JP5435733B2 - 電気機器収納用箱 - Google Patents

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本発明は、箱本体の底面に水抜き孔栓を備えた電気機器収納用箱に関するものである。
従来、各種電気機器を収納するための電気機器収納用箱において、箱本体の底面に水抜き孔を設けたものが知られている。電気機器収納用箱のうち屋外に備え付けられるものは、防塵・防水構造を備えているが、万が一水が外部から箱本体内部へ浸入したときのために、箱本体に水抜き孔が形成されている。
このような電気機器収納用箱には、暴風雨時における雨水の吹き返しにより、水抜き孔を通じて箱本体内部へ雨水が浸入することを防止するための水抜き装置を備えたものがある(特許文献1)。
しかし、これらの水抜き装置はその効果は確実であるものの、構造が複雑で、安価に生産することはできない。そこで、図8に示すような、構造が簡単で、安価に製造できる水抜き孔栓21が広く用いられている。
当該水抜き孔栓21は、箱本体底面の水抜き孔に下側から嵌合される水抜き孔栓であって、図8に示すように、箱本体底面と当接する鍔部23と、水抜き孔栓本体22の上面にスリット26を介して全体としては円形に配置されている複数の係止片24と、前記スリット26から水抜き孔栓本体22の外径方向に向けて直線状に伸びた一対の排水用溝25とを備えている。当該水抜き孔栓21は、図9に示すように、前記係止片24が水抜き孔内部に係止することにより、前記鍔部23と箱本体2の底面とを密着させ、外部から水や針金の侵入を防いでいる。また、前記排水用溝25により、万が一外部から水が浸入した場合には箱本体内部から水を排出する機能を有する。
こうして、上記電気機器収納用箱は、水の浸入及び外来固形物の侵入に対する保護等級であるIP規格(IEC60529)を満たしている。
しかし、電気機器収納用箱には様々な板厚のものがあるため、それぞれに専用の水抜き孔栓を製作すれば問題はないが、板厚の近い箱の場合には同一仕様の水抜き孔栓を使用する。そうすると、図10に示すように、箱本体2の底板の厚みが水抜き孔栓21の係止溝の高さHより薄い場合には、排水用溝25と箱本体底面との間に排水用溝の深さ以上である必要以上の隙間が生じ、外部から水や針金等が侵入する空間が形成されてしまう。そのため、上記IP規格を満たすことができないという問題があった。
特開2005−302946号公報
本発明の目的は前記問題を解決し、箱本体内部の水を効率的に排出できることはもちろんであるが、板厚の近い電気機器収納用箱に兼用しても、外部から箱本体内部への水や針金等の侵入を防止でき、上記IP規格を満たし得る水抜き孔栓を備えた電気機器収納用箱を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る電気機器収納用箱は、箱本体底面の水抜き孔に下側から嵌合される水抜き孔栓を備える電気機器収納用箱であって、当該水抜き孔栓は、箱本体底面に当接する鍔部と、水抜き孔栓本体上面から上方に向けて立設され、水抜き孔内部に係止される少なくとも一対の係止片と、前記鍔部上に、前記係止片の間から栓本体の外径方向に向けて形成された排水用溝と、該排水用溝の延長線上を塞ぐように係止片の内側に配置される突出部とを有することを特徴とするものである。
また、本発明において、前記係止片は全体として円形状に配置されるとともに、前記突出部が当該係止片と同心円となるように形成することが好ましい。
さらに、本発明において、前記突出部は、前記排水用溝の延長線上を外れた位置に水抜き用切欠きを有することが好ましい。
また、本発明において、前記水抜き孔栓は、その材質を熱可塑性樹脂とすることが好ましい。
本発明に係る電気機器収納用箱は、箱本体底面の水抜き孔に下側から嵌合される水抜き孔栓を備えている。これにより、箱本体内部の水を効率的に排出できる。さらに、当該水抜き孔栓は、排水用溝の延長線上を塞ぐように前記突出部を設けている。これにより、当該水抜き孔栓を板厚の異なる電気機器収納用箱に用いても、水や針金等が水抜き孔栓の排水用溝と箱本体底面との間に生じ得る隙間から排水用溝を通じて箱本体内部に侵入することを防止できる。
ここで、前記水抜き孔栓の係止片を全体として円形状に配置するとともに、前記突出部を当該係止片と同心円となるように形成してもよい。これにより、前記箱本体底面に嵌め込み易く、四角形のように四隅に水がたまることもない。
また、前記水抜き孔栓には、前記突出部に前記排水用溝の延長線上を外れた位置に水抜き用切欠きを設けてもよい。これにより、万が一水が前記突出部を乗り越えた場合にも、前記突出部に設けられた水抜き用切欠きから排水用溝を通じて箱本体外部へ水を排出することができる。
さらに、前記水抜き孔栓の材質を、熱可塑性樹脂とすることができる。熱可塑性樹脂は、弾力性・防水性に優れている。そのため、水抜き孔に嵌合し易く且つ屋外使用に適した水抜き孔栓を提供することができる。
箱本体底面に水抜き孔栓を備えた電気機器収納用箱の斜視図である。 水抜き孔栓が位置する前記箱本体底面部の拡大斜視図である。 箱本体底面の水抜き孔に嵌合される水抜き孔栓の斜視図である。 前記水抜き孔栓の上面図である。 前記水抜き孔栓の正面図である。 前記箱本体底面と水抜き孔栓の鍔部の間に隙間が生じた状態を示す水抜き孔栓の断面斜視図である。 前記水抜き孔栓に設けられた突出部のその他の実施形態を示す斜視図である。 従来から用いられている水抜き孔栓の斜視図である。 前記箱本体底面と密着した水抜き孔栓の断面図である。 前記箱本体底面と水抜き孔栓の排水用溝の間に必要以上の隙間が生じた状態を示す水抜き孔栓の断面図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は、箱本体底面に水抜き孔栓11を備えた電気機器収納用箱1の開閉扉3を開いた状態を示す斜視図である。また図2は、水抜き孔栓が位置する前記箱本体底面部の拡大斜視図である。図1及び図2に示すように、箱本体2の底面には、その四隅のいずれかに水抜き孔4が設けられており、この水抜き孔4を塞ぐ水抜き孔栓11が取り付けられている。この水抜き孔栓11は、外部から水や針金等が箱本体内部に侵入することを防止しつつ、万が一外部から水が浸入した場合には箱本体内部から水を排出することができる。以下、水抜き孔栓11の構造を説明する。
