JP5426054B1 - 歪測定装置、取付装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】筒状電極を有する第1電極体と、前記筒状電極に挿入される棒状電極を有する第2電極体と、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1電極体の周囲を取り囲む第1絶縁部材と、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2電極体の周囲を取り囲む第2絶縁部材と、被測定物に対して前記第1電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1絶縁部材と前記被測定物との間において前記第1絶縁部材の周囲を取り囲む第1金属部材と、前記被測定物に対して前記第2電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2絶縁部材と前記被測定物との間において前記第2絶縁部材の周囲を取り囲む第2金属部材と、を備える。

Description

本発明は、歪測定装置、取付装置に関する。
例えば、例えば、第1電極と第2電極とによって形成されるコンデンサの静電容量の値に基づいて被測定物の歪量を測定する歪測定装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開平11−132706号公報
例えば、特許文献1の歪測定装置においては、静電容量を測定する際に、第1電極から第2電極に対して被測定物を介して供給される漏れ電流が発生することがある。この漏れ電流により、静電容量の測定精度が低下し、被測定物の歪量の測定精度が低下する虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、筒状電極を有する第1電極体と、前記筒状電極に挿入される棒状電極を有する第2電極体と、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1電極体の周囲を取り囲む第1絶縁部材と、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2電極体の周囲を取り囲む第2絶縁部材と、被測定物に対して前記第1電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1絶縁部材と前記被測定物との間において前記第1絶縁部材の周囲を取り囲む第1金属部材と、前記被測定物に対して前記第2電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2絶縁部材と前記被測定物との間において前記第2絶縁部材の周囲を取り囲む第2金属部材と、を備え、前記第1絶縁部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿って分割された第1部材及び第2部材を含み、前記第1部材及び前記第2部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿った第1隙間を介して相互に対向するように前記第1金属部材に固定され、前記第1金属部材は、前記第1部材及び前記第2部材によって前記第1電極体が保持されるとき、前記第1隙間が調整されるように変形可能とされており、前記棒状電極の前記筒状電極に挿入されている部分の長さに応じて定まる静電容量の値に基づいて、前記被測定物における前記棒状電極が挿入される方向の歪量を測定することを特徴とする歪測定装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、被測定物における歪量の測定精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態における歪測定装置の一部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における歪測定装置の一部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における第1電極装置及び第2電極装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における第1取付装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における第1取付装置を示す正面図である。 本発明の第1実施形態における金属部材が変形された状態の第1取付装置を示す正面図である。 本発明の第1実施形態における歪測定装置の等価回路を示す回路図である。 本発明の第1実施形態歪検出装置の機能を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態における第1取付装置を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態における第1取付装置を示す正面図である。 本発明の第2実施形態における回動された状態の金属部材を示す正面図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
[第1実施形態]
===歪測定装置===
以下、図1を参照して、本実施形態における歪測定装置について説明する。図1は、本実施形態における歪測定装置の一部を示す斜視図である。尚、図1においては、説明の便宜上、測定ケーブル4A、4B(図2)は省略されている。
歪測定装置100は、例えば火力発電所に設けられた、ボイラ、タービン、配管等における溶接されている部分の歪量を測定するための装置である。尚、歪量とは、例えば、測定対象物の変形に応じた、当該測定対象物の変位量を示すものとする。歪測定装置100は、例えば600℃以上の比較的高温となっている金属製の配管400(被測定物)における例えば溶接部等の測定対象部分401の歪量を測定するための例えば静電容量方式の変位計である。配管400の長手方向(Z軸)における配管400の測定対象部分400よりも一方側(−X)が、第1配管に相当する。又、配管400の長手方向における配管400の測定対象部分400よりも他方側(+X)が、第2配管に相当する。
歪測定装置100は、第1測定装置200、第2測定装置800、歪検出装置9(図7)を有する。尚、本実施形態において、Z軸は、第1測定装置200及び第2測定装置800が立設する高さ方向(垂直方向)に沿う軸であり、+Zは、配管400から第1測定装置200及び第2測定装置800に向かう上方向(垂直方向において配管400から離れる方向)を示し、−Zは、第1測定装置200及び第2測定装置800から配管400に向かう下方向(垂直方向において配管400に近づく方向)を示すものとする。又、X軸は、第1測定装置200及び第2測定装置800が隣接する方向に沿う軸であり、+Xは、第1測定装置200から第2測定装置800に向かう方向を示し、−Xは、第2測定装置800から第1測定装置200に向かう方向を示すものとする。又、Y軸は、X軸及びZ軸に対して直行する軸であり、+Yは、第1測定装置200におけるスリット2Bが設けられている一方の側面からスリット2Bが設けられていない他方の側面に向かう方向を示し、−Yは、第1測定装置200における他方の側面から一方の側面に向かう方向を示すものとする。
第1測定装置200及び第2測定装置800は、金属製の配管400における測定対象部分401の歪量を測定する際に、配管400が延在する方向(X軸)において、測定対象部分401の両側に設けられる装置である。第1測定装置200及び第2測定装置800は、測定対象部分401における当該配管400が延在する方向の歪量を測定するためのセンサとして機能する。尚、第1測定装置200、第2測定装置800については、後述する。
歪検出装置9は、第1測定装置200及び第2測定装置800の変位量に基づいて、測定対象部分401の歪量を測定する装置である。尚、歪検出装置9については、後述する。
===第1測定装置、第2測定装置===
以下、図1乃至図3を参照して、本実施形態における第1測定装置及び第2測定装置について説明する。図2は、本実施形態における歪測定装置の一部を示す断面図である。尚、図2は、図1における第1測定装置200の略中央を通るXZ平面から+Y方向へ向かって見た状態の、第1測定装置200及び第2測定装置800を示している。図3は、本実施形態における第1電極装置及び第2電極装置を示す斜視図である。尚、第1電極32は、見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
第1測定装置200は、配管400における測定対象部分401よりも一方側(−X)に例えば溶接されて固定される。第1測定装置200は、第1取付装置2、第1電極装置3(第1電極体)を有する。
第1取付装置2は、第1電極装置3を配管400に対して取り付けるための装置であり、配管400に固定される。尚、第1取付装置2については、後述する。
第1電極装置3は、第2電極装置7とともにコンデンサC0(図7)を形成するための装置である。第1電極装置3は、筐体31(第1ケース)、第1電極32(筒状電極)、固定部材33(第1支持部材)を有する。
筐体31は、第1電極32を収容した状態で当該第1電極32を保持するための例えば金属製の筐体である。筐体31の外形(図3)は、例えば、円柱形状を呈する。筐体31は、内部に第1電極32を収容できるように、中空構造を呈する。尚、筐体31の内径は、第1電極32の外径よりも大きく設定されている。
固定部材33は、筐体31の内部に第1電極32を固定するための例えばセラミックス等の絶縁性の部材である。固定部材33は、筐体31の内部において第1電極32を支持している。
第1電極32は、第2電極72と共にコンデンサC0(図7)を形成するための金属製の部材である。つまり、第1電極32は、コンデンサC0における2個の電極のうちの一方の電極として機能する。第1電極32は、配管400の長手方向(X軸)に沿って棒状に延在している。第1電極32の外形は、例えば長尺状の円柱形状を呈する。第1電極32は、内部に第2電極72の端部72Aを進退自在に挿入できるように、中空構造を呈する。つまり、第1電極32は、筒形状を呈している。又、第1電極32における第2電極72側(+X)の端部には、第2電極72を第1電極32の内部に挿入するための例えば略円形の開口32Aが形成されている。尚、第1電極32の内部に対して第2電極72を挿入できるように、開口32Aの径は、第2電極72の径よりも大きく設定されている。第1電極32は、筐体31と接触しないように、固定部材33によって筐体31の内部に固定される。つまり、第1電極32は、筐体31と接触せずに、筐体31に対して電気的に絶縁された状態となる。又、第1電極32は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように筐体31に収容された状態となる。
第2測定装置800は、配管400における測定対象部分401よりも他方側(+X)に例えば溶接されて固定される。第2測定装置800は、第2取付装置8、第2電極装置7(第2電極体)を有する。
第2取付装置8は、第2電極装置7を配管400に対して取り付けるための装置であり、配管400に固定される。尚、第2取付装置8については、後述する。
第2電極装置7は、第1電極装置3とともにコンデンサC0を形成するための装置である。第2電極装置7は、筐体71(第2ケース)、第2電極72(棒状電極)、固定部材73(第2支持部材)を有する。
筐体71は、第2電極72の一部を収容した状態で当該第2電極72を保持するための例えば金属製の筐体である。筐体71の外形(図3)は、例えば、円柱形状を呈する。筐体71は、内部に第2電極72の一部を収容できるように、中空構造を呈する。尚、筐体71の内径は、第2電極72の外径よりも大きく設定されている。
固定部材73は、筐体71の内部に第2電極72の一部を固定するための例えばセラミックス等の絶縁性の部材である。固定部材73は、筐体71の内部において第2電極72を支持している。
第2電極72は、第1電極32と共にコンデンサC0(図7)を形成するための金属製の部材である。つまり、第2電極72は、コンデンサC0における2個の電極のうちの他方の電極として機能する。第2電極72は、配管400の長手方向(X軸)に沿って棒状に延在している。つまり、第2電極72は、第1電極32と同じ方向に延在し、当該第1電極32と略平行となっている。第2電極72の外形は、例えば長尺状の円柱形状を呈する。第2電極72は、端部72Aが開口32Aから第1電極32の内部に進退自在に挿入されるように、第1電極32に向かって突出している。第2電極72は、筐体71と接触しないように、固定部材73によって筐体71の内部に固定される。つまり、第2電極72は、筐体71と接触せずに、筐体71に対して電気的に絶縁された状態となる。
第2電極72は、端部72Aが第1電極32の内部に挿入される。第2電極72における第1電極32の内部に挿入されている端部72A(以下「第2電極72の挿入部分」とも称する)の外面は、第1電極32の内面と対向することとなる。そして、第2電極72の挿入部分がコンデンサC0の他方の電極として機能し、第2電極72の挿入部分と対向している第1電極32の一部(以下、「第1電極32の対向部分」とも称する)がコンデンサC0の一方の電極として機能することになる。尚、第2電極72は、第1電極32と接触しないように、筐体71に固定されていることとする。又、第2電極72は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように筐体71に収容された状態となる。
===コンデンサの静電容量===
以下、図2を参照して、本実施形態におけるコンデンサの静電容量について説明する。
第1電極32及び第2電極72によって形成されるコンデンサC0(図7)の静電容量の値は、配管400が延在する方向(X軸)における第1測定装置200と第2測定装置800との間の距離D1に応じて定められることになる。つまり、コンデンサC0の静電容量の値は、第2電極72の第1電極32に挿入される部分の長さに応じて定まることになる。
例えば、距離D1が長くなるにつれて、第2電極72の端部72Aにおける第1電極32の内部に挿入されている部分の長さが短くなる。よって、距離D1が長くなるにつれて、第2電極72の挿入部分の面積及び第1電極32の対向部分の面積は、狭くなる。つまり、コンデンサC0における一方の電極の面積と他方の電極の面積が狭くなり、コンデンサC0の静電容量の値は小さくなる。
一方、例えば、距離D1が短くなるにつれて、第2電極72の端部72Aにおける第1電極32の内部に挿入されている部分の長さが長くなる。よって、距離D1が短くなるにつれて、第2電極72の挿入部分の面積及び第1電極32の対向部分の面積は、広くなる。つまり、コンデンサC0における一方の電極の面積と他方の電極の面積が広くなり、コンデンサC0の静電容量の値は大きくなる。
以上より、例えば、コンデンサC0の静電容量の値の変動幅に基づいて、距離D1の変動幅を求めることが可能となる。つまり、コンデンサC0の静電容量の値の変動幅に基づいて、測定対象部分401における第2電極72が第1電極32に挿入される方向(X軸)の歪量を求めることが可能となる。
===第1取付装置、第2取付装置===
以下、図2及び図4を参照して、本実施形態における第1取付装置及び第2取付装置について説明する。図4は、本実施形態における第1取付装置を示す斜視図である。尚、金属部材21の一部、絶縁部材22の一部、絶縁部材23の一部は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
第1取付装置2は、第1電極装置3を保持して、当該第1電極装置3を配管400に対して取り付けるための装置である。第1取付装置2は、金属部材21、絶縁部材22、23(第1部材、第2部材)、調整螺子26、27、脚25を有する。
金属部材21は、第1取付装置2の外形を形成する金属製の部材である。金属部材21は、第1電極装置3(図3)が延在する方向(X軸)に沿って延在した例えば略矩形柱を呈する。金属部材21は、第1電極装置3の筐体31を保持できるように、第1電極装置3が延在する方向に沿って延在して貫通する保持孔2Aが形成されるような中空形状を呈する。つまり、金属部材21は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように絶縁部材22、23の周囲を取り囲む形状を呈する。金属部材21の内形は、保持孔2Aにおいて筐体31を保持できるように、筐体31の外形に沿って湾曲するように抉られた形状を呈する。
金属部材21は、スリット2Bを有する。スリット2Bは、金属部材21を変形させるための隙間である。尚、金属部材21の変形については、後述する。スリット2Bは、金属部材21における内部と外部とを区画する一方の壁体211(−Y)に設けられる。スリット2Bは、壁体211を例えば上下に2分割するように、金属部材21が延在する方向(X軸)に沿って設けられる。
金属部材21における下側(−Z)の面の四隅に金属製の脚25が、例えば溶接されている。当該脚25は、配管400に対して例えば溶接される。つまり、金属部材21は、配管400に対して脚25によって強固に固定されることとなる。つまり、金属部材21は、配管400に対して第1電極装置3を取り付けるべく、絶縁部材22、23と配管400との間に設けられている。
絶縁部材22、23は、配管400に対して第1電極装置3を電気的に絶縁するための例えばセラミックス等の一対の絶縁部材である。絶縁部材22、23は、第1電極装置3の筐体31を把持する把持部材としても機能する。
絶縁部材23は、保持孔2Aの内壁として、金属部材21の内部に固定される。絶縁部材23は、金属部材21の内面に沿って設けられる。絶縁部材23は、第1取付装置2が立設する方向(Z軸)においてスリット2Bよりも下側(−Z)に設けられる。つまり、絶縁部材23は、スリット2Bを避けた位置に設けられる。絶縁部材23は、筐体31を把持できるように、筐体31の外形に沿って湾曲した形状を呈する。
絶縁部材22は、保持孔2Aの内壁として、金属部材21の内部に固定される。絶縁部材22は、金属部材21の内面に沿って設けられる。絶縁部材22は、第1取付装置2が立設する方向においてスリット2Bよりも上側(+Z)に設けられる。つまり、絶縁部材22は、スリット2Bを避けた位置に設けられる。絶縁部材22は、筐体31を把持できるように、筐体31の外形に沿って湾曲した形状を呈する。つまり、絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように電極装置3の周囲を取り囲んでいる。又、絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向(X軸)に沿った隙間22A(第1隙間)(図4)が形成されるように、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿って分割されている。そして、絶縁部材22、23は、隙間22Aを介して対向することとなる。
調整螺子26、27は、金属部材21の変形量を調整するための螺子である。尚、金属部材21の変形、調整螺子26、27については後述する。
第2取付装置8は、第2電極装置7を保持して、当該第2電極装置7を配管400に対して取り付けるための装置である。第2取付装置8は、金属部材81、絶縁部材82、83(第3部材、第4部材)、調整螺子(不図示)、脚85を有する。金属部材81、絶縁部材82、83、調整螺子(不図示)、脚85は夫々、金属部材21、絶縁部材22、23、調整螺子26、27、脚25と同様な構成である。つまり、第2取付装置8の構成は、第1取付装置2の構成と同様である。
===調整螺子===
以下、図4及び図5を参照して、本実施形態における調整螺子について説明する。図5は、本実施形態における第1取付装置を示す正面図である。尚、調整螺子26の一部、螺子孔21A、21Bは、見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
調整螺子26、27は、前述したように、金属部材21の変形量を調整するための螺子である。
調整螺子26は、第1取付装置2が立設する方向(Z軸)に沿って延在する雄螺子である。調整螺子26は、金属部材21における壁体211に対して上側から螺着される。調整螺子26は、第1取付装置2が立設する方向における、第1壁体213の螺子孔21Aに挿通された後、第2壁体214の螺子孔21Bに螺合される。
第1壁体213は、壁体211におけるスリット2Bよりも上側(+Z)の一部である。壁体213には、調整螺子26が延在する方向(Z軸)に沿って螺子孔21Aが設けられる。螺子孔21Aは、絶縁部材22を避けた位置に設けられる。螺子孔21Aは、例えば、下側(−Z)から上側に向かうにつれて径が大きくなるように形成され、調整螺子26が挿通される挿通孔である。
第2壁体214は、壁体211におけるスリット2Bよりも下側(−Z)の一部である。第2壁体214には、調整螺子26が延在する方向に沿って螺子孔21Bが設けられる。螺子孔21Bは、絶縁部材23を避けた位置に設けられる。螺子孔21Bは、例えば、調整螺子26の螺子山と螺合する螺子溝が形成されている雌螺子である。尚、例えば、螺子孔21Bに形成されている螺子溝は、調整螺子26のA1方向(図4)への回動により当該調整螺子26が上側から下側に移動し、調整螺子26のA2方向への回動により当該調整螺子26が下側から上側に移動するように形成されていることとする。
尚、調整螺子27は、調整螺子26と同様な構成である。金属部材21における調整螺子27が螺合される位置には、螺子孔21A、21Bと同様な構成の雌螺子(不図示)が設けられる。
===金属部材の変形===
以下、図5及び図6を参照して、本実施形態における金属部材の変形について説明する。図6は、本実施形態における金属部材が変形された状態の第1取付装置を示す正面図である。尚、調整螺子26の一部、螺子孔21A、21Bは、見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
金属部材21は、第1電極装置3の筐体31を絶縁部材22、23によって把持するべく変形される。金属部材21の変形量の調整は、調整螺子26、27の操作によって行われる。尚、金属部材21の変形量を調整する際の、調整螺子26の操作と調整螺子27の操作とは、夫々同様であるので、調整螺子26の操作についてのみ説明し、調整螺子27の操作については、その説明を省略する。
例えば、調整螺子26がA2方向(図4)に回動された場合、調整螺子26が下側(−Z)から上側(+Z)に移動し、調整螺子26の先端261は螺子孔21Bから外れることになる。このとき、金属部材21は、変形されていない状態(図5)となる。尚、金属部材21が変形されていないとき、保持孔2Aの径D21(図5)は、筐体31の径D3よりも大きくなっていることとする。
又、例えば、調整螺子26の先端261が螺子孔21Bに螺合された状態で、調整螺子26がA1方向(図4)に回動された場合、調整螺子26が上側から下側に移動し、調整螺子26のヘッド262が第1壁体213の上面に当接することになる(図6)。このとき、上側から下側に向かう力が、ヘッド262から第1壁体213に対して伝達されることになる。金属部材21は、当該ヘッド262から伝達される力に応じて第1壁体213が下側に移動するように、変形することになる。尚、このとき、金属部材21の変形量は、調整螺子26のA1方向又はA2方向への回動量に応じて調整される。尚、金属部材21が変形されたとき、保持孔2Aの径D22は、金属部材21が変形されていないときの径D21よりも小さくなる。尚、径D22に対する径D21の変動幅は、調整螺子26のA1方向又はA2方向への回動量に応じて定まることになる。
===取付装置による電極装置の保持===
以下、図5及び図6を参照して、本実施形態における取付装置による電極装置の保持について説明する。
第1取付装置2による第1電極装置3の保持と、第2取付装置8による第2電極装置7の保持とは、同様な構成であるので、第1取付装置2による第1電極装置3の保持についてのみ説明し、第2取付装置8による第2電極装置7の保持については、その説明を省略する。
例えば、調整螺子26の先端261が螺子孔21Bから外れるように、調整螺子26がA2方向(図4)に回動される。調整螺子26が下側から上側へ移動し、調整螺子26の先端は、螺子孔21Bから外れる。このとき、金属部材21は、変形されていない状態となる。例えば第1電極装置3が延在する方向(X軸)において、筐体31が保持孔2Aの内部に挿入される。
この後、例えば、調整螺子26の先端261が螺子孔21Bに螺合されるように、調整螺子26が下側(−Z)に向かって移動される。先端261が螺子孔21Bと螺合された状態で、螺子26がA1方向に回動される。A1方向への回動量が増加するにつれて、保持孔2Aの径D22が小さくなる。よって、保持孔2Aの内部において、筐体31は、絶縁部材22、23によって把持されることになる。つまり、金属部材21は、絶縁部材22、23によって筐体31が把持されるように、第2電極72が第1電極32に挿入される方向(X軸)と交差する方向(Z軸)における絶縁部材22、23の間の距離を調整するべく変形されることになる。つまり、金属部材21は、絶縁部材22、23によって第1電極装置3が保持されるとき、隙間22Aが調整されるように変形可能とされている。尚、絶縁部材22、23が筐体31を把持する把持力は、調整螺子26の回動量の調整によって調整可能となる。以上より、第1電極装置3は、第1取付装置2よって保持されることになる。
===歪検出装置の接続===
以下、図7を参照して、本実施形態における歪検出装置の接続について説明する。図7は、本実施形態における歪測定装置の等価回路を示す回路図である。
尚、コンデンサC0は、例えば、第1電極32と第2電極72によって形成されるコンデンサを示している。コンデンサC1は、例えば、第1電極32と配管400との間の寄生容量、導電線41Aと配管400との間の静電容量を示している。コンデンサC2は、例えば、第2電極72と配管400との間の寄生容量、導電線41Bと配管400との間の静電容量を示している。
絶縁抵抗R0は、例えば、第1電極32と第2電極72との間の絶縁抵抗を示している。絶縁抵抗R1は、例えば、第1電極32と配管400との間の絶縁抵抗、導電線41Aと配管400との間の絶縁抵抗を示している。絶縁抵抗R2は、例えば、第2電極72と配管400との間の絶縁抵抗、導電線41Bと配管400との間の絶縁抵抗を示している。
歪検出装置9は、第1端子901、第2端子902を有する。
第1端子901および第2端子902は、例えば、交流の電圧を印加するための端子である。交流の電圧は,第1端子901および第2端子902の両方の電極間に印加される。また,第1端子901または第2端子902は,印加された電圧によってコンデンサCOの静電容量に基づいて導電線41Aおよび導電線41Bを流れる電流を検出するための,端子としても機能する。尚、第2端子902は、接地されていることとしてもよく、接地されていないこととしてもよい。
歪検出装置9は、コンデンサC0の静電容量を測定するために、測定ケーブル4A、4B(図2)を介して第1電極32、第2電極72に接続される。具体的には、歪検出装置9の第1端子901が、測定ケーブル4Aの導電線41Aを介して第1電極32に接続される。歪検出装置9の第2端子902が、測定ケーブル4Bの導電線41Bを介して第2電極72に接続される。
尚、測定ケーブル4A、4Bは、例えば同軸ケーブルである。導電線41A、41Bは夫々、測定ケーブル4A、4Bの内部導体を示し、導電線42A、42Bは夫々、測定ケーブル4A、4Bの外部導体を示していることとする。尚、導電線42A、42B夫々の一端は、例えば、筐体31、71に対して比較的強固に接続されているが、図2においては、説明の便宜上、1点で接続されているように示されている。
===歪検出装置の機能===
以下、図2、図7及び図8を参照して、本実施形態における歪検出装置の機能について説明する。図8は、本実施形態における歪検出装置の機能を示すブロック図である。
歪検出装置9は、コンデンサC0の静電容量の値に基づいて、測定対象部分401の歪量を測定する装置である。歪検出装置9は、静電容量測定部91、歪検出部92、表示部93を有する。
静電容量測定部91は、第1電極32と第2電極72によって形成されるコンデンサC0の静電容量を測定する。静電容量測定部91は、例えば、第1端子901及び第2端子902から交流電圧を印加(出力)して、当該電圧が出力されたときに導電線41A、42Aを介してコンデンサC0を通過する交流電流(以下、「検出電流」とも称する)を第1端子901及び第2端子902のどちらかで検出する。静電容量測定部91は、例えば、当該印加(出力)された交流電圧の値と検出電流の値とに基づいて、コンデンサC0の静電容量を算出する。
例えば、第1端子901および第2端子902を用いて交流電圧を印加した場合、当該交流電圧に基づく交流電流は、第1端子もしくは第2端子に,電流検出用の抵抗もしくは電流計を接続することで検出でき,印加した交流電圧の大きさと周波数および検出された電流の大きさから,コンデンサC0の静電容量を算出する。
歪検出部92は、静電容量測定部91で算出(測定)されたコンデンサC0の静電容量の値に基づいて、測定対象部分401の歪量を算出する。
歪検出部92は、例えば、第1時刻におけるコンデンサC0の静電容量の値と、当該第1時刻よりも後の第2時刻におけるコンデンサC0の値とに基づいて、第1時刻から第2時刻までの間の所定時間(所定期間)における測定対象部分401の歪量を算出する。
ここで、前述したように、コンデンサC0の静電容量の値は、第1測定装置200と第2測定装置800との間の距離D1(図2)に応じて定まることになる。また,歪量は,所定時間における距離D1の変動幅(差分)として計算される。よって、例えば、所定時間におけるコンデンサC0の静電容量の値の変動幅は、所定時間における歪量を表すことになり,測定対象部分401の歪量については、コンデンサC0の静電容量の値の変動幅に基づいて求めることが可能となる。尚、コンデンサC0の静電容量を、静電容量C0とも称することとする。
尚、例えば、歪検出装置9において、コンデンサC0の静電容量の値と,距離D1が対応づけられた情報が予め歪検出装置9の記憶部(不図示)に記憶されていることとしてもよい。このとき、歪検出部92は、例えば、静電容量測定部91の測定結果と当該記憶部に記憶されている情報に基づいて、静電容量C0を距離D1に変換してD1の値を記憶し,その後,所定時間におけるD1の差分をとることによって,測定対象部分401の歪量を算出することとする。
表示部93は、歪検出部92での算出結果を表示する例えばモニタである。
===歪測定装置を用いた測定対象部分の歪量の測定===
以下、図1及び図7を参照して、本実施形態における歪測定装置を用いた測定対象部分の歪量の測定について説明する。
第1取付装置2、第2取付装置8が、配管400に対して取り付けられる。第1取付装置2、第2取付装置8は、配管400が延在する方向(X軸)において測定対象部分401の両側に例えば溶接される。
第1取付装置2、第2取付装置8に対して夫々、第1電極装置3、第2電極装置7が取付けられる。つまり、第1電極装置3、第2電極装置7が夫々、第1取付装置2、第2取付装置8に保持される。尚、このとき、第2電極72は、測定対象部分401の歪量を測定するべく、第1電極32の内部に挿入される。尚、第1電極装置3、第2電極装置7に対しては夫々、測定ケーブル4Aの一端、測定ケーブル4Bの一端が予め接続されていることとする。
歪検出装置9は、第1時刻におけるコンデンサC0の静電容量と、第1時刻よりも後の第2時刻におけるコンデンサC0の静電容量とを測定する。
ここで、第1電極装置3は、第1取付装置2の絶縁部材22、23によって周囲を取り囲まれた状態となっている。つまり、絶縁抵抗R1の抵抗値が比較的高くなることになる。又、第2電極装置7は、第2取付装置8の絶縁部材82、83によって周囲を取り囲まれた状態となっている。つまり、絶縁抵抗R2の抵抗値が比較的高くなることになる。従って、例えば、コンデンサC0の静電容量を測定する際の漏れ電流I1、I2(図2)の値を低下させることができる。尚、漏れ電流I1は、例えば、第2電極72から、固定部材73、筐体71、絶縁部材83、金属部材81、脚85、配管400、脚25、金属部材25、絶縁部材23、筐体31、固定部材33を介して第1電極32に供給される電流である。漏れ電流I2は、漏れ電流I1とは反対の経路を介して、第1電極32から第2電極72に対して供給される電流である。従って、歪検出装置9によるコンデンサC0の静電容量の測定精度が向上されることになる。
この後、歪検出装置9は、上述の測定結果等に基づいて、第1時刻から第2時刻までの間の所定時間(所定期間)における測定対象部分401の歪量を算出する。歪検出装置9は、当該算出結果を表示部93に表示させる。
[第2実施形態]
===第1取付装置===
以下、図9を参照して、本実施形態における第1取付装置について説明する。図9は、本実施形態における第1取付装置を示す斜視図である。尚、金属部材61、64の一部、絶縁部材62、63の一部、蝶番681、682は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
第1実施形態においては、第1電極装置3、第2電極装置7が夫々、第1取付装置2、第2取付装置8に保持されることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1電極装置3、第2電極装置7が夫々、第1取付装置6、第1取付装置6と同様な構成の第2取付装置(以下、「第2電極装置7を保持するための第2取付装置」とも称する)に保持されることとしてもよい。尚、第1取付装置6と、第2電極装置7を保持するための第2取付装置とは、同様な構成であるので、第1取付装置6についてのみ説明し、第2電極装置7を保持するための第2取付装置については、その説明を省略する。
第1取付装置6は、第1電極装置3を保持するための装置である。第1取付装置6は、例えば略矩形柱の部材を、第1取付装置6の略中央を通り高さ方向(Z軸)に対して直交する平面(XY平面)によって上下に二分割された形状を呈する。第1取付装置6は、第1電極装置3を保持できるように、第1電極装置3が延在する方向(X軸)に沿って延在して貫通する保持孔6Aが形成されるように中空形状を呈する。第1取付装置6は、金属部材61、64、絶縁部材62、63、蝶番681、682、固定螺子66、67、脚65を有する。
金属部材64は、金属部材61と共に第1取付装置6の外形を形成する、第1取付装置6における下側(−Z)の金属製の部材である。金属部材64は、配管400に取り付けられる。金属部材64は、金属部材64の下側の面の四隅に金属製の脚65が溶接されている。当該脚65は、配管400に溶接される。つまり、金属部材64は、配管400に対して脚64によって強固に固定されることとなる。金属部材64における上部(+Z)は、第1電極装置3の筐体31を保持できるように、筐体31の外形に沿って湾曲するように一部が抉られた形状を呈する。
金属部材61は、蝶番681、682によって金属部材64に固定される。金属部材61は、第1電極装置3が延在する方向に平行な軸を中心に、回動できるように金属部材64に固定される。尚、蝶番681、682は、金属部材61、64における一方の側面(+Y)に設けられている。金属部材61における下部は、第1電極装置3の筐体31を保持できるように、筐体31の外形に沿って湾曲するように一部が抉られた形状を呈する。
絶縁部材62、63は、配管400に対して第1電極装置3を電気的に絶縁するための例えばセラミックス等の一対の絶縁部材である。絶縁部材62、63は、第1電極装置3の筐体31を把持する把持部材としても機能する。絶縁部材62は、保持孔6Aの内壁として、金属部材61の下面に沿って設けられる。絶縁部材62は、筐体31を把持できるように、筐体31の外形に沿って湾曲した形状を呈する。絶縁部材63は、保持孔6Aの内壁として、金属部材64の上面に沿って設けられる。絶縁部材63は、筐体31を把持できるように、筐体31の外形に沿って湾曲した形状を呈する。
固定螺子66、67は、金属部材61の回動を禁止したり、許可したりするための例えば雄螺子である。更に、固定螺子66、67は、第1電極装置3の筐体31を把持する際の、把持力を調整するためにも操作される。尚、固定螺子66、67については、後述する。
===固定螺子===
以下、図9及び図10を参照して、本実施形態における固定螺子について説明する。図10は、本実施形態における第1取付装置を示す正面図である。尚、固定螺子66の一部、螺子孔61A、64Aは、見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
固定螺子66、67は、前述したように、金属部材61の回動を禁止したり、許可したりするための例えば雄螺子である。尚、金属部材61の回動については、後述する。固定螺子66は、金属部材61、64に対して上側から連続的に螺着される。固定螺子66は、金属部材61における壁体611の螺子孔61A、金属部材64における壁体641の螺子孔64Aに螺合される。
ここで、壁体611には、固定螺子66が延在する方向(Z軸)に沿って貫通している螺子孔61Aが設けられる。螺子孔61Aは、絶縁部材62を避けた位置に設けられ、固定螺子66の螺子山と螺合する螺子溝を有する雌螺子である。壁体641には、固定螺子66が延在する方向に沿って螺子孔64Aが設けられる。螺子孔64Aは、絶縁部材63を避けた位置に設けられ、固定螺子66の螺子山と螺合する螺子溝を有する雌螺子である。尚、例えば、螺子孔61A、64Aに形成されている螺子溝は、固定螺子66のA1方向(図9)への回動により当該固定螺66が上側から下側に移動し、固定螺子66のA2方向への回動により当該固定螺子66が下側から上側に移動するように形成されていることとする。
===金属部材の回動===
以下、図10及び図11を参照して、本実施形態における金属部材の回動について説明する。図11は、本実施形態における回動された状態の金属部材を示す正面図である。尚、固定螺子66の一部、螺子孔61A、64Aは、見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
金属部材61のE1方向への回動(図10)により、第1取付装置6が閉じられる場合と、金属部材61のE2方向への回動(図11)により、第1取付装置6が開かれる場合とについて説明する。
<金属部材61のE1方向への回動>
金属部材61に対してE1方向への回動力が伝達されたとき、金属部材61は、蝶番681の回動軸681Aを中心にE1方向に回動される。尚、回動軸681Aは、取付装置6が延在する方向(X軸)に沿った軸である。蝶番682(図9)の構成は、蝶番681の構成と同様であるので、蝶番682については、その説明を省略する。第1取付装置6は、閉じた状態となる。このとき、保持孔6Aの径は、第1電極装置3の筐体31が絶縁部材62、63に把持されるような大きさとなるように設定されていることとする。
この後、固定螺子66のA1方向(図9)への回動により、固定螺子66が螺子孔61A、64Aの双方と螺合された状態となる。このとき、金属部材61は、回動できない状態となる。つまり、第1取付装置6の開閉が禁止された状態となる。
この後、固定螺子66のA1方向への更なる回動により、固定螺子66は、上側から下側に移動することになる。固定螺子66のヘッド662が壁体611の上面に当接した際、固定螺子66がA1方向へ更に回動された場合、壁体611は、ヘッド662からの下側への力に基づいて、下側に移動することになる。そして、壁体611が上側から下側に移動するにつれて、保持孔6Aの径が、小さくなることとなる。
<金属部材61のA2方向への回動>
固定螺子66のA2方向(図9)への回動により、固定螺子66が下側から上側へ向かって移動する。当該移動により固定螺子66の先端661が、螺子孔64Aが外れる。このとき、金属部材61は、回動可能な状態となる。つまり、第1取付装置6の開閉が許可された状態となる。
この後、金属部材61に対してE2方向への回動力が伝達されたとき、金属部材61は、蝶番681の回動軸681Aを中心にE2方向に回動される。
===取付装置による電極装置の保持===
以下、図10及び図11を参照して、本実施形態における取付装置による電極装置の保持について説明する。
例えば、固定螺子66の先端661が螺子孔64Aから外れるように、固定螺子66がA2方向に回動される。固定螺子66は、下側から上側に向かって移動することになる。当該移動により固定螺子66の先端661が、螺子孔64Aが外れる。このとき、金属部材61は、回動可能な状態となる。
金属部材61に対してE2方向への回動力が伝達されたとき、金属部材61は、蝶番681の回動軸681Aを中心にE2方向に回動される。第1電極装置3の筐体31が絶縁部材63上に載置される。このとき、第1取付装置6は、開いた状態となる。
金属部材61が、蝶番681の回動軸681Aを中心にE1方向に回動される。このとき、第1取付装置6は、閉じた状態となる。固定螺子66のA1方向への回動により、固定螺子66が螺子孔61A、64Aの双方と螺合された状態となる。このとき、第1取付装置6の開閉が禁止された状態となる。
固定螺子66のA1方向への更なる回動に基づくヘッド662からの下側への力が、壁体611の上面に伝達されることになる。当該伝達された力に基づいて、壁体611が下側へ移動するにつれて、保持孔6Aの径が小さくなる。つまり、固定螺子66のA1方向への更なる回動に基づいて、筐体31が、比較的強固に把持されることになる。
前述したように、歪測定装置100は、第1電極装置3、第2電極装置7、第1取付装置2、第2取付装置8を有する。第1電極装置3は、筒状の第1電極32を有する。第2電極装置7は、第1電極32に挿入される棒状の第2電極72を有する。第1取付装置2は、絶縁部材22、23、金属部材21を有する。絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように第1電極装置3の周囲を取り囲む。金属部材21は、配管400に対して第1電極装置3を取り付けるべく、絶縁部材22、23と配管400との間に設けられる。金属部材21は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように絶縁部材22、23の周囲を取り囲んでいる。第2取付装置8は、絶縁部材82、83、金属部材81を有する。絶縁部材82、83は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように第2電極装置7の周囲を取り囲む。金属部材81は、配管400に対して第2電極装置7を取り付けるべく、絶縁部材82、83と配管400とのの間に設けられる。金属部材81は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように絶縁部材22、23の周囲を取り囲んでいる。歪測定装置100は、第2電極72の第1電極32に挿入されている部分の長さに応じて定まるコンデンサC0の静電容量の値に基づいて、配管400における第2電極が挿入される方向(X軸)の歪量を測定する。これらの構成により、第1電極32と配管400は、絶縁部材22、23によって電気的に絶縁されることになる。又、第2電極72と配管400は、絶縁部材82、83によって電気的に絶縁されることになる。よって、配管400における歪量を測定する際に、前述の漏れ電流I1、I2(図2)の値は比較的小さく抑えられることになる。従って、歪測定装置100は、コンデンサC0の静電容量の測定精度を向上させて、第2電極72が挿入される方向(X軸)における配管400の歪量の測定精度を向上させることができる。
又、第1電極装置3は、金属製の筐体31、絶縁性の固定部材33を更に有する。筐体31は、第2電極72が第1電極31に挿入されるように第1電極32を収容する。筐体31の内径は、第1電極32の外形よりも大きく設定されている。固定部材33は、筐体31に対して第1電極32が接触しないように、筐体31の内部において第1電極32を支持する。これらの構成により、第1電極32と配管400は、絶縁性の固定部材33によって電気的に絶縁されることになる。配管400における歪量を測定する際に、前述の漏れ電流I1、I2の値を更に小さく抑えることができる。従って、コンデンサC0の静電容量の測定精度を更に向上させて、配管400の歪量の測定精度を更に向上させることができる。
又、第2電極装置7は、金属製の筐体71、絶縁性の固定部材73を更に有する。筐体71は、第2電極72が第1電極31に挿入されるように第2電極72を収容する。筐体71の内径は、第2電極72の外形よりも大きく設定されている。固定部材73は、筐体71に対して第2電極72が接触しないように、筐体71の内部において第2電極72を支持する。これらの構成により、又、第2電極72と配管400は、絶縁性の固定部材73によって電気的に絶縁されることになる。配管400における歪量を測定する際に、前述の漏れ電流I1、I2の値を更に小さく抑えることができる。従って、コンデンサC0の静電容量の測定精度を更に向上させて、配管400の歪量の測定精度を更に向上させることができる。
又、絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向(X軸)に沿って分割されている。絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿った隙間22Aを介して相互に対向するように金属部材21に固定される。金属部材21は、絶縁部材22、23によって第1電極装置3が保持されるとき、隙間22Aが調整されるように変形可能とされている。これらの構成により、第1取付装置2は、隙間22Aの調整により、第1電極装置2を確実に保持することができる。従って、配管400に対して第1電極装置3を確実に取付けることができる。従って、例えば、配管400に対する第1電極装置3の位置ずれが生じるのを防止することができる。よって、歪測定装置100は、配管400の歪量の測定精度を更に向上させることができる。又、絶縁部材22、23が予め分割されているので、第1電極装置3を保持するための力が絶縁部材22、23に伝達されるのを防止することができる。つまり、例えば、第1電極装置3を保持するための力に基づいて、絶縁部材22、23が割れるのを防止することができる。
又、絶縁部材82、83は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿って分割されている。絶縁部材82、83は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿った隙間82A(図1)を介して相互に対向するように金属部材81に固定される。金属部材81は、絶縁部材82、83によって第2電極装置7が保持されるとき、隙間82Aが調整されるように変形可能とされている。これらの構成により、第2取付装置8は、隙間82Aの調整により、第2電極装置7を確実に保持することができる。従って、配管400に対して第2電極装置7を確実に取付けることができる。従って、例えば、配管400に対する第2電極装置7の位置ずれが生じるのを防止することができる。よって、歪測定装置100は、配管400の歪量の測定精度を更に向上させることができる。又、絶縁部材82、83が予め分割されているので、第2電極装置7を保持するための力が絶縁部材82、83に伝達されるのを防止することができる。つまり、例えば、第2電極装置7を保持するための力に基づいて、絶縁部材82、83が割れるのを防止することができる。
又、第1電極装置3は、配管400における測定対象部分401よりも一方側(−X)に取り付けられる。第2電極装置7は、配管400における測定対象部分401よりも他方側(+X)に取り付けられる。よって、歪測定装置100は、例えば溶接部分等の測定対象部分401の歪みに応じた、配管400の歪量を測定することができる。
又、絶縁部材22、23、82、83は、例えば、セラミックス等からなる。つまり、絶縁部材22、23、82、83抵抗の値を、比較的高くすることができる。従って、漏れ電流I1、I2の電流値を比較的小さく抑えることができる。よって、配管400の歪量の測定精度を更に向上させることができる。
又、第1取付装置2、第2取付装置8は夫々、歪測定装置100の第1電極装置3、第2電極装置7を配管400に取り付けるための装置である。1電極装置3は、筒状の第1電極32を有する。第2電極装置7は、第1電極32に挿入される棒状の第2電極72を有する。歪測定装置100は、第2電極72の第1電極32に挿入されている部分の長さに応じて定まるコンデンサC0の静電容量の値に基づいて、配管400における第2電極が挿入される方向の歪量を測定する。第1取付装置2は、絶縁部材22、23、金属部材21を有する。絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように第1電極装置3の周囲を取り囲む。金属部材21は、配管400に対して第1電極装置3を取り付けるべく、絶縁部材22、23と配管400との間に設けられる。金属部材21は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように絶縁部材22、23の周囲を取り囲んでいる。第2取付装置8は、絶縁部材82、83、金属部材81を有する。絶縁部材82、83は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように第2電極装置7の周囲を取り囲む。金属部材81は、配管400に対して第2電極装置7を取り付けるべく、絶縁部材82、83と配管400とのの間に設けられる。金属部材81は、第2電極72が第1電極32に挿入されるように絶縁部材22、23の周囲を取り囲んでいる。これらの構成により、第1電極32と配管400は、絶縁部材22、23によって電気的に絶縁されることになる。又、第2電極72と配管400は、絶縁部材82、83によって電気的に絶縁されることになる。よって、配管400における歪量を測定する際に、前述の漏れ電流I1、I2(図2)の値を小さく抑えることができる。従って、第1取付装置2、第2取付装置8は、歪測定装置100によるコンデンサC0の静電容量の測定精度を向上させて、歪測定装置100による配管400の歪量の測定精度を向上させることができる。
又、絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿って分割されている。絶縁部材22、23は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿った隙間22Aを介して相互に対向するように金属部材21に固定される。金属部材21は、絶縁部材22、23によって第1電極装置3が保持されるとき、隙間22Aが調整されるように変形可能とされている。これらの構成により、第1取付装置2は、隙間22Aの調整により、第1電極装置2を確実に保持することができる。従って、配管400に対して第1電極装置3を確実に取付けることができる。従って、例えば、配管400に対する第1電極装置3の位置ずれが生じるのを防止することができる。よって、第1取付装置2は、歪測定装置100による配管400の歪量の測定精度を更に向上させることができる。又、絶縁部材22、23が予め分割されているので、第1電極装置3を保持するための力が絶縁部材22、23に伝達されるのを防止することができる。つまり、例えば、第1電極装置3を保持するための力に基づいて、絶縁部材22、23が割れるのを防止することができる。
又、絶縁部材82、83は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿って分割されている。絶縁部材82、83は、第2電極72が第1電極32に挿入される方向に沿った隙間82A(図1)を介して相互に対向するように金属部材81に固定される。金属部材81は、絶縁部材82、83によって第2電極装置7が保持されるとき、隙間82Aが調整されるように変形可能とされている。これらの構成により、第2取付装置8は、隙間82Aの調整により、第2電極装置7を確実に保持することができる。従って、配管400に対して第2電極装置7を確実に取付けることができる。従って、例えば、配管400に対する第2電極装置7の位置ずれが生じるのを防止することができる。よって、第2取付装置8は、歪測定装置100による配管400の歪量の測定精度を更に向上させることができる。又、絶縁部材82、83が予め分割されているので、第2電極装置7を保持するための力が絶縁部材82、83に伝達されるのを防止することができる。つまり、例えば、第2電極装置7を保持するための力に基づいて、絶縁部材82、83が割れるのを防止することができる。
尚、上記第1乃至第2実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
第1実施形態においては、所定方向(X軸)に沿って延在している配管400における測定対象部分401の両側に第1測定装置200及び第2測定装置800が取り付けられることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1方向(例えば図1のX軸)に沿って延在する第1配管と、第1方向と交差する第2方向に沿って延在する第2配管とに対して夫々、第1測定装置200、第2測定装置800が取り付けられることとしてもよい。この場合、歪測定装置100は、互いに交差している第1配管と第2配管との間の歪量を測定することが可能となる。
第1実施形態においては、静電容量測定部91は、第1端子901及び第2端子902からコンデンサC0に対して交流電圧を出力し、当該交流電圧の大きさと周波数及び第1端子901及び第2端子902で検出された電流の大きさ等からコンデンサC0の静電容量を測定することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、静電容量測定部91は、第1端子901及び第2端子902からコンデンサC0に対して交流電流を出力し、当該交流電流の大きさと周波数及び第1端子901及び第2端子902で検出された電圧の大きさ等からコンデンサC0の静電容量を測定することとしてもよい。
2、6 第1取付装置
3 第1電極装置
8 第2取付装置
7 第2電極装置
22、23、62、63、82、83 絶縁部材
22A、82A 隙間
21、61、64、81 金属部材
31、71 筐体
32 第1電極
33、73 固定部材
72 第2電極
100 歪測定装置
400 配管
C0、C1、C2 コンデンサ

Claims (8)

  1. 筒状電極を有する第1電極体と、
    前記筒状電極に挿入される棒状電極を有する第2電極体と、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1電極体の周囲を取り囲む第1絶縁部材と、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2電極体の周囲を取り囲む第2絶縁部材と、
    被測定物に対して前記第1電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1絶縁部材と前記被測定物との間において前記第1絶縁部材の周囲を取り囲む第1金属部材と、
    前記被測定物に対して前記第2電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2絶縁部材と前記被測定物との間において前記第2絶縁部材の周囲を取り囲む第2金属部材と、を備え、
    前記第1絶縁部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿って分割された第1部材及び第2部材を含み、
    前記第1部材及び前記第2部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿った第1隙間を介して相互に対向するように前記第1金属部材に固定され、
    前記第1金属部材は、前記第1部材及び前記第2部材によって前記第1電極体が保持されるとき、前記第1隙間が調整されるように変形可能とされており、
    前記棒状電極の前記筒状電極に挿入されている部分の長さに応じて定まる静電容量の値に基づいて、前記被測定物における前記棒状電極が挿入される方向の歪量を測定する
    ことを特徴とする歪測定装置。
  2. 筒状電極を有する第1電極体と、
    前記筒状電極に挿入される棒状電極を有する第2電極体と、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1電極体の周囲を取り囲む第1絶縁部材と、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2電極体の周囲を取り囲む第2絶縁部材と、
    被測定物に対して前記第1電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1絶縁部材と前記被測定物との間において前記第1絶縁部材の周囲を取り囲む第1金属部材と、
    前記被測定物に対して前記第2電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2絶縁部材と前記被測定物との間において前記第2絶縁部材の周囲を取り囲む第2金属部材と、を備え、
    前記第2絶縁部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿って分割された第3部材及び第4部材を含み、
    前記第3部材及び前記第4部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿った第2隙間を介して相互に対向するように前記第2金属部材に固定され、
    前記第2金属部材は、前記第3部材及び前記第4部材によって前記第2電極体が保持されるとき、前記第2隙間が調整されるように変形可能とされており、
    前記棒状電極の前記筒状電極に挿入されている部分の長さに応じて定まる静電容量の値に基づいて、前記被測定物における前記棒状電極が挿入される方向の歪量を測定する
    ことを特徴とする歪測定装置。
  3. 前記第1電極体は、前記筒状電極の外径よりも大きい内径を有すると共に前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記筒状電極を収容する金属製の第1ケースと、前記第1ケースに対して前記筒状電極が接触しないように前記第1ケースの内部において前記筒状電極を支持する絶縁性の第1支持部材と、を更に有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の歪測定装置。
  4. 前記第2電極体は、前記棒状電極の外径よりも大きい内径を有すると共に前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記棒状電極を収容する金属製の第2ケースと、前記第2ケースに対して前記棒状電極が接触しないように前記第2ケースの内部において前記棒状電極を支持する絶縁性の第2支持部材と、を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の歪測定装置。
  5. 前記被測定物は、第1配管と前記第1配管に接続される第2配管と、を含み、
    前記第1電極体は、前記第1配管に取り付けられ、
    前記第2電極体は、前記第2配管に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の歪測定装置。
  6. 前記第1絶縁部材及び前記第2絶縁部材は、セラミックスからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の歪測定装置。
  7. 筒状電極を有する第1電極体と、前記筒状電極に挿入される棒状電極を有する第2電極体と、を有し、前記棒状電極の前記筒状電極に挿入されている部分の長さに応じて定まる静電容量の値に基づいて、被測定物における前記棒状電極が挿入される方向の歪量を測定する歪測定装置の前記第1電極体と前記第2電極体を前記被測定物に取り付けるための取付装置であって、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1電極体の周囲を取り囲む第1絶縁部材と、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2電極体の周囲を取り囲む第2絶縁部材と、
    被測定物に対して前記第1電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1絶縁部材と前記被測定物との間において前記第1絶縁部材の周囲を取り囲む第1金属部材と、
    前記被測定物に対して前記第2電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2絶縁部材と前記被測定物との間において前記第2絶縁部材の周囲を取り囲む第2金属部材と、を備え、
    前記第1絶縁部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿って分割された第1部材及び第2部材を含み、
    前記第1部材及び前記第2部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿った第1隙間を介して相互に対向するように前記第1金属部材に固定され、
    前記第1金属部材は、前記第1部材及び前記第2部材によって前記第1電極体が保持されるとき、前記第1隙間が調整されるように変形可能とされる
    とを特徴とする取付装置。
  8. 筒状電極を有する第1電極体と、前記筒状電極に挿入される棒状電極を有する第2電極体と、を有し、前記棒状電極の前記筒状電極に挿入されている部分の長さに応じて定まる静電容量の値に基づいて、被測定物における前記棒状電極が挿入される方向の歪量を測定する歪測定装置の前記第1電極体と前記第2電極体を前記被測定物に取り付けるための取付装置であって、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1電極体の周囲を取り囲む第1絶縁部材と、
    前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2電極体の周囲を取り囲む第2絶縁部材と、
    被測定物に対して前記第1電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1絶縁部材と前記被測定物との間において前記第1絶縁部材の周囲を取り囲む第1金属部材と、
    前記被測定物に対して前記第2電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2絶縁部材と前記被測定物との間において前記第2絶縁部材の周囲を取り囲む第2金属部材と、を備え、
    前記第2絶縁部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿って分割された第3部材及び第4部材を含み、
    前記第3部材及び前記第4部材は、前記棒状電極が挿入される方向に沿った第2隙間を介して相互に対向するように前記第2金属部材に固定され、
    前記第2金属部材は、前記第3部材及び前記第4部材によって前記第2電極体が保持されるとき、前記第2隙間が調整されるように変形可能とされる
    とを特徴とする取付装置。
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