JP4635452B2 - 携帯端末の不具合調査システム,方法,携帯端末およびプログラム - Google Patents

携帯端末の不具合調査システム,方法,携帯端末およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話機等の携帯端末における不具合を調査する携帯端末の不具合調査システム,方法,携帯端末およびプログラムに関する。
携帯端末の不具合に関する従来の技術としては、例えば、特開2000−308138号公報(特許文献1)に記載の通信システムがある。この特許文献1には、携帯電話機の制御ソフトにバグがあることをユーザが認識したときに通信網に送信要求し、通信網から受信した新しい制御ソフトに切換えて運用することが開示されている。
また、他の従来の技術としては、例えば、特開2003−179541号公報(特許文献2)に記載の携帯電話端末障害通知システムがある。この特許文献2には、携帯電話端末の障害発生時に障害解析用の情報をソフトウェア不具合解析サーバに送信し、ソフトウェア不具合解析サーバはこれら情報を基に障害情報をまとめて開発者サーバに通知することが開示されている。
特開2000−308138号公報(段落「0029」〜「0031」、図1) 特開2003−179541号公報(段落「0022」〜「0025」、図1、図3)
上述した特許文献1に記載の発明は、携帯電話機の制御ソフトのバグをユーザが認識し、更にバグを解消した新しい制御ソフトが存在するという前提での発明となっている。従って、原因が分からない携帯電話機の制御ソフトの不具合が発生した場合については、何ら考慮されていない。
また、特許文献2においては、携帯端末が障害時に障害解析用の情報をソフトウェア不具合解析サーバを介して開発者サーバに報告することが記載されている。従って、携帯端末からの障害報告を受信した後は、全て開発者による障害解析に委ねられ、それ以上のアクションはとられていない。例えば、ソフトウェア不具合解析サーバが更に詳細な解析を行うための調査用プログラムを携帯端末に送信して調査結果を受信したり、該当障害を解決するソフトウェアがある場合に携帯端末に送信する、といった対応がとられておらず、不具合解決の効率化に難があるという問題がある。
本発明は、以上の問題の少なくともいずれかを解決する携帯端末の不具合調査システム,方法,携帯端末およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の携帯端末の不具合調査システムは、携帯端末とサーバとを備えた携帯端末の不具合調査システムであって、前記携帯端末は、サブルーチンのアドレスを管理するテーブルが保存されたROMと、RAMと、前記サーバから調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを受信した時に、該調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを保存するとともに調査用プログラムがあることを示すデータを設定し、ソフトウェア実行時に、前記テーブルを前記ROMから前記RAMにコピーするとともに前記調査用プログラムがあることを示すデータが設定されているか否かを確認し、設定されていない場合は、前記コピーしたテーブルのアドレスを参照して各プログラムをサブルーチンコールして実行し、設定されている場合は、前記受信した実行情報を元に前記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムが機能するように変更し、該変更したテーブルに含まれているアドレスを参照して前記調査用プログラムをサブルーチンコールして実行し、前記調査用プログラムを実行することにより得られた調査結果を前記サーバに送信する制御部と、を備え、前記サーバは、複数の調査用プログラムが格納された調査用プログラムデータベースと、調査結果データベースと、を少なくとも含む記憶装置と、所定の調査用プログラムを前記調査用プログラムデータベースから抽出して実行情報とともに前記携帯端末に送信し、該送信した調査用プログラムおよび実行情報についての調査結果を前記携帯端末から受信した場合、該受信した調査結果を前記調査結果データベースに登録する制御部と、を備える。ここで、前記調査用プログラムは、前記ソフトウェアに調査用の処理が追加されたプログラムである。
本発明の第2の携帯端末の不具合調査システムは、本発明の第1の携帯端末の不具合調査システムにおいて、前記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムの開始アドレスに書き換えることにより、サブルーチンコールされて実行される。
本発明の第3の携帯端末の不具合調査システムは、本発明の第1または第2の携帯端末の不具合調査システムにおいて、前記携帯端末は、不揮発性メモリをさらに備え、前記サーバから調査用プログラムおよび実行情報を受信した場合、該受信した調査用プログラムおよび実行情報を前記不揮発性メモリに記録し、他のプログラムの割り込みを禁止した後、前記調査用プログラムを前記不揮発性メモリから前記RAMにコピーして実行する。
本発明の第4の携帯端末の不具合調査システムは、本発明の第3の携帯端末の不具合調査システムにおいて、前記サーバは、特定のコードで始まるメールに前記抽出した調査用プログラムおよび実行情報を含めて前記携帯端末に送信し、前記携帯端末からメールを受信した場合、該受信したメールから前記調査結果を抽出して前記データベースに登録し、
前記携帯端末は、メールに前記取得した調査結果を含めて前記サーバに送信し、特定のコードで始まるメールを受信した場合、該特定のコードで始まるメールから調査用プログラムおよび実行情報を抽出して前記不揮発メモリに記録する。
