JP5424709B2 - 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5424709B2
JP5424709B2 JP2009118969A JP2009118969A JP5424709B2 JP 5424709 B2 JP5424709 B2 JP 5424709B2 JP 2009118969 A JP2009118969 A JP 2009118969A JP 2009118969 A JP2009118969 A JP 2009118969A JP 5424709 B2 JP5424709 B2 JP 5424709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
communication
communication device
predetermined system
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009118969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010268298A (ja
JP2010268298A5 (ja
Inventor
亮輔 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009118969A priority Critical patent/JP5424709B2/ja
Priority to US12/756,045 priority patent/US8903987B2/en
Priority to KR1020100035649A priority patent/KR101262750B1/ko
Priority to CN2010101538704A priority patent/CN101888686A/zh
Priority to EP10162889.9A priority patent/EP2252008B1/en
Publication of JP2010268298A publication Critical patent/JP2010268298A/ja
Publication of JP2010268298A5 publication Critical patent/JP2010268298A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5424709B2 publication Critical patent/JP5424709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/24Negotiation of communication capabilities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/131Protocols for games, networked simulations or virtual reality

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線システムにおいて必要な機能の報知に関する。
近年、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANを用いてシステムの構築が行われている。無線LANを用いたシステムを構築する場合、APが自らに設定された接続方法を報知し、STAは報知された接続方法に基づいてAPと接続することでシステムを構築する(特許文献1)。ここで、IEEEとはThe Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.の略である。また、LANとはLocal Area Networkの略である。また、APとは無線LANで用いられるアクセスポイント(Access Point)の略である。また、STAとは無線LANで用いられるステーション(Station)の略である。
さらに、無線LANを用いてそれぞれが機能を有した複数の装置を接続することでサービスが提供可能となるシステムを構築する場合には、システムに必要な機能を把握し、所望の機能を持つ装置同士を接続させる必要がある。従来においては、ユーザが装置の機能を把握し、意図した装置同士を接続していた。ユーザは、装置同士が接続した後にUPnP(登録商標)で規定されたメッセージ交換によって互いが意図する機能を有するかどうかを確認することができた(特許文献2)。
特開2007−151194号公報 特開2005−182481号公報
しかしながら、無線通信システムを構築する場合、STAのユーザはどのAPに接続すれば意図したシステムを構築できるかを予め知っておく必要があった。または、STAをAPに順番に接続していき意図したシステムを構築できるかを確認する必要があった。これはユーザにとって大きな負荷となっていた。また、STAをAPに順番に接続した場合には、APおよびSTAは不要な接続、切断処理を行うことになり、装置の処理負荷が増大してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、無線通信システムを構築する場合に、通信装置が無線通信システムにおいて必要な機能を報知することで、通信装置またはユーザの負荷を軽減し、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信装置は、複数の他の通信装置と共に所定のシステムを実現する通信装置であって、前記所定のシステムを実現するための機能を有する第1の他の通信装置を、前記通信装置と無線接続させるための信号を送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により送信された信号に応じて前記通信装置と無線接続した前記第1の他の通信装置が提供する機能の情報に基づいて、前記所定のシステムを実現するために不足している機能を有する第2の他の通信装置を前記通信装置と無線接続させるための信号を送信する第2の送信手段と、を有する。
