JP5439260B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ回路の上下アームの短絡を保護する回路を備えたインバータ装置に関する。
半導体スイッチング素子を用いたインバータ装置においては、オン信号とオフ信号とを交互に繰り返すパルス列信号であるPWM信号がPWM回路から上下アーム用の各ゲート駆動回路に出力され、それらの上下アーム用ゲート駆動回路によって上下アーム両スイッチング素子がオンオフされる。
通常、PWM回路は、PWM回路からゲート駆動回路の遅延時間ばらつきによって同時オンが発生するのを防止するため、上下アーム両スイッチング素子のオンのタイミングをずらすようなデッドタイムを設けているが、ノイズ等の悪影響によって同時オン信号が出力されてしまうことがある。同時オン信号が発生すると、電源とグランドが短絡することになり、そのときの大電流によってスイッチング素子が破損するという問題が生じる。
そのため、そのような同時オン信号が発生した場合に備えて、PWM回路とゲート駆動回路との間の信号経路上に同時オン保護回路を設ける構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−75622号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、PWM回路とゲート駆動回路との間に同時オン保護回路が設けられているため、PWM回路から出力されたPWM信号は同時オン保護回路を経由して上下アーム用の各ゲート駆動回路に入力される。そのため、ゲート駆動回路から出力される信号のオンオフタイミングは、同時オン信号の発生の有無にかかわらず、絶えず同時オン保護回路の影響を受けることになる。その結果、PWM回路で生成したデッドタイムはPWM信号が同時オン保護回路を経由する際に、同時オン保護回路内における素子の入出力の遅延時間の影響によって、上下アーム間に遅延時間ばらつき差が生じ、スイッチング素子入力時における上下アーム間のデッドタイムが変化するという問題がある。
そのため、PWM回路の出力信号において、あらかじめデッドタイムを広げておく必要があるが、デッドタイムが増加すると、インバータの出力電流波形が歪んでモータの回転むらが大きくなるという問題が生じたり、PWM回路のオン期間の最大値が制限されて最大出力電流振幅を大きく出来ないという問題が生じたりする。
請求項1の発明によるインバータ装置は、上アーム用の第1のスイッチング素子および下アーム用の第2のスイッチング素子を有するインバータ回路と、第1のスイッチング素子のオンオフ指令としての第1の信号、および第2のスイッチング素子のオンオフ指令としての第2の信号をそれぞれ出力する制御回路と、第1の信号のオンオフ指令に基づいて第1のスイッチング素子をオンオフ駆動する第1の駆動回路と、第2の信号のオンオフ指令に基づいて第2のスイッチング素子をオンオフ駆動する第2の駆動回路と、入力側の第1発光素子と出力側の第1受光素子とを有し、制御回路から入力された第1の信号を第1の駆動回路に伝達する第1のフォトカプラと、入力側の第2発光素子と出力側の第2受光素子とを有し、制御回路から入力された第2の信号を第2の駆動回路に伝達する第2のフォトカプラと、制御回路の第1および第2の信号の少なくとも一方がオフ指令である場合には、第1および第2の信号を対応する第1および第2のフォトカプラから第1および第2の駆動回路へそれぞれ伝達させ、第1および第2の信号がいずれもオン指令である場合には、制御回路の第1および第2の信号に代えてオフ指令を第1および第2のフォトカプラから第1および第2の駆動回路へ入力させる信号切換部と、を備え、信号切換部は、第3のスイッチング素子、第4のスイッチング素子および論理回路を有し、
第3のスイッチング素子は、該第3のスイッチング素子が非導通状態時には、第1の信号に基づいて第1発光素子を動作させて第1の信号のオンオフ指令を第1のフォトカプラから第1の駆動回路へ伝達させ、第3のスイッチング素子が非導通状態時には、第1発光素子を非動作状態にしてオフ指令を第1のフォトカプラから第1の駆動回路へ出力させ、第4のスイッチング素子は、該第4のスイッチング素子が非導通状態時には、第2の信号に基づいて第2発光素子を動作させて第2の信号のオンオフ指令を第2のフォトカプラから第2の駆動回路へ伝達させ、第4のスイッチング素子が導通状態時には、第2発光素子を非動作状態にしてオフ指令を第2のフォトカプラから第2の駆動回路へ出力させ、
記論理回路は、制御回路からの第1および第2の信号が入力され、入力された第1および第2の信号がいずれもオン指令である場合には第3および第4のスイッチング素子を導通状態とさせるスイッチング指令を出力し、入力された第1および第2の信号の少なくとも一方がオフ指令である場合には第3および第4のスイッチング素子を非導通状態とさせるスイッチング指令を出力する、ことを特徴とする。
本発明によれば、上下アームスイッチング素子の短絡を防止できるとともに、制御回路から出力されたオンオフ指令の信号のデッドタイムへの影響がない。
ハイブリッド自動車の制御ブロックを示す図である。 インバータ装置140の構成を示す図である。 インバータ装置140における同時オン保護回路を示す図である。 ゲート駆動回路610U,611Uおよび同時オン保護回路616Uの回路構成を示す図である。 同時オン保護回路の真理値表を示す図である。 比較例における同時オン保護回路の構成を示すブロック図である。 同時オン保護回路616Uの動作を説明するタイミングチャートである。 同時オン保護回路616Uにおける抵抗1001の配置を示す図である。 駆動回路基板1101上における同時オン保護回路616Uの配線のレイアウト図である。 同時オン保護回路616Uの変形例を示す回路図である。 変形例を示す図であり、駆動回路基板1101上における同時オン保護回路616Uの配線のレイアウト図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。本発明の実施形態に係るインバータ装置は、ハイブリッド用の自動車や純粋な電気自動車に適用可能である。以下では、代表例として、本発明の実施形態に係るインバータ装置をハイブリッド自動車に適用した場合について説明する。本発明の実施形態に係るインバータ装置では、自動車に搭載される車載電機システムの車載用電力変換装置、特に、車両駆動用電機システムに用いられ、搭載環境や動作的環境などが大変厳しい車両駆動用インバータ装置を例に挙げて説明する。
車両駆動用インバータ装置は、車両駆動用電動機の駆動を制御する制御装置として車両駆動用電機システムに備えられ、車載電源を構成する車載バッテリ或いは車載発電装置から供給された直流電力を所定の交流電力に変換し、得られた交流電力を車両駆動用電動機に供給して車両駆動用電動機の駆動を制御する。また、車両駆動用電動機は発電機としての機能も有しているので、車両駆動用インバータ装置は運転モードに応じ、車両駆動用電動機の発生する交流電力を直流電力に変換する機能も有している。変換された直流電力は車載バッテリに供給される。なお、本実施形態の構成は、自動車やトラックなどの車両駆動用電力変換装置として最適である。