本発明の第5の携帯端末の不具合調査システムは、本発明の第1,第2,第3または第4の携帯端末の不具合調査システムにおいて、前記携帯端末は、前記ソフトウェアの不具合を検出した場合、該不具合に関する不具合情報を前記サーバに送信し、
前記サーバの記憶装置には、前記調査用プログラムが前記不具合情報に対応付けられて登録され、
前記サーバは、前記携帯端末から前記不具合情報を受信した場合、該受信した不具合情報に対応付けられた調査用プログラムを前記記憶装置から抽出して前記携帯端末に送信する。
本発明の第6の携帯端末の不具合調査システムは、本発明の第5の携帯端末の不具合調査システムにおいて、前記携帯端末は、状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態を、前記ソフトウェアの不具合として検出する。
本発明の第7の携帯端末の不具合調査システムは、本発明の第5または第6の携帯端末の不具合調査システムにおいて、前記サーバの記憶装置には、さらに、前記不具合情報に対応付けられた複数の書き換え用ソフトウェアが登録され、
前記サーバは、前記携帯端末から前記不具合に関する情報を受信した場合、該受信した不具合情報を前記記憶装置から検索し、該検索した不具合情報が書き換え用ソフトウェアに対応付けられている場合、該書き換え用ソフトウェアを前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末は、前記サーバから前記書き換え用ソフトウェアを受信した場合、該書き換え用ソフトウェアを実行する。
本発明の第8の携帯端末の不具合調査システムは、本発明の第5,第6または第7の携帯端末の不具合調査システムにおいて、前記サーバは、前記携帯端末から受信した不具合情報が前記記憶装置に登録されていない場合、該不具合情報を所定の担当者端末に送信し、
前記担当者端末から前記送信した不具合情報に関する調査用プログラムが返信された場合、該返信された調査用プログラムを前記送信した不具合情報と対応付けて前記記憶装置に登録するとともに、前記返信された調査用プログラムを前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末から前記調査結果を受信した場合、該受信した調査結果を前記担当者端末へ送信する。
本発明の第1の携帯端末は、サーバと通信を行う携帯端末であって、サブルーチンのアドレスを管理するテーブルが保存されたROMと、RAMと、前記サーバから調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを受信した時に、該調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを保存するとともに調査用プログラムがあることを示すデータを設定し、ソフトウェア実行時に、前記テーブルを前記ROMから前記RAMにコピーするとともに前記調査用プログラムがあることを示すデータが設定されているか否かを確認し、設定されていない場合は、前記コピーしたテーブルのアドレスを参照して各プログラムをサブルーチンコールして実行し、設定されている場合は、前記受信した実行情報を元に前記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムが機能するように変更し、該変更したテーブルに含まれているアドレスを参照して前記調査用プログラムをサブルーチンコールして実行し、前記調査用プログラムを実行することにより得られた調査結果を前記サーバに送信する制御部と、を備える。ここで、前記調査用プログラムは、前記ソフトウェアに調査用の処理が追加されたプログラムである。
本発明の第2の携帯端末は、本発明の第1の携帯端末において、前記制御部は、状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態を検出した場合、検出した内容を不具合情報として前記サーバに送信する。
本発明の第3の携帯端末は、本発明の第1または第2の携帯端末において、前記制御部は、前記サーバから書き換え用ソフトウェアを受信した場合、該書き換え用ソフトウェアを実行する。
本発明の第1の携帯端末の不具合調査方法は、ソフトウェアのアドレスを記載したテーブルが保存されたROMおよびRAMを備えた携帯端末と、複数の調査用プログラムが格納された調査用プログラムデータベースと、調査結果データベースと、を少なくとも含む記憶装置を備えたサーバと、を用いた携帯端末の不具合調査方法であって、所定の調査用プログラムを前記調査用プログラムデータベースから抽出して実行情報とともに前記携帯端末に送信し、前記調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを受信した時に、該調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを保存するとともに調査用プログラムがあることを示すデータを設定し、ソフトウェア実行時に、前記テーブルを前記ROMから前記RAMにコピーするとともに前記調査用プログラムがあることを示すデータが設定されているか否かを確認し、設定されていない場合は、前記コピーしたテーブルのアドレスを参照して各プログラムをサブルーチンコールして実行し、設定されている場合は、前記受信した実行情報を元に前記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムが機能するように変更し、該変更したテーブルに含まれているアドレスを参照して前記調査用プログラムをサブルーチンコールして実行し、前記調査用プログラムを実行することにより得られた調査結果を前記サーバに送信し、前記携帯端末から前記送信した調査用プログラムおよび実行情報についての調査結果を受信した場合、該受信した調査結果を前記調査結果データベースに登録する。ここで、前記調査用プログラムは、前記ソフトウェアに調査用の処理が追加されたプログラムである。
