JP5432075B2 - 撮像装置および色温度算出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、可視光および近赤外光を利用した撮像装置および色温度算出方法に関する。
可視光と近赤外光とを同時に受光可能なカラー固体撮像素子を用いたカメラ(撮像装置)が、昼夜を問わず撮像できるカメラとして期待されている。このような、カラー固体撮像素子を用いたカメラは、可視光信号に含まれる近赤外成分(信号)を差分演算等により分離することにより、可視光信号(R,G,B信号)を取得する。
そして、当該カメラは、特許文献1もしくは特許文献2で開示されているような、可視光信号(R,G,B信号)を用いた色温度の算出(検出)する技術(以下、従来技術Aという)により、色温度を算出するのが一般的である。なお、特許文献1および特許文献2に示されるカメラは、R,G,B信号のみを処理可能な撮像素子を利用している。
特開平5−292533号公報 特開平5−007369号公報
しかしながら、従来技術Aでは、受光する光の色温度が低い場合、当該受光する光の青色光の強度が、赤色光および緑色光の強度より極端に低いため、算出される色温度の精度が大きく低下するという問題がある。すなわち、可視光の状態によっては、色温度の算出精度が大きく低下するという問題がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、色温度の算出精度の低下を抑制可能な撮像装置等を提供することである。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る撮像装置は、可視光および近赤外光を受光するための撮像素子と、色温度を算出するための算出部とを備える。前記撮像素子は、可視光を少なくとも透過させる第1のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第1可視光信号を生成するための第1の光電変換素子と、近赤外光を少なくとも透過させる第2のカラーフィルタを透過した近赤外光に対し光電変換することにより近赤外信号を生成するための第2の光電変換素子とを含み、前記算出部は、前記近赤外信号の量が所定量より大きい場合、少なくとも前記第1可視光信号と前記近赤外信号とを用いて、色温度を算出する。
すなわち、算出部は、前記近赤外信号の量が所定量より大きい場合、少なくとも前記第1可視光信号と前記近赤外信号とを用いて、色温度を算出する。第1可視光信号は、可視光に対し光電変換することにより生成される信号である。近赤外信号は、近赤外光に対し光電変換することにより生成される信号である。
なお、光の色温度が低い程、当該光における近赤外光の量は多くなる。したがって、受光する光の色温度が低い場合、近赤外信号の量が大きくなるため、近赤外光(近赤外信号)を利用して色温度が算出される。つまり、撮像素子が受光した可視光の状態に関わらず、色温度の算出精度の低下を抑制することができる。
また、好ましくは、前記算出部は、前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号に対する前記近赤外信号の比率である第1比率を算出し、前記算出部は、前記第1比率と、該第1比率に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する。
また、好ましくは、前記算出部は、前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号と前記近赤外信号との差分である第1差分を算出し、前記算出部は、前記第1差分と、該第1差分に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する。
また、好ましくは、前記第1のカラーフィルタを透過した可視光は、赤色成分の光であり、前記第1可視光信号は、赤色信号である。
また、好ましくは、前記撮像素子は、さらに、前記第1のカラーフィルタが透過させる可視光の波長と異なる波長の可視光を透過させる第3のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第2可視光信号を生成する第3の光電変換素子を含み、前記算出部は、前記第1可視光信号、前記第2可視光信号および前記近赤外信号のうちの少なくとも2つを用いて、前記色温度を算出する。
また、好ましくは、前記算出部は、前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号に対する前記近赤外信号の比率である第1比率を算出し、前記近赤外信号の量が前記所定量以下である場合、前記第2可視光信号に対する前記第1可視光信号の比率である第2比率を算出し、前記算出部は、前記第1比率および第2比率のうち算出した比率と、当該算出した比率に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する。
また、好ましくは、前記算出部は、前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号と前記近赤外信号との差分である第1差分を算出し、前記近赤外信号の量が前記所定量以下の場合、前記第1可視光信号と前記第2可視光信号との差分である第2差分を算出し、前記算出部は、前記第1差分および第2差分うち算出した差分と、当該算出した差分に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する。
また、好ましくは、前記第1のカラーフィルタを透過した可視光は、赤色成分の光であり、前記第3のカラーフィルタを透過した可視光は、緑色成分の光であり、前記第1可視光信号は、赤色信号であり、前記第2可視光信号は、緑色信号である。
本発明の一態様に係る色温度算出方法は、可視光および近赤外光を受光するための撮像素子を備える撮像装置が行う。前記撮像素子は、可視光を少なくとも透過させる第1のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第1可視光信号を生成するための第1の光電変換素子と、近赤外光を少なくとも透過させる第2のカラーフィルタを透過した近赤外光に対し光電変換することにより近赤外信号を生成するための第2の光電変換素子とを含み、前記色温度算出方法は、前記近赤外信号の量が所定量より大きい場合、少なくとも前記第1可視光信号と前記近赤外信号とを用いて、色温度を算出するステップを備える。
なお、本発明は、このような撮像装置を構成する複数の構成要素の全てまたは一部を、システムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)として実現してもよい。
また、本発明は、色温度算出方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現されてもよい。また、当該プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して配信されてもよい。
