JP2017193137A - 装飾用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】特有の視覚的効果を有する装飾シートを提供する。
【解決手段】干渉模様発生パターン層(12)を有する第一のシート(10)、及び、干渉模様発生パターン層(22)を有する第二のシート(20)、を備え、第一のシートの干渉模様発生パターン層と第二のシートの干渉模様発生パターン層とが空気層を介して配置されるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、装飾に用いられるシートに関し、光の干渉を利用した装飾シートに関する。
例えば特許文献1には、見る方向によって模様が変化する装飾シートが開示されている。これはシートの表裏のそれぞれにパターンを形成することにより、模様の見え方が変化するとされている。
特開平9−207254号公報
装飾用シートの分野では、従来技術にこだわらず、新しい視覚的効果を有する装飾シートの提供が望まれている。
そこで本発明は上記問題を鑑み、特有の視覚的効果を有する装飾シートを提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。わかりやすさのため、ここでは括弧書きで図面の参照符号を付記するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の1つの態様は、干渉模様発生パターン層(12)を有する第一のシート(10)、及び、干渉模様発生パターン層(22)を有する第二のシート(20)、を備え、第一のシートの干渉模様発生パターン層と第二のシートの干渉模様発生パターン層とが空気層を介して配置される、装飾用シート(1)である。
上記装飾用シートにおいて、第一のシートの干渉模様発生パターン層と第二のシートの干渉模様発生パターン層とが接合されていないように構成することができる。
上記装飾用シートにおいて、第一のシートの干渉模様発生パターン層と第二のシートの干渉模様発生パターン層とがその一部で接合されていてもよい。
また、第一のシートの干渉模様発生パターン層及び第二のシートの干渉模様発生パターン層の少なくとも一方は、凸部と凹部とが交互に配列された形態とすることができる。
ここで凸部は薄膜状である形態としてもよい。
本発明によれば、干渉縞の発生及び干渉縞の変化を得ることができ、特有の視覚的効果を有する装飾シートとなる。
装飾用シート1の斜視図である。 装飾用シート1の一部を切欠いた斜視図である。 装飾用シート1の断面図である。 図3の一部を拡大した図である。 図5(a)は装飾用シート1が歪んだ場面の一態様を表した図、図5(b)は装飾用シート1が歪んだ場面の他の態様を表した図である。 装飾用シート101の断面の一部を表した図である。 装飾用シート201の断面の一部を表した図である。 装飾用シート301の断面の一部を表した図である。 装飾用シート401の断面の一部を表した図である。 装飾用シート501の断面の一部を表した図である。 実施例の装飾用シート601の断面の一部を表した図である。
以下、本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら形態に限定されるものではない。なお、以下に示す図面では分かりやすさのため部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見やすさのため説明上不要な部分の図示や繰り返しとなる符号は省略することがある。
図1は、第一の形態の装飾用シート1を説明する図で、装飾用シート1の一部を示す外観斜視図である。図2は、図1に示した装飾用シート1の一部を切り欠き、その内側が見えるように表した図である。また、図3は、図1にIII−IIIで示した線に沿った断面図である。さらに図4には図3の一部を拡大した図を表した。
これら図からわかるように、装飾用シート1は、第一シート10、及び第二シート20を有して構成されている。
第一シート10は、基部11及び干渉模様発生パターン層12を有して構成されている。
基部11は、干渉模様発生パターン層12を支持する板状の部位である。基部11の厚さは特に限定されることはないが、25μm以上200μm以下とすることができる。厚さが25μmより薄いと第一シート10が破れやすくなり、200μmより厚いと柔軟性に欠け、後述するような干渉模様の変化を生じさせ難くなる。
