JP5438976B2 - 光学活性2−アリールピペラジン誘導体の製造法 - Google Patents
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Description
(1)4−クロロフェナシルブロミドを不斉還元し、続いてエポキシ体に誘導、更にアミノ化する。続いてチアゾリジン化合物に誘導化後、アジド化、還元、環化、還元を経て、対応する(R)−4−ベンジル−2−(4−クロロフェニル)−ピペラジンを製造する方法(特許文献1)。
(2)2−ブロモ−5−フルオロトルエンとケトカルボン酸誘導体のカップリング反応後、エチレンジアミンを用いて環化し、更に水素化と還元を経ることで得られる2−(5−フルオロトルエン−2−イル)ピペラジンのラセミ体を、L−マンデル酸を用いて光学分割することにより、(S)−2−(5−フルオロトルエン−2−イル)ピペラジンを製造する方法(特許文献2)。
(3)光学活性な(S)−N−(tert−ブトキシカルボニル)フェニルグリシンとグリシン誘導体を脱水縮合することでアミド体を取得し、環化、還元することにより、対応する(S)−4−ベンジル−2−フェニルピペラジンを製造する方法(特許文献3)。
R2NH2 (5)
(式中、R2は水素原子、置換基を有してもよい炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有してもよい炭素数3〜20のシクロアルキル基、置換基を有してもよい炭素数2〜20のアルケニル基、置換基を有してもよい炭素数7〜20のアラルキル基、置換基を有してもよい炭素数6〜20のアリール基、又は置換基を有してもよい炭素数3〜20のヘテロアリール基を表す。)で表されるアミン化合物を作用させることを特徴とする、下記式(1);
R2NH2 (5)
で表される。
本工程では、前記式(6)で表される光学活性スチレンオキサイド誘導体と前記式(7)で表されるアミノエタノール誘導体を反応させることにより、前記式(4)で表される光学活性置換アミノジオール誘導体を製造する。
(a)前記化合物(4)と酸の水溶液または酸と水を有機溶媒中混合した後、濃縮して水分を留去することにより結晶化させる方法。この場合、水と共沸しうる有機溶媒(例えば、酢酸エチル、トルエン等)を使用すると、共沸効果により水分を留去することもできる。
(b)前記化合物(4)を、有機溶媒中で酸と混合することにより結晶化させる方法。
(c)前記化合物(4)と酸を有機溶媒中で混合後、冷却して結晶化させる方法。
(d)前記化合物(4)の塩を有機溶媒に溶解させた後、冷却して結晶化させる方法。
(e)前記化合物(4)の塩を有機溶媒に溶解させた後、貧溶媒を添加または貧溶媒に濃縮置換することにより結晶化させる方法。
本工程では、前記式(6)で表される光学活性スチレンオキサイド誘導体と前記式(7)においてR1が水素原子であるアミノエタノール(7’)を反応させることにより、前記式(4’)で表される光学活性アミノジオール誘導体を製造する。
本工程では、工程2で製造した前記式(4’)で表される光学活性アミノジオール誘導体のアミノ基に置換基を導入することにより、前記式(4)で表される光学活性置換アミノジオール誘導体を製造する。
本工程では、工程1又は3で製造した前記式(4)で表される光学活性置換アミノジオール誘導体を塩基存在下にスルホニル化剤で処理し、続いて前記式(5)で表されるアミン化合物を作用させることにより、前記式(1)で表される光学活性2−アリールピペラジン誘導体、又はその塩を製造する。
本工程では、前記式(2)で表される光学活性1−アリル−2−アリールピペラジン誘導体、又はその塩に、遷移金属触媒存在下、水を作用させることにより、前記式(3)で表される光学活性1−無置換−2−アリールピペラジン誘導体、又はその塩を製造する。この工程により、収率よく化合物(3)を得ることが可能となる。
炭素に担持されたロジウム、塩化ロジウム(III)、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)、ヒドリドテトラキス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)、カルボニルヒドリドトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)、1,5−シクロオクタジエン(ジフェニルホスフィン)ロジウム(I)過塩素酸塩、ノルボルナジエン(ジフェニルホスフィン)ロジウム(I)過塩素酸塩、ジフェニルホスフィンロジウム(I)過塩素酸塩、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンロジウム(I)過塩素酸塩、1,3−ビス(ジイソプロピルホスフィノプロパン)ロジウム(I)過塩素酸塩等の「ロジウム」;
