸のずれ量に相当する、出力値を比較することで得られた受光量の比率を示す信号値の比率を出力処理部80に渡す。
出力処理部80は、LED104,105の発光を制御するための発光制御部81と、その制御下におけるフォトダイオード106,107からの信号の入力を受け付けるための入力部82と、これら信号の出力値からセンサ出力値を算出するための算出部83と、検出処理部70での検出結果に基づいて算出されたセンサ出力値を補正するための補正部84とを含む。
発光制御部81は、出力処理時にはLED104を、トナー画像がない転写ベルト101面でのセンサ出力値が所定値(たとえば3V)となるような発光光量で所定時間発光させ、LED105は発光させない。
算出部83は、フォトダイオード106,107からの信号の出力値に基づいてセンサ出力値を算出する。一例として、算出部83は、上述の、フォトダイオード106,107からの信号の出力値の差分(フォトダイオード106の出力値−フォトダイオード107の出力値)に係数(たとえば5)を乗じる演算を行なってセンサ出力値を算出する。
検出処理において両信号の出力値が等しいとの比較結果が得られた場合には、補正部84は算出されたセンサ出力値を補正しない。検出処理において両信号の出力値が等しくないとの比較結果が得られた場合には、補正部84は比較結果に含まれるフォトダイオード106,107の出力比率に基づいて、算出されたセンサ出力値を補正する。
すなわち、トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離が正常な距離よりも短い場合にはフォトダイオード106の受光量が増加するため、その出力値からフォトダイオード107の出力値を差し引いて得られる差分は大きくなる。そのため、その差分に係数を乗じて得られたセンサ出力値は真のセンサ出力値よりも大きくなる。逆に、トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離が正常な距離よりも長い場合にはフォトダイオード106の受光量が減少するため、その出力値からフォトダイオード107の出力値を差し引いて得られる差分は小さくなる。そのため、その差分に係数を乗じて得られたセンサ出力値は真のセンサ出力値よりも小さくなる。
そこで、補正部84は、一例として、出力処理において得られたフォトダイオード106,107の出力値の差分(フォトダイオード106の出力値−フォトダイオード107の出力値)から算出されたセンサ出力値を、検出処理において得られたフォトダイオード106,107の出力値の比率(フォトダイオード107の出力値/フォトダイオード106の出力値)で除することで、センサ出力値を補正する。
<処理フロー>
図11は、トナー濃度センサ103と転写ベルト101と間の光軸のずれを検出し、光軸のずれに応じて補正を行なった上でセンサ出力値を決定する処理を表わすフローチャートである。図11のフローチャートに示される処理は、制御装置117の図示しないCPUがメモリに記憶されるプログラムを読み出して実行することによって実現される。
また、図12は、フォトダイオード106,107の出力値の具体例を示す図であって、図12(A)は後述の検出処理におけるフォトダイオード106,107の出力値の具体例、図12(B)は後述の出力処理におけるフォトダイオード106,107の出力値の具体例を示す図である。
図を参照して、CPUは、はじめに、トナー濃度センサ103と転写ベルト101と間の光軸のずれを検出するための処理として、LED105を所定時間発光させる(ステップS101)。そしてCPUは、その発光下でのフォトダイオード106,107からの信号を受け付けて、これらの出力値を取得する(ステップS103)。
CPUはこれらの出力値を比較する。その結果、これらの出力値が等しい場合(ステップS105で「フォトダイオード106=フォトダイオード107」)、処理をステップS107へと移行する。これらの出力値が等しくない場合(ステップS105で「フォトダイオード106≠フォトダイオード107」)、処理をステップS113へと移行する。ステップS103で得られたフォトダイオード106,107の出力値が図12(A)に示された出力値である場合、ステップS105では、これらの出力値が等しくないとされる。以上の、ステップS101〜S105の処理が、上述の検出処理に該当する。
フォトダイオード106,107での出力値が等しい場合には、光軸のずれに応じて補正してセンサ出力値を得るための処理として、CPUはLED105を消灯し、替わってLED104を、トナー画像がない転写ベルト101面でのセンサ出力値が所定値(たとえば3V)となる発光光量で所定時間発光させる(ステップS107)。ここでは、CPUは、転写ベルト101の面上のトナー画像がない位置から得られたフォトダイオード106,107での出力値に基づいてLED104の光量を調整する。
