JP4752301B2 - 無線基地局装置および無線基地局装置における送信電力制御方法 - Google Patents

無線基地局装置および無線基地局装置における送信電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線基地局装置および無線基地局装置における送信電力制御方法に関し、特にハンドオーバ時における下り制御信号の送信電力制御を行う無線基地局装置およびその制御方法に関する。
移動通信の発展に伴い、大容量のデータ転送など下りリンクのブロードバンドアクセスの需要が高まっている。そのための通信方式がHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)であり、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)の伝送速度2Mbpsに比べると、下りリンクの伝送速度が12Mbpsまでに向上したHSDPA対応の無線基地局装置や移動端末の開発が盛んに行われている。
このような下りリンクの大容量化に対応する技術として、上りリンクの大容量化を可能とした無線通信方式に関心が高まってきており、3GPP(3rd Generation Partnership Project)などで議論されているのが、EUDCH(Enhanced Uplink Dedicated Channel)である。EUDCHとは、いわばHSDPAの上りリンク版のようなものであって、無線基地局がEUDCH制御信号を使用して、移動局が送信できるデータレートを制御することができる。このEUDCHも、スケジューリングを行うことで、移動局が上りリンクで大容量なデータ送信を行うことを可能としている。3GPPにおけるEUDCHの標準化で議論されている一つの大きなテーマが、HSDPAとのセクタ間ハンドオーバ(ソフターハンドオーバ、Softer Hand Over、SHO)であり、どのような技術を標準化に取り入れようとしているか議論がされている。
EUDCHとHSDPAとのソフターハンドオーバを実現させるには、どのセルでEUDCHをスケジューリングさせるかが議論の焦点となっていた。一つの方法は、HSDPAのServing Cell(サービスしているセルのことで、以下Serving Cellという)と同じセルでEUDCHのスケジューリングを行うものである。もう一つの方法は、HSDPAのServing Cellとは異なるもう片方のセルでEUDCHのスケジューリングを行うものである。
関連する技術として、特許文献1にEUDCHサービスを利用しているUE(移動局)がソフトハンドオーバー領域に位置するに従って、複数の活性Node Bからスケジューリング命令が受信されても、EUDCHサービスが最適の無線環境で遂行されるようにする技術が開示されている。
特開2004−248300号公報
EUDCHとHSDPAとのソフターハンドオーバにおいて、どのセルでEUDCHの制御信号を送信させてスケジューリングさせるかについて、先に述べたようにいくつかの方法がある。具体的には、下りリンクの品質が最良のセルを選択する方法と、上りリンクの品質が最良のセルを選択する方法と、両方のセルでスケジューリングさせる方法とが考えられる。
HSDPAは、スループットを適切に制御し、移動局で受信する品質を確保するために、通信エラー時の自動再送処理であるHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)を用いたスケジューリング及び、下りリンクのHS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)の送信電力制御を行っている。このため、下りリンクの品質が最良のセルを選択することは、HSDPAのServing CellでEUDCHのスケジューリングをすることになる。この場合、図3に示すようにソフターハンドオーバしている片側のセル31においてHS−DSCH34とEUDCH33の両方をスケジューリングしている状態になる。この状態では、スケジューリングをしていない、もう片方のセル32の下りリソースが余ってしまう。また、この状態は、セル全体で総送信電力に上限があることから、HSDPAのスループットを優先させると、EUDCHの制御信号に割り当てられる送信電力が限られてしまう。したがって、移動局30側におけるEUDCHの制御信号の受信品質が低下することになる。なお、図3においてDPCH(個別チャネル、Dedicated Physical Channel)35、36は、それぞれセル31、32との間のユーザー情報、制御情報転送用の物理チャネルである。