図1は、本発明の実施形態に係るインバータ装置をハイブリッド自動車に適用した場合における、電力変換装置200の制御ブロックを示す図である。図1において、ハイブリッド電気自動車(以下、「HEV」と記述する)110は、2つの車両駆動用システムを備えている。第1の車両駆動用システムは、内燃機関であるエンジン120を動力源としたエンジンシステムであり、主としてHEVの駆動源として用いられる。第2の車両駆動用システムは、モータジェネレータ192,194を動力源とした車載電機システムであり、主としてHEVの駆動源及びHEVの電力発生源として用いられる。
モータジェネレータ192,194は例えば同期機あるいは誘導機であり、運転方法によりモータとしても発電機としても動作するので、ここではモータジェネレータと記すこととする。車体のフロント部には前輪車軸114が回転可能に軸支されている。前輪車軸114の両端には1対の前輪112が設けられている。車体のリア部には後輪車軸(図示省略)が回転可能に軸支されている。後輪車軸の両端には1対の後輪が設けられている。本実施形態のHEVでは、動力によって駆動される主輪を前輪112とし、連れ回される従輪を後輪とする、いわゆる前輪駆動方式を採用しているが、この逆、すなわち後輪駆動方式を採用しても構わない。
前輪車軸114の中央部には前輪側デファレンシャルギア(以下、「前輪側DEF」と記述する)116が設けられている。前輪車軸114は前輪側DEF116の出力側に機械的に接続されている。前輪側DEF116の入力側には変速機118の出力軸が機械的に接続されている。前輪側DEF116は、変速機118によって変速されて伝達された回転駆動力を左右の前輪車軸114に分配する差動式動力分配機構である。
変速機118の入力側にはモータジェネレータ192の出力側が機械的に接続されている。モータジェネレータ192の入力側には動力分配機構122を介してエンジン120の出力側及びモータジェネレータ194の出力側が機械的に接続されている。尚、モータジェネレータ192,194及び動力分配機構122は、変速機118の筐体の内部に収納されている。
モータジェネレータ192,194は、回転子に永久磁石を備えた同期機であり、固定子の電機子巻線に供給される交流電力が電力変換装置200のインバータ装置140,142によって制御されることにより、モータジェネレータ192,194の駆動が制御される。インバータ装置140,142にはバッテリ136が電気的に接続されており、バッテリ136とインバータ装置140,142との相互において電力の授受が可能である。本実施形態では、モータジェネレータ192及びインバータ装置140からなる第1電動発電ユニットと、モータジェネレータ194及びインバータ装置142からなる第2電動発電ユニットとの2つを備え、運転状態に応じてそれらを使い分けている。
すなわち、エンジン120からの動力によって車両を駆動している場合において、車両の駆動トルクをアシストする場合には、第2電動発電ユニットを発電ユニットとしてエンジン120の動力によって作動させて発電させ、その発電によって得られた電力によって第1電動発電ユニットを電動ユニットとして作動させる。また、同様の場合において、車両の車速をアシストする場合には、第1電動発電ユニットを発電ユニットとしてエンジン120の動力によって作動させて発電させ、その発電によって得られた電力によって第2電動発電ユニットを電動ユニットとして作動させる。
また、本実施形態では、バッテリ136の電力によって第1電動発電ユニットを電動ユニットとして作動させることにより、モータジェネレータ192の動力のみによって車両の駆動ができる。さらに、本実施形態では、第1電動発電ユニット又は第2電動発電ユニットを発電ユニットとしてエンジン120の動力或いは車輪からの動力によって作動させて発電させることにより、バッテリ136の充電ができる。
バッテリ136はさらに補機用のモータ195を駆動するための電源としても使用される。補機としては例えばエアコンディショナーのコンプレッサを駆動するモータ、あるいは制御用の油圧ポンプを駆動するモータであり、バッテリ136からインバータ装置43に直流電力が供給され、インバータ装置43で交流の電力に変換されてモータ195に供給される。
インバータ装置43はインバータ装置140や142と同様の機能を持ち、モータ195に供給する交流の位相や周波数、電力を制御する。例えばモータ195の回転子の回転に対し進み位相の交流電力を供給することにより、モータ195はトルクを発生する。一方、遅れ位相の交流電力を発生することで、モータ195は発電機として作用し、モータ195は回生制動状態の運転となる。
このようなインバータ装置43の制御機能は、インバータ装置140,142の制御機能と同様である。モータ195の容量がモータジェネレータ192,194の容量より小さいので、インバータ装置43の最大変換電力がインバータ装置140や142より小さいが、インバータ装置43の回路構成は基本的にインバータ装置140,142の回路構成と同じである。
インバータ装置140,142およびインバータ装置43さらにコンデンサモジュール500は電気的に密接な関係にある。さらに発熱に対する対策が必要な点が共通している。また装置の体積をできるだけ小さく作ることが望まれている。これらの点から以下で詳述する電力変換装置は、インバータ装置140,142およびインバータ装置43さらにコンデンサモジュール500を電力変換装置の筐体内に内蔵している。
このような構成により、小型で信頼性の高い装置が実現できる。また、インバータ装置140,142、インバータ装置43およびコンデンサモジュール500を一つの筐体に内蔵することで、配線の簡素化やノイズ対策で効果がある。さらに、コンデンサモジュール500とインバータ装置140,142およびインバータ装置43との接続回路のインダクタンスを低減でき、スパイク電圧を低減できると共に、発熱の低減や放熱効率の向上を図ることができる。
次に、図2を用いてインバータ装置140,142およびインバータ装置43の電気回路構成を説明する。尚、図1,2に示す実施形態では、インバータ装置140,142およびインバータ装置43をそれぞれ個別に構成する場合を例に挙げて説明する。各インバータ装置140,142およびインバータ装置43は同様の構成で同様の作用を為し、同様の機能を有しているので、以下では、代表例としてインバータ装置140について説明する。
本実施形態に係る電力変換装置200は、インバータ装置140とコンデンサモジュール500とを備え、インバータ装置140はインバータ回路144と制御部170とを有している。制御部170はインバータ回路144を駆動制御するドライバ回路174と、ドライバ回路174へ信号線176を介して制御信号を供給する制御回路172と、を有している。
インバータ回路144は3相ブリッジ回路により構成されており、3相分の上下アーム直列回路150を有している。各上下アーム直列回路150は、それぞれ直流正極端子314と直流負極端子316の間に電気的に並列に接続されている。直流正極端子314はバッテリ136の正極側と電気的に接続され、直流負極端子316は、バッテリ136の負極側に電気的に接続されている。
