JP5430042B1 - 空調及び清浄化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一般住宅などの建物おいて、換気冷暖房を効率的に行なうとともに室内空気中の塵埃などの有害物を効果的に除去して清浄化することのできる空調及び清浄化装置を提供する。
【解決手段】
室内循環空気を空気取入口12から取り入れるとともにその内部で処理された空気を空気排出口13から吐出する枠本体11と、空気取入口から供給される室内循環空気の流れの中に配置され、室内循環空気の流れ方向に沿って旋回シャワー流を噴射する噴射ノズル14と、噴射ノズルからの旋回シャワー流と室内循環空気との混合流体をその前端から取り入れて冷却又は加熱する熱交換部15と、熱交換部の後端から排出された混合流体中の水分を取り除く水滴除去フィルター17と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内空気が循環されるように設計された建物などにおいて、地下から汲み上げられるほぼ一定温度の地下水を利用して暖房や冷房の空調負荷を低減させるとともに、室内空気循環系の加熱や冷却、清浄化、調湿などを行なう空調及び清浄化システムに関する。
住宅などの建築物の高断熱、高気密化に伴なってファン等の換気装置を用いた24時間換気型住宅が開発されている。このような住宅では、例えば洗面所、脱衣室等の共用部分に排気口を設け、リビングや寝室等の居室部分に吸気口を形成することにより、換気装置の動力を介して、吸気口から排気口に向かう緩やかな空気の流れを室内に生じさせるようにしている。このような室内空気循環によって、常時、室外の空気を吸気口から取り入れて室内の空気と交換できるように設計されている。
このような24時間換気の住宅では、エアコンやヒーター等の機械的な冷暖房装置を用いて室内の冷房や暖房が行われる。このような冷房や暖房の省エネルギーを図るため以下のような技術が提案されている。
例えば、自然エネルギーである地熱を利用した住宅が提案されている(例えば特許文献1(特開平2−89935号公報)参照)。このような地熱を利用した住宅は、地中の温度は夏季、冬季を問わず15℃程度に略一定していることから、地中に埋設した熱交換パイプによって空気を加温又は冷却した後に室内を循環させることにより暖房や冷房の空調負荷を低減させるものである。
また、地下水や地熱などの自然エネルギーを熱源として利用することにより空調用エネルギーの消費量を削減するようにした空気循環システムが提案されている。
例えば、特許文献2(特開2000−97586号公報)に記載の建物の自然力利用空調システムは、熱交換器となる地中パイプを埋設し、地上に設置した空調機の熱源設備(ヒートポンプ)とパイプとの間で水を循環させるように構成したものである。地中パイプが埋設される地盤中では年間を通じて温度が15℃前後に維持され、夏期には室内空気が地中パイプを介して冷却され、冬期には室内空気が加熱されるようになっている。
また、建物に循環される室内空気中には塵埃、煙、悪臭などの有害成分が含まれており、これらを除くための洗浄装置として多くの発明、考案がなされている。
例えば、気液接触式のものとして、特許文献3(特開2000−225310号公報)には、最上部に送風機を備え、その下部に略水平に金属フィルタと多孔板プレート、貯水タンクとを順に配設し、揚水ポンプを介して当該貯水タンクから吸い揚げた水を金属フィルタと多孔板プレートの間に放出制御するようにした空気循環洗浄装置が開示されている。
特開平2−89935号公報 特開2000−97586号公報 特開2000−225310号公報
しかしながら、上記従来の地熱利用空調システムでは、地中に埋設した地中パイプを熱交換器として用いているため、その設備内に空気との熱交換面を効果的に配置することが困難であり、地熱と水との熱交換効率が悪いという問題があった。
また、地中深部までパイプを埋設させたり、大径のパイプを用いたりするなどして、より多くの水を循環させ熱効率を高めることも考えられるが、大容量のポンプによって水を循環させる必要が生じ、結果的に消費エネルギーの削減効果が低下してしまうという欠点があった。
