JP2000293498A - 分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体 - Google Patents

分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体

Info

Publication number
JP2000293498A
JP2000293498A JP11097405A JP9740599A JP2000293498A JP 2000293498 A JP2000293498 A JP 2000293498A JP 11097405 A JP11097405 A JP 11097405A JP 9740599 A JP9740599 A JP 9740599A JP 2000293498 A JP2000293498 A JP 2000293498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
debug
processing
debugging
message
result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11097405A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Onishi
和志 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11097405A priority Critical patent/JP2000293498A/ja
Publication of JP2000293498A publication Critical patent/JP2000293498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散アプリケーションソフトウェアを、デバ
ッグ作業をおこなう単一の端末装置上から、分散環境を
構築する各コンピュータの場所やオペレーティングシス
テムを意識することなく、統一された操作によってリモ
ートデバッグする。 【解決手段】 端末マシン21にからデバッグ画面21
aを用いた操作によるデバッグ要求に応じてデバッグコ
マンドを分散マシン11〜13上のデバッグボール41
に送信する。デバッグボール41は、実行中のプログラ
ムの存在するマシンA11に配置される。デバッグボー
ル41は、メッセージの発行によって他のマシンB12
にプログラムの制御が移行するときにメッセージと共に
移動して、端末マシン21から送信されたデバッグコマ
ンドを受信して実行し且つデバッグ結果を端末マシン2
1に送信する。端末マシン21は、受信したデバッグ結
果を受信してデバッグ画面21aに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互間で情報の授
受が可能な複数の処理装置により構築される分散環境に
て動作し、処理機能を複数に分割し、分割した処理機能
をそれぞれ前記複数の処理装置に分散して配置して、前
記処理機能を実行する分散アプリケーションソフトウェ
アのデバッグを、該分散環境に結合された操作端末装置
から行うための分散環境におけるリモートデバッグシス
テムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばネットワーク等に結合され
るなどして、相互間で情報の授受が可能な複数の処理装
置、つまりコンピュータ、により構築される情報処理系
は分散環境と呼ばれている。この種の分散環境にて実行
させるアプリケーションソフトウェアとしては、処理機
能を複数に分割し、分割した処理機能をそれぞれ前記複
数の処理装置に分散配置して、前記処理機能を実行する
いわゆる分散アプリケーションソフトウェアが好適であ
る。
【0003】分散アプリケーションソフトウェアでは、
分割した機能を個々に処理する分割プログラムが複数の
コンピュータ上に分散し、オペレーティングシステム
(OS)から独立した分散オブジェクト技術の標準仕様
を使用することにより、共通の通信プロトコルでメッセ
ージのやり取りを行いながらアプリケーションソフトウ
ェアを実行する。
【0004】一般に、アプリケーションソフトウェアの
デバッグにあたっては、デバッグ作業に用いる操作端末
装置からネットワーク等の伝送系を介して、そのアプリ
ケーションソフトウェアを実行しているコンピュータ上
においてデバッグを行うリモートデバッグが行われる。
ところで上述した分散アプリケーションソフトウェア
は、分散環境上の複数のコンピュータにおいて実行され
るが、従来は分散環境上の複数のコンピュータ上で動作
するアプリケーションソフトウェアを、複数のコンピュ
ータに対して単一の横断的にデバッグする方法は存在し
なかった。このため、分散アプリケーションソフトウェ
アであっても、分散環境を構築する各コンピュータ毎に
閉じたデバッグ作業を行うのが一般的であった。
【0005】また、特開平8−272644号公報に
は、分散アプリケーションソフトウェアを分散を意識せ
ずにリモートデバッグ操作することを可能とするデバッ
グ方法が開示されている。特開平8−272644号公
報に示された方法では、分散アプリケーションソフトウ
ェアの実行が他のコンピュータに移行している場合に
は、デバッグ操作によるデバッグコマンドを、分散環境
上の特定のコンピュータから他のコンピュータに転送
し、それに対するデバッグの結果得られるデバッグ情報
を元のデバッグコマンドの発行元に返すようにする(特
開平8−272644号公報の例えば段落番号「012
8」〜「0141」参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、分散環境上の複数のコンピュータに分散して配置さ
れる分散アプリケーションソフトウェアの複数の分割プ
ログラムを横断的にデバッグする方法が存在しなかった
ため、各コンピュータ毎に閉じたデバッグ操作を行うの
が一般的であった。
【0007】このように、各コンピュータ毎の閉じたデ
バッグでは、分散アプリケーションの各コンピュータ間
の結合時の問題を検出することができず、この結合時に
発生する問題をデバッグすることが困難であった。
【0008】また、上述した各コンピュータ毎の閉じた
デバッグでは、各コンピュータが配置されている場所に
行ってデバッグを行わなければならず、さらに使用すべ
きデバッガもコンピュータによって、個々に異なるた
め、統一の操作性でデバッグすることができず、デバッ
グ作業に長時間を要するという問題もあった。
【0009】さらに、特開平8−272644号公報に
示された手法によれば、分散アプリケーションソフトウ
ェアを分散を意識せずにリモートデバッグ操作すること
が、一応可能であるが、実行が他のコンピュータに移行
している場合には、デバッグ操作によるデバッグコマン
ドを、分散環境上の特定のコンピュータから他のコンピ
ュータに転送し、結果をデバッグコマンドの元の発行元
に返すことになるため、制御が複雑化し、デバッグに直
