JP5440424B2 - 冷凍サイクル装置、流体判別方法 - Google Patents

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Description

この発明は、アキュームレータを備える冷凍サイクル装置に関するものであり、アキュームレータに滞留した冷凍機油を判別して圧縮機へ戻し、圧縮機の潤滑部へ供給する冷凍サイクル装置に関するものである。
通常、液冷媒の密度は冷凍機油の密度よりも低い。したがって、アキュームレータ内では、底部に冷凍機油が溜まり、冷凍機油の上に液冷媒が浮く状態となる。そのため、アキュームレータの底部に返油配管を接続して、アキュームレータの底部に溜まった冷凍機油を圧縮機へ戻している。しかし、運転条件により、液冷媒の密度が冷凍機油の密度よりも高くなる場合がある。この場合、アキュームレータ内では、底部に液冷媒が溜まり、液冷媒の上に冷凍機油が浮く状態となる。特に冷媒として二酸化炭素を用い冷凍機油としてPAG(ポリアルキレングリコール)系の油を用いた場合、冷媒と冷凍機油との相溶性は低いので、このような現象が生じやすい。
そこで、液冷媒の密度が冷凍機油の密度より低くなる場合には、冷凍機油をアキュームレータの下部に設けられた返油配管から戻し、液冷媒の密度が冷凍機油の密度より高くなる場合には、冷凍機油をアキュームレータの上部に設けられた返油配管から戻す冷凍空調装置についての記載がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−262418(0046欄、図6)
しかしながら、アキュームレータに溜まった液冷媒の量は冷凍サイクル装置の運転条件によって異なるため、液冷媒の上に冷凍機油が浮いた状態となった場合、冷凍機油の存在する高さ位置はアキュームレータに溜まった液冷媒の量に応じて変化する。したがって、アキュームレータから圧縮機に流れる流体が冷媒か冷凍機油なのか判別できなくなる問題があり、液冷媒を圧縮機に戻ると液圧縮や軸焼付き等の不具合が生じる可能性があるという課題がある。
この発明は、アキュームレータ内で液冷媒の上に冷凍機油が浮いた状態となった場合でも、圧縮機への液冷媒の戻りを抑制した信頼性の高い冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
この発明に係る冷凍サイクル装置は、内部が低圧の冷媒で満たされた圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、冷媒と油が溜まる容器が接続されて冷凍サイクルを形成し、前記容器と前記圧縮機を接続し、前記容器から前記圧縮機に流体が流れる配管部と、前記流体の温度Tbeを検出する手段と、前記流体との間で熱移動を生じる手段と、熱移動が生じた前記流体の温度Tafを検出する手段と、前記熱移動を生じる手段を通過した前記流体が冷媒か油か否かを前記温度Tbeと前記温度Tafに基づいて判別する制御部と、を備え、前記配管部は、前記容器の下部に接続された第1配管と、前記第1配管に設けられた第1開閉弁と、前記配管部は前記第1配管よりも高い位置で前記容器に接続された第2配管と、前記第2配管に設けられた第2開閉弁と、前記第1配管と前記第2配管とが接続された主回収配管と、一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の上部に接続した吸入配管と、一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の下部に接続した接続配管と、を有し、前記熱移動を生じる手段及び前記温度Tafを検出する手段は前記主回収配管に設けられ、前記制御部は前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁のいずれかを開くことを特徴とする。
また、内部が低圧の冷媒で満たされた圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、冷媒と油が溜まる容器が接続されて冷凍サイクルを形成し、前記容器の下部に溜まった流体の温度Tbotを検出する手段と、前記容器内の冷媒の飽和ガス温度Tsgを検出する手段と、前記容器内下部の前記流体が二相状態の冷媒、加熱状態の冷媒若しくは油か否かを前記温度Tbotと前記飽和ガス温度Tsgに基づいて判別する制御部と、を備え、前記配管部は、前記容器の下部に接続された第1配管と、前記第1配管に設けられた第1開閉弁と、前記配管部は前記第1配管よりも高い位置で前記容器に接続された第2配管と、前記第2配管に設けられた第2開閉弁と、前記第1配管と前記第2配管とが接続された主回収配管と、一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の上部に接続した吸入配管と、一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の下部に接続した接続配管と、を有し、前記制御部は、前記容器内下部の前記流体が過熱状態の冷媒若しくは油であると判別した場合は前記第1開閉弁を開いて前記第2開閉弁をじて前記吸入配管から油を前記圧縮機に戻し、前記流体が2相状態であると判別した場合は前記第1開閉弁を閉じて前記第2開閉弁を開くことを特徴とする。
この発明に係る冷凍サイクルでは、冷媒と冷凍機油が溜まる容器の中で液冷媒の上に冷凍機油が浮いた状態となった場合でも圧縮機への液冷媒の戻りを抑制し、圧縮機の信頼性を上げることができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の構成図。 二酸化炭素とPAG油との温度に対する密度の変化を示す図。 実施の形態1の制御部の制御の流れを示すフローチャート図。 実施の形態1の流量調整弁13の開度と圧縮機の印加電圧周波数の関係図。 実施の形態1の制御部の制御の流れを示す別のフローチャート図。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100の構成図である。冷凍サイクル装置100は、内部が低圧の冷媒で満たされた低圧シェル型の圧縮機1と、冷媒の熱を外部空気に放熱する放熱器2と、冷媒の圧力を下げる減圧装置である膨張弁3と、冷媒が外部空気から熱を吸熱する蒸発器4と、アキュームレータ5とが順次配管により接続され、冷媒が循環する冷凍サイクルを形成する。冷媒回路において放熱器2と膨張弁3との間には内部熱交換器6が設けられている。尚、本実施の形態1では冷媒として二酸化炭素を用い、冷凍機油としてPAG系の油(以下、PAG油)を用いるものとする。
