JP5433558B2 - 画像形成装置およびトナー量算出方法 - Google Patents

画像形成装置およびトナー量算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5433558B2
JP5433558B2 JP2010283767A JP2010283767A JP5433558B2 JP 5433558 B2 JP5433558 B2 JP 5433558B2 JP 2010283767 A JP2010283767 A JP 2010283767A JP 2010283767 A JP2010283767 A JP 2010283767A JP 5433558 B2 JP5433558 B2 JP 5433558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing rate
image
toner consumption
value
respect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010283767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012133037A (ja
Inventor
有儀 彦阪
秀也 村本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2010283767A priority Critical patent/JP5433558B2/ja
Publication of JP2012133037A publication Critical patent/JP2012133037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5433558B2 publication Critical patent/JP5433558B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置およびトナー量算出方法に関するものである。
プリンター、複合機などといった電子写真方式の画像形成装置は、トナーカートリッジからトナーを取り出して画像を形成する。このような電子写真方式の画像形成装置には、トナー消費量を測定するものがある。通常、トナー消費量は、画像データなどから、間接的に測定される(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の装置では、画像におけるドット密度、およびドット密度とエッジ密度との比率に基づいてトナー消費量が計算される。
特開2003−122205号公報
しかしながら、上述の装置では、画像内のエッジをカウントするための回路などが必要となり、エッジをカウントすることなくドット密度(つまり、印字率)から正確にトナー消費量を計算することは困難である。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、エッジをカウントすることなく印字率から正確にトナー消費量を計算する画像形成装置およびトナー量算出方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像形成装置は、画像データによる画像の印字率を計算する印字率計算部と、所定の閾値以下の印字率を有する低印字率画像の平均印字率またはその閾値と、所定の閾値より高い印字率を有する高印字率画像の平均印字率と、所定の固定印字率とに基づいて、印字率に対するトナー消費量の関係式を生成し、その関係式でトナー消費量を計算するトナー量計算部とを備える。そして、画像データが与えられる毎に画像データに基づく画像が用紙に形成され、画像が用紙に形成される毎にトナー消費量が関係式で計算される。
これにより、文字原稿は低印字率になる傾向があり写真原稿は高印字率になる傾向があることを利用して印字率で印刷画像を複数の分類に分け、さらに、各分類の平均印字率に基づいてトナー消費量が計算されるため、ユーザーの印刷する原稿の傾向に適応してトナー消費量が正確に計算される。したがって、エッジをカウントすることなく印字率から正確にトナー消費量が計算される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、トナー量計算部は、印字率の複数の代表値と、複数の代表値のそれぞれに対応する文字および階調についてのトナー消費量の値とを示す代表値データに基づき、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とを特定し、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とに基づいて、上述の関係式を生成する。
これにより、既知の正確な代表値データから、内挿または外挿でトナー消費量の値が計算されるため、トナー消費量が正確に計算される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、上述の関係式は、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値の点と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値の点とを通る曲線である。
これにより、曲線で内挿または外挿してトナー消費量の値が計算されるため、トナー消費量が正確に計算される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、トナー量計算部は、印字率の複数の代表値と、複数の代表値のそれぞれに対応する文字および階調についてのトナー消費量の値とを示す代表値データに基づき、上述の閾値に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とを特定し、上述の閾値の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とに基づいて、上述の関係式を生成する。
