JP2011520337A - ダウンリンクe−dchの電力使用量の分配 - Google Patents

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Abstract

本発明は、通信システムにおけるダウンリンク(DL)E−DCHの電力使用量の分配のための方法、通信システム、及び通信システムにおけるノードB(NB)に関する。上記システムは、少なくとも1つのユーザ端末(UE)との間のワイヤレス通信を可能とするための少なくとも1つのノードB(NB)を含む。上記通信は、上記ユーザ端末(UE)と上記ノードB(NB)との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための、拡張専用伝送チャネル(E−DCH)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して可能となる。上記ノードB(NB)は、上記HS−DSCHを介する上記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするためのHSDPAスケジューラ(HS−S)を含む。それは、E−DCHを介する上記ULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングするためのEULスケジューラ(EUL−S)をさらに含む。上記方法は、上記ノードB(NB)が、少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべきE−DCH DL送信についての上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間を評価する(111)ことを、特に特徴とする。上記ノードB(NB)は、E−DCH DL送信に先立って上記HSDPAスケジューラ(HS−S)に対して評価された上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間の情報を送信する(112)。
【選択図】図11

Description

本発明は、ダウンリンクE−DCHの電力使用量の分配のための方法、通信システム、及び通信システムにおけるノードBに関する。
セルラネットワークのためのブロードバンドキャパシティを有するワイヤレス技術を提供する必要性が増加している。良好なブロードバンドシステムは、高いデータレート及びキャパシティ、低いビット単価、良好なサービス品質、並びにより広いカバレッジのような、決められている基準を満たさなければならない。HSPA(High Speed Packet Access)は、これを可能とするネットワークアクセス技術の一例である。
HSPAは、第三世代(3G)の携帯電話技術である既存のUMTS(Universal Mobile Communication Systems)の性能を改良するプロトコルの集まりである。UMTSは、移動体端末の形態のユーザ機器(UE)とノードB(NB)との間の無線ベースの通信のためのエアインタフェースとして、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)を使用する。WCDMAは、直接シーケンスCDMA(Code Division Multiple Access)のシグナリング方法を利用してさらなる高速化を実現し、より多くのユーザをサポートする、広帯域スペクトラム拡散のエアインタフェースである。
HSPAは、WCDMAの不可欠な部分である。広域の移動体カバレッジには、HSPAが提供され得る。それは追加のスペクトラム又はキャリアを必要としない。目下WCDMAは、同時の音声及びデータサービスを同じキャリア上のユーザに提供することができる。これはHSPAにも当てはまり、スペクトラムが効率的に使用され得ることを意味する。ある程度負荷のかかったシステムにおいて、HSPAは大きなファイルをダウンロード及びアップロードするのにかかる時間を大幅に削減できることが、シミュレーションによって示されている。
HSPAは、世界的規模のWCDMA運用者の移行パス(migration path)を定義する技術のセットである。HSPAファミリーにおけるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)及びHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)という2つの既存の特徴は、改良された変調スキームを使用することによって、並びにハンドセット及びノードBが通信するためのプロトコルを精緻化することによって、性能の向上をもたらしている。これらの改良によって、UMTSによって提供される既存の無線帯域幅の利用がより良好になっている。
HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)は、HSPA内の第1の特徴である。それは、WCDMA 3GPP(Third Generation Partnership Project)リリース5の仕様及び全てのその後のリリースの一部である。HSDPAは新たなダウンリンク(DL)伝送チャネル―HS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)―を提供し、それは高性能のパケットデータアプリケーションのためのサポートを強化している。新たなMAC(Medium Access Control)サブレイヤであるMAC−hs(高速)が導入され、これによって異なるリリースのWCDMAからのレイヤ及びノード間の機能面での分離を可能とする。MAC−hsはHS−DSCHを処理する。
図1において、HSDPA/HSUPAのネットワークの概観が示されている。ネットワークは、Iuインタフェース上において少なくとも1つの無線ネットワークコントローラ(RNC)12との間で通信するコアネットワーク(CN)を含む。少なくとも1つのノードB(NB)11は、EULスケジューラユニット(EUL−S)を含む。EULスケジューラは、MAC−eスケジューラとも表され、個々のIubインタフェース上において個々のRNCとの間で通信する。HSUPAについては、後でより詳細に説明する。ノードBは、HSDPAスケジューラ(HS−S)も含む。HSDPAスケジューラは、MAC−hsスケジューラとも表され、Iubインタフェース上においてRNCとの間で通信する。
次のHSDPAチャネルは、エアインタフェース上において送信される:
―タイミング及び符号化情報を提供するHS−SCCHであって、それによってUEは正確な時間にHS−PDSCHを聴くことが可能となり、正しい符号を使用してUEデータを成功裡に復号することが可能となる
―MAC−hsのペイロードを搬送するHS−PDSCH
―MAC−hsの制御シグナリングを搬送するHS−DPCCH
HSDPAは、共有チャネル及び多符号(multi-code)送信に基づく。これは、セル内におけるいくつかのチャネル符号及び送信電力が時間及び符号領域においてユーザ間で動的に共有される共通リソースとみなされていることを意味する。これは、WCDMAにおいて利用可能な符号及び電力リソースをより効率的に使用するためである。それは、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)を使用してより高いデータレートを提供する高次変調にも基づいている。HSDPAはさらに、ユーザ機器(UE)によって報告される無線状態に送信信号(transmission)が即座に適応される高速リンク適応(fast link adaptation)に基づいており、状態が許せば高次パラメータ変調を可能とする。
HSDPAにとっての別の基本原理は、高速ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)である。UEは、パケットを復号する際に異なる送信信号からの特定のデータパケットの情報を結合することができ、及び復号の状況をノードBに対して示し、ノードBは復号が失敗の場合パケットを再送信する。HSDPAにおいて、送信時間間隔(TTI)は2msであり、これによってエンドユーザのアプリケーションについての往復遅延時間(RTT:round trip time)が削減される。RTTは、パケットがユーザ機器(UE)から例えば別のユーザのUEへネットワークを横断して往復するのにかかる時間の指標(measure)である。
HS−DSCHは、セル内において全てのユーザ間で共有されるチャネルである。他のチャネルと違ってHS−DSCHは、ノードB(NB)11が各TTIについてどのユーザに対してデータを送信するべきかを決定するスケジューラ、MAC−hsスケジューラ(HS−S)を必要とする。加えてMAC−hsスケジューラは、これら送信のレートも決定する。MAC−hsスケジューラにおいて実装される高速スケジューリングアルゴリズムは、最適なやり方でHSDPAにおける共有リソースを利用する。
HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)は、HSPA内の第2の特徴である。それは、WCDMA 3GPP(Third Generation Partnership Project)リリース6の仕様の一部である。HSUPAは、拡張アップリンク(Enhanced Uplink)とも呼ばれる。HSUPAにおいて新たなMACサブレイヤであるMAC−eが導入され、これによって異なるリリースのWCDMAからのレイヤ及びノード間の機能面での分離を可能とする。HSUPAは、MAC−eによって処理されるE−DCH(Enhanced Dedicated CHannel)と呼ばれる新たなアップリンク(UL)伝送チャネルを提供する。HSUPAは、アップリンクのデータレートを増加させる。
HSUPAは、移動体ネットワーク上においてアップロードされるデータ、特にユーザによって生成されるコンテンツの量を著しく増加させる可能性をもたらす。データトラフィックの大部分がダウンリンク(DL)に向けられているものの、改良されたアップリンクから利益を得るであろうアプリケーションもかなり多く存在する。これらには、大きな電子メールの添付ファイル、写真、ビデオクリップ、ブログ等の送信が含まれる。HSUPAは拡張ULとしても知られる。
拡張アップリンクの1つのコンセプトは多符号送信であり、E−DCH伝送チャネルがいくつかのチャネライゼーション符号上において送信され、1つのUEについてのE−DCHのサイズを増加させ得ることを意味する。EULの別のコンセプトは、ULについて2又は10msのより短いTTIである。HSUPAもHARQを使用する。ノードBは、誤って受信したデータの再送信を要求し得る。HSDPAとは対照的に、HSUPAではソフトハンドオーバも可能である。
次のHSUPAチャネルは、エアインタフェース上において送信される:
―MAC−eスケジューラからUEに向けて絶対的使用権(absolute grant)のシグナリングを搬送するE−AGCH
―相対的使用権(relative grant)のシグナリングのためのE−RGCH
―UEの送信したデータを復号するノードBからの確認応答フィードバックを搬送するE−HICH
―送信電力制御(TPC:Transmit Power Control)コマンドを搬送する専用物理チャネル(DPCH:Dedicated Physical Channel)又は部分的DPCH(fractional DPCH)
―MAC−eのペイロードを搬送する拡張DPDCH(E−DPDCH:Enhanced DPDCH)
―MAC−eの制御シグナリングを搬送する拡張DPCCH(E−DPCCH:Enhanced DPCCH)
HSUPAはまた、高速スケジューリングを使用してパケットデータ送信における“バースト性(burstiness)”を利用することによるUE間の迅速なリソースの再割当てを可能とする。アップリンクのスケジューリングメカニズムの基本原理として、UEがその送信において使用できる最大のE−DPDCHの電力を表すサービング使用権(serving grant)を、UEは維持する。利用可能なアップリンクの電力は、可能なデータレートを決定する。
絶対的使用権は、ノードBのスケジューラが承認されるUEのレート(granted rate)をその制御下で直接調節することを可能とする。それを使用して、サービング使用権は初期化される。相対的使用権を使用して、UEのサービング使用権を付加的に調節する。スケジューリングへの入力として、UEのフィードバックが要求される。UEは、UEにおけるバッファの状況及びスケジューリング要求、即ち“リソースの不足”/“十分なリソース”に関する詳細な情報を提供するスケジューリング情報を送信する可能性を有する。そのためノードBのスケジューラは、適切にスケジューリングの決定を行うことができる。
端末が使用している共通アップリンクリソースの量は、使用されるデータレートに依存する。一般的にデータレートが高ければ高いほど、必要とされる送信電力は大きくなりそのためリソースの消費は高くなる。パケットデータアプリケーションは、典型的に、その性質上、リソースの要件が大きく速く変化するというバースト性を有する。そのため、いつどのレートでUEが送信するかを制御するMAC−eスケジューラの全体的な目標は、大きな干渉のピークを避けることによって安定したシステム運用を同時に確保しつつ、共有リソースの大部分を一時的に高いデータレートを要求しているユーザに割り当てることである。
HSDPA/HSUPAのスケジューリングは、エアインタフェースに近接してノードB内に配置されるスケジューラ構成要素(MAC−hs及びMAC−eスケジューラ)によって提供される。
MAC−hs(HS−S)及びMAC−e(EUL−S)スケジューラの動作は、3GPP標準において説明されていない。このスキームにおけるスケジューリングは、標準化を必要としない。加えて、スケジューリングは、運用者が自身の顧客に提供するサービスの種類に依存しており、それは運用者ごとに異なり得る。残りの(OSI(Open System Interconnection)に係る)レイヤ2の処理及びレイヤ1の符号化のようなHSDPA及びHSUPAのその他の部分は、3GPPにおいて詳細に説明されている。
既存のシステムにおいてスケジューラ(MAC−hs、MAC−e又はその双方、のいずれか)は、目下の空中の無線状態、トラフィック特性、異なるユーザについてのキューにおける目下のデータ量、残りの電力、ユーザ機器(UE)15のケイパビリティ、ユーザ間のプライオリティ、データがキューに保管されている期間、前回のデータ送信時の誤り等に基づいて、その決定を行い得る。これら情報のいくつかについてMAC−hs及びMAC−eスケジューラを支援するため、3GPPの記述によれば、UE15は、経験している無線状態をチャネル品質インジケータ(CQI)によりノードB(NB)11’に報告しなければならない。UEが受信する各データパケットについて、成功裡にデータを復号できたか否かについてのHARQの確認応答/否定確認応答(NACK/ACK)の報告も提供される。
MAC−hs(HS−S)スケジューラは、利用可能なDLの電力ヘッドルーム(利用可能なWCDMAリソース)を利用してHS−PDSCHをスケジューリングする。利用可能なDLの電力ヘッドルームが高い場合、高いエンドユーザの送信レートを提供し、又は複数のUEがデータを送信することを可能とする確率が高くなり、逆もまた同様であることは明らかである。
MAC−e(EUL−S)及びMAC−hs(HS−S)スケジューラにおけるスケジューラアルゴリズムの詳細は、ノードB(NB)11のベンダ固有であり、各ノードBのスケジューリングの複雑性を予測することは非常に困難である。一方これらのアルゴリズムの詳細とは関係なく、MAC−hsスケジューラは、ノードBの全てのベンダに著しい処理能力を要求する。特にHSDPAの成功が念頭に置かれている。ユーザの量は増加する傾向にあり、ワイヤレスHSDPAの品質の認知を全てのユーザ間で高く維持するために、スケジューリングはますます重要になるであろう。
このことを念頭に置くと、全てのノードB(NB)のベンダは、スケジューリング送信間隔に先立ってその処理アルゴリズムを開始するであろう。大概この間隔は、サポートされるUEの量及びスケジューリングアルゴリズムの複雑性に依存して、1つのTTIから複数のTTIまでとなり得る。
さらに電力ヘッドルーム、入力バッファデータ、及びCQIパラメータのような入力パラメータがスケジューリング手続の間に変化する場合、スケジューリングタスクの複雑性は増大する。また、入力データが固定されなければならず変更不可となる時間帯もまた、厳密なスケジューリング送信間隔の前に存在するであろう。さらに、プリスケジューリング(pre-scheduling)が実行され得る期間が、上記時間帯の前に存在し得ることも理解されるであろう。
MAC−hsスケジューラと同様、MAC−eスケジューラも実際のE−AGCH及びE−RGCH送信より前にスケジューリングタスクを開始しなければならない。
図2は、mで表される1つのHSDPA送信機会202についてのスケジューリング時間201を示している。送信はHS−DSCHチャネル上である。これは各TTIについて繰り返される。ここでノードBのEUL部分においてスケジューリング時間が開始するとき、報告されるDL E−DCHの電力使用量はゼロであると仮定する。これは、スケジューリング時間201の期間の開始において、E−DCH送信が行われていなかったためである。このときMAC−hsスケジューラ(HS−S)は、残り全ての電力が時間m202におけるHSDPAの送信のために想定されるように送信をスケジューリングする。
さらにMAC−eスケジューラ(HS−S)は、時間m202と同時に起こるE−AGCHをスケジューリングすると仮定する。DLの電力ヘッドルームがスケジューリングされる送信のために不十分であると結論付けられる可能性があり、結果的にノードB(NB)11の送信したHS−DSCHデータをUE15が復号できない可能性が高い。
従って、本発明の目的は、より高い帯域幅及び/又はより低い待ち時間をエンドユーザに提供するために、HSDPAの送信をスケジューリングする際に利用可能なDLの電力ヘッドルームに関してより豊富な知識をMAC−hsスケジューラにおいて獲得することである。
これは、通信システムにおけるダウンリンクE−DCHの電力使用量を分配するための方法によって解決される。上記システムは、少なくとも1つのユーザ端末(UE)との間のワイヤレス通信を可能とするための少なくとも1つのノードB(NB)を含む。上記通信は、上記ユーザ端末(UE)と上記ノードB(NB)との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための、拡張専用伝送チャネル(E−DCH:enhanced dedicated transport channel)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH:high speed downlink shared channel)を介して可能となる。上記ノードB(NB)は、上記HS−DSCHを介する上記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするためのHSDPAスケジューラ(HS−S)を含む。それは、E−DCHを介する上記ULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングするためのEULスケジューラ(EUL−S)をさらに含む。
上記方法は、上記ノードB(NB)が、少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべきE−DCH DL送信についての上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間を評価することを、特に特徴とする。上記ノードB(NB)は、E−DCH DL送信に先立って上記HSDPAスケジューラ(HS−S)に対して評価された上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間の情報を送信する。
それはまた、ダウンリンクE−DCHの電力使用量を分配するためのノードB(NB)によって解決される。上記ノードBは、少なくとも1つのユーザ端末(UE)との間のワイヤレス通信を可能とするために通信システム内に配置される。上記通信は、上記ユーザ端末(UE)と上記ノードB(NB)との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための拡張専用伝送チャネル(E−DCH)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して可能となる。上記ノードB(NB)は、上記HS−DSCHを介する上記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするためのHSDPAスケジューラ(HS−S)を含む。それは、E−DCHを介する上記ULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングするためのEULスケジューラ(EUL−S)をさらに含む。
上記ノードB(NB)は、少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべきE−DCH DL送信についての上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間を評価するためのメカニズムを特に含む。上記ノードB(NB)は、E−DCH DL送信に先立って、評価された上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間の情報を上記HSDPAスケジューラ(HS−S)へ送信するためのメカニズムをさらに含む。
