JP2010050773A - 無線通信システム、基地局および送信電力割り当て方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局および送信電力割り当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいてスループットの向上が望まれる。
【解決手段】移動局と基地局との間で複数のリンクを設定するソフトハンドオーバにてパケット通信を行う無線通信システムに、基地局は、所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知する検知手段と、検知手段で検知した所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、移動局の通信環境を取得して、所定のリンクの必要性を判定する判定手段と、判定手段での判定結果に基づいて、所定のリンクの送信電力を操作する電力可変手段とを備え、移動局は、通信している基地局毎にリンクの状態を測定する測定手段と、測定手段で測定した通信環境を、基地局に通知する手段とを設けることとした。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信を行う無線通信システムに関し、特に、パケット通信時におけるパケットリンクの設定及び送信電力の制御に関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第3世代移動通信システムの1つの方式であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の標準化が進められている。また、3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)では、cdma2000(Code Division Multiple Access 2000)方式の標準化が進められている。
上記通信方式の標準化の一部として、基地局から移動局への下り方向(ダウンリンク)の大容量高速パケットデータ転送を提供するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式や、基地局から移動局への上り方向(アップリンク)の大容量高速パケットデータ転送を提供するHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)方式の実用化が進められている。これらの通信方式は、データパケットを効率良く送受信するために、データ送出スケジューリングや適応変調、ハイブリットARQ、ハンドオーバ等の技術を用いている。
このような大容量高速パケットデータ転送に関連する技術としては、特許文献1ないし2に記載された技術が挙げられる。
特許文献1には、無線通信システムが移動局に設定するリンクを、無線環境の状態に応じてHSDPA又はDPCH(Dedicated Physical Channel)方式(従来方式)の何れかを割当制御することによってシステム全体のスループットを向上させる技術が記載されている。また、移動局が基地局との通信環境(パケットリンク状態)を取得して通知する手段なども記載されている。
特許文献2には、基地局が設定する複数のリンクの内、DPCH方式(従来方式)の使用する総和の送信電力を操作してHSDPAに割当てる送信電力を確保する技術が記載されている。また、リンクの送信電力を操作する手段も記載されている。
特開2004−328521号公報 特開2006−179965号公報
上記特許文献1ないし2にも記載されているように、当該技術分野では、複数の世代に対応したシステムが要求されており、例えば、W−CDMAシステムにおける基地局は、HSDPA(Release5)及びDPCH(Release 99)に対応している。尚、このような基地局では、HSDPAに割り当てられる送信電力は、DPCH(音声呼やパケット呼。以下、既存のR99呼という)に割り当てられた送信電力の残りの電力が割り当てられる。このような基地局では、既存のR99呼のリンク数やそのリンク毎の送信電力の状態によっては、HSDPAのリンクが所定のスループットを出力できない程、即ち、HSDPAのパケットリンクが設定できない程、小さな送信電力しか割り当てられない問題が発生する。尚、R99呼には、3GPPの定義する個別通信チャネルDTCH(Dedicated Traffic CHannel)なども含まれる。
具体的には、HSDPAの場合、基地局が、移動局との既存R99呼(リンク)を多数設定しており、更に、既存R99呼に要する送信電力が多く、HSDPAのリンクに要する送信電力を確保できない場合、HSDPAのみを設定した場合に比べ、システム全体のスループットを向上できない。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、既に設定されているリンク(例えば、DPCHのリンク)の状態を検出し、新たに設定したいリンク(例えばHSDPAのリンク)に必要である(割当てたい)電力リソースを十分に確保する無線通信システムを提供することである。
