JP5432289B2 - モバイル通信システムにおけるアップリンクチャネル品質報告の削減 - Google Patents

モバイル通信システムにおけるアップリンクチャネル品質報告の削減 Download PDF

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Description

本発明は、通信システムにおける方法および構成に関する。より具体的には、本発明は、無線リソースを効率的に利用して通信システムにおけるユーザ機器からネットワークノードへのチャネル品質情報を伝達するための方法および構成に関する。
無線モバイル通信システムは、図1の中で説明される構成等の何らかの構成に依存することが多い。示されるように、基地局101は、マルチパスチャネル105を介して、(当技術分野では一般的にユーザ機器(UE)と呼ばれることが多い)モバイル装置103と通信する。基地局101により送信される信号は(例えば、電波により)周囲に広がり、これらの広がった信号成分はいずれかの数の物体で反射されることが多いため、送信される信号は、1つよりも多いパスを介してUE103に到達する。したがって、基地局101からUE103への直接的なパス(direct path)107に加えて、いくつかの他の間接的なパス(indirect path)109が存在する。これらの間接的なパスからの寄与は、直接的なパスからの寄与と比べて様々な信号の減衰および時間遅延を示し、これらの寄与は、UEの受信機の入力において建設的にまたは破壊的に直接的なパスからの寄与に干渉し得る。直接的なパス107および間接的なパス109に起因する信号成分は、マルチパス成分を示し、時間領域においてチャネルインパルス応答として、または相応に周波数領域においてチャネル周波数応答として、複素チャネルフィルタ機能によりモデル化されることが可能である。
図2は、いくつかのモバイル通信システムのいくつかの特徴さらに詳細に説明するブロック図である。この例では、いわゆるMIMO(multiple-input multiple-output)通信技術が使用される。MIMOシステムは、送信機および受信機において複数のアンテナを用いて、情報を送信し受信する。受信機は、受信機で信号の空間次元を用いて、帯域幅を増やすことなくより高いスペクトル効率およびより高いデータレートを達成できる。図2に示されるように、基地局201は、マルチパスチャネル205を介してUE203と通信する。ダウンリンク信号では、(例えばバイナリデータストリームの形式での)情報信号I(t)が、基地局201に供給される。基地局201は、制御装置207および送信信号処理回路209を含む。制御装置207は、基地局201の動作を制御し、ダウンリンクチャネル上でデータを受信するためのUE203をスケジューリングする。送信信号処理回路209は、誤り符号化、入力ビットの複素変調シンボルへのマッピング、および1つ以上の送信アンテナ211の各々についての送信信号の生成、のような機能を実行する。上記1つ以上の送信アンテナ211は、独立し、部分的に冗長であり、または完全に冗長であってもよい。高周波への周波数変換、フィルタリングおよび増幅の後に、基地局201は、チャネル205を通して個々の送信アンテナ211からUE203へ送信信号を送信する。
UE203の中の受信機機器は、アンテナ213の各々で受信される信号を復調し、復号する。UE203は、UE203の動作を制御するための制御装置215と、受信信号処理回路217とを含む。受信信号処理回路217は、基地局201から送信される信号を復調し、復号する。ビット誤りがない場合には、UE203からの出力信号I^(t)(Iの上に^があることを示す)は、元の情報信号I(t)と同じである。
図1および図2は、一般的にモバイル通信システムのコンポーネントを説明するが、実装の詳細は、システムによって変わることが可能である。モバイル通信システムの設計および動作を統制するいくつかの異なる標準が知られている。例えば、高速ダウンリンクパケットデータアクセス(HSDPA)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のWCDMAの仕様書のリリース5版で仕様化されている広帯域符号分割多元接続(WCDMA)の進化版である。HSDPAは、より高い次数の変調(16QAM)、(拡散率16を伴う最大15個の)マルチコード、およびダウンリンクチャネルフィードバック情報を使用することにより、(最大10Mビット/秒を超える)より高いビットレートを導入する。ダウンリンクチャネルフィードバック情報は、基地局に送信される、ダウンリンクチャネルの品質に関する情報である。3GPPの技術では「Node B」と呼ばれる基地局(BS)は、この情報を使用して、最適化されたスループットのために変調および符号化を最適化する。さらに、ハイブリッドARQも、誤りのある受信パケットについての往復遅延を減らすために物理層で導入される。
HSDPAは、以下に従って機能する。接続モードで動作するユーザ機器(UE)は、アップリンク(UL)高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)によって、HSDPAサービングNode Bにチャネル品質指標(CQI)報告を継続的に送信する。CQIは、ダウンリンクのスループットを最適化することをNode Bに可能とするために、瞬間的なダウンリンク(DL)チャネル品質をサービングNode Bに通知する。例えば、CQIは、信号対干渉比(SIR)の関数であることも可能である。その特定の関数は、より高い層のパラメータ(例えば、利用可能なHS電力、等)に依存する。UEがNode Bによりスケジューリングされ、データパケットがUEに送信される場合に、HS共有制御チャネル(HS−SCCH)が使用されて、データパケットおよびトランスポートフォーマットについての情報、再送番号等の、UEが次回の通信の中で使用する情報が、UEに通知される。
HSDPAのダウンリンクパケットデータの強化は、3GPP/WCDMA仕様書のリリース6の中で導入された「強化アップリンク(Enhanced Uplink)」により補完される。HSDPAおよび強化アップリンクは、合わせて高速パケットアクセス(HSPA)と呼ばれることが多い。
別の例を挙げると、第3世代LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる新しい柔軟なセルラーシステムを、3GのWCDMA標準の進化版として見ることができる。このシステムは、ダウンリンクの中で(OFDMAと呼ばれる)多元接続技術としてOFDMを使用し、1.4MHzから20MHzまで及ぶ帯域幅上で動作することができる。さらに、最大100Mb/sおよび100Mb/s超のデータレートが、最大帯域幅についてサポートされる。しかしながら、LTEは高レートのサービスについてだけではなく音声等の低レートのサービスについても使用されることが期待される。LTEは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のために設計されるため、VoIP(Voice over IP)が、音声を搬送するサービスであり得る。
HSPAのように、LTEシステムでは、チャネル品質情報がUEで算出される。この算出は、リファレンスパイロットデータ信号に基づき、リンク適応(例えば、スケジューリングされるユーザについての変調符号化率を決定すること)のために使用される。これらのおよび他の類似のシステムでは、基地局は、全てのユーザからのCQI報告および各ユーザについての具体的なデータ送信要件の知識を有するため、典型的にはユーザのスケジューリングおよびリンク適応に関する決定を行うための制御を保持する。
ここで説明される発明の主題の発明者は、モバイルがCQI情報を算出する時と基地局が対応するCQI報告に基づいてダウンリンク送信を行う時との間に遅延が存在するということに気付いた。チャネルは、CQI報告と後続のダウンリンク送信との間の時間に変化し得るため、この遅延は、送信時にCQIにおける潜在的な不適合をもたらす。この不適合はより高いフェージングレートについてより大きくなるが、より低いレートについての不適合もあり得る。この不適合を補償するためのある手法は、ダウンリンク送信が起こる時にフェージングチャネルがどのようであるかを予測し、この予測されたチャネルに基づきCQIを算出することである。当該アプローチは、PCT公開番号WO2007/032715の中で説明されている。当該文献は、リンク適応のために使用される予測チャネル推定値(predicted channel estimate)の信頼性を推定し、第2のネットワーク装置にこの信頼性の推定値を伝達する、通信システムの第1のネットワーク装置についての技術も開示する。第2のネットワーク装置は、例えば第1のネットワーク装置と通信する際に使用するための送信方式の選択を決定する際に、この情報を考慮できる。