本発明により、色温度の算出精度の低下を抑制することができる。
第1の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像素子の構成を示すブロック図である。 画像生成処理のフローチャートである。 第1の実施の形態における信号処理部の構成を示すブロック図である。 画像補正情報算出処理のフローチャートである。 比較テーブルを説明するための図である。 色温度が1500Kである照明光における各種特性を示す図である。 色温度が2000Kである照明光における各種特性を示す図である。 色温度が2500Kである照明光における各種特性を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態における撮像装置1000の構成を示すブロック図である。なお、図1には、説明のために、撮像装置1000には含まれない映像デバイス500も示される。映像デバイス500は、様々な画像処理を行うデバイスである。
撮像装置1000は、カラー画像および白黒画像を生成可能な昼夜兼用の撮像装置である。撮像装置1000は、動画像を撮像可能なデジタルビデオカメラである。なお、撮像装置1000は静止画像を撮像可能なデジタルスチルカメラであってもよい。
撮像装置1000は、レンズ10と、撮像素子100と、制御部200と、信号処理部300とを備える。
撮像素子100は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ(固体撮像素子)である。なお、撮像素子100は、CMOSイメージセンサに限定されることなく、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサであってもよい。
撮像素子100は、可視光および近赤外光を受光するための構成を有する。
制御部200は、MPU(Micro Processing Unit)である。なお、制御部200は、MPUに限定されず、演算機能を有する演算回路であれば、他の演算回路であってもよい。
図2は、撮像素子100の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、撮像素子100は、受光部110と、垂直走査回路121と、水平走査回路122と、増幅回路130と、AD変換部140とを含む。
受光部110は、光が入射される部分である。図1のレンズ10は、レンズ10に入射される光を、受光部110において結像させる。受光部110は、行列状に配列されたm個(4以上の整数)の画素PXを有する。例えば、撮像装置1000が、1000万画素の画像を生成する装置である場合、mは、1000万となる。
m個の画素PXの各々は、サブ画素としての光電変換素子SP1,SP2,SP3,SP4を有する。すなわち、撮像素子100は、光電変換素子SP1,SP2,SP3,SP4を有する。
光電変換素子SP1,SP2,SP3,SP4の各々は、入射する光を光電変換することにより信号(以下、光変換信号という)を生成する。光電変換素子SP1,SP2,SP3,SP4の各々は、受光素子としてのフォトダイオードである。
光電変換素子SP1の上部には、カラーフィルタCF1が形成される。カラーフィルタCF1は、可視光としての赤色成分の光(以下、赤色光という)と、近赤外(Near Infrared Radiation)光とを透過させるカラーフィルタである。以下においては、近赤外光を、IR光とも表記する。
光電変換素子SP1には、カラーフィルタCF1を透過する赤色光およびIR光が入射される。光電変換素子SP1は、入射された赤色光およびIR光の強度に応じた光変換信号(以下、第1光変換信号という)を生成する。
以下においては、赤色成分の信号をR信号という。また、以下においては、IR光成分の信号をIR信号という。IR信号は、近赤外信号である。第1光変換信号は、可視光信号としてのR信号と、IR信号とを含む。すなわち、第1光変換信号は、可視光信号である。ここで、可視光信号は、可視光成分の信号である。以下においては、第1光変換信号を、R+IR信号ともいう。
光電変換素子SP2の上部には、カラーフィルタCF2が形成される。カラーフィルタCF2は、可視光としての青色成分の光(以下、青色光という)と、IR光とを透過させるカラーフィルタである。
光電変換素子SP2には、カラーフィルタCF2を透過する青色光およびIR光が入射される。光電変換素子SP2は、入射された青色光およびIR光の強度に応じた光変換信号(以下、第2光変換信号という)を生成する。
以下においては、青色成分の信号をB信号という。第2光変換信号は、可視光信号としてのB信号と、IR信号とを含む。すなわち、第2光変換信号は、可視光信号である。以下においては、第2光変換信号を、B+IR信号ともいう。
光電変換素子SP3の上部には、カラーフィルタCF3が形成される。カラーフィルタCF3は、可視光としての緑色成分の光(以下、緑色光という)と、IR光とを透過させるカラーフィルタである。
光電変換素子SP3には、カラーフィルタCF3を透過する緑色光およびIR光が入射される。光電変換素子SP3は、入射された緑色光およびIR光の強度に応じた光変換信号(以下、第3光変換信号という)を生成する。
以下においては、緑色成分の信号をG信号という。第3光変換信号は、可視光信号としてのG信号と、IR信号と含む。すなわち、第3光変換信号は、可視光信号である。以下においては、第3光変換信号を、G+IR信号ともいう。
なお、R信号、G信号およびB信号の各々は、可視光信号である。以下においては、R信号、G信号およびB信号を、それぞれ、赤色信号、緑色信号および青色信号ともいう。
光電変換素子SP4の上部には、カラーフィルタCF4が形成される。カラーフィルタCF4は、IR光のみを透過させるカラーフィルタである。
光電変換素子SP4には、カラーフィルタCF4を透過するIR光が入射される。光電変換素子SP4は、入射されたIR光の強度に応じた光変換信号(以下、第4光変換信号という)を生成する。第4光変換信号は、近赤外光成分の信号(IR信号)のみを含む近赤外信号である。以下においては、第4光変換信号を、IR信号ともいう。
光電変換素子SP1、SP2,SP3の各々は、第1の光電変換素子または第3の光電変換素子である。光電変換素子SP4は、第2の光電変換素子である。
第1の光電変換素子は、可視光を少なくとも透過させる第1のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第1可視光信号を生成する。第1のカラーフィルタは、カラーフィルタCF1,CF2,CF3である。
第2の光電変換素子は、近赤外光を少なくとも透過させる第2のカラーフィルタを透過した近赤外光に対し光電変換することにより近赤外信号を生成する。第2のカラーフィルタは、カラーフィルタCF4である。第2の光電変換素子は、光電変換素子SP4である。