そしてCPUは、その発光下でのフォトダイオード106,107からの出力値より、センサ出力値を算出する(ステップS109)。フォトダイオード106,107からの出力値が図12(B)の出力値である場合、CPUは、フォトダイオード106,107からの信号の出力値の差分(V6−V7)に係数(たとえば5)を乗じる演算を行なってセンサ出力値を算出する。
LED104からの照射光は偏光フィルタ113で偏光されることでその偏光方向と直交する偏光方向の偏光フィルタ115が設けられたフォトダイオード107では受光されない。そのため、フォトダイオード107の出力値はいわゆる暗電流(暗流)といわれる、受光によって発生する光電流の他の受光によらない電流によるものと言える。そのため、フォトダイオード106の出力値からフォトダイオード107の出力値を差し引くことで、この影響を排することができる。
フォトダイオード106,107での出力値が等しい場合には、光軸のずれがないものとして、算出されたセンサ出力値を補正することなく、CPUは出力値として特定する(ステップS111)。
フォトダイオード106,107での出力値が等しくない場合には、光軸のずれに応じて補正してセンサ出力値を得るための処理として、CPUはLED105を消灯し、替わってLED104を所定時間発光させる(ステップS113)。そしてCPUは、その発光下でのフォトダイオード106,107からの出力値より、センサ出力値を算出する(ステップS115)。ステップS113,S115の処理は、それぞれ、ステップS107,S109の処理と同じである。
フォトダイオード106,107での出力値が等しくない場合には、光軸のずれが生じているとして、CPUは、算出されたセンサ出力値を上記ステップS105の比較処理で得られたフォトダイオード106,107の出力比率に基づいて補正する(ステップS117)。ステップS103で得られたフォトダイオード106,107の出力値が図12(A)に示された出力値である場合、CPUは、たとえば、ステップS115で算出されたセンサ出力値を、ステップS103で得られたフォトダイオード106,107の出力値の比率(L1/L2)で除することで、センサ出力値を補正する。
LED105からの照射光は偏光フィルタで偏光されず、いずれのフォトダイオードにおいても受光される。そのため、フォトダイオード106,107からの出力値中のいわゆる暗電流の影響は受光と比較して無視できる程度と言える。そこで、ここでは、ステップS103で得られたフォトダイオード106,107の出力値の比率(L1/L2)が光軸のずれ量を表わしていると取り扱うものとする。
以上の、ステップS107〜S117の処理が、上述の出力処理に該当する。
以上でトナー濃度センサ103と転写ベルト101と間の光軸のずれを検出し、光軸のずれに応じて補正を行なった上でセンサ出力値を決定する処理を終了し、制御装置117は、ステップS111またはステップS117で得られたセンサ出力値で出力する。
なお、以上の説明では、検出処理と出力処理とが一連の処理として連続して行なわれる例が示されている。しかしながら、検出処理は必ずしも出力処理の前に行なわれなくてもよい。すなわち、制御装置117は、所定のタイミング(一定の画像形成量ごと、プリンタ1の起動時、画像安定化処理時、等)で検出処理のみを行なって、比較結果および得られた比較処理で得られたフォトダイオード106,107の出力比率を記憶しておいてもよい。
さらに、以上の説明では、ステップS105でCPUは比較処理を行ない、その結果、フォトダイオード106,107の出力が等しくない場合にステップS117の補正を行なうようにしている。しかしながら、上述のように補正処理においてフォトダイオード106,107の出力比率を算出されたセンサ出力値に乗じる場合、フォトダイオード106,107の出力が等しい場合にその補正が行なわれてもセンサ出力値が変化することがない。したがって、このように比率を乗じる補正を行なう場合、CPUは、上記ステップS105の比較を行なうことなく、算出されたセンサ出力値に検出処理で得られたフォトダイオード106,107の出力比率を乗じるようにしてもよい。このようにすることで、比較処理を行なうことなく、必要に応じて算出されたセンサ出力値が補正されることになる。
<実施の形態の効果>
制御装置117において上述の処理が行なわれることで、トナー濃度センサ103と転写ベルト101との間の距離がずれることによってこの間の光軸がずれが発生した場合であっても、そのずれのトナー濃度検出に対する影響を補正することができる。これによって、トナー濃度の検出結果を正常に保つことができ、濃度検出の精度を向上させることができる。
なお、以上の説明では、トナー濃度センサ103と測定物である転写ベルト101との間の距離が異なることによって反射光の光軸がずれ、受光素子に入射する光量が変化した場合の補正について説明している。しかしながら、LED104,105がプリント基板109に対して同じ照射角度で取り付けられるものとすると、発光素子であるLEDの取り付け角度がLEDの寸法ばらつき等によって異なることによって反射光の光軸がずれ、受光素子に入射する光量が変化した場合であっても、この補正を適用することでその影響が排され、濃度検出の精度を向上させることができる。