この受信品質の低下を回避するために、上りリンクの品質が最良のセルを選択する方法が考えられる。この場合、図4に示すように、HSDPAのServing Cellであるセル31a以外のセル32aでEUDCH37のスケジューリングを行わせることができる。しかしながら、HSDPAとEUDCHとを別々のセルでスケジューリングしている場合は、下りリンクにおいてHS−DSCH34とEUDCH37とがそれぞれ干渉してしまう。その結果、EUDCH37の制御信号が移動局30側で受信できなくなってしまう虞が生じる。
本発明の目的は、HSDPAとEUDCHとが別々のセルでスケジューリングされている場合に、EUDCHがHSDPAによって干渉され、EUDCHの制御信号が受信できなくなってしまうことを防ぐ無線基地局装置および無線基地局装置における送信電力制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、HSDPAのスループットを優先させつつ、EUDCHの下り制御信号の送信電力制御を行うことにより、EUDCHとのソフターハンドオーバを可能とする技術に着目した。
本発明の無線基地局装置は、一つのアスペクトによれば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた無線通信システムにおける無線基地局装置であって、基地局側で設定した上り専用チャネルにおける第1のレート更新ポインタを受け取った移動局で設定された第2のレート更新ポインタが、第1のレート更新ポインタに対してどのくらい遅延したかに基づいて、遅延量が大きいほど下り制御信号の送信電力を大きくするような送信電力の補正量を求める送信電力制御部と、補正量によって補正された送信電力で下り制御信号を移動局へ送信する送信部と、を備える。
第1の展開形態の無線基地局装置において、移動局から送信される上り専用チャネルを復調する第2の復調部と、復調された上り専用チャネルにおける第2のレート更新ポインタを算出して格納する第1の格納部と、上り専用チャネルにおける基地局側の第1のレート更新ポインタを格納する第2の格納部と、第1の格納部と第2の格納部とからそれぞれレート更新ポインタを読出し、第1及び第2のレート更新ポインタの差によって遅延量を算出する遅延格納部と、遅延量と閾値とを比較し、遅延量が閾値より大きい場合は、補正量を正の所定値として求め、遅延量が閾値以下の場合は、補正量を負の所定値として求める第2の補正算出部と、を備えるようにしてもよい。
第2の展開形態の無線基地局装置において、移動局への下りのパケットアクセスに関する、移動局から送られる専用物理制御チャネルを復調する第1の復調部と、復調された専用物理制御チャネルに含まれるチャネル品質表示情報をデコードするデコード部と、デコードされたチャネル品質表示情報と基準値とを比較し、チャネル品質表示情報が基準値より小さい場合は、補正量を正の所定値として、チャネル品質表示情報が基準値以上の場合は、補正量を負の所定値として求める第1の補正算出部と、を備えることが好ましい。
第3の展開形態の無線基地局装置において、移動局から送信される上り専用チャネルを復調する第2の復調部と、復調された上り専用チャネルにおける移動局のレート更新ポインタを算出して格納する第1の格納部と、上り専用チャネルにおける基地局側のレート更新ポインタを格納する第2の格納部と、第1の格納部と第2の格納部とからそれぞれレート更新ポインタを読出したレート更新ポインタの差によって遅延量を算出する遅延格納部と、遅延量と閾値とを比較し、遅延量が閾値より大きい場合は、補正量を正の所定値として求め、遅延量が閾値以下の場合は、補正量を負の所定値として求める第2の補正算出部と、を備えることが好ましい。
第4の展開形態の無線基地局装置において、下りのパケットアクセスに関する下り専用チャネルの送信電力を算出して格納する電力格納部と、下り専用チャネルの送信電力を所定の時間前の該送信電力と比較し、時間経過で該送信電力が下がれば、補正量を正の所定値とし求め、時間経過で該送信電力が上がれば、補正量を負の所定値として求める第3の補正算出部と、を備えることが好ましい。
第5の展開形態の無線基地局装置において、ハンドオーバ時に下り制御信号の送信電力の制御を行うようにしてもよい。
本発明の無線基地局装置における送信電力制御方法は、一つのアスペクトによれば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた無線通信システムにおける無線基地局装置が上り専用チャネルの下り制御信号の送信電力を制御する方法であって、基地局側で設定した上り専用チャネルにおける第1のレート更新ポインタを受け取った移動局で設定された第2のレート更新ポインタが、第1のレート更新ポインタに対してどのくらい遅延したかに基づいて、遅延量が大きいほど下り制御信号の送信電力を大きくするような送信電力の補正量を求め、補正量によって補正された送信電力で下り制御信号を移動局へ送信する