第3の光電変換素子は、第3のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第2可視光信号を生成する。第3のカラーフィルタは、第1のカラーフィルタが透過させる可視光の波長と異なる波長の可視光を透過させる。
ここで、一例として、第1のカラーフィルタおよび第3のカラーフィルタが、それぞれ、カラーフィルタCF1,CF3であるとする。
この場合、第1の光電変換素子は、光電変換素子SP1であり、第3の光電変換素子は、光電変換素子SP3である。また、この場合、第1のカラーフィルタを透過した可視光は赤色成分の光であり、第1可視光信号は、赤色信号である。また、この場合、第3のカラーフィルタを透過した可視光は、緑色成分の光であり、第2可視光信号は、緑色信号である。
以上により、受光部110には、可視光から近赤外光までの感度を有する複数の画素が配置される。
なお、カラーフィルタCF1,CF2,CF3,CF4の配置は、図2に示される配置に限定されない。すなわち、カラーフィルタCF1とカラーフィルタCF3とは対角に配置されなくてもよい。
例えば、カラーフィルタCF1とカラーフィルタCF3とは、垂直方向または水平方向に並ぶように配置されてもよい。
垂直走査回路121および水平走査回路122は、共同して動作することにより、各画素PXに含まれる光電変換素子SP1,SP2,SP3,SP4の各々が生成した光変換信号を読み出す。
垂直走査回路121および水平走査回路122は、各画素PXに含まれる光電変換素子SP1,SP2,SP3,SP4がそれぞれ生成した第1〜第4光変換信号を順次読み出す処理(以下、信号読出し処理という)を行う。なお、信号読出し処理は、CMOSイメージセンサにおいて信号を読み出す周知な処理なので詳細な説明は行わない。
垂直走査回路121および水平走査回路122が、信号読出し処理により1つの光変換信号を読み出す毎に、読み出した光変換信号(例えば、第1光変換信号)は、増幅回路130へ送信される。
増幅回路130は、光変換信号の信号レベルを増幅させる処理を行う。増幅回路130は、光変換信号を受信する毎に、受信した光変換信号の信号レベルを増幅させた光変換信号を、AD変換部140へ送信する。
前述の信号読出し処理が行われることにより、増幅回路130は、第1〜第4光変換信号を順次受信する。そして、増幅回路130は、増幅後の第1〜第4光変換信号を、順次、AD変換部140へ送信する。
第1〜第4光変換信号は、1組の光変換信号群を構成する。すなわち、R+IR信号、G+IR信号、B+IR信号およびIR信号は、1組の光変換信号群を構成する。前述したように、第1〜第3光変換信号の各々は、可視光信号を含む。つまり、1組の光変換信号群は、3個の可視光信号と、IR信号(近赤外信号)とから構成される。
垂直走査回路121および水平走査回路122は、前述の信号読出し処理を、m回繰り替えし行うことにより、1フレームに対応する全ての信号を読み出す。この場合、増幅回路130は、信号読出し処理が行われる毎に、m組の増幅後の光変換信号群を、1組の光変換信号群単位で、順次、AD変換部140へ送信する。
AD変換部140は、光変換信号群を受信する毎に、受信した光変換信号群を構成する4個の光変換信号の各々を、s(自然数)ビットのデジタル信号に変換する。
AD変換部140は、光変換信号群を受信する毎に、デジタル信号に変換した4個の光変換信号から構成される光変換信号群を、信号処理部300へ送信する。ここで、AD変換部140は、例えば、各光変換信号を、8ビットのデジタル信号に変換するとする。この場合、デジタル信号に変換された各光変換信号は、0〜255の範囲の値を示す信号である。
本実施の形態では、デジタル信号の示す値が大きい程、当該デジタル信号に対応する成分量が大きいものとする。例えば、AD変換部140により変換された、デジタル信号としてのIR信号が示す値が大きい程、近赤外光成分の量が大きいとする。
AD変換部140は、m組の変換後の光変換信号群を、1組の光変換信号群単位で、順次、信号処理部300へ送信する。
撮像装置1000において動画像が撮像される場合、AD変換部140が、m組の変換後の光変換信号群を信号処理部300へ送信する処理が繰り返し行われる。
以下においては、撮像素子100が撮像した画像を生成するための処理を、画像生成処理という。
図3は、画像生成処理のフローチャートである。画像生成処理は、信号処理部300および映像デバイス500により行われる。
再び、図1を参照して、信号処理部300は、撮像素子100から、m組の光変換信号群を1組の光変換信号群単位で順次受信する(S110)。信号処理部300は、詳細は後述するが、光変換信号群を受信する毎に、受信した光変換信号群を使用して、R,G,B信号を生成する(S210)。
そして、映像デバイス500は、R,G,B信号を使用して画像(フレーム)を生成する(S400)。すなわち、映像デバイス500は、画像処理を行う。
撮像装置1000において動画像が撮像される場合、図3の画像生成処理が繰り返し行われる。
次に、信号処理部300の構成について説明する。
図4は、第1の実施の形態における信号処理部300の構成を示すブロック図である。なお、図4には、説明のために、信号処理部300には含まれない制御部200が示される。
図4を参照して、信号処理部300は、色分離部310と、ホワイトバランス部320と、補間処理部330と、ガンマ補正部340とを含む。
色分離部310は、詳細は後述するが、後述の信号分離処理を行う。
ホワイトバランス部320は、詳細は後述するが、ホワイトバランス調整を行う。
補間処理部330は、詳細は後述するが、後述の補間処理を行う。
ガンマ補正部340は、詳細は後述するが、後述のガンマ補正処理を行う。
次に、信号処理部300が行う処理について説明する。
信号処理部300は、図3のステップS110の処理、ステップS210の信号生成処理およびステップS220の処理を行う。
色分離部310は、撮像素子100から、m組の光変換信号群を1組の光変換信号群単位で順次受信する(S110)。1組の光変換信号群は、R+IR信号、G+IR信号、B+IR信号およびIR信号から構成される。
ステップS210の信号生成処理では、まず、色分離部310が、光変換信号群を受信する毎に、信号分離処理を行う。信号分離処理では、色分離部310が、光変換信号群を構成する、デジタル信号としてのR+IR信号、G+IR信号、B+IR信号およびIR信号を使用して、デジタル信号としてのR信号、G信号、B信号を生成する。
具体的には、色分離部310は、R+IR信号、G+IR信号、B+IR信号の各々に対し色分離補正行列を乗算することにより、乗算対象の各信号を、可視光信号(R,G,B信号)とIR信号(近赤外信号)とに分離する。
ここで、色分離補正行列は、可視光信号と近赤外信号とを含む信号(例えば、R+IR信号)を、可視光信号とIR信号(近赤外信号)とに分離するための行列である。また、色分離補正行列は、実デバイスの分光等を補正するための行列である。また、色分離補正行列は、撮像素子100の分光特性から算出された行列である。