これにより、既知の正確な代表値データから、内挿または外挿でトナー消費量の値が計算されるため、トナー消費量が正確に計算される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、上述の関係式は、上述の閾値に対する文字についてのトナー消費量の値の点と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値の点とを通る曲線である。
これにより、曲線で内挿または外挿してトナー消費量の値が計算されるため、トナー消費量が正確に計算される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、トナー量計算部は、印字率の複数の代表値と、複数の代表値のそれぞれに対応する文字および階調についてのトナー消費量の値とを示す代表値データに基づき、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値、および上述の閾値に対する文字についてのトナー消費量の値のいずれか一方を選択して特定し、さらに、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値を特定し、選択した印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とに基づいて、上述の関係式を生成する。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、上述の関係式は、選択した印字率に対する文字についてのトナー消費量の値の点と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値の点とを通る曲線である。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、上述の閾値を、低印字率画像の平均印字率および/または高印字率画像の平均印字率に基づいて変化させる。
これにより、ユーザーの印刷する原稿の傾向に適応して、文字原稿は低印字率画像に、写真原稿は高印字率画像に、より正確に分類されるようになり、ひいては、より正確にトナー消費量が計算される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、トナー量計算部は、低印字率画像の平均印字率および高印字率画像の平均印字率を1ページ印刷するごとに更新するとともに関係式を更新し、更新後、更新された関係式でトナー消費量を計算する。
これにより、ユーザーによる印刷回数が増えるほどトナー消費量が正確に計算されるようになるとともに、ユーザーの印刷する原稿の傾向が変化しても、それに対応して関係式が変化し、トナー消費量が正確に計算される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、上述の関係式は、スプライン曲線である。
本発明に係るトナー量算出方法は、画像データによる画像の印字率を計算するステップと、所定の閾値以下の印字率を有する低印字率画像の平均印字率またはその閾値と、所定の閾値より高い印字率を有する高印字率画像の平均印字率と、所定の固定印字率とに基づいて、印字率に対するトナー消費量の関係式を生成するステップと、その関係式でトナー消費量を計算するステップとを備える。そして、画像データが与えられる毎に画像データに基づく画像が用紙に形成され、画像が用紙に形成される毎にトナー消費量が関係式で計算される。

これにより、文字原稿は低印字率になる傾向があり写真原稿は高印字率になる傾向があることを利用して印字率で印刷画像を複数の分類に分け、さらに、各分類の平均印字率に基づいてトナー消費量が計算されるため、ユーザーの印刷する原稿の傾向に適応してトナー消費量が正確に計算される。したがって、エッジをカウントすることなく印字率から正確にトナー消費量が計算される。
本発明によれば、エッジをカウントすることなく印字率から正確にトナー消費量が計算される。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一部を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1における代表値データの一例を示す図である。 図4は、実施の形態1におけるトナー消費量の計算について説明する図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。画像形成装置は、プリンター、ファクシミリ装置、複写機、複合機などといった、電子写真方式の印刷機能を有する装置である。
この実施の形態の画像形成装置は、タンデム方式のカラー現像装置を有する。このカラー現像装置は、感光体ドラム1a〜1d、露光装置2および現像ユニット3a〜3dを有する。感光体ドラム1a〜1dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色の感光体である。感光体ドラム1a〜1dは、例えばアモルファスシリコン製である。
露光装置2は、感光体ドラム1a〜1dへレーザー光を走査しつつ照射して静電潜像を形成する装置である。レーザー光は、感光体ドラム1a〜1dの回転方向(副走査方向)に垂直な方向(主走査方向)に走査される。露光装置2は、レーザー光の光源であるレーザーダイオード、およびそのレーザー光を感光体ドラム1a〜1dへ導く光学素子(レンズ、ミラー、ポリゴンミラーなど)を含むレーザースキャニングユニットを有する。