また、本発明の別の通信装置は、
複数の他の通信装置と共に所定のシステムを実現する通信装置であって、前記所定のシステムを実現するための機能の情報を含む信号を送信した第1の他の通信装置から、前記第1の他の通信装置と共に無線ネットワークに参加している第2の他の通信装置が提供する機能と前記所定のシステムを実現するための機能とに基づいて判定された前記所定のシステムを実現するために不足している機能情報を前記第1の他の通信装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得した機能の情報に応じて、前記第1の他の通信装置との通信に利用する通信パラメータを前記第1の通信装置に要求する要求手段と、を有する。
本発明によれば、無線通信システムを構築する場合に、通信装置が無線通信システムに
おいて必要な機能を判定し、判定された機能を有する他の通信装置を収容することで、通信装置またはユーザの負荷を軽減し、ユーザの利便性を向上させることができる。
無線通信システムの構成を示す図である。 通信装置のハードウェア構成を示す図である。 通信装置のハードウェア構成を示す図である。 ゲーム機器が実行するフローチャートである。 コントローラが実行するフローチャートである。 動作シーケンスチャートである。 ディスプレイが実行するフローチャートである。 ゲーム機器が実行するフローチャートである。 動作シーケンスチャートである。 ゲーム機器が実行するフローチャートである。 ディスプレイが実行するフローチャートである。 動作シーケンスチャートである。 ゲーム機器が実行するフローチャートである。 コントローラが実行するフローチャートである。
<実施形態1>
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態1における無線通信ネットワークの構成を示す図である。本ネットワークは通信装置同士をIEEE802.11シリーズに準拠した無線LANを用いて接続することで構築され、システム機能の一例としてのTVゲームシステム機能を実現する。
100は第1の通信装置の一例としてのゲーム機器であり、基地局(AP、アクセスポイント)として動作する。また、本実施形態においてゲーム機器100は無線通信システムを構築するシステム管理機器としても動作する。110は、TVゲームシステムとは関係しないアクセスポイントである。120は、第2の通信装置の一例としてのディスプレイであり、ステーション(基地局の被制御装置)として動作する。130は、第3の通信装置の一例としてのコントローラであり、ステーションとして動作する。コントローラ130はゲーム機器100およびアクセスポイント110両方の報知信号としてのビーコンを検知できる。本実施形態において、ディスプレイ120およびコントローラ130はTVゲームシステムに参加する通信装置として動作する。
図2は、ゲーム機器100のハードウェア構成を示す図である。ゲーム機器100は、無線LAN制御部210と、システム情報管理部220と、取得部230と、報知部240と、ユーザインタフェース250と、制御部260と、記憶部270とを有する。無線LAN制御部210は、無線LANの基地局としての処理を行うAP処理部211と、無線LANのステーションとしての処理を行うSTA処理部212とを有する。無線LAN制御部210は更に、AP処理部211とSTA処理部212のいずれか一方に動作を切り替える切替部213を有する。システム情報管理部220は更に、システムID管理部221と、機能情報管理部222とを有する。システムID管理部221は、システムごとに固有なIDを割り当て、管理する。機能情報管理部222は、システムが必要とする機能と、他の通信装置が有する機能の情報(機能情報)を管理する。取得部230は、他の通信装置から通知される機能情報を取得する。取得した機能情報は機能情報管理部222にて管理される。報知部240は、機能情報管理部222にて管理される機能情報を、無線LAN制御部210を用いて報知する。ユーザインタフェース250は、ユーザから無線通信システムの開始、停止の操作を受付ける入力部251と、システムや通信装置の状態をユーザに通知する出力部252とを有する。制御部260は、ゲーム機器100全体を制御する。記憶部270は、本実施形態で利用するプログラム等を記憶している。
図3は、コントローラ130のハードウェア構成を示す図である。なお、ディスプレイ120も同様のハードウェア構成を有するので、説明を省略する。
