JP5425883B2 - アプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム - Google Patents

アプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム Download PDF

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Description

本発明は、連関した複数のアプリケーションを実行するクライアント・サーバ型のシステムにおいて、システム(アプリケーション)の稼動状況を監視するアプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムに関する。
いわゆるクライアント・サーバ型のシステムは、企業等において広く採用されており、当該クライアント・サーバ型システム上では、複数のアプリケーションが、相互に連関(1のアプリケーションから出力されるデータが、他のアプリケーションに対する入力データとされる等)しているのが通常である。これは、全体として1つの目的を達成するためのものであっても、汎用性・保守性等の観点から、各機能ごとにモジュール化してアプリケーションが構成されていること、又、システム内の資源を有効に活用するため若しくは信頼性向上のための分散処理が行えるようにアプリケーションが構築されていること等による。
このような、複数のアプリケーションが連動することによって動作するシステムにおいて、その稼働状況の監視(障害発生の有無の監視など)を行う場合、障害切分が困難である(どのアプリケーションにおいて障害が発生しているのかを判別し難い)というような問題がある。このような問題に対する従来技術が特許文献2などによって開示されている。
また、システムの保守などのためのテストを行う際には、システムの稼働を一時的に停止(サービスの提供や業務を一時的に停止)させてテストを行うのが一般的であるが、企業等において稼働するシステムの中には、365日24時間無停止で稼働させているシステムが存在し、このようなシステムを構成しているアプリケーションのバージョンアップ等を行う際の、当該システムのテストを行うためには、どうしてもシステム稼働中(サービス提供中)に行わざるをえない状況が生じる。このような稼動中のシステムに対するテストに関する従来技術が特許文献1などによって開示されている。
特開平9−62626号公報 特開2003−330754号公報
特許文献1によって開示される従来技術は、複数のアプリケーション(アプリケーションモジュール)によって構成されるシステムにおける、各アプリケーションモジュールに対し、バージョンアップされたもの(新バージョンモジュール)と、バージョンアップ前のもの(旧バージョンモジュール)との双方をシステム内に保持し、一方(基本的には新バージョンモジュール)を本番稼働させ、他方(旧バージョンモジュール)をテストモードで稼働させて、双方の出力を比較し、これらに相違が無い場合に「正常に稼働している」と判断するものである。当該方法によれば、本番稼働中のアプリケーションに対するテスト(稼働状況の監視)を行えるものであるが、比較対象が「旧バージョン」であるため、「新バージョン」に付加された新しい機能に対するテストを行えるものではなく、また、テストを行う際には、新旧双方のモジュールの実行を必要とし、システムに対する負荷が大きくなるものであった。
特許文献2によって開示される従来技術は、複数のアプリケーションによって構成されるシステムに対するテストにおいて、“システムの運用状況を監視する手段”を設け、「擬似的なサービス運用シナリオ」をシステムに実行させて、当該シナリオの実行中に“システムの運用状況を監視する手段”によって障害が検出された場合には、障害の発生した時刻情報に基づいて障害箇所を特定させるものである。当該従来技術における「擬似的なサービス運用シナリオ」は、基本的に“ユーザによる入力操作”を擬似的に実行するものであり、また、“システムの運用状況を監視する手段”による障害検出は、基本的に“ユーザに対する出力”の不具合(要求された画面の表示が無い等)の有無によって行われるものであるため、ユーザ(人間)に対するインターフェースへの入出力がテストの基本単位となり、これより細やかな設定のテストに対応できるものではなかった。
本発明は、上述した点に鑑み、システム(アプリケーション)の稼動状況を監視するアプリケーション稼働監視システムであって、本番稼働中のアプリケーションに対するテストを可能とし、且つ、より細やかな設定のテストを行えるようにしたアプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムを提供することを目的とする。
請求項1のアプリケーション稼働監視システムは、複数のモジュール化されたアプリケーションであって、1のアプリケーションの出力が、他のアプリケーションに対する入力とされること等により、各アプリケーションが機能的に関連付けられ、全体として一定の処理目的を実現させる複数のモジュール化されたアプリケーションと、ネットワークに接続された前記各アプリケーションを実行するための1つ又は複数の情報処理装置と、前記アプリケーションを利用するための処理要求を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に対して行い当該処理要求に対する応答を前記情報処理装置から得る端末装置と、前記端末装置からの処理要求に対応する処理を実行する前記アプリケーションの稼働状況を監視するためのアプリケーション稼働監視装置と、を備える処理システムにおける前記アプリケーションの稼働状況を監視するアプリケーション稼働監視システムであって、前記アプリケーション稼働監視装置は、各種演算処理を行う制御部と、前記端末装置から前記情報処理装置に送信される処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に当該情報処理装置からあるべき応答と、の定義が格納された記憶部と、当該記憶部に格納されている前記定義された処理要求を前記ネットワークに送出し、当該ネットワークを介して当該処理要求を受信した前記情報処理装置からの、当該処理要求に対する応答を、当該ネットワークを介して受ける、送受信処理を実行する通信部と、を備え、前記記憶部に格納されている前記定義された処理要求を、前記アプリケーションを実行する前記情報処理装置に対して送し、当該処理要求に対する当該情報処理装置からの実際の応答と、前記記憶部に格納されている前記定義されたあるべき応答と、を前記制御部にて比較し、当該比較の結果、同一であると判断された場合には、前記定義された処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、同一でないと判断された場合には、前記定義された処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断することを特徴とすることを特徴とする。
上記構成によれば、“定義された処理要求”と、“定義された応答”とを備えるアプリケーション稼働監視装置によって、“定義された処理要求”が、アプリケーションを実行する情報処理装置に対して送出され、これに対する情報処理装置からアプリケーション稼働監視装置への“実際の応答”と、“定義された応答”を比較することによって、“定義された処理要求”に対する処理を行った1つ若しくは複数のアプリケーションが、正常に稼働しているか否かが判別される。なお、“定義された処理要求”をアプリケーション稼働監視装置から受けた情報処理装置と、“実際の応答”をアプリケーション稼働監視装置へ送出する情報処理装置は、必ずしも同一のハードであるとは限らない。
請求項2のアプリケーション稼働監視システムは、請求項1記載のアプリケーション稼働監視システムであって、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義を、前記アプリケーション稼働監視装置の記憶部に格納することにより、前記アプリケーション稼働監視装置から、前記定義された入力データを、前記ネットワークを介して前記他のアプリケーションを実行する情報処理装置に対して送信することにより前記他のアプリケーションに入力し、当該定義された入力データに対する前記情報処理装置からの実際の応答を、前記入力データに対して定義された応答と比較し、これが同一であると判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、同一でないと判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断することを特徴とする。
上記構成によれば、例えば、端末装置からAという処理要求があった際に、AP1・AP2・AP3の3つのアプリケーションの処理が実行される場合、即ち、Aが、AP1によって処理されてその結果Bという出力がAP2に入力され、BがAP2によって処理されてその結果Cという出力がAP3に入力され、CがAP3によって処理されることによって得られたDが、Aという処理要求に対する応答として端末装置に返されるような場合に、“他のアプリケーションへの入力データ”である「B」や「C」と、“あるべき応答”である「D」とを、対応付けてアプリケーション稼働監視装置に定義しておき、アプリケーション稼働監視装置からAP2へ「B」を入力する、若しくは、AP3へ「C」を入力して、「D」という応答が得られたか否かを確認することで、AP2及びAP3、若しくは、AP3が正常に稼働しているか否かを判断することができる。
請求項3のアプリケーション稼働監視システムは、請求項1又は請求項2に記載のアプリケーション稼働監視システムであって、前記処理要求若しくは前記入力データを構成するデータ構造には、テストデータであることを示すテストフラグ格納エリアが定められており、前記アプリケーションを稼動中の前記情報処理装置に対して、前記アプリケーション稼働監視装置から前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データを送出する際には、前記テストフラグを立てた処理要求若しくは入力データとすることを特徴とする。
上記構成によれば、データ(処理要求若しくは入力データ)がテスト用であるか否かを判別することが可能となる。なお、「アプリケーションを稼動中の前記情報処理装置」とは、いわゆる本番稼働中(サービス提供中や業務処理実行中など)であることを示すものである。
請求項4のアプリケーション稼働監視システムは、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のアプリケーション稼働監視システムであって、前記情報処理装置が、異なる通信方式によって前記端末装置との通信を行っており、又は、異なるプラットフォームによって構成されており、前記アプリケーション稼働監視装置は、前記各通信方式に応じたプロトコルを、又は、前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データを前記各プラットフォームに応じたデータ形式に変換するアダプタを、備えることにより、前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データの送出先である前記情報処理装置の通信方式に応じたプロトコルを使用する、又は、前記情報処理装置のプラットフォームに応じて前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データのデータ形式の変換を前記アダプタによって行うことを特徴とする。
上記構成によれば、システム内に異なるプラットフォームによって構成された、若しくは、異なる通信方式を使用する情報処理装置が存在している場合であっても、“定義された処理要求”若しくは“定義された入力データ”が、アプリケーション稼働監視装置によってそれぞれに適応した形式とされて各情報処理装置に送出される。
請求項5の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムは、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のアプリケーション稼働監視システムが、特定企業の管理下にあるネットワーク上に構成された処理システムであり、これらの前記アプリケーション稼働監視装置を備えた複数の特定企業の管理下にある処理システムと、前記各特定企業の管理下にある処理システム内に備えられる前記アプリケーション稼働監視装置を一意に定めることができる識別情報を備える監視情報収集装置を有するアプリケーション稼働監視サービス提供者のシステムと、がネットワークを介して接続されることによって構成された、顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムであって、前記特定企業の管理下にある処理システム内のアプリケーション稼働監視装置から、アプリケーション稼働状況監視情報を、自己の前記識別情報と共に、前記アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム内に備えられる監視情報収集装置へと送信することにより、前記稼働監視サービス提供者のシステムにおいて、前記各特定企業内のアプリケーションの稼働状況の監視を行うことを特徴とする。
上記構成によれば、「特定企業の管理下にある処理システム」内のアプリケーションの稼働状況に関する情報(各アプリケーションが正常に稼働しているか否かに関する情報)が、当該「特定企業の管理下にある処理システム」内に備えられるアプリケーション稼働監視装置から、自己(アプリケーション稼働監視装置)の識別情報と共に、「アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム」内に備えられる監視情報収集装置へと送信される。これにより、アプリケーション稼働監視サービス提供者側において、複数の「特定企業の管理下にある処理システム」内のアプリケーションの稼働状況を監視することが可能となる。
請求項6の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムは、請求項5記載の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムであって、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、又は、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、によって生成されるテストシナリオに対し、これを一意に定めることができるシナリオIDを付与し、当該シナリオIDと当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置へと送信することにより、若しくは、前記シナリオIDを前記監視情報収集装置から前記アプリケーション稼働監視装置へと送信させ、これに対する返信として当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置へと送信することにより、前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置への前記アプリケーション稼働状況監視情報の送信を行うことを特徴とする。
上記構成によれば、「特定企業の管理下にある処理システム」と「アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム」との間で送受信される“アプリケーション稼働状況監視情報”が、“シナリオID”と“テストシナリオの実行結果(例えば、「OK」・「NG」等の情報)”とされる。
本発明の利用例としてのアプリケーション稼働監視方法は、複数のモジュール化されたアプリケーションであって、1のアプリケーションの出力が、他のアプリケーションに対する入力とされること等により、各アプリケーションが機能的に関連付けられ、全体として一定の処理目的を実現させる複数のモジュール化されたアプリケーションと、ネットワークに接続された前記各アプリケーションを実行するための1つ又は複数の情報処理装置と、前記アプリケーションを利用するための処理要求を前記ネットワークを介して前記情報処理装置に対して行い当該処理要求に対する応答を前記情報処理装置から得る端末装置と、を備える処理システムに対する前記アプリケーションの稼働状況を監視するための、アプリケーション稼働監視方法であって、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、を予め定義することにより、前記定義された処理要求を、前記情報処理装置に対して入力し、当該定義された処理要求に対する前記情報処理装置からの実際の応答と、前記定義された応答とを比較し、これが同一であると判断された場合には、前記定義された処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、同一でないと判断された場合には、前記定義された処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断することを特徴とする。
本発明の利用例としてのアプリケーション稼働監視方法は、アプリケーション稼働監視方法であって、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、を予め定義することにより、前記定義された入力データを、前記他のアプリケーションを実行する情報処理装置に対して送信することにより前記他のアプリケーションに入力し、当該定義された入力データに対する前記情報処理装置からの実際の応答を、前記入力データに対して定義された応答と比較し、これが同一であると判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、同一でないと判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断することを特徴とする。
本発明の利用例としてのアプリケーション稼働監視方法は、前記処理要求若しくは前記入力データを構成するデータ構造に、テストデータであることを示すテストフラグ格納エリアを定めておき、前記アプリケーションを稼動中の前記情報処理装置に対して、前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データを入力する際には、前記テストフラグを立てた処理要求若しくは入力データとすることを特徴とする。
本発明の利用例としての顧客アプリケーション稼働監視サービス提供方法は、前述したアプリケーション稼働監視方法が、特定企業の管理下にあるネットワーク上に構成された処理システム上で実行され、これらの複数の特定企業の管理下にある処理システムと、アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステムと、がネットワークを介して接続されることによって構成されたシステムにおける、顧客アプリケーション稼働監視サービス提供方法であって、前記各特定企業の管理下にある処理システムに、これらを一意に定めることができる識別情報を付与して、これを当該特定企業と前記アプリケーション稼働監視サービス提供者との間で共有し、前記特定企業の管理下にある処理システムから、アプリケーション稼働状況監視情報を、自己の前記識別情報と共に、前記アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステムへと送信することにより、前記稼働監視サービス提供者のシステムにおいて、前記各特定企業内のアプリケーションの稼働状況の監視を行うことを特徴とする。
本発明の利用例としての顧客アプリケーション稼働監視サービス提供方法は、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、又は、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、によって生成されるテストシナリオに対し、これを一意に定めることができるシナリオIDを付与し、当該シナリオIDと当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記特定企業の管理下にある処理システムから前記稼働監視サービス提供者のシステムへと送信することにより、若しくは、前記シナリオIDを前記稼働監視サービス提供者のシステムから前記特定企業の管理下にある処理システムへと送信させ、これに対する返信として当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記特定企業の管理下にある処理システムから前記稼働監視サービス提供者のシステムへと送信することにより、前記特定企業の管理下にある処理システムから前記稼働監視サービス提供者のシステムへの前記アプリケーション稼働状況監視情報の送信を行うことを特徴とする。
本発明の請求項1の、複数のモジュール化されたアプリケーションであって、1のアプリケーションの出力が、他のアプリケーションに対する入力とされること等により、各アプリケーションが機能的に関連付けられ、全体として一定の処理目的を実現させる複数のモジュール化されたアプリケーションと、ネットワークに接続された前記各アプリケーションを実行するための1つ又は複数の情報処理装置と、前記アプリケーションを利用するための処理要求を前記ネットワークを介して前記情報処理装置に対して行い当該処理要求に対する応答を前記情報処理装置から得る端末装置と、を備える処理システムに対する前記アプリケーションの稼働状況を監視するアプリケーション稼働監視システムであって、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義が格納された記憶部を有するアプリケーション稼働監視装置を備えることにより、当該アプリケーション稼働監視装置から、前記定義された処理要求を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に対して送信し、当該定義された処理要求に対する前記情報処理装置からの実際の応答を、前記定義された応答と比較し、これが同一であると判断された場合には、前記定義された処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、同一でないと判断された場合には、前記定義された処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断することを特徴とするアプリケーション稼働監視システムによれば、“定義された処理要求”が、アプリケーションを実行する情報処理装置に対して送出され、これに対する情報処理装置からアプリケーション稼働監視装置への“実際の応答”と、“定義された応答”を比較することによって、“定義された処理要求”に対する処理を行った1つ若しくは複数のアプリケーションが、正常に稼働しているか否かが判別される。従って、“処理要求”と、これに対してあるべき“応答”とを予め定義することによって、当該“処理要求”に対する処理を行うアプリケーションに対するテストを行うことが可能であり、“処理要求”と“応答”の定義のしかたによって、細やかな設定のテストを実行させることが可能となる。
本発明の請求項2の、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義を、前記アプリケーション稼働監視装置の記憶部に格納することにより、前記アプリケーション稼働監視装置から、前記定義された入力データを、前記ネットワークを介して前記他のアプリケーションを実行する情報処理装置に対して送信することにより前記他のアプリケーションに入力し、当該定義された入力データに対する前記情報処理装置からの実際の応答を、前記入力データに対して定義された応答と比較し、これが同一であると判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、同一でないと判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断することを特徴とする請求項1記載のアプリケーション稼働監視システムによれば、例えば、Aという処理要求に対し、AP1・AP2・AP3の3つのアプリケーションの処理が行われてDという応答があるような場合(AP1やAP2からの端末装置への直接のレスポンスが無く、端末装置側から見るとAP1・AP2・AP3が1つのアプリケーションとしてみなされるような場合)においても、AP3単体に対するテストや、AP2及びAP3に対するテストを実行することが可能となる。これと、請求項1記載の発明とを組み合わせることにより、AP1、AP2、AP3それぞれの単体が正常に稼働しているか否かを検証することができ、より詳細なテストを行うことが可能となる。
本発明の請求項3の、前記処理要求若しくは前記入力データを構成するデータ構造には、テストデータであることを示すテストフラグ格納エリアが定められており、前記アプリケーションを稼動中の前記情報処理装置に対して、前記アプリケーション稼働監視装置から前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データを送出する際には、前記テストフラグを立てた処理要求若しくは入力データとすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアプリケーション稼働監視システムによれば、データ(処理要求若しくは入力データ)がテスト用であるか否かを判別することが可能となるため、本番稼動中のシステムにおいてもテストを実行させることが可能となる(「“定義された処理要求”若しくは“定義された入力データ”によるトランザクションによって、意図されないデータの更新がなされ、実際の業務やサービスに影響を及ぼす」といった問題が生じることを防止することが可能となる)。
本発明の請求項4の、前記情報処理装置が、異なる通信方式によって前記端末装置との通信を行っており、又は、異なるプラットフォームによって構成されており、前記アプリケーション稼働監視装置は、前記各通信方式に応じたプロトコルを、又は、前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データを前記各プラットフォームに応じたデータ形式に変換するアダプタを、備えることにより、前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データの送出先である前記情報処理装置の通信方式に応じたプロトコルを使用する、又は、前記情報処理装置のプラットフォームに応じて前記定義された処理要求若しくは前記定義された入力データのデータ形式の変換を前記アダプタによって行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のアプリケーション稼働監視システムによれば、システム内に異なるプラットフォームによって構成された、若しくは、異なる通信方式を使用する情報処理装置が存在している場合であっても、“定義された処理要求”若しくは“定義された入力データ”が、アプリケーション稼働監視装置によってそれぞれに適応した形式とされて各情報処理装置に送出されるため、汎用性が高い。
本発明の請求項5の、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のアプリケーション稼働監視システムは、特定企業の管理下にあるネットワーク上に構成された処理システムであり、これらの前記アプリケーション稼働監視装置を備えた複数の特定企業の管理下にある処理システムと、前記各特定企業の管理下にある処理システム内に備えられる前記アプリケーション稼働監視装置を一意に定めることができる識別情報を備える監視情報収集装置を有するアプリケーション稼働監視サービス提供者のシステムと、がネットワークを介して接続されることによって構成された、顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムであって、前記特定企業の管理下にある処理システム内のアプリケーション稼働監視装置から、アプリケーション稼働状況監視情報を、自己の前記識別情報と共に、前記アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム内に備えられる監視情報収集装置へと送信することにより、前記稼働監視サービス提供者のシステムにおいて、前記各特定企業内のアプリケーションの稼働状況の監視を行うことを特徴とする顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムによれば、「特定企業の管理下にある処理システム」内のアプリケーションの稼働状況に関する情報が、当該「特定企業の管理下にある処理システム」内に備えられるアプリケーション稼働監視装置から、自己(アプリケーション稼働監視装置)の識別情報と共に、「アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム」内に備えられる監視情報収集装置へと送信される。これにより、アプリケーション稼働監視サービス提供者側において、何れの「特定企業の管理下にある処理システム」内に備えられるアプリケーション稼働監視装置から送信された“アプリケーションの稼働状況に関する情報”であるかを判別可能であるため、複数の「特定企業の管理下にある処理システム」に対して、アプリケーションの稼働状況を監視するサービスを提供することが可能となる。
本発明の請求項6の、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、又は、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、によって生成されるテストシナリオに対し、これを一意に定めることができるシナリオIDを付与し、当該シナリオIDと当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置へと送信することにより、若しくは、前記シナリオIDを前記監視情報収集装置から前記アプリケーション稼働監視装置へと送信させ、これに対する返信として当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置へと送信することにより、前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置への前記アプリケーション稼働状況監視情報の送信を行うことを特徴とする請求項5記載の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムによれば、「特定企業の管理下にある処理システム」と「アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム」との間で送受信される“アプリケーション稼働状況監視情報”が、“シナリオID”と“テストシナリオの実行結果(例えば、「OK」・「NG」等の情報)”とされるため、情報漏洩防止(セキュリティ)機能を向上させることが可能となる。即ち、「アプリケーション稼働状況監視情報」を、“アプリケーションAがダウン”というような情報として、顧客(特定企業)側からサービス提供者側へと送信した場合、これ(顧客内のシステムの不具合の具体的内容)が第三者に漏洩してしまう虞があるが、上記構成によれば、万が一、顧客とサービス提供者の間で送受信されるデータ(アプリケーション稼働状況監視情報)が第三者に漏洩してしまっても、当該情報は、“シナリオID”と“テストシナリオの実行結果(例えば、「OK」・「NG」等の情報)”であるため、「顧客内のシステムの不具合の具体的内容」が漏洩してしまうことを抑止できるのである。
アプリケーション稼働監視システムを備える企業内ローカルシステムの構成の一例の概略を示す図 「障害情報受付・登録業務」の処理の概略を示したフローチャート データ構造の概念図 アプリケーション稼動監視装置の構成の概略を示すブロック図 アプリケーション稼動監視装置の処理の概略を示したフローチャート 実施例1のアプリケーション稼働テストの概念を説明するための説明図 別のアプリケーション稼働テストの概念を説明するための説明図 別のアプリケーション稼働テストの概念を説明するための説明図 顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムの構成の概略を示すブロック図 監視情報収集装置の構成の概略を示すブロック図
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本実施例のアプリケーション稼働監視システムを備える企業内ローカルシステムの構成の一例の概略を示す図である。
本実施例のアプリケーション稼働監視システムは、図1に示されるように、特定企業(一企業)の管理下にある処理システム1上に構成されるシステムである。当該特定企業は本社センタ10と支社20図1(図1では支社を1つのみ記載しているが、複数の支社を有するものであってよい)によって構成され、当該構成に応じてセグメント化された各ネットワーク(本社センタ内の100・110や、支社内の各ネットワーク)が、ネットワーク間接続装置であるファイアウォール103や各ルータによって相互に接続されて構成される。本社センタ10内には、外部公開サーバ101(例えば、Webサーバやメールサーバ等)が公開側のネットワークセグメント100に設置され、ファイアウォール103を介した内部側ネットワークセグメント110には、各種内部サーバ(例えば、ネットワーク管理サーバや、各種業務サーバ等)111、クライアントとなる複数のパーソナルコンピュータ(以下単にPC若しくはクライアントとする)113、各種データベース(以下単にDB)112、アプリケーション稼働監視装置(以下、AP稼働監視装置)115、などが設置される。本社センタ10と支社20とは専用線(プライベートネットワーク30)で接続され、それぞれの支社にも内部サーバ、DB、PC(クライアント)などが設置される。なお、本社センタと支社間を結ぶ専用線は、VPN(仮想専用線)であってもよく、このことからも明らかなように、「特定企業の管理下にあるネットワーク」とは、“ネットワークを構成する物理的な伝送媒体や接続機器等の全てが「特定企業」の管理下にある”ということに限定しているものではない。
処理システム1では、当該システムを有する企業の各種業務に関する処理が、各種のアプリケーションによって実行される(基本的に、いわゆるクライアント・サーバ型のシステムであり、クライアントであるPCからの要求を受けて、各サーバにおいて各種のアプリケーションが実行されることにより、各種業務に関する処理が行われる)が、ここでは当該業務の1つである「障害サポート(当該企業が顧客に販売した装置に対する障害サポートサービス)業務」を例にして、本発明の概念を説明する。
図2は、「障害サポート業務」における「障害情報受付・登録業務」の処理の概略を示したフローチャートである。顧客(お客様)の装置に障害が発生し、顧客から電話等によって支社20に障害通報があった際には、これを受けたオペレータが顧客から「お客様情報」と「製品情報」と「障害情報」とを取得し(ステップ201)、これをPC213を使用して入力する。「お客様情報」及び「製品情報」はそれぞれ顧客、製品を一意に定めることができる情報(例えば予め定められているユーザIDや製品IDなど)であり、「障害情報」は例えば障害が発生した装置によって出力されたエラーコードなどである。なお、障害通報は、電話等によってオペレータを介して取得されるものの他に、障害の生じた装置から直接ネットワーク(インターネット2等)を介してPC213や内部サーバ211に送信されるもの(いわゆる自動障害通報)であってもよい。
クライアントであるPC213では、「お客様情報」・「製品情報」・「障害情報」を、これらのデータがテストデータであるか否かを示すテストフラグ(テストモードである場合に“1”、本番モードである場合に“0”であるフラグ)を先頭に付加したデータ構造として(図3に当該データ構造の概念図を示した。“モード”31がテストフラグ格納領域である。)、当該データを、「障害情報受付・登録」要求として、プライベートネットワーク30を介して本社センタ10内の内部サーバ111へと送信する。当該「障害情報受付・登録」要求に対し、内部サーバ111では、顧客特定アプリケーションによって、DB112に備えられる顧客情報DBを参照して「お客様情報」から顧客を特定する処理を行い(ステップ202)、製品特定アプリケーションによって、DB112に備えられる製品情報DB及びエラーコードDBを参照して「製品情報」及び「障害情報」から製品と障害の発生した部品を特定する処理を行い(ステップ203)、契約確認アプリケーションによって、DB112に備えられる契約情報DBを参照して「お客様情報」及び「製品情報」から契約内容を確認(例えば、障害サポート対象である製品であるか否かや、サポート契約がなされているか等の確認)する処理を行い(ステップ204)、要因特定アプリケーションによって、DB112に備えられる要因特定辞書DBを参照して「製品情報」及び「障害情報」から障害要因を特定する処理を行う(ステップ205)。続くステップ206では、上記ステップ201〜ステップ205で得られた情報を、DB112に備えられる障害情報DBへと登録する処理を行い、登録終了の旨及び上記ステップ201〜ステップ205で得られた情報(例えば、対象製品がサポート対象ではない旨の情報など)を、「障害情報受付・登録」要求を送信したPC213へ、応答として送出する。なお、各アプリケーションを実行する内部サーバは、物理的に同一ハードであるか否かを問わない。
以上のような、業務アプリケーション(「障害サポート業務」における「障害情報受付・登録業務」のための各アプリケーション(上記した製品特定アプリケーション等))の稼働状況を監視するためのアプリケーション稼働監視システムについて以下説明する。
アプリケーション稼働監視システムの構成として、本社センタ10内に、AP稼動監視装置115が備えられる。AP稼動監視装置115は、各業務アプリケーションを実行する内部サーバ111から見ると、PC(クライアント)の1つとみなすことができるものである。図4はAP稼動監視装置115の構成の概略を示すブロック図である。図に示されるように、AP稼動監視装置115は、各種演算処理等を行う制御部1151と、キーボードやマウス等によって構成される入力部1153と、モニタ等によって構成される出力部1154と、記憶部1152と、ネットワークセグメント110へのデータの送受信処理を行う通信部1156と、送受信するデータの形式を送受信先の装置(サーバ)の各プラットフォームに応じたデータ形式に変換するアダプタ1155などを備える。記憶部1152には、クライアントであるPC113(若しくはPC213)が内部サーバ111(若しくは内部サーバ211)に送信する処理要求(「障害情報受付・登録」要求)と、当該処理要求が正常に前記各アプリケーション(製品特定アプリケーション等)によって処理された場合に内部サーバ111(若しくは内部サーバ211)からあるべき応答(登録終了の旨及びステップ201〜ステップ205で得られる情報)と、の定義が、各アプリケーションの稼働テストシナリオとして格納される。当該定義は、例えば、XML(eXtensible
Markup Language)により記述(入力部1153から入力)されて記憶部1152に格納される。
図5は、AP稼動監視装置115の処理の概略を示したフローチャートである。なお、ここでは、説明の簡単化のため、一組の“処理要求”と“あるべき応答”の定義に対する処理ついて説明する(実際には、複数の「各アプリケーションの稼働テストシナリオ」が定義され、以下で説明する処理を各テストシナリオごとに繰返すものである)。ステップ501では、記憶部1152に格納されている“定義”を参照して、“定義された処理要求”(定義された「障害情報受付・登録」要求)を内部サーバ111へ送出する処理を行う。当該処理は、“定義された処理要求”に従って、制御部1151によって図3に示されるデータ構造(テストフラグを“1”とすることによって、「テストデータ」とされたデータ)が生成され、当該データが、通信部1156によって送信先の内部サーバ111に応じたプロトコルを使用してネットワークセグメント110へ送出されることによって行われる。
当該“定義された「障害情報受付・登録」要求”を受けた内部サーバ111では、前述したのと同様に図2のステップ202〜ステップ206の処理を行い、登録終了の旨及び当該各ステップで得られた情報(例えば、対象製品がサポート対象ではない旨の情報など)を、“定義された「障害情報受付・登録」要求”を送信したAP稼動監視装置115へ、応答として送出する(内部サーバ111及び各アプリケーション側からみると、PC113(若しくはPC213)とAP稼動監視装置115との区別は無く、両者を同様のクライアントとみなし、同一の処理が行われる)。
AP稼動監視装置115では、内部サーバ111からの応答を待ち(ステップ502)、応答があった場合には、これと、記憶部1152に定義されている“あるべき応答”とを制御部1151によって比較し(ステップ504)、これが同一である場合には(ステップ505)、“定義された「障害情報受付・登録」要求”に対する処理を行った各アプリケーション(顧客特定アプリケーション・製品特定アプリケーション・契約確認アプリケーション・要因特定アプリケーション)が正常に動作している旨を出力部1154に表示すると共に(ステップ506)、当該テスト(各アプリケーションの稼働テスト)結果をログとして記憶部1152に保存して処理を終了する。一方、ステップ505における判断が否定であった場合(内部サーバ111からの応答と、定義されている“あるべき応答”とが同一であると判断されなかった場合)には、“定義された「障害情報受付・登録」要求”に対する処理を行った各アプリケーションが正常に動作していない旨を出力部1154に表示すると共に(ステップ507)、当該テスト結果をログとして記憶部1152に保存して処理を終了する。なお、ステップ503では、予め定められた時間内に内部サーバ111からの応答があったか否かを判別し、タイムオーバが生じた場合には異常であると判断し、ステップ507へと移行して上記処理を行う。
以上のごとく、本実施例のアプリケーション稼働監視システムによれば、“定義された処理要求”が、アプリケーションを実行するサーバに対して送出され、これに対するサーバからの“実際の応答”と、“定義された応答”を比較することによって、“定義された処理要求”に対する処理を行った1つ若しくは複数のアプリケーションが、正常に稼働しているか否かが判別される。従って、“処理要求”と、これに対してあるべき“応答”とを予め定義することによって、当該“処理要求”に対する処理を行うアプリケーションに対するテストを行うことが可能であり、“処理要求”と“応答”の定義のしかたによって、細やかな設定のテストを実行させることが可能となる(例えば、「製品情報」及び「障害情報」を一定として、「お客様情報」に関して種々のパターンを用いた複数の「アプリケーションの稼働テストシナリオ」を定義することにより、「顧客特定アプリケーション」に対する稼働テストを集中的に行う等)。
また、テストフラグにより、データ(処理要求)がテスト用であるか否かを判別することが可能となるため、本番稼動中のシステムにおいてもテストを実行させることが可能となる。即ち、本番稼動中のシステム対するテストの実行により、“定義された処理要求”によるトランザクションによって各データベースへの更新処理が行われたとしても、テストフラグによってデータを切り分けることが可能であり、本番業務に対する影響を与えることを防止できるのである。これにより、例えば、A系のシステムとB系のシステムの2系統を有し、両システムで分散処理を行う24時間フル稼働のシステムに対するバージョンアップ作業において、A系をバージョンアップ作業のために停止させ、作業終了後にB系との同期(停止していた間の差分データの同期)をとるような場合において、従来では、バージョンアップされたA系についての“差分データ”に関するテストや分散処理に問題が無いか等のテストを行うことが困難であったが、本実施例によれば、A系についての“差分データ”に関するテストや分散処理に問題が無いか等のテストを、本番稼動環境において実行することができ、非常に有用である。
上記説明の「アプリケーションの稼働テストシナリオ」では、「障害情報受付・登録業務」の一連の処理に対する“処理要求”と“応答”を定義することにより、「障害情報受付・登録業務」の一連の処理の中で実行されるアプリケーションの稼働状況を判別するものとした(図6に、当該テストの概念を説明する図を示した)が、「アプリケーションの稼働テストシナリオ」は、実際の業務フローに応じて、柔軟に運用させることが可能である。例えば、「障害情報受付・登録業務」によって受付・登録された顧客からの障害通報に対し、派遣するCEや日程の割当、必要な部品の手当などを行う業務が、「障害情報受付・登録業務」に続いて処理されるような場合に、これら複数の業務フロー全体をテストする「アプリケーションの稼働テストシナリオ」とする等してもよい。図7には、このような複数の業務フロー全体をテストする場合の概念説明図を示した。クライアントであるPCから処理要求Xがあった場合に、業務A(3つのアプリケーションが実行される)と業務B(2つのアプリケーションが実行される)を経て応答XABが得られるような業務フローに対し、“処理要求X”と“応答XAB”とをAP稼働監視装置115に定義し、AP稼働監視装置115から送出された“定義された処理要求X”に対する実際の応答であるXAB’と、“定義された応答XAB”とを比較することによって、業務A及び業務Bで実行されるアプリケーションの稼働テストを行うようにすることができる。
さらに、クライアントであるPCからは直接のデータ入力がなされないアプリケーションに対する“入力データ”と、当該“入力データ”に対してあるべき“応答”とを定義することにより、より詳細な稼働テストを行うことも可能となる。図8には、このような、クライアントであるPCからは直接のデータ入力がなされないアプリケーションに対するテストをする場合の概念説明図を示した。クライアントであるPCから処理要求Xがあった場合に、業務A(3つのアプリケーションが実行される)による処理を経て、処理要求XAが業務B(2つのアプリケーションが実行される)に入力され、業務Bの処理を経て、応答XABが得られるような業務フローに対し、クライアントであるPCからは直接のデータ入力がなされない業務Bに対する処理要求XAと、これに対する“応答XAB”とをAP稼働監視装置115に定義することで、業務Bのアプリケーション4とアプリケーション5に対する稼働テストを行うことや、業務A内のアプリケーション2への入力データであるXA1と、これに対する“応答XAB”とをAP稼働監視装置115に定義することで、業務Aのアプリケーション2〜業務Bのアプリケーション5までの稼働テストを行うシナリオとすることもできる。
なお、業務A内のアプリケーション2や、業務Bを実行する内部サーバ111(若しくは内部サーバ211)は、クライアント(PC113若しくは213)からの直接のデータ入力を想定されていない場合もあるため、そのインターフェースが統一されているとは限らない。従って、本実施例では、AP稼働監視装置115に、各サーバのプラットフォームに応じたデータ形式にデータを変換するアダプタ1155を備えさせ、当該アダプタ1155によって各サーバやアプリケーションに応じたデータ形式に変換した上で、データを送出し、且つ、通信部1156によって各サーバやアプリケーションに応じたプロトコルを使用するものとしている(これらの、各サーバのプラットフォームの種別やプロトコルの種別などは、「アプリケーションの稼働テストシナリオ」の定義の中に記述するようにしても良いし、予め各サーバのプラットフォームの種別やプロトコルの種別などを格納したテーブルをAP稼働監視装置115に備えさせておくことにより、データ送出先のアプリケーションを「アプリケーションの稼働テストシナリオ」に定義することで、前記テーブルを参照して各サーバのプラットフォームの種別やプロトコルの種別などを判別するよう等にしてもよい)。なお、アダプタ1155は、ハード的に構成されるものであってもソフト的に構成されるものであっても構わない。
加えて、通常はクライアントであるPCに対しては直接のデータ出力を行わないアプリケーション(例えば図8におけるAP1〜AP4)に、テストデータ(テストフラグが1であるデータ)の入力があった場合にはAP稼働監視装置115にも出力データを送信するような機能を備えさせるようにする(例えば図8におけるAP1から“XA1”をAP稼働監視装置115に出力させる)と共に、AP稼働監視装置115に、個々のアプリケーションからあるべき出力データ(例えば、図8における“XA1”)を定義しておくことにより、個々のアプリケーションに対する稼働テストの実行を可能とさせることもできる。
本実施例では、AP稼働監視装置115を本社センタ10内に備えさせるものとしたが、支社20内に備えさせるものであってもよく、また、本社センタ10と支社20の双方に備えさせるものであっても構わない。
図9は、本実施例の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムの構成の概略を示すブロック図である。なお、企業内システム1は実施例1(図1)と同様の構成であるため、実施例1と同一の符号を使用し、ここでの詳しい記載及び説明を省略する。
顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム9は、図9に示されるように、アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム3が、ネットワーク(インターネット2)を介して複数の企業内システム1と接続されることにより構成される。アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム3には、各種内部サーバ311、クライアントとなる複数のPC313、各種DB312、監視情報収集装置315、などが設置される。
各企業内システム1に備えられるAP稼働監視装置115には、それぞれを一意に定めることができる識別情報(例えば、AP稼働監視装置115のMACアドレスを使用してもよい)が付与される。また、各AP稼働監視装置115に格納されている各テストシナリオには、これを一意に定めることができるシナリオIDが付与され、各テストシナリオに対応付けられて各AP稼働監視装置115に格納される。
図10は、監視情報収集装置315の構成の概略を示すブロック図である。図に示されるように、監視情報収集装置315は、各種演算処理等を行う制御部3151と、キーボードやマウス等によって構成される入力部3153と、モニタ等によって構成される出力部3154と、記憶部3152と、ネットワークセグメント310へのデータの送受信処理を行う通信部3155などを備える。記憶部3152には、各企業内システム1に備えられるAP稼働監視装置115の識別情報と当該AP稼働監視装置115を有する企業の情報が格納されており、これを参照することにより、何れの企業のAP稼働監視装置であるかを判別することができる。また、記憶部3152には、各AP稼働監視装置115に定義されている「各アプリケーションの稼働テストシナリオ」に関する情報(各テストシナリオの内容と、これに対応付けられたシナリオID)が格納(シナリオDB)されている。
上記構成の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム9の動作概念の概略を以下説明する。
実施例1で説明したごとく、「各アプリケーションの稼働テストシナリオ」に従ってアプリケーションの稼働テストを行う各企業内システム内のAP稼働監視装置115には、アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム3に備えられる監視情報収集装置315のアドレス情報が備えられており、定期的若しくは稼働テストを実行した際或いは障害が検出された(APが正常稼働していないと判断された)際に、監視情報収集装置315へ、自己の識別情報と共に、シナリオIDと当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果がOKであったかNGであったかの情報を送信する。なお、AP稼働監視装置115側から自発的にデータ送信させるのではなく、監視情報収集装置315側から実行結果を知りたいテストシナリオのシナリオIDをAP稼働監視装置115へ送信し、これに対する返信として「実行結果がOKであったかNGであったかの情報」を監視情報収集装置315に送信させるものであってもよい(この場合、AP稼働監視装置115側からは、“シナリオID”を送信しなくともよい)。
当該情報を受信した監視情報収集装置315では、通信相手のAP稼働監視装置115が何れの企業のAP稼働監視装置であるかを記憶部3152の識別情報DBを参照することにより判別し、且つ、シナリオDBを参照することにより、AP稼働監視装置115から送信された「シナリオIDと当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果がOKであったかNGであったかの情報」から、シナリオの内容と当該シナリオに対する稼働テストの結果を取得する(例えば、図7示したような稼働テストシナリオであった場合には、業務Aから業務Bにわたる業務フロー(AP1〜AP5)が正常であるか否かを取得する)。監視情報収集装置315は、これによって得られる「各企業内における各アプリケーションの稼働状況」を、ログとして記憶部3152に格納すると共に、入力部3153からの出力命令などに従って、これを出力部3154に表示する。
以上のごとく、本実施例の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムによれば、「特定企業の管理下にある処理システム」内の各アプリケーションの稼働状況に関する情報(シナリオIDと当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果がOKであったかNGであったかの情報)が、当該「特定企業の管理下にある処理システム」内に備えられるAP稼働監視装置から、自己(AP稼働監視装置)の識別情報と共に、「アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム」内に備えられる監視情報収集装置へと送信される。これにより、アプリケーション稼働監視サービス提供者側において、何れの「特定企業の管理下にある処理システム」内に備えられるアプリケーション稼働監視装置から送信された“各アプリケーションの稼働状況に関する情報”であるかを判別可能であるため、複数の「特定企業の管理下にある処理システム」に対して、アプリケーションの稼働状況を監視するサービスを提供することが可能となる。加えて、例えば、「企業AにおけるAP1〜AP3までのパスは正常稼働している」や、「企業BにおけるAP7に障害が発生している」などの情報を、アプリケーション稼働監視サービス提供者側において自動的に取得することができるため、顧客に対して、利便性及び即時性の高い「アプリケーション保守・管理サービス」を提供することができる。
また、顧客(企業)とサービス提供者の間で送受信される“アプリケーション稼働状況監視情報”を、“AP1〜AP3までのパスに異常発生”のようなテスト結果の具体的内容を暗号化する等したものとしてもよいが、本実施例では、“アプリケーション稼働状況監視情報”を、“シナリオID”と“テストシナリオの実行結果(単にOKかNGかの情報)”としているため、万が一、当該情報が第三者に漏洩したとしても、顧客内のシステムの稼働状況の具体的内容が漏洩してしまうことを抑止することができ、情報漏洩防止(セキュリティ)機能を向上させることが可能となる。
なお、実施例中では、AP稼働監視装置115や、監視情報収集装置315を、PCやサーバとは物理的に異なるハードのごとく説明しているが、本発明をこのように限定するものではなく、AP稼働監視装置115や監視情報収集装置315は、例えば、PCやサーバ上でソフトウェア的に実現されるものであってもよい。
1 アプリケーション稼働監視システムを備える企業内ローカルシステム
2 インターネット
3 アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム
9 顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム
30 プライベートネットワーク
31 テストフラグ格納エリア
100・110・210
ネットワークセグメント
111・211 内部サーバ(情報処理装置)
112 データベース
113・213 パーソナルコンピュータ(端末装置)
115 アプリケーション稼働監視装置
315 監視情報収集装置
1151 制御部
1152 記憶部
1155 アダプタ

Claims (8)

  1. 複数のモジュール化されたアプリケーションであって、1のアプリケーションの出力が、他のアプリケーションに対する入力とされること等により、各アプリケーションが機能的に関連付けられ、全体として一定の処理目的である業務フローを実現させる複数のモジュール化されたアプリケーションと、
    ネットワークに接続された前記各アプリケーションを実行するための1つ又は複数の情報処理装置と、
    前記アプリケーションを利用するための業務フロー処理要求を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に対して行い当該処理要求に対する応答を前記情報処理装置から得る端末装置と、
    前記端末装置からの業務フロー処理要求に対応する処理を実行する前記アプリケーションの稼働状況を監視するためのアプリケーション稼働監視装置と、
    を備える処理システムにおける前記アプリケーションの稼働状況を監視するアプリケーション稼働監視システムであって、
    前記アプリケーション稼働監視装置は、
    各種演算処理を行う制御部と、
    前記端末装置から前記情報処理装置に送信される業務フロー処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に当該情報処理装置からあるべき応答と、の定義が格納された記憶部と、
    当該記憶部に格納されている前記定義された業務フロー処理要求を前記ネットワークに送出し、当該ネットワークを介して当該処理要求を受信した前記情報処理装置からの、当該処理要求に対する応答を、当該ネットワークを介して受ける、送受信処理を実行する通信部と、
    を備え、
    前記端末装置からの前記業務フロー処理要求があった場合、前記情報処理装置の前記アプリケーションによる業務を経て前記応答が得られるような業務フローに対し、当該処理要求と当該処理要求に対する応答とを前記定義として、前記アプリケーション稼働監視装置の記憶部に格納しておき、
    前記記憶部に格納されている前記定義された業務フロー処理要求を、前記アプリケーションを実行する前記情報処理装置に対して送出し、当該処理要求に対する当該情報処理装置からの実際の応答と、前記記憶部に格納されている前記定義されたあるべき応答と、を前記制御部にて比較し、前記アプリケーションの稼働テストを可能とし、
    当該比較の結果、同一であると判断された場合には、前記定義された業務フロー処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、
    同一でないと判断された場合には、前記定義された業務フロー処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断する、ことを特徴とするアプリケーション稼働監視システム。
  2. 前記端末装置が前記情報処理装置に送信する業務フロー処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義を、前記アプリケーション稼働監視装置の記憶部に格納することにより、前記アプリケーション稼働監視装置から、前記定義された入力データを、前記ネットワークを介して前記他のアプリケーションを実行する情報処理装置に対して送信することにより前記他のアプリケーションに入力し、当該定義された入力データに対する前記情報処理装置からの実際の応答を、前記入力データに対して定義された応答と比較し、これが同一であると判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、同一でないと判断された場合には、前記定義された入力データに対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断することを特徴とする請求項1記載のアプリケーション稼働監視システム。
  3. 前記処理要求若しくは前記入力データを構成するデータ構造には、テストデータであることを示すテストフラグ格納エリアが定められており、前記アプリケーションを稼動中の前記情報処理装置に対して、前記アプリケーション稼働監視装置から前記定義された業務フロー処理要求若しくは前記定義された入力データを送出する際には、前記テストフラグを立てた業務フロー処理要求若しくは入力データとすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアプリケーション稼働監視システム。
  4. 前記情報処理装置が、異なる通信方式によって前記端末装置との通信を行っており、又は、異なるプラットフォームによって構成されており、前記アプリケーション稼働監視装置は、前記各通信方式に応じたプロトコルを、又は、前記定義された業務フロー処理要求若しくは前記定義された入力データを前記各プラットフォームに応じたデータ形式に変換するアダプタを、備えることにより、前記定義された業務フロー処理要求若しくは前記定義された入力データの送出先である前記情報処理装置の通信方式に応じたプロトコルを使用する、又は、前記情報処理装置のプラットフォームに応じて前記定義された業務フロー処理要求若しくは前記定義された入力データのデータ形式の変換を前記アダプタによって行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のアプリケーション稼働監視システム。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のアプリケーション稼働監視システムは、特定企業の管理下にあるネットワーク上に構成された処理システムであり、これらの前記アプリケーション稼働監視装置を備えた複数の特定企業の管理下にある処理システムと、前記各特定企業の管理下にある処理システム内に備えられる前記アプリケーション稼働監視装置を一意に定めることができる識別情報を備える監視情報収集装置を有するアプリケーション稼働監視サービス提供者のシステムと、がネットワークを介して接続されることによって構成された、顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システムであって、前記特定企業の管理下にある処理システム内のアプリケーション稼働監視装置から、アプリケーション稼働状況監視情報を、自己の前記識別情報と共に、前記アプリケーション稼働監視サービス提供者のシステム内に備えられる監視情報収集装置へと送信することにより、前記稼働監視サービス提供者のシステムにおいて、前記各特定企業内のアプリケーションの稼働状況の監視を行うことを特徴とする顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム。
  6. 前記端末装置が前記情報処理装置に送信する業務フロー処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、又は、前記端末装置が前記情報処理装置に送信する業務フロー処理要求によって生ずる前記複数のモジュール化されたアプリケーションの何れかから他のアプリケーションへの入力データと、当該入力データが正常に前記他のアプリケーションによって処理された場合に前記情報処理装置からあるべき応答と、の定義、によって生成されるテストシナリオに対し、これを一意に定めることができるシナリオIDを付与し、当該シナリオIDと当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置へと送信することにより、若しくは、前記シナリオIDを前記監視情報収集装置から前記アプリケーション稼働監視装置へと送信させ、これに対する返信として当該シナリオIDに対応するテストシナリオの実行結果を前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置へと送信することにより、前記アプリケーション稼働監視装置から前記監視情報収集装置への前記アプリケーション稼働状況監視情報の送信を行うことを特徴とする請求項5記載の顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム。
  7. 複数のモジュール化されたアプリケーションであって、1のアプリケーションの出力が、他のアプリケーションに対する入力とされること等により、各アプリケーションが機能的に関連付けられ、全体として一定の処理目的である業務フローを実現させる複数のモジュール化されたアプリケーションと、
    ネットワークに接続された前記各アプリケーションを実行するための1つ又は複数の情報処理装置と、
    前記アプリケーションを利用するための業務フロー処理要求を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に対して行い当該処理要求に対する応答を前記情報処理装置から得る端末装置と、
    前記端末装置からの業務フロー処理要求に対応する処理を実行する前記アプリケーションの稼働状況を監視するためのアプリケーション稼働監視装置と、
    を備える処理システムにおける前記アプリケーションの稼働状況を監視するアプリケーション稼働監視システムであって、
    前記アプリケーション稼働監視装置は、
    各種演算処理を行う制御部と、
    前記端末装置から前記情報処理装置に送信される業務フロー処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に当該情報処理装置からあるべき応答と、の定義が格納された記憶部と、
    当該記憶部に格納されている前記定義された業務フロー処理要求を前記ネットワークに送出し、当該ネットワークを介して当該処理要求を受信した前記情報処理装置からの、当該処理要求に対する応答を、当該ネットワークを介して受ける、送受信処理を実行する通信部と、
    を備え、
    前記端末装置からの前記業務フロー処理要求があった場合、前記情報処理装置の前記アプリケーションによる第1、第2の業務を経て、前記応答が得られるような業務フローに対し、当該処理要求と当該処理要求に対する応答とを前記定義として、前記アプリケーション稼働監視装置の記憶部に格納しておき、
    前記記憶部に格納されている前記定義された業務フロー処理要求を、前記アプリケーションを実行する前記情報処理装置に対して送出し、当該処理要求に対する当該情報処理装置からの実際の応答と、前記記憶部に格納されている前記定義されたあるべき応答と、を前記制御部にて比較し、当該第1、第2の業務で実行される前記アプリケーションの稼働テストを行い、
    当該比較の結果、同一であると判断された場合には、前記定義された業務フロー処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、
    同一でないと判断された場合には、前記定義された業務フロー処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断する、ことを特徴とするアプリケーション稼働監視システム。
  8. 複数のモジュール化されたアプリケーションであって、1のアプリケーションの出力が、他のアプリケーションに対する入力とされること等により、各アプリケーションが機能的に関連付けられ、全体として一定の処理目的である業務フローを実現させる複数のモジュール化されたアプリケーションと、
    ネットワークに接続された前記各アプリケーションを実行するための1つ又は複数の情報処理装置と、
    前記アプリケーションを利用するための業務フロー処理要求を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に対して行い当該処理要求に対する応答を前記情報処理装置から得る端末装置と、
    前記端末装置からの業務フロー処理要求に対応する処理を実行する前記アプリケーションの稼働状況を監視するためのアプリケーション稼働監視装置と、
    を備える処理システムにおける前記アプリケーションの稼働状況を監視するアプリケーション稼働監視システムであって、
    前記アプリケーション稼働監視装置は、
    各種演算処理を行う制御部と、
    前記端末装置から前記情報処理装置に送信される業務フロー処理要求と、当該処理要求が正常に前記アプリケーションによって処理された場合に当該情報処理装置からあるべき応答と、の定義が格納された記憶部と、
    当該記憶部に格納されている前記定義された業務フロー処理要求を前記ネットワークに送出し、当該ネットワークを介して当該処理要求を受信した前記情報処理装置からの、当該処理要求に対する応答を、当該ネットワークを介して受ける、送受信処理を実行する通信部と、
    を備え、
    前記端末装置からの第1の業務フロー処理要求があった場合、前記情報処理装置の前記アプリケーションによる第1の業務による処理を経て、第1の業務フロー処理要求が前記アプリケーションによる第2の業務に入力され、当該第2の業務を経て、第2の応答が得られるような業務フローに対し、当該第2の業務に対する当該第2の業務フロー処理要求と、当該処理要求に対する第2の応答、及び当該第1の業務に対する当該第1の業務フロー処理要求と、当該処理要求に対する第1の応答とを、前記定義として前記アプリケーション稼働監視装置の記憶部に記憶しておき、
    前記記憶部に格納されている前記定義された第1、第2の業務フロー処理要求を、前記アプリケーションを実行する前記情報処理装置に対して送出し、当該処理要求に対する当該情報処理装置からの実際の応答と、前記記憶部に格納されている前記定義されたあるべき第1、第2の応答と、を前記制御部にて比較し、当該第1、第2の業務で実行される前記アプリケーションの稼働テストを行い、
    当該比較の結果、同一であると判断された場合には、前記定義された第1、第2の業務フロー処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションは正常に稼働していると判断し、
    同一でないと判断された場合には、前記定義された第1、第2の業務フロー処理要求に対する処理を行った1つ又は複数の前記アプリケーションが正常に稼働していないと判断する、ことを特徴とするアプリケーション稼働監視システム。
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