JP2007159055A - 呼受付制御装置、呼受付制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、複数の優先度クラスに属する無線端末の数を、無線端末数取得部120で優先度クラス毎に算出する。複数の優先度クラス毎の重み付け係数を重み付け係数設定部150で設定する。複数の優先度クラス毎の閾値を第1閾値設定部130及び第2閾値設定部140で設定する。複数の優先度クラスに属する無線端末の数と、複数の優先度クラス毎の重み付け係数と、複数の優先度クラス毎の閾値とに基づき、第1呼数判定部160及び第2呼数判定部170により、新規の無線端末による呼の受付を制御する。設定された閾値及び重み付け係数に基づいて、優先度クラスを考慮した呼受付制御を実現できる。
【選択図】 図4
Description
従来方法の呼受付制御としては、例えば、当該セル内で通信中の移動局の総数が所定の閾値を超えていない場合に、新規の無線端末が通信を開始することを許可し、当該セル内で通信中の移動局の総数が所定の閾値を超えている場合に、新規の無線端末が通信を開始することを許可しないといった制御方法がある。
HSDPAでは、様々なQoS(Quality of Service)を持つパケットデータを伝送するために複数の優先度クラス(Priority Class)を設定することが可能である。例えば、VoIPを行う無線端末のパケットデータを第1の優先度クラスに設定し、FTP(File Transfer Protocol)によるダウンロードを行う無線端末のパケットを第2の優先度クラスに設定し、時間的なQoSの高いVoIPを行う無線端末のパケットデータを優先的に伝送するといったパケット送信方法が考えられる。あるいは、契約種別として高いクラスの契約を結んでいる無線端末のパケットデータを第1の優先度クラスに設定し、契約種別として低いクラスの契約を結んでいる無線端末のパケットデータを第2の優先度クラスに設定し、高いクラスの契約を結んでいる無線端末のパケットデータを全て送信し終わってから、低いクラスの契約を結んでいる無線端末のパケットデータを送信するといったパケット送信方法が考えられる。
しかしながら、上記従来の呼受付制御方法では、上述したような異なる優先度クラスを持つ無線端末が混在する移動体通信システムでは、上記異なる優先度クラスを考慮した呼受付制御を行うことができないという欠点がある。
しかしながら、第1の優先度クラスの無線端末は、第2の優先度クラスの無線端末よりも優先度が高いため、上記新規の無線端末が第1の優先度クラスに属している場合には、当該セルにおける通信を受付けるべきであると考えられる。
新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数を算出する無線端末数算出手段(例えば、図4中の無線端末数取得部120に対応)と、
前記新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数に基づいて、前記新規の無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段(例えば、図4中の第1呼数判定部160に対応)と、
を含むことを特徴とする。こうすることにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
前記新規無線端末受付手段は、
前記新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数と所定の閾値との比較結果に応じて前記新規の無線端末による通信を受付けるように制御することを特徴とする。例えば、新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記新規の無線端末による通信を受付け、前記新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数が所定の閾値以上である場合に、前記新規の無線端末による通信を受付けないように制御することにより、適切に呼受付制御を行うことができる。
新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスに属する無線端末の数を、前記優先度クラス毎に算出する優先度クラス無線端末数算出手段(例えば、図4中の無線端末数取得部120に対応)と、
前記複数の優先度クラス毎の重み付け係数を設定する重み付け係数設定手段(例えば、図4中の重み付け係数設定部150に対応)と、
前記複数の優先度クラス毎の閾値を設定する閾値設定手段(例えば、図4中の第2閾値設定部140に対応)と、
前記複数の優先度クラスに属する無線端末の数と、前記複数の優先度クラス毎の重み付け係数と、前記複数の優先度クラス毎の閾値とに基づいて、前記新規の無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段(例えば、図4中の第2呼数判定部170に対応)と、
を有することを特徴とする。こうすることにより、設定された閾値及び重み付け係数に基づいて、適切に呼受付制御を行うことができる。
前記優先度クラスがmnewである新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスmに属する無線端末の数Nummを、前記優先度クラスm毎に算出する優先度クラス無線端末数算出手段(例えば、図4中の無線端末数取得部120に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の閾値Thmを設定する閾値設定手段(例えば、図4中の第2閾値設定部140に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の重み付け係数Weightmを設定する重み付け係数設定手段(例えば、図4中の重み付け係数設定部150に対応)とを含み、
Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new(newはmの添え字、Σはmの全ての値についての総和、以下同じ)が真である場合にのみ前記新規の無線端末による通信を受付ける新規無線端末受付手段(例えば、第2呼数判定部170に対応)とを含むことを特徴とする。各優先度クラスの通信中の無線端末の数を、重み付けをつけて足し合わせた値に基づいて判定を行うことにより、様々な優先度クラスに関して、適切に呼受付制御を行うことができる。
前記優先度クラスがmnewである新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスmに属する無線端末の数Nummを、前記優先度クラスm毎に算出する優先度クラス無線端末数算出手段(例えば、図4中の無線端末数取得部120に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の第1の閾値Thm (1)を設定する第1閾値設定手段(例えば、図4中の第1閾値設定部130に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の第2の閾値Thm (2)を設定する第2閾値設定手段(例えば、図4中の第2閾値設定部140に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の重み付け係数Weightmを設定する重み付け係数設定手段(例えば、図4中の重み付け係数設定部150に対応)と、
Numm_new<Thm_new (1)(newはmの添え字)が真であり、かつ、Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(newはmの添え字、Σはmの全ての値についての総和、以下同じ)が真である場合にのみ前記新規の無線端末による通信を受付ける新規無線端末受付手段(例えば、図4中の第1呼数判定部160及び第2呼数判定部170に対応)とを含むことを特徴とする。優先度クラス毎に通信中の無線端末の数に基づいて判定を行い、かつ、各優先度クラスの通信中の無線端末の数を、重み付けをつけて足し合わせた値に基づいて判定を行うことにより、様々な優先度クラスに関して、適切に呼受付制御を行うことができる。
本発明の請求項7による呼受付制御方法は、前記複数の無線端末が複数の優先度クラスm(mは優先度クラスの添え字)にクラス分けされている複数の無線端末に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御方法であって、
前記優先度クラスがmnewである新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスmに属する無線端末の数Nummを、前記優先度クラスm毎に算出するステップ(例えば、図7中のステップS2に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の第1の閾値Thm (1)を設定するステップ(例えば、図7中のステップS3に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の第2の閾値Thm (2)を設定するステップ(例えば、図7中のステップS4に対応)と、
前記複数の優先度クラスm毎の重み付け係数Weightmを設定するステップ(例えば、図7中のステップS5に対応)と、
Numm_new<Thm_new (1)(newはmの添え字)が真であり、かつ、Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(newはmの添え字、Σはmの全ての値についての総和、以下同じ)が真である場合に、前記新規の無線端末による通信を受付け、Numm_new<Thm_new (1)(newはmの添え字)及びΣ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(newはmの添え字)の少なくとも一方が偽である場合に、前記新規の無線端末による通信を受付けないように制御するステップ(例えば、図7中のステップS6〜S9に対応)とを含むことを特徴とする。優先度クラス毎に通信中の無線端末の数に基づいて判定を行い、かつ、各優先度クラスの通信中の無線端末の数を、重み付けをつけて足し合わせた値に基づいて判定を行うことにより、様々な優先度クラスに関して、適切に呼受付制御を行うことができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る呼受付制御装置を用いた移動通信システムの構成例を示す図である。
同図において、この移動通信システムは、無線端末である複数の移動局10〜12、20〜22及び31と、無線基地局100と、それらを制御する無線制御装置300とから構成され、前述したHSDPAを適用した場合を示している。無線基地局100及び無線制御装置300は、呼受付制御装置としての機能を実現する。セル1000は、無線基地局100が通信を提供することのできるエリアを示す。
HSDPAにおける通信チャネルに関する説明を行う。HSDPAにおける下りリンクにおいては、各移動局で共有して使用される下り共有物理チャネルHS−PDSCH(High Speed−Physical Downlink Shared Channel、トランスポートチャネルで言えば、HS−DSCH:High Speed Downlink Shared Channel)と、各移動局で共有して使用される下り共有制御チャネルHS−SCCH(High Speed−Shared Control Channel)と、各移動局に個別に割り当てられる、上記共有物理チャネルに付随する下りリンク付随個別チャネルA−DPCH(Associated−Dedicated Physical Channel)が用いられる。
そして、下りリンクでは、上記下りリンク付随個別チャネルにより、上記上りリンク付随個別チャネルのための送信電力制御コマンド等が伝送され、上記共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。一方、上りリンクでは、上記上りリンク付随個別チャネルにより、ユーザデータ以外に、パイロットシンボル、下りリンク付随個別チャネル送信のための電力制御コマンド(TPCコマンド)が伝送され、上記HSDPA用の個別制御チャネルにより、共有チャネルのスケジューリングや、AMCS(適応変調・符号化)に用いるための下り品質情報Channel Quality Indicator(CQI)、及び、下りリンクの共有チャネルHS−DSCHの送達確認情報が伝送される。
図2は、図1中の無線基地局100の構成例を示す機能ブロック図である。
同図において、この無線基地局100は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、アプリケーション部105と、伝送路インターフェース106から構成される。下りリンクのパケットデータについては、無線基地局100の上位に位置する無線制御装置300から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104では、再送制御(HARQ(Hybrid ARQ)の処理や、スケジュ−リング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、拡散処理が行われて送受信部103に転送される。送受信部103では、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。
図3は、図2中のベースバンド信号処理部104、アプリケーション部105の機能構成例を示すブロック図である。同図において、ベースバンド信号処理部104は、レイヤー1処理部111と、MAC−hs(Medium Access Control−HSDPAの略称)処理部112とから構成されている。また、アプリケーション部105は、呼処理部113と、HS呼数判定部114とから構成されている。ベースバンド信号処理部104におけるレイヤー1処理部111、及びMAC−hs処理部112は、それぞれ、アプリケーション部105における呼処理部113、及びHS呼数判定部114と接続される。
図4は、図3中のHS呼数判定部114の機能構成例を示す図である。同図において、HS呼数判定部114は、例えば、以下の機能ブロックを備えて構成される。
(1)無線端末数取得部120
(2)第1閾値設定部130
(3)第2閾値設定部140
(4)重み付け係数設定部150
(5)第1呼数判定部160
(6)第2呼数判定部170
例えば、高い優先度を持つ優先度クラスの第1の閾値を大きく設定し、低い優先度を持つ優先度クラスの第1の閾値を小さく設定してもよい。あるいは、逆に、高い優先度を持つ優先度クラスの第1の閾値を小さく設定し、低い優先度を持つ優先度クラスの第1の閾値を大きく設定してもよい。
例えば、高い優先度を持つ優先度クラスの第2の閾値を大きく設定し、低い優先度を持つ優先度クラスの第2の閾値を小さく設定してもよい。あるいは、逆に、高い優先度を持つ優先度クラスの第2の閾値を小さく設定し、低い優先度を持つ優先度クラスの第2の閾値を大きく設定してもよい。
例えば、高い優先度を持つ優先度クラスの重み付け係数を大きく設定し、低い優先度を持つ優先度クラスの重み付け係数を小さく設定してもよい。あるいは、逆に、高い優先度を持つ優先度クラスの重み付け係数を小さく設定し、低い優先度を持つ重み付け係数の第2の閾値を大きく設定してもよい。
Numm_new<Thm_new (1) …式(1)
なお、式(1)において、「new」は「m」の添え字である。
Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)
…式(2)
式(2)において、「new」は「m」の添え字である。
第mの優先度クラスの第1の閾値Thm (1)
=(40%/50%)×Thm (1)、50%
として上記の処理を行ってもよい。
第mの優先度クラスの第2の閾値Thm (2)
=(40%/50%)×Thm (2)、50%
として上記の処理を行ってもよい。
以下に、上述した第mの優先度クラスの第2の閾値Thm (2)と、第mの優先度クラスの重み付け係数Weightmの設定の組み合わせの例を記載する。図5は、上記第2の閾値と上記重み付け係数の設定の一例を示す図である。
第1の優先度クラスに関しては、高い伝送速度を維持する必要があると考え、第2の優先度クラス、及び第3の優先度クラスの移動局が存在しない場合でも、移動局台数を10台で制限することを意図し、重み付け係数Weightmを10とし、第2の閾値Thm (2)を100とする。なお、第2の優先度クラス、あるいは第3の優先度クラスの移動局が存在する場合には、前記移動局の台数と、重み付け係数に応じて、当該セル1000において通信を行うことのできる第1の優先度クラスの移動局の数は制限される。例えば、第2の優先度クラスが2台存在し、第3の優先度クラスが9台存在する場合には、第1の優先度クラスの移動局の最大数は、8台となる。ここで、第1、及び第2の優先度クラスの重み付け係数が小さいのは、MAC−hs処理部112におけるスケジューリング処理が、上記重み付け係数に対応した優先度に基づいて行われるからである。
第3の優先度クラスに関しては、伝送速度が0kbpsとなることを許容し、できるだけ多くの移動局台数を当該セル1000において受付けると考え、重み付け係数Weightmを0とし、第2の閾値Thm (2)を1000とする。
図6は、無線制御装置300の機能構成例を示すブロック図である。但し、本図においては、無線制御装置300の機能のうち、新規の呼を設定する部分のみを記載しており、その他の機能に関しては省略している。無線制御装置300は、新規呼設定部310を備えている。
新規呼設定部310は、無線基地局100内の第1呼数判定部160及び第2呼数判定部170より、移動局31がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができるか否かの判定結果を受け取る。そして、新規呼設定部310は、第1呼数判定部160及び第2呼数判定部170からの判定結果の両方ともが、移動局31がセル1000においてHSDPAを用いた通信を新規に開始することができるという判定結果の場合には、移動局31がセル1000においてHSDPAを用いた通信を開始するための処理を実行する。すなわち、通信を開始するための制御信号を無線基地局100及び移動局31に通知し、通信の設定を行う。
次に、本発明の実施の形態における呼受付制御方法について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。この制御方法は、上述したHS呼数判定部114及び新規呼設定部310等によって実現される。
同図において、まずステップS1において、HS呼数判定部114は、移動局31がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始しようとしているという情報を取得する。
ステップS2において、無線端末数取得部120は、優先度クラス毎に移動局の数を取得する。すわなち、第mの優先度クラスの移動局の数Nummを設定する(m:0、1、2、…、M)。
ステップS4において、第2閾値設定部140は、優先度クラス毎に第2の閾値を設定する。すなわち、第mの優先度クラスの第2の閾値Thm (2)を設定する(m:0、1、2、…、M)。
ステップS6において、第1呼数判定部160は、Numm_new<Thm_new (1)(「new」は「m」の添え字である)が真であるか否かを判定する。そして、Numm_new<Thm_new (1)(「new」は「m」の添え字である)が真であると判定した場合にはステップS7に進み、Numm_new<Thm_new (1)(「new」は「m」の添え字である)が偽であると判定した場合にはステップS9に進む。
Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(「new」は「m」の添え字である)
が真であるか否かを判定する。そして、
Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(「new」は「m」の添え字である)
が真であると判定した場合にはステップS8に進み、
Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(「new」は「m」の添え字である)
が偽であると判定した場合にはステップS9に進む。
ステップS9において、新規呼設定部310は、移動局31がセル1000において新規にHSDPAを用いた通信を開始することができないと判断し、移動局31がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を行うための通信の設定を行う。ここで、新規呼設定部310は、移動局31がセル1000において新規に個別チャネルを用いた通信を行うための通信の設定を行う代わりに、移動局31はセル1000において新規に通信を行うことができないと判断し、どのような通信の設定も行わないという処理を行ってもよい。この場合、移動局31が行おうとした通信は呼損となる。
Numm_new<Thm_new (1)(「new」は「m」の添え字である)
が真であるか否かの判定を行うこと、及び、
Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(「new」は「m」の添え字である)
が真であるか否かの判定を行うことの作用効果を説明する。優先度クラス毎に通信中の移動局の数に基づいて判定を行い、かつ、各優先度クラスの通信中の移動局の数を、重み付けをつけて足し合わせた値に基づいて判定を行うことにより、様々な優先度クラスに関して、適切に呼受付制御を行うことが可能となる。
なお、上述した、第mの優先度クラスの第1の閾値Thm (1)や、第mの優先度クラスの第2の閾値Thm (2)や、第mの優先度クラスの重み付け係数Weightm、伝送路インターフェース106を介して遠隔、例えば、無線基地局100の上位ノード(例えば、無線制御装置やコアネットワーク上のサーバ等)からの指定に応じて、設定されるように構成されていてもよい。あるいは、上述した、第mの優先度クラスの第1の閾値Thm (1)や、第mの優先度クラスの第2の閾値Thm (2)や、第mの優先度クラスの重み付け係数Weightmは、無線基地局100の局データとして保持され、上記局データ内の値を参照して設定されるように構成されていてもよい。
なお、HS呼数判定部114は、例えば、CPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、或いはFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラムの書き換えが可能なプログラマブルデバイスで構成され、所定のメモリ領域に上述した処理のプログラムが記憶され、パラメータ(Thm (1)、Thm (2)、Weightm)をダウンロードして書き換える構成がとられる。この時、上記パラメータ(Thm (1)、Thm (2)、Weightm)を無線基地局の上位ノードからダウンロードしてもよいし、HS呼数判定部114に端末I/F(外部インターフェース機能)を設け、端末から直接上記パラメータ(Thm (1)、Thm (2)、Weightm)を読み込ませるような形態であってもよい。
また、上述したHS呼数判定部114の各機能ブロックは、ハードウェアで分割される場合もあるし、プロセッサ上のプログラムでソフトウェアとして分割されている場合もありうる。
100 無線基地局
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 アプリケーション部
106 伝送路インターフェース
111 レイヤー1処理部
112 MAC−hs処理部
113 呼処理部
114 HS呼数判定部
120 無線端末数取得部
130 第1閾値設定部
140 第2閾値設定部
150 重み付け係数設定部
160 第1呼数判定部
170 第2呼数判定部
300 無線制御装置
310 新規呼設定部
1000 セル
Claims (7)
- 複数の優先度クラスにクラス分けされている複数の無線端末に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御装置であって、
新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数を算出する無線端末数算出手段と、
前記新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数に基づいて、前記新規の無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段と、
を含むことを特徴とする呼受付制御装置。 - 請求項1記載の呼受付制御装置において、
前記新規無線端末受付手段は、
前記新規の無線端末が属する優先度クラスに属する無線端末の数と所定の閾値との比較結果に応じて前記新規の無線端末による通信を受付けるように制御することを特徴とする呼受付制御装置。 - 複数の優先度クラスにクラス分けされている複数の無線端末に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御装置であって、
新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスに属する無線端末の数を、前記優先度クラス毎に算出する優先度クラス無線端末数算出手段と、
前記複数の優先度クラス毎の重み付け係数を設定する重み付け係数設定手段と、
前記複数の優先度クラス毎の閾値を設定する閾値設定手段と、
前記複数の優先度クラスに属する無線端末の数と、前記複数の優先度クラス毎の重み付け係数と、前記複数の優先度クラス毎の閾値とに基づいて、前記新規の無線端末による呼の受付を制御する新規無線端末受付手段と、
を有することを特徴とする呼受付制御装置。 - 複数の優先度クラスm(mは優先度クラスの添え字、以下同じ)にクラス分けされている複数の無線端末に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御装置であって、
前記優先度クラスがmnewである新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスmに属する無線端末の数Nummを、前記優先度クラスm毎に算出する優先度クラス無線端末数算出手段と、
前記複数の優先度クラスm毎の閾値Thmを設定する閾値設定手段と、
前記複数の優先度クラスm毎の重み付け係数Weightmを設定する重み付け係数設定手段とを含み、
Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new(newはmの添え字、Σはmの全ての値についての総和、以下同じ)が真である場合にのみ前記新規の無線端末による通信を受付ける新規無線端末受付手段とを含むことを特徴とする呼受付制御装置。 - 複数の優先度クラスm(mは優先度クラスの添え字)にクラス分けされている複数の無線端末に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御装置であって、
前記優先度クラスがmnewである新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスmに属する無線端末の数Nummを、前記優先度クラスm毎に算出する優先度クラス無線端末数算出手段と、
前記複数の優先度クラスm毎の第1の閾値Thm (1)を設定する第1閾値設定手段と、
前記複数の優先度クラスm毎の第2の閾値Thm (2)を設定する第2閾値設定手段と、
前記複数の優先度クラスm毎の重み付け係数Weightmを設定する重み付け係数設定手段と、
Numm_new<Thm_new (1)(newはmの添え字)が真であり、かつ、Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(newはmの添え字、Σはmの全ての値についての総和、以下同じ)が真である場合にのみ前記新規の無線端末による通信を受付ける新規無線端末受付手段とを含むことを特徴とする呼受付制御装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の呼受付制御装置であって、前記優先度クラスは、サービス種別、契約種別、端末種別、ユーザ識別子のうちの少なくとも1つに応じて設定されることを特徴とする呼受付制御装置。
- 前記複数の無線端末が複数の優先度クラスm(mは優先度クラスの添え字)にクラス分けされている複数の無線端末に対してパケットの送信を行う通信システムにおける呼受付制御方法であって、
前記優先度クラスがmnewである新規の無線端末が通信を開始しようとしている場合に、前記複数の優先度クラスmに属する無線端末の数Nummを、前記優先度クラスm毎に算出するステップと、
前記複数の優先度クラスm毎の第1の閾値Thm (1)を設定するステップと、
前記複数の優先度クラスm毎の第2の閾値Thm (2)を設定するステップと、
前記複数の優先度クラスm毎の重み付け係数Weightmを設定するステップと、
Numm_new<Thm_new (1)(newはmの添え字)が真であり、かつ、Σ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(newはmの添え字、Σはmの全ての値についての総和、以下同じ)が真である場合に、前記新規の無線端末による通信を受付け、Numm_new<Thm_new (1)(newはmの添え字)及びΣ(Numm×Weightm)+Weightm_new≦Thm_new (2)(newはmの添え字)の少なくとも一方が偽である場合に、前記新規の無線端末による通信を受付けないように制御するステップとを含むことを特徴とする呼受付制御方法。
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