本発明の第2の携帯端末の不具合調査方法は、本発明の第1の携帯端末の不具合調査方法において、前記サーバの記憶装置には、前記調査用プログラムが不具合情報に対応付けられて登録され、前記ソフトウェアの不具合を検出した場合、該不具合に関する不具合情報を前記サーバに送信し、前記携帯端末から前記不具合情報を受信した場合、該受信した不具合情報に対応付けられた調査用プログラムを前記記憶装置から抽出して前記携帯端末に送信する。
本発明の第3の携帯端末の不具合調査方法は、本発明の第1または第2の携帯端末の不具合調査方法において、前記サーバの記憶装置には、さらに、前記不具合情報に対応付けられた複数の書き換え用ソフトウェアが登録され、前記携帯端末から前記不具合に関する情報を受信した場合、該受信した不具合情報を前記記憶装置から検索し、該検索した不具合情報が書き換え用ソフトウェアに対応付けられている場合、該書き換え用ソフトウェアを前記携帯端末に送信し、前記サーバから前記書き換え用ソフトウェアを受信した場合、該書き換え用ソフトウェアを実行する。
本発明の第4の携帯端末の不具合調査方法は、本発明の第1,第2または第3の携帯端末の不具合調査方法において、前記携帯端末から受信した不具合情報が前記記憶装置に登録されていない場合、該不具合情報を所定の担当者端末に送信し、前記担当者端末から前記送信した不具合情報に関する調査用プログラムが返信された場合、該返信された調査用プログラムを前記送信した不具合情報と対応付けて前記記憶装置に登録するとともに、前記返信された調査用プログラムを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末から前記調査結果を受信した場合、該受信した調査結果を前記担当者端末へ送信する。
本発明は、携帯端末から不具合を報告されたサーバが不具合に応じた調査用プログラムを検索して送信し、携帯端末が調査用プログラムにより調査した結果をサーバに報告するようにしている。このように、不具合報告、詳細調査用プログラムの送信、調査用プログラムによる調査の実行、調査結果のサーバへの報告、の一連の処理を自動化するようにしたため、詳細な不具合状況の調査が可能になり、不具合の解決を効率よく行うことができるという効果がある。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、携帯端末1と、不具合管理サーバ2と、担当者端末3と、これらを接続するインターネット等のネットワーク4とを備えている。
携帯端末1は、携帯電話機,PHS(Personal Handyphone System),PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯情報端末であり、図示しない無線基地局,ネットワーク4を介して不具合管理サーバ2に接続される。この携帯端末1は、制御部11と、不揮発メモリ12と、RAM13とを備えている。
制御部11は、CPU等の制御装置であり、図示しない記憶装置に格納されたソフトウェアによりその動作を制御される。このソフトウェアは、携帯端末1に備えられた電子メール等の通常の機能の動作を制御する制御ソフトウェアと、下記の機能を備えた不具合調査用ソフトウェアとを含んでいる。
(1)不具合検出機能
ソフトウェアの不具合(例えば、状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態)を検出し、不揮発メモリ12に記録する。
(2)不具合通知機能
不具合が検出された場合に、メール等により前記不具合管理サーバ2に通知する。
(3)無線通信による調査用プログラムのダウンロード,保存機能
不具合管理サーバ2から送信される調査用プログラムを受信して不揮発メモリ12に保存する。例えば、予め定めた特定のコードで始まるメール受信時に、そのメールの内容に含まれるプログラム部分と実行に関係する情報を不揮発メモリ12に保存する。
(4)調査用プログラムを有効にする機能
調査用プログラムが不揮発メモリ12に保存された後に、調査用プログラムがあることを示すデータを不揮発メモリ12に設定する。そして、タスク切替を禁止し、割り込みを禁止した状態で、下記(5)の関数アドレスのテーブルを更新する。
(5)実行プログラムの変更に関する機能
ソフトウェアの実行時に絶対アドレスを直接指定して、サブルーチンコールを行うのではなく、サブルーチンのアドレスを管理するテーブルを用意する。各プログラムはそのテーブルに含まれているアドレスを参照して、サブルーチンコールを行うようにする。このテーブルの初期値は図示しないROM上に保存するが、使用するときはRAM13上に展開して使用する。図示しないROM上のテーブルをRAM13上にコピーし、調査用プログラムがあることを示すデータが不揮発メモリ12に設定されている場合、プログラムの実行に関する情報を元にRAM13上にコピーしたテーブルを調査用プログラムが機能するように変更する。また、RAM13に調査用プログラムをコピーする。
(6)調査実行機能および調査結果報告機能
ダウンロードした調査用プログラムを実行し、不揮発メモリ12に調査結果を記録していく。予め定めた条件が成立した場合に不具合管理サーバ2に調査結果を送付する。
不揮発メモリ12は、読み出し,書き込み可能な記憶装置である。
図2(不揮発メモリ12のエリア構成を示す図)を参照すると、不揮発メモリ12は、
・エラー情報を格納するエリア
・エラー情報を格納するエリアのリングバッファを管理するエリア(リングバッファ格納エリアA)
