JP5440896B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置として、1つまたは複数の感光体を有し、感光体上に形成したトナー像を、中間転写ベルト上に1次転写し、その後、中間転写ベルト上から転写紙に2次転写するものが知られている。
このような画像形成装置では、2次転写を行う2次転写ニップの入口近傍で転写紙と中間転写ベルトとの間に隙間があると、その隙間に2次転写ニップの転写電界が作用して放電が発生し、その放電によって中間転写ベルト上のトナー像が転写紙上に飛翔転写され所謂プレ転写が起きることがある。このプレ転写が起きると、転写紙上の正規画像のまわりにトナーが散ってしまい所謂転写チリが発生するといった不具合が生じる。特に、転写紙として厚紙を用いる場合には、普通紙よりも厚紙の体積抵抗が大きいために転写電界を普通紙よりも強くする必要があるので上記放電が発生し易くなりプレ転写が生じ易くなる。
特許文献1に記載の画像形成装置においては、中間転写ベルト外周面に接触する転写ローラと、その転写ローラに中間転写ベルトを介して対向する転写対向ローラとが、中間転写ベルトを挟んで圧接することによって転写二ップが形成されている。また、この転写ニップよりも中間転写ベルト表面移動方向上流側にある中間転写ベルトを張架するベルト張架部材と転写ニップとの間の張架面である転写部上流側張架面の外周面が、転写ローラの外周面に沿って接触するように構成している。このような構成にすることで、転写紙を転写ニップ上流側張架面の外周面と転写ローラとで挟み込み転写紙を中間転写ベルトに密着させた状態で、転写紙を転写ニップに進入させることができる。よって、転写ニップの入口近傍で中間転写ベルトと転写紙との間に隙間ができるのを抑えられ、転写ニップの入口近傍で上記放電に伴う転写チリが発生するのを抑制することができる。
また、特許文献2に記載の画像形成装置においては、装置本体内に設けられた転写紙搬送路内を搬送ローラ対によって搬送される転写紙が、中間転写ベルトを介して2次転写ローラと2次転写対向ローラとで形成される2次転写ニップに直接進入するように構成されている。また、転写紙が2次転写ニップに進入した際、2次転写ニップの入口近傍で中間転写ベルトと転写紙との間に形成される隙間に作用する、2次転写ニップの転写電界を弱める転写電界規制手段が2次転写ニップ入口近傍に設けられている。この転写電界規制手段は、2次転写ニップに向かって真っ直ぐ搬送されず搬送経路のずれた転写紙が、2次転写ニップ入口近傍で転写電界規制手段の壁面に衝突するように配設されており、その壁面に衝突した転写紙を壁面に沿わせて2次転写ニップに案内する機能も有している。このように、2次転写ニップ入口近傍に設けられた電界規制手段によって上記隙間の転写電界を弱めることで、上記放電が発生するのを抑え、転写チリが発生するのを抑制することができる。
特開平9−90780号公報 特開2000−305381号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置のように、転写紙を転写部上流側張架面の外周面と転写ローラとで挟み込むと、転写ローラの外周面に沿って転写紙が湾曲する。転写紙としてコシの強い厚紙を用いた場合には、厚紙を強制的に湾曲させた状態(姿勢)で転写ニップに進入させると、湾曲している厚紙が真っ直ぐに復元しようとする復元力が厚紙から転写ローラや転写対向ローラなどへ伝わり転写ニップの転写圧を低減させるように作用してしまう。そのため、転写ニップの転写圧不足によって転写不良が発生してしまうといった問題が生じる。
また、特許文献2に記載の画像形成装置においては、転写紙のコシにより、電界規制手段に衝突した転写紙が撓むなどして電界規制手段の壁面に沿って進むことができずに電界規制手段に引っ掛かってジャムなどの搬送不良が発生するといった問題が生じ得る。特に転写紙としてコシの強い厚紙を用いた場合には上記問題がより顕著となる。
これら問題はベルト状の感光体上から転写紙にトナー像を転写する場合にも同様に生じ得る。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、転写ニップ部の転写圧不足による転写不良や転写材の搬送不良などが生じるのを抑えつつ、転写ニップ部の入口近傍で転写チリが発生するのを抑制できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面にトナー像を担持して回転移動するベルト状に形成された像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体を張架する複数の張架ローラと、少なくとも、該複数の張架ローラの内の1つの張架ローラと、該1つの張架ローラに該像担持体を介して対向する対向ローラ部材とからなり、該像担持体を介して該1つの張架ローラと該対向ローラ部材とが圧接することにより形成された転写ニップ部に転写電界を形成して、該転写ニップ部へ進入するように搬送された転写材上に該像担持体上のトナー像を該転写ニップ部で転写する転写手段とを備えた画像形成装置において、該転写ニップ部から像担持体回転方向上流側にある該像担持体の回転軌道が、該1つの張架ローラの軸中心と該対向ローラ部材の軸中心とを通る直線に対して90°または略90°で交わる直線上となるように、該1つの張架ローラよりも像担持体回転方向上流側に他の該張架ローラを配設しており、該転写ニップ部に向かって搬送される該転写材と該像担持体とが該回転軌道上で接触するように該転写材を案内するガイド部材と、該ガイド部材によって案内された該転写材が該像担持体と接触し始める接触開始箇所よりも像担持体回転方向下流側で該転写ニップ部よりも像担持体回転方向上流側であり、該転写材の像担持体側と反対側配設された、該転写ニップ部で形成される転写電界の方向と逆方向の電界を形成する電界制御手段とを有し、該電界制御手段は少なくとも、複数の張架部材よって張架され該像担持体の回転に連動して回動するベルト部材と、該ベルト部材に電圧を印加する電圧印加部材とからなることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記トナー像形成手段は少なくとも、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上に担持された潜像をトナーを含む現像剤で現像する現像手段と、該潜像担持体上に形成されたトナー像を上記像担持体上に1次転写する1次転写手段と、からなることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記像担持体は潜像を担持する潜像担持体であり、上記トナー像形成手段は少なくとも、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上に担持された潜像をトナーを含む現像剤で現像する現像手段とからなることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2またはの画像形成装置において、上記像担持体の少なくとも一部の層を、該像担持体のトナー像が形成される面の法線方向に圧縮及び伸張変形する弾性層としたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3またはの画像形成装置において、上記電界制御手段が、上記像担持体を介在して対向する電極部分を備えた構成であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3、4またはの画像形成装置において、上記ガイド部材は、上記像担持体の回転に連動して回動する回動部材であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3、4、5またはの画像形成装置において、上記転写ニップ部で上記像担持体を介して圧接する上記1つの張架ローラと上記対向ローラ部材との少なくとも一方に、圧接力を強化する加圧ローラを当接させることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3、4、5、6またはの画像形成装置において、上記1つの張架ローラの外径を上記対向ローラ部材の外径よりも小さくしたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7またはの画像形成装置において、上記接触開始箇所における転写材表面と像担持体表面とでなす角が90°未満であることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8またはの画像形成装置において、上記1つの張架ローラよりも像担持体回転方向上流側にある張架ローラに上記像担持体が巻きついている領域で上記転写材と該像担持体とが接触するように、上記ガイド部材が該転写材を案内するように構成したことを特徴とするものである。
本発明においては、転写ニップ部から像担持体回転方向上流側にある像担持体の回転軌道が、像担持体を介して転写ニップ部を形成する上記1つの張架ローラと上記ローラ部材それぞれの軸中心を通る直線に対して90°または略90°で交わる直線上にある。これにより、ガイド部材によって案内され上記回転軌道上で像担持体に接触した転写材が転写ニップ部に向かって直線的に搬送される。よって、転写ニップ部に転写材が撓むことなく送られるので、転写材が撓むことで生じる転写材の真っ直ぐに復元しようとする復元力の発生が抑えられ、その復元力が転写材から上記1つの張架ローラや上記ローラ部材などに伝わって転写ニップ部の転写圧が低減してしまうのを抑制することができる。したがって、転写ニップ部での転写圧不足による転写不良の発生を抑制することができる。
