JP5445486B2 - 保守システム、保守方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

保守システム、保守方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、保守システム、保守方法、およびコンピュータプログラムに関し、特に、被監視装置を保守する保守システム、保守方法、およびコンピュータプログラムに関する。
遠隔監視診断システムの一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1の遠隔監視診断システムは、プラントの運転状況を示すプラントデータを収集し、現地プラントの監視を行う監視装置と、過去のプラントの異常発生、ならびに、異常発生に対する対応操作に関連するプラントデータがそれぞれ蓄積されたデータベースと、データベースをもとに、監視装置から送信されたプラントデータの解析を行う診断装置と、解析結果に基づいて異常発生原因、および、あるいは、異常発生に対する対応操作をプラントのユーザに連絡する連絡装置とから構成される。
また、特許文献2に記載された遠隔保守システムは、ユーザシステムとともに外部から通信を制限するファイヤウォールを介して外部ネットワークと接続する監視装置が、外部ネットワークで接続する遠隔支援装置に自らアクセスして実行すべき保守命令を取得し、ユーザシステムに対して取得した保守命令を実行し、その実行結果を遠隔支援装置に送り、遠隔支援装置が実行結果を結果保持部に格納する。また、特許文献2には、監視装置が、内部に保持している保守命令を自らユーザシステムに対して実行してもよいことが記載されている。
特開2002−006942号公報 特開2005−275673号公報
ところで、近年、個人情報保護法施行後、多くのユーザがユーザシステムのインターネットへの接続を制限してきた。そのため、上述した特許文献に記載された遠隔保守支援が技術的に利用できなくなってきたという問題点があった。
その理由は、上述した技術では、ベンダの遠隔支援機能を利用するには、インターネット上に存在するベンダの遠隔支援機能へ接続し、必要な保守情報等を入手して障害復旧を図るか、遠隔支援機能からユーザシステム環境内にアクセスし、保守情報等を提供して障害復旧を図ってきたため、インターネットとの接続が不可欠であったためである。
また、遠隔支援機能におけるインターネットへの接続は、個人情報保護の観点のみならず、コンピュータウィルスなどによるシステムへの攻撃の恐れからもセキュリティ上の問題があった。
このような問題を解決すべく、本発明者らは、自律保守支援の仕組みを発明するに至った。
本発明の目的は、上述した課題であるユーザシステムがインターネットに接続した遠隔支援機能を利用できないという問題を解決する保守システム、保守方法、およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の保守システムは、
被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置と、
遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、
前記監視装置および前記管理装置から共有利用できる記憶装置と、を備え、
前記監視装置は、
前記被監視装置の状態を監視する監視手段と、
前記監視手段により取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を前記記憶装置に記録する監視情報記録手段と、
前記管理装置により前記記憶装置に記録された保守命令情報を読み出す保守命令読出手段と、
前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する実行手段と、を備え、
前記管理装置は、
前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記監視情報を読み出す監視情報読出手段と、
前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段による問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から取得した保守命令情報を前記記憶装置に記録する保守命令記録手段と、を備える。
本発明の保守方法は、
遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、記憶装置を共有利用でき、かつ、被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置が、
前記被監視装置の状態を監視し、
取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を、前記記憶装置に記録し、
前記管理装置が、
前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記監視情報を読み出し、
前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせ、
前記問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から取得した保守命令情報を前記記憶装置に記録し、
前記監視装置が、
前記管理装置により前記記憶装置に記録された前記保守命令情報を読み出し、
前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する。
本発明の第1のコンピュータプログラムは、
遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、記憶装置を共有利用でき、かつ、被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであって、
前記被監視装置の状態を監視する手順、
前記監視する手順により取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を前記記憶装置に記録する手順、
前記管理装置により前記記憶装置に記録された前記保守命令情報を読み出す手順、
前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する手順をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の第2のコンピュータプログラムは、
被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置と、記憶装置を共有利用でき、かつ、遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであって、
前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記被監視装置の状態を示す監視情報を読み出す手順、
前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせる手順、
前記問い合わせる手順による問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から取得した保守命令情報を前記記憶装置に記録する手順をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、ユーザシステムに対し、安全かつ迅速な保守対応を可能にする保守システム、保守方法、およびコンピュータプログラムが提供される。
本発明の実施の形態に係る保守システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの監視装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る保守システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの監視装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る保守システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの監視装置におけるユーザへの通知例を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの管理装置におけるユーザへの通知例を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る保守システムの構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る保守システム1の構成を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の保守システム1は、被監視装置(ユーザシステム3)にプライベートネットワーク5を介して接続される監視装置100と、遠隔支援装置13にインターネット15を介して接続される管理装置200と、監視装置100および管理装置200から共有利用できる記憶装置300と、を備える。
監視装置100は、ユーザシステム3の状態を監視する監視部102と、監視部102により取得したユーザシステム3の状態を示す監視情報を記憶装置300に記録する監視情報記録部104と、管理装置200により記憶装置300に記録された保守命令情報を読み出す保守命令読出部106と、記憶装置300から読み出した保守命令情報に従って、ユーザシステム3に保守命令を実行する実行部108と、を備える。