炭素に担持されたパラジウム、硫酸バリウムに担持されたパラジウム、炭酸バリウムに担持されたパラジウム、炭酸カルシウムに担持されたパラジウム、アルミナに担持されたパラジウム、塩化パラジウム(II)、臭化パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、トリフルオロアセチルパラジウム(II)、ビス(アセチルアセトナト)パラジウム(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトル)パラジウム(II)、ジクロロビス(トリエチルホスフィン)パラジウム(II)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、テトラキス(トリエチルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等の「パラジウム」;
炭素に担持された白金、硫酸バリウムに担持された白金、炭酸バリウムに担持された白金、炭酸カルシウムに担持された白金、アルミナに担持された白金、塩化白金(II)、臭化白金(II)、酢酸白金(II)、トリフルオロアセチルパラジウム(II)、ビス(アセチルアセトナト)白金(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)白金(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)白金(II)、ジクロロビス(アセトニトル)白金(II)、ジクロロビス(トリエチルホスフィン)白金(II)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)白金(II)、テトラキス(トリエチルホスフィン)白金、テトラキス(トリフェニルホスフィン)白金のようなテトラキス(トリアルキルホスフィン)白金等の「白金」等が挙げられる。
カラム:コスモシル5C18ARII 250×4.6mm(ナカライ製)、移動相:KH2PO4バッファー(pH4.6)/アセトニトリル=50/50(v/v)、流速:1.5ml/min、検出:UV 210nm、カラム温度:40℃。
本方法では、(R)−3−(4−クロロフェニル)−1−(フェニルメチル)ヘキサヒドロピラジンの4位のアミノ基をアセチル保護した後に測定を行う。
保持時間:(R)−3−(4−クロロフェニル)−1−(フェニルメチル)ヘキサヒドロピラジンのアセチル保護体;18.7分、(S)−3−(4−クロロフェニル)−1−(フェニルメチル)ヘキサヒドロピラジンのアセチル保護体;26.5分。
(R)−4−クロロ−スチレンオキサイド928mg(6.0mmol)にN−ベンジルエタノールアミン1.36g(1.5当量)を入れ、70℃で3時間撹拌した。室温まで冷却し、標題化合物の反応混合物2.56gを得た(収率86%、化学純度69.0area%、N−ベンジルエタノールアミン9.2area%、位置異性体10.4area%混入)。化学純度分析法での保持時間:3.8分。
実施例1で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール粗製物2.56g(収率86%、化学純度69.0area%、N−ベンジルエタノールアミン9.2area%、位置異性体10.4area%混入)にイソプロパノール10mlを加えて溶解した。この溶液に28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液1.55g(2.0当量)を加えると結晶が析出した。25℃、1時間攪拌後、結晶を減圧濾別し、イソプロパノール5mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶1.63gとして得た(収率93%、化学純度97.2area%、N−ベンジルエタノールアミン0.9area%、位置異性体0.2area%混入)。化学純度分析法での保持時間:3.8分。
実施例2で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール塩酸塩1.63g(4.8mmol、化学純度97%)に、蒸留水20mlとトルエン20ml、30重量%水酸化ナトリウム水溶液1.60g(2.0当量)を加えて撹拌した。分液後に有機層を蒸留水20mlで2回洗浄、得られた有機層を濃縮し、真空乾燥する事により、標題化合物を淡黄色油状物質1.80gとして得た(収率98%、化学純度97.8area%)。化学純度分析法での保持時間:3.8分。
実施例1の製法を、下記で表される溶媒、反応温度の条件で実施した。結果を表1に示す。尚、反応時間は20時間で実施した。