さらに、特許文献3に示されるように、多孔板プレートを通して水と被洗浄空気とを接触させることによって洗浄する方法では、被洗浄空気に接触させる水滴の表面積が相対的に小さいために、装置内に吸引した気体中から塵埃、煙、臭いを完全に取り去ることができない欠点があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するためになされたものであり、室内空気が循環されるように設計された建物などにおいて、地下から汲み上げられるほぼ一定温度の地下水を利用して暖房や冷房の空調負荷を低減させるとともに、室内空気循環系の加熱や冷却、清浄化、調湿などを行なう空調及び清浄化システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は以下の特徴を有する。
(1)本発明の空調及び清浄化システムは、
循環空気を地下水と接触させることによって、
室内循環空気の温度や湿度、清浄化などの処理を行なう装置であって、
室内循環空気を空気取入口から取り入れるとともにその内部で処理された空気を空気排出口から吐出する枠本体と、
前記空気取入口から供給される室内循環空気の流れの中に配置され、
前記室内循環空気の流れ方向に沿って旋回シャワー流を噴射する噴射ノズルと、
前記噴射ノズルからの旋回シャワー流と前記室内循環空気との混合流体をその前端から取り入れて冷却又は加熱する熱交換部と、
前記熱交換部の後端から排出された混合流体中の水分を取り除く水滴除去フィルターと、
有する空調及び清浄化装置を、
その外殻が断熱されたボックス枠体内に備えるとともに、
前記ボックス枠体内に配置された空気吸引用の送風機を介して室内循環空気をボックス空気取入口から前記枠本体の空気取入口に取り込み、
前記空調及び清浄化装置で処理された室内循環空気を前記ボックス枠体内に放出し、
このボックス枠体内の空気を排出用の送風機を介してボックス空気排出口から排出させる空調及び清浄化システムであって、
前記ボックス枠体内には、
前記空気吸引用の送風機に供給する室内循環空気に室外空気を取り入れるための三方向ダンパーと、
このボックス枠体内に貯留する空気の温度及び湿度を調整するための空調機を設けたことを特徴とする
本発明の空調及び清浄化装置によれば、枠本体の空気取入口から供給される室内循環空気の流れの中に配置された噴射ノズルから、前記室内循環空気の流れ方向に沿って旋回シャワー流を噴射し、前記噴射ノズルからの旋回シャワー流と前記室内循環空気との混合流体を熱交換部の前端から取り入れて加熱又は冷却し、前記熱交換部の後端から排出された混合流体中の水分を水滴除去フィルターで取り除くので、一般住宅などの建物において、室内空気の温度や湿度の調整や、室内循環空気中の塵埃、臭い、化学物質などの有害物を効果的に除去清浄化を、経済的に行なうことができる。
また、本発明の空調及び清浄化システムによれば、その外殻が断熱されたボックス枠体内に配置された空気吸引用の送風機を介して室内循環空気をボックス空気取入口から前記枠本体の空気取入口に取り込み、前記空調及び清浄化装置で処理された室内循環空気を前記ボックス枠体内に放出し、このボックス枠体内の空気を排出用の送風機を介してボックス空気排出口から排出させるので、一般住宅などの建物において、室内空気の温度や湿度の調整や、室内循環空気中の塵埃、臭い、化学物質などの有害物を効果的に除去清浄化を、経済的に行なうことができる。
本発明の一実施例に係る空調及び清浄化装置の説明図である。 本発明の一実施例に係る空調及び清浄化装置に配置される噴射ノズルの拡大図である。 本発明の一実施例に係る空調及び清浄化システムの正面図である。 本発明の一実施例に係る空調及び清浄化システムの平面図である。
まず、本発明の空調及び清浄化装置を説明する。
本発明の一実施形態に係る空調及び清浄化装置は、循環空気を地下水と接触させることによって、室内循環空気の温度や湿度、清浄化などの処理を行なう装置である。
この空調及び清浄化装置の枠本体は、室内循環空気を空気取入口から取り入れるとともにその内部で処理された空気を空気排出口から吐出するようになっている。
また、噴射ノズルは、前記空気取入口から供給される室内循環空気の流れの中に配置され、前記室内循環空気の流れ方向に沿って旋回シャワー流を噴射するようになっている。
熱交換部は、前記噴射ノズルからの旋回シャワー流と前記室内循環空気との混合流体をその前端から取り入れて冷却又は加熱するようになっている。
水滴除去フィルターは、前記熱交換部の後端から排出された混合流体中の水分を取り除くようになっている。
これによって、建物において、室内空気の温度や湿度の調整や、室内循環空気中の塵埃、臭い、化学物質などの有害物を効果的に除去清浄化を、経済的に行なうことができる。
すなわち、空気取入口から供給される室内循環空気の流れの中に配置された噴射ノズルから噴射される旋回シャワー流の細かい水滴や気泡を含んだ混合流体を、送風機の風圧によって送風される室内循環空気とともにアルミ製ハニカム構造体などの熱交換部の前端に吹きつけ、熱交換部の貫通孔内を水滴・気泡の混合状態を維持したまま貫通孔の壁面に衝突させながら通過させる。
この時、噴射ノズルに給水される水は地下水であり水温は年間を通して約17℃前後と常に一定しているので、室内循環空気は夏は冷却され、冬は加熱されるようになる。
そして、熱交換部の貫通孔を通過した室内循環空気は、パンチングメタルや不織布などからなる水滴除去フィルターを通過する際に空気中に含まれる水滴が除去され、空気排出口より枠本体の外に排気される。
こうして、室内循環空気と地下水とを旋回シャワー流として微細化した状態で直接的に接触させることで、室内空気の温度や湿度の調整や、室内循環空気中の塵埃、臭い、化学物質などの有害物を効果的に除去清浄化を、効率的に行なうことができる。
これによって、建物内を適度な温度や湿度に保つことができ、人間にとっては健康的な空気を室内に循環させることができる。
空調及び清浄化装置は、夏季の高温多湿状態、冬季の低温乾燥状態に対応して建物空間内における空気の温度、湿度および清浄度を所望範囲に調節する機能を有している。
なお、空気の温度、湿度、清浄度を調節するため、必要に応じて空調機構や各種フィルタなどを併用、付加することもできる。
枠本体には、主として噴射ノズル、熱交換部、水滴除去フィルターが配置され、処理すべき室内循環空気が空気取入口から供給されるとともにその内部で室内循環空気と旋回シャワー流との混合流体を効率的に接触させることによって、処理された空気を空気排出口から吐出させるようになっている。
噴射ノズルは、前記空気取入口から供給される室内循環空気の流れの中に配置され、この噴射ノズルに、地下水などの定温水源からの水を供給して、前記空気取入口から供給される室内循環空気の流れの方向に沿って旋回シャワー流を噴射するように配置されている。
このような、水を噴射する際に空気を取り込んで、渦巻き状の旋回シャワー流を製造できる噴射ノズルとしては、噴射シャワー水を旋回流とするようにノズルの内部に螺旋状の溝を切ってあるとともに、水の吸引作用で空気を巻き込む形式のものが採用される。例えば、ニッタ・ムアー株式会社製マイクロバブル発生器などを用いることができる。
熱交換部としては、六角形状断面を有する貫通孔をハニカム状に多数隣接して配置したハニカム構造体が挙げられ、アルミ金属などの比較的熱伝導率性に優れた素材で構成されたものが好ましく採用される。
このような熱交換部の貫通孔の前端に向けて噴射ノズルからの旋回シャワー流を噴射させて室内循環空気との混合流体を形成し、熱交換部の後端から排出させるようになっている。
水滴除去フィルターとしては、例えば、不織布や、多数の細孔が穿設されたパンチングメタルで構成された仕切り板などが挙げられる。このような水滴除去フィルターは、枠本体内を流れる空気の流れをガイドして、所定の空気流路を枠本体に形成させるとともに、空気中の過剰な湿分や塵埃などの固形分を除去するフィルタとしての機能も有している。
次に、本発明の空調及び清浄化システムを説明する。
本発明の一実施形態に係る空調及び清浄化システムは、空調及び清浄化装置をその外殻が断熱されたボックス枠体内に備えるとともに、前記ボックス枠体内に配置された空気吸引用の送風機を介して室内循環空気をボックス空気取入口から前記枠本体の空気取入口に取り込み、前記空調及び清浄化装置で処理された室内循環空気を前記ボックス枠体内に放出し、このボックス枠体内の空気を排出用の送風機を介してボックス空気排出口から排出させるように構成される。
これによって、ボックス枠体内の空気を排出用の送風機を介してボックス枠体内で必要な処理を行った後、ボックス空気排出口から排出させるので、一般住宅などの建物において、室内空気の温度や湿度の調整や、室内循環空気中の塵埃、臭い、化学物質などの有害物を効果的に除去清浄化を、経済的に行なうことができる。
本発明の空調及び清浄化装置を内部に配置したボックス枠体は、室外空気や室内空気などの給気部と枠体内で処理した空気の排出部とを備え、その外殻がウレタンフォームなどの断熱材によって被覆された空間を形成させるための空調及び清浄化システムの装置構成部である。
また、本発明の一実施形態に係る空調及び清浄化システムにおいては、ボックス枠体内には、空気吸引用の送風機に供給する室内循環空気に室外空気を供給するための三方向ダンパーと、このボックス枠体内に貯留する空気の温度及び湿度を調整するための空調機が設けられている。
これによって、ボックス枠体に室外空気を三方向ダンパーを介して取り入れるとともに、エアコンなどの空調機を介してボックス枠体内の空気の調温・調湿処理を円滑かつ経済的に行なうことを可能としている。
三方向ダンパーは、流体の流れ方向を切り替えるための弁を有する流体の流れ方向切替え装置であり、空調及び清浄化システムを制御する制御部を介して流路の方向を切替えるようになっている。
空調機としては、例えば室内機と室外機とが分離して構成されるエアコンなどの冷暖房機能と空気洗浄化機能を有する装置などが適用できる。
(実施例)
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る空調及び清浄化装置、それを用いた空調及び清浄化システムについて説明する。
図1は本発明の実施例に係る空調及び清浄化装置の説明図であり、図2はその空調及び清浄化装置に配置される噴射ノズルの拡大図である。
図1、図2に示すように、実施例の空調及び清浄化装置10は、その全体が金属製素材などからなる箱型状の枠本体11を有し、枠本体11の左右両側には、枠本体11に室内循環空気を供給する空気取入口12と、枠本体内で清浄化処理された処理済空気を排出するための空気排出口13が設けられている。
枠本体11の左側の空気取入口12の右端部には、噴射ノズル14が、空気取入口12から供給される室内循環空気の流れの中に配置されており、その室内循環空気の流れ方向に沿って旋回シャワー流を熱交換部15に向けて噴射するようになっている。
熱交換部15は、断面が六角形状の貫通孔15aが多数隣接形成されてなるアルミ金属製のハニカム構造体15bをパンチングメタルなどからなる支持フレーム15c内にその貫通孔軸心が水平方向となるように配置して構成したものである。
実施例のハニカム構造体15bは、長さ400mm、高さ380mm、幅300mmの略直方体状のものであり、ハニカムを構成する貫通孔の径は、幅4mm×高さ6mmである。この小さな貫通孔内を水滴と空気との混合流体を貫通孔の壁面に衝突させながら通過させる。
実施例において、噴射ノズル14に地下水用給水配管14aを介して給水する水は地下水を用いており、水温は年間を通して17℃前後と常に一定している。
旋回シャワー流を発生させる噴射ノズル14としては、例えば、ニッタ・ムアー株式会社製の「気液せん断方式マイクロバブル発生器BL12AA-12セット」などを適当できる。このような噴射ノズル14を、枠本体11左側の空気取入口12の右端部に配置している。
実施例では、温度が安定した地下水を旋回シャワー流の水源として、地下水用給水配管14aを介して噴射ノズル14に供給して、空気取入口に置かれた噴射ノズル14が配置された周囲の空気を、噴射ノズル14の給気部14bから噴射ノズルで発生させる旋回シャワー流の吸引効果で引き込み、空気取入口に供給される室内循環空気と混合して混合流体を形成するようになっている。
熱交換部15の噴射ノズル方向には、噴射ノズル14から放出される旋回シャワー流を、ハニカム構造体15bの貫通孔15a先端側に導き入れるためのガイドとなる反射パネル16が配置されている。
また、熱交換部15の後端側には貫通孔15aから排出される空気と水との混合流体を脱水しつつガイドして空気排出口13から吐出させるための水滴除去フィルター17が配置されている。
なお、枠本体11の底部には枠内に貯留した水を除去するための水抜き孔18が設けられている。
水滴除去フィルター17は、パンチングメタルや不織布などを単独であるいは二層状に組み合わせて構成した通気性のパネルなどであって、枠本体11後部の空間内を上下方向で仕切ることによって、ハニカム構造体15bを通過した後の空気の流れをガイドして必要な流路を形成させるとともに、気流中の湿分や塵埃などの固形分を除去するためのフィルター機能も併せ持っている。
こうして、ハニカム構造体15bを通過した空気は、パンチングメタルからなる水滴除去フィルター17に衝突し更に不織布部分を通過する際に空気中に含まれる水滴を除去されて空気排出口13から排出される。
図3は、空調及び清浄化装置10を配置して構成された空調及び清浄化システムにおける空調ボックス20の正面図であり、図4はその平面図である。
図示するように、空調及び清浄化システムの一部を構成する空調ボックス20は、空調及び清浄化装置10を内部に有する断熱されたボックス枠体21と、ボックス枠体内に配置される空気吸引用の送風機22と、ボックス枠体内の空気を排出する排出用の送風機23と、送風機22に供給される空気を室外空気と室内循環空気とに適宜切り替えるための三方向ダンパー24と、ボックス枠体内の空気の温湿調整を行なうための空調機(エアコン)25、送風機22、23を制御するためのファンコントロールボックス26などを有して構成されている。
なお、空調ボックス20には、汲み上げられた地下水を噴射ノズル14に供給するための地下水用給水配管14a(図1参照)が設けられており、噴射ノズル14に揚水ポンプなどを介して所定圧力、流量で供給されるようになっている。
空調ボックス20のボックス枠体21は、全体が断熱材で被覆された断熱構造を備え、幅1350mm、奥行910mm、高さ1900mmの略直方体状であって、規格品に吊上げ補強加工を施したものなどである。このような空調ボックス20は、車両積載形トラッククレーンなどで遠地まで容易に運搬できるほか、新築・増改築の際には建物内及び床下に設置することができる。
こうして、建物内を循環する室内空気をボックス空気取入口20aから空調及び清浄化装置10の空気取入口12に取り込み、空調及び清浄化装置で処理された空気を空気排出口13からボックス枠体21内に放出する。
このように放出された空気はエアコン25などを介して空調制御された後、ボックス枠体21内に配置された送風機23によってボックス空気排出口20bから排出され、建物内に循環される。
ハニカム構造体の熱交換部15を備えた空調及び清浄化装置10は、本システムの心臓部であり、その空気取入口12に「マイクロバブル発生器」として知られている噴射ノズル14を設けている。空調及び清浄化装置10の中間部にはアルミ製のハニカム構造体15b(外形W400×H380×D300、貫通孔径5mm)を備えた熱交換部15が設けられ、その出口側には水滴除去フィルター17を2カ所設けている。
建物内を循環させる空気流は1階から2階そして小屋裏へと上昇し、これを集合管ユニットで集めて、送風機22を介してボックス枠体21内に供給循環される。
送風機22としては、ストレートシロッコファンなどが挙げられ、標準型機種としては、200mmφ、風量1000m3/Hのもの、大型機種としては、250mmφ、風量2500m3/Hのものなど、条件に合せ適宜に選定できる。
送風機23も、送風機22と同様のストレートシロッコファンなどが挙げられ、熱交換器や空調機で温度や湿度を調整した後の空気をボックス空気排出口20bを通して室内へ吹き出すようになっている。
三方向ダンパー24は、室外空気をボックス室外空気取入口20cから室内空気循環系に取り入れるために、ダンパーを開閉するように制御される。
エアコン25は、地下水の噴射のみでは、室内循環空気の温度調整が足りない時に運転すると共に、熱交換部15より吹き出される空気を除湿する役割を果す。
縦ダクト27は、送風機22と空調及び清浄化装置10とを連結して配置され、ボックス空気取入口20a、ボックス室外空気取入口20cから三方向ダンパー24を介して供給される室内空気又は室外空気を空調及び清浄化装置10内に供給循環させるためのダクトである。
循環ダクト28は、室内の吹き出しグリルから1、2階を経由した空気を小屋裏の集合管ユニットに集められた空気を送風機22のファンによりボックス枠体21内に導入するように配置される。
給気ダクト29は空調及び清浄化装置10で熱交換された空気を室内に設けられた吹き出しグリルに供絵するダクトである。
すなわち、循環ダクト28を介して循環供給される室内空気は、小屋裏の集合管ユニットにより集められボックス枠体21壁面のボックス空気取入口20aから送風機22により空調及び清浄化装置10に送風される。
三方向ダンパー24は、シロッコファンを有した送風機22に取り込まれる空気のうち室内空気又は室外空気のいずれかを切り替えるの電動弁を有しており、室外空気を取りれるときは室内空気側(ボックス空気取入口20a側)の弁を閉じ、室内空気を循環させるときはボックス室外空気取入口20c側の弁で閉じる。