最後にそれは、ダウンリンクE−DCHの電力使用量を分配するための通信システムによって解決される。少なくとも1つのノードBが、少なくとも1つのユーザ端末(UE)(15)との間のワイヤレス通信を可能とするために上記通信システム内に配置される。上記通信は、上記ユーザ端末(UE)と上記ノードB(NB)との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための拡張専用伝送チャネル(E−DCH)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して可能となる。上記ノードB(NB)は、上記HS−DSCHを介する上記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするためのHSDPAスケジューラ(HS−S)を含む。それは、E−DCHを介する上記ULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングするためのEULスケジューラ(EUL−S)をさらに含む。
上記ノードB(NB)は、少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべきE−DCH DL送信についての上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間を評価するためのメカニズムを特に含む。上記ノードB(NB)は、E−DCH DL送信に先立って、評価された上記電力消費及び/又は上記対応する送信時間の情報を上記HSDPAスケジューラ(HS−S)へ送信するためのメカニズムをさらに含む。
HSDPAスケジューラにおいて利用可能なDLの電力ヘッドルームに関してより正確な知識によって、エンドユーザがより高い帯域幅及び/又はより低い待ち時間を認知するであろう確率が高くなる。利用可能なDLの電力ヘッドルームは、MAC−hsスケジューラによってより効率的に使用され得る。これは、E−DCH送信がすぐに変化する場合、例えば先行技術にあるような測定値が実際の電力の利用と異なり得る場合に特に役立つ。またこれによって、電波上においてより大きな伝送ブロックが選ばれ、それによってセル及びユーザ両方のスループットが改善される可能性が増加するであろう。どの電力レベルがE−DCH物理チャネル上におけるDL送信のために使用されたかをHSDPAスケジューラに通知する代わりに、EULスケジューラは来るべき電力レベルについて通知する。
さらなる利点は、詳細な説明における実施形態について示されるであろう。
以下の文章において、添付の図面を参照して本発明を詳細に説明する。これらの図面は例示のためにのみ使用され、本発明の範囲を一切限定しない。
HSUPA/HSDPAのネットワークの概観を示す。 1つのHSDPA送信機会についてのスケジューリング時間を示す。 本発明の第1及び第2の実施形態についての第1のフロー図を示す。 本発明の第1の実施形態についての第2のフロー図を示す。 本発明の第2の実施形態についての第2のフロー図を示す。 本発明の第2の実施形態についての第3のフロー図を示す。 本発明の第3、第4、及び第5の実施形態に係るE−HICHの電力評価を示す。 本発明の第3の実施形態についてのフロー図を示す。 本発明の第4の実施形態についてのフロー図を示す。 本発明の第5の実施形態についてのフロー図を示す。 本発明の全般的なコンセプトにわたるフロー図を示す。
ここで、詳細な説明において説明され、図面において示される実施形態を参照して、本発明を詳細に説明する。以下で説明されるさらなる進歩を伴う本発明の実施形態は、単なる例としてみなさるべきであり、本特許の特許請求の範囲によって提供される保護の範囲を全く限定するものではない。
本発明は、ダウンリンク(DL)E−DCHの電力使用量の分配のための方法、通信システム、及び通信システムにおけるノードBに関する。ノードB及び通信システムは、方法内で記述されるような方法ステップを実行するためのメカニズムを含む。そのためノードB及び通信システムが方法ステップを実行するという事実は、詳細な説明において説明される方法の実施形態が、ここに詳細に説明されなくても当該メカニズムを含むノードB及び通信システムも含むことを意味することを、当業者は理解するべきである。
図1は、HSUPA/HSDPAのネットワークの概観を示す。ユーザ端末(UE)15は、少なくとも1つのノードB(NB)11を介してコアネットワーク(CN)との間で通信する。無線ネットワークコントローラ(RNC)12は、E−DCH及びHS−DSCHを確立し、それによりユーザ端末とノードBとの間のアップリンク及びダウンリンクのデータトラフィックが可能となる。少なくとも1つのノードB11は、ネットワーク内に存在する(図を参照)。本発明は、ネットワーク内の少なくとも1つのノードBにおけるアクティビティに焦点を合わせる。
HSDPAについて、ソフトハンドオーバはサポートされておらず、このことはUE15が一度に1つのHSDPAスケジューラのコンテキストにおいてのみ存在し得ることを意味する。E−DCHについて、ソフトハンドオーバはサポートされており、このことは特定のUEが同時に異なるEULスケジューラのコンテキストに存在し得ることを意味する。
以下の説明文章はユーザ端末(UE)15との往復のトラフィックを説明するものであることに留意されたい。但し、1つのユーザ端末との往復のトラフィックは1つ又は複数のキュー(例えば複数のMAC−dフロー)からのものであってよいことを、当業者は理解するであろう。
本発明は、通信システムにおけるダウンリンク(DL)E−DCHの電力使用量の分配のための方法に関する。システムは、少なくとも1つのユーザ端末(UE)15との間のワイヤレス通信を可能とするために、少なくとも1つの無線ネットワークコントローラ(RNC)12、及び少なくとも1つのノードB(NB)11を含む(図1を参照)。
通信は、ユーザ端末(UE)(15)とノードB(NB)11との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための拡張専用伝送チャネル(E−DCH:enhanced dedicated transport channel)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH:high speed downlink shared channel)を介して可能となる。システムにおけるRNC12は、E−DCH及びHS−DSCHを確立し、それにより通信が可能となる。
ノードB(NB)11は、HS−DSCHを介するDLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするHSDPAスケジューラ(HS−S)を含む。HSDPAスケジューラは、毎回新たな2msの送信時間間隔(TTI)の前に(EULにおいては2及び10ms両方のTTIが存在する一方、HSDPAにおいては2msTTIのみ存在する)ノードBにおいてどのユーザ端末に対するDLデータをキューに入れるかを制御する。その後スケジューラは、どのUE又はUE群が最初にデータを受信するべきかを決定する。まずスケジューラは、どのUE15にデータが提供されるかをHS−SCCHチャネルを介してシグナリングする(図1を参照)。次にデータトラフィックは、HS−PDSCHチャネル上を送信される。これは、毎回新たなTTIの前に実行される。その結果、HSDPAスケジューラは、毎回新たなTTIについてデータレートをアクティブに制御する。
一方、EULスケジューラ(EUL−S)は、E−DCHを介するULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングする。実際には、データレートは、アップリンク送信についての電力レートによってスケジューリングされる。EUL−Sは、ノードB11の一部である。これは、それが例えばHSUPAにおけるWCDMAといったエアインタフェースに近いことを意味する。それは、要求−使用権(request-grant)の原理に基づいて作用する。ユーザ端末(UE)15はデータを送信する許可を要求し、スケジューラはいつどれくらいのデータをユーザ端末が送信すること(最大のデータレート)を許可されるか、及びそうすることが許可されることになるユーザ端末の数も決定する。EUL−Sはユーザ端末に対するE−AGCH/E−RGCHの使用権の送信をトリガするが、E−AGCH/E−RGCHの復号及び実際の送信は、ノードB内において処理される。
HSUPAは、MAC−eによって処理される拡張専用チャネル(E−DCH:Enhanced Dedicated CHannel)と呼ばれる新たなアップリンク(UL)伝送チャネルを提供する。HSUPAは、アップリンクのデータレートを増加させる。HSUPAチャネルは、次のとおりである:(1)MAC−eスケジューラからUEに向けて絶対的使用権のシグナリングを搬送するE−AGCH、(2)相対的使用権のシグナリングのためのE−RGCH;UEの送信したデータを復号するノードBからの確認応答フィードバックを搬送するE−HICH、(3)送信電力制御(TPC)コマンドを搬送する専用物理チャネル(DPCH)又は部分的DPCH、(4)MAC−eのペイロードを搬送する拡張DPDCH(E−DPDCH)、及び(5)MAC−eの制御シグナリングを搬送する拡張DPCCH(E−DPCCH)。
HSUPAはまた、高速スケジューリングを使用してパケットデータ送信における“バースト性”を利用することによるUE間の迅速なリソースの再割当てを可能とする。アップリンクのスケジューリングメカニズムの基本原理として、UEがその送信において使用できる最大のE−DPDCHの電力を表すサービング使用権を、UEは維持する。利用可能なアップリンクの電力は、可能なデータレートを決定する。E−HICHは、アップリンクE−DCHのハイブリッドARQ確認応答インジケータを伝達するダウンリンク物理チャネルである。それはノードB11によって使用され、HARQのNACK/ACKメッセージをUE15に送り返す。
EUL−S及びHS−Sは、処理をよりエアインタフェースに近付け、無線リンクの状況により速く対処できるように、ノードB11(NB)内に配置されている。スケジューラの特有のタスクは、アップリンク及びダウンリンクのユーザ端末15が使用しているリソースの復号及び符号化を制御することである。
スケジューリングによって、システムがより多くの高いデータレートのユーザを許可し、及びセル内の干渉の変化に迅速に適応することが可能となる。これにより、キャパシティ及びユーザが高いデータレートを経験するであろう可能性の両方が増加する。それによって、セルの干渉がセル内を不安定に(disturbance)するほど高くならないようにシステムが制御することも可能となる。スケジューリングの詳細は、既存のソリューションから知られており、本発明の一部ではないため、本文書でさらに説明されることはない。
