JP5434457B2 - 光学ユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像機器に適用される光学ユニットおよび撮像装置に関するものである。
近年の携帯電話やパーソナルコンピュータ(PC)等に搭載される撮像機器には、高解像度・ローコスト・小型化が強く求められている。
CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子のセルピッチが劇的に小さくなり、光学系には通常光学系よりも光学収差、特に軸上色収差を抑えた高い結像性能が要求される。
また、価格要求に対して、ウエハー状に多数個のレンズを一度に作りコストを削減するという技術が知られている。
また、特許文献1には、ダブレットレンズに関する技術が記載されている。ここでは、一箇所にレプリカレンズを重ね塗りしていき、高NAを実現することが記載されている。
特表2005−517984号公報
上述した特許文献1では、凸凸の構成しか記載されていない。この構成は、対物レンズやコリメータレンズの場合に有用である。
しかし、所定のアプリケーションである撮像光学系は、凸凸の場合、収差が取れずに有用ではない。
また、一つのガラス基板の片面にレンズを形成する例しか挙げられておらず、具体的な設計例が無い。
本発明は、高解像度、高性能な撮像光学系を実現することが可能な光学ユニットおよび撮像装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の光学ユニットは、物体側から像面側に向かって順番に配置された、透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第1レンズ群と、透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第2レンズ群と、からなり、上記第1レンズ群は、物体側から像面側に向かって順番に配置された、第1レンズエレメントと、第2レンズエレメントと、第1ガラス基板と、物体側が平状で像面側が凹状の平凹レンズである第3レンズエレメントと、を含み、上記第2レンズ群は、物体側から像面側に向かって順番に配置された、物体側が凹状で像面側が平状の平凹レンズである第4レンズエレメントと、第2ガラス基板と、バッファ層と、物体側が平状で像面側が凸状の平凸レンズである部分を含む第5レンズエレメントと、を含み、上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントが物体側が凸状で像面側が平状の平凸レンズであるダブレットレンズを形成しており、
上記第1レンズエレメントの屈折率nL1、上記第1レンズエレメントのアッベ数νL1、上記第2レンズエレメントのアッベ数νL2は下記の条件式を満足し、
1.4 ≦ nL1 ≦ 1.65
38 ≦ νL1 ≦ 80
18 ≦ νL2 ≦ 45
上記ダブレットレンズの焦点距離fL12[mm]は下記の条件式を満足し、
1 ≦ fL12 ≦ 10
上記ダブレットレンズの上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントの接合面により形成される第2面の曲率半径R2は下記の条件式を満足し、
−∞ ≦ R2 ≦ −0.5[mm]
上記第2ガラス基板の屈折率ng2およびアッベ数νg2は下記の条件式を満足する。
1.3 ≦ ng2 ≦ 1.82
35 ≦ νg2 ≦ 90
光学ユニット。
本発明の第2の観点の撮像装置は、撮像素子と、撮像素子に被写体像を結像する光学ユニットと、を有し、上記光学ユニットは、物体側から像面側に向かって順番に配置された、透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第1レンズ群と、透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第2レンズ群と、からなり、上記第1レンズ群は、物体側から像面側に向かって順番に配置された、第1レンズエレメントと、第2レンズエレメントと、第1ガラス基板と、物体側が平状で像面側が凹状の平凹レンズである第3レンズエレメントと、を含み、上記第2レンズ群は、物体側から像面側に向かって順番に配置された、物体側が凹状で像面側が平状の平凹レンズである第4レンズエレメントと、第2ガラス基板と、バッファ層と、物体側が平状で像面側が凸状の平凸レンズである部分を含む第5レンズエレメントと、を含み、上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントが物体側が凸状で像面側が平状の平凸レンズであるダブレットレンズを形成しており、
上記第1レンズエレメントの屈折率nL1、上記第1レンズエレメントのアッベ数νL1、上記第2レンズエレメントのアッベ数νL2は下記の条件式を満足し、
1.4 ≦ nL1 ≦ 1.65
38 ≦ νL1 ≦ 80
18 ≦ νL2 ≦ 45
上記ダブレットレンズの焦点距離fL12[mm]は下記の条件式を満足し、
1 ≦ fL12 ≦ 10
上記ダブレットレンズの上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントの接合面により形成される第2面の曲率半径R2は下記の条件式を満足し、
−∞ ≦ R2 ≦ −0.5[mm]
上記第2ガラス基板の屈折率ng2およびアッベ数νg2は下記の条件式を満足する。
1.3 ≦ ng2 ≦ 1.82
35 ≦ νg2 ≦ 90



本発明によれば、ウエハーオプトと呼ばれるダブレットレンズを適用して高解像度、高性能な撮像光学系を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像レンズの構成例を示す図である。 本実施形態に係る第4レンズエレメントの面形状の一例を模式的に示す図である。 本実施形態に係る撮像レンズの各レンズ群を構成する各レンズ、基板、並びに撮像部を構成するカバーガラスに対して付与した面番号を示す図である。 実施例1において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像レンズの構成例を示す図である。 実施例2において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。 本発明の第3の実施形態に係る撮像レンズの構成例を示す図である。 実施例3において、球面収差、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。 本発明の第4の実施形態に係るウエハーレベルオプティクを概念的に示す図である。 本実施形態に係る撮像レンズが採用される撮像装置の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(光学ユニットを採用した撮像レンズの第1の構成例)
2.第2の実施形態(光学ユニットを採用した撮像レンズの第2の構成例)
3.第3の実施形態(光学ユニットを採用した撮像レンズの第3の構成例)
4.第4の実施形態(ウエハオプトの概念)
5.第5の実施形態(撮像装置の構成例)
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光学ユニットを採用した撮像レンズの構成例を示す図である。