<他の例>
さらに、上述のトナー濃度センサ103と転写ベルト101と間の光軸のずれを検出し、光軸のずれに応じて補正を行なった上でセンサ出力値を決定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プリンタ、3 感光体、4 現像部、5 帯電部、6 露光部、8 給紙ローラ、10 タイミングローラ、11 二次転写ローラ、12,12a,12b 定着ローラ、13 排紙ローラ、16 収納部、18 メインモータ、19 定着モータ、20,21 現像モータ、28,28y,28m,28c,28k カートリッジ、30 搬送ローラ、50 制御部、55 メモリ、70 検出処理部、71,81 発光制御部、72,82 入力部、73 比較部、80 出力処理部、83 算出部、84 補正部、101 転写ベルト、102 転写駆動ローラ、103 トナー濃度センサ、106,107,108 フォトダイオード、109 プリント基板、110 ホルダ、111 穴、112 レンズ、113,114,115 偏光フィルタ、117 制御装置。

Claims (10)

  1. 照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、異なる波長の光を発する複数の発光素子と、
    前記発光素子から前記第1の偏光フィルタを通して照射された光の、検出対象物表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、前記第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが前記検出対象物表面に向かう方向に配置された第1の受光素子、および前記第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが前記検出対象物表面に向かう方向に配置された第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子での前記反射光の受光量に応じて、前記検出対象物表面に形成されたトナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段とを備え
    前記複数の発光素子は、前記第2の偏光フィルタおよび前記第3の偏光フィルタの感度領域内に属する第1の発光素子と、前記感度領域に属さない波長の光を発する第2の発光素子とを含む、検出装置。
  2. 前記第1の受光素子および前記第2の受光素子は前記第1の面上に、前記第2の発光素子から前記検出対象物表面までの距離が所定距離であるときの前記第2の発光素子からの反射光が前記第1の受光素子および前記第2の受光素子に均等または略均等に照射される状態である標準照射状態となる位置で配置される、請求項1に記載の検出装置。
  3. 制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記第2の発光素子の前記反射光の前記第1の受光素子での受光量および前記第2の受光素子での受光量に基づいて、前記標準照射状態からの前記反射光の光軸のずれを検出する検出処理と、
    前記第1の発光素子の前記反射光の前記第1の受光素子での受光量および前記第2の受光素子での受光量から得られる値を前記ずれに基づいて補正して前記センサ信号を出力する出力処理とを実行する、請求項に記載の検出装置。
  4. 照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、それぞれ異なる波長の光を発する第1の発光素子および第2の発光素子を有する複数の発光素子と、
    前記発光素子から前記第1の偏光フィルタを通して照射された光の、検出対象物表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、前記第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが前記検出対象物表面に向かう方向に配置された第1の受光素子、および前記第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが前記検出対象物表面に向かう方向に配置された第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子での前記反射光の受光量に応じて、前記検出対象物表面に形成されたトナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段とを備え
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子は前記第1の面上に、前記第2の発光素子から前記検出対象物表面までの距離が所定距離であるときの前記第2の発光素子からの反射光が前記第1の受光素子および前記第2の受光素子に均等または略均等に照射される状態である標準照射状態となる位置で配置され、