例えば、色分離部310は、R+IR信号に、色分離補正行列を乗算することにより、
R+IR信号を、R信号とIR信号(近赤外信号)とに分離する。G+IR信号およびB+IR信号も、R+IR信号と同様に分離される。
以下においては、デジタル信号としてのR信号、G信号、B信号およびIR信号がそれぞれ示す値を、R値、G値、B値およびIR値という。
なお、可視光信号と近赤外信号とを分離するための処理は、上記処理に限定されない。
例えば、色分離部310は、R+IR信号が示す値から、IR信号が示す値を減算することに得られた値を示す信号を、R信号として生成してもよい。
この場合、G信号およびB信号も、R信号と同様に生成される。すなわち、R+IR信号、G+IR信号、B+IR信号の各々が、可視光信号(例えば、R信号)と、IR信号(近赤外信号)とに分離される。
そして、色分離部310は、R,G,B信号を、ホワイトバランス部320へ送信するとともに、R,G,B,IR信号を、制御部200へ送信する。これにより、信号分離処理は終了する。
色分離部310は、信号分離処理をm回繰り返して行う。これにより、m組のR,G,B信号が、ホワイトバランス部320へ送信されるとともに、m組のR,G,B,IR信号が、制御部200へ送信される。
ホワイトバランス部320は、1フレームに対応するm組のR,G,B信号を受信する毎に、受信した1フレームに対応するm組のR,G,B信号に対し、制御部200から送信される後述のホワイトバランス係数WBを用いて、ホワイトバランス調整の処理を行い、処理後のR,G,B信号を、補間処理部330へ送信する。なお、ホワイトバランス調整の処理は、周知な処理なので詳細な説明は行わない。
補間処理部330は、R,G,B信号を受信する毎に、受信したR,G,B信号を用いて、色の補間処理を行い、処理後のR,G,B信号を、ガンマ補正部340へ送信する。ここで、色の補間処理とは、デモザイク処理である。なお、デモザイク処理(色の補間処理)は、周知な処理なので詳細な説明は行わない。
以上により、ステップS210の信号生成処理は終了する。
ガンマ補正部340は、受信したR,G,B信号に対し、ガンマ補正処理を行い、処理後のR,G,B信号を、映像デバイス500へ送信する(S220)。ガンマ補正処理は、周知な処理なので詳細な説明は行わない。
映像デバイス500は、受信したR,G,B信号を使用して画像(フレーム)を生成する(S400)。すなわち、映像デバイス500は、画像処理を行う。
撮像装置1000において動画像が撮像される場合、図3の画像生成処理が繰り返し行われる。
本実施の形態における撮像装置1000では、光源から照射される光の色温度が算出され、当該色温度に従ったホワイトバランス係数が算出される。すなわち、撮像シーンに応じた色温度が算出(決定)されるとともに、ホワイトバランス係数が算出(決定)される。
次に、色温度およびホワイトバランス係数を算出するための処理(以下、画像補正情報算出処理という)について説明する。画像補正情報算出処理において、制御部200は、色温度等を算出するための算出部である。
図5は、画像補正情報算出処理のフローチャートである。画像補正情報算出処理は、制御部200が、色分離部310から、1フレームに対応するm組のR,G,B,IR信号を受信する毎に、制御部200により行われる。
制御部200が受信するR,G,B,IR信号は、実デバイス(撮像素子100)の分光等が考慮された色分離補正行列を用いて補正された信号である。
ステップS510では、1フレームに対応する可視光信号の平均値が算出される。具体的には、制御部200が、受信したm組のR,G,B信号を用いて、R,G,B毎に、平均値を算出する。
さらに、具体的には、まず、制御部200は、m個のR信号がそれぞれ示すm個のR値の平均値(以下、平均赤値ARという)を算出する。また、制御部200は、m個のG信号がそれぞれ示すm個のG値の平均値(以下、平均緑値AGという)を算出する。また、制御部200は、m個のB信号がそれぞれ示すm個のB値の平均値(以下、平均青値ABという)を算出する。
ステップS520では、1フレームに対応する無彩色信号(無彩色成分)の平均値が算出される。具体的には、制御部200が、受信したm個のIR信号がそれぞれ示すm個のIR値の平均値(以下、平均赤外値AIRという)を算出する。
以下においては、平均赤値AR、平均緑値AG、平均青値ABおよび平均赤外値AIRを、それぞれ、AR、AG、ABおよびAIRとも表記する。
ステップS530では、1フレームに対応する近赤外信号(IR信号)の量が所定量より大きいか否かが判定される。具体的には、制御部200が、平均赤外値AIRが所定の判定閾値より大きいか否かを判定する。判定閾値は0である。すなわち、ステップS530では、受光した1フレーム分の光に近赤外光が含まれるか否かが判定される。
ステップS530において、YESならば処理はステップS541に移行する。ステップS530でYESの場合は、1フレームに対応する近赤外信号(IR信号)の量が所定量より大きい場合である。
一方、ステップS530において、NOならば処理はステップS542に移行する。ステップS530でNOの場合は、平均赤外値AIRが判定閾値以下の場合である。すなわち、ステップS530でNOの場合は、1フレームに対応する近赤外信号(IR信号)の量が所定量以下の場合である。すなわち、ステップS530でNOの場合は、近赤外信号(IR信号)の量がほぼゼロの場合である。
なお、判定閾値は0に限定されず、0に近い値であってもよい。判定閾値は、例えば、IR値の最大値の1%の値であってもよい。例えば、IR値が0〜255の範囲の値である場合、判定閾値は、3である。この場合、ステップS530でNOの場合は、平均赤外値AIR≒0の場合である。
ステップS541では、近赤外信号および可視光信号を用いた色温度判定値の算出が行われる。色温度判定値とは、色温度を算出するために使用される値である。具体的には、第1および第2可視光信号と、近赤外信号とを用いて、色温度判定値が算出される。第1可視光信号および第2可視光信号の各々は、異なる波長の可視光が光電変換された信号である。
より具体的には、制御部200は、近赤外信号としての平均赤外値AIRを、第1可視光信号としての平均赤値ARで除算した値を、色温度判定値として算出する。この場合、色温度判定値は、AIR/ARで表される。すなわち、この場合、色温度判定値は、第1可視光信号としての赤色信号に対する近赤外信号の比率である。
以下においては、第1可視光信号に対する近赤外信号の比率を、第1比率という。この場合、AIR/ARは、第1比率である。なお、第1比率は、AIR/ARに限定されず、例えば、AIR/AGであってもよい。
また、制御部200は、第1可視光信号としての平均赤値ARを、第2可視光信号としての平均緑値AGで除算した値を、色温度判定値として算出する。この場合、色温度判定値は、AR/AGで表される。この場合、色温度判定値は、第2可視光信号としての緑色信号に対する第1可視光信号としての赤色信号の比率である。