(R)−スチレンオキサイド2.43g(20.0mmol)にN−ベンジルエタノールアミン3.34g(1.05当量)を入れ、70℃で4時間、更に100℃で1時間撹拌した。室温まで冷却し、標題化合物の反応混合物を得た。(化学純度75.8area%、N−ベンジルエタノールアミン4.0area%、位置異性体16.4area%混入)。反応混合物にイソプロパノール35mlを加えて溶解し、28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液2.83g(1.1当量)を滴下すると結晶が析出した。25℃、1時間攪拌後、結晶を減圧濾別、トルエン10mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶4.44gとして得た(収率72%、化学純度97.7area%、N−メチルエタノールアミン2.6area%、位置異性体8.9area%混入)。化学純度分析法での保持時間:2.4分。
(R)−4−クロロ−スチレンオキサイド1.55g(10.0mmol)にN−メチルエタノールアミン788mg(1.05当量)を入れ、100℃で15時間撹拌した。室温まで冷却し、標題化合物の反応混合物を得た。(化学純度79.8area%、N−メチルエタノールアミン0.5area%、位置異性体5.4area%混入)。反応混合物に28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液1.55g(1.2当量)を加え、酢酸エチル25mlを滴下すると結晶が析出した。25℃、17時間攪拌後、結晶を減圧濾別、酢酸エチル10mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶2.26gとして得た(収率78%、化学純度91.5area%、N−メチルエタノールアミン不検出、位置異性体3.6area%混入)。化学純度分析法での保持時間:1.8分。
実施例9で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]−1−エタノール塩酸塩2.03g(化学純度91.5area%、7.0mmol)に、蒸留水10mlとトルエン10ml、30重量%水酸化ナトリウム水溶液1.11g(1.1当量)を加えて撹拌した。分液後に有機層を蒸留水10mlで2回洗浄、得られた有機層を濃縮し、真空乾燥する事により、標題化合物を淡黄色油状物質1.47gとして得た。(収率91%、化学純度95.3area%)化学純度分析法での保持時間:1.8分。
(R)−4−クロロ−スチレンオキサイド1.55g(10.0mmol)に2−アニリノエタノール1.44g(1.05当量)を入れ、60℃で15時間撹拌した。室温まで冷却し、標題化合物の反応混合物3.38を得た(化学純度52.1area%、2−アニリノエタノール1.5area%、位置異性体28.4area%混入)。反応混合物をカラムクロマトグラフィー(充填剤シリカゲル、展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)にて精製し、得られたフラクションを濃縮、真空乾燥することにより標題化合物を淡黄色油状物質1.68gとして得た(収率:49%、化学純度91.7area%、2−アニリノエタノール不検出、位置異性体4.7area%混入)。化学純度分析法での保持時間:5.6分。
(R)−4−クロロ−スチレンオキサイド1.84g(11.9mmol)に2−アミノエタノール2.18g(3.0当量)を入れ、25℃で17時間撹拌し、標題化合物の反応混合物を得た(化学純度70.9area%)。反応混合物に酢酸エチル5mlと飽和食塩水5mlを加え、分液後に有機層を蒸留水5mlで2回洗浄、得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物を粘性のある白色固体1.47gとして得た。ここに、50℃の加温条件下で酢酸エチル4mlとヘキサン10mlからなる溶液を加えて1時間撹拌し、25℃まで冷却した。結晶を減圧濾別し、ヘキサン3mlで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶993mgとして得た(収率39%、化学純度92.5area%)。化学純度分析法での保持時間:1.7分。
実施例12で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−1−エタノール755mg(3.5mmol)にジメチルアセトアミド5ml、トリエチルアミン532mg(1.5当量)と臭化アリル508mg(1.2当量)を加え、25℃で16時間撹拌した。トルエン5mlと蒸留水5mlを加え、分液後に有機層を蒸留水5mlで2回洗浄、得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物を無色透明油状物質817mgとして得た(収率79%、化学純度92.2area%)。化学純度分析法での保持時間:2.0分。
実施例12で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−1−エタノール1.62g(7.5mmol)を酢酸エチル10mlに溶解し、5℃で二炭酸ジtert−ブチル1.80g(1.1当量)を加え、1時間撹拌した。有機層を蒸留水10mlで2回洗浄、得られた有機層を濃縮し、真空乾燥する事により、標題化合物を無色透明油状物質2.70gとして得た(収率88%、化学純度91.5area%)。化学純度分析法での保持時間:4.7分。
