JP4998752B2 - W−cdma通信システム、cqi送信周期制御方法 - Google Patents

W−cdma通信システム、cqi送信周期制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動局から基地局に対して定期的に送信するCQI(Channel Quality Indicator)の送信周期を制御するW−CDMA(Wide band Code Division Multiple Access)通信システム、CQI送信周期制御方法に関する。
現在標準化が進められている3GPP(3rd Generation Partnership Project)準拠のW−CDMA通信システムでは、高速なダウンリンクを実現する技術としてHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が提案されている。
図1に示されるように、W−CDMA通信システムは、移動局と基地局とを有する。HSDPAでは、基地局は、パケットデータをHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)により移動局へ送信する。また、パケットデータをHS−PDSCHにより送信する前に、基地局は、そのパケットデータの復調および復号に用いる制御情報(パケット制御情報)を、HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)により移動局へ送信する。この制御情報(パケット制御情報)には、チャネライゼーションコードに関する情報(1つの移動局に割り当てるチャネライゼーションコードの数を表すマルチコード数や、チャネライゼーションコードのオフセット値を表す符合オフセット)が含まれる。
HSDPAの特徴的な機能として、移動局が、刻一刻と変化する伝播路状況をCQIという指標値で算出し、算出したCQIをHS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel)にマッピングして定期的に基地局に対して送信するという機能がある。
これにより、基地局は、最新の伝播路状況を把握することができるようになるため、最短でサブフレームという2ミリ秒の時間単位で、HS−PDSCHの送信レートの最適化を図ることができるというメリットが得られる。また、HS−PDSCHの送信レートの最適化により、HS−PDSCHのチャネルリソースを効率良く使用することができるというメリットも得られる。
CQIに関する技術は、種々の特許文献に記載されている。例えば、国際公開第2004/077871号パンフレット(以下、「特許文献1」と呼ぶ。)は、端末(移動局)から基地局へ送信される周期情報の衝突の減少を実現し、通信の干渉を出来る限り抑えられる基地局および端末(移動局)を開示している。特許文献1において、基地局は、端末(移動局)から基地局へ周期的に送信され現在の通信状態を表す品質情報(CQI)を受信する受信部と、品質情報の受信タイミングに対し可変な時間オフセットを算出して付加する周期処理部とを備える。また、端末(移動局)は、品質情報(CQI)を送信する送信部と、品質情報の送信タイミングに対して可変な時間オフセットを算出して付加する周期処理部とを備える。
特許文献1は、CQIの送信/受信タイミングをずらすことにより、移動局から基地局へ定期的に送信されるCQI(周期情報)の衝突の減少を実現する技術的思想を開示しているものである。したがって、特許文献1は、CQIそのものを送信停止したり送信開始したりする制御に関しては、何ら開示せず、示唆する記載はない。
また、特開2004−134898号公報(対応米国特許公開第2005/0174982号公報)(以下、「特許文献2」と呼ぶ。)は、上り回線において、各移動局のデータに応じた最適なスケジューリングを行える技術的思想を開示している。特許文献2において、移動局は、送信データを蓄積するバッファと、通信品質に応じたCQIを生成するCQI生成部と、バッファに蓄積された送信データの量および送信データに関係した値の1つに応じてCQIを送信する送信間隔を制御する送信制御部とを具備する。基地局は、受信データよりCQIを抽出するCQI抽出部と、CQIの受信スロット数を観測する観測部と、CQI抽出部にて抽出したCQI及び所定時間における受信スロット数に基づいてスケジューリングを行うスケジューラと、このスケジューラにおけるスケジューリングにて送信データを生成するデータ生成部とを具備する。
この特許文献2は、バッファに蓄積された送信データ量に応じて、CQIを送信する送信間隔を制御する技術的思想を開示している。しかしながら、特許文献2は、CQIの送信間隔を制御する際に、基地局が移動局に対して送信を行っているか否かについて何ら考慮していない。
特開2004−147050号公報(対応米国特許公開第2004/0127221号公報)(以下、「特許文献3」と呼ぶ。)は、パケット送信の遅延を効果的に低減可能な移動通信システムを開示している。特許文献3において、移動通信システムは、基地局と移動局とを備える。無線回線が基地局と移動局との間に設定されている。パケットが基地局から移動局へ無線回線を使用して送信される。基地局は、無線回線を移動局に設定する基地局送受信部と、移動局におけるパケット受信可能状態の更新を示す送受信状態更新情報を生成して、この送受信状態更新情報を基地局へ通知する基地局状態更新部と、サスペンド状態において無線回線における個別物理チャネル設定情報を継続保持する基地局記憶部とを有する。移動局は、無線回線を基地局に設定する移動局送受信部と、送受信状態更新情報に基づいて、パケットの受信が可能なアクティブ状態とパケットの受信が不可能なサスペンド状態の1つに設定する移動局状態更新部と、サスペンド状態において無線回線おける個別物理チャネル設定情報を継続保持する基地局記憶部とを有する。
