JP4793503B2 - 無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置に関し、好ましくは、UMTS(WCDMA)通信方式を採用した移動無線通信システムや無線LANシステムで用いられる無線通信装置に関する。
近年、タイムスロットを固定的に割当てて通信を行うのではなく、状況に応じてデータの送信先を切り替え可能な共有チャネル(Shared Channel)を利用したデータの伝送が盛んに行われている。
共有チャネルを利用したデータ送信方式においては、送信側の通信装置(送信局と称す)からいつデータが送信されるのかを受信側の通信装置(受信局と称す)は予測することができない。そのため、受信局は、送信局が送信するデータを毎回受信し、自分自身に対して送信されたデータであるかどうかをチェックする。そして、自分自身に対して送信された場合は、受信データを取り込んで処理(復号(decode)等)して出力するが、自分自身に対して送信されていない場合は、復号等を行う必要はなく、出力もしない。
また、共有チャネルを利用したデータ伝送方式において、データの送信に際して、受信局からの情報を利用したいという場合がある。
例えば、データ伝送を行う際に、適応変調制御(AMC:Adaptive Modulation and coding)を行う場合である。
適応変調制御とは、データ伝送を行う際の送信形式を適応的に変化させる制御である。
例えば、受信局は、送信局から送信された信号を受信し、その受信信号を用いて送信局と受信局との間の無線環境(下り方向(Downlink)の無線環境)を測定し、その測定結果を送信局に送信し、送信局は、その測定結果に基づいて適応的に送信形式を変化させるのである。尚、送信形式の変化としては、例えば、QPSK変調方式を16QAM変調方式にすることや、送信の際に利用する拡散コードの数を変化させることや、送信するデータサイズ(パケット長)を変化させること等が代表例として挙げられる。
ここで、共有チャネルを利用したデータ伝送を行う方式の1例として、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)について説明する。尚、HSDPAは、UMTS(WCDMA)通信システムへ適用され、下り方向(Downlink)の共有チャネルを利用した高速なパケット伝送方式を可能とする方式である。また、無線LAN通信システムにおいても、同様に共有チャネルを利用した高速なパケット伝送方式が提案されている。
HSDPAは、先に説明した、共有チャネルを利用したデータ伝送だけでなく、適応符号化変調(AMC:Adaptive Modulation and Coding)も採用している。
更に、HSDPAは、H−ARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を採用している。H−ARQでは、移動局は基地局からの受信データについて誤りを検出した場合に、この基地局に対して再送要求を行う。この再送要求を受信した基地局は、データの再送を行うので、移動局は、既に受信済みのデータと、再送された受信データとの双方を用いて有効に利用する。このように、既に受信済みでデータを有効利用することで、無駄な送信が発生しないようにしている。
次に、HSDPAに用いられる主な無線チャネルについて説明する。
HSDPA専用のチャネルとしては、HS−SCCH(High Speed-Shared Control Channel)、HS−PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)、HS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)がある。
HS−SCCH、HS−PDSCHは、双方とも下り方向(Downlink)(即ち、基地局から移動局への方向)の共有チャネルであり、HS−SCCHは、HS−PDSCHにて送信するデータに関する各種パラメータを送信する制御チャネルである。各種パラメータとしては、例えば、どの変調方式を用いるかを示す変調タイプ(Modulation Scheme)情報、割当てる拡散符号(spreading code)の数(コード数)、送信前に施されるレートマッチング処理のパターン等の情報が挙げられる。