報告されるCQI値が、スケジューリングおよびリンク適応の決定を行う信頼性のある基準であり得ない、別の理由は、時間により変化する干渉である。
その不完全な性質にもかかわらず、CQI報告は、それでもないモバイル通信サービスの品質における重要な要素である。以下のように考えられるCQI報告のいくつかの問題が存在する。
・あるスケジューリングレートで定期的にCQI報告を作成するモバイルのせいで、CQI報告は固定のリソースであるとみなされる。モバイルの数がシステム内で増える場合に、CQI送信の数は増加し、アップリンクリソース上により大きい負荷をかける。
・モバイル毎により大量のフィードバックを求めるより先進的なマルチアンテナ送信方式(例えば、MIMO)が導入され、したがってアップリンクフィードバックレート上の負荷をさらにもっと増加させる。US特許公報2005/0143084の中で説明されるアプローチにより、この影響を部分的に減らすことができる。当該アプローチは、システムのCQIフィードバックレートを制御するためのある基準に基づいて、シングルアンテナのCQI報告またはマルチアンテナのCQI報告のいずれの間で選択する。したがって、様々なモバイルクラスに対応する様々なCQI報告が存在するが、基準となるCQI報告は依然として各モバイルから作られる。
・チャネル予測誤差の信頼性の推定値も、上記PCT公開番号WO2007/032715の中で説明されるように、CQI報告の一部として含まれることが可能である。しかしながら、これは、アップリンクのフィードバックレート上の負荷をさらに増大させる。代わりに、チャネル予測誤差の信頼性は、基地局で算出されることが可能であるが、これは、チャネル推定値が基地局で利用可能であることを必要とする。
CDMAシステムでは、アップリンクフィードバックレート上の増加した負荷は、いわゆるノイズライズ(noise-rise)を増加させる効果を有する。ノイズライズは、基地局により観測される見かけの干渉プラス雑音のレベルである。
別の問題は、CQIの推定値の時間変化する性質に関する。CQI報告は、各CQI報告期間にモバイルから基地局へ送信される固定数のビットを含む。これは、CQI値がCQI報告によって著しく変わった(または変わっていない)か否かにかかわらず起こる。
したがって、無線リソースを効率的に利用して通信システムにおいてユーザ機器からネットワークノードへチャネル品質情報を伝達する方法および構成を提供することが望ましい。
用語「含む("comprises","comprising")」は、この明細書で用いられる場合に、言及される特徴、整数、ステップまたはコンポーネントの存在を特定するために用いられるが、これらの用語の使用は、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ若しくはコンポーネントまたはそれらのグループの存在または追加を排除しない、ということが強調されるべきである。
本発明のある形態によると、上記および他の目的は、モバイル通信システムの中のユーザ機器の動作を制御する方法および装置の中で達成される。当該動作は、予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標を生成するステップと、上記予測チャネル推定値は、上記ユーザ機器および上記モバイル通信システムのノードの間のチャネルの予測された推定値であることと、を含む。上記モバイル通信システムの上記ノードへのチャネル品質報告の送信は、上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の生成された上記指標に応じて制御される。
別の形態では、上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の生成された上記指標に応じて、上記モバイル通信システムの上記ノードへの上記チャネル品質報告の上記送信を制御するステップは、上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標に対応する持続時間の間、上記モバイル通信システムの上記ノードへの上記チャネル品質報告の送信を抑制することを含む。
本発明と一貫するいくつかの実施形態は、上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標に対応する上記持続時間の間、上記モバイル通信システムの上記ノードへの上記チャネル品質報告の送信を抑制する前に、上記チャネル品質報告の送信が抑制されることの標識を上記モバイル通信システムの上記ノードに送信することを含む。
別の形態では、いくつかの実施形態は、上記モバイル通信システムの上記ノードから1つ以上の信号を受信し、当該受信から1つ以上の信号対干渉雑音比の測定結果を得るステップを含む。受信された上記1つ以上の信号の上記信号対干渉雑音比が時間とともにどの程度変化するかの指標が、確認される。上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標は、受信された上記1つ以上の信号の上記信号対干渉雑音比が時間とともにどの程度変化するかの上記指標に基づく。
さらに別の形態では、いくつかの実施形態では、上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標は、上記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性の信頼性を表現する部分とを含み、上記予測チャネル推定値の信頼性を表現する上記部分は、チャネル予測誤差の分散に応じて生成される。
さらに別の形態では、いくつかの実施形態では、障害共分散行列が推定される。総障害電力が、上記障害共分散行列から決定される。上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標は、上記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性の信頼性を表現する部分とを含む。また、障害安定性を表現する上記部分は、上記総障害電力がどの程度素早く変化するかを決定することを含む処理によって生成される。
代替の実施形態では、瞬間的な障害共分散行列が、推定され、平滑化された障害共分散行列が、既に決定された2つ以上の共分散行列からを生成する。上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標は、上記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性の信頼性を表現する部分とを含み、障害安定性を表現する上記部分を生成するステップは、上記瞬間的な障害共分散行列と上記平滑化された障害共分散行列とを比較することを含む。
さらに他の代替の実施形態では、データ共分散行列が推定され、総データ電力が上記データ共分散行列から決定される。上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標は、上記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性の信頼性を表現する部分とを含み、障害安定性を表現する上記部分を生成するステップは、上記総データ電力がどの程度素早く変化するかを決定することを含む。
いくつかの実施形態のさらに別の形態では、ユーザ機器を動作させることは、チャネル予測誤差の指標を推定するステップを含む。いくつかの実施形態では、上記予測チャネル推定値の信頼性および上記障害安定性の指標は、上記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性の信頼性を表現する部分とを含み、上記予測チャネル推定値の信頼性を表現する上記部分を生成するステップは、上記チャネル予測誤差の分散を決定することを含む。
いくつかの実施形態では、上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の生成された上記指標に応じて、上記モバイル通信システムの上記ノードへの上記チャネル品質報告の上記送信を制御するステップは、上記モバイル通信システムの上記ノードに、上記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の上記指標に対応する持続時間の指標を送信することを含む。これらの実施形態の必ずしも全てではないいくつかは、上記モバイル通信システムの上記ノードへの上記チャネル品質報告の送信が抑制される期間での使用のための推奨の開始の変調符号化方式および推奨の終了の変調符号化方式の標識を、上記モバイル通信システムの上記ノードに送信するステップを含む。