さらに、感光体ドラム1a〜1dの周囲には、スコロトロン等の帯電器、クリーニング装置、除電器などが配置されている。クリーニング装置は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1d上の残留トナーを除去し、除電器は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1dを除電する。
現像ユニット3a〜3dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のトナーがそれぞれ充填されるトナーカートリッジと、トナーカートリッジ内のトナーホッパーから搬送されてくるトナーを感光体ドラム1a〜1dへ付着させる現像器とを有し、そのトナーを感光体ドラム1a〜1d上の静電潜像に付着させてトナー画像を形成する。
感光体ドラム1aおよび現像ユニット3aにより、マゼンタの現像が行われ、感光体ドラム1bおよび現像ユニット3bにより、シアンの現像が行われ、感光体ドラム1cおよび現像ユニット3cにより、イエローの現像が行われ、感光体ドラム1dおよび現像ユニット3dにより、ブラックの現像が行われる。
中間転写ベルト4は、感光体ドラム1a〜1dに接触し、感光体ドラム1a〜1d上のトナー画像を1次転写される環状の像担持体(中間転写体)である。中間転写ベルト4は、駆動ローラー5に張架され、駆動ローラー5からの駆動力によって、感光体ドラム1dとの接触位置から感光体ドラム1aとの接触位置への方向へ周回していく。
転写ローラー6は、搬送されてくる用紙を中間転写ベルト4に接触させ、中間転写ベルト4上のトナー画像を用紙に2次転写する。なお、トナー画像を転写された用紙は、定着器9へ搬送され、トナー画像が用紙へ定着される。
ローラー7は、クリーニングブラシを有し、クリーニングブラシを中間転写ベルト4に接触させ、用紙へのトナー画像の転写後に中間転写ベルト4に残ったトナーを除去する。
センサー8は、中間転写ベルト4に光線を照射し、中間転写ベルト4の表面またはその表面上のトナーパターンからの反射光を検出する。例えば、センサー8は、トナー濃度調整の際に、中間転写ベルト4の所定の領域に光線を照射し光線の反射光を検出し、その光量に応じた電気信号を出力する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一部を示すブロック図である。図2に示すように、この画像形成装置は、通信装置11と、演算処理装置12と、印刷装置13と、記憶装置14とを備える。
通信装置11は、ネットワークや周辺機器インターフェースを介してホスト装置に接続可能であって、所定の通信プロトコルでデータ通信を行う装置である。
また、演算処理装置12は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するコンピューターであり、記憶装置14や図示せぬ記憶装置、ROMなどからRAMへプログラムをロードし、そのプログラムをCPUで実行することにより、各種処理部を実現する。
また、印刷装置13は、図1に示すような機械的構成で原稿画像を用紙に印刷する内部デバイスである。
記憶装置14は、フラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶装置であって、代表値データ31を予め記憶している。代表値データ31は、印字率の複数の代表値と、複数の代表値のそれぞれに対応する文字および/または階調についてのトナー消費量の値との対を有する。図3は、実施の形態1における代表値データ31の一例を示す図である。図3に示す代表値データ31は、各印字率の代表値に対する文字原稿のトナー消費量の実測値と写真原稿のトナー消費量の実測値とを有している。なお、トナー消費量の単位[g/K]は、その印字率で印刷した1000枚あたりのグラム数である。
画像形成装置の起動後に、各種プログラムが演算処理装置12により適宜実行される。この実施の形態では、演算処理装置12により、図示せぬオペレーティングシステム、通信処理部21、印刷要求処理部22、画像処理部23、コントローラー24、トナー消費量計算部25などの処理部が実現される。
通信処理部21は、通信装置11を制御してホスト装置などとデータ通信を実行する処理部である。例えば、通信処理部21は、ホスト装置から印刷要求としての原稿データを受信する。
また、印刷要求処理部22は、操作パネルに対するユーザー操作に基づく印刷要求やホスト装置から供給される印刷要求を受け付け、その要求に応じた印刷ジョブを実行させる。例えば、ホスト装置から、PDL(Page Description Language)、PDF(Portable Document Format)などの所定のデータ形式の原稿データが印刷要求として受信されると、印刷要求処理部22は、その原稿データから画像データを生成する。この画像データは、ビットマップデータであり、ホスト装置からビットマップデータの原稿データが受信されると、印刷要求処理部22は、その原稿データをそのまま画像データとする。なお、この画像データには、文字、写真などといった画素属性を示すデータが含まれていない。
また、画像処理部23は、その画像データに対して所定の画像処理を実行し、印刷データ(例えば色ごとに2値化された印刷画像データ)を生成する。
また、コントローラー24は、印刷装置13などの内部デバイスを監視および制御する処理部である。コントローラー24は、上述のローラーなどを駆動する図示せぬ駆動源、現像バイアスおよび1次転写バイアスを印加するバイアス印加回路、並びに露光装置2を制御して、トナー画像の現像、転写および定着、並びに給紙、印刷および排紙を実行させる処理回路である。現像バイアスは、感光体ドラム1a〜1dと現像ユニット3a〜3dとの間にそれぞれ印加され、1次転写バイアスは、感光体ドラム1a〜1dと中間転写ベルト4との間にそれぞれ印加される。