また、ファンコントロールボックス26は、各送風機22、23の風量調整器であって、シロッコファンの風量を調整するファンインバーターが設けられており、15〜60Hzまでファンコントロール設定をして風量調整を行なうことができる。
エアコン25としては、例えば、市販品の冷房及び暖房機能を備えた通常タイプのものが適用でき、ハニカム状の熱交換器の能力を補うことができる。
こうして、ハニカム状の熱交換部15によって室内空気の温度を調整するが、所定の温度に達成しないときは、エアコン25の運転を併用してボックス枠体21に冷風又は暖風を供給し循環空気の温度を調整して、送風機23より室内に給気する。
1階については床下より室内にガラリを設け吹き出し、2階については、スパイラルダクトで立上げ、天井裏にダクトを配管し必要な室内の天井部分からガラリを設けて吹き出すことにより、室内のセントラル空調を行なう。
前記のように各室に供給された空気は、1、2階を経由して小屋裏の集合管ユニットに集められ、ボックス枠体21のボックス空気取入口20aに循環してくることで建物全体の循環を完了する。
以上説明したように、空調及び清浄化装置を用いた空調及び清浄化システムでは、年間を通して17℃前後と安定している地下水を、室内空気循環系に旋回シャワー流の状態にして接触させることによって、循環室内空気の温度及び湿度の調整と、清浄化を効率的に行なうものである。すなわち、室内空気の環境条件を適切に保つことで、夏のジメジメ、冬のカサカサの防御ができる。
さらに、循環室内空気中の花粉やエアーダスト、臭気などを効果的に除去することができる。
本発明は実施例に示したように、所定温度の地下水を介して、室内空気を循環させて、室内空気の温度及び湿度の調整と清浄化を効率的に行なうものであり、通常の空調設備における冷熱源および温熱源が不要となるため省エネルギー化が図られる。
加えて、消費電力や燃料等の使用量節減が可能であることから二酸化炭素排出量を大幅に低減可能な空調及び清浄化システムとすることができる。
このように、コスト低減や効率性に優れた空調装置を提供できるということから産業上の利用可能性が極めて大きいものといえる。
10 空調及び清浄化装置
11 枠本体
12 空気取入口
13 空気排出口
14 噴射ノズル
14a 地下水用給水配管
14b 給気部
15 熱交換部
15a 貫通孔
15b ハニカム構造体
15c 支持フレーム
16 反射パネル
17 水滴除去フィルター
18 水抜き孔
20 空調ボックス
20a ボックス空気取入口
20b ボックス空気排出口
20c ボックス室外空気取入口
21 ボックス枠体
22 送風機
23 送風機
24 三方向ダンパー
25 エアコン
26 ファンコントロールボックス
27 縦ダクト
28 循環ダクト
29 給気ダクト

Claims (1)

  1. 循環空気を地下水と接触させることによって、
    室内循環空気の温度や湿度、清浄化などの処理を行なう装置であって、
    室内循環空気を空気取入口から取り入れるとともにその内部で処理された空気を空気排出口から吐出する枠本体と、
    前記空気取入口から供給される室内循環空気の流れの中に配置され、
    前記室内循環空気の流れ方向に沿って旋回シャワー流を噴射する噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルからの旋回シャワー流と前記室内循環空気との混合流体をその前端から取り入れて冷却又は加熱する熱交換部と、
    前記熱交換部の後端から排出された混合流体中の水分を取り除く水滴除去フィルターと、
    有する空調及び清浄化装置を、
    その外殻が断熱されたボックス枠体内に備えるとともに、
    前記ボックス枠体内に配置された空気吸引用の送風機を介して室内循環空気をボックス空気取入口から前記枠本体の空気取入口に取り込み、
    前記空調及び清浄化装置で処理された室内循環空気を前記ボックス枠体内に放出し、
    このボックス枠体内の空気を排出用の送風機を介してボックス空気排出口から排出させる空調及び清浄化システムであって、
    前記ボックス枠体内には、
    前記空気吸引用の送風機に供給する室内循環空気に室外空気を取り入れるための三方向ダンパーと、
    このボックス枠体内に貯留する空気の温度及び湿度を調整するための空調機を設けたことを特徴とする空調及び清浄化システム
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