JP5436970B2 - 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法 - Google Patents

床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5436970B2
JP5436970B2 JP2009185529A JP2009185529A JP5436970B2 JP 5436970 B2 JP5436970 B2 JP 5436970B2 JP 2009185529 A JP2009185529 A JP 2009185529A JP 2009185529 A JP2009185529 A JP 2009185529A JP 5436970 B2 JP5436970 B2 JP 5436970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
tarpaulin
mat
base substrate
polyvinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009185529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011036355A (ja
Inventor
和郎 福井
久夫 山口
章裕 大西
秀則 今坂
与典 中田
進 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Techno Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Techno Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Techno Co Ltd filed Critical Sanwa Techno Co Ltd
Priority to JP2009185529A priority Critical patent/JP5436970B2/ja
Publication of JP2011036355A publication Critical patent/JP2011036355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5436970B2 publication Critical patent/JP5436970B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Carpets (AREA)

Description

この発明はフィラメント糸を用いて製造した編物や織物に合成樹脂フィルムで被覆したターポリンからなるシート(以下、「ターポリンシート」という。)をゴムまたはエラストマーからなるベース基材に載置して形成した床敷き用の床マットや壁掛け用の壁マット(以下、床マットや壁マットを「ターポリンマット」という。)の製造方法に関する。
従来、ゴムまたはエラストマーであるベース基材とその上の表面部材から一体的に製造されているものとして、車用のフロアマット及び玄関マットなどが挙げられる。しかし、これらの製造方法において、マット本体となる部分は天然繊維もしくは合成繊維などからなり、これらの繊維からなるパイルが基布にタフトされ、その敷材であるベース基材のエラストマーと接着して一体化されたもの(例えば、特許文献1参照。)や、また、マットに表示を有するものとして開示されているもの(例えば、特許文献2参照。)がある。さらに、マットに模様を有し、その模様を塩化ビニルシートで保護したもの(例えば、特許文献3参照。)が開示されている。
また、ゴムやエラストマーのシートと塩化ビニルシートである合成樹脂シートの接合したものは、接着剤を介して接合したものが開示されている(例えば、特許文献4参照。)。また、ゴムと樹脂フィルムの接着において、接着剤を用いない方法としてゴムに接着性改良剤を添加されているものが開示されている(例えば、特許文献5、特許文献6参照。)。
さらに、ターポリンシートの表面を形成する合成樹脂シートに印刷したマットが開示されている(例えば、特許文献7、特許文献8参照。)。
ところで、このターポリンシートは、編物や織物を合成樹脂シートで挟んだ構造からなり、柔軟性を有し、伸縮の少ない構造となっている。そのために、テントや表面に文字や図柄が印刷された横断幕や、文字や図柄を有する広告媒体として、これらに張力を加えた状態で使用している。また、ターポリンは表面が樹脂フィルムで構成されていることよりインクなどによる印刷にも適しており、鮮明な印刷が可能となっている。しかし、張力の無い状態で使用すると、皺などが生じるために表示を有する表現体としては、不十分なものになってしまう。そのために床マットなどの敷物として使用する場合は、端部の解れ防止処置を必要とし、あるいはこのもの自体に張力を必要とするかもしくは裏面に接着力を付与してそれを載置する基盤に接着させることを必要としている。このためにターポリンシートにさらに何らかの付随的な構造を設けることが必要である。
このターポリンシートは織物を合成樹脂シートで挟持した構造のシートからなり、柔軟性を有し、伸縮の少ない構造に形成されている。そこで、テントや表面に文字や図柄が印刷された横断幕や文字や図柄を有する広告媒体として、このターポリンシートには張力を加えた状態で使用されている。また、ターポリンシートは表面が樹脂フィルムで構成されているのでインクなどによる印刷にも適しており、鮮明な印刷が可能となっている。しかし、張力の無い状態で使用すると、皺などが生じるために表示媒体である表現体としては、不十分なものになってしまう。さらに、このターポリンシートを床マットなどの敷物として使用する場合は、端部の解れ防止処置を必要とし、あるいは、このもの自体に張力を持たせるか、もしくは裏面に接着力を付与してそれを載置する基盤に接着させることが、必要である。このために、ターポリンシートには、さらに何らかの付随的な構造を設けることが必要である。
一方、従来のタフトされたパイルまたは不織布に印刷して形成した床マットは、履物の裏面の汚れを拭き取ることを目的としている。そこで、上述したように、床マットは使用頻度によってはその都度に洗濯することが余儀なくされている。さらに、野外などに設置した場合には、雨などに曝されて色落ちなどが発生するので、床マットの表面に印刷などで設けた表示部の表示画面を維持し続けるためには、十分な構造とは言えない。そこで、これらの色落ちなどを防止するために、さらにその上を保護する何らかの2次加工を施して色落ちなどを防止している。しかし、このために床マットはコスト高となり生産性は良好とは言えない状況である。
さらに、床マットを大きな面積のフロアマットとして使用する場合、不織布を用いた床マットおよびパイル糸をタフトして形成したフロアマットは、厚みが厚く、重量が重い。このために、このフロアマットの敷設には、多くの時間を必要とし、敷設作業が容易でない。さらに、印刷した印刷面を有するターポリンシートをコーティング層で保護している床マットでは、コーティング層の磨耗によって耐久性に難があり、人の多い箇所に設置する用途には適さないものとなっている。
実開平2−57482号公報 特開平7−8436号公報 特開平10−166923号公報 実開昭62−109926号公報 特開平11−157010号公報 特開2002−86566号公報 特願平10−73464号公報 特開平5−200950号公報