接寄与しない時間が多く必要となるため、やはりデバッ
グ作業に長時間を要する。
【0010】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、複数の処理装置上に配置された分散アプリケー
ションソフトウェアを、デバッグ作業をおこなう単一の
端末装置上から、分散環境を構築する各処理装置の場所
やオペレーティングシステムを意識することなく、統一
された操作性によってリモートデバッグすることを可能
とする分散環境におけるリモートデバッグシステムおよ
び記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る分散環境におけるリモー
トデバッグシステムは、相互間で情報の授受が可能な複
数の処理装置により構築される分散環境にて動作し、処
理機能を複数に分割し、分割した処理機能をそれぞれ前
記複数の処理装置に分散して配置して、前記処理機能を
実行する分散アプリケーションソフトウェアのデバッグ
を、該分散環境に結合された操作端末装置から行うため
のリモートデバッグシステムにおいて、前記操作端末装
置に配置され、デバッグ操作によるデバッグ要求に応じ
てデバッグコマンドを送信するコマンド送信手段と、前
記分散アプリケーションソフトウェアを構成して、前記
各処理装置に分散配置される複数の実行プログラムのう
ちの実行中のプログラムの存在する処理装置に配置され
るとともに、メッセージの発行によって他の処理装置に
プログラムの制御が移行するときに前記メッセージと共
に移動して、前記操作端末装置から送信されたデバッグ
コマンドを受信して実行し且つデバッグ結果を前記操作
端末装置に送信するデバッグ処理手段と、前記操作端末
装置に配置され、受信したデバッグ結果を受信して画面
に表示する結果受信手段と、を具備する。
【0012】前記デバッグ処理手段は、他の処理装置に
対するメッセージの発行を監視するメッセージモニタ手
段を有し、デバッグコマンドを実行するデバッグ手段
と、前記操作端末装置のコマンド送信手段から送信され
たデバッグコマンドを受信して前記デバッグ手段に供給
するコマンド受信手段と、前記デバッグ手段によるデバ
ッグ結果を前記操作端末装置の結果受信手段に送信する
結果送信手段と、メッセージの発行によって他の処理装
置にプログラムの制御が移行するとき、前記メッセージ
モニタ手段に応答して、メッセージと共に移行先の処理
装置に当該デバッグ処理手段を移動させる移動制御手段
と、を含んでいてもよい。
【0013】また、本発明の第2の観点に係る分散環境
におけるリモートデバッグシステムは、相互間で情報の
授受が可能な複数の処理装置により構築される分散環境
にて動作し、処理機能を複数に分割し、分割した処理機
能をそれぞれ前記複数の処理装置に分散して配置して、
前記処理機能を実行する分散アプリケーションソフトウ
ェアのデバッグを、該分散環境に結合された操作端末装
置から行うためのリモートデバッグシステムにおいて、
前記操作端末装置に配置され、デバッグ操作によるデバ
ッグ要求に応じてデバッグコマンドを送信するコマンド
送信手段と、前記分散アプリケーションソフトウェアを
構成して、前記各処理装置に分散配置される複数の実行
プログラムのうちの実行中のプログラムの存在する処理
装置に配置されるとともに、メッセージの発行によって
他の処理装置にプログラムの制御が移行するときに前記
メッセージと共に移行先に自らのクローンを作成して、
実行中のプログラムの存在する処理装置にて、それ自体
およびそのクローンのいずれかによって、前記操作端末
装置から送信されたデバッグコマンドを受信して実行し
且つデバッグ結果を前記操作端末装置に送信するデバッ
グ処理手段と、前記操作端末装置に配置され、受信した
デバッグ結果を受信して画面に表示する結果受信手段
と、を具備する。
【0014】前記デバッグ処理手段は、他の処理装置に
対するメッセージの発行を監視するメッセージモニタ手
段を有し、デバッグコマンドを実行するデバッグ手段
と、前記操作端末装置のコマンド送信手段から送信され
たデバッグコマンドを受信して前記デバッグ手段に供給
するコマンド受信手段と、前記デバッグ手段によるデバ
ッグ結果を前記操作端末装置の結果受信手段に送信する
結果送信手段と、メッセージの発行によって他の処理装
置にプログラムの制御が移行するとき、前記メッセージ
モニタ手段に応答して、メッセージと共に移行先の処理
装置に当該デバッグ処理手段のクローンを作成するクロ
ーン作成手段と、を含んでいてもよい。
【0015】本発明の第3の観点に係るコンピュータ読
み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、相互間で情
報の授受が可能な複数の処理装置により構築される分散
環境に結合された操作端末装置に配置され、前記分散環
境にて動作し、処理機能を複数に分割し、分割した処理
機能をそれぞれ前記複数の処理装置に分散して配置し
て、前記処理機能を実行する分散アプリケーションソフ
トウェアに対するデバッグ操作によるデバッグ要求に応
じてデバッグコマンドを送信するコマンド送信手段、前
記分散アプリケーションソフトウェアを構成して、前記
各処理装置に分散配置される複数の実行プログラムのう
ちの実行中のプログラムの存在する処理装置に配置され
るとともに、他の処理装置に対するメッセージの発行を
監視するメッセージモニタ手段を有してデバッグコマン
ドを実行するデバッグ手段と、前記操作端末装置のコマ
ンド送信手段から送信されたデバッグコマンドを受信し
て前記デバッグ手段に供給するコマンド受信手段と、前
記デバッグ手段によるデバッグ結果を前記操作端末装置
の結果受信手段に送信する結果送信手段と、メッセージ
の発行によって他の処理装置にプログラムの制御が移行
するとき、前記メッセージモニタ手段に応答して、メッ
セージと共に移行先の処理装置に当該デバッグ処理手段
を移動させる移動制御手段とを含み、メッセージの発行
によって他の処理装置にプログラムの制御が移行すると
きに前記メッセージと共に移動して、前記操作端末装置
から送信されたデバッグコマンドを受信して実行し且つ
デバッグ結果を前記操作端末装置に送信するデバッグ処
理手段、および前記操作端末装置に配置され、受信した
デバッグ結果を受信して画面に表示する結果受信手段、
として機能させるためのプログラムを記録している。
【0016】本発明の第4の観点に係るコンピュータ読
み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、相互間で情
報の授受が可能な複数の処理装置により構築される分散
環境に結合された操作端末装置に配置され、前記分散環
境にて動作し、処理機能を複数に分割し、分割した処理
機能をそれぞれ前記複数の処理装置に分散して配置し
て、前記処理機能を実行する分散アプリケーションソフ
トウェアに対するデバッグ操作によるデバッグ要求に応
じてデバッグコマンドを送信するコマンド送信手段、前
記分散アプリケーションソフトウェアを構成して、前記
各処理装置に分散配置される複数の実行プログラムのう
ちの実行中のプログラムの存在する処理装置に配置され
