JP5430179B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、コネクタに関し、特に、ハウジングと、端子と係合するランスを有し、前記ハウジングに挿着されるリテーナと、を備えたコネクタに関するものである。
特許文献1には、ハウジングの端子収容部内に挿入した端子金具を、端子収容部の内壁に沿って形成したランスの係止によって抜止めするようにしたコネクタについて開示されている。
上記のようなコネクタにおいて、小型化を図るためランスを肉薄化するとランスの剛性が低下するので、端子金具を抜止めする機能の信頼性低下が懸念されている。そのため特許文献2に記載の発明によると、コネクタは、小型化を図りつつランスの抜止め機能の信頼性向上を図るべく、端子収容部が設けられているハウジングと、この端子収容部の内壁に沿った形態であって、該端子収容部に隣接する撓み空間側への弾性撓みを可能とされたランスと、該端子収容部内に挿入される端子金具とを備えてなり、この端子金具を端子収容部に挿入する過程では、端子金具との干渉によりランスが撓み空間側へ弾性撓みし、端子金具が正規挿入された状態では、弾性復帰したランスが端子金具に係止することで、端子金具が抜止め状態に保持されるようになっている。該ランスには、その撓み空間との対向面から部分的に突出する形態の補強リブを設け、該撓み空間に臨む壁部におけるランスとの対向面には、補強リブを収容可能な逃がし部を設けている。
この特許文献2に記載のコネクタでは、端子金具は、ハウジングの後方から端子収容部内に挿入され、挿入過程では、端子金具の下面が係止突起に当接することで、ランスが撓み空間内へ下方に進む方向へ弾性撓みし、そして、端子金具が正規挿入位置に達すると、ランスが弾性復帰して係止突起が係止孔に係止し、もって端子金具が後方への抜取りを規制された状態(抜止め状態)に保持される。
また、端子金具を端子収容部から抜き取る際には、ハウジングの前面の治具挿入口から細長い治具を挿し込み、その治具の先端をランスの治具受け面に宛がった状態で治具を操作すると、ランスが係止突起を係止孔から解離させるように撓み空間側へ強制的に弾性撓みさせる。これにより、端子金具はランスによる抜止め状態から解放される。
特開平5−182712号公報 特開2006−100277号公報
上述のように、特許文献2に記載のコネクタでは、端子金具を抜き取る際に治具を使用しなければならない。治具を使用することなく個々の端子金具を抜き取ろうとすれば何らかの工夫が必要であり、さもないとランス及び/又は端子金具に重大な損傷が生じることを避けられない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、治具を使用することなく、またランスおよび端子金具に損傷が生じることなく個々の端子を引抜き可能であり、また、1つの端子をハウジングから引き抜く必要に迫られた際に他の端子までもが不用意に引き抜かれないようにしたコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 隔壁で仕切られた、接続端子を収容するための複数の端子収容室と、該端子収容室の間を横切るように形成された空洞部と、を有するハウジングと、
前記複数の端子収容室に対応する複数の開口部と、該開口部に形成された、前記端子収容室に収容された前記接続端子に係合するランスと、を有し、少なくとも前記開口部が前記空洞部に挿着されるリテーナと、
を備えたコネクタであって、
前記接続端子は、前記ランスのみによって引抜きが阻止され、
前記ハウジングと前記リテーナの間にはそれぞれ、前記リテーナの前記ハウジングに対する挿着方向に関して3段階の前記リテーナの変位を許容する3つの係止部が形成され、
前記リテーナは、前記接続端子の引抜きおよび挿通を許容する端子引抜き許容位置、前記接続端子の挿通を許容し、前記接続端子の引抜きを許容しない端子仮係止位置、および、前記接続端子の引抜きおよび挿通を許容しない端子本係止位置、の3つの位置に変位可能であり、
前記リテーナは、前記端子引抜き許容位置に位置する場合、前記ランスの前端上面が前記接続端子の下面と略同じ高さにあり、前記ランスの前端上面が前記接続端子の下面とわずかに係合され、これにより、前記接続端子は不用意に抜け落ちることがなく、一方、挿通方向後方にわずかな外力が作用すれば前記接続端子は引抜かれることができること。