従来のターポリンシートに用いられる合成樹脂シートは、ベース基材であるゴムまたはエラストマーとの接着に問題があり、これらを一体化するに当たっては、従来は、接着剤もしくはエラストマーに接着性改良剤などを添加して、合成樹脂シートとベース基材のゴムまたはエラストマーの接着強度を上げるようにしていた。このように、接着剤で接着するものは、単一の小面積の床マットの製造ではともかく、幅広の敷物であるフロアマットもしくは表示媒体や広告媒体に用いる壁マットとしての大面積のマットの製造では、すなわちベース基材であるゴムまたはエラストマーとターポリンシートを一体化した構造からなるマットの製造では、いまだ十分な開発が行われていない。さらに、製造上においてもゴムまたはエラストマーの配合技術の開発費に支出が掛かり、そして一般的エラストマーで製作するためには接着剤などを用いた合成樹脂シートとゴムまたはエラストマーを貼り付けければならず、このために一体化するためのコストが、従来から使用されているテントや看板などの表示物に比してコスト的に劣る欠点を有していた。一方、近年では、屋外の路面や屋内の通路の足元における表示媒体や広告宣伝用媒体として、小ロット、多品種からなる床マットの要求が多くなり、これに対応する製造方法が必要とされている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、単一の小面積からなる玄関マットやフロアマットである床マットや、大面積からなるフロアマットである床マット、あるいは建物の室内の壁面など係止する表示用媒体や広告宣伝用媒体である壁マットを、接着剤を使用して接着することなく、安価に製造する方法を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、玄関マットまたはフロアマットなどの床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法において、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材を下層に配設し、編物からなる編地もしくは織物からなる織地を表面に文字や図柄を印刷した合成樹脂シートと無印刷の合成樹脂シートで挟持して構成されたターポリンシートとし、このターポリンシートをベース基材の上の中層に配設し、中層のターポリンシートの表面を保護する透明な保護シートをターポリンシートの上の上層に配設し、これらの下層のベース基材と中層のターポリンシートと上層の保護シートを熱融着により一体的に形成することを特徴とする表面の保護された床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法である。
請求項2の発明では、上記の請求項1の手段と同じく玄関マットまたはフロアマットなどの床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法において、ゴムもしくはエラストマーからなりかつ表面周囲に任意幅からなる外縁部と外縁部の表面より一段低い位置に一様な平らな凹入部を有するベース基材を下層に配設し、編物からなる編地もしくは織物からなる織地の表面を合成樹脂シートで挟持し、挟持した表面の上部側を文字や図柄を描いた合成樹脂シートとしてターポリンシートに形成し、かつ該ターポリンシートを上記凹入部に嵌合する面積および一段低い凹入部の深さと同じ厚さを有するものに形成してベース基材の凹入部に嵌合して中層に配設し、ベース基材の外縁部と該外縁部内の中層のターポリンシートの表面を保護する透明な保護シートを形成し、この保護シートをベース基材の外縁部とターポリンシートの上の上層に配設し、これら下層のベース基材と中層のターポリンシートと上層の保護シートを熱融着により一体的に形成することを特徴とする表面の保護された床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法である。
請求項3の発明では、ターポリンシートの表面である合成樹脂シートと透明な保護シートの両者を同一素材のポリ塩化ビニルシートから形成し、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱融着により一体的に形成することを特徴とする請求項1または2の手段の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
請求項4の発明では、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱融着により一体的に形成する方法はプレス機による熱圧着により形成することを特徴とする請求項3の手段の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
請求項5の発明では、離型性の良好なフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスを透明な保護シートであるポリ塩化ビニルシートの表面に被覆する。次いで、このガラスクロスで被覆した透明な保護シートを表層に、ターポリンシートを中層に、かつ、ベース基材を下層に配置し、これらをプレス機の上型および下型により熱成形することにより、ガラスクロスの撚り目の転写により透明な保護シートの表面に0.1mm以上の凹凸からなる艶消しあるいはエンボス状の凹凸を形成するとともに、これらの保護シートとターポリンシートおよびベース基材を熱圧着により一体化し、さらに表面のガラスクロスを除去して透明な保護シートの表面に艶消しあるいはエンボス状の凹凸を形成する請求項4の手段の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
請求項6の発明では、請求項5の手段におけるガラスクロスによる艶消しあるいはエンボス状の凹凸の形成方法に替えた方法である。すなわち、プレス機の0.1mm以上の凹凸からなる艶消しもしくはエンボス状の凹凸を有する上型と平滑面を有する下型により、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱圧着により一体化する。この一体化と同時に透明な保護シートの表面に0.1mm以上の凹凸からなる艶消しもしくはエンボス状の凹凸を形成する請求項4の手段の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
請求項7の発明では、先ず、離型性の良好なフッ素樹脂で処理もしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスによりゴムもしくはエラストマーからなるベース基材の裏面を被覆する。次いで、このガラスクロスで被覆したベース基材を下層とし、ターポリンシートを中層とし、かつ、透明な保護シートであるポリ塩化ビニルシートを上層として、これらの下層、中層および上層からなる3層をプレス機の上型および下型の間に配設して熱成形して、ガラスクロスの撚り目の転写によりベース基材の裏面に0.1mm以上の凹凸からなるエンボス状の凹凸を形成するとともに、同時に透明な保護シートとターポリンシートおよびベース基材の3層を熱圧着により一体化し、さらに、裏面のガラスクロスを除去してベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を形成する請求項4の手段の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
請求項8の発明では、請求項7の手段におけるガラスクロスによるエンボス状の凹凸の形成方法に替えて、プレス機の平滑面を有する上型と0.1mm以上の凹凸からなるエンボス状の凹凸を有する下型により、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材の下層とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートの中層とポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートの上層からなる3層を、熱圧着により一体化し、同時にベース基材の裏面に0.1mm以上の凹凸からなるエンボス状の凹凸を形成する請求項4の手段の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