・調査用プログラムに切り替えるための情報を格納するエリア
・調査用のプログラムを保存するエリア
・調査用プログラムの調査結果を保存するエリア
・調査結果を保存するエリアのリングバッファを管理するエリア(リングバッファ管理エリアB)
の6つのエリアから構成されている。
図3は、不揮発メモリ12の各エリアに保存されるデータの構造を示す図である。
エラー情報を格納するエリアでは、エラー種別(例えば、状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態)、報告済みかどうかの二つを一つの単位としてN個格納する。リングバッファの管理エリアについては、最新の情報の入っているエリアの番号、一番古いデータの入っているエリアの番号、ソフトウェア名とバージョン(エラー情報の記録時)または調査用プログラム名とバージョン(調査結果の記録時)から構成される。調査用データを格納するエリアでは、調査データ、報告済みかどうかをの二つのデータを一つの単位として、N個格納する。調査用プログラムに切り替えるための情報を格納するエリアでは、切替前のアドレス、切替後のアドレスを一組としm個まで登録できる。調査用のプログラムを格納するエリアは、調査用のプログラムのバイナリ-データで構成される。
図4は、不揮発メモリ12に関するエラー情報,調査結果の格納,読み出しのシーケンスを示す図である。
エラー情報の書き込み,読み出しの場合は、データ格納エリアをエラー情報を格納するエリア、管理エリアをリングバッファ管理エリアAと読み替える。エラー情報の書き込み時は、制御部11は管理ブロックから現在の最後のエリアの番号を読み取る(W−1)。そして、W−1で求めたエリア番号より使用すべきエリア番号を求める。全ての管理エリアが使用されているときは最新データの格納されているエリア番号に1を足す。全てのエリアが使用されているときは一番古いデータの上に最新のデータを上書きするので、最新のエリア番号は1にし、一番古いデータのエリア番号に1を足す。制御部11はここで求めたエリア番号を管理エリアに書き込む(W−2)。制御部11は格納要求のあったデータをデータ格納エリアに書き込む(W−3)。エラー情報の読み出しの場合は、不具合検出後の起動時に制御部は管理エリアの情報を読み込む(R−1)とともにデータ格納エリアを読み込む(R−2)。なお、調査結果の書き込み,読み出しの場合は、データ格納エリアを調査用プログラムの調査データを保存するエリア、管理エリアをリングバッファ管理エリアBと読み直す。動作シーケンスはエラー情報の格納読み出しと同じである。
RAM13は、読み出し,書き込み可能な記憶装置であり、不具合管理サーバ2からダウンロードした調査用プログラムを実行するためのエリアである。
不具合管理サーバ2は、携帯端末1の通信事業者や製造,販売業者等により設置,運用されるワークステーション・サーバ等の情報処理装置であり、制御部21と、記憶装置22とを備えている。
制御部21は、CPU等の制御装置であり、図示しない記憶装置に格納されたソフトウェアによりその動作を制御される。この制御部21は、
・携帯端末1から受信した不具合情報を登録する機能
・不具合情報に関連するソフトウェアや調査用プログラムを検索して携帯端末1に送信する機能
・不具合情報に関連するソフトウェアや調査用プログラムが内部データベースに登録されていなかった場合に、担当者端末3に不具合情報を転送する機能
・担当者端末3から送信された調査用プログラムを登録するとともに、携帯端末1に転送する機能
・携帯端末1から受信した調査結果を登録するとともに、担当者端末3に送信する機能
を備えている。
記憶装置22には、不具合情報データベース221と、既知不具合情報データベース222と、書き換え用ソフトウェアデータベース223と、調査用プログラムデータベース224と、調査結果データベース225とが含まれている。
不具合情報データベース221には、携帯端末1から送信されたエラーコード(エラー種別)、携帯端末識別コード、携帯端末1のソフトウェア名、ソフトウェアバージョンが登録日とともに制御部21により登録される。また、不具合管理サーバ2から携帯端末1に送信された書き換え用ソフトウェア名,調査用プログラム名やそれらのバージョンも携帯端末識別コードに対応付けて登録される。なお、エラーコードとは状態管理エラー,関数コール時のエラー,フリーズ状態の各エラーの種別を示すコードであり、携帯端末識別コードは例えばメールアドレス等のように携帯端末1を識別可能なものであればよい。既知不具合情報データベース222には、携帯端末1のソフトウェア名,ソフトウェアバージョンとエラーコードの組み合わせに対応したソフトウェアや調査用プログラムが予め登録されている。書き換え用ソフトウェアデータベース223には、既知不具合情報データベース222に登録されたソフトウェアが格納されている。調査用プログラムデータベース224には、既知不具合情報データベース222に登録された調査用プログラムが格納されている。調査結果データベース225には、携帯端末識別コード、調査用プログラム名、プログラムバージョン、調査結果データ、登録日等が制御部21により登録される。
担当者端末3は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。この担当者端末3は、不具合管理サーバ2からエラー情報や調査結果情報を受信する機能と、調査用プログラムを不具合管理サーバ2に送信する機能とを備えている。なお、図1においては、担当者端末3と不具合管理サーバ2との接続はインターネット等のネットワーク4を介して行うようになっているが、LAN等により接続するようにしてもよい。
次に、本発明の一実施の形態の動作について図1〜図6を参照して説明する。