管理装置200は、監視装置100により記憶装置300に記録された監視情報を読み出す監視情報読出部202と、記憶装置300から読み出した監視情報に基づいて、ユーザシステム3の状態に適した保守命令情報を、遠隔支援装置13にインターネット15を介して問い合わせる問い合わせ部204と、問い合わせ部204による問い合わせの結果、インターネット15を介して遠隔支援装置13から取得した保守命令情報を記憶装置300に記録する保守命令記録部206と、を備える。
具体的には、本実施形態の保守システム1は、監視装置100と、管理装置200と、記憶装置300と、を備える。監視装置100は、被監視装置であるユーザシステム3にプライベートネットワーク5を介して接続される。監視装置100は、複数のユーザシステム3の状態を監視し、ユーザシステム3の状態に応じた保守命令を実行する機能を有する。なお、図では、3つのユーザシステム3(U1、U2、U3)が示されているが、ユーザシステム3の数はこれに限定されない。
ユーザシステム3は、たとえば、ベンダが提供するユーザシステムであり、図示されないサーバ装置、クライアント装置、ストレージ装置、ネットワーク機器、システム運用に必要な各種のファシリティ機器、たとえば、空調機器や電源供給装置などを含む。ユーザシステム3がユーザに提供するサービス、業務、制御、および情報等の内容、種類、および分野等は、特に限定されず、様々なものが考えられる。したがって、監視情報および保守命令情報は、システム毎に様々なものが考えられる。
ユーザシステム3は、たとえば、銀行などの金融業関連業務、半導体製造などの各種製造業のプラント制御または管理などに関するシステムの場合、特に、個人情報の保護や企業における機密情報の漏洩や改ざん防止が重要となるため、本発明のように、インターネットから隔離された状態で保守作業ができることが好ましい。
管理装置200は、ファイヤウォール17を介してインターネット15に接続可能であり、インターネット15上の遠隔支援装置13にアクセスできる。管理装置200は、遠隔支援装置13に、監視装置100から記憶装置300を介して提供された監視情報に適した保守命令情報を問い合わせ、監視装置100に記憶装置300を介して伝達する機能を有する。
遠隔支援装置13は、ユーザシステム3のベンダが提供するユーザシステム3の保守支援機能を実行するシステムである。遠隔支援装置13は、ユーザシステム3の障害対策情報や、ユーザシステム3の過去の障害情報と、その解決情報などが蓄積されたデータベース(不図示)を備え、ユーザシステム3の状態に応じて、その状態に適した保守命令により、ユーザシステム3の障害などの復旧処理を行うことができる。
一方、監視装置100とユーザシステム3は、インターネット15と物理的に隔離されている。
本実施形態において、保守システム1の管理者は、ユーザシステム3を監視および管理する監視装置100および管理装置200を操作する権限を有する。詳細説明は省略するが、管理者は、監視装置100および管理装置200を操作する際、予め登録されている認証情報を用いて各装置に認証手続きを行う。
本実施形態において、監視装置100および管理装置200から共有利用できる記憶装置300は、USBメモリなど、小型で携帯に適したリムーバブル記録媒体を利用することができきる。リムーバブル記録媒体は、USBメモリの他に、たとえば、SDメモリカード、メモリースティック(登録商標)、コンパクトフラッシュ(Compact Flash)(登録商標)、スマートメディア(Smart Media)(登録商標)、マルチメディアカード(Multi Media Card:MMC)、およびxDピクチャーカード(登録商標)などの各種メモリカード、CD−RW(Compact Disc ReWritable)やDVD−RW(Digital Versatile Disk ReWritable)などに光学ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクやMO(Magneto-Optical disk)などの磁気ディスク、およびリムーバブルハードディスクなどでもよい。以下、記憶装置300は、「USBメモリ300」として説明する。
監視装置100は、図2に示すように、たとえば、CPU120やメモリ122、ハードディスク124、および通信装置(プライベートネットワーク通信部126)を備え、キーボードやマウス等の入力装置150やディスプレイなどの表示装置152やプリンタ等の出力装置(不図示)と接続されるサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する装置により実現することができる。監視装置100は、入力装置150の入力を受け付ける操作受付部128と、表示装置152の表示制御を行う表示制御部130と、USBメモリ300が挿入され、USBメモリ300に記録される情報を読み書きするUSBインタフェース132と、をさらに備える。監視装置100のこれらの各要素は、バス134を介して互いに接続され、CPU120により各要素とともに監視装置100全体が制御される。CPU120が、ハードディスク124に記憶されるプログラムをメモリ122に読み出して実行することにより、監視装置100の図1の各ユニットの各機能を実現することができる。
管理装置200も同様に、図3に示すように、たとえば、CPU220やメモリ222、ハードディスク224、および通信装置(インターネット通信部226)を備え、キーボードやマウス等の入力装置250やディスプレイなどの表示装置252やプリンタ等の出力装置(不図示)と接続されるサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する装置により実現することができる。管理装置200は、入力装置250の入力を受け付ける操作受付部228と、表示装置252の表示制御を行う表示制御部230と、USBメモリ300が挿入され、USBメモリ300に記録される情報を読み書きするUSBインタフェース232と、をさらに備える。管理装置200のこれらの各要素は、バス234を介して互いに接続され、CPU220により各要素とともに管理装置200全体が制御される。CPU220が、ハードディスク224に記憶されるプログラムをメモリ222に読み出して実行することにより、管理装置200の図1の各ユニットの各機能を実現することができる。
このように、本実施形態の保守システム1の監視装置100および管理装置200の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下に説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
また、本実施形態では、監視装置100および管理装置200は、1台ずつ図示されているが、これに限定されない。多数のユーザシステム3を監視する場合、複数の監視装置100および管理装置200を備えてもよい。また、監視装置100または管理装置200は、仮想サーバなどにより構成されてもよい。
図1に戻り、監視装置100は、監視部102と、監視情報記録部104と、保守命令読出部106と、実行部108と、を備える。
監視部102は、図2のプライベートネットワーク通信部126を用いてプライベートネットワーク5に接続し、ユーザシステム3の状態を監視する。ユーザシステム3の状態とは、たとえば、ユーザシステム3の運転状況を示す情報、障害発生状況を示す情報などを含む。そして、監視部102は、予め決められた基準に基づき、ユーザシステム3の監視情報に基づき、保守作業の要否を判別する。そして、監視部102は、保守作業が必要と判断した場合、監視情報記録部104に、ユーザシステム3の状態を示す監視情報を受け渡す。
なお、監視部102が収集したユーザシステム3の監視情報は、図2のメモリ122またはハードディスク124に記憶することができる。
監視情報記録部104は、監視部102から監視情報を受け、監視装置100に取り付けられたUSBメモリ300に監視情報を書き込み記録する。このとき、監視情報記録部104は、図2のUSBインタフェース132によりUSBメモリ300にアクセスすることができる。監視情報記録部104によりUSBメモリ300に記録された監視情報に基づいて、管理装置200が遠隔支援装置13に保守命令を問い合わせることとなる。
後述するように、管理者がUSBメモリ300を監視装置100から外し、管理装置200に挿入してUSBメモリ300に記録された監視情報を管理装置200に読み取らせる。そして、管理装置200が遠隔支援装置13に問い合わせた結果、得られた保守命令がUSBメモリ300に記録される。そして、管理者がUSBメモリ300を管理装置200から外し、監視装置100に挿入する。
保守命令読出部106は、管理装置200から監視装置100に差し換えられたUSBメモリ300から保守命令情報を読み出す。ここで、保守命令読出部106は、図2のUSBインタフェース132によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に管理装置200により書き込まれて記録された保守命令情報を読み出して取得する。保守命令読出部106が取得した保守命令情報は、図2のメモリ122またはハードディスク124に記憶することができる。