圧縮機1から吐出される冷媒は直接吐出配管7を流れて放熱器2に流入する。冷媒は放熱器2で放熱し、内部熱交換器6と膨張弁3を介して蒸発器4を接続する配管8を流れる。放熱器2から配管8に流れる低温高圧冷媒は内部熱交換器6で後述する配管部を流れる流体と熱交換して配管8を流れる冷媒から流体に熱を与えた後、膨張弁3で減圧されて蒸発器4に流入する。蒸発器4に流入した冷媒は周囲から熱を受け取り高温低圧の冷媒となって、蒸発器4とアキュームレータ5を接続する流入配管9に流れる。流入配管9はアキュームレータ5の上部に接続されている。さらにアキュームレータ5の上部には流出配管10が接続されており、流出配管10の第1分岐点11から分岐した吸入配管12が圧縮機1の上部であって、下部に溜まった冷凍機油の液面より上方で圧縮機1に接続している。アキュームレータ5に溜まったガス冷媒は流出配管10と吸入配管12を介して圧縮機1に流入する。流出配管10にはアキュームレータ5から第1分岐点11の間に圧縮機1に戻るガス冷媒の量を調整するための流量調整弁13が設けられている。
圧縮機1で圧縮された高温・高圧の超臨界状態の二酸化炭素冷媒は、吐出配管7から吐出され、放熱器2で放熱して温度が低下し、さらに内部熱交換器6で冷却され、中温・高圧の冷媒となる。中温・高圧の冷媒は、膨張弁3で減圧されて低温・低圧の二相冷媒となる。低温・低圧の二相冷媒は、蒸発器4で蒸発して流入配管9からアキュームレータ5に流入する。
次にアキュームレータ5に溜まる冷媒または冷凍機油の流体を回収する構成について説明する。アキュームレータ5には圧縮機1と接続された配管部16が設けられており、以下詳細にその構成について説明する。
尚、図1にはアキュームレータ5内にはPAG油と二酸化炭素冷媒とは相溶性が低いため、冷凍機油14と液冷媒15が2層に分離し、冷凍機油14が液冷媒15の上にある状態を示している。
配管部16を構成する要素として第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19がアキュームレータ5の異なる高さに下から順に接続されている。第1回収配管17はアキュームレータ5の底部に接続されており、第2回収配管18は第1回収配管17よりも高い位置でアキュームレータ5に接続しており、第3回収配管19は第2回収配管18よりも高い位置でアキュームレータ5に接続している。そして、第1回収配管17には第1開閉弁20が、第2回収配管18には第2開閉弁21、第3回収配管19には第3開閉弁22がそれぞれ設けられている。これらの回収配管にそれぞれ設けられた3つの開閉弁の開閉をそれぞれ制御することにより、アキュームレータ5内の異なる高さの冷凍機油14又は液冷媒15の流体を配管部16を介して回収することができる。その制御については後述する。第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19のアキュームレータ5とは反対側の端部は、それぞれ第1合流点23、第2合流点24、第3合流点25で主回収配管26に接続されている。尚、本実施の形態1の開閉弁は開閉を選択できる電磁弁や開度を調整可能な電動弁とする。
主回収配管26は内部熱交換器6を通っており、アキュームレータ5から回収されて主回収配管26を流れる流体は配管8を流れる高圧冷媒と熱交換して熱を受け取る。主回収配管26は第1分岐点11で流出配管10及び吸入配管12と接続しており、内部熱交換器6と第1分岐点11の間に設けられた第2分岐点27にシェル接続配管28が接続されている。シェル接続配管28は一端が主回収配管26に接続され、他端が圧縮機1の下部に接続されている。主回収配管26には第1分岐点11と第2分岐点27に間に第4開閉弁29が設けられており、シェル接続配管28には第5開閉弁30が設けられている。
以上のように、アキュームレータ5から圧縮機1に冷凍機油を戻すための配管部16は、第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19、主回収配管26、シェル接続配管28、吸入配管12及びこれらの配管に設けられた開閉弁とから構成されている。尚、吸入配管12は基本的には流出配管10から流出したガス冷媒を流すための配管であるが、本実施の形態1では主回収配管26を流れた油が第1分岐点11を経由して流れることもあるため、配管部16に含ませている。
次に圧縮機1の構成と吸入配管12、シェル接続配管28と圧縮機1の接続箇所について説明する。
圧縮機1は、シェル31が圧縮機1の外郭を形成しており、その内部の空間であるシェル内空間32と、そのシェル内空間32の下方には少なくとも冷凍機油あるいは液冷媒からなるシェル内液体33がある。さらにシェル31の内部にはロータとステータからなるモータを有する駆動部34と、駆動部34のロータの回転軸上に設けられたクランクシャフトからなる動力伝達部35と、動力伝達部35の端部に設けられたシリンダで冷媒を圧縮する圧縮部36が設けられている。さらに駆動部34には下方に突出してその端部がシェル内液体33に浸かっている給油ポンプ37が設けられており、給油ポンプ37の下端部に吸入口38を有している。給油ポンプ37は吸入口38からシェル内液体33を吸入して駆動部34や圧縮部36にシェル内液体33を供給する構成となっている。
吸入配管12はシェル31に接続され、シェル内空間32に開口している。吐出配管7はシェル内空間32には開口せず、圧縮部36と直接接続される。シェル接続配管28はシェル31の下部に接続され、シェル接続配管28とシェル31の接続箇所は吸入口38の近傍下方にある。
圧縮機1に流入した冷媒と冷凍機油は、ガス冷媒と冷凍機油に分離される。ガス冷媒と分離し切れなかった冷凍機油は、圧縮部36の図示しない吸入ポートより内部に吸入される。駆動部34で発生させた回転エネルギーを、動力伝達部35により圧縮部36へ伝達し、圧縮部36で冷媒を圧縮させる。
分離されたガス冷媒を除く冷凍機油は、シェル内空間32の下方へ落下し、シェル内液体33として存在する。駆動部34で発生させた回転エネルギーは給油ポンプ37へも伝達され、吸入口38から冷凍機油を吸い込み、図示しないそれぞれの摺動部へ給油する。給油された冷凍機油は大半がシェル内液体33へ戻り循環するが、一部は圧縮部36の過熱ガス冷媒と共に吐出配管7より吐出される。
二相状態の冷媒が圧縮機1に吸入される場合、圧縮機1の流入した液冷媒と冷凍機油は、シェル内下方へ落下してシェル内液体33として存在する。アキュームレータ5内部と同様にシェル内液体33は液冷媒と冷凍機油の二層に分離しており、運転条件や外気温度によって冷凍機油と液冷媒の上下関係が変化する。ただし、圧縮機1内に存在する液冷媒は、駆動部34や圧縮部36の発熱により蒸発し、圧縮部36へ吸入される。そのため、過渡挙動を除くと圧縮機1での液冷媒の流入と流出のバランスがとれるため、液冷媒は増加し続けることなく安定して存在する。
尚、“分離”は完全に100%分離されるものではなく、表記上“分離”としているに過ぎない。以降の記載についても同様である。
また、冷凍サイクル装置100は複数の温度検出手段を備えており、それらの配置場所について説明する。尚、本温度検出手段は、例えばサーミスタ等である。