本第1の実施形態の撮像レンズ100は、図1に示すように、物体側OBJSから像面側に向かって順番に配置された、第1レンズ群110、第2レンズ群120、カバーガラス130、および像面140を有する。
この撮像レンズ100は、単焦点レンズとして形成されている。そして、第1レンズ群110および第2レンズ群120により光学ユニットが形成される。
第1レンズ群110および第2レンズ群120は、透明体を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成されている。
具体的には、第1レンズ群110は、物体側OBJSから像面140側に向かって順番に配置された、第1レンズエレメント111、第2レンズエレメント112、第1透明体113、および第3レンズエレメント114とを含む接合体により形成されている。
そして、第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112は、ダブレットレンズ200を形成している。
第2レンズ群120は、物体側OBJSから像面140側に向かって順番に配置された第4レンズエレメント121、第2透明体122、バッファ層123、および第5レンズエレメント124と、を含み、これらの接合体により形成されている。
バッファ層123は、レンズの一部であり、レンズ材と同じ材料により形成されている。バッファ層123は、精度が別々にバッファ層として得られない部分を定めて設計され、製造される。
このように、第1レンズ群110および第2レンズ群120は、レンズエレメントと透明体との接合体により形成されていることから、撮像レンズ100は、全体としてレンズ面は、第1面SF1、第2面SF2、第3面SF3、および第4面SF4を有している。
第1面SF1は第1レンズエレメント111の物体側面により形成され、第2面SF2は第3レンズエレメント114の像面側面により形成される。
第3面SF3は第4レンズエレメント121の物体側面により形成され、第4面SF4は第5レンズエレメント124の像面側面により形成される。
そして、本実施形態の撮像レンズ100は、基本的に、第1レンズ群110および第2レンズ群120は一方が正のパワーを、他方が負のパワーを持つように形成される。
単焦点レンズである撮像レンズ100において、像面140は、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子の撮像面(受像面)が配置されることを想定している。
カバーガラス130は、第4面SF4と像面140との間に配置されている。第4面SF4と像面140との間には、樹脂またはガラスで形成されるカバーガラス130や赤外カットフィルタやローパスフィルタなどの他、光学部材が配置されていてもよい。
なお、本実施形態では、図1において、左側が物体側(前方)であり、右側が像面側(後方)である。
そして、物体側から入射した光束は像面140上に結像される。
以下、本実施形態の撮像レンズの構成とその作用について説明する。
本撮像レンズ100は、2群7枚構成のレンズで形成されている。
第1レンズ群110において、第1レンズエレメント111および第2レンズエレメント112で形成されるダブレットレンズ200は、物体側が凸状で像面側が平状の平凸レンズである。
また、第3レンズエレメント114は物体側が平状で像面側が凹状の平凹レンズである。
第2レンズ群120において、第4レンズエレメント121は物体側が凹状で像面側が平状の平凹レンズである。
第5レンズエレメント124は物体側が平状で像面側が凸状の平凸レンズである。
たとえば、第5レンズエレメント124は、後述するように、物体側が平状で像面側が凸状および凹状が混合する平凸凹レンズである。
具体的には、第1レンズ群110において、第1レンズエレメント111は、第1面SF1を形成する物体側の面が凸形状でアッベ数νL1が大きい非球面レンズにより形成される。
第2レンズエレメント112はアッベ数νL2が小さいレンズにより形成される。
第1透明体113は、たとえばアッベ数νg1が小さく屈折率ng1が高い、平板状のガラス基板(透明基板)により形成される。
第3レンズエレメント114は、第2面SF2を形成する像面側の面が像面側が凹形状の非球面レンズにより形成される。
第1レンズ群110は、第1透明体(第1ガラス基板)113の物体側面に第2レンズエレメント112が形成され、さらに物体側OBJSに第1レンズエレメント111が接合してダブレットレンズ200が形成されている。
そして、第1透明体(第1ガラス基板)113の像面側面に第2レンズエレメント114が接合して形成されている。
また、絞りは、第1透明体113の物体側にクロム膜等の遮光作用を有する物質として付けられている。
第2レンズ群120において、第4レンズエレメント121は、第3面SF3を形成する物体側面が凹形状の非球面レンズにより形成される。
第2透明体122は、アッベ数νg1が大きく屈折率ng2が低い平板状のガラス基板により形成される。
第2透明体(第2ガラス基板)122の物体側面に第4レンズエレメント121が接合して形成されている。
第2透明体(第2ガラス基板)122の像面側面に第2バッファ層123が形成され、第2バッファ層123のさらに像面側に第5レンズエレメント124が接合して形成されている。
第5レンズエレメント124は、第4面SF4を形成する像面側の面が凸形状または凸凹混合の凸凹形状の非球面レンズにより形成されている。
図2は、本実施形態に係る第5レンズエレメント124の面形状の一例を模式的に示す図である。
図2においては、第2レンズ群120が、第2バッファ層を省略して示されている。
図2の第5レンズエレメント124は、物体側が平状で像面側が凸状および凹状が混合する平凸凹レンズにより形成されている。
第5レンズエレメント124は、光軸OXを含む光軸の周辺部が凹状に形成された凹状部1241と、凹状部1241のさらに外周側の周辺部が凸状に形成された凸状部1242と、を有する。
さらに、第5レンズエレメント124は、凸状部1242のさらに外周側の周辺部が平状に形成された平状部1243を有する。
なお、以下の説明では、第1透明体113を同じ符号を用いて第1ガラス基板として、第2透明体122を同じ符号を用いて第2ガラス基板として表す場合がある。
第1レンズエレメント111、第2レンズエレメント112、第3レンズエレメント114、第4レンズエレメント121、および第5レンズエレメント124は、紫外線(UV)硬化樹脂や熱硬化樹脂、あるいはプラスチック等により形成される。
ここで、バッファ層123は、レンズ材質と同様の硝材で基本的にレンズの一部であるが、精度の出ない部分を別枠バッファ層として定義して、設計、製造しているものである。
精度が出ない理由は、UV硬化樹脂や熱硬化樹脂、もしくはプラスッチック等は、硬化時に5%から7%の収縮が生じ、このことと、基板に貼り付けることとの兼ね合せにより、収縮の振る舞いが予想できないことによる。また、バッファ層は透明体(透明基板)の厚みの誤差を吸収するために使用される。
本実施形態では、バッファ層を第2レンズ群120に配置した例を示しているが、必要に応じて第1レンズ群110に配置することも可能である。
このように、本第1の実施形態の撮像レンズ100は、2群7枚構成のレンズで形成されている。