実行部108は、保守命令読出部106がUSBメモリ300から読み出した保守命令情報に基づいて、ユーザシステム3に保守命令を実行する。実行部108は、図2のプライベートネットワーク通信部126を用いてプライベートネットワーク5に接続し、ユーザシステム3に保守命令を実行することができる。
実行部108が実行する保守命令は、たとえば、ユーザシステム3の所定の機器またはコンピュータへの制御コマンドや制御信号などを含む。
管理装置200は、監視情報読出部202と、問い合わせ部204と、保守命令記録部206と、を備える。
監視情報読出部202は、監視装置100から管理装置200に差し換えられたUSBメモリ300から監視情報を読み出す。ここで、監視情報読出部202は、図3のUSBインタフェース232によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に監視装置100により書き込まれて記録された監視情報を読み出して取得する。監視情報読出部202が取得した監視情報は、図3のメモリ222またはハードディスク224に記憶することができる。
問い合わせ部204は、図3のインターネット通信部226を用いてファイヤウォール17を介してインターネット15に接続し、遠隔支援装置13にアクセスする。問い合わせ部204は、監視情報読出部202が取得したユーザシステム3の監視情報に基づいて、ユーザシステム3の状態に適した保守命令を遠隔支援装置13に問い合わせる。問い合わせ部204は、遠隔支援装置13から保守命令情報を受信し、保守命令記録部206に受け渡す。問い合わせ部204が受信した保守命令情報は、図3のメモリ222またはハードディスク224に記憶することができる。
保守命令記録部206は、問い合わせ部204が遠隔支援装置13に問い合わせを行って取得した保守命令情報を、USBメモリ300に記録する。ここで。保守命令記録部206は、図3のUSBインタフェース232によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に問い合わせ部204が取得した保守命令情報を書き込んで記録する。
本実施の形態の監視装置100は、本発明のコンピュータプログラムに対応する各種の処理動作をCPU120(図2)が実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、監視装置100を実現させるためのコンピュータに、ユーザシステム3の状態を監視する手順、監視する手順により取得したユーザシステム3の状態を示す監視情報をUSBメモリ300に記録する手順、管理装置200によりUSBメモリ300に記録された保守命令情報を読み出す手順、USBメモリ300から読み出した保守命令情報に従って、ユーザシステム3に保守命令を実行する手順、を実行させるように記述されている。
また、本実施の形態の管理装置200は、本発明のコンピュータプログラムに対応する各種の処理動作をCPU220(図3)が実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、管理装置200を実現させるためのコンピュータに、監視装置100によりUSBメモリ300に記録された、被監視装置の状態を示す監視情報を読み出す手順、USBメモリ300から読み出した監視情報に基づいて、ユーザシステム3の状態に適した保守命令情報を、遠隔支援装置13にインターネット15を介して問い合わせる手順、問い合わせる手順による問い合わせの結果、インターネット15を介して遠隔支援装置13から取得した保守命令情報をUSBメモリ300に記録する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態の上記コンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
上述のような構成において、本発明の実施の形態に係る保守方法を以下に説明する。
図4は、本発明の実施の形態に係る保守システム1の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1乃至図4を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る保守方法は、監視装置100(図1)が、ユーザシステム3(図1)の状態を監視し(図4のステップS101)、取得したユーザシステム3の状態を示す監視情報を、USBメモリ300(図1)に記録し(図4のステップS105)、管理装置200(図1)が、監視装置100によりUSBメモリ300に記録された監視情報を読み出し(図4のステップS201)、USBメモリ300から読み出した監視情報に基づいて、ユーザシステム3の状態に適した保守命令情報を、遠隔支援装置13(図1)にインターネット15(図1)を介して問い合わせ(図4のステップS203)、問い合わせの結果、インターネット15を介して遠隔支援装置13から取得した保守命令情報をUSBメモリ300に記録し(図4のステップS205)、監視装置100が、管理装置200によりUSBメモリ300に記録された保守命令情報を読み出し(図4のステップS107)、USBメモリ300から読み出した保守命令情報に従って、プライベートネットワーク5を介してユーザシステム3に保守命令を実行する(図4のステップS109)。
このように構成された本実施形態の保守システム1の動作について、以下に詳細に説明する。
詳細には、監視装置100の監視部102(図1)が、プライベートネットワーク通信部126(図2)を用いてプライベートネットワーク5(図1)に接続し、ユーザシステム3の状態を監視する(図4のステップS101)。
そして、監視装置100の監視部102が、ユーザシステム3の障害など保守を要する状態を検出した場合(図4のステップS103のYES)、監視装置100の監視情報記録部104(図1)に当該ユーザシステム3の監視情報を受け渡す。監視装置100の監視情報記録部104が、監視装置100の監視部102から監視情報を受け、USBメモリ300に書き込み記録する(図4のステップS105)。このとき、監視情報記録部104は、図2のUSBインタフェース132によりUSBメモリ300にアクセスする。一方、ステップS103で、障害が検出されない場合は(図4のステップS103のNO)、ステップS101に戻り、ユーザシステム3の監視を継続する。
そして、管理者がUSBメモリ300を監視装置100から外し、管理装置200に挿入してUSBメモリ300に記録された監視情報を管理装置200に読み取らせる(不図示)。
そして、管理装置200の監視情報読出部202(図1)が、USBインタフェース232(図3)によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に監視装置100により書き込まれて記録された監視情報を読み出して取得する(図4のステップS201)。
そして、管理装置200の問い合わせ部204(図1)が、インターネット通信部226(図3)を用いてファイヤウォール17(図1)を介してインターネット15(図1)に接続し、遠隔支援装置13(図1)にアクセスする。そして、管理装置200の問い合わせ部204が、管理装置200の監視情報読出部202が取得したユーザシステム3の監視情報に基づいて、ユーザシステム3の状態に適した保守命令を遠隔支援装置13に問い合わせる。そして、その結果、管理装置200の問い合わせ部204が、遠隔支援装置13から保守命令情報を受信し、管理装置200の保守命令記録部206(図1)に受け渡す(図4のステップS203)。
そして、管理装置200の保守命令記録部206が、USBインタフェース232によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に問い合わせ部204が取得した保守命令情報を書き込んで記録する(図4のステップS205)。
そして、管理者がUSBメモリ300を管理装置200から外し、監視装置100に挿入してUSBメモリ300に記録された保守命令情報を監視装置100に読み取らせる(不図示)。
そして、監視装置100の保守命令読出部106(図1)が、USBインタフェース132によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に管理装置200により書き込まれて記録された保守命令情報を読み出して取得する(図4のステップS107)。
そして、監視装置100の実行部108(図1)が、監視装置100の保守命令読出部106がUSBメモリ300から読み出した保守命令情報に基づいて、ユーザシステム3に保守命令を実行する(図4のステップS109)。このとき、監視装置100の実行部108は、プライベートネットワーク通信部126を用いてプライベートネットワーク5に接続し、ユーザシステム3に保守命令を実行することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る保守システム1によれば、遠隔支援装置13が接続されたインターネット15から物理的に隔離されたユーザシステム3に対し、遠隔支援装置13が保有する保守命令を実行することができるので、インターネット15などに接続して遠隔支援装置13からの保守命令を実行する場合のセキュリティ上の問題が解決しつつ、ベンダが提供する遠隔支援装置13のノウハウを利用したユーザシステム3への保守を実現することができる。