MAC−hsスケジューラ(HS−S)は、ノードBの全てのベンダに著しい処理能力を要求する。特にHSDPAの成功を念頭に置くと、ワイヤレスHSDPAの品質の認知を全てのユーザ間で高く維持するために、スケジューリングはますます重要になるであろう。MAC−hsスケジューラは、スケジューリング送信間隔に先立ってその処理アルゴリズムを開始するであろう。大概この間隔は、サポートされるUEの量及びスケジューリングアルゴリズムの複雑性に依存して、1つのTTIから複数のTTIまでとなり得る。
従って、入力データが固定されなければならず変更不可となる時間帯(スケジューリング時間)が、厳密なスケジューリング送信間隔の前に存在するであろう。MAC−hsスケジューラと同様、MAC−eスケジューラ(EUL−s)も実際のE−AGCH及びE−RGCH送信より前にそのスケジューリングタスクを開始しなければならない。ここでノードBのEUL部分においてスケジューリング時間が開始するとき、報告されるDL E−DCHの電力使用量はゼロであると仮定する。これは、スケジューリング時間の期間の開始において、E−DCH送信が行われていなかったためである。このときMAC−hsスケジューラ(HS−S)は、残り全ての電力が時間mにおけるHSDPAの送信のために想定されるように、送信をスケジューリングする。
さらにMAC−eスケジューラ(HS−S)は、時間mと同時に起こるE−AGCHをスケジューリングすると仮定する。問題を如何に解決するかについての詳細はベンダによって異なるが、DLの電力ヘッドルームがスケジューリングされる送信のために不十分であると結論付けられる可能性があり、結果的にノードB(NB)11の送信したHS−DSCHデータをUE15が復号できない可能性が高い。
これら問題を解決するために、ノードB(NB)11が少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべき(forthcoming)E−DCH DL送信についての電力消費及び/又は対応する送信時間を評価する(403、404、603、604、608、809、906、106、111)ことを、本発明は特徴としている。その後ノードB(NB)は、E−DCH DL送信に先立ってHSDPAスケジューラ(HS−S)に対して評価された電力消費及び/又は対応する送信時間の情報を送信する(403、405、603、609、811、908、108、112)。E−DCH DL送信は、UE又はUE群15に通知するために任意のE−DCH物理チャネル上においてノードB(EUL−S)によって実行される送信である。
図11は、本発明の全般的なコンセプトにわたるフロー図を示す。ボックス111において、電力消費及び/又は対応する送信時間が評価され、一方ボックス112において、情報がHSDPAスケジューラ(HS−S)に対して送信される。来るべき送信の期間についてのE−DCH物理チャネル(E−AGCH、E−RGCH、及びE−HICH)の評価されたDLの電力消費及び/又は対応する送信時間は、実際のE−DCH送信に先立ってHSDPAスケジューラ(HS−S)に対して報告され、HSDPAスケジューラ(HS−S)は利用可能なDLの電力ヘッドルームをMAC−hsのスケジューリングのために使用する。図4、6、8、9、及び10において示される様々な実施形態との関連で、評価は説明される。
HSDPAスケジューラにおいて利用可能なDLの電力ヘッドルーム及び/又は対応する送信時間に関してより正確な知識によって、エンドユーザがより高い帯域幅及び/又はより低い待ち時間を認知するであろう確率が高くなる。利用可能なDLの電力ヘッドルームは、MAC−hsスケジューラによってより効率的に使用され得る。これは、E−DCH送信がすぐに変化する場合、例えば先行技術にあるような測定値が実際の電力の利用と異なり得る場合に特に役立つ。またこれによって、電波上においてより大きな伝送ブロックが選ばれ、それによってセル及びユーザ両方のスループットが改善される可能性が増加するであろう。どの電力レベルがE−DCH物理チャネル上におけるE−DCH DL送信のために使用されたかをHSDPAスケジューラに通知する代わりに、EULスケジューラは来るべき電力レベルについて通知する。
ノードB(NB)11内のEULスケジューラ(EUL−S)は、評価された電力消費及び/又は対応する送信時間の情報を送信し得る。それは、代替案としてノードB(NB)11内においてEULスケジューラ(EUL−S)の外部に配置される別の構成要素から送信されてもよい。さらにEULスケジューラ(EUL−S)が、電力消費及び/又は対応する送信時間を評価し得るか、又はノードB(NB)11内においてEULスケジューラ(EUL−S)の外部に配置される他の構成要素が、電力消費及び/又は対応する送信時間を評価し得る。他の構成要素は、EULスケジューラと同じノードB(NB)11内に好適に配置される。
これは、評価をEULスケジューラ(EUL−S)によって実行することができ、及び評価された電力消費及び/又は対応する送信時間の情報を他の構成要素から送信することができること、又はその逆も意味する。使用されたDL電力の知識又は評価されたDL電力の使用は、対応する送信時間と共にEULスケジューラの外部に結果的に配置される可能性があり、そのためこの情報は、E−DCHの物理チャネル/チャネル群(E−AGCH、E−RGCH、及びE−HICH)についてのDL電力の状況を知っている任意の構成要素からHSDPAスケジューラに向けて送信されるべきである。
ノードB(NB)11は、1つより多くのE−DCH DL送信についての電力消費及び/又は対応する送信時間を評価し得る。来るべきという単語の意味がスケジューリングメカニズムに依存すること、即ち一度に1つの送信間隔についてのスケジューリングが行われる場合、来るべきとは次の送信間隔を意味し、またいくつかの送信間隔についてのスケジューリングが行われる場合、来るべきとは同じ量の送信間隔を意味することを、当業者は理解するであろう。
E−AGCH及びE−RGCH上の送信及び対応する電力使用量は、(送信前のどこかの時点で)スケジューリングの決定がされ次第、知得される。そのためノードB(NB)11は、EULスケジューラ(EUL−S)がスケジューリングの決定をすると間もなく、電力消費及び/又は対応する送信時間の情報を収集することによって、拡張絶対的使用権チャネル(E−AGCH)及び/又は拡張相対的使用権チャネル(E−RGCH)上の電力消費及び/又は対応する送信時間を評価し得る(403、603)(図4及び6を参照)。評価された電力消費及び/又は対応する送信時間の情報はその後、HSDPAスケジューラ(HS−S)に対して送信される。
E−DCHスケジューラは、HSDPAスケジューラ(HS−S)に対してE−AGCH及びE−RGCHの電力情報及び対応する送信時間を継続的に送信する。上述したように、例えば、時間yにおいてE−AGCHをUE15、UExに対して、又は時間wにおいてE−RGCHをUE、UEzに対して、などのように、E−DCH DL送信信号を送信する‘決定がされ’次第、E−AGCH及びE−RGCHの情報の対応する電力及び送信時間の情報が送信され得る。E−AGCH及びE−RGCHの電力レベルを設定するためのアルゴリズムは、本発明の範囲に入らない。
E−HICHの電力使用量は、実際の送信のごく直前に知られ、これについては後述される実施形態のいずれかに係る評価が使用されるであろう。これら実施形態は図3〜10においても示されている。
第1及び第2の実施形態に従って(図4及び6を参照)、ノードB(NB)11は、電力消費についての第1の平均値を計算することによって、E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上の電力消費を評価する(404、604)。これは、E−DCHのスケジューリングが完了してから行われる(402、602)。ノードB(NB)は、E−HICHのE−DCH DL送信についての記憶されているE−HICHの電力消費値及び対応する送信時間の情報を使用して第1の平均値を計算する。
第1及び第2の実施形態の両方において(図3を参照)、ノードB(NB)11は、E−HICHチャネル上でE−DCH DL送信が行われるのを検出すると、E−DCH DL送信についてのE−HICHの電力消費値及び対応する送信時間の情報を記憶する(303)。ノードBはE−HICH上でいつ送信が行われるかを検出し、電力消費はタイムスタンプと共にリストに記憶される。
なお、ノードBは、1つより多くのセル上でE−HICHを送信してもよい。DLの電力ヘッドルームのスケジューリングは、HSDPAスケジューラ(HS−S)及びEULスケジューラ(EUL−S)の両方においてセル毎に行われることを、当業者は理解するであろう。
第2の実施形態において(図6を参照)、否定確認応答/確認応答(NACK/ACK)の割合のスライディング平均も含むことによって、E−HICH上の電力消費についての第1の平均値の評価がバイアスされ又は補償(compensate)される。NACK及びACKの平均は、同じ平均期間を利用すべきである。より短い平均期間を伴うNACK/ACKの割合も含まれる。第2の実施形態では、近傍のノードBにより送信についての確認応答がなされなければ、送信されるNACKによってUEからの再送信が生じるであろうという、単純な知識が利用される。ノードBは、UEがソフトハンドオーバの状態にあるか否か(即ち、RNC RIPU(Radio Interface Parameter Update)制御シグナリングを予定しているか)の知識を有していることを、当業者は理解するであろう。
特に第2の実施形態において、E−HICHについての電力消費についての第1の平均値が計算されると、ノードB(NB)11は次のステップを実行することによって電力消費を評価する(608):
1.第1の時間帯について、E−HICHの否定ACK(NACK)と確認応答(ACK)との間の割合についての第2の平均値を計算するステップ(605)。
2.第1の時間帯よりも短い第2の時間帯について、E−HICHの否定ACK(NACK)と確認応答(ACK)との間の割合についての第3の平均値を計算するステップ(606)。
3.E−HICHの否定ACK(NACK)と確認応答(ACK)との間の割合についての第2の平均値及び第3の平均値間の割合を使用して、E−HICHについての電力消費についての第1の平均値をバイアスし又は補償するステップ(607)。
例えば、第2の平均値の割合が1よりも高い場合は1より高い補償ファクタが使用され、割合が1よりも低い場合はその逆となる。