るとともに、他の処理装置に対するメッセージの発行を
監視するメッセージモニタ手段を有してデバッグコマン
ドを実行するデバッグ手段と、前記操作端末装置のコマ
ンド送信手段から送信されたデバッグコマンドを受信し
て前記デバッグ手段に供給するコマンド受信手段と、前
記デバッグ手段によるデバッグ結果を前記操作端末装置
の結果受信手段に送信する結果送信手段と、メッセージ
の発行によって他の処理装置にプログラムの制御が移行
するとき、前記メッセージモニタ手段に応答して、メッ
セージと共に移行先の処理装置に当該デバッグ処理手段
のクローンを作成するクローン作成手段とを含み、メッ
セージの発行によって他の処理装置にプログラムの制御
が移行するときに前記メッセージと共に移行先に自らの
クローンを作成して、実行中のプログラムの存在する処
理装置にて、それ自体およびそのクローンのいずれかに
よって、前記操作端末装置から送信されたデバッグコマ
ンドを受信して実行し且つデバッグ結果を前記操作端末
装置に送信するデバッグ処理手段、および前記操作端末
装置に配置され、受信したデバッグ結果を受信して画面
に表示する結果受信手段、として機能させるためのプロ
グラムを記録している。
【0017】本発明の分散環境におけるリモートデバッ
グシステムにおいては、相互間で情報の授受が可能な複
数の処理装置により構築される分散環境に結合された操
作端末装置に配置され、コマンド送信手段により、前記
分散環境にて動作し、処理機能を複数に分割し、分割し
た処理機能をそれぞれ前記複数の処理装置に分散配置し
て前記処理機能を実行する分散アプリケーションソフト
ウェアに対するデバッグ操作によるデバッグ要求に応じ
てデバッグコマンドを送信し、前記分散アプリケーショ
ンソフトウェアを構成して、前記各処理装置に分散配置
される複数の実行プログラムのうちの実行中のプログラ
ムの存在する処理装置に配置され、他の処理装置に対す
るメッセージの発行を監視するメッセージモニタ手段を
有してデバッグコマンドを実行するデバッグ手段と、前
記操作端末装置のコマンド送信手段から送信されたデバ
ッグコマンドを受信して前記デバッグ手段に供給するコ
マンド受信手段と、前記デバッグ手段によるデバッグ結
果を前記操作端末装置の結果受信手段に送信する結果送
信手段と、メッセージの発行によって他の処理装置にプ
ログラムの制御が移行するとき、前記メッセージモニタ
手段に応答して、メッセージと共に移行先の処理装置に
自らを移動させあるいは自らのクローンを作成する手段
とを含み、メッセージの発行によって他の処理装置にプ
ログラムの制御が移行するときに前記メッセージと共に
移動またはクローンを作成するデバッグ処理手段によ
り、実行中のプログラムの存在する処理装置にて、該デ
バッグ処理手段およびそのクローンのいずれかによっ
て、前記操作端末装置から送信されたデバッグコマンド
を受信して実行し且つデバッグ結果を前記操作端末装置
に送信して、前記操作端末装置に配置される結果受信手
段により、受信したデバッグ結果を受信して画面に表示
する。したがって、デバッグ操作によるデバッグコマン
ドおよびデバッグ情報の授受はデバッグ処理手段を介し
て操作端末装置と分散環境との間で行われるから、複数
の処理装置上に配置された分散アプリケーションソフト
ウェアを、デバッグ作業をおこなう単一の端末装置上か
ら、分散環境を構築する各コンピュータの場所やオペレ
ーティングシステムを意識することなく、統一された操
作性によってリモートデバッグすることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】図1および図2を参照して本発明による分
散環境におけるリモートデバッグシステムの第1の実施
の形態を説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
リモートデバッグシステムの構成を示し、図2は、同リ
モートデバッグシステムの要部の詳細な構成を示してい
る。この場合、分散環境は3つの処理装置、すなわちコ
ンピュータ、で構成されるものとし、この分散環境を1
つの操作端末装置である端末コンピュータからリモート
でデバッグするものとする。
【0021】図1に示すリモートデバッグシステムは、
第1のコンピュータ(以下、「マシンA」と称する)1
1、第2のコンピュータ(以下、「マシンB」と称す
る)12、第3のコンピュータ(以下、「マシンC」と
称する)13および端末コンピュータ(以下、「端末マ
シン」と称する)21を具備している。
【0022】ここで、分散アプリケーションソフトウェ
ア31は、第1の分割プログラム(以下、「プログラム
A」と称する)31a、第2の分割プログラム(以下、
「プログラムB」と称する)31bおよび第3の分割プ
ログラム(以下、「プログラムC」と称する)31cで
構成する。分散アプリケーションソフトウェア31で
は、所定の処理を構成する各部分機能を処理するプログ
ラムA31a、プログラムB31bおよびプログラムC
31cが、複数のマシン上に分散し、つまりマシンA1
1、マシンB12およびマシンC13上にそれぞれ配置
され、例えばオペレーティングシステムから独立した分
散オブジェクト技術の標準仕様を使用することにより、
共通の通信プロトコルでメッセージのやり取りを行いな
がらアプリケーションプログラムを実行する。
【0023】マシンA11は、分散アプリケーションソ
フトウェア31を構成するプログラムA31aを実行す
る。マシンB12は、分散アプリケーションソフトウェ
ア31を構成するプログラムB31bを実行する。そし
て、マシンC13は、分散アプリケーションソフトウェ
ア31を構成するプログラムC31cを実行する。
【0024】端末マシン21は、デバッガのユーザイン
タフェースを持つマシンであり、デバッグ画面21aを
表示し得る。デバッグ実施者は、端末マシン21から分
散アプリケーションソフトウェア31(プログラムA3
1a〜プログラムC31c)のデバッグ操作および結果
確認を行う。
【0025】また、本発明では、分散アプリケーション
ソフトウェア31(プログラムA31a〜プログラムC
31c)のデバッグに、デバッグ処理手段としてデバッ
グボール41を使用するのが大きな特徴である。デバッ
グボール41とは、分散マシン上、すなわちマシンA1
1、マシンB12およびマシンC13上、に存在し、分
散アプリケーションソフトウェア31(プログラムA3
1a〜プログラムC31c)と同じ通信規約に準拠する
ことによって自由に分散マシン上を往来することがで
き、端末マシン21からデバッグ要求を受け取って分散
アプリケーションソフトウェア31(プログラムA31
a〜プログラムC31c)をデバッグし、結果を端末マ
シン21に返却するプログラムにより構築される。
【0026】デバッグに際し、分散アプリケーションソ
フトウェア31がマシンA11上のプログラムA31a
を実行するとき、デバッグボール41を例えば端末マシ
ン21からマシンA11上に転送して、デバッグを行
う。
【0027】プログラムA31aの実行に伴い、プログ
ラムA31aからプログラムB31bにメッセージが発