このように、本実施形態の保守システム1によれば、インターネットから隔離されたユーザシステム3に対し、安全かつ迅速な保守対応が可能になる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の実施の形態に係る保守システム1の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の保守システム1は、上記実施形態とは、監視装置400が保守命令情報を保持するデータベース(図中、「DB」と示す)110を備え、ユーザシステム3に対し、自律的に保守命令を実行できるとともに、データベース110に適当な保守命令情報が存在しなかった場合には、遠隔支援装置13に問い合わせることができる点で相違する。
図5に示すように、本実施形態の保守システム1において、監視装置400は、図1の上記実施形態の監視装置100と同様な、監視部102と、監視情報記録部104と、保守命令読出部106と、実行部108と、を備えるとともに、さらに、判定部402を備える。管理装置200は、図1の上記実施形態と同様である。
本実施形態の保守システム1において、監視装置400は、ユーザシステム3の状態を示す監視情報に対応する保守命令情報が、監視情報に対応付けて格納されたデータベース110に接続される。
監視装置400は、データベース110を参照し、監視部102により取得したユーザシステム3の状態を示す監視情報に対応する保守命令情報がデータベース110に存在するか否かを判定する判定部402をさらに備える。
監視装置400において、判定部402が、ユーザシステム3の状態を示す監視情報に対応する保守命令情報がデータベース110に存在すると判定した場合、実行部108が、データベース110にアクセスし、データベース110から監視情報に対応する保守命令情報を読み出す。そして、実行部108が、読み出した保守命令情報に基づいて、ユーザシステム3に保守命令を実行する。
一方、判定部402が、ユーザシステム3の状態を示す監視情報に対応する保守命令情報がデータベース110に存在しないと判定した場合、監視情報記録部104が、監視情報をUSBメモリ300に記録することで、管理装置200に保守命令情報の問い合わせを行わせた後、保守命令読出部106が、管理装置200によりUSBメモリ300に記録された保守命令情報を読み出す。そして、実行部108が、読み出した保守命令情報に従って、保守命令を実行する。
このように構成された本実施形態の保守システム1の動作について説明する。
図6は、本実施形態の保守システム1の監視装置400の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図5および図6を用いて説明する。
本実施形態において、図6のフローチャートは、図4の監視装置100の動作を示すフローチャートと同様なステップS101〜ステップS109を有するとともに、さらに、ステップS111とステップS113を有する。また、管理装置200の動作は、図4のフローチャートに示される上記実施形態と同様であるので、図6には図示していない。
本実施形態において、監視装置400の監視部102(図5)が、ユーザシステム3(図5)の障害などを検出した場合(図6のステップS103のYES)、監視装置400の判定部402(図5)が、データベース110(図5)を参照し、監視装置400の監視部102により取得したユーザシステム3の状態を示す監視情報に対応する保守命令情報がデータベース110に存在するか否かを判定する(図6のステップS111)。
監視装置400の判定部402が、保守命令情報がデータベース110に存在すると判定した場合(図6のステップS111のYES)、監視装置400の実行部108(図5)が、データベース110から保守命令情報を読み出す(図6のステップS113)。そして、図6のステップS109に進み、監視装置400の実行部108が、読み出した保守命令情報に基づいて、プライベートネットワーク5を介してユーザシステム3に保守命令を実行する。
一方、監視装置400の判定部402が、保守命令情報がデータベース110に存在しないと判定した場合(図6のステップS111のNO)、監視装置400の監視情報記録部104(図5)が、監視情報をUSBメモリ300(図5)に記録する(図6のステップS105)。そして、管理装置200(図5)に保守命令情報の問い合わせを行わせた後、監視装置400の保守命令読出部106が、管理装置200によりUSBメモリ300に記録された保守命令情報を読み出す(図6のステップS107)。そして、図6のステップS109に進み、監視装置400の実行部108が、読み出した保守命令情報に従って、保守命令を実行する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る保守システム1によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、監視装置400がアクセス可能なデータベース110が保有する保守命令を用いてユーザシステム3を保守できるので、遠隔支援装置13にアクセスすることなく、自律的に迅速な対応、すなわち、保守作業が可能となる。また、監視装置400で対応できなかった場合には、遠隔支援装置13に問い合わせることで遠隔支援装置13が保有する保守命令を利用することができるので、対応を可能な限り確実なものにすることができる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の実施の形態に係る保守システム1の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の保守システム1は、上記実施形態とは、管理装置500および監視装置600の間で利用するUSBメモリ300の書き込みや読み取り状態や、抜き差しなどの操作を促す情報などを管理者に通知する点で相違する。
図7に示すように、本実施形態の保守システム1において、管理装置500は、図5の管理装置200と同様な、監視情報読出部202と、問い合わせ部204と、保守命令記録部206と、を備えるとともに、さらに、通知部502を備える。また、監視装置600は、図5と同様な、監視部102と、監視情報記録部104と、保守命令読出部106と、実行部108と、判定部402と、を備えるとともに、さらに、通知部602を備える。
なお、図7の本実施形態の管理装置500および監視装置600構成は、さらに、図1の上記実施形態の管理装置200および監視装置100の構成に、それぞれ、通知部502および通知部602を備えた構成とすることもできる。
本実施形態の保守システム1において、監視装置600は、管理装置500に保守命令を遠隔支援装置13に問い合わせさせるために、USBメモリ300に監視情報を記録させるとともに、USBメモリ300に記録された監視情報を管理装置500に読み取らせる操作を行うことを管理者に促す通知を行う監視情報記録通知部(通知部602)をさらに備える。
さらに、管理装置500は、問い合わせ部204が遠隔支援装置13に問い合わせを行って取得した保守命令情報を、USBメモリ300に記録させるとともに、記録された保守命令情報を監視装置600に実行させるために、記録された保守命令情報を監視装置600に読み取らせる操作を行うことを管理者に促す通知を行う保守命令情報記録通知部(通知部502)をさらに備える。
このように構成された本実施形態の保守システム1の動作について、以下に説明する。
本実施形態において、監視装置600の通知部602は、図8に示す通知を管理者に行うことで、管理者に監視装置600本体へのUSBメモリ300の抜き差しの操作指示を行う。これにより、安全かつ確実に、USBメモリ300に必要な情報を書き込むとともに、USBメモリ300から必要な情報を読み取ることができる。
また、管理装置500の通知部502も同様に、図9に示す通知を管理者に行うことで、管理者に管理装置500本体へのUSBメモリ300の抜き差しの操作指示を行う。これにより、安全かつ確実に、USBメモリ300に必要な情報を書き込むとともに、USBメモリ300から必要な情報を読み取ることができる。
本実施形態の保守システム1の管理装置500および監視装置600は、通知処理以外は、上記実施形態の保守システム1と同様な動作を行うため、監視装置600の動作は図6の監視装置400のフローチャートを用い、管理装置500の動作は図4の管理装置200のフローチャートを用いて、これらの手順に沿って説明する。以下、図7乃至図9、ならびに、図2乃至図4および図6を用いて説明する。
本実施形態において、監視装置600の判定部402(図7)が、保守命令情報がデータベース110(図7)に存在しないと判定した場合(図6のステップS111のNO)、USBメモリ300(図7)に監視情報を記録させるために、監視装置600の通知部602(図7)が、USBメモリ300を監視装置600本体に差し込む操作を促すメッセージ610(図8)を監視装置600の表示装置152(図2)に表示する。
メッセージ610としては、たとえば、「USBメモリを差し込み、監視情報を記録してください。」などが考えられる。また、監視装置600には、適切な保守命令情報が存在しなかったこと、そのため、遠隔支援装置13(図7)に保守命令の問い合わせが必要なことを管理者に通知するメッセージなどを表示してもよい。
なお、図8および図9に例示する各メッセージは、たとえば、ポップアップ表示などで各装置の表示装置に表示させることができる。また、メッセージとともに、警告アイコンなどを表示してもよい。また、通知に対して、管理者の確認操作を受け付ける操作ボタンをさらに設けてもよい。操作ボタンの操作を受け付けて、次の処理に進む構成とすることもできる。操作ボタンは、表示装置に表示された画面上に設けられたソフトキーでもよいし、キーボードなどの入力装置の操作キーに割り当てられてもよい。また、管理者の注意を喚起するために、音声ガイダンスやアラーム音などをスピーカなどの音声出力装置(不図示)から出力してもよい。