まず、蒸発器4の出口付近、或いはアキュームレータ5の上端近傍に設けられてアキュームレータ5に溜まる冷媒の飽和ガス温度Tsgを検出する飽和ガス温度検出手段39と、アキュームレータ5の下部に滞留する流体の温度Tbotを検出する流体温度検出手段40がアキュームレータ5の底部に設けられている。
尚、飽和ガス温度検出手段39は蒸発器4の出口付近に設けられた圧力検出手段であってもよく、圧力損失が小さければ、その配置場所は流出配管10や吸入配管12であってもよい。また、飽和ガス温度検出手段39は温度検出手段あってもよく、その配置場所は膨張弁3と蒸発器4の間の配管8や蒸発器4の中間部配管とし、その温度検出手段が検出した温度をTsgとしてもよい。
また、流体温度検出手段40は第1回収配管17に設けられてアキュームレータ5から第1開閉弁20の間に第1回収配管17を流れる流体の温度を検出するものとしてもよい。
次に、主回収配管26における内部熱交換器6の入口側には加熱前温度検出手段41と出口側には加熱後温度検出手段42が設けられており、加熱前温度検出手段41は内部熱交換器6を通る前の主回収配管26を流れる流体の温度Tbefore(以下、温度Tbe)を検出し、加熱後温度検出手段42は内部熱交換器6を通った後の主回収配管26を流れる流体の温度Tafter(以下、温度Taf)を検出する。
本実施の形態1では、飽和ガス温度検出手段39、流体温度検出手段40、加熱前温度検出手段41、加熱後温度検出手段42の検出値からそれぞれの回収配管を流れる流体が冷凍機油か冷媒か否かを判断することができる。
また、冷凍サイクル装置100は制御部43を備える。制御部43は図示しない配線で流量調整弁13、第1開閉弁20、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第4開閉弁29、第5開閉弁30、飽和ガス温度検出手段39、流体温度検出手段40、加熱前温度検出手段41、加熱後温度検出手段42と電気的に接続されており、それぞれの温度検出手段は検出する値を制御部43に出力する。そして、制御部43は入力された値に基づいて流量調整弁13、第1開閉弁20、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第4開閉弁29、第5開閉弁30の開閉を制御する。尚、この制御部43が行う制御については図3のフローチャートを用いて詳細に後述する。
ここで、液冷媒と冷凍機油の密度の関係について図2を用いて説明する。図2は、二酸化炭素とPAG油との温度に対する密度の変化を示す図である。液冷媒と冷凍機油はアキュームレータ5内の下部に存在するが、二酸化炭素とPAG油とは相溶性が低いため、液冷媒と冷凍機油とに分離して2層になって存在する。液冷媒と冷凍機油とは分離して2層になったとき、液冷媒の密度と冷凍機油の密度との大小関係により、液冷媒と冷凍機油との上下位置関係が決まる。つまり、密度の大きい方が下になり、密度の小さい方が上になる。そして、図2に示すように冷媒と冷凍機油の密度は、温度に応じてその大小関係が逆転する。
具体的には、PAG油は−35度〜25度の範囲で、温度による密度変化は50kg/m3と非常に小さいのに対して、二酸化炭素は400kg/m3と大きく変化する。そして、二酸化炭素冷媒の場合−15℃以上では冷媒の液密度が冷凍機油であるPAG油の密度より低く、−15℃未満では冷媒である二酸化炭素の液密度が冷凍機油であるPAG油の密度より高くなる。そのため、アキュームレータ5内の温度が−15℃以上の場合、冷凍機油が下となり、液冷媒が冷凍機油の上に浮く状態になる。一方、アキュームレータ5内の温度が−15℃未満の場合、液冷媒が下となり、冷凍機油が液冷媒の上に浮く状態となる。
上述したように、冷媒と冷凍機油の密度の大小関係によって、アキュームレータ5内で冷媒と冷凍機油の上下の位置関係が変化する。そこで、その位置関係を次の3つの場合に基づいて説明する。
(1)(アキュームレータ内の冷媒が過熱状態の場合)この場合は冷媒が過熱ガス冷媒となっているのでアキュームレータ5の下部に冷凍機油が溜まり、その上に気体の過熱ガス冷媒が溜まっている。アキュームレータ5内には液冷媒は存在しない。
(2)(アキュームレータ内の冷媒が二相状態の場合)かつ(液冷媒の密度が冷凍機油の密度より小さい場合)この場合は冷凍機油の密度が冷媒の密度より大きくなっている状態であり、アキュームレータ5の下部に冷凍機油が溜まり、その冷凍機油の上に液冷媒が溜まっている。そして、その液冷媒の上に気体のガス冷媒が溜まっている。
(3)(アキュームレータ内の冷媒が二相状態の場合)かつ(液冷媒の密度が冷凍機油の密度より大きい場合)この場合は冷凍機油の密度が冷媒の密度より小さくなっている状態であり、アキュームレータ5の下部に液冷媒が溜まり、その液冷媒の上に冷凍機油が溜まっている。そして、その冷凍機油の上に気体のガス冷媒が溜まっている。
図3は制御部43の制御の流れを示すフローチャートであり、図3を用いて制御部43が各アクチュエータを制御してアキュームレータ5から冷凍機油を圧縮機1に戻す方法について説明する。
まず、始めにアキュームレータ5へ流入した冷媒が上述の(1)の状態であるか否か、すなわち冷媒が飽和状態であるか、過熱状態であるかを判定する。(ステップ1)(以下ステップはSと省略する)では流体温度検出手段40が流体温度Tbottom(以下、温度Tbot)を、飽和ガス温度検出手段がアキュームレータ5内の冷媒の飽和ガス温度Tsgを検出して制御部43に出力して(S2)に移行する。
(S2)では、制御部43は、(S1)で出力された冷媒の飽和ガス温度Tsgと流体温度Tbotとの温度差(Tbot−Tsg)が、予め設定された温度(例えば、二酸化炭素冷媒とPAG油の場合は5℃)未満か否かを判定する。制御部43は、温度差(Tbot−Tsg)が5℃未満の場合、アキュームレータ5内の冷媒が二相状態((2)、(3)の場合)であると判断する。一方、制御部43は、温度差(Tbot−Tsg)が5℃以上の場合、アキュームレータ5内の冷媒が過熱状態であると判断する。そして、制御部43は、アキュームレータ5内の冷媒が二相状態であると判断した場合(S1でYes)、(S3)へ処理を進める。一方、アキュームレータ5内の冷媒が上述の(1)の状態、つまり過熱状態であると判断した場合(S1でNo)、(S4)へ処理を進める。
(S3)では、制御部43は、アキュームレータ5内の冷媒が二相状態であり、アキュームレータ5内に液冷媒と冷凍機油とが存在しているため、液冷媒と冷凍機油との上下位置関係を判定する。
具体的には、制御部43は、流体温度検出手段40が検出した温度Tbotが−15℃未満であるか否かを判定する。ここで、−15℃とは、図2で示すように二酸化炭素液冷媒とPAG油との密度の高低関係が逆転する温度である。制御部43は、温度Tbotが−15℃未満の場合、液冷媒が下となり、冷凍機油が液冷媒の上に浮く状態であると判断する。一方、制御部43は、温度Tbotが−15℃以上の場合、冷凍機油が下となり、液冷媒が冷凍機油の上に浮く状態であると判断する。そして、制御部43は、冷凍機油が下となり、液冷媒が冷凍機油の上に浮く状態であると判断した場合(S3でNo)、(S4)へ処理を進める。一方、制御部43は、液冷媒が下となり、冷凍機油が液冷媒の上に浮く状態であると判断した場合(S3でYes)、(S5)へ処理を進める。