(2) 上記(1)の構成のコネクタであって、
前記リテーナが、単一の方向への移動により前記ハウジングに挿着されること。
(3) 上記(1)または(2)の構成のコネクタであって、
前記ハウジングには、該ハウジングに前記リテーナが挿着された際の該リテーナに臨む面に前記3つの係止部が形成され、
前記リテーナには、前記ハウジングの前記3つの係止部が形成された面に臨む面に、前記ハウジングの前記3つの係止部に係合する3つの係止部が形成されること。
(4) 上記(1)または(2)の構成のコネクタであって、
前記リテーナの端壁の縁部に、前記3つの係止部が形成され、
前記ハウジングには、該ハウジングに前記リテーナが挿着された際の該リテーナの端壁の縁部に隣接する箇所に、前記リテーナの前記3つの係止部に係合する3つの係止部が形成されること。
上記(1)の構成によれば、リテーナに対して3つの位置、即ち、接続端子の引抜きおよび挿通を許容する端子引抜き許容位置、接続端子の挿通を許容し、接続端子の引抜きを許容しない端子仮係止位置、および、記接続端子の引抜きおよび挿通を許容しない端子本係止位置、が選択的に与えられているので、挿入されていた1つの接続端子を引き抜きたい場合、リテーナを端子引抜き許容位置に移動させておけば、治具を使用することなく、またランスおよび端子金具に損傷が生じることなく個々の端子を引抜くことができる。
また、上記(1)の構成によれば、挿入されていた1つの接続端子を引き抜きたい場合、リテーナを端子引抜き許容位置に移動させておけば、接続端子とランスがわずかに係合しているため、その1つの接続端子はわずかな力で引抜くことができ、一方、その他の端子までもが不用意に抜け落ちることがない。
上記(3)または(4)の構成によれば、現在利用されているリテーナの構造を大幅に変更することなく、本発明の構成を実現することができる。
本発明によれば、リテーナに対して3つの位置、即ち、接続端子の引抜きおよび挿通を許容する端子引抜き許容位置、接続端子の挿通を許容し、接続端子の引抜きを許容しない端子仮係止位置、および、記接続端子の引抜きおよび挿通を許容しない端子本係止位置、が選択的に与えられているので、挿入されていた1つの接続端子を引き抜きたい場合、リテーナを端子引抜き許容位置に移動させておけば、治具を使用することなく、またランスおよび端子金具に損傷が生じることなく個々の端子を引抜くことができる。
また、挿入されていた1つの接続端子を引き抜きたい場合、リテーナを端子引抜き許容位置に移動させておけば、接続端子とランスがわずかに係合しているため、その1つの接続端子はわずかな力で引抜くことができ、一方、その他の端子までもが不用意に抜け落ちることがない。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態に係るコネクタの組付け完了状態を示す斜視図である。 図1のコネクタのスペーサ未装着時の斜視図である。 図1のスペーサの斜視図である。 図2に示したコネクタの側面図である。 図3に示したスペーサの正面図である。 図3に示したスペーサの、ランス12fを通過する面の縦断面図である。 図3のスペーサを上下逆にして示す斜視図である。 第1実施形態のコネクタの底面図である。 (a)〜(c)は、図8のA−A線に沿った部位におけるスペーサ及びハウジングの0次係止(引抜き許容)、1次係止(仮係止)、2次係止(本係止)の各状態を示す部分断面図である。 (a)〜(c)は、図8のB−B線に沿った部位におけるスペーサ及びハウジングの0次係止(引抜き許容)、1次係止(仮係止)、2次係止(本係止)の各状態を示す部分断面図である。 第1実施形態に係るコネクタの断面図である。 (a)〜(c)は、図11の領域Cの拡大図であり、スペーサ及びハウジングの0次係止(引抜き許容)、1次係止(仮係止)、2次係止(本係止)の各状態を示している。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの組付け完了状態を示す斜視図である。 図13のスペーサの斜視図である。 図14のスペーサの断面図である。 図14に示したスペーサとハウジングとの係止関係を説明するための図である。