以下においては、第2可視光信号に対する第1可視光信号の比率を、第2比率という。この場合、AR/AGは、第2比率である。なお、第2比率は、AR/AGに限定されず、例えば、AG/ABであってもよい。
なお、色温度判定値は、信号の比率に限定されない。色温度判定値は、例えば、2つの値の差分であってもよい。
この場合、制御部200は、第1可視光信号としての平均赤値ARと近赤外信号としての平均赤外値AIRとの差分を、色温度判定値として算出する。なお、差分が負の値である場合は、当該負の値の絶対値が、色温度判定値として算出される。この場合、色温度判定値は、第1可視光信号としての赤色信号と近赤外信号との差分である。
以下においては、第1可視光信号と近赤外信号との差分を、第1差分という。ARとAIRとの差分は、第1差分である。なお、第1差分は、ARとAIRとの差分に限定されず、例えば、AGとAIRとの差分であってもよい。
また、制御部200は、第1可視光信号としての平均赤値ARと第2可視光信号としての平均緑値AGとの差分を、色温度判定値として算出する。なお、差分が負の値である場合は、当該負の値の絶対値が、色温度判定値として算出される。この場合、色温度判定値は、第1可視光信号と前記第2可視光信号との差分である。
以下においては、第1可視光信号と前記第2可視光信号との差分を、第2差分という。ARとAGとの差分は、第2差分である。なお、第2差分は、ARとAGとの差分に限定されず、例えば、AGとABとの差分であってもよい。
また、以下においては、色温度判定値が第1比率または第1差分である場合、当該色温度判定値を、第1色温度判定値ともいう。また、以下においては、色温度判定値が第2比率または第2差分である場合、当該色温度判定値を、第2色温度判定値ともいう。
ステップS541の上記処理および後述のステップS542の処理は、リアルタイムで実行される場合であっても、演算処理(割り算処理)は少なくともフレーム毎に実施できればよい。そのため、ステップS541,S542の処理は、1フレームを処理する時間程度で低速に処理できればよい。
ステップS551では、近赤外信号および可視光信号に基づいて色温度が算出される。具体的には、制御部200が、算出した色温度判定値と、比較テーブルT100,T200とを用いて、色温度を算出する。当該色温度判定値は、第1色温度判定値および第2色温度判定値である。なお、色温度の具体的な算出方法は後述する。当該比較テーブルT100,T200の各々は、LUT(Look up Table)である。
比較テーブルT100は、算出された第1色温度判定値と比較対象となる複数の判定値を、それぞれ、複数の色温度と対応づけて示すテーブルである。比較テーブルT100が示す各色温度は、色成分値である。
比較テーブルT200は、算出された第2色温度判定値と比較対象となる複数の判定値を、それぞれ、複数の色温度と対応づけて示すテーブルである。比較テーブルT200が示す各色温度は、色成分値である。
図6は、比較テーブルを説明するための図である。
図6において、横軸は、色温度を示し、縦軸は、判定値を示す。また、図6には、一例としての特性曲線L1,L2が示される。
特性曲線L1は、比較テーブルT100に対応する特性曲線である。比較テーブルT100は、特性曲線L1が示す、各判定値に対応する正確な色温度(色成分値)を示す。特性曲線L1が示す、各判定値に対応する色温度(色成分値)は、例えば、xy色度図等を利用したシミュレーション等により経験的に求められた、正確な色温度である。
第1色温度判定値が第1比率である場合、比較テーブルT100は、第1比率と、該第1比率に対応する正確な色温度を算出するための情報を示すテーブルである。
例えば、比較テーブルT100が示す複数の判定値が、第1色温度判定値と比較対象の値であり、第1色温度判定値は、一例として、AIR/ARであるとする。この場合、比較テーブルT100が示す各判定値に対応する色温度(色成分値)は、AIR/ARが示す各値と正確に対応する色温度となるように、シミュレーション等により経験的に求められたものである。
また、第1色温度判定値が第1差分である場合、比較テーブルT100は、第1差分と、該第1差分に対応する正確な色温度を算出するための情報を示すテーブルである。例えば、比較テーブルT100が示す複数の判定値が、第1色温度判定値と比較対象の値であり、第1色温度判定値は、一例として、ARとAIRとの差分であるとする。この場合、比較テーブルT100が示す各判定値に対応する色温度(色成分値)は、ARとAIRとの差分としての各値と正確に対応する色温度となるように、シミュレーション等により経験的に求められたものである。
なお、第1色温度判定値がAIR/ARである場合の特性曲線L1の形状と、第1色温度判定値がARとAIRとの差分である場合の特性曲線L1の形状とは、互いに異なる。
特性曲線L2は、比較テーブルT200に対応する特性曲線である。比較テーブルT200は、特性曲線L2が示す、各判定値に対応する正確な色温度(色成分値)を示す。特性曲線L2が示す、各判定値に対応する色温度(色成分値)は、例えば、xy色度図等を利用したシミュレーション等により経験的に求められた、正確な色温度である。
例えば、比較テーブルT200が示す複数の判定値が、第2色温度判定値と比較対象の値であり、第2色温度判定値は、一例として、AR/AGであるとする。この場合、比較テーブルT200が示す各判定値に対応する色温度(色成分値)は、AR/AGが示す各値と正確に対応する色温度となるように、シミュレーション等により経験的に求められたものである。
また、例えば、比較テーブルT200が示す複数の判定値が、第2色温度判定値と比較対象の値であり、第2色温度判定値は、一例として、ARとAGとの差分であるとする。この場合、比較テーブルT200が示す各判定値に対応する色温度(色成分値)は、ARとAGとの差分としての各値と正確に対応する色温度となるように、シミュレーション等により経験的に求められたものである。
なお、第2色温度判定値がAR/AGである場合の特性曲線L2の形状と、第2色温度判定値がARとAGとの差分である場合の特性曲線L2の形状とは、互いに異なる。
再び、図5を参照して、ステップS551では、制御部200が、比較テーブルT100が示す複数の判定値のうち、算出した第1色温度判定値に最も近い判定値に対応する色温度(色成分値)を抽出し、当該抽出した色温度を、第1色温度として算出する。
ここで、第1色温度判定値は、一例として、第1比率であるとする。この場合、第1色温度の算出において、制御部200は、比較テーブルT100が示す複数の判定値のうち、算出された第1比率に最も近い判定値に対応する色温度(色成分値)を、第1色温度として算出する。
また、ここで、第1色温度判定値は、一例として、第1差分であるとする。この場合、第1色温度の算出において、制御部200は、比較テーブルT100が示す複数の判定値のうち、算出された第1差分に最も近い判定値に対応する色温度(色成分値)を、第1色温度として算出する。