行され、分散アプリケーションソフトウェア31の制御
がマシンB12上のプログラムB31bに移行すると
き、デバッグボール41もマシンB12に移動して(デ
バッグボール41’として示す)、プログラムB31b
のデバッグを行う。デバッグ操作の要求は、分散アプリ
ケーションソフトウェア31の(共通の)通信規約に基
づいた形で、端末マシン21からデバッグボール41
(41’)に対して行われる。デバッグ要求を受け取っ
たデバッグボール41(41’)は、デバッグ処理を行
い、その結果を端末マシン21に返却する。デバッグ実
施者は、デバッグ中の場所(マシン)やそのオペレーテ
ィングシステム、すなわち処理環境、を意識することな
く、統一的な操作性でデバッグを行い、その結果を端末
マシン21のユーザインタフェースを介して確認するこ
とができる。
【0028】プログラムB31bの実行に伴い、プログ
ラムB31bからプログラムC31cにメッセージが発
行され、分散アプリケーションソフトウェア31の制御
がマシンC13上のプログラムC31cに移行すると
き、デバッグボール41もマシンC13に移動して(デ
バッグボール41’’として示す)、プログラムC31
cのデバッグを行う。この場合も、デバッグ操作の要求
は、分散アプリケーションソフトウェア31の(共通
の)通信規約に基づいた形で、端末マシン21からデバ
ッグボール41(41’’)に対して行われる。デバッ
グ要求を受け取ったデバッグボール41(41’’)
は、デバッグ処理を行い、その結果を端末マシン21に
返却する。この場合も、デバッグ実施者は、デバッグ中
の場所(マシン)やそのオペレーティングシステム、す
なわち処理環境、を意識することなく、統一的な操作性
でデバッグを行い、その結果を端末マシン21のユーザ
インタフェースを介して確認することができる。
【0029】このように、デバッグボール41は、分散
アプリケーションソフトウェア31におけるメッセージ
通信を自動的に追随し、分散環境上を移動してカレント
実行プログラムをデバッグするエージェント機能を持っ
たデバッグプログラムとして構成される。
【0030】次に、図2を参照して、デバッグボール4
1を含むデバッグ処理に係る詳細な構成を説明する。
【0031】端末マシン21は、コマンド送信手段42
および結果受信手段43を備えている。また、デバッグ
ボール41は、コマンド受信手段411、デバッグ部4
12、結果送信手段413およびマシン移動手段414
を備えている。
【0032】端末マシン21のコマンド送信手段42
は、端末マシン21の操作に基づくデバッグ要求に応じ
たデバッグコマンドをデバッグボール41に送信する。
【0033】デバッグボール41において、コマンド受
信手段411は、コマンド送信手段42から送信された
デバッグ要求を受信し、そのデバッグコマンドをデバッ
グ部412に供給する。デバッグ部412は、受け取っ
たデバッグコマンドを実行し、その結果を結果送信手段
413に与える。結果送信手段413は、受け取ったデ
バッグ結果を端末マシン21に送信する。
【0034】端末マシン21の結果受信手段43は、受
信した結果をデバッグ画面21aに表示する。また、デ
バッグ部412は、他のマシンに対してメッセージが発
行されることを監視するメッセージモニタ412aを備
えている。デバッグボール41のマシン移動手段414
は、メッセージモニタ412aに応答し、メッセージの
発行によって他のマシンにプログラムの制御が移される
とき、メッセージと共にデバッグボール41を移動させ
る。
【0035】図1および図2に示すように構成された分
散環境におけるリモートデバッグシステムの全体の動作
についてさらに詳細に説明する。
【0036】図1において、分散アプリケーションソフ
トウェア31のうちの最初に動作するプログラムが、マ
シンA11上のプログラムA31aである場合、まずマ
シンA11上にデバッグボール41が作成される。デバ
ッグ操作が行われると、端末マシン21からデバッグボ
ール41に対して、デバッグ要求がなされる。コマンド
送信手段42が、デバッグ操作に対応するデバッグコマ
ンドを、端末マシン21からデバッグボール41に送信
する。
【0037】デバッグボール41上のコマンド受信手段
411がそれを受け取り、デバッグ部412にコマンド
をわたす。デバッグ部412は、デバッグ対象プログラ
ムであるプログラムA31aに対してデバッグコマンド
を実行してデバッグを行う。デバッグの結果は、結果送
信手段413によって端末マシン21に送信される。端
末マシン21の結果受信手段43が、そのデバッグ結果
を受け取り、デバッグ画面21a上に結果を表示する。
【0038】マシンA11上のプログラムA31aから
マシンB12上のプログラムB31bに対してメッセー
ジが送信されたとき、デバッグボール41上のデバッグ
部412のメッセージモニタ412aがそれを検出して
マシン移動手段414を動作させる。マシン移動手段4
14は、メッセージが送信され制御が移されたマシンB
12上に、デバッグボール41自身を移動させる。つま
り、マシンA11からマシンB12デバッグボール41
がに移動する。
【0039】以後同様にして、デバッグボール41を、
分散アプリケーションソフトウェア31の実行に伴うメ
ッセージに追随してカレント実行マシンに移動させなが
ら、分散アプリケーションソフトウェア31をリモート
デバッグする。このようにして、マシンA11、マシン
B12およびマシンC13を有する分散環境において複
数のマシン、つまりマシンA11、マシンB12および
マシンC13、にそれぞれ分散配置されたプログラムA
31a、プログラムB31bおよびプログラムC31c
からなる分散アプリケーションソフトウェア31を、端
末マシン21からリモートで効率良くデバッグすること
ができる。
【0040】このようにすれば、デバッガにエージェン
ト機能を持たせ、メッセージを追随しながらカレント実
行マシン上を移動してデバッグを行うことができる。し
たがって、複数のマシン11〜13上に配置された分散
アプリケーションソフトウェア31を、一つの端末マシ
ン21から、分散マシン11〜13の場所やそれぞれの
オペレーティングシステムを意識することなく、統一さ
れた操作でリモートデバッグすることができる。
【0041】また、複数のマシン上に配置された分散ア
プリケーションソフトウェア31を一つの端末マシン2
1から、リモートデバッグすることができるので、分散
アプリケーションソフトウェア31の結合時のデバッグ
を、複数のマシン上で横断的に実施することができる。
【0042】なお、図1に示した構成は、具体的には、
図3に示す本発明の第2の実施の形態による分散環境に
おけるリモートデバッグシステムのように構成すること
ができる。
【0043】図3においては、図3においては、マシン
A11をいわゆるウィンドウズマシンとし、マシンB1
2をいわゆるUNIXマシンとし、マシンC13をいわ
ゆるメインフレームとする。端末マシン21は、ネット
ワークコンピュータ(NC)とする。
【0044】また、分散オブジェクト技術の共通仕様と