第1レンズ群110が、物体側から像面側に向かって、凸形状でアッベ数νs1が大きい非球面レンズの第1面SF1、アッベ数νg1が小さく屈折率ng1が高い第1透明体(第1ガラス基板)113、および凹形状の非球面レンズの第2面SF2により形成される。
第2レンズ群120が、物体側から像面側に向かって、凹形状の非球面レンズの第3面SF3、アッベ数νg2が大きく屈折率ng2が低い第2透明体(第2ガラス基板)122、非球面レンズの第4面SF4により形成される。
そして、単焦点レンズである本実施形態の撮像レンズ1は、以下の条件式(1)〜(14)を満足するように構成されている。
条件式(1)では、ダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111の屈折率nL1が規定されている。
[数1]
1.4 ≦ nL1 ≦ 1.65 ・・・(1)
第1レンズエレメント111は光学的に屈折率が大きい方が、諸収差をよく補正するが、材料の物性の制限があり、選べる範囲が限られている。この条件が条件式(1)である。
条件式(2)では、ダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111のアッベ数νL1が規定されている。条件式(3)では、ダブレットレンズ200を形成する第2レンズエレメント112のアッベ数νL2が規定されている。
[数2]
38 ≦ νL1 ≦ 80 ・・・(2)
[数3]
18 ≦ νL2 ≦ 45 ・・・(3)
第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112は、アッベ数が大きい第1レンズエレメント111、アッベ数が小さい第2レンズエレメント112で色収差を消す機能を有する。この最適条件が条件式(2)および(3)である。
条件式(4)では、ダブレットレンズ200の焦点距離fL12が規定されている。
[数4]
1 ≦ fL12 ≦ 10 ・・・(4)
後述する条件式(7)および(8)にもあるように、第1レンズ群110と第2レンズ群120の相乗効果で諸収差を補正するには、片方が正のパワーでまた一方が負のパワーが良い。
ここでは、光学全長が短いことが要求されるので、第1レンズ群110が正のパワー、第2レンズ群120が負のパワーになることが望ましい。
また、全体では第3レンズエレメント114、第4レンズエレメント121が負のパワーで向き合うほうが収差を良く補正する。
そのため第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112で構成するダブレットレンズ200は、程よい正のパワーである必要がある。この条件が条件式(4)である。
条件式(5)では、ダブレットレンズ200の第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112の接合面により形成される第2面の曲率半径R2が規定されている。
[数5]
−∞ ≦ R2 ≦ −0.5 ・・・(5)
このダブレットレンズ200の接合面は、収差補正の都合上最適値が存在する。
基本的に第2レンズエレメント112が負のパワーになるほうが、正弦条件をより満たす。その最適条件が条件式(5)である。
条件式(6)では、第1透明体113のCTE値CTEg 1 と、第2透明体122のCTE値CTEg 2 との差の絶対値ΔCTEが規定されている。
[数6]
ΔCTE ≡ |CTEg 1 - CTE g2|
ΔCTE < 1.0e-6 ・・・(6)
本実施形態に係る光学ユニットの製造時、第1レンズ群110と第2レンズ群120の接着行程があり、そのときに多少の温度を加える。
このときに、第1レンズ群110と第2レンズ群120の基板(透明体)の膨張係数が違うと、レンズに歪が生ずる。この最適条件が条件式(6)である。
条件式(7)および(8)では、第1レンズ群110の焦点距離fg1、および第2レンズ群120の焦点距離fg2の条件が規定されている。
[数7]
1.2 ≦ fg1 ≦ 8 ・・・(7)
[数8]
−10 ≦ fg2 ≦ −1.2 ・・・(8)
上述したように、第1レンズ群110と第2レンズ群120の相乗効果で諸収差を補正するには、片方が正のパワーでまた一方が負のパワーが良い。
ここでは、光学全長が短いことが要求されるので、第1レンズ群110が正のパワー、第2レンズ群120が負のパワーになることが望ましい。
ところが、この条件が行き過ぎると非常に小さい群間偏芯でも大きく特性に影響を及ぼすようになり、製造トレランスが狭くなる。この最適条件が条件式(7)および(8)である。
条件式(9)および(10)では、第2透明体122の屈折率ng2およびアッベ数νg2が規定されている。
[数9]
1.3 ≦ ng2 ≦ 1.82 ・・・(9)
[数10]
35 ≦ νg2 ≦ 90 ・・・(10)
第2レンズ群120は、第1レンズ群110と逆に非点収差とコマ収差をより多く補正する必要があることから、ガラス基板の屈折率が小さいほうが良い。
上限がこのために決まり、下限は上記同様材料の制約で決まる。この最適条件が条件式(9)である。
第2レンズ群120はアッベ数の大きい第2透明体(第2基板)122で最適な全体色消しを行う。アッベ数小、すなわち分散が大きいと今まで消した色収差を発生させるので、好ましくない。また、上限は上記同様に材料の制限で決まる。よってこの最適条件が条件式(10)である。
条件式(11)では、第5レンズエレメント124の像面側凸面の曲率半径Rs5が規定されている。
[数11]
Rs5 ≦ −3 または Rs5 ≧ 5 ・・・(11)
第5レンズエレメント12の像面側凸面(第4面SF4)の曲率が極端に正になった場合、光軸近傍よりも周辺の面が像側に突出する形状となり撮像素子で反射した光が、また第4面sSF4で反射しゴーストを発生しやすい形状となるため好ましくない。
同時に、こういった場合、周辺の光をより周辺に跳ね上げることになるので、センサに対する入射角度がきつくなり、好ましくない。
さらに突出部によりバックフォーカスが短くなってしまうという問題も起こる。また、負の曲率がきつくなりすぎると、像面湾曲がマイナスになり補正が困難となる。
十分なバックフォーカスを確保し、望ましいイメージャ入射角を満たし、望ましいカメラ性能を得る最適条件が条件式(11)である。
条件式(12)では、第1透明体113の厚さTg1が規定されている。
[数12]
0.2 ≦Tg1≦ 0.7[mm] ・・・(12)
第1レンズ群110で発生する非点収差とコマ収差を減らすには、第1透明体(第1ガラス基板113が薄い方がよい、よって上限が発生する。また、薄すぎる場合、基板が反り製造できなくなる。このため下限が存在する。よって、この最適条件が条件式(12)である。
条件式(13)では、第2透明体122の厚さTg2が規定されている。
[数13]
0.2 ≦Tg2≦ 2.5[mm] ・・・(13)
第2レンズ群120は、第1レンズ群110と逆に非点収差とコマ収差をより多く補正する必要があることから、第2透明体(第2ガラス基板)122の厚みを収差が出過ぎないほどの厚さの方が良い。
また、ここの厚みは全体光学長にも依存する。厚すぎると特にコマ収差が発生しすぎて特性が劣化し、薄すぎると、収差補正が十分でなくなる。もしくは上記同様に基板が反り製造できなくなる。よってこの最適条件が条件式(13)である。