特許文献3は、基地局から移動局へHS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)を用いて送受信状態更新情報を通知する技術的思想を開示しているに過ぎない。特許文献3は、CQIの送信周期を制御する技術については何ら開示せず、示唆する記載もない。
CQIの送信周期については、3GPPのTS25.331に規定されている。TS25.331によれば、基地局は、HSDPAの通信を開始する前に、移動局に対して、CQIの送信周期として、0,2,4,8,10,20,40,80,160(単位はミリ秒)のいずれかを指定することになっている。
一般的には、基地局は、現時点での伝播路状況が安定していると判断した場合には送信周期を長くし、不安定と判断した場合には送信周期を短くする。また、この送信周期は、一旦移動局に設定されると再設定されるまで使用され、再設定をする場合は上位レイヤを使った設定処理を移動局に対して行う必要がある。
ところで、図1に示すように、基地局には、HS−PDSCHによるパケットデータの送信を行わない期間がある。図1において、網掛けで示したサブフレームが、基地局がHS−SCCHおよびHS−PDSCHによる送信を移動局向けに行っていないことを示している。
しかし、上述のようにCQIの送信周期は定期的であるため(図1では、2ミリ秒)、基地局がHS−PDSCHの送信を行っていない期間でも、移動局がCQIをマッピングしたHS−DPCCHの送信を続けてしまう可能性がある。
CQIの送信は、HS−PDSCHによるパケットデータの受信時以外は不必要であるため、HS−PDSCHによるパケットデータの受信時以外のHS−DPCCHにマッピングしたCQIの送信は冗長な処理となる。この冗長な処理は、基地局からHS−PDSCHによるパケットデータの送信が行われていない期間が長ければ長いほど顕著になる。
一方、特開2003−199173号公報(対応米国特許第6,993,294)(以下、「特許文献4」と呼ぶ。)は、移動局の消費電力の削減、上り回線の干渉波電力の削減、上り回線の容量の増大を図る移動通信システムを開示している。特許文献4において、基地局は移動局と上り制御チャネルを設定してパイロット信号を送信する。移動局はこのパイロット信号の受信品質を測定して上り品質制御チャネル(HS−DPCCH:High Speed−Dedicated Physical Control Channel)を用いて品質情報(CQI)を基地局へ送信する。基地局はこの品質情報(CQI)を用いて移動局に対するデータの送信制御を行う。移動局は、品質情報の送信開始及び停止制御をなすように設定され、必要な場合にだけ、品質情報が伝送される。
特許文献4は、必要な場合にだけ、品質情報(CQI)を移動局から基地局へ送信制御する技術的思想を開示している。これを実現するため、移動局において、上り品質制御チャネル(HS−DPCCH)設定中に、品質情報(CQI)の送信開示及び停止制御をなすようにしている。詳述すると、特許文献4では、品質情報(CQI)の送信を停止するために、基地局が個別チャネルDL DPCH(Dedicated Physical Channel)を用いて移動局にデータ送信の終了通知を行ったり、移動局が最後のパケットデータを受信したか否かを判定したり、基地局が送信するRequest Indictorのオフを所定回数受信したかを判定している。とにかく、特許文献4では、個別チャネルを使用したり、移動局で複雑な判定を行うことが必要となる。
そこで、本発明の例示的な目的は、移動局において、HS−PDSCHによるパケットデータの受信時以外に、HS−SCCHを用いてCQIの送信を止めることができるW−CDMA通信システム、CQI送信周期制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の例示的な態様によるW−CDMA通信システムは、
基地局と、前記基地局により設定される送信周期で、前記基地局に対してCQIを送信する移動局とを有してなるW−CDMA通信システムにおいて、
前記基地局および前記移動局は、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられたCQIの送信周期を予め登録するCQI送信周期登録手段を有し、
前記基地局は、CQIの送信周期を設定する場合、設定する送信周期に対応付けられた空き領域の識別情報を、HS−SCCHにより前記移動局に対して送信する識別情報送信手段を有し、
前記移動局は、HS−SCCHにより空き領域の識別情報を受信する識別情報受信手段と、該空き領域に対応付けられた送信周期で、前記基地局に対してCQIを送信するCQI送信手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の例示的な態様によるCQI送信周期制御方法は、
基地局と、前記基地局により設定される送信周期で、前記基地局に対してCQIを送信する移動局とによるCQI送信周期制御方法であって、
前記基地局および前記移動局が、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられたCQIの送信周期を予め登録する登録ステップと、
前記基地局が、CQIの送信周期を設定する場合、設定する送信周期に対応付けられた空き領域の識別情報を、HS−SCCHにより前記移動局に対して送信するCQI送信周期設定ステップと、
前記移動局が、HS−SCCHにより空き領域の識別情報を受信すると、該空き領域に対応付けられた送信周期で、前記基地局に対してCQIを送信するCQI送信ステップと、
を有することを特徴とする。