本発明によれば、EUDCHとHSDPAとのソフターハンドオーバ時でもEUDCHの制御信号に対してHSDPAのスループットを落とさずに適切な受信品質を確保することができる。
本発明の実施形態に係る無線基地局装置は、EUDCHに対応した無線基地局装置及び無線通信システムを使用して、EUDCHのServing CellとHSDPAのServing Cellとのセクタ間ハンドオーバ(ソフターハンドオーバ、Softer Hand Over : SHO)時の下り送信電力を制御する装置である。すなわち、HSDPAのServing Cellとのソフターハンドオーバ中に、EUDCHのスケジューリング精度を向上させるために、移動局がEUDCHの下り制御信号を高品質で受信できるように、下り制御信号の送信電力制御を行う。また、ソフターハンドオーバしているHSDPAのスループットを維持するために、下りリンクのHS−DSCH送信電力をモニタしながら、それに応じて適切な値でEUDCHの下り送信電力制御を行う。より具体的には、無線基地局装置は、以下の(A)、(B)、(C)の処理に基づいて送信電力の制御を行う。
(A)HSDPAのServing Cellから受信した移動局が送信するHS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)のCQI(Channel Quality Indicator)を利用することで、移動局で受信された下りリンクCPICH(Common Pilot Channel)の品質を知ることができる。そこで、下り品質が低ければEUDCH制御信号の送信電力を上げ、下り品質が高ければ送信電力を下げることで、下り品質に応じて適応的にEUDCH制御信号の送信電力に反映させるようにする。
(B)移動局装置からのEUDCHのデータレートをポインタによって制御して、無線基地局装置が管理するポインタと移動局装置が管理するポインタの反映タイミング差を利用する。この反映タイミング差によって、EUDCHの制御信号が移動局において、どのくらいの品質で受信できているかを知ることができる。無線基地局装置が移動局装置から送信されるデータレートを制御し、レート更新時のポインタの反映タイミングが遅ければ、下り品質が悪いので、EUDCH制御信号の送信電力を上げ、ポインタの反映タイミングが早ければ、EUDCH制御信号の送信電力を下げるように制御する。このように制御することで、下り品質に応じて、適応的にEUDCH制御信号の送信電力に反映させるようにする。なお、ここでは、移動局装置がEUDCHを使用する送信データレートを無線基地局装置が許容した場合、移動局装置は可能な限り送信データレートを高くするように制御するシステムであると仮定する。
(C)HS−DSCH送信電力を格納することで、HSDPAのServing Cellにおける下りリンクのHS−DSCHの受信品質を知ることができる。HS−DSCHの送信電力が上がった時には、EUDCHの制御信号が干渉となったことで、下りリンクのHS−DSCHの品質が下がったので、HSDPAのスループットを保つために、HS−DSCHの送信電力を上げることを意味する。その際は、EUDCH制御信号の送信電力を下げて、HSDPAのスループット低下を回避する。また、HS−DSCHの送信電力が下がった場合は、EUDCHの干渉量が下がったことを意味する。したがって、EUDCH制御信号の送信電力を上げ、EUDCH制御信号の品質を高めるように制御する。このように、無線基地局装置は、HS−DSCHを基準としてEUDCH制御信号の送信電力制御を行うことで、HSDPAのスループットを保つように、HS−DSCHの送信電力に応じて、EUDCH制御信号の送信電力に反映させる。
上述において、(A)、(B)は、EUDCHの下り品質を高めることを目的とし、下り品質を無線基地局側で認識することで、移動局におけるEUDCH制御信号の受信品質を確保するものである。(C)は、HS−DSCHの下り品質を確保することを目的としている。これらの手段の一つあるいは複数の組み合わせによってEUDCH制御信号の送信電力を制御する。送信電力の制御によって、EUDCHの制御信号がHSDPAによって干渉されても、HSDPAのスループットを保ちつつ、EUDCH制御信号の下り送信電力値を適切に制御することができる。そして、EUDCHとHSDPAとがソフターハンドオーバ中であっても、EUDCHの制御信号を良好な品質で移動局に受信させることが可能となる。
このように送信電力の制御を行う無線基地局装置は、EUDCHのServing Cellの下りリソースを有効に活用することができ、HSDPAのスループットを維持しながら、EUDCHとHSDPAとのソフターハンドオーバを実現させることができる。
