JP2011504009A - スケジューリング・アルゴリズムをバックグランド・アルゴリズムとフォアグランド・アルゴリズムとに分割すること - Google Patents

スケジューリング・アルゴリズムをバックグランド・アルゴリズムとフォアグランド・アルゴリズムとに分割すること Download PDF

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Abstract

スケジューリング・アルゴリズムを、広帯域通信ネットワークにおける複数の異なるフローに同時にサービス提供できるバックグランド態様とフォアグランド態様とに分割することを容易にするシステムおよび方法論が記載される。本明細書では、予測計画対象期間を任意に選択し、システムによって観察される複数のフローに基づいて、最適な帯域幅割当目標を生成し、予測計画対象期間の全体にわたって、ユーザに対するフローを割り当てるために、最適な帯域幅目標を利用するシステムが提供される。

Description

関連出願に対する相互参照
本願は、2007年11月5日に出願された"DIVISION OF THE SCHEDULING ALGORITHM INTO BACKGROUND AND FOREGROUND ALGORITHMS"と題された米国仮出願60/985,530号の利益を主張する。上記出願の全体は、参照によって本明細書に組み込まれる。
以下の記載は、一般に無線通信に関し、さらに詳しくは、無線による広帯域またはブロードバンドの通信ネットワークにおいて、何千ものフロー、あるいは、何千ものフローのうちの何百ものフローに同時にサービス提供できるバックグランド態様およびフォアグランド態様にスケジューリング・アルゴリズムを分割することに関する。
無線通信システムは、さまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために広く開発され、例えば、音声および/またはデータが、そのような無線通信システムによって提供されうる。一般的な無線通信システムまたはネットワークは、1または複数の共有リソース(例えば、帯域幅、送信電力等)に対するアクセスを、複数のユーザへ提供しうる。例えば、システムは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、符号分割多重化(CDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)等のようなさまざまな多元接続技術を使用することができる。
通常、無線多元接続通信システムは、複数のアクセス端末のための通信を同時にサポートすることができる。アクセス端末はおのおのの、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信によって1または複数の基地局と通信しうる。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、基地局からアクセス端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、アクセス端末から基地局への通信リンクを称する。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、複数入力単一出力システム、あるいは複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立されうる。
MIMOシステムはデータ送信のために一般に、複数(N個)の送信アンテナと複数(N個)の受信アンテナとを適用する。N個の送信アンテナおよびN個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも称されるN個の独立チャネルへ分割される。ここでN≦min{N、N}である。N個の独立チャネルのおのおのは、ディメンションに相当する。さらに、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加のディメンションが利用される場合、MIMOシステムは、(例えば、高められたスペクトル効率、より高いスループット、および/または、より高い信頼性のような)向上されたパフォーマンスを与える。
MIMOシステムは、共通の物理媒体によって順方向リンク通信および逆方向リンク通信を分割するさまざまなデュプレクス技術をサポートしうる。例えば、周波数分割デュプレクス(FDD)システムは、順方向リンク通信および逆方向リンク通信について、異なる周波数領域を利用することができる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、相互原理によって、逆方向リンク・チャネルから順方向リンク・チャネルを推定できるように、順方向リンク通信と逆方向リンク通信とが、共通の周波数領域を使用することができる。
無線通信システムはしばしば、有効通信範囲領域を提供する1または複数の基地局を使用する。一般的な基地局は、ブロードキャスト・サービス、マルチキャスト・サービス、および/または、ユニキャスト・サービスのために、複数のデータ・ストリームを送信する。ここで、データ・ストリームは、アクセス端末に対して興味のある独立した受信からなるデータのストリームでありうる。そのような基地局の有効通信範囲領域内のアクセス端末は、合成ストリームによって搬送される1つのデータ・ストリーム、1つより多いデータ・ストリーム、またはすべてのデータ・ストリームを受信するために適用されうる。同様に、アクセス端末は、基地局あるいは他のアクセス端末へデータを送信することができる。
無線データ・システムでは、スケジューリング・ポリシーは、一般に、いくつか例を挙げれば、融通性のあるフロー間での公平さを保証するために、異なるフローへの電力および帯域幅の配分を計算し、サービス品質(QoS)制約を満足し、マルチ・ユーザ・ダイバーシティを活用するべきである。従来、少なくとも上記の特性を有する無線システムのためのスケジューリング・アルゴリズムは、任意の時間において、単一のフローに、帯域幅全体を与えるように適合されている。そのようなポリシーは一般に、おのおのの時間において利用可能な帯域幅の量が比較的少ない、狭帯域システムについて良好である。しかしながら、広帯域システムについては、最適となるポリシーをスケジューリングするために、おのおのの時間における帯域幅は、複数のフロー間で共有される必要がある。一般に、フレーム内において単一のユーザをスケジュールするために適切ないかなるポリシーも、少量のスペクトル・リソース(例えば、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)におけるフレーム内のおのおののタイル)についてポリシーを単に実行することによって、広帯域のケースに対して修正されうる。しかしながら、これは、すべてのフレームにおいて多くの計算を必要としうる。
以下は、1または複数の実施形態の基本的な理解を提供するために、これら実施形態の簡単な概要を示す。この概要は、考えられるすべての実施形態の広範な概観ではなく、すべての実施形態の重要要素または決定的要素を特定することでもなく、任意またはすべての実施形態の範囲を線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、1または複数の実施形態のいくつかの概念を、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、より簡単な形式で表すことである。
1または複数の実施形態および対応する開示によれば、さまざまな態様が、無線による広帯域またはブロードバンドの通信ネットワークにおいて、何千もの別のフロー、あるいは、何千もの別のフローのうちの何百ものフローに同時期にサービス提供できるバックグランド態様およびフォアグランド態様にスケジューリング・アルゴリズムを分割することに関して記載される。権利主張される主題の態様にしたがうシステムおよび/または方法論は、無線広帯域通信システムにおいて動作可能な装置を提供する。ここでは、装置は、予測計画対象期間(prospective time horizon)を任意に選択し、装置によって観察される複数のフローに部分的に基づいて、さらに良いものを目指す(aspirational)最適目標帯域幅配分を生成し、フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、予測計画対象期間にわたるユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用するように構成されたプロセッサと、このプロセッサに結合され、データを保持するメモリとを含む。
権利主張された主題のさらなる態様によれば、無線通信システムにおいて動作可能な装置が開示される。この装置は、予測計画対象期間任意に選択し、装置によって観察される複数のフローに部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成し、フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、予測計画対象期間にわたるユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することに関連する命令群を保持するメモリと、メモリに結合され、メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサとを含む。
それに加えて、権利主張される主題のさらなる態様によれば、予測計画対象期間を任意に選択し、装置によって観察される複数のフローに部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成し、フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、予測計画対象期間にわたるユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用するための機械実行可能命令群を格納した機械読取可能媒体が開示される。
さらには、権利主張される主題のさらなる態様にしたがって、無線通信システムにおいて動作可能な装置が提供される。この装置は、予測計画対象期間を任意に選択する手段と、装置によって観察される複数のフローに部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成する手段と、フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用する手段とを含む。
さらにまた、権利主張する主題のさらなる態様にしたがって、ここでは、コンピュータ・プログラム製品が開始される。このコンピュータ・プログラム製品は、コンピュータに対して、予測計画対象期間を任意に選択させるためのコードからなる第1のセットと、第2のセットを実行するコンピュータによって観察される複数のフローに部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分をコンピュータに対して生成させるためのコードからなる第2のセットと、コンピュータに対して、フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、予測計画対象期間にわたるユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用させるためのコードからなる第3のセットと、を含むコンピュータ読取可能媒体を備える。
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、以下に十分説明され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を備える。以下の記載および関連する図面は、1または複数の実施形態のある例示的な態様を詳細に述べる。これらの態様は、さまざまな実施形態の原理が適用されるさまざまな方法のうちのほんのいくつかを示すのみであり、記載された実施形態は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むことが意図される。
図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの例示である。 図2は、信号送信のためのさまざまな実施形態にしたがう多元接続無線通信システムの例示である。 図3は、無線通信環境において複数の異なるフローに同時にサービス提供するためのスケジューリング処理を、バックグランド態様およびフォアグランド態様に分割し、適用するシステムの例示である。 図4は、主題とする開示のさまざまな態様にしたがって複数の異なるフローに同時にサービス提供するためのスケジューリング処理を、バックグランド態様およびフォアグランド態様に分割し、適用するシステムの例示である。 図5は、無線通信環境において、複数の異なるフローに同期してサービス提供するためのスケジューリング処理を、バックグランド態様およびフォアグランド態様に分割し、適用することを容易にする方法論の例示である。 図6は、無線通信環境において、複数の異なるフローに同時にサービス提供するためのスケジューリング処理を、バックグランド態様およびフォアグランド態様に分割し、適用することを容易にする方法論の例示である。 図7は、無線による広帯域および/またはブロードバンドによる通信環境において複数の異なるフローに等時的にサービス提供するためのスケジューリング処理を、バックグランド態様およびフォアグランド態様に分割し、適用することを容易にするシステムの例示である。 図8は、本明細書に記載されたさまざまなシステムおよび方法と連携して適用されうる無線ネットワーク環境の例示である。 図9は、無線通信環境において複数の異なるフローにサービス提供するためのスケジューリング処理を、バックグランド態様およびフォアグランド態様に分割し、適用することを容易にするシステムの例示である。
さまざまな実施形態が、全体を通じて同一要素を示すために同一の参照番号が使用される図面を参照して説明される。以下の記載では、説明の目的のために、1または複数の実施形態の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、そのような実施形態は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが明からである。他の事例では、1または複数の実施形態の記載を容易にするために、周知の構成およびデバイスがブロック図形式で示される。
本願で使用されるように、用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのようなコンピュータ関連エンティティを称することが意図される。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、2つ以上のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、(例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを介して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような)1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。
本明細書に記載された技術は、例えば符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)システム、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムのために使用されうる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM)のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSの最新のリリースである。
シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、単一のキャリア変調および周波数領域等値化を利用する。SC−FDMAは、OFDMAシステムと実質的に同じ複雑さと同程度のパフォーマンスとを有する。SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造により、低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、送信電力効率の観点において、低いPAPRがモバイル端末に大いに有益となるアップリンク通信において特に、大きな注目を集めた。したがって、SC−FDMAは、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)またはイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続スキームとして実施されうる。
さらに、本明細書では、さまざまな実施形態が、アクセス端末に関連して記載される。アクセス端末はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、モバイル・デバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、あるいはユーザ機器(UE)とも称されうる。アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有する携帯型デバイス、コンピュータ・デバイス、あるいは無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな実施形態が、基地局に関連して記載される。基地局は、アクセス端末と通信するために利用され、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eノードB)、あるいはその他いくつかの専門用語で称されうる。
さらに、本明細書に記載のさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、または製造物品として実現されうる。本明細書で使用される用語「製造物品」は、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセスすることが可能なコンピュータ・プログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定される訳ではないが、磁気記憶装置(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、DVD等)、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブ等)を含みうる。さらに、本明細書に記載されたさまざまな記憶媒体は、情報を格納するための1または複数のデバイス、および/または、その他の機械読取可能媒体を表すことができる。用語「機械読取可能媒体」は、限定されることなく、無線チャネル、および、命令群および/またはデータを格納、包含、および/または搬送することができるその他任意の媒体を含みうる。
図1に示すように、主題とするイノベーションにしたがった無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含むことができる基地局102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。2本のアンテナが各アンテナ・グループのために例示されているが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備えうる。
基地局102は、例えばアクセス端末116およびアクセス端末122のような1または複数のアクセス端末と通信することができる。しかしながら、基地局102は、アクセス端末116およびアクセス端末122に類似した実質的に任意の数のアクセス端末と通信しうることが理解されるべきである。アクセス端末116およびアクセス端末122は例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピュータ・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100を介して通信するのに適切なその他任意のデバイスでありうる。図示するように、アクセス端末116は、アンテナ112およびアンテナ114と通信している。ここで、アンテナ112およびアンテナ114は、順方向リンク118によってアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってアクセス端末116から情報を受信する。さらに、アクセス端末122はアンテナ104およびアンテナ106と通信している。ここで、アンテナ104およびアンテナ106は、順方向リンク124でアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク126でアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用し、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を使用し、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を使用することができる。
通信するように指定された領域および/またはアンテナのおのおののグループは、基地局102のセクタと称されうる。例えば、基地局102によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末に通信するように、複数のアンテナが設計されうる。順方向リンク118および順方向リンク124による通信では、基地局102の送信アンテナは、アクセス端末116およびアクセス端末122のための順方向リンク118および順方向リンク124の信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを適用することができる。また、基地局102が、関連する有効通信範囲にランダムに散在したアクセス端末116、122に送信するためにビームフォーミングを利用している間、近隣セル内のアクセス端末は、すべてのアクセス端末に対して単一のアンテナによって送信している基地局に比べて、少ない干渉しか被らない。
図2は、信号送信のためのさまざまな実施形態にしたがう多元接続無線通信システム200を例示する。多元接続無線通信システム200は、複数のセル(例えばセル202、セル204、およびセル206)を含みうる。図示するように、セル202−206のおのおのは、それぞれ基地局208、210、212を含みうる。これらは、1または複数のセクタを含みうる。これらセクタは、アンテナのグループによって形成されうる。アンテナのグループはおのおの、セルの一部におけるアクセス端末との通信を担当する。
セル202−206のおのおのは、複数のアクセス端末を含みうる。これらは、基地局208−212のおのおののうちの1または複数のセクタと通信しうる。例えば、アクセス端末214、216、218、220は、基地局208と通信し、アクセス端末222、224、226は、基地局210と通信し、アクセス端末228、230、232は、基地局212と通信する。
例えば、セル204において例示されるように、おのおののアクセス端末222、224、226は、セル204内の異なる場所に位置しうる。例えば、アクセス端末222、224、226はおのおのの、通信している対応するアンテナ・グループから、異なる距離に存在しうる。これらの要因が、環境条件およびその他の条件と相まって、おのおののアクセス端末222、224、226と、通信している対応しているアンテナ・グループとの間に、異なるチャネル条件が存在するようになる。同様に、(例えば、アクセス端末214−220、228−232のような)その他のアクセス端末と、それらが通信している対応するアンテナ・グループとの間で、別のチャネル条件が経験されうる。
いくつかの態様によれば、特定のセル内のアクセス端末は、そのセルに関連付けられた基地局と通信しており、ほぼ同時に、別のセルに関連付けられた別の基地局と干渉しうる。例えば、アクセス端末214は、基地局208と通信し、基地局210と干渉しうる。アクセス端末216は、基地局208と通信し、基地局212と干渉しうる。アクセス端末226は、基地局210と通信し、基地局212と干渉しうる。アクセス端末228は、基地局212と通信し、基地局210と干渉しうる。そして、アクセス端末230は、基地局212と通信し、基地局208と干渉しうる。
コントローラ234は、セル202、204、206のおのおのに連結されうる。コントローラ234は、例えば、インターネット、パケット・データ・ベースのネットワーク、および/または、回路交換音声ネットワークのような1または複数のネットワークへの1または複数の接続を含むことができ、多元接続無線通信システム200のセルと通信しているアクセス端末との間での情報の授受を提供する。コントローラ234は、アクセス端末との間の通信をスケジュールするように構成されたスケジューラを含んでいるか、あるいは、そのスケジューラに連結されている。いくつかの実施形態では、スケジューラは、個々のセルのおのおの、セルのセクタのおのおの、あるいはこれらの組み合わせ内に存在しうる。
セルは、基地局によってサービス提供される有効通信範囲領域を称しうる。セルはさらに、1または複数のセクタを含みうる。単純化および明瞭化のために、用語「セクタ」は、本明細書では、基地局によってサービス提供されるセル、あるいはセルの一部を称するために使用されうる。「アクセス端末」、「ユーザ」という用語は置換可能に使用されうる。そして、「セクタ」、「基地局」という用語もまた置換可能に使用されうる。サービス提供している基地局/セクタは、アクセス端末が通信する基地局/セクタを称することができる。
システム200で示されるように、おのおののセクタは、セクタ内のアクセス端末から「所望の」送信を受信しうるのみならず、他のセクタ内のアクセス端末からの「干渉する」送信をも受信しうる。おのおののセクタにおいて観察される干渉の合計は、1)同じセクタ内のアクセス端末からのセクタ内干渉と、2)他のセクタ内のアクセス端末からのセクタ間干渉とを含む。セクタ内干渉は、同じセクタ内の異なるアクセス端末の送信間の直交性を保証するアクセス端末からのOFDMA送信を用いて、実質的に除去されうる。他のセクタからの干渉(OSI)とも称されるセクタ間干渉は、あるセクタ内の送信が、他のセクタ内の送信と直交しないことから生じる。
一般に、無線システムにおけるリソース配分は、フレーム毎ベースでなされる。おのおののフレーム中で、スケジューリング・アルゴリズムは、(例えば、ベスト・エフォート、あるいは、遅延によって影響を受ける)フロー・クラス、直近中にフローがサービスされた平均レート、バッファ内のバイト数、パケット遅延等の関数でありうるリソース配分を、フローにわたって計算する。
この分野における適切な技術者の努力によって理解されるであろうが、このアプローチには短所がありうる。例えば、高データ・レート・システムでは、おのおののフレームは、高々1ミリ秒(1ms)であり、リソース配分の計算または判定のために、そのうちのごく一部しか利用可能ではない。そのような状況では、リソース配分ポリシーは、計算上負荷の少ないポリシーにのみ限定されうる。さらなる短所は、ユーザの割当が、複数のフレームにわたって分割されうることである。例えば、ユーザは、現在のフレームにおいて、ある一定量の帯域幅を必要とし、さらに、3ms後に、追加の帯域幅を必要とする。割当を行うことは一般に、電力および/またはスペクトルを費やす。トラックされうるチャネルについて、一般に、チャネル状態は、そのような短い時間にわたって大きく変動することはない。したがって、理想的には、単一のフレームにわたり、2つの割当を1つの割当に結合することが望ましいであろう。
これらの問題を克服するために、スケジューリング・アルゴリズムが、バックグランド態様とフォアグランド態様との2つの態様に分割されうる。バックグランド態様は、ユーザのための最適なリソース配分を決定するオンライン・アルゴリズムを有効にしうる。最適化は、一般に、少数のフレームにわたって同時に実行される。さらに、このバックグランド態様にしたがい、反復技術が適用される。ここでは、おのおの反復において、有効なリソース配分が提供される。その後、フォアグランド態様が、バックグランド態様によって確認された最適なリソース配分にしたがって、利用可能なリソースをユーザに割り当てる。例えば、あるユーザが、10フレームからなる期間にわたって、10のリソース・ブロックが配分されるべきであり、かつ、1つのフレームにおいて4つのブロックが利用可能になったのであれば、4つの利用可能なブロックが、当該ユーザに配分されるべきでありうる。その後、残りの6つのブロックは、後に続く9つフレームにわたって配分されうる。
この時点における一般性の制限することも失うこともなく、以下のことに注目されるべきである。権利主張される主題は、「ユーザ」および「フロー」という用語を相互置換可能に用い、また一般に、ユーザは、複数のフローを有しているか複数のフローに関連付けられているものの、説明の便宜のために、権利主張される主題は、ほとんどの場合において、ユーザが1つのフローを有しているか1つのフローに関連付けられている例に関して説明される。したがって、n人のユーザにわたって帯域幅および電力を分配する無線セルラ・ネットワークを考慮し、かつ、利用可能な送信電力が帯域幅全体にわたって一律に配分されている(例えば、電力の配分は、帯域幅にわたって最適化されていない)と仮定される場合、そのような状態は一般に最適ではない。しかしながら、そのようなストラテジを採用することによって、計算上の複雑さを顕著に低減しうる。さらに、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)送信を伴うウルトラ・モバイル・ブロードバンドのようなシステムの場合、最適な送信電力を決定する問題は、扱いにくい問題である。1または複数の態様にしたがって権利主張される主題は、帯域幅全体を、異なるフローにわたって配分することによって、前述した欠点を克服する。
近い将来、広帯域の無線システムおよび無線アーキテクチャは、莫大な20MHzおよびそれより高い帯域幅をサポートしなければならない数千ものフローをともなう非常に広い帯域になることが予測される。そのような広大な帯域幅をサポートするために、無線帯域幅を細かくする(granulize)必要があるだろう。例えば、時間における1つのインスタンスにおいて、ユーザに対して、1msについて、20MHz帯域幅からの180kHz帯域を割り当て、その後の時間におけるインスタンスにおいて(例えば、次の1msにおいて)、他の別のユーザに対して、180kHzのサブ帯域を割り当てる必要がある。この分野における適切な技術者の努力によって理解されるであろうが、これは、高い粒度(granularity)によって、極端に複雑なスケジューリングとなる問題がある。さらに、何千もの異なる/別のフロー、異なる要件、データ・レート、極性等があり、スケジューラは、1ms毎に動作しなければならないので、これらは、事実上1ms未満に達成されればならない大変なタスクである。1m秒未満で何がなされねばならないか、すなわち、どのユーザが割り当てられねばならないか、どの電力レベルを割り当てる必要があるのか、利用可能なフローからどの帯域幅を配分されるか、異なるフローに、あるいはどのユーザに、どれだけのパケットが配分されねばならないか等の決定を試みることは、非常に困難になりえる。それに加えて、さらに問題が複雑になることに、1msのウィンドウはさらに、パケットの符号化やこれらパケットの送信等のようなその他のアクティビティを含みうる。
スケジューリング構成要素302と、関連付けられた分析構成要素304とを含む例示的な基地局102のより詳しい例示300を示す図3に移る。図示されているように、基地局102は、スケジューリング構成要素302の機能を用いる。スケジューリング構成要素302は、分析構成要素304と連携して動作し、何千ものフローにわたる帯域幅スケジューリング、適切なリソース(例えば、帯域幅および/またはサブ帯域)の効率的な配分、および、多くのユーザの同時サポートを最適化する。
権利主張する主題の態様によれば、スケジューリング構成要素302は、分析構成要素304を用いて、任意に選択された短い計画対象期間を推測し(例えば、議論および説明の目的のために、計画対象期間を10msと仮定する)、フローの数、基地局102に関連付けられたユーザの数、あるいは、基地局102を利用しているユーザのグルーピング等に少なくとも部分的に基づいて、予測計画対象期間にわたって帯域幅をどのように最適に配分するかを決定する。さらに、スケジューリング構成要素302は、再び分析構成要素304を用いて、ユーザあるいはユーザのグループを識別し、識別されたユーザあるいはユーザのグループへ適切な帯域幅を配分し(例えば、特定の帯域内の固有のサブ帯域を、特定の計画対象期間について、指定されたユーザへ配分し)、識別されたユーザまたはユーザのグループへ、到来する計画対象期間にわたって、リソースを割り当てる。限定することも、あるいは一般性を失うこともなく、この段階において到来する計画対象期間は、以前に識別された予測計画対象期間のサブ間隔でありうることが注目されるべきである。このように、リソースおよびユーザは、最適に割り当てられ、利用可能な帯域幅にわたって配分される。これによって、スケジューリング構成要素302の全体的なジャスト・イン・タイム特性を高め、さらには、スケジューリング構成要素302が以前の場合よりもより複雑なスケジューリング・タスクを理論的に取り扱うことができることを保証する。
図4は、権利主張される主題の態様にしたがう分析構成要素304のより詳細な図解400を与える。例示されるように、分析構成要素304は、バックグランド構成要素402とフォアグランド構成要素404とを含みうる。これらはともに、何千ものフローにわたる帯域幅のスケジューリングを最適化する。そして、それを行うことにより、リソースを効率的に配分し、多くのユーザをサポートする。バックグランド構成要素402は、選択された計画対象期間を推測し、選択された予測計画対象期間において、少なくとも、現在のフローの数、基地局102(すなわち、基地局208−212)に現在関連付けられているユーザの数、チャネル品質インジケーション(例えば、基地局からアクセス端末への信号の強度。すなわち、基地局102、208、210、212からアクセス端末116、122、214、218、220、222、224,226、228、230、232への信号の強度)、(例えば、アクセス端末116、122、214、218、220、222、224、226、228、230、232のうちの何れかおよびすべてである)アクセス端末に関連付けられたキューのおのおのにおけるバイトの数、(一般に、これらのキューは、基地局(例えば、基地局102、208、210、212)に位置しているので、基地局は、基地局によってサービス提供されているおのおののアクセス端末に関連付けられた各キューにおけるバイト数を知っている)、パケットのライン遅れの先頭(さらに詳しくは、特定の基地局によってサービス提供されているおのおののアクセス端末に関連付けられた各キューへのパケットの到着時間)等に部分的に基づいて、どのようにして帯域幅を配分するのかを決定する。バックグランド構成要素402は、その決定の結果として、フォアグランド構成要素404へ送られるさらに良いものを目指す目標帯域幅配分を生成する。フォアグランド構成要素404に対して正確、的確、しかもタイムリーな帯域幅目標を提供するという命令を実行するために、バックグランド構成要素402は、例えば、数ミリ秒ごとに動作しうる。
すべてではないが、計算上の負荷の多くは、バックグランド構成要素402によって引き起こされるので、フォアグランド構成要素404は、例えば、ユーザまたはユーザのグループの選択あるいは識別、選択あるいは識別されたユーザまたはユーザのグループの配分(例えば、特定の帯域内の具体的なサブ帯域の、選択された計画対象期間にわたる、指定されたユーザへの割り当て)、到来する計画対象期間にわたるスペクトル・リソースの割当等のようなタスクが残る。したがって、フォアグランド構成要素404は、利用可能な帯域幅にわたってリソースおよび/またはユーザを最適に割り当て、分配し、分布させるために、バックグランド構成要素402が前回、その目標とする推奨を転送して以来、おのおののフローに割り当てられるリソースと、それぞれのフローの優先度と、それぞれのフローの限界効用と、特定の基地局によってサービス提供されるすべてのユーザのチャネル条件と、所与のフレームの先頭に割り当てられていないリソースと、に関する情報とともに、バックグランド構成要素402によって提供されるさらに良いものを目指す目標を適用する。
限定することも、あるいは一般性を失うこともなく、フォアグランド構成要素404は、バックグランド構成要素402によって示されるさらに良いものを目指す目標を満足することを試みるが、フォアグランド構成要素404がこれらさらに良いものを目指す目標を達成できない状態がある。この場合、便宜的に、幾分最適ではないリソースの配分または分配(例えば、さらに良いものを目指す目標をほぼ近似するが、幾分目標を下回る配分または分配である)が、ある方式では、フォアグランド構成要素404によって容易とされることが注目されるべきである。例えば、前の送信が、再送信を求めることに失敗するように、フォアグランド構成要素404が、バックグランド構成要素402によって述べられたさらに良いものを目指す目標を満足できないさまざまな理由がありうる。フォアグランド構成要素404が、さらに良いものを目指す目標を満足できない場合、分析およびその後の最適化基準または配分の組み合わせを調節するためにバックグランド構成要素402へ伝送されうるさまざまな要因の連続した記録を、基地局に関連付けられた記憶媒体に保持または維持しうる。
しかしながら、バックグランド構成要素402によって転送されたさらに良いものを目指す目標を達成するために、フォアグランド構成要素404が、その割当および配分を行うと、フォアグランド構成要素404は、バックグランド構成要素へ情報をフィードバックし、フォアグランド構成要素404が動作していた時間のインスタントにおいて、特定のユーザまたはユーザのグループに割り当てられた帯域幅および/またはリソースを示す。より簡潔に説明すると、バックグランド構成要素402は、フォアグランド構成要素404に、予測入力(例えば、さらに良いものを目指す帯域幅目標)を提供する一方、フォアグランド構成要素404は、バックグランド構成要素402へと、遡及効力があるが現実的(entelechial)な入力(例えば実際に直近になされた帯域幅配分および/またはリソース配分等)を提供する。その後、バックグランド構成要素402は、フォアグランド構成要素404へ送られ、フォアグランド構成要素404によって利用されるべきであるさらなるさらに良いものを目指す目標を決定する際に、フォアグランド構成要素404からの、生成されたフィードバックを利用しうる。
フォアグランド構成要素404は(バックグランド構成要素402によって提供または送られた情報を用いて)、いくつか例を挙げると、ベスト・エフォート(融通性のある)フロー、融通性のないフロー、遅延サービス品質(QoS)フロー、不変レート・フロー、遅延制約フロー、ベスト・エフォート・フローとサービス品質(QoS)フローとを含む混合フロー、および、ボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(IP)フロー、のためのリソースの同時または同時期の割当を有効および/または容易にしうる。ベスト・エフォート・フローの場合、例えば、フォアグランド構成要素404は、フローの平均レート、合計帯域幅等を追跡し、それに従って、ユーザまたはユーザのグループへ帯域幅を割り当てることを試みうる。サービス品質(QoS)フローの場合、例えば、フォアグランド構成要素404は、例えば、ライン遅延の先頭、キュー長さ等のような判定基準を追跡し、これら維持されている判定基準に基づいて、バックグランド構成要素402によって生成された目標を満足するように努めうる。
フォアグランド構成要素404が、バックグランド構成要素402によってなされた目標の進行における帯域幅をそれぞれ割り当てると、フォアグランド構成要素404は、実際の帯域幅の用途(例えば、提供された目標を満足するための試みにおいて適用される帯域幅)をバックグランド構成要素402へ転送する。その後、バックグランド構成要素402は、フォアグランド構成要素404からのフォードバックを利用することによって、リソースを適切に割り当てるタスクにおいてフォアグランド構成要素404によって適用されるより向上心があるがより最適な目標を、基地局102に関連付けられたユーザまたはユーザのグループそれぞれへ提供しうる。
前述から、スケジューリングの複雑さを低減するために、バックグランド構成要素402とフォアグランド構成要素404とが、ともに動作し、もって、スケジューラ(例えば、スケジューリング構成要素302)の全体的なジャスト・イン・タイム特性を効果的に高め、スケジューラが、理論的により複雑なスケジューリング・タスクを実行できることを保証することが観察されるだろう。それでもやはり、限定することなく、バックグランド構成要素402における処理は一般に、ジャスト・イン・タイム方式では動作しないが、バックグランド構成要素402は、フォアグランド構成要素404がジャスト・イン・タイム機能を保つために、予測情報をフォアグランド構成要素404へ提供することができることが観察されるべきである。さらに、権利主張された主題のスケジューリング態様は、フォアグランド構成要素404によって効率的に実行され、バックグランド構成要素402は一般に、フォアグランド構成要素404が、リソースのスケジューリングおよび/または配分を有効にするために利用する最適化されたさらに良いものを目指す目標のみを提供する。
図5および図6に示すように、広帯域無線通信環境において複数のフローをサービス提供するためにバックグランド態様とフォアグランド態様とを分割および利用することに関する方法論が例示される。説明を単純にする目的で、これら方法論は、一連の動作として示され説明されているが、これら方法論は、1または複数の実施形態にしたがって、幾つかの動作が本明細書で示され記載されたものとは異なる順序で、あるいは他の動作と同時に生じうるので、動作の順序によって限定されないことが理解され認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法論はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の実施形態にしたがって方法論を実現するために、必ずしも例示された全ての動作が必要とされる訳ではない。
図5を参照して、複数のフローに同時にサービス提供するために、広帯域通信インフラストラクチャで行われたスケジューリング処理を、バックグランド態様とフォアグランド態様とに分割することを有効および/または容易にする方法論500が例示されている。方法は、502において開始され、スケジューリング処理のバックグランド態様が、種々様々に選択されたフローのための最適なリソース配分を同時に確認する。このコンテキストでは、最適なリソース配分は、各々の反復の結果において、有効なリソース配分が生成される反復技術を利用することによって少数の予測フローにわたって同時に達成されうる。504では、スケジューリング処理のバックグランド態様によって確認された最適リソース配分が、利用可能なリソースを割り当てるスケジューリング処理のフォアグランド態様によって適用されるか、あるいは、フローまたはユーザへリソースが解放される。
図6を参照して、複数のフローに同時にサービス提供するために、広帯域通信インフラストラクチャで行われたスケジューリング処理を、バックグランド態様とフォアグランド態様とに分割することを有効および/または容易にするさらなる方法論600が例示されている。方法600は、予測計画対象期間(例えば、2ms、5ms、7ms、10ms、13ms等)が確認される602において開始される。604では、スケジューリング処理のバックグランド態様が、適切で最適化された帯域幅目標を決定しうる。604では、帯域幅を割り当てるのにどうすれば最良であるかを決定するために、予測計画対象期間を利用しうる。帯域幅目標の最適化は、チャネル品質インジケーション(例えば、基地局とアクセス端末との間のチャネルの強度)、個々のアクセス端末に関連付けられたおのおののキューにおけるバイト数、パケットのキュー遅延の先頭、個々のアクセス端末に関連付けられたそれぞれのキュー長さ等を含む多くの要因に基づきうる。604において、バックグランド態様は、例えば、それぞれのキュー、フローの平均レート、ライン遅延の先頭を更新するために、スケジューリング処理のフォアグランド態様から受信した定期的な更新値とともに前述の情報を適用しうる。さらに、604におけるバックグランド態様は、アクセス端末の、基地局の範囲または有効通信範囲へ/からの到着時および/または離脱時における情報を適用しうる。基地局の有効通信範囲領域内のアクセス端末の到着および/または離脱に関する情報は、アクセス端末に関連付けられた媒体アクセス制御(MAC)情報から収集されうる。そのような情報は、これらユニットへのサービス提供を成功させるために追加のリソースが必要になるであろうとのインジケーションをバックグランド態様に提供する。したがって、604では、スケジューリング処理のバックグランド態様は、これら入力を利用して、予測計画対象期間にわたって適用される最適な帯域幅目標を決定する。
606では、スケジューリング処理のフォアグランド態様が、別々の複数のユーザまたはフローへリソースを割り当てるために、他の関連する情報とともに、604で決定された最適な帯域幅目標を適用しうる。606では、フォアグランド態様は、例えば、チャネル品質インジケーション、それぞれのキュー長さ、ライン遅延の先頭、それぞれのフローの優先度および/または限界効用、数ミリ秒以前に生じたスケジューリング送信に関するデータ、スケジュールされた送信が成功したか否か等のような情報を検索、取得、要求、導出、または確認しうる。606では、このようにして、スケジューリング処理のフォアグランド態様が、送信が成功したか否かに関して連続的に評価され、ミリ秒ベースで、所与のフローについてどのリソースが割り当てられるべきか、どの符号化スキームおよび変調スキームが適用されるべきか等を決定しうる。606において処理が終了すると、この方法論は、602に戻り、フォアグランド態様によって生成されたフィードバックが利用され、次に選択または識別された予測計画対象期間について、スケジューリング処理のバックグランド態様によって生成された目標リソース配分がより正確に行われる。すなわち、再調整される。
本明細書で記載された1または複数の態様にしたがって、広帯域通信ネットワークにおいて複数の異なるフローに効果的かつ効率的にサービス提供するために、スケジューリング処理をバックグランド態様とフォアグランド態様とに分割し、それらを適用することに関して推論がなされうることが認識されるだろう。本明細書で使用されるように、「推論する」または「推論」という用語は一般に、イベントおよび/またはデータによって取得されるような観察のセットから、システム、環境、および/または、ユーザの状態を推理または推論するプロセスを称する。推論は、特定のコンテキストまたは動作を特定するために適用されるか、あるいは、例えば状態にわたる確率分布を生成しうる。推論は、確率論的、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、興味のある状態にわたる確率分布を計算することでありうる。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構築するために適用される技術を称することができる。そのような推論によって、イベントが時間的に近接していようといまいと、これらイベントおよびデータが1または幾つかのイベント・ソースおよびデータ・ソースに由来していようと、観察されたイベントおよび/または格納されたイベント・データのセットから、新たなイベントまたは動作を構築することができる。
例によれば、上述した1または複数の方法は、広帯域通信ネットワークにおいて複数の異なるフローに効果的よび効率的にサービス提供するために、スケジューリング処理をフォアグランド態様とバックグランド態様とに分割しそれらを適用することに関する推論を行うことを含みうる。前述した例は、本質的に例示であって、そのような推論が、本明細書で記載された様々な実施形態および/または方法と連携してなされる推論の数あるいは方式を限定するとは意図されていないことが認識されよう。
図7は、広帯域無線通信ネットワークにおいて複数の異なるフローに効果的かつ効率的にサービス提供するために、スケジューリング処理をフォアグランド態様とバックグランド態様とに分割しそれらを適用することを容易にするシステム700の例示である。システム700は、複数の受信アンテナ704を介して1または複数のアクセス端末702から信号を受信する受信機708と、送信アンテナ706を介して1または複数のアクセス端末702へ信号を送信する送信機720と、を備えた基地局102(例えば、アクセス・ポイント等)を備える。受信機708は、受信アンテナ704から情報を受信する。また、受信した情報を復調する復調器710と動作可能に関連付けられている。復調されたシンボルは、プロセッサ712によって分析される。このプロセッサは、受信機708によって受信された情報を分析し、および/または、送信機720による送信のための情報を生成することに特化されたプロセッサ、基地局102の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、受信機708によって受信された情報を分析することと、送信機720による送信のための情報を生成することと、基地局102のうちの1または複数の構成要素を制御することとの両方を行うプロセッサでありうる。さらにこのプロセッサは、アクセス端末702(または(図示しない)別の基地局)へ送信されるデータまたはアクセス端末702(または(図示しない)別の基地局)から受信されたデータ、および/または、本明細書で述べられたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納するメモリ714に結合されている。プロセッサ712は、広帯域無線通信ネットワークにおいて複数の異なるフローに効果的かつ効率的にサービス提供するために、スケジューリング処理をフォアグランド態様とバックグランド態様とに分割しそれらを適用することを実施するスケジューリング構成要素716に結合されている。変調器718は、アンテナ706を介して送信機720によってアクセス端末702へ送信されるフレームを多重化しうる。プロセッサ712と別に示されているが、スケジューリング構成要素716は、プロセッサ712または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
本明細書に記載のデータ・ストア(例えば、メモリ714)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリの何れかであるか、あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。例示によって、限定ではなく、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、EPROM(EPROM)、電子的に消去可能なPROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含むことができる。例示によって、限定ではなく、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、同期リンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形式で利用可能である。対象とするシステムおよび方法のメモリ714は、限定されるのではなく、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。
図8は、無線通信システム800の例を示す。無線通信システム800は、簡潔さの目的で、1つの基地局810と1つのアクセス端末850とを示している。しかしながら、システム800は、1より多い基地局、および/または、1より多いアクセス端末を含むことができ、これら追加の基地局および/またはアクセス端末は、以下に説明する基地局810およびアクセス端末850の例と実質的に同じでも、別のものでもありうることが認識されるべきである。それに加えて、基地局810および/またはアクセス端末850は、その間の無線通信を容易にするために、本明細書に記載されたシステム(図1乃至図4)、および/または方法(図5乃至図6)を適用しうることが認識されるべきである。
基地局810では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース812から送信(TX)データ・プロセッサ814へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームは、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ814は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符合化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符合化されたデータを提供する。
おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは一般に、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するためにアクセス端末850において使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符合化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ830によって実行または提供される命令によって決定されうる。
データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTX MIMOプロセッサ820に提供される。TX MIMOプロセッサ820はその後、N個の変調シンボル・ストリームを、N個の送信機(TMTR)822a乃至822tへ提供する。さまざまな実施形態において、TX MIMOプロセッサ820は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
おのおのの送信機822は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機822a乃至822tからのN個の変調信号は、N個のアンテナ824a乃至824tそれぞれから送信される。
アクセス端末850では、送信された変調信号がN個のアンテナ852a乃至852rによって受信され、おのおののアンテナ852からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)854a乃至854rへ提供される。おのおのの受信機854は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ860は、N個の受信機854からN個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ860は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ860による処理は、基地局810におけるTX MIMOプロセッサ820およびTXデータ・プロセッサ814によって実行されるものと相補的である。
プロセッサ870は、上述したように、どの事前符合化行列を使用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ870は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームに関するトラフィック・データをデータ・ソース836から受け取るTXデータ・プロセッサ838によって処理され、変調器880によって変調され、送信機854a乃至854rによって調整され、基地局810へ送り戻される。
基地局810では、アクセス端末850からの変調信号が、アンテナ824によって受信され、受信機822によって調整され、復調器840によって復調され、RXデータ・プロセッサ842によって処理されて、アクセス端末850によって送信された逆方向リンク・メッセージを抽出する。さらに、プロセッサ830は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符合化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
プロセッサ830およびプロセッサ870は、基地局810およびアクセス端末850それぞれにおける動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)する。プロセッサ830およびプロセッサ870はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ832およびメモリ872に関連付けられうる。プロセッサ830およびプロセッサ870はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。
態様では、論理チャネルが、制御チャネルとトラフィック・チャネルとに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を含みうる。さらに、論理制御チャネルは、ページング情報を転送するDLチャネルであるページング制御チャネル(PCCH)を含みうる。さらに、論理制御チャネルは、1またはいくつかのMTCHのためにマルチメディア・ブロードキャストおよびマルチキャスト・サービス(MBMS)スケジュールおよび制御情報を送信するために使用されるポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を備えうる。一般に、ラジオ・リソース制御(RRC)接続を確立した後、このチャネルは、MBMS(注:旧MCCH+MSCH)を受信するUEによってのみ使用される。さらに、論理制御チャネルは、専用制御情報を送信するポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用される専用制御チャネル(DCCH)を含みうる。態様では、論理トラフィック・チャネルは、ユーザ情報を転送するための、1つのUEに専用のポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルである専用トラフィック・チャネル(DTCH)を備えうる。また、論理トラフィック・チャネルは、トラフィック・データを送信するためのポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルのためのマルチキャスト・トラフィック・チャネル(MTCH)を含みうる。
態様では、伝送チャネルが、DLとULとに分類される。DL伝送チャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH)、ダウンリンク共有データ・チャネル(DL−SDCH)、およびページング・チャネル(PCH)を備える。PCHは、セル全体にわたってブロードキャストされ、他の制御/トラフィック・チャネルのために使用される物理レイヤ(PHY)リソースへマップされることによって、UEの節電をサポートする(例えば、不連続受信(DRX)サイクルが、ネットワークによってUEへ示されうる等)。UL伝送チャネルは、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンクは共有データ・チャネル(UL−SDCH)、および複数のPHYチャネルを備える。
PHYチャネルは、DLチャネルとULチャネルとのセットを含みうる。例えば、DL PHYチャネルは以下を含みうる。共通パイロット・チャネル(CPICH)、同期チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割当チャネル(SUACH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、DL物理共有データ・チャネル(DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページング・インジケータ・チャネル(PICH)、負荷インジケータ・チャネル(LICH)。さらなる実例として、UL PHYチャネルは、以下を含みうる。物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータ・チャネル(CQICH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、アンテナ・サブセット・インジケータ・チャネル(ASICH)、共有要求チャネル(SREQCH)、UL物理共有データ・チャネル(UL−PSDCH)、ブロードキャスト・パイロット・チャネル(BPICH)。
本明細書に記載の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはこれらの任意の組み合わせによって実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。
これら実施形態が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアあるいはマイクロコード、プログラム・コードあるいはコード・セグメントで実現される場合、これらは、例えば記憶要素のようなコンピュータ読取可能媒体、機械読取可能媒体を有するコンピュータ・プログラム製品内に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡しおよび/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データ等は、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡し、ネットワーク送信等を含む任意の適切な手段を用いて引渡し、転送、あるいは送信されうる。
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。
図9を参照して、無線通信環境において複数の異なるフローに最適かつ効率的にサービスするために、スケジューリング処理をバックグランド態様およびフォアグランド態様に分割し適用することを容易にするシステム900が例示される。例えば、システム900は、基地局内に少なくとも部分的に存在することができる。システム900は、プロセッサ、ソフトウェア、または(例えば、ファームウェアのような)これらの組み合わせによって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして表されることが認識されるべきである。システム900は、連携して動作しうる電子構成要素からなる論理グループ902を含む。例えば、論理グループ902は、予測計画対象期間を選択または識別するための電子構成要素904を含みうる。さらに、論理グループ902は、選択または識別された予測計画対象期間にわたって帯域幅目標を決定するための電子構成要素906を含みうる。さらには、論理グループ902は、リソースを割り当てるために、別の情報とともに帯域幅目標を利用するための電子構成要素908を備える。さらに、システム900は、電子構成要素904、906、908に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ910を含みうる。メモリ910の外側に示されているが、電子構成要素904、906、908のうちの1または複数は、メモリ9110内に存在しうることが理解されるべきである。
上述したものは、1または複数の実施形態の例を含んでいる。もちろん、上述した実施形態を説明する目的で、構成要素または方法論の考えられるすべての組み合わせを記述することは可能ではないが、当業者であれば、さまざまな実施形態のさらに多くの組み合わせおよび置き換えが可能であることを認識することができる。したがって、記載された実施形態は、請求項の精神および範囲内にあるそのようなすべての変更、修正、および変形を含むことが意図される。さらにまた、用語「含む」が、詳細説明あるいは請求項のうちの何れかで使用されている限り、その用語は、用語「備える」が、請求項における遷移語として適用される場合に解釈されるように、用語「備える」と同様に包括的であることが意図される。

Claims (35)

  1. 無線広帯域通信システムにおいて動作可能な装置であって、
    予測計画対象期間を任意に選択し、前記装置によって観察される複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成し、前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用するように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサに結合され、データを維持するためのメモリと
    を備える装置。
  2. 前記予測計画対象期間の任意の選択、および、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分の生成は、必要ベースで行われる請求項1に記載の装置。
  3. 前記必要ベースで行われることは、前記予測計画対象期間の経過によってトリガされる請求項2に記載の装置。
  4. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、または、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することは、ジャスト・イン・タイム方式で有効とされる請求項1に記載の装置。
  5. 前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成することは、現在のフローの数、前記装置に関連付けられたユーザの数、前記装置からの信号強度を、ユーザに関連付けられたアクセス・デバイスに示すチャネル品質インジケータ、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューに残ったバイト数、または、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューのヘッドに位置するパケットに関連付けられたライン遅延の先頭、のうちの1または複数に少なくとも部分的に基づく請求項1に記載の装置。
  6. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することはさらに、ユーザまたはユーザのグループを選択すること、選択されたユーザまたはユーザのグループへ帯域幅を配分すること、前記予測計画対象期間が広がると、前記予測計画対象期間にわたってスペクトル・リソースを割り当てること、または、前記フローのおのおのに関連付けられた1または複数の個別のユーティリティ機能を適用することのうちの少なくとも1つを備える請求項1に記載の装置。
  7. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することは、前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することが、前記前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を満足できない場合、前記装置によって観察された複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成することにフィードバックを提供する請求項1に記載の装置。
  8. 無線広帯域通信システムにおいて動作可能な装置であって、
    予測計画対象期間を任意に選択し、前記装置によって観察される複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成し、前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することに関連する命令群を保持するメモリと、
    前記メモリに結合され、前記メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサと
    を備える装置。
  9. 前記予測計画対象期間の任意の選択、および、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分の生成は、必要ベースで行われる請求項8に記載の装置。
  10. 前記必要ベースで行われることは、前記予測計画対象期間の経過によってトリガされる請求項9に記載の装置。
  11. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、または、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することは、ジャスト・イン・タイム方式で有効とされる請求項8に記載の装置。
  12. 前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成することは、現在のフローの数、前記装置に関連付けられたユーザの数、前記装置からの信号強度を、ユーザに関連付けられたアクセス・デバイスに示すチャネル品質インジケータ、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューに残ったバイト数、または、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューのヘッドに位置するパケットに関連付けられたライン遅延の先頭、のうちの1または複数に少なくとも部分的に基づく請求項8に記載の装置。
  13. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することはさらに、ユーザまたはユーザのグループを選択すること、選択されたユーザまたはユーザのグループへ帯域幅を配分すること、前記予測計画対象期間が広がると、前記予測計画対象期間にわたってスペクトル・リソースを割り当てること、または、前記フローのおのおのに関連付けられた1または複数の個別のユーティリティ機能を適用することのうちの少なくとも1つを備える請求項8に記載の装置。
  14. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することは、前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することが、前記前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を満足できない場合、前記装置によって観察された複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成することにフィードバックを提供する請求項8に記載の装置。
  15. 機械実行可能命令群を格納した機械読取可能媒体であって、
    予測計画対象期間を任意に選択し、
    前記機械実行可能命令群を実行する装置によって観察される複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成し、
    前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用する
    ための前記機械実行可能命令群を格納した機械読取可能媒体。
  16. 前記予測計画対象期間の任意の選択、および、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分の生成は、必要ベースで行われる請求項15に記載の機械読取可能媒体。
  17. 前記必要ベースで行われることは、前記予測計画対象期間の経過によってトリガされる請求項16に記載の機械読取可能媒体。
  18. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、または、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することは、ジャスト・イン・タイム方式で有効とされる請求項15に記載の機械読取可能媒体。
  19. 前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成することは、現在のフローの数、前記装置に関連付けられたユーザの数、前記装置からの信号強度を、ユーザに関連付けられたアクセス・デバイスに示すチャネル品質インジケータ、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューに残ったバイト数、または、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューのヘッドに位置するパケットに関連付けられたライン遅延の先頭、のうちの1または複数に少なくとも部分的に基づく請求項15に記載の機械読取可能媒体。
  20. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することはさらに、ユーザまたはユーザのグループを選択すること、選択されたユーザまたはユーザのグループへ帯域幅を配分すること、前記予測計画対象期間が広がると、前記予測計画対象期間にわたってスペクトル・リソースを割り当てること、または、前記フローのおのおのに関連付けられた1または複数の個別のユーティリティ機能を適用することのうちの少なくとも1つを備える請求項15に記載の機械読取可能媒体。
  21. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することは、前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用することが、前記前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を満足できない場合、前記装置によって観察された複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成することにフィードバックを提供する請求項15に記載の機械読取可能媒体。
  22. 無線広帯域通信システムにおいて動作可能な装置であって、
    予測計画対象期間を任意に選択する手段と、
    前記装置によって観察される複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成する手段と、
    前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用する手段と
    を備える装置。
  23. 前記予測計画対象期間の任意の選択、および、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分の生成する手段は、必要ベースで実行される請求項22に記載の装置。
  24. 前記必要ベースで行われることは、前記予測計画対象期間の経過によってトリガされる請求項23に記載の装置。
  25. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、または、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用する手段は、ジャスト・イン・タイム方式で有効とされる請求項22に記載の装置。
  26. 前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成する手段は、現在のフローの数、前記装置に関連付けられたユーザの数、前記装置からの信号強度を、ユーザに関連付けられたアクセス・デバイスに示すチャネル品質インジケータ、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューに残ったバイト数、または、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューのヘッドに位置するパケットに関連付けられたライン遅延の先頭、のうちの1または複数に少なくとも部分的に基づく請求項22に記載の装置。
  27. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用する手段はさらに、ユーザまたはユーザのグループを選択する手段、選択されたユーザまたはユーザのグループへ帯域幅を配分する手段、
    前記予測計画対象期間が広がると、前記予測計画対象期間にわたってスペクトル・リソースを割り当てる手段、または、前記フローのおのおのに関連付けられた1または複数の個別のユーティリティ機能を適用する手段のうちの少なくとも1つを備える請求項22に記載の装置。
  28. 前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用する手段は、前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用する手段が、前記前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を満足できない場合、前記装置によって観察された複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を生成する手段にフィードバックを提供する請求項22に記載の装置。
  29. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    コンピュータに対して、予測計画対象期間を任意に選択させるためのコードからなる第1のセットと、
    第2のセットを実行する前記コンピュータによって観察される複数のフローに少なくとも部分的に基づいて、さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を前記コンピュータに対して生成させるためのコードからなる前記第2のセットと、
    前記フローの全体に対するユーザへのフローの割当、あるいは、前記予測計画対象期間にわたる前記ユーザへのフローの配分のうちの少なくとも1つのために、前記コンピュータに対して、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分を利用させるためのコードからなる第3のセットと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  30. 前記第1のセットおよび前記第2のセットは、必要ベースで行われる請求項29に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  31. 前記必要ベースで行われることは、前記予測計画対象期間の経過によってトリガされる請求項30に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  32. 前記第3のセットは、ジャスト・イン・タイム方式で有効とされる請求項29に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  33. 前記第2のセットを実行することは、現在のフローの数、前記装置に関連付けられたユーザの数、前記装置からの信号強度を、ユーザに関連付けられたアクセス・デバイスに示すチャネル品質インジケータ、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューに残ったバイト数、または、前記アクセス・デバイスに関連付けられたキューのヘッドに位置するパケットに関連付けられたライン遅延の先頭、のうちの1または複数に少なくとも部分的に基づく請求項29に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  34. 前記第3のコードは、前記コンピュータに対して、ユーザまたはユーザのグループを選択すること、選択されたユーザまたはユーザのグループへ帯域幅を配分すること、前記予測計画対象期間が広がると、前記予測計画対象期間にわたってスペクトル・リソースを割り当てること、または、前記フローのおのおのに関連付けられた1または複数の個別のユーティリティ機能を適用することのうちの少なくとも1つをさせる請求項29に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  35. 前記第3のコードが終了したときに、前記さらに良いものを目指す最適目標帯域幅配分が満足されない場合、前記第3のコードは、前記コンピュータに対して、前記第1のコードにフォードバックを提供させる請求項29に記載のコンピュータ・プログラム製品。
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