また、互いに接触する像担持体と転写材との間に生じた隙間に、像担持体上のトナー像が転写材上に飛散するような転写電界と同じ向きの電界が形成されても、その電界を電界制御手段が上記転写電界の向きと逆向きの電界を形成することで弱めることができる。これにより、上記隙間に像担持体上のトナー像が転写材上に飛散するような放電が生じるのが抑えられ、転写ニップ部よりも像担持体回転方向上流側で転写チリが発生するのを抑制できる。
また、転写材は像担持体に接触した状態で転写ニップ部に向かって真っ直ぐ搬送されるので、転写ニップ部に向かって搬送される転写材の搬送経路がずれて電界制御手段に転写材が衝突することがなく、その衝突によって生じ得るジャムなどの搬送不良を抑制できる。
以上、本発明によれば、転写ニップ部の転写圧不足による転写不良や転写材の搬送不良などが生じるのを抑えつつ、転写ニップ部の入口近傍で転写チリが発生するのを抑制できるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真式の画像形成装置の第1の実施形態について説明する。
図2は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略図である。ここに示した画像形成装置は、4本のドラム状の感光体より成る像担持体である感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkを有し、その各感光体ドラム1の周面には、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。
感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkに対向して無端ベルトより成り、非平滑表面のあるシートSへの転写でシートSとの密着が良好になり易い様な表面の軟らかさが得られる弾性層を有した中間転写ベルト2が設けられている。この中間転写ベルト2は、主にテンションローラ5、駆動ローラ6及び2次転写対向ローラ8に巻き掛けられて、更に、1次転写ローラ3、2次転写ローラ7、巻き付けローラ9、クリーニング装置10、除電装置22及び感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkの表面に接触しながら、図2中時計方向に回転する。そして、中間転写ベルト2を介して各色の感光体ドラム1と1次転写ローラ3それぞれで形成される1次転写ニップで、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bk上の各色トナー像が中間転写ベルト2上へ重ね合わさるようにして1次転写される。
中間転写ベルト2上に1次転写されたトナー像は、画像形成装置の下方に設けられた図示していない給紙装置の給紙ローラやレジストローラ19などにより、中間転写ベルト2を介して2次転写ローラ7と2次転写対向ローラ8とで形成される2次転写ニップの入り口近傍(2次転写ニップよりも中間転写ベルト回転方向上流側で駆動ローラ6よりも中間転写ベルト回転方向下流側)に配設した後述する電界制御部材41などの作用効果の及ぶ領域を経由して2次転写ニップに搬送されたシートS上に2次転写される。また、本実施形態においては、2次転写ローラ7の2次転写対向ローラ8に対する電位差、所謂2次転写電圧は+800[V]〜+3500[V]の範囲としている。
2次転写ニップで中間転写ベルト2上からトナー像が転写された後のシートSは、分離・除電手段24などの作用によって中間転写ベルト2から離間し定着装置20へと送り込まれ、シートSに定着装置20によって熱と圧力とが加えられ、シートS上のトナー像がシートSに定着される。トナー像が定着したシートSは定着装置20よりもシート搬送方向下流側に設けられた図示しない排出ローラによって装置外に排出され、図示しない排紙トレイ上にスタックされる。または、図示しないシート反転装置に送り込まれ、そこでシートSの表裏を反転してシートSを再び2次転写ニップへと導き、シートSの先にトナー像が定着されたおもて面の反対側の面である裏面にもトナー像を2次転写して、再び定着装置20へと送り込みシートSの裏面にトナー像を定着させて、その後、排出ローラで排紙トレイ上に排出する。
一方、2次転写ニップでシートS上にトナー像を転写した後の中間転写ベルト2は、クリーニング装置10によって、2次転写後の中間転写ベルト2上に残留する残留トナーが除去されて、次の画像形成に備える。
次に、感光体ドラム1Yにトナー像を形成する構成を説明する。この感光体ドラム1Yは図2における時計方向に回転駆動され、このとき、帯電クリーニングローラ12によって表面がクリーニングされた帯電ローラ11によって感光体ドラム1Yが所定の極性に帯電される。本実施形態においては、この際の帯電極性がマイナス極性であり、感光体ドラム1Yの表面電位が−300[V]〜−1000[V]の範囲となるようにしている。
次いで、感光体ドラム1Yの帯電面に図示しない露光装置から出射する光変調された書き込み光(レーザ光)Lが照射される。これにより、感光体ドラム1Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が反転現像方式の現像装置23Yによってイエロートナー像として可視像化される。なお現像装置23Yは、現像バイアスの印加された現像ローラを有し、この現像ローラに担持されて搬送されるイエロートナーを含有する乾式現像剤によって、静電潜像がトナー像として可視像化される。
乾式現像剤としては、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤、または、キャリアを有さないトナーからなる一成分系現像剤が用いられ、いずれの場合もそのトナーが正規の帯電極性(本実施形態においてはマイナス極性)に帯電されており、かかるトナーが感光体ドラム1Yに形成された静電潜像に現像ローラから静電的に移行して、その静電潜像がトナーによって現像され可視像化される。
一方、中間転写ベルト2を挟んで、感光体ドラム1Yにほぼ対向する位置には、1次転写ローラ3Yが配置されている。また、本実施形態においては、1次転写ローラ3Yを、中間転写ベルト2のループ内周面である裏面に当接させて配設している。この1次転写ローラ3には、感光体ドラム1Y上に担持されたトナーの正規の帯電極性と逆極性(本実施形態においてはプラス極性)の転写電圧が印加される。本実施形態においては、その転写電圧を+500[V]〜+2000[V]の範囲で設定している。これにより、感光体ドラム1Yと中間転写ベルト2との間に、感光体ドラム1Y上から中間転写ベルト2上にトナー像を1次転写するのに必要な転写電界が形成され、感光体ドラム1Y上のトナー像が、中間転写ベルト2を介して感光体ドラム1Yと1次転写ローラ3Yとで形成された1次転写ニップで、図2中反時計方向に回転する中間転写ベルト2上に転写される。このように1次転写ローラ3Yは感光体ドラム1Y上のトナー像を中間転写ベルト2上に1次転写する1次転写装置を構成するものである。
また、図2に示すように1次転写ローラ3Yよりも中間転写ベルト回転方向上流側にシールド部材4が設けられている。シールド部材4は、1次転写ニップ入口よりも中間転写ベルト回転方向上流側での感光体ドラム1と中間転写ベルト2との密着不良部に形成された隙間での放電によるプレ転写を防止する高抵抗部材であり、1次転写ニップ入口よりも中間転写ベルト上流側に転写電界が作用するのを抑え、上記隙間に放電が発生しないようにしてプレ転写に伴う転写チリを防止する手段である。
1次転写後にクリーニング前除電手段である除電ランプ21で除電された感光体ドラム1Y上に残留した転写残トナーは、クリーニング装置13Yによって除去される。クリーニング装置13Yによって除去されたトナーは回収コイル14によって図示しない廃トナー収容部に送られる。また、クリーニング装置13Yよりも感光体ドラム回転方向上流側では、加圧スプリング17によって固形潤滑剤16が押し付けられた潤滑剤塗布ブラシローラ15によって感光体ドラム1上に潤滑剤が塗布されており、この潤滑剤を塗布することでクリーニング装置13Yによって感光体ドラム1上からトナーを除去し易くしている。そして、クリーニング装置13Yによって転写残トナーが除去された感光体ドラム1Y上の表面電位が、図示しない除電ランプによる除電光の照射等によって初期化され、次の作像工程に備えられる。
図2に示した感光体ドラム1Y以外の他の感光体ドラム1C,1M,1Bkに対しても上述したことと全く同様にして、感光体ドラム1C,1M,1Bk上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。そして、これらの各色トナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト2上に順次重ねて転写されることで、中間転写ベルト2上には4色の重ねトナー像が形成される。