いくつかの形態は、モバイル通信システムの中のノードを動作させる方法および装置の中で達成される。上記ノードは、当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供する。当該実施形態は、上記ユーザ機器からの信号を受信するステップと、上記信号の少なくとも一部は、チャネル品質報告を伝達するために予約されていることと、上記ユーザ機器から持続時間の値を受信するステップと、を含む。上記チャネル品質報告が、上記チャネル品質報告を含まない上記信号が受信される都度、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のために推定される。後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための上記チャネル品質報告を推定するステップは、上記ユーザ機器から直近に受信された受信チャネル品質報告を、次のチャネル品質報告の推定値として使用することを含む。上記ユーザ機器から直近に受信された上記受信チャネル品質報告を、上記次のチャネル品質報告の上記推定値として使用することは、受信された上記持続時間の値に対応する時間の間、または、新しいチャネル品質報告が上記ユーザ機器から受信されるまで、のいずれか短い方において継続する。
他の形態は、モバイル通信システムの中のノードを動作させる代替の方法および装置の中で具現化される。上記ノードは、当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供する。これらの代替の方法および装置は、上記ユーザ機器から信号を受信するステップと、受信された上記信号がチャネル品質報告を含むか否かを確認するステップと、を含む。受信された上記信号が上記チャネル品質報告を含まないことが確認される場合に、チャネル品質報告が、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のために推定される。これらの実施形態では、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための上記チャネル品質報告を推定するステップは、チャネル品質報告を予測することと、上記ユーザ機器から直近に受信されたチャネル品質報告および予測された上記チャネル品質報告のうちのより悪いチャネル品質を示す方を、次のチャネル品質報告の推定値として使用することと、を含む。
さらに他の形態は、モバイル通信システムの中のノードを動作させる他の代替の方法および装置の中で具現化される。上記ノードは、当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供する。これらの代替の方法および装置は、上記ユーザ機器から信号を受信するステップと、受信された上記信号がチャネル品質報告を含むか否かを確認するステップと、を含む。受信された上記信号が上記チャネル品質報告を含まないことが確認される場合に、チャネル品質報告が、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のために推定される。後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための上記チャネル品質報告を推定するステップは、チャネル品質報告を予測することと、予測された上記チャネル品質報告および上記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告から、フィルタリングされたチャネル品質報告を生成することと、を含む。上記フィルタリングされたチャネル品質報告が、次のチャネル品質報告の推定値として使用される。いくつかの実施形態では、予測された上記チャネル品質報告および上記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告から、フィルタリングされたチャネル品質報告を生成することとは、予測された上記チャネル品質報告および上記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告に、線形補間を適用することを含む。
本発明の目的および利点は、以下の図面とともに以下の詳細な説明を読むことにより理解されるであろう。
無線モバイル通信システムにおけるコンポーネントの例示的な構成である。 いくつかのモバイル通信システムの中のコンポーネントのいくつかの特徴の中で説明するブロック図である。 ある観点において、例えば本発明の形態に従ったUEの中の制御装置により実行されるステップ/処理のフローチャートである。 HSPAアップリンク上でACK/NACK情報およびCQI情報を搬送するためのHS−DPCCHのフレーム構造を説明する信号フォーマット図である。 次のサブフレームの中での範囲標識(scope indicator)の存在を示す予約されている符号(reserved code)を含むサブフレームを伴う一連のHS−DPCCHサブフレームを示す信号図である。 ある観点において、例えば本発明の形態に従った基地局の中の制御装置により実行される例示的なステップ/処理のフローチャートである。
本発明の様々な特徴が、図面を参照してここで説明される。図面の中で、類似部分は、同じ参照文字を用いて識別される。本発明の様々な形態は、いくつかの例示的な実施形態に関連してさらに詳細にここで説明される。本発明の理解を容易にするために、本発明の多くの形態は、コンピュータシステムまたはプログラムされた命令を実行可能な他のハードウェアの要素により実行されるべき一連の動作の観点から説明される。実施形態の各々では、様々な動作は、専用の回路(例えば、専用の機能を実行するために相互に接続された離散論理ゲート)により、1つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令により、または両方の組合せにより、実行されることが可能である、とういことが認識されるであろう。さらに、本発明は、さらに、プロセッサにここで説明される技術を実行させるコンピュータ命令の適当なセットを含む固体メモリ(solid-state memory)、磁気ディスクまたは光ディスク等のコンピュータにより読取り可能なキャリアのいずれかの形式の中で完全に実装されるとみなされることも可能である。したがって、本発明の様々な形態は、多くの異なる形式の中で実装され得る。また、当該形式の全ては、本発明の範囲内であると考えられる。本発明の様々な形態の各々について、いずれかの実施形態の上記形式は、説明される動作を実行する「ように構成されるロジック(logic configured to)」、もしくは説明される動作を実行する「ロジック(logic that)」とここでは呼ばれ、または、代わりに、説明される機能を実行する「手段(means for)」と呼ばれ得る。
本発明と一貫する実施形態の形態では、UEから基地局へ報告されるチャネル品質指標(例えば、CQI)の予測可能性は、これらの報告の送信を制御するための基準として使用される。チャネル品質指標の予測可能性の決定は、予測される将来のチャネル推定値の信頼性とUEで観測される干渉環境の安定性との両方に基づく。
本発明と一貫する実施形態の別の形態では、チャネル品質が十分に確実に予測されることが可能である場合に、UEはチャネル品質報告を送信することは求められない。この場合に、基地局は、チャネル品質報告が送信されたか否かを検出し、この検出の結果に基づきいずれかの調整を行わなければならない。いくつかの実施形態では、基地局は、ブラインド検出技術(blind detection technique)を用いて、チャネル品質報告が存在するか否かを判定する。他の実施形態では、基地局は、1つ以上のチャネル品質報告がスキップされることを通知するUEから情報を受信する。
本発明と一貫する実施形態のこれらのおよび他の形態は、より詳細にここで説明される。
図3は、ある観点において、例えば本発明の形態に従ったUEの中の制御装置300により実行されるステップ/処理のフローチャートである。他の観点では、図3は、様々に説明される機能を実行するように構成されるロジックのブロック図を示すとみなされることも可能である。
この機能性は、予測チャネル推定値(predicted channel estimate)の信頼性および障害安定性(impairment stability)の指標をUEが生成することで開始する(ステップ301)。ここで使用されるように、用語「障害(impairment)」は、一般的に、干渉、雑音、または干渉と雑音との組合せ等の、信号歪みのいずれかの源に言及するために使用される。予測チャネル推定値は、ユーザ機器とモバイル通信システムのノード(例えば、基地局)との間のチャネルが、基地局がUEに情報を送信する時点等の時間的な将来の時点でどのようであるか、の予測である。
