JPH10269106A - 分散処理システムのテスト方式 - Google Patents

分散処理システムのテスト方式

Info

Publication number
JPH10269106A
JPH10269106A JP9071316A JP7131697A JPH10269106A JP H10269106 A JPH10269106 A JP H10269106A JP 9071316 A JP9071316 A JP 9071316A JP 7131697 A JP7131697 A JP 7131697A JP H10269106 A JPH10269106 A JP H10269106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing system
program
data
node
distributed processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9071316A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Aizono
岳生 相薗
Shigetoshi Samejima
茂稔 鮫嶋
Katsumi Kono
克己 河野
Hiroshi Wataya
洋 綿谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9071316A priority Critical patent/JPH10269106A/ja
Publication of JPH10269106A publication Critical patent/JPH10269106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複数のプログラムにより一連の処理
が実行される分散処理システムにおいて、処理の一部の
みを実行してテストすることを可能とする。 【解決手段】分散処理システムにおける一連の処理の中
で、テストを行う部分に属さない処理の実行を抑止する
ため、各内容コード(データの内容を表すような識別
子)に対して抑止を定義し、システム内の各ノードにお
いて抑止が定義された該内容コードを受信した場合に
は、プログラムを実行しない、あるいはプログラムの処
理結果をネットワークに送信しないといったネットワー
クとプログラム間における抑止機能を実現することによ
りシステムの部分的なテストを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプログラム
により一連の処理が実行される分散処理システムにおい
て、一連の処理の一部分のみを実行することによりシス
テムの各部分が正常に動作するか否かを判断するテスト
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに接続された複数のコンピ
ュータにより一連の処理を分散して処理する分散処理シ
ステムにおいて、テストを行いたいプログラムはオンラ
インのデータを受信して処理結果をテストデータとして
ネットワークに送信することにより、オンライン中での
プログラムのテストを可能とするオンラインテスト方式
が、例えば特公昭62-052643号において示されている。
【0003】ネットワークに接続された複数のコンピュ
ータにより一連の処理を分散して処理する分散処理シス
テムにおいて、各プログラムの処理時間や処理を行うプ
ロセッサに関する情報を予めコンピュータに与えること
により、各プログラムの動きをシミュレーションするた
めのシミュレーション方式が、例えば特公昭63-266550
号において示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】製造工場などにおける
分散処理システムでは、生産現場において特定のプログ
ラムの処理結果からの出力を一時的に抑制して装置の修
復を行う、あるいは特定のプログラムへの入力を一時的
に抑制してシステムの動作を部分的に確認するといった
作業が頻繁に発生する。これを従来の技術で解決しよう
とした場合、次のような課題がある。
【0005】(1)オンラインテスト方式を適用した場
合、ネットワークに送出されるメッセージにテストフラ
グを付与する必要があり、更にテストフラグが付与され
たメッセージを受信するためには受信するノードあるい
はプログラムがテストモードでなければならないなどの
制約がある。このため、既存システムではテストフラグ
を付与するためメッセージのフォーマットを変更しなけ
ればならず、またテストを行うための設定もいくつかの
ステップがあり複雑である。
【0006】(2)分散処理システムのシミュレーショ
ン方式では、おおまかな処理の終了時間などをシステム
稼働前にシミュレーションを使って予測することができ
るが、製造工場のシステムなどでの分散処理システムで
は最終的には現場にて実際の装置を使って実際にテスト
を行わなければならないため、シミュレーションによる
テスト方式のみでは不十分である。
【0007】つまり、従来の技術では頻繁に改造が発生
する生産システムなどの分散処理システムにおいて要求
される一連の処理の特定の部分を実際のシステムを使っ
て容易に、かつ既存システムの大きな改造なしにテスト
することができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明における分散処理システムのテスト方式で
は、(1)ツールをインストールした端末よりオペレー
タがテストしたい部分をシステムフロー(一連のプログ
ラムの起動フロー)にて選択し、(2)(1)のテスト
のための設定情報をツールが各ノードに分配し、(3)
各ノードにてノード内のプログラムへの特定の入出およ
びプログラムからの出力を抑制することに特徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における第1の実施例を説
明する。
【0010】図1は本発明を適応したマルチプロセッサ
システムの構成例である。プロセッサ101、プロセッ
サ102、プロセッサ103はネットワーク100に接
続されている。各プロセッサは接続されるネットワーク
100を介してメッセージを授受する。各プロセッサ
は、演算処理装置およびデータを蓄積するための記憶装
置を内蔵する。なお、実施例では、ネットワークとして
バス型のネットワークを適応した場合を示すが、これは
任意の形態のネットワークでよく、無線などの通信手段
を用いてもよい。また、プロセッサを実装しネットワー
クに接続されるノードとしては、コンピュータ(制御用
プロセスコンピュータ、ワークステーション、パーソナ
ルコンピュータ)、PC(プログラマブル・コントロー
ラ)、インテリジェントI/Oデバイスなどがあげられ
る。
【0011】図2に示すように、ネットワーク100に
接続された各プロセッサは、処理を実行すると処理結果
であるデータ2002に対し、データの内容を表す内容
コード2001を付与し、メッセージ200をネットワ
ークにブロードキャストする。各プロセッサはネットワ
ークとのインターフェースと通信のミドルウエア(20
1、203、205)を備え、メッセージの送受信を制
御する。ブロードキャストされたメッセージ200は、
内容コード2001に基づき各プロセッサにより選択受
信される。各プロセッサはメッセージ200を受信する
と、メッセージ200を用いて処理を実行するアプリケ
ーションプログラムを起動し、起動されたアプリケーシ
ョンプログラムは受信したメッセージ200を用いて処
理を実行する。処理が終了すると処理結果に対して内容
コード2001を付与してメッセージ200をネットワ
ーク100にブロードキャストする。各ノードにおける
選択受信するメッセージ200の特定および起動するア
プリケーションプログラムの特定は予め登録された内容
コードテーブル(202、204、206)に基づいて
行われる。内容コードテーブル202の構成を図3に示
す。内容コードテーブル202には、アプリケーション
プログラム名称301と入力内容コード302、出力内
容コード303との対応付けが格納されている。図3の
例では、入力内容コード(302)であるCC1が付与
されたメッセージを受信すると、アプリケーションプロ
グラムAP4が起動され、アプリケーションプログラム
AP4は内容コードCC1が付与されたメッセージ内の
データを使って処理を実行する。処理が終了すると、処
理結果に対して出力内容コード(303)であるCC4
を付与してメッセージをネットワーク100にブロード
キャストする。図2の例では、アプリケーションプログ
ラムAP1(221)が処理を実行し、処理結果に対し
て例えば内容コードCC1を付与したメッセージ211
をネットワークにブロードキャストする。ブロードキャ
ストされたメッセージはプロセッサ102と103によ
り受信される。プロセッサ102は、メッセージ211
を受信すると、アプリケーションプログラムAP2(2
22)を起動し、起動されたアプリケーションプログラ
ムAP2(222)は、このメッセージを使って処理を
実行し、処理結果に対して例えば内容コードCC2を付
与したメッセージ212をネットワーク100にブロー
ドキャストする。同様に、プロセッサ103は、メッセ
ージ211を受信すると内容コードテーブル202に基
づいてアプリケーションプログラムAP4(224)を
起動し、起動されたアプリケーションプログラムAP4
(224)は、このメッセージ211を使って処理を実
行し、処理結果に対して内容コードCC4を付与したメ
ッセージをネットワーク100にブロードキャストす
る。アプリケーションプログラムAP3(223)は図
3の例で示すように内容コードCC1が付与されたメッ
セージ211を用いて処理を行わないため起動されな
い。メッセージ212はプロセッサ103に受信され、
内容コードテーブル202に基づいてアプリケーション
プログラムAP3(223)とAP4(224)が起動
される。アプリケーションプログラムAP3(223)
はメッセージ212を使って処理を実行し、処理結果に
内容コードCC3を付与してメッセージをネットワーク
100にブロードキャストする。アプリケーションプロ
グラムAP4(224)はメッセージ212を使って処
理を実行し、処理結果に内容コードCC4を付与してメ
ッセージをネットワーク100にブロードキャストす
る。
【0012】各アプリケーションプログラムは、内容コ
ード2001をインターフェースとするモジュール構造
をとっており、入力内容コード302と出力内容コード
303により定義される。このようなアプリケーション
プログラムを図4のように図示する。図4の例の場合、
四角401は処理を表し、矢印402は入力データ、矢
印403は出力データを表す。AP1、AP2、AP
3、AP4はアプリケーションプログラム名称404で
あり、CC1、CC2、CC3、CC4は入力および出
力データの内容を表す入力内容コード405と出力内容
コード406である。図4に示した図は、図3に示した
内容コードテーブルに登録された情報をもとに作成する
ことができる。
【0013】図4に示した出力内容コード406と入力
内容コード405を繋げることにより、一連の処理の流
れとデータの流れを記述するシステムフローを作成する
ことができる。例えば、アプリケーションプログラムA
P1の出力内容コードCC1とアプリケーションプログ
ラムAP2とAP4の入力内容コードが同一であるた
め、これを繋げる。この接続作業を全ての内容コードに
対して行うことにより、図5に示すようなシステムフロ
ーを作成することができる。このシステムフローによ
り、アプリケーションプログラムAP1の処理結果には
内容コードCC1が付与されて送信され、この処理結果
はアプリケーションプログラムAP2とAP4により受
信され処理されるといったように、システム内の処理の
流れとデータの流れを容易に理解することができる。
【0014】分散処理システムが実行する一連の処理を
テストするとき、連続した処理を一度にテストすると異
常箇所の特定が難しいため、この処理を部分的にテスト
しなければならない場合がある。例えば、図6(a)に
示すようにアプリケーションプログラムAP1とアプリ
ケーションプログラムAP2のみを実行し、アプリケー
ションプログラムAP1とAP2のみの部分テストを行
う場合である。このとき、アプリケーションプログラム
AP1およびアプリケーションプログラムAP2の処理
結果を受信したとしてもアプリケーションプログラムA
P3とAP4が処理を実行してはならない。このために
は、アプリケーションプログラムAP1とAP2が処理
結果を送信しない、もしくはアプリケーションプログラ
ムAP3とAP4が処理結果を受信しないといった抑止
の機能が必要になる。
【0015】図6(a)の例の場合、アプリケーション
プログラムAP1の出力を抑止すると、アプリケーショ
ンプログラムAP2は処理を実行するのに必要なメッセ
ージを受信することができないため、アプリケーション
プログラムAP3とAP4の入力を抑止し、アプリケー
ションプログラムAP3とAP4が実行されないように
する。図6(b)は図6(a)のシステム構成例とデー
タの流れを示したものである。各部の構成は図2と同じ
である。プロセッサ103は、アプリケーションプログ
ラムAP1の処理結果に内容コードCC1が付与された
メッセージ601とアプリケーションプログラムAP2
の処理結果に内容コードCC2が付与されたメッセージ
602を受信してもアプリケーションプログラムAP3
とAP4の起動を抑止する。起動を抑止するか否かの判
断は図7に示した抑止定義テーブルに基づいて行われ
る。抑止定義テーブル700には、入力内容コードと出
力内容コードが登録されており、各内容コードに対して
入力あるいは出力を抑止するか否かが定義されている。
入力抑止701には、プロセッサ内のアプリケーション
プログラムの全ての入力内容コードが登録されており、
内容コードに1が設定されていれば入力が抑止される。
図7の例の場合、CC1(7001)には1が設定され
ているため、内容コードCC1が付与されたメッセージ
を受信してもアプリケーションプログラムは起動され
ず、メッセージは廃棄される。内容コードCC2(70
02)に関しても同様である。出力抑止702では、内
容コードCC3(7011)とCC4(7012)に対
して1が設定されていないため、出力は抑止されず、内
容コードCC3またはCC4を出力する処理が実行され
れば、内容コードCC3またはCC4が処理結果に付与
されてネットワークに送信される。仮に内容コードCC
3(7011)に1が設定されていた場合には、内容コ
ードCC3を出力する処理が実行されたとしてもメッセ
ージはネットワークに送信されない。図8に示すよう
に、内容コードテーブルや抑止定義テーブルの定義は、
例えばツールによって行われ各プロセッサにダウンロー
ドされる。ツールは表示装置とキーボードやマウスなど
の入力装置を備えたコンピュータ800にインストール
される。オペレータがコンピュータ800を使って内容
コードテーブルの情報であるアプリケーションプログロ
グラム名称、入力内容コード、出力内容コードを定義す
ると、これらの情報をもとに画面801上にシステムフ
ローを表示する。オペレータは、この画面801上でテ
ストする範囲を指定する。範囲が指定されると、ツール
にて自動で、あるいはオペレータが手動で、入力抑止と
出力抑止を設定する箇所を特定し、抑止定義テーブルを
生成する。生成された抑止定義テーブルは各プロセッサ
にダウンロードされる。この方式を処理フローにて図9
に示す。
【0016】オペレータは、まずツールを使ってシステ
ム内にあるノードを定義する(ステップ901)。ノー
ドの定義とは、例えば各プロセッサを区別するために各
プロセッサに対してノード番号の定義することである。
次に、各ノードにロードされたアプリケーションプログ
ラムの名称を定義し(ステップ902)、各アプリケー
ションプログラムの入力内容コード、出力内容コードと
入出力データのデータ構造を定義する(ステップ90
3)。ステップ901、ステップ902、ステップ90
3にて定義された情報をもとに各ノード毎に内容コード
テーブルを生成し(ステップ904)、各ノードにダウ
ンロードする(ステップ905)。次に、オペレータは
ツールを使ってテストする範囲を指定する(ステップ9
06)。テスト範囲が連続していない場合など、指定範
囲の設定が間違っている場合には(ステップ907)、
オペレータに対して設定が間違っていることを通知し
(ステップ908)処理を終了する。設定が正しい場合
には(ステップ907)、抑止する入力内容コードと出
力内容コードを計算し、各ノード毎に抑止定義テーブル
を生成し(ステップ909)、各ノードにダウンロード
する(ステップ910)。ステップ909の抑止する入
力内容コードと出力内容コードの計算では、同じテスト
範囲を実行する場合でも、出力を抑止する場合と入力を
抑止する場合とがあり、両社で抑止定義テーブルの構成
が異なる。このため、ツールでは常に出力抑止よりも入
力抑止を優先する。もしも、何らかの理由により出力抑
止を優先したい場合には、オペレータが手動で設定する
ものとする。例えば、図6(a)に示すようにテスト範
囲を指定した場合、入力抑止を優先すると、アプリケー
ションプログラムAP3とAP4に対して内容コードC
C1とCC2を付与されたメッセージの入力を抑止する
ことになる。しかし、図10(a)のようにアプリケー
ションプログラムAP2の出力を抑止し、アプリケーシ
ョンプログラムAP4への内容コードCC1を付与され
たメッセージの入力を抑止しても、指定されたテスト範
囲のみの実行は可能である。ただし、この場合には、図
10(b)に示すように、アプリケーションプログラム
AP2の処理結果は抑止されネットワークにブロードキ
ャストされず、この処理結果を他のノードが参照するこ
とはできない。オペレータが抑止を定義するツール画面
の構成例を図11に示す。画面1100上には定義され
たノード、アプリケーション名称、入力内容コード、出
力内容コードの情報に基づいてシステムフローが表示さ
れる。オペレータはマウスを使ってツールボックスより
テスト範囲指定(1111)をクリックして選択し、シ
ステムフロー上にてマウスでテスト範囲を囲んで選択す
る。次に、入力抑止(1112)もしくは出力抑止(1
113)を選択し、システムフロー上のデータを表す矢
印の上にマウスのアイコン(1115)を移動してクリ
ックし、入力抑止または出力抑止を手動で定義する。
【0017】テストを行った結果が正しいか否かは、例
えばツールにてネットワーク上のメッセージをトレース
することにより確認することができる。図12のシステ
ムフローに示すように、アプリケーションプログラムA
P1とAP2の範囲でテストを行うため、アプリケーシ
ョンプログラムAP3とAP4の入力を抑止するとき、
アプリケーションプログラムAP1の処理結果に内容コ
ードCC1が付与されたメッセージ1211がネットワ
ークにブロードキャストされる。これはツールをインス
トールしたコンピュータ1201で受信することが可能
である。また、同様にアプリケーションプログラムAP
2の処理結果に内容コードCC2が付与されたメッセー
ジ1212もネットワークにブロードキャストされるた
め、これもコンピュータ1201にて受信することがで
きる。受信したメッセージ内のデータをツールの画面1
200上に表示されたシステムフローに表示する(12
21、1222)。オペレータは、この表示を見て各ア
プリケーションプログラムの処理結果を知ることがで
き、処理が正常に行われたか否かを判断する。システム
フロー上に表示されたデータ5000(1221)はア
プリケーションプログラムAP1の処理結果であり、シ
ステムフロー上に表示されたデータ0.500(122
2)はアプリケーションプログラムAP2の処理結果で
ある。
【0018】この実施例によれば、各プロセッサにおい
てネットワークとアプリケーションプログラムの間で特
定の内容コードが付与されたメッセージの授受を抑止す
ることにより、システム内の処理を部分的にテストする
ことができる。オペレータはシステムフロー上でテスト
したい部分を選択するのみでよく、テスト結果もツール
上に表示される。これまで複数のプロセッサに分散され
た一連の処理をテストした場合、異常箇所の特定が難し
く、また部分的にテストを行うためには各プロセッサ毎
に多くの設定を行わなければならなかっため、オペレー
タはこれに多大な時間と労力を要した。テストを行った
結果、テストと直接関係のないシステムの他の部分に悪
影響を与えるといった問題も生じた。しかし本方式を用
いると、各ノード毎の細かな設定を必要とせず、画面上
に図示されたシステムフローを使って設定を行うため設
定も容易であり、作業時間と労力が大幅に短縮される。
また、設定ミスなどによってテストを行っていないシス
テムの他の部分に対して悪影響を与えるといった危険も
大幅に軽減される。
【0019】本発明における第2実施例を説明する。
【0020】第1の実施例では、システム内の一連の処
理を部分的にテストする方式について説明した。本実施
例では、多重化されたプロセッサあるいは多重化された
処理が正常にその機能を果たすか否かをテストするため
に抑止を用いる点において第1の実施例と異なる。
【0021】本実施例のシステム構成例を図13(a)
に示す。プロセッサ1301、プロセッサ1302、プ
ロセッサ1303がネットワーク1300に接続されて
いる。ネットワーク1300を介して送受信されるメッ
セージのフォーマット、ネットワークとのインターフェ
ースと通信を管理するミドルウエア1350、内容コー
ドテーブル1360と抑止定義テーブルの構成は第1の
実施例と同じである。入力I/O1304と1305は
例えばセンサであり、出力I/O1306は例えばモー
ターである。プロセッサ1304とプロセッサ1305
は多重化されているものとする。
【0022】プロセッサ1301はセンサ1304から
の入力値をアプリケーションプログラムAP5(132
1)にて処理し、処理結果に内容コードCC5を付与し
たメッセージ(1311)をネットワーク1300にブ
ロードキャストする。プロセッサ1302はセンサ13
05からの入力値をアプリケーションプログラムAP6
(1322)にて処理し、処理結果に内容コードCC6
を付与したメッセージ(1312)をネットワーク13
00にブロードキャストする。アプリケーションプログ
ラムAP5とAP6の処理は多重化であるため同一であ
ってもよい。プロセッサ1303は内容コードテーブル
にしたがって内容コードCC1とCC2が付与されたメ
ッセージを受信する。通信を管理するミドルウエア13
50は複数のメッセージの中から1つのメッセージを選
択するアルゴリズムを有する。プロセッサ1303は図
14に示すような予め登録された多重化テーブルを保持
している。多重化テーブル1400には、多重化された
内容コードの組が登録されている。図14の例では、内
容コードCC5と内容コードCC6(1401)が多重
化されていることを示している。プロセッサ1303は
内容コードCC1が付与されたメッセージ(1311)
と内容コードCC2が付与されたメッセージ(131
2)を受信すると同じメモリ領域に上書きする。つま
り、内容コードCC1とCC2が付与されたメッセージ
の中で最後に受信したメッセージのみが保存され、一定
時間毎にアプリケーションプログラムAP7(132
3)を起動し、起動されたアプリケーションプログラム
AP7(1323)は、この最新のメッセージを使って
処理を実行し、結果をモーター(1306)に出力す
る。
【0023】多重化されたプロセッサの1つまたは複数
がダウンしてもシステムが正常に動作することをテスト
する。例えば、プロセッサ1302がダウンした場合、
システムが正常に動作するか否かを確認する。この場
合、プロセッサ1302内のアプリケーションプログラ
ムの出力を抑止すればよい。このシステムフローを図1
5に示す。図15のシステムフローは、アプリケーショ
ンプログラムAP5(1501)とアプリケーションプ
ログラムAP6(1502)が出力した内容コードCC
5とCC6を付与したデータをアプリケーションプログ
ラムAP7(1503)が受信して処理することを示
す。アプリケーションプログラムAP6(1502)か
らの出力を抑止することによりアプリケーションプログ
ラムAP7(1503)はアプリケーションプログラム
AP6(1502)からのメッセージを受信できなくな
り、仮想的にアプリケーションプログラムAP6(15
02)がダウンした状態を作ることができる。アプリケ
ーションプログラムAP7(1503)への入力を抑止
してもよい。この場合でもアプリケーションプログラム
AP7(1503)が正常に動作するか否かを確認する
ことにより、プロセッサ1302がダウンしたときの状
態をテストすることが可能である。
【0024】また、プロセッサの多重化だけでなく処理
の多重化においても同様な方式を用いることができる。
図13(b)に示したように同一プロセッサ1304上
にて処理が多重化されている場合を考える。アプリケー
ションプログラムAP5とAP6は同一処理である。ア
プリケーションプログラムAP5はセンサ1307から
の入力データを用いて処理を実行し、処理結果に内容コ
ードCC5を付与したメッセージ1313をネットワー
クにブロードキャストする。同様に、アプリケーション
プログラムAP6はアプリケーションプログラムAP5
とセンサ1307からの同じ入力データを用いて処理を
実行し、処理結果に内容コードCC6を付与したメッセ
ージ1314をネットワークにブロードキャストする。
プロセッサ1305は、メッセージ1313と1314
を受信し、アプリケーションプログラムAP7は最新メ
ッセージを用いて処理を実行する。システムフローは図
13(a)の場合と同じく、図15となる。抑止する内
容コードの定義はツールにおいてなされ、抑止定義テー
ブルがダウンロードされる。オペレータは図11に示し
た画面を使って、入力抑止または出力抑止を設定する。
この場合、実施例1と違ってテスト範囲は指定しない。
ツールにおける処理フローを図16に示す。
【0025】ノード、アプリケーションプログラム名
称、入力内容コード、出力内容コード、データ構造は定
義されているものとする。オペレータは、多重化されて
いる内容コードを定義し(ステップ1601)、ツール
は定義された情報をもとに多重化テーブルを構成し(ス
テップ1602)、テーブルを該当するノードにダウン
ロードする(ステップ1603)。次に、図11に示す
ようなツールの画面上にて抑止する内容コードを定義す
る(ステップ1604)。ツールは、定義された情報を
もとに抑止定義テーブルを生成し(ステップ160
5)、該当ノードにテーブルをダウンロードする(ステ
ップ1606)。
【0026】この実施例によれば、各プロセッサにおい
てネットワークとアプリケーションプログラムの間で特
定の内容コードが付与されたメッセージの授受を抑止す
ることにより、多重化されたノードの1つまたは複数が
ダウンした場合、システムが正常に動作するか否かをテ
ストできる。オペレータは、このテストを行うのに画面
上で簡単な設定を行うだけでよい。従来であれば多重化
されたノードの1つまたは複数がダウンしても正常に動
作するか否かをテストする場合、物理的にノードをネッ
トワークより切り離さなければならず、作業員が現場に
て切り離しの作業を行わなければならなかった。システ
ムによっては、配線が複雑であったり、切り離す箇所の
特定が難しかったりする場合もあり、容易な作業ではな
い。しかし、本実施例における方式を用いることによ
り、物理的な切り離し作業を行う必要はなく、ソフトウ
エアによる簡単な設定のみで特定のノードを仮想敵にダ
ウンした状態にすることが可能であり、現場における作
業時間と作業負担を大幅に軽減できる。
【0027】本発明における第3実施例を説明する。
【0028】第1の実施例では、システムの一連の処理
の中で一部分のみテストする方式を示した。第2の実施
例では、多重化されたノードの中で1つもしくは複数が
ダウンした場合、システムが正常に動作するか否かをテ
ストする方式を示した。本実施例では、システムの一連
の処理を逐次的に実行し、1つ1つの処理の動作を確認
しながらシステム全体をテストするという点において、
第1および第2の実施例と異なる。この一連の処理を1
つの処理ずつ逐次実行する方式を以下ではステップ実行
と呼ぶ。
【0029】システム構成およびシステムフローは第1
の実施例と同じであるとする。図5に示した第1の実施
例のシステムフローを例にとってステップ実行を説明す
る。ステップ実行では図17に示すように、各処理を1
つずつ実行する。図17(a)のステップ1では、アプ
リケーションプログラムAP1のみを実行して動作を確
認する。これを実現するため、アプリケーションプログ
ラムAP2とアプリケーションプログラムAP4に対
し、内容コードCC1が付与されたメッセージの入力抑
止を行う。アプリケーションプログラムAP1がブロー
ドキャストする内容コードCC1が付与されたメッセー
ジはツールにて受信し、保存する。次に、図17(b)
のステップ2では、アプリケーションプログラムAP2
のみを実行して動作を確認する。これを実現するため、
ツールより保存していた内容コードCC1が付与された
メッセージを送信し、アプリケーションプログラムAP
2の処理を実行する。アプリケーションプログラムAP
3とアプリケーションプログラムAP4に対し、事前に
内容コードCC2が付与されたメッセージの入力抑止を
行うよう定義しておく。アプリケーションプログラムA
P4に対しては内容コードCC1が付与されたメッセー
ジの入力抑止も定義する。アプリケーションプログラム
AP2よりブロードキャストされた内容コードCC2が
付与されたメッセージはツールにより受信され保存され
る。次に、図17(c)のステップ3では、アプリケー
ションプログラムAP3のみを実行して動作を確認す
る。これを実現するため、ツールは保存していた内容コ
ードCC2が付与されたメッセージを送信し、アプリケ
ーションプログラムAP3の処理を実行する。アプリケ
ーションプログラムAP4に対して、事前に内容コード
CC2が付与されたメッセージの入力抑止を定義してお
く。アプリケーションプログラムAP3が送信する内容
コードCC3が付与されたメッセージを受信するアプリ
ケーションプログラムが存在する場合には、やはり入力
抑止を定義しておく。このときのシステム構成を図18
に示す。
【0030】図18のステップ1とステップ2は、図1
7のステップ1とステップ2に対応する。図18(a)
のステップ1では、まずツールにて入力抑止する内容コ
ードを計算し、生成された抑止定義テーブルを各プロセ
ッサにダウンロードしたのち、アプリケーションプログ
ラムAP1に対して実行指示を送る。アプリケーション
プログラムAP1は、処理結果に内容コードCC1を付
与したメッセージ1801をブロードキャストし、コン
ピュータ1800とプロセッサ1812と1813が受
信する。コンピュータ1800は受信したメッセージ1
801をメモリ上に格納するが、プロセッサ1812と
1813は入力抑止が設定されているためアプリケーシ
ョンプログラムAP2とAP4を実行しない。受信した
メッセージ1801も廃棄する。図18(b)のステッ
プ2では、ツールが新たに生成した抑止定義テーブルを
各プロセッサにダウンロードしたのち、コンピュータ1
800がステップ1において格納していたメッセージ1
801をブロードキャストする。メッセージ1801
は、プロセッサ1812と1813に受信され、プロセ
ッサ1812においてアプリケーションプログラムAP
2が実行される。プロセッサ1813では入力抑止が定
義されているため、アプリケーションプログラムは実行
されず、メッセージ1802は廃棄される。アプリケー
ションプログラムAP2は、処理が終了すると処理結果
に内容コードCC2を付与したメッセージ1802をネ
ットワークにブロードキャストする。ブロードキャスト
されたメッセージ1802はコンピュータ1800に保
存される。コンピュータ1800にインストールされた
ツールの処理フローを図19に示す。
【0031】ノード、アプリケーションプログラム名
称、入力内容コード、出力内容コード、データ構造は定
義されているものとする。オペレータがツールの画面上
にて入力するのは、次のステップに移るタイミングとス
テップ実行を行いたい一連の処理の最初のアプリケーシ
ョンプログラムの指定である。まず、ツールはオペレー
タからの次のステップを実行する指示を待ち、オペレー
タからの入力があれば(ステップ1901)、次の1ス
テップのみを実行するために入力抑止しなければならな
い内容コードを計算し(ステップ1902)、各ノード
の抑止定義テーブルを生成し(ステップ1903)、生
成した抑止定義テーブルを各ノードにダウンロードする
(ステップ1904)。入力がなければ(ステップ19
01)、入力があるまで待機する。1つ前のステップに
おいてツールで受信して格納しているメッセージがある
場合(ステップ1905)、つまり最初のステップでは
ない場合には、格納しているメッセージを送信する(ス
テップ1906)。格納されているメッセージがない場
合(ステップ1905)、オペレータにより指定された
一連の処理の最初のアプリケーションプログラムがロー
ドされているノードに対して、アプリケーションプログ
ラムの実行指示(ステップ1907)を送る。アプリケ
ーションプログラムが実行されると、アプリケーション
プログラムが処理結果をブロードキャストするので、こ
れを受信する。メッセージを受信した場合には(ステッ
プ1908)、受信したメッセージをメモリ上に格納し
(ステップ1909)、再びオペレータからの次のステ
ップ実行指示を待つ。メッセージを受信しない場合には
(ステップ1908)、実行したアプリケーションプロ
グラムに出力内容コードが設定されているか否かを確認
する。出力内容コードが設定されていない場合には、ネ
ットワークに対する出力がないアプリケーションプログ
ラムであるので異常ではない。出力内容コードが定義さ
れていない場合(ステップ1910)には、一連の処理
が全て終了したか否かを確認し(ステップ1911)、
終了している場合にはステップ実行を終了する。終了し
ていない場合には、再びオペレータからの次の実行の指
示があるまで待機する。出力内容コードが定義されてい
ない場合(ステップ1910)には、これはメッセージ
を出力すべきアプリケーションプログラムがメッセージ
を出力しなかったということであるからエラーをオペレ
ータに対して通知する(ステップ1912)。
【0032】この実施例によれば、分散処理システムに
て実行される一連の処理をステップ実行し、各処理が正
常に動作するか否かを1つの処理毎にテストすることが
できる。これまでの分散処理システムであれば、1つの
処理をテストしたい場合、そのアプリケーションプログ
ラムがロードされたプロセッサをネットワークからを切
り離して単体でテストを行うか、プロセッサに1つの処
理だけを実行するための設定を行い、出力結果を新たに
接続した別のプロセッサにて受信して確認するという方
法をとっていた。しかし、本実施例における方式を用い
れば、システム全体のシステムフローによりアプリケー
ションプログラム相互の関係を見ながら、1ステップず
つ実行する指示を出し、処理結果もネットワークにブロ
ードキャストされるため、ネットワークに接続された任
意のツールにて受信してオペレータに表示することがで
きる。1つの処理だけを実行するために必要な複雑な設
定は不要であり、画面上のマウス操作のみで一連の処理
を1つずつ実行して結果を確認することも可能である。
これにより、分散処理システムのデバッグ効率が飛躍的
に向上する。
【0033】本発明における第4実施例を説明する。第
1、第2、第3の実施例では、抑止を使ったテスト方式
を示した。第4の実施例では、分散処理システム内で故
意に異常を発生させ、異常の影響の範囲を確認すること
により、システムの耐故障性をテストする方式を説明す
る。
【0034】本実施例における分散処理システムのシス
テムフローの例を図20に示す。この例では、アプリケ
ーションプログラムAP15において故意に故障を発生
させている。ここで言う故障とは、例えばアプリケーシ
ョンプログラムのバグによりプログラムが無限ループに
陥り、メッセージを非常に頻繁に発生すしたりする場合
である。まず、オペレータが故障を発生させたいアプリ
ケーションプログラムAP15をツールにて選択する。
選択は図11に示したようなツールを使ってシステムフ
ロー上にて行う。ツールはアプリケーションプログラム
AP15がロードされたプロセッサに対し、頻繁にメッ
セージを出すよう指示を出す。もしも、アプリケーショ
ンプログラムAP15がロードされたプロセッサが性能
の低いプロセッサであり、このような機能が付加されて
いない場合には、代わりにツールからCC10を付与し
たメッセージを頻繁に発生してもよい。一定時間後、ツ
ールにて各プロセッサの中で送受信バッファがオーバー
フローしたものを調べ、図20に示すように送受信バッ
ファがオーバーフローしたプロセッサにロードされてい
るアプリケーションプログラムの色を変えて表示するな
どしてオペレータに対し異常が波及した範囲を知らせ
る。ツールの処理を処理フローにまとめ図21に示す。
【0035】オペレータから特定のアプリケーションプ
ログラムにて異常を発生するよう指示を受けると(ステ
ップ2101)、ツールが格納している各ノード情報を
もとに、指定されたアプリケーションプログラムがロー
ドされているプロセッサに異常を発生する機能があるか
否かを判断する(ステップ2102)。この機能がある
場合には、該当ノードに対して異常を発生する指示を出
す(ステップ2103)。この機能がない場合には、ツ
ールにて代わりに異常を発生できるか否かを判断する
(ステップ2104)。可能な場合には異常を発生する
(ステップ2105)。指定されたアプリケーションプ
ログラムが送信するデータやアプリケーションプログラ
ムがロードされたノードの性能に関する情報がなく代わ
りにメッセージを送信できないなど、ツールにて代わり
に異常を発生することが不可能な場合には、オペレータ
に異常発生不可能である旨を伝えるメッセージをオペレ
ータに対して表示(ステップ2106)し、処理を終了
する。予め登録された一定時間が経過したのち(ステッ
プ2107)、システム内のノードの状態情報を収集す
る(ステップ2108)。ノードにアクセスできない場
合には、異常が発生したと判断する。異常が発生したノ
ードにロードされたアプリケーションプログラムをオペ
レータに通知し、影響を受けた範囲を知らせる(ステッ
プ2109)。オペレータより終了要求があれば(ステ
ップ2110)、処理を終了する。終了要求がなければ
(ステップ2110)、一定時間経過後に再び各ノード
状態情報を収集する。
【0036】この実施例によれば、特定のアプリケーシ
ョンプログラムに対し、故意に異常を発生させることに
より、異常の波及範囲を特定することができる。これま
での分散処理システムであれば、システムが部分的にダ
ウンしたとき、あるいはシステム部分的に停止したと
き、その影響がシステムの他のどの部分に及ぶのかが特
定できず、システムの部分改造および変更を行わなけれ
ばならない時に大きな問題となっていた。あるプログラ
ムの一部をデバッグし変更しただけであるにもかかわら
ず、システムの全然別の部分が大きな影響を受け、シス
テム全体に対して重大な被害をもたらすといった事態が
起こっていた。本実施例における方式を用いると、シス
テムの稼働前あるいはシステム停止中に、システムのあ
る部分を変更した場合、その影響が他のどの部分に波及
するのかということをテストすることができ、改造して
もシステム全体に対して重大なダメージを与えない部分
が改造前に特定できる。この部分に関してはシステム稼
働中に改造することが可能であり、従来のようにシステ
ム稼働中に改造してはいけない部分を変更してシステム
に大きな被害をもたらすといった事態を回避できる。
【0037】
【発明の効果】以上で述べたように、本発明によれば、
分散処理システムにおけるテストをツールを使って容易
に行うことが可能となり、複雑な設定も必要なく、シス
テムの改造、デバッグ等に要する時間が大幅に削減さ
れ、作業者の負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例を適応したシステ
ムの構成図である。
【図2】本発明における第1の実施例を適応したシステ
ムの構成図である。
【図3】内容コードテーブルの構成例である。
【図4】アプリケーションモジュールの構成例である。
【図5】第1の実施例におけるシステムフローである。
【図6】テストを行うときのシステムフローとシステム
構成である。
【図7】抑止定義テーブルの構成例である。
【図8】テストを行う範囲を設定する設定画面の構成例
である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるツールにおける
処理手順を示すフローチャートである。
【図10】テストを行うときのシステムフローとシステ
ム構成である。
【図11】テストと抑止を定義するツールの設定画面の
構成例である。
【図12】テスト結果を検証するためのモニタ画面の構
成例である。
【図13】本発明における第2の実施例を適応したシス
テムの構成図である。
【図14】多重化テーブルの構成例である。
【図15】第2の実施例におけるシステムフローであ
る。
【図16】本発明の第2の実施例におけてツールにおけ
る処理手順を示すフローチャートである。
【図17】第3の実施例における各実行ステップにおけ
るシステムフローである。
【図18】第3の実施例における各実行ステップにおけ
るシステム構成である。
【図19】本発明の第3の実施例におけるツールにおけ
る処理手順を示すフローチャートである。
【図20】第4の実施例におけるシステムフローの例で
ある。
【図21】本発明の第4の実施例におけるツールにおけ
る処理手順を示すフローチャートである。
フロントページの続き (72)発明者 綿谷 洋 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号株式 会社日立製作所大みか工場内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データに内容コード(データ内容を表すよ
    うな識別子)を付与して送信し、受信側は内容コードを
    もとにデータを選択受信する内容コード通信において、
    ネットワークより受信したデータをプログラムへ渡すこ
    とを抑止する情報を各内容コードに対して定義し、該抑
    止が定義された内容コードを受信した場合には、該内容
    コードが付与されたデータを受信してもプログラムにデ
    ータを渡さない分散処理システムのテスト方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の分散処理システムのテスト
    方式において、内容コードが付与されたデータを受信
    し、該データを用いて処理を実行するプログラムを該デ
    ータを受信したとき即座に実行するデータ駆動を行うシ
    ステムにおいて、該内容コードに抑止が定義されている
    ときには、該プログラムを実行しない分散処理システム
    のテスト方式。
  3. 【請求項3】データに内容コードを付与して送信し、受
    信側は内容コードをもとにデータを選択受信する内容コ
    ード通信において、プログラムの処理結果をネットワー
    クに送信することを抑止する情報を各内容コードに対し
    て定義し、該抑止が定義された内容コードを送信する場
    合には、プログラムの処理結果の送信要求があっても該
    内容コードが付与されたデータを送信しない分散処理シ
    ステムのテスト方式。
  4. 【請求項4】請求項1記載の分散処理システムのテスト
    方式において、内容コードとネットワークから受信した
    データをプログラムへ渡すことを抑止することを表す情
    報の組を格納したテーブルに基づいて、データをプログ
    ラムに渡すか否かを判断する分散処理システムのテスト
    方式。
  5. 【請求項5】請求項3記載の分散処理システムのテスト
    方式において、内容コードとプログラムの処理結果をネ
    ットワークへ送信することを抑止することを表す情報の
    組を格納したテーブルに基づいて、データをネットワー
    クに送信するか否かを判断する分散処理システムのテス
    ト方式。
  6. 【請求項6】請求項1記載の分散処理システムのテスト
    方式において、特定の処理の処理結果に対して付与され
    る内容コードに対し、特定のノードにおいて各ノード毎
    にネットワークとプログラムの間におけるデータの授受
    を抑止する情報を生成し、該情報を各ノードにダウンロ
    ードすることにより、各ノードにおいて該処理の処理結
    果をもとに自内プログラムが処理を実行することを抑止
    することにより、該処理以降の一連の処理を中止する分
    散処理システムのテスト方式。
  7. 【請求項7】請求項6記載の分散処理システムのテスト
    方式において、任意のノードにおける処理を中断し、該
    処理以降の処理の継続を行うために、処理を中断する該
    ノードではなく、他のノードにおいて抑止するための情
    報を定義し、該ノードに対してダウンロードする分散処
    理システムのテスト方式。
  8. 【請求項8】請求項6記載の分散処理システムのテスト
    方式において、任意のノードにおける処理を中断し、該
    処理以降の処理の継続を行うために、処理を中断する該
    ノードではなく、処理がロードされていない他のノード
    に対して抑止情報を定義する分散処理システムのテスト
    方式。
  9. 【請求項9】内容コード通信を行う分散処理システムに
    おいて、一連の処理の流れとデータの流れを表すシステ
    ムフロー図上にてテストを行う範囲を指定し、指定情報
    から抑止する内容コードの情報を生成し、該情報を各ノ
    ードにダウンロードする分散処理システムのテスト方
    式。
  10. 【請求項10】請求項10記載の分散処理システムのテ
    スト方式において、システムフロー図上でテストを行う
    プログラムを線で囲むことによりテストする範囲を指定
    する分散処理システムにおけるテスト方式。
  11. 【請求項11】内容コード通信を行う分散処理システム
    のテスト方式において、一連の処理の流れとデータの流
    れを表すシステムフロー図上にてデータの流れを表し、
    プログラム間を接続する線あるいは矢印を選択し、この
    線に対して抑止を指定することによって内容コードに対
    する抑止の定義し、該定義により各ノードの抑止情報を
    生成して、各ノードにダウンロードする分散処理システ
    ムのテスト方式。
  12. 【請求項12】請求項11記載の分散処理システムのテ
    スト方式において、データの流れを表し、プログラム間
    を接続する線あるいは矢印を選択し、該線に対してネッ
    トワークから受信したデータをプログラムに渡すのを抑
    止するか、あるいはプログラムの処理結果をネットワー
    クに送信するのを抑止するのかを定義する分散処理シス
    テムのテスト方式。
  13. 【請求項13】請求項6記載の分散処理システムのテス
    ト方式において、一連の処理が中止されるまで、ネット
    ワークに送信されるデータを任意のノードにおいてデー
    タをトレースし、該データをもとにテスト結果の検証を
    行う分散処理システムにおけるテスト方式。
  14. 【請求項14】データに内容コードを付与して送信し、
    受信側は内容コードをもとにデータを選択受信する内容
    コード通信において、ネットワークより受信したデータ
    をプログラムへ渡すことを抑止する情報を各内容コード
    に対して定義し、該抑止が定義された内容コードを受信
    した場合には、該内容コードが付与されたデータを受信
    してもプログラムにデータを渡さないという機能を用い
    て、多重化された複数のノードから受信した複数の内容
    コードの中で、特定の内容コードを抑止することによ
    り、プログラムが特定のノードからの入力をもとに処理
    を実行することを抑止し、多重化されたノードの中の特
    定のノードがダウンした状態をテストする分散処理シス
    テムのテスト方式。
  15. 【請求項15】請求項14記載の分散処理システムのテ
    スト方式において、同一ノード内の多重化された複数の
    処理から受信した複数の内容コードの中で、特定の内容
    コードを抑止することにより、プログラムが特定の処理
    からの入力をもとに処理を実行することを抑止し、多重
    化された処理の中の特定の処理が異常となった状態をテ
    ストする分散処理システムのテスト方式。
  16. 【請求項16】請求項14記載の分散処理システムのテ
    スト方式において、任意のノードからネットワークを介
    して抑止情報を授受することにより、入力を抑止する多
    重化されたノードの入力を切り替え、多重化された任意
    のノードをテストする分散処理システムのテスト方式。
  17. 【請求項17】データに内容コードを付与して送信し、
    受信側は内容コードをもとにデータを選択受信する内容
    コード通信において、ネットワークより受信したデータ
    をプログラムへ渡すことを抑止する情報を各内容コード
    に対して定義し、該抑止が定義された内容コードを受信
    した場合には、該内容コードが付与されたデータを受信
    してもプログラムにデータを渡さないという機能によ
    り、分散処理システムにおける一連の処理を各プログラ
    ム単位に実行してテストするため、各プログラムの処理
    結果に付与される内容コードを抑止する情報を各ノード
    に特定のノードから配布し、プログラムを1つだけ実行
    し、実行が終了したら再び次のプログラムの処理結果に
    付与される内容コードを抑止する情報を各ノードに配布
    してプログラムを実行し、この処理を繰り返すことによ
    り、分散処理システムにおける一連の処理を1ステップ
    ずつ実行しテストする分散処理システムのテスト方式。
  18. 【請求項18】請求項17記載の分散処理システムのテ
    スト方式において、1つのプログラムを実行したとき、
    該プログラムの処理結果を任意のノードにおいてネット
    ワークより受信して格納し、一連の処理の次のプログラ
    ムを実行するときに該処理結果を送信して次のプログラ
    ムを実行することによりテストを行う分散処理システム
    におけるテスト方式。
  19. 【請求項19】一連の処理を分散して実行する分散処理
    システムにおいて、特定のノードに対して故意に異常を
    発生させ、該異常を発生させたのちにシステム内の他ノ
    ードの状態に関する情報を収集し、該異常を発生させた
    結果を検証し、故意に異常を発生させた該ノードが異常
    となった際の影響の範囲を特定する分散処理システムの
    テスト方式。
  20. 【請求項20】請求項19記載の分散処理システムのテ
    スト方式において、特定のプログラムに対して故意に異
    常を発生させ、該異常を発生させたのちにシステム内の
    他ノードの状態と他アプリケーションプログラムの実行
    状態に関する情報を収集し、該情報をもとに該異常を発
    生させた結果を検証し、故意に異常を発生させた該プロ
    グラムに異常が発生した際の影響の範囲を特定する分散
    処理システムのテスト方式。
  21. 【請求項21】請求項20記載の分散処理システムテス
    ト方式において、故意に異常を発生させたプログラムと
    該異常により影響を受けたプログラムをシステムフロー
    図上に表示し、影響範囲を図示する分散処理システムの
    テスト方式。
  22. 【請求項22】請求項20記載の分散処理システムのテ
    スト方式において、故意に異常を発生させたノードがネ
    ットワークに対して送信するデータと同じデータを同じ
    時間間隔で該ノード以外の任意のノードから送信し、擬
    似的に該ノードが異常を発生したことをテストする分散
    処理システムにおけるテスト方式。
  23. 【請求項23】一連の処理を分散して実行する分散処理
    システムにおいて、ネットワークとプログラムの間にお
    けて授受される特定のデータの授受を抑止することによ
    り、分散処理システムにおいて実行される一連の処理の
    実行を途中で中断する分散処理システムにおけるテスト
    方式。
  24. 【請求項24】請求項23の分散処理システムのテスト
    方式において、どのデータの授受を抑止するかという情
    報を任意のノードにおいて生成し、ネットワークを介し
    てデータの抑止に関する情報を抑止するノードに送信す
    る分散処理システムにおけるテスト方式。
  25. 【請求項25】一連の処理を分散して実行する分散処理
    システムにおいて、ネットワークとプログラムの間にお
    けて授受される特定のデータの授受を抑止することによ
    り、分散処理システムにおいて実行される一連の処理の
    実行を途中で中断するため、処理を中断するノードに対
    して処理の実行中止に関する情報を送信するのではな
    く、処理結果を受信する任意のノードに対してデータの
    授受を抑止する情報を送信し、一連の処理の実行を中断
    し、一連の処理を部分的にテストする分散処理システム
    におけるテスト方式。
JP9071316A 1997-03-25 1997-03-25 分散処理システムのテスト方式 Pending JPH10269106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9071316A JPH10269106A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 分散処理システムのテスト方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9071316A JPH10269106A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 分散処理システムのテスト方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10269106A true JPH10269106A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13457075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9071316A Pending JPH10269106A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 分散処理システムのテスト方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10269106A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094631A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Hitachi Electronics Service Co Ltd アプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム及びアプリケーション稼働監視方法及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供方法
JP2007207059A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Nec System Technologies Ltd 検出システム、データ処理装置、検出方法およびプログラム
JP2012059305A (ja) * 2011-12-26 2012-03-22 Hitachi Systems Ltd アプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094631A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Hitachi Electronics Service Co Ltd アプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム及びアプリケーション稼働監視方法及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供方法
JP2007207059A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Nec System Technologies Ltd 検出システム、データ処理装置、検出方法およびプログラム
JP2012059305A (ja) * 2011-12-26 2012-03-22 Hitachi Systems Ltd アプリケーション稼働監視システム及び顧客アプリケーション稼働監視サービス提供システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6324690B1 (en) Installation of application software through a network from a source computer system on to a target computer system
US6961926B2 (en) System and method for distributed debugging and recording medium on which control programs are recorded
US20050223359A1 (en) Techniques for multi-core debugging
JP2004201121A (ja) プロトコル試験システムおよびプロトコル試験方法
KR100875997B1 (ko) 윈도우 소켓 응용프로그램 인터페이스 후킹을 이용한네트워크 퍼징 방법
CN111159039A (zh) 一种服务模拟方法、系统、设备和存储介质
WO2012077704A1 (ja) デバッグスタブサーバ、デバッグ方法およびプログラム
CN111061448A (zh) 日志信息的显示方法、装置、电子设备及存储介质
JPH10269106A (ja) 分散処理システムのテスト方式
CN113254217A (zh) 业务的消息处理方法、装置及电子设备
US8701089B2 (en) Program execution device and method for controlling the same
CN111615819B (zh) 一种传输数据的方法和装置
JP2861962B2 (ja) コンピュータプログラムのシミュレーション装置および方法
JP2005250937A (ja) マイクロコンピュータソフトウェアのプログラム検証装置
JP2000285159A (ja) インターネットを利用したビル群管理方法及び装置
EP1164488A1 (en) Remote debugging in an embedded system enviroment
CN114225384B (zh) 基于可组合gm指令的通讯方法、系统、设备及存储介质
JP2000293498A (ja) 分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体
CN112988242B (zh) 先搜寻已安装启动器以选择欲执行启动器的系统及方法
JPH10254726A (ja) リモート検査方式
KR20000065922A (ko) 교환시스템의 프로세스 수행중 디버깅 결과 데이터 출력 방법
JPS63177231A (ja) 並列プログラムデバグ方式
JP2014071570A (ja) 情報端末装置のログ出力方法及びシステム
CN116126881A (zh) 数据库集群的元信息存储方法、存储介质与计算机设备
CN117857405A (zh) 基于socket hook的协议模糊测试方法、装置和计算机设备