本発明の無線通信システムは、移動局と基地局との間で複数のリンクを設定するソフトハンドオーバにてパケット通信を行う通信システムであって、基地局は、所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知する検知手段と、前記検知手段で検知した前記所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、前記移動局の通信環境を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定する判定手段と、前記判定手段での判定結果に基づいて、前記所定のリンクの送信電力を操作する電力可変手段とを備え、前記移動局は、通信している基地局毎にリンクの状態を測定する測定手段と、前記測定手段で測定した通信環境を、前記基地局に通知する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の送信電力割り当て方法は、通信システムにおいて、パケットリンクが新規に設定されるとき、又は、パケットリンクが新規に設定されたときに、リンクへの送信電力を割当てる送信電力割り当て方法であって、パケットリンクが新規に設定される/新規に設定された基地局に、既に設定されている所定の閾値以上の送信電力の所定のリンクを検知し、検知した前記所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、前記移動局の通信している基地局毎のリンクの状態を含む通信環境を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定し、判定結果に基づいて前記所定のリンクの送信電力を操作し、前記新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクへの送信電力を増減させることを特徴とする。
本発明によれば、既に設定されているリンクの状態(例えば、既に設定されているDPCHのリンク)を検出し、新たに設定したいリンクに必要である(割当てたい)電力リソース(例えば、新たに設定したいHSDPAのリンクに割り当てる電力リソース)を十分に確保することで、新たに設定したいリンクのスループットが向上する事が可能な無線通信システムを提供できる。
また、本発明によれば、既に設定されているリンクの状態(例えば、既に設定されているDPCHのリンク)を検出し、新たに設定したいリンクに必要である(割当てたい)電力リソース(例えば、新たに設定したいHSDPAのリンクに割り当てる電力リソース)を十分に確保することで、新たに設定したいリンクのスループットが向上する事が可能な送信電力割り当て方法を提供できる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図4に基づいて説明する。
図1は、実施の一形態の無線通信システムの構成の一部を例示する概略図である。図1に示す本実施の一形態の無線通信システムの一部は、複数の基地局10と、複数の移動局20から構成され、無線電波を用いて通信可能に接続されている。複数の基地局10は、上位ネットワークと接続し、各種情報を通信できる。上位ネットワークは、各種交換機や無線ネットワーク制御装置、サーバなどで構成され、各種情報を通信可能としている。尚、上位ネットワークの構成及び動作は、提供する通信サービス毎に定まり、一般的である為、記載を省略する。
複数の基地局10は、夫々、移動局20と通信可能とするリンクを設定し、音声通信やパケット通信を可能とする。リンクには、無線通信をコントロールする為のリンクや、実データ(音声、画像、パケット等)を送信及び受信するリンクなどがある。
ここで、図1に示された太い矢印のリンクは、他のリンクより高速にパケット通信が可能な高速リンクを示す。また、基地局10から移動局20へのリンクをダウンリンクとし、移動局20から基地局10へのリンクをアップリンクとする。また、移動局20は、ソフトハンドオーバにより複数の基地局10とリンクを確立可能である。
図2は、基地局に追加する構成を示す機能ブロック図である。基地局10は、従来(公知)の通信機能に加え、制御部40に、スループット確認部41、送信電力検知部42、リンク判定部43及び電力操作部44が追加される。
制御部40は、新規に設定されたリンク(例えば、高速リンク)のスループットが一定値以下である事を検知し、既に設定されているリンクの内、不要な電力を低下させる動作を行う。
スループット確認部41は、新規に設定されたリンクの(大気中に送出されている)スループットが一定値以下かどうかを検知する。
送信電力検知部42は、スループット確認部41で検知したリンクが一定以下のスループットだった場合に、基地局10に設定されている複数のリンクの内から、所定の閾値以上の送信電力のリンクを検知する。尚、閾値は、基地局10から移動局20への通信の送信電力の、規格上の上限値付近を設定する。
リンク判定部43は、送信電力検知部42で検知したリンクのリンク先である移動局20に対して、通信環境として、通信(リンク)している基地局数と基地局毎のリンクの受信レベルとを通知するよう要求するメッセージ(以下、要求メッセージと呼ぶ)を送信する。
また、リンク判定部43は、移動局20に送信した要求メッセージに対する移動局20からの応答のメッセージ(以下、応答メッセージと呼ぶ)を取得し、リンクの状態を解析し、送信電力検知部42で検知したリンクについて、有用性を判定する。その後、リンク判定部43は、判定結果に基づいて、後述する電力操作部44に対して、判定したリンクの送信電力を操作する通知(メッセージ)を送信する。