図5は状態管理エラーを説明する図であり、図6は本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
図6を参照すると、まず、携帯端末1の制御部11は不具合を検出すると、不揮発メモリ12のエラー情報格納エリアに格納する。ここで、不具合とは、状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態を想定しているが、他のエラーを含めることに限定はない。
状態管理エラーについては、設計上、動作上ありえない状態に陥る場合を、制御部11が状態変数、状態を表すフラグ変数から検出する(図5−A参照)。また、ある状態から一定時間経過しても次の状態に移らない場合には、制御部11は、ある状態に入った場合タイマーを使用して次の状態まで監視し、タイマーのタイムアウトをもって検出する(図5−B参照)。
関数コール時のエラー検出については、関数が要求された処理を行おうとするが、リソース不足、設計上要求してはいけないタイミング、組み合わせ、パラメータで呼び出されたときに制御部11がエラーを検出する。
詳細には、
・呼び出された関数内でその関数が呼び出されたときの、関数引数が不正な場合
・処理中のリソースが不足した場合、設計上呼び出してはいけない組み合わせで関数を呼び出している場合、設計上通ってはならないパスを通過した場合
・ソフトウェアのタイミングにおいて呼び出してはいけない場合に関数の戻り値としてエラーを表すコードを返し、呼び出しもとの関数がエラーを検出する。
フリーズ状態の検出については、制御部11は、システムが非アイドル状態の時間を測定して一定時間経過してもアイドル状態に戻らない場合に検出するか、または周期的にソフトウェアの状態を監視して検出する。
制御部11は、検出した不具合の種別(状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態に対応するエラーコード)、報告済みかどうかが分かるコード、ソフトウェア名、ソフトウェアのバージョンが分かるコードを不揮発メモリ12に保存する(ステップA1)。
ステップA1に続き、制御部11は携帯端末1をリセットして再起動し(ステップA2)、初期化時に、不揮発メモリ12に未報告のエラー情報があるかどうかをチェックする。そして、制御部11は、システム起動、位置登録後に、未報告のエラー情報と携帯端末1のソフトウェア名,ソフトウェアバージョンとを不具合情報として不具合管理サーバ2にメールにより送信する。送信後に、制御部11は不揮発メモリ12のエラー情報を報告済みに更新する(ステップA3)。
不具合管理サーバ2の制御部21は、携帯端末1から受信した不具合情報(エラーコード、携帯端末識別コード、携帯端末1のソフトウェア名、ソフトウェアバージョン)に登録日を付して、不具合情報データベース221に登録する。この不具合情報は携帯端末識別コード対応に登録され、本実施の形態では携帯端末識別コードは携帯端末1からの電子メールに含まれる携帯端末1のメールアドレスとして説明する。メールアドレス以外の携帯端末識別コード(例えば、携帯端末1の装置ID等)を用いる場合は、携帯端末1のエラー情報に携帯端末識別コードを付して不具合管理サーバ2に送信するものとする(ステップA4)。
次に、制御部21は、受信したエラーコード,携帯端末1のソフトウェア名,ソフトウェアバージョンの組み合わせが既知不具合情報データベース222に登録されているかを検索する。
既知の不具合である場合は、不具合を解消するバージョンアップされた書き換え用ソフトウェアがエラー情報に対応して既知不具合情報データベース222に予め登録されている。制御部21は、該当ソフトウェアを書き換え用ソフトウェアデータベース223から取得し、携帯端末1にメールで送信して書き換えを要求する。書き換え用ソフトウェアの送信後、制御部21は送信した書き換え用ソフトウェア名とバージョンを不具合情報データベース221に登録する(ステップA5→ステップA6)。書き換え用ソフトウェアを受信した携帯端末1の制御部11は、書き換え用ソフトウェアを起動して携帯端末1のソフトウェアを書き換える(ステップA7)。
携帯端末1から送信された不具合がある程度既知の問題である場合、そのソフトウェアブロックを調査するための調査用プログラムがエラー情報に対応して予め既知不具合情報データベース222に登録されている。制御部21は、該当調査用プログラムを調査用プログラムデータベース224から取得し、携帯端末1にメールで送信して調査を要求する。このメールには、調査用プログラムであることを示す予め定めた特定のコードを含めておく。調査用プログラムの送信後、制御部21は送信した調査用プログラム名とバージョンを不具合情報データベース221に登録する(ステップA5→ステップA8→ステップA9)。
受信したエラー情報に対応する書き換え用ソフトウェアおよび調査用プログラムが既知不具合情報データベース222に登録されていなかった場合、不具合管理サーバ2の制御部21はエラー情報を担当者端末3に送信する(ステップA10)。担当者端末3に送信された不具合情報を基に担当者は不具合を分析する。分析の結果、必要であれば担当者はさらに詳細を調査するための調査用プログラムを作成し、担当者端末3から不具合管理サーバ2に送信する(ステップA11)。
担当者端末3から調査用プログラムを受信した不具合管理サーバ2の制御部21は、受信した調査用プログラムを調査用プログラムデータベース224に登録する(ステップA12)。その後、制御部21は調査用プログラムを携帯端末1にメールで送信する。このメールには、調査用プログラムであることを示す予め定めた特定のコードを含めておく。調査用プログラムの送信後、制御部21は送信した調査用プログラム名とバージョンを不具合情報に対応付けて不具合情報データベース221に登録する(ステップA13)。