そして、管理者がUSBメモリ300を監視装置600本体に差し込むと、監視装置600の監視情報記録部104(図7)が、監視情報をUSBメモリ300(図7)に記録する(図6のステップS105)。
その間、管理者が誤ってUSBメモリ300を監視装置600本体から抜き出して、USBメモリ300メモリを破損しないように、USBメモリ300への情報書き込み中であることを通知するとともに、抜き出ししないよう管理者に注意喚起するメッセージ612(図8)を、監視装置600の通知部602が、監視装置600の表示装置152に表示する。メッセージ612としては、たとえば、「USBメモリに監視情報を書き込んでいます。USBメモリを抜かないでください。」などが考えられる。
そして、監視装置600の監視情報記録部104が、USBメモリ300に監視情報を記録し終わったら、USBメモリ300を監視装置600から管理装置500に差し換えさせる指示を管理者に行うためのメッセージ614(図8)を、監視装置600の通知部602が、監視装置600の表示装置152に表示する。メッセージ614としては、たとえば、「監視情報をUSBメモリに記録しました。USBメモリを本体から外し、管理装置に差し込み、監視情報を読み取らせてください。」などが考えられる。
そして、管理装置500(図7)に保守命令情報の問い合わせを行わせた後、管理者が、監視装置600本体にUSBメモリ300を差し込むと、監視装置600の保守命令読出部106(図7)が、管理装置500によりUSBメモリ300に記録された保守命令情報を読み出す(図6のステップS107)。
この間、管理者が誤ってUSBメモリ300を監視装置600本体から抜き出して、USBメモリ300メモリを破損しないように、USBメモリ300から情報を読み込み中であることを通知するとともに、抜き出ししないよう管理者に注意喚起するメッセージ616(図8)を、監視装置600の通知部602が、監視装置600の表示装置152に表示する。メッセージ616としては、たとえば、「USBメモリから保守命令情報を読み込んでいます。USBメモリを抜かないでください。」などが考えられる。
そして、監視装置600の保守命令読出部106が、USBメモリ300から保守命令情報を読み込み終わったら、読み込みが終了したこと、ならびに、USBメモリ300を監視装置600から外してもよいことを管理者に通知するメッセージ618(図8)を、監視装置600の通知部602が、監視装置600の表示装置152に表示する。メッセージ618としては、たとえば、「保守命令情報の読み込みが終了しました。USBメモリを本体から外せます。保守作業を開始します。」などが考えられる。このとき、管理者から、保守作業開始の指示を操作ボタンなどで受け付けてもよい。
そして、図6のステップS109に進み、監視装置600の実行部108(図7)が、読み出した保守命令情報に従って、保守命令を実行する。
本実施形態において、図6のステップS105でUSBメモリ300に監視情報を記録されたUSBメモリ300を管理者が監視装置600から外し、管理装置500本体に差し込んだとき、管理装置500の監視情報読出部202(図7)が、USBインタフェース232(図3)によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に監視装置600により書き込まれて記録された監視情報を読み出して取得する(図4のステップS201)。
その間、管理者が誤ってUSBメモリ300を管理装置500本体から抜き出して、USBメモリ300メモリを破損しないように、USBメモリ300から情報を読み込み中であることを通知するとともに、抜き出ししないよう管理者に注意喚起するメッセージ510(図9)を、管理装置500の通知部502(図7)が、管理装置500の表示装置252(図3)に表示する。メッセージ510としては、たとえば、「USBメモリから監視情報を読み込んでいます。USBメモリを抜かないでください。」などが考えられる。
そして、USBメモリ300から監視情報を読み込んだ後、管理装置500の問い合わせ部204(図7)が、インターネット通信部226(図3)を用いてファイヤウォール17(図7)を介してインターネット15(図7)に接続し、遠隔支援装置13(図7)にアクセスする。そして、管理装置500の問い合わせ部204が、管理装置500の監視情報読出部202が取得したユーザシステム3の監視情報に基づいて、ユーザシステム3の状態に適した保守命令を遠隔支援装置13に問い合わせる。
この間、管理者に遠隔支援装置13に問い合わせ中であることをユーザに通知するメッセージ512(図9)を、管理装置500の通知部502が、管理装置500の表示装置252に表示する。メッセージ512としては、たとえば、「保守命令情報を遠隔支援装置から取得中です。しばらくお持ちください。」などが考えられる。
そして、その結果、管理装置500の問い合わせ部204が、遠隔支援装置13から保守命令情報を受信し、管理装置500の保守命令記録部206(図7)に受け渡す(図4のステップS203)。
このとき、管理者に保守命令情報の取得完了を知らせるとともに、USBメモリ300に保守命令情報を記録させるために、USBメモリ300を管理装置500本体に差し込む操作を促すメッセージ514(図9)を、管理装置500の通知部502が、管理装置500の表示装置252に表示する。メッセージ514としては、たとえば、「保守命令情報を取得しました。USBメモリを差し込み、保守命令情報を記録してください。」などが考えられる。
そして、管理装置500の保守命令記録部206が、USBインタフェース232によりUSBメモリ300にアクセスし、USBメモリ300に問い合わせ部204が取得した保守命令情報を書き込んで記録する(図4のステップS205)。
その間、管理者が誤ってUSBメモリ300を管理装置500本体から抜き出して、USBメモリ300メモリを破損しないように、USBメモリ300に情報を書き込み中であることを通知するとともに、抜き出ししないよう管理者に注意喚起するメッセージ516(図9)を、管理装置500の通知部502が、管理装置500の表示装置252に表示する。メッセージ516としては、たとえば、「USBメモリに保守命令情報を書き込んでいます。USBメモリを抜かないでください。」などが考えられる。
そして、管理装置500の保守命令記録部206が、USBメモリ300に保守命令情報を記録し終わったら、USBメモリ300を管理装置500から監視装置600に差し換えさせる指示を管理者に行うためのメッセージ518(図9)を、管理装置500の通知部502が、管理装置500の表示装置252に表示する。メッセージ518としては、たとえば、「保守命令情報をUSBメモリに記録しました。USBメモリを本体から外し、監視装置に差し込み、保守命令情報を読み取らせてください。」などが考えられる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る保守システム1によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、インターネット15上の遠隔支援装置13と物理的に隔離された監視装置600が、USBメモリ300を介して管理装置500と情報を交換する際に、管理者に操作を促す情報を適宜提供するので、USBメモリ300の交換操作を管理者がスムーズに行うことができる。これにより、安全かつ確実に遠隔支援装置13の保守支援を受けることが可能となる。
(第4の実施の形態)
図10は、本発明の実施の形態に係る保守システム1の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の保守システム1は、上記実施形態とは、管理装置520および監視装置620がそれぞれUSBメモリ300の脱着状態や情報の記録状況などを検出する点で相違する。
図10に示すように、本実施形態の保守システム1において、管理装置520は、図7の管理装置500と同様な、監視情報読出部202と、問い合わせ部204と、保守命令記録部206と、通知部502と、を備えるとともに、さらに、検出部522を備える。また、監視装置620は、図7の監視装置600と同様な、監視部102と、監視情報記録部104と、保守命令読出部106と、実行部108と、判定部402と、通知部602と、を備えるとともに、さらに、検出部622を備える。
なお、図10の本実施形態の管理装置520および監視装置620の構成は、さらに、図1の上記実施形態の管理装置200および監視装置100の構成、または、図5の上記実施形態の管理装置200および監視装置400の構成に、それぞれ、検出部522および検出部622を備えた構成とすることもできる。
本実施形態において、管理装置520の管理装置側検出部(検出部522)は、管理装置520にUSBメモリ300が挿入されたことを検出する。
管理装置520において、検出部522が、監視装置620から管理装置520に差し換えられたUSBメモリ300の挿入を検出したとき、監視情報読出部202がUSBメモリ300から監視情報を自動的に読み出す。そして、問い合わせ部204が、読み出した監視情報に基づいて、ユーザシステム3の状態に適した保守命令を遠隔支援装置13に問い合わせる。
