JP5428046B2 - 材料送り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス機械のような加工機へ板材あるいは線材のような長尺の素材を間歇的に所定の送り量で送り込むのに好適な材料送り装置に関する。
従来の材料送り装置に、移送グリッパ及び固定グリッパを備えるものがある(例えば、特許文献1及び2参照)。この移送グリッパ及び固定グリッパは、それぞれのホルダとして機能するブロックを備える。固定グリッパ及び移送グリッパの各ブロックには、それぞれの固定ジョーが固定的に支持され、また該固定ジョーと共同して前記素材を挟持及び解放すべく動作する可動ジョーが支持されている。
これら各グリッパのブロックは搬送路に沿って配置された案内部材により支持されており、移送グリッパの前記ブロックは、素材の前記した間歇供給のために、前記案内部材に沿って往復運動する。他方、固定グリッパの前記ブロックは、前記案内部材上の所定位置に保持されている。また、各移送グリッパ及び固定グリッパの各可動ジョーは、前記した素材の挟持及び解放のために、カムのような作動機構により作動される。このカムによる各可動ジョーの作動は、対応する固定ジョーに近接する上死点位置と、対応する固定ジョーから最も離れた下死点位置との間での上下動であり、前記移送グリッパの前記搬送路に沿った往復運動に同期して与えられる。
ところで、加工機により加工を受ける素材は種々の板厚を有するものがあり、その厚さ寸法に応じて移送グリッパ及び固定グリッパの例えば各最大開放量を調整する必要がある。従来では、各グリッパの固定ジョーと、該固定ジョーが固定される各ブロックとの間に、固定ジョーの取付け高さ調整用のスペーサを挿入することにより、各グリッパの最大開放量を拡大することが試みられていた。
固定グリッパは、移送グリッパのように搬送路に沿って往復運動することがないので、固定グリッパの前記ブロックと固定ジョーとの間へのスペーサの付加による固定グリッパの重量増加が問題となることない。他方、移送グリップは搬送路に沿って往復運動することから、移送グリップへの前記したスペーサの適用は、該スペーサによる移送グリップの重量増加を招き、該移送グリップの前記した搬送路に沿う往復運動でその慣性力が増大する。そのため、材料の搬送速度の高速化の点で、スペーサを用いた従来の前記材料搬送装置は、不利であった。
実公昭60−27549号公報 特許第3874554号公報
そこで、本発明の目的は、移送グリッパの重量増大による慣性の増大を招くことなく素材の厚さ寸法の変化に適用し得る可動グリップを備える材料送り装置を提供することにある。
本発明に係る材料送り装置は、搬送路に沿う往復運動に伴って素材の挟持動作及び解放動作をくり返すことにより、該素材を順次間歇的に搬送する移送グリッパを含み、前記移送グリッパは、フレームに支持されかつ前記搬送路に沿って配置された案内部材上を往復運動する摺動ブロックと、該摺動ブロックに固定された固定ジョーと、前記摺動ブロックと一体的に前記案内部材に沿って移動しかつ前記固定ジョーと共同して前記素材を挟持しまた解放すべく上死点位置及び下死点位置との間で前記固定ジョーに向け及びこれから離れる方向へ移動可能の可動ジョーと、前記案内部材の高さ位置を調整する高さ位置調整機構とを備える。
本発明に係る前記材料送り装置では、前記高さ位置調整機構によって、前記移送グリッパの前記摺動ブロックを前記搬送経路に沿って支持する前記案内部材の高さ位置が調整される。前記摺動ブロックを支持する前記案内部材の前記した高さ位置の変更によって、所定の上死点位置及び下死点位置間で作動する可動ジョーに関して、該可動ジョーと共同して素材を挟持すべく前記摺動ブロックに固定された前記固定ジョーの高さ位置を変化させることができる。これにより、前記移送グリッパの最大開放量を増減することができる。
しかも、前記摺動ブロックを案内する前記案内部材の高さ位置が変更されるが、該案内部材上を摺動する前記移送グリッパに従来のような高さ位置調整用スペーサが付加されることがないので、該スペーサの付加による重量増加が前記移送グリッパに生じることはない。したがって、高速動作化に不利な移送グリッパの重量増加を招くことなく、該移送グリッパの最大開放量を素材の厚さの増減に応じて増減することができる。
前記高さ位置調整機構は、前記可動ジョーの上死点位置および下死点位置との間の運動を妨げない範囲で前記摺動ブロックの高さ位置を変更可能とすることが望ましい。
前記案内部材は、前記搬送路を規定する主軸部と、該主軸部の軸線に偏心した軸線を有する偏心軸部とで構成される。また、前記高さ位置調整機構は、前記主軸部の断面で見てその横方向への移動を規制しかつその縦方向への移動を許すべく前記主軸部を回転可能に受け入れる縦長の軸受け穴を有し前記フレームに設けられる第1の軸受部と、前記偏心軸部の断面でみてその横方向への移動を許しかつその縦方向への移動を規制すべく前記偏心軸部を回転可能に受け入れる横長の軸受け穴を有し前記フレームに設けられる第2の軸受部と、前記偏心軸部を該偏心軸部の軸線の回りに駆動しかつ所定の回転姿勢で保持する回転操作装置とで構成される
前記偏心軸部は前記主軸部の両端部に一体的に対をなして形成することができ、当該両偏心軸部の一方に前記高さ位置調整機構を設けることができる。
前記主軸部及び前記偏心軸部と、対応する前記軸受穴との間には、摩擦低減を図るための摩擦低減部材を適用することができる。
前記摩擦低減部材は、前記主軸部及び前記偏心軸部にそれぞれ設けることができ、この場合、前記縦長の軸受け穴は前記主軸部に設けられた前記摩擦低減部材に当接し、該摩擦低減部材を介して前記主軸部を縦方向に案内する。また、前記横長の軸受け穴は前記偏心軸部に設けられた前記摩擦低減部材に当接し、該摩擦低減部材を介して前記偏心軸部を横方向に案内する。
前記回転操作装置として、前記偏心軸部に同軸的に設けられた歯車と、該歯車に噛合するウォームと、該ウォームを回転するための操作軸とを有する操作機構を適用することができる。
前記回転操作装置には、前記ウォームを回転すべく前記操作軸に結合される、手動操作ハンドル又は回転駆動源を設けることができる。前者によれば、操作者が前記操作ハンドルを回転操作することにより、移送グリッパの最大開放量を手動調整することができる。また、後者によれば、駆動源として例えば電動モータを用い、該電動モータの作動を素材の厚さに応じて自動制御することができる。この自動制御により、移送グリッパの最大開放量が素材の厚さに応じて最適となるように、自動調整することができる。
前記可動ジョーに偏倚部材により前記固定ジョーへ向けてのばね力を付与することができる。この場合、可動ジョーの下端は、前記ばね力に打ち勝って前記可動ジョーを前記固定ジョーに向けて押圧するための揺動レバー上を前記搬送路に沿って摺動可能とすることができる。この揺動レバーの揺動により、前記案内部材に沿って往復運動する移送グリッパの可動ジョーには、その上死点位置と下死点位置との間での上下運動が付与される。
前記案内部材上には、前記移送グリッパが前記素材を解放する解放動作状態にあるとき、該素材を保持するための固定グリッパを設けることができる。これにより、移送グリッパにおけると同様に、該移送グリッパ及び固定グリッパの最大開放量を同時的に調整することが可能となる。
本発明によれば、前記したように、移送グリッパの重量増加を招くことなく、該移送グリッパの最大開放量を素材の厚さの増減に応じて増減することができるので、素材の種々の厚さ寸法に対応しかつ高速動作に有利な材料送り装置を提供することができる。
本発明に係る材料送り装置を示す縦断面図であり、 図1に示したII-II線に沿って得られた断面図であり、 図2に示したIII-III線に沿って得られた断面図であり、 図1に示したIV-IV線に沿って得られた断面図であり、 図1に示したV-V線に沿って得られた断面図であり、 図1に示した材料送り装置の側面図であり、 図3に示した線VII-VIIに沿って得られた断面図であり、 第3の作動装置のカム板を概略的に示す説明図であり、 図3に示した線IX-IXに沿って得られた断面図であり、 本発明に係る材料送り装置の案内部材とその軸受との関係を示す説明図である。
本発明に係る材料送り装置10が図1に縦断面図で示されている。材料送り装置10は、プレス機のような加工機に例えば金属板材のような長尺の帯状素材を間歇的に定量供給するのに用いられる。本発明に係る材料送り装置10は、図1、2及び3に示すように、全体に矩形のフレーム12と、該フレームに支持され、素材の搬送方向に沿って配置された案内部材14(図1及び2参照)と、該フレームに支持され、素材の搬送方向に沿って配置された駆動カム軸16(図2及び3参照)とを含む。なお、図1は図3の線I-Iに沿って得られた断面図である。
案内部材14は、図2、4、5及び6に示されているように、互いに平行に対をなして、フレーム12内の上部近傍に配置されている。一対の案内部材14は、円形横断面形状を有しフレーム12内を縦断する主軸部14aをそれぞれ備える。案内部材14の形態及びフレーム12への支持構造の詳細は、後述する。
駆動カム軸16は、図2、4及び6に示されているように、フレーム12内で一対の案内部材14よりも下方に配置され、図3に示すように、軸受18a、18bを介してフレーム12に回転可能に支持されている。駆動カム軸16は、その一端をフレーム12から軸受18aを経て突出させている。駆動カム軸16の突出端にはプーリ20が固定されており、該プーリには、図示しない循環ベルトを経て駆動源からの駆動回転力が伝えられる。この駆動回転力によって、駆動カム軸16は時計方向又は反時計方向のいずれか一方向に回転する。
案内部材14の主軸部14aには、図1に示すように、移送グリッパ22及び固定グリッパ24が設けられている。フレーム12のテーブル12aには移送グリッパ22及び固定グリッパ24のための開口26a、26bがそれぞれ設けられている。移送グリッパ22のための開口26aは、後述する移送グリッパ22の案内部材14に沿った往復運動を許すに十分な寸法を有する。これに対し、後述するように静止位置で動作する固定グリッパ24のための開口26bは、案内部材14に沿った寸法が開口26aのそれよりも小さい。
移送グリッパ22は、図1に示すように、主軸部14a上に摺動可能に支持された摺動ブロック28と、該摺動ブロックを主軸部14aに沿って往復運動させる第1の作動装置30と、摺動ブロック28に支持された固定ジョー32及び可動ジョー34と、該可動ジョーを作動させるための第2の作動装置36とを備える。摺動ブロック28には、該摺動ブロックから開口26aを経てテーブル12aの上方へ立ち上がる門型支柱部28a(図2及び6参照)が設けられ、該門型支柱部のほぼ中央部分に、固定ジョー32が固定されている。また、摺動ブロック28には、可動ジョー34が固定ジョー32に対向して配置されている。可動ジョー34は、従来よく知られているように、固定ジョー32に向け及びこれから離れる方向へ移動可能に摺動ブロック28に支持されている。可動ジョー34の下端には、第2の作動装置36との結合子として機能するローラ38が支持されている。
第1の作動装置30及び第2の作動装置36の説明に先立ち、該両作動装置30、36を除く基本構成が移送グリッパ22と同様な固定グリッパ24について説明される。固定グリッパ24は、図1及び4に示すように、主軸部14aに固定的に支持された静止ブロック40と、該静止ブロックに支持された固定ジョー42及び可動ジョー44と、該可動ジョーを作動させるための第3の作動装置46とを備える。静止ブロック40には、該静止ブロックから開口26bを経てテーブル12aの上方へ立ち上がる門型支柱部40aが設けられ、該門型支柱部のほぼ中央部分に、固定ジョー42が固定されている。また、静止ブロック40には、可動ジョー44が固定ジョー42に対向して配置されている。可動ジョー44は、前記した移送グリッパ22におけると同様に、固定ジョー42に向け及びこれから離れる方向へ移動可能に静止ブロック40に支持されており、可動ジョー44の下端には、第3の作動装置46との結合子として機能するローラ48が支持されている。
図1及び図4に沿って、固定グリッパ24の第3の作動装置46の概略を説明する。第3の作動装置46は、揺動レバー52を有するカム機構からなる。揺動レバー52の揺動軸50(図4参照)は案内部材14の主軸部14aに平行に配置されており、揺動レバー52は、その一端の上面にローラ48を受ける。また揺動レバー52の前記一端の下面はローラ54を経て圧縮ばね56の上方へ向けての偏倚力を受ける。この圧縮ばね56の偏倚力は、従来よく知られているように、揺動レバー52の前記一端を介して可動ジョー44に固定ジョー42向けての押圧力を付与する。揺動レバー52の他端には、カム機構46のカムフォロアとして機能する従動ローラ52a(図4参照)が設けられている。
駆動カム軸16には、図3、7及び8に示すように、第3の作動装置46のための第1及び2のカム板60a、60bが設けられている。第1のカム板60aは、従来よく知られているように、移送グリッパ22が素材を解放している間、該素材を固定グリッパ24により保持するように可動ジョー44を作動させるためのカム板である。駆動カム軸16の回転によって揺動レバー52を作動させるべく、カム板60aは駆動カム軸16に固定され、カム板60aの周面が従動ローラ52aのためのカム面となる。第2のカム板60bは、従来よく知られているように、固定グリッパ24の保持動作を強制解除するためのカム板であり、従動ローラ52aのためのカム面となる周面には、強制解除のための突起62(図8参照)が設けられている。
第1のカム板60aの作用を図4に沿って説明すると、従来よく知られているように、カム板60aの回転に伴い、該カム板のカム面に従動ローラ52aが従動する。この第1のカム板60aのカム面の形状に応じて、揺動レバー52の前記一端が圧縮ばね56の偏倚力に打ち勝ってローラ54を押し下げると、この揺動レバー52の揺動に伴って、可動ジョー44が圧縮ばね56の偏倚力を解除されることから、固定ジョー42から離れる方向へ移動する。この可動ジョー44の下方への動きを促進するために、補助圧縮ばね64が静止ブロック40と可動ジョー44との間に挿入されている。
この補助圧縮ばね64の偏倚力により、可動ジョー44はその下死点位置へ確実に移動する。したがって、前記した第3の作動装置46のカム板60aの回転に伴い、可動ジョー44は、固定ジョー42に最も近接する上死点位置と固定ジョー42から最も離れた下死点位置との間で上下動する。これにより、固定グリッパ24は、開口26bに対応した静止位置で、可動ジョー44が上死点位置にあるとき固定ジョー42と共同して素材を挟持し、下死点位置又はその近傍で挟持した素材を解放するように、動作する。
移送グリッパ22の可動ジョー34を作動させる第2の作動装置36は、図3及び7に示すように、駆動カム軸16に固定されたカム板66を備える。また、図1に示すように、移送グリッパ22のローラ38は、固定グリッパ24におけると同様な揺動レバー68の一端に載る。また、揺動レバー68の前記一端の下面は、固定グリッパ24におけると同様なローラ70を経て偏倚部材である圧縮ばね72の上方へ向けての偏倚力を受ける。揺動レバー68の他端には、揺動レバー52に設けられたと同様な従動ローラ68a(図7参照)が設けられ、該従動ローラはカム板66の周面をカム面として、該カム面に従動する。
したがって、移送グリッパ22の可動ジョー34は、固定グリッパ24におけると同様に、カム板66の回転に伴う揺動レバー68の揺動により、固定ジョー32に最も近接する上死点位置と固定ジョー32から最も離れた下死点位置との間で上下動する。移送グリッパ22の摺動ブロック28と可動ジョー34との間にも、該可動ジョーを確実に下死点位置へ移動させるための、固定グリッパ24におけると同様な補助圧縮ばね(図示せず)が挿入されている。
移送グリッパ22の第2の作動装置36と、固定グリッパ24のための第3の作動装置46との基本的な差違は、以下の点である。すなわち、第2の作動装置36には、第2のカム板60bのような第2のカム板は設けられておらず、単一のカム板66が設けられているに過ぎない。また、可動ジョー34のローラ38を受ける揺動レバー68の前記一端は、摺動ブロック28の後述する摺動スロークに対応して案内部材14の伸長方向に沿って延在する。そのため、可動ジョー34のローラ38は摺動ブロック28の摺動に伴って案内部材14の前記一端から脱落することなく、該端部上を転動するので、摺動ブロック28の摺動位置に拘わらず、カム板66の回転に伴う確実な開閉動作が移送グリッパ22に与えられる。さらに、移送グリッパ22のカム板66と、固定グリッパ24の第1のカム板60aとは、基本的には、従来よく知られているように、移送グリッパ22が素材を挟持状態にあるとき固定グリッパ24が素材を解放し、移送グリッパ22が素材を解放しているとき固定グリッパ24が素材を挟持するように、駆動カム軸16に取り付けられている。
以下、本発明に係る材料送り装置10の3つの特徴点について順次説明する。先ず、素材の搬送方向に沿って配置された案内部材14の主軸部14aに沿って摺動ブロック28を往復運動させる第1の作動装置30について説明する。その後、第3の作動装置46の詳細並びに案内部材14及び該案内部材のフレーム12への支持機構について順次詳細に説明する。
第1の作動装置30は、図1及び3に示されているように、駆動カム軸16(図3参照)に固定されたローラギャカム74(図3参照)と、搬送路に沿って配置された案内部材14と直角な関係に配置された垂直な枢軸76a(図1参照)を揺動軸とする円形のターレット76と、該ターレットに設けられた揺動部材78と、該揺動部材に一端が連結されたリンク部材80と、該リンク部材の他端に連結された調整機構82とを備える。
ターレット76には、図3に示すように、ローラギヤカム74のカム溝74aに係合する一対のカムフォロア76bが設けられており、駆動カム軸16の回転によってターレット76は枢軸76aの回りに揺動する。ターレット76は、案内部材14を含む水平面とほぼ平行な表面76cを有し、該表面上に揺動部材78が固定されている。揺動部材78は、ターレット76の表面76c上で、枢軸76aの延長線上を横切り、ターレット76の揺動軸76aの放射方向に伸びる。したがって、揺動部材78は、ターレット76の揺動と一体に枢軸76aを揺動軸として揺動する。この揺動部材78は、上方に開放するコの字状の横断面を有し、これにより、その長手方向に案内溝78aが形成されている。
リンク部材80は、図1、2及び3に示されているように、揺動軸76aの延長線と平行に垂直方向に配置されたリンク軸84を回転可能に受け入れる垂直な第1の軸受部80aと、該垂直軸受部の中央部からその径方向へ伸長するアーム部80bとからなる全体にT字状のリンク部材(図2参照)である。アーム部80bの先端には、リンク軸84と平行な支持軸86を受ける第2の軸受部80c(図2参照)が設けられている。リンク部材80の一端に設けられたリンク軸84の上端には、摺動ブロック28の下面に形成された係合穴28bに受け入れられる摺動子84aが設けられている。
摺動子84aを受け入れる係合穴28bは、図2に明確に示されているように、案内部材14と直角な水平方向に伸長する長さLを有する。この長さLは、後述する揺動部材78の揺動に応じたリンク部材80のリンク軸84の揺動を許すに十分な長さに設定されている。他方、図1に示すように、案内部材14の長手方向に沿った係合穴28bの寸法Wは、製造上の許容誤差内で摺動子84aを受け入れるように、設定されている。リンク軸84の下端には、揺動部材78の案内溝78aに受け入れられる摺動子84bが設けられている。
リンク部材80の他端に設けられた支持軸86は、調整機構82の雄ねじ部材82aに螺合する雌ねじ部材82bに支持されている。雌ねじ部材82bは、図1及び2に示すように、その二叉部90で支持軸86の両端を支持する。雄ねじ部材82aは、図1、2及び3に示されているように、水平方向に配置され、軸受88a、88b(図3参照)を介してフレーム12に回転可能に支持されており、案内部材14の軸線並びにターレット76の枢軸76a及び支持軸86の軸線のそれぞれと直角関係をなすように配置されている。雄ねじ部材82aはその一端を一方の軸受88aを経てフレーム12外に突出させており、その突出端を回転操作することにより、リンク部材80の支持軸86をターレット76の枢軸76aに近づけ又は遠ざかる方向へ移動させることができる。
この雄ねじ部材82aと雌ねじ部材82bとの組合せにボールねじを用いることが好ましい。ボールねじによれば、雌ねじ部材82bには、雄ねじ部材82aと雌ねじ部材82bとの間で転動ボールを保持するホルダ部が設けられ、該転動ボールによって両ねじ部材82a、82b間の摩擦が低減されることから、雄ねじ部材82aの円滑な回転操作が可能になる。したがって、リンク部材80の支持軸86と、ターレット76の枢軸76aとの間の微調整を容易に行うことができる。
本発明に係る材料送り装置10では、第1の作動装置30のリンク部材80に設けられたリンク軸84の一端が摺動子84bを介して揺動部材78の案内溝78aに受け入れられており、またリンク軸84の他端が摺動子84aを介して摺動ブロック28の係合穴28bに係合する。したがって、ターレット76の揺動に伴って揺動部材78が枢軸76aの回りに揺動すると、リンク部材80は、支持軸86の回りに揺動し、このリンク部材80の揺動は、リンク軸84と係合穴28bとの係合により摺動ブロック28の主軸部14aに沿った往復運動に変換される。
また、摺動ブロック28の往復運動のストロークは、リンク部材80の揺動角によって決まり、このリンク部材80の揺動角は、揺動部材78の揺動中心である枢軸76aとリンク部材80の揺動中心である支持軸86との距離に応じて変化する。この距離は、調整機構82の雄ねじ部材82aを回転操作することにより、支持軸86を支持する雌ねじ部材82bを雄ねじ部材に沿って移動することができる。また、調整機構82の前記した操作に応じて、摺動する揺動部材78の案内溝78aに沿ってリンク軸84を摺動させることができるので、材料送り装置10の作動を中断することなく、摺動ブロック28のストロークすなわち移送グリッパ22の搬送ストロークを適正に調整することができる。
前記した移送グリッパ22及び固定グリッパ24の素材の挟持及びその解放動作と移送グリッパ22の搬送方向に沿った搬送ストロークとの同期は、駆動カム軸16に固定された各カム部材60a、66及び74によって従来におけると同様に達成される。
揺動部材78を揺動させる機構として、前記したローラギャカム74及びターレット76に代えて、回転運動を揺動運動に変換する種々の運動変換機構を適用することができる。
次に、主として図3、7、8及び9を参照して、第3の作動装置46の詳細を説明する。
第3の作動装置46は、前記したように、駆動カム軸16に設けられる第1のカム板60aに加えて、固定グリッパ24の保持動作を強制解除するための第2のカム板60bを備え、さらに該第2のカム板を回転させて第1のカム板60aに対する回転位相角を調整する調整機構92を備える。
調整機構92は、駆動カム軸16の軸線方向へ第2のカム板60bから間隔をおいて配置され、駆動カム軸16と一体的に回転する第1の歯車92aと、該第1の歯車から駆動カム軸16の軸線方向へ間隔をおいて第1の歯車92aと第2のカム板60bとの間で、第2のカム板60bと一体で回転する第2の歯車92bとを備える。図示の例では、第2の歯車92bのボス部に第2のカム板60bが同軸的に固定されている。第1及び第2の両歯車92a、92bは、同一歯数及び同一径を有する一対の傘歯車であり、それらの歯面を互いに間隔をおいて対向して配置されている。
駆動カム軸16には、一対の傘歯車92a、92bでスリーブ部材94が回転可能に嵌合されている。このスリーブ部材94は、図9に示されているように、その外周の一部に歯部94aを有し、該歯部を除く領域を回転軸94cのための支持部とすべく、平坦領域94bが形成されている。この平坦領域94bに第3の歯車92cのための回転軸94cが支持されている。平坦領域94bに設けられた回転軸94cは、駆動カム軸16に直角に配置されており、回転軸94cに支持される第3の歯車92cは、図7に示すように、回転軸94cから見て、一側で第1の歯車92aに噛合し、他側で第2の歯車92bに噛合する。
また、図9に示すように、スリーブ部材94の歯部94aには、回転操作装置96の操作軸96aに設けられたウォーム96bが噛合する。操作軸96aは軸受98a、98bでフレーム12に回転可能に支持されており、その一端が軸受98aを経てフレーム12から突出する。操作軸96aの突出端の回転操作によってその軸線の回りにウォーム96bを回転させない限り、第3の歯車92cの回転軸94cは静止位置に保持される。したがって、駆動カム軸16の駆動回転によって第1の歯車92aが回転すると、該歯車の回転は第3の歯車92cを経て第2の歯車92bに伝えられ、これにより該第2の歯車は第1の歯車92aとは逆方向へこれと等速で回転する。
他方、第1のカム板60aは駆動カム軸16に固定され、該カム軸と一体に回転することから、前記した第2の歯車92bの回転により、該歯車に固定された第2のカム板60bは、第1のカム板60aと等速で逆方向に回転する。その結果、例えば図8に実線で示したように、両カム板60a及び60bの一回転毎に、第2のカム板60bの突起62は、第1のカム板60aに関する所定の角度位置で揺動レバー52を作動させ、固定グリッパ24を一時的に強制解除する。
駆動カム軸16の作動中に拘わらず、操作軸96aの回転操作によってウォーム96bが回転すると、該ウォームの回転に応じて第3の歯車92cの回転軸94cが駆動カム軸16の回りに回転する。回転軸94cが駆動カム軸16の回りに回転すると、その回転に応じて第1の歯車92aと第2の歯車92bとの対面関係にずれが生じ、その結果、両カム板60a及び60bの回転位相角にずれが生じることから、図8に仮想線で示すように、第1のカム板60aの一回転毎についての該カム板に関する第2のカム板60bの突起62の位置が変化する。
したがって、調整機構92の操作により、駆動カム軸16の回転を中断することなく、第1及び第2のカム板60a、60bの回転位相を変えることができるので、材料送り装置10の作動の中断を招くことなく、固定グリッパ24の強制解除動作点を調整することができる。
前記したところでは、第1のカム板60aを駆動カム軸16と一体で回転させ、第2のカム板60bを駆動カム軸16に回転可能に支持した例を示したが、これに代えて、第2のカム板60bを駆動カム軸16と一体で回転させ、第1のカム板60aを駆動カム軸16に回転可能に支持した構成を採用することができる。
また、回転操作装置96として、歯部94a及びウォーム96bからなるウォームギヤに代えて、種々の操作装置を適用することができる。
さらに、第1のカム板60aのカムフォロア52aが設けられた揺動レバー52を共通の揺動レバーとして、第2のカム板60bのためのカムフォロア52a(図7参照)を共通の揺動レバー52に設けることができる。この例に代えて、固定グリッパ24の可動ジョー44に、該可動ジョーにそれぞれの一端が係合し他端にカムフォロア52aが設けられた揺動レバー52を並列的に設けることができる。この場合、一対の揺動レバー52は、該揺動レバーに設けられたカムフォロア52a、52aが第1及び第2のカム板60a、60bのそれぞれに従動することから、独立的に動作する。
最後に、主として図1、5、6及び10を参照して、各グリッパ22及び24の最大開放量を調整可能とする案内部材14の構造及び該案内部材のフレーム12への支持機構について説明する。
各グリッパ22及び24の最大開放量を調整可能とする案内部材14は、図1及び10に明確に示されているように、主軸部14aの両端に偏心軸部14bが形成されている。図示の例では、主軸部14aの直径Dは偏心軸部14bの直径dより大きく、図10に示す例ではそれぞれの中心にδのずれが与えられている。
図1及び5の実施例の説明に先立ち、図10に沿って案内部材14の主軸部14aの昇降運動の原理を説明する。図10に示すように、主軸部14aは軸受穴100に受け入れられ、偏心軸部14bは軸受穴102に受け入れられている。軸受穴100は、主軸部14aの直径Dにほぼ等しい間隔をおいて該主軸部に接する一対の縦縁100a、100aと、主軸部14aの直径Dよりも大きな間隔をおく一対の横縁100b、100bとによって形成される縦長の矩形断面形状を有する。他方、軸受穴102は、偏心軸部14bの直径dよりも大きな間隔dをおく一対の縦縁102a、102aと、偏心軸部14bの直径dにほぼ等しい間隔をおいて該偏心軸部に接する一対の横縁102b、102bとによって形成される横長の矩形断面形状を有する。
前記両軸受内穴100及び102に主軸部14a及び偏心軸部14bがそれぞれ受け入れられ、図10で見て、主軸部14aが軸受穴100の下方の横縁100bに接しており、主軸部14aの中心Cが偏心軸部14bの中心cの直下で偏心量δを隔てて位置すると仮定する。
図10に示された状態では、主軸部14aは縦縁102aにより横方向の変位が規制されているが、上方への変位を許されており、他方、偏心軸部14bは横方向の変位は許されているが、縦方向への変位を規制されている。そのため、例えば偏心軸部14bに時計方向の回転力が加えられると、偏心軸部14bは左方へ滑りを生じて変位し、それに伴い主軸部14aは図中上方へ滑りを生じて変位する。この主軸部14aの上方への変位は、偏心軸部14bの回転角が180度のとき、主軸部14aの中心C及び偏心軸部14bの中心cの上下関係が反転し、最大値に達する。また、偏心軸部14bに反時計方向への回転力の付与によっても、回転角が180度のとき主軸部14aの上方への変位は最大値に達する。すなわち、偏心軸部14bを時計方向又は反時計方向へ回転させることにより、主軸部14aを横方向に変位させることなく、縦方向すなわち垂直方向へ変位させることができるので、図10に示す例では、図示の位置から主軸部14aの高さ位置を偏心量δの2倍(2δ)分、上昇させることができる。
この原理を利用すべく、図1及び5に示すように、フレーム12には、軸受部として、案内部材14の主軸部14aを受け入れる前記したと同様な縦長の軸受穴100と、偏心軸部14bを受け入れる前記したと同様な横長の軸受穴102が形成されている。
図1及び5に示す例では、主軸部14a及び偏心軸部14bには、これらを受けるフレーム12の軸受部(100、102)との摩擦による摩耗の低減のために、例えば合成樹脂材料からなる摩擦低減部材104及び106が用いられている。したがって、本実施例では、軸受穴100は主軸部14aに設けられる摩擦低減部材104を介して主軸部14aを受ける。他方、軸受穴102は偏心軸部14bに設けられる摩擦低減部材106を介して偏心軸部14bを受ける。
また、本実施例では、主軸部14aのための摩擦低減部材104は、対応する各主軸部を回転可能に受け入れる単一の開口104aが設けられた矩形平面形状を有し、各主軸部14aの各端は、それぞれの摩擦低減部材104を介して縦長の軸受穴100に受け入れられている。他方、偏心軸部14bのための摩擦低減部材106は、一対の案内部材14のそれぞれの偏心軸部14bを回転可能に受け入れるための一対の開口106a、106aが横方向に整列して形成された細長い単一の摩擦低減部材106である。したがって、縦長の軸受穴100は、各主軸部14aの各端を受け入れるようにそれぞれに装着された各摩擦低減部材104を上下方向へ案内可能に受け入れるが、横長の軸受穴102は、一対の案内部材14の各端で一対の偏心軸部14bを受け入れるように、該一対の偏心軸部に装着された摩擦低減部材106を横方向へ案内可能に受け入れる。
フレーム12から突出する偏心軸部14bに回転力を付与して一対の案内部材14の高さ位置を調整するために、フレーム12の一側には、高さ位置調整機構108が設けられている。高さ位置調整機構108は、フレーム12に軸受110を介して回転可能に支持された操作軸108aと、該操作軸に案内部材14に対応して設けられた一対のウォーム108bと、対応するウォーム108bに噛合すべく偏心軸部14bの突出端に該偏心軸部と同軸的に固定された歯車108cとを備える。
例えば、操作軸108aに図示しないハンドルを取り付け、該ハンドルを手動操作で回転することにより、両ウォーム108bを同期して回転させることができる。この両ウォーム108bの同期的な回転により、一対の案内部材14の一端に位置する両偏心軸部14bをその中心軸cの回りに回転させることができる。これら偏心軸部14bの同期的な回転により、一対の案内部材14の主軸部14aが前記したハンドルの操作量に応じて、前記したところから明らかなように、2倍の偏心量δに等しい高さ範囲で上下に昇降し、調整された高さ位置に保持される。
この高さ調整は、前記した移送グリッパ22及び固定グリッパ24の各可動ジョー34、44の上死点位置及び下死点位置の運動に影響を与えることなく、摺動ブロック28及び静止ブロック40の高さ位置すなわち該各ブロックに支持された、各可動ジョー34、44に対応する固定ジョー32、42の高さ位置を変える。したがって、前記した高さ位置調整機構108の操作によって、案内部材14の高さ位置を変え、これにより各グリッパ22、24の最大開放量を例えば素材の厚差寸法に応じて調整することが可能になる。
したがって、移送グリッパ22の摺動ブロック28の慣性力の増大を招くスペーサを付加することなく、各グリッパ22、24の最大開放量を調整できるので、材料送り装置10の高速作動に極めて有利になる。
前記したところでは、高さ位置調整機構108を手動操作した例について説明したが、その操作軸108aのための回転駆動源として例えば電動モータを設けることができる。この電動モータの作動を素材の厚さに応じて自動制御することにより、移送グリッパの最大開放量が素材の厚さに応じて最適となるように、自動調整することができる。
本発明によれば、前記したように、移送グリッパ22の重量増加を招くことなく、該移送グリッパの最大開放量を素材の厚さの増減に応じて増減することができるので、素材の種々の厚さ寸法に対応しかつ高速動作に有利な材料送り装置を提供することができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができ、加工機の他、種々の機械への素材供給や素材の間歇送りに適用することができる。
10 材料送り装置
12 フレーム
14 案内部材
14a 主軸部
14b 偏心軸部
16 駆動カム軸
22 移送グリッパ
24 固定グリッパ
28 摺動ブロック
30 第1の作動装置
32、42 固定ジョー
34、44 可動ジョー
36 第2の作動装置
40 静止ブロック
46 第3の作動装置
50 揺動軸
52、68 揺動レバー
56、72 偏倚部材(圧縮ばね)
60a、60b 第1及び2のカム板
78 揺動部材
80 リンク部材
82、92 調整機構
84 リンク軸
86 支持軸
90 二叉部
92a〜92c 第1〜第3の歯車(傘歯車)
94 スリーブ部材
94a スリーブ部材の歯部
94b スリーブ部材の支持部(平坦領域)
94c スリーブ部材の回転軸
96 回転操作装置
100、102 軸受穴(軸受部)
104、106 摩擦低減部材
108 高さ位置調整機構
108a 操作軸
108b ウォーム
108c 歯車

Claims (9)

  1. 搬送路に沿う往復運動に伴って素材の挟持動作及び解放動作をくり返すことにより、該素材を順次間歇的に搬送する移送グリッパを含む材料送り装置であって、
    前記移送グリッパは、フレームに支持されかつ前記搬送路に沿って配置された案内部材上を往復運動する摺動ブロックと、該摺動ブロックに固定された固定ジョーと、前記摺動ブロックと一体的に前記案内部材に沿って移動しかつ前記固定ジョーと共同して前記素材を挟持しまた解放すべく上死点位置及び下死点位置との間で前記固定ジョーに向け及びこれから離れる方向へ移動可能の可動ジョーと、前記案内部材の高さ位置を調整する高さ位置調整機構とを備え、
    前記案内部材は、前記搬送路を規定する主軸部と、該主軸部の軸線に偏心した軸線を有する偏心軸部とを備え、
    前記高さ位置調整機構は、前記主軸部の断面で見てその横方向への移動を規制しかつその縦方向への移動を許すべく前記主軸部を回転可能に受け入れる縦長の軸受け穴を有し前記フレームに設けられる第1の軸受部と、前記偏心軸部の断面でみてその横方向への移動を許しかつその縦方向への移動を規制すべく前記偏心軸部を回転可能に受け入れる横長の軸受け穴を有し前記フレームに設けられる第2の軸受部と、前記偏心軸部を該偏心軸部の軸線の回りに駆動しかつ所定の回転姿勢で保持する回転操作装置とを備える、材料送り装置。
  2. 前記高さ位置調整機構は、前記可動ジョーの上死点位置および下死点位置との間の運動を妨げない範囲で前記摺動ブロックの高さ位置を変更可能である、請求項1に記載の材料送り装置。
  3. 前記偏心軸部は前記主軸部の両端部に一体的に対をなして形成されており、当該両偏心軸部の一方に前記高さ位置調整機構が設けられている、請求項に記載の材料送り装置。
  4. 前記主軸部及び前記偏心軸部と、対応する前記軸受穴との間には、摩擦低減を図るための摩擦低減部材が適用されている請求項に記載の材料送り装置。
  5. 前記摩擦低減部材は前記主軸部及び前記偏心軸部にそれぞれ設けられており、前記縦長の軸受け穴は前記主軸部に設けられた前記摩擦低減部材を縦方向に案内し、前記横長の軸受け穴は前記偏心軸部に設けられた前記摩擦低減部材を横方向に案内する請求項に記載の材料送り装置。
  6. 前記回転操作装置は、前記偏心軸部に同軸的に設けられた歯車と、該歯車に噛合するウォームと、該ウォームを回転するための操作軸とを有する、請求項に記載の材料送り装置。
  7. 前記回転操作装置は、さらに、前記ウォームを回転すべく前記操作軸に結合される、手動操作ハンドル又は回転駆動源を有する、請求項に記載の材料送り装置。
  8. 前記可動ジョーは偏倚部材により前記固定ジョーへ向けてのばね力を受けており、前記可動ジョーの下端は、前記ばね力に打ち勝って前記可動ジョーを前記固定ジョーに向けて押圧するための揺動レバー上を前記搬送路に沿って摺動可能である、請求項に記載の材料送り装置。
  9. 前記案内部材上には、前記移送グリッパが前記素材を解放する解放動作状態にあるとき、該素材を保持するための固定グリッパが設けられている、請求項に記載の材料送り装置。
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