携帯端末1の制御部11は、受信メール上の調査用プログラム特定コードを識別し、受信した調査用プログラムを不揮発メモリ12に保存する。その後、制御部11は、動作中の他の処理に干渉されないよう、ソフトウェア割り込みを禁止、ハードウェア割り込みを禁止、プログラムの切替を禁止した状態とする。そして、不揮発メモリ12上に保存されている調査用プログラムを格納するエリアと調査用プログラムに切り替えるためのデータを格納するエリアを利用し、調査用プログラムを不揮発メモリ12からプログラム実行の可能なRAM13にコピーする(ステップA14)。
次に、制御部11は調査用プログラムを有効化し、調査を実行する。以下に、調査用プログラムの有効化について詳細に説明する。制御部11は、図示しないROMからRAM13上のテーブルにコピーした関数アドレスを調査用プログラムの開始アドレスに書き換えることにより、動的にプログラムを変更する。変更手順としては、動作中の他の処理に干渉されないよう、ソフトウェア割り込みを禁止、ハードウェア割り込みを禁止、プログラムの切替を禁止した状態とする。そして、制御部11は、不揮発メモリ12の調査用プログラムに切り換えるためのデータを格納するエリアの情報を使用し、RAM13上に展開を行った関数アドレステーブルを変更する。その後、制御部11は、ソフトウェア割り込みを禁止、ハードウェア割り込みを禁止、プログラムの切替を禁止したそれぞれの状態を解除する。再起動時に調査用プログラムが不揮発メモリ12に存在する場合にも、制御部11は初期化後に上記方法で関数テーブルを変更する。
次に、制御部11は調査用プログラムを実行し、不揮発メモリ12に調査結果を記録していく。調査用プログラムは携帯端末1のソフトウェアに調査用の処理を追加し、サブルーチン単位で用意し、置き換えることによりソフトウェアから呼び出される。必要とされる機能は調査対象となる動作中の携帯端末1の内部データを不揮発メモリ12に記録する。具体的には関数が呼び出されるときの引数、呼び出されたときの状態変数、関数が呼び出された後の結果、状態変数が考えられる。これらの内部データを不揮発メモリ12に記録していく。また、ソフトウェアバージョン、調査用プログラムのバージョン、種別の分かるコードも記録する(ステップA15,A16)。
制御部11は、調査用プログラムによる調査結果情報をメールで不具合管理サーバ2に送信する。送信する調査結果情報は、調査結果のデータ,調査用プログラム名,調査用プログラムのバージョンである。送信後に、制御部11は不揮発メモリ12の調査結果のデータを報告済みに更新する(ステップA17)。不具合管理サーバ2の制御部21は、受信した調査結果情報に登録日を付して携帯端末識別コード(例えば、携帯端末1のメールアドレス)対応に調査結果データベース225に登録する(ステップA18)。そして、制御部21は調査結果情報を担当者端末3に送信する(ステップA19)。この後、担当者は受信した調査結果情報を参考にしてさらなる分析を行うことになり、必要に応じてステップA11〜ステップA19の動作を繰り返す。
なお、以上の実施の形態においては、携帯端末1と不具合管理サーバ2の間の不具合情報,調査用プログラム,調査結果情報等のデータはメールで送受信するものとして説明したが、下記に示す他の方法で行ってもよい。
・不具合管理サーバ2にISDN回線およびPPPサーバーソフトを備え、非制限デジタル通信により送受信する方法
・携帯端末1,不具合管理サーバ2間を通信ケーブルや赤外線通信を用いて接続しデータを取り込む方法
・データをメモリカード等の外部メモリに書き込み、その外部メモリから取り込む方法。
また、以上の実施の形態においては、不具合情報受信時に不具合を解消するバージョンアップされた書き換え用ソフトウェアの有無を検索し、該当ソフトウェアを携帯端末1に送信し書き換えを行うとして説明した。この書き換え用ソフトウェア有無の検索および送信は、上記不具合情報受信時だけでなく、ステップA18(図6)の調査結果情報受信時にも適用し、書き換え用ソフトウェアが無かった場合に、ステップA19に示すように担当者端末3に調査結果情報を転送するようにしてもよい。この場合は、不具合管理サーバ2の既知不具合情報データベース222には、携帯端末1のソフトウェア名,ソフトウェアバージョン,エラーコードと調査結果情報との組み合わせに対応した書き換え用ソフトウェアが有るものについて予め登録しておくものとする。
このように、不具合情報受信時や調査結果情報受信時にバージョンアップ用の書き換え用ソフトウェアを携帯端末1に送りソフトウェアを書き換えることにより、担当者端末3の担当者による不具合対応作業を軽減する効果がある。また、不具合の解消を自動的に行い迅速な不具合解消が可能になるという効果がある。
また、図1のシステム構成から担当者端末3を削除し、本発明を携帯端末1と不具合管理サーバ2によって構成するようにしてもよい。この場合は、不具合情報に関連する書き換え用ソフトウェアや調査用プログラムが不具合管理サーバ2に登録されていなかった場合に、不具合情報を不具合情報データベース221に保存しておくだけになる。
担当者端末3を設置することにより、不具合情報に関連する書き換え用ソフトウェアや調査用プログラムが不具合管理サーバ2に登録されていなかった場合に、不具合情報を担当者端末3に自動的に送信でき、担当者による早期解決が図られるという効果がある。
本発明の一実施の形態の構成を示す図である。 不揮発メモリ12のエリア構成を示す図である。 不揮発メモリ12の各エリアに保存されるデータの構造を示す図である。 不揮発メモリ12に関するエラー情報,調査結果の格納,読み出しのシーケンスを示す図である。 状態管理エラーを説明する図である。 本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末
