JP5427072B2 - 鉄道車両用制振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両用制振装置の改良に関する。
従来、この種の鉄道車両用制振装置にあっては、たとえば、鉄道車両に車体の進行方向に対して左右方向の振動を抑制すべく、車体と台車との間に介装されて使用されるものが知られている。
この鉄道車両用制振装置は、車体と前側台車との間に介装された前側アクチュエータと、車体と後側台車との間に介装された後側アクチュエータと、これらアクチュエータを制御する制御装置とを備えて構成されている。
より詳しくは、制御装置は、車体の左右方向の加速度を積分して左右方向の速度を得て、当該速度の符号を反転させてスカイフックゲインを乗じて上述の各アクチュエータに発生させるべき制御力を求め、各アクチュエータに当該制御力どおりに推力を発生させるようになっており、これらアクチュエータの推力で鉄道車両の車体の振動を低減する。つまり、この鉄道車両用制振装置は、各アクチュエータをスカイフック制御に則ってアクティブ制御し、車体振動を抑制するようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2008−247204号公報
ところで、鉄道車両の走行中に軌道狂いや明かり区間(トンネル外)からトンネル内へ侵入する際、或いは、車両同士のすれ違いなどで車体に横方向の振動が入力されることを考えると、鉄道車両は前後方向に長尺であるので、車体前側に振動が入力された後に時間的に遅れたタイミングで車体後側に振動が入力されることになる。
そして、上記鉄道車両用制振装置は、前側に振動が入力されるとこれを車体前側の加速度センサで検知して前側アクチュエータが上記振動を打ち消すように車体を動かそうとするが、この前側アクチュエータの推力によって車体後側が加振され、続いて車体後側に入力される振動に前記前側アクチュエータの推力による振動が重畳されて、これを車体後側の加速度センサで検知するため、後側アクチュエータは過大な推力を発生することになる。
このように、軌道狂いなどの振動に前側アクチュエータの推力による振動が重畳されることによって後側アクチュエータが過大な推力を発生すると、車体を前後のアクチュエータの一方または両方で車体中心回りに回転させてしまうため、従来の鉄道車両用制振装置は、自ら車体のヨー振動を励起して車両における乗り心地を悪化させてしまうという問題を抱えている。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、ヨー振動の励起を防止して車両における乗り心地を向上することができる鉄道車両用制振装置を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、鉄道車両の前側台車と車体との間に介装される前側アクチュエータと、鉄道車両の後側台車と車体との間に介装される後側アクチュエータと、これら両方のアクチュエータをスカイフックアクティブ制御する制御装置とを備えた鉄道車両用制振装置において、制御装置は、車体前部の横方向速度と車体後部の横方向速度とを比較し、前記比較から大きい絶対値をもつ横方向速度から車体の中心周りのヨー成分を除去して、前後側のそれぞれのアクチュエータの制御力指令値を求めて前後側のそれぞれのアクチュエータを制御することを特徴とする。
本発明の鉄道車両用制振装置によれば、制御力指令値の算出の基礎となる横方向速度のうち絶対値が大きい方の横方向速度からヨー成分が除去される。ヨー成分除去を行わずに前側アクチュエータへの制御力指令値と後側アクチュエータへの制御力指令値を算出した場合に比較して、ヨー成分除去後では、アクチュエータの推力による車体を中心周りに回転させるモーメントが小さくなるので、車体のヨー振動を低減することができる。
すなわち、鉄道車両用制振装置によれば、ヨー振動の励起を抑制しつつアクティブ制御を実施することが可能であり、鉄道車両における乗り心地を向上することができる。
一実施の形態における鉄道車両用制振装置を搭載した鉄道車両の平面図である。 一実施の形態の鉄道車両用制振装置におけるアクチュエータの詳細図である。 一実施の形態の鉄道車両用制振装置における制御装置の制御ブロック図である。 一実施の形態の鉄道車両用制振装置における制御装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態における鉄道車両用制振装置1は、鉄道車両の車体Bの制振装置として使用され、図1に示すように、前側台車Tfと車体Bとの間に対として介装される前側アクチュエータAfと、後側台車Trと車体Bとの間に介装される後側アクチュエータArと、これら両方のアクチュエータAf,Arをアクティブ制御する制御装置Cとを備えて構成されている。アクチュエータAf,Arは、詳細には、鉄道車両の場合、車体Bの下方に垂下されるピンPに連結され、車体Bと前後の台車Tf,Trとの間で対を成して並列に介装されている。
そして、これら前後のアクチュエータAf,Arは、基本的には、アクティブ制御で車体Bの車両進行方向に対して水平横方向の振動を抑制するようになっており、制御装置Cは、たとえば、スカイフック制御を行って、これら前後のアクチュエータAf,Arに推力を発生させて上記車体Bの横方向の振動を抑制するようになっている。
制御装置Cは、本実施の形態にあっては、基本的には、車体Bの車体前部Bfの車両進行方向に対して水平横方向の横方向速度Vfと、車体Bの車体後部Brの車両進行方向に対して水平横方向の横方向速度Vrとを得て、これらの横方向速度Vf,横方向速度Vrの絶対値のうち大きい方から車体Bの中心G周りのヨー成分βを除去した後、前後のアクチュエータAf,Arで個々に発生すべき推力である制御力指令値Ff,Frを求め、当該制御力指令値Ff,Fr通りの推力を前後のアクチュエータAf,Arに発生させるべく制御することで車体Bの上記横方向の振動を抑制するようになっている。
前後のアクチュエータAf,Arは、制御装置Cが求めた制御力指令値Ff,Fr通りに推力を発生するものであればよいので種々のアクチュエータ、たとえば、液圧や空圧のアクチュエータや電磁アクチュエータを用いることができるが、以下に示す、アクチュエータを用いると鉄道車両用制振装置1に最適となる。
つづいて、前後のアクチュエータAf,Arの具体的な構成について説明する。これらアクチュエータAf,Arは、同じ構成であるので、説明の重複を避けるため、便宜上、前側アクチュエータAfについての構成についてのみ説明し、後側アクチュエータArについての具体的な説明を省略することとする。
前側アクチュエータAfは、図2に示すように、シリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に挿入されるピストン3と、シリンダ2内に挿入されてピストン3に連結されるロッド4と、シリンダ2内にピストン3で区画したロッド側室5とピストン側室6と、タンク7と、ロッド側室5とピストン側室6とを連通する第一通路8の途中に設けた第一開閉弁9と、ピストン側室6とタンク7とを連通する第二通路10の途中に設けた第二開閉弁11と、ロッド側室5へ液体を供給するポンプ12と、ポンプ12を駆動するモータ15と、ピストン側室6からロッド側室5へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路18と、タンク7からピストン側室6へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路19とを備えており、片ロッド型のアクチュエータとして構成されている。また、上記ロッド側室5とピストン側室6には作動油等の液体が充填されるとともに、タンク7には、液体のほかに気体が充填されている。なお、タンク7内は、特に、気体を圧縮して充填することによって加圧状態とする必要は無い。
そして、基本的には、第一開閉弁9で第一通路8を連通状態とするとともに第二開閉弁11を閉じた状態でポンプ12を駆動することで、この前側アクチュエータAfを伸長駆動させることができ、第二開閉弁11で第二通路10を連通状態とするとともに第一開閉弁9を閉じた状態でポンプ12を駆動することで、前側アクチュエータAfを収縮駆動させることができるようになっている。
以下、前側アクチュエータAfの各部について詳細に説明する。シリンダ2は筒状であって、その図2中右端は蓋13によって閉塞され、図2中左端には環状のロッドガイド14が取り付けられている。また、上記ロッドガイド14内には、シリンダ2内に移動自在に挿入されるロッド4が摺動自在に挿入されている。このロッド4は、一端をシリンダ2外へ突出させており、シリンダ2内の他端を同じくシリンダ2内に摺動自在に挿入されているピストン3に連結してある。
なお、ロッド4の外周とシリンダ2との間は図示を省略したシール部材によってシールされており、これによりシリンダ2内は密閉状に維持されている。そして、シリンダ2内にピストン3によって区画されるロッド側室5とピストン側室6には、上述のように液体として作動油が充填されている。
また、この前側アクチュエータAfの場合、ロッド4の断面積をピストン3の断面積の二分の一にして、ピストン3のロッド側室5側の受圧面積がピストン側室6側の受圧面積の二分の一となるようになっており、伸長駆動時と収縮駆動時とでロッド側室5の圧力を同じくすると、伸縮の双方で発生される推力が等しくなるようになっており、前側アクチュエータAfの変位量に対する流量も伸縮両側で同じとなる。
詳しくは、前側アクチュエータAfを伸長駆動させる場合、ロッド側室5とピストン側室6を連通させた状態となってロッド側室5内とピストン側室6内の圧力が等しくなって、ピストン3におけるロッド側室5側とピストン側室6側の受圧面積差に上記圧力を乗じた推力を発生し、反対に、前側アクチュエータAfを収縮駆動させる場合、ロッド側室5とピストン側室6との連通が断たれてピストン側室6をタンク7に連通させた状態となるので、ロッド側室5内の圧力とピストン3におけるロッド側室5側の受圧面積を乗じた推力を発生することになり、前側アクチュエータAfの発生推力は伸縮の双方でピストン3の断面積の二分の一にロッド側室5の圧力を乗じた値となるのである。したがって、この前側アクチュエータAfの推力を制御する場合、伸長駆動、収縮駆動共に、ロッド側室5の圧力を制御すればよいが、ピストン3のロッド側室5側の受圧面積をピストン側室6側の受圧面積の二分の一に設定しているので、伸縮両側で同じ推力を発生する場合に伸長側と収縮側でロッド側室5の圧力が同じとなるので制御が簡素となり、加えて変位量に対する流量も同じとなるので伸縮両側で応答性が同じとなる利点がある。なお、ピストン3のロッド側室5側の受圧面積をピストン側室6側の受圧面積の二分の一に設定しない場合にあっても、ロッド側室5の圧力で前側アクチュエータAfの伸縮両側の推力の制御をすることができる点は変わらない。
戻って、ロッド4の図2中左端とシリンダ2の右端を閉塞する蓋13には、図示しない取付部を備えており、この前側アクチュエータAfを鉄道車両における車体と車軸との間に介装することができるようになっている。
そして、ロッド側室5とピストン側室6とは、第一通路8によって連通されており、この第一通路8の途中には、第一開閉弁9が設けられている。この第一通路8は、シリンダ2外でロッド側室5とピストン側室6とを連通しているが、ピストン3に設けられてもよい。
第一開閉弁9は、この実施の形態の場合、電磁開閉弁とされており、第一通路8を開放してロッド側室5とピストン側室6とを連通する連通ポジション9bと、ロッド側室5とピストン側室6との連通を遮断する遮断ポジション9cとを備えたバルブ9aと、遮断ポジション9cを採るようにバルブ9aを附勢するバネ9dと、通電時にバルブ9aをバネ9dに対向して連通ポジション9bに切換えるソレノイド9eとを備えて構成されている。
つづいて、ピストン側室6とタンク7とは、第二通路10によって連通されており、この第二通路10の途中には、第二開閉弁11が設けられている。第二開閉弁11は、この実施の形態の場合、電磁開閉弁とされており、第二通路10を開放してピストン側室6とタンク7とを連通する連通ポジション11bと、ピストン側室6とタンク7との連通を遮断する遮断ポジション11cとを備えたバルブ11aと、遮断ポジション11cを採るようにバルブ11aを附勢するバネ11dと、通電時にバルブ11aをバネ11dに対向して連通ポジション11bに切換えるソレノイド11eとを備えて構成されている。
ポンプ12は、モータ15によって駆動されるようになっており、ポンプ12は、一方向のみに液体を吐出するポンプとされており、その吐出口は供給通路16によってロッド側室5へ連通され、吸込口はタンク7に通じて、モータ15によって駆動されると、タンク7から液体を吸込んでロッド側室5へ液体を供給する。
上述のようにポンプ12は、一方向のみに液体を吐出するのみで回転方向の切換動作がないので、回転切換時に吐出量変化するといった問題は皆無であり、安価なギアポンプ等を使用することができる。さらに、ポンプ12の回転方向が常に同一方向であるので、ポンプ12を駆動する駆動源であるモータ15にあっても回転切換に対する高い応答性が要求されず、その分、モータ15も安価なものを使用することができる。
なお、供給通路16の途中には、ロッド側室5からポンプ12への液体の逆流を阻止する逆止弁17を設けてある。
また、この実施の形態の場合、ロッド側室5とタンク7とが排出通路21を通じて接続されており、この排出通路21の途中に開弁圧を変更可能な比例電磁リリーフ弁22設けられている。
比例電磁リリーフ弁22は、排出通路21の途中に設けた弁体22aと、排出通路21を遮断するように弁体22aを附勢するバネ22bと、通電時にバネ22bに対向する推力を発生する比例ソレノイド22cとを備えて構成され、比例ソレノイド22cに流れる電流量を調節することで開弁圧を調節することができるようになっている。
この比例電磁リリーフ弁22は、弁体22aに作用させる排出通路21の上流となるロッド側室5の圧力がリリーフ圧(開弁圧)を超えると、当該排出通路21を開放させる方向に弁体22aを推す上記圧力に起因する推力と比例ソレノイド22cによる推力との合力が、排出通路21を遮断させる方向へ弁体22aを附勢するバネ22bの附勢力に打ち勝つようになって、弁体22aを後退させて排出通路21を開放するようになっている。
また、この比例電磁リリーフ弁22にあっては、比例ソレノイド22cに供給する電流量を増大させると、比例ソレノイド22cが発生する推力を増大させることができるようになっており、比例ソレノイド22cに供給する電流量を最大とすると開弁圧が最小となり、反対に、比例ソレノイド22cに全く電流を供給しないと開弁圧が最大となる。
そして、比例電磁リリーフ弁22は、第一開閉弁9および第二開閉弁11の開閉状態に関わらず、前側アクチュエータAfに伸縮方向の過大な入力があって、ロッド側室5の圧力が開弁圧を超える状態となると、排出通路21を開放してロッド側室5をタンク7へ連通し、ロッド側室5内の圧力をタンク7へ逃がして、前側アクチュエータAfのシステム全体を保護するようになっている。
また、ピストン側室6とロッド側室5とを連通する整流通路18が設けられており、この整流通路18の途中には逆止弁18aが設けられて、当該整流通路18は、ピストン側室6からロッド側室5へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路に設定されている。さらに、タンク7とピストン側室6とを連通する吸込通路19が設けられており、この吸込通路19の途中には逆止弁19aが設けられて、当該吸込通路19は、タンク7からピストン側室6へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路に設定されている。なお、整流通路18は、第一開閉弁9の遮断ポジション9cを逆止弁とすることで第一通路8に集約することができ、吸込通路19についても、第二開閉弁11の遮断ポジション11cを逆止弁とすることで第二通路10に集約することができる。
前側アクチュエータAfに所望の伸長方向の推力を発揮させる場合、たとえば、制御装置Cは、第一開閉弁9を連通ポジション9bとし第二開閉弁11を遮断ポジション11cとして、前側アクチュエータAfの伸縮状況に応じてモータ15を所定の回転数で回転させポンプ12からシリンダ2内へ液体を供給する。このようにすることで、ロッド側室5とピストン側室6とが連通状態におかれて両者にポンプ12から液体が供給され、ピストン3が図2中左方へ押され前側アクチュエータAfは伸長方向の推力を発揮する。ロッド側室5内およびピストン側室6内の圧力が比例電磁リリーフ弁22の開弁圧を上回ると、比例電磁リリーフ弁22が開弁して液体が排出通路21を介してタンク7へ逃げるので、ロッド側室5内およびピストン側室6内の圧力は、比例電磁リリーフ弁22に与える電流量で決まる比例電磁リリーフ弁22の開弁圧にコントロールされる。そして、前側アクチュエータAfは、ピストン3におけるピストン側室6側とロッド側室5側の受圧面積差に上記した比例電磁リリーフ弁22によってコントロールされるロッド側室5内およびピストン側室6内の圧力を乗じた値の伸長方向の推力を発揮する。
これに対して、前側アクチュエータAfに所望の収縮方向の推力を発揮させる場合、制御装置Cは、第一開閉弁9を遮断ポジション9cとし第二開閉弁11を連通ポジション11bとして、前側アクチュエータAfの伸縮状況に応じてモータ15を所定の回転数で回転させつつポンプ12からロッド側室5内へ液体を供給する。このようにすることで、ピストン側室6とタンク7が連通状態におかれるとともにロッド側室5にポンプ12から液体が供給されるので、ピストン3が図2中右方へ押され前側アクチュエータAfは収縮の推力を発揮する。上記したところと同様に、比例電磁リリーフ弁22の電流量を調節することで、前側アクチュエータAfは、ピストン3におけるロッド側室5側の受圧面積と比例電磁リリーフ弁22にコントロールされるロッド側室5内の圧力を乗じた収縮方向の推力を発揮する。
このように、モータ15を所定の回転数で定速回転させることで、ポンプ12の回転数が変化しないので、ポンプ12の回転数変動に伴う騒音の発生を防止でき、アクチュエータAf,Arの制御応答性をも良好なものとすることができるが、比例電磁リリーフ弁22による圧力調整にモータ15の回転数の変更を加味してアクチュエータAf,Arの発生推力を調節するようにしてもよい。
また、このアクチュエータAf,Arにあっては、アクチュエータとして機能するのみならず、モータ15の駆動状況に関わらず、第一開閉弁9と第二開閉弁11の開閉のみでダンパとしても機能させることができるので、面倒かつ急峻な弁の切換動作を伴うことが無いので、応答性および信頼性が高いシステムを提供することができる。
なお、このアクチュエータAf,Arにあっては、片ロッド型に設定されているので、両ロッド型のアクチュエータ比較してストローク長を確保しやすく、アクチュエータの全長が短くなって、鉄道車両への搭載性が向上する。
また、このアクチュエータAf,Arにおけるポンプ12からの液体供給および伸縮作動による液体の流れは、ロッド側室5、ピストン側室6を順に通過して最終的にタンク7へ還流するようになっており、ロッド側室5あるいはピストン側室6内に気体が混入しても、アクチュエータAf,Arの伸縮作動によって自立的にタンク7へ排出されるので、推進力発生の応答性の悪化を阻止できる。
したがって、アクチュエータAf,Arの製造にあたって、面倒な液体中での組立や真空環境下での組立を強いられることが無く、液体の高度な脱気も不要となるので、生産性が向上するとともに製造コストを低減することができる。
さらに、ロッド側室5あるいはピストン側室6内に気体が混入しても、気体は、アクチュエータAf,Arの伸縮作動によって自立的にタンク7へ排出されるので、性能回復のためのメンテナンスを頻繁に行う必要もなくなり、保守面における労力とコスト負担を軽減することができる。
なお、このアクチュエータAf,Arにあっては、第一開閉弁9と第二開閉弁11がともに遮断ポジション9c,11cを採ると、整流通路18および吸込通路19と排出通路21で、ロッド側室5、ピストン側室6およびタンク7が数珠繋ぎに連通されるのでユニフロー型のダンパとして機能することになる。したがって、アクチュエータAf,Arの各機器への通電が不能となるようなフェール時には、第一開閉弁9と第二開閉弁11のバルブ9a,11aがバネ9d,11dに押圧されて、それぞれ遮断ポジション9c,11cを採り、比例電磁リリーフ弁22は、開弁圧が最大に固定された圧力制御弁として機能するので、アクチュエータAf,Arは、自動的に、パッシブダンパとして機能することができる。
つづいて、制御装置Cは、図1から図3に示すように、車体前側としての車体前部Bfの車両進行方向に対して水平横方向の前側横加速度αfを検出する前側加速度センサ40と、車体後側としての車体後部Brの車両進行方向に対して水平横方向の後側横加速度αrを検出する後側加速度センサ41と、前側横加速度αfと後側横加速度αrに含まれる曲線走行時の定常加速度、ドリフト成分やノイズを除去するバンドパスフィルタ42,43と、バンドパスフィルタ42,43で濾過した前側横加速度αfと後側横加速度αrを処理して、各アクチュエータAf,Arのモータ15、第一開閉弁9のソレノイド9e、第二開閉弁11のソレノイド11e、比例電磁リリーフ弁22の比例ソレノイド22cへ制御指令を出力する制御部44とを備えて構成されていて、各アクチュエータAf,Arの推力を制御するようになっている。なお、バンドパスフィルタ42,43で前側横加速度αfと後側横加速度αrに含まれる曲線走行時の定常加速度が除去されるので、乗り心地を悪化させる振動のみを抑制することができる。
制御部44は、前側加速度センサ40で検知した前側横加速度αfを積分して車体前部Bfの横方向速度Vfを求め、後側加速度センサ41で検知した後側横加速度αrを積分して車体部Brの横方向速度Vrを求める。横方向速度Vf,Vrは、たとえば、図1中車体Bの中央を左右に通る軸を基準として上方側へ向く方向となる場合に、正の符号を採り、反対に、図1中車体Bの中央を左右に通る軸を基準として下方側へ向く方向となる場合に、負の符号を採るように設定される。なお、車体Bの前後の横方向の速度Vf,Vrを求めるのに他のセンサ、手段を用いてもよい。
さらに、制御部44は、上記横方向速度Vfと横方向速度Vrの差と、車体Bの中心Gと各加速度センサ40,41との距離、位置関係からヨー角速度ωを得る。ヨー角速度ωは、車体Bの中心Gを図1中時計回り方向へ回る方向を正としてある。なお、前側加速度センサ40と後側加速度センサ41の設置箇所は、ヨー角速度ωを求め、前後のアクチュエータAf,Arの制御力指令値Ff,Frを求める都合上、前側加速度センサ40にあっては車体Bの中心Gを含む前後方向または対角方向に沿う線上であって前側アクチュエータAfの近傍に配置されるとよく、後側加速度センサ41にあっても車体Bの中心Gを含む前後方向または対角方向に沿う線上であって後側アクチュエータArの近傍に配置されるとよいが、中心Gと前側加速度センサ40と後側加速度センサ41の距離と位置関係と横方向速度Vf,Vrとからヨー角速度ωを求めることができるので前側加速度センサ40と後側加速度センサ41を任意に設定することも可能である。前側加速度センサ40と車体Bの中心Gとの前後方向距離Lfと、側加速度センサ41と車体Bの中心Gとの前後方向距離Lrとすると、ヨー角速度ωは、ω=(Vf−Vr)/(Lf+Lr)で計算できる。本実施の形態では、ヨー角速度ωを前側加速度センサ40と側加速度センサ41で加速度を検知して求めているが、ヨー角度センサを用いて求めてもよい。
つづいて、制御部44は、上記横方向速度Vf,Vrの各絶対値を比較し、これら横方向速度Vf,Vrのうち大きい絶対値を持つ横方向速度Vf,Vrからヨー成分βを除去する。横方向速度Vf,Vrは、それぞれ、車体Bが図1中で上下方向となる横方向に平行移動することによるスエー成分と、車体Bが中心G周りに回転することによるヨー成分とに分解することができ、横方向速度Vf,Vrに含まれるヨー成分βは、車体Bの中心Gと前後台車Tf,TrにおけるピンPとの前後方向距離Lpにヨー角速度ωを乗じることで求めることができる。たとえば、車体前部Bfの横方向速度Vfの絶対値が車体後部Brの横方向速度Vrの絶対値より大きい場合、横方向速度Vfからヨー成分βを除去するには、横方向速度Vfからヨー成分βを差し引きすればよい。すなわち、ヨー成分除去後の横方向速度Vf’=Vf−βとなる。なお、上記横方向速度Vf,Vrのうち小さい絶対値を持つ横方向速度Vrは、補正されず、そのまま横方向速度Vr’とされる。反対に、車体後部Brの横方向速度Vrの絶対値が車体前部Bfの横方向速度Vfの絶対値より大きい場合、横方向速度Vrからヨー成分βを除去するには、横方向速度Vrからヨー成分βを加算すればよい。すなわち、ヨー成分除去後の横方向速度Vr’=Vr+βとなる。なお、上記横方向速度Vf,Vrのうち小さい絶対値を持つ横方向速度Vfは、補正されず、そのまま横方向速度Vf’とされる。また、ヨー成分βの直前の符号は、横方向速度Vf,Vrの符号を図1中の上向きを正とし、ヨー角速度ωの符号を時計回りを正とした場合であり、符号の採り方を逆とする場合、ヨー成分除去後の車体前部Bfの横方向速度Vf’は、Vf’=Vf+βとなり、ヨー成分除去後の車体後部Brの横方向速度Fr’は、Vr’=Vr−βとなる。
さらに、上記のようにヨー成分除去後の横方向速度Vf’(Vr’)の符号がヨー成分除去前の横方向速度Vf(Vr)の符号と異なる場合、横方向速度Vf’(Vr’)=0とし、横方向速度Vf’(Vr’)の極性が横方向速度Vf(Vr)の極性と変わらないようにする。
制御部44は、スカイフック制御則に則り上記のようにして求めた横方向速度Vf’にスカイフックゲインを乗じて前側アクチュエータAfが発生すべき推力の大きさ、方向でなる制御力指令値Ffを求める。また、制御部44は、後側についても、同様に、横方向速度Vr’にスカイフックゲインを乗じて後側アクチュエータArが発生すべき推力の大きさ、方向でなる制御力指令値Frを求める。
そして、制御装置Cにおける制御部44は、制御力指令値Ff,Frを求めた後、制御力指令値Ff,Fr通りに各アクチュエータAf,Arに推力を発揮させるべく、これらアクチュエータAf,Arへ制御指令を与える。具体的には、制御部44は、制御力指令値Ff,Frから各アクチュエータAf,Arのモータ15、第一開閉弁9のソレノイド9e、第二開閉弁11のソレノイド11e、比例電磁リリーフ弁22の比例ソレノイド22cへ与えるべき制御指令を求めて当該制御指令を出力することになる。また、制御力指令値Ff,Frから制御指令を求める際、現在アクチュエータAf,Arが出力している推力をフィードバックして制御指令を求めてもよい。
以上の制御部44における処理を図4に示したフローチャートに基づいて説明すると、ステップS1では、前側横加速度αfおよび後側横加速度αrを取り込む。
つづいて、ステップS2では、制御部44は、前側横加速度αfを積分して横方向速度Vfを求め、後側横加速度αrを積分して横方向速度Vrを求める。
さらに、ステップS3では、制御部44は、横方向速度Vfと横方向速度Vrとから横方向速度Vfと横方向速度Vrに含まれるヨー成分βを求める。
つづいて、制御部44は、ステップS4では、横方向速度Vfの絶対値が横方向速度Vrの絶対値より大きいか否かを判断し、大きい場合はステップS5へ移行して横方向速度Vfからヨー成分βを除去して、横方向速度Vf’を求めるとともに、横方向速度Vr’=Vrとし、ステップS6へ移行して、横方向速度Vf’の符号と横方向速度Vfの符号が異なるか否かを調べ、異なる場合、ステップS7へ移行して横方向速度Vf’=0とする。なお、ステップS6の判断で横方向速度Vfの符号と横方向速度Vf’の符号が同じであれば、そのままステップS8へ移行する。ステップS8へ移行し、横方向速度Vf’および横方向速度Vr’から、それぞれ、制御力指令値Ff,Frを求める。
つづいて、ステップS9へ移行して、制御部44は、制御力指令値Ff,Fr通りに各アクチュエータAf,Arの推力を制御すべく、各アクチュエータAf,Arのモータ15、第一開閉弁9のソレノイド9e、第二開閉弁11のソレノイド11e、比例電磁リリーフ弁22の比例ソレノイド22cへ制御指令を出力する。
他方、ステップS4の判断で、横方向速度Vfの絶対値が横方向速度Vrの絶対値より大きくない場合、ステップS10へ移行して、制御部44は、横方向速度Vrの絶対値が横方向速度Vfの絶対値より大きいか否かを判断する。このステップS10の判断で、横方向速度Vrの絶対値が横方向速度Vfの絶対値より大きい場合は、ステップS11へ移行して横方向速度Vrからヨー成分βを除去して、横方向速度Vr’を求めるとともに横方向速度Vf’=Vfとし、ステップS12へ移行して、横方向速度Vrの符号と横方向速度Vr’の符号が異なるか否かを調べ、異なる場合、ステップS13へ移行して横方向速度Vr’=0とし、ステップS8へ移行し制御力指令値Ff,Frを求め、ステップS9へ移行して上記同様に制御指令を出力する。
上記ステップS10の判断で、横方向速度Vrの絶対値が横方向速度Vfの絶対値より大きくない場合、横方向速度Vrの絶対値が横方向速度Vfの絶対値と等しいので、ステップS14へ移行する。そして、ステップS14では、横方向速度Vrと横方向速度Vfとが等しくそのままの横方向速度Vf,Vrから各制御力指令値Ff、Frを求めても車体Bにヨー振動を励起することがないので、制御部44は、横方向速度Vfを最終的な横方向速度Vf’とするとともに、横方向速度Vrを最終的な横方向速度Vr’とし、ステップS8へ移行し制御力指令値Ff,Frを求め、ステップS9へ移行して上記同様に制御指令を出力する。
上記一連の手順を順次繰り返すことにより、制御装置Cは、各アクチュエータAf,Arの推力を制御する。
なお、制御装置Cは、ハードウェア資源としては、図示はしないが具体的にはたとえば、前側加速度センサ40と後側加速度センサ41が出力する信号を取り込むためのA/D変換器と、バンドパスフィルタ42,43と、バンドパスフィルタ42,43で濾過した前側横加速度αfと後側横加速度αrを取り込んでアクチュエータAf,Arを制御するのに必要な処理に使用されるプログラムが格納されるROM(Read Only Memory)等の記憶装置と、上記プログラムに基づいた処理を実行するCPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、上記CPUに記憶領域を提供するRAM(Random Access Memory)等の記憶装置とを備えて構成されればよく、制御装置Cの上記制御部44は、CPUが上記処理を行うためのプログラムを実行することで実現することができる。なお、積分器を使用して前側横加速度αfと後側横加速度αrから速度Vf,Vrを求めてもよく、前側横加速度αfと後側横加速度αrのバンドパスフィルタ42,43および積分器で処理した後に位相補償用のフィルタで処理してもよく、また、バンドパスフィルタ42,43、積分器および位相補償用のフィルタの特性を合成したフィルタで処理するようにしてもよく、バンドパスフィルタ42,43および積分器で処理した後に位相補償用のフィルタは、CPUがプログラムを実行することで実現されてもよい。
このように、制御部44が上記した処理を行うことで、この鉄道車両用制振装置1では、制御力指令値Ff,Frの算出の基礎となる横方向速度Vf,Vrのうち絶対値が大きい方の横方向速度Vf,Vrからヨー成分βが除去される。ヨー成分除去を行わずに制御力指令値Ffと制御力指令値Frを算出した場合に比較して、ヨー成分除去後では、アクチュエータAf,Arの推力による車体Bを中心G周りに回転させるモーメントが小さくなるので、車体Bのヨー振動を低減することができる。
すなわち、鉄道車両用制振装置1によれば、ヨー振動の励起を抑制しつつアクティブ制御を実施することが可能であり、鉄道車両における乗り心地を向上することができる。
そして、横方向速度Vf,Vrの一方からヨー成分βを除去すると、ヨー成分除去後の横方向速度Vf,Vrの絶対値が小さくなるので、その分、アクチュエータAf,Arの推力も小さくなり、加振による車体Bを振動に悪影響を与える機会も減少するとともに、消費エネルギを低減することもできる。
さらに、ヨー成分除去後の横方向速度Vf’, Vr’の符号とヨー成分除去前の横方向速度Vf,Vrの符号が異なる場合には、横方向速度Vf’, Vr’を0とするので、車体Bを加振してしまうことがなく、より一層乗り心地を向上することができる。
なお、上記したところでは、制御装置Cは、スカイフック制御則に則って前後のアクチュエータAf,Arの制御力指令値Ff,Frを求めているが、他の制御則を用いてもよい
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、鉄道車両等の制振に利用可能である。
1 鉄道車両用制振装置
2 シリンダ
3 ピストン
4 ロッド
5 ロッド側室
6 ピストン側室
7 タンク
8 第一通路
9 第一開閉弁
9a第一開閉弁におけるバルブ
9b第一開閉弁における連通ポジション
9c第一開閉弁における遮断ポジション
9d第一開閉弁におけるバネ
9e第一開閉弁におけるソレノイド
10第二通路
11第二開閉弁
11a第二開閉弁におけるバルブ
11b第二開閉弁における連通ポジション
11c第二開閉弁における遮断ポジション
11d第二開閉弁におけるバネ
11e第二開閉弁におけるソレノイド
12ポンプ
13蓋
14ロッドガイド
15モータ
16供給通路
17逆止弁
18整流通路
18a整流通路における逆止弁
19吸込通路
19a吸込通路における逆止弁
21 排出通路
22比例電磁リリーフ弁
22a比例電磁リリーフ弁における弁体
22b比例電磁リリーフ弁におけるバネ
22c比例電磁リリーフ弁における比例ソレノイド
40前側加速度センサ
41後側加速度センサ
42,43バンドパスフィルタ
44制御部
Af前側アクチュエータ
Ar後側アクチュエータ
B 車体
Bf車体前部
Br車体後部
C 制御装置
G 車体の中心
P ピン
Tf前側台車
Tr後側台車

Claims (3)

  1. 鉄道車両の前側台車と車体との間に介装される前側アクチュエータと、鉄道車両の後側台車と車体との間に介装される後側アクチュエータと、これら両方のアクチュエータをスカイフックアクティブ制御する制御装置とを備えた鉄道車両用制振装置において、制御装置は、車体前部の横方向速度と車体後部の横方向速度とを比較し、前記比較から大きい絶対値をもつ横方向速度から車体の中心周りのヨー成分を除去して、前後側のそれぞれのアクチュエータの制御力指令値を求めて前後側のそれぞれのアクチュエータを制御することを特徴とする鉄道車両用制振装置。
  2. ヨー成分除去後の横方向速度の符号とヨー成分除去前の横方向速度の符号が異なる場合には、当該横方向速度を0とすることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用制振装置。
  3. 制御装置は、鉄道車両の車体前側の車両進行方向に対して横方向の前側横加速度を検出する前側加速度センサと、鉄道車両の車体後側の車両進行方向に対して横方向の後側横加速度を検出する後側加速度センサとを備え、上記前側加速度センサが検出した前側横加速度に基づいて車体前部の横方向速度を求めるとともに、上記後側加速度センサが検出した後側横加速度に基づいて車体後部の横方向速度を求め、上記前側横加速度と後側横加速度から横方向速度に含まれるヨー成分を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の鉄道車両用制振装置。
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