JP5436136B2 - コンテナ - Google Patents
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Description
図5は、このようなタイプのコンテナの開口部付近の構造の一例を示す図である。この図は、上方のコンテナ110から、下方のホッパー150内に内容物を落下・排出している状態である。
コンテナ101は、ホッパーへの排出・投入用の開口111を備えた容器本体110と、開口111を開閉するスイング開閉式の扉120と、扉120を容器本体110に対してロックするロック機構140と、を有する。
さらに、レバー144は、図示せぬバネによって、図の下方向に付勢されており、アーム141をロック位置に保持している。
(1)アーム141は、扉120と当て板115とを挟む必要があり、当て板115には、アーム141が通る開口116が形成されている。すると、ホッパー150の開口シール151を、当て板115の扉120や開口116の一周り外側の位置に当てた際に、ホッパー150の内部は、当て板115に形成された開口116を介して外部に連通した状態となる。このような状態でコンテナ101の内容物をホッパー150へ排出すると(さらにその下にはサイロや処理装置、出荷コンテナがある)、内容物が舞い上がった際に、吹き上げられた内容物が開口116を通って外部へ吹き出すおそれがある。
ねじりバネはアームに外嵌されているので、バネの収納スペースを小さくできる。なお、このバネは、アームの回転軸まわりのねじりモーメントによってアームを閉位置に付勢し、コンテナ本体の扉が不用意に開くことを防止する。
図1、2、3を参照して、本発明の実施の形態に係るコンテナの構造を説明する。
コンテナ1は、粉粒体が収容されて、ホッパーへの排出・投入用の開口11を備えた容器本体10と、容器本体10の開口を覆う、スイング開閉式の扉20と、扉20を容器本体10に対してロックするロック機構40と、を備える。
内容物の投入時には、容器本体10の主収容部10bが下になる。一方、内容物の排出時には、錘状部10a(開口11や扉20の側)が下になる。錐状部10aの各側板の傾斜角度は、内容物である粉粒体の安息角以上の傾斜を有することが好ましい。このように傾斜角度を設けることにより、錐状部10aを下にした姿勢での排出時に、内容物が錐状部10aの側壁に沿って開口11に向ってスムーズに流れ出すので、容器本体10内に内容物が残留しない。
次に、ロック機構40は、図3に分かりやすく示すように、2個のアーム41と、2個のアーム41の基端同士を連結する回転軸42と、2個のアーム41の先端同士を連結する係合軸43とを有する。各アーム41はコの字型であり、基部、中央部及び先端部からなる。基部の長さは先端部の長さよりも短い。両アーム41の基部の端部は、回転軸42の両端に固定されている。この回動軸42は、容器本体10の凹部17内に設けられたブラケット18に回動可能に支持されている。また、両アーム41の先端部の端部には、ローラ45が回動可能に取り付けられている。
扉20を閉じる際は、扉20を回動軸32を中心にして回動させ、周縁部22を容器本体10の開口11に当てる。この際、扉20のパッキン25が容器本体10の開口11の縁に当たる。そして、ロック機構40のアーム41を連結する係合軸43を持って、両アーム41を回動軸42を中心にして内方向(図の反時計方向)に回動させる。すると、両アーム41のローラ45は、扉20に取り付けられたコマ35を超えて扉20の周縁部22(パッキン25)の上方に達し、周縁部22、すなわち、パッキン25を容器本体10の開口11の縁に対して押し当てる。パッキン25は容器本体10の開口11の縁に食い込むように押し当てられる。この状態において、アーム41は回動軸42に外嵌されたねじりバネ47でロック位置に付勢されているので、アーム41の不用意な回動を防ぐことができる。さらに、アーム41の先端のローラ45は、コマ35で外れ止めされているので、これによっても、アーム41の不用意な回動を防ぐことができる。
まず、ホッパー50の構造を説明する。ホッパー50の本体51は、シリンダ53によって上下に昇降可能に支持されている。本体51の開口の周囲には、シール55(パッキン)が配設されている。また、本体51には、コンテナ10のロック機構40の係合軸43をスライドさせるロック解除用シリンダ57と、扉20をスイングさせるスイング用シリンダ61(ピストンのみ図示)とが設けられている。
11 開口 12 ブラケット
13 アングル 15 当て板
16 ブラケット 17 凹部
18 ブラケット
20 扉 21 中央部
22 周縁部 24 リブ
25 パッキン 27 フック
31 張出部 32 回転軸
35 コマ
40 ロック機構 41 アーム
42 回転軸 43 係合軸
45 ローラ 47 ねじりバネ
50 ホッパー 51 本体
55 開口シール 52 ブラケット
53 シリンダ 57 シリンダ
58 ピストン 59 フック
61 シリンダ(ピストン)
Claims (4)
- 粉粒体が収容され、ホッパーへの排出・投入用の開口を備えた容器本体と、
該容器本体の開口の周囲から外方向に張り出した、排出用ホッパーの開口シールが当たる当て板と、
前記容器本体の開口を覆う、スイング開閉式の扉と、
該扉を前記開口に対してロックするロック機構と、を有し、
前記ロック機構が、
一方の端部が前記容器本体に回動可能に取り付けられたアームと、
該アームのもう一方の端部に回転可能に取り付けられた、前記扉を前記容器本体の開口に対して押さえるローラと、
前記アームを、前記ローラが前記扉を押さえる閉位置と前記扉から離れた開位置との間で回動させるアクチュエータと、
前記アームを閉位置に付勢する戻し押しバネと、
を有するコンテナであって、
前記ロック機構を構成する部品の前記アクチュエータ以外のものは、前記ホッパーの前記開口シールが当たる部分よりも内側に収容されているとともに、
前記アクチュエータとしてのシリンダが前記ホッパーの外部に取り付けられており、前記シリンダのピストンが前記ホッパーの側壁を貫通して該ホッパー内部に突き出しており、前記側壁の前記ピストンが貫通する貫通孔と前記ピストンとの間は、パッキンにより密閉されていることを特徴とするコンテナ。 - 前記戻し押しバネが、前記アームの回転軸に外嵌されたねじりバネであることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
- 前記アクチュエータが前記ホッパーに取り付けられており、
前記ホッパーの開口シールが前記容器本体の当て板に当たる際に、前記アクチュエータが前記アームの係合軸に係合し、
その後、前記アクチュエータが駆動されて前記係合軸を引き寄せることにより前記アームを開位置に回動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナ。 - 前記扉の前記容器本体に当接する位置にパッキンが取り付けられており、
該パッキンの当て面が平らであり、該面が前記容器本体の開口の縁に当たり、
前記扉の内面と前記パッキンの内側の面とは同じ面上にあって段差がなく、前記扉に内容物が蓄積されるような隅や谷が生じないことを特徴とする請求項1、2又は3いずれか1項に記載のコンテナ。
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