図3は、箱本体底面の水抜き孔4に嵌合される水抜き孔栓11の斜視図である。図3に示すように、前記水抜き孔栓11は、箱本体底面に当接する鍔部13と、水抜き孔栓本体12の上面から上方に向けて立設され、水抜き孔内部に係止される少なくとも一対の係止片14と、前記鍔部上に、前記係止片14の間から水抜き孔栓本体12の外径方向に向けて形成された排水用溝15と、該排水用溝15の延長線上を塞ぐように係止片14の内側に配置され、水抜き孔栓本体12の上面から上方に向けて立設された突出部16とからなる。
図4は、前記水抜き孔栓11の上面図、そして図5は、前記水抜き孔栓11の正面図である。前記鍔部13は、図4及び図5に示すように、円形薄型平板状であり、その外延部を上方に向かって肉薄化されてなる。
図3及び図4に示すように、水抜き孔栓本体12の内径約半分の位置には、前記係止片14が配置されており、この係止片14は、水抜き孔栓11を上方から眺めた場合において、全体として略円形状をなしている。また、この係止片14は、断面略二等辺三角形であり、その頂角の頂点を外側に向けて直立させた状態で、水抜き孔栓本体12と接合している。さらに、前記係止片14の間には、所定の間隔で複数のスリット17(本実施形態では6つ)が設けられている。
また、鍔部上には、一対の排水用溝15が設けられている。この排水用溝15は、前記スリット17から栓本体12の外径方向に向かって直線状をなしている。なお、排水用溝15は、少なくとも一ヶ所あればよいが、実施形態のように対称に2ヶ所設けた場合には、水がより抜けやすくなり、また、溝の数が多い場合に比べ異物の侵入の恐れも低くなるため、一番好ましい。
前記係止片14よりもさらに内側には、前記排水用溝15の延長線上を塞ぐように突出部16が配置されている。これにより、図6のように、針金が排水用溝15を通じて箱本体内部に侵入することを防止できる。また、万が一外部から水が浸入した場合にも、水は突出部16によって跳ね返され、外部に排出される。なお、突出部16の高さは、針金が鍔部13から前記箱本体内部に斜め上方に向かって侵入する場合に、その侵入を阻止できる高さになっている。また、突出部16は少なくとも排水用溝15の延長線上を塞ぐように設けたものであるが、スリット17の延長線上を塞ぐように配置することが望ましい。
この突出部16は円筒状のものであるが、その対称位置に一対の水抜き用切欠き18が設けられている。そのため、突出部16の内部に水が溜まった場合にも、水抜用切欠き18から排水用溝15を通じて箱本体外部へ水を排出することができる。
さらに、この水抜き用切欠き18は、前記排水用溝15の延長線上及び前記スリット17の延長線上を外れた位置に設けられている。そのため、外部から排水用溝15やスリット17を通じて異物が侵入することがない。
また、この実施形態では、前記水抜き孔栓11の材質としてポリエチレン(PE)を用いている。ポリエチレンは、成形し易いという利点に加え、弾力性・防水性に優れている。そのため、水抜き孔4に嵌合し易く、且つ屋外設置型の箱本体に用いられる水抜き孔栓11の材質として適している。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、図7のように、突出部16を、係止片14に接しないように外側に向けた複数の円弧状の壁としたものや、排水用溝15及びスリット17夫々に対応する個別の壁を複数設けたものでもよい。また水抜き孔栓の材質を、ポリエチレンと同様の性質をもつポリプロピレンとすることもできる。
1 電気機器収納用箱
2 箱本体
3 開閉扉
4 水抜き孔
11 水抜き孔栓
12 水抜き孔栓本体
13 鍔部
14 係止片
15 排水用溝
16 突出部
17 スリット
18 水抜き用切欠き
21 水抜き孔栓
22 水抜き孔栓本体
23 鍔部
24 係止片
25 排水用溝
26 スリット
H 係止溝の高さ

Claims (4)

  1. 箱本体底面の水抜き孔に下側から嵌合される水抜き孔栓を備える電気機器収納用箱であって、当該水抜き孔栓は、箱本体底面に当接する鍔部と、水抜き孔栓本体上面から上方に向けて立設され、水抜き孔内部に係止される少なくとも一対の係止片と、前記鍔部上に、前記係止片の間から栓本体の外径方向に向けて形成された排水用溝と、該排水用溝の延長線上を塞ぐように係止片の内側に配置される突出部とを有することを特徴とする、電気機器収納用箱。
  2. 前記係止片は全体として円形状に配置されるとともに、前記突出部が当該係止片と同心円となるように形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の電気機器収納用箱。
  3. 前記突出部は、前記排水用溝の延長線上を外れた位置に水抜き用切欠きを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の電気機器収納用箱本体。
  4. 前記水抜き孔栓の材質を熱可塑性樹脂とした、請求項1、2、3のいずれかに記載の電気機器収納用箱本体。
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