また、USBメモリ300から監視情報の読み込みを実行するか否か、管理者に問い合わせ、指示を受け付けてから読み出しを行う構成としてもよい。
また、監視装置620の監視装置側検出部(検出部622)は、監視装置620にUSBメモリ300が挿入されたこと検出する。
監視装置620において、検出部622が、管理装置520から監視装置620に差し換えられたUSBメモリ300の挿入を検出したとき、保守命令読出部106が、USBメモリ300から保守命令情報を自動的に読み出す。そして、監視装置620の実行部108が、読み出した保守命令情報に基づいて、ユーザシステム3に対する保守命令を実行する。
また、USBメモリ300から保守命令情報の読み込みを実行するか否か、管理者に問い合わせ、指示を受け付けてから読み出しを行う構成としてもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る保守システム1によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、USBメモリ300の挿入を検出して自動的に監視情報を読み出して、保守命令を遠隔支援装置13に問い合わせることができるので、利便性がよい。さらに、USBメモリ300の挿入を検出して自動的に保守命令情報を読み出して、ユーザシステム3に対して保守命令を実行できるので、利便性がよい。
(第5の実施の形態)
図11は、本発明の実施の形態に係る保守システム1の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の保守システム1は、上記実施形態とは、監視装置180および管理装置280の間で情報を交換するために共有利用する記憶装置として、ストレージエリアネットワーク(SAN(Storage Area Network))802に接続されたディスク装置800を備える点で相違する。
図11に示すように、本実施形態の保守システム1において、監視装置180は、図1の監視装置100と同様な、監視部102と、監視情報記録部104と、保守命令読出部106と、実行部108と、を備えるとともに、さらに、インタフェース部(図中、「I/F」と示す)182を備える。また、管理装置280は、図1の管理装置200と同様な、監視情報読出部202と、問い合わせ部204と、保守命令記録部206と、を備えるとともに、さらに、インタフェース部(図中、「I/F」と示す)282を備える。
なお、図11の本実施形態の保守システム1は、図5、図7、または図10の保守システム1の構成のUSBメモリ300をディスク装置800およびストレージエリアネットワーク802に変更した構成とすることもできる。その場合、図11の本実施形態の監視装置180および管理装置280の構成は、さらに、図5の上記実施形態の監視装置400および管理装置200、図7の監視装置600または管理装置500、図10の上記実施形態の管理装置520および監視装置620の構成に、それぞれ、インタフェース部282およびインタフェース部182を備える構成とする。
本実施形態の保守システム1は、監視装置180および管理装置280にストレージエリアネットワーク802を介して接続され、監視装置180および管理装置280間で共有される記憶装置(ディスク装置800)をさらに備える。
監視装置180の監視情報記録部104が、ストレージエリアネットワーク802を介してディスク装置800に監視情報を記録することで、管理装置280に問い合わせの指示を行う。そして、管理装置280の監視情報読出部202が、ディスク装置800に監視装置180により監視情報が記録されたことを問い合わせの指示として受け付け、ディスク装置800から監視情報を読み出す。そして、管理装置280の問い合わせ部204が、遠隔支援装置13に問い合わせを行う。
なお、本実施形態において、USBメモリ300がディスク装置800に置き換わった以外は、上記実施形態と動作は同様であるので、詳細な説明は省略する。
本発明の実施の形態に係る保守システム1によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、USBメモリ300を管理者が差し換える手間を省くことができ、利便性が向上する。また、図7の上記実施形態で示したような、USBメモリ300の脱着操作を管理者に促すための通知処理も不要となるので、装置が簡素化される。ただし、ディスク装置800の書き込み時または読み込み時のエラーや容量不足などの通知処理は同様に行うことが好ましい。
さらに、本実施形態によれば、管理者がUSBメモリ300を持ち運ぶ必要がなくなることから、USBメモリ300の落下などによる破損の危険性を低減でき、安全性が向上する。また、USBメモリ300の抜き差し操作によるUSBメモリ300の破損などの危険性も低減でき、安全性が向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、他の実施形態において、管理装置520において、検出部522は、問い合わせ部204が遠隔支援装置13に問い合わせを行って取得した保守命令情報を、保守命令記録部206がUSBメモリ300に記録するとき、USBメモリ300が書き込み可能か否かを検出してもよい。
検出部522が、USBメモリ300が書き込み可能でないことを検出した場合、通知部502が、管理者にUSBメモリ300が書き込み可能でないことを通知することができる。
同様に、監視装置620において、検出部622は、監視部102が取得した監視情報を、監視情報記録部104がUSBメモリ300に記録するとき、USBメモリ300が書き込み可能か否かを検出してもよい。
検出部622が、USBメモリ300が書き込み可能でないことを検出した場合、通知部602が、管理者にUSBメモリ300が書き込み可能でないことを通知することができる。
ここで、検出部522または検出部622は、USBメモリ300の書き込み容量不足であること、USBメモリ300が各装置に正しく挿入されていないこと、USBメモリ300を各装置が認識できないこと、などのエラーによりUSBメモリ300に情報を書き込みできないことを検出する。
そして、通知部502または通知部602は、検出部522または検出部622が検出したエラーの種別を管理者に通知するとともに、対応する操作を管理者に促すメッセージを各表示装置に表示して通知してもよい。たとえば、USBメモリ300の挿入や交換を促すメッセージを管理者に通知することができる。
また、他の実施形態において、たとえば、図5の上記実施形態の監視装置400が、管理装置200が遠隔支援装置13から取得してUSBメモリ300に記録した保守命令情報を、USBメモリ300から読み出し、データベース110にユーザシステム3の状態に対応付けて格納する格納部(不図示)をさらに備えることができる。
なお、図7の上記実施形態の監視装置600、または、図10の上記実施形態の監視装置620も同様に格納部を備えることができる。また、図11の上記実施形態の監視装置180においても、さらに、データベース110と格納部を備えてもよい。
この構成によれば、監視装置が保有するデータベース110に存在しなかった保守命令情報を遠隔支援装置13から取得してデータベース110に追加していくことができる。これにより、監視装置が保有するデータベース110の情報を充実させることができる。
さらに、他の実施形態において、たとえば、図5の上記実施形態の管理装置200が、遠隔支援装置13からインターネット15を介して最新の保守命令情報を取得し、USBメモリ300に記録する最新情報取得部(不図示)をさらに備えてもよい。そして、図5の上記実施形態の監視装置400が、USBメモリ300に記録された管理装置200が取得した最新の保守命令情報を読み出して、読み出した最新の保守命令情報に基づいて、データベース110を更新する更新部(不図示)をさらに備えてもよい。
遠隔支援装置13から取得する最新の保守命令情報は、既にデータベース110に保持している情報との差分データのみとすることができる。データベース110がどの情報を既に取得済みかなどの情報は、遠隔支援装置13が管理してもよいし、監視装置400または管理装置200で管理しておき、遠隔支援装置13に通知してもよく、特に、限定されない。
この構成によれば、遠隔支援装置13から最新の保守命令情報を入手でき、データベース110を更新して最新の状態に保つことが可能になり、信頼性が向上する。
なお、最新の情報は、管理装置200が定期的に遠隔支援装置13にアクセスして取得してもよいし、遠隔支援装置13から管理装置200に情報が更新されたことを通知し、通知を受け付けて遠隔支援装置13に管理装置200がアクセスして取得してもよい。
なお、図7の上記実施形態の管理装置500および監視装置600、または、図10の上記実施形態の管理装置520および監視装置620も同様に最新情報取得部および更新部をそれぞれ備えることができる。また、図11の上記実施形態の保守システム1においても、同様にデータベース110を備えるとともに、管理装置280および監視装置180が、さらに、最新情報取得部および更新部をそれぞれ備えてもよい。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
(付記1) 被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置と、
遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、