図1は関連技術のW−CDMA通信システムにおける各チャネルの送信状況を示す図である。
図2は本発明の一実施例のW−CDMA通信システムの構成を示す図である。
図3はHS−SCCHのチャネライゼーションコードセットに空き領域が存在することを説明する図である。
図4はHS−SCCHのチャネライゼーションコードセットの空き領域にラベルを割り当てることを説明する図である。
図5は図2に図示したW−CDMA通信システムに使用される基地局と移動局の構成を示すブロック図である。
図6は図2に示したW−CDMA通信システムにおける各チャネルの送信状況を示す図である。
図7は図2に示した移動局の一構成例を示すブロック図である。
図8は図7に図示した移動局に使用されるHS−SCCHデコード処理部の一構成例を示すブロック図である。
図9は図7に図示した移動局に使用されるダウンロード速度決定処理部の一構成例を示すブロック図である。
図10は図7に図示した移動局に使用されるHSDPA受信制御部の一構成例を示すブロック図である。
図11は図7に図示した移動局に使用されるCQI送信処理部の一構成例を示すブロック図である。
図12は図7に図示した移動局に使用されるHS−DPCCH生成処理部の一構成例を示すブロック図である。
図13は図7に示した移動局の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための実施例について図面を参照して説明する。
図2に示すように、本発明の典型的な実施例によるW−CDMA通信システムは、移動局10と、基地局20とを有する。なお、図2では、移動局10および基地局20は、説明の便宜のためにそれぞれ1つだけ図示されているが、実際には複数設けられている。
移動局10と基地局20との間には無線回線が設定される。無線回線において、移動局10から基地局20への回線は上り回線(アップリンク)と呼ばれ、基地局20から移動局10への回線は下り回線(ダウンリンク)と呼ばれる。HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)では、上り回線(アップリンク)として、HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel)を有し、下り回線(ダウンリンク)として、HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)とHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)とを有する。
HS−PDSCHは、パケットデータを基地局20から移動局10へ送信するためのものである。複数の基地局で時間的にシェア(時分割)することで、1本のHS−PDSCHを共用して使うことができる。HS−SCCHは、パケット制御情報(パケットデータの復調および復号に用いる制御情報)を基地局20から移動局10へ送信するためのものである。HS−DPCCHは、CPICH(Common Pilot Channel)の品質測定結果から決定したCQI(Channel Quality Indicator)、受信したパケットの通達確認情報であるACK(Acknowledgment)/NACK(Negative Acknowledgement)を移動局10から基地局20へ送信する個別チャネルである。
移動局10は、伝播路状況の指標となるCQIを、基地局20により設定される送信周期で、HS−DPCCHにマッピングして基地局20に対して送信する。
基地局20は、移動局10から受信したCQIに基づきHS−PDSCHの送信レートを最適化した上で、HS−PDSCHによりパケットデータを移動局10へ送信する。
また、基地局20は、HS−PDSCHによりパケットデータを送信する前に、そのパケットデータの復調および復号に用いる制御情報(パケット制御情報)をHS−SCCHにより移動局20へ送信する。この制御情報には、上述のように、チャネライゼーションコードに関する情報が含まれる。
なお、HS−SCCHのサブフレームは、HS−PDSCHのサブフレームとペアになってその直前に設けられ、ペアとなるHS−PDSCHのサブフレームで送信されるパケットデータの復調および復号に用いる制御情報(パケット制御情報)を送信することになる。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、図3に示すように、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセット(Channelisation Code set)が定義されている。
基地局20は、チャネライゼーションコードに関する情報として、そのチャネライゼーションコードが定義されている領域の識別情報(符号グループの3ビットと符号オフセットの4ビットとの計7ビットの情報)を、HS−SCCHにより移動局10に対して送信する。これにより、基地局20から移動局10に対して、チャネライゼーションコードのマルチコード数と、拡散因子(SF:Spreading Factor)が16である場合のチャネライゼーションコードの符合オフセットとが通知される。
例えば、図3において、チャネライゼーションコードのマルチコード数が“5”で、符合オフセットが“5”であるとする。この場合、基地局20は、そのチャネライゼーションコードが定義された領域の識別情報として、符号グループ“100”、符号オフセット“0100”の計7ビットの情報を、HS−SCCHにより移動局10に対して送信する。
移動局10は、基地局20から受信した識別情報に基づき、チャネライゼーションコードのマルチコード数が“5”で、符合オフセットが“5”であると判断する。そして、移動局10は、そのチャネライゼーションコードを用いて、その後にHS−PDSCHにより送信されてくるパケットデータの復号および復調を行う。