予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標は、いくつかの選択的な手法の中で作られることが可能である。例えば、CQI値は、本質的に、受信機で得られる信号対干渉雑音比(SINR)に基づく。そのため、SINRおよびその潜在量の指標を使用して、予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の両方を決定することができる。より具体的には、UEは、受信信号のSINRが時間とともにどの程度変化するかの指標を確かめ、チャネル(およびしたがってCQI)予測の信頼性および障害安定性の両方の指標としてこれを使用する。例えば、この変化性指標は、UEについてチャネルおよび干渉が安定しているか(したがって予測可能であるか)否かの境界を定める1つ以上の閾値と比較されることが可能である。
代わりの実施形態では、チャネルおよび干渉安定性を決定するために、SINRの値の代わりに、チャネルと干渉との別々の指標が使用される。例えば、上記PCT公開番号WO2007/32715の中で説明される技術によって、チャネル信頼性の指標を得ることができる。具体的には、信頼性の指標が、予測値の偏差の分布関数であることも可能である。チャネル予測の不確実性は、予測誤差により説明されることが可能である。この予測誤差を特徴付けるためのいくつかの手法が存在する。これらは、各測定されたチャネルタップについての誤差分散または誤差の標準偏差、測定されたチャネルタップの誤差分散の合計、または測定されたチャネルタップの最大誤差分散を含む。これらは、全てのチャネルタップに基づき、または代わりに最良のちょうどM個のタップに基づくことが可能である。Mは、設計パラメータである。
本発明の代わりの実施形態では、ヒューリスティック技術によって、チャネル信頼性の指標を得ることができる。例えば、チャネルは期間にわたって観測されることが可能であり、その安定性はこれらの観測から(例えば、チャネル係数のパイロットが均一でありしたがって時間にわたって安定しているか否かを判定することにより)決定される。
障害安定性に関しては、障害安定性は、受信機で推定される障害共分散行列から確かめられることが可能である。(ここで使用されるように、用語「障害(impairment)」は、一般的に干渉のみまたは干渉プラス雑音に言及する。)当該行列の対角要素の和(すなわちトレース)が、総障害電力を測定する。その結果として、障害電力がどの程度素早く変化するかを確かめることで、障害安定性の良好な指標が得られる。障害安定性は、例えば、平滑化された障害共分散に対する瞬間的な障害共分散の指標であることが可能である。安定した干渉の存在を示す様々な場合があってもよく、これらは以下に列挙される。
干渉が安定しているある場合は、持続する干渉が存在し、それにより短期のおよび長期の共分散の推定値は類似する場合である。これは、いくらかの期間にチャネル品質報告を見合わせる決定に有利に影響を与える緩やかに変化する干渉環境を表す。
別の場合は、雑音のみの干渉が存在し、雑音電力が持続する場合である。これは、安定した雑音のシナリオを示す障害共分散の対角項の時間にわたっての変化性を決定し、非対角項がゼロに近いことを決定することにより、確立されることが可能である。これは、安定した雑音環境を表す。
別の例では、CQIの算出のための長期の共分散の使用が、安定した干渉環境の表示となり得る。これは、長期の共分散がCQI報告の抑制の持続時間よりも長い時間フレームに基づいて算出されることに起因する。干渉に起因する短期の共分散の変化をフィルタリングすることにより、これは、(上記で説明された2つの場合を支持する限り)安定した(そしてより予測可能な)干渉シナリオをもたらし得る。短期の干渉共分散は、より良好な検出性能をもたらし得るため、検出の目的で使用されることが可能である。
代替策として、障害共分散行列の代わりに、データ共分散行列を使用することができる。典型的には、データ共分散は、障害共分散と所望の信号の共分散との和である。よって、例えばリファレンスパイロット信号に基づく算出から、所望の信号の共分散が既知であれば、障害共分散を推定することができ、または少なくとも障害による影響を決定することができる。そして、これは、上記のように障害安定性の指標を確かめることを可能とする。
干渉が急速に変化しない場合には、安定性が示される。これは、チャネル品質(例えば、CQI)報告を送信しない決定に有利に影響を与える。(以下のさらなる詳細を参照。)
特筆すべきことに、干渉が十分に急速に変化していることを見つけられる場合に(「十分に」はアプリケーション固有のパラメータとする)、送信パラメータを決定するための基準としていずれかの報告されたチャネル品質指標が報告の受信側により使用されるまでに、当該チャネル品質指標は信頼できないと仮定することができる。当該環境は、同様に、チャネル品質報告を送信しない決定に有利に働く。したがって、本発明と一貫する実施形態の形態によると、素早く変化する干渉環境は従来の認識では「安定して」いないが、チャネル品質報告を送信するか否かを決定する目的では安定しているとみなされる。
図3の解説に戻ると、基地局へのチャネル品質報告の送信は、生成される予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標の関数として制御される。例えば、例示的な実施形態では、これは、予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標と1つ以上の対応する閾値とを比較して、それらが十分に信頼できる/安定しているか否かを判定すること、を含む(判定ブロック303)。判定が真であれば(判定ブロック303の「Yes」側のパス)、全てではないいくつかの実施形態では、基地局は、次回のチャネル品質報告の送信が抑制されることを通知される(ステップ305)。これらの実施形態のうちの必ずしも全てではないいくつかは、基地局は、チャネル品質報告が送信されない期間の期待持続時間をさらに通知されることが可能である。
1つ以上のチャネル品質報告が送信されないことを基地局に前もって通知しない実施形態では、基地局は、ブラインド検出技術に依存して、いずれかの与えられるチャネル品質報告の存在または不在を確かめる。
そして、そうでなければチャネル品質報告がUEにより送信される場合に、その送信は抑制される(スタップ307)。
例示的な実施形態では、UEは、期待されるチャネル推定値の予測可能性および障害安定性の持続時間を算出していると仮定される。この持続時間が十分に長い場合に、UEは、1つより多くのチャネル品質報告の送信をスキップすることができる。したがって、UEは、この持続時間に到達したか否かを確かめる(判定ブロック309)。持続時間に達していなければ(判定ブロック309の「No」側のパス)、次のチャネル品質報告の送信も、ステップ307に戻ることによりスキップされる。
処理は、チャネル推定値の予測可能性および障害安定性の持続時間に到達するまで(判定ブロック309の「Yes」側のパス)、このようにループする。持続時間に到達した時点で、UEは、チャネル品質の指標を決定し(ステップ311)、チャネル品質報告の中でこの情報を基地局に送信する(ステップ313)。そして、処理は、ステップ301に戻ることにより繰り返される。
判定ブロック303に戻ると、チャネル予測の信頼性および/または障害安定性が十分に良好でないと判定されれば(判定ブロック303の「No」側のパス)、いずれのチャネル品質報告もスキップされず、UEは、チャネル品質の指標を確かめ(ステップ311)、そして基地局にチャネル品質報告を送信することにより(ステップ313)、単純に処理する。
既に言及されたように、いくつかの実施形態は、チャネル品質報告の送信の計画された抑制を基地局に通知するステップを含まない。当該実施形態では、基地局は、ブラインド検出技術を使用して、いずれかの与えられるチャネル品質報告が存在するかあるいは不在であるかを検出する。例えば、HSPAシステムでは、ハイブリッドARQ(HARQ)プロトコルの動作をサポートし、(HSPAシステムでは「Node B」と呼ばれる)基地局に瞬間的なダウンリンクチャネルの条件についての知識を提供ために、アップリンク制御シグナリングが必要である。このシグナリングは、高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)と呼ばれるアップリンク物理チャネル上で実行される。HS−DPCCHは、他のチャネルからそれを分離するための自らの別個のチャネライゼーション符号を有する。図4は、HS−DPCCHを説明する信号フォーマット図である。説明されるように、10ms持続する1つの無線フレームは、5つの等しい長さのサブフレームにさらに分割される。これらのサブフレームの各々は、3つのスロットにさらに分割される。各スロットは、2560チップを収容するのに十分に長い。これらのスロットのうちの第1のスロットは、HARQ情報(HARQ−ACK)を搬送する。すなわち、当該スロットは、UEが確認応答(「ACK」)を報告しているかまたは否定応答(「NACK」)を報告しているかを搬送する。各サブフレームの中の残りの2つのスロットは、CQI値の形式でチャネル品質報告を搬送するように共に構成される。