また、トナー消費量計算部25は、印刷装置13による印刷などに伴うトナー消費量を計算する。さらに、トナー消費量計算部25は、そのトナー消費量からトナーカートリッジ内のトナー残量を計算する。さらに、トナー消費量計算部25は、トナー消費量の積算値やトナー残量を、図示せぬ操作パネルに表示させたり、トナー残量が少なくなったときに警告メッセージを図示せぬ操作パネルに表示させたりする。
トナー消費量計算部25は、印字率計算部41、およびトナー量計算部42を有する。
印字率計算部41は、画像処理部23による処理前または処理後の画像データによる画像の印字率を、印刷の1ページごとに計算する。
トナー量計算部42は、印字率計算部41により複数のページについて計算された印字率に基づいて、所定の閾値以下の印字率を有するページ画像(つまり、低印字率画像)の平均印字率と、所定の閾値より高い印字率を有するページ画像(つまり、高印字率画像)の平均印字率とを計算し、低印字率画像の平均印字率と、高印字率画像の平均印字率とに基づいて、印字率に対するトナー消費量の関係式を生成し、その関係式でトナー消費量を計算する。
この実施の形態1では、トナー量計算部42は、代表値データ31に基づき、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とを特定する。なお、平均印字率が代表値データ31における印字率の代表値と異なる場合には、内挿により、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とが特定される。そして、トナー量計算部42は、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とに基づいて、多項式補間法、3次スプライン補間法などの所定の補間法で上述の関係式を生成する。
例えば、関係式の関数形は一定とされ、関係式内の係数が所定の補間法で計算され、関係式が生成される。
また、この実施の形態1では、上述の関係式は、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値の点と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値の点とを通る曲線である。
また、この実施の形態1では、上述の関係式は、3次スプライン曲線などといったスプライン曲線である。
また、トナー量計算部42は、時間間隔を置いて上述の関係式を繰り返し生成して更新し、更新後、更新された関係式でトナー消費量を計算する。トナー量計算部42は、定期的に、所定のページ数の印刷が実行されるごとに、あるいは、トナーカートリッジの交換ごとに、その関係式を更新する。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
図4は、実施の形態1におけるトナー消費量の計算について説明する図である。
初期状態では、トナー量計算部42は、デフォルトの関係式を使用して各印刷ページのトナー消費量を計算する。印刷動作に並行して、印字率計算部41およびトナー量計算部42により、低印字率画像の平均印字率と高印字率画像の平均印字率とが計算される。そして、関係式の更新タイミングになると、以下のようにして、トナー量計算部42により関係式が更新される。
通常の印刷動作に並行して、印字率計算部41は、印刷の1ページごとに、画像処理部23による処理前の画像データ(ビットマップデータ)または処理後の画像データ(2値化後のデータ)に基づいて、そのページの印字率を計算する。
そして、トナー量計算部42は、印字率計算部41により計算された印字率が所定の閾値(図4に示す場合は10%)以下である場合、そのページの画像が低印字率画像であると判定し、印字率計算部41により計算された印字率が所定の閾値より高い場合、そのページの画像が高印字率画像であると判定し、そのときの印字率から平均印字率を例えば次式に従って計算する。
XL(new)=(XL×n+X)/(n+1),
XH(new)=(XH×m+X)/(m+1)
ここで、XL(new)は更新後の低印字率画像の平均印字率であり、XLは更新前の低印字率画像の平均印字率であり、nは更新前の低印字率画像の印刷ページ数であり、Xは今回のページ(低印字率画像)の印字率である。また、XH(new)は更新後の高印字率画像の平均印字率であり、XHは更新前の高印字率画像の平均印字率であり、mは更新前の高印字率画像の印刷ページ数であり、Xは今回のページ(高印字率画像)の印字率である。
このようにして、低印字率画像の平均印字率XLと高印字率画像の平均印字率XHが計算され、保持されている。
そして、関係式の更新のタイミングになると、トナー量計算部42は、その時点での低印字率画像の平均印字率XLと、高印字率画像の平均印字率XHとから、印字率とトナー消費量との間の関係式を更新する。
トナー量計算部42は、代表値データ31に基づく、低印字率画像の平均印字率XLに対するトナー消費量を求める。
このとき、低印字率画像の平均印字率XLが、代表値データ31内の印字率の代表値のいずれかと同一であるときには、その印字率の代表値に関連付けられている文字原稿についてのトナー消費量が、低印字率画像の平均印字率XLに対するトナー消費量とされる。一方、低印字率画像の平均印字率XLが、代表値データ31内の印字率の代表値のいずれとも同一ではないときには、その平均印字率の周辺の複数の印字率の代表値に関連付けられている文字原稿についてのトナー消費量から内挿または外挿により、低印字率画像の平均印字率XLに対するトナー消費量が計算される。