上下アーム直列回路150は、上アームとして動作するIGBT328(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)及びダイオード156と、下アームとして動作するIGBT330及びダイオード166とを備えている。それぞれの上下アーム直列回路150の中点部分(中間電極169)は、交流端子159を通してモータジェネレータ192への交流電力線(交流バスバー)186と接続されている。
上アームと下アームのIGBT328,330は、スイッチング用パワー半導体素子であり、制御部170から出力された駆動信号を受けて動作し、バッテリ136から供給された直流電力を三相交流電力に変換する。この変換された電力はモータジェネレータ192の電機子巻線に供給される。
IGBT328,330は、コレクタ電極153,163、エミッタ電極(信号用エミッタ電極端子155,165)、ゲート電極(ゲート電極端子154,164)を備えている。IGBT328,330のコレクタ電極153,163とエミッタ電極との間にはダイオード156,166が図示するように電気的に接続されている。ダイオード156,166は、カソード電極及びアノード電極の2つの電極を備えており、IGBT328,330のエミッタ電極からコレクタ電極に向かう方向が順方向となるように、カソード電極がIGBT328,330のコレクタ電極に、アノード電極がIGBT328,330のエミッタ電極にそれぞれ電気的に接続されている。
スイッチング用パワー半導体素子としてはMOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)を用いてもよい、この場合はダイオード156やダイオード166は不要となる。上述したように、上下アーム直列回路150は、モータジェネレータ192の電機子巻線の各相巻線に対応して3相分設けられている。3つの上下アーム直列回路150は、各アームの中点部分(すなわち、それぞれIGBT328のエミッタ電極とIGBT330のコレクタ電極163との接続部分)にあたる中間電極169は、交流端子159および交流コネクタ188を介して、モータジェネレータ192の電機子巻線の対応する相巻線に電気的に接続されている。
上下アーム直列回路150同士は電気的に並列接続されている。上アームのIGBT328のコレクタ電極153は、正極端子(P端子)157を介してコンデンサモジュール500の正極側コンデンサ電極に直流バスバーを介して電気的に接続されている。一方、下アームのIGBT330のエミッタ電極は、負極端子(N端子)158を介してコンデンサモジュール500の負極側コンデンサ電極に直流バスバーを介して電気的に接続されている。
コンデンサモジュール500は、IGBT328,330のスイッチング動作によって生じる直流電圧の変動を抑制する平滑回路を構成している。コンデンサモジュール500の正極側コンデンサ電極にはバッテリ136の正極側が、コンデンサモジュール500の負極側コンデンサ電極にはバッテリ136の負極側が、それぞれ直流コネクタ138を介して電気的に接続されている。これにより、コンデンサモジュール500は、上アームIGBT328のコレクタ電極153とバッテリ136の正極側との間と、下アームIGBT330のエミッタ電極とバッテリ136の負極側との間で接続され、バッテリ136と上下アーム直列回路150に対して電気的に並列接続される。
制御部170は、制御回路172とドライバ回路174とを備えている。制御回路172は、他の制御装置やセンサなどからの入力情報に基づいて、IGBT328,330のスイッチングタイミングを制御するためのタイミング信号を生成する。ドライバ回路174は、制御回路172から出力されたタイミング信号に基づいて、IGBT328,330をスイッチング動作させるためのドライブ信号を生成する。
制御回路172は、IGBT328,330のスイッチングタイミングを演算処理するためのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記述する)を備えている。マイコンには入力情報として、モータジェネレータ192に対して要求される目標トルク値、上下アーム直列回路150からモータジェネレータ192の電機子巻線に供給される電流値、及びモータジェネレータ192の回転子の磁極位置が入力される。目標トルク値は、不図示の上位の制御装置から出力された指令信号に基づくものである。電流値は、電流センサ180から出力された検出信号182に基づいて検出されたものである。磁極位置は、モータジェネレータ192に設けられた回転磁極センサ(不図示)から出力された検出信号に基づいて検出されたものである。本実施形態では3相の電流値を検出する場合を例に挙げて説明するが、2相分の電流値を検出するようにしても構わない。
制御回路172内のマイコンは、目標トルク値に基づいてモータジェネレータ192のd,q軸の電流指令値を演算する。そして、この演算されたd,q軸の電流指令値と検出されたd,q軸の電流値との差分に基づいてd,q軸の電圧指令値を演算し、さらに、算出されたd,q軸の電圧指令値を、検出された磁極位置に基づいてU相、V相、W相の電圧指令値に変換する。さらに、制御回路172内のマイコンは、U相、V相、W相の電圧指令値に基づく基本波(正弦波)と搬送波(三角波)との比較に基づいてパルス状の変調波を生成し、この生成された変調波をPWM(パルス幅変調)信号としてドライバ回路174に出力する。
一方、ドライバ回路174は、下アームを駆動する場合には、PWM信号を増幅し、これをドライブ信号として下アームのIGBT330のゲート電極に出力する。一方、上アームを駆動する場合には、PWM信号の基準電位のレベルを上アームの基準電位のレベルにシフトしてからPWM信号を増幅し、これをドライブ信号として上アームのIGBT328のゲート電極に出力する。これにより、各IGBT328,330は、入力されたドライブ信号に基づいてスイッチング動作する。
また、制御部170は、異常検知(過電流、過電圧、過温度など)を行うことで上下アーム直列回路150を保護している。このため、制御部170にはセンシング情報が入力されている。例えば、各アームの信号用エミッタ電極端子155,165からは各IGBT328,330のエミッタ電極に流れる電流の情報が、対応する駆動部(IC)に入力されている。これにより、各駆動部(IC)は過電流検知を行い、過電流が検知された場合には対応するIGBT328,330のスイッチング動作を停止させ、対応するIGBT328,330を過電流から保護する。
また、上下アーム直列回路150に設けられた温度センサ(不図示)からは、上下アーム直列回路150の温度の情報がマイコンに入力されている。さらに、マイコンには上下アーム直列回路150の直流正極側の電圧の情報が入力されている。マイコンは、それらの情報に基づいて過温度検知及び過電圧検知を行い、過温度或いは過電圧が検知された場合には全てのIGBT328,330のスイッチング動作を停止させる。そうすることで、上下アーム直列回路150(引いては、この回路150を含む半導体モジュール)を過温度或いは過電圧から保護する。