本発明のいくつかの実施形態によると、UEがCQI値の送信を抑制することを決定する場合に、これは不連続送信(DTX)によって達成されることが可能である。当該DTXにより、UEは、通常CQI値を伝達する2つのスロットの持続時間の間、HS−DPCCHの送信を止める。基地局は、その受信機のHS−DPCCH逆拡散器の出力での信号電力がテストされるブラインド検出技術においてこの事実を有利に使用することができる。HS−DPCCH符号についての受信機電力のレベルは、UEからのCQI信号が存在するか否か(すなわちCQIが存在するか否か)、またはこれらの2つのスロットが雑音を含むか否かを示す。
ここでは、解説は、基地局が1つ以上のチャネル品質報告が送信されないことをUEにより通知される(例えば図3で説明されたステップ305)実施形態に焦点を合わせる。これを実装するある手法は、UEが拡張されたチャネル品質報告を報告することである。当該拡張されたチャネル品質報告では、拡張された情報が、既存の環境が信頼性のあるチャネル予測可能性および安定した干渉を含むことを明示する。この予測可能性および安定性は、予め定義された長さ(例えば、いくつかの数のサブフレーム)だけ続くと推測されることが可能である。代わりに、いくつかの実施形態では、チャネル品質報告は、この環境についての算出された持続時間(すなわち、図3により説明された実施形態に関して既に解説された「持続時間」)を指定するフィールドを伴ってさらに拡張されることが可能である。持続時間の値は、最小の持続時間からある最大の持続時間までの範囲を表す。この解説では、この持続時間の量は、「範囲標識(scope indicator)」と呼ばれる。既存のシステム(例えば、HSPAシステム)の中でこれを実装する手法は、次のHS−DPCCHサブフレームの中のCQIフィールドが範囲標識として解釈されるべきであることを示すための、CQIフィールドの1つの符号語の候補を予約することである。そして、範囲標識は、その次のサブフレームの中の、通常はCQIのために予約されているフィールド内で送信される。その後、CQIフィールドは、アップリンクフィードバックを減らすために止められる(例えば、DTXされる)。この実施形態は、図5の中で説明される。図5は、次のサブフレームの中での範囲標識の存在を示す予約されている符号語を含むサブフレームを伴う一連のHS−DPCCHサブフレームを示す信号図である。範囲標識は、基地局にCQI送信抑制の持続時間を通知する。
HSPAにおいて実装される限定しない例示的な実施形態が、ここでさらに詳細に説明される。非MIMOモードにおいて、図4に示されるCQIフィールドは、(20,10)のブロック符号を使用して生成される20個の符号化ビットから成る。5つの情報ビットが使用されて、CQI指標(0〜30の値)についての31個の値の候補が表される。情報ビットの系列(0,0,0,0,0)は、現在の標準では未使用である。本発明と一貫するいくつかの実施形態の形態によると、この未使用の系列が利用されて、次のCQI報告はCQIとしてではなく上記のように範囲標識として解釈されるべきであることが示される。5つの情報ビッが利用可能であるため、範囲は、安定し予測可能なCQIについての持続時間の期間を特定する32個の値の候補をとることができる。範囲標識が基地局(Node B)に伝達された後に、後続のCQIフィールドは、範囲により特定される持続時間が満了するまで上記のようにDTXされる。
このアプローチの代替策は、CQI符号化方式において(0,0,0,0,0)を未使用の系列として残すが、次のCQI報告が範囲標識として解釈されるべきであることを示すために、認められるCQI値のうちの1つ(例えば、CQI0)を予約する。これは、動的なCQI報告の範囲をわずかに縮小する。しかしながら、現在の発明の対象は、CQI報告なしに大きなデータ転送を可能にするために、安定しかつ予測可能である非常に良好なCQIを有する端末のセットである。再定義されたCQI報告をどの端末が使用するかを絞ることは可能であるため、下位(low end)での動的な範囲の縮小は問題であるとはみられていない。
MIMOモードにおいて構成される端末について、非MIMOモードのように同様のアプローチが使用される。MIMOモードでは、タイプAおよびタイプBと呼ばれる2種類のCQI報告がUEにより行われる。タイプA報告は、好ましいプリコーディング構成の指標(PCI)に加えて、UEがシングルストリーム送信またはデュアルストリーム送信を好むか否かに応じて、1つまたは2つのいずれかのCQI値を含む。タイプB報告は、UEがどのような数のストリームを好むかにかかわらず、もっぱらシングルストリーム送信についてのチャネル品質を示す。これは、デュアルストリーム送信についてのUEの好みを優先する必要がある場合に、Node Bの中のスケジューラに余分な情報を与える。タイプA報告およびタイプB報告の相対的な頻度は、ネットワークにより構成される。例えば、ネットワークは、各8つのCQI報告のうちの1つがタイプBであると特定することができる。
現在のHSPA標準では、タイプB報告は、非MIMOモードにおいて構成されるUEについて同じ未使用のビット系列(0,0,0,0,0)を有する。したがって、上記のように同様の方式を使用することができる。主な違いは、(0,0,0,0,0)の系列を利用して(タイプA報告のように)次のCQI報告が範囲標識として解釈されるべきであることを示すことが可能となる前に、第1の利用可能なタイプBの報告期間が発生するまでUEが待機しなければならないことである。この余分な待機時間は、待機時間までに範囲を縮小することによりUEにおいて容易に考慮されることが可能である。
上記のような同様のやり方において、代わりの方式が使用されることが可能である。それにより、タイプB報告において、未使用のビット系列に依存する代わりに、あるCQI値(例えば、CQI0)が、次のCQI報告が範囲標識として解釈されるべきできあることを示すために予約される。この代替策の利点は、範囲を示すためにタイプBの報告間隔で待機する必要がないことである。多数の例の候補のうちの1つを挙げると、CQI0が、この目的のためにタイプA報告およびタイプB報告の両方において予約されることが可能である。
両方の代替策について、範囲値の候補の数はかなり大きいことも可能である。タイプA報告は、(20,10)の符号を使用して符号化される。よって、10個の情報ビットが利用可能である(1024個の範囲値の候補)。タイプB報告は、(20,7)の符号を使用して符号化される。よって、7つの情報ビットが利用可能である(128個の範囲値の候補)。これが必要以上であれば、変更された符号化フォーマットを使用することができる。例えば、MIMOモードのように同じ(20,5)の符号が、範囲標識のために使用され、したがって範囲値の候補の数を32個に限定することが可能である。増加した当該符号の符号化利得が使用されて、CQIを送信するために必要な電力量を減らし、または検出性能を向上することができる(またはその両方)。
範囲標識が送信されるさらに他の代替策では、UEがチャネル品質報告を送信しない期間の持続時間に加えて、UEは、開始の変調符号化方式および終了の変調符号化方式の標識(例えば、通常はCQI報告の一部である推奨されるレート)を、基地局にさらに提供する。これは、いずれのチャネル品質報告も受信しない期間に使用するためのトランスポートフォーマットを決定する際に使用するためのより良好な情報を、基地局に提供する。
上記実施形態の各々は、範囲標識をシグナリングするためにCQIフィールドのある再解釈を必要とする。したがって、どのようなシグナリングフォーマットが使用されるかについてUEとNode Bとの間に共通の理解が存在しなければならない。これを可能にするある手法は、範囲報告を行うUEを特別モードに置くより高い層のシグナリングによる。このシグナリングは呼設定時に一度行われることが可能である。これは、このモードが呼の持続時間の間変化しないことを意味する。代わりに、モードは、ネットワークの制御の下で動的にオンオフされることも可能である。これを可能とするために、Node Bは、ある時間ウィンドウにわたって報告されたCQIを観測し、CQIが安定しているならばそれ自体を判定することができる。安定性が検出されると、Node Bは、新しいモードを有効化し、したがってUEに範囲標識の報告を開始することを求める。