このように(S2)や(S3)で飽和ガス温度検出手段39や流体温度検出手段40の検出値に基づいてアキュームレータ5の底部に滞留している流体が冷媒であるか冷凍機油であるかを判別しているので、第1回収配管17から内部熱交換器6まで流体を流さずとも流体が冷媒か冷凍機油かを判断することができ、開閉弁20を開閉させる必要がなく制御部43の制御を簡易にすることができる。
(S4)では、上述の(2)の(アキュームレータ5内の冷媒が過熱状態の場合)、及び、(アキュームレータ内の冷媒が二相状態の場合)かつ(液冷媒の密度が冷凍機油の密度より小さい場合)、つまり、アキュームレータ5内に液冷媒が存在しない場合、及び、冷凍機油が下となり、液冷媒が冷凍機油の上に浮く状態である場合、アキュームレータ5の底部には冷凍機油が存在していることがわかる。そこで、(S4)では、制御部43は、アキュームレータ5の底部に接続された第1回収配管17から吸入配管12を経由して、冷凍機油を圧縮機1へ戻す。また、気体のガス冷媒は流出配管10から流出し、冷凍機油は第1回収配管17から主回収配管26に至り、内部熱交換器6を通って流出配管10を流れるガス冷媒と第1分岐点11で合流する。そして、ガス冷媒と冷凍機油は圧縮機1へ吸入される。
具体的には、制御部43は、第1開閉弁20、第4開閉弁29を開き、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第5開閉弁30を閉じる。つまり、制御部43は、第2開閉弁21、第3開閉弁22を閉塞して、第2回収配管18、第3回収配管19を流体が流れないように制御し、同じく第5開閉弁30を閉塞して、シェル接続配管28を流体が流れないように制御する。そして、(S4)から(S18)へ処理を進める。
(S3でYes)と判断されると、冷凍機油が液冷媒の上に浮いた状態であるので、冷凍機油がアキュームレータ5内でどの高さにあるか特定する必要がある。そこで、(S5)と(S7)では、一旦、制御部43は第2開閉弁21の開度を所定の開度より大きくして、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置に、冷媒が存在するか冷凍機油が存在するかを判断する。
まず、(S5)では、制御部43は、第2開閉弁21、第4開閉弁29を開き、第1開閉弁20、第3開閉弁22、第5開閉弁30を閉じて第2回収配管18に流体を流す。その後(S6)に移行する。
(S6)及び(S7)で制御部43は、冷凍機油の比熱と液冷媒の潜熱の関係を利用して、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置に、液冷媒が存在するか冷凍機油が存在するかを判断する。
具体的には、まず(S6)で第2回収配管18から主回収配管26を流れる流体を内部熱交換器6で加熱して、その前後での温度、すなわち加熱前温度検出手段41が加熱前温度Tbeを、加熱後温度検出手段42が加熱後温度Tafをそれぞれ検出して制御部43に出力する。次いで(S7)で制御部43は、加熱後温度検出手段42が計測した加熱後温度Tafと、加熱前温度検出手段41が計測した加熱前温度Tbeとの温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1以下であるか否かを判定する。
液冷媒か油かを判定するための判定温度ΔT1は以下のように定めることができる。
(液冷媒の熱交換量)=(液冷媒の潜熱変化)×(液冷媒流量)…式1
(油の熱交換量)=(油の顕熱変化)×(油流量)…式2
(油の顕熱変化)=(油の比熱)×(油温度差)…式3
(液冷媒の熱交換量)と(油の熱交換量)が同じであるとすると、油温度差は内部熱交換器6を通過する前後での油の温度の差であり、
(油温度差)={(冷媒の潜熱変化)/(油の比熱)}×{(液冷媒流量)/(油流量)}…式4
となる。ここで、飽和温度−15℃での冷媒と油の物性に関して、冷媒は−15℃で潜熱が270(kJ/kg)となる。そして、潜熱変化を潜熱の1/20とすると、油温度差は、
(油温度差)={(270[kJ/kg]/20)/(2[kJ/kg・K])}×1.5≒10[℃]…式5
となる。潜熱変化が潜熱の1/20の場合、液冷媒時の温度差は0であるので判定温度ΔT1としては0と10℃の間の5℃とすれば良い。尚、(液冷媒流量)/(油流量)=1.5は円管の圧損の式、ブラシウスの式で同一圧損として求めている。
ここで、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1以下の場合、主回収配管26を流れているのは主として冷媒であって、冷媒の潜熱変化(=冷媒の質量流量×潜熱)が主体となる温度変化であると推定される。潜熱変化であるため、内部熱交換器6で熱交換されても温度が大きく変化していないと考えられるためである。そこで、制御部43は、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1以下の場合、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置には、液冷媒が存在すると判断する。
一方、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1より大きい場合、主回収配管26を流れているのは主として冷凍機油であって、冷凍機油の顕熱変化(=冷凍機油の質量流量×比熱×温度上昇幅)が主体となる温度変化であると推定される。顕熱変化であるため、内部熱交換器6で熱交換されることで温度が大きく変化したと考えられるためである。そこで、制御部43は、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1より大きい場合、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置には、冷凍機油が存在すると判断する。
そして、制御部43は、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置に冷凍機油が存在すると判断した場合(S7でNo)、処理を(S8)へ進める。一方、制御部43は、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置に液冷媒が存在すると判断した場合(S7でYes)、処理を(S9)へ進める。