以下、本発明の好適な第1実施形態に係るコネクタを添付図面に基づいて詳細に説明すると、図1〜図7に示されるように、本発明によるコネクタ10は、合成樹脂絶縁体製のハウジング11と、合成樹脂絶縁体製のリテーナ12と、接続端子4(図12参照)とを備えている。ハウジング11の内部には、隔壁11cによってそれぞれ隔離された複数の端子収容室11aが上下二段に配列して形成されている。ハウジング11の両側壁11bの中間部下側には端子収容室11a間の隔壁11cを横切って上下に貫通する空洞部13が設けられており、この空洞部13からリテーナ12を後述するように着脱自在に挿着するようになっている。空洞部13は両側壁11bにおいても外部に開放している。
リテーナ12は、図3に最も良く示すように複数の端子収容室11aの開口寸法に相当する開口寸法の複数の開口部12aを有する枠体であり、挿着時にハウジング11の空洞部13を覆う蓋板部12bと、これと平行に延びる底板部12cと、各端子収容室11aの隔壁11cに対応する中間の縦板部12dと、最外側の縦板部である左右両側の側壁12eとを有している。リテーナ12は、各開口部12a内にランス12fを有している。
また、リテーナ12の各端壁12eには、リテーナ12がハウジング11に挿着された際の該ハウジング11に臨む部分に第1突起部12gと第2突起部12hとが設けられている。第1突起部12gは、端壁12eの横方向もしくは前後方向に延びるように形成され、第2突起部12hは、該第1突起部12gよりも下方に同じ方向に延びるように形成されている。第1突起部12gは第2突起部12hの後方(より詳細には、開口部12aに端子4が挿通される挿通方向後方。)に設けられている。一方、ハウジング11の側壁上部には、図2に最も良く示すように、第1突起部12g及び第2突起部12hにほぼ対応する位置に、2つの第1係合部11g、11gと、第2係合部11hとが設けられている。第1係合部11g、11g及び第2係合部11h、並びに第1突起部12g及び第2突起部12hの作用については後から詳細に説明する。
上述したハウジング11にリテーナ12を挿着してコネクタ10とする場合、図3に示したリテーナ12を図2に示したハウジング11の空洞部13に下方から挿入して図1に示すコネクタ10にするが、その過程において、リテーナ12は、図8のA−A線及びB−B線における部位では、図9の(a)〜(c)及び図10の(a)〜(c)に示すように、第1係止段階である0次係止(端子引抜き許容位置)、第2係止段階である1次係止(端子仮係止位置)、第3係止段階である2次係止(端子本係止位置)のいずれかの状態にある。
最初の0次係止(端子引抜き許容位置)状態において、図9の(a)に示すように、リテーナ12の端壁12eに設けられた第1突起部12gは、ハウジング11に設けられた下方の第1係合部11gの上に乗っているのに対し、リテーナ12の第2突起部12hは図10の(a)に示すように下方からハウジング11の第2係合部11hに接する。第1突起部12gが第1係合部11gの上に乗っていることにより、リテーナ12がハウジング11に対して0次係止(引抜き許容)の位置に固定される。また、この最初の0次係止状態において、図11の2点鎖線で囲まれた領域Cでは、図12の(a)に示すように、リテーナ12にあるランス12fは、そのランス12fの前端上面12ft(より詳細には、ハウジング11にリテーナ12が装着される際の装着方向前方に位置する面。)が接続端子4の下面41(より詳細には、接続端子4における、ハウジング11の端子収容室11aを画成する面のうちの底面に臨む面)と略同じ高さに位置する。つまり、ランス12fと接続端子4はわずかに係合した状態にある。このため、リテーナ12がハウジング11に対して0次係止(引抜き許容)の位置に固定されている場合、ハウジング11の端子収容室11aおよびリテーナ12の開口部12aを挿通する接続端子4は、ランス12fの前端上面12ftによってわずかに係合されているため不用意に抜け落ちることがなく、一方、接続端子4の挿通方向後方にわずかな外力が作用すれば、ランス12fが下方に撓んで簡単に該接続端子4を引抜くことができる。