次に、トナー量計算部42は、代表値データ31に基づく、高印字率画像の平均印字率XHに対するトナー消費量を求める。
このとき、高印字率画像の平均印字率XHが、代表値データ31内の印字率の代表値のいずれかと同一であるときには、その印字率の代表値に関連付けられている階調原稿についてのトナー消費量が、高印字率画像の平均印字率XHに対するトナー消費量とされる。一方、高印字率画像の平均印字率XHが、代表値データ31内の印字率の代表値のいずれとも同一ではないときには、その平均印字率の周辺の複数の印字率の代表値に関連付けられている階調原稿についてのトナー消費量から内挿または外挿により、高印字率画像の平均印字率XHに対するトナー消費量が計算される。
これにより、印字率−トナー消費量平面において、関係式が通る2点が得られる。トナー量計算部42は、この2点に、代表値データ31における印字率2.5%の文字についてのトナー消費量の点(固定点#1)、および印字率100%である点(固定点#2)を加えた4点から、スプライン補間法などにより関係式(図4における実線)を生成する。なお、原点から、上述の4点のうちの最も低い点(ここでは固定点#1)までの印字率に対するトナー消費量の関係式は、それら2点を通る直線とされる。
そして、トナー量計算部42は、生成した関係式で、関係式を更新し、次の更新タイミングまで、その関係式を使用して各ページのトナー消費量を計算する。
以上のように、上記実施の形態1によれば、印字率計算部41は、画像データによる画像の印字率を計算し、トナー量計算部42は、所定の閾値以下の印字率を有する低印字率画像の平均印字率と、所定の閾値より高い印字率を有する高印字率画像の平均印字率とを計算し、低印字率画像の平均印字率と高印字率画像の平均印字率とに基づいて、印字率に対するトナー消費量の関係式を生成し、その関係式でトナー消費量を計算する。
これにより、文字原稿は低印字率になる傾向があり写真原稿は高印字率になる傾向があることを利用して印字率で印刷画像を複数の分類に分け、さらに、各分類の平均印字率に基づいてトナー消費量が計算されるため、ユーザーの印刷する原稿の傾向に適応してトナー消費量が正確に計算される。したがって、エッジをカウントすることなく印字率から正確にトナー消費量が計算される。
また、上記実施の形態1によれば、トナー量計算部42は、代表値データ31に基づき、低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とを特定し、特定したそれらの値に基づいて、上述の関係式を生成する。
これにより、既知の正確な代表値データから、内挿または外挿でトナー消費量の値が計算されるため、トナー消費量が正確に計算される。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置では、トナー量計算部42は、低印字率画像の平均印字率の代わりに低印字率画像と高解像度画像の閾値を使って、上述の関係式を生成し更新する。
なお、本発明の実施の形態2に係る画像形成装置のその他の構成および動作については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態2によれば、トナー量計算部42は、代表値データ31に基づき、上述の閾値に対する文字についてのトナー消費量の値と、高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とを特定し、特定したそれらの値に基づいて、上述の関係式を生成する。
これにより、既知の正確な代表値データから、内挿または外挿でトナー消費量の値が計算されるため、トナー消費量が正確に計算される。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る画像形成装置では、トナー量計算部42は、実施の形態1における低印字率画像の平均印字率、および実施の形態2における閾値のいずれかを選択し、実施の形態1における低印字率画像の平均印字率または実施の形態2における閾値の代わりに、選択した印字率を使って、上述の関係式を生成し更新する。このとき、トナー量計算部42は、ユーザーによる設定などに従って印字率を選択する。
なお、本発明の実施の形態3に係る画像形成装置のその他の構成および動作については実施の形態1または実施の形態2と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る画像形成装置では、低印字率画像と高印字率画像とを分ける閾値が変更される。なお、本発明の実施の形態4に係る画像形成装置のその他の構成および動作については実施の形態1〜3のいずれかと同様であるので、その説明を省略する。
閾値は、低印字率画像の平均印字率および/または高印字率画像の平均印字率に基づいて、定期的に、所定のページ数の印刷が実行されるごとに、あるいは、トナーカートリッジの交換ごとに自動的に更新される。例えば、低印字率画像の平均印字率が閾値に近い場合には、閾値を増加させたり、高印字率画像の平均印字率が閾値に近い場合には、閾値を減少させたりする。
また、図示せぬ操作パネルに過去の印字率の分布や低印字率画像および高印字率画像の平均印字率などを表示させた上で、図示せぬ操作パネルに対するユーザー操作に従って閾値を変更するようにしてもよい。
以上のように、上記実施の形態4によれば、上述の閾値を、低印字率画像の平均印字率および/または高印字率画像の平均印字率に基づいて変化させる。
これにより、ユーザーの印刷する原稿の傾向に適応して、文字原稿は低印字率画像に、写真原稿は高印字率画像に、より正確に分類されるようになり、ひいては、より正確にトナー消費量が計算される。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、本発明をカラー画像形成装置に適用しているが、モノクロ画像形成装置に適用することも勿論可能である。