前記監視装置および前記管理装置から共有利用できる記憶装置と、を備え、
前記監視装置は、
前記被監視装置の状態を監視する監視手段と、
前記監視手段により取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を前記記憶装置に記録する監視情報記録手段と、
前記管理装置により前記記憶装置に記録された保守命令情報を読み出す保守命令読出手段と、
前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する実行手段と、を備え、
前記管理装置は、
前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記監視情報を読み出す監視情報読出手段と、
前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段による問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から取得した保守命令情報を前記記憶装置に記録する保守命令記録手段と、を備え、
さらに、前記記憶装置は、リムーバブル記録媒体を含み、
前記監視装置において、前記監視情報記録手段が、前記監視装置に取り付けられた前記リムーバブル記録媒体に前記監視情報を記録し、
前記管理装置において、
前記監視情報読出手段が、前記監視装置から前記管理装置に差し換えられた前記リムーバブル記録媒体から前記監視情報を読み出し、
前記問い合わせ手段が前記遠隔支援装置に問い合わせを行って取得した前記保守命令情報を、前記保守命令記録手段が前記リムーバブル記録媒体に記録し、
前記監視装置において、前記保守命令読出手段が、前記管理装置から前記監視装置に差し換えられた前記リムーバブル記録媒体から前記保守命令情報を読み出し、
さらに、
前記監視装置は、
前記監視装置に前記リムーバブル記録媒体が挿入されたこと検出する監視装置側検出手段をさらに備え、
前記監視装置において、
前記監視装置側検出手段が、前記管理装置から前記監視装置に差し換えられた前記リムーバブル記録媒体の挿入を検出したとき、
前記保守命令読出手段が、前記リムーバブル記録媒体から前記保守命令情報を読み出し、
前記実行手段が、前記被監視装置に対する前記保守命令を実行する保守システム。
(付記2) (付記1)に記載の保守システムにおいて、
前記管理装置は、
前記問い合わせ手段が前記遠隔支援装置に問い合わせを行って取得した前記保守命令情報を、前記管理装置の前記保守命令記録手段が前記リムーバブル記録媒体に記録するとき、前記リムーバブル記録媒体が書き込み可能か否かを検出する記録媒体状態検出手段と、
前記記録媒体状態検出手段により、前記リムーバブル記録媒体が書き込み可能でないことが検出された場合、管理者に前記リムーバブル記録媒体が書き込み可能でないことを通知する書き込み不可通知手段をさらに備える保守システム。
(付記3) (付記1)または(付記2)に記載の保守システムにおいて、
前記監視装置は、
前記監視手段が取得した前記監視情報を、前記監視装置の前記監視情報記録手段が前記リムーバブル記録媒体に記録するとき、前記リムーバブル記録媒体が書き込み可能か否かを検出する記録媒体状態検出手段と、
前記記録媒体状態検出手段により、前記リムーバブル記録媒体が書き込み可能でないことが検出された場合、管理者に前記リムーバブル記録媒体が書き込み可能でないことを通知する書き込み不可通知手段をさらに備える保守システム。
(付記4) (付記1)乃至(付記3)いずれかに記載の保守システムにおいて、
前記管理装置は、
前記管理装置に前記リムーバブル記録媒体が挿入されたことを検出する管理装置側検出手段をさらに備え、
前記管理装置において、
前記管理装置側検出手段が、前記監視装置から前記管理装置に差し換えられた前記リムーバブル記録媒体の挿入を検出したとき、
前記監視情報読出手段が前記リムーバブル記録媒体から前記監視情報を読み出し、
前記問い合わせ手段が前記遠隔支援装置に前記問い合わせを行う保守システム。
(付記5) (付記1)乃至(付記4)いずれかに記載の保守システムにおいて、
前記監視装置は、前記被監視装置の状態を示す監視情報に対応する保守命令情報が前記状態に対応付けて格納されたデータベースに接続され、
前記監視装置は、前記データベースを参照し、前記監視手段により取得した前記被監視装置の前記状態を示す前記監視情報に対応する前記保守命令情報が前記データベースに存在するか否かを判定する判定手段をさらに備え、
前記監視装置において、
前記判定手段が、前記保守命令情報が前記データベースに存在すると判定した場合、
前記実行手段が、前記データベースから前記監視情報に対応する前記保守命令情報を読み出し、読み出した前記保守命令情報に基づいて、前記被監視装置に保守命令を実行し、
前記判定手段が、前記保守命令情報が前記データベースに存在しないと判定した場合、
前記監視情報記録手段が、前記監視情報を前記記憶装置に記録することで、前記管理装置に前記保守命令情報の問い合わせを行わせた後、
前記保守命令読出手段が、前記管理装置により前記記憶装置に記録された前記保守命令情報を読み出し、
前記実行手段が、読み出した前記保守命令情報に従って、前記保守命令を実行する保守システム。
(付記6) (付記5)に記載の保守システムにおいて、
前記監視装置は、
前記管理装置が前記遠隔支援装置から取得して前記記憶装置に記録した前記保守命令情報を、前記記憶装置から読み出し、前記データベースに前記被監視装置の前記状態に対応付けて格納する格納手段をさらに備える保守システム。
(付記7) (付記5)または(付記6)に記載の保守システムにおいて、
前記管理装置は、
前記遠隔支援装置から前記インターネットを介して最新の保守命令情報を取得し、前記記憶装置に記録する最新情報取得手段をさらに備え、
前記監視装置は、
前記記憶装置に記録された前記管理装置が取得した前記最新の保守命令情報を読み出して、読み出した前記最新の保守命令情報に基づいて、前記データベースを更新する更新手段をさらに備える保守システム。
(付記8) (付記1)乃至(付記7)いずれかに記載の保守システムにおいて、
前記監視装置は、
前記管理装置に前記保守命令を前記遠隔支援装置に問い合わせさせるために、前記リムーバブル記録媒体に前記監視情報を記録させるとともに、記録された前記監視情報を前記管理装置に読み取らせる操作を行うことを管理者に促す通知を行う監視情報記録通知手段をさらに備え、
前記管理装置は、
前記問い合わせ手段が前記遠隔支援装置に問い合わせを行って取得した前記保守命令情報を、前記リムーバブル記録媒体に記録させるとともに、記録された前記保守命令情報を前記監視装置に実行させるために、記録された前記保守命令情報を前記監視装置に読み取らせる操作を行うことを管理者に促す通知を行う保守命令情報記録通知手段をさらに備える保守システム。
(付記9)
遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、記憶装置を共有利用でき、
被監視装置にプライベートネットワークを介して接続され、
前記被監視装置の状態を監視する監視手段と、
前記監視手段により取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を前記記憶装置に記録する監視情報記録手段と、
前記管理装置により前記記憶装置に記録された保守命令情報を読み出す保守命令読出手段と、
前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する実行手段と、を備える監視装置。
(付記10)
被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置と、記憶装置を共有利用でき、
遠隔支援装置にインターネットを介して接続され、
前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記被監視装置の状態を示す監視情報を読み出す監視情報読出手段と、
前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段による問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から読み出した保守命令情報を前記記憶装置に記録する保守命令記録手段と、を備える管理装置。
1 保守システム
3 ユーザシステム
5 プライベートネットワーク
13 遠隔支援装置
15 インターネット
17 ファイヤウォール
100 監視装置
102 監視部
104 監視情報記録部
106 保守命令読出部
108 実行部
110 データベース
120 CPU
122 メモリ
124 ハードディスク
126 プライベートネットワーク通信部
128 操作受付部
130 表示制御部
132 USBインタフェース
134 バス
150 入力装置
152 表示装置
200 管理装置
202 監視情報読出部
204 問い合わせ部
206 保守命令記録部
220 CPU
222 メモリ
224 ハードディスク
226 インターネット通信部
228 操作受付部
230 表示制御部
232 USBインタフェース
234 バス
250 入力装置
252 表示装置
300 記憶装置(USBメモリ)
400 監視装置
402 判定部
500 管理装置
502 通知部
600 監視装置
602 通知部
520 管理装置
522 検出部
620 監視装置
622 検出部
800 ディスク装置
802 ストレージエリアネットワーク