UEにおいて本発明の様々な実施形態のいずれかを実行することは、その対応する基地局に影響を与える。図6は、ある観点において、例えば本発明の形態に従った基地局の中の制御装置600により実行される例示的なステップ/処理のフローチャートでる。他の観点では、図6は、様々に説明される機能を実行するように構成されるロジックを備える基地局の中の制御装置600のブロック図を示すとみなされることも可能である。当然のことながら、基地局の動作は幅広い様々な機能を包含する。内容を単純化するために、本発明の形態に関するこれらの機能のみが、図6に示され、ここで説明される。
UEが、チャネル品質報告を送信しまたはチャネル品質報告の送信を抑制することをUEに可能にする形で動作する場合に、基地局の動作は、それに沿って応答する必要がある。したがって、基地局の機能のうちの1つは、チャネル品質報告(例えば、CQI値)が受信されたか否かを判定することである(判定ブロック601)。いくつかの実施形態では、これは、この情報がUEにより明確に伝達されたか否かを判定することを含む。上記のように、これは、1つ以上の次回のチャネル品質報告が送信されないことの標識としてチャネル品質報告の符号のうちの1つを予約することによる等、いくつかの手法で行われることが可能である。
UEが、1つ以上の次回のチャネル品質報告が送信されないことを基地局に直接的に通知しない場合に、基地局は、いくつかのブラインド検出技術の候補のうちのいずれかによりこの情報を決定できる。
これらのうちの1つは、モバイルがCQI報告の送信を抑制することを決定し得る一方、さらに基地局にACK/NACKを返信しなければならない。その結果、基地局は、ACK/NACKだけ送信されたか、またはACK/NACKがCQI報告と共に送信されたかを、検出しなければならない。実施形態では、この情報は、上記のようにUEにより明示的にシグナリングされる。しかしながら、UEがこの機能を実行しない実施形態では、基地局は、一般的にいずれを受信するかを知得していない。その場合、基地局は、ブラインドで(blindly)この検出を実行する。ブラインド検出技術は、既に説明された。
別の基地局の検討は、いずれのCQIもUEから報告されない場合に(判定ブロック601の「No」側のパス)、基地局は、以前のチャネル品質報告から、送信について使用すべき変調符号化方式を決定しなければならない、ということである。図6に示される例示的な実施形態では、これは、1つ以上の以前のチャネル品質報告から(図の中で「次のCQI」と呼ばれる)予測チャネル品質報告を導出することと(ステップ603)、そして変調符号化方式を決定するための基準として予測チャネル品質報告を使用することと(ステップ605)を含む。
様々なアプローチが、予測チャネル品質報告を導出するために考えられることが可能である。例えば、γ^が、時間mにおけるリンク適応を決定するために使用されるべきCQIを表すとする。いくつかのアプローチが使用されて、γ^はγ(n≦m)およびγ(p≧m)に対応するCQI報告に基づいて決定されることが可能である。
これらのアプローチは:
・モバイルからの直近のCQI報告を使用する。したがってγ^=γに設定する。
・別のアプローチは、予測CQIの値および直近のCQIの値のうちのより小さい方を使用することである。したがって、γ^=min(γ,γ)に設定する。この保守的なアプローチは、直近のCQIおよび予測CQIのうちのより悪いチャネル品質を示す方にリンク適応が基づくことを保証する。
・さらに別のアプローチは、以前のCQI値および予測されたCQI値をフィルタリングすることによりγ^を算出することである。例えば、CQI値の線形補間は、以下を与える。
Figure 0005432289

さらなるCQI報告を考慮するより複雑なフィルタも考えられることが可能である。
・CQI報告の中で持続時間の値が特定される場合に使用可能なさらに別のアプローチは、その持続時間の間またはモバイルが別のCQI報告を取得するまで、最後に決定された変調符号化方式を使用することである。
判定ブロック601の解説に戻ると、チャネル品質報告がUEから明示的に受信される場合に(判定ブロック601の「Yes」側のパス)、変調符号化方式の決定のための基準として使用されるべき次のチャネル報告は、UEから明示的に受信される報告である(ステップ607)。そして、変調符号化方式は、従来通り決定される(ステップ605)。
本発明の様々な実施形態は、従来技術に対するいくつかの利点を提供する。例えば、チャネル品質報告がいくつかの送信から選択的に省略されることを可能とすることにより、より少ないフィードバック報告がこの報告について必要である。これは、(特にMIMOモードで)より高いデータレートを可能とするモバイルとって特に重要である。なぜならば、より多くのチャネル品質フィードバックが使用され、これはアップリンクリソースが必要とする量により高い負荷をかけるためである。しかし、本発明の実施形態を実行することにより、チャネル品質報告が安定している/予測可能である場合に、必要なアップリンクリソースを減らすことができ、それにより基地局で観測されるノイズライズに好ましく影響を与える。
別の形態では、チャネル品質情報の安定性の考慮が用いられて、より長い時間フレーム上で非常に正確にモバイルをスケジューリングするのに役立つことが可能である。
本発明は、具体的な実施形態を参照して説明された。しかしながら、上記説明された実施形態の形式以外の具体的な形式で本発明を具現化することができるということは、当業者にとって直ちに明らかであろう。説明された実施形態は、単なる例示的なものにすぎず、決して限定的であるとみなされるべきではない。本発明の範囲は、先行する説明よりもむしろ添付の特許請求の範囲により与えられる。特許請求の範囲内に収まる全ての変形および均等なものは、ここに包含されることを意図されている。

Claims (28)

  1. モバイル通信システムの中のユーザ機器を動作させる方法であって:
    前記ユーザ機器によって予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標を生成するステップと;
    前記予測チャネル推定値は、前記ユーザ機器および前記モバイル通信システムのノードの間のチャネルの予測された推定値であることと;
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の生成された前記指標に対応する持続時間の間、前記モバイル通信システムの前記ノードへのチャネル品質報告の送信を抑制するステップと;
    を含む方法。
  2. 前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標に対応する前記持続時間の間、前記モバイル通信システムの前記ノードへの前記チャネル品質報告の送信を抑制する前に、前記チャネル品質報告の送信が抑制されることの標識を前記モバイル通信システムの前記ノードに送信すること;
    を含む請求項の方法。
  3. 前記モバイル通信システムの前記ノードから1つ以上の信号を受信し、当該受信から1つ以上の信号対干渉雑音比の測定結果を得るステップと;
    受信された前記1つ以上の信号の前記信号対干渉雑音比が時間とともにどの程度変化するかの指標を確認するステップと;
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、受信された前記1つ以上の信号の前記信号対干渉雑音比が時間とともにどの程度変化するかの前記指標に基づくことと;
    を含む請求項1の方法。
  4. 前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する前記部分は、チャネル予測誤差の分散に応じて生成される、
    請求項1の方法。
  5. 障害共分散行列を推定するステップと;
    前記障害共分散行列から総障害電力を決定するステップと;
    を含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    障害安定性を表現する前記部分を生成するステップは、前記総障害電力がどの程度素早く変化するかを決定することを含む、
    請求項1の方法。
  6. 瞬間的な障害共分散行列を推定するステップと;
    既に決定された2つ以上の共分散行列から、平滑化された障害共分散行列を生成するステップと;