インバータ回路144に設けられた上下アームのIGBT328,330は、それらの導通および遮断動作が一定の順で切り替わる。この切り替わり時におけるモータジェネレータ192の固定子巻線の電流は、ダイオード156,166によって作られる回路を流れる。
上下アーム直列回路150は、図示するように、Positive端子(P端子、正極端子)157、Negative端子(N端子、負極端子)158、上下アームの中間電極169からの交流端子159、上アームの信号用端子(信号用エミッタ電極端子)155、上アームのゲート電極端子154、下アームの信号用端子(信号用エミッタ電極端子)165、下アームのゲート端子電極164、を備えている。
また、電力変換装置200は、入力側に直流コネクタ138を、出力側に交流コネクタ188をそれぞれ有し、各コネクタ138,188を通してバッテリ136とモータジェネレータ192にそれぞれ接続されている。なお、電力変換装置200として、各相に2つの上下アーム直列回路を並列接続する回路構成であってもよい。
図3は、本実施の形態におけるインバータシステムを説明する図であり、図2に示すインバータ装置の制御部170の構成をより詳しく示したものである。制御部170は、CPU、カウンタ回路、入出力回路などを内蔵したPWM回路319と、上述したスイッチング素子としてのIGBT328U,328V,328W,330U,330V,330Wを駆動するためのゲート駆動回路610U,610V,610W,611U,611V,611Wと、PWM回路319から出力された信号を演算して、インバータを短絡から保護する同時オン保護回路616U,616V,616Wとを備えている。
ここで、同時オン保護回路616Uはゲート駆動回路610U,611U、同時オン保護回路616Vはゲート駆動回路610V,611V、同時オン保護回路616Wはゲート駆動回路610W,611Wのように、上下アーム620,621のPWM信号ペアに対応している。同時オン保護回路616Uは、PWM回路319とゲート駆動回路610U,611Uとの間に設けられている。他の同時オン保護回路616V,616Wについても同様の配置となっている。
図3に示した回路構成では、スイッチング素子であるIGBT328U〜330Wが出力する電流を電流センサ180が検出し、設定値と検出した電流値との偏差を零にするPWM(パルス幅変調)演算をPWM回路319に行わせる。そして、PWM回路319からゲート駆動回路610U〜611Wへ、オン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号(パルス信号)が出力される。なお、ゲート駆動回路610U〜611Wは負論理のため、オン信号が論理「L」レベル、オフ信号が論理「H」レベルとなる。
(ゲート駆動回路及び同時オン保護回路構成)
図4は、ゲート駆動回路610U,611Uおよび同時オン保護回路616Uの回路構成を示す図である。なお、V相およびW相の構成についても同様である。上アーム側のゲート駆動回路610Uは、1次側電源725(L-Vcc)、2次側電源726(H-Vcc1)、入力抵抗701、フォトカプラ706、フォトカプラ出力用プルアップ抵抗727、ドライバIC710から構成されている。
上アームスイッチング信号端子713は、入力抵抗701を介してフォトカプラ706の1次側カソード入力に接続されている。端子713に入力される信号をPinとする。フォトカプラ706の1次側アノード入力は、1次側電源725(L-Vcc)に接続されている。フォトカプラ706の2次側コレクタ出力は、プルアップ抵抗727を介して2次側電源726に接続されるとともに、ドライバIC710の入力端子に接続されている。また、フォトカプラ706の2次側エミッタ出力は、ドライバIC710のグランド端子に接続されている。ドライバIC710の出力はIGBT328Uのゲート電極端子154に接続されている。
下アーム側のゲート駆動回路611Uは、1次側電源725(L-Vcc)、2次側電源728(H-Vcc2)、入力抵抗702、フォトカプラ707、フォトカプラ出力用プルアップ抵抗729、ドライバIC711からなっており、ゲート駆動回路610Uと同様の構成となっている。下アームスイッチング信号端子714は入力抵抗702を介してフォトカプラ707の1次側カソード入力に接続されている。端子714に入力される信号をNinとする。フォトカプラ707の1次側アノード入力は1次側電源725(L-Vcc)に接続されており、2次側コレクタ出力はプルアップ抵抗729を介して2次側電源728(H-Vcc2)に接続されるとともに、ドライバIC711の入力端子に接続されている。フォトカプラ707の2次側エミッタ出力は、ドライバIC711のグランド端子に接続されている。ドライバIC711の出力は、IGBT330Uのゲート電極端子164に接続されている。
同時オン保護回路616Uは、ORゲート回路703、PNPバイポーラトランジスタ704及び705から構成されている。上アームスイッチング信号端子Pin及び下アームスイッチング信号端子Ninは、ORゲート回路703の入力に接続されている。ORゲート回路703の出力はPNPバイポーラトランジスタ704及び705のベースに接続されている。PNPバイポーラトランジスタ704のコレクタ及びエミッタは、それぞれフォトカプラ706の1次側カソード及びアノード入力に接続されている。また、PNPバイポーラトランジスタ705のコレクタ及びエミッタは、それぞれフォトカプラ707の1次側カソード及びアノード入力に接続されている。
(ゲート駆動回路及び同時オン保護回路の動作)
ゲート駆動回路610Uの上アームスイッチング信号端子713には、PWM回路319からの上アームスイッチング信号Pinが入力される。一方、ゲート駆動回路611Uの下アームスイッチング信号端子714には、PWM回路319からの下アームスイッチング信号Ninが入力される。PWM回路319から出力されるこれらの信号は負論理であって、「L」レベルがアクティブ、すなわちIGBT328U,330Uのオンに対応している。
まず、上アームスイッチング信号端子713が「H」レベルである場合について考える。この場合、入力抵抗701を介して、フォトカプラ706の1次側カソード入力電圧は、1次側電源725(L-Vcc)の電圧と等しくなる。そのため、フォトカプラ706のフォトダイオードは、カソード−アノード間にバイアス電圧がかからず、フォトダイオードはオフしている。従って、フォトカプラ706の出力トランジスタもオフとなっており、フォトカプラ706の出力、つまり、ドライバIC710の入力Poutは、2次側電源726(H-Vcc1) にプルアップされ「H」レベルとなっている。そのため、ドライバIC710はIGBT328Uのゲート電極端子154に「L」レベルを出力し、IGBT328Uはオフとなる。
次に、上アームスイッチング信号端子713に「L」レベルが入力された場合を考える。この場合、入力抵抗701を介してフォトカプラ706の1次側カソード入力電圧が下がり、フォトカプラ706のフォトダイオードに順バイアス電圧がかかる。その結果、フォトカプラ706の出力トランジスタがオンし、フォトカプラ706の出力つまりドライバIC70の入力Poutは「L」レベルとなる。そして、ドライバIC70はIGBT328Uのゲート電極端子154を「H」レベルにし、IGBT328Uはオンとなる。