11 制御部
12 不揮発メモリ
13 RAM
2 不具合管理サーバ
21 制御部
22 記憶装置
221 不具合情報データベース
222 既知不具合情報データベース
223 書き換え用ソフトウェアデータベース
224 調査用プログラムデータベース
225 調査結果データベース
3 担当者端末
4 ネットワーク

Claims (15)

  1. 携帯端末とサーバとを備えた携帯端末の不具合調査システムであって、
    前記携帯端末は、
    サブルーチンのアドレスを管理するテーブルが保存されたROMと、
    RAMと、
    前記サーバから調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを受信した時に、該調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを保存するとともに調査用プログラムがあることを示すデータを設定し、
    ソフトウェア実行時に、前記テーブルを前記ROMから前記RAMにコピーするとともに前記調査用プログラムがあることを示すデータが設定されているか否かを確認し、
    設定されていない場合は、前記コピーしたテーブルのアドレスを参照して各プログラムをサブルーチンコールして実行し、
    設定されている場合は、前記受信した実行情報を元に前記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムが機能するように変更し、該変更したテーブルに含まれているアドレスを参照して前記調査用プログラムをサブルーチンコールして実行し、前記調査用プログラムを実行することにより得られた調査結果を前記サーバに送信する制御部と、を備え、
    前記サーバは、
    複数の調査用プログラムが格納された調査用プログラムデータベースと、調査結果データベースと、を少なくとも含む記憶装置と、
    所定の調査用プログラムを前記調査用プログラムデータベースから抽出して実行情報とともに前記携帯端末に送信し、該送信した調査用プログラムおよび実行情報についての調査結果を前記携帯端末から受信した場合、該受信した調査結果を前記調査結果データベースに登録する制御部と、を備え、
    前記調査用プログラムは、前記ソフトウェアに調査用の処理が追加されたプログラムである、
    携帯端末の不具合調査システム。
  2. 記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムの開始アドレスに書き換えることにより、サブルーチンコールされて実行される請求項1記載の携帯端末の不具合調査システム。
  3. 前記携帯端末は、不揮発性メモリをさらに備え、前記サーバから調査用プログラムおよび実行情報を受信した場合、該受信した調査用プログラムおよび実行情報を前記不揮発性メモリに記録し、他のプログラムの割り込みを禁止した後、前記調査用プログラムを前記不揮発性メモリから前記RAMにコピーして実行する、請求項1または2記載の携帯端末の不具合調査システム。
  4. 前記サーバは、特定のコードで始まるメールに前記抽出した調査用プログラムおよび実行情報を含めて前記携帯端末に送信し、前記携帯端末からメールを受信した場合、該受信したメールから前記調査結果を抽出して前記データベースに登録し、
    前記携帯端末は、メールに前記取得した調査結果を含めて前記サーバに送信し、特定のコードで始まるメールを受信した場合、該特定のコードで始まるメールから調査用プログラムおよび実行情報を抽出して前記不揮発メモリに記録する、
    請求項3記載の携帯端末の不具合調査システム。
  5. 前記携帯端末は、前記ソフトウェアの不具合を検出した場合、該不具合に関する不具合情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバの記憶装置には、前記調査用プログラムが前記不具合情報に対応付けられて登録され、
    前記サーバは、前記携帯端末から前記不具合情報を受信した場合、該受信した不具合情報に対応付けられた調査用プログラムを前記記憶装置から抽出して前記携帯端末に送信する、請求項1乃至4のいずれか1項記載の携帯端末の不具合調査システム。
  6. 前記携帯端末は、状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態を、前記ソフトウェアの不具合として検出する請求項5記載の携帯端末の不具合調査システム。
  7. 前記サーバの記憶装置には、さらに、前記不具合情報に対応付けられた複数の書き換え用ソフトウェアが登録され、
    前記サーバは、前記携帯端末から前記不具合に関する情報を受信した場合、該受信した不具合情報を前記記憶装置から検索し、該検索した不具合情報が書き換え用ソフトウェアに対応付けられている場合、該書き換え用ソフトウェアを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記サーバから前記書き換え用ソフトウェアを受信した場合、該書き換え用ソフトウェアを実行する、請求項5または6記載の携帯端末の不具合調査システム。
  8. 前記サーバは、前記携帯端末から受信した不具合情報が前記記憶装置に登録されていない場合、該不具合情報を所定の担当者端末に送信し、