    を含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    障害安定性を表現する前記部分を生成するステップは、前記瞬間的な障害共分散行列と前記平滑化された障害共分散行列とを比較することを含む、
    請求項1の方法。
  7. データ共分散行列を推定するステップと;
    前記データ共分散行列から総データ電力を決定するステップと;
    を含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    障害安定性を表現する前記部分を生成するステップは、前記総データ電力がどの程度素早く変化するかを決定することを含む、
    請求項1の方法。
  8. チャネル予測誤差の指標を推定するステップ;
    を含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および前記障害安定性の指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する前記部分を生成するステップは、前記チャネル予測誤差の分散を決定することを含む、
    請求項1の方法。
  9. 前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の生成された前記指標に対応する前記持続時間の間、前記モバイル通信システムの前記ノードへの前記チャネル品質報告の前記送信を抑制するステップは:
    前記モバイル通信システムの前記ノードに、前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標に対応する前記持続時間の指標を送信すること;
    を含む、請求項1の方法。
  10. 前記モバイル通信システムの前記ノードへの前記チャネル品質報告の送信が抑制される期間での使用のための推奨される変調符号化方式の範囲の標識を、前記モバイル通信システムの前記ノードに送信するステップ;
    を含む、請求項の方法。
  11. モバイル通信システムの中のノードを動作させる方法において、前記ノードは当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供し、前記方法は:
    前記ユーザ機器からの信号を受信するステップと;
    前記信号の少なくとも一部は、チャネル品質報告を伝達するために予約されていることと;
    前記ユーザ機器から、予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標に対応する、前記チャネル品質報告の送信が抑制される持続時間の値を受信するステップと;
    前記チャネル品質報告を含まない前記信号が受信される都度、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するステップと;
    を含み、
    後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するステップは、
    前記ユーザ機器から直近に受信された受信チャネル品質報告を、次のチャネル品質報告の推定値として使用すること
    を含み、
    前記ユーザ機器から直近に受信された前記受信チャネル品質報告を、前記次のチャネル品質報告の前記推定値として使用することは、受信された前記持続時間の値に対応する時間の間、または、新しいチャネル品質報告が前記ユーザ機器から受信されるまで、のいずれか短い方において継続する、
    方法。
  12. モバイル通信システムの中のノードを動作させる方法において、前記ノードは当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供し、前記ユーザ機器は予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標に対応する持続時間の間前記ノードへのチャネル品質報告の送信を抑制し、前記方法は:
    前記ユーザ機器から信号を受信するステップと;
    受信された前記信号がチャネル品質報告を含むか否かを確認するステップと;
    受信された前記信号が前記チャネル品質報告を含まないことが確認される場合に、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のためのチャネル品質報告を推定するステップと;
    を含み、
    後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するステップは:
    チャネル品質報告を予測することと;
    前記ユーザ機器から直近に受信されたチャネル品質報告および予測された前記チャネル品質報告のうちのより悪いチャネル品質を示す方を、次のチャネル品質報告の推定値として使用することと;
    を含む、方法。
  13. モバイル通信システムの中のノードを動作させる方法において、前記ノードは当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供し、前記ユーザ機器は予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標に対応する持続時間の間前記ノードへのチャネル品質報告の送信を抑制し、前記方法は:
    前記ユーザ機器から信号を受信するステップと;
    受信された前記信号がチャネル品質報告を含むか否かを確認するステップと;
    受信された前記信号が前記チャネル品質報告を含まないことが確認される場合に、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のためのチャネル品質報告を推定するステップと;
    を含み、
    後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するステップは:
    チャネル品質報告を予測することと;
    予測された前記チャネル品質報告および前記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告から、フィルタリングされたチャネル品質報告を生成することと;
    前記フィルタリングされたチャネル品質報告を、次のチャネル品質報告の推定値として使用することと;
    を含む、方法。
  14. 予測された前記チャネル品質報告および前記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告から、フィルタリングされたチャネル品質報告を生成することとは、予測された前記チャネル品質報告および前記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告に、線形補間を適用することを含む、請求項13の方法。
  15. モバイル通信システムの中のユーザ機器の動作を制御するための装置であって:
    予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標を生成するように構成されるユーザ機器の中のロジックであって、前記予測チャネル推定値は前記ユーザ機器および前記モバイル通信システムのノードの間のチャネルの予測された推定値である、前記ロジックと;
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の生成された前記指標に対応する持続時間の間、前記モバイル通信システムの前記ノードへのチャネル品質報告の送信を抑制するように構成されるロジックと;
    を備える装置。
  16. 前記チャネル品質報告の送信が抑制されることの標識を前記モバイル通信システムの前記ノードに送信するように構成されるロジック、を備える請求項15の装置。
  17. 前記モバイル通信システムの前記ノードから1つ以上の信号を受信し、当該受信から1つ以上の信号対干渉雑音比の測定結果を得るように構成されるロジックと;
    受信された前記1つ以上の信号の前記信号対干渉雑音比が時間とともにどの程度変化するかの指標を確認するように構成されるロジックと;
    を備え、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、受信された前記1つ以上の信号の前記信号対干渉雑音比が時間とともにどの程度変化するかの前記指標に基づく、
    請求項15の装置。
  18. 前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標を生成するように構成される前記ロジックは、チャネル予測誤差の分散に応じて前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する前記部分を生成する、