図1は、本発明の実施例に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図である。図1において、無線基地局装置10は、アンテナ11a、11b、送信部12、受信部13、HS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)復調部14、EUDCH復調部15、EUDCH UEレートポインタ格納部16、レートポインタ遅延計算部17、EUDCH Node-Bレートポインタ格納部18、ΔEUDCH2変換部19、ΔEUDCH1変換部20、HS−DSCH送信電力格納部21、ΔEUDCH3計算部22、EUDCH送信電力制御部23を備える。なお、無線基地局装置10は、上位局および移動局30との間で各種信号による送受信を行い、呼接続処理、チャネル切換処理、位置登録処理など様々な機能を有するが、ここでは、本発明におけるEUDCHの下り制御信号の送信電力制御に関わる部分についてのみ説明を行い、他の機能についての説明を省略する。
送信部12は、アンテナ11bを介して移動局30に対してEUDCH制御信号を含む送信信号を送る。受信部13は、アンテナ11aを介して移動局30からEUDCH、HS−DSCHを含む受信信号を受け取る。HS−DPCCH復調部14は、HSDPAのServing Cellからの下り専用チャネルを受信した移動局が送信する上りリンクのHS−DSCHを復調する。EUDCH復調部15は、EUDCHの上りリンクの制御信号を復調する。EUDCH UEレートポインタ格納部16は、移動局30から送信されEUDCH復調部15で復調されたEUDCHのデータレートポインタを格納する。レートポインタ遅延計算部17は、EUDCH UEレートポインタとEUDCH Node-Bレートポインタとの反映時間差を測定する。EUDCH Node-Bレートポインタ格納部18は、上位レイヤと接続され、移動局30に対して無線基地局から指示したEUDCHの送信データレートを格納する。ΔEUDCH2変換部19は、レートポインタ遅延計算部17が測定した反映時間差を元にEUDCH制御信号の下り送信電力の補正量を計算する。ΔEUDCH1変換部20は、HS−DPCCH中の受信CQIに応じてEUDCH制御信号の下り送信電力の補正量を計算する。HS−DSCH送信電力格納部21は、HSDPAのServing Cellにて送信されるHS−DSCH送信電力を格納する。HSDPAのServing Cellが無線基地局装置10である場合には、不図示のHS−DSCH送信電力の情報を利用する。また、HSDPAのServing Cellが無線基地局装置10とは異なる無線基地局装置である場合には、不図示の上位局を介してHS−DSCH送信電力の情報をもらうものとする。ΔEUDCH3計算部22は、HS−DSCH送信電力とEUDCH制御信号の下り送信電力の補正量を計算する。EUDCH送信電力制御部23は、ΔEUDCH2変換部19、ΔEUDCH1変換部20、ΔEUDCH3計算部22でそれぞれ計算された補正量から最終的なEUDCH制御信号の送信電力を決定する。
このように構成される無線基地局装置10は、以下の(i)、(ii)、(iii)で説明するような送信電力の補正処理によって最終的なEUDCH制御信号の送信電力を決定するように機能する。
(i)EUDCHとHSDPAとのソフターハンドオーバ中において、上りリンクでは、個別チャネル(DPCH : Dedicated Physical Channel)の他に、EUDCH、HS−DPCCHの2つが無線基地局装置10に入力される。HS−DPCCHとEUDCHとは、それぞれHS−DPCCH復調部14とEUDCH復調部15とにおいて復調される。
HS−DPCCHには、下りリンクHS−DSCHのデータのHARQで使用される再送要求を出すACK/NACK信号と、下りリンクのCPICHの受信品質を示すCQI信号とが含まれる。ここでは、CQI信号に注目する。移動局30は、CPICHの下りリンクの品質に応じて、CQI信号に0〜31の値を与え、無線基地局装置10に対して送信する。最も受信品質が良い場合には31を送信し、最も受信品質が悪い場合には0を送信する。CPICHの送信電力は、一定であることから、CQI信号の値が大きければ、下りリンクのCPICHの受信品質が良いことを示し、すなわち無線基地局装置10と移動局30間の伝播環境が良いことを意味する。逆に、CQI信号の値が小さければ、下りリンクの伝播環境が悪いことを意味する。
EUDCHの下り制御信号を移動局30に高い品質で受信させるためには、伝播環境が悪いほど、無線基地局装置10から移動局30に対して高い電力で送信する必要がある。そこで、ΔEUDCH1変換部20は、式(1)に従って、受信CQIに応じて、EUDCH制御信号の下り送信電力を制御するようにする。
ΔEUDCH1=CQIInit−ReceivedCQI −−−式(1)