して、例えばOMG(Object Management Group)が定
めた共通仕様であるCORBA(Common Object Reques
t Broker Architecture)を採用する。デバッグボール
41は、例えばJavaBeansに準拠するものとし、Java仮
想マシン(Java Virtual Machine:JavaVM)機能を持
つコンピュータ上でプラットフォームフリーとする。こ
の場合のデバッグ画面21aを構築するユーザインタフ
ェースはWWWブラウザとし、デバッグボール41との通
信にインターネット/イントラネットを活用する。
【0045】図3に示すように構成された分散環境にお
けるリモートデバッグシステムの場合の動作について図
1および図2に対応させて詳細に説明する。
【0046】分散アプリケーションソフトウェア31の
うちの最初に動作するプログラムが、ウィンドウズマシ
ンであるマシンA11上のプログラムA31aである場
合、まずマシンA11上にJavaBeansによるデバッグボ
ール41を作成し、起動する。
【0047】デバッグ操作が行われると、ネットワーク
コンピュータである端末マシン21からデバッグボール
41に対して、デバッグ要求がなされる。デバッグの結
果は、端末マシン21に送信される。端末マシン21
が、それを受け取り、デバッグ画面21a上に結果を表
示する。すなわち、WWWブラウザ上からデバッグ操作を
行い、WWWブラウザ上にデバッグ結果を表示する。
【0048】プログラムA31aからプログラムB31
bに対してメッセージが送信されたとき、デバッグボー
ル41自身をマシンA11からマシンB12に移動させ
る。すなわち、ウィンドウズマシン上のデバッグボール
41がUNIXマシン上に転送され、実行される。
【0049】次に、図4および図5を参照して本発明に
よる分散環境におけるリモートデバッグシステムの第3
の実施の形態を説明する。
【0050】図4は、本発明の第3の実施の形態に係る
リモートデバッグシステムの構成を示し、図5は、同リ
モートデバッグシステムの要部の詳細な構成を示してい
る。この場合、分散環境は3つのコンピュータで構成さ
れるものとし、この分散環境を1つの端末コンピュータ
からリモートでデバッグするものとする。この実施の形
態では、デバッグボールを移動させるのではなく、デバ
ッグボールのクローンを作成して、制御が移されるマシ
ンにデバッグボールを転送する点で、第1および第2の
実施の形態と異なっている。
【0051】図3に示すリモートデバッグシステムは、
図1と同様に、第1のコンピュータ(マシンA)11、
第2のコンピュータ(マシンB)12、第3のコンピュ
ータ(マシンC)13および端末コンピュータ(端末マ
シン)21を具備している。また、分散アプリケーショ
ンソフトウェア31は、第1の分割プログラム(プログ
ラムA)31a、第2の分割プログラム(プログラム
B)31bおよび第3の分割プログラム(プログラム
C)31cで構成する。分散アプリケーションソフトウ
ェア31では、所定の処理を構成する各部分機能を処理
するプログラムA31a、プログラムB31bおよびプ
ログラムC31cが、マシンA11、マシンB12およ
びマシンC13上にそれぞれ分散配置され、共通の通信
プロトコルでメッセージのやり取りを行いながらアプリ
ケーションプログラムを実行する。マシンA11はプロ
グラムA31aを実行し、マシンB12はプログラムB
31bを実行し、そして、マシンC13はプログラムC
31cを実行する。
【0052】端末マシン21は、デバッガのユーザイン
タフェースを持つマシンであり、デバッグ画面21aを
表示し、デバッグ実施者は、端末マシン21から分散ア
プリケーションソフトウェア31のデバッグ操作および
結果確認を行う。
【0053】この実施の形態では、分散アプリケーショ
ンソフトウェア31(プログラムA31a〜プログラム
C31c)のデバッグに、デバッグ処理手段としてデバ
ッグボール51を使用する。デバッグボール51は、原
デバッグボール51a、および原デバッグボール51a
により生成されるクローンデバッグボール51bおよび
51cの形で、マシンA11、マシンB12およびマシ
ンC13上、にそれぞれ存在し、分散アプリケーション
ソフトウェア31と同じ通信規約に準拠してて分散マシ
ン上で動作することができ、端末マシン21からデバッ
グ要求を受け取って分散アプリケーションソフトウェア
31(プログラムA31a〜プログラムC31c)をデ
バッグし、結果を端末マシン21に返却するプログラム
により構築される。
【0054】デバッグに際し、分散アプリケーションソ
フトウェア31がマシンA11上のプログラムA31a
を実行するとき、デバッグボール51aを例えば端末マ
シン21からマシンA11上に転送して、デバッグを行
う。
【0055】プログラムA31aの実行に伴い、プログ
ラムA31aからプログラムB31bにメッセージが発
行され、分散アプリケーションソフトウェア31の制御
がマシンB12上のプログラムB31bに移行すると
き、デバッグボール51aは、マシンB12にクローン
51bを作成し、プログラムB31bのデバッグを行
う。デバッグ操作の要求は、分散アプリケーションソフ
トウェア31の通信規約に基づいた形で、端末マシン2
1からデバッグボール51bに対して行われる。デバッ
グ要求を受け取ったデバッグボール51bは、デバッグ
処理を行い、その結果を端末マシン21に返却する。デ
バッグ実施者は、デバッグ中の場所やそのオペレーティ
ングシステム、すなわち処理環境、を意識することな
く、統一的な操作性でデバッグを行い、その結果を端末
マシン21のユーザインタフェースを介して確認するこ
とができる。
【0056】さらに、プログラムB31bの実行に伴
い、プログラムB31bからプログラムC31cにメッ
セージが発行され、分散アプリケーションソフトウェア
31の制御がマシンC13上のプログラムC31cに移
行するとき、デバッグボール51bもマシンC13にク
ローン51cを作成して、プログラムC31cのデバッ
グを行う。この場合も、デバッグ操作の要求は、分散ア
プリケーションソフトウェア31の通信規約に基づいた
形で、端末マシン21からデバッグボール51cに対し
て行われる。デバッグ要求を受け取ったデバッグボール
51cは、デバッグ処理を行い、その結果を端末マシン
21に返却する。
【0057】このように、デバッグボール51(51a
〜51c)は、分散アプリケーションソフトウェア31
におけるメッセージ通信を自動的に追随して、分散環境
上にクローンを作成してカレント実行プログラムをデバ
ッグする。
【0058】次に、図5を参照して、デバッグボール5
1(51a〜51c)を含むデバッグ処理に係る詳細な
構成を説明する。
【0059】端末マシン21は、コマンド送信手段42
および結果受信手段43を備えている。また、デバッグ
ボール51は、コマンド受信手段511、デバッグ部5
12、結果送信手段513およびクローン生成手段51
4を備えている。
【0060】端末マシン21のコマンド送信手段42
は、端末マシン21の操作に基づくデバッグ要求に応じ