請求項9の発明では、先ず、離型性の良好なフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含浸した、0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスにより透明な保護シートであるポリ塩化ビニルシートの表面を被覆し、一方、離型性の良好なフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含浸した、0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスによりゴムもしくはエラストマーからなるベース基材の裏面を被覆する。次いで、これらのガラスクロスで被覆した透明な保護シートおよびガラスクロスで被覆したベース基材を、それぞれ上層および下層とし、かつ、ターポリンシートを中層とし、これらの3層をプレス機の上型および下型の間に配設して熱圧着により一体化する。次いで、表面および裏面のガラスクロスを除去して透明な保護シートの表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸を形成するとともに、ベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を形成する請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
請求項10の発明では、プレス機の0.1mm以上の凹凸からなる艶消しもしくはエンボス状の凹凸を有する上型と0.1mm以上の凹凸からなるエンボス状の凹凸を有する下型により、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱圧着により一体化し、同時に透明な保護シートの表面に0.1mm以上の凹凸からなる艶消しもしくはエンボス状の凹凸を形成するとともに、ベース基材の裏面に0.1mm以上の凹凸からなるエンボス状の凹凸を形成する請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法である。
本発明の製造方法としたことで、請求項1の発明では、文字や図柄を有するターポリンシートの表面を鮮明に長期間にわたって維持できる保護シートを有するターポリンマットを熱融着により容易に一体成型でき、請求項2の発明では、文字や図柄を有するターポリンシートおよび周囲に外縁部を有するベース基材の表面を鮮明に長期間にわたって維持できる保護シートを有するターポリンマットを熱融着により容易に一体成型でき、請求項3の発明では、ターポリンシートの表面の合成樹脂シートと透明な保護シートを同一素材のポリ塩化ビニルシートとしたことで、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とターポリンシートと保護シートを接着剤を用いることなく、熱融着により一体化することが容易にでき、ターポリンマットの製造コストを低減でき、請求項4の発明では、熱融着がプレス機により熱圧着するので容易であり、さらに請求項5の発明では、保護シートの表面に、離型性の良好なフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスを用いることで、艶消しもしくはエンボス状の凹凸の形成をプレス機の上型によるターポリンマットの一体化と同時に熱圧着するので、安価に効率よく製造でき、請求項6の発明では、保護シートの表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸を有するプレス機の上型によりターポリンマットの一体化と同時に熱圧着するので製造効率がよく、請求項7の発明では、ベース基材の裏面に、離型性の良好なフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスを用いることで、艶消しもしくはエンボス状の凹凸の形成を、プレス機の下型によりターポリンマットの一体化と同時に熱圧着するので、安価に効率よく製造でき、請求項8の発明では、ベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を有するプレス機の下型によりターポリンマットの一体化と同時に熱圧着するので製造効率がよく、請求項9の発明では、保護シートの表面に、離型性の良好なフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスを用いることで、同時にベース基材の裏面に、離型性の良好なフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスを用いることで、艶消しもしくはエンボス状の凹凸を保護シートの表面およびベース基材の裏面に同時に、安価に効率よく製造でき、さらに請求項10の発明では、保護シートの表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸を有するプレス機の上型およびベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を有するプレス機の下型により、プレス機の上型および下型によるターポリンマットの一体化と同時に熱圧着するので製造効率がよい。したがって、これらの発明の方法は、工程数を少なく、かつ、コストを低減して実施でき、本発明の方法は従来の方法にない優れた効果を奏する。
床マットまたは壁マットであるターポリンマットの平面図で、(a)は周囲に外縁部の無いもの、(b)は周囲に外縁部を有するものである。 ターポリンシートの構造を模式的に示す断面図である。 ベース基材とターポリンシートと保護シートからなるターポリンマットの模式的断面図で、(a)は周囲に外縁部の無いもの、(b)は周囲に外縁部を有するものである。 周囲に外縁部の無いターポリンマットの形成工程を示す模式的断面図で、(a)は形成過程を、(b)は成品を示す図である。 周囲に外縁部を有するターポリンマットの形成工程を示す模式的断面図で、(a)は形成過程を、(b)は形成後を示す図である。 ターポリンマットの表面および下面にエンボス状の凹凸を形成する工程を周囲に外縁部を有するターポリンマットで代表して示す模式的断面図で、(a)は形成過程を、(b)は成品を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面および表を参照して以下に説明する。本発明の方法は、表面に文字9aや図柄を描いて装飾あるいは表示用媒体や広告宣伝用媒体等に用いる単一の小面積からなる玄関マットやフロアマットや、あるいは大面積であるフロアマットとして用いる床マット2を製造する方法、もしくは表面に文字9aや図柄を描いて装飾あるいは表示用媒体や広告宣伝用媒体等に用いる単一の小面積からなる壁掛け用あるいは大面積の壁掛け用の壁マット3の製造方法であり、この製造方法では下層のゴム4bまたはエラストマー4cからなる素材と中層の編物10aである編地あるいは織物10bである織地と表面を被覆する合成樹脂シート8からなるターポリンシート6の素材とこれら表面を保護する上層の保護シート11の素材を、接着剤により接着する方法からなり、接着剤の硬化に長時間を要する方法ではなく、プレス機により熱圧着により一体化してターポリンマット1にすることで、その圧着時間を短時間とし、かつ、安価に製造する方法である。
ところで、本発明のターポリンマット1の下層を形成するゴム4bまたはエラストマー4cからなるベース基材4の素材としては、天然ゴムや合成ゴムなどの種々の素材が知られている。そこで、本発明では、この種々の素材からなるゴム4bまたはエラストマー4cからなるベース基材4の下層とターポリンシート6の表面層である種々の素材からなる合成樹脂シート8あるいは種々の素材からなるゴム4bまたはエラストマー4cからなるベース基材4の外縁部5からなる下層と透明な保護シート11である種々の素材からなる合成樹脂シート8が、本発明の熱融着で接合する程度を示す熱融着性について調査し、その結果を種々の素材の溶解度パラメーターであるSp値とし、それら素材の熱融着性について良いものを○、悪いものを×、その中間のものを△として表記し、表1に示した。なお、溶解度パラメーターであるSp値はそれら素材のなじみ易さを示している。このSp値が互いに等しいときに、二つの物質は混合しやすいことすなわち二つの物質の溶解度は両者の溶解度パラメーターの差が小さいほど大きくなることと、接着においてはよい接着が得られる傾向があることは認められている。また、このSp値は高い方がその物質の分子間の親和性は高いとされている。
Figure 0005436970