(S8)では、制御部43は、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置には、冷凍機油が存在するため、第2回収配管18からシェル接続配管28を経由して、冷凍機油を吸入口38へ戻す。また、第2回収配管18のアキュームレータ5との接続位置よりも上に液冷媒が存在することはないが、冷凍機油も存在しない場合、吸入口38にガス冷媒が多量に混入する可能性があり、圧縮機信頼性が損なわれる。そのため、制御部43は、第3回収配管19ではなく、第2回収配管18から主回収配管26とシェル接続配管28を経由して冷凍機油を圧縮機1へ戻すことで圧縮機信頼性が確保される。
具体的には、制御部43は第2開閉弁21、第5開閉弁30を開き、第1開閉弁20、第3開閉弁22、第4開閉弁29を閉じる。
また、(S8)では、給油された冷凍機油は大半がシェル内液体33へ戻るが、冷凍機油は液冷媒の上に存在するので吸入口38に吸い込まれることが困難であり、冷凍機油層が増大する。しかし、冷凍機油層がある程度増加して駆動部34下端までに至ると、駆動部34が回転しているために攪拌され、吸入口38へ吸い込まれる。そのため、過渡挙動を除くと圧縮機での冷凍機油の流入と流出のバランスがとれるため、冷凍機油は増加し続けることなく安定して存在する。また、圧縮機1内に存在する液冷媒は、駆動部34や圧縮部36の発熱により蒸発し、圧縮部36へ吸入される。そのため、過渡挙動を除くと圧縮機での液冷媒の流入と流出のバランスがとれるため、液冷媒は増加し続けることなく安定して存在する。
このように(S4)と(S8)で異なる高さに設けたそれぞれの回収配管から冷凍機油を回収することができるので、冷凍機油が液冷媒の上に浮いた場合であっても、効率よく冷凍機油を圧縮機1に戻すことができる。
しかしながら、アキュームレータ5の形状や大きさ、冷凍サイクル装置の運転負荷によっては、冷凍機油が第2回収配管18とアキュームレータ5との接続位置とは異なる位置に存在する場合も想定される。そこで、本実施の形態1では、さらに第3回収配管19を第2回収配管18とアキュームレータ5との接続位置よりも高い位置でアキュームレータ5と接続した構成としている。
(S9)乃至(S12)では、制御部43は、一旦、第2開閉弁21の開度を所定の開度より小さく、第3開閉弁22の開度を所定の開度より大きくして、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置に、液冷媒、冷凍機油、ガス冷媒のどれが存在するかを判断する。
まず、(S9)では、制御部43は、第3開閉弁22、第4開閉弁29を開き、第1開閉弁20、第2開閉弁21、第5開閉弁30を閉じる。
次に(S10)で第3回収配管19から主回収配管26を流れる流体を内部熱交換器6で加熱して、その前後での温度、すなわち加熱前温度検出手段41が加熱前温度Tbeを、加熱後温度検出手段42が加熱後温度Tafをそれぞれ検出して制御部43に出力する。ただし、主回収配管26には第2回収配管18を流れてきた流体が残っている可能性があるので、(S9)で第3開閉弁22を開けてから第3回収配管19から内部熱交換器6まで流体が流れる所定時間後に(S10)で温度を計測するものとする。(S10)に次いで処理を(S11)に移行する。
(S11)では、制御部43は、冷凍機油の比熱と液冷媒の潜熱の関係を利用して、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置に、液冷媒が存在するか冷凍機油が存在するかを判断する。
具体的には、制御部43は、加熱後温度検出手段42が計測した加熱後温度Tafと、加熱前温度検出手段41が計測した加熱前温度Tbeとの温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1以下であるか否かを判定する。
ここで、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1以下の場合、冷媒の潜熱変化(=冷媒の質量流量×潜熱)が主体となる温度変化であると推定される。潜熱変化であるため、内部熱交換器6で熱交換されても温度が大きく変化していないと考えられるためである。そこで、制御部43は、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1以下の場合、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置には、液冷媒が存在すると判断する。
一方、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1より大きい場合、冷凍機油あるいはガス冷媒の顕熱変化(=冷凍機油の質量流量×比熱×温度上昇幅)が主体となる温度変化であると推定される。顕熱変化であるため、内部熱交換器6で熱交換されることで温度が大きく変化したと考えられるためである。そこで、制御部43は、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT1より大きい場合、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置には、冷凍機油あるいはガス冷媒が存在すると判断する。
そして、制御部43は、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置に冷凍機油あるいはガス冷媒が存在すると判断した場合(S11でNo)、処理を(S12)へ進める。一方、制御部43は、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置に液冷媒が存在すると判断した場合(S11でYes)、処理を(S13)へ進める。
次に(S12)では、制御部43は、冷凍機油の比熱とガス冷媒の比熱の関係を利用して、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置に、冷凍機油が存在するかガス冷媒が存在するかを判断する。
具体的には、制御部43は、加熱後温度検出手段42が計測した温度Tafと、加熱前温度検出手段41が計測した温度Tbeとの温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT2以下であるか否かを判定する。ただし、ΔT2>ΔT1とする。
ここで、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT2以下の場合、冷凍機油の顕熱変化(=冷凍機油の質量流量×比熱×温度上昇幅)が主体となる温度変化であると推定される。冷凍機油の比熱はガス冷媒の比熱と比較して大きいため、内部熱交換器6で熱交換されても温度が大きく変化していないと考えられるためである。そこで、制御部43は、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT2以下の場合、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置には、冷凍機油が存在すると判断する。一方、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT2より大きい場合、ガス冷媒の顕熱変化(=ガス冷媒の質量流量×比熱×温度上昇幅)が主体となる温度変化であると推定される。ガス冷媒の比熱は冷凍機油の比熱と比較して小さいため、内部熱交換器6で熱交換されることで温度が大きく変化したと考えられるためである。そこで、制御部43は、温度差(Taf−Tbe)が、予め設定された判定温度ΔT2より大きい場合、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置には、ガス冷媒が存在すると判断する。