この判定は、無線通信システムの全体又は一部(局部)に注目して、スループットの向上及び通信の安定を図る為に、所定の閾値以上の送信電力のリンクが有用であるかを判定する。例えば、移動局数台と基地局数局程度の局部において、所定の基地局では既に多数のリンクが設定されており、追加で所定の移動局に高速リンクを設定したい場合に、高速リンクの設定に必要なリソース(電力)を確保する為に、他のリンクに既に割り振られているリソースを削減してもシステム全体として問題が発生しなければ、既に設定されているリンクの有用性(必要性、重要性)は低いことと判定できる。また、他の例では、既に設定されたリンクのリンク先の移動局が一つのリンクのみで通信を行っている場合に、該リンクのリソースを削減することは、該リンク先の移動局との通信速度の低減や安定度の低下を引き起こすことにつながる為、該リンクの有用性は高いことと判定できる。
即ち、新たに設定したいリンクと既に割当てているリンクとの有用性(必要性、重要性)を比較し、新たに設定したいリンクの方に有用性が認められる場合には、既に割当てているリンクよりも優先する判定を行う。
電力操作部44は、リンク判定部43の判定結果に基づいて送信された通知(メッセージ)に従い、判定したリンクの送信電力を可変する。また、スループット確認部41で検知したリンクの電力を増減させる機能を有する。
図3は、移動局の構成を示す機能ブロック図である。移動局20は、従来(公知)の通信機能に加え、メッセージ受信部51、リンク状態測定部52、応答メッセージ通知部53の機能を有する。尚、下記各種機能は、一般的に用いられる技術で実現できる為、詳細な説明を省略する。
メッセージ受信部51は、基地局10より、要求メッセージを受信する。
リンク状態測定部52は、要求メッセージを受信した場合に、要求されたリンクの状態を測定して取得する。尚、リンクの状態の一例である通信している基地局数は、基地局10側で、移動局20から通信している基地局毎に通知される受信レベルを用いて算出してもよい。
応答メッセージ通知部53は、基地局10に対し、要求されたリンクの状態を応答メッセージとして通知する。
このような構成において、実施の一形態の無線通信システムは、既に設定されているリンクの状態を検出し、新たに設定したいリンクに必要である(割当てたい)リソースを確保する無線通信システムを提供できる。
次に、本発明の第1の実施の一形態の無線通信システムの動作例について説明する。
ここで、動作例は、所定の基地局10と、移動局20との間に新規にリンクを設定する場合を説明する。また、所定の基地局10は、新規にリンクを設定する移動局20とは別に、複数の基地局とリンクしている移動局20’との間で、既設のリンクを有するものとする。
図4は、無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
まず、基地局10と移動局20との間で新規のリンクを確立する(ステップS401)。
新規のリンクが設定された基地局10は、スループット確認部41を用いて、新規のリンクのスループットが一定値α以下となっているかを測定する(ステップS402)。尚、αは本システムの使用者が設定する任意のパラメータ値である。
基地局10は、新規のリンクのスループットが一定値α以下となっていると検知した場合、送信電力検知部42を用いて、基地局10に設定されている複数のリンクの内から、送信電力が所定の閾値λ以上のリンクを検知する(ステップS403)。検知した閾値λ以上のリンクが複数ある場合には、検出した全てのリンク毎に以下のステップを実行する。また、実行する順番は検知順でも良いし、送信電力が高い順で行っても良い。尚、λは本システムを使用者が設定する任意のパラメータ値である。
基地局10は、リンク判定部43を用いて、前ステップで検知したリンクのリンク先である移動局20’に対して、リンクの状態を通知させる要求メッセージを送信する(ステップS404)。ここで、要求メッセージには、リンクの状態として、通信(リンク)している基地局数と、その基地局とのリンクの受信レベルを基地局毎に通知する要求が少なくとも含まれている。
移動局20’は、メッセージ受信部51、リンク状態測定部52、応答メッセージ通知部53を用いて、基地局10から送信された要求メッセージを受信し、要求されたリンクの状態を測定して取得して、基地局10に対し、要求されたリンクの状態を応答メッセージとして通知する(ステップS405)。
基地局10は、応答メッセージを移動局20’より受信し、リンク判定部43を用いて、応答メッセージを解析し、送信電力検知部42で検知したリンクについて、有用性を判定し、判定結果に基づいて、電力操作部44に対して、該リンクの送信電力を操作する通知(メッセージ)を送信する(ステップS406)。
基地局10は、電力操作部44を用いて、通知(メッセージ)に従い、該リンクの送信電力を停止や増減を行う(ステップS407)。
基地局10は、前ステップで開放された送信電力等のリソースを新規に設定されたリンクに対して割当てる(ステップS408)。
このように動作することによって、基地局10で、移動局20’に既に設定されているリンクの状態を検出し、そのリンクの状態において、既設のリンクの有用性を判定でき、必要に応じてリソースの加減を行うことで、新たに設定したリンクに割当てたいリソースを確保可能とできる。
次に、HSDPAを新たなリンクとした場合の動作例を示し、本発明の実施の一形態を説明する。ここでは、新たなリンクとしてHSDPAの呼を設定する場合に、既設のリンクであるR99呼をとの間で有用性を比較する。尚、本既設のリンクはR99呼に限定するものではない。
