JP2006060809A - Hsdpa移動通信ネットワーク対応の移動無線端末及び基地局装置 - Google Patents

Hsdpa移動通信ネットワーク対応の移動無線端末及び基地局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】HSDPA(高速データパケット接続)対応で動作し、かつ、コンプレストモードで動作する際の移動無線端末におけるバッテリ資源の無駄をなくすと共に、基地局側のHSDPA無線通信資源の有効利用を図る。【解決手段】提供される発明は、HSDPA(高速データパケット接続)通信中で、かつ、コンプレストモード時の移動無線端末を操作する方法であって、基地局からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップ202を識別し、前記送信ギャップ202と重なり合う単数又は複数のデータサブフレーム208,210を検出し、検出された前記サブフレーム208,210と前記送信ギャップ202とを包含する受信中断期間222を決定し、前記受信中断期間222中は、前記移動無線端末によるHSDPAパケットの受信を中断する構成となっている。【選択図】図5

Description

この発明は、HSDPA移動通信ネットワーク対応の移動無線端末及び基地局に係り、詳しくは、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System; 第3世代移動体通信システムの欧州標準)に準拠する移動通信ネットワークで使用できる移動無線端末以下、移動局ともいう、3GPPでは、UE; User Equipment)及び基地局装置(以下、基地局ともいう、3GPPでは、Node B)に関する。
UMTSネットワーク等の第3世代無線通信システムでは、高速な下り回線を実現するパケット伝送方式として、下りのピーク伝送速度の高速化、伝送遅延の軽減化、高スループット化等を目的としたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)の採用が有力視されている。
例えば、3GPP準拠のWCDMA(広帯域符号分割多元接続; Wideband Code Division Multiple Access)通信システムでは、高速なパケット伝送方式としてのHSDPAの採用によって、10Mbps程度のデータ伝送速度を実現できることが見込まれている。
ここで、HSDPAの概要について説明する。HSDPAでは、基地局から移動無線端末への下り方向の物理チャネルとして、HS−SCCH(高速共有制御チャネル; High Speed Shared Control Channel)と、HS−PDSCH(高速物理下り共有チャネル; High Speed Physical Downlink Shared Channel)とが追加されている。HS−SCCHは、対となるHS-PDSCHの制御情報を送信するために使用され、HS−PDSCHは、HSDPAのパケットデータを送信するために使用される。また、HS−PDSCHは、サブフレーム単位で、最大15個のチャネライゼーション符号を用いることが可能であり、これをマルチコードと呼び、用いたチャネライゼーション符号の数をマルチコード数と呼ぶ。ここで、サブフレームとは、3スロットという時間単位で表されたHSDPAの物理チャネルのフレーム長のことで、スロットとは、3GPPで規定された時間単位を意味している。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)の提言によれば、HSDPAの実施には、データ伝送形態が、UMTS準拠の移動無線端末(UE)で用いられるコンプレストモード(compressed mode)に適合していることが要件とされている。ここで、コンプレストモードとは、異周波ハンドオーバを行うために、異周波数又は異種システムのセルの測定を可能とするための機能である。ハンドオーバとは、移動無線端末(UE)が通信中に一つのセルから別のセルへ移動しても、基地局を自動的に切替えることで通信を継続できるようにする機能である。
UMTSネットワーク等の第3世代無線通信システムでは、通信中の移動無線端末(UE)に対して、異周波ハンドオーバ又は異種システムハンドオーバを実施する際には、基地局(Node B)は、移動無線端末(UE)に、コンプレストモードで操作するように指示する。コンプレストモード時では、基地局−移動無線端末間を伝送する無線フレームの中に送信ギャップが、予め定義されたパターンに従って生成されるので、基地局(Node B)と移動無線端末(UE)とは、ハンドオーバの実行ために必要な各種ネットワークパラメータ(送信ギャップのスロット数、送信ギャップ間の間隔、送信ギャップの繰り返し数等)を測定できる。例えば、移動無線端末(UE)が現在通信中の基地局から次に通信を行おうとするハンドオーバ先の基地局を決める際には、移動無線端末の現在セルを取り巻く複数の隣接セルの各基地局が、移動無線端末の信号強度を測定することにより、ハンドオーバ先の基地局を決定するようにしても良い。ここで、下り方向の送信ギャップは、移動無線端末に対して個別に割り当てられるDPCH(専用物理チャネル; Dedicated Physical Channel)を用いて伝送される特定のデータフレームの中に挿入されている。
しかしながら、HSDPAの採用により、移動無線端末(UE)のデータの受信レートが高速になると、移動無線端末では、大量のデジタル信号処理が必要となるため、バッテリ寿命が短くなるという不都合がある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、HSDPA(高速データパケット接続)対応で動作し、かつ、コンプレストモードで動作する際の移動無線端末におけるバッテリ資源の無駄をなくすと共に、基地局側のHSDPA無線通信資源の有効利用を図ることができるHSDPA移動通信ネットワーク対応の移動無線端末及び基地局装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、HSDPA(高速データパケット接続)通信中で、かつ、コンプレストモード時の移動無線端末を操作する方法に係り、基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、前記送信ギャップと重なり合う単数又は複数のデータサブフレームを検出し、検出された前記サブフレームと前記送信ギャップとを包含する受信中断期間を決定し、前記受信中断期間中は、前記移動無線端末によるHSDPAパケットの受信を中断することを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の移動無線端末の操作方法に係り、前記受信中断期間中は、前記HSDPAパケットの処理も中断することを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の移動無線端末の操作方法に係り、前記受信中断期間は、前記検出されたデータサブフレームに付随する付随データサブフレームをも包含することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の移動無線端末の操作方法に係り、前記受信中断期間は、前記送信ギャップと重なる単数又は複数の付随データサブフレームを包含することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の移動無線端末の操作方法に係り、前記受信中断期間は、上位ネットワークレイヤパラメータに基づいて、拡張された送信ギャップに属するものとして特定されたデータサブフレームを包含することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、HSDPA(高速データパケット接続)通信中で、かつ、コンプレストモードで動作する移動無線端末のために受信中断期間を決定する方法に係り、基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する前記受信中断期間を画定することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の受信中断期間を決定する方法に係り、前記所定のチャネルが、共通パイロットチャネルからなることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項6記載の受信中断期間を決定する方法に係り、前記別種のチャネルは、HS−DSCH(高速下り回線共有チャネル)、又は/及びHS−SCCH(高速共有制御チャネル)からなることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項6記載の受信中断期間を決定する方法に係り、前記受信中断期間は、上位ネットワークレイヤパラメータに基づいて、拡張された送信ギャップに属するものとして特定されたデータサブフレームを包含することを特徴としている。
請求項10記載の発明は、コンプレストモード時の移動無線端末とHSDPA(高速データパケット接続)通信を行う移動無線通信ネットワークの基地局装置を制御する方法に係り、基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する受信中断期間を決定し、決定された前記受信中断期間中、前記移動無線端末に対して、HSDPAパケットの送信を中断することを特徴としている。
請求項11記載の発明は、HSDPA(高速データパケット接続)に対応し、かつ、コンプレストモードにも対応する移動無線端末ための電力消費を管理する方法に係り、基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する前記受信中断期間を画定し、画定された前記中断期間の間、HSDPAパケットの受信又は/及び処理を中断することを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、HSDPA(高速データパケット接続)に対応し、かつ、コンプレストモードにも対応する移動無線端末に係り、基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別する識別手段と、前記送信ギャップと重なる単数又は複数のデータサブフレームを検出する検出手段と、検出された前記サブフレームと前記送信ギャップとを包含する受信中断期間を決定する決定手段とを備えてなると共に、前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの受信を中断する構成になされていることを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、HSDPA(高速データパケット接続)に対応し、かつ、コンプレストモードにも対応する移動無線端末に係り、基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する受信中断期間を決定する決定手段と、前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの受信を中断する構成になされていることを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、請求項12又は13記載の特徴とする移動無線端末に係り、前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの処理も中断する構成になされていることを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、コンプレストモード時の移動無線端末とHSDPA(高速データパケット接続)通信を行う移動無線通信ネットワークの基地局装置に係り、前記移動無線端末への下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別する識別手段と、前記送信ギャップと重なる単数又は複数のデータサブフレームを検出する検出手段と、検出された前記サブフレームと前記送信ギャップとを包含する受信中断期間を前記移動無線端末のために決定する決定手段とを備えてなると共に、前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの受信を中断する構成になされていることを特徴としている。
また、請求項16記載の発明は、コンプレストモード時の移動無線端末とHSDPA(高速データパケット接続)通信を行う移動無線通信ネットワークの基地局装置に係り、前記移動無線端末への下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する受信中断期間を前記移動無線端末のために決定する決定手段と、前記移動無線端末に対して、HSDPAパケットの送信をスケジューリング設定する一方、決定された前記受信中断期間中は、前記移動無線端末への送信用のHSDPAパケットをスケジューリングしないことを特徴としている。
この発明の構成によれば、HSDPA対応で動作し、かつ、コンプレストモードで動作する際の移動無線端末におけるバッテリ資源の無駄をなくすことができると共に、基地局側のHSDPA無線通信資源の有効利用を図ることができる。
3GPP(3rd Generation Partnership Project) リリース5 仕様25.214に準拠するWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)対応の移動無線端末は、コンプレストモードで通信中のときに、HS−SCCHサブフレームの一部あるいは付随するHS−PDSCHの一部が、不随する下り方向のDPCH(専用物理チャネル; Dedicated Physical Channel)に発生する送信ギャップと重なるならば、HS−SCCH(高速共有制御チャネル; High Speed Shared Control Channel)又はHS−PDSCH(高速物理下り共有チャネル; High Speed Physical Downlink Shared Channel)の下り送信を無視する構成になされる。
この点に関して、移動無線端末のコンプレストモード時に、無視されるサブフレームが受信された期間を少なくとも含む所定の期間(以下、受信中断期間(Reception Suspension Period(RSP))という)は、HSDPA(高速下りパケット接続; High Speed Downlink Packet Access)データの受信又は/及び復号化を中断できる、ということに、この出願に係る発明者は気が付いた。このようにすれば、例えば、コンプレストモード時の受信中断期間(RSP)におけるHSDPAパケットの受信や処理の中断は、移動無線端末のバッテリ資源の無駄な消耗を回避するのに、多いに役立つかも知れない。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。 図1は、HSDPA通信の下で、移動無線端末(UE)12、14、16、18と基地局(Node B)10との交信状態を示す模式図である。移動無線端末12、14、16、18は、それぞれ、符号分割多重、時分割多重、及びこれらを復号した復号多重のうちのいずれかの多重化方式に基づいて、基地局10のHSDPAチャネル資源を共有する。ここで、多重化の方法や組み合わせは、基地局10のHSDPAパケットスケジューラによって決定される。
この実施例においては、例えば、上記4つの移動無線端末12、14、16、18のうち、移動無線端末18が、コンプレストモードで動作するようにスケジュール設定されたとする。上記したように、移動無線端末18が、コンプレストモード時にある間は、送信ギャップが存在し、この送信ギャップの期間は、HSDPAパケットが、移動無線端末18に送信されないし、受信されても、移動無線端末18は、受信されたパケットを無視できる。
図2は、図1の基地局10の構成を詳細に示すブロック図、具体的には、HSDPA送信のスケジューリングを実行する基地局10のMAC(媒体アクセス制御層)−hsプロトコルレイヤの構成を示すブロック図である。
図2に示されるHSDPAパケットスケジューラ20とAMC(Adaptive Modulation and Coding)コントローラ22の動作を除けば、基地局10におけるHSDPAパケットのスケジューリング及び送信処理の機構は、HSDPA送信できる従来の基地局におけるものと概略同じである。ここで、HSDPAパケットスケジューラ20は、送信時間と送信時間との間に、HSDPAに利用できる資源の使用を制御して、HSDPA用に確保されるチャネル容量が最適化されるように、パケット送信スケジューリングを実行する。
この例では、HSDPAパケットスケジューラ20は、また、コンプレストモード通信中の移動無線端末(この例では、移動無線端末18)のための送信ギャップの適正な長さを演算により求め、演算結果に従って、設定/拡張された送信ギャップの期間は、該当する移動無線端末へのパケットの送信が中断されるように、HSDPAパケットをスケジュール設定する。
かくして、設定/拡張された送信ギャップの期間、HSDPAパケットスケジューラ20は、他の移動無線端末(この例では、移動無線端末12、14、16)に送信するためのHSDPAパケットのスケジューリングを行うことができるので、HSDPAシステム全体のスループットの向上を図ることができる。
AMCコントローラ22は、伝播環境の変動に応じて、変調方式やチャネル符号化(誤り訂正符号化)レートを適応的にかつ高速に変更制御する機能を備えていて、具体的には、移動無線端末から報告されるチャネル品質及びパケット確認の変動に従って、当該移動無線端末のためのチャネル符号化の変更、再送信バージョンの変更、チャネル変調方式の変更を含むパケット処理を実行する。このパケット処理では、AMCコントローラ22は、所定の移動無線端末から、チャネル品質インジケータ(CQI)、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)等の情報を受け取ると、これらのデータに基づいて、送信済みのパケットの再送信あるいは新しいパケットの送信のためのパラメータを計算する。特段の移動無線端末18に対しては、拡張された送信ギャップ情報が、HSDPAパケットスケジューラ20からHSDPAパケットスケジューラ20に転送される。
この発明の実施例の構成では、HSDPAパケットスケジューラ20は、計算により拡張された送信ギャップの期間中は、コンプレストモード時の移動無線端末18に向けて、新しいパケットも再送信すべきパケットもスケジュール設定しない。それゆえ、この実施例の構成によれば、HSDPAパケットスケジューラ20は、スケジュールを設定しないという上記処理によって空き領域となった無線資源を管轄セル内の別の移動無線端末12、14、16へのHSDPAパケット送信に利用することができる。
HSDPAパケットスケジューラ20によってスケジュールされた各移動無線端末12、14、16、18向けのHSDPAデータパケットは、それから、図2に示すように、変換処理ブロック24によってさらなる処理が加えられる。この後、現行の3GPP リリース5及びリリース6 HSDPA要求仕様に準拠して、同図に示すように、多重化処理ブロック26にて多重化処理がなされ、次に、物理チャネル処理28にて物理チャネル処理が実行される。
図3は、この発明の一実施例に係る移動無線端末12、14、16、18におけるレイヤ1関連の構成を概略示すブロック図である。同図において、移動無線端末(代表として、移動無線端末18)が、HSDPAデータを含む無線周波信号30を受信すると、HSDPA復調器42は、デジタルベースバンド上で受信されたHSDPAデータを復調する。同じく、HSDPA復調器42にて、デジタルベースバンド上で復調された制御チャネルデータは、HSDPAレイヤ1コントローラ44に供給される。入力された制御チャネルデータに基づいて、HSDPAレイヤ1コントローラ44は、HSDPA制御復号器46が、受信されたHSDPAデータの復号処理を制御することを可能にする。HSDPAデータは、HSDPAデータ復号器48に供給される。この発明の実施例についての以下の記述から明らかな通り、移動無線端末18が、コンプレストモードで通信しているとき、HSDPAレイヤ1コントローラ44は、次述する方法に従って、受信中断期間を計算する構成となっている。そして、HSDPA復調段を含むいくつかのブロックでは、受信中断期間中は、省電力化のために、それらの動作が中断される構成となっている。
この実施例では、HSDPAレイヤ1コントローラ44は、図4に示す動作手順100に従って、HSDPAの下で、コンプレストモードで動作している(自身を搭載する)移動無線端末18のために受信中断期間を決定する。動作手順100は、同図に示すように、移動無線端末(UE)が、基地局(Node B)から、コンプレストモードに入るように指示を受けたとき、開示される。前提として、上記したように、コンプレストモード送信では、下り方向のDPCH(専用物理チャネル; Dedicated Physical Channel)には、所定のデータフレームの中に、設定されたギャップ長を持つ送信ギャップが含まれている。動作手順100が開始されると、移動無線端末は、まず、ステップS102において、基地局からのDPCH送信の中から、送信ギャップを識別する。次に、ステップS104において、識別された送信ギャップをCPICH(共通パイロットチャネル; Common Pilot Channel)にマッピングして、第1の期間を決定する。より詳しく言えば、第1の期間は、CPICH上のどのスロットが送信ギャップと重なっているかを確認することによって決定される。ここで、送信ギャップの開始点と重なるCPICHスロットの開始点から始まって、送信ギャップの終点と重なるCPICHスロットの終点で終わる期間を上記第1の期間と定義される。
次に、ステップS106に進み、第1の期間は、第1の期間よりも長い第2の期間へと発展させられる。すなわち、移動無線端末装置は、ステップS106において、第1の期間と重なり合う、下り方向の高速物理チャネルであるHS−SCCH(高速共有制御チャネル; High Speed Shared Control Channel)のサブフレーム、及び/又は、HS−PDSCH(高速物理下り共有チャネル; High Speed Physical Downlink Shared Channel)のサブフレームを包含する第2の期間を画定する。ここで、第1の期間の開始点と重なるHS−SCCHサブフレーム又はHS−PDSCHサブフレームの開始点から始まって、第1の期間の終点と重なるHS−SCCHサブフレーム又はHS−PDSCHサブフレームの終点で終わる期間を上記第2の期間と定義される。
最後に、ステップS108に進み、受信中断期間を決定する。一般には、受信中断期間は、送信ギャップの開始点、第1の期間の開始点、及び第2の期間の開始点又は第2の期間の範囲に収まるサブフレームに付随するサブフレームの開始点のうち、最も早い開始点から始まって、送信ギャップの終点、第1の期間の終点、及び第2の期間の終点のうち、最も遅い終点で終わると定義される。
図5を参照して、受信中断期間を算出する上記プロセスについて、さらに詳しく説明する。図5は、CPICH、HS−SCCH、DPCHを用いて伝送される各種信号の相対的な転送タイミングを説明するための概念図である。図4で示した上述の方法100に従って、DPCH200上の送信ギャップ202が、CPICH206上にマッピングされる(ステップS104)。このマッピングによって、送信ギャップ202と重なるCPICH上の2つのスロット208、210が決定される。
ここで、第1の期間212は、上記したように、送信ギャップ202の開始点と重なるCPICHスロット210の開始点から始まって、送信ギャップ202の終点と重なるCPICHスロット208の終点で終わる期間であると定義される。
次に、第1の期間212が、拡張214されて、第1の期間212と重なるHS−SCCH216又はHS−PDSCHのサブフレーム218を包み込む(第1の期間よりも長い)第2の期間220が画定される。
最後に、受信中断期間(RSP)222が決定される。一般には、受信中断期間222は、送信ギャップ202の開始点、第1の期間212の開始点、及び第2の期間220の開始点又は第2の期間220の範囲に収まるHS−PDSCHのサブフレーム218に付随するHS−SCCHサブフレーム224(図5)の開始点のうち、最も早い開始点から始まって、送信ギャップ202の終点、第1の期間212の終点、及び第2の期間220の終点のうち、最も遅い終点で終わると定義される。かくして、HS−SCCHサブフレーム224は、第1の期間212と重なり合わないけれども、HS−PDSCHサブフレーム218は、第1の期間212と重なり合うので、HS−SCCHサブフレーム224は、受信中断期間222内にあると考えられる。
図6は、CPICH、HS−SCCH、DPCHの各送信タイミング、送信ギャップ、第1に期間、第2の期間及び受信中断期間の関係を示す図である。次に、図6を参照して、受信中断期間が、移動無線端末(ユーザ端末)によって、どのように計算されるかについて説明する。なお、図6において、図5に示す構成各部と同一の各部については、同一の符号を付して、説明を省略又は簡略化する。
受信が中断されるとき、言い換えれば、受信中断期間の開示時点及びその持続期間は次のようにして決定される。
まず、送信ギャップ202の開始点と重なるのは、どのようなスロット番号を有するCPICHスロット210であるかについての決定がなされる。この決定は、式(1)を用いてなされる。
Figure 2006060809
ここで、τDPCHは、上位レイヤによって与えられるオフセットからDPCHまでのチップ数であり、また、TGSNDPCHは、送信ギャップ202の開始点から始まるDPCHスロット210のスロット番号である。
第1の期間200の長さ及び送信ギャップ202の終点と重なるCPICHスロット208は、式(2)、(3)から求められる。
Figure 2006060809
Figure 2006060809
ここで、modは、モデューロ演算を意味し、また、図6に示すように、TGLCPICHは第1の期間220、TGLDPCHは送信ギャップ長202のことである、
次に、第1の期間220と重なるHS−SCCHサブフレーム、及び結果として、コンプレスト送信ギャップに基づく一つのモードが、次のように、特定される。
第2の期間の開始点を含むHS−SCCHサブフレーム218のサブフレーム番号TGSFNHS-SCCH(図6)が、式(4)、(5)から与えられる。
Figure 2006060809
Figure 2006060809
第2の期間の終点を含むHS−SCCHサブフレームのサブフレーム番号TGEFNHS-SCCH(図6)は、式(6)から導かれる。
Figure 2006060809
第2の期間内に含まれる全てのHS−SCCHサブフレーム、すなわち、サブフレーム番号TGSFNHS-SCCHからサブフレーム番号TGEFNHS-SCCHまでの全てのHS−SCCHサブフレームが、受信中断期間の範囲に収まると考えられる。それゆえ、この実施例においては、受信中断期間は、サブフレーム番号TGSFNHS-SCCHのHS−SCCHサブフレームからサブフレーム番号TGEFNHS-SCCHのHS−SCCHサブフレームまでの間であると定義される。
上述の実施例では、移動無線端末がコンプレストモードに変化してから、基地局からの指示により、送信ギャップの識別を行うようにしたが、例えば、コンプレストモードに変化する前からでも、基地局から、その旨の指示を受けると、直ちに送信ギャップの識別を行っても良い。このことは、移動無線端末が、独自の判断で、特定された受信中断期間中、HS−SCCHチャネル及びそれに付随するHS−PDSCHを用いて伝送される信号の受信やパケット処理を中断すること許すことになり、この結果、不必要な電力の消耗を抑えることができるし、ひいては、バッテリ寿命の向上に寄与できることとなる。
この発明の別の実施例として、上位レイヤからの制御情報を考慮して、受信中断期間を拡張する場合について述べる。
移動無線端末が、3GPP仕様TS 25.214に準拠してHSDPAを受けているとき、HSDPAをサポートする移動無線端末は、第[n+1]番目から第[n+(N_acknack_transmit−1)]番目までのHS-DSCH(Downlink Shared Channel; トランスポートチャネル)サブフレームの中のトランスポートブロックをHS-PDSCHから受信も復号化もしないよう指示を受けている。
ここで、N_acknack_transmitパラメータは、上位レイヤの信号方式によって与えられる。図7に示すように、追加のサブフレーム群を包含することで、受信中断期間を、さらに、拡張することができる。
図7は、CPICH、HS−SCCH、DPCHの各送信タイミング、送信ギャップ、及び拡張された受信中断期間の関係を示す図である。図7には、上位のレイヤによって、受信しないように指示された、第[n+1]番目から第[n+(N_acknack_transmit−1)]番目までのHS−SCCHサブフレーム及びHS-DSCHサブフレームも示されている。
図7に示すように、受信中断期間(RSP)は、参照して述べたと同一の考え方で定義される。しかしながら、上記したように、HSDPAをサポートする移動無線端末が、第[n+1]番目のHS-SCCHサブフレーム(n+1)の中で、無視せよとの制御情報を検出したときは、当該移動無線端末は、第[n+1]番目の付随HS-DSCHサブフレーム(n+1)の次の次に受信されるフレームからデータの受信や復号化を停止できる構成となっている。N_acknack_transmitを知っていると、HS-SCCHの監視が再開されるべき次のHS-DSCHサブフレーム、すなわち、HS−SCCH(o+1)サブフレーム(図7中の符号224)を前もって計算できる。HS−SCCH(o+1)サブフレーム224にて、HS-SCCHの監視が再開されるべきである。しかしながら、図7に示すように、HS−SCCH(o+1)サブフレーム224は、受信中断期間222中に受信されるなら、HSDPAをサポートする移動無線端末は、受信中断期間222を受信中断期間504まで拡張することができる。
拡張された受信中断期間504は、最初に無視されたHS−SCCHサブフレーム500、すなわち、HS-SCCHサブフレーム(n+1)から、拡張前の受信中断期間222の終点まで拡張できるように定義できる。これは、受信中断期間504前に受け取られたHS-DSCHサブフレーム(n+1)についてデータパケットの復号化処理を簡潔させることを除けば、すべてのHSDPA機能は、処理電力を節約できる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
たとえば、移動無線端末と通信中の基地局は、受信中断期間の間、当該移動無線端末への送信を一時的に中断することができる。この場合において、基地局は、移動無線端末で用いられていると同様の方法を用いて、受信中断期間を計算するようにしても良い。かくして、基地局は、移動無線端末によって受信されずに無視される結果となるデータパケットの無駄な転送を中断できる。この結果、送信電力や符号分配等のネットワーク資源は確保され、確保されたネットワーク資源を他の移動無線端末との交信に役立てることができる。
この発明の一実施例による、HSDPA通信の下で、移動無線端末(UE)と基地局(Node B)との交信状態を示す模式図である。 図1の基地局の構成を詳細に示すブロック図、具体的には、HSDPA送信のスケジューリングを実行する基地局のMAC(媒体アクセス制御層)−hsプロトコルレイヤの構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例に係る移動無線端末におけるレイヤ1関連の構成を概略示すブロック図である。 この発明の一実施例による受信中断期間を確定するための動作処理手順を示すフローチャート図である。 この発明の一実施例を説明するための図で、CPICH、HS−SCCH、DPCHを用いて伝送される各種信号の相対的な転送タイミングを説明するための概念図である。 この発明の一実施例を説明するための図で、CPICH、HS−SCCH、DPCHの各送信タイミング、送信ギャップ、第1に期間、第2の期間及び受信中断期間の関係を示す図である。 この発明の別の実施例を説明するための図で、CPICH、HS−SCCH、DPCHの各送信タイミング、送信ギャップ、及び拡張された受信中断期間の関係を示す図である。
符号の説明
10 基地局(Node B)
12、14、16、18 移動無線端末(UE) 44 HSDPAレイヤ1コントローラ 200 DPCH

202 送信ギャップ
206 CPICH 212 第1の期間
220 第2の期間
222、504 受信中断期間(RSP)

Claims (16)

  1. HSDPA(高速データパケット接続)通信中で、かつ、コンプレストモード時の移動無線端末を操作する方法であって、
    基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、
    前記送信ギャップと重なり合う単数又は複数のデータサブフレームを検出し、
    検出された前記サブフレームと前記送信ギャップとを包含する受信中断期間を決定し、
    前記受信中断期間中は、前記移動無線端末によるHSDPAパケットの受信を中断することを特徴とする移動無線端末の操作方法。
  2. 前記受信中断期間中は、前記HSDPAパケットの処理も中断することを特徴とする請求項1記載の移動無線端末の操作方法。
  3. 前記受信中断期間は、前記検出されたデータサブフレームに付随する付随データサブフレームをも包含することを特徴とする請求項1記載の移動無線端末の操作方法。
  4. 前記受信中断期間は、前記送信ギャップと重なる単数又は複数の付随データサブフレームを包含することを特徴とする請求項1記載の移動無線端末の操作方法。
  5. 前記受信中断期間は、上位ネットワークレイヤパラメータに基づいて、拡張された送信ギャップに属するものとして特定されたデータサブフレームを包含することを特徴とする請求項1記載の移動無線端末の操作方法。
  6. HSDPA(高速データパケット接続)通信中で、かつ、コンプレストモードで動作する移動無線端末のために受信中断期間を決定する方法であって、
    基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、
    識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、
    前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、
    前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する前記受信中断期間を画定することを特徴とする受信中断期間を決定する方法。
  7. 前記所定のチャネルが、共通パイロットチャネルからなることを特徴とする請求項6記載の受信中断期間を決定する方法。
  8. 前記別種のチャネルは、HS−DSCH(高速下り回線共有チャネル)、又は/及びHS−SCCH(高速共有制御チャネル)からなることを特徴とする請求項6記載の受信中断期間を決定する方法。
  9. 前記受信中断期間は、上位ネットワークレイヤパラメータに基づいて、拡張された送信ギャップに属するものとして特定されたデータサブフレームを包含することを特徴とする請求項6記載の受信中断期間を決定する方法。
  10. コンプレストモード時の移動無線端末とHSDPA(高速データパケット接続)通信を行う移動無線通信ネットワークの基地局装置を制御する方法であって、
    基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、
    識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、
    前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、
    前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する受信中断期間を決定し、
    決定された前記受信中断期間中、前記移動無線端末に対して、HSDPAパケットの送信を中断することを特徴とする移動無線通信ネットワークの基地局装置を制御する方法。
  11. HSDPA(高速データパケット接続)に対応し、かつ、コンプレストモードにも対応する移動無線端末ための電力消費を管理する方法であって、
    基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、
    識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、
    前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、
    前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する前記受信中断期間を画定し、
    画定された前記中断期間の間、HSDPAパケットの受信又は/及び処理を中断することを特徴とする移動無線端末ための電力消費を管理する方法。
  12. HSDPA(高速データパケット接続)に対応し、かつ、コンプレストモードにも対応する移動無線端末であって、
    基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別する識別手段と、
    前記送信ギャップと重なる単数又は複数のデータサブフレームを検出する検出手段と、
    検出された前記サブフレームと前記送信ギャップとを包含する受信中断期間を決定する決定手段とを備えてなると共に、
    前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの受信を中断する構成になされていることを特徴とする移動無線端末。
  13. HSDPA(高速データパケット接続)に対応し、かつ、コンプレストモードにも対応する移動無線端末であって、
    基地局装置からの下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する受信中断期間を決定する決定手段と、
    前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの受信を中断する構成になされていることを特徴とする移動無線端末。
  14. 前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの処理も中断する構成になされていることを請求項12又は13記載の特徴とする移動無線端末。
  15. コンプレストモード時の移動無線端末とHSDPA(高速データパケット接続)通信を行う移動無線通信ネットワークの基地局装置であって、
    前記移動無線端末への下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別する識別手段と、
    前記送信ギャップと重なる単数又は複数のデータサブフレームを検出する検出手段と、
    検出された前記サブフレームと前記送信ギャップとを包含する受信中断期間を前記移動無線端末のために決定する決定手段とを備えてなると共に、
    前記受信中断期間中は、HSDPAパケットの受信を中断する構成になされていることを特徴とする移動無線端末。
  16. コンプレストモード時の移動無線端末とHSDPA(高速データパケット接続)通信を行う移動無線通信ネットワークの基地局装置であって、
    前記移動無線端末への下り方向の送信の中に存在する送信ギャップを識別し、識別された前記送信ギャップを所定のチャネルにマッピングして、前記送信ギャップと重なり合う前記所定のチャネルのサブフレームを包含する第1の中断期間を画定し、前記第1の中断期間を拡張する第2の中断期間であって、前記第1の中断期間と重なり合う少なくとも一つの別種のチャネルのサブフレームを包含する前記第2の中断期間を画定し、前記第2の中断期間を拡張する前記受信中断期間であって、前記第2の中断期間、及び、前記第2の中断期間の範囲に収まるサブフレームに付随する付随サブフレームを包含する受信中断期間を前記移動無線端末のために決定する決定手段と、
    前記移動無線端末に対して、HSDPAパケットの送信をスケジューリング設定する一方、決定された前記受信中断期間中は、前記移動無線端末への送信用のHSDPAパケットをスケジューリングしないことを特徴とする移動無線通信ネットワークの基地局装置。
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