実施例3で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール490mg(1.6mmol)にトルエン1.96g、トリエチルアミン406mg(2.5当量)を加え、−20℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル404mg(2.2当量)を滴下し、続いてアリルアミン549mg(6.0当量)を滴下した。25℃まで昇温した後に18時間撹拌して、10重量%炭酸ナトリウム水溶液5mlを加えた。分液後、更にトルエン5mlを加えて水層から抽出し、有機層を合わせ、これを蒸留水5mlで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物の粗製物を黄色油状物質590mg(収率68%、化学純度65.6area%)として得た。化学純度分析法での保持時間:18.3分。
実施例3の方法で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール4.34g(14.2mmol)にトルエン17.38g、トリエチルアミン5.03g(3.5当量)を加え、−20℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル5.21g(3.2当量)を滴下し、続いてアリルアミン4.86g(6.0当量)を滴下、1.5時間撹拌した。25℃まで昇温した後に17時間撹拌して、10重量%炭酸ナトリウム水溶液35.00gを加えた。分液後、更にトルエン35.00gを加えて水層から抽出し、有機層を合わせ、これを蒸留水35.00gで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物の粗製物を黄色油状物質4.89g(収率82%、化学純度89.8area%)として得た。化学純度分析法での保持時間:18.3分。
実施例3の方法で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール612mg(2.0mmol)にトルエン2.45g、トリエチルアミン709mg(3.5当量)を加え、5℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル733mg(3.2当量)を滴下し、続いてアリルアミン685mg(6.0当量)を滴下した。25℃まで昇温した後に17時間撹拌して、10重量%炭酸ナトリウム水溶液3.41gを加えた。分液後、更にトルエン3mlを加えて水層から抽出し、有機層を合わせ、これを蒸留水5mlで洗浄した。得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物の粗製物を黄色油状物質522mg(収率80%、化学純度83.4area%)として得た。化学純度分析法での保持時間:18.3分。
実施例16の方法で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−4−(フェニルメチル)−1−(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン粗製物4.89g(11.6mmol)にイソプロパノール30mlを加えて溶解した。この溶液に28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液3.30g(2.2当量)を加えると結晶が析出した。25℃、30分攪拌後、5℃に冷却して更に30分熟成した。結晶を減圧濾別し、酢酸エチル10mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶4.55gとして得た(収率96%、化学純度98.3area%)。化学純度分析法での保持時間:18.3分。
実施例8で製造した(R)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−フェニル−1−エタノール塩酸塩4.00g(12.7mmol)に、蒸留水40mlとトルエン40ml、30重量%水酸化ナトリウム水溶液1.70g(1.0当量)を加えて撹拌した。分液後に有機層を蒸留水20mlで2回洗浄、得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより濃縮物3.95gを得た。この濃縮物に酢酸エチル13.22g、トリエチルアミン4.50g(3.5当量)を加え、5℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル4.66g(3.2当量)を滴下、続いてアリルアミン4.34g(6.0当量)を滴下して、1時間撹拌した。