ところで、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットには、図3に示すように、チャネライゼーションコードが定義されていない空き領域が存在する。
そこで、本実施例では、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットの空き領域に着目し、この空き領域を利用して、基地局20が移動局10に対してCQIの送信周期の設定を行うこととする。
具体的には、図4に示すように、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットの空き領域の各々に予めラベル1〜8を割り当て、ラベル1〜8ごとにCQIの送信周期を対応付けておく。ラベルとCQI送信周期との対応付けは、基地局20および移動局10の双方に予め登録しておく。基地局20は、CQIの送信周期を設定する場合、設定する送信周期に対応付けられたラベルを割り当てた空き領域の識別情報を、HS−SCCHにより移動局10に対して送信する。
例えば、図4において、符号グループ“111”、符号オフセット“0000”の空き領域にはラベル“1”を割り当て、CQIの送信周期“0ミリ秒”を対応付けておく。また、符号グループ“111”、符号オフセット“0001”の空き領域にはラベル“2”を割り当て、CQIの送信周期“2ミリ秒”を対応付けておく。
図5に、図2に示したW−CDMA通信システムに使用される、基地局20と移動局10の構成を示す。
基地局20は、基地局CQI送信周期登録部202と識別情報送信部204とを備える。基地局CQI送信周期登録部202は、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられたCQIの送信周期(ラベルとCQI送信周期との対応付け表)を予め登録する。識別情報送信部204は、CQIの送信周期を設定する場合、基地局CQI送信周期登録部202を参照して、設定する送信周期に対応付けられた空き領域の識別情報を、HS−SCCHにより移動局10に対して送信する。
移動局10は、移動局CQI送信周期登録部102と識別情報受信部104とCQI送信部106とを備える。移動局CQI送信周期登録部102は、HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられたCQIの送信周期(ラベルとCQI送信周期との対応付け表)を予め登録する。識別情報受信部104は、HS−SCCHにより基地局20からの空き領域の識別情報を受信する。CQI送信部106は、移動局CQI送信周期登録部102を参照して、この空き領域に対応付けられた送信周期で、基地局20に対してCQIを送信する。
この場合、図6に示すように、基地局20の識別情報送信部204は、HS−SCCHおよびHS−PDSCHによる送信を停止する直前の斜線で示したHS−SCCHのサブフレームでは、CQIの送信周期を0ミリ秒に設定するために、ラベル“1”の空き領域を表す符号グループ“111”、符号オフセット“0000”の識別情報を送信する。移動局10の識別情報受信部104は、この識別情報を受信する。移動局10のCQI送信部106は、この識別情報から移動局CQI送信周期登録部102を参照して、この空き領域に対応付けられた送信周期で、基地局20に対してCQIを送信する。この場合、CQIの送信周期が0ミリ秒であるので、CQI送信部106はCQIを送信しない。
また、基地局20の識別情報送信部204は、HS−SCCHおよびHS−PDSCHによる送信が再開される直前の斜線で示したHS−SCCHのサブフレームでは、CQIの送信周期を2ミリ秒に設定するために、ラベル“2”の空き領域を表す符号グループ“111”、符号オフセット“0001”の識別情報を送信する。移動局10の識別情報受信部104は、この識別情報を受信する。移動局10のCQI送信部106は、この識別情報から移動局CQI送信周期登録部102を参照して、この空き領域に対応付けられた送信周期で、基地局20に対してCQIを送信する。この場合、CQIの送信周期が2ミリ秒であるので、CQI送信部106は送信周期2ミリ秒でCQIを送信する。
これにより、図6の網掛けで示したHS−DPCCHのサブフレームでは、CQIがHS−DPCCHにマッピングされないため、HS−DPCCHによる送信が停止されることになる。
上述したように本実施例では、移動局10は、CQIの送信が必ずしも必要ではない、HS−PDSCHによるパケットデータの受信時以外の期間において、HS−DPCCHでの送信を停止するため、CQIを送信し続けてしまうという冗長処理を減らすことができる。
それにより、移動局10によるHS−DPCCHの送信電力を削減することができるとともに、HS−DPCCHによる送信を止めることで他の伝播路への干渉を削減することができる。
また、基地局20から移動局10に対して、HS−SCCHによりCQIの送信周期を設定するため、HS−SCCHのチャネルリソースを有効利用することができる。
この構成によれば、基地局から移動局に対し、HS−SCCHによりCQIの送信周期を設定することが可能である。
よって、移動局に対し、CQIの送信が必ずしも必要ではない、HS−PDSCHによるパケットデータの受信時以外の期間において、HS−DPCCHでの送信を停止させることが可能となるため、移動局がCQIを送信し続けてしまうという冗長処理を減らすことが可能となる。
それにより、移動局によるHS−DPCCHの送信電力を削減することが可能となるとともに、HS−DPCCHによる送信を止めることで他の伝播路への干渉を削減することが可能となる。