下アーム側のゲート駆動回路611Uもゲート駆動回路610Uと同一構成となっており、下アームスイッチング信号端子Ninに対して、PWM回路319から下アームスイッチング信号が入力される。
下アームスイッチング信号端子714が「H」レベルである場合、入力抵抗702を介してフォトカプラ707の1次側カソード入力電圧は1次側電源725(L-Vcc) の電圧と等しくなり、フォトカプラ707のフォトダイオードのカソード−アノード間にはバイアス電圧はかからず、フォトダイオードはオフしている。従ってフォトカプラ707の出力トランジスタもオフとなっており、フォトカプラ707の出力であるドライバIC711の入力Noutは、2次側電源728(H-Vcc2) にプルアップされ「H」レベルとなっている。そのため、ドライバIC711はIGBT330Uのゲート電極端子164に「L」レベルを出力し、IGBT330Uはオフとなっている。
一方、下アームスイッチング信号端子714に「L」レベルが入力された場合、入力抵抗702を介してフォトカプラ707の1次側カソード入力電圧が下がり、フォトカプラ707のフォトダイオードに順バイアス電圧がかかる。その結果、フォトカプラ707の出力トランジスタがオンし、フォトカプラ707の出力であるドライバIC711の入力Noutが「L」レベルとなる。そうすると、ドライバIC711はIGBT330Uのゲート電極端子164に「H」レベルにし、IGBT330Uはオンとなる。
次に、同時オン保護回路616の動作について説明する。同時オン保護回路616のORゲート回路703の入力側には、上アームスイッチング信号端子713および下アームスイッチング信号端子714に入力された信号Pin,Ninが入力される。そのため、上アームスイッチング信号端子713と下アームスイッチング信号端子714の双方に同時に「L」レベルが入力された場合(同時オン信号)には、ORゲート回路703は「L」レベルを出力し、それ以外の場合(いずれか一方が「H」レベルである場合)には「H」レベルを出力する。
同時に「L」レベルが入力されてORゲート回路703が「L」レベルを出力した場合、PNPバイポーラトランジスタ704及び705はオンとなる。その結果、上アームスイッチング信号端子Pin及び下アームスイッチング信号端子Ninの出力レベルに関わらず、フォトカプラ706及び707の1次側アノード−カソード間電圧は、強制的にほぼ0V(Vcesat)とされる。すなわち、フォトカプラ706及び707への同時オン信号が遮断される。
フォトカプラ706及び707の1次側アノード−カソード間電圧が強制的にほぼ0V(Vcesat)とされると、フォトカプラ706及び707の出力トランジスタはオフとなり、ドライバIC710の入力PoutおよびドライバIC711の入力Noutは、それぞれ「H」レベルとされる。その結果、ドライバIC710はIGBT328Uのゲート電極端子154に「L」を出力し、IGBTIGBT328Uがオフされる。同様に、ドライバIC711もIGBT330Uのゲート電極端子164に「L」を出力し、IGBT330Uがオフされる。
同時オン保護回路616が設けられていないと、ノイズ等が原因で同時オン信号がPWM信号としてゲート駆動回路610U,611Uに入力されると、上下アームのIGBT328Uおよび330Uが同時オンとなり電源とグランドが短絡し、IGBT328U,330Uに大電流が発生してIGBT328U,330Uを破損してしまう。しかしながら、同時オン保護回路616が設けられている場合には、このような同時オン信号が発生した場合にはIGBT328U,330Uに「L」レベルが出力されることになり、上下アームのIGBT328U,330Uがオフされ短絡が防止される。
一方、同時オン信号が入力されていない場合、つまり、上アームスイッチング信号端子713と下アームスイッチング信号端子714のいずれかに「H」レベルが入力されている場合、ORゲート回路703は「H」レベルを出力するので、PNPバイポーラトランジスタ704及び705はオフになっている。すなわち、フォトカプラ706の入力PinC及びフォトカプラ707の入力NinCに影響を与えず、ゲート駆動回路610U,611Uは、PWM回路319からの上アーム及び下アームスイッチング信号の通りに動作する。
例えば、ゲート駆動回路610Uの出力「L」→「H」の遅延時間をTpLH610U、ゲート駆動回路611Uの出力「H」→「L」の遅延時間をTpLH611Uとすると、IGBT328U,330Uのゲート端子でのデッドタイムTdeadは次式(1)のようになる。その結果、同時オン保護回路616U,616V,616Wは、上下スイッチング素子のデッドタイムに対して影響を与えることがない。
Tdead=Tdead319+TpLH610−TpHL611 …(1)
このように、同時オン保護回路616は、図5の真理値表のように動作することになる。すなわち、同時オン信号が入力された場合、同時オン保護回路616U,616V,616Wは、ゲート駆動回路610U〜611Wへの入力信号を強制的に論理「H」にして上下両スイッチング素子をオフすることにより、上下両スイッチング素子の短絡を防いでスイッチング素子を保護するようにしている。さらに、同時オン保護回路616をゲート駆動回路610U,611Uに対して並列に設けたことにより、式(1)に示したように、IGBT328U,330Uのゲート電極端子154,164でのデッドタイムTdeadに影響を与えることがない。
図6は比較例を示したものであり、従来と同様の構成の同時オン保護回路の回路構成を示したものである。この同時オン保護回路は、PWM回路319より送られてくる信号を演算するNAND回路401〜404から構成されている。なお、同時オン保護回路の上アーム入力端子405および下アーム入力端子406に入力されるPWM信号を、それぞれPin,Ninとする。同様に、上アーム出力端子407および下アーム出力端子408から出力されるPWM信号を、それぞれPout,Noutとする。図6に示す同時オン保護回路316Uの場合も、真理値表は上述した図5で表される。
前述したように、PWM回路319は、PWM回路319からゲート駆動回路610U,611Uまでにおける遅延時間ばらつきによって同時オンが発生するのを防止するため、上下アーム両スイッチング素子のオンのタイミングを遅らせたり、オフのタイミングを早めたりして、出力信号にスイッチングを行わない区間を設けている。これが上述したデッドタイムTdead319である。
図6に示す構成では、同時オン保護回路に入力されたPWM信号は、それらが同時オン信号か否かに関係なく、同時オン保護回路内のNAND回路401〜404を経由してゲート駆動回路610U,611Uに出力されることになる。そのため、ゲート駆動回路610U,611Uから出力された信号のタイミングは、同時オン信号の発生の有無にかかわらず、絶えず同時オン保護回路の影響を受け、ゲート駆動回路610U,611Uに到達する間に上下アーム間の遅延ばらつき差(オン・オフスキュー)が加えられることになる。