25℃まで昇温した後に4時間撹拌し、10重量%炭酸ナトリウム水溶液21.54gを加え、分液後に蒸留水20mlで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮して、濃縮物に酢酸エチル20mlを加えて溶解、この溶液に28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液3.60g(2.2当量)を加えると結晶が析出した。25℃、1時間攪拌後、結晶を減圧濾別し、イソプロパノール50mlで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶2.96gとして得た(収率71%、化学純度98.4area%)。化学純度分析法での保持時間:7.9分。
実施例10で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]−1−エタノール1.47g(9.1mmol)に、トルエン10.02g、トリエチルアミン1.70g(3.5当量)を加え、−20℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル1.76g(3.2当量)を滴下、続いてアリルアミン1.71g(6.0当量)を滴下して、1時間撹拌した。25℃まで昇温した後に12時間撹拌し、10重量%炭酸ナトリウム水溶液10.02gを加え、分液後に蒸留水10mlで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮して、濃縮物に28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液1.42g(2.2当量)、アセトン20mlを加えると結晶が析出した。25℃、1時間攪拌後、結晶を減圧濾別し、アセトン5mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を淡褐色結晶1.05gとして得た(収率60%、化学純度91.7area%)。化学純度分析法での保持時間:18.5分。
実施例11で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニル)アミノ]−1−エタノール1.68g(4.94mmol)に、酢酸エチル10ml、トリエチルアミン1.75g(3.5当量)を加え、5℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル1.81g(3.2当量)を滴下、続いてアリルアミン1.69g(6.0当量)を滴下して5℃で1時間、25℃で2時間撹拌した。更に反応溶液をオートクレーブに移し、50℃で18時間撹拌した。室温まで冷却後、10重量%炭酸ナトリウム水溶液8.38gを加え、分液後に蒸留水10mlで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮して、濃縮物を黄色油状物質1.11gとして得た(化学純度30.2area%)。この濃縮物をカラムクロマトグラフィー(充填剤シリカゲル、展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/9)にて精製し、得られたフラクションを濃縮、真空乾燥することにより標題化合物を無色透明油状物質307mgとして得た(収率19%、化学純度98.1area%)。化学純度分析法での保持時間:56.6分。
実施例13で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(2−プロペニル)アミノ]−1−エタノール724mg(2.5mmol)に、テトラヒドロフラン2.51g、トリエチルアミン868mg(3.5当量)を加え、5℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル899mg(3.2当量)を滴下、続いてアリルアミン839mg(6.0当量)を滴下し、25℃まで昇温した後に12時間撹拌した。10重量%炭酸ナトリウム水溶液4.15gを加え、分液後、更にトルエン5mlを加えて水層から抽出し、有機層を合わせ、これを蒸留水5mlで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物を淡黄色油状物質709mgとして得た(収率92%、化学純度81.7area%)。
実施例22で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−1,4−ジ(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン613mg(2.2mmol)をトルエン5mlに溶解し、28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液615mg(2.2当量)を加えると結晶が析出した。25℃、1時間攪拌後、結晶を減圧濾別し、トルエン5mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶643mgとして得た(収率93%、化学純度92.7area%)。化学純度分析法での保持時間:7.4分。