また、HS−SCCHによりCQIの送信周期を設定するため、HS−SCCHのチャネルリソースを有効利用することが可能となる。
さらに、本発明の実施例では、移動局10は、移動局10の状態に応じて、基地局20により設定されたCQIの送信周期を調整することも可能である。
以下、移動局10の構成および動作について詳細に説明する。
図7に示すように、移動局10は、HSDPA受信制御部11と、HS−SCCHデコード処理部12と、ダウンロード速度決定処理部13と、CQI送信判定処理部14と、HS−DPCCH生成処理部15とを有する。
なお、図7では、HS−SCCHによりCQIの送信周期の通知を受けてから、CQIを送信するまでの処理を行う構成要素のみが示されており、HS−PDSCHにより受信するパケットデータの処理を行う構成要素は省略されている。
また、CQI送信判定処理部14およびHS−DPCCH生成処理部15により、CQI送信部16が構成される。このCQI送信部16は、図5のCQI送信部106に相当する。
図8を参照すると、HS−SCCHデコード処理部12は、デコード部112とデコード結果出力部124とから構成される。デコード部122は、HS−SCCHにより受信した制御情報をデコードする。デコード結果出力部124は、そのデコード結果aをHSDPA受信制御部11に対して出力する。このHS−SCCHデコード処理部12は、図5の識別情報受信部104に相当する。
図9を参照すると、ダウンロード速度決定処理部13は、推奨ダウンロード速度レベル決定部132と速度レベル情報出力部134とから構成される。推奨ダウンロード速度レベル決定部132は、入力されるユーザの移動局利用状況情報を基に、基地局20からHS−PDSCHによりパケットデータをダウンロードする際の推奨ダウンロード速度レベルを決定する。速度レベル情報出力部134は、決定した推奨ダウンロード速度レベルの情報bをHSDPA受信制御部11に対して出力する。
HSDPA受信制御部11は、外部からの制御信号に基づいて、HS−SCCHデコード処理部12、ダウンロード速度決定処理部13、CQI送信判定処理部14、およびHS−DPCCH生成処理部15を制御する。なお、HSDPA受信制御部11は、各処理部の動作に必要となるパラメータを提供することができ、また、各処理部の起動、停止、および初期化を制御できるものとする。
図10を参照すると、HSDPA受信制御部11は、CQI送信周期判断部112とCQI送信周期調整部114とCQI送信周期出力部116とから構成される。CQI送信周期判断部112は、HS−SCCHデコード処理部12からの制御情報のデコード結果aを基に、基地局20により設定されたCQIの送信周期を判断する。CQI送信周期調整部114は、ダウンロード速度決定処理部13からの推奨ダウンロード速度レベルの情報bを基に、基地局20により設定されたCQIの送信周期を調整する。CQI送信周期出力部116は、調整したCQIの送信周期の情報cをCQI送信判定処理部14に対して出力する。
図11を参照すると、CQI送信判定処理部14は、CQI有効/無効判定部142とCQI有効性情報出力部144とから構成される。CQI有効/無効判定部142は、HSDPA受信制御部11からのCQIの送信周期の情報cを基に、HS−DPCCHにマッピングするCQIを有効にするかしないかをサブフレームごとに判定する。CQI有効性情報出力部144は、判定したCQI有効性の情報dをHS−DPCCH生成処理部15に対して出力する。
図12を参照すると、HS−DPCCH生成処理部15は、有効/無効判定部152とマッピング部154とから構成される。有効/無効判定部152は、CQI送信判定処理部14からのCQI有効性の情報dが有効を示すか否かをサブフレームごとに判定する。マッピング部154は、CQI有効性の情報dが有効を示す場合に、HS−DPCCHにCQIをマッピングする。
以下、図13を参照して、図7に示した移動局10の動作について説明する。
(a)初期化処理
HSDPA受信制御部11は、HSDPAの通信を開始するに際して、まず、HS−SCCHデコード処理部12、ダウンロード速度決定処理部13、CQI送信判定処理部14、およびHS−DPCCH生成処理部15を初期化する(ステップS1)。
(b)パラメータ供給・起動処理
次に、HSDPA受信制御部11は、HS−SCCHデコード処理部12、ダウンロード速度決定処理部13、CQI送信判定処理部14、およびHS−DPCCH生成処理部15に対し、動作に必要となるパラメータを供給し、各処理部をそれぞれ適切なタイミングで起動させる(ステップS2)。
(c)デコード処理
HS−SCCHデコード処理部12において、デコード部122は、HS−SCCHにより受信した制御情報をデコードし、デコード結果出力部124は、そのデコード結果aをHSDPA受信制御部11に対して出力する。この処理は、サブフレーム単位で周期的に繰り返される。
(d)ダウンロード速度決定処理
ダウンロード速度決定処理部13において、推奨ダウンロード速度レベル決定部132は、ユーザの移動局使用状況情報を基に、基地局20からHS−PDSCHによりパケットデータをダウンロードする際の推奨ダウンロード速度レベルを決定し、速度レベル情報出力部134は、決定した推奨ダウンロード速度レベルの情報bをHSDPA受信制御部11に対して出力する。この処理は、サブフレーム単位で周期的に繰り返される。
本実施例では、表1に示すように、ユーザの移動局使用状況情報を設定できるものとし、推奨ダウンロード速度レベルを移動局使用状況情報に応じて設定できるものとする。