また、本実施形態の画像形成装置では、印刷する画像データとは異なる基準画像としてPパターンを中間転写ベルト2上に形成し、そのPパターンの画像濃度を反射型光学センサであるPセンサ18で検出して、その検出値に基いて、現像装置23にトナー補給を行ったり露光装置の書き込み光Lの強度を調整するなどの所謂プロセスコントロールを行いトナー像の画像濃度を所望の範囲に維持している。
以上の基本的な構成を備える画像形成装置においては、上述したように露光装置や現像装置23などが、像担持体たる感光体ドラム1の無端移動する表面にトナー像を形成する感光体ドラムトナー像形成手段として機能している。また、その感光体ドラムトナー像形成手段や1次転写ローラ3などとの組合せが、像担持体たる中間転写ベルト2の無端移動する表面にトナー像を形成する中間転写ベルトトナー像形成手段として機能している。
[構成例1]
本構成例においては、図1に示すように、中間転写ベルト2を介して圧接する2次転写ローラ7と2次転写対向ローラ8とによって形成された2次転写ニップから中間転写ベルト回転方向上流側にある中間転写ベルト2の回転軌道が、2次転写ニップの接線方向(2次転写ローラ7と2次転写対向ローラ8両方の接線方向)、言い換えれば、2次転写ローラ7の軸中心と2次転写対向ローラ8の軸中心とを通る直線に対して90[°]または略90[°](θ2=90±5[°])で交わる直線上となるように、2次転写対向ローラ8よりも中間転写ベルト回転方向上流側に中間転写ベルト2を張架する駆動ローラ6を配設している。
また、図1に示すように、2次転写ニップよりも中間転写ベルト回転方向上流側で駆動ローラ6よりも中間転写ベルト回転方向下流側にある、すなわち、上記回転軌道上にある中間転写ベルト2の外周面に、レジストローラ19から送り込まれた紙やフィルムなどの転写材であるシートSが接触するようにシートSを案内するガイド板31及びシートガイド部材32が設けられている。
本構成例においては、シートガイド部材32が中間転写ベルト2及び搬送中のシートSに連動して図中時計回りに回動するローラで構成されているため、搬送されるシートSとシートガイド部材32との間で生じる摩擦抵抗が小さくすることができ、シートガイド部材32とシートSとが接することによるシートSの搬送性能低下を防止することができる。
なお、ガイド板31やシートガイド部材32によって案内されたシートSの先端と中間転写ベルト2とが接触し始める接触開始部が、駆動ローラ6に巻きついた中間転写ベルト2の外周面となるように、ガイド板31やシートガイド部材32によってシートSが案内されるように構成するのが好ましい。このような構成にすることで、シートSが中間転写ベルト2に接触したときの衝撃による中間転写ベルト2の速度変動を抑制することができる。
上述したように、ガイド板31やシートガイド部材32によって中間転写ベルト2にシートSを接触させることで、静電的な力などにより上記回転軌道上でシートSと中間転写ベルト2とが重なり合ったまま、中間転写ベルト2の回転動作によりシートSが2次転写ニップに向かって搬送される。
これにより、ガイド板31やシートガイド部材32によって案内され上記回転軌道上で中間転写ベルト2に接触したシートSが2次転写ニップに向かって直線的に搬送される。よって、2次転写ニップにシートSが撓むことなく送られるので、シートSが撓むことで生じるシートSの真っ直ぐに復元しようとする復元力の発生が抑えられ、その復元力がシートSから2次転写ローラ7や2次転写対向ローラ8などに伝わって2次転写ニップの転写圧が低減してしまうのを抑制することができる。したがって、2次転写ニップでの転写圧不足による転写不良の発生を抑制することができる。特に、シートSとしてコシの強い厚紙を用いた場合には、上記復元力が比較的大きくなるので効果的である。
ここで、中間転写ベルト2とシートSとが重なり合って接触しているが、シートSや中間転写ベルト2のうねりなどによって、2次転写ニップよりも中間転写ベルト回転方向上流側のおいては、完全にシートSと中間転写ベルト2とが密着しておらず隙間が形成されている場合がある。そして、その隙間に2次転写ニップの転写電界の影響によって放電が発生し、その放電によって中間転写ベルト2上のトナー像がシートS上に飛翔転写され所謂プレ転写が起きることがある。このプレ転写が起きると、シートS上の正規画像のまわりにトナーが散ってしまい所謂転写チリが発生するといった不具合が生じる。
そのため、本構成例では、ガイド板31やシートガイド部材32などによって案内されたシートSが中間転写ベルト2と接触し始める接触開始部よりも中間転写ベルト回転方向下流側で2次転写ニップよりも中間転写ベルト回転方向上流側に、2次転写ニップで形成される転写電界の方向と逆方向の電界を形成する電界制御部材41を設けている。この電界制御部材41には、トナーの正規極性と同極性でシートSとの間で放電を起こさない程度の電圧を印加している。これにより、2次転写ニップよりも中間転写ベルト回転方向上流側で中間転写ベルト2とシートSとの間に隙間が形成され、その隙間に2次転写ニップの転写電界によって中間転写ベルト2上のトナー像がシートS上に飛散するような上記転写電界と同じ方向の電界が形成されたとしても、その電界を電界制御部材41によって弱めることができる。よって、上記隙間に中間転写ベルト2上のトナー像がシートS上に飛散するような放電が生じるのが抑えられ、2次転写ニップよりも中間転写ベルト回転方向上流側で転写チリが発生するのを抑制できる。
なお、本構成例においては、−500〜−4000[V]程度の電圧を印加した体積抵抗比が10[Ω・cm]オーダー以下のシート状の電界制御部材41を中間転写ベルト2との間隔が0.5〜5[mm]となるように配設している。
また、図1に示すように中間転写ベルト2を介して電界制御部材41対向する対向電極部材42が設けられており、この対向電極部材42は、電界制御部材41のトナー移動阻止電界を強める役割を果たすものであり、印加電圧は接地レベル乃至+1000[V]程度が好適である。本構成例においては、体積抵抗率が10[Ω・cm]以下のシート状の対向電極部材42を、中間転写ベルト2との間隔が0.5〜5[mm]となるように配設しているが、対向電極部材42として導電性ブラシを用いても良い。
また、本構成例のように、シートSが中間転写ベルト2に接触した状態で中間転写ベルト2の回転動作により2次転写ニップに向かって搬送されるので、搬送されているシートSが電界制御部材41に衝突しシートSの搬送が妨げられてジャムが生じてしまうのを抑制できる。
また、シートSと中間転写ベルト2との接触開始時点の接触開始部における、シートS表面と中間転写ベルト表面とでなす角θ1が90[°]未満となるように、ガイド板31及びシートガイド部材32によってシートSが案内されるように構成することで、シートSの先端が一旦、2次転写ニップ方向と逆の方向に曲がってから2次転写ニップ方向に搬送されることが起こり得なくなる。これにより、シートSに折り返しができることなく2次転写ニップにシートSが送り込まれるので、シートガイド部材32によるガイド部や2次転写ニップなどにおけるジャムを防止することができる。
また、本構成例においては、中間転写ベルトを図3に示したように、中間転写ベルト2の少なくとも一部の層を、中間転写ベルト2の感光体ドラム1に接触する側の面(トナー像が形成される面)であるおもて面の法線方向に圧縮及び伸張変形する弾性層にしている。これにより、表面に凹凸加工処理した厚口のシートSや表面に大きな凹凸処理を施された剛性の強いシートSなどを使用した場合でも、2次転写ニップにおけるシートSと中間転写ベルト表面との接触状態が、転写不足防止に充分になるよう中間転写ベルト表面がシート表面の凹凸に倣う態様で変形し、転写ムラを抑制できる。
また、シートSを2次転写ニップに進入させたときの衝撃によって中間転写ベルト2の表面移動速度が変動し、最終的にシートS上に形成された画像に色ズレ、ジターまたはバンディングなどの画像不良が発生することが知られている。そして、上記「背景技術」で上述した従来の画像形成装置のようにしてシートSとしてコシの強い厚紙を強制的に湾曲させた状態で2次転写ニップに進入させると、2次転写ニップで厚紙に圧接している中間転写ベルト2に対して上記復元力が中間転写ベルト2の表面移動速度を変動させるように作用する。そのため、厚紙を強制的に湾曲させた状態で2次転写ニップに進入させると、上記衝撃に加えて上記復元力により中間転写ベルト2の表面移動速度が変動するため、色ズレ、ジター、バンディングなどの画像不良が発生し易くなるといった問題が生じる。
これに対して、本構成例の画像形成装置においては、シートSを直線的に2次転写ニップに送り込むことができるので、シートSを強制的に湾曲させた状態で2次転写ニップに進入させる場合に比べて上記復元力の発生が抑えられる。よって、その復元力が抑えられる分、シートSが2次転写ニップに進入した際の中間転写ベルト2の表面移動速度変動が低減され、中間転写ベルト2の表面移動速度変動が低減される分、上記画像不良の発生を抑制することができる。
[構成例2]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例1と略同じであり、図4に示すように2次転写ローラ7を2次転写対向ローラ8に向かって加圧する加圧力強化ローラ71のローラ外周面を2次転写ローラ7のローラ外周面に当接させている。2次転写ローラ7の回転軸両端それぞれを装置本体に設けられた軸受け部で2次転写対向ローラ8に向かって加圧した場合、2次転写ローラ7の撓み変形によって2次転写ローラ7の長手方向中央部付近が両端部よりも凹み、2次転写ローラ7の長手方向中央部では2次転写ローラ7から2次転写対向ローラ8への圧力が加わらなくなる場合がある。これに対し、本構成例のように、2次転写ローラ7に当接させた加圧力強化ローラ71によって2次転写ローラ7を2次転写対向ローラ8に向かって加圧することで、上述したような2次転写ローラ7の撓み変形を抑制することができ、2次転写ローラ7の撓み変形に伴う転写圧不足による転写不良を防止しつつ、2次転写ニップの転写圧を所望の大きさにすることができる。