この表1の結果、ベース基材4にNo.3のSp値9.4であるアクリロニトリルブタジエンゴムすなわちNBRを使用し、ターポリンシート6を構成する合成樹脂シート8にNo.6のSp値が9.4であるポリスチレン、あるいはNo.1のSp値が9.7であるポリ塩化ビニル8aを使用すると、これらのベース基材4と合成樹脂シート8のSp値は同一であるかあるいは極めて近い値であるので、これらの熱融着性は○で極めて良好となることが判る。そこで本発明の方法では、取扱いの容易さや入手の容易さおよび強さの面から、合成樹脂シート8にポリ塩化ビニル8aを使用するものとする。
図2に模式的に示すように、フィラメント糸10からなる編物10aの編地あるいは織物10bの織地を、熱可塑性の合成樹脂シート8であるポリ塩化ビニルシート8aで挟持してターポリンシート6を形成する。このターポリンシート6の下面にゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4を設け、さらにターポリンシート6の上面に透明なポリ塩化ビニルシート11aである保護シート11を設けて、図3の(a)あるいは(b)の模式的断面に示すように、ターポリンマット1を形成する。なお、図3では、編物10aあるいは織物10bを挟持しているポリ塩化ビニルシート8aは図面上省略してターポリンシート6として示している。ところで、このターポリンシート6の表面は、例えば白色とし、この表面の白色に、文字9aや図柄を印刷して印刷面9とすることで、印刷面9をより鮮明なものとしている。なお、図1では文字9aを印刷した印刷面9とする。このターポリンシート6の白色の表面である熱可塑性のポリ塩化ビニルシート8aは印刷面9を形成する水溶性インクに対して良好な馴染みおよび密着性を有し、また溶剤系インクに対しても良好な馴染みおよび密着性を有している。さらに、図3の(b)に示すように、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4の表面の外周に、ターポリンシート6の外周よりも径が大きく、かつ、ターポリンシート6の厚さだけ高められたベース基材4の外縁部5の内周端面5aの内側のベース基材4の凹入部4aに、ターポリンシート6を嵌合載置する。さらに、ターポリンシート6の上面であるポリ塩化ビニルシート8aの表面を有するもの、あるいは、ポリ塩化ビニルシート8aの表面に印刷面9を有するものでは、それらの表面に外縁部5を有する場合に外縁部5ともども保護する、特に表面の印刷面9を保護するために、透明なポリ塩化ビニルシート11aからなる保護シート11で被覆する。次いで、これらのベース基材4と表面にポリ塩化ビニルシート8aを有するターポリンシート6と透明なポリ塩化ビニルシート11aを熱プレス加工して熱融着により一体化し、図4の(a)および(b)に示すターポリンマット1とする。
なお、ターポリンシート6は、熱可塑性のポリ塩化ビニルシート8aにより編物10aあるいは織物10bの上面のみを被覆するか、あるいは、編物10aあるいは織物10bの両面を挟持して被覆しでもよい。この実施の形態では、図2に示すように、編物10aあるいは織物10bの両面をポリ塩化ビニルシート8aにより挟持して被覆する方法を例として説明している。
このターポリンマット1において、図4の(a)に示すように、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4の上に設けるターポリンシート6の上の最外層として、透明なポリ塩化ビニルシート11aからなる保護シート11を設けることで、ベース基材4、ターポリンシート6、ターポリンシート6の上の透明なポリ塩化ビニルシート11aとした各素材を矢印に示すように重ね合わせた後、これらを熱プレス加工により一体成型して、ターポリンシート6とゴムもしくはエラストマーからなるベース基材4とその上の透明なポリ塩化ビニルシート11aの保護シート11からなるターポリンマット1を形成する。
一方、ターポリンマット1として、ベース基材4の表面上に載置嵌合するターポリンシート6の外周端面6aとの間に、図5の(b)に示すように、隙間7が生じると、その隙間7が目立ってターポリンマット1の外観が悪くなる恐れがある。そこで、図5(a)に示すように、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4の周囲に形成の外縁部5の内側のベース基材4の凹入部4aの上に対するターポリンシート6の嵌合載置は、上記の隙間7が生じる外観の悪さを防止するために、ターポリンシート6にベース基材4と同じ色で縁取り印刷を行って、外観上の悪さを目立たなくするか、あるいは、同じ色による縁取り印刷に替えて、ターポリンシート6とゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4とを一体成型を行うことによって、ターポリンシート6の外周端面6aとゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4の外縁部5の内周端面5aとの間に、図3に示すように、隙間7を形成することなく当接したものとする。この場合、一体成型はゴム4bもしくはエラストマー4cに加硫して熱融着する。さらに、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4の上に設けたターポリンシート6の上の最外層として、透明なポリ塩化ビニルシート11aからなる保護シート11を設けることで、ベース基材4、ポリ塩化ビニルシート8aで挟持したターポリンシート6および最外層の保護シート11である透明なポリ塩化ビニルシート11aの各素材を重ねて熱プレス加工により一体成型を行なう。この一体成型により、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4に外縁部5を有するものでは、この外縁部5の内周端面5aとターポリンシート6の外周端面6aとの隙間7または該内周端面5aに生じるケバを一体成型の熱融着により生じ無くして、外観上の向上を図ったターポリンマット1を形成する。
このターポリンシート6を嵌合載置するベース基材4であるゴム4bまたはエラストマー4cとしては、表1の結果に基づいて、合成ゴムであるNBRを用いるものとする。この場合、NBRのゴム硬度は30度〜80度、特に敷物である床マット2とするときは、30度〜65度の範囲に設定することが好ましく、かつ、ベース基材4の裏面に、図6の(b)に示すように、エンボス状の凹凸11cを設けることで、床面に設置した際にターポリンマット1が床面に対して滑ってずれることを防止する。
さらに、ベース基材4に用いるゴム4bまたはエラストマー4cである合成ゴムのNBRは、ターポリンシート6の外層面であるポリ塩化ビニルシート8aおよび最上層である透明なポリ塩化ビニルシート11aである保護シート11と熱融着性が、表1に示すように、良好であるので、接着剤を用いなくとも、ターポリンシート6および透明なポリ塩化ビニルシート11aはベース基材4であるNBRに熱融着で圧着することができる。その結果、透明なポリ塩化ビニルシート11aからなる保護シート11はターポリンシート6とベース基材4の外縁部5の上面から容易に剥離しない床マット2すなわちターポリンマット1に形成される。このように、保護シート11の透明なポリ塩化ビニルシート11aとしてターポリンシート6に用いたポリ塩化ビニルシート8aと同じポリ塩化ビニルシートを採用することで、当然の結果として、これらは熱融着により圧着できる。したがって、ターポリンマット1の製造工程において、接着剤などの固着するまで時間の掛かる処理剤を用いる必要がなく、熱融着するのみであるので一体化のため作業性が向上しており、製造コストの低減が図られる。
さらに、ターポリンマット1に表出される印刷された文字9aもしくは図柄からなる画像が光や光源の反射あるいは室外における雨などの水滴よる反射により見えにくくなることを防ぎ、かつ、画像に立体感を付与するために、保護シート11である透明なポリ塩化ビニルシート11aの表面に、図6の(b)に示すように、エンボス状の凹凸11bを設けて、これらの表面における画像の表示を明確に見えるものとする。この場合、ターポリンマット1の表面に設けたエンボス状の凹凸11bは、単位面積当り20個/cm2に設定して形成する。