    請求項15の装置。
  19. 障害共分散行列を推定するように構成されるロジックと;
    前記障害共分散行列から総障害電力を決定するように構成されるロジックと;
    を備え、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標を生成するように構成される前記ロジックは、前記総障害電力がどの程度素早く変化するかを決定することを含む処理によって、障害安定性を表現する前記部分を生成する、
    請求項15の装置。
  20. 瞬間的な障害共分散行列を推定するように構成されるロジックと;
    既に決定された2つ以上の共分散行列から、平滑化された障害共分散行列を生成するように構成されるロジックと;
    を備え、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標を生成するように構成される前記ロジックは、前記瞬間的な障害共分散行列と前記平滑化された障害共分散行列とを比較することを含む処理によって、障害安定性を表現する前記部分を生成する、
    請求項15の装置。
  21. データ共分散行列を推定するように構成されるロジックと;
    前記データ共分散行列から総データ電力を決定するように構成されるロジックと;
    を備え、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標を生成するように構成される前記ロジックは、前記総データ電力がどの程度素早く変化するかを決定することを含む処理によって、障害安定性を表現する前記部分を生成する、
    請求項15の装置。
  22. チャネル予測誤差の指標を推定するように構成されるロジック;
    を備え、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標は、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する部分と、障害安定性を表現する部分とを含み、
    前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標を生成するように構成される前記ロジックは、前記チャネル予測誤差の分散を決定することを含む処理によって、前記予測チャネル推定値の信頼性を表現する前記部分を生成する、
    請求項15の装置。
  23. 前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の生成された前記指標に対応する前記持続時間の間、前記モバイル通信システムの前記ノードへの前記チャネル品質報告の前記送信を抑制するように構成される前記ロジックは、
    前記モバイル通信システムの前記ノードに、前記予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の前記指標に対応する前記持続時間の指標を送信するように構成されるロジック;
    を含む、請求項15の装置。
  24. 前記モバイル通信システムの前記ノードへの前記チャネル品質報告の送信が抑制される期間での使用のための推奨される変調符号化方式の範囲の標識を前記モバイル通信システムの前記ノードに送信するように構成されるロジック、
    を含む請求項23の装置。
  25. モバイル通信システムの中のノードの動作を制御するための装置であって、前記ノードは当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供し、前記装置は:
    前記ユーザ機器からの信号を受信するように構成されるロジックであって、前記信号の少なくとも一部はチャネル品質報告を伝達するために予約されている、前記ロジックと;
    前記ユーザ機器から、予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標に対応する、前記チャネル品質報告の送信が抑制される持続時間の値を受信するように構成されるロジックと;
    前記チャネル品質報告を含まない前記信号が受信される都度、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するように構成されるロジックと;
    を備え、
    後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するように構成される前記ロジックは:
    前記ユーザ機器から直近に受信された受信チャネル品質報告を、次のチャネル品質報告の推定値として使用するように構成されるロジック、
    を含み、
    前記ユーザ機器から直近に受信された前記受信チャネル品質報告を、前記次のチャネル品質報告の前記推定値として使用するように構成される前記ロジックは、受信された前記持続時間の値に対応する時間の間、または、新しいチャネル品質報告が前記ユーザ機器から受信されるまで、のいずれか短い方において、前記ユーザ機器から直近に受信された前記受信チャネル品質報告を、前記次のチャネル品質報告の前記推定値として使用し続ける、
    装置。
  26. モバイル通信システムの中のノードの動作を制御するための装置であって、前記ノードは当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供し、前記ユーザ機器は予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標に対応する持続時間の間前記ノードへのチャネル品質報告の送信を抑制し、前記装置は:
    前記ユーザ機器から信号を受信するように構成されるロジックと;
    受信された前記信号がチャネル品質報告を含むか否かを確認するように構成されるロジックと;
    受信された前記信号が前記チャネル品質報告を含まないことが確認される場合に、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のためのチャネル品質報告を推定するように構成されるロジックと;
    を備え、
    後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するように構成される前記ロジックは:
    チャネル品質報告を予測するように構成されるロジックと;
    前記ユーザ機器から直近に受信されたチャネル品質報告および予測された前記チャネル品質報告のうちのより悪いチャネル品質を示す方を、次のチャネル品質報告の推定値として使用するように構成されるロジックと;
    を含む、装置。
  27. モバイル通信システムの中のノードの動作を制御するための装置であって、前記ノードは当該ノードのサービスエリア内に位置するユーザ機器にサービスを提供し、前記ユーザ機器は予測チャネル推定値の信頼性および障害安定性の指標に対応する持続時間の間前記ノードへのチャネル品質報告の送信を抑制し、前記装置は:
    前記ユーザ機器から信号を受信するように構成されるロジックと;
    受信された前記信号がチャネル品質報告を含むか否かを確認するように構成されるロジックと;
    受信された前記信号が前記チャネル品質報告を含まないことが確認される場合に、後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のためのチャネル品質報告を推定するように構成されるロジックと;
    を備え、
    後続の送信動作での使用のための変調符号化方式を決定する際の使用のための前記チャネル品質報告を推定するように構成される前記ロジックは:
    チャネル品質報告を予測するように構成されるロジックと;
    予測された前記チャネル品質報告および前記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告から、フィルタリングされたチャネル品質報告を生成するように構成されるロジックと;
    前記フィルタリングされたチャネル品質報告を、次のチャネル品質報告の推定値として使用するように構成されるロジックと;
    を含む、装置。
  28. 予測された前記チャネル品質報告および前記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告から、フィルタリングされたチャネル品質報告を生成するように構成される前記ロジックは、予測された前記チャネル品質報告および前記ユーザ機器から直近に受信された1つ以上のチャネル品質報告に線形補間を適用するように構成されるロジックを含む、請求項27の装置。
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