尚、本発明に於いて、「干渉」とは光波(電磁波)の波動としての干渉の他に周期的パターン同志のモアレも包含する概念として用いる。又、「干渉模様」は光波の干渉による干渉縞の他に空間的周期パターン同志のモアレ模様(モアレ干渉縞、乃至はモアレ縞とも呼稱する。)も包含する。尚、以下の形態では、主にモアレによる干渉パターンを発現する干渉模様を採用する。但し、本発明は斯かる形態にのみ限定されるわけでは無く、主に光波の干渉縞を発現する干渉模様を採用する形態も包含される。
本形態では基部11の端部には接合部11aが設けられており、第二シート20の基部21の端部に設けられた接合部21aと接合される。
なお、基部11の面のうち、干渉模様発生パターン層12が配置されない側の面は、微小な凹凸によるマット面としてもよい。これにより、平滑面とは異なる質感や手触りを得ることができる。
干渉模様発生パターン層12は、基部11の一方の面上に形成された部位で、本形態では凹凸を有する層とされている。本形態では、干渉模様発生パターン層12は、図1〜図4よりわかるように、一方向(図1、図2に於いてはy軸方向)に延びる線状凸部13を有している。そして、複数の線状凸部13が、上記延びる方向(以下、「延在方向」或いは「長手方向」とも呼稱する。)とは異なる方向(図1に於いては延在方向と直交するx軸方向)に配列されている。従って、隣り合う線状凸部13の間には間隙が形成され、この間隙部分が線状凹部14となる。これにより凹凸が繰り返されるパターンとされている。
本形態の線状凸部13及び線状凹部14は、その延在方向(長手方向)と直交する面で切断した断面(以下、主切断面とも言う。)の形状が二等辺三角形を有しており、その頂部が円弧状とされている。図3、図4からわかるように、本形態では二等辺三角形断面を有する山状の線状凸部13の間に谷溝状の線状凹部14が形成される。
以上のような干渉模様発生パターン層12は、後述する第二シート20の干渉模様発生パターン層22との組み合わせで、干渉縞を発生するパターンを有していればよい。
ここで第一シート10の基部11と、干渉模様発生パターン層12とは同じ材料で一体とする形態でもよいし、同じ材料又は異なる材料で別体として貼り合された形態でもよい。
第一シート10を構成する材料は、装飾用シート1の少なくとも一方側から、干渉縞を視認することができるように構成されていればよく、その限りにおいて透明、不透明を問わない。具体的には、例えばウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂(ナイロン)、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の各種樹脂、木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維、レーヨン、アセテート等の再生または半合成繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリオレフィンなどの合成繊維、ガラス纖維等の繊維からなる織布、不織布、網布等の布、紙、金属、ガラス、ガラス織布等を挙げることができる。
第二シート20は、第一シート10と同様の構成を有している。従って、第二シート20は、基部21及び干渉模様発生パターン層22を具備している。そして、基部21には接合部21aが具備されている。従って、基部21は基部11、干渉模様発生パターン層22は干渉模様発生パターン層12、接合部21aは接合部11aと同様の構成を備えているので、ここでは説明を省略する。
ただし、図4からよくわかるように、第一シート10に具備された干渉模様発生パターン層12の線状凸部13のピッチp’と、第二シート20に具備された干渉模様発生パターン層22の線状凸部23のピッチpとは異なることが好ましい。これにより、モアレ干渉縞を確実に生じさせることができる。
具体的なピッチp、及びピッチp’の大きさは特に限定されることはないが、下記式(1)で示すモアレ間隔(モアレ縞の隣り合う暗部の中間点距離)dが0.2mm以上となるように構成することが好ましく、より好ましくはdが0.5mm以上、さらに好ましくはdが1.0mm以上である。dが0.2mmより小さいとモアレパターンの視認が困難となる傾向にある。一方、dは50mm以下であることが好ましい。dが50mmより大きいと干渉縞に基づく本装飾用シート特有の意匠性の発現が不十分となる虞がある。