厚さTg1, Tg2の下限は、はり合わせ幅があることから、0.2[mm]としている。はり合わせ幅がなければ、0.1[mm]程度も許容範囲内である。
条件式(14)では、バッファ層124の厚さTbufが規定されている。
[数14]
0.005 ≦ Tbuf ≦ 0.20[mm]・・・(14)
凸形状もしくは周辺が凸形状に類するもののとき、バッファ層が必要になる。これは、基板にレンズを貼り付けるときに、基板近くのレンズの形状精度が出にくいことによる。
厚すぎると収差が発生して光学特性、特に非点収差とコマ収差を劣化させ、薄すぎると境界近傍の形状精度が出なくなる。よってこの最適条件が条件式(14)である。
上記の条件式(1)〜(14)は、以下で取り扱う実施例1,2,3に共通するものであり、必要に応じて適宜採用することで、個々の撮像素子または撮像装置に適したより好ましい結像性能とコンパクトな光学系が実現される。
なお、レンズの非球面の形状は、物体側から像面側へ向かう方向を正とし、kを円錐係数、A、B、C、Dを非球面係数、rを中心曲率半径としたとき次式で表される。yは光軸からの光線の高さ、cは中心曲率半径rの逆数(1/r)をそれぞれ表している。
ただし、Xは非球面頂点に対する接平面からの距離を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数を、Eは12次の非球面係数を、Fは14次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0005434457
図3は、本実施形態に係る撮像レンズの各レンズ群を構成する各レンズ、基板、並びに撮像部を構成するカバーガラスに対して付与した面番号を示す図である。
具体的には、第1レンズエレメント111の物体側面(凸面)に第1番、第1レンズエレメント111の像面側面と第2レンズエレメント112の物体側面との境界面(接合面)に第2番の面番号が付与されている。
第2レンズエレメント112の像面側面と第1透明体(第1ガラス基板)113の物体側面との境界面(接合面)に第3番の面番号が付与されている。
第1透明体(第1ガラス基板)113の像面側面と第3レンズエレメント114の物体側面との境界面(接合面)に第4番の面番号が付与されている。第3レンズエレメント114の像面側面(凹面)に第5番の面番号が付与されている。
第4レンズエレメント121の物体側面(凹面)に第6番、第4レンズエレメント121の像面側面と第2透明体(第2ガラス基板)122の物体側面との境界面(接合面)に第7番の面番号が付与されている。
第2透明体(第2ガラス基板)122の像面側面と第2バッファ層123の物体側面との境界面(接合面)に第8番、第2バッファ層123の像面側面と第5レンズエレメント124の物体側面との境界面(接合面)に第9の面番号が付与されている。
第5レンズエレメント124の像面側面(非球面)に第10番、カバーガラス130の物体側面に第11番の面番号が付与されている。また、カバーガラス130の像面側面に第12番の面番号が付与されている。
また、図3に示すように、本実施形態の撮像レンズ100において、第1レンズエレメント111の物体側面(第1番)1の中心曲率半径はR1に設定される。
第1レンズエレメント111の像面側面と第2レンズエレメント112の物体側面との境界面(接合面)2の中心曲率半径はR2に設定される。
第2レンズエレメント112の像面側面と第1透明体(第1ガラス基板)113の物体側面との境界面(接合面)3の中心曲率半径はR3に設定される。
第1透明体(第1ガラス基板)113の像面側面と第3レンズエレメント114の物体側面との境界面(接合面)4の中心曲率半径はR4に、第3レンズエレメント114の像面側面(凹面)5の中心曲率半径はR5に設定される。
第4レンズエレメント121の物体側面(凹面)6の中心曲率半径はR6に、第4レンズエレメント121の像面側面と第2透明体(第2ガラス基板)122の物体側面との境界面(接合面)7の中心曲率半径はR7に設定される。
第2透明体(第2ガラス基板)122の像面側面と第2バッファ層123の物体側面との境界面(接合面)8の中心曲率半径はR8に設定される。
第2バッファ層123の像面側面と第5レンズエレメント124の物体側面との境界面(接合面)9の中心曲率半径はR9に設定される。
第5レンズエレメント124の像面側面(非球面)10の中心曲率半径はR10に、カバーガラス130の物体側面11の中心曲率半径はR11に設定される。カバーガラス130の像面側面12の中心曲率半径はR12に設定される。像面140の面13の中心曲率半径はR13に設定される。
なお、面3,4,7,8,9,11,12、および13の中心曲率半径R3,R4,R7,R8,R9,R11,R12、およびR13は無限(INFINITY)である。
また、図3に示すように、第1レンズエレメント111の厚さとなる面1と面2間の光軸OX上の距離がd1に、第2レンズエレメント112の厚さとなる面2と面3間の光軸OX上の距離がd2に設定される。
第1透明体(第1ガラス基板)113の厚さとなる面3と面4間の光軸OX上の距離がd3、第3レンズエレメント114の厚さとなる面4と面5間の光軸OX上の距離がd4に設定される。
第3レンズエレメント114の像面側面5と第4レンズエレメント121の物体側面6間の光軸OX上の距離がd5に設定される。
第4レンズエレメント121の厚さとなる面6と面7間の光軸OX上の距離がd6に、第2透明体(第2ガラス基板)122の厚さとなる面7と面8間の光軸OX上の距離がd7に設定される。
第2バッファ層123の厚さとなる面8と面9間の光軸OX上の距離がd8に、第5レンズエレメント124の厚さとなる面9と面10間の光軸OX上の距離がd9に設定される。
第5レンズエレメント124の像面側面10とカバーガラス130の物体側面11間の光軸OX上の距離がd10に、カバーガラス130の厚さとなる物体側面11と像面側面間の光軸OX上の距離がd11に設定される。
以下に、撮像レンズの具体的な数値による実施例1を示す。なお、実施例1においては、撮像レンズ100の各レンズエレメント、バッファ層、ガラス基板(透明体)、撮像部を構成するカバーガラス130に対して、図3に示すような面番号が付与されている。
[実施例1]
表1、表2、表3、および表4に実施例1の各数値が示されている。実施例1の各数値は図1の撮像レンズ100に対応している。
表1は、実施例1における撮像レンズの各面番号に対応した各レンズエレメント、バッファ層、ガラス基板(透明体)、撮像部を構成するカバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(d:mm)、屈折率(nd)、および分散値(νd)を示している。
Figure 0005434457
表2は、実施例1における非球面を含む第1レンズエレメント111の面1、第2レンズエレメント114の面5、第4レンズエレメント121の面6、並びに第5レンズエレメント124の面10の4次、6次、8次、10次の非球面係数を示す。
表2において、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0005434457
表3は、実施例1における撮像レンズ100の焦点距離f、開口数F、半画角ω、レンズ長Hが具体的に示されている。