なお、表1では、移動局10が折りたたみ形状であることを想定している。また、例えば、移動局10の使用状況によっては異なる推奨ダウンロード速度レベルが設定されている場合があるが(例えば、移動局10が閉じた状態でUSBと接続される場合)、このような場合にどちらを採用するかは初期設定次第で変化させられるものとする。
Figure 0004998752
(e)CQI送信周期確認処理
HSDPA受信制御部11において、CQI送信周期判断部112は、HS−SCCHデコード処理部12から制御情報のデコード結果aが入力されると、その制御情報を基に、チャネライゼーションコードが空き領域のものであるか否かを判定する。
ここで、HSDPA受信制御部11のCQI送信周期判断部112は、チャネライゼーションコードが空き領域のものでない場合、制御情報のデコード結果をHS−PDSCHデコード処理部(図示せず)に対して出力する。
一方、HSDPA受信制御部11のCQI送信周期判断部112は、チャネライゼーションコードが空き領域のものである場合、その空き領域が予め割り当てたラベル1〜8のいずれに該当するかを判定し、判定したラベルに対応付けられたCQIの送信周期を確認する(ステップS5)。本実施例では、ラベル1〜8のそれぞれに、表2に示すようなCQIの送信周期が対応付けられるものとする。
Figure 0004998752
なお、上記表2は、図5に示した移動局CQI送信周期登録部102に予め登録されており、CQI送信周期判断部112は、この移動局CQI送信周期登録部102を含む。
(f)CQI送信周期調整処理
HSDPA受信制御部11において、基地局20により設定されたCQIの送信周期を確認した後、CQI送信周期調整部114は、ダウンロード速度決定処理部13からの推奨ダウンロード速度レベルの情報bを基に、基地局20により設定されたCQIの送信周期を調整し、CQI送信周期出力部116は、調整したCQIの送信周期の情報cをCQI送信判定処理部14に対して出力する(ステップS6)。
ここでは、HSDPA受信制御部11のCQI送信周期調整部114は、推奨ダウンロード速度レベルが高速を示していれば、CQIの送信周期を短くし、推奨ダウンロード速度レベルが中速を示していれば、CQIの送信周期をそのままとし、推奨ダウンロード速度レベルが低速を示していれば、CQIの送信周期を長くするものとする。CQIの送信周期をどれだけ長くするかもしくは短くするかは初期設定次第で変化させられるものとする。
(g)CQI有効/無効判定処理
CQI送信判定処理部14において、CQI有効/無効判定部142は、起動直後は、HSDPA受信制御部11より初期値として設定されたCQIの送信周期の情報cを基に、HS−DPCCHにマッピングするCQIを有効にするかしないかをサブフレームごとに判定し、CQI有効性情報出力部144は、判定したCQI有効性の情報dをHS−DPCCH生成処理部15に対して出力する(ステップS7)。この処理は、サブフレーム単位で周期的に繰り返される。
また、CQI送信判定処理部14において、CQI有効/無効判定部142は、HSDPA受信制御部11から新たなCQIの送信周期の情報cが入力されると、新たなCQIの送信周期の情報cを基に、HS−DPCCHにマッピングするCQIを有効にするかしないかをサブフレームごとに判定し、CQI有効性情報出力部144は、判定したCQI有効性の情報dをHS−DPCCH生成処理部15に対して出力する(ステップS7)。この処理は、サブフレーム単位で周期的に繰り返される。
(h)マッピング処理
HS−DPCCH生成処理部15において、有効/無効判定部152は、CQI送信判定処理部14からのCQI有効性の情報dが有効を示すか否かをサブフレームごとに判定し、マッピング部154は、CQI有効性の情報dが有効を示す場合に、HS−DPCCHにCQIをマッピングする(ステップS8)。この処理は、サブフレーム単位で周期的に繰り返される。
上述したように本実施例では、移動局10は、ユーザの移動局使用状況に応じて推奨ダウンロード速度を決定し、その推奨ダウンロード速度に応じて、基地局20に設定されたCQIの送信周期を調整している。
このように、移動局10が、HS−PDSCH受信中のCQIの送信周期を、推奨ダウンロード速度に応じて柔軟に変化させることができるため、HSDPAパケットの即時必要性から移動局10主導でダウンロード速度を変化させることができる。
上述したように本発明によれば、次に述べるような一例としての効果がある。移動局がHS−PDSCHによるパケットデータの受信時以外は不必要となるCQIの送信を止めることができるため、移動局によるHS−DPCCHの送信電力を削減することができるとともに、HS−DPCCHの送信を止めることで他の伝播路への干渉を削減することができるという効果が得られる。
以上、本発明について実施例によって説明してきたが、本発明は上述した実施例に限定しないのは勿論である。例えば、本実施例では、基地局20から、CQIの報告周期が0ミリ秒と通知された場合、CQIの報告を完全に止めていたが、本発明は、CQIだけでなく、ACK(Acknowledgment)およびNACK(Negative Acknowledgment)の報告も完全に止めることとしても良い。また、本実施例では、ユーザの移動局使用状況を判断する材料として、移動局10の接続状況や開閉状況を用いたが、本発明は、ユーザの契約している料金体系や、移動局10に充電器が接続されていない場合の電池残量等をさらに用いても良い。
この出願は、2006年8月31日に出願された、日本特許出願第2006−235687号からの優先権を基礎とし、その利益を主張するものであり、その開示はここに全て参考文献として組み込まれる。

Claims (14)

  1. 基地局(20)と、前記基地局により設定される送信周期で、前記基地局に対してCQI(Channel Quality Indicator)を送信する移動局(10)とを有してなるW−CDMA(Wide band Code Division Multiple Access)通信システムにおいて、