一方、HS−DPCCHは、上り方向(Uplink)(即ち、移動局から基地局への方向)の個別の制御チャネル(Dedicated Control Channel)である。例えば、HS−PDSCHを介して基地局から受信したデータの受信可、否の結果をそれぞれACK信号、NACK信号(応答信号)として基地局に対して送信する際に移動局によって用いられる。尚、移動局がデータの受信に失敗した場合(受信データがCRCエラーである場合等)は、再送要求としてのNACK信号が移動局から送信されるので、基地局は再送制御を実行することとなる。また、無線基地局は、ACK信号もNACK信号も受信できない場合(DTXの場合)は、やはり再送制御を行うため、移動局がACK信号もNACK信号も送信しないDTX状態となることも再送要求の1つとして挙げられる。
その他、HS−DPCCHは、移動局が測定した基地局からの受信信号の受信品質情報(例えばSIR)をCQI情報(Channel Quality Indicator)として基地局に送信するためにも用いられる。そして、基地局は、受信したCQI情報により下り方向の送信形式を変更する。即ち、CQI情報が下り方向の無線環境が良好であることを示す場合は、より高速にデータを送信可能な変調方式に送信形式を切り替え、逆にCQI情報が下り方向の無線環境が良好でないことを示す場合は、より低速にデータを送信する変調方式に送信形式を切りかえる(即ち、適応変調制御を行う)。
・「チャネル構造」
次に、HSDPAにおけるチャネル構成について説明する。
図1は、HSDPAにおけるチャネル構成を示すための図である。尚、W−CDMAは、符号分割多重方式を採用するため、各チャネルは符号により分離されている。
まず、説明していないチャネルについて簡単に説明しておく。
CPICH(Common Pilot Channel)は、下り方向の共通チャネルであり、無線ゾーン(セル)内の全ての移動局に対して送信される。
CPICHは、移動局においてチャネル推定、セルサーチ、同一セル内における他の下り物理チャネルのタイミング基準として利用されるチャネルであり、いわゆるパイロット信号を送信するためのチャネルである。
次に、図1を用いて、チャネルのタイミング関係について説明する。
図1のように、各チャネルは、3×5=15個のスロット(各スロットは、2560チップ長相当)により1フレーム(10ms)が構成されている。先に説明したように、CPICHは他のチャネルの基準として用いられるため、P−CCPCH(図示を省略)及びHS−SCCHのフレームの先頭はCPICHのフレームの先頭と一致している。ここで、HS−PDSCHのフレームの先頭は、HS−SCCH等に対して2スロット遅延しているが、移動局がHS−SCCHを介して変調タイプ情報を受信してから、受信した変調タイプに対応する復調方式でHS−PDSCHの復調を行うことを可能にするためである。また、HS−SCCH、HS−PDSCHは、3スロットで1サブフレームを構成している。尚、移動局は、HS−SCCHを毎サブフレーム受信し、自分自身宛てにデータの送信が行われるかをチェックし、データの送信が行われる場合は、HS−PDSCHを受信(復号)し、データの送信が行われない場合は、HS−PDSCHを受信(復号)しない。
HS−DPCCHは、上り方向のチャネルであり、HS−PDSCHの受信から約7.5スロット経過後に、受信確認のための応答信号であるACK/NACK信号を移動局から基地局に送信するための用いるスロット(1スロット長)を含む。
また、HS−DPCCHは、適応変調制御のためのCQI情報を定期的に基地局にフィードバック送信するためにも用いられる。ここで、送信するCQI情報は、例えば、CQI送信の4スロット前から1スロット前までの期間に測定した受信環境(例えば、CPICHのSIR測定結果)に基づいて算出される。
上述した、HSDPAに関する事項は、例えば次の非特許文献1に開示されている。
3G TS 25.212(3rd Generation Partnership Project: Technical Specification Group Radio Access Network ; Multiplexing and channel coding (FDD))V6.2.0 (2004年6月)
先に説明した背景技術によれば、共有チャネルを利用してチャネルの利用効率を高めることができるが、受信局にとってみれば、毎回受信するデータの殆どが自分自身宛てではなかった場合には、HS−SCCHを毎サブフレーム受信するため、無駄な受信処理のために電力を消費してしまうという問題が生ずる。