実施例18で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−4−(フェニルメチル)−1−(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン二塩酸塩400mg(1.0mmol)を蒸留水5mlに溶解し、トルエン5mlと30重量%水酸化ナトリウム水溶液401mg(3.0当量)を加えた。分液後、有機層を蒸留水5mlで2回洗浄し、濃縮した。この濃縮物にヘキサン5mlとクロロ炭酸エチル163mg(1.5当量)を添加して、25℃で24時間攪拌し、更にクロロ炭酸エチル328mg(3.0当量)を追加後に、40℃で24時間撹拌した。5℃まで冷却後、析出した結晶を減圧濾別し、ヘキサン2mlで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶22.5mg(収率7%、化学純度92.5%)として得た。更に濾液を濃縮し、濃縮物にトルエン5mlを添加、トルエンを留去する操作を3回繰り返し、真空乾燥する事により、標題化合物を白濁油状物質212mg(収率69%、化学純度95.9%)として得た。化学純度分析法での保持時間:22.7分。
実施例15で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−4−(フェニルメチル)−1−(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン357mg(1.1mmol)にエタノール3ml、蒸留水0.2ml、塩化トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム 30mg(0.05当量)を加え、95℃で18時間攪拌した。反応液を濃縮し、濃縮物に1規定塩酸5mlとトルエン5mlを加え、生じた不溶物を濾別した。分液後、得られた水層(収率63%、化学純度77.5area%、光学純度97.7%e.e.)を濃縮してアセトン10mlを加えると結晶が析出した。25℃で1時間攪拌後、5℃に冷却して、更に1時間撹拌した。結晶を減圧濾別し、アセトン5mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶134mgとして得た(収率44%、化学純度99.1area%、光学純度99.9%e.e.)。化学純度分析法での保持時間:3.1分。
実施例18で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−4−(フェニルメチル)−1−(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン二塩酸塩104mg(0.25mmol)と塩化ルテニウム3mg(0.04当量)を加え、100℃で24時間攪拌した。反応液に30重量%水酸化ナトリウム水溶液85mg(2.5当量)とトルエン2mlを加え、生じた不溶物を濾別、不溶物を蒸留水2mlとトルエン2mlで洗浄した。濾液を分液後、有機層を蒸留水4mlで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物の粗製物を淡褐色油状物質68mgとして得た(収率87%、化学純度93.5area%、光学純度98.1%e.e.)。化学純度分析法での保持時間:3.1分。
実施例26に記載した反応の塩化ルテニウムを、下記表2に示す触媒(0.04当量)に変えて、反応時間15時間で実施した。
実施例26に記載した反応の塩化ルテニウムを、下記表3に示す触媒に変えて実施した。
実施例19で製造した(R)−2−フェニル−4−(フェニルメチル)−1−(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン二塩酸塩328mg(1.0mmol)を蒸留水3mlに溶解し、塩化ルテニウム5mg(0.02当量)と活性炭6mgを加えて100℃で24時間攪拌した。30重量%水酸化ナトリウム水溶液295mg(2.2当量)とトルエン3mlを加え、生じた不溶物を濾別、不溶物をトルエン3mlで洗浄した。濾液を分液後、有機層を蒸留水6mlで2回洗浄した。有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物を淡褐色油状物質227mgとして得た(収率91%、化学純度94.8area%)。化学純度分析法での保持時間:2.4分。