モアレ間隔dは下記式によって決定される。
d=(0.5・p)/(1−p’/p) (1)
ここで、pは線状凸部23の間隔が広い側のピッチ(mm)、p’は線状凸部13の間隔が狭い側のピッチ(mm)をそれぞれ表している。
このような、第一シート10と第二シート20とは次のように組み合わされて装飾用シート1とされている。すなわち、図1〜図4よりわかるように、第一シート10と第二シート20とを、その干渉模様発生パターン層12と、干渉模様発生パターン層22とが向き合うように配置する。そして、第一シート10、第二シート20の接合部11aと接合部21aとを接合する。
このように形成することで、干渉模様発生パターン層12、及び干渉模様発生パターン層22は基部11と基部21とに挟まれた内側に配置され、外部からの接触が防止されるので長期にわたって干渉模様を呈することができる。
本形態では、干渉模様発生パターン層12と、干渉模様発生パターン層22とは、接合されていない。
このとき、干渉模様発生パターン層12、干渉模様発生パターン層22は、空気との界面を有していることが好ましい。これにより干渉模様発生パターン層12、干渉模様発生パターン層22と空気との屈折率差を大きく取ることができ、干渉縞をより明確に発生させることが可能となる。
以上のような装飾用シート1は、様々な製品の表面に配置され、干渉模様を視認できる装飾用の部材として用いられる。製品としては例えば靴、鞄、ソファー、椅子、乗物の座席等の表面材、箱、包装容器、壁紙や床材等の建築物内裝材、冷蔵庫やテレヴィジョン受像器等の家電製品の表面装飾材等を挙げることができる。
装飾用シート1は、次のように作用する。すなわち、干渉模様発生パターン層12及び干渉模様発生パターン層22によりいわゆるモアレ干渉縞を発生させる。これにより干渉縞特有の美感を生じさせる。
さらに、本形態では装飾用シート1が外力により歪むように構成されており、干渉模様発生パターン層12と干渉模様発生パターン層22とが接合されていないため、図4に矢印IVa、矢印IVbで示したように、それぞれがその厚さ方向に動くことができる。これにより装飾用シート1は図5(a)、図5(b)に例示したように歪むことが可能である。図5(a)は第一シート10と第二シート20とが同じように歪んだ例、図5(b)は第一シート10と第二シート20が異なるように歪んだ例である。
これにより、歪む前の装飾用シート1に対して、歪むことにより干渉模様発生パターン層12と干渉模様発生パターン層22との相対的な位置が変化するため、歪む前と異なった干渉縞が発生する。従って干渉縞の変化による美感も享受できる。
図6は、第二の形態を説明する図であり、装飾用シート101の断面の一部を示した図である。図6は図4に相当する図である。図6からわかるように、装飾用シート101は、第一シート10の干渉模様発生パターン層12に具備された線状凸部13と、第二シート20の干渉模様発生パターン層22に具備されている線状凸部23とが、その一部(接合部101a)で接合されている。接合方法は特に限定されることはないが、接着剤や粘着剤を用いることが挙げられる。
このような装飾用シート101によれば、装飾用シート1と同様に、干渉模様発生パターン層12及び干渉模様発生パターン層22によりいわゆるモアレ干渉縞を発生させる。これにより干渉縞特有の美感を生じさせる。
さらに、本形態では装飾用シート1が外力により歪むように構成されており、干渉模様発生パターン層12と干渉模様発生パターン層22とが接合されているため、図6に矢印VIで示したように、干渉模様発生パターン層12と干渉模様発生パターン層22が一体にその厚さ方向に動くことができる。これにより、歪む前の装飾用シート101に対して、歪むことにより歪む前と異なった干渉縞が発生する。従って干渉縞の変化による美感も享受できる。
図7は、第三の形態を説明する図であり、装飾用シート201の断面の一部を示した。図7は図4に相当する図である。図7からわかるように、装飾用シート201は、第一シート10の干渉模様発生パターン層12と、第二シート20の干渉模様発生パターン層22とが向かい合わないように配置された例である。
このような装飾用シート101でも、装飾用シート1と同様の干渉縞の発生及びその変化が得ることができる。