そして、制御部43は、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置にガス冷媒が存在すると判断した場合(S12でNo)、処理を(S15)へ進める。一方、制御部43は、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置に冷凍機油が存在すると判断した場合(S12でYes)、処理を(S14)へ進める。
油かガス冷媒かを判断するための判定温度ΔT2については、以下のように定める。
(油の熱交換量)=(油の比熱)×(油温度差)×(油流量)…式6
(ガス冷媒の熱交換量)=(ガス冷媒の比熱)×(ガス冷媒の温度差)×(ガス冷媒の流量)…式7
となる。熱交換量が同じであると、ガス冷媒と油の温度差の比は、
(冷媒ガスの温度差)/(油の温度差)={(油の比熱)/(ガス冷媒の比熱)}×{(油流量)/(ガス冷媒流量)}…式7
となる。ここで、飽和温度−15℃での冷媒と油の物性により、
(冷媒ガスの温度差)/(油の温度差)={(2[kJ/kg・K]/1.4[kJ/kg・K])}×3≒4…式8
となり、判定温度ΔT2としては温度差の比の中間をとり、10℃×2=20℃とすればよい。尚、(油流量)/(ガス冷媒流量)=3は円管の圧損の式、ブラシウスの式で同一圧損として求めている。
(S13)では、制御部43は、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置には、液冷媒が存在すると判定した。この場合には、圧縮機1へ液戻りが発生してしまう。第1開閉弁20、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第4開閉弁29、第5開閉弁30を閉めて、第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19のいずれからもアキュームレータ5内の液体を圧縮機1に戻さないように制御し、(S16)へ進める。しかしこの場合、流出配管10からガス冷媒とともに流出した冷凍機油だけが圧縮機1へ戻り、他からは冷凍機油が圧縮機1へ戻らなくなり、圧縮機1で潤滑油が不足してしまう虞がある。しかしこれは第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置が低いという誤設定であるか、あるいは想定外の運転条件・設置条件である可能性がある。
(S16)では、制御部43が図示しない保護制御装置に、異常であることを送信する。一定時間あるいは一定回数にわたり異常送信が続けば、図3のフローチャートを抜けて、保護制御に移行する。そうでない場合は、(S18)へ進む。
(S14)では、制御部43は、第3回収配管のアキュームレータ5との接続位置には、冷凍機油が存在するため、第3回収配管19からシェル接続配管28を経由して、冷凍機油を吸入口38へ戻すことで圧縮機信頼性が確保される。
具体的には、制御部43は、第3開閉弁22、第5開閉弁30を開き、第1開閉弁20、第2開閉弁21、第4開閉弁29を閉じる。
このように(S14)で第3回収配管19から冷凍機油を回収することによって、冷凍機油が第2回収配管18とアキュームレータ5の接続位置よりも高い位置に存在する場合であっても、圧縮機1に返油することができる。
(S15)では、制御部43は、第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置には、ガス冷媒が存在すると判定した。第1開閉弁20、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第4開閉弁29、第5開閉弁30を閉めて、第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19のいずれからもアキュームレータ5内の液体を圧縮機1に戻さないように制御し、(S17)へ進める。しかしこの場合、流出配管10からガス冷媒とともに流出した冷凍機油だけが圧縮機1へ戻り、他からは冷凍機油が圧縮機1へ戻らなくなり、圧縮機1で潤滑油が不足してしまう虞がある。しかしこれは第3回収配管19のアキュームレータ5との接続位置が高いという誤設定であるか、あるいは想定外の運転条件・設置条件である可能性がある。
(S17)では、制御部43が図示しない保護制御装置に、異常であることを送信する。一定時間あるいは一定回数にわたり異常送信が続けば、図3のフローチャートを抜けて、保護制御に移行する。そうでない場合は、(S16)へ進む。
(S18)では、図4に図示するように制御部43は流量調整弁13の開度を調整する。冷凍サイクル装置の負荷を、圧縮機1に印加する交流電圧の周波数Hzや飽和ガス温度Tsg、外気温度、室内温度、などの情報より推定する。冷凍サイクル装置の負荷がある一定値以上(図4では周波数kHz)であると、流量調整弁13の開度は全開とし、その一定値以下では負荷に比例して流量調整弁13の開度を調整する。尚、圧縮機1は印加される交流電圧の電圧値、周波数が上がるにつれてその回転数を増し、それに伴い圧縮機1の負荷も増大するものとする。
圧縮機の負荷が一定値以下の低負荷の場合に、流出配管10から圧縮機までの圧力損失を維持できるため、第1開閉弁20、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第4開閉弁29、第5開閉弁30の開度調整で、回収配管に一定の流量が確保でき、(S2)、(S3)、(S7)、(S11)、(S12)での温度検知精度が高く、任意の負荷に応じ制御信頼性が確保される。ΔT1とΔT2のデーブルのデータ数も低減可能である。
尚、図3に図示するフローチャートでは(S2)、(S3)で第1回収配管のアキュームレータ5との接続位置に、冷凍機油があるか液冷媒があるか否かを飽和ガス温度検出手段39と流体温度検出手段40を用いて判断していたが、図5を用いて説明するように加熱前温度検出手段41と加熱後温度検出手段42を使用して判断することができる。