たデバッグコマンドをデバッグボール51に送信する。
【0061】デバッグボール51において、コマンド受
信手段511は、コマンド送信手段42から送信された
デバッグ要求を受信し、そのデバッグコマンドをデバッ
グ部512に供給する。デバッグ部512は、受け取っ
たデバッグコマンドを実行し、その結果を結果送信手段
513に与える。結果送信手段513は、受け取ったデ
バッグ結果を端末マシン21に送信する。
【0062】端末マシン21の結果受信手段43は、受
信した結果をデバッグ画面21aに表示する。また、デ
バッグ部512は、他のマシンに対してメッセージが発
行されることを監視するメッセージモニタ512aを備
えている。デバッグボール51のクローン生成手段51
4は、メッセージモニタ512aに応答し、メッセージ
の発行によって他のマシンにプログラムの制御が移され
るとき、メッセージと共にクローンのデバッグボール5
1bまたは51cを生成させる。つまり、メッセージモ
ニタ512aによりメッセージを検出すると、メッセー
ジの送信側と受け取り側の両方にデバッグボール51を
存在させることになる。
【0063】このようにして、メッセージを追随してカ
レント実行マシンにデバッグボールのクローンを作成し
ながら、分散アプリケーションソフトウェアをリモート
でデバッグすることにより、分散マシン上で並列に処理
実行されるプログラムのデバッグにも対応することがで
きるようになる。
【0064】なお、この発明のリモートデバッグシステ
ムは、専用のシステムとして構成することなく、通常の
コンピュータシステムを用いて実現することができる。
例えば、コンピュータシステムに上述の動作を実行する
ためのプログラムを格納した媒体(フロッピーディス
ク、CD−ROM等)から該プログラムをインストール
することにより、上述の処理を実行するリモートデバッ
グシステムを構築することができる。インストールによ
って、当該プログラムは、コンピュータシステム内のハ
ードディスク等の媒体に格納されて、リモートデバッグ
システムを構成し、実行に供される。
【0065】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、狭義の記憶媒体に限らず、通信回線、
通信ネットワークおよび通信システムのように、一時的
且つ流動的にプログラム等の情報を保持する通信媒体等
を含む広義の記憶媒体であってもよい。
【0066】例えば、インターネット等の通信ネットワ
ーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サー
バに当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネ
ットワークを介して配信してもよく、通信ネットワーク
の電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)等に
該プログラムを登録し、これをネットワークを介して配
信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS
(Operating System)の制御下において実行することに
より、上述の処理を達成することができる。さらに、通
信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動
実行することによっても、上述の処理を達成することが
できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の処理装置上に配置された分散アプリケーションソ
フトウェアを、デバッグ作業をおこなう単一の端末装置
上から、分散環境を構築する各処理装置の場所やオペレ
ーティングシステムを意識することなく、統一された操
作性によってリモートデバッグすることを可能とする分
散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒
体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る分散環境にお
けるリモートデバッグシステムの構成を示すブロック図
である。
【図2】図1のリモートデバッグシステムの詳細な構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る分散環境にお
けるリモートデバッグシステムの構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る分散環境にお
けるリモートデバッグシステムの構成を示すブロック図
である。
【図5】図4のリモートデバッグシステムの詳細な構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 第1のコンピュータ(マシンA) 12 第2のコンピュータ(マシンB) 13 第3のコンピュータ(マシンC) 21 端末コンピュータ(端末マシン) 21a デバッグ画面 31 分散アプリケーションソフトウェア 31a 第1の分割プログラム(プログラムA) 31b 第2の分割プログラム(プログラムB) 31c 第3の分割プログラム(プログラムC) 41(41’、41’’) デバッグボール 42 コマンド送信手段 43 結果受信手段 51(51a、51b、51c) デバッグボール 411、511 コマンド受信手段 412、512 デバッグ部 412a、512a メッセージモニタ 413、513 結果送信手段 414 マシン間移動手段 514 クローン生成手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互間で情報の授受が可能な複数の処理装
    置により構築される分散環境にて動作し、処理機能を複
    数に分割し、分割した処理機能をそれぞれ前記複数の処
    理装置に分散して配置して、前記処理機能を実行する分
    散アプリケーションソフトウェアのデバッグを、該分散
    環境に結合された操作端末装置から行うためのリモート
    デバッグシステムにおいて、 前記操作端末装置に配置され、デバッグ操作によるデバ
    ッグ要求に応じてデバッグコマンドを送信するコマンド
    送信手段と、 前記分散アプリケーションソフトウェアを構成して、前
    記各処理装置に分散配置される複数の実行プログラムの
    うちの実行中のプログラムの存在する処理装置に配置さ
    れるとともに、メッセージの発行によって他の処理装置
    にプログラムの制御が移行するときに前記メッセージと
    共に移動して、前記操作端末装置から送信されたデバッ
    グコマンドを受信して実行し且つデバッグ結果を前記操
    作端末装置に送信するデバッグ処理手段と、 前記操作端末装置に配置され、受信したデバッグ結果を
    受信して画面に表示する結果受信手段と、を具備するこ
    とを特徴とするリモートデバッグシステム。
  2. 【請求項2】前記デバッグ処理手段は、 他の処理装置に対するメッセージの発行を監視するメッ
    セージモニタ手段を有し、デバッグコマンドを実行する