次にリテーナ12をハウジング11内にもう1段階深く押し込み第2係止段階である1次係止(端子仮係止位置)の状態にすると、図9の(b)に示すように、リテーナ12の端壁12eに設けられた第1突起部12gはハウジング11に設けられた下方の第1係合部11gから離れて上方の第1係合部11gに下方から接し、そしてリテーナ12の第2突起部12hは図10の(b)に示すようにハウジング11の第2係合部11hの上に乗る位置にある。第2突起部12hが第2係合部11hの上に乗っていることにより、リテーナ12がハウジング11に対して1次係止(仮係止)の位置に固定される。また、この第2係止段階である1次係止の状態において、図11の2点鎖線で囲まれた領域Cでは、図12の(b)に示すように、リテーナ12にあるランス12fは、そのランス12fの前端上部の一部が接続端子4の肩部4aの一部に係合する。この1次係止の状態であれば、ハウジング11の後方からハウジング11の端子収容室11aおよびリテーナ12の開口部12aを挿通させれば、ランス12fが下方に撓んで接続端子4を挿入することができる。一方で、ランス12fによって仮係止された接続端子4に挿通方向後方に外力が作用した場合、ランス12fの前端上部の一部が接続端子4の肩部4aに係合するため、該接続端子4の引抜きを阻止しうる。なお、従来のように、この1次係止の状態で、接続端子4に対し、挿通方向後方に過大な外力を作用させれば、該接続端子4を抜き取ることができる。しかし、この作業は、接続端子4およびランス12fの損傷を防止することを目的とする本発明の本意ではない。
更にリテーナ12をハウジング11内に押し込み第3係止段階である2次係止(端子本係止位置)の状態にすると、図9の(c)に示すように、リテーナ12の端壁12eに設けられた第1突起部12gはハウジング11に設けられた上方の第1係合部11gの上に乗り、そしてリテーナ12の第2突起部12hは図10の(c)に示すようにハウジング11の第2係合部11hから上方に離れた位置にある。第1突起部12gが第1係合部11gの上に乗っていることにより、リテーナ12がハウジング11に対して2次係止(本係止)の位置に固定される。また、この第3係止段階である2次係止の状態において、図11の2点鎖線で囲まれた領域Cでは、図12の(c)に示すように、リテーナ12にあるランス12fは、その凸状の前端上部の全てが接続端子4の凹状の肩部4aに完全に嵌り込む。このため、接続端子4の挿通方向後方への引抜きを完全に阻止しうる。なお、2次係止の状態でハウジング11に係止している接続端子4を引き抜く場合には、上述の手順と逆の手順で2次係止、1次係止、0次係止と切り替え、0次係止の状態でハウジング11から接続端子4を引抜く。
以上、本発明の第1実施形態に係るコネクタによれば、ハウジング11に挿入されていた1つの接続端子4を引き抜きたい場合、リテーナを本係止位置から仮係止位置に移動させておけば、ランスに傷を付けない程度の力を加えるだけで治具を用いることなく簡単に個々の接続端子を引き抜くことができる。仮係止の状態で接続端子を引き抜いていた従来のコネクタと異なり、接続端子およびランスに損傷が生じることがない。さらに、引き抜く必要の無い接続端子は、ランスとの間でわずかに係止されているので、不用意に抜け落ちることが無い。
次に本発明の好適な第2実施形態に係るコネクタを図12〜図16に基づいて詳細に説明する。この実施形態は、第1実施形態と同様にリテーナ12がハウジング11に対して第1係止段階である0次係止(引抜き許容)、第2係止段階である1次係止(仮係止)、第3係止段階である2次係止(本係止)の位置を選択的にとるが、第1実施形態と異なる点は、第2実施形態では、ハウジング11の側壁11bに開口が設けられていないこと、そのため装着時のリテーナ12の端壁12eはハウジング11の側壁11bの内側にあること、上述したようにリテーナ12をハウジング11に対して第1係止段階である0次係止(引抜き許容)、第2係止段階である1次係止(仮係止)、第3係止段階である2次係止(本係止)に保持するための構造が異なること、である。
図12〜図16において、リテーナ12の端壁12eの縁部の一方側(図15の左側)には、鶴首状の突起部である、ロック用爪部17a,17bが上下に設けられている。また、ロック用爪部17bとは反対側の端壁12eの縁部には別のロック用爪部17cが設けられている。一方、ハウジング11の側壁内側には上述した2つのロック用爪部にほぼ対応する位置に2つのロック用爪部18a,18bが設けられており、リテーナ12はこれらロック用爪部の係合によりハウジング11に対して3段階で係止される。