これについて図2を用いて簡単に説明する。
図2は、HSDPAの場合の送受信シーケンスを示したものである。
尚、図2は、無線基地局(BTS)と1つの移動局(MS1)との間で送受信する信号だけ表記しているが、HS−SCCH、HS−PDSCHの空白部分では、もちろん他の移動局宛てに信号が送信されていることもある。
図のように、MS1は、BTSから常時送信されるCPICHを受信し、測定結果をBTSにCQIとして定期的に送信する。
例えば、図のAでMS1がCQIの送信を行った場合であって、BTSが次のデータの送信先としてこのMS1を選択した場合には、図のB(C)でMS1に対して送信されるHS−SCCH(HS−PDSCH(DSCH))は、このCQIに基づいて生成されたデータとなる。
即ち、BTSは、CQIに対応する送信形式を選択し、その送信形式に対応する変調方式、拡散コード情報をHS−SCCHで送信し、その変調方式、拡散コードを使用してHS−PDSCHの送信を行うことで適応変調制御が効率的に実行される。
しかし、MS1に対して送信するデータがない場合(他のMSへのデータの送信が優先される場合)もあり、この期間期間が続くと、図に示したように、MS1にパケットが送信されない期間が発生することもある。
この間は、MS1は、無駄な受信処理(HS−SCCHの受信等)、送信処理(CQI送信等)を強いられており、電力を無駄に消費してしまっている。
従って、本発明の目的の1つは、共有チャネルを利用したデータ送信を行う場合に、通信装置(移動局)の処理負荷の軽減を図ることである。また、更には、処理負荷の軽減を図りつつ、適応変調制御が効率的に実行されることを目的とする。
尚、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の目的の1つとして位置付けることができる。
上記課題を解決するために、送信局と受信局とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、前記受信局で、共有チャネルを介してデータの受信を行うと共に、前記共有チャネルの送信形式の変化を表す情報の受信を間欠的に行い、前記受信局から前記データの送信形式に影響を与える受信品質情報を間欠的に送信するタイミングを、前記間欠的な受信のタイミングより所定時間前となるよう設定し、前記間欠的な受信のタイミングより所定時間前となるよう設定したタイミングで、前記受信局から前記データの送信形式に影響を与える受信品質情報を間欠的に送信する無線通信方法を提供する。
本発明によれば、共有チャネルを利用したデータ送信を行う場合に、通信装置(移動局)の処理負荷の軽減を図ることができる。
また、更には、処理負荷の軽減を図りつつ、適応変調制御が効率的に実行することができる。
HSDPAにおけるチャネル構成を示すための図である。 HSDPAにおける送受信シーケンスを示すための図である。 本発明に係る無線基地局を示す図である。 本発明に係る移動局を示す図である。 本発明に係る送受信シーケンス(その1)を示すための図である。 本発明に係る送受信の周期(その1)を示すための図である。 本発明に係る送受信の周期(その2)を示すための図である。 本発明に係る送受信の周期(その3)を示すための図である。 本発明に係る送受信の周期(その4)を示すための図である。 本発明に係るモードを示すための図である。 本発明に係る送受信の周期(その5)を示すための図である。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
〔a〕第1実施形態の説明
この実施形態では、共有チャネルを介して受信するデータが自装置宛てかどうかの判定を行うための受信を間欠的に行うとともに、この間欠的な受信のタイミングより所定時間前に、共有チャネルを介して受信するデータの送信形式に影響を与える情報を間欠的に送信することとする。
これにより、共有チャネルを介して受信するデータが自装置宛てかどうかの判定を行うための受信を間欠的に行って、処理負荷(消費電力)を低減するとともに、共有チャネルを介して送信されるデータの送信形式を的確に制御することができる。
先に説明したように、共有チャネルを利用したデータ送信は、種々の通信装置(例えば、無線LANシステムを構成する無線通信装置等)が利用可能であるが、ここでは、先に説明したHSDPAに対応した無線通信装置を例に挙げて説明することとする。