すなわち、IGBT328U,330Uのゲート電極端子154,164でのデッドタイムTdead2は、次式(2)のようになる。ここで、Tdead319はPWM回路319で生成したデッドタイムであって、TpLH401はNAND回路401の出力「L」→「H」時の遅延時間、TpHL402はNAND回路402の出力「H」→「L」時の遅延時間、TpLH310はゲート駆動回路610Uの出力「L」→「H」時の遅延時間、TpHL403はNAND回路403の出力「H」→「L」時の遅延時間、TpLH404はNAND回路404の出力「L」→「H」時の遅延時間、TpHL311はゲート駆動回路611Uの出力「H」→「L」時の遅延時間である。
Tdead=Tdead319+(TpLH401+TpHL402+TpLH310)−(TpHL403+TpLH404+TpHL311)
…(2)
そのため、図6に示す比較例の場合には、同時オン保護回路を設けなかった場合とデットタイムが異なることになり、PWM信号が同時オン保護回路を経由する際に、次式(3)で示される遅延時間ばらつき差Tskewが生じることになる。
Tskew=(TpLH401+TpHL402)−(TpHL403+TpLH404) …(3)
一方、本実施の形態では、上述したように上アームスイッチング信号端子713と下アームスイッチング信号端子714のいずれかに「H」レベルが入力されている場合、すなわち同時オン信号が発生されていない場合には、PWM信号は同時オン保護回路616Uの影響を受けることなく通過して、ゲート駆動回路610U,611Uに入力されるため遅延時間ばらつき差Tskewが発生しない。
(タイミングチャートとハザードについて)
図7は、図4に示した同時オン保護回路616Uの動作を説明するタイミングチャートである。図7において、Pin,Ninは上アームスイッチング信号端子713および下アームスイッチング信号端子714に入力される信号であり、HALTBはORゲート回路703の出力信号であり、PinC,NinCはフォトカプラ706,707に入力される信号であり、Pout,NoutはドライバIC710,711に入力される信号であり、P-Vg,N-Vgはゲート電極端子154,164に入力されるゲート信号をそれぞれ表す。
図7に示す例は同時オン信号が発生した場合を示している。すなわち、上アームスイッチング信号端子713の信号Pinは、タイミング901において信号レベルが「H」→「L」となり、タイミング912において「L」→「H」となるが、タイミング912よりも前のタイミング905において、下アームスイッチング信号端子714の信号Ninが「H」→「L」となっている。そして、信号Ninはタイミング920において「L」→「H」となる。そのため、タイミング905とタイミング912との間では、信号Pin,Ninはいずれも「L」レベルとなっており、同時オン保護回路616Uが無い場合には、上下アームのIBGT328U,330Uが同時にオンとなってしまう
信号Pinがタイミング901において「H」→「L」となると、タイミング902においてフォトカプラ706の入力信号PinCも「H」→「L」となる。そして、フォトカプラ706での遅延時間T1を経た後に、タイミング903においてドライバIC710の入力信号Poutが「H」→「L」となる。その後、ドライバIC710の遅延時間T2を経たタイミング904において、IGBT328Uのゲート信号P-Vgの信号レベルが「L」→「H」となり、IGBT328Uがオンする。
次に、上アームスイッチング端子713の信号Pinが「L」→「H」に戻る前のタイミング905において、下アームスイッチング信号端子714の信号Ninの信号レベルが「H」→「L」になる。ここで、フォトカプラ707の入力信号NinCはただちに「H」→「L」となり、信号PinおよびNinの信号レベルがいずれも「L」となる。そのため、ORゲート回路703の遅延時間T3を経たタイミング908において、ORゲート回路703の出力信号HALTBが「H」→「L」となり、PNPバイポーラトランジスタ704,705の遅延時間T4を経たタイミング909において、PNPバイポーラトランジスタ704,705がオンになる。PNPバイポーラトランジスタ704,705がオンになると、フォトカプラ706,707の入力信号PinCおよびNinCが「L」→「H」となる。その結果、同時オン信号が遮断されることになる。
しかし、ORゲート回路703およびPNPバイポーラトランジスタ704,705のそれぞれに遅延時間T3およびT4があるため、フォトカプラ707の入力信号NinCがタイミング905で「H」→「L」となってから、タイミング909で信号PinC,NinCが「L」→「H」となるまでに、時間遅れ(T3+T4)が発生することになる。この時間遅れは10〜20ns程度であるが、同時オン保護回路616Uが動作してもこの時間遅れ分だけ、信号PinC,NinCの両方が「L」レベルとなる期間(タイミング905からタイミング909まで)が発生する。すなわち、同時オン信号が残ってしまうことになる。
この同時オン信号はドライバIC710の入力信号PoutおよびドライバIC711の入力信号Noutにも引き継がれ、「H」レベルとなっていたドライバIC711の入力信号Noutは、同時オン信号が発生したタイミング905からフォトカプラ707での遅延時間T1を経たタイミング906において、「H」→「L」となる。そして、タイミング909で信号NinCが「L」→「H」となると、フォトカプラ706,707での遅延時間T1を経たタイミング911で、ドライバIC710,711の入力信号Pout,Noutは「L」→「H」となる。すなわち、ドライバIC711の入力信号Noutにハザード(タイミング906とタイミング911との間の短パルス)ができる。
このように、同時オン保護回路616Uでは上記のようなハザードが生じるが、一般的に、ドライバICの内部にはハザード防止用の短パルスフィルタが設けられている。例えば、非特許文献1(Infineon Technology, 「1ED020I12-F Single IGBT Driver IC Datasheet Ver. 2.1」, p. 12 Input Pulse Suppression IN+, IN-の項目)に記載のドライバICのデータシートにはパルス幅30ns以下のハザード入力をフィルタリングすることが、非特許文献2(STMicroelectoronics, 「TD351 Advanced IGBT/MOSFET Driver Datasheet」, p. 4 tonminの項目, p. 5 4.1 Input stage)に記載のドライバICのデータシートにはパルス幅100ns以下のハザード入力をフィルタリングすることが記載されている。
そのため、信号Noutに現れる上述した短時間のハザードはドライバIC711によってフィルタリングされ、信号N-Vgの点線907で示すように、IGBT330Uのゲート電極端子164に出力されず、上下アーム短絡は回避される。一方、上アームに関しては、ドライバIC710の遅延時間T2分だけ遅れたタイミング915において、IGBT328Uのゲート信号P-Vgは「H」→「L」になる。