    デバッグ手段と、 前記操作端末装置のコマンド送信手段から送信されたデ
    バッグコマンドを受信して前記デバッグ手段に供給する
    コマンド受信手段と、 前記デバッグ手段によるデバッグ結果を前記操作端末装
    置の結果受信手段に送信する結果送信手段と、 メッセージの発行によって他の処理装置にプログラムの
    制御が移行するとき、前記メッセージモニタ手段に応答
    して、メッセージと共に移行先の処理装置に当該デバッ
    グ処理手段を移動させる移動制御手段と、を含むことを
    特徴とする請求項1に記載のリモートデバッグシステ
    ム。
  3. 【請求項3】相互間で情報の授受が可能な複数の処理装
    置により構築される分散環境にて動作し、処理機能を複
    数に分割し、分割した処理機能をそれぞれ前記複数の処
    理装置に分散して配置して、前記処理機能を実行する分
    散アプリケーションソフトウェアのデバッグを、該分散
    環境に結合された操作端末装置から行うためのリモート
    デバッグシステムにおいて、 前記操作端末装置に配置され、デバッグ操作によるデバ
    ッグ要求に応じてデバッグコマンドを送信するコマンド
    送信手段と、 前記分散アプリケーションソフトウェアを構成して、前
    記各処理装置に分散配置される複数の実行プログラムの
    うちの実行中のプログラムの存在する処理装置に配置さ
    れるとともに、メッセージの発行によって他の処理装置
    にプログラムの制御が移行するときに前記メッセージと
    共に移行先に自らのクローンを作成して、実行中のプロ
    グラムの存在する処理装置にて、それ自体およびそのク
    ローンのいずれかによって、前記操作端末装置から送信
    されたデバッグコマンドを受信して実行し且つデバッグ
    結果を前記操作端末装置に送信するデバッグ処理手段
    と、前記操作端末装置に配置され、受信したデバッグ結
    果を受信して画面に表示する結果受信手段と、を具備す
    ることを特徴とするリモートデバッグシステム。
  4. 【請求項4】前記デバッグ処理手段は、 他の処理装置に対するメッセージの発行を監視するメッ
    セージモニタ手段を有し、デバッグコマンドを実行する
    デバッグ手段と、 前記操作端末装置のコマンド送信手段から送信されたデ
    バッグコマンドを受信して前記デバッグ手段に供給する
    コマンド受信手段と、 前記デバッグ手段によるデバッグ結果を前記操作端末装
    置の結果受信手段に送信する結果送信手段と、 メッセージの発行によって他の処理装置にプログラムの
    制御が移行するとき、前記メッセージモニタ手段に応答
    して、メッセージと共に移行先の処理装置に当該デバッ
    グ処理手段のクローンを作成するクローン作成手段と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のリモートデバ
    ッグシステム。
  5. 【請求項5】コンピュータを、 相互間で情報の授受が可能な複数の処理装置により構築
    される分散環境に結合された操作端末装置に配置され、
    前記分散環境にて動作し、処理機能を複数に分割し、分
    割した処理機能をそれぞれ前記複数の処理装置に分散し
    て配置して、前記処理機能を実行する分散アプリケーシ
    ョンソフトウェアに対するデバッグ操作によるデバッグ
    要求に応じてデバッグコマンドを送信するコマンド送信
    手段、 前記分散アプリケーションソフトウェアを構成して、前
    記各処理装置に分散配置される複数の実行プログラムの
    うちの実行中のプログラムの存在する処理装置に配置さ
    れるとともに、他の処理装置に対するメッセージの発行
    を監視するメッセージモニタ手段を有してデバッグコマ
    ンドを実行するデバッグ手段と、前記操作端末装置のコ
    マンド送信手段から送信されたデバッグコマンドを受信
    して前記デバッグ手段に供給するコマンド受信手段と、
    前記デバッグ手段によるデバッグ結果を前記操作端末装
    置の結果受信手段に送信する結果送信手段と、メッセー
    ジの発行によって他の処理装置にプログラムの制御が移
    行するとき、前記メッセージモニタ手段に応答して、メ
    ッセージと共に移行先の処理装置に当該デバッグ処理手
    段を移動させる移動制御手段とを含み、メッセージの発
    行によって他の処理装置にプログラムの制御が移行する
    ときに前記メッセージと共に移動して、前記操作端末装
    置から送信されたデバッグコマンドを受信して実行し且
    つデバッグ結果を前記操作端末装置に送信するデバッグ
    処理手段、および 前記操作端末装置に配置され、受信したデバッグ結果を
    受信して画面に表示する結果受信手段、として機能させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  6. 【請求項6】コンピュータを、 相互間で情報の授受が可能な複数の処理装置により構築
    される分散環境に結合された操作端末装置に配置され、
    前記分散環境にて動作し、処理機能を複数に分割し、分
    割した処理機能をそれぞれ前記複数の処理装置に分散し
    て配置して、前記処理機能を実行する分散アプリケーシ
    ョンソフトウェアに対するデバッグ操作によるデバッグ
    要求に応じてデバッグコマンドを送信するコマンド送信
    手段、 前記分散アプリケーションソフトウェアを構成して、前
    記各処理装置に分散配置される複数の実行プログラムの
    うちの実行中のプログラムの存在する処理装置に配置さ
    れるとともに、他の処理装置に対するメッセージの発行
    を監視するメッセージモニタ手段を有してデバッグコマ
    ンドを実行するデバッグ手段と、前記操作端末装置のコ
    マンド送信手段から送信されたデバッグコマンドを受信
    して前記デバッグ手段に供給するコマンド受信手段と、
    前記デバッグ手段によるデバッグ結果を前記操作端末装
    置の結果受信手段に送信する結果送信手段と、メッセー
    ジの発行によって他の処理装置にプログラムの制御が移
    行するとき、前記メッセージモニタ手段に応答して、メ
    ッセージと共に移行先の処理装置に当該デバッグ処理手
    段のクローンを作成するクローン作成手段とを含み、メ
    ッセージの発行によって他の処理装置にプログラムの制
    御が移行するときに前記メッセージと共に移行先に自ら
    のクローンを作成して、実行中のプログラムの存在する
    処理装置にて、それ自体およびそのクローンのいずれか
    によって、前記操作端末装置から送信されたデバッグコ
    マンドを受信して実行し且つデバッグ結果を前記操作端
    末装置に送信するデバッグ処理手段、および前記操作端
    末装置に配置され、受信したデバッグ結果を受信して画