尚、この場合、共有チャネルはHS−PDSCHに対応し、自装置宛てかどうかの判定はHS−SCCHの受信によって行い、送信形式に影響を与える情報はCQI情報に対応することとなる。
図3は、HSDPAに対応した無線基地局の構成を示す。
図において、1は無線基地局、2は移動局との間で無線信号の送受信を行なうための無線送受信部、3は各部の制御を行う制御部、4はルーティング装置(ATM交換機、ルーター、基地局制御装置等)との間のインタフェースをとる第1インタフェース部、5は移動局へ共有チャネルを介して送信するデータ等を記憶する記憶部を示す。
無線送受信部2は、適応変調制御を行うために必要とされる下り無線回線の品質を移動局が測定できるようにするために送信するCPICHの送信部であるCPICH送信部6を備えている。
また、無線送受信部2は、共有チャネルであるHS−PDSCHを介してデータを送信することを通知するためのHS−SCCHの送信を行うHS−SCCH送信処理部7を備えている。
尚、先に説明したように、HS−SCCHは、HS−PDSCHを受信する際に必要となる情報(変調方式,拡散コード情報等)を移動局に通知するためにも利用されるために設けられているが、HS−SCCHを省略してしまって、いきなりHSーPSCHを介してデータを送信することもできる。
また、無線送受信部2は、パケットデータ等のデータを高速で送信するチャネルであって、CQI情報に応じて送信形式を適用的に制御するHS−PDSCH(DSCH)の送信を行う、HS−PDSCH送信処理部8を備えている。
また、無線送受信部2は、移動局から送信されるCQI情報、ACK信号、NACK信号を受信するためのHS−DPCCH受信処理部9を備えている。
一方、制御部3は、H−ARQを実行するためのMAC−hs送信処理部10、各移動局について、送信データがどれだけあるか等の送信データ情報に基づいてモード判定を行うモード判定部11、モード判定の結果を移動局に通知するための信号(通知信号)を生成する通知処理部12を備えている。
次に、HSDPAに対応した移動局について図4を用いて説明する。
図において、15は移動局、16は無線基地局1との間で無線信号を送受信するための無線送受信部、17は各部の制御部を行う制御部、18は音声、文字、各種設定情報等の情報を入力するための入力部、19はCPICHの受信品質とCQI情報の対応関係を示すCQIテーブルや、H−ARQを実現するために、CRCエラーが検出された受信データ(HS−PDSCHを介して受信したデータ)を記憶するための記憶部を示す。
また、無線送受信部16は、無線基地局1の無線送受信部2の各処理部に対応するように設けられたCPICH受信部20、HS−SCCH受信処理部21、HS−PDSCH受信処理部22、HS−PDSCH受信処理部23を示す。
一方、制御部17は、H−ARQの動作制御等を行うMAC−hs処理機能部24、RLCレイヤ処理機能部25、後述するモードの制御を行う機能を備えたモード制御機能部26等を備えている。
以上が、本実施形態に関係する無線基地局、移動局の構成の説明である。
次に、これらの装置の動作について図5を用いて説明する。
先に説明したように、移動局15の制御部17は、モード制御機能部26を備えており、これにより第1のモードを移動局15に設定した場合は、無線送受信部16のHS−SCCH受信処理部21、HS−DPCCH送信処理部23は図5のモード1のような動作をすることとなる。
即ち、モード1では、移動局15の制御部17は、CPICH受信部20制御して図のA1でCPICH(パイロット信号)の受信を行って、受信により得られたCPICHの受信品質を測定させる。
但し、CPICH受信はHS−SCCH、HS−DSCHの復調処理でも必要のため、HS−SCCH、HS−DSCH受信の場合は受信し続けるようにした。
制御部17は、その結果(例えば受信SIR)を取得し、記憶部19に記憶したCQIテーブルに基づいて、受信SIRに対応するCQI情報を読み出し、図のB1で送信する。
そして、移動局15は、B1の送信から所定時間(T1)内にHS−SCCHを図のC1で受信し、自局宛ての送信が予告された場合は、D1を受信する。
その後、制御部17は、無線基地局1から、HS−SCCHの送信は行われるが、これを受信しないように制御し、C2で次のHS−SCCHの受信を行うようにHS−SCCH受信処理部21を制御する。