また、ベース基材4のゴム4bまたはエラストマー4cに磁力を有する磁性粉を混入させることで、ベース基材4をラバーマグネット化し、鉄系の磁性を有する金属壁への貼り付けも可能とした壁マット3からなるターポリンマット1とすることもできる。
ターポリンシート6のポリ塩化ビニルシート8aおよび保護シート11のポリ塩化ビニルシート11aは同じ素材であるため、表1に示すように、熱による相溶性も良く、熱圧着により容易に被着できる。さらに、ゴム4bまたはエラストマー4cをNBRとするとき、このNBRとポリ塩化ビニルも、表1に示すように、相溶性も良く、熱圧着によりNBRとポリ塩化ビニルシート11aは被着できる。また、表面のエンボス状の凹凸11b、裏面のエンボス状の凹凸11cを設ける方法として、離型性の良いフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含侵したガラスクロスを用い、プレス機の金型と素材との間にこのガラスクロスを設けてこれらの表面のエンボス状の凹凸11b、裏面のエンボス状の凹凸11cを素材の表面や裏面に設ける。なお、プレス機の金型に表面のエンボス状の凹凸11b、裏面のエンボス状の凹凸11cを設けてプレスする方法でも同じ効果をもたらすことができる。
この実施例1は請求項1に係る発明の実施例である。玄関マットまたはフロアマットなどの床マット2もしくは壁マット3であるターポリンマット1の製造方法として、ゴム4bをNBRすなわちアクリロニトリルブタジエンゴムからベース基材4を形成する。さらに、このベース基材4に載置するターポリンシート6の構造を、図2に模式的に示すように、フィラメント糸10からなる編物10aもしくは織物10bと、これらを挟持している合成樹脂シート8であるポリ塩化ビニルシート8aから形成する。挟持した合成樹脂シート8の上部側の表面を文字9aや図柄を印刷により描いてターポリンシート6に形成する。このターポリンシート6の厚みは0.3mmに形成している。さらに、このターポリンシート6を保護するために、図4の(a)に示すように、ターポリンシート6の上に被せる最表面の保護シート11を透明なポリ塩化ビニルシート11aから形成する。ターポリンシート6を載置するゴム4bからなるベース基材4は合成ゴムであるNBRから形成する。これらのベース基材4からなる下層と、図2に示すフィラメント糸10からなる編物10aもしくは織物10bの両面をポリ塩化ビニルシート8aからなる合成樹脂8で挟持して形成したターポリンシート6からなる中層と、透明なポリ塩化ビニルシート11aの保護シート11からなる上層の3層を、図4の(a)に示すように、矢印方向に重ねて、ベース基材4の上にターポリンシート6を載置し、さらにターポリンシート6の上から透明な保護シート11を被覆した後、図4の(b)に示すように、これらを熱融着によりターポリンマット1に一体成型する。なお、ターポリンシート6の厚みが0.3mmより厚くなりすぎると、熱融着による一体成型時にターポリンシート6を形成するフィラメント糸10からなるパイルの下側のポリ塩化ビニルシート8aとベース基材4のゴム4b間の熱溶融による溶融物の回り込みが悪くなり、さらにターポリンシート6の表面とその上の保護シート11との間に空気が入った状態となって、ターポリンマット1に外観上の不均一部を生じる。
この実施例2は請求項1に係る発明の他の実施例である。この実施例2では、上記の実施例1と異なって、合成ゴムであるNBRから形成したベース基材4は、その上面の外周の部分に外縁部5を有し、外縁部5の内側のベース基材4の表面が、その上に載置するターポリンシート6の厚み0.3mmの分だけ外縁部5の表面よりも低い、ベース基材4の凹入部4aに形成されている。したがって、ターポリンシート6はベース基材の凹入部4aに嵌合載置される大きさからなっている。このターポリンシート6の構造は、上記の実施例1の構造と同じであるので説明を省略する。ところで、ベース基材4の凹入部4aに嵌合載置するターポリンシート6と該ターポリンシート6の周囲のベース基材4の外縁部5の表面の両者を保護するための透明な保護シート11をポリ塩化ビニルシート11aから形成する。次いで、ターポリンシート6を嵌合載置する上記のNBRから形成したゴム4bからなるベース基材4の下層と、図2に示すフィラメント糸10からなる編物10aもしくは織物10bの両面をポリ塩化ビニルシート8aで挟持して形成したターポリンシート6の中層と、ポリ塩化ビニルシート11aの透明な保護シート11の上層からなる3層を、図5の(a)に示すように、それぞれ矢印方向に重ねて、ベース基材4の上面外周部の外縁部5と、外縁部5の内側のベース基材4の凹入部4aに嵌合載置するターポリンシート6と、それらの上を被覆するポリ塩化ビニルシート11aからなる透明な保護シート11とを熱融着により一体成型して床マット2あるいは壁マット3であるターポリンマット1とする。これらのターポリンマット1は、単に接着剤で接着すると、図5の(b)に示すように、ベース基材4の外縁部5の内周端面5aとターポリンシート6の外周端面6aの両端面どうしの間に隙間7が形成される。しかし、フラットな加硫前のNBRからなるベース基材4のゴムシートを加硫と同時に熱圧着することで一体化する、本発明の方法によると、隙間7が形成されることない。したがってターポリンシート6の端部のフィラメント糸10の解れが隙間7からはみ出してケバを生じることがない。このためにケバを処理する工程も必要もない。このように、ターポリンマット1の生産性は隙間7を有るものに比して向上する。なお、ターポリンシート6の厚みが0.3mmより厚くなりすぎると、熱融着による一体成型時にターポリンシート6を形成するフィラメント糸10からなるパイルの下側のポリ塩化ビニルシート8aとベース基材4のゴム4b間の熱溶融による回り込みが悪くなり、さらにターポリンシート6の表面とその上の保護シート11との間に空気が入った状態となるので、ターポリンマット1の外観に見た目に不具合を生じる。さらに、ベース基材4の周囲の外縁部5の表面と外縁部5の内側のターポリンシート6の表面との間に段差が生じ、その結果、ターポリンシート6の表面とその上の保護シート11との間に空気が入り、ターポリンマット1の外観に見た目に不具合となる。
この実施例3は請求項2に係る発明の実施例である。上記の請求項1の発明の実施例2と同じく、玄関マットまたはフロアマットなどの床マット2もしくは壁マット3であるターポリンマット1の製造方法である。この発明の方法では、ゴム4bから形成したベース基材4をターポリンマット1の下層とする。さらに、このベース基材4の上面の外周部に任意幅からなる外縁部5を形成し、この外縁部5の内側に外縁部5の表面より一段と低い平らな凹入部4aを形成する。一方、編物10aもしくは織物10bの表裏面を合成樹脂シート8で挟持し、これらの表裏面の合成樹脂シート8のうち、表面側の合成樹脂シート8の表面に文字9aや図柄を形成する。そして、この編物10aもしくは織物10bと文字9aや図柄を描いた表面の合成樹脂シート8と裏面側の合成樹脂シート8からターポリンシート6を形成する。さらに、このターポリンシート6をベース基材4の凹入部4aにの面積に形成し、かつ、一段と低い凹入部4aの深さと同じ厚さとする0.3mmの厚さに形成する。このように形成したターポリンシート6をベース基材4の凹入部4aに嵌合して中層とする。ベース基材4の外縁部5とこの外縁部5内の中層のターポリンシート6の表面を大きさの透明な保護シート11を形成し、この保護シート11を上層とする。次いで、これらの下層のベース基材4と中層のターポリンシート6と上層の保護シート11を、図5の(a)に示すように、矢印方向に重ね合わせて熱融着して一体的に形成する。この一体化により、図5の(b)に示すように、表面の保護された床マット2もしくは壁マット3であるターポリンマット1を形成する。ところで、上記の文字9aや図柄を形成する方法は、ターポリンシート6の表面を形成する合成樹脂シート8にインクジェット方式の印刷により所望の文字9aや図柄からなる画像の印刷面9を図1の(b)に示すように形成する方法である。この形成した所望の文字9aや図柄からなる画像の印刷面9は透明な保護シート11で被覆して保護している。このように、この請求項2に係る方法は上記の実施例2の構成を請求項としたものである。