この第2の実施形態における第1の時間帯は、第1の平均値の計算(604)についての時間帯と同じである。第2の実施形態におけるステップ608をもって、第1及び第2の時間帯についての第2及び第3の平均値間の異なる割合が比較される。これにより、第1の平均値を使用して計算される電力(404、604)が重み付けされ得るという利点がもたらされる。
第2の実施形態において、ノードB(NB)11は、E−DCH DL送信についての記憶されているE−HICHのACK又はNACKの電力消費の送信試行値(transmit attempt values)及び対応する送信時間の情報を使用して第1の平均値を計算する(604)(図5を参照)。ノードB(NB)は、E−HICHチャネル上でE−DCH DL送信が行われるのを検出すると、E−DCH DL送信についてのE−HICHのACK又はNACKいずれかの電力消費値及び対応する送信時間の情報を記憶する(504、505)。ノードBは、E−HICH上でいつ送信が行われるかを検出し、電力消費はタイムスタンプと共にリストに記憶される。なお、ノードBは、1つより多くのセル上でE−HICHを送信してもよいこと。スケジューリング及び送信電力の評価は、セル毎に行われる。
第1及び第2の実施形態の両方において(図4及び6を参照)、ノードB(NB)11は、HSDPAスケジューラ(HS−S)に対してE−HICHについての電力消費についての第1の平均値又はバイアスされた第1の平均値を送信することで、評価された電力消費を最終的に送信する(405、609)。電力消費の評価(403、404、604、608)に先立って、完了したE−DCHのスケジューリングを待ち受ける(402、602)。
ノードBが電力消費及び/又は対応する送信時間を評価し及び送信するという事実は、ノードBが情報の一部を少なくとも評価し及び送信することを意味する。最も重要なことは、何かが起こりそうであることをそのHSDPAスケジューラに通知し、DL送信をスケジューリングする際にスケジューラがこれを考慮することができるようにすることである。
ステップ403及び603に含まれる情報、即ちE−AGCH及びE−RGCHの情報は、1つより多くのHSDPA送信機会(ステップ202)に影響を及ぼすであろうE−DCH DL送信を表し得ることを、当業者は理解するであろう。例えば、EUL−Sスケジューラが、2msよりも長い時間についてのE−DCH DL送信をスケジューリングする場合についてである。実際のEUL−Sのスケジューリングの決定がスケジューリング時間(ステップ201)の開始と同時に起こらないこともあり得る。上記の状況はいずれもE−RGCH及びE−AGCHについての実際の送信時間は固定されていることを表しているが、上記情報は、対応するHSDPAの送信時間に合致しなければ役に立たない。
ステップ403及び603に含まれる情報は、対応するHSDPAのスケジューリング時間(ステップ201)の開始まで、即ちHSDPA送信機会(ステップ202)と同時にE−DCH DL送信が起こるまで、EUL−S内に記憶され又はバッファされ得ることを、当業者は理解するであろう。HS−Sのスケジューリング時間(201)の開始まで情報を記憶することによって、E−AGCH及びE−RGCHの電力設定のためのアルゴリズムはより長く動作し得る。
第3、第4、及び第5の実施形態において(図8〜10を参照)、E−DPCCH及び最終的にE−DPDCHは検出され、HSDPAのスケジューリングヘッドルームを導出するために、それらを使用してE−HICH上の電力消費及び/又は対応する送信時間が評価される。送信がE−DCHのE−HICH上で行われるであろうことを明確に通知するULのE−DPCCH上で、検出は行われる。
図7において、これら実施形態についての基礎が示されている。HSDPAは、時間701においてスケジューリングを決定する必要がある。決定の前にノードBは、HSDPAスケジューラ(HS−S)にE−HICH上の評価された電力消費を提供する必要がある(702)。これら3つの実施形態に係る評価は、時間帯703において行われる。HSDPAスケジューラが評価された電力消費を受け取った後に遅延704が存在する必要があり、それは評価を提供する(702)ために利用可能な合計時間をさらに制限する。時間帯703は、E−DCHのスケジューリングの決定(705)よりも早く開始することはできない。図2において遅延は、1つのHSDPA送信機会202についてのmで表されるスケジューリング時間201としても、示されている。これは、MAC−hsスケジューラ(HS−S)が時間m202におけるHSDPAの送信のために適切な量の電力が想定されるように送信をスケジューリングすることを条件とするためである。なお、実施形態3、4、5について、ステップ810、907、及び107(図8〜10を参照)は、同じ時間を参照すること、例えば当該時間は、HSDPAスケジューラによって決定される。
次に、3つのフロー図がノードB内において取られる内部のステップを説明しており、そこでは、E−HICHの電力消費値及び/又は対応する送信時間がUE毎に評価され(703)、そしてHSDPAスケジューラ(HS−S)に対して送信される(703)。フロー図の各々は、3つの候補となるソリューションを表す。なお、3つの全ての実施形態は、提供時間702に関する各UEについてのE−DCHチャネルのタイミングに依存して、同時に現れてもよい。例えば、ノードBは、第1のUE15について実施形態3を実行し、第2のUEについて実施形態5のみを実行する、などである。
第3の実施形態(図8)は、最も効率的なソリューションを表すものの、応答回数について最も高度な要件を伴うソリューションでもある。第5の実施形態(図10)は、最も効率的でないソリューションを表すものの、応答回数について最も低い要件を伴う。以下の各ソリューションのステップ1、2、3は、E−HICHの電力を評価するためのノードBの内部の動作を説明する。
図8〜10に係る3つの実施形態全てにおいて、ノードB(NB)11は、以下のステップを実行することによって、E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上の電力消費及び/又は対応する送信時間を評価する(809、906、106):
1.拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−DPCCH)の受信を待ち受けるステップ(802、902、102)。
2.E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上におけるE−DCH DL送信についての決定された送信時間を記憶するステップ(805、904、104)。
3.HS−DSCHを介するDLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするために、HSDPAスケジューラ(HS−S)がE−HICHについての評価された電力消費及び/又は対応する送信時間を収集(取得)しなければならない期限を決定するステップ(810、907、107)。
図2において1つのHSDPA送信機会202についてのmで表されるスケジューリング時間201としても示されている遅延704によって、期限は決定される(図7を参照)。これは、MAC−hsスケジューラ(HS−S)が時間m202におけるHSDPAの送信のために適切な量の電力が想定されるように送信をスケジューリングすることを条件とするためである。
ステップ2は、セルSFN(System Frame Number)及びE−HICHの送信が行われるであろうスロット番号を決定することによって実行される。
第3及び第4の実施形態において(図8〜10)、ノードB(NB)11は、E−DPCCHの内容を決定された送信時間を記憶する(805、904)前に復号する(803、903)。
第5の実施形態において(図10)、ノードB(NB)11は、決定された送信時間を記憶する(104)前に、代わりに不連続送信(DTX:Discontinuous Transmission)を検出する(103)。この実施形態は、ノードB(NB)がE−DPCCHを復号する時間を有しておらず、その代わりにE−DPDCHのDTXの検出を実行するという状況を示しており、当該DTXの検出は、時間の節約のために例えばE−DPDCHの最初のスロットのうちのいくつかの間に実行され得る。
また、第3の実施形態において、ノードB(NB)11は、決定された送信時間を記憶する(805)前に、受信した拡張ダウンリンク物理専用チャネル(E−DPDCH)の内容を復号する(804)。
3つの実施形態は、E−HICH上の電力消費及び/又は対応する送信時間を評価するための異なるやり方を説明している。第3の実施形態において(図8を参照)、ノードB(11)は、決定された送信時間を記憶した後に、以下のステップを実行する:
1.E−HICH上におけるE−DCH DL送信において送信されることになるのが、確認応答(ACK)又は否定ACK(NACK)のいずれであるかを判定するステップ(806)。
2.送信されることになるACK又はNACKについての最新の利用可能な評価された電力消費を取得するステップ(807、808)。
第4及び第5の実施形態において(図9〜10を参照)、ノードB(NB)11は、決定された送信時間を記憶した後に、以下のステップを実行する:
E−HICH上におけるE−DCH DL送信において送信されることになるACK又はNACKについての最新の利用可能な電力消費の結合された値を取得するステップ(905、105)。
これは、E−DCH DL送信において送信されることになるのがACK又はNACKのいずれであるかを、ノードBが判定できない場合に使用される。
ACKが送信される際にある電力が使用され、それは必ずしもNACKを送信する際に使用されるのと同じ電力である必要はない。送信されるものがACK又はNACKであるかを知るために、E−DPCCH及びE−DPDCHは復号される必要がある。これは、第3の実施形態において説明され、図8において示されている。
E−DPDCHを復号する時間がない場合でも、評価され、結合された電力消費に関する情報と共にACK又はNACKのいずれが送信されることになるかの情報をもたらすE−DPCCHは復号される。これは、第4の実施形態において説明され、図9において示されている。
第5の実施形態において、E−DPCCH及びE−DPDCH上のエネルギがある閾値を超えるか否かが検出される。エネルギがこの閾値に満たないと検出されることは、DTX検出と呼ばれる。ステップ103においてこれはNOを意味する。この場合E−DPCCH及び/又はE−DPDCHの復号は必要ないため、時間が節約される。E−DPCCH及びE−DPDCH上で両方のエネルギが閾値を超える場合、E−HICH送信があるであろうと想定され得る。なお、実施形態3、4、5について、ステップ810、907、及び107は、同じ時間を参照しており、例えば当該時間は、HSDPAスケジューラによって決定される。