    前記基地局(20)は、
    HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)のチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられた前記CQIの送信周期を予め登録する基地局CQI送信周期登録手段(202)と、
    前記CQIの送信周期を設定する場合、前記基地局CQI送信周期登録手段を参照して、設定する送信周期に対応付けられた空き領域の識別情報を、前記HS−SCCHにより前記移動局(10)に対して送信する識別情報送信手段(204)とを有し、
    前記移動局(10)は、
    前記HS−SCCHのチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられた前記CQIの送信周期を予め登録する移動局CQI送信周期登録手段(102)と、
    前記HS−SCCHにより前記基地局(20)から空き領域の識別情報を受信する識別情報受信手段(104;12)と、
    前記移動局CQI送信周期登録手段を参照して、該空き領域に対応付けられた送信周期で、前記基地局(20)に対して前記CQIを送信するCQI送信手段(106;16)とを有する、
    W−CDMA通信システム。
  2. 前記基地局(20)の前記識別情報送信手段(204)は、HS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)によるパケットデータの送信を停止する場合、その直前に、CQIの送信周期“0”に対応付けられた空き領域の識別情報を、前記HS−SCCHにより前記移動局(10)に対して送信する、請求項1に記載のW−CDMA通信システム。
  3. 前記移動局(10)は、
    前記移動局の使用状況を基に、前記基地局(20)からHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)によりパケットデータをダウンロードする際のダウンロード速度を決定するダウンロード速度決定処理手段(13)と、
    前記基地局(20)から前記HS−SCCHにより受信した空き領域の識別情報を基に、該空き領域に対応付けられたCQIの送信周期を前記基地局により設定されたCQIの送信周期と判断するとともに、前記ダウンロード速度決定処理手段にて決定されたダウンロード速度を基に、前記基地局により設定されたCQIの送信周期を調整する受信制御手段(11)とを備え、
    前記CQI送信手段(16)は、前記受信制御手段により調整されたCQIの送信周期で、HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel)に前記CQIをマッピングして前記基地局(20)に対して送信する、請求項1または2に記載のW−CDMA通信システム。
  4. W−CDMA(Wide band Code Division Multiple Access)通信システムに使用される基地局(20)であって、当該基地局により設定される送信周期で、移動局(10)からCQI(Channel Quality Indicator)を受信する前記基地局(20)において、
    HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)のチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられた前記CQIの送信周期を予め登録するCQI送信周期登録手段(202)と、
    前記CQIの送信周期を設定する場合、前記CQI送信周期登録手段を参照して、設定する送信周期に対応付けられた空き領域の識別情報を、前記HS−SCCHにより前記移動局(10)に対して送信する識別情報送信手段(204)と、を有する基地局。
  5. 前記識別情報送信手段(204)は、HS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)によるパケットデータの送信を停止する場合、その直前に、CQIの送信周期“0”に対応付けられた空き領域の識別情報を、前記HS−SCCHにより前記移動局(10)に対して送信する、請求項4に記載の基地局。
  6. 基地局(20)を含むW−CDMA(Wide band Code Division Multiple Access)通信システムに使用される移動局(10)であって、前記基地局により設定される送信周期で、前記基地局に対してCQI(Channel Quality Indicator)を送信する前記移動局(10)において、
    HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)のチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられた前記CQIの送信周期を予め登録するCQI送信周期登録手段(102)と、
    前記HS−SCCHにより前記基地局(20)から空き領域の識別情報を受信する識別情報受信手段(104;12)と、
    前記CQI送信周期登録手段を参照して、該空き領域に対応付けられた送信周期で、前記基地局(20)に対して前記CQIを送信するCQI送信手段(106;16)と、
    を有する移動局。
  7. 前記移動局の使用状況を基に、前記基地局からHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)によりパケットデータをダウンロードする際のダウンロード速度を決定するダウンロード速度決定処理手段(13)と、