この実施例4は請求項3に係る発明の実施例である。この実施例の方法では、ターポリンシート6の表面を挟持する合成樹脂シート8と透明な保護シート11である合成樹脂シート8の両者を同一素材であるポリ塩化ビニルシート8aから形成する以外は、上記の請求項1の実施例1や実施例2および請求項2の実施例3と同じ方法であるので、この同じ部分の説明は省略している。したがって、この実施例4は、これらにおいて、ゴム4bからなるベース基材4である下層とポリ塩化ビニルシート8aを有するターポリンシート6である中層とポリ塩化ビニルシート8aである透明な保護シート11である上層からなる3層を図4の(a)や図5の(a)に示すように重ね合わせて熱融着する。その結果、これらの一体化により、図4の(b)や図5の(b)に示す床マット2もしくは壁マット3からなるターポリンマット1を製造する。
この実施例5は請求項4に係る発明の実施例である。この実施例は、上記の実施例1〜4の方法における熱融着の方法を具体的に示した方法で、上記の3層の熱融着する方法を具体化した方法で、ゴム4bからなるベース基材4である下層とポリ塩化ビニルシート8aを有するターポリンシート6である中層とポリ塩化ビニルシート8aである透明な保護シート11である上層からなる3層を熱融着する方法は加熱したプレス機による熱圧着により形成する方法に特定している。すなわち、ゴム4bからなるベース基材4の下層とポリ塩化ビニルシート8aを有するターポリンシート6の中層とポリ塩化ビニルシート8aである透明な保護シート11の上層からなる3層を熱融着により一体的に形成する方法は、加熱したプレス機の上型および下型からなる金型によりこれら3層を熱圧着する方法で、床マット2もしくは壁マット3からなるターポリンマット1を製造する。
この実施例6は請求項5に係る発明の実施例である。この実施例は、上記の実施例1〜実施例5の方法における方法であり、ターポリンマット1の最上面を形成する透明な保護シート11の表面を艶消しもしくはエンボス状の凹凸11bに形成する方法である。この最上面を形成する保護シート11の表面をエンボス状の凹凸11bに形成する方法は、図4や図5に示す方法により、透明なポリ塩化ビニルシート11aを加熱したプレス機の上型および下型からなる金型による熱成形によりターポリンシート6およびベース基材4と一体化する際に、透明なポリ塩化ビニルシート11aである保護シート11の表面をエンボス状の凹凸11bに形成したガラス繊維の0.1mm以上の撚り目を有する図6の(a)に示すガラスクロス12で覆って、プレス機の上型により加圧成形し、図4や図5に示す保護シート11をターポリンシート6およびベース基材4に一体化した後、ガラスクロス12を除去することにより、透明なポリ塩化ビニルシート11aの表面を、図6の(b)に示すように、0.1mm以上のエンボス状の凹凸11bの表面に形成する。この場合、離型性の良いフッ素樹脂で処理されたガラスクロス12もしくはフッ素樹脂の含浸されたガラスクロス12を用いる。図6の(b)に示すエンボス状の凹凸11bの面を形成した保護シート11の表面は、光や光源の反射あるいは室外における雨などの水滴よる反射により見え難くなることが防止され、さらにターポリンシート6の表面に形成した文字9aまたは図柄が立体的に見える床マット2もしくは壁マット3であるターポリンマット1が形成される。この0.1mm以上のエンボス状の凹凸11bは単位面積当り20個/cm2に設定して形成されている。
この実施例7は請求項6に係る発明の実施例である。この実施例7は上記の実施例6と同様に上記の実施例1〜実施例5の方法における方法であり、ターポリンマット1の最上面を形成する透明な保護シート11の表面を艶消しもしくはエンボス状の凹凸11bに形成する方法である。この最上面を形成する保護シート11の表面をエンボス状の凹凸11bに形成する方法は、図4や図5に示す方法により、透明なポリ塩化ビニルシート11aを加熱したプレス機の上型および下型からなる金型による熱成形によりターポリンシート6およびベース基材4と一体化する方法である。この場合、上型の表面を艶消しもしくはエンボス状の凹凸11bに形成し、下型の表面を平滑面に形成したプレス機の金型を用意し、このプレス機の艶消しもしくはエンボス状の凹凸11bを有する上型と平滑面を有する下型により、ゴム4bからなるベース基材4とポリ塩化ビニルシート8aを有するターポリンシート6とポリ塩化ビニルシート8aである透明な保護シート11を熱圧着により一体化する。この一体化により、同時に透明な保護シート11の表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸11bを上型から転写により形成し、床マットもしくは壁マットからなるターポリンマット1を製造する。
この実施例8は請求項7に係る発明の実施例である。この実施例は、ターポリンマット1が床マット2である場合の方法で、この床マット2を床面に敷いた際に滑らなくする方法である。そこで、床マット2をNBRであるゴム4bのベース基材4から形成し、このベース基材4の裏面に、図6の(b)に示すように、0.1mm以上のエンボス状の凹凸11cを設ける方法である。これ以外の方法の床マット2であるターポリンマット1の製造方法は、上記の実施例1〜実施例5の方法と同様である。この請求項7の発明の実施例に戻って説明すると、この場合も、上記のベース基材4の裏面に形成の0.1mm以上のエンボス状の凹凸11cは単位面積当り20個/cm2に設定して形成されている。その形成方法は、図6の(a)に示すように、離型性の良いフッ素樹脂で処理したもしくはフッ素樹脂を含侵した、表面に0.1mm以上のエンボス状の凹凸11cを有するガラスクロス12を、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4の下面に用意し、プレス機の下型の上にこのガラスクロス12を載置し、ガラスクロス12のエンボス状の凹凸11cの凹凸面を利用してベース基材4の下面をプレス機のプレスによる加圧成形により、図6の(b)に示すように、エンボス状の凹凸11cからなる凹凸面をベース基材4の下面に形成する。したがって、このベース基材4の下面のエンボス状の凹凸11cも単位面積当り20個/cm2に形成されている。このようにベース基材4の裏面はエンボス状の凹凸11cの面を有する床マット2であるターポリンマット1に形成されている。したがって、このように形成した床マット2は、裏面に設けたエンボス状の凹凸11cにより床面に敷いたときに容易に滑らなくなり安全なものとなっている。
この実施例9は請求項8に係る発明の実施例である。この実施例の方法は、請求項7におけるガラスクロス12によるエンボス状の凹凸11cの形成方法に替えて、プレス機の平滑面を有する上型とエンボス状の凹凸を有する下型により、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4とポリ塩化ビニルシート8aを有するターポリンシート6とポリ塩化ビニルシート11aである透明な保護シート11をプレス機の熱圧着により一体化し、この一体化と同時にベース基材4の裏面にエンボス状の凹凸11cを形成する方法である。すなわち、この方法により床マット2もしくは壁マット3であるターポリンマットを製造する。この場合も実施例8と同様に、床マット2は裏面に設けたエンボス状の凹凸11cにより床面に敷いたときに容易に滑らなくなり安全なものとなっている。