また、制御部200が、比較テーブルT200が示す複数の判定値のうち、算出した第2色温度判定値に最も近い判定値に対応する色温度(色成分値)を抽出し、当該抽出した色温度を、第2色温度として算出する。
ここで、第2色温度判定値は、一例として、第2比率であるとする。この場合、第2色温度の算出において、制御部200は、比較テーブルT200が示す複数の判定値のうち、算出された第2比率に最も近い判定値に対応する色温度(色成分値)を、第2色温度として算出する。
また、ここで、第2色温度判定値は、一例として、第2差分であるとする。この場合、第2色温度の算出において、制御部200は、比較テーブルT200が示す複数の判定値のうち、算出された第2差分に最も近い判定値に対応する色温度(色成分値)を、第2色温度として算出する。
そして、制御部200は、第1色温度および第2色温度の平均値を、算出対象の色温度(以下、算出色温度という)として算出する。
すなわち、第1色温度判定値および第2色温度判定値が、それぞれ、第1比率および第2比率である場合、ステップS551では、制御部200(算出部)は、第1比率および第2比率のうち算出した比率と、当該算出した比率に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、色温度を算出する。
また、すなわち、第1色温度判定値および第2色温度判定値が、それぞれ、第1差分および第2差分である場合、ステップS551では、制御部200(算出部)は、第1差分および第2差分うち算出した差分と、当該算出した差分に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、色温度を算出する。
すなわち、近赤外信号の量が所定量より大きい場合(S530でYES)、ステップS551の処理により、制御部200(算出部)は、第1比率と、該第1比率に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、色温度を算出する。
また、すなわち、近赤外信号の量が所定量より大きい場合(S530でYES)、ステップS551の処理により、制御部200(算出部)は、第1差分と、該第1差分に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、色温度を算出する。
言い換えれば、近赤外信号の量が所定量より大きい場合(S530でYES)、ステップS541,S551の処理により、制御部200(算出部)は、少なくとも第1可視光信号と近赤外信号とを用いて、色温度を算出する。
また、ステップS541,S551の処理により、制御部200(算出部)は、第1可視光信号、第2可視光信号および近赤外信号のうちの少なくとも2つを用いて、色温度を算出する。
なお、算出色温度の算出方法は上記方法に限定されない。例えば、算出色温度は、第1色温度および第2色温度の2乗平均であってもよい。
また、算出色温度は、第1色温度および第2色温度を用いて算出された値でなく、第1色温度または第2色温度であってもよい。すなわち、算出色温度は、例えば、比較テーブルT200および第2色温度判定値を使用せず、比較テーブルT100および第1色温度判定値を用いて算出されてもよい。この場合、ステップS551では、前述したように第1色温度が算出され、算出された第1色温度を、算出色温度として算出してもよい。
ステップS561では、色温度に対応する画像処理パラメータを算出する。具体的には、制御部200が、算出した算出色温度に対応する、画像処理パラメータとしてのホワイトバランス係数WBを算出する。なお、色温度を用いてホワイトバランス係数WBを算出する方法は、周知な方法であるので詳細な説明は行わない。
そして、制御部200は、算出したホワイトバランス係数WBを、ホワイトバランス部320へ送信する。
なお、画像処理パラメータは、ホワイトバランス係数WBだけでなく、補正行列係数、色調整係数など画像処理に必要な全てのパラメータである。ホワイトバランス係数WB以外の画像処理パラメータ(例えば、色調整係数)の算出方法については省略する。
そして、この画像補正情報算出処理は終了する。
前述のステップS530でNOの場合、すなわち、1フレームに対応する近赤外信号(IR信号)の量が所定量以下の場合、処理はステップS542に移行する。
ステップS542では、可視光信号を用いた色温度判定値の算出が行われる。当該色温度判定値の算出方法は、ステップS541の第2色温度判定値の算出方法と同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、簡単に説明する。
制御部200は、第1可視光信号としての平均赤値ARを、第2可視光信号としての平均緑値AGで除算した値を、色温度判定値(第2色温度判定値)として算出する。
この場合、第2色温度判定値は、AR/AGで表される。すなわち、第2色温度判定値は、第2可視光信号としての緑色信号に対する第1可視光信号としての赤色信号の比率(第2比率)である。
なお、第2色温度判定値は、信号の比率に限定されない。第2色温度判定値は、例えば、2つの値の差分であってもよい。この場合、制御部200は、第1可視光信号としての平均赤値ARと、第2可視光信号としての平均緑値AGとの差分を、第2色温度判定値として算出する。なお、差分が負の値である場合は、当該負の値の絶対値が、第2色温度判定値として算出される。この場合、第2色温度判定値は、第1可視光信号と第2可視光信号との差分(第2差分)である。
ステップS552では、可視光信号に基づいて色温度が算出される。ステップS552の処理は、ステップS551の第2色温度を算出する処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
以下、簡単に説明する。制御部200が、算出した第2色温度判定値と、比較テーブルT200とを用いて、色温度を算出する。比較テーブルT200は、前述したので詳細な説明は繰り返さない。
より、具体的には、制御部200が、比較テーブルT200が示す複数の判定値のうち、算出した第2色温度判定値に最も近い判定値に対応する色温度(色成分値)を抽出し、当該抽出した色温度を、算出対象の色温度(算出色温度)として算出する。
ステップS562では、ステップS561と同様な処理が行われるので詳細な説明は繰り返さない。
そして、この画像補正情報算出処理は終了する。
(比較例)
以下、本発明の実施の形態の比較例に係る撮像装置(以下、撮像装置Nという)について説明する。撮像装置Nは、可視光のみを利用して色温度を算出する装置である。撮像装置Nは、可視光と近赤外光とを同時に受光して処理する場合に、不具合の生じる撮像条件が存在する。
例えば、撮像装置Nが、B+IR信号からIR信号成分を除去することにより、B信号を算出し、R+IR信号からIR信号成分を除去することにより、R信号を算出したとする。この場合、特に、撮像装置Nが受光する光の色温度が、1500K〜2500Kなどの低い色温度の場合、IR信号の量に対しB信号の量は極めて小さい。そのため、撮像装置Nが生成する画像の信号精度、すなわち、SN(Signal-to-Noise)比が劣化する。