ここで、焦点距離fは3.78[mm]に、開口数Fは2.8に、半画角ωは31.9degに、レンズ長Hは4.37[mm]に設定されている。
Figure 0005434457
表4は、実施例1においては、上記各条件式(1)〜(14)を満足することを示す。
Figure 0005434457
表4に示すように、実施例1では、第1レンズ群110のダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111の屈折率nL1が1.51に設定され、条件式(1)で規定される条件を満足している。
第1レンズ群110のダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111のアッベ数νL1が53.1に設定され、条件式(2)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200を形成する第2レンズエレメント112のアッベ数νL2が41.7に設定され、条件式(3)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200の焦点距離fL12が3.18に設定され、条件式(4)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200の第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112の接合面により形成される第2面の曲率半径R2が−1.5に設定され、条件式(5)で規定される条件を満足している。
第1透明体(第1透明基板)113のCTE値CTEg 1 と、第2透明体(第2透明基板)122のCTE値CTEg 2 との差の絶対値ΔCTEが0に設定され、条件式(6)で規定される条件を満足している。
第1レンズ群110の焦点距離fg1が2.37に設定され、条件式(7)で規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の焦点距離fg2が−2.74に設定され、条件式(8)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第2透明体(第2透明基板)122の屈折率ng2が1.64に設定され、アッベ数νg2が60.1に設定され、条件式(9)、(10)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第5レンズエレメント124の像面側凸面の曲率半径Rs5が11.0[mm]に設定され、条件式(11)に規定される条件を満足している。
第1レンズ群110の第1透明体(第1透明基板)113の厚さTg1が0.459[mm]に設定され、条件式(12)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第2透明体(第2透明基板)122の厚さTg2が1.39[mm]に設定され、条件式(13)に規定される条件を満足している。
バッファ層124の厚さTbufが0.1[mm]に設定され、条件式(14)に規定される条件を満足している。
図4は、実施例1において、球面収差(色収差)、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。図4(A)が球面収差(色収差)、図4(B)が非点収差を、図4(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。
図4からわかるように、実施例1によれば、球面、非点、歪曲の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた光学ユニットを含む撮像レンズが得られる。
<2.第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態に係る撮像レンズの構成例を示す図である。
図5に示す第2の実施形態に係る撮像レンズ100Aと図1に示す第1の実施形態に係る撮像レンズ100とは、基本的な構成は同じであり、以下に実施例2として示すように、各構成要素のパラメータ等の設定値が異なる。
したがって、ここでは、撮像レンズ100Aの詳細な説明は省略する。
以下に、撮像レンズの具体的な数値による実施例2を示す。なお、実施例2においては、撮像レンズ100Aの各レンズエレメント、バッファ層、ガラス基板(透明体)、撮像部を構成するカバーガラス130に対して、図3に示すような面番号が付与されている。
[実施例2]
表5、表6、表7、および表8に実施例2の各数値が示されている。実施例2の各数値は図5の撮像レンズ100Aに対応している。
表5は、実施例2における撮像レンズの各面番号に対応した各レンズエレメント、バッファ層、ガラス基板(透明体)、撮像部を構成するカバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(d:mm)、屈折率(nd)、および分散値(νd)を示している。
Figure 0005434457
表6は、実施例2における非球面を含む第1レンズエレメント111の面1、第1ガラス基板113の面4、第2レンズエレメント114の面5、並びに第2ガラス基板122の面8の4次、6次、8次、10次の非球面係数を示す。
表6において、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0005434457
表7は、実施例2における撮像レンズ100Aの焦点距離f、開口数F、半画角ω、レンズ長Hが具体的に示されている。
ここで、焦点距離fは2.99[mm]に、開口数Fは2.8に、半画角ωは31.8degに、レンズ長Hは3.46[mm]に設定されている。
Figure 0005434457
表8は、実施例2においては、上記各条件式(1)〜(14)を満足することを示す。
Figure 0005434457
表8に示すように、実施例2では、第1レンズ群110のダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111の屈折率nL1が1.51に設定され、条件式(1)で規定される条件を満足している。
第1レンズ群110のダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111のアッベ数νL1が53.1に設定され、条件式(2)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200を形成する第2レンズエレメント112のアッベ数νL2が29.0に設定され、条件式(3)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200の焦点距離fL12が2.5に設定され、条件式(4)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200の第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112の接合面により形成される第2面の曲率半径R2が−∞に設定され、条件式(5)で規定される条件を満足している。
