JP4384537B2 - 材料送り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス機械等の作業機械に板材や線材等の材料を間欠的に一定量ずつ送り込んでいく材料送り装置、特に電子部品業界で用いられる、端子、リードフレーム等の小型部品用の材料をプレス機械に送り込んでいくのに適した材料送り装置に関する。
従来、板材や線材等の材料をプレス機械等の作業機械に間欠的に送り込む装置として、材料移送路に沿って配列された案内軸に往復摺動可能に支持され、第1固定上側グリッパと第1可動下側グリッパとにより材料のグリップ(挟持)及び解放を行なう第1グリッパ装置と、第1グリッパ装置に対して材料移送方向の下流側又上流側の位置に配列され、第2固定上側グリッパと第2可動下側グリッパとにより材料のグリップ及び解放を行なう第2グリッパ装置とを備え、第1可動下側グリッパ及び第2可動下側グリッパの上下移動と第1グリッパ装置の前記案内軸に沿う往復摺動とを所定のタイミングで生じて材料の間欠的な送りを生じる形式のものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
このような装置では、第1固定上側グリッパと第1可動下側グリッパ、及び第2固定上側グリッパと第2可動下側グリッパによって材料をグリップするときのグリップ状態を適性に保つために、第1及び第2固定上側グリッパの材料グリップ部と第1及び第2可動下側グリッパの材料グリップ部との間の間隔を材料の厚さに合わせて材料毎に調整する必要がある。
材料の送りを適切に行うためには、特に第1グリッパ装置の第1固定上側グリッパと第1可動下側グリッパによるグリップ状態を適切に調整しなければならない。第2グリッバ装置は、単に停止している材料を動かないように固定すれば良いものであるため、第1グリッパ装置のようにグリッブ状態の調整を厳密に行う必要はない。
本明細書において、材料の「厚さ」とは、例えば材料が板材の場合には「板厚」を意味し、また、例えば材料が断面円形の線材の場合には「線径」を意味している。
上記した間隔の調整を行う従来技術として、(1)事前に材料の厚さに合わせた何種類もの厚さのスペーサを用意しておき、使用する材料に適合するスペーサを、第1及び第2固定上側グリッパに挿入する方法(例えば、非特許文献1参照)、及び(2)第1及び第2固定上側グリッパの頂部に調整つまみを設け、その調整つまみを回転させるだけで間隔調整できるようにした装置(例えば、非特許文献1参照)が知られている。
また、上記した間隔の調整とは別に、(3)第1及び第2可動下側グリッパの材料グリップ部を第1及び第2固定上側グリッパの材料グリップ部へ向けて上方に付勢するバネ部材を設けるとともに、そのバネ部材のバネ力調整装置を設けて、材料グリップ部間にグリップされた材料に作用するグリップ力を調整可能にした構成も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−82271号公報 特開2000−135530号公報 (株)三共製作所のカタログ、「Variax J0903」、2000年10月発行、第68頁
上記(1)のスペーサを使用する従来技術には、種々の材料厚さに対応すべく何種類ものスペーサを用意しておかなければならないこと、及び使用する材料に対して最適な条件が得られるまで何度かスペーサ厚さの微調整をしなければならず、最適な条件を得るまでに手間がかかること等の問題がある。
上記(2)の調整つまみを設けた従来技術には、ねじ機構等を第1及び第2固定上側グリッパに設ける必要があるため、グリッパ装置が大型化してしまう問題がある。近年、この種の材料送り装置には高速化に対する要求が年々増大しているが、特に材料の送りを行う第1グリッパ装置の大型化は、慣性負荷の増大を伴うため、高速化への対応を妨げる要因となるものである。
従来技術(1)において、材料グリップ部間の間隔調整を材料送り装置の作動中に行えないことは明らかである。従来技術(2)も、間隔調整を材料送り装置の作動中に行える構成にすることは困難であり、そのような構成のものは存在しない。
また、従来技術(1)及び(2)は、材料の厚さに合わせた間隔調整を行う技術であるにすぎず、その調整のみで材料グリップ部による材料グリップ状態を最適にすることは困難である。最適なグリップ状態を得るための条件は、材料の厚さ以外にも、材料の幅、材質、質量、弾性、送り速度、送りピッチ(間欠的に順次送られる材料の1回毎の送り長さ)等の種々の要因により変化する。
上記従来技術(3)は、バネ力調整装置によるグリップ力の調整を行うものであり、この調整は、材料送り装置の作動中に実際に材料が送られている状態を見ながら行うことができる。しかしながら、この従来技術(3)のみでは、各種材料の厚さに合わせた材料グリップ部間の間隔調整をも行って最適なグリップ状態を得ることはできない。その間隔調整を行うためには、例えば上記従来技術(1)又は(2)と従来技術(3)とを併用することが必要である。
例えば、従来技術(1)又は(2)によって1mmの材料を材料グリップ部の間隔0.8mmでグリップするように設定しようとしたとしても、実際には、0.85mmの間隔であったり、0.9mmであったりする。従来技術(1)又は(2)と従来技術(3)のバネ力調整装置とを併用しておけば、このような場合に、材料送り装置の作動を停止してグリップ部間の間隔を再調整しなくても、材料送り装置の作動中にバネ力調整装置によるバネ力の調整によりグリップ力を多少強くしてグリップ状態を良好にすることができる。
しかしながら、従来技術(1)又は(2)と従来技術(3)とを併用した場合に、最適なグリップ状態を得るためには、材料の厚さに合わせた材料グリップ部間の間隔と、バネによるグリップ力との2つのパラメータのそれぞれを適切に調整する必要がある。例えば、送っている材料の厚さ、平坦度等が変わった場合には、上記2つのパラメータのそれぞれを最適なものに変えなければならない。このように、2つのパラメータを別々に調整してグリップ状態という1つの状態量を得る調整は、作業者の勘に頼るものになり易く、調整のバラツキ等が生じ、適切に行うことが困難なものである。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消し、簡単な構成で材料のグリップ状態の調整を簡単かつ適切に行うことができるとともに、グリッパ装置の慣性負荷を増大させることがなく、高速化に十分対応可能な材料送り装置を提供することを目的とするものである。
上記した課題を解決するために、本発明は、既述の形式の材料送り装置において、第1可動下側グリッパの材料グリップ部を第1固定上側グリッパの材料グリップ部へ向けて上方に付勢してそれら材料グリップ部間にグリップされた材料にグリップ力を加えるためのバネ手段と、第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させることによってその材料グリップ部と第1固定上側グリッパの材料グリップ部との間の間隔を調整するグリッパ間隔調整装置とを備えていることを特徴とする。
本発明の材料送り装置においては、グリッパ間隔調整装置が第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させることによって間隔調整を行うようになっている。バネ手段は、その第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上方に付勢している。このように、グリッパ間隔調整装置が、バネ手段のバネ力が加えられている第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させるようになっているために、例えば第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上方に変位させてグリップ部間の間隔を小さな厚さの材料に合わせるようにグリッパ間隔調整装置を調整すれば、それに応じて第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上方に付勢するバネ手段のバネ力、即ちバネ手段により生じるグリップ力も変化する。
このように、グリッパ間隔調整装置を調整するだけで、材料の厚さに合わせた間隔調整とバネ手段によるグリップ力の調整とを同時に行うことができるため、2つのパラメータを別々に調整する従来技術の既述の欠点が解消される。
また、各種材料について、「材料厚さ」と所望の「グリップ力」とを統合したものを一つのパラメータとして数値化しておけば、その一つのパラメータを目安としてグリッパ間隔調整装置を調整することにより、最適なグリップ状態を得ることが可能になる。
本明細書において、「グリップパラメータ」とは、上記した一つのパラメータを意味している。このグリップパラメータは、次のとおりのものである。
材料厚さをt、第1グリッパ装置の材料グリップ部間隔をTとした場合に、(t − T)で表されるグリップしろCと、第1グリッパ装置の材料グリップ部(上下のグリップ部を含む)を一つのバネ系として見た場合のバネ定数Kとグリップ力Fには、K x C = Fの関係が成立する。したがって、グリップしろCを調整すれば、グリップ力Fを調整することができる。グリップしろCには材料厚さtの要素が含まれているため、グリップしろCを調整することにより、材料厚さtを考慮したグリップ力Fを調整できることになる。このグリップしろCに該当するパラメータがグリップパラメータであり、各種の材料毎に、また、送り条件等を考慮して定めることになる。
なお、バネ定数Kは、上記したバネ手段等も含むバネ系における、材料グリップ部のバネ定数である。
既述のとおり、第2グリッバ装置は、停止している材料を動かないように固定する程度のグリップ力を生じることができるようにしておけばよいものである。第1グリッパ装置の材料グリップ部間隔と第2グリッパ装置の材料グリップ部間隔とを同時調整する構成にする場合には、それら材料グリップ部間隔がほぼ同じになるように設計しておけばよい。
グリップパラメータは、材料の種類及び送り条件等を考慮して計算し、また場合によっては同一条件で材料送りを行った過去のデータを考慮して、予め定めておくことができる。また、実際に材料送りを試行しながら最適なグリップ状態を得たときのグリップパラメータを登録しておき、その後の同様の条件での材料送りの際に、登録されたグリップパラメータを目安としたグリップ状態の調整を行えるようにすることもできる。
本発明の材料送り装置は、グリッパ間隔調整装置による間隔の調整を材料送り装置の作動中にも行うことができる。したがって、上記のようにして定めたグリップパラメータを目安としたグリップ状態の調整を行っておき、実際の材料送り状態に不具合があれば、微調整をして良好な送りを行えよるうにし、そのときのグリップパラメータを適性値として登録することが可能である。
既述のとおり、グリップパラメータは、「材料厚さ」と「グリップ力」とを統合したものを一つのパラメータとして数値化したものである。例えば、材料送り装置によって送り可能な最大材料厚さが1mmである場合に、材料グリップ部の間隔が1.000mmの状態のグリップパラメータを1000、間隔が0.000mmの状態(即ち第1可動下側グリッパの材料グリップ部が第1固定上側グリッパの材料グリップ部に密着している状態)のグリップパラメータを0と定め、その数値を0〜1000に1000等分しておく。すなわち、例えば、間隔0.900mmのグリップパラメータを900、間隔0.720mmのグリップパラメータを720、間隔0.500mmのグリップパラメータを500としておく。このようにしておくと、グリップパラメータを900に設定して材料厚さが0.9mm以下の材料を送る場合、グリップパラメータを720に設定して材料厚さが0.720mm以下の材料を送る場合及びグリップパラメータを500に設定して材料厚さが0.5mm以下の材料を送る場合には、材料をグリップするグリップ力が発生していないことになる。
所望のグリップ力は材料の種類及び送り条件等を考慮して計算することもできるが、例えば板厚0.8mmの材料を送る場合に、グリップパラメータを800程度に設定しておき、実際に材料送りを試行しながら最適なグリップ状態を得たときのグリップパラメータを確認してもよい。すなわち、グリップパラメータを800に設定して板厚0.8mmの材料の送りを試行しながら間隔調整を行い、グリップパラメータが720のときに最適な送りを行えた場合には、グリップパラメータ720で最適なグリップ力が得られているのであるから、そのグリップパラメータを適性値として登録する。このようにすれば、後に同様の条件で材料送りをするときには、登録されたグリップパラメータ720を目安としたグリップ状態の調整を行うことができる。
上記材料送り装置は、材料送り装置のハウジングによって上下摺動可能に支持されていてその上下摺動に応じて第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させる第1スライド部材を備えた第1グリッパ作動装置を具備し、前記バネ手段が前記第1スライド部材を上方へ付勢し、前記グリッパ間隔調整装置が、第1スライド部材を上下に変位させることによって第1可動下側グリッパの材料グリップ部と第1固定上側グリッパの材料グリップ部との間の前記間隔を調節するように構成するのが好ましい。
また、第1グリッパ作動装置が、第1スライド部材上に相対摺動可能に嵌装された第1作動体を有し、前記グリッパ間隔調整装置が、外歯及び内周ネジ部を有する第1平歯車と、第1平歯車の外歯に係合する外歯を有する第3平歯車とを備えていて、第1平歯車の内周ネジ部が第1スライド部材に形成された外周ネジ部に係合し、また、第1スライド部材を下方へ付勢する第3バネ部材によって第1平歯車の底部が第1作動体の頂部に押圧されるとともに、前記第1バネ部材が前記第1作動体を上方へ付勢していて、第3平歯車を回転させて第1平歯車を回転させることによって第1スライド部材の上下移動を生じる構成にするとよい。
好ましくは、前記グリッパ間隔調整装置は、第1及び第2可動下側グリッパの材料グリップ部を同時に上下に変位させることによってそれら材料グリップ部と第1及び第2固定上側グリッパの材料グリップ部との間の間隔を同時に調整する構成にされる。
この場合には、前記第1グリッパ作動装置に加えて、ハウジングによって上下摺動可能に支持されていてその上下摺動に応じて第2可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させる第2スライド部材を備えた第2グリッパ作動装置を設け、前記バネ手段が、第1スライド部材を上方へ付勢する第1バネ部材と、第2スライド部材を上方へ付勢する第2バネ部材とを有するようにし、また、前記グリッパ間隔調整装置が、前記第1及び第2スライド部材を上下に変位させることによって前記第1及び第2可動下側グリッパの材料グリップ部と前記第1及び第2固定上側グリッパの材料グリップ部との間の間隔を同時に調整するようにするとよい。
図1及び2に示した本発明の実施例1による材料送り装置1は、第1固定上側グリッパ2と第1可動下側グリッパ3とを有して材料のグリップ(挟持)及び解放を行なう第1グリッパ装置4と、第2固定上側グリッパ5と第2可動下側グリッパ6とを有して材料のグリップ及び解放を行なう第2グリッパ装置7とを備え、例えばプレス装置等の作業機械に対して間欠的な送り動作により材料を供給するものである。装置各部の具体的構成は後に説明することとし、まず、この材料送り装置1の基本的な動作を図15を参照して説明する。
材料送り装置1は、図15(A)に示すように、まず、(1)第1グリッパ装置4が材料8をグリップし、(2)第2グリッパ装置7が材料8を解放する。続いて同図(B)に示すように、(3)第1グリッパ装置4が材料8の送り方向(図中右方)へ移動し、これにより第1固定上側グリッパ2と第1可動下側グリッパ3にグリップされた材料8がプレス装置9に送られる。次に、(4)同図(C)に示すように、第2グリッパ装置7が材料8をグリップした後、(5)第1グリッパ装置4が材料8を解放する。その後、(6)同図(D)に示すように、第1グリッパ装置4が戻り方向(図中左方)へ移動し、元位置に復帰する。
これら(1)〜(6)の一連の動作を繰返すことによりプレス装置9(金型10)に対して材料8を間欠的に供給することが出来る。
次に、装置各部の具体的構成および動作を説明する。
この材料送り装置1は、第1グリッパ装置4、第2グリッパ装置7に前述した所定の動作を行なわせるため、図1、7及び8から判るように入力軸30に順に固定した3個のカム(第1カム12、第2カム13および第3カム14)を有するカム装置を備える。入力軸30は、軸受部材15,15aを介して装置のハウジング16に装着してあり、一方向へ連続的に回転駆動される。例えばプレス装置のクランク軸から所定のタイミングで入力軸30に回転が伝達され、本装置1がプレス装置と同期運転される。
第1カム12は、テーパ状のリブを周面に形成してあり、このテーパリブの両側面をカム面としたローラギアカムになっている。第2カム13および第3カム14は、各可動下側グリッパ3,6の材料グリップ部を各固定上側グリッパ2,5の材料グリップ部に接近させたグリップ位置と可動下側グリッパ3,6の材料グリップ部を固定上側グリッパ2,5の材料グリップ部から離した解放位置との間で可動下側グリッパ3,6を移動させるよう周面を所定形状のカム面とした板カムとして構成してある。
なお、このように3個の別々のカム12,13,14により、材料8の送りに必要な動作(第1グリッパ装置4の往復動作、第1グリッパ装置4のグリップ・解放動作、および第2グリッパ装置7のグリップ・解放動作)を行なわせる構成としたのは、これら各部(各動作)のタイミング設計を容易に行なえるようにするためである。
図3及び6に示したように、第1グリッパ装置4は摺動ブロック部11を有し、材料グリップ部2aを有する第1固定上側グリッパ2が摺動ブロック部11に一体形成されている。摺動ブロック部11は、材料移送路に沿って配列された一対の案内軸28,29に往復摺動可能に支持されている。一方の案内軸28は回動可能であり、両端が軸受部材70a,70bを介してハウジング16の壁部に支持されている。また、図3に特に明瞭に示したように、第1可動下側グリッパ3は摺動ブロック部11に上下摺動可能に保持されていて、第1可動下側グリッパ3の材料グリップ部3aが第1固定上側グリッパ2の材料グリップ部2aに対向している。
図3、6及び8に示したように、本実施例の材料送り装置1は、第1カム12と第1グリッパ装置4とを作動的に連結する手段(第1グリッパ摺動装置)として、第1カム12の回転に伴い揺動する揺動アーム17と、揺動アーム17と摺動ブロック部11とを作動的に連結して揺動アーム17の揺動を摺動ブロック部11の材料移送路に沿う直線運動に変換する連動手段(後記するカムフォロワ21、案内溝11a等)とを有する。
図3及び6−8に示したように、軸受部材18a,18bを介してハウジング16に回動可能に装着された連結軸19上にターレット20が一体回転可能に固定されている。このターレット20は、第1カム12のカム面と係合するカムフォロワ20aを有する。カムフォロワ20aは、第1カム12の回転に伴いそのカムのカム面を転動し、図6−8の矢印Aで示すようにターレット20及びそれと一体の連結軸19を揺動回動させ、連結軸19に固定してある揺動アーム17を揺動させる。
揺動アーム17はの先端にはカムフォロワ若しくは転動コマ21が設けられている。摺動ブロック部11の底部には、板材移送方向と直交する方向(図3の左右方向)へ延びかつ図1から明らかなように下方へ開いた案内溝11aが形成されており、その案内溝11aに転動コマ21が転動可能に係合している。
したがって、入力軸30と一体に第1カム12が回転すると、それに応じてターレット20及び連結軸19が揺動回転し、それにより揺動アーム17が揺動する。このようにして揺動アーム17が揺動すると、案内溝11aに係合する転動コマ21が転動しつつ摺動ブロック部11を押圧する。したがって、第1グリッパ装置2は、案内軸28,29に沿って材料移送方向及びその逆方向へ往復摺動する。
図1、3及び4に示すように、第1可動下側グリッパ3の材料グリップ部3aを上下に変位させる装置(第1グリッパ作動装置)は、案内部材24,25を介してハウジング16によって上下摺動可能に支持された第1スライド部材31を備える。第1スライド部材31上には、案内部材33を介して第1作動体32が相対摺動可能に嵌装されている。第1スライド部材31上には外周ネジ部31aが設けられ、その外周ネジ部31aに、後に詳記するグリッパ間隔調整装置50の第1平歯車51の内周ネジ部51aが係合している。第1スライド部材31の下端部のまわりには、バネ部材(第3バネ部材)26が装着されている。この第3バネ部材26は、第1スライド部材31の下端に設けたバネ受部31bとハウジング16の壁部16aとの間に位置していて、第1スライド部材31を下方へ付勢し、内周ネジ部31aを介して第1平歯車51の底部を第1作動体32の頂部に押圧している。
第1作動体32にはブラケット34が突設され、そのブラケット34にカムフォロワ38が取付けられている。カムフォロワ38は、第2カム13にころがり接触している。
第1スライド部材31のまわりの、ハウジング16の壁部16aと第1作動体32との間の位置には、バネ部材(第1バネ部材)27が装着されている。この第1バネ部材27は、第1作動体32を上方へ付勢してカムフォロワ38を第2カム13に確実に接触させるようにしており、また、第1作動体32及び第1平歯車51を介して第1スライド部材31を上方へ付勢している。
図3、4及び6に示したように、案内軸28は、径方向外方へ突出する作動片28aを有し、第1スライド部材31の上端部が半月コマ36a,36bを介して作動片28aに係合している。半月コマ36a,36bは、作動片28a及び第1スライド部材31と摺動可能に接触するように、作動片28aと第1スライド部材31との間に組み込まれている。
図3及び6を参照して上記したとおり、案内軸28,29には摺動ブロック部11が摺動可能に嵌合し、摺動ブロック部11は第1可動下側グリッパ3を上下摺動可能に保持している。作動片28aは図6に示したように案内軸28に沿って所定長さに亘って延びており、第1可動下側グリッパ3と作動片28aとの間には、半月コマ36a,36bと同様の半月コマ37a,37bが組込まれている。
第1グリッパ作動装置は次のように作動する。
図4の状態では、第2カム13の凸部13aが上方位置にある。この状態から入力軸30と一体に第2カム13が、凸部13aが下方位置にくるまで回転していくと、カムフォロワ38、ブラケット34、第1作動体32及び第1平歯車51を介して、第1スライド部材31が第1バネ部材27のバネ力に抗して下方へ移動する。このように第1スライド部材31が移動するときには、案内軸28が半月コマ36a,36b及び作動片28aを介して図4の反時計方向へ回動する。
このようにして案内軸28aが回動すると、半月コマ37a,37bを介して作動片28aに係合する第1可動下側グリッパ3が下方へ移動する。したがって、第1可動下側グリッパ3の材料グリップ部3aは第1固定上側グリッパ2の材料グリップ部2aがら離れ、材料8を解放する。
第2カム13が、その凸部13aが再度図4に示す上方位置にくるまでさらに回転していくと、第1スライド部材31は、第1バネ部材27のバネ力により、第1作動体32及び第1平歯車51を介して、上方へ移動する。
したがって、作動片28a、半月コマ36a.36b,37a,37b等を介して、第1可動下側グリッパ3は上方へ移動し、その材料グリップ部3aは第1固定上側グリッパ2の材料グリップ部2aに接近して材料8をグリップする。
なお、第1バネ部材27のバネ力を非常に大きく設定しておいた場合にも、材料グリップ部2aと3aとの間隔が適性であれば、材料に過大なグリップ力が加えられることはない。必要以上のバネ力は、カムフォロワ38を介して第2カム13により受けられることになる。
図1,2及び5に示すように、第2グリッパ装置7の第2固定上側グリッパ5は、ボルト72a,72b,72c,72dによってハウジング16に固定された固定ブロック部71を有し、固定ブロック部71に材料グリップ部5aが一体形成されている。
第2可動下側グリッパ6の材料グリップ部6aを上下に変位させる装置(第2グリッパ作動装置)は、案内部材40,41を介してハウジング16によって上下摺動可能に支持された第2スライド部材42を備える。第2スライド部材42上には、案内部材43を介して第2作動体44が相対摺動可能に嵌装されている。第2スライド部材42上には外周ネジ部42aが設けられ、その外周ネジ部42aに、グリッパ間隔調整装置50の第2平歯車52の内周ネジ部52aが係合している。第2スライド部材42の下端部のまわりには、バネ部材(第4バネ部材)45が装着されている。この第4バネ部材45は、第2スライド部材42の下端に設けたバネ受部42bとハウジング16の壁部16aとの間に位置していて、第2スライド部材42を下方へ付勢し、内周ネジ部42aを介して第2平歯車52の底部を第2作動体44の頂部に押圧している。
なお、第2スライド部材42は第2可動下側グリッパ6と一体構成のものになっており、第2スライド部材42の頂部に、第2可動下側グリッパ6の材料グリップ部6aが設けられている。
第2作動体44にはブラケット46が突設され、そのブラケット46にカムフォロワ47が取付けられている。カムフォロワ47は、第3カム14にころがり接触している。
第2スライド部材44のまわりの、ハウジング16の壁部16aと第2作動体44との間の位置には、バネ部材(第2バネ部材)48が装着されている。この第2のバネ部材48は、第2作動体44を上方へ付勢してカムフォロワ47を第3カム14に確実に接触させるようにしており、また、第2作動体44及び第2平歯車52を介して第2スライド部材42を上方へ付勢している。
第2グリッパ作動装置は次のように作動する。
図5の状態では、第3カム14の凸部14aが下方位置にある。この状態から入力軸30と一体に第3カム14が、凸部14aが上方位置にくるまで回転していくと、第2スライド部材42は、第2バネ部材48のバネ力により、第2作動体44及び第2平歯車52を介して、上方へ移動する。したがって、第2可動下側グリッパ6は上方へ移動し、その材料グリップ部6aは第1固定上側グリッパ5の材料グリップ部5aに接近して材料8をグリップする。
第3カム14が、その凸部14aが再度図5に示す下方位置にくるまでさらに回転していくと、カムフォロワ47、ブラケット46、第2作動体44及び第2平歯車52を介して、第2スライド部材42が第2バネ部材48のバネ力に抗して下方へ移動する。したがって、第2可動下側グリッパ6は下方へ移動し、その材料グリップ部6aは第1固定上側グリッパ5の材料グリップ部5aから離れて材料8を解放する。
第1バネ部材27と同様に、第2バネ部材48のバネ力を非常に大きく設定しておいた場合にも、材料グリップ部5aと6aとの間隔が適性であれば、材料に過大なグリップ力が加えられることはない。
上記したとおり、第1グリッパ装置4は、第1グリッパ摺動装置の作動によって、材料移送路に沿って移動可能である。また、第1及び第2グリッパ装置4及び7は、それぞれ第1及び2グリッパ作動装置の作動によって、材料のグリップ及び解放動作を行うようになっている。そして、第1グリッパ摺動装置と、第1及び2グリッパ作動装置との作動タイミングは、第1、第2及び第3カム12、13及び14のカム面の形状を適切に定めることにより適切に設定することができるものである。
なお、図示実施例においては、材料移送路に沿う移動を行わない第2グリッパ装置7が第1グリッパ装置4に対して材料移送方向の下流側の位置に配列されているが、第2グリッパ装置7を第1グリッパ装置4の上流側に配列することも、勿論可能である。
次に、グリッパ間隔調整装置50について説明する。
図1、4、5、8、9に示したように、グリッパ間隔調整装置50は、外歯51b及び内周ネジ部51aを有する第1平歯車51と、外歯52b及び内周ネジ部52aを有する第2平歯車52と、第1及び第2平歯車51、52の外歯51b、52bに係合する外歯53aを有する第3平歯車53とを備えている。既述のとおり、第1平歯車51の内周ネジ部51a及び第2平歯車52の内周ネジ部52aは、それぞれ第1及び第2スライド部材31、42に形成された外周ネジ部31a、42aに係合している。
図9に示したように、第3平歯車53は、軸受部材54a,54bを介してハウジング16の壁部16bに装着された回転軸55上に嵌着されている。回転軸55の下端部にはウォームホイール56が嵌着され、そのウォームホイール56に、調整軸57の先端に一体に設けたウォーム58が係合している。調整軸57は、軸受部材59a、59bを介してハウジング16の壁部に装着され、外部から回転操作可能にするように、ハウジング16の外部へ突出している。
グリッパ間隔調整装置50は上記した構成のものであり、調整軸57を回転させると、ウォーム58、ウォームホイール56及び回転軸55を介して第3平歯車53が回転し、それに応じて第1及び第2平歯車51、52が回転する。
このようにして第1及び第2平歯車31、42が回転すると、その回転方向に応じて、外周ネジ部31a、42aが第1及び第2平歯車31の内周ネジ部51a、52aに係合する第1及び第2スライド部材31、42が上方又は下方へ変位する。したがって、第1及び第2可動下側グリッパ3、6の材料グリップ部3a、6aが上下に変位して第1及び第2固定上側グリッパ2、5の材料グリップ部2a、5aとの間の間隔が調節される。その調整を行ったときには、第1及び第2バネ部材27、48のバネ力も変化して、材料に加えるグリップ力も調整される。
なお、第1可動下側グリッパ3の材料グリップ部3aと第2可動下側グリッパ6の材料グリップ部6aとは、材料グリップ部3aが上方へ変位するときには材料グリップ部6aも上方へ変位し、材料グリップ部3aが下方へ変位するときには材料グリップ部6aも下方へ変位するようになっている。このように、材料グリップ部2aと3aとの間隔、及び材料グリップ部5aと6aとの間隔は、同時に調整される。
図9は、第2スライド部材42の上方位置(左半部参照)と下方位置(右半部参照)とを示している。
上記したグリッパ間隔調整装置50による間隔調整のときではなく、第2カム13及び第3カム14の作動に応じて第1及び第2スライド部材31、42が上方又は下方へ変位するときには、上下方向には固定されている第3平歯車53に対して第1及び第2平歯車51、52が上下方向へ変位することになる。これら歯車51、52、53が平歯車であるために、このような歯車間の相対変位が可能になっている。また、平歯車51、52、53は、回転しながら上記相対変位を行えるために、材料送り装置の作動中に材料送り状態を見ながら調整軸57を回転させて調整を行うことができる。
図10に示した実施例2においては、グリップパラメータを表示部60aに無次元の数値として表示するカウンタ60をグリッパ間隔調整装置50に連結している。また、グリッパ間隔調整装置50の調整軸57の駆動手段としてモータ61を設けている。調整軸57の先端には2つのプーリ64、65が嵌着され、ブーリ64とカウンタ60のプーリ62とをベルト66で連結するとともに、プーリ65とモータ61のプーリ63とをベルト67で連結してある。
実施例2の上記した点以外の構成は実施例1と同様であり、図10において、図5と同様の部材は同様の符号で示してある。
実施例2では、カウンタ60の表示部60aにグリップパラメータを表示するようになっている。したがって、材料の種類、送り条件に合ったグリップパラメータが表示されるように調整軸57を回転させることによって材料グリップ状態を適切に調整することができる。そのような調整を行っても不具合が生じた場合には、材料の送り状態を見ながら調整軸57の回転の微調整を行う。
また、実施例2のようにモータ61を設ければ、押しボタン等の操作でモータ61によって調整軸57を回転させることができ、調整軸57の遠隔操作等も可能になる。
図11−14に示した実施例3は、実施例1のグリッパ間隔調整装置50、並びに第1及び第2グリッパ作動装置に関連する構成を変更したものである。
すなわち、実施例3においては、図11に示したように、第1スライド部材が互いに隔てられた一対のスライド部材31A、31Bを有する。スライド部材31A、31Bは、それらの上端に設けた連結部材31Cにより一体化され、連結部材31Cが半月コマ36a,36b及び作動片28aを介して案内軸28に作動的に連結されている。スライド部材31A、31Bの下端にはこれらスライド部材に共通のバネ受部31Dを設けてあり、バネ受部31Dとハウジング16の壁部16Aとの間に、スライド部材31A、31Bを下方へ付勢する2つのバネ部材(第3バネ部材)26A,26Bが設けられている。
図12に示したように、第2スライド部材は互いに隔てられた一対のスライド部材42A,42Bを有している。これらスライド部材42A、42Bは、上端に設けた連結部材42Cにより一体化され、この連結部材42Cが、上端に材料グリップ部3Aを有する第2可動下側グリッパになっている。スライド部材42A、42Bの下端にはこれらスライド部材に共通のバネ受部42Bを設けてあり、バネ受部42Bとハウジング16の壁部との間に、スライド部材42A、42Bを下方へ付勢する2つのバネ部材(第4バネ部材)45A,45Bが設けられている。
第1作動体、第1平歯車、第1バネ部材のそれぞれは、スライド部材31A,31Bのそれぞれに案内部材33A,33Bを介して相対摺動可能に嵌装された一対の作動体32A,32B、スライド部材31A,31Bのそれぞれに形成された外周ネジ部32A’,32B’に係合する一対の平歯車51A,51B及び作動体32A,32Bのそれぞれを上方へ付勢する一対のバネ部材27A,27Bを有している。第2カム13に係合するカムフォロワ38を取付けたブラケット34Aは、両方の作動体32A,32Bに連結されている。
第2作動体、第2平歯車、第2バネ部材のそれぞれは、スライド部材42A,42Bのそれぞれに案内部材43A,43Bを介して相対摺動可能に嵌装された一対の作動体44A,44B、スライド部材42A,42Bのそれぞれに形成された外周ネジ部42A’,42B’に係合する一対の平歯車52A,52B及び作動体44A,44Bのそれぞれを上方へ付勢する一対のバネ部材48A,48Bを有している。第3カム14に係合するカムフォロワ47を取付けたブラケット46Aは、両方の作動体44A,44Bに連結されている。
第3平歯車53Aは、第1平歯車を構成する前記一対の平歯車51A,51Bの外歯と第2平歯車を構成する前記一対の平歯車52A,52Bの外歯とに係合する外歯を有する単一の平歯車から構成されている。ハウジング16の壁部に装着されて第3平歯車53Aを支持する回転軸55A上にウォームホイール56Aが嵌着され、このウォームホイール56Aに、調整軸57A上に嵌着したウォーム58Aが係合している。
実施例3の上記した点以外の構成は実施例1と同様であり、図11−14において、図4、5、8及び9と同様の部材は同様の符号で示してある。
第3実施例では、調整軸57Aを回転させると、ウォーム58A、ウォームホイール56A及び回転軸55Aを介して第3平歯車53Aが回転し、それに応じて平歯車51A、51B、52A、52Bが回転して、スライド部材31A、31B、42A、42Bが上方又は下方へ変位する。したがって、実施例1と同様に、第1及び第2可動下側グリッパの材料グリップ部が上方又は下方に変位して、それら材料グリップ部と第1及び第2固定上側グリッパの材料グリップ部との間の間隔と、バネ部材27A、27B、48A、48Bのバネ力とが調整される。
第3実施例は、第1実施例に比較して、第2及び第3カム13、14によるカムフォロワ38、47の上下の動きがより正確に第1及び第2可動下側グリッパに伝達されるとともに、荷重バランスがよく、動作が安定する利点が得られる。
本発明の実施例1の材料送り装置の全体構成を示す正面断面図である。 前記材料送り装置の平面図である。 図1を矢印III−III方向に見た断面図である。 図1を矢印IV−IV方向に見た断面図である。 図1を矢印V−V方向に見た断面図である。 図1を矢印VI−VI方向に見た断面図である。 図1を矢印VII−VII方向に見た断面図である。 図1を矢印VIII−VIII方向に見た断面図である。 前記材料送り装置のグリッパ間隔調整装置を示す断面説明図である。
本発明の実施例2の材料送り装置を示す断面説明図である 本発明の実施例3の材料送り装置を示す、図4と同様の断面図である。 実施例3の材料送り装置を示す、図5と同様の断面図である。 実施例3の材料送り装置を示す、図8と同様の断面図である。 実施例3の材料送り装置のグリッパ間隔調整装置を示す断面説明図である。 (A),(B),(C),(D)は、材料送り装置の送り動作を示す概略図である。
符号の説明
1 材料送り装置
2 第1固定上側グリッパ
3 第1可動下側グリッパ
4 第1グリッパ装置
5 第2固定上側グリッパ
6 第2可動下側グリッパ
7 第2グリッパ装置
12 第1カム
13 第2カム
14 第3カム
17 揺動アーム
26 第3バネ部材
27 第1バネ部材
28,29 案内軸
30 入力軸
31 第1スライド部材
32 第1作動体
42 第2スライド部材
44 第2作動体
45 第4バネ部材
48 第2バネ部材
50 グリッパ間隔調整装置
51 第1平歯車
52 第2平歯車
53 第3平歯車
57 調整軸
60 カウンタ

Claims (6)

  1. 材料移送路に沿って配列された案内軸に往復摺動可能に支持され、第1固定上側グリッパと第1可動下側グリッパとにより材料のグリップ及び解放を行なう第1グリッパ装置と、第1グリッパ装置に対して材料移送方向の下流側又は上流側の位置に配列され、第2固定上側グリッパと第2可動下側グリッパとにより材料のグリップ及び解放を行なう第2グリッパ装置とを備え、第1可動下側グリッパ及び第2可動下側グリッパの上下移動と第1グリッパ装置の前記案内軸に沿う往復摺動とを所定のタイミングで生じて材料の間欠的な送りを生じるように構成されている材料送り装置において、
    第1可動下側グリッパの材料グリップ部を第1固定上側グリッパの材料グリップ部へ向けて上方に付勢してそれら材料グリップ部間にグリップされた材料にグリップ力を加えるためのバネ手段と、
    第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させることによってその材料グリップ部と第1固定上側グリッパの材料グリップ部との間の間隔を調整するグリッパ間隔調整装置と、
    材料送り装置のハウジングによって上下摺動可能に支持されていてその上下摺動に応じて第1可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させる第1スライド部材を備えた第1グリッパ作動装置とを具備し、
    前記バネ手段が、前記第1スライド部材を上方へ付勢しており、
    前記グリッパ間隔調整装置が、第1スライド部材を上下に変位させることによって第1可動下側グリッパの材料グリップ部と第1固定上側グリッパの材料グリップ部との間の前記間隔を調整するようになっており、また、
    第1グリッパ作動装置が、第1スライド部材上に相対摺動可能に嵌装された第1作動体を有し、前記グリッパ間隔調整装置が、外歯及び内周ネジ部を有する第1平歯車と、第1平歯車の外歯に係合する外歯を有する第3平歯車とを備えていて、第1平歯車の内周ネジ部が第1スライド部材に形成された外周ネジ部に係合しており、また、第1スライド部材を下方へ付勢する第3バネ部材によって第1平歯車の底部が第1作動体の頂部に押圧されるとともに、前記バネ手段が前記第1作動体を上方へ付勢していて、第3平歯車を回転させて第1平歯車を回転させることによって第1スライド部材の上下変位を生じる構成になっていることを特徴とする材料送り装置。
  2. 前記ハウジングによって上下摺動可能に支持されていてその上下摺動に応じて第2可動下側グリッパの材料グリップ部を上下に変位させる第2スライド部材を備えた第2グリッパ作動装置を具備し、
    前記バネ手段が、前記第1及び第2スライド部材のそれぞれを上方へ付勢する第1及び第2バネ部材を有し、
    前記グリッパ間隔調整装置が、第1及び第2スライド部材を上下に変位させることによって第1及び第2可動下側グリッパの材料グリップ部と第1及び第2固定上側グリッパの材料グリップ部との間の前記間隔を調整するようになっている請求項1に記載の材料送り装置。
  3. 第2グリッパ作動装置が第2スライド部材上に相対摺動可能に嵌装された第2作動体を有し、前記グリッパ間隔調整装置が外歯及び内周ネジ部を有する第2平歯車を備えていて、前記第3平歯車の外歯が前記第1及び第2平歯車の外歯に係合するとともに、第2平歯車の内周ネジ部が第2スライド部材に形成された外周ネジ部に係合しており、また、第2スライド部材を下方へ付勢する第4バネ部材によって第2平歯車の底部が第2作動体の頂部に押圧されていて、第3平歯車を回転させて第1及び第2平歯車を回転させることによって第1及び第2スライド部材の上下変位を生じ、それにより第1及び第2可動下側グリッパの材料グリップ部と第1及び第2固定上側グリッパの材料グリップ部との間の間隔を同時に調整する構成になっている請求項2に記載の材料送り装置。
  4. 一方向へ連続的に回転駆動される入力軸に固定された第1、第2及び第3カムを有するカム装置と、
    第1カムの回転に応じて揺動する揺動アームと、揺動アームと第1グリッパ装置とを作動的に連結して揺動アームの揺動を前記案内軸に沿う第1グリッパ装置の往復摺動に変換する連動手段とを有する第1グリッパ摺動装置とを具備し、
    第2カムが第1スライド部材に作動的に連結されていて、第2カムの回転に応じて第1スライド部材を上下に摺動させるよう構成されるとともに、
    第3カムが第2スライド部材に作動的に連結されていて、第3カムの回転に応じて第2スライド部材を上下に変位させるよう構成されている請求項2又は3に記載の材料送り装置。
  5. 第1スライド部材が互いに隔てられた一対のスライド部材を有するとともに、第1作動体、第1平歯車及び第1バネ部材のそれぞれが、前記一対のスライド部材のそれぞれに相対摺動可能に嵌装された一対の作動体、前記一対のスライド部材のそれぞれに形成された外周ネジ部に係合する内周ネジ部を有する一対の平歯車及び前記一対の作動体のそれぞれを上方へ付勢する一対のバネ部材を有し、
    第2スライド部材が互いに隔てられた一対のスライド部材を有するとともに、第2作動体、第2平歯車及び第2バネ部材のそれぞれが、第2スライド部材を構成する前記一対のスライド部材のそれぞれに相対摺動可能に嵌装された一対の作動体、第2スライド部材を構成する該一対のスライド部材のそれぞれに形成された外周ネジ部に係合する内周ネジ部を有する一対の平歯車及び第2作動体を構成する前記一対の作動体のそれぞれを上方へ付勢する一対のバネ部材を有し、また、
    前記第3平歯車が、第1平歯車を構成する前記一対の平歯車の外歯と第2平歯車を構成する前記一対の平歯車の外歯とに係合する外歯を有する単一の平歯車から構成されている請求項3又は4に記載の材料送り装置。
  6. 材料の厚さと、第1固定上側グリッパと第1可動下側グリッパとにより材料に加えるグリップ力とを統合して数値化したパラメータであるグリップパラメータを数値表示するカウンタが前記グリッパ間隔調整装置に連結されている請求項1から5までのいずれか1項に記載の材料送り装置。
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