図8〜10に係る3つの実施形態全てにおいて、ノードB(NB)11は、HSDPAスケジューラ(HS−S)に対して全てのE−HICH寄与者(contributor)についての評価された電力消費及び/又は対応する送信時間の情報を最終的に送信する。全ての寄与者は、E−HICH送信が送信される全てのUEを意味し、電力消費は、異なる寄与者からの電力消費を合計することによって評価される。
異なるE−DCHチャネル(E−AGCH、E−RGCH、E−HICH)についての評価された電力消費及び/又は対応する送信時間は、HSDPAスケジューラ(HS−S)に対して送信される。ノードB(NB)(11)は、UE(15)毎に電力消費及び/又は対応する送信時間を評価し得る。その後HSDPAスケジューラ(HS−S)は、評価された電力消費及び/又は対応する送信時間を、HS−DSCHを介するDLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングする際に使用する。
第3、第4、及び第5の実施形態は、E−HICH DL送信の電力消費及び/又は対応する送信時間を評価するための異なる方法である。第1及び第2の実施形態におけるボックス404、405、604、605、606、607、及び609に係るステップは、これら3つの実施形態において実行されない。統計的な情報を使用する(第1及び第2の実施形態)代わりに、送信が行われるであろうことを通知する物理チャネルのデータがここでは使用される。
第3、第4、及び第5の実施形態において、E−DPCCHチャネル及び(第3の実施形態における)E−DPDCHチャネルは、継続的に復号される。EU15から到達するE−DPCCHチャネルは、E−HICHについての送信時間に関する情報(805、904、104)をもたらす。その後ACK及びNACKのE−DPCCHからの情報が使用され、DLのスケジューリングされる送信についての電力消費が評価される。第3の実施形態において、E−DPCCH及びE−DPDCHの両方が復号されているため、ACK及びNACKは別々に制御され得る(E−HICHの正確な内容が決定される)。
電力消費のループ制御808−810−806−808−810(図8を参照)は、NACKがE−HICH上で送信されることになる場合に実行される。ACKについてのループ制御は、代わりに807−810−806−807−810を含む。図9及び10において、NACK/ACKが制御されない点で異なる同様のループが実行される。これらループは、HSDPAスケジューラ(HS−S)が情報を必要とする期限に達するまで継続する(810、907、107)(図7を参照)。その後E−HICHのNACK又はACKについての電力消費及び/又は対応する送信時間の情報に関する情報は、HSスケジューラ(HS−S)に対して送信される。
ノードBが電力消費及び/又は対応する送信時間を評価し及び送信するという事実は、ノードBが情報の一部を少なくとも評価し及び送信することを意味する。最も重要なことは、何かが起こりそうであることをそのHSDPAスケジューラに通知し、DL送信をスケジューリングする際にスケジューラがこれを考慮することができるようにすることである。
ループ制御は、電力消費の評価のために利用可能な時間の全てを提供する。電力消費の計算は、期限に達しない限り継続され得る。これにより評価が改善される。電力消費を計算するために、チャネル品質評価(CQI)及び送信電力制御(TPC)が使用される。
HS−DPCCH(存在する場合)の受信においてCQI情報が復号され、その情報はE−HICHの電力値を計算するアルゴリズムにおいて使用され得る。続いてDPCCH上のTPCの受信において、TPC(送信電力制御)がE−HICHの電力値を計算するアルゴリズムにおいて使用され得る。これらアルゴリズムの詳細は、本発明についての範囲外である。前提とされるべきことは、CQI/TCPの集まりから情報を利用し得るアルゴリズムが存在し、それはE−HICHについての必要な電力値を計算する、ということのみである。当該アルゴリズムは、E−HICH送信上のACK及びNACKについて別々の電力値を予測するということを前提とする。
CQIは、UE15がどのように 周辺環境を認知しているかをノードB(NB)11に通知する。CQIは、例えば“悪い”、“普通/良い”、及び“非常に良い”に分けられ得る。TPCは、UE及び/又はノードBがもう一方に送信電力を上げるか又は下げるよう指示する方法である。これらメカニズムを使用して、UEへのE−DCH DL送信についての良好な電力評価を実現することができる。
図3〜10に係るE−HICHの評価は、UE毎に実行され得る。これら全ての実施形態について、電力消費のE−AGCH及びE−RGCHの評価は、E−HICHの評価と関係なく行われる。これら2つのチャネルについての評価された電力消費は、EULスケジューラ(EUL−S)がそのスケジューリングの決定をし次第、すぐに送信され得る。一方E−HICHの電力消費の評価は、遅くともHSDPAスケジューラ(HS−S)に対して情報を送信する期限に達する際に送信されなければならない。
上記方法及び上記ノードBがダウンリンクE−DCHの電力使用量の分配のために実装される通信システムは、4G(第4世代)又はLTE(Long Term Evolution)システムであってもよいことを、当業者は理解すべきである。

Claims (49)

  1. 少なくとも1つのユーザ端末(UE)(15)との間のワイヤレス通信を可能とする少なくとも1つのノードB(NB)(11)を含む通信システムにおいてダウンリンクE−DCHの電力使用量を分配するための方法であって、
    前記通信は、前記ユーザ端末(UE)(15)と前記ノードB(NB)(11)との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための、拡張専用伝送チャネル(E−DCH:enhanced dedicated transport channel)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH:high speed downlink shared channel)を介して可能となり、
    前記ノードB(NB)(11)は、前記HS−DSCHを介する前記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするためのHSDPAスケジューラ(HS−S)と、E−DCHを介する前記ULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングするためのEULスケジューラ(EUL−S)とを含み、
    前記方法は、
    前記ノードB(NB)(11)が、少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべきE−DCH DL送信についての電力消費及び/又は対応する送信時間を評価すること(403、404、603、604、608、809、906、106、111)と、
    前記ノードB(NB)(11)が、E−DCH DL送信に先立って前記HSDPAスケジューラ(HS−S)に対して評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を送信すること(403、405、603、609、811、908、108、112)と、
    を特徴とする、方法。
  2. 前記EULスケジューラ(EUL−S)が、評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を送信する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ノードB(NB)(11)内において前記EULスケジューラ(EUL−S)の外部に配置される構成要素が、評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を送信する、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  4. 前記EULスケジューラ(EUL−S)が、前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 前記ノードB(NB)(11)内において前記EULスケジューラ(EUL−S)の外部に配置される構成要素が、前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  6. 前記ノードB(NB)(11)は、1つより多くのE−DCH DL送信についての前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  7. 前記ノードB(NB)(11)は、前記EULスケジューラ(EUL−S)がスケジューリングの決定をし次第、前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を収集することによって、拡張絶対的使用権チャネル(E−AGCH)及び/又は拡張相対的使用権チャネル(E−RGCH)上の前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する(403、603)、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 前記ノードB(NB)(11)は、前記電力消費についての第1の平均値を計算することによって、E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上の前記電力消費を評価する(404、604)、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  9. 前記ノードB(NB)(11)は、E−HICHのE−DCH DL送信についての記憶されているE−HICHの電力消費値及び前記対応する送信時間の情報を使用して前記第1の平均値を計算する(404)、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ノードB(NB)(11)は、E−HICHチャネル上でE−DCH DL送信が行われるのを検出すると、E−DCH DL送信についてのE−HICHの電力消費値及び前記対応する送信時間の情報を記憶する(303)、請求項9に記載の方法。
  11. E−HICHについての前記電力消費についての前記第1の平均値が計算された場合、前記ノードB(NB)(11)は:
    第1の時間帯についてE−HICHの否定ACK(NACK)及び確認応答(ACK)間の割合についての第2の平均値を計算するステップ(605)と、
    前記第1の時間帯よりも短い第2の時間帯についてE−HICHの否定ACK(NACK)及び確認応答(ACK)間の割合についての第3の平均値を計算するステップ(606)と、