図8は、第四の形態を説明する図であり、装飾用シート301の断面の一部を示した図である。図8は図4に相当する図である。図8からわかるように、装飾用シート301は、第一シート310、第二シート320、及び外装材330を有して構成されている。
第一シート310は、基部311に干渉模様発生パターン層12が積層されており、第一シート310は、基部311が接合部を有していない点で第一シート10と異なる。他は第一シート10と同様である。
第二シート320も、基部321に干渉模様発生パターン層22が積層されており、第二シート320は、基部321が接合部を有していない点で第二シート20と異なる。他は第二シート20と同様である。
以上よりわかるように、第一シート310と第二シート320とは接合されていない。
そして装飾用シート301の外装材330は袋状であり、その内側に第一シート310及び第二シート320が内包される。これにより接合されていない両者が保持される。本形態では装飾用シート1と同様に、干渉模様発生パターン層12と干渉模様発生パターン層22とが向かい合うように配置されている。ただしこれに限らず、例えば上記した形態又は以下に説明する形態のように配置することもできる。
このような装飾シート301によれば、装飾シート1で説明した作用の他、図8に矢印VIIIで示したように、第一シート310と第二シート320とがシート面の法線方向を中心に相対的に回転することができ、さらなる干渉縞の変化を得ることができる。
図9は、第五の形態を説明する図であり、装飾用シート401の断面の一部を示した図である。図9は図4に相当する図である。図9からわかるように、装飾用シート401は、第一シート10、及び第二シート420を有して構成されている。
第一シート10は、装飾用シート1で説明した第一シート10と同様である。
一方、第二シート420は、基部21に干渉模様発生パターン層422が積層されている。第二シート420では、干渉模様発生パターン層22の代わりに干渉模様発生パターン層422が用いられた点で第二シート20と異なる。そして第二シート420の干渉模様発生パターン層422は、線状凸部423が不透明な薄膜状に形成されており、線状凹部424と交互に配列されている。このような線状凸部423は例えばシルクスクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷等の印刷等により形成することができる。又、線状凸部の色は黒色、白色、灰色等の無彩色、黄色、赤色、青色等の有彩色の中から適宜選択することが出來る。第一シート10と第二シート20との干渉模様発生パターン層のピッチの設計については、第一の形態の場合と同様に設計すれば良い。第五の形態に於ける線状凸部423の厚さは1μm以上100μm以下程度とすることが出來る。
このような装飾シート401によっても、干渉模様発生パターン層12と干渉模様発生パターン層422とによるモアレ干渉縞により装飾シート1と同様に干渉縞、及びその変化を得ることができる。
図10は、第六の形態を説明する図であり、装飾用シート501の断面の一部を示した図である。図10は図4に相当する図である。図10からわかるように、装飾用シート501は、第一シート510、及び第二シート420を有して構成されている。第二シート420は上記した装飾用シート401と同様である。
第一シート510は、基部11に干渉模様発生パターン層512が積層されている。第一シート510では、干渉模様発生パターン層12の代わりに干渉模様発生パターン層512が用いられた点で第一シート10と異なる。そして第一シート510の干渉模様発生パターン層512は、線状凸部513が不透明な薄膜状に形成されており、線状凹部514と交互に配列されている。このような線状凸部513は例えば印刷等により形成することができる。
このような装飾用シート501によっても、干渉模様発生パターン層512と干渉模様発生パターン層422とによるモアレ干渉縞により装飾シート1と同様に干渉縞、及びその変化を得ることができる。
実施例では、図1〜図4で説明した装飾用シート1の例に倣い、図11のような断面を有する装飾用シート601を作製してモアレ縞の発生について試験した。図11は図4に相当する図である。各部の符号は装飾用シート1と同じとした。この例では、線状凸部13、及び線状凸部23が、主切断面形状において、基部11、基部21との接続部位である底辺が100μm、高さが50μmで頂部が直角である直角二等辺三角形とされている。このような断面形状を有する線状凸部13、及び線状凸部23に対して、ピッチp、ピッチp’を変更して評価した。