但し、制御部17は、それよりも所定時間(T1)前に同様に、CQI情報をHS−DPCCH送信処理部23に送信させるように制御する。
即ち、制御部17は、A2でCPICHの受信品質をCPICH受信部20に測定させ、同様にCQIテーブルを用いてCQI情報を読み出し、HS−DPCCH送信処理部23に送信させるように制御する。
このように、HS−SCCHの受信を間欠的に行うが(C1〜C2までの間は、無線基地局15がHS−SCCHを送信しても受信しない)、その間欠的な受信に対して所定時間(T1)前にHS−DPCCHを介して送信形式に影響を与えるCQI情報を間欠的に送信(B1、B2で送信)するので、C1(D1)、C2(D2)で送信されるHS−SCCH(HS−PDSCH)に最新のCQI情報(無線環境情報)を反映させることができる。
但し、T1としては、移動局15が送信したCQI情報が無線基地局1で受信され、HS−SCCHの送信用のデータを生成する際に、CQI情報を反映可能な時間内に設定することが望ましい。無線基地局1の制御部3は、受信したCQIに基づいてHS−PDSSCHを介して送信するデータの送信形式を決定し、その送信形式に関する情報をHS−SCCHを介して送信するからである。もちろん、HS−SCCHを省略する場合は、HS−PDSCHの送信形式の決定に間に合うようにCQI情報を送信するようにT1を設定すればよい。
尚、無線基地局1の制御部3も、移動局15がモード1である場合は、C1、C2で受信されるHS−SCCHの送信周期より短い周期では、移動局15に対してHS−SCCHを送信しないようにHS−SCCH送信処理部7を制御することが望ましい。これは、移動局15が受信しないタイミングでHS−SCCHを送信しないようにするためである。
但し、C1〜C2間においては、他の移動局に対しては、短い周期でHS−SCCHを送信してもよい。
また、この例では、モード1において、移動局15は、HS−SCCHの受信周期(第1の周期)とHS−DPCCHを介したCQI情報の送信周期(第2の周期)を同じとしている。
図6は、送受信の周期について詳しく説明するための図である。
図のように、HS−SCCHの受信周期である第1の周期と、HS−DPCCH(CQI情報)の送信周期である第2の周期は同じ長さに設定されている。
このような周期の関係とすることで、CQI情報の送信の頻度をできるだけおさえつつ、HS−SCCHの送信の際には、毎回最新のCQI情報を利用できるのである。
もちろん、図のように、CQI情報の生成のために行うCPICHの受信周期(第3の受信周期)もこの第1の周期、第2の周期と同じ長さとすることもできる。CQI情報を送信しないにもかかわらず余計に測定を行わないようにするためである。
第1の周期に対して第2の周期を長くする事も可能である。
図7は、この場合の送受信の周期を詳しく説明するための図である。
この例では、移動局15は、HS−SCCHの受信周期(第1の周期)に対して、HS−DPCCHを介したCQI情報の送信周期(第2の周期)を長くしている。
一般に受信に対して送信に必要とされる電力は大きく、無線環境の変化があまりないこともある。従って、電力消費を抑えるために、第2の周期を相対的に長くすることは得策である。
また、図5、図6、図7では、CQI情報の生成のために行うCPICHの受信周期(第3の受信周期)とCQI情報の送信周期(第2の周期)を同じとしていたが、第2の周期に対して第3の周期を短くすることもできる。
図8は、この場合の送受信の周期を詳しく説明するための図である。
この例では、移動局15の制御部17は、HS−SCCHを第1の周期で間欠的に受信し、第1の周期と同じ周期である第2の周期でCQI情報を間欠的に送信するように無線送受信部16を制御する。しかし、その際、制御部17は、CPICHの受信周期(第3の周期)を第2の周期よりも短くなるように制御する。
即ち、CQI情報は、HS−SCCHの受信から所定時間(T1)前に第2の周期で送信するが、その周期の間に複数回CPICHの受信を行っている。
そして、好ましくは、制御部17は、複数回(図のX参照)受信したCPICHの測定結果(受信SIR等)を平均化して、平均化した結果に基づいて、記憶部19のCQIテーブルを参照して、CQI情報を特定してHS−DPCCHを介して送信するようにHSーDPCCH送信処理部23を制御する。
これにより、移動局15における受信環境の観測精度が高まり、適応変調制御をより、実際の無線環境に即したものとすることができることとなる。
