JP5437833B2 - アトマイズ用ノズルおよび金属粉末の製造方法 - Google Patents
アトマイズ用ノズルおよび金属粉末の製造方法 Download PDFInfo
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図1に示すアトマイズ装置50および図2に示すノズル10を用いて、63Co−24Cr−13Pt合金の溶融金属に対してガスアトマイズを行ってアトマイズ合金粉の作製を行った。用いたアトマイズ装置50のルツボ40の内径は89mmで、内包高さは196mmである。また、ルツボ40の材質はマグネシアである。
溝14Cの本数を0本とし、溝14Cをなくした以外は実施例1と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を行った。即ち、本比較例1で用いるノズルは外周面に溝のない従来のノズルである。
溝14Cの本数を1本とした以外は実施例1と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を1回行った。
溝14Cの本数を2本とした以外は実施例1と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を1回行った。2本の溝14Cは向かい合うように(直管部14Bの円周方向に180°間隔で)配置した。
溝14Cの本数を3本とした以外は実施例1と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を1回行った。3本の溝14Cは直管部14Bの円周方向に120°間隔で配置した。
溝14Cの断面形状を図10に示すように、幅0.1mm、深さ2.0mmとした以外は実施例1と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を5回行った。溝14Cの幅の直管部14Bの外径に対する比は、0.014である。なお、図10に示す構成において、実施例1についての図9に示す構成と対応する部位については同一の符号を付している。
溝14Cの本数を8本とした以外は実施例4と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を2回行った。
溝14Cの断面形状を図11に示すように、幅1.0mm、深さ0.5mmの略三角形とした以外は実施例1と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を合計10回行った。溝14Cの幅の直管部14Bの外径に対する比は、0.143である。なお、図11に示す構成において、実施例1についての図9に示す構成と対応する部位については同一の符号を付している。
63Co−24Cr−13Ptの溶融金属に代えて、77Co−23Crの溶融金属を用いた以外は実施例6と同様にしてガスアトマイズを行い、アトマイズ合金粉の作製を合計5回行った。
溝14Cを設けた実施例1〜7および比較例2において、溝14Cを、直管部14Bの先端14Dから8mmまでの範囲に配置することを目標として加工を行ったが、加工誤差により、溝14Cの範囲は、直管部14Bの先端14Dから8mm±3mmまでの範囲にばらついてしまった。しかしながら、そのばらつきは、アトマイズ合金粉の作製回数が複数回である実施例1、4、5、6、7の結果から見て、磨耗長さおよびアトマイズの結果には影響を与えていなかった。
下記の表1は、実施例1〜7、比較例1、2についての実験結果を一覧にしたものである。
12…ノズル基部
12A、12C…貫通孔
12B…下端部
14…ノズル先端部
14A…貫通孔
14B…直管部(管状体)
14C…溝
14D…先端
14E…大径部
16…スリーブ
40…ルツボ
40A…底面部
40B…貫通孔
Claims (15)
- 溶融金属が流れ出る管状体を備え、該管状体の先端部にガスが吹き付けられてアトマイズを行うアトマイズ用ノズルにおいて、
前記管状体の外周面に2本以上の溝が該管状体の長手方向に設けられ、かつ、該溝は該管状体の管厚方向に貫通していないことを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1において、
前記溝は、前記管状体の先端から設けられていることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1または2において、
前記溝は、前記管状体の先端側ほど深くなっていることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記溝は、前記管状体の外周面の円周方向に均等に設けられていることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記溝の本数が8本以下であることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項5において、
前記溝の本数が4本であることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記溝の幅の前記管状体の外径に対する比が、0.01〜0.15であることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1〜7のいずれかにおいて、
前記溝の幅が0.1mm以上1.25mm以下であることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項8において、
前記溝の幅が0.75mm以上1.25mm以下であり、前記溝の断面形状が略三角形であることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1〜9のいずれかにおいて、
前記アトマイズ用ノズルは、前記管状体の内周面側に該管状体の内周面を保護するスリーブを備えることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項10において、
前記スリーブには、ジルコニアが用いられていることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1〜11のいずれかにおいて、
前記管状体には、窒化ホウ素が用いられていることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 溶融金属が流れ出る管状体を備え、該管状体の先端部にガスが吹き付けられてアトマイズを行うアトマイズ用ノズルにおいて、
前記管状体の内周面側に該管状体の内周面を保護するスリーブを備え、
更に、前記管状体の外周面に2本以上の溝が該管状体の長手方向に設けられ、かつ、該溝は該管状体の管厚方向に貫通していることを特徴とするアトマイズ用ノズル。 - 請求項1〜13のいずれかに記載のアトマイズ用ノズルを用いて、溶融金属に対してガスアトマイズを行うことを特徴とする金属粉末の製造方法。
- 請求項14において、
前記溶融金属は、Crを20at%以上含むCo−Cr系合金であることを特徴とする金属粉末の製造方法。
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