    E−HICHの否定ACK(NACK)及び確認応答(ACK)間の割合についての前記第2の平均値及び前記第3の平均値間の割合を使用して、E−HICHについての前記電力消費についての前記第1の平均値をバイアスし又は補償するステップ(607)と、
    を実行することによって前記電力消費を評価する(608)、請求項9〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記ノードB(NB)(11)は、E−DCH DL送信についての記憶されているE−HICHのACK及びNACKの電力消費の送信試行値(transmit attempt values)及び対応する送信時間の情報を使用して、前記第1の平均値を計算する(604)、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ノードB(NB)(11)は、E−HICHチャネル上でE−DCH DL送信が行われることを検出すると、E−DCH DL送信についてのE−HICHのACK又はNACKのいずれかの電力消費値及び対応する送信時間の情報を記憶する(504、505)、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ノードB(NB)(11)は、前記HSDPAスケジューラ(HS−S)に対して、E−HICHについての前記電力消費についての前記第1の平均値又はバイアスされた第1の平均値を送信することによって、評価された前記電力消費を送信する(405、609)、請求項8〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記ノードB(NB)(11)は:
    拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−DPCCH)の受信を待ち受けるステップ(802、902、102)と、
    E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上におけるE−DCH DL送信についての決定された送信時間を記憶するステップ(805、904、104)と、
    前記HS−DSCHを介する前記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするために、前記HSDPAスケジューラ(HS−S)によりE−HICHについての評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を収集しなければならない期限を決定するステップ(810、907、107)と、
    を実行することによって、E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上の前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する(809、906、106)、
    請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  16. 前記ノードB(NB)(11)は、E−DPCCHの内容を前記決定された送信時間を記憶する(805、904)前に復号する(803、903)、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ノードB(NB)(11)は、受信した拡張ダウンリンク物理専用チャネル(E−DPDCH)の前記内容を、前記決定された送信時間を記憶する(805)前に復号する(804)、請求項15〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記ノードB(NB)(11)は、不連続送信(DTX:Discontinuous Transmission)を前記決定された送信時間を記憶する(104)前に検出する(103)、請求項15に記載の方法。
  19. 前記ノードB(NB)(11)は、前記決定された送信時間を記憶した後に:
    E−HICH上におけるE−DCH DL送信において確認応答(ACK)又は否定ACK(NACK)が送信されようとしているかの情報を待ち受けるステップ(806)と、
    送信されることになるのがACK又はNACKのいずれかを判定するステップ(806)と、
    送信されることになる前記ACK及びNACKについての最新の利用可能な評価された前記電力消費を取得するステップ(807、808)と、
    を実行する、請求項15〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記ノードB(NB)(11)は、前記決定された送信時間を記憶した後に:
    E−HICH上におけるE−DCH DL送信において送信されようとしている前記ACK又はNACKについての最新の利用可能な前記電力消費の結合された値を取得するステップ(905、105)、
    を実行する、請求項15〜18のいずれかに記載の方法。
  21. 前記ノードB(NB)(11)は、前記HSDPAスケジューラ(HS−S)へ、全てのE−HICH寄与者(contributor)についての評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を送信する(811、908、108)、請求項15〜20のいずれかに記載の方法。
  22. 前記ノードB(NB)(11)は、UE(15)毎に前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する、請求項7〜21のいずれかに記載の方法。
  23. 前記HSDPAスケジューラ(HS−S)は、評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を、前記HS−DSCHを介する前記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングする際に使用する、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  24. 前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の前記評価(403、404、604、608)に先立って、完了したE−DCHのスケジューリングの待ち受け(402、602)が行われる、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  25. 少なくとも1つのユーザ端末(UE)(15)との間のワイヤレス通信を可能とするために通信システム内に配置され、ダウンリンクE−DCHの電力使用量を分配するためのノードB(NB)(11)であって、
    前記通信は、前記ユーザ端末(UE)(15)と前記ノードB(NB)(11)との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための拡張専用伝送チャネル(E−DCH)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して可能となり、
    前記ノードB(NB)(11)は、前記HS−DSCHを介する前記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするためのHSDPAスケジューラ(HS−S)と、E−DCHを介する前記ULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングするためのEULスケジューラ(EUL−S)とを含み、
    前記ノードB(NB)(11)は、少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべきE−DCH DL送信についての電力消費及び/又は対応する送信時間を評価する(403、404、603、604、608、809、906、106、111)ためのメカニズムを含み、
    前記ノードB(NB)(11)は、E−DCH DL送信に先立って、評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を前記HSDPAスケジューラ(HS−S)へ送信する(403、405、603、609、811、908、108、112)ためのメカニズムをさらに含む、
    ことを特徴とする、ノードB(NB)(11)。
  26. 前記EULスケジューラ(EUL−S)が、前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を送信するためのメカニズムを含む、請求項25に記載のノードB(NB)(11)。
  27. 前記ノードB(NB)(11)内において前記EULスケジューラ(EUL−S)の外部に配置される構成要素が、評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を送信するためのメカニズムを含む、請求項25〜26のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  28. 前記EULスケジューラ(EUL−S)が、前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価するためのメカニズムを含む、請求項25〜27のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  29. 前記ノードB(NB)(11)内において前記EULスケジューラ(EUL−S)の外部に配置される構成要素が、前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価するためのメカニズムを含む、請求項25〜28のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  30. 前記ノードB(NB)(11)は、1つより多くのE−DCH DL送信についての前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価するためのメカニズムを含む、請求項25〜29のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  31. 前記ノードB(NB)(11)は、前記EULスケジューラ(EUL−S)がスケジューリングの決定をし次第、前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を収集することによって、拡張絶対的使用権チャネル(E−AGCH)及び/又は拡張相対的使用権チャネル(E−RGCH)上の前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する(403、603)ためのメカニズムを含む、請求項25〜30のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  32. 前記ノードB(NB)(11)は、前記電力消費についての第1の平均値を計算することによって、E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上の前記電力消費を評価する(404、604)ためのメカニズムを含む、請求項25〜31のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  33. 前記ノードB(NB)(11)は、E−HICHのE−DCH DL送信についての記憶されているE−HICHの電力消費値及び前記対応する送信時間の情報を使用して前記第1の平均値を計算する(404)ためのメカニズムを含む、請求項32に記載のノードB(NB)(11)。