[構成例3]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例1と略同じであり、図5に示すように電界制御部材として、中間転写ベルト2に連動して回転する電界制御ローラ43を用いている。また、中間転写ベルト2に担持されたシートSに対して電界制御ローラ43を接触する程度に近づけて配設することで、2次転写ニップの中間転写ベルト回転方向上流側での中間転写ベルト2とシートSとの密着性を高めることができ、本構成例においては、中間転写ベルト表面と電界制御ローラ43との間隔を、0.01〜0.5[mm]程度としている。
このように、2次転写ニップの中間転写ベルト回転方向上流側で中間転写ベルト2とシートSとの密着性が高められることで、プレ転写によってトナー像が散ってしまう転写チリを一段と発生し難くすることができる。
また、電界制御ローラ43がシートSと連れ回り方向で回転するので、搬送されるシートSと電界制御ローラ43との間で生じる摩擦抵抗が殆どなく、電界制御ローラ43とシートSとが接することによるシートSの搬送性能低下を防止することができる。
なお、電界制御ローラ43としては、体積抵抗率が10〜1011[Ω・cm]の表層被覆されたものが好適である。また、電界制御ローラ43の回転軸を介して電界制御ローラ43に印加される印加バイアス電圧は、−100〜−1000[V]が好適である。
[構成例4]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例1と略同じであり、電界制御部材として、中間転写ベルト2の回転に連動して図6中矢印方向に回動し、バイアスローラ45によって電圧が印加される電界制御ベルト44を用いている。これにより、搬送されるシートSと電界制御ベルト44との間で生じる摩擦抵抗が殆どなく、電界制御ベルト44とシートSとが接することによるシートSの搬送性能低下を防止することができる。
また、中間転写ベルト表面と、その表面に対向する電界制御ベルト平面部との間隔は0〜2[mm]程度が好適である。また、電界制御ベルト44としては、厚さ方向体積抵抗の体積抵抗率が10〜1011[Ω・cm]のものが好適である。さらに、バイアスローラ45への印加バイアス電圧は、−500〜−1500[V]が好適である。
[構成例5]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例1と略同じであり、上述した構成例1の構成に対して図7に示すように、2次転写対向ローラ8の外径を2次転写ローラ7の外径よりも小さくしている。本構成例においては、2次転写ローラ7の外径が16[mm]〜30[mm]の場合、2次転写対向ローラ8の外径を2次転写ローラ7の0.5〜0.8倍程度としている。
これにより、2次転写ニップにおけるシートSと中間転写ベルト2との引力が、実効的な接触面積がより広く且つ対向面の平均距離がより小さいシートSと2次転写ローラ7との引力よりも小さくなり易くなるので、2次転写ニップ通過後のシートSを中間転写ベルト2から分離し易くすることができる。
また、2次転写対向ローラ8の外径を2次転写ローラ7の外径よりも小さくする構成を上述した構成例1以外の各構成例に適用した場合でも、上述した同様の理由により、2次転写ニップ通過後のシートSを中間転写ベルト2から分離し易くすることができる。
[構成例6]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例1と略同じであり、上述した構成例1の構成に対して図8に示すように、2次転写対向ローラ8の外径を2次転写ローラ7の外径よりも小さくしている。本構成例においては、2次転写ローラ7の外径が16[mm]〜30[mm]の場合、2次転写対向ローラ8の外径を2次転写ローラ7の0.5〜0.8倍程度としている。
これにより、2次転写ニップにおけるシートSと中間転写ベルト2との引力が、実効的な接触面積がより広く且つ対向面の平均距離がより小さいシートSと2次転写ローラ7との引力よりも小さくなり易くなるので、2次転写ニップ通過後のシートSを中間転写ベルト2から分離し易くすることができる。
更に本構成例において、図8に示すように2次転写対向ローラ8を2次転写ローラ7に向かって加圧する加圧力強化ローラ81のローラ外周面を2次転写対向ローラ8のローラ外周面に当接させている。2次転写対向ローラ8の回転軸両端それぞれを装置本体に設けられた軸受け部で2次転写ローラ7に向かって加圧した場合、2次転写対向ローラ8の撓み変形によって2次転写対向ローラ8の長手方向中央部付近が両端部よりも凹み、2次転写対向ローラ8の長手方向中央部では2次転写対向ローラ8から2次転写ローラ7への圧力が加わらなくなる場合がある。
これに対し、本構成例のように2次転写対向ローラ8に当接させた加圧力強化ローラ81によって2次転写対向ローラ8を2次転写ローラ7に向かって加圧することで、上述したような2次転写対向ローラ8の撓み変形を抑制することができ、2次転写対向ローラ8の撓み変形に伴う転写圧不足による転写不良を防止しつつ、2次転写ニップの転写圧を所望の大きさにすることができる。
以下、本実施形態に係る他の諸条件について説明する。
2次転写ニップにおける転写圧は0.01〜10[MPa]程度が好適であり、転写圧が不足すると、転写不良個所が多い所謂ボソツキ画像が発生し易くなる。逆に転写圧が非常に高くなると、後述するような2次転写ローラ7の撓み変形により転写圧ムラが酷くなり部分的に転写不良が発生する。
また、中間転写ベルト2の表層の押し込み深さ10[μm]時のユニバーサル硬さを3[N/mm]以下に抑えると、非平滑紙への転写時に中間転写ベルト2に加える圧力を通常レベルの圧力(0.01〜10[MPa])にしても、中間転写ベルト表面が最終出力する非平滑紙の表面凹凸形状に沿った態様に変形して中間転写ベルト2と非平滑紙とが密着するように接触するため、転写ムラを防止できる。
中間転写ベルト2は、感光体ドラム1に当接する側の表面層(中間転写ベルト2のループ外側面であるおもて面の層)が中間転写ベルト回転方向に伸縮性を有している。また、上記表面層の反対側にある裏面層は、中間転写ベルト回転方向及び中間転写ベルト回転方向と直交する方向(中間転写ベルト2を張架する張架ローラの回転軸方向)との2方向に略非伸縮性で、且つ、引張り強度が上記表面層よりも大きい。また、上記表面層と上記裏面層との間には、少なくても中間転写ベルト回転方向と中間転写ベルト2の厚み方向の2方向に伸縮性を有する中間層が設けられている。
中間転写ベルト2の体積抵抗率としては、1次転写体時に1次転写ローラ3によって与えられる1次転写バイアスの電圧レベルが+1[kV]程度であれば、10〜1013[Ω・cm]が好ましく、1次転写ローラ3によって1次転写バイアスが印加される裏面の表面抵抗は10[Ω/□]程度が好ましい。
中間転写ベルト2の電気抵抗測定時に用いる電極としては、主電極外径Φ5.9[mm]、ガード電極内径Φ11.0[mm]、ガード電極外径Φ17.8[mm]、厚さ50〜200[μm]程度の薄厚で曲がり易いものを用いることが望ましい。そして、かかる電極に500[V]程度の電圧を印加して、両電極間に流れる電流値から電気抵抗を求める。
中間転写ベルト2の基層(裏面層)は、曲がりやすく、伸び難い中間転写ベルト2としての円滑な回転を妨げない樹脂をフィルム形状にしたものが好ましい。上記樹脂として、公知の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー及び熱硬化性樹脂等を挙げることができ、具体的には、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニル系樹脂、等がある。
そして、中間転写ベルト2の基層(裏面層)としては、上記樹脂に導電性材料を分散させて電気抵抗を調整した混合・合成材料からなり、その体積抵抗率が10〜1015[Ω・cm]の範囲で、且つ、200[μm]以下の薄い層で曲がり易い層が好適で、更に好ましくは20〜80[μm]の厚さが好適である。
中間転写ベルト2の表面層と中間層とに用いる弾性層の材料としては、ゴム、エラストマー、樹脂等が使用可能である。
例えばゴム、エラストマーとしては、天然ゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンコポリマー、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、アクリロニトリルブタジエンゴム、ウレタンゴム、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、水素化ニトリルゴム及び熱可塑性エラストマー(例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系及びフッ素樹脂系)等から1種類又は2種類以上使用する。