図7,図8および図9は、色温度が1500K〜2500Kの照明光(光)における、カラー固体撮像素子(光電変換素子)の分光感度と照明強度との積の波長分散を示す。図7〜図9の各々において、縦軸は、光電変換素子の分光感度と照明光の強度との積を示し、横軸は照明光の波長を示す。
図7は、色温度が1500Kである照明光における各種特性を示す図である。
図8は、色温度が2000Kである照明光における各種特性を示す図である。
図9は、色温度が2500Kである照明光における各種特性を示す図である。
図7、図8および図9の特性曲線L11,L21,L31は、各波長における、B+IR信号を生成する光電変換素子SP2の分光感度と照明光の強度との積を示す図である。
図7、図8および図9の特性曲線L12,L22,L32は、各波長における、G+IR信号を生成する光電変換素子SP3の分光感度と照明光の強度との積を示す図である。
図7、図8および図9の特性曲線L13,L23,L33は、各波長における、R+IR信号を生成する光電変換素子SP1の分光感度と照明光の強度との積を示す図である。
図7、図8および図9の特性曲線L14,L24,L34は、各波長における、IR信号を生成する光電変換素子SP4の分光感度と照明光の強度との積を示す図である。
図7で顕著であるように、青の光の感度が、他の光(緑色光、赤色光、IR光)の感度と比べて極端に低いことがわかる。このような、照明下で青色信号を用いて色温度を算出した場合、算出された色温度の精度が非常に低く、正しくホワイトバランス調整できなくなるなどの問題が生じる。
また、可視光と近赤外光を含んだ3原色の信号に対して、各色に異なる重み付けを行う処理のみで色温度を算出したとしても、近赤外光の比率が多くなるような低色温度の照明下では、色分離自体が困難になる。そのため、この算出方法は、カラー画像には適さない。
仮に、原色毎に異なるゲインを乗算し、色をつけようとしても、近赤外領域の反射率の異なる被写体では、色が異なってしまうため正しい色を再現するためのカラー化は困難である。
一方、本実施の形態における撮像装置1000では、近赤外信号の量が所定量より大きい場合、近赤外信号と可視光信号とを利用して、受光する光の色温度を算出する。光は、色温度が低いほど、近赤外光の成分は大きくなる。そのため、照明光等の色温度の低い環境下においても、本実施の形態では、近赤外信号を利用するため、精度よく、色温度を算出することができる。そのため、色温度に基づいたホワイトバランス調整を精度よく行うことができる。
なお、光の色温度が低い程、当該光における近赤外光の量は多くなる。したがって、撮像装置1000が受光する光の色温度が低い場合、近赤外信号の量が所定量より大きくなるため、撮像装置1000は、近赤外光(近赤外信号)を利用して色温度を算出する。つまり、本実施の形態によれば、撮像素子100が受光した可視光の状態に関わらず、色温度の算出精度の低下を抑制することができる。
また、図5のステップS530の処理により、受光した光に近赤外光が含まれるか否かを判定し、近赤外光が含まれない場合、可視光信号を利用して、色温度を算出することにより、色温度の判定誤りを回避する(防ぐ)ことができる。
すなわち、近赤外光の有無を判定し、近赤外光がないような蛍光灯等の照明下では可視光の比率のみで色温度を算出する。これにより、色温度の判定誤りを回避することができる。
(まとめ)
以上、本発明の実施の形態に係る撮像装置1000には、可視光から近赤外光までの感度を有する複数の画素が配置される。当該複数の画素上には、それぞれ、複数のカラーフィルタが配置される。
当該複数のカラーフィルタのうち少なくとも一種類のカラーフィルタは、少なくとも可視光と近赤外光を透過させる。また、当該複数のカラーフィルタのうち、上記カラーフィルタと別のカラーフィルタは、本質的に近赤外光と同じ波長帯域の近赤外光を透過させる。すなわち、当該別のカラーフィルタは、実質的に同一の近赤外成分の光を透過させる。
撮像装置1000は、可視光信号と近赤外光信号との比率もしくは差分を評価(算出)することにより、色温度を検知(算出)する。
すなわち、可視光と近赤外光の信号を用いた場合、光の色温度が低くなれば相対的に近赤外光の信号は大きくなる。そのため、実験的に、各色温度に対する色温度の基準を決定しておくことで、色温度を決定することができる。
従来技術では、可視光のみを用いて色温度を判定していた。しかしながら、本実施の形態に係る撮像装置1000は、可視光から近赤外光までの信号に対して、色温度を判定する。そのため、判定可能な波長範囲が広くなり、決定(算出)する色温度の精度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る撮像装置1000は、近赤外光信号と可視光信号の比率もしくは差分と、異なる2種類の可視光信号の比率もしくは差分を用いて、色温度を検知(算出)する。
これにより、色温度を算出するための信号として、近赤外光信号と可視光信号との相対比較に加え、別の波長領域の相対比較も使用する。これにより、色温度を算出するための判定材料が増えるため、安定して、色温度を精度よく決定(算出)することができる。
また、本実施の形態に係る撮像装置1000は、近赤外光と赤色信号の比率もしくは差分と、赤色信号と緑色信号の比率もしくは差分とを評価する(利用する)ことにより色温度を検知(算出)する。
近赤外信号と赤色信号の比率または差分と、赤色信号と緑色信号との比率または差分とを評価する(利用する)ことは、光の色温度が低い場合において、青色信号が少量しかなく誤差が大きくなることを考慮している。すなわち、青色以外の信号である緑色成分、赤色成分、近赤外成分を使うことにより、誤差によるブレの少ない安定した色温度の判定(算出)が可能になる。
また、本実施の形態で算出された色温度を用いて画像処理をすることにより、各色温度下におけるホワイトバランス処理のパラメータや、補正行列処理のパラメータを個別にメモリに保持しておき、照明の色温度を用いることで様々な照明下において適切な画像を出力する撮像装置を提供することができる。
なお、ここでいう画像処理に必要なパラメータとは、ホワイトバランスのみならず補正行列係数、色調整係数など画像処理に必要なすべてのパラメータのことを意味している。
以上、本発明における撮像装置1000について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、あるいは異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、上記の撮像装置1000を構成する複数の構成要素の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。また、上記の撮像装置1000を構成する構成要素の全てまたは一部は、CPU(Central Processing Unit)等により実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