さて、ここで図5に戻って、モード2について説明する。
先に説明したように、モード1では、CPICH、HS−SCCH等を間欠的に受信しているが、モード2では、これらよりも頻繁に(短い周期で)CPICH、HS−SCCH等の受信を行う。例えば、HS−SCCHの毎サブフレームを受信(非間欠的に受信)する。
移動局15に対して送信すべきデータが多く存在する場合等は、移動局15に対してHS−PDSCHがより頻繁に割当てられるため、移動局15は、間欠受信により受信回数を減らす必要性が小さい。そこで、この場合には、HS−SCCHの各送信タイミングにあわせて毎回(毎サブフレーム)HS−SCCHを受信し、CQI情報もそれにあわせて頻繁に送信するのである。ここで、CQI情報を間欠的に送信してもよいが、モード1よりも頻繁に送信しないようにすべきである。
尚、このモード1、モード2への設定変更は、移動局15のモード制御機能部26が行う。
このように、モード1、2の切り替え機能をもつことにより、移動局15は状況に応じて適切なモードを選択することができ、処理負荷をデータの受信状況にみあったものとすることができる。
例えば、HS−PDSCHを介して自局宛てにデータが送信されない期間が所定時間を超えた場合等は、モード1に切り替えた方が効率がよいと考えら得るため、制御部は、これを検出して、モード2からモード1への切り替えを行うのである。尚、HSDPAのサービスを受ける状態となった最初においては、データの受信状況が不明ため、モード2に設定することが望ましい。
さて、モード1は、モード2に対して、HS−SCCHの受信周期、CQIの送信周期が長いことを特徴としているが更に、CPICHの受信周期に特徴をもたせることもできる。
これについて、図9を用いて説明する。
図9は、送受信の周期を詳しく説明するための図である。
図のように、モード2においては、CPICHの受信周期はモード1に対して長いものの、受信を行う時間幅を長くするのである。
その際、トータルのCPICHの受信時間は、モード1に対して短くなる範囲でこの時間幅を長くすることが望ましい。
これにより、移動局15は、受信負荷をさげつつ、CQI情報を送信する間際においては、比較的長い時間をかけて測定したCPICHの受信品質を用いて、CQI情報を生成し、無線基地局1に送信できるからである。
次に、モード3について図10を用いて説明する。
図10は、本実施形態に関係するモードを説明するための図である。
先に説明したようにモード制御機能部26は、モード1、2間で切り替えを行うことができるが、更にモード3へ切り替えることができるようにするのである。
このモード3では、モード1において、CQI情報の送信をやめたもの(選択的に、更に、CQI情報の生成のためのCPICHの受信をやめてもよい)に相当する。
即ち、モード制御機能部26は、最初はモード2に設定し、無線送受信部16からHS−PDSCHを介した自局宛てのデータ伝送が行われない時間が所定時間(T2)を経過すると、モード1に設定変更する。そして、更に、設定変更してから、無線送受信部16からHS−PDSCHを介した自局宛てのデータ伝送が行われない時間が所定時間(T2)を経過するとモード3に設定変更するのである。但し、モード1への設定変更後、T2経過前に、HS−PDSCHを介した自局宛てのデータ伝送が行われた場合は、モード2に戻す設定を行うことが望ましい。
尚、モード3において、HS−PDSCHを介した自局宛てのデータ伝送が行われた場合は、モード1又はモード2のいずれかに戻るようにすることができる。
これにより、共有チャネルを介したデータの受信状況に応じて段階的に処理負荷を軽減することができることとなる。
尚、この例では、移動局15が自律的にモードの切り替え行うが、無線基地局1もそのモードの変化を把握することが望ましい。そこで、好ましくは、移動局15の制御部17は、無線送受信部16を制御して、自身のモードを通知(モード変更を通知)するための信号を送信し、無線基地局1のモード判定部11は、その信号から移動局15のモードを判定し、そのモードに対応するHS−SCCHの受信周期の範囲内(受信周期のN倍(Nは自然数))で、移動局15宛てにHSーSCCHの送信、HS−PDSCHの送信を行うのである。もちろん、CQI情報もそのモードに対応する周期で取得するように制御部3はHSDPCCH受信処理部を制御する。