また、上記の各実施の形態において、図3に示す代表値データ31は、各印字率の代表値に対して、文字および階調の両方についてのトナー消費量の値を有しているが、ある印字率の代表値に対して、文字および階調のいずれか一方のみについてのトナー消費量の値を有しているようにしてもよい。
本発明は、例えば、電子写真方式の画像形成装置に適用可能である。
31 代表値データ
41 印字率計算部
42 トナー量計算部

Claims (11)

  1. 画像データによる画像の印字率を計算する印字率計算部と、
    所定の閾値以下の前記印字率を有する低印字率画像の平均印字率または前記閾値と、前記所定の閾値より高い前記印字率を有する高印字率画像の平均印字率と、所定の固定印字率とに基づいて、印字率に対するトナー消費量の関係式を生成し、その関係式でトナー消費量を計算するトナー量計算部と、
    を備え
    前記画像データが与えられる毎に前記画像データに基づく画像が用紙に形成され、前記画像が前記用紙に形成される毎に前記トナー消費量が前記関係式で計算されること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー量計算部は、印字率の複数の代表値と、前記複数の代表値のそれぞれに対応する文字および階調についてのトナー消費量の値とを示す代表値データに基づき、前記低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とを特定し、前記低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とに基づいて、前記関係式を生成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記関係式は、前記低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値の点と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値の点とを通る曲線であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー量計算部は、印字率の複数の代表値と、前記複数の代表値のそれぞれに対応する文字および階調についてのトナー消費量の値とを示す代表値データに基づき、前記閾値に対する文字についてのトナー消費量の値と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とを特定し、前記閾値の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とに基づいて、前記関係式を生成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記関係式は、前記閾値に対する文字についてのトナー消費量の値の点と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値の点とを通る曲線であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー量計算部は、印字率の複数の代表値と、前記複数の代表値のそれぞれに対応する文字および階調についてのトナー消費量の値とを示す代表値データに基づき、前記低印字率画像の平均印字率に対する文字についてのトナー消費量の値、および前記閾値に対する文字についてのトナー消費量の値のいずれか一方を選択して特定し、さらに、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値を特定し、選択した印字率に対する文字についてのトナー消費量の値と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値とに基づいて、前記関係式を生成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記関係式は、選択した印字率に対する文字についてのトナー消費量の値の点と、前記高印字率画像の平均印字率に対する階調についてのトナー消費量の値の点とを通る曲線であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記閾値を、前記低印字率画像の平均印字率および/または前記高印字率画像の平均印字率に基づいて変化させることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記トナー量計算部は、前記低印字率画像の平均印字率および前記高印字率画像の平均印字率を1ページ印刷するごとに更新するとともに前記関係式を更新し、更新後、更新された前記関係式でトナー消費量を計算することを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  10. 前記関係式は、スプライン曲線であることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  11. 画像データによる画像の印字率を計算するステップと、
    所定の閾値以下の前記印字率を有する低印字率画像の平均印字率または前記閾値と、前記所定の閾値より高い前記印字率を有する高印字率画像の平均印字率と、所定の固定印字率とに基づいて、印字率に対するトナー消費量の関係式を生成するステップと、
    その関係式でトナー消費量を計算するステップと、
    を備え
    前記画像データが与えられる毎に前記画像データに基づく画像が用紙に形成され、前記画像が前記用紙に形成される毎に前記トナー消費量が前記関係式で計算されること、