コントローラ130は、無線LAN制御部310と、システム情報管理部320と、得部330と、通知部340と、ユーザインタフェース350と、制御部360と、記憶部370とを有する。無線LAN制御部310は、無線LANのステーションとしての処理を行うSTA処理部311を有する。システム情報管理部320は、記録部321と機能情報管理部322とを有する。記録部321は、システム管理機器から報知されるシステムごとに固有なIDと、当該システムへの接続が成功したか失敗したかを表す情報を記録する。機能情報管理部322は、自らが無線通信システムに提供できる機能の情報と、後述する取得部330にて取得したシステム管理機器から報知される機能を管理する。取得部330は、システム管理機器から報知または通知される機能の情報を取得する。通知部340は、システム管理機器に対して、自らが無線通信システムに提供する機能を、無線LAN制御部310を用いて通知する。ユーザインタフェース350は、ユーザからの無線通信システムへの接続を開始する操作を受付ける入力部351と、システムや通信装置の状態をユーザに通知する出力部352を有する。制御部360は、コントローラ130全体を制御する。記憶部370は、本実施形態で利用するプログラム等を記憶している。
図4に、制御部260が記憶部270に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はゲーム機器100にて、ユーザがTVゲームシステム構築を開始する操作を行った際に開始される。処理が開始されるとまず、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、使用するシステムIDを決定するために、以前にゲーム機器100がシステム管理機器となってTVゲームシステムを構築したことがあるか確認する(S401)。システムIDはシステムごとに固有なIDである。以前にTVゲームシステムを構築したことがある場合(S401でYES)、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、前回使用したシステムIDを使用する(S402)。これにより、システム管理機器は同じシステムに対して同じシステムIDを用いて管理することができるため、管理が容易となる。従って、通信装置の処理負荷が軽減される。一方、以前にTVゲームシステムを構築したことがない場合(S401でNO)、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、新しくシステムIDを割り当てて使用する(S403)。ここでは、以前にTVゲームシステムを構築したことがないので、システムID管理部221はシステムIDとして新しく「1」と割り当てて使用する。
次に、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、TVゲームシステムにおいて必要な機能と、ゲーム機器100に接続しているステーションの機能情報とに基づいて、該必要な機能が不足しているかどうかを判定する(S404)。なお、ここでは、TVゲームシステムとして動作するために必要な機能は予め記憶部270が記憶しているものとする。しかし、これに限らず、TVゲームシステムとして動作するために必要な機能は、ゲーム機器100が読み出すゲームソフトウェアに記憶されていてもよい。判定の結果、機能が不足していない場合には(S404でNO)、制御部260の指示により報知部240は、機能の報知は行わず、機器の切断等により不足する機能が発生するまで機能状態の確認のみを行う。判定の結果、機能が不足している場合には(S404でYES)、制御部260の指示により報知部240は、不足している機能の情報およびシステムIDをビーコンにて報知する(S405)。ここでは、ゲーム機器100は装置機能として、映像を表示するディスプレイ機能とゲームを操作するコントローラ機能とを必要としている。また、ゲーム機器100には何も無線接続されていないため、ディスプレイ機能とコントローラ機能とが不足している。従って、報知部240はディスプレイ機能とコントローラ機能とが不足していること、およびシステムID「1」をビーコンにて報知する。
このように、システムにおいて必要な機能が不足している場合には、不足している機能の情報を報知する。これにより、ステーションは基地局が必要としている機能を認識することができるため、ステーションは基地局が構築しているシステムに必要とされているか否かを接続前に判定することができる。従って、ステーションは基地局と不要な接続、切断処理を行わずに済むため、基地局およびステーション(即ち、通信装置)の処理負荷を軽減することができる。また、ステーションのユーザはステーションと基地局との接続前に、システムにおいて必要な機能を知ることができるので、ユーザの利便性を向上することができる。