第1透明体(第1透明基板)113のCTE値CTEg 1 と、第2透明体(第2透明基板)122のCTE値CTEg 2 との差の絶対値ΔCTEが0に設定され、条件式(6)で規定される条件を満足している。
第1レンズ群110の焦点距離fg1が1.96に設定され、条件式(7)で規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の焦点距離fg2が−2.34に設定され、条件式(8)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第2透明体(第2透明基板)122の屈折率ng2が1.52に設定され、アッベ数νg2が55.0に設定され、条件式(9)、(10)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第5レンズエレメント124の像面側凸面の曲率半径Rs5が6.2[mm]に設定され、条件式(11)に規定される条件を満足している。
第1レンズ群110の第1透明体(第1透明基板)113の厚さTg1が0.4[mm]に設定され、条件式(12)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第2透明体(第2透明基板)122の厚さTg2が1.00[mm]に設定され、条件式(13)に規定される条件を満足している。
バッファ層124の厚さTbufが0.1[mm]に設定され、条件式(14)に規定される条件を満足している。
図6は、実施例2において、球面収差(色収差)、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。図6(A)が球面収差(色収差)、図6(B)が非点収差を、図6(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。
図6からわかるように、実施例2によれば、球面、非点、歪曲の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた光学ユニットを含む撮像レンズが得られる。
<3.第3の実施形態>
図7は、本発明の第3の実施形態に係る撮像レンズの構成例を示す図である。
図7に示す第3の実施形態に係る撮像レンズ100Bと図1に示す第1の実施形態に係る撮像レンズ100とは、基本的な構成は同じであり、以下に実施例3として示すように、各構成要素のパラメータ等の設定値が異なる。
したがって、ここでは、撮像レンズ100Bの詳細な説明は省略する。
以下に、撮像レンズの具体的な数値による実施例3を示す。なお、実施例3においては、撮像レンズ100Bの各レンズエレメント、バッファ層、ガラス基板(透明体)、撮像部を構成するカバーガラス130に対して、図3に示すような面番号が付与されている。
[実施例3]
表9、表10、表11、および表12に実施例3の各数値が示されている。実施例3の各数値は図7の撮像レンズ100Bに対応している。
表9は、実施例3における撮像レンズの各面番号に対応した各レンズエレメント、バッファ層、ガラス基板(透明体)、撮像部を構成するカバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(d:mm)、屈折率(nd)、および分散値(νd)を示している。
Figure 0005434457
表10は、実施例1における非球面を含む第1レンズエレメント111の面1、第2レンズエレメント114の面5、第4レンズエレメント121の面6、並びに第5レンズエレメント124の面10の4次、6次、8次、10次の非球面係数を示す。
表2において、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0005434457
表11は、実施例3における撮像レンズ100Cの焦点距離f、開口数F、半画角ω、レンズ長Hが具体的に示されている。
ここで、焦点距離fは3.00[mm]に、開口数Fは2.8に、半画角ωは31.9degに、レンズ長Hは3.50[mm]に設定されている。
Figure 0005434457
表12は、実施例3においては、上記各条件式(1)〜(14)を満足することを示す。
Figure 0005434457
表12に示すように、実施例3では、第1レンズ群110のダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111の屈折率nL1が1.54に設定され、条件式(1)で規定される条件を満足している。
第1レンズ群110のダブレットレンズ200を形成する第1レンズエレメント111のアッベ数νL1が41.7に設定され、条件式(2)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200を形成する第2レンズエレメント112のアッベ数νL2が29.0に設定され、条件式(3)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200の焦点距離fL12が2.59に設定され、条件式(4)で規定される条件を満足している。
ダブレットレンズ200の第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112の接合面により形成される第2面の曲率半径R2が−1.74に設定され、条件式(5)で規定される条件を満足している。
第1透明体(第1透明基板)113のCTE値CTEg 1 と、第2透明体(第2透明基板)122のCTE値CTEg 2 との差の絶対値ΔCTEが0に設定され、条件式(6)で規定される条件を満足している。
第1レンズ群110の焦点距離fg1が1.99に設定され、条件式(7)で規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の焦点距離fg2が−2.37に設定され、条件式(8)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第2透明体(第2透明基板)122の屈折率ng2が1.523に設定され、アッベ数νg2が55.0に設定され、条件式(9)、(10)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第5レンズエレメント124の像面側凸面の曲率半径Rs5が5.75[mm]に設定され、条件式(11)に規定される条件を満足している。
第1レンズ群110の第1透明体(第1透明基板)113の厚さTg1が0.4[mm]に設定され、条件式(12)に規定される条件を満足している。
第2レンズ群120の第2透明体(第2透明基板)122の厚さTg2が1.038[mm]に設定され、条件式(13)に規定される条件を満足している。
バッファ層124の厚さTbufが0.1[mm]に設定され、条件式(14)に規定される条件を満足している。
図8は、実施例3において、球面収差(色収差)、非点収差、および歪曲収差を示す収差図である。図8(A)が球面収差(色収差)、図8(B)が非点収差を、図8(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。
図8からわかるように、実施例2によれば、球面、非点、歪曲の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた光学ユニットを含む撮像レンズが得られる。