  34. 前記ノードB(NB)(11)は、
    E−HICHチャネル上でE−DCH DL送信が行われることを検出すると、E−DCH DL送信についてのE−HICHの電力消費値及び前記対応する送信時間の情報を記憶する(303)ためのメカニズム、
    を含む、請求項33に記載のノードB(NB)(11)。
  35. E−HICHについての前記電力消費についての前記第1の平均値が計算された場合、前記ノードB(NB)(11)は:
    第1の時間帯についてE−HICHの否定ACK(NACK)及び確認応答(ACK)間の割合についての第2の平均値を計算するステップ(605)と、
    前記第1の時間帯よりも短い第2の時間帯についてE−HICHの否定ACK(NACK)及び確認応答(ACK)間の割合についての第3の平均値を計算するステップ(606)と、
    E−HICHの否定ACK(NACK)及び確認応答(ACK)間の割合についての前記第2の平均値及び前記第3の平均値間の割合を使用して、E−HICHについての前記電力消費についての前記第1の平均値をバイアスし又は補償するステップ(607)と、
    を実行することによって前記電力消費を評価する(608)ためのメカニズムを含む、請求項33〜34のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  36. 前記ノードB(NB)(11)は、E−DCH DL送信についての記憶されているE−HICHのACK及びNACKの電力消費の送信試行値及び対応する送信時間の情報を使用して前記第1の平均値を計算する(604)ためのメカニズムを含む、請求項35に記載のノードB(NB)(11)。
  37. 前記ノードB(NB)(11)は、
    E−HICHチャネル上でE−DCH DL送信が行われるのを検出すると、E−DCH DL送信についてのE−HICHのACK又はNACKいずれかの電力消費値及び対応する送信時間の情報を記憶する(504、505)ためのメカニズム、
    を含む、請求項36に記載のノードB(NB)(11)
  38. 前記ノードB(NB)(11)は、
    E−HICHについての前記電力消費についての前記第1の平均値又はバイアスされた第1の平均値を前記HSDPAスケジューラ(HS−S)へ送信することによって、評価された前記電力消費を送信する(405、609)ためのメカニズム、
    を含む、請求項32〜37のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  39. 前記ノードB(NB)(11)は:
    拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−DPCCH)の受信を待ち受けるステップ(802、902、102)と、
    E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上におけるE−DCH DL送信についての決定された送信時間を記憶するステップ(805、904、104)と、
    前記HS−DSCHを介する前記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするために、前記HSDPAスケジューラ(HS−S)がE−HICHについての評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を収集しなければならない期限を決定するステップ(810、907、107)と、
    を実行することによって、E−DCHのハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答インジケータチャネル(E−HICH)上の前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価する(809、906、106)ためのメカニズム、
    を含む、請求項25〜31のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  40. 前記ノードB(NB)(11)は、前記決定された送信時間を記憶する(805、904)前に、E−DPCCHの内容を復号する(803、903)ためのメカニズム、
    を含む、請求項39に記載のノードB(NB)(11)。
  41. 前記ノードB(NB)(11)は、
    前記決定された送信時間を記憶する(805)前に、受信した拡張ダウンリンク物理専用チャネル(E−DPDCH)の前記内容を復号する(804)ためのメカニズム、
    を含む、請求項39〜40のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  42. 前記ノードB(NB)(11)は、前記決定された送信時間を記憶する(104)前に不連続送信(DTX)を検出する(103)ためのメカニズムを含む、請求項39に記載のノードB(NB)(11)。
  43. 前記ノードB(NB)(11)は、
    前記決定された送信時間を記憶した後に:
    E−HICH上におけるE−DCH DL送信において確認応答(ACK)又は否定ACK(NACK)が送信されようとしているかの情報を待ち受けるステップ(806)と、
    送信されることになるのがACK又はNACKのいずれかを判定するステップ(806)と、
    送信されることになる前記ACK及びNACKについての最新の利用可能な評価された前記電力消費を取得するステップ(807、808)と、
    を実行するためのメカニズム、
    を含む、請求項39〜42のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  44. 前記ノードB(NB)(11)は、前記決定された送信時間を記憶した後に:
    E−HICH上におけるE−DCH DL送信において送信されることになる前記ACK又はNACKについての最新の利用可能な前記電力消費の結合された値を取得するステップ(905、105)、
    を実行するためのメカニズムを含む、請求項39〜42のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  45. 前記ノードB(NB)(11)は、全てのE−HICH寄与者についての評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を前記HSDPAスケジューラ(HS−S)へ送信する(811、908、108)ためのメカニズムを含む、請求項39〜44のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  46. 前記ノードB(NB)(11)は、UE(15)毎に前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を評価するためのメカニズムを含む、請求項25〜45のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  47. 前記HSDPAスケジューラ(HS−S)は、
    評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間を、前記HS−DSCHを介する前記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングする際に使用するためのメカニズム、
    を含む、請求項25〜46のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  48. 前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の前記評価(403、404、604、608)に先立って、完了したE−DCHのスケジューリングの待ち受け(402、602)が行われる、請求項25〜38のいずれかに記載のノードB(NB)(11)。
  49. ダウンリンクE−DCHの電力使用量を分配するための通信システムであって、少なくとも1つのノードBが、少なくとも1つのユーザ端末(UE)(15)との間のワイヤレス通信を可能とするために前記通信システム内に配置され、
    前記通信は、前記ユーザ端末(UE)(15)と前記ノードB(NB)(11)との間のアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)のデータトラフィックのための拡張専用伝送チャネル(E−DCH)及び1つの高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して可能となり、
    前記ノードB(NB)(11)は、前記HS−DSCHを介する前記DLのデータトラフィックについてのデータレートをスケジューリングするためのHSDPAスケジューラ(HS−S)と、E−DCHを介する前記ULのデータトラフィックについての最大のデータレートをスケジューリングするためのEULスケジューラ(EUL−S)とを含み、
    前記通信システムは、
    前記ノードB(NB)(11)が、少なくとも1つのE−DCH物理チャネル上における少なくとも1つの来るべきE−DCH DL送信についての電力消費及び/又は対応する送信時間を評価する(403、404、603、604、608、809、906、106、111)ためのメカニズムを含み、
    前記ノードB(NB)(11)が、E−DCH DL送信に先立って、評価された前記電力消費及び/又は前記対応する送信時間の情報を前記HSDPAスケジューラ(HS−S)へ送信する(403、405、603、609、811、908、108、112)ためのメカニズムをさらに含む、
    ことを特徴とする、通信システム。
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