機能情報を報知している間、制御部260の指示によりAP処理部211は、ステーションの接続を待ち受け(S406)、ステーションが接続してきたか否かを判定する(S407)。ステーションが接続してこなかった場合にはステップS405に戻る。一方、ステーションが接続して来た場合にはステップS408に進む。ここでは、ディスプレイ機能を有するディスプレイ120が接続してきたものとする。ステーションが接続してきた場合(S407でYES)、制御部260の指示により取得部230はステーションが通知してくる機能の情報を取得し、機能情報管理部222は自らが報知している機能情報と合致するか確認する(S408)。ここでは、ゲーム機器100は、ディスプレイ120がディスプレイ機能を有していることを取得する。さらに、自らが報知している機能情報(ディスプレイ機能とコントローラ機能)に取得したディスプレイ機能が含まれているか確認する。自らが報知している機能情報を通知してきたステーションであった場合(S408でYES)、制御部260の指示によりAP処理部211は、ステーションの接続を許可する(S409)。そして、ネットワークに収容するための処理として、ステーションとの接続を行い、ステップS411に進む。一方、自らが報知している機能情報を通知してきたステーションでなかった場合(S408でNO)、制御部260の指示によりAP処理部211は、ステーションの接続を拒否(切断)し(S410)、ステップS405に戻る。ここでは、ディスプレイ120はゲーム機器100が報知している機能情報であるディスプレイ機能を有しているので、ゲーム機器100はディスプレイ120の接続を許可する。このように、システムにおいて必要な機能を通知してきたステーションに対しては接続を許可し、システムにおいて必要な機能を通知してこなかったステーションに対しては接続を拒否する。従って、基地局はシステムを構築する際に不要なステーションとの接続を維持せずに済み、基地局の処理負荷を軽減することができる。
ステーションとの接続が完了すると、制御部260の指示により機能情報管理部222は、ステーションが通知してきた機能がシステムに加わったものと認識し、その結果、システムに必要な機能がそろったか否かを判断する(S411)。機能がそろっていない場合には(S411でNO)、ステップS405に戻る。一方、機能がそろっていた場合には(S411でYES)、ステップS412に進む。ステップS412において、制御部260の指示により報知部240は、ビーコンによる機能の報知を停止する。ここでは、ステップS411においてコントローラ機能がそろっていないと判断され、ステップS405に戻る。そして再びステップS405〜S410が実行され、コントローラ機能を有するコントローラ130と接続する。ゲーム機器100は、ディスプレイ120とコントローラ130と接続することによりTVゲームシステムに必要な機能がそろったと判断し(S411)、ビーコンによる機能の報知を停止する(S412)。このように、システムにおいて必要な機能がそろった場合には、基地局はビーコンによる機能の報知を停止するので、基地局の処理負荷を軽減することができる。また、ステーションのユーザは基地局と接続することなく、システムにおいて必要な機能がそろったことを知ることができ、ユーザの利便性が向上する。
図5に、制御部360が記憶部370に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はコントローラ130にて、ユーザがTVゲームシステム構築を開始する操作を行った際に開始される。この処理が開始されるとまず、制御部360の指示によりSTA処理部311は、ビーコンを送出している基地局を探索する(S501)。ここでは、アクセスポイント110が探索される。APを発見すると、制御部360の指示により取得部330は、基地局が報知している機能情報を取得する(S502)。アクセスポイント110は機能情報を報知していないため、取得部330は機能情報を取得することができない。次に、制御部360の指示により機能情報管理部322は、報知されている機能の情報の中に自身の機能が含まれているかどうか確認する(S503)。報知されている情報の中に自身の機能が含まれていると判断した場合(S503でYES)は、ステップS504に進む。一方、報知されている情報に含まれていない場合(S503でNO)は、当該APには接続処理を行わず、ステップS501に戻る。ここでは、アクセスポイント110は機能情報を報知していないため、報知されている機能の情報の中にコントローラ130のコントローラ機能が含まれていないと判断し、ステップS501に戻る。次に、ステップS501においてゲーム機器100が探索される。そして、コントローラ130はゲーム機器100がディスプレイ機能とコントローラ機能とを機能情報として報知していることを取得する(S502)。ステップS503において、ゲーム機器100が報知している機能情報の中にコントローラ130の機能と対応するコントローラ機能が含まれているため、ステップS504に進む。
このように、システムにおいて必要とされる機能をステーションが有していなかった場合には、ステーションは基地局と接続しない。従って、ステーションはシステムを構築する際に、基地局との不要な接続、切断処理を行わずに済むため、通信装置の処理負荷を軽減することができる。
ステップS504において、制御部360の指示によりシステム情報管理部320は、当該APから報知されているシステムIDを取得する。ここでは、コントローラ130はゲーム機器100からシステムID「1」を取得する。さらに、ステップS505において、制御部360の指示によりシステム情報管理部320は、取得したシステムIDで識別されるシステムを構築するために以前、APと接続したことがあるか否かを判定する。取得したシステムIDで識別されるシステムを構築するために以前、APと接続したことがある場合(S505でYES)には、ユーザの操作を待たずに接続処理を開始する(S508)。このように、以前構築したことのあるシステムを再構築する際には接続処理を自動的に開始するので、ユーザの手間が省け、ユーザの利便性が向上する。