まず、基地局10と移動局20との間で新規のHSDPA呼の確立を試みる(ステップS401に該当)。
HSDPA呼を確立する基地局10は、スループット確認部41を用いて、HSDPA呼のスループットが一定値α以下となっているかを測定する。αは、予め定められたパラメータ値であって、例えば、7.2Mbpsを理論値とするHSDPAサービスでは、1.0Mbpsを設定する(ステップS402に該当)。
基地局10は、HSDPA呼のスループットが一定値α以下となっていると検知した場合、送信電力検知部42を用いて、基地局10に設定されている複数のR99呼の内から、送信電力が所定の閾値λ以上の呼を検知する。λは、予め定められたパラメータ値であって、例えば、呼に割当てる通信電力の最大値の90%の値に設定しても良いし、他の通信との兼ね合いから適切に設定すればよい(ステップS403に該当)。
基地局10は、リンク判定部43を用いて、検知したR99呼の設定先である移動局20’に対して、リンクの状態を通知させる要求メッセージを送信する。ここで、要求メッセージには、例えば、DHO状態(基地局間Diversity Hand Over)で通信している基地局数と、それら基地局からのR99呼の受信レベルを基地局毎に通知させる要求が含まれている(ステップS404に該当)。
移動局20’は、基地局10から送信された要求メッセージを受信し、要求されたリンクの状態(例えば、DHO状態で通知している基地局数と、基地局毎の受信レベル)を取得して、基地局10に対し、応答メッセージとして通知する(ステップS405に該当)。
基地局10は、応答メッセージを移動局20’より受信し、リンク判定部43を用いて、応答メッセージを解析し、送信電力検知部42で検知したR99呼について有用性を判定し、判定結果に基づいて、電力操作部44に対して、該リンクの送信電力を操作する通知する(ステップS406に該当)。
尚、移動局20’が複数の基地局とR99呼を設定している場合(DHO状態)で、基地局10とのR99呼の通信電力値が上限値付近(閾値以上)であれば、移動局20’は、他の基地局近傍に位置する可能性が高い。即ち、基地局10とのR99呼を解除しても、他の基地局とのR99呼によって移動局20’の通信速度等が維持可能であれば、移動局10との間で設定されているR99呼の有用性(必要性)は低いといえる。
一方別の側面から見た場合には、既存R99呼が設定されている移動局20’が多くの基地局とDHO状態にて通信している場合には、基地局の通信圏であるセルの境界付近に位置することが多い。このときの基地局からの送信電力は、R99呼の設定維持に、より大きな送信電力を要する。従い、HSPDA呼が所定の基地局に設定された場合、当該基地局に設定されているR99呼の通信先がDHO状態である場合には、R99呼の通信先がDHO状態でない場合と比べて、リソース(送信電力の余力)が少ない場合が多い。即ち、所望のHSDPA呼に割り当てたい送信電力量を確保できない場合がある。そこで、移動局10との間で設定されているR99呼の有用性(必要性)を判定して、リソースの開放を行えるか判定する。これは、HSDPA呼が一定送信電力を必要とすることにも起因する。
基地局10は、電力操作部44を用いて、通知に従い、該R99呼の送信電力を停止や削減を行う(ステップS407に該当)。
基地局10は、前ステップで開放された送信電力を新規に設定するHSDPAに対して割当てる(ステップS408に該当)。
尚、上記既設のR99呼の有用性の判定には、以下の条件を用いることが望ましい。尚、β,γ,θは無線通信システムの管理者が予め設定する任意のパラメータ値であり、通信に実態を把握して適時定めればよい。
(i) 移動局20’が一定数β個以上の基地局と通信している事。(リンク数がβ以上である事)
(ii) 移動局20’において、他の基地局からのリンクの受信レベル値がγ以下である事。
(iii)移動局20’が通信している複数の基地局のリンクの受信レベルの中で、基地局10とのリンクの受信レベルが、θ番目以下である事。
このように本動作例のHSDPAサービスを提供する無線通信システムによれば、HSPDA呼に割り当てられる送信電力が十分に割り当てられない場合に、他のR99呼の送信電力を加減して、HSPDA呼の送信電力を確保することによって、無線通信システム全体のスループットを向上できる。
また、他のリンクのリソースを削減し、HSDPAのリンクに割当てることで、HSDPA呼のスループットを増加させる事が可能である。
これにより、本発明を用いた基地局は、端末に対して、より高速な通信を行なう環境を提供可能となる。
尚、各ステップの処理は、記憶部に記録されたプログラムに従い、制御部及び各部の演算処理部が処理する。
以上説明したように、本発明によれば、既に設定されているリンクの状態を検出し、新たに設定したいリンクに必要である(割当てたい)リソースを確保する無線通信システムを提供できる。同じく、送信電力割り当て方法を提供できる。
尚、本発明は、基地局及び移動局の動作で実現するため、上位ネットワークの動作に変更をおよばさない。即ち、基地局及び移動局のみの変更で、既存システムの変更も可能である。
また、本発明の具体的な構成及び動作は、前述の例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があってもこの発明に含まれる。
本発明は、無線通信システムとして基地局間ハンドオーバ(BTS間ハンドオーバ(DHO))を行う通信方式に適応できる。