次に、上アームスイッチング端子713の信号Pinがタイミング912において「L」→「H」となると、同時オン信号状態が終わる。その結果、ORゲート回路703の遅延時間T3を経たタイミング921において、ORゲート回路703の出力信号HALTBが「L」→「H」となり、PNPバイポーラトランジスタ704,705の遅延時間T4を経たタイミング913において、PNPバイポーラトランジスタ704,705がオフになる。そうすると、下アームスイッチング端子714の信号Ninは「L」なので、フォトカプラ707の入力信号NinCは「H」→「L」となり、フォトカプラ707の遅延時間T1分だけ遅れたタイミング914においてドライバ711の入力信号Noutが「H」→「L」となる。そして、ドライバIC711の遅延時間T2分だけ遅れたタイミング916において、IGBT330Uのゲート信号N-Vgが「L」→「H」になる。
その後、タイミング922において下アームスイッチング端子714の信号Ninが「L」→「H」となると、フォトカプラ707の入力信号NinCが「L」→「H」となり、さらに、フォトカプラ707の遅延時間T1分だけ遅れたタイミング923において、ドライバ711の入力信号Noutが「L」→「H」になる。そうすると、ドライバIC711の遅延時間T2分だけ遅れたタイミング924において、IGBT330Uのゲート信号N-Vgが「H」→「L」になる。
このように本発明の同時オン保護回路616Uは、同時オン信号が入力されたときには制御信号を遮断して上下アームのIBGT328U,330Uをオフし、上アームスイッチング信号端子713と下アームスイッチング信号端子714のいずれかに「H」レベルが入力されている場合、すなわち同時オン信号が発生されていない場合には、同時オン保護回路616Uの影響を受けることなくPWM信号を通過させるようにしている。そのため、同時オン保護回路616Uは、上下アームスイッチング信号のデッドタイムに影響を与えない。これによってインバータ出力電流の波形歪が低減でき、モータの回転むらが小さく、出力電流振幅の大きいインバータを提供することができる。
−第2の実施の形態−
図8,9は、本発明による第2の実施の形態を説明する図である。図8は同時オン保護回路616Uの回路図であり、図9は駆動回路基板1101上における同時オン保護回路616Uの配線のレイアウト図である。本実施の形態では、図8,9に示すように、ORゲート回路703の出力に直列抵抗1001を挿入するような構成とした。なお、以下では同時オン保護回路616Uを例に説明するが、同時オン保護回路616V,610Wについても同様に適用することができる。
一般に、ゲート駆動回路は、上アームドライバICを含む上アーム用ゲート駆動回路と下アームドライバICを含む下アーム用ゲート駆動回路で構成されるが、上下アーム用ゲート駆動回路は電気的に絶縁して配置される。図9に示すレイアウトでは、上アーム用ゲート駆動回路610U〜610Wは基板上1101の図示上側に配置され、下アーム用ゲート駆動回路611U〜611Wは上アーム用ゲート駆動回路610U〜610Wの下側にスペースを空けて配置されている。このような配置の場合、同時オン保護回路616UのPNPバイポーラトランジスタ704,705は、互いに離れた場所に配置されることになる。そのため、コネクタ1102の端子713,714(図8参照)に接続されたORゲート回路703の出力は、長配線1002,1003の分岐配線を用いてPNPバイポーラトランジスタ704,705に配線されている。
ところで、図4の同時オン保護回路616Uにおいて、ORゲート回路703にICを用いた場合、ORゲート回路703の出力信号電圧は急峻に変化する。そのような急峻に変化する電圧が、図9に示すような長い配線1002,1003に入力された場合、配線は分布定数線路のような振る舞いをする。従って、配線の終端部においてインピーダンス整合などの処置をとらないと反射が起き、信号電圧にオーバーシュートが発生することになる。また、配線が分岐している場合、配線長のアンバランスがあると反射信号の往復によりリンギングが発生しやすい。このような信号電圧のオーバーシュートやリンギングは、回路の誤動作や半導体部品の破損等を招くおそれがある。一方、配線の終端部にインピーダンス整合用の抵抗を設けた場合、信号レベルの低下や消費電力の増加といった問題が生じる。
そこで、本実施の形態では、図8,9に示すような抵抗1001を、ダンピング抵抗としてORゲート回路703の出力に挿入した。この抵抗1001を設けたことにより、ORゲート回路703の出力において電圧変化が緩和され、配線終端部つまりPNPバイポーラトランジスタ704,705のベースにおいて信号反射が起こるのを防止することができる。抵抗1001としては、例えば100Ωの抵抗が用いられる。
なお、配線1002,1003の配線長が大きく異なるとリンギングが発生しやすくなるため、これらはできれば等長配線にすることが望ましい。例えば、配線1002,1003の内、短い方の配線1003を長く引き回すことで、配線1002,1003の長さを等しくすることができる。
(変形例)
図10,11は第3の実施の形態の変形例を示す図である。図10は同時オン保護回路616Uの回路図であり、図11は駆動回路基板1101上における同時オン保護回路616Uの配線のレイアウト図である。なお、以下では同時オン保護回路616Uを例に説明するが、同時オン保護回路616V,610Wについても同様に適用することができる。
図8,9に示した実施形態では、抵抗1001の直後で配線を長配線1002,1003に分岐し、各ゲート駆動回路610U,611Uの図示上側に配置されたPNPバイポーラトランジスタ704,705に接続するようにした。一方、図10,11に示す変形例では、上アーム用ゲート駆動回路610U〜610Wと下アーム用ゲート駆動回路611U〜611Wとの間の空きスペースにPNPバイポーラトランジスタ704,705を配置し、1本の長配線1201を介してORゲート回路703の出力とPNPバイポーラトランジスタ704,705とを接続するようにした。なお、上述した実施の形態と同様に、ORゲート回路703の出力に抵抗1001を挿入した。
図10,11に示す変形例においては、2本の長配線から成る分岐配線に代えて、1本の長配線1201としたので、リンギングの発生を容易に防止することができるとともに、配線スペースをより小さくすることができる。
このように、回路実装上においてPNPバイポーラトランジスタ704,705を互いに離れた場所に配置した場合でも、信号の反射やリンギングが起こらず、回路の誤動作や半導体部品の破損等を防止することができる。