ここで、ΔEUDCH1は、EUDCH制御信号の下り送信電力に反映させる制御量であってその単位は、[dB]である。CQIInitは、CQIの基準値とし、例えば0〜31の中間値である15.5とする。ReceivedCQIは、HS−DPCCH復調部14における受信CQIを示す。
式(1)から、受信CQIが基準値よりも小さい場合は、EUDCH制御信号の送信電力を上げるように、受信CQIが基準値よりも大きい場合にはEUDCH制御信号の送信電力を下げるように制御する。このように動作させることで、EUDCH制御信号の送信電力を必要以上に上昇させないようにして、HSDPAの干渉にならないようにする。これによって、HSDPAのスループットを保つことが可能となる。なお、ΔEUDCH1の更新周期は、HS−DPCCHのTTI(Transmission Time Interval)である2[ms]を最短とし、CQIが繰り返している(Repetition)場合は、HS−DPCCH復調部14がCQIを検出する周期をΔEUDCH1の更新周期とする。
(ii)次に、EUDCHの送信データレートとEUDCH制御信号の下り送信電力との関係について説明する。上りリンクEUDCHは、EUDCH復調部15において復調され、移動局30から送信されたデータレートを測定することができる。また、EUDCHの制御信号は、下りリンクを通して無線基地局装置10から移動局30に対して送信され、移動局30が送信することができるデータレートを通知することで、スケジューリングを行っている。移動局30は、EUDCHの送信において、TFC(Transport Format Combination)と呼ばれる単位でデータの送信を行う。移動局30には、TFC選択(TFC Selection)という機能があり、送信データレートを調整することができる。無線基地局装置10は、移動局30に対して許容できる最大TFCを下り制御信号を用いて送信する。ここでは、移動局30は、この最大許容TFCまでデータレートを上げるように制御するシステムであると仮定する。無線基地局装置10は、上位レイヤから通知されたTFCを制御するポインタをEUDCH Node-Bレートポインタ格納部18に格納する。また、上りリンクEUDCHを復調することで、移動局30が送信しているTFCのポインタを管理する。これにより、無線基地局装置10は、移動局30とのTFC制御ポインタの差分を知ることができる。
ここでは、無線基地局装置10と移動局30とのTFC制御ポインタの差分をEUDCH制御信号の下り送信電力制御に適用する。無線基地局装置10から送信されるTFC制御ポインタは、下りリンクEUDCH制御信号を通して移動局30に対して送信される。これを受信した移動局30は、TFC制御ポインタの変化量に応じて、TFC制御を行う。すなわち、下りリンクEUDCH制御信号の品質が高い場合には、移動局30からTFC制御の反映が早くなる。逆に遅い場合には、下りリンクEUDCHの品質が低いことにより、制御信号に誤りが生じ、移動局30側のTFC選択機能(TFC Selection)が正しく制御できない可能性が高まる。
上位レイヤから無線基地局装置10に対してTFC制御ポインタ更新の通知が来たら、その更新された時間をEUDCH Node-Bレートポインタ格納部18に格納する。この更新された時間をTupdate(Node-B)とする。また、移動局30から上りリンクを通して受信されたEUDCHの復調結果から、EUDCH UEレートポインタを算出し、更新された時間をEUDCH UEレートポインタ格納部16に格納する。この更新された時間をTupdate(UE)とする。レートポインタ遅延計算部17は、この2つの更新時間を用い、式(2)によって更新された時間差Δtを計算する。
Δt=Tupdate(UE)−Tupdate(Node-B) −−−式(2)
ここで、Δtの単位は、[ms]である。
EUDCHのTTIは、2[ms]であることから、Δtは、最小2[ms]の精度で算出することができる。ΔEUDCH2変換部19は、式(2)で算出されたΔtを使用して、EUDCH制御信号の下り送信電力制御量ΔEUDCH2を決定する。具体的な方法としては、Δtに対して閾値を設けて、Δtが閾値を超えたらΔEUDCH2を正の値に設定し、EUDCH制御信号の送信電力を上げるように制御する。逆に、Δtが閾値を下回ったらΔEUDCH2の負の値に設定し、EUDCH制御信号の送信電力を下げるように制御する。
言い換えれば、Δtが大きいほど、TFC制御ポインタの更新周期が長いことになるので、下りリンクのEUDCHの制御信号が正しく移動局30で受信できていないことを意味し、すなわち下りリンクの品質が悪いことになる。これより、下りリンクEUDCHの制御信号を正しく受信させるためには、下りリンクEUDCH制御信号の送信電力を上げる必要がある。なお、ΔEUDCH2の制御単位は、[dB]とする。