一方、取得したシステムIDで識別されるシステムを構築するために以前、APと接続したことがない場合(S505でNO)、制御部360の指示によりユーザインタフェース350は、ユーザに接続先の候補が存在することを通知する(S506)。そして、制御部360の指示によりSTA処理部311は、ユーザが接続操作を行うまで接続処理を行わない(S507)。ここでは、ステップS505においてシステムID「1」で識別されるシステムを構築するために以前、APと接続したことがなくステップS506に進む。ステップS506において、コントローラ130はユーザに接続先の候補が存在することを通知するために出力部352の一例としての接続ボタンを点滅させる。しかしこれに限らず、画面でのメッセージ表示、音、振動などの通知方法を用いても良い。これにより、システムにおいて必要な機能を持つステーションが基地局との接続をユーザに促すための通知をするので、ユーザはシステムにおいて必要な機能を持つステーションを容易に特定することができ、ユーザの利便性が向上する。
ユーザが接続操作を行った場合には、制御部360の指示により通知部340はAPに接続する際、コントローラ130が有する機能を当該APに通知する(S508)。ここでは、コントローラ機能を有していることをゲーム機器100に通知する。そして、制御部360の指示によりSTA処理部311は接続が許可されたか否かを判定する(S509)。APから接続が許可されると(S509でYES)、制御部360の指示によりSTA処理部311は残りの接続処理を実行する(S510)。接続が完了すると、制御部360の指示により記録部321は、接続に成功したシステムIDとして報知されているシステムIDを記憶し(S511)、制御部360の指示により出力部352は、接続に成功したことをユーザに通知する(S512)。一方、APから接続が拒否された場合には(S509でNO)、ステップS501に戻る。ここでは、ゲーム機器100から接続を許可され(S509でYES)、ゲーム機器100との接続を完了する(S510)。さらに、システムID「1」を記憶し(S511)、接続に成功したことをユーザに通知する(S512)。これにより、接続を拒絶されたステーションは基地局と接続しないため、ステーションおよび基地局(即ち、通信装置)の処理負荷が軽減される。また、接続を許可されたステーションのみが基地局と接続するため、システムのセキュリティが向上する。また、接続に成功したことをユーザに通知するため、ユーザは接続状況を把握することができ、ユーザの利便性が向上する。
なお、ディスプレイ120においても、前述したコントローラ130と同様のフローチャートを実行することでゲーム機器100と接続する。
図6に、図1(a)に示すシステム構成におけるシーケンスチャートを示す。図6はゲーム機器100が初めてTVゲームシステムを構築する場合のシーケンスチャートである。なお、初期状態として、ゲーム機器100、ディスプレイ120、コントローラ130、アクセスポイント110はそれぞれ未接続であるものとする。
まず、ゲーム機器100、ディスプレイ120、コントローラ130においてTVゲームシステム構築が開始される(S601)。システム構築を開始する契機は、ボタン押しのようなユーザ操作によるものでも良いし、電源が入ると同時に無条件で開始するようにしてもよい。システム管理機器として動作するゲーム機器100は、TVゲームシステムとして動作するために不足している機能と、新たに割り当てられたシステムIDをビーコンで報知する(S602)。ビーコンを受信したディスプレイ120は、報知された機能とシステムIDを取得する。ここで取得した機能にはディスプレイ120自身が提供可能な機能が含まれている。またシステムIDは以前に接続したことのない未知のシステムIDであるため、ユーザに接続先の候補が存在することを通知してユーザからの接続操作を待つ(S603)。ユーザによって接続の操作が実行されると(S604)、ゲーム機器100に対してディスプレイ120が提供する機能の情報を載せた接続要求を送信する(S605)。本シーケンス例では、ゲーム機器100が初めてTVゲームシステムを構築する場合を想定するため、上述の通り接続に際してユーザの操作が必要となる。しかし、2回目以降のシステム構築時には既知のシステムIDが報知されるため、ディスプレイ120はユーザ操作を待たず自動でゲーム機器100に接続要求を送信することができる。
ゲーム機器100は、報知している機能がディスプレイ120から通知されたため、ディスプレイの接続を許可するために応答メッセージを返す(S606、S607)。その後、ゲーム機器100とディスプレイ120との間で残りの接続処理を実行する(S608、S609)。接続が完了すると、ゲーム機器100ではディスプレイ機能がシステムに提供されたと判断し、ディスプレイ機能の報知を停止する(S610)。ディスプレイ120では、接続に成功したシステムIDとして、ゲーム機器100から報知されているシステムIDを記憶する(S611)。
コントローラ130ではゲーム機器100およびアクセスポイント110の両方からのビーコンが検知される。しかし、アクセスポイント110からのビーコンでは、コントローラ130が提供する機能の情報が報知されていないので、コントローラ130はアクセスポイント110を接続対象としない(S613)。一方、ゲーム機器100からのビーコンではコントローラ130が提供する機能の情報が報知されているため、コントローラ130はゲーム機器100を接続対象とする。ゲーム機器100を接続対象として認識した以降の接続処理(S614〜S618)はディスプレイ120の接続処理(S603〜S611)と同様である。
このように実施形態1によれば、システムを構築する際、通信装置またはユーザにかかる負荷を低減させることができる。例えばコントローラ130においては、複数のアクセスポイントから接続対象のアクセスポイント(ゲーム機器100)を接続に先立って発見できるため、不要な通信の発生による電力消費を抑えることができる。また、所定の目的を持つシステムを構築する基地局と接続するまでの時間を短縮することができる。またユーザにおいては、接続するステーションの情報を設定するような複雑な操作を行うことなく、簡易な接続動作(本実施例では接続ボタンの押下)で無線通信システムの構築を行うことが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
<実施形態2>
図1(b)は、本発明の実施形態2におけるシステム構成の一例を示す図である。ここでは実施形態1と同様に、ゲーム機器150、ディスプレイ151、コントローラ152をIEEE802.11シリーズに準拠した無線LANを用いて接続することで、TVゲームシステムを構築することを考える。ただし本実施例においては、ディスプレイ151がアクセスポイントとして動作している状態で、ゲーム機器150をTVゲームシステムのシステム管理機器として動作させる。ここで、ゲーム機器150のハードウェア構成は図2に示されており、実施形態1と同様なので説明を省略する。また、ディスプレイ151のハードウェア構成はゲーム機器150と同様であり、図2に示されているので説明を省略する。また、コントローラ152のハードウェア構成は図3に示されており、実施形態1と同様なので説明を省略する。また、コントローラ152の動作は、図5に示す実施形態1における動作と同様なので説明を省略する。
図7に、ディスプレイ151の制御部260が記憶部270に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はディスプレイ151でアクセスポイントとしての動作が開始された際に開始される。
制御部260の指示により報知部240は、自装置が有する機能の情報を報知する(S701)。この情報は、他のシステム管理機器から、無線通信システムを開始する要求を許可するまで(S703でYES)、報知される。ここでは、報知部240はディスプレイ機能を有することをビーコンで報知する。次に、制御部260の指示によりシステム情報管理部220は、システム管理機器から無線通信システムを開始する要求を受信すると(S702でYES)、要求に応じてシステムの機能報知を開始するかどうかを判別する(S703)。要求を許可するかどうかは、たとえばディスプレイが他のシステムについての管理機能を動作させているかといった状態や、ユーザによる設定などによって判別される。ここでは、ゲーム機器150からのシステム開始要求を受信し、要求を許可したものとする。
システム管理機器からの要求を許可する場合(S703でYES)、制御部260の指示によりAP処理部211は、当該システム管理機器との接続処理を行う(S704)。そして、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、システム管理機器から通知されるシステムIDを取得する(S705)。ここでは、システムID管理部221はゲーム機器150からシステムIDとして「1」を取得する。
次に、制御部260の指示により機能情報管理部222は、機能情報の報知を要求する通知をシステム管理機器から受信したか否かを判定する(S706)。これにより、機能情報の報知を要求しないシステム管理機器(例えば、従来のシステム管理機器)に対応することができる。受信した場合にはステップS707に進み、受信できなかった場合にはステップS708に進む。ここでは、ゲーム機器150から機能情報の報知を要求する通知を受信し、ステップS707に進む。ステップS707において、制御部260の指示により取得部230は、システム管理機器からシステム構築のために必要な機能情報を取得する。ここでは、ゲーム機器150から、システム構築のために必要な機能情報としてコントローラ機能を取得する。以降、制御部260の指示により報知部240は、システム管理機器から通知されたシステムIDと機能情報をビーコンにて報知する(S708)。ここでは、報知部240はコントローラ機能をシステムにおいて必要な機能としてビーコンにて報知する。このように、システムにおいて必要な機能のうち、不足している機能を基地局が報知することによって、ステーションは基地局に接続すべきか否かを判定することができる。従って、ステーションはシステムを構築する際に、基地局との不要な接続、切断処理を行わずに済み、ステーションの処理負荷を軽減することができる。また、ユーザはステーションと基地局とが接続する前に、基地局がシステム構築のために必要としている機能を知ることができるので、ユーザの利便性を向上することができる。