    を特徴とするトナー量算出方法。
JP2010283767A 2010-12-20 2010-12-20 画像形成装置およびトナー量算出方法 Expired - Fee Related JP5433558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283767A JP5433558B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 画像形成装置およびトナー量算出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283767A JP5433558B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 画像形成装置およびトナー量算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012133037A JP2012133037A (ja) 2012-07-12
JP5433558B2 true JP5433558B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=46648729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010283767A Expired - Fee Related JP5433558B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 画像形成装置およびトナー量算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5433558B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6680067B2 (ja) * 2015-06-29 2020-04-15 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP6537023B2 (ja) * 2016-06-16 2019-07-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP2019184672A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6263965A (ja) * 1985-09-17 1987-03-20 Canon Inc 画像記録装置
JP4400040B2 (ja) * 2002-12-04 2010-01-20 セイコーエプソン株式会社 デバイス管理装置
JP2004347800A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Kyocera Mita Corp 画像形成システム及び画像形成装置
JP2004361752A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012133037A (ja) 2012-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012114510A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP5501212B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP5433558B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP5595350B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP5453231B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP6129118B2 (ja) 画像形成装置およびキャリブレーション方法
JP5885688B2 (ja) 画像形成装置
JP6768202B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP6057873B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP5721648B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量制御方法
JP5713935B2 (ja) 画像形成装置
JP6394993B2 (ja) 画像形成装置およびトナー消費量算出方法
JP5523384B2 (ja) 画像形成装置およびトナー濃度制御方法
JP6180391B2 (ja) 画像形成装置
JP6234907B2 (ja) 画像形成装置およびトナー濃度制御方法
JP6681027B2 (ja) 画像形成装置
JP5932730B2 (ja) 画像形成装置
JP6234888B2 (ja) 画像形成装置
JP2015087407A (ja) 画像形成装置
JP6099621B2 (ja) 画像形成装置
JP6836725B2 (ja) 画像形成装置
JP6365888B2 (ja) 画像形成装置
JP5627520B2 (ja) 画像形成装置およびトナー濃度制御方法
JP2019219541A (ja) 画像形成装置
JP2024017500A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5433558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees