JP6115499B2 - 歪測定装置 - Google Patents
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Description
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態における歪測定装置について説明する。図1は、本実施形態における歪測定装置を示す図である。尚、第1電極体7及び第2電極体3は、第1電極体7及び第2電極体3の略中央を通り且つXZ平面(図2)に平行な断面における断面図として示されている。容量計5に対応する構成については、一点鎖線で囲まれている。各同軸ケーブル等の導体に囲まれている信号線については、破線で示されている。図2は、本実施形態における歪測定装置の一部を示す斜視図である。尚、図2においては、説明の便宜上、第1同軸ケーブル94、第2同軸ケーブル93、第3同軸ケーブル92、第4同軸ケーブル91(「各同軸ケーブル」とも称する)、調整螺子86(図4)等については省略されている。
以下、図1乃至図4を参照して、本実施形態における第1装置及び第2装置について説明する。図3は、本実施形態における歪測定装置の一部を示す断面図である。尚、図3は、図2における第1装置800の略中央を通るXZ平面から+Y方向へ向かって見た状態の、第1装置800及び第2装置200を示している。又、図3では、説明の便宜上、調整螺子86(図4)は省略されている。図4は、本実施形態における第1装置を示す正面図である。
第1装置800は、配管400における測定対象部分401よりも+X側に例えば溶接されて固定される。第1装置800は、第1取付装置8、第1電極体7を有する。
第1取付装置8は、第1電極体7を配管400に対して着脱自在に取り付けるための装置であり、配管400に固定される。第1取付装置8は、第1金属部材81、第1絶縁部材82、83、金属製の脚85、調整螺子86(図4)を有する。
第1電極体7は、第1ケース71、筒状電極72、第1支持部材73を有する。
第2装置200は、配管400における測定対象部分401よりも−X側に例えば溶接されて固定される。第2装置200は、第2取付装置2、第2電極体3を有する。
第2取付装置2は、第2電極体3を配管400に対して着脱自在に取り付けるための装置であり、配管400に固定される。
第2電極体3は、第2ケース31、棒状電極32、第2支持部材33を有する。
棒状電極32及び筒状電極72によって形成されるコンデンサの静電容量の値は、配管400が延在する方向(X軸)における第1装置800と第2装置200との間の距離に応じて定められることになる。つまり、コンデンサの静電容量の値は、棒状電極32の筒状電極72に挿入される部分の長さに応じて定まることになる。従って、コンデンサの静電容量の値の変動に基づいて、測定対象部分401における棒状電極32が筒状電極72に挿入される方向(X軸)の歪量を求めることが可能となる。
以下、図1を参照して、本実施形態における容量計について説明する。
第1同軸ケーブル94の信号線941の他端は筒状電極72に例えばスポット溶接により接続されており、信号線941の一端は電流計543の一端に接続されている。第1同軸ケーブル94の外皮としての導体942の他端は第1ケース71に接続されており、導体942の一端は電流計543の他端に接続されている。
容量計5における電流計543と導体542との間に電圧源(不図示)が設けられており、この電圧源の出力は、接続点P2の電圧が略0V(仮想接地)となるようにアンプ533の出力に基づいて制御される。
容量計5は、ショート補正を行うための第1値を用いてショート補正を行い、オープン補正を行うための第2値を用いてオープン補正を行う。ショート補正及びオープン補正を行うために、容量計5は、第1値及び第2値を取得する。
以下、図5乃至図7を参照して、本実施形態における補正装置について説明する。
補正装置100は、第1値及び第2値を取得する際に、電気炉101の内部において第1電極体7及び第2電極体3を移動させる装置である。電気炉101の内部は、歪測定装置300が配管400の歪量を測定する測定環境を模擬するべく、例えば600℃以上の比較的高温とされている。つまり、第1及び第2値を取得する環境は、歪測定装置300が配管400の歪量を測定する測定環境を模擬したものとなっている。
補正装置100は、第1架台50、第2架台10、伝達棒103を有する。
第1架台50は、例えばセラミックス等の絶縁性の材料によって形成されている。第1架台50は、電気炉101の内部における所定位置に固定されている。第1架台50は、傾斜面51、取付面52、ガイド511、512(図6)を有する。
第2架台10は、例えばセラミックス等の絶縁性の材料によって形成されている。第2架台10は、電気炉101の内部において傾斜面51上を滑って移動できるように、傾斜面51上に載置されている。第2架台10は、傾斜面11、取付面12を有する。
伝達棒103は、第2架台10に対して第2架台10を移動させるための移動力F1(図5)、移動力F2(図7)を伝達するための例えば絶縁性の棒部材であり、第2架台10における−X側の側面13に取り付けられている。伝達棒103は、電気炉101の外部から移動力F1、F2を伝達できるように、電気炉101の挿通孔102に挿通されている。そして、伝達棒103の一端は、挿通孔102を介して電気炉101の内部から外部へ突出している。
以下、図5及び図7を参照して、本実施形態における補正値の取得について説明する。
第2値を取得する場合、電気炉101の外部において+Xから−Xへ向かって第2架台10を移動させるための移動力F1が伝達棒103の一端に伝達される。この移動力F1に基づいて、第2架台10が+Xから−Xへ向かって移動する。このとき、棒状電極32が筒状電極72の外部に出て筒状電極72から離間することになる。更にこのとき、容量計5は、第2値を取得する。
第1値を取得する場合、電気炉101の外部において−Xから+Xへ向かって第2架台10を移動させるための移動力F2が伝達棒103の一端に伝達される。この移動力F2に基づいて、第2架台10が−Xから+Xへ向かって移動する。このとき、棒状電極32の外周の一部が筒状電極72の内周の一部に接触することになる。更にこのとき、容量計5は、第1値を取得する。
以下、図8を参照して、本実施形態における歪計について説明する。図8は、本実施形態における歪計を示すブロック図である。
以下、図3、図5及び図7を参照して、本実施形態における歪量の測定について説明する。
4 歪計
5 容量計
7 第1電極体
31 第2ケース
32 棒状電極
71 第1ケース
72 筒状電極
300 歪測定装置
400 配管
911、921、931、941 信号線
Claims (7)
- 第1ケースと、前記第1ケースに対して絶縁された状態で収容される筒状電極とを有し、被測定物に取り付けられる第1電極体と、
第2ケースと、前記筒状電極に挿入されるように、前記第2ケースに対して絶縁された状態で収容される棒状電極とを有し、前記被測定物に取り付けられる第2電極体と、
前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1電極体の周囲を取り囲む第1絶縁部材と、
前記被測定物に対して前記第1電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第1絶縁部材と前記被測定物との間において前記第1絶縁部材の周囲を取り囲む第1金属部材と、
前記棒状電極の前記筒状電極に挿入されている部分の長さに応じて定まる静電容量を測定する第1測定装置の測定結果に基づいて、前記被測定物における前記棒状電極が挿入される方向の歪量を測定する第2測定装置と、を備え、
前記第1金属部材は、前記第1電極体を保持するために前記第1金属部材を変形させるためのスリットと、前記スリットの幅を狭めるために調整螺子が螺着される螺子孔と、を有し、
前記第1測定装置は、
第1信号線の一端に接続される電流計と、
第2信号線の一端に接続されるアンプと、
第3信号線の一端に接続される電圧計と、
第4信号線の一端に接続される電圧源と、を有し、
前記第1電極体及び前記第2電極体が前記被測定物に取り付けられる前に、前記棒状電極及び前記筒状電極を接続させて測定誤差を補正するための第1値を取得するとともに、前記棒状電極及び前記筒状電極を離間させて測定誤差を補正するための第2値を取得し、
前記第1及第2信号線の他端は夫々、前記第1及び第2ケースのうちの一方のケースの内部において結合され、前記筒状電極及び前記棒状電極のうちの前記一方のケースに収容されている一方の電極に接続されており、
前記第3及第4信号線の他端は夫々、前記第1及び第2ケースのうちの他方のケースの内部において結合され、前記筒状電極及び前記棒状電極のうちの前記他方のケースに収容されている他方の電極に接続されている
ことを特徴とする歪測定装置。 - 前記第1及第2信号線の他端は夫々、前記一方の電極において結合されており、
前記第3及第4信号線の他端は夫々、前記他方の電極において結合されている
ことを特徴とする請求項1に記載の歪測定装置。 - 前記第1及第2信号線の他端は夫々、前記一方の電極における前記他方の電極とは反対側の第1端部に接続されており、
前記第3及第4信号線の他端は夫々、前記他方の電極における前記一方の電極とは反対側の第2端部に接続されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の歪測定装置。 - 前記第1及第2信号線の他端は夫々、前記第1端部に対してスポット溶接により接続されており
前記第3及第4信号線の他端は夫々、前記第2端部に対してスポット溶接により接続されている
ことを特徴とする請求項3に記載の歪測定装置。 - 前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2電極体の周囲を取り囲む第2絶縁部材と、
前記被測定物に対して前記第2電極体を取り付けるべく、前記棒状電極が前記筒状電極に挿入されるように前記第2絶縁部材と前記被測定物との間において前記第2絶縁部材の周囲を取り囲む第2金属部材と、を更に備る
ことを特徴とする請求項1に記載の歪測定装置。 - 前記被測定物と前記第1金属部材との間において前記第1金属部材から前記被測定物に向かって突出し、前記被測定物に固定される金属製の第1脚と、
前記被測定物と前記第2金属部材との間において前記第2金属部材から前記被測定物に向かって突出し、前記被測定物に固定される金属製の第2脚と、を更に備える
ことを特徴とする請求項5に記載の歪測定装置。 - 前記被測定物は、第1配管と前記第1配管に溶接される第2配管と、を有し、
前記第1脚は、前記第1配管に固定され、
前記第2脚は、前記第2配管に固定される
ことを特徴とする請求項6に記載の歪測定装置。
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