180 監視装置
182 インタフェース部
280 管理装置
282 インタフェース部

Claims (10)

  1. 被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置と、
    遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、
    前記監視装置および前記管理装置から共有利用できる記憶装置と、を備え、
    前記監視装置は、
    前記被監視装置の状態を監視する監視手段と、
    前記監視手段により取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を前記記憶装置に記録する監視情報記録手段と、
    前記管理装置により前記記憶装置に記録された保守命令情報を読み出す保守命令読出手段と、
    前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する実行手段と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記監視情報を読み出す監視情報読出手段と、
    前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせ手段による問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から取得した保守命令情報を前記記憶装置に記録する保守命令記録手段と、を備える保守システム。
  2. 請求項1に記載の保守システムにおいて、
    前記監視装置は、前記被監視装置の状態を示す監視情報に対応する保守命令情報が前記状態に対応付けて格納されたデータベースに接続され、
    前記監視装置は、前記データベースを参照し、前記監視手段により取得した前記被監視装置の前記状態を示す前記監視情報に対応する前記保守命令情報が前記データベースに存在するか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記監視装置において、
    前記判定手段が、前記監視情報に対応する前記保守命令情報が前記データベースに存在すると判定した場合、
    前記実行手段が、前記データベースから前記監視情報に対応する前記保守命令情報を読み出し、読み出した前記保守命令情報に基づいて、前記被監視装置に保守命令を実行し、
    前記判定手段が、前記監視情報に対応する前記保守命令情報が前記データベースに存在しないと判定した場合、
    前記監視情報記録手段が、前記監視情報を前記記憶装置に記録することで、前記管理装置に前記保守命令情報の問い合わせを行わせた後、
    前記保守命令読出手段が、前記管理装置により前記記憶装置に記録された前記保守命令情報を読み出し、
    前記実行手段が、読み出した前記保守命令情報に従って、前記保守命令を実行する保守システム。
  3. 請求項2に記載の保守システムにおいて、
    前記監視装置は、
    前記管理装置が前記遠隔支援装置から取得して前記記憶装置に記録した前記保守命令情報を、前記記憶装置から読み出し、前記データベースに前記被監視装置の前記状態に対応付けて格納する格納手段をさらに備える保守システム。
  4. 請求項2または3に記載の保守システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記遠隔支援装置から前記インターネットを介して最新の保守命令情報を取得し、前記記憶装置に記録する最新情報取得手段をさらに備え、
    前記監視装置は、
    前記記憶装置に記録された前記管理装置が取得した前記最新の保守命令情報を読み出して、読み出した前記最新の保守命令情報に基づいて、前記データベースを更新する更新手段をさらに備える保守システム。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の保守システムにおいて、
    前記記憶装置は、リムーバブル記録媒体を含み、
    前記監視装置において、前記監視情報記録手段が、前記監視装置に取り付けられた前記リムーバブル記録媒体に前記監視情報を記録し、
    前記管理装置において、
    前記監視情報読出手段が、前記監視装置から前記管理装置に差し換えられた前記リムーバブル記録媒体から前記監視情報を読み出し、
    前記問い合わせ手段が前記遠隔支援装置に問い合わせを行って取得した前記保守命令情報を、前記保守命令記録手段が前記リムーバブル記録媒体に記録し、
    前記監視装置において、前記保守命令読出手段が、前記管理装置から前記監視装置に差し換えられた前記リムーバブル記録媒体から前記保守命令情報を読み出す保守システム。
  6. 請求項5に記載の保守システムにおいて、
    前記監視装置は、
    前記管理装置に前記保守命令を前記遠隔支援装置に問い合わせさせるために、前記リムーバブル記録媒体に前記監視情報を記録させるとともに、記録された前記監視情報を前記管理装置に読み取らせる操作を行うことを管理者に促す通知を行う監視情報記録通知手段をさらに備え、
    前記管理装置は、
    前記問い合わせ手段が前記遠隔支援装置に問い合わせを行って取得した前記保守命令情報を、前記リムーバブル記録媒体に記録させるとともに、記録された前記保守命令情報を前記監視装置に実行させるために、記録された前記保守命令情報を前記監視装置に読み取らせる操作を行うことを管理者に促す通知を行う保守命令情報記録通知手段をさらに備える保守システム。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の保守システムにおいて、
    前記記憶装置は、前記監視装置および前記管理装置にストレージエリアネットワークを介して接続され、前記監視装置および前記管理装置間で共有され、
    前記監視装置の前記監視情報記録手段が、前記ストレージエリアネットワークを介して前記記憶装置に前記監視情報を記録することで前記管理装置に問い合わせの指示を行い、
    前記管理装置の前記監視情報読出手段が、前記記憶装置に前記監視装置により前記監視情報が記録されたことを前記問い合わせの指示として受け付け、前記記憶装置から前記監視情報を読み出し、
    前記管理装置の前記問い合わせ手段が、前記遠隔支援装置に問い合わせを行う保守システム。
  8. 遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、記憶装置を共有利用でき、かつ、被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置が、
    前記被監視装置の状態を監視し、
    取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を、前記記憶装置に記録し、
    前記管理装置が、
    前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記監視情報を読み出し、
    前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせ、
    前記問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から取得した保守命令情報を前記記憶装置に記録し、
    前記監視装置が、
    前記管理装置により前記記憶装置に記録された前記保守命令情報を読み出し、
    前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する保守方法。
  9. 遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置と、記憶装置を共有利用でき、かつ、被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記被監視装置の状態を監視する手順、
    前記監視する手順により取得した前記被監視装置の前記状態を示す監視情報を前記記憶装置に記録する手順、
    前記管理装置により前記記憶装置に記録された保守命令情報を読み出す手順、
    前記記憶装置から読み出した前記保守命令情報に従って、前記被監視装置に保守命令を実行する手順をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  10. 被監視装置にプライベートネットワークを介して接続される監視装置と、記憶装置を共有利用でき、かつ、遠隔支援装置にインターネットを介して接続される管理装置をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記監視装置により前記記憶装置に記録された前記被監視装置の状態を示す監視情報を読み出す手順、
    前記記憶装置から読み出した前記監視情報に基づいて、前記被監視装置の前記状態に適した保守命令情報を、前記遠隔支援装置に前記インターネットを介して問い合わせる手順、
    前記問い合わせる手順による問い合わせの結果、前記インターネットを介して前記遠隔支援装置から取得した保守命令情報を前記記憶装置に記録する手順をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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