(iii)下りリンクEUDCH送信電力に反映させるべき情報として、下りリンクのHS−DSCHの送信電力が挙げられる。EUDCHとHSDPAとのServing Cellにおいてソフターハンドオーバしている状態とは、下りリンクEUDCHの制御信号と下りリンクHS−DSCHとが互いに干渉している状況になる。そこで、下りリンクにおいてEUDCHの制御信号の受信品質が劣化すれば、EUDCHの特性が落ち、HS−DSCHの受信品質が劣化すれば、HSDPAのスループットの低下を招く。そこで、HSDPAのスループットを保ちつつ、適切な値でEUDCH制御信号の送信電力を制御する必要がある。ここでは、下りHS−DSCHの送信電力値に着目する。
HSDPAにおいては、スループットを保つために、無線基地局装置は、移動局30における下りリンクHS−DSCHの受信品質を一定に保つように、HS−DSCHの送信電力制御を行う。HS−DSCHの送信電力制御にあっては、HS−DSCHの送信電力が上がった場合、移動局30においてHSDPAの下り品質が下がったことを示す。すなわち下りリンクEUDCHがソフターハンドオーバしている移動局30に対して、HSDPAが干渉となっている可能性があることを示す。逆に、HS−DSCHの送信電力が下がった場合、下り品質が上がったことを示す。すなわち、EUDCHの送信電力を上昇させることが許容されたことを意味する。そこで、ΔEUDCH3計算部22は、HS−DSCH送信電力格納部21に格納された下りリンクHS−DSCHの送信電力の値を用い、式(3)に従って、EUDCH制御信号の下り送信電力制御を行う。
ΔEUDCH3=−ΔPHS-DSCH(m)=−(PHS-DSCH(m)−PHS-DSCH(m-1)) −−−式(3)
ここで、mはHSDPAのサブフレーム番号を示しており、HSDPAのTTIが2[ms]であることから、ΔEUDCH3の制御は、2[ms]周期で行うことができる。PHS-DSCH(m)、PHS-DSCH(m-1)は、それぞれm番目、m-1番目のサブフレームにおけるHS−DSCHの送信電力を示し、ΔPHS-DSCH(m)は、サブフレームm、m-1間のHS−DSCHの送信電力差を示す。尚、PHS-DSCH(m)の初期値としては、HSDPAが設定された際に上位から通知された値とする。また、式(3)で使用されるパラメータの単位は、全て[dB]である。
式(3)によれば、サブフレーム間でHS−DSCHの送信電力が上がれば、HSDPAの下り品質が下がったことを示すので、ΔEUDCH3の値を下げるように制御する。逆に、HS−DSCHの送信電力が下がれば、ΔEUDCH3の値を上げるように制御する。
HS−DSCHの送信電力は、下りリンクの品質だけで無く、HSDPAのServing Cellにおける余っている送信電力、及びHS−DSCHの送信データレートにも依存する。無線基地局装置10は、総送信電力を監視していて、余っている送信電力をHS−DSCHに割り当てる処理を行っている。したがって、総送信電力制御によって、HS−DSCHの送信電力が変更された場合、もしくは、送信データレートが変更されたことによってHS−DSCHの送信電力が変更された場合には、ΔPHS-DSCH=0として、HS−DSCHの送信電力変化によってEUDCH制御信号の送信電力制御を行わないようにする。
ところで、下りのHSDPAの干渉量を無線基地局装置10で知るためには、移動局30において干渉量を測定して、無線基地局装置10に対して送信する必要がある。しかしながら、この方法では、移動局30に干渉量を送信する処理が追加されてしまい、また無線基地局装置10において移動局30から送信された干渉量を正しく復調する仕組みを用意する必要があるため、処理の複雑化を招いてしまう。従って、ここでは、簡易的に移動局30における干渉量を知るために、HS−DSCHの送信電力を使用するものとする。
EUDCH送信電力制御部23は、上記(i)、(ii)、(iii)においてそれぞれ算出された、ΔEUDCH1、ΔEUDCH2、ΔEUDCH3を用いて、以下の式(4)に従い、最終的なEUDCH制御信号の送信電力PEUDCHを決定する。
PEUDCH=PEUDCH(Init)+ΔEUDCH1+ΔEUDCH2+ΔEUDCH3 −−−式(4)
ここで、扱う単位は、[dB]である。また、PEUDCH(Init)は、EUDCHが設定された際に、上位から設定されるEUDCH制御信号の送信電力の初期値である。
送信部12は、式(4)で算出された送信電力PEUDCHでEUDCH制御信号を送信する。