この実施例10は請求項9に係る発明の実施例である。この実施例の方法は、先ず、図6の(a)に示すように、離型性の良好なフッ素樹脂で処理もしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロス12で透明な保護シート11であるポリ塩化ビニルシート11aの表面を被覆し、かつ、離型性の良好なフッ素樹脂で処理もしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロス12でゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4の裏面を被覆する。次いで、このガラスクロス12で被覆した透明な保護シート11であるポリ塩化ビニルシート11aおよびガラスクロス12で被覆したゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4をそれぞれ上層および下層に配置し、かつ、ポリ塩化ビニルシート8aの表面を有するターポリンシート6を中層に配置し、プレス機の上型および下型により熱圧着により一体化する。次いで、図6の(b)に示すように、表面および裏面のガラスクロス12を除去して透明な保護シート11の表面に、艶消しもしくはエンボス状の凹凸11bを形成し、さらにベース基材4の裏面にエンボス状の凹凸11cを形成する。すなわち、この方法により、床マット2もしくは壁マット3であるターポリンマット1を製造する。この場合も実施例8と同様に、床マット2は裏面に設けたエンボス状の凹凸11cにより床面に敷いたときに容易に滑らなくなり安全なものとなっている。
この実施例11は請求項10に係る発明の実施例である。この実施例の方法は、プレス機の艶消しもしくはエンボス状の凹凸を有する上型とエンボス状の凹凸を有する下型により、ゴム4bもしくはエラストマー4cからなるベース基材4とポリ塩化ビニルシート8aを有するターポリンシート6と、ポリ塩化ビニルシート11aである透明な保護シート11を、熱圧着により一体化する。この一体化と同時にポリ塩化ビニルシート11aである透明な保護シート11の表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸11bを形成するとともに、ベース基材4の裏面にエンボス状の凹凸11cを形成する。すなわち、この方法により、床マット2もしくは壁マット3であるターポリンマット1を製造する。この場合も実施例8と同様に、床マット2は裏面に設けたエンボス状の凹凸11cにより床面に敷いたときに容易に滑らなくなり安全なものとなっている。
1 ターポリンマット
2 床マット
3 壁マット
4 ベース基材
4a ベース基材の凹入部
4b ゴム
4c エラストマー
5 外縁部
5a 内周端面
6 ターポリンシート
6a 外周端面
7 隙間
8 合成樹脂シート
8a ポリ塩化ビニルシート
9 印刷面
9a 文字
10 フィラメント糸
10a 編物
10b 織物
11 保護シート
11a ポリ塩化ビニルシート
11b エンボス状の凹凸
11c エンボス状の凹凸
12 ガラスクロス

Claims (10)

  1. 玄関マットまたはフロアマットなどの床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法において、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材を下層に配設し、編物からなる編地もしくは織物からなる織地を表面に文字や図柄を印刷した合成樹脂フィルムもしくはシート(以下、合成樹脂フィルムもしくはシートを「合成樹脂シート」という。)と無印刷の合成樹脂シートで挟持して構成されたターポリンフィルムもしくはシート(以下、ターポリンフィルムもしくはシートを「ターポリンシート」という。)とし、このターポリンシートをベース基材の上の中層に配設し、中層のターポリンシートの表面を保護する透明な保護フィルムもしくはシート(以下、保護フィルムもしくはシートを「保護シート」という。)をターポリンシートの上の上層に配設し、これらの下層のベース基材と中層のターポリンシートと上層の保護シートを熱融着により一体的に形成することを特徴とする表面の保護された床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法。
  2. 玄関マットまたはフロアマットなどの床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法において、ゴムもしくはエラストマーからなりかつ表面周囲に任意幅からなる外縁部と外縁部の表面より一段低い位置に一様な平らな凹入部を有するベース基材を下層に配設し、編物からなる編地もしくは織物からなる織地の表面を合成樹脂シートで挟持し、挟持した表面の上部側を文字や図柄を描いた合成樹脂シートとしてターポリンシートに形成し、かつ該ターポリンシートを上記凹入部に嵌合する面積および一段低い凹入部の深さと同じ厚さを有するものに形成してベース基材の凹入部に嵌合して中層に配設し、ベース基材の外縁部と該外縁部内の中層のターポリンシートの表面を保護する透明な保護シートを形成し、この保護シートをベース基材の外縁部とターポリンシートの上の上層に配設し、これら下層のベース基材と中層のターポリンシートと上層の保護シートを熱融着により一体的に形成することを特徴とする表面の保護された床マットもしくは壁マットであるターポリンマットの製造方法。
  3. ターポリンシートの表面である合成樹脂シートと透明な保護シートの両者を同一素材のポリ塩化ビニルシートから形成し、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱融着により一体的に形成することを特徴とする請求項1または2に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
  4. ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱融着により一体的に形成する方法はプレス機による熱圧着により形成することを特徴とする請求項3に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
  5. 離型性の良好なフッ素樹脂で処理もしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスで透明な保護シートであるポリ塩化ビニルシートの表面を被覆し、このガラスクロスで被覆した透明な保護シートを表層にしてターポリンシートを中層とし、かつ、ベース基材を下層とし、プレス機の上型および下型により熱成形して、ガラスクロスの撚り目の転写により透明な保護シートの表面に0.1mm以上の凹凸からなる艶消しあるいはエンボス状の凹凸を形成するとともに、保護シートとターポリンシートおよびベース基材を熱圧着により一体化した後、ガラスクロスを除去して透明な保護シートの表面に艶消しあるいはエンボス状の凹凸を形成することを特徴とする請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
  6. 請求項5におけるガラスクロスによる艶消しあるいはエンボス状の凹凸の形成方法に替えて、プレス機の艶消しもしくはエンボス状の凹凸を有する上型と平滑面を有する下型により、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱圧着して一体化するとともに、透明な保護シートの表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸を形成することを特徴とする請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
  7. 離型性の良好なフッ素樹脂で処理もしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスでゴムもしくはエラストマーからなるベース基材の裏面を被覆し、このガラスクロスで被覆したベース基材を下層にしてターポリンシートを中層とし、かつ、透明な保護シートであるポリ塩化ビニルシートを上層とし、プレス機の上型および下型により熱成形して、ガラスクロスの撚り目の転写によりベース基材の裏面に0.1mm以上の凹凸からなるエンボス状の凹凸を形成するとともに、透明な保護シートとターポリンシートおよびベース基材を熱圧着により一体化した後、ガラスクロスを除去してベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を形成することを特徴とする請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