ディスプレイ151にステーションが接続を要求してくると(S709でYES)、制御部260の指示により機能情報管理部222は、ステーションが通知してくる機能を取得して、自分が報知している機能に含まれるかどうかを確認する(S710)。報知している機能に含まれる機能をステーションが通知してきた場合は(S710でYES)、制御部260の指示によりAP処理部211はステーションを接続させる(S711)。さらに、接続が完了すると、制御部260の指示により報知部240は、当該ステーションが通知してきた機能の情報をシステム管理機器に通知する(S712)。報知している機能を通知してこなかった場合は(S710でNO)、制御部260の指示によりAP処理部211はステーションの接続を許可しない(S715)。ここでは、コントローラ152がディスプレイ151に接続を要求する。コントローラ152は、ディスプレイ151が報知しているコントローラ機能を有しているので(S710でYES)、コントローラ152を接続させる。さらにコントローラ機能が追加されたことをシステム管理機器に通知する(S712)。このように、基地局がシステム構築に必要としている機能情報を通知してきたステーションに対しては接続を許可し、基地局がシステム構築に必要としている機能情報を通知してこなかったステーションに対しては接続を拒否する。従って、基地局はシステムを構築する際に不要なステーションとの接続を維持せずに済み、基地局の処理負荷を軽減することができる。また制御部260の指示によりAP処理部211は、接続済みステーションの切断も監視する(S713)。ステーションが切断した場合は(S713でYES)、制御部260の指示により報知部240は、切断されたステーションが通知していた機能の情報をシステム管理機器に通知する。このように接続済みのステーションの切断を監視することによって、ステーションが切断された場合であっても、再度システム構築に必要な機能情報を報知することができるようになり、ユーザの利便性が向上する。
図8に、ゲーム機器150の制御部260が記憶部270に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はゲーム機150にて、ユーザがTVゲームシステム構築を開始する操作を行った際に開始される。
この処理が開始されるとまず、制御部260の指示によりSTA処理部212は、TVゲームシステムで使用する機能を持った基地局を検索する(S801)。該当する基地局を発見すると(S802)、制御部260の指示によりシステム情報管理部220は、当該基地局に対してTVゲームシステムの開始要求を送信する(S803)。ここでは、TVゲームシステムで使用する機能としてディスプレイ機能を有するディスプレイ151が発見され、ディスプレイ151にTVゲームシステムの開始要求を送信する。開始要求が基地局に許可されると(S804でYES)、制御部260の指示によりSTA処理部212は、当該基地局への接続処理を行う(S805)。開始要求が許可されなかった場合は(S804でNO)、制御部260の指示によりSTA処理部212は、TVゲームシステムで使用する機能を持った他の基地局を検索する。要求が許可される基地局が存在しなかった場合は(S802でNO)、自身が基地局として動作し、図4に示す動作を実行する(S809)。図4に示す動作は実施形態1と同様なので、ここでは説明を省略する。ここでは、ディスプレイ151により開始要求が許可され、ディスプレイ151への接続処理を行う。このように、TVゲームシステムの開始要求を許可する基地局が存在しなかった場合には、自装置を基地局となって動作する。従って、周囲の状況(システムの開始要求を許可する基地局の有無)に応じて基地局としての動作とステーションとしての動作を自動的に切り替えるため、ユーザの利便性が向上する。
基地局に接続する際(S805)には、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、TVゲームシステムで使用するシステムIDと基地局に報知してもらう機能情報を合わせて通知する(S806)。ここでは、ディスプレイ151に接続する際、システムIDとして「1」を、機能情報としてコントローラ機能を通知する。基地局への接続が完了すると、ゲーム機150はTVゲームシステムに提供されている機能の過不足を監視する。基地局からステーション接続/切断に関する通知を受信した場合(S807でYES)には、制御部260の指示により機能情報管理部222は、システム構築のために必要な変更後の機能情報を基地局に通知する(S808)。また、システムとしての状態が変化したことによって必要な機能が追加/削除された場合(S810でYES)にも、制御部260の指示により機能情報管理部222は、基地局にシステム構築のために必要な変更後の機能情報を通知する(S808)。システムとしての状態が変化したことによって必要な機能が追加/削除された場合とは、例えばゲーム機器100本体に有線を介してディスプレイが接続された場合に、ディスプレイ機能が不要となる場合である。また、例えばゲームソフトウェアからTVゲームシステムとして動作するために必要な機能を読み出す場合に、ゲームの進行状況に応じて異なる種類のコントローラが必要になるといった場合である。本実施例においてはアクセスポイントへ必要な機能を通知するとなっているが、変更された機能を通知するとしても良い。このように、システムの状態が変化したことに応答してシステム管理機器が基地局に対して、システムにおいて必要な機能を通知するので、システムの状態が変化した場合であっても、ステーションは必要な機能が変化したことを認識でき、利便性が向上する。
図9に、図1(b)に示すシステム構成におけるシーケンスチャートを示す。図9はゲーム機器100が初めてTVゲームシステムを構築