    前記第2の発光素子の前記反射光の前記第1の受光素子での受光量および前記第2の受光素子での受光量に基づいて、前記標準照射状態からの前記反射光の光軸のずれを検出する検出処理と、前記第1の発光素子の前記反射光の前記第1の受光素子での受光量および前記第2の受光素子での受光量から得られる値を前記ずれに基づいて補正して前記センサ信号を出力する出力処理とを実行する制御装置をさらに備える、検出装置。
  5. 前記制御装置は、前記第2の発光素子の前記反射光の、前記第1の受光素子での受光量と前記第2の受光素子での受光量との比率が所定以上である場合に前記ずれが生じていると検出する、請求項3または4に記載の検出装置。
  6. 前記制御装置は、前記得られる値を、前記第2の発光素子の前記反射光の前記第1の受光素子での受光量と前記第2の受光素子での受光量との比率を用いて補正する、請求項3〜のいずれかに記載の検出装置。
  7. 前記第1の発光素子および前記第2の発光素子は第2の面に配置され、
    前記制御装置は、前記第2の面から前記検出対象物表面までの距離の前記所定距離との差を前記ずれとして検出する、請求項〜6のいずれかに記載の検出装置。
  8. 前記第1の発光素子および前記第2の発光素子は第2の面に配置され、
    前記制御装置は、前記第2の面に対する前記第2の発光素子の照射角度の、前記標準照射状態での前記第2の面に対する前記第2の発光素子の照射角度からの差を、前記ずれとして検出する、請求項〜6のいずれかに記載の検出装置。
  9. 像担持体と、
    前記像担持体表面にトナー画像を転写するための転写手段と、
    前記像担持体表面の前記トナー画像の濃度を検出するための検出装置とを備え、
    前記検出装置は、
    前記像担持体に向かう方向である照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、異なる波長の光を発する複数の発光素子と、
    前記発光素子から前記第1の偏光フィルタを通して照射された光の、前記像担持体表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、前記第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが前記像担持体に向かう方向に配置された第1の受光素子、および前記第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが前記像担持体に向かう方向に配置された第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子での前記反射光の受光量に応じて、前記トナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段とを含み、
    前記複数の発光素子は、前記第2の偏光フィルタおよび前記第3の偏光フィルタの感度領域内に属する第1の発光素子と、前記感度領域に属さない波長の光を発する第2の発光素子とを含む、画像形成装置。
  10. 像担持体と、
    前記像担持体表面にトナー画像を転写するための転写手段と、
    前記像担持体表面の前記トナー画像の濃度を検出するための検出装置とを備え、
    前記検出装置は、
    前記像担持体に向かう方向である照射方向に第1の偏光フィルタが配置された、それぞれ異なる波長の光を発する第1の発光素子および第2の発光素子を有する複数の発光素子と、
    前記発光素子から前記第1の偏光フィルタを通して照射された光の、前記像担持体表面からの反射光を受光するための第1の面上に近接して配置された複数の受光素子であって、前記第1の偏光フィルタと同一の偏光方向である第2の偏光フィルタが前記像担持体に向かう方向に配置された第1の受光素子、および前記第1の偏光フィルタの偏光方向と直交する偏光方向である第3の偏光フィルタが前記像担持体に向かう方向に配置された第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子での前記反射光の受光量に応じて、前記トナー画像の濃度を示すセンサ信号を出力するための出力手段とを含み、
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子は前記第1の面上に、前記第2の発光素子から前記像担持体表面までの距離が所定距離であるときの前記第2の発光素子からの反射光が前記第1の受光素子および前記第2の受光素子に均等または略均等に照射される状態である標準照射状態となる位置で配置され、
    前記第2の発光素子の前記反射光の前記第1の受光素子での受光量および前記第2の受光素子での受光量に基づいて、前記標準照射状態からの前記反射光の光軸のずれを検出する検出処理と、前記第1の発光素子の前記反射光の前記第1の受光素子での受光量および前記第2の受光素子での受光量から得られる値を前記ずれに基づいて補正して前記センサ信号を出力する出力処理とを実行する制御装置をさらに備える、画像形成装置。
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