次に、無線基地局装置10のEUDCH制御信号の電力制御動作について説明する。図2は、本発明の実施例に係る無線基地局装置の動作を示すフローチャートである。最初に無線基地局装置10は、ステップA1においてHS−DPCCHを復調する。HS−DPCCHの復調結果から、ステップA2においてCQIのデコードを行う。受信CQIが決定したら、ステップA3においてΔEUDCH1を計算する。ΔEUDCH1の計算方法は、ステップB0において受信CQIとCQIInitとを比較する。比較の結果、受信CQIがCQIInitよりも小さければ、ステップB1において、ΔEUDCH1が正の値αになるように設定する。逆に、受信CQIがCQIInitよりも大きければ、ステップB2において、ΔEUDCH1が負の値−αになるように設定する。なお、ここでは、CQIInitの値を固定値としてあるが、CQIInitの値を変えることで、無線基地局装置の周囲の電波伝播環境により、理想状態よりも伝播環境が悪くなる場合においても、適切なΔEUDCH1の値を設定することが可能となる。
次にステップA4においてEUDCHを復調する。このEUDCHの復調結果から、ステップA5においてEUDCH UEポインタを算出する。次に、ステップA6において、上位から通知されたTFCの値に応じて、EUDCH Node-Bポインタを算出する。ステップA7において、ステップA5、A6で算出されたポインタを使用して、レートポインタ遅延すなわちポインタの反映タイミング差(時間差Δt)を算出する。ステップA8において、この遅延の値(時間差)からΔEUDCH2を計算する。ΔEUDCH2の計算方法は、ステップB3においてこの遅延の値と閾値とを比較する。比較の結果、遅延の値が閾値よりも大きければ、ステップB4において、ΔEUDCH2が正の値βになるように設定する。逆に、遅延の値が閾値よりも小さければ、ステップB5において、ΔEUDCH2が負の値−βになるように設定する。
次にステップA9においてHS−DSCH送信電力を算出する。ステップA10において、HS−DSCH送信電力を使用して、ΔEUDCH3を算出する。ΔEUDCH3の計算方法は、ステップB6において、サブフレームmにおける電力がサブフレームm-1における電力よりも小さければ、HS−DSCHの送信電力が下がったことを意味する。この場合は、ステップB7において、ΔEUDCH3が正の値γになるように設定する。逆に、サブフレームmにおける送信電力がサブフレームm-1における電力よりも大きければ、HS−DSCHの送信電力が上がったことを意味する。この場合は、ステップB8において、ΔEUDCH3が負の値−γになるように設定する。
上記のステップA3、A8、A10によって、それぞれ算出したΔEUDCH1、ΔEUDCH2、ΔEUDCH3を用いて、ステップA11において、EUDCH制御信号の送信電力を算出する。そして、この算出された送信電力の値を用いて、下りリンクを介してEUDCH制御信号を移動局30に対して送信する。
以上のように無線基地局装置10は、CQI(channel quality indicator)の値に応じてEUDCH制御信号の送信電力を変える機能を有している。したがって、下り品質に応じてリアルタイムにEUDCH制御信号の送信電力を制御でき、移動局の受信品質が短時間で変動するような伝播環境であっても、移動局側におけるEUDCHの制御信号の受信品質を確保することができる。
また、移動局が送信するレートポインタの反映タイミングを知るためにTFCの制御ポインタを監視することで、無線基地局装置10が送信したEUDCHの制御信号が移動局側で正しく受信できているか判断する。すなわち、受信できていると判断したら下り品質が高いものとして考えてEUDCH制御信号の送信電力を下げ、受信できていないと判断したら下り品質が低いものとして考えてEUDCH制御信号の送信電力を上げる機能を有している。この機能によって、HSDPAとのソフターハンドオーバ中であっても、EUDCHの制御信号を適切な送信電力にすることで、EUDCHの上りデータレートを無線基地局側で推定する精度が向上し、移動局の上りデータレートをより高速で制御することができる。
さらに、HS−DSCHの送信電力をリアルタイムに監視することで、下り品質を知ることができる。HS−DSCH送信電力が上昇すれば、EUDCHの制御信号が干渉となっているために、下り品質が下がったものと判断し、HSDPAのスループットが下がってしまうことを避けるために、EUDCH制御信号の送信電力を下げる。また、HS−DSCH送信電力が下がれば、下り品質が上がったものと判断し、EUDCHの制御信号の品質を更に上げるために、EUDCH制御信号の送信電力を上げる。このように、適切な値でEUDCHの制御信号の送信電力を制御することで、HSDPAのスループットを保つことができる。