<4.第4の実施形態>
図9は、本発明の第4の実施形態に係るウエハーレベルオプティクスを概念的に示す図である。
ガラス基板210,220上にレプリカレンズを上下に多数個形成し、それぞれ第1群230、第2群240とする。
次に、この2枚のガラスウエハーを張り合わせ、多数個のレンズ250,260を一度に作製する。
ここで張り合わせのために、スペーサーを挟んだり、上や下にプロテクターや、スペーターを貼ったりすることもある。
以上説明した本実施形態の撮像レンズ100は、物体側OBJSから像面140側に向かって順番に配置された、第1レンズ群110と、第2レンズ群120と、を有する。
第1レンズ群110は、物体側OBJSから像面140側に向かって順番に配置された、第1レンズエレメント111と、第2レンズエレメント112、第1透明体113と、第3レンズエレメント114と、を含む。
第2レンズ群120は、物体側OBJSから像面140側に向かって順番に配置された、第4レンズエレメント121と、第2透明体122と、第2バッファ層123と、第5レンズエレメント124と、を含む。
そして、第1レンズ群110の第1レンズエレメント111と第2レンズエレメント112は、ダブレットレンズを形成している。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の撮像レンズ100によれば、ウエハーレベルオプティクスと呼ばれるものでダブレットレンズを使い高解像度、高性能な撮像光学系を実現することを可能とした。
第1レンズ群110のパワーを強い正、第2レンズ群120を強い負にして、光学収差を極力抑えて光学長を短くすることが可能となっている。
第1レンズ群110、第2レンズ群120のそれぞれで色収差を抑え、最適構成にすることによりよいカメラ性能を出すことが可能となる。
第1レンズ群110にダブレットレンズ200を使うことにより、収差補正をより厳密に行うことができるようになる。ここでダブレットレンズは、アッベ数の高い凸とアッベ数の低い凹で構成されている。これによりここで色収差が消せ、その他の部分での設計自由度が増え、全体でより収差を抑えた最適な設計が可能となる利点がある。
最終第5レンズエレメント124の形状を像側に対しおおよそ凸形状にすることによりゴーストが発生しにくくすることができる。
また、このことによりセンサに対する入射角度を緩くして最適な光学性能が得られ、十分なバックフォーカスを取れるようになる。
そして、ウエハーレベルオプティクスで作るのに最適な構成にして、低コストで大量生産できるようになる。
通常の3群3枚構成の光学系、たとえば、3枚プラスチック構成やガラス‐プラスチック‐プラスチックの3枚構成のものと比べると、この発明の実施形態に係る光学ユニットは、同じ光学長の通常光学系よりも光学特性が優れている。
また、ウエハーオプティクスであるためにイメージャと同じような形に切り出すことができ、小型化ができることからサイズにおいても勝っている。
その上、基板を使うこの技術はより安価に生産できるので、通常光学系よりも同じ光学系性能のものをより安価で生産できる。ウエハーオプティクスはこの発明により、より利点が増える。
そして、本実施形態によれば、全長が短くコンパクトで、諸収差特性に優れた撮像レンズを実現することができる。
以上説明したような特徴を有する撮像レンズ100,100A,100Bは、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子を用いたデジタルカメラ、特に、携帯電話等の小型電子機器に搭載されるカメラ用レンズとして適用可能である。
<5.第5の実施形態>
図10は、本実施形態に係る光学ユニットを含む撮像レンズが採用される撮像装置の構成例を示すブロック図である。
本撮像装置300は、図10に示すように、本実施形態に係る撮像レンズ100,100A,100Bが適用される光学系310、およびCCDやCMOSイメージセンサ(固体撮像素子)が適用可能な撮像デバイス320を有する。
光学系310は、撮像デバイス320の画素領域を含む撮像面に入射光を導き、被写体像を結像する。
撮像装置300は、さらに、撮像デバイス320を駆動する駆動回路(DRV)330、および撮像デバイス320の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)340を有する。
駆動回路330は、撮像デバイス320内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス320を駆動する。
また、信号処理回路340は、撮像デバイス320の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路340で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路340で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、光学系310として、先述した撮像レンズ100,100A、100Bを搭載することで、低消費電力で、高精度なカメラが実現できる。
100,100A100・・・撮像レンズ、110,110A110・・・第1レンズ群、111・・・第1レンズエレメント、112・・・第2レンズエレメント、113・・・第1透明体(第1ガラス基板)、114・・・第3レンズエレメント、121・・・第4レンズエレメント、122・・・第2透明体(第2ガラス基板)、123・・・バッファ層、124・・・第5レンズエレメント、130・・・カバーガラス、140・・・像面、200・・・ダブレットレンズ、300・・・撮像装置、310・・・光学系、320・・・撮像デバイス、330・・・駆動回路(DRV)、340・・・信号処理回路(PRC)。



Claims (19)

  1. 物体側から像面側に向かって順番に配置された、
    透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第1レンズ群と、
    透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第2レンズ群と、からなり
    上記第1レンズ群は、
    物体側から像面側に向かって順番に配置された、
    第1レンズエレメントと、
    第2レンズエレメントと、
    第1ガラス基板と、
    物体側が平状で像面側が凹状の平凹レンズである第3レンズエレメントと、を含み、
    上記第2レンズ群は、
    物体側から像面側に向かって順番に配置された、
    物体側が凹状で像面側が平状の平凹レンズである第4レンズエレメントと、
    第2ガラス基板と、
    バッファ層と、
    物体側が平状で像面側が凸状の平凸レンズである部分を含む第5レンズエレメントと、を含み、
    上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントが物体側が凸状で像面側が平状の平凸レンズであるダブレットレンズを形成しており、
    上記第1レンズエレメントの屈折率nL1、上記第1レンズエレメントのアッベ数νL1、上記第2レンズエレメントのアッベ数νL2は下記の条件式を満足し、