装飾用シート601の作製を次のように行った。
まず、表面を銅めっきしたシリンダーを準備し、断面が二等辺三角形の頂角90°のバイトで100μm幅ずつ線条パターンを切削して、シリンダー(円筒)表面に主切断面形状が底辺長100μmの直角二等辺三角形の線状凸部が其の延在方向を平行に多数隣接配置された形状の凹凸パターンを有するエンボス版を作製した。
一方、賦型シートを次のようにして作製した。賦型シート基材層として厚さ150μmの紙、これに積層された賦型層としての厚さ30μmのポリプロピレンの帯状の積層体(幅1500mm、長さ1500mm)を準備した。次に上記作製したシリンダーをロールエンボス装置に取り付けてこれを用いて、積層体の賦型層に対して熱エンボス転写した。これにより賦型層にエンボス版に形成されていたパターンが転写される。ここで熱エンボス転写の条件は、シリンダー温度120℃、圧力14.7(MPa)、回転周速度5m/分である。
第一シート10を構成する組成物として、ポリウレタン(レザミンNE−8811、大日精化工業株式会社)100質量部、着色剤(セイカセブンNET−5794ブラック、大日精化工業株式会社)15質量部、トルエン25質量部、及びイソプロピルアルコール25質量部を混合したものを準備した。上記作製した賦型シートを、合成皮革製造装置に取り付け、当該組成物を賦型シートのうちパターンが形成された側の面に塗布した。塗布はダイコート法により行った。塗布後、100℃〜120℃の範囲で2分加熱乾燥し、その後に接着剤を用いて基材層(基布)を貼り合わせた。そして乾燥、熟成後に賦型シートから離型した。以上により第一シート10を得た。
第二シート20を構成する組成物として、ポリウレタン(レザミンNE−8811、大日精化工業株式会社)100質量部、トルエン25質量部、及びイソプロピルアルコール25質量部を混合したものを準備した。上記作製した賦型シートを、合成皮革製造装置に取り付け、当該組成物を賦型シートのうちパターンが形成された側の面に塗布した。塗布はダイコート法により行った。塗布後、100℃〜120℃の範囲で2分加熱乾燥し、その後に接着剤を用いて基材層(透明ウレタンフィルム)を貼り合わせた。そして乾燥、熟成後に賦型シートから離型した。以上により第二シート20を得た。
上記で得た第一シート10及び第二シート20を各100mm角で切り出し、凹凸が向き合うように周囲を接着剤で固定して装飾用シート1とした。
このような装飾用シート1に対して、モアレ間隔dを測定し次のように評価した。
d≧1.0mm:◎(モアレがはっきり観察できて特に良好。)
1.0mm>d≧0.5mm:○(モアレが観察できて良好。)
0.5mm>d≧0.2mm:△(モアレが許容できる程度に見えた。)
表1に、結果を示す。表1にはピッチp及びピッチp’を変更して組み合わせたときに測定したdの値(mm)及び上記の評価基準による結果を合わせて示した。
Figure 2017193137
1、101、201、301、401、501 装飾用シート
10、310、510 第一シート
11、311 基部
12、512 干渉模様発生パターン
20、320、420 第二シート
22、422 干渉模様発生パターン

Claims (5)

  1. 干渉模様発生パターン層を有する第一のシート、及び、干渉模様発生パターン層を有する第二のシート、を備え、
    前記第一のシートの干渉模様発生パターン層と前記第二のシートの干渉模様発生パターン層とが空気層を介して配置される、装飾用シート。
  2. 前記第一のシートの干渉模様発生パターン層と前記第二のシートの干渉模様発生パターン層とが接合されていない請求項1に記載の装飾用シート。
  3. 前記第一のシートの干渉模様発生パターン層と前記第二のシートの干渉模様発生パターン層とがその一部で接合されている請求項1に記載の装飾用シート。
  4. 前記第一のシートの干渉模様発生パターン層及び前記第二のシートの干渉模様発生パターン層の少なくとも一方は、凸部と凹部とが交互に配列された形態である、請求項1乃至3のいずれかに記載の装飾用シート。
  5. 前記凸部が薄膜状である、請求項4に記載の装飾用シート。
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