図5に図示するフローチャートでは(S1)乃至(S3)に代えて、まず運転開始後に(S19)で制御部43は、第1開閉弁20、第4開閉弁29を開き、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第5開閉弁30を閉じる。次に(S20)で第1回収配管17から主回収配管26を流れる流体を内部熱交換器6で加熱して、その前後での温度、すなわち加熱前温度検出手段41が加熱前温度Tbeを、加熱後温度検出手段42が加熱後温度Tafをそれぞれ検出して制御部43に出力する。そして、(S21)で第1回収配管17のアキュームレータ5との接続位置に、冷凍機油があるか液冷媒があるか否かを判断する。(S21)では、制御部43は、(S20)で検出した温度差(Taf−Tbe)が予め設定された判定温度ΔT1以下の場合、第1回収配管17のアキュームレータ5との接続位置には液冷媒が存在すると判断して(S4)に移行する。温度差(Taf−Tbe)が予め設定された判定温度ΔT1より大きい場合、第1回収配管17のアキュームレータ5との接続位置には液冷媒が存在すると判断して(S5)に移行する。(S4)と(S5)以降の制御については図3に示したフローチャートと同様であり説明は省略する。
このように図5に図示する制御方法では上述した(S7)や(S11)と同様に加熱前温度検出手段41と加熱後温度検出手段42の検出値に差分にのみ基づいて判断するので、飽和ガス温度検出手段39と流体温度検出手段40が不要となる。
以上のように、冷凍サイクル装置100は、アキュームレータ5内における液冷媒と冷凍機油との上下位置が逆転した場合であっても、アキュームレータ5内における冷凍機油が存在する高さ位置を検出できる。そのため、冷凍サイクル装置100は、アキュームレータ5内の冷凍機油を確実に圧縮機1へ返油できるとともに、圧縮機1への液戻りを抑制することができる。
また、第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19から圧縮機1へ液戻りする場合であっても、液冷媒が内部熱交換器6を通り加熱されることにより、圧縮機1への液戻りを抑制することができる。さらに、内部熱交換器6により液冷媒が加熱されて圧縮機1へ吸入されるため、冷凍サイクル装置100の性能も高くなる。
また、第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19のいずれかから圧縮機1へ返油する場合に、第1開閉弁20、第2開閉弁21、第3開閉弁22の開度を制御することで、返油量を制御することもできる。
また、アキュームレータ内の冷媒と冷凍機油の上下位置関係を検知することで、圧縮機1内の冷媒と冷凍機油の上下位置関係を把握することができ、圧縮機内部の給油経路を冷凍サイクル装置100側で制御でき信頼性が確保される。
仮に、圧縮機内単体で、冷凍機油と液冷媒の密度変化による給油不良を解決するために内部攪拌機構を設けると、冷媒が二相状態でないと攪拌ロスが生じ、また冷凍機油も攪拌するため、圧縮機信頼性が損なわれる。冷媒が二相状態の場合のみ内部攪拌機構を制御仕様とすると、圧縮機自体がコスト高になってしまうため、アキュームレータの制御と共通化することでコスト面が改善される。
尚、本実施の形態1では第3回収配管19は第2回収配管18とアキュームレータ5との接続位置よりも高い位置でアキュームレータ5と接続する構成としているが、第1回収配管17と第2回収配管18の間でアキュームレータ5と接続する構成としてもよい。
また、本実施の形態1ではアキュームレータ5から圧縮機1に油を戻す形態について説明したが、油の回収元としてアキュームレータ5のみに限定するものではなく、冷媒が循環する回路の中で、冷媒と油が分離する場所であればよい。
また、第1回収配管17、第2回収配管18、第3回収配管19のアキュームレータ5と接続位置を、アキュームレータ5の側面とした。しかし、アキュームレータ5との接続位置は、これに限るものではなく、アキュームレータ5の上部あるいは下部からの配管を挿入した方式としてもよい。また、上記説明では、回収配管を3本設けたが、回収配管は4本以上であってもよい。回収配管は3本以上が望ましいが、2本であってもよい。
また、各回収配管がアキュームレータ5と接続された位置の高さの差は、冷媒と冷凍機油の境界位置の検知精度を考慮すると21mm以上が望ましい。しかし、過剰に大きいと過度の液戻りが生じ易くなるため、100mm以下が望ましい。
また、本実施の形態1では内部熱交換器6は、冷媒回路における放熱器2と膨張弁3との間に接続されているとした。しかし、内部熱交換器6は、冷媒回路における圧縮機1と放熱器2との間に接続されていてもよい。
また、本実施の形態1では、主回収配管26を流れる流体を加熱する加熱器の一例として内部熱交換器6を用いた。しかし、加熱器は、電気ヒータや圧縮機を駆動するためのインバータの排熱などの別熱源であってもよいし、加熱器に限らず冷却器でもよい。つまり、主回収配管26を流れる流体と熱移動を生じる手段、或いは主回収配管26を流れる流体の温度を変化させる手段であればよい。本発明は冷凍機油の比熱比や冷媒の顕熱、潜熱に基づいて、その流体の温度変化から冷媒か冷凍機油かを判別することが可能となる。
また、圧縮機1は、低圧シェル方式であるが、シェル内空間の一部が高圧であっても構わない。
また、図3の(S3)で用いた−15℃はあくまでも目安である。アキュームレータ内は流動しており液冷媒と冷凍機油は静止状態ではなく、絶えず乱れている。乱れの程度はアキュームレータの内部構造にも依存する。液冷媒と冷凍機油の密度差が小さいと分離するのに時間を要するため、可視化実験を行うと−15℃でも分離しない可能性がある。微小だが冷凍機油に冷媒が溶解することが分離を遅らす要因でもある。−15℃ではなく、それ以下の温度に設定しても差し支えない。
また、(S7)、(S11)(S12)で用いた判定温度ΔT1や判定温度ΔT2は、外気温度、室内温度、負荷(あるいは圧縮機1の運転周波数)などの運転条件によって変化する。そのため、予め運転条件に対する判定温度ΔT1、判定温度ΔT2をテーブル等として制御部43に記憶しておくとしてもよい。
(S4)、(S5)、(S8)、(S9)、(S14)、(S19)では制御部43が第1開閉弁20、第2開閉弁21、第3開閉弁22、第4開閉弁、第5開閉弁30の開閉を制御したが、これら開閉弁に代えて開度の制御可能な流量調整手段とし、制御部43が開閉弁を閉じる場合は流量調整手段を制御して通過する流体量を所定量より少なくし、制御部43が開閉弁を開く場合は流量調整手段を制御して通過する流体量を所定量より多くするものとしてもよい。つまり、本実施の形態1でいう開閉弁を閉じるとは完全に弁を閉じて流体の流れを止めるものではなく、閉じている開閉弁を流れる流体量に対して開いている開閉弁を流れる流体量が十分に大きければよい。
また、本実施の形態1では冷媒として二酸化炭素を用い、冷凍機油としてPAG油を用いるとした。しかし、冷媒や冷凍機油はこれに限らず、相溶性が低く、運転条件によって液冷媒の密度と冷凍機油の密度とが逆転するものであればよい。例えば、冷媒として二酸化炭素を用いた場合に、冷凍機油として鉱油やアルキルベンゼン油を用いてもよい。また、冷媒として、HFC系冷媒、HC系冷媒等を用いてもよい。