    前記担当者端末から前記送信した不具合情報に関する調査用プログラムが返信された場合、該返信された調査用プログラムを前記送信した不具合情報と対応付けて前記記憶装置に登録するとともに、前記返信された調査用プログラムを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末から前記調査結果を受信した場合、該受信した調査結果を前記担当者端末へ送信する、
    請求項5乃至7のいずれか1項記載の携帯端末の不具合調査システム。
  9. サーバと通信を行う携帯端末であって、
    サブルーチンのアドレスを管理するテーブルが保存されたROMと、
    RAMと、
    前記サーバから調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを受信した時に、該調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを保存するとともに調査用プログラムがあることを示すデータを設定し、
    ソフトウェア実行時に、前記テーブルを前記ROMから前記RAMにコピーするとともに前記調査用プログラムがあることを示すデータが設定されているか否かを確認し、
    設定されていない場合は、前記コピーしたテーブルのアドレスを参照して各プログラムをサブルーチンコールして実行し、
    設定されている場合は、前記受信した実行情報を元に前記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムが機能するように変更し、該変更したテーブルに含まれているアドレスを参照して前記調査用プログラムをサブルーチンコールして実行し、前記調査用プログラムを実行することにより得られた調査結果を前記サーバに送信する制御部と、
    を備え、
    前記調査用プログラムは、前記ソフトウェアに調査用の処理が追加されたプログラムである、
    た携帯端末。
  10. 前記制御部は、状態管理エラー、関数コール時のエラー、フリーズ状態を検出した場合、検出した内容を不具合情報として前記サーバに送信する、請求項9記載の携帯端末。
  11. 前記制御部は、前記サーバから書き換え用ソフトウェアを受信した場合、該書き換え用ソフトウェアを実行する、請求項9または10記載の携帯端末。
  12. ソフトウェアのアドレスを記載したテーブルが保存されたROMおよびRAMを備えた携帯端末と、複数の調査用プログラムが格納された調査用プログラムデータベースと、調査結果データベースと、を少なくとも含む記憶装置を備えたサーバと、を用いた携帯端末の不具合調査方法であって、
    所定の調査用プログラムを前記調査用プログラムデータベースから抽出して実行情報とともに前記携帯端末に送信し、
    前記調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを受信した時に、該調査用プログラムと該調査用プログラムの実行情報とを保存するとともに調査用プログラムがあることを示すデータを設定し、
    ソフトウェア実行時に、前記テーブルを前記ROMから前記RAMにコピーするとともに前記調査用プログラムがあることを示すデータが設定されているか否かを確認し、設定されていない場合は、前記コピーしたテーブルのアドレスを参照して各プログラムをサブルーチンコールして実行し、設定されている場合は、前記受信した実行情報を元に前記コピーしたテーブルのアドレスを前記調査用プログラムが機能するように変更し、該変更したテーブルに含まれているアドレスを参照して前記調査用プログラムをサブルーチンコールして実行し、前記調査用プログラムを実行することにより得られた調査結果を前記サーバに送信し、
    前記携帯端末から前記送信した調査用プログラムおよび実行情報についての調査結果を受信した場合、該受信した調査結果を前記調査結果データベースに登録し、
    前記調査用プログラムは、前記ソフトウェアに調査用の処理が追加されたプログラムである、
    携帯端末の不具合調査方法。
  13. 前記サーバの記憶装置には、前記調査用プログラムが不具合情報に対応付けられて登録され、
    前記ソフトウェアの不具合を検出した場合、該不具合に関する不具合情報を前記サーバに送信し、
    前記携帯端末から前記不具合情報を受信した場合、該受信した不具合情報に対応付けられた調査用プログラムを前記記憶装置から抽出して前記携帯端末に送信する、請求項12記載の携帯端末の不具合調査方法。
  14. 前記サーバの記憶装置には、さらに、前記不具合情報に対応付けられた複数の書き換え用ソフトウェアが登録され、
    前記携帯端末から前記不具合に関する情報を受信した場合、該受信した不具合情報を前記記憶装置から検索し、該検索した不具合情報が書き換え用ソフトウェアに対応付けられている場合、該書き換え用ソフトウェアを前記携帯端末に送信し、
    前記サーバから前記書き換え用ソフトウェアを受信した場合、該書き換え用ソフトウェアを実行する、請求項12または13記載の携帯端末の不具合調査方法。
  15. 前記携帯端末から受信した不具合情報が前記記憶装置に登録されていない場合、該不具合情報を所定の担当者端末に送信し、
    前記担当者端末から前記送信した不具合情報に関する調査用プログラムが返信された場合、該返信された調査用プログラムを前記送信した不具合情報と対応付けて前記記憶装置に登録するとともに、前記返信された調査用プログラムを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末から前記調査結果を受信した場合、該受信した調査結果を前記担当者端末へ送信する、
    請求項12乃至14のいずれか1項記載の携帯端末の不具合調査方法。
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