上述したように、本実施の形態によるインバータ装置は、上アーム用のIGBT328U〜328Wおよび下アーム用のIGBT330U〜330Wを有するインバータ回路と、IGBT328U〜328Wのオンオフ指令としての第1の信号、およびIGBT330U〜330Wのオンオフ指令としての第2の信号をそれぞれ出力するPWM回路319と、第1の信号のオンオフ指令に基づいてIGBT328U〜328Wをオンオフ駆動するゲート駆動回路610U〜610Wと、第2の信号のオンオフ指令に基づいてIGBT330U〜330Wをオンオフ駆動するゲート駆動回路611U〜611Wと、第1および第2の信号の少なくとも一方がオフ指令のときには、PWM回路319から出力された第1の信号をゲート駆動回路610U〜610Wへ直接に入力させるとともに、PWM回路319から出力された第2の信号をゲート駆動回路611U〜611Wへ直接に入力させ、第1および第2の信号がいずれもオン指令である場合には、第1の信号のゲート駆動回路610U〜610Wへの入力および第2の信号のゲート駆動回路611U〜611Wへの入力をそれぞれ遮断して、オフ指令である第3の信号をゲート駆動回路610U〜610W,611U〜611Wへ入力する同時オン保護回路616U〜616Wと、を備えたことを特徴とする。
その結果、同時オン信号が発生した場合には、上下アームのIGBTをオフにするので、上下アームの短絡を防止することができる。さらに、第1および第2の信号の少なくとも一方がオフ指令のときに、すなわち、同時オン信号が生じていないときに、同時オン保護回路616U〜616Wが上下アームのスイッチング信号のデッドタイムに影響を与えることがない。
例えば、同時オン保護回路616U〜616Wは、以下のようなPNPバイポーラトランジスタ704,705およびORゲート回路703で構成することができる。PNPバイポーラトランジスタ704はゲート駆動回路610U〜610Wの入力側に設けられ、オフ動作時には第1の信号Pinをゲート駆動回路610U〜610Wへ入力し、オン動作時には第1の信号のゲート駆動回路610U〜610Wへの入力を遮断するとともに、ゲート駆動回路610U〜610Wの入力側をオフ指令入力状態とする。一方、PNPバイポーラトランジスタ705は、ゲート駆動回路611U〜611Wの入力側に設けられ、オフ動作時には第2の信号をゲート駆動回路611U〜611Wへ入力し、オン動作時には第2の信号のゲート駆動回路611U〜611Wへの入力を遮断するとともに、ゲート駆動回路611U〜611Wの入力側をオフ指令入力状態とする。また、ORゲート回路703は、第1および第2の信号の少なくとも一方がオフ指令である場合にはPNPバイポーラトランジスタ704,705にオフ動作させ、第1および第2の信号がいずれもオン指令である場合にはPNPバイポーラトランジスタ704,705をオン動作させる。
さらに、ゲート駆動回路610U〜610W,611U〜611Wはゲート電圧を生成用のドライバIC710,711をそれぞれ備え、ドライバIC710,711の短パルスフィルタ時間を、オン指令状態の第1および第2の信号がORゲート回路703に入力されてからPNPバイポーラトランジスタ704,705がオンとなるまでの応答時間よりも長く設定することで、同時オン保護回路616Uにおける上述したようなハザードの発生を防止できる。
上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
43,140,142:インバータ装置、110:ハイブリッド自動車、136:バッテリ、144:インバータ回路、170:制御部、200:電力変換装置、319:PWM回路、328,328U〜328W,330,330U〜330W、610U〜610W,611U〜611W:ゲート駆動回路、616U〜616W:同時オン保護回路、703:ORゲート回路、704,705:PNPバイポーラトランジスタ、706,707:フォトカプラ、710,711:ドライバIC、713:上アームスイッチング端子、714:下アームスイッチング端子

Claims (3)

  1. 上アーム用の第1のスイッチング素子および下アーム用の第2のスイッチング素子を有するインバータ回路と、
    前記第1のスイッチング素子のオンオフ指令としての第1の信号、および前記第2のスイッチング素子のオンオフ指令としての第2の信号をそれぞれ出力する制御回路と、
    前記第1の信号のオンオフ指令に基づいて前記第1のスイッチング素子をオンオフ駆動する第1の駆動回路と、
    前記第2の信号のオンオフ指令に基づいて前記第2のスイッチング素子をオンオフ駆動する第2の駆動回路と、
    入力側の第1発光素子と出力側の第1受光素子とを有し、前記制御回路から入力された前記第1の信号を前記第1の駆動回路に伝達する第1のフォトカプラと、
    入力側の第2発光素子と出力側の第2受光素子とを有し、前記制御回路から入力された前記第2の信号を前記第2の駆動回路に伝達する第2のフォトカプラと、
    前記制御回路の前記第1および第2の信号の少なくとも一方がオフ指令である場合には、前記第1および第2の信号をそれぞれ対応する前記第1および第2のフォトカプラから前記第1および第2の駆動回路へ伝達させ、前記第1および第2の信号がいずれもオン指令である場合には、オフ指令を前記第1および第2のフォトカプラから前記第1および第2の駆動回路へ入力させる信号切換部と、を備え
    前記信号切換部は、第3のスイッチング素子、第4のスイッチング素子および論理回路を有し、
    前記第3のスイッチング素子は、該第3のスイッチング素子が非導通状態時には、前記第1の信号に基づいて前記第1発光素子を動作させて前記第1の信号のオンオフ指令を前記第1のフォトカプラから前記第1の駆動回路へ伝達させ、前記第3のスイッチング素子が導通状態時には、前記第1発光素子を非動作状態にしてオフ指令を前記第1のフォトカプラから前記第1の駆動回路へ出力させ、
    前記第4のスイッチング素子は、該第4のスイッチング素子が非導通状態時には、前記第2の信号に基づいて前記第2発光素子を動作させて前記第2の信号のオンオフ指令を前記第2のフォトカプラから前記第2の駆動回路へ伝達させ、前記第4のスイッチング素子が導通状態時には、前記第2発光素子を非動作状態にしてオフ指令を前記第2のフォトカプラから前記第2の駆動回路へ出力させ、
    前記論理回路は、前記制御回路からの前記第1および第2の信号が入力され、入力された第1および第2の信号がいずれもオン指令である場合には前記第3および第4のスイッチング素子を導通状態とさせるスイッチング指令を出力し、入力された第1および第2の信号の少なくとも一方がオフ指令である場合には前記第3および第4のスイッチング素子を非導通状態とさせるスイッチング指令を出力する、ことを特徴とするインバータ装置。
  2. 請求項に記載のインバータ装置において、
    前記第1および第2の駆動回路はゲート電圧生成用のドライバICをそれぞれ備え、
    前記ドライバICの短パルスフィルタ時間を、オン指令状態の前記第1および第2の信号が前記論理回路に入力されてから前記第3および第4のスイッチング素子が導通状態となるまでの応答時間よりも長く設定したことを特徴とするインバータ装置。
  3. 請求項1または2に記載のインバータ装置において、
    前記論理回路の信号出力側に信号反射防止用の抵抗を直列接続したことを特徴とするインバータ装置。
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