    1.4 ≦ nL1 ≦ 1.65
    38 ≦ νL1 ≦ 80
    18 ≦ νL2 ≦ 45
    上記ダブレットレンズの焦点距離fL12[mm]は下記の条件式を満足し、
    1 ≦ fL12 ≦ 10
    上記ダブレットレンズの上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントの接合面により形成される第2面の曲率半径R2は下記の条件式を満足し、
    −∞ ≦ R2 ≦ −0.5[mm]
    上記第2ガラス基板の屈折率ng2およびアッベ数νg2は下記の条件式を満足する
    1.3 ≦ ng2 ≦ 1.82
    35 ≦ νg2 ≦ 90
    光学ユニット。
  2. 上記第5レンズエレメントは物体側が平状で像面側が凸状および凹状が混合する平凸凹レンズである
    請求項1記載の光学ユニット。
  3. 上記第1ガラス基板の熱膨張係数(CTE)値CTEg 1 と、上記第2ガラス基板のCTE値CTEg 2 との差ΔCTEの絶対値は下記の条件式を満足する
    請求項1または2記載の光学ユニット。
    ΔCTE ≡ |CTEg 1 - CTE g 2|
    ΔCTE < 1.0e-6
  4. 上記第1レンズ群の焦点距離fg1は下記の条件式を満足する
    請求項1から3のいずれか一に記載の光学ユニット。
    1.2 ≦ fg1 ≦ 8[mm]
  5. 上記第2レンズ群の焦点距離fg2は下記の条件式を満足する
    請求項1から4のいずれか一に記載の光学ユニット。
    −10 ≦ fg2 ≦ −1.2[mm]
  6. 上記第5レンズエレメントは像面側に凸面を含み、当該凸面の曲率半径Rs5は以下の条件式を満足する
    請求項1から5のいずれか一に記載の光学ユニット。
    Rs5 ≦ −3 または Rs5 ≧ 5[mm]
  7. 上記第1ガラス基板の厚さTg1は以下の条件を満足する
    請求項1から6のいずれか一に記載の光学ユニット。
    0.2 ≦Tg1≦ 0.7[mm]
  8. 上記第2ガラス基板の厚さTg2は以下の条件を満足する
    請求項1から7のいずれか一に記載の光学ユニット。
    0.2 ≦Tg2≦ 2.5[mm]
  9. 上記第2ガラス群における上記第2ガラス基板の像面側面と上記第5ガラスエレメントの物体側面との間に配置されたバッファ層を含み、
    上記バッファ層の厚さTbufは下記の条件式を満足する
    請求項1から8のいずれか一に記載の光学ユニット。
    0.005 ≦ Tbuf ≦ 0.20[mm]
  10. 上記第1レンズエレメント、上記第2レンズエレメント、上記第3レンズエレメント、上記第4レンズエレメント、および上記第5レンズエレメントのうち少なくとも一のレンズエレメントは紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂により形成される
    請求項1から9のいずれか一に記載の光学ユニット。
  11. 撮像素子と、
    撮像素子に被写体像を結像する光学ユニットと、を有し、
    上記光学ユニットは、
    物体側から像面側に向かって順番に配置された、
    透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第1レンズ群と、
    透明体としてのガラス基板を挟んで配置された複数のレンズエレメントを含む接合体により形成された第2レンズ群と、からなり
    上記第1レンズ群は、
    物体側から像面側に向かって順番に配置された、
    第1レンズエレメントと、
    第2レンズエレメントと、
    第1ガラス基板と、
    物体側が平状で像面側が凹状の平凹レンズである第3レンズエレメントと、を含み、
    上記第2レンズ群は、
    物体側から像面側に向かって順番に配置された、
    物体側が凹状で像面側が平状の平凹レンズである第4レンズエレメントと、
    第2ガラス基板と、
    バッファ層と、
    物体側が平状で像面側が凸状の平凸レンズである部分を含む第5レンズエレメントと、を含み、
    上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントが物体側が凸状で像面側が平状の平凸レンズであるダブレットレンズを形成しており、
    上記第1レンズエレメントの屈折率nL1、上記第1レンズエレメントのアッベ数νL1、上記第2レンズエレメントのアッベ数νL2は下記の条件式を満足し、
    1.4 ≦ nL1 ≦ 1.65
    38 ≦ νL1 ≦ 80
    18 ≦ νL2 ≦ 45
    上記ダブレットレンズの焦点距離fL12[mm]は下記の条件式を満足し、
    1 ≦ fL12 ≦ 10
    上記ダブレットレンズの上記第1レンズエレメントと上記第2レンズエレメントの接合面により形成される第2面の曲率半径R2は下記の条件式を満足し、
    −∞ ≦ R2 ≦ −0.5[mm]
    上記第2ガラス基板の屈折率ng2およびアッベ数νg2は下記の条件式を満足する
    1.3 ≦ ng2 ≦ 1.82
    35 ≦ νg2 ≦ 90
    撮像装置。
  12. 上記第5レンズエレメントは物体側が平状で像面側が凸状および凹状が混合する平凸凹レンズである
    請求項11記載の撮像装置。
  13. 上記第1ガラス基板の熱膨張係数(CTE)値CTEg 1 と、上記第2ガラス基板のCTE値CTEg 2 との差ΔCTEの絶対値は下記の条件式を満足する
    請求項11または12記載の撮像装置。
    ΔCTE ≡ |CTEg 1 - CTEg 2|
    ΔCTE < 1.0e-6
  14. 上記第1レンズ群の焦点距離fg1は下記の条件式を満足する
    請求項11から13のいずれか一に記載の撮像装置。
    1.2 ≦ fg1 ≦ 8[mm]
  15. 上記第2レンズ群の焦点距離fg2は下記の条件式を満足する
    請求項11から14のいずれか一に記載の撮像装置。
    −10 ≦ fg2 ≦ −1.2[mm]
  16. 上記第5レンズエレメントは像面側に凸面を含み、当該凸面の曲率半径Rs5は以下の条件式を満足する
    請求項11から15のいずれか一に記載の撮像装置。
    Rs5 ≦ −3 または Rs5 ≧ 5[mm]
  17. 上記第1ガラス基板の厚さTg1は以下の条件を満足する
    請求項11から16のいずれか一に記載の撮像装置。
    0.2 ≦Tg1≦ 0.7[mm]
  18. 上記第2ガラス基板の厚さTg2は以下の条件を満足する
    請求項11から17のいずれか一に記載の撮像装置。
    0.2 ≦Tg2≦ 2.5[mm]
  19. 上記第2ガラス群における上記第2ガラス基板の像面側面と上記第5ガラスエレメントの物体側面との間に配置されたバッファ層を含み、
    上記バッファ層の厚さTbufは下記の条件式を満足する
    請求項11から18のいずれか一に記載の撮像装置。
    0.005 ≦ Tbuf ≦ 0.20[mm]
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