逆に、無線基地局1主導で移動局15のモード切り替えを行うこともできる。無線基地局1は、HS−PDSCHを介して移動局15宛てに送信するデータ量を記憶部5の記憶情報をもとに求めたり、移動局15宛てのデータが第1インタフェース部4で、どの程度受信されたかを監視することができるため、この監視結果に応じてモード判定部11は移動局15のモードを判定し、判定したモードを通知処理部12により、移動局15に通知する(例えば、HS−SCCHを介して通知信号を無線送受信部2から送信する)ことができる。
尚、モード切り替えの条件としては、移動局15宛てに送信するデータを保有していない場合は、モード3と判定し、送信するデータはあるが、データ量が所定の範囲以内であったり、その移動局15の送信の優先度が所定の優先度より低い場合等には、モード1と判定し、他の場合は、モード2と判定することが考えら得る。
移動局15は、通知処理部12により通知されたモードをモード制御機能部26に与えて、モード制御機能部26は通知されたモードを移動局15に設定すればよい。
最後に、CQI情報の送信を間引く他の手法について図11を用いて説明する。
この手法は、モード1、2のいずれにおいても、CQIの送信を更に減らしたい場合に適用することができる。
即ち、この手法は、受信SIRがあまり変化せず、結果的にCQI情報があまり変化しない場合には、送信周期に該当していても送信しないように制御部17が制御するのである。
例えば、制御部17は、CQI情報が前回と同じ場合は、送信しないように制御したり、変化が所定の範囲内(例えば、CQIが1や2変化)であれば、略同じとみなして、送信をしないように制御するのである。
尚、略同じとみなす範囲では、QPSK、16QAM等の変調方式が変化しない範囲とすることが望ましい。送信可能なデータ量が大きく変わり、同じとみなすとデータ伝送効率に大きく影響するからである。
1 無線基地局
2 無線送受信部
3 制御部
4 第1インタフェース部
5 記憶部
6 CPICH送信部
7 HS−SCCH送信処理部
8 HS−PDSCH送信処理部
9 HS−DPCCH受信処理部
10 MAC−hs処理機能部
11 モード判定部
12 通知処理部
15 移動局
16 無線送受信部
17 制御部
18 入出力部
19 記憶部
20 CPICH受信部
21 HS−SCCH受信処理部
22 HS−PDSCH受信処理部
23 HS−DPCCH送信処理部
24 MAC−hs処理機能部
25 RLCレイヤ処理機能部
26 モード制御機能部

Claims (4)

  1. 送信局と受信局とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記受信局で、共有チャネルを介してデータの受信を行うと共に、前記共有チャネルの送信形式の変化を表す情報の受信を間欠的に行い、
    前記受信局から前記データの送信形式に影響を与える受信品質情報を間欠的に送信するタイミングを、前記間欠的な受信のタイミングより所定時間前となるよう設定し、
    前記間欠的な受信のタイミングより所定時間前となるよう設定したタイミングで、前記受信局から前記データの送信形式に影響を与える受信品質情報を間欠的に送信する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記送信局で、前記共有チャネルを介してデータの送信を行うと共に、該データの受信先となり得る受信局に対して、該受信局が、前記共有チャネルの送信形式の変化を表す情報の受信を間欠的に行うとともに、前記受信部が行う間欠的な受信のタイミングより所定時間前となるよう設定したタイミングで、前記データの送信形式に影響を与える情報を間欠的に送信するように指示する信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 前記間欠的な受信の第1周期と前記間欠的な送信の第2周期を同じとした、又は、該第1周期より該第2周期を長くした、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信方法。
  4. 前記所定時間は、前記受信局から送信された前記データの送信形式に影響を与える受信品質情報が前記送信局で受信される時間を反映して設定される、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線通信方法。
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