また、上記の撮像装置1000を構成する複数の構成要素の全てまたは一部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されてもよい。システムLSIは、複数の構成要素を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを含んで構成されるコンピュータシステムである。
例えば、図1において、信号処理部300は、1個のシステムLSIから構成されてもよい。
また、本発明は、撮像装置1000が備える特徴的な構成部の動作をステップとする色温度算出方法として実現してもよい。また、本発明は、そのような色温度算出方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。
すなわち、本発明は、上記各ステップを、一般的なプログラミング手法によって、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)等に実行させるソフトウェアで実現されてもよい。
また、本発明は、上記各ステップを、RTL(レジスタ転送言語)等のプログラミング言語を利用して、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)等のハードウェアに実行させたものであっても構わない。
また、本発明は、そのようなプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現されてもよい。また、当該プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して配信されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、色温度の算出精度の低下を抑制可能な撮像装置として、利用することができる。
100 撮像素子
110 受光部
200 制御部
300 信号処理部
310 色分離部
320 ホワイトバランス部
330 補間処理部
340 ガンマ補正部
1000 撮像装置

Claims (9)

  1. 可視光および近赤外光を受光するための撮像素子と、
    色温度を算出するための算出部とを備え、
    前記撮像素子は、
    可視光を少なくとも透過させる第1のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第1可視光信号を生成するための第1の光電変換素子と、
    近赤外光を少なくとも透過させる第2のカラーフィルタを透過した近赤外光に対し光電変換することにより近赤外信号を生成するための第2の光電変換素子とを含み、
    前記算出部は、前記近赤外信号の量が所定量より大きい場合、少なくとも前記第1可視光信号と前記近赤外信号とを用いて、色温度を算出する
    撮像装置。
  2. 前記算出部は、前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号に対する前記近赤外信号の比率である第1比率を算出し、
    前記算出部は、前記第1比率と、該第1比率に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記算出部は、前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号と前記近赤外信号との差分である第1差分を算出し、
    前記算出部は、前記第1差分と、該第1差分に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1のカラーフィルタを透過した可視光は、赤色成分の光であり、
    前記第1可視光信号は、赤色信号である
    請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子は、さらに、
    前記第1のカラーフィルタが透過させる可視光の波長と異なる波長の可視光を透過させる第3のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第2可視光信号を生成する第3の光電変換素子を含み、
    前記算出部は、前記第1可視光信号、前記第2可視光信号および前記近赤外信号のうちの少なくとも2つを用いて、前記色温度を算出する
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記算出部は、
    前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号に対する前記近赤外信号の比率である第1比率を算出し、前記近赤外信号の量が前記所定量以下である場合、前記第2可視光信号に対する前記第1可視光信号の比率である第2比率を算出し、
    前記算出部は、前記第1比率および第2比率のうち算出した比率と、当該算出した比率に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記算出部は、
    前記近赤外信号の量が前記所定量より大きい場合、前記第1可視光信号と前記近赤外信号との差分である第1差分を算出し、前記近赤外信号の量が前記所定量以下の場合、前記第1可視光信号と前記第2可視光信号との差分である第2差分を算出し、
    前記算出部は、前記第1差分および第2差分うち算出した差分と、当該算出した差分に対応する正確な色温度を算出するための情報を示す比較テーブルとを用いて、前記色温度を算出する
    請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記第1のカラーフィルタを透過した可視光は、赤色成分の光であり、
    前記第3のカラーフィルタを透過した可視光は、緑色成分の光であり、
    前記第1可視光信号は、赤色信号であり、
    前記第2可視光信号は、緑色信号である
    請求項5〜7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 可視光および近赤外光を受光するための撮像素子を備える撮像装置が行う色温度算出方法であって、
    前記撮像素子は、
    可視光を少なくとも透過させる第1のカラーフィルタを透過した可視光に対し光電変換することにより可視光信号としての第1可視光信号を生成するための第1の光電変換素子と、
    近赤外光を少なくとも透過させる第2のカラーフィルタを透過した近赤外光に対し光電変換することにより近赤外信号を生成するための第2の光電変換素子とを含み、
    前記色温度算出方法は、
    前記近赤外信号の量が所定量より大きい場合、少なくとも前記第1可視光信号と前記近赤外信号とを用いて、色温度を算出するステップを備える、
    色温度算出方法。
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