また、樹脂としてはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ケトン樹脂、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体及びスチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体及びスチレンアクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂変性アクリル樹脂及びアクリル・ウレタン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂及び変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等から1種類あるいは2種類以上を用いることができる。
また、中間転写ベルト2の抵抗を調整するために、前述したゴム、エラストマーおよび樹脂に各種導電剤を添加することも可能である。導電剤としては、カーボン、アルミニウムやニッケル等の金属粉末、酸化チタン等の金属酸化物、4級アンモニウム塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアニリン、ポリビニルピロール、ポリジアセチレン、ポリエチレンイミン、含硼素高分子化合物及びポリピロール等の導電性高分子化合物等から1種類あるいは2種類以上を用いることができる。中間転写ベルト2として、その体積抵抗率が10〜1015[Ω・cm]の範囲が好適である。
中間転写ベルト2の最表面には、トナーを離型し易い層を形成することが好ましい。滑材(塗布用固形潤滑材。例えばステアリン酸亜鉛の棒)を塗布ブラシ等を介在させてトナーを離型し易い層を形成しても良い。
また、予め中間転写ベルト2の表層をトナー離型層としても良い。トナー離型層としては、例えばFEVE変性フッ素樹脂塗料(商品名:FE−3000、旭硝子製)、含フッ素ポリオール変性フッ素樹脂塗料(商品名:アクアトップF、住友精化製)、PVDF変性フッ素樹脂塗料(商品名:カンペフロン10、関西ペイント製)、ポリウレタン変性フッ素樹脂塗料(商品名:エラストフロンFT20Z505、日本ミラクトラン製)、アクリル変性フッ素樹脂塗料(商品名:エムラロン312、日本アチソン製)、エポキシ変性フッ素樹脂塗料(商品名:エムラロン314、日本アチソン製)、エポキシ変性シリコーン塗料(商品名:ES1004、信越化学製)、アクリル変性シリコーン塗料(商品名:KR9706、信越化学製)、ポリエステル変性シリコーン塗料(商品名:KR5203、信越化学製)等が挙げられる。前記トナー離型層は、吹き付け法で塗布することにより形成することができるが、これに限定されない。
以下に、本実施形態で用いられるトナーと磁性キャリアとからなる現像剤について説明する。
トナーとしては、ポリエステル、ポリオール、スチレンアクリル等の粒子母材樹脂に帯電制御剤(CCA)や色剤を混合し、その粒子の周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外添することでその帯電特性、流動性を高めたものを用いている。添加剤の粒径は、0.1〜1.5[μm]の範囲が好適である。色剤としては、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、キナクリドン、カーミン等を例示することができる。
トナーの正規帯電極性は、本実施形態ではマイナス極性である。トナーとしては、ワックス等を分散混合させた母体樹脂に前述した添加剤を外添したものを用いてもよい。また、粉砕法で製造された物でも、重合法で製造されたものでもよいが、重合法等で製造されたものは、球形度や円形度が比較的高いので、高画質を得ることが可能である。
また、トナーとしては、形状係数が90[%]以上であるものを用いることが望ましい。形状係数とは、本来ならば球形度となって、「粒子と同体積の球の表面積/実粒子の表面積×100[%]」で定義されるが、測定がかなり困難になるので、円形度で算出する。そして、「粒子と同じ投影面積を持つ円の周長/実粒子の投影輪郭長さ×100[%]」という公式で求めることができる。かかる円形度の解は、トナー粒子を投影した円像が真円に近づくほど、100[%]に近づくことになる。トナーの体積平均粒径は、3〜12[μm]の範囲が好適である。本実施形態に係る画像形成装置では、体積平均粒径が6[μm]であるトナーを用いており、600[dpi]以上の高解像度の画像にも十分対応することが可能である。
磁性キャリアとしては、金属または樹脂をコアとしてフェライト等の磁性材料を含有し、表層がシリコン樹脂等で被覆された磁性粒子を用いている。粒径は、20〜50[μm]の範囲が良好である。また、磁性粒子の抵抗は、ダイナミック抵抗で10〜10[Ω]の範囲が最適である。
ダイナミック抵抗については、次のようにして測定することが可能である。即ち、磁石を内包したローラ(φ20;600RPM)に磁性粒子を担持させる。そして、幅65[mm]、長さ1[mm]の面積の電極を、0.9[mm]のギャップを介して磁性粒子に対向せしめ、耐圧上限レベル(高抵抗シリコンコートキャリアでは400[V]から鉄粉キャリアでは数[V])の印加電圧を印加した際に流れる電流値に基づいてダイナミック抵抗を測定する。
なお、本実施形態では、転写電界を形成する方法として転写部に流れる電流を一定に保つ方法(所謂、定電流制御方式)、2次転写ローラ7などの転写部バイアス印加手段に与える電圧を一定に保つ方法(所謂、定電圧制御方式)何れの方法を適用しても同様の効果が得られるのを確認している。
[実施形態2]
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真式の画像形成装置の第2の実施形態について説明する。図9は、本実施形態に係る画像形成装置の要部の概略図である。この画像形成装置は、像担持体たる可撓性の感光体ベルト101を備えている。感光体ベルト101は、テンションローラ105、駆動ローラ106、転写対向ローラ108に張架され、駆動ローラ106の回転駆動により、図中反時計回り方向に回転され、ベルト表面が画像形成面となるように構成する。感光体ベルト101に静電潜像やトナー像などを形成するための手段として、感光体ベルト101のまわりには、帯電装置111と、図示しない露光装置と、現像装置123と、クリーニング装置113等が配設されている。現像装置123は、ブラック(Bk)の現像剤を収納する現像装置である。感光体ベルト101上に形成されたトナー像は、紙やフィルムなどの転写材であるシートSに、感光体ベルト101を介して圧接する転写ローラ107と転写対向ローラ108とで形成される転写ニップで転写されるものである。
次に、上記画像形成装置の動作を説明する。画像形成装置が画像データを受け取ると、感光体ベルト101が図9反時計回り方向に回転する。感光体ベルト101は、帯電装置111により一様に帯電された後、上記露光装置により、画像情報に基づいて発光が制御されるレーザLの走査露光をうけ、表面には静電潜像が形成される。画像情報に基づいて感光体ベルト101上に形成された静電潜像が、現像装置123の位置に達すると現像装置123により感光体ベルト101上の静電潜像にトナーが供給され、ブラック(Bk)のトナーで現像され、トナー像が形成される。
感光体ベルト101上に形成されたトナー像は、装置下方に設けられた図示しない給紙台(給紙カセット)から給紙ローラ、搬送ローラ対、レジストローラ対119などを経て、感光体ベルト101を介して圧接する転写ローラ107と転写対向ローラ108とで形成される転写ニップへ搬送されたシートS上に転写ローラによって転写される。
上記転写ニップで感光体ベルト101上からトナー像が転写されたシートSは、その後、定着ユニット120に送られて、シートS上のトナー像が定着ユニット120によってシートSに定着される。定着ユニット120によってトナー像が定着せしめられたシートSは、定着ユニット120よりもシート搬送方向下流側に設けられた図示しない排紙ローラ対を経て、装置外の排紙スタック部に排出される。
また、転写後の感光体ベルト101の表面は、クリーニング装置113によってクリーニングされ、転写後の感光体ベルト101上に残留した残トナーが除去される。
[構成例7]
本構成例においては、図10に示すように、感光体ベルト101を介して圧接する転写ローラ107と転写対向ローラ108とによって形成された転写ニップから感光体ベルト回転方向上流側にある感光体ベルト101の回転軌道が、転写ニップの接線方向(転写ローラ107と転写対向ローラ108両方の接線方向)、言い換えれば、転写ローラ107の軸中心と転写対向ローラ108の軸中心とを通る直線に対して90[°]または略90[°](θ4=90±5[°])で交わる直線上となるように、転写対向ローラ108よりも感光体ベルト回転方向上流側に感光体ベルト101を張架する駆動ローラ106を配設している。
また、図10に示すように、転写ニップよりも感光体ベルト回転方向上流側で駆動ローラ106よりも感光体ベルト回転方向下流側にある、すなわち、上記回転軌道上にある感光体ベルト101の外周面に、レジストローラ119から送り込まれた紙やフィルムなどの転写材であるシートSが接触するようにシートSを案内するガイド板131及びシートガイド部材132が設けられている。