尚、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、異なる無線基地局間とのHSDPAとEUDCHのハンドオーバー(DHO、Diversity Hand Over)の場合にも適用することができる。また、HSDPAのServing Cellとのソフターハンドオーバに限らず、通常のDPCHの下り送信電力を監視することで、EUDCH下り送信電力制御に適用することも可能である。さらに、W−CDMA無線通信システムであれば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)など、次世代高速無線パケットアクセス用の変調方式を使用した無線通信システムにも適用することができる。
本発明の実施例に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る無線基地局装置の動作を示すフローチャートである。 ハンドオーバ中のセル間での伝送を模式的に表す第1の図である。 ハンドオーバ中のセル間での伝送を模式的に表す第2の図である。
符号の説明
10 無線基地局装置
11a、11b アンテナ
12 送信部
13 受信部
14 HS−DPCCH復調部
15 EUDCH復調部
16 EUDCH UEレートポインタ格納部
17 レートポインタ遅延計算部
18 EUDCH Node-Bレートポインタ格納部
19 ΔEUDCH2変換部
20 ΔEUDCH1変換部
21 HS−DSCH送信電力格納部
22 ΔEUDCH3計算部
23 EUDCH送信電力制御部
30 移動局
31、31a、32、32a セル
33、37 EUDCH
34 HS−DSCH
35、36 DPCH

Claims (6)

  1. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた無線通信システムにおける無線基地局装置であって、
    基地局側で設定した上り専用チャネルにおける第1のレート更新ポインタを受け取った移動局で設定された第2のレート更新ポインタが、前記第1のレート更新ポインタに対してどのくらい遅延したかに基づいて、遅延量が大きいほど下り制御信号の送信電力を大きくするような送信電力の補正量を求める送信電力制御部と、
    前記補正量によって補正された送信電力で前記下り制御信号を前記移動局へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記移動局から送信される前記上り専用チャネルを復調する第2の復調部と、
    復調された前記上り専用チャネルにおける前記第2のレート更新ポインタを算出して格納する第1の格納部と、
    前記上り専用チャネルにおける基地局側の前記第1のレート更新ポインタを格納する第2の格納部と、
    前記第1の格納部と前記第2の格納部とからそれぞれレート更新ポインタを読出し、前記第1及び第2のレート更新ポインタの差によって前記遅延量を算出する遅延格納部と、
    前記遅延量と閾値とを比較し、前記遅延量が前記閾値より大きい場合は、前記補正量を正の所定値として求め、前記遅延量が前記閾値以下の場合は、前記補正量を負の所定値として求める第2の補正算出部と、
    を備えることを特徴とする請求項記載の無線基地局装置。
  3. 請求項1または2に記載の無線基地局装置は、ハンドオーバ時に前記下り制御信号の送信電力の制御を行うことを特徴とする無線基地局装置。
  4. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた無線通信システムにおける無線基地局装置が上り専用チャネルの下り制御信号の送信電力を制御する方法であって、
    基地局側で設定した前記上り専用チャネルにおける第1のレート更新ポインタを受け取った移動局で設定された第2のレート更新ポインタが、前記第1のレート更新ポインタに対してどのくらい遅延したかに基づいて、遅延量が大きいほど下り制御信号の送信電力を大きくするような送信電力の補正量を求め、
    前記補正量によって補正された送信電力で前記下り制御信号を前記移動局へ送信することを特徴とする無線基地局装置における送信電力制御方法。
  5. 前記移動局から送信される前記上り専用チャネルを復調するステップと、
    復調された前記上り専用チャネルにおける前記第2のレート更新ポインタを算出するステップと、
    基地局側で設定した前記第1のレート更新ポインタに対して算出された前記第2のレート更新ポインタの遅延量を算出するステップと、
    算出された前記遅延量と閾値とを比較するステップと、
    前記比較の結果、前記遅延量が前記閾値より大きい場合は、前記補正量を正の所定値とし、前記遅延量が前記閾値以下の場合は、前記補正量を負の所定値とするステップと、
    を含むことを特徴とする請求項記載の無線基地局装置における送信電力制御方法。
  6. 請求項4または5に記載の無線基地局装置における送信電力制御方法は、ハンドオーバ時に実行されることを特徴とする無線基地局装置。
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