  8. 請求項7におけるガラスクロスによるエンボス状の凹凸の形成方法に替えて、プレス機の平滑面を有する上型とエンボス状の凹凸を有する下型により、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱圧着により一体化し、同時にベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を形成することを特徴とする請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
  9. 離型性の良好なフッ素樹脂で処理もしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスで透明な保護シートであるポリ塩化ビニルシートの表面を被覆し、かつ、離型性の良好なフッ素樹脂で処理もしくはフッ素樹脂を含浸した0.1mm以上の凹凸からなる撚り目を有するガラス繊維からなるガラスクロスでゴムもしくはエラストマーからなるベース基材の裏面を被覆し、このガラスクロスで被覆した透明な保護シートおよびガラスクロスで被覆したベース基材をそれぞれ上層および下層とし、かつ、ターポリンシートを中層とし、プレス機の上型および下型により熱圧着により一体化した後、表面および裏面のガラスクロスを除去して透明な保護シートの表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸を形成するとともに、ベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を形成することを特徴とする請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
  10. プレス機の艶消しもしくはエンボス状の凹凸を有する上型とエンボス状の凹凸を有する下型により、ゴムもしくはエラストマーからなるベース基材とポリ塩化ビニルシートを有するターポリンシートとポリ塩化ビニルシートである透明な保護シートを熱圧着により一体化し、同時に透明な保護シートの表面に艶消しもしくはエンボス状の凹凸を形成するとともに、ベース基材の裏面にエンボス状の凹凸を形成することを特徴とする請求項4に記載の床マットもしくは壁マットを形成するターポリンマットの製造方法。
JP2009185529A 2009-08-10 2009-08-10 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法 Active JP5436970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009185529A JP5436970B2 (ja) 2009-08-10 2009-08-10 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009185529A JP5436970B2 (ja) 2009-08-10 2009-08-10 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011036355A JP2011036355A (ja) 2011-02-24
JP5436970B2 true JP5436970B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=43764796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009185529A Active JP5436970B2 (ja) 2009-08-10 2009-08-10 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5436970B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6452413A (en) * 1987-08-22 1989-02-28 Yoshihiko Tadami Carpet
JPH0531940U (ja) * 1991-08-20 1993-04-27 丸山工業株式会社 フロアシート
JPH05263372A (ja) * 1992-03-12 1993-10-12 Mitsubishi Rayon Co Ltd シート材料及びその製造方法
JPH0850332A (ja) * 1994-05-31 1996-02-20 Toppan Printing Co Ltd 反射型映写スクリーン
JPH08166848A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Chuko Kasei Kogyo Kk マウスパッド
JP2937899B2 (ja) * 1996-10-07 1999-08-23 宝養生資材株式会社 床面、側壁等の養生シート
JP3524017B2 (ja) * 1999-06-16 2004-04-26 泉州敷物株式会社 タイルカーペットの製造方法
JP3151553U (ja) * 2009-04-16 2009-06-25 達夫 義那 フロアマット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011036355A (ja) 2011-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9175436B2 (en) Flocked articles having a resistance to splitting and methods for making the same
JP2018153641A (ja) 汎用バッキングを有する床被覆材及び製造方法
US7045193B2 (en) Display mat with high-definition graphics
CN101111367A (zh) 纺织品表面遮盖物及其制造方法
EP1362695A1 (en) Resilient flooring structure with encapsulated fabric
US20050079330A1 (en) Display mat with high-definition graphics
US20130019506A1 (en) Shoe ornament structure and method for making the same
JP2010036582A (ja) バックモールドされた(back−molded)プラスチック部分の製造方法
JP7039292B2 (ja) 内装シート、及びその製造方法
JP5436970B2 (ja) 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法
JP3155245U (ja) 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマット
CN101856891A (zh) 一种载重汽车覆膜顶篷及顶篷覆膜方法
CN101220703A (zh) Diy型装饰壁纸及其施工方法
JP2010121292A (ja) 床材
TW201702059A (zh) 具自黏修邊之地毯製造方法
KR101422088B1 (ko) 입체 문양이 투영된 원단 및 그 제조 방법
KR20100080721A (ko) 전사 카페트 및 그 제조방법
JP3151553U (ja) フロアマット
US8003177B2 (en) Ductile printed media and methods of use therefore
JP2018044340A (ja) 床材およびその製造方法
WO2004037063A1 (en) Floor mat
JP2017193137A (ja) 装飾用シート
JP5639432B2 (ja) 車両用表皮材及び車両用表皮材の製造方法
JP2007070518A (ja) 成形シート用接着剤及び成形品加飾用成形シート
KR20100080726A (ko) 직물코팅 카페트 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5436970

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250