実施例20で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−4−メチル−1−(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン二塩酸塩1.06g(3.0mmol)を蒸留水9mlに溶解し、塩化ルテニウム28mg(0.04当量)を加え、100℃で12時間攪拌した。トルエン9mlを加えた後、不溶物濾過を行い、不溶物をトルエン9mlと蒸留水9mlで洗浄した。濾液に30重量%水酸化ナトリウム水溶液918mg(2.5当量)を加えて分液し、得られた有機層を蒸留水9mlで2回洗浄し、濃縮、真空乾燥することにより、標題化合物を淡褐色油状物質448mgとして得た(収率65%、化学純度88.4area%)。化学純度分析法での保持時間:2.2分。
実施例21で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−4−フェニル−1−(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン二塩酸塩285mg(0.87mmol)に蒸留水2mlと濃塩酸181mg(2.0当量)、塩化ルテニウム9mg(0.04当量)、活性炭9mgを加え、100℃で18時間攪拌した。トルエン4mlと30重量%水酸化ナトリウム水溶液258mg(2.2当量)を加え、生じた不溶物を濾別、不溶物をトルエン2mlで洗浄した。濾液を分液後、有機層を蒸留水6mlで2回洗浄した。有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物を褐色油状物質89mgとして得た(収率29%、化学純度83.8area%)。化学純度分析法での保持時間:3.7分。
実施例23で製造した(R)−2−(4−クロロフェニル)−1,4−ジ(2−プロペニル)ヘキサヒドロピラジン二塩酸塩288mg(0.75mmol)を蒸留水2mlに溶解し、塩化ルテニウム15mg(0.08当量)を加え、100℃で68時間攪拌した。冷却後、反応液にトルエン5mlを加えて有機層を廃棄し、水層にトルエン5mlと蒸留水4ml、30重量%水酸化ナトリウム水溶液250mg(2.5当量)を加えた。生じた不溶物を濾別し、水層を除去、得られた有機層を蒸留水2mlで洗浄した。有機層を濃縮し、真空乾燥する事により、淡褐色油状物質82mgとして得た(収率39%)。更に、ヘキサン2mlを加えると結晶が析出した。25℃で1時間攪拌後、結晶を減圧濾別し、ヘキサン1mLで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を淡紫色結晶35.6mgとして得た(収率43%、化学純度83.6area%)。化学純度分析法での保持時間:1.8分。
実施例24で製造した(R)−エチル−3−(4−クロロフェニル)−4−(2−プロペニル)ヘキサヒドロ−1−ピラジンカルボキシレート212mg(0.69mmol)に蒸留水2mlと濃塩酸71mg(1.0当量)、塩化ルテニウム7mg(0.04当量)を加え、100℃で93時間攪拌した。トルエン2mlを加えた後、不溶物を濾別し、不溶物をトルエン2mlと蒸留水2mlで洗浄した。濾液に30重量%水酸化ナトリウム水溶液110mg(1.2当量)を加えて分液し、得られた有機層を蒸留水4mlで2回洗浄した。得られた有機層を濃縮し、真空乾燥することにより、標題化合物を淡褐色油状物質72mgとして得た(収率38%、化学純度92.6area%)。化学純度分析法での保持時間:2.9分。
実施例3の方法で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール490mg(1.6mmol)にトルエン1.96g、トリエチルアミン405mg(2.5当量)を加え、5℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル403mg(2.2当量)を滴下し、続いて5規定メタノール性アンモニア4ml(12.5当量)を滴下した。25℃まで昇温した後に17時間撹拌、反応液の濃縮後に蒸留水5mlとトルエン5ml、更に30重量%水酸化ナトリウム水溶液534mg(2.5当量)を加えて抽出した。分液後、有機層を蒸留水5mlで2回洗浄し、濃縮、真空乾燥することにより、標題化合物の粗製物を無色透明油状物質483mg(収率27%、化学純度61.3area%、光学純度98.7%e.e.)として得た。化学純度分析法での保持時間:3.1分。
実施例44で製造した(R)−3−(4−クロロフェニル)−1−(フェニルメチル)ヘキサヒドロピラジン197mg(0.17mmol、光学純度98.7%e.e.)をイソプロパノール2mlに溶解し、濃塩酸106mg(6.0当量)を加え撹拌した。この溶液を濃縮し、アセトン2.5mlを加えて50℃まで昇温、均一溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却し、アセトン5mlと種結晶を加えると結晶が析出したので、元の液量まで濃縮し、25℃で1時間、更に5℃で1時間撹拌した。結晶を減圧濾別し、アセトン1.5mlで洗浄後、真空乾燥することにより、標題化合物を白色結晶11.1mgとして得た(収率17%、化学純度98.0area%、光学純度99.8%e.e.)。化学純度分析法での保持時間:3.1分。