本構成例においては、シートガイド部材132が感光体ベルト101及び搬送中のシートSに連動して図中時計回りに回動するローラで構成されているため、搬送されるシートSとシートガイド部材132との間で生じる摩擦抵抗が小さくすることができ、シートガイド部材132とシートSとが接することによるシートSの搬送性能低下を防止することができる。
なお、ガイド板131やシートガイド部材132によって案内されたシートSの先端と感光体ベルト101とが接触し始める接触開始部が、駆動ローラ106に巻きついた感光体ベルト101の外周面上となるように、ガイド板131やシートガイド部材132によってシートSが案内されるように構成するのが好ましい。このような構成にすることで、シートSが感光体ベルト101に接触したときの衝撃による感光体ベルト101の速度変動を抑えることができる。
上述したように、ガイド板131やシートガイド部材132によって感光体ベルト101にシートSを接触させることで、静電的な力などにより上記回転軌道上でシートSと感光体ベルト101とが重なり合ったまま、感光体ベルト101の回転動作によりシートSが転写ニップに向かって搬送される。
これにより、ガイド板131やシートガイド部材132などによって案内され上記回転軌道上で感光体ベルト101に接触したシートSが転写ニップに向かって直線的に搬送される。よって、転写ニップにシートSが撓むことなく送られるので、シートSが撓むことで生じるシートSの復元力の発生が抑えられ、その復元力がシートSから転写ローラ107や転写対向ローラ108などに伝わって転写ニップの転写圧が低減してしまうのを抑制することができる。したがって、転写ニップでの転写圧不足による転写不良の発生を抑制することができる。特に、シートSとしてコシの強い厚紙を用いた場合には、上記復元力が比較的大きくなるので効果的である。
ここで、感光体ベルト101とシートSとが重なり合って接触しているが、シートSや感光体ベルト101のうねりなどによって、転写ニップよりも感光体ベルト回転方向上流側のおいては、完全にシートSと感光体ベルト101とが密着しておらず隙間が形成されている場合がある。そして、その隙間に転写ニップの転写電界の影響によって放電が発生し、その放電によって感光体ベルト101上のトナー像がシートS上に飛翔転写され所謂プレ転写が起きることがある。このプレ転写が起きると、シートS上の正規画像のまわりにトナーが散ってしまい所謂転写チリが発生するといった不具合が生じる。
そのため、本構成例では、ガイド板131やシートガイド部材132などによって案内されたシートSが感光体ベルト101と接触し始める接触開始部よりも感光体ベルト回転方向下流側で転写ニップよりも感光体ベルト回転方向上流側に、転写ニップで形成される転写電界の方向と逆方向の電界を形成する電界制御部材141を設けている。この電界制御部材141には、トナーの正規極性と同極性でシートSとの間で放電を起こさない程度の電圧を印加している。これにより、2次転写ニップよりも感光体ベルト回転方向上流側で感光体ベルト101とシートSとの間に隙間が形成され、その隙間に転写ニップの転写電界によって転写ベルト上のトナー像がシートS上に飛散するような上記転写電界と同じ方向の電界が形成されたとしても、その電界を電界制御部材141によって弱めることができる。よって、上記隙間に感光体ベルト101上のトナー像がシートS上に飛散するような放電が生じるのが抑えられ、転写ニップよりも感光体ベルト回転方向上流側で転写チリが発生するのを抑制できる。
なお、本構成例においては、シート状の電界制御部材141を感光体ベルト101との間隔が0.5〜5[mm]となるように配設している。
また、図10に示すように感光体ベルト101を介して電界制御部材141と対向する対向電極部材142が設けられており、この対向電極部材142は、電界制御部材142のトナー移動阻止電界を強める役割を果たすものである。本構成例においては、シート状の対向電極部材を、感光体ベルト101との間隔が0.5〜5[mm]となるように配設しているが、対向電極部材として導電性ブラシを用いても良い。
また、本構成例のように、シートSが感光体ベルト101に接触した状態で感光体ベルト101の回転動作により転写ニップに向かって搬送されるので、搬送されているシートSが電界制御部材141に衝突しシートSの搬送が妨げられジャムなどが生じてしまうのを抑制できる。
また、シートSと感光体ベルト101との接触開始時点の接触開始部における、シート表面と感光体ベルト表面とでなす角θ3が90[°]未満となるように、ガイド板131及びシートガイド部材132によってシートSが案内されるように構成することで、シートSの先端が一旦、転写ニップ方向と逆の方向に曲がってから転写ニップ方向に搬送されることが起こり得なくなる。これにより、シートSに折り返しができることなく転写ニップにシートSが送り込まれるので、シートガイド部材132またはガイド板131が設けられたガイド部や転写ニップなどにおけるジャムを防止することができる。
また、本構成例においては、感光体ベルト101の少なくとも一部の層を、感光体ベルト101のトナー像が形成される面であるおもて面の法線方向に圧縮及び伸張変形する弾性層にしている。これにより、表面に凹凸加工処理した厚口のシートSや表面に大きな凹凸処理を施された剛性の強いシートSなどを使用した場合でも、転写ニップにおけるシートSと感光体ベルト表面との接触状態が、転写不足防止に充分になるよう感光体ベルト表面がシート表面の凹凸に倣う態様で変形し、転写ムラを抑制できる。
また、シートSを転写ニップに進入させたときの衝撃によって感光体ベルト101の表面移動速度が変動し、最終的にシートS上に形成された画像に色ズレ、ジターまたはバンディングなどの画像不良が発生することが知られている。そして、シートSとしてコシの強い厚紙を強制的に湾曲させた状態で転写ニップに進入させると、転写ニップで厚紙に圧接している感光体ベルト101に対して上記復元力が感光体ベルト101の表面移動速度を変動させるように作用する。そのため、厚紙を強制的に湾曲させた状態で転写ニップに進入させると、上記衝撃に加えて上記復元力により感光体ベルト101の表面移動速度が変動するため、色ズレ、ジター、バンディングなどの画像不良が発生し易くなるといった問題が生じる。
これに対して、本構成例の画像形成装置においては、シートSを直線的に転写ニップに送り込むことができるので、シートSを強制的に湾曲させた状態で転写ニップに進入させる場合に比べて上記復元力の発生が抑えられる。よって、その復元力が抑えられる分、シートSが転写ニップに進入した際の感光体ベルト101の表面移動速度変動が低減され、感光体ベルト101の表面移動速度変動が低減される分、上記画像不良の発生を抑制することができる。
[構成例8]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例7と略同じであり、図11に示すように転写ローラ107を転写対向ローラ108に向かって加圧する加圧力強化ローラ171のローラ外周面を転写ローラ107のローラ外周面に当接させている。転写ローラ107の回転軸両端それぞれを装置本体に設けられた軸受け部で転写対向ローラ108に向かって加圧した場合、転写ローラ107の撓み変形によって転写ローラ107の長手方向中央部付近が両端部よりも凹み、転写ローラ107の長手方向中央部では転写ローラ107から転写対向ローラ108への圧力が加わらなくなる場合がある。これに対し、本構成例のように、転写ローラ107に当接させた加圧力強化ローラ171によって転写ローラ107を転写対向ローラ108に向かって加圧することで、上述したような転写ローラ107の撓み変形を抑制することができ、転写ローラ107の撓み変形に伴う転写圧不足による転写不良を防止しつつ、転写ニップの転写圧を所望の大きさにすることができる。
[構成例9]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例7と略同じであり、図12に示すように電界制御部材として、感光体ベルト101に連動して図中時計回りに回転する電界制御ローラ143を用いている。そして、感光体ベルト101に担持されたシートSに対して電界制御ローラ143を接触する程度に近づけて配設することで、転写ニップよりも感光体ベルト回転方向上流側での感光体ベルト101とシートSとの密着性を高めることができる。本構成例においては、感光体ベルト表面と電界制御ローラ143との間隔を、0.01〜0.5[mm]程度としている。
このように、転写ニップよりも感光体ベルト回転方向上流側で感光体ベルト101とシートSとの密着性が高められることで、プレ転写によってトナー像が散ってしまう転写チリを一段と発生し難くすることができる。
また、電界制御ローラ143がシートSと連れ回り方向で回転するので、搬送されるシートSと電界制御ローラ143との間で生じる摩擦抵抗が殆どなく、電界制御ローラ143とシートSとが接することによるシートSの搬送性能低下を防止することができる。
[構成例10]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例7と略同じであり、電界制御部材として、感光体ベルト101の回転に連動して図13中矢印方向に回転し、バイアスローラ145によって電圧が印加される電界制御ベルト144を用いている。これにより、搬送されるシートSと電界制御ベルト144との間で生じる摩擦抵抗が殆どなく、電界制御ベルト144とシートSとが接することによるシートSの搬送性能低下を防止することができる。