    前記基地局から前記HS−SCCHにより受信した空き領域の識別情報を基に、該空き領域に対応付けられたCQIの送信周期を前記基地局により設定されたCQIの送信周期と判断するとともに、前記ダウンロード速度決定処理手段にて決定されたダウンロード速度を基に、前記基地局により設定されたCQIの送信周期を調整する受信制御手段(11)とを更に備え、
    前記CQI送信手段(16)は、前記受信制御手段により調整されたCQIの送信周期で、HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel)に前記CQIをマッピングして前記基地局(20)に対して送信する、請求項6に記載の移動局。
  8. 前記ダウンロード速度決定処理手段(13)は、
    前記移動局の使用状況を基に、前記基地局(20)から前記HS−PDSCHにより前記パケットデータをダウンロードする際の推奨ダウンロード速度レベルを決定する推奨ダウンロード速度レベル決定手段(132)と、
    前記決定した推奨ダウンロード速度レベルの情報(b)を前記受信制御手段(11)に対して出力する速度レベル情報出力手段(134)と、
    を有する、請求項7に記載の移動局。
  9. 前記識別情報受信手段は、前記HS−SCCHにより受信した制御情報をデコードし、そのデコード結果(a)を前記受信制御部(11)に対して出力するHS−SCCHデコード処理手段(12)から構成される、請求項8に記載の移動局。
  10. 前記受信制御手段(11)は、
    前記HS−SCCHデコード処理手段(12)からの制御情報のデコード結果(a)を基に、前記基地局(20)により設定されたCQIの送信周期を判断するCQI送信周期判断手段(112)と、
    前記ダウンロード速度決定処理手段(13)からの推奨ダウンロード速度レベルの情報(b)を基に、前記基地局(20)により設定されたCQIの送信周期を調整するCQI送信周期調整手段(114)と、
    該調整したCQIの送信周期の情報(c)を前記CQI送信手段(16)に対して出力するCQI送信周期出力手段(116)と、
    を有する請求項9に記載の移動局。
  11. 前記CQI送信手段(16)は、
    前記受信制御手段(11)からの前記CQIの送信周期の情報(c)を基に、前記HS−PDCCHにマッピングする前記CQIを有効にするかしないかをサブフレームごとに判定し、判定したCQI有効性の情報(d)を出力するCQI送信判定処理手段(14)と、
    前記CQI有効性の情報(d)が有効を示すか否かをサブフレームごとに判定し、有効を示す場合に前記HS−DPCCHに前記CQIをマッピングするHS−DPCCH生成処理手段(15)と、
    から構成される請求項10に記載の移動局。
  12. 基地局(20)と、前記基地局により設定される送信周期で、前記基地局に対してCQI(Channel Quality Indicator)を送信する移動局(10)とを有してなるW−CDMA(Wide band Code Division Multiple Access)通信システムにおける、CQI送信周期制御方法であって、
    前記基地局(20)および前記移動局(10)が、HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)のチャネライゼーションコードセットにおいてチャネライゼーションコードが定義されていない空き領域ごとにそれぞれ対応付けられたCQIの送信周期を予め登録する登録ステップ(202,102)と、
    前記基地局(20)が、CQIの送信周期を設定する場合、設定する送信周期に対応付けられた空き領域の識別情報を、前記HS−SCCHにより前記移動局(10)に対して送信するCQI送信周期設定ステップ(204)と、
    前記移動局(10)が、前記HS−SCCHにより空き領域の識別情報を前記基地局(20)から受信する(104)と、該空き領域に対応付けられた送信周期で、前記基地局に対して前記CQIを送信するCQI送信ステップ(106)とを有する、CQI送信周期制御方法。
  13. 前記CQI送信周期設定ステップ(204)では、HS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)によるパケットデータの送信を停止する場合、その直前に、CQIの送信周期“0”に対応付けられた空き領域の識別情報を、前記HS−SCCHにより前記移動局(10)に対して送信する、請求項12に記載のCQI送信周期制御方法。
  14. 前記移動局(10)が、
    前記移動局の使用状況を基に、前記基地局からHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)によりパケットデータをダウンロードする際のダウンロード速度を決定するステップ(13)と、
    前記基地局から前記HS−SCCHにより受信した空き領域の識別情報を基に、該空き領域に対応付けられたCQIの送信周期を前記基地局により設定されたCQIの送信周期と判断するとともに、前記決定されたダウンロード速度を基に、前記基地局により設定されたCQIの送信周期を調整するステップ(11)と、
    前記調整されたCQIの送信周期で、HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel)に前記CQIをマッピングして前記基地局に対して送信するステップ(16)と、
    をさらに有する、請求項12または13に記載のCQI送信周期制御方法。
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