実施例3の方法で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール610mg(2.0mmol)にトルエン2.44g、トリエチルアミン708mg(3.5当量)を加え、−20℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル734mg(3.2当量)を滴下し、続いて40重量%メチルアミン水溶液932mg(6.0当量)を滴下した。−20℃で1時間撹拌した後、25℃まで昇温して16時間撹拌した。反応液に10重量%炭酸ナトリウム水溶液3.39g(1.6当量)を加え、分液後に有機層を蒸留水3mlで2回洗浄、濃縮した。濃縮物にイソプロパノール8mlを加えて再び濃縮し、得られた濃縮物をイソプロパノール5mlに溶解し、この溶液に28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液568mg(2.2当量)を加えると結晶が析出した。25℃、2時間攪拌後、結晶を減圧濾別し、イソプロパノール2mlで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶521mgとして得た(収率66%、化学純度98.6area%)。化学純度分析法での保持時間:7.7分。
実施例3の方法で製造した(R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−ヒドロキシエチル)(フェニルメチル)アミノ]−1−エタノール610mg(2.0mmol)にトルエン2.44g、トリエチルアミン708mg(3.5当量)を加え、5℃に冷却した。ここに、塩化メタンスルホニル734mg(3.2当量)を滴下し、続いてtert−ブチルアミン879mg(6.0当量)を滴下した。5℃で1時間撹拌した後、25℃まで昇温して16時間撹拌した。反応液に10重量%炭酸ナトリウム水溶液3.39g(1.6当量)を加え、分液後に有機層を蒸留水3mlで2回洗浄、濃縮した。濃縮物にイソプロパノール8mlを加えて再び濃縮し、得られた濃縮物をイソプロパノール5mlに溶解し、この溶液に28重量%塩化水素/イソプロパノール溶液570mg(2.2当量)を加えると結晶が析出した。25℃、3時間攪拌後、結晶を減圧濾別し、イソプロパノール2mlで洗浄後、真空乾燥することにより標題化合物を白色結晶192mgとして得た(収率18%、化学純度98.0area%)。化学純度分析法での保持時間:6.2分。
Claims (11)
- 下記式(4);
R2NH2 (5)
(式中、R2は水素原子、置換基を有してもよい炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有してもよい炭素数3〜20のシクロアルキル基、置換基を有してもよい炭素数2〜20のアルケニル基、置換基を有してもよい炭素数7〜20のアラルキル基、置換基を有してもよい炭素数6〜20のアリール基、又は置換基を有してもよい炭素数3〜20のヘテロアリール基を表す。)で表されるアミン化合物を作用させて下記式(1);
前記化合物(4)の絶対立体配置がSの場合は前記化合物(1)の絶対立体配置がSとなり、前記化合物(4)の絶対立体配置がRの場合は前記化合物(1)の絶対立体配置がRとなることを特徴とする光学活性2−アリールピペラジン誘導体、又はその塩の製造法。 - 前記塩基がトリエチルアミンであり、前記スルホニル化剤が塩化メタンスルホニルである、請求項1に記載の製造法。
- 前記式(4)で表される光学活性置換アミノジオール誘導体が、下記式(6);
- 前記化合物(4)と酸から塩を形成させて溶媒から晶析することにより、該塩を結晶として分離し、前記化合物(6)と前記化合物(7)の反応に際して副生した位置異性体(8);
- 前記式(4)で表される光学活性置換アミノジオール誘導体が、下記式(6);
- R 2 が水素原子、メチル基、tert−ブチル基、又はアリル基である、請求項1〜5のいずれかに記載の製造法。
- 下記式(2);
得られた光学活性1−アリル−2−アリールピペラジン誘導体、又はその塩に、遷移金属触媒存在下、水を作用させることを特徴とする、下記式(3);
- 前記遷移金属触媒が塩化ルテニウム(III)である、請求項7に記載の製造法。
- Arがフェニル基、又は4−クロロフェニル基であり、R1がメチル基、アリル基、ベンジル基、又はフェニル基である、請求項1〜8のいずれかに記載の製造法。
- 下記式(2);
- Arがフェニル基、又は4−クロロフェニル基であり、R3が水素原子、メチル基、アリル基、ベンジル基、フェニル基、又はエトキシカルボニル基である、請求項10に記載の光学活性1−アリル−2−アリールピペラジン誘導体、又はその塩。
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