本発明の冷凍サイクル装置は、冷媒が循環するヒートポンプサイクルを原理とする空気調和装置や給湯器に利用することができる。
1 圧縮機、 2 放熱器、 3 膨張弁、 4 蒸発器、 5 アキュームレータ、 6 内部熱交換器、 7 吐出配管、 8 配管、 9 流入配管、 10 流出配管、 11 第1分岐点、 12 吸入配管、 13 流量調整弁、 14 冷凍機油、 15 液冷媒、 16 配管部、 17 第1回収配管、 18 第2回収配管、 19 第3回収配管、 20 第1開閉弁、 21 第2開閉弁、 22 第3開閉弁、 23 第1合流点、 24 第2合流点、 25 第3合流点、 26 主回収配管、 27 第2分岐点、 28 シェル接続配管、 29 第4開閉弁、 30 第5開閉弁、 31 シェル、 32 シェル内空間、 33 シェル内液体、 34 駆動部、 35 動力伝達部、 36 圧縮部、 37 給油ポンプ、 38 吸入口、 39 飽和ガス温度検出手段、 40 流体温度検出手段、 41 加熱前温度検出手段、 42 加熱後温度検出手段、 43 制御部、 100 冷凍サイクル装置

Claims (10)

  1. 内部が低圧の冷媒で満たされた圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、冷媒と油が溜まる容器が接続されて冷凍サイクルを形成し、
    前記容器と前記圧縮機を接続し、前記容器から前記圧縮機に流体が流れる配管部と、
    前記流体の温度Tbeを検出する手段と、
    前記流体との間で熱移動を生じる手段と、
    熱移動が生じた前記流体の温度Tafを検出する手段と、
    前記熱移動を生じる手段を通過した前記流体が冷媒か油か否かを前記温度Tbeと前記温度Tafに基づいて判別する制御部と、を備え、
    前記配管部は、
    前記容器の下部に接続された第1配管と、
    前記第1配管に設けられた第1開閉弁と、
    前記配管部は前記第1配管よりも高い位置で前記容器に接続された第2配管と、
    前記第2配管に設けられた第2開閉弁と、
    前記第1配管と前記第2配管とが接続された主回収配管と、
    一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の上部に接続した吸入配管と、
    一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の下部に接続した接続配管と、
    を有し、
    前記熱移動を生じる手段及び前記温度Tafを検出する手段は前記主回収配管に設けられ、
    前記制御部は前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁のいずれかを開く
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記配管部は前記制御部が前記第1配管を流れる流体を油と判断すると前記吸入配管に前記油を流し、前記制御部が前記第2配管を流れる流体を油と判断すると前記接続配管に前記油を流す開閉手段を有することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記制御部は前記温度Tbeと前記温度Tafの差が予め定められた第1所定値より大きい場合に前記流体を油と判断することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記第1所定値は前記冷媒の潜熱変化と前記油の顕熱変化から求められた値であることを特徴とする請求項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記配管部は
    前記第2配管よりも高い位置で前記容器に接続され、前記主回収配管と接続された第3配管と、
    前記第3配管に設けられた第3開閉弁と、をさらに有し
    前記制御部は前記第3配管を流れてきた流体の前記温度Tbeと前記温度afの差が前記第1所定値より大きい第2所定値未満の場合は前記第3開閉弁を開くことを特徴とする請求項3又は4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記制御部は前記第3配管を流れてきた流体の前記温度Tbeと前記温度afの差が前記第2所定値より大きい場合は前記第1開閉弁、前記第2開閉弁及び前記第3開閉弁を閉じることを特徴とする請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記第2所定値は前記冷媒の顕熱変化と前記油の顕熱変化から求められた値であることを特徴とする請求項6に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記熱移動を生じる手段は前記圧縮機と前記減圧装置の間に設けられた内部熱交換器であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
  9. 冷媒が二酸化炭素であり、油がPAG油、鉱油、アルキルベンゼン油のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
  10. 内部が低圧の冷媒で満たされた圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、冷媒と油が溜まる容器が接続されて冷凍サイクルを形成し、
    前記容器の下部に溜まった流体の温度Tbotを検出する手段と、
    前記容器内の冷媒の飽和ガス温度Tsgを検出する手段と、
    前記容器内下部の前記流体が二相状態の冷媒、加熱状態の冷媒若しくは油か否かを前記温度Tbotと前記飽和ガス温度Tsgに基づいて判別する制御部と、を備え、
    前記配管部は、
    前記容器の下部に接続された第1配管と、
    前記第1配管に設けられた第1開閉弁と、
    前記配管部は前記第1配管よりも高い位置で前記容器に接続された第2配管と、
    前記第2配管に設けられた第2開閉弁と、
    前記第1配管と前記第2配管とが接続された主回収配管と、
    一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の上部に接続した吸入配管と、
    一端が前記主回収配管と接続され、他端が前記圧縮機の下部に接続した接続配管と、
    を有し
    記制御部は、前記容器内下部の前記流体が過熱状態の冷媒若しくは油であると判別した場合は前記第1開閉弁を開いて前記第2開閉弁をじて前記吸入配管から油を前記圧縮機に戻し、前記流体が2相状態であると判別した場合は前記第1開閉弁を閉じて前記第2開閉弁を開く
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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