図16を参照して、本発明の第2実施形態に係るコネクタの3段階係止構造について説明する。図16において、リテーナ12はその最下方位置、即ち、第1係止段階である0次係止の位置(端子引抜き許容位置)にある。図16においてリテーナ12を上に押してその端壁12eにあるロック用爪部17cがハウジング側にあるロック用爪部18bを越えると、リテーナ12は第2係止段階である1次係止の位置(端子仮係止位置)になり、更にリテーナ12を上方に押し込んでロック用爪部17bがハウジング側にあるロック用爪部18aを越えると、第3係止段階である2次係止の位置(端子本係止位置)になる。
第2実施形態は、第1実施形態について説明したように、リテーナ12がハウジング11に対して仮係止された状態(1次係止)では、ランス12fが接続端子を係止可能である。そしてリテーナ12がハウジング11に対して本係止された状態(2次係止)では、ランス12fによっ、接続端子はより大きな保持力で係止される。一方、リテーナ12がハウジング11に対して端子係止解除された状態(0次係止)では、端子抜け防止部16によって、一度に全ての接続端子が抜けることを抑止される構造であり、選択した接続端子だけを軽く引っ張るだけで治具を用いることなく接続端子を抜き出すことができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
尚、前述した実施形態では、リテーナを雌端子(接続端子)を収容した雄型のコネクタハウジングに適用した場合について説明したが、雄端子を収容する雌型のコネクタハウジングにも同様に適用することができる。
4 接続端子
10 コネクタ
11 ハウジング
11a 端子収容室
11b 側壁(壁部)
11c 隔壁
11h 第2係合部
11g第1係合部
11g第1係合部
12 リテーナ
12a 開口部
12e リテーナの端壁
12f ランス
13 空洞部
17a ロック用爪部(係合部)
17b ロック用爪部(係合部)
17c ロック用爪部(係合部)
18a ロック用爪部(係合部)
18b ロック用爪部(係合部)

Claims (4)

  1. 隔壁で仕切られた、接続端子を収容するための複数の端子収容室と、該端子収容室の間を横切るように形成された空洞部と、を有するハウジングと、
    前記複数の端子収容室に対応する複数の開口部と、該開口部に形成された、前記端子収容室に収容された前記接続端子に係合するランスと、を有し、少なくとも前記開口部が前記空洞部に挿着されるリテーナと、
    を備えたコネクタであって、
    前記接続端子は、前記ランスのみによって引抜きが阻止され、
    前記ハウジングと前記リテーナの間にはそれぞれ、前記リテーナの前記ハウジングに対する挿着方向に関して3段階の前記リテーナの変位を許容する3つの係止部が形成され、
    前記リテーナは、前記接続端子の引抜きおよび挿通を許容する端子引抜き許容位置、前記接続端子の挿通を許容し、前記接続端子の引抜きを許容しない端子仮係止位置、および、前記接続端子の引抜きおよび挿通を許容しない端子本係止位置、の3つの位置に変位可能であり、
    前記リテーナは、前記端子引抜き許容位置に位置する場合、前記ランスの前端上面が前記接続端子の下面と略同じ高さにあり、前記ランスの前端上面が前記接続端子の下面とわずかに係合され、これにより、前記接続端子は不用意に抜け落ちることがなく、一方、挿通方向後方にわずかな外力が作用すれば前記接続端子は引抜かれることができることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記リテーナが、単一の方向への移動により前記ハウジングに挿着されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングには、該ハウジングに前記リテーナが挿着された際の該リテーナに臨む面に前記3つの係止部が形成され、
    前記リテーナには、前記ハウジングの前記3つの係止部が形成された面に臨む面に、前記ハウジングの前記3つの係止部に係合する3つの係止部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記リテーナの端壁の縁部に、前記3つの係止部が形成され、
    前記ハウジングには、該ハウジングに前記リテーナが挿着された際の該リテーナの端壁の縁部に隣接する箇所に、前記リテーナの前記3つの係止部に係合する3つの係止部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
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