    面に表示する結果受信手段、として機能させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP11097405A 1999-04-05 1999-04-05 分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体 Pending JP2000293498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11097405A JP2000293498A (ja) 1999-04-05 1999-04-05 分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11097405A JP2000293498A (ja) 1999-04-05 1999-04-05 分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000293498A true JP2000293498A (ja) 2000-10-20

Family

ID=14191606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11097405A Pending JP2000293498A (ja) 1999-04-05 1999-04-05 分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000293498A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010507855A (ja) * 2006-10-24 2010-03-11 アーム・リミテッド 非対称型マルチプロセッサ装置上の診断動作の実行
WO2014020457A1 (en) * 2012-07-30 2014-02-06 International Business Machines Corporation Remote debug service in a cloud environment
JP2022008782A (ja) * 2020-06-28 2022-01-14 バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド デバイスデバッグ環境の構築方法及び装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010507855A (ja) * 2006-10-24 2010-03-11 アーム・リミテッド 非対称型マルチプロセッサ装置上の診断動作の実行
WO2014020457A1 (en) * 2012-07-30 2014-02-06 International Business Machines Corporation Remote debug service in a cloud environment
US9632913B2 (en) 2012-07-30 2017-04-25 International Business Machines Corporation Remote debug service in a cloud environment
JP2022008782A (ja) * 2020-06-28 2022-01-14 バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド デバイスデバッグ環境の構築方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Gaspar et al. DIM, a portable, light weight package for information publishing, data transfer and inter-process communication
JP3339482B2 (ja) 分散デバッグ装置及びデバッグ方法並びに制御プログラムを記録した記録媒体
JP3759410B2 (ja) クラスタ化された計算処理環境において実行する分散ネットワークアプリケーションの管理用リクエストを処理するための方法および装置
JP4496093B2 (ja) 高可用性システムの遠隔エンタープライズ管理
JPH06208522A (ja) オープンシステムウィンドウ環境においてウィンドウ表示を制御する方法
JPH0287212A (ja) 計算機システム自動運転制御方式
US20030135617A1 (en) Intelligent system control agent
US6857085B1 (en) Method and system for handling an unexpected exception generated by an application
JP3319764B2 (ja) ソフトウェアシステム間でソフトウェア機能を同期化させるための方法および装置
JP2000293498A (ja) 分散環境におけるリモートデバッグシステムおよび記録媒体
JPH06348664A (ja) 異なる命令特性を持つ複数のcpuによって構成される計算機システムの制御装置
JP2001051871A (ja) リモートデバッグ装置
JP2008250427A (ja) 情報処理システムに用いられるバージョンアップ装置及び該装置を備えた情報処理システム並びに情報処理システムをバージョンアップするためのプログラム
JPH1185564A (ja) ウェブ・ブラウザを使ったデバッグ方法および装置
JP2005346257A (ja) 情報処理装置及びデバイス
JPH08272644A (ja) 分散処理装置で実行されるプログラムのデバッグ方法
EP1386233B1 (en) Method and apparatus for operating a data processing system using multiple console views
KR100334904B1 (ko) 내장형 실시간 소프트웨어의 디버그 에이전트 장치 및 그 운용 방법
JP2001306282A (ja) 印刷装置
JP3823468B2 (ja) データ処理方法、記録媒体及びデータ処理装置
JPH11110365A (ja) ネットワーク計算機システム、該システムで用いる計算機、および該システムに係る方法
US7627871B2 (en) Instructing management support software of a first software component to set up a communication channel between the first software component and a second software component
JPH10269104A (ja) 並列システムテスト方法
JPH10269106A (ja) 分散処理システムのテスト方式
JP2000215180A (ja) デ―タ通信装置、デ―タ通信システム及びデ―タ通信方法