また、感光体ベルト表面と、その表面に対向する電界制御ベルト平面部との間隔は0〜2[mm]程度が好適である。
[構成例11]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例7と略同じであり、上述した構成例7の構成に対して図14に示すように転写対向ローラ108の外径を転写ローラ107の外径よりも小さくしている。本構成例においては、転写ローラ107の外径が16[mm]〜30[mm]の場合、転写対向ローラ108の外径を転写ローラ107の0.5〜0.8倍程度としている。
これにより、転写ニップにおけるシートSと感光体ベルト101との引力が、実効的な接触面積がより広く且つ対向面の平均距離がより小さいシートSと転写ローラ107との引力よりも小さくなり易くなるので、転写ニップ通過後のシートSを感光体ベルト101から分離し易くすることができる。
また、転写対向ローラ108の外径を転写ローラ107の外径よりも小さくする構成を、本実施形態の上述した構成例7以外の各構成例に適用した場合でも、上述した同様の理由により、転写ニップ通過後のシートSを感光体ベルト101から分離し易くすることができる。
[構成例12]
本構成例においては、基本的な構成は後述する点以外構成例7と略同じであり、上述した構成例7の構成に対して図15に示すように転写対向ローラ108の外径を転写ローラ107の外径よりも小さくしている。本構成例においては、転写ローラ107の外径が16[mm]〜30[mm]の場合、転写対向ローラ108の外径を転写ローラ107の0.5〜0.8倍程度としている。
これにより、転写ニップにおけるシートSと感光体ベルト101との引力が、実効的な接触面積がより広く且つ対向面の平均距離がより小さいシートSと転写ローラ107との引力よりも小さくなり易くなるので、転写ニップ通過後のシートSを感光体ベルト101から分離し易くすることができる。
また、転写対向ローラ108の外径を転写ローラ107の外径よりも小さくする構成を、本実施形態の上述した構成例7以外の各構成例に適用した場合でも、上述した同様の理由により、転写ニップ通過後のシートSを感光体ベルト101から分離し易くすることができる。
更に本構成例において、図15に示すように転写対向ローラ108を転写ローラ107に向かって加圧する加圧力強化ローラ181のローラ外周面を転写対向ローラ108のローラ外周面に当接させている。転写対向ローラ108の回転軸両端それぞれを装置本体に設けられた軸受け部で転写ローラ107に向かって加圧した場合、転写対向ローラ108の撓み変形によって転写対向ローラ108の長手方向中央部付近が両端部よりも凹み、転写対向ローラ108の長手方向中央部では転写対向ローラ108から転写ローラ107への圧力が加わらなくなる場合がある。
これに対し、本構成例のように転写対向ローラ108に当接させた加圧力強化ローラ181によって転写対向ローラ108を転写ローラ107に向かって加圧することで、上述したような転写対向ローラ108の撓み変形を抑制することができ、転写対向ローラ108の撓み変形に伴う転写圧不足による転写不良を防止しつつ、転写ニップの転写圧を所望の大きさにすることができる。
以上、各実施形態によれば、表面にトナー像を担持して回転移動するベルト状に形成された中間転写ベルト2及び感光体ベルト101などの像担持体と、上記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、上記像担持体を張架する複数の張架ローラと、少なくとも、上記複数の張架ローラの内の1つの張架ローラである2次転写対向ローラ8及び対向ローラ108などの転写対向ローラと、上記転写対向ローラに上記像担持体を介して対向する対向ローラ部材である2次転写ローラ7及び転写ローラ107などの転写ローラとからなり、上記像担持体を介して上記転写対向ローラと上記転写ローラとが圧接することにより形成された転写ニップ部に転写電界を形成して転写ニップ部へ進入するように搬送された転写材であるシートS上に上記像担持体上のトナー像を転写する転写手段とを備えた画像形成装置において、転写ニップ部から像担持体回転方向上流側にある像担持体の回転軌道が、上記転写対向ローラの軸中心と上記転写ローラの軸中心とを通る直線に対して90°または略90°で交わる直線上となるように、上記転写対向ローラよりも像担持体回転方向上流側に他の張架ローラである駆動ローラ6及び駆動ローラ10などの駆動ローラを配設しており、転写ニップ部に向かって搬送されるシートSと上記像担持体とが回転軌道上で接触するようにシートSを案内するガイド板31,131及びシートガイド部材32,132などのガイド部材と、上記ガイド部材によって案内されたシートSが上記像担持体と接触し始める接触開始箇所である接触開始部よりも像担持体回転方向下流側で転写ニップ部よりも像担持体回転方向上流側であり、シートSの像担持体側と反対側に配設された、転写ニップ部で形成される転写電界の方向と逆方向の電界を形成する電界制御部材41,141などの電界制御手段とを有する。各実施形態においては、転写ニップ部から像担持体回転方向上流側にある上記像担持体の回転軌道が、上記像担持体を介して転写ニップ部を形成する上記転写対向ローラと上記対向ローラそれぞれの軸中心を通る直線に対して90°または略90°で交わる直線上にある。これにより、上記ガイド部材によって案内され上記回転軌道上で上記像担持体に接触したシートSが転写ニップ部に向かって直線的に搬送される。よって、転写ニップ部にシートSが撓むことなく送られるので、シートSが撓むことで生じるシートSの復元力の発生が抑えられ、その復元力が上記転写対向ローラや上記転写ローラなどに伝わって転写ニップ部の転写圧が低減してしまうのを抑制することができる。したがって、転写ニップ部での転写圧不足による転写不良の発生を抑制することができる。
また、互いに接触する上記像担持体とシートSとの間に隙間が生じ、その隙間に転写ニップ部の転写電界によって上記像担持体上のトナー像がシートS上に飛散するような上記転写電界と同じ方向の電界が形成されたとしても、その電界を電界制御手段によって弱めることができる。これにより、上記隙間に上記像担持体上のトナー像がシートS上に飛散するような放電が生じるのが抑えられ、転写ニップ部よりも上記像担持体回転方向上流側で転写チリが発生するのを抑制できる。
また、シートSは上記像担持体に接触した状態で転写ニップ部に向かって搬送されるので、搬送されているシートSが電界制御手段に衝突してシートSの搬送が妨げられてしまうのを抑制できる。
また、実施形態1によれば、上記トナー像形成手段は少なくとも、潜像を担持する潜像担持体である感光体ドラム1と、感光体ドラム1上に潜像を形成する潜像形成手段である露光装置と、感光体ドラム1上に担持された潜像をトナーを含む現像剤で現像する現像手段である現像装置23と、感光体ドラム1上に形成されたトナー像を上記像担持体である中間転写ベルト2上に1次転写する1次転写手段である1次転写ローラ3とからなる。すなわち、感光体ドラム1上から中間転写ベルト2上に1次転写されたトナー像を、中間転写ベルト2上からシートS上に転写する2次転写を行う2次転写ニップにおいて、上述したような効果を得ることができる。
また、実施形態2によれば、上記像担持体は潜像を担持する潜像担持体である感光体ベルト101であり、上記トナー像形成手段は少なくとも、感光体ベルト101上に潜像を形成する潜像形成手段である露光装置と、感光体ベルト101上に担持された潜像をトナーを含む現像剤で現像する現像手段である現像装置123とからなる。すなわち、感光体ベルト101上のトナー像をシートS上に直接転写する際の転写ニップにおいて、上述したような効果を得ることができる。
また、各実施形態によれば、上記像担持体の少なくとも一部の層を、上記像担持体のトナー像が形成される面の法線方向に圧縮及び伸張変形する弾性層としている。これにより、表面に凹凸加工処理した厚口のシートSや表面に大きな凹凸処理を施された剛性の強いシートSなどを使用した場合でも、上記転写ニップ部におけるシートSと上記像担持体の表面との接触状態が、転写不足防止に充分になるよう上記像担持の表面がシートSの表面の凹凸に倣う態様で変形し、転写ムラを抑制できる。
また、各実施形態によれば、上記電界制御手段が、上記像担持体を介在して対向する電極部分である対向電極部材42,142を備えた構成であることで、上記像担持体の片側のみに電界制御手段を設ける構成に比べて、電界制御効果を像担持体表面に確実に且つ効果的に作用させることができ、上記転写ニップ部よりも上流側で発生し易い転写チリを防止できる。
また、各実施形態によれば、上記電界制御手段とシートSとが非接触となる位置に電界制御手段を配設したことで、シートSと電界制御手段との間で生じる摩擦抵抗が殆ど無く、電界制御手段を設けたことによるシートSの搬送性能低下を防止できる。
また、各実施形態によれば、上記電界制御手段は少なくとも、複数の張架部材によって張架され上記像担持体の回転に連動して回転するベルト部材である電界制御ベルト44,144と、その電界制御ベルト44,144に電圧を印加する電圧印加ローラであるバイアスローラ45,145とからなることで、シートSと電界制御ベルト44,144との間で生じる摩擦抵抗が殆ど無く、電界制御ベルト44,144を設けたことによるシートSの搬送性能低下を防止できる。
また、各実施形態によれば、上記ガイド部材であるシートガイド部材32,132が、上記像担持体の回転に連動して回転する回転部材であることで、シートSとシートガイド部材32,132との間で生じる摩擦抵抗が少なく、シートガイド部材32,132によるシートSの搬送性能低下を防止できる。
また、各実施形態によれば、上記転写ニップ部で上記像担持体を介して圧接する上記転写ローラと上記転写対向ローラとの少なくとも一方に、圧接力を強化する加圧ローラである加圧力強化ローラ71,171または加圧強化ローラ81,181を当接させることで、加圧力強化ローラ71,171を当接させた上記転写ローラまたは加圧力強化ローラ81,181を当接させた上記転写対向ローラの撓み変形を抑制し、転写圧不足による転写不良を防止できる。
また、各実施形態によれば、上記転写対向ローラの外径を上記転写ローラの外径よりも小さくしたことで、上記転写ニップ部におけるシートSと上記像担持体との引力が、実効的な接触面積がより広く且つ対向面の平均距離がより小さいシートSと上記転写ローラとの引力よりも小さくなり易くなるので、上記転写ニップ部通過後のシートSを上記像担持体から分離し易くすることができる。
また、各実施形態によれば、シートSと上記像担持体との接触開始時点の接触開始部における、シート表面と像担持体表面とでなす角θ1,θ3が90°未満であることで、シート先端に折り返しができることなくシートSが確実に上記転写ニップ部にガイドされるので、上記転写ニップ部や上記ガイド部材が設けられたガイド部などにおけるジャムを防止できる。
また、各実施形態によれば、上記転写対向ローラよりも像担持体回転方向上流側にある駆動ローラ6,106に上記像担持体が巻きついている領域でシートSの先端と上記像担持体とが接触するように、上記ガイド部材がシートSを案内するように構成することで、シートSが上記像担持体に接触したときの衝撃による上記像担持体の速度変動を抑制することができる。
構成例1における2次転写ニップ近傍の概略構成図。 実施形態1に係る画像形成装置の要部の概略構成図。 中間転写ベルトの模式図。 構成例2における2次転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例3における2次転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例4における2次転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例5における2次転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例6における2次転写ニップ近傍の概略構成図。 実施形態2に係る画像形成装置の要部の概略構成図。 構成例7における転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例8における転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例9における転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例10における転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例11における転写ニップ近傍の概略構成図。 構成例12における転写ニップ近傍の概略構成図。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 中間転写ベルト
3 1次転写ローラ
5 テンションローラ
6 駆動ローラ
7 2次転写ローラ
8 2次転写対向ローラ
10 クリーニング装置
11 帯電ローラ
13 クリーニング装置
19 レジストローラ
20 定着装置
31 ガイド板
32 シートガイド部材
41 電界制御部材
42 対向電極部材
43 電界制御ローラ
44 電界制御ベルト
45 バイアスローラ
71 加圧力強化ローラ
81 加圧力強化ローラ
101 感光体ベルト
106 駆動ローラ
107 転写ローラ
108 転写対向ローラ
120 定着ユニット
131 ガイド板
132 シートガイド部材
141 電界制御部材
142 対向電極部材
143 電界制御ローラ
144 電界制御ベルト
145 バイアスローラ
171 加圧力強化ローラ
181 加圧力強化ローラ

Claims (10)

  1. 表面にトナー像を担持して回転移動するベルト状に形成された像担持体と、
    該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    該像担持体を張架する複数の張架ローラと、
    少なくとも、該複数の張架ローラの内の1つの張架ローラと、該1つの張架ローラに該像担持体を介して対向する対向ローラ部材とからなり、該像担持体を介して該1つの張架ローラと該対向ローラ部材とが圧接することにより形成された転写ニップ部に転写電界を形成して、該転写ニップ部へ進入するように搬送された転写材上に該像担持体上のトナー像を該転写ニップ部で転写する転写手段とを備えた画像形成装置において、
    該転写ニップ部から像担持体回転方向上流側にある該像担持体の回転軌道が、該1つの張架ローラの軸中心と該対向ローラ部材の軸中心とを通る直線に対して90°または略90°で交わる直線上となるように、該1つの張架ローラよりも像担持体回転方向上流側に他の該張架ローラを配設しており、
    該転写ニップ部に向かって搬送される該転写材と該像担持体とが該回転軌道上で接触するように該転写材を案内するガイド部材と、
    該ガイド部材によって案内された該転写材が該像担持体と接触し始める接触開始箇所よりも像担持体回転方向下流側で該転写ニップ部よりも像担持体回転方向上流側であり、該転写材の像担持体側と反対側配設された、該転写ニップ部で形成される転写電界の方向と逆方向の電界を形成する電界制御手段とを有し、
    該電界制御手段は少なくとも、複数の張架部材よって張架され該像担持体の回転に連動して回動するベルト部材と、該ベルト部材に電圧を印加する電圧印加部材とからなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記トナー像形成手段は少なくとも、
    潜像を担持する潜像担持体と、
    該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該潜像担持体上に担持された潜像をトナーを含む現像剤で現像する現像手段と、
    該潜像担持体上に形成されたトナー像を上記像担持体上に1次転写する1次転写手段と、
    からなることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記像担持体は潜像を担持する潜像担持体であり、
    上記トナー像形成手段は少なくとも、
    該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該潜像担持体上に担持された潜像をトナーを含む現像剤で現像する現像手段とからなることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2またはの画像形成装置において、
    上記像担持体の少なくとも一部の層を、該像担持体のトナー像が形成される面の法線方向に圧縮及び伸張変形する弾性層としたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3またはの画像形成装置において、
    上記電界制御手段が、上記像担持体を介在して対向する電極部分を備えた構成であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4またはの画像形成装置において、
    上記ガイド部材は、上記像担持体の回転に連動して回動する回動部材であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5またはの画像形成装置において、
    上記転写ニップ部で上記像担持体を介して圧接する上記1つの張架ローラと上記対向ローラ部材との少なくとも一方に、圧接力を強化する加圧ローラを当接させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6またはの画像形成装置において、
    上記1つの張架ローラの外径を上記対向ローラ部材の外径よりも小さくしたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7またはの画像形成装置において、
    上記接触開始箇所における転写材表面と像担持体表面とでなす角が90°未満であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8またはの画像形成装置において、
    上記1つの張架ローラよりも像担持体回転方向上流側にある張架ローラに上記像担持体が巻きついている領域で上記転写材と該像担持体とが接触するように、上記ガイド部材が該転写材を案内するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
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