実施の一形態の無線通信システムの構成の一部を例示する概略図である。 基地局に追加する構成を示す機能ブロック図である。 移動局の構成を示す機能ブロック図である。 無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 基地局
20 移動局
40 制御部
41 スループット確認部
42 送信電力検知部(検知手段)
43 リンク判定部(判定手段)
44 電力操作部(電力可変手段)
51 メッセージ受信部
52 リンク状態測定部
53 応答メッセージ通知部

Claims (21)

  1. 移動局と基地局との間で複数のリンクを設定してソフトハンドオーバ可能にパケット通信を行う通信システムにおいて、
    基地局は、
    所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知した前記所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、前記移動局の通信環境を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定する判定手段と、
    前記判定手段での判定結果に基づいて、前記所定のリンクの送信電力を操作する電力可変手段と
    を備え、
    前記移動局は、
    通信している基地局毎にリンクの状態を測定する測定手段と、
    前記測定手段で測定した通信環境を、前記基地局に通知する手段と
    を備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局は、
    パケットリンクが新規に設定されるとき、又は、パケットリンクが新規に設定されたときに、
    所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知し、
    検知した前記所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、前記移動局の通信環境を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記判定手段は、通信している基地局数と基地局毎のリンクの受信レベルとに基づいてリンクの必要性を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記判定手段は、新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクと、既に割当てているリンクとの有用性を比較し、前記新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクに有用性を認める場合に、既に割当てているリンクより優先する判定を行なうことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一記載の無線通信システム。
  5. 前記判定手段は、前記所定のリンクと別のリンクとの有用性を比較し、当該比較結果に基づいて判定することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の無線通信システム。
  6. 前記基地局は、新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクが、既設のリンクよりも高速リンクである場合に、前記検知手段を用いて、所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知することを特徴とする請求項1ないし5の何れか一記載の無線通信システム。
  7. 新規に設定されるパケットリンクは、HSDPA又はHSUPAであり、
    前記所定のリンクは、R99のリンクである
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一記載の無線通信システム。
  8. 一つの移動局と複数の基地局との間で複数のリンクを設定してソフトハンドオーバ可能にパケット通信を行う通信システムにおいて、
    少なくとも一つの基地局は、
    所定の移動局との間でHSDPAパケットリンクを新規に設定する際に、前記所定の移動局とことなる他の移動局との間で所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定の個別リンクがあるかを検知する検知手段と、
    前記検知手段で検出した前記所定の個別リンクが設定されている前記他の移動局に対してハンドオーバ状態で通信している基地局及び当該基地局との受信レベルを通知させる要求メッセージを送信することによって通知させた応答メッセージを解析して、前記他の移動局が複数の基地局と通信している事と、前記他の移動局において前記複数の基地局からのリンクの受信レベル値が所定値以下である事と、前記他の移動局が通信している複数の個別リンクの中で前記所定の個別リンクの受信レベル値が所定番数以下である事を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定する判定手段と、
    前記判定手段での判定結果に基づいて、前記所定のリンクの送信電力を停止又は増減させる電力可変手段と、
    前記電力可変手段で停止又は増減させることによって開放された送信電力を、前記HSDPAパケットリンクに対して割当てる手段と
    を備え、
    前記他の移動局は、
    通信している基地局毎にリンクの受信レベルを測定する測定手段と、
    前記測定手段で測定した測定結果を、前記判定手段を備える前記基地局に通知する手段と
    を備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  9. ソフトハンドオーバ可能に複数のリンクを設定してパケット通信を行う移動局との間でパケット通信を行なう基地局であって、
    所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知した前記所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、前記移動局の通信している基地局毎のリンクの状態を含む通信環境を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定する判定手段と、
    前記判定手段での判定結果に基づいて、前記所定のリンクの送信電力を操作する電力可変手段と
    を備えることを特徴とする基地局。
  10. パケットリンクが新規に設定されるとき、又は、パケットリンクが新規に設定されたときに、
    所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知し、
    検知した前記所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、前記移動局の通信環境を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定する
    ことを特徴とする請求項9記載の基地局。
  11. 前記判定手段は、通信している基地局数と基地局毎のリンクの受信レベルとに基づいてリンクの必要性を判定することを特徴とする請求項9又は10に記載の基地局。
  12. 前記判定手段は、新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクと、既に割当てているリンクとの有用性を比較し、前記新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクに有用性を認める場合に、既に割当てているリンクより優先する判定を行なうことを特徴とする請求項9ないし11の何れか一記載の基地局。
  13. 前記判定手段は、前記所定のリンクと別のリンクとの有用性を比較し、当該比較結果に基づいて判定することを特徴とする請求項9ないし12の何れか一記載の基地局。
  14. 前記基地局は、新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクが、既設のリンクよりも高速リンクである場合に、前記検知手段を用いて、所定の閾値以上の送信電力で既に設定されている所定のリンクを検知することを特徴とする請求項9ないし13の何れか一記載の基地局。
  15. 新規に設定されるパケットリンクは、HSDPA又はHSUPAであり、
    前記所定のリンクは、R99のリンクである
    ことを特徴とする請求項9ないし14の何れか一記載の基地局。
  16. 通信システムにおいて、パケットリンクが新規に設定されるとき、又は、パケットリンクが新規に設定されたときに、リンクへの送信電力を割当てる送信電力割り当て方法であって、
    パケットリンクが新規に設定される/新規に設定された基地局に、既に設定されている所定の閾値以上の送信電力の所定のリンクを検知し、
    検知した前記所定のリンクの設定されているリンク先の移動局から、前記移動局の通信している基地局毎のリンクの状態を含む通信環境を取得して、前記所定のリンクの必要性を判定し、
    判定結果に基づいて、前記所定のリンクの送信電力を操作し、
    前記新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクへの送信電力を増減させる
    ことを特徴とする送信電力割り当て方法。
  17. 前記判定は、通信している基地局数と基地局毎のリンクの受信レベルとに基づいてリンクの必要性を判定することを特徴とする請求項16記載の送信電力割り当て方法。
  18. 前記判定は、前記新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクと、既に割当てているリンクとの有用性を比較し、新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクに有用性を認める場合に、既に割当てているリンクより優先する判定を行なうことを特徴とする請求項16又は17に記載の送信電力割り当て方法。
  19. 前記判定は、前記所定のリンクと別のリンクとの有用性を比較し、当該比較結果に基づいて判定することを特徴とする請求項16ないし18の何れか一記載の送信電力割り当て方法。
  20. 前記新規に設定される/新規に設定されたパケットリンクは、既設のリンクよりも高速リンクあることを特徴とする請求項16ないし19の何れか一記載の送信電力割り当て方法。
  21. 前記新規に設定されるパケットリンクは、HSDPA又はHSUPAであり、
    前記所定のリンクは、R99のリンクである
    ことを特徴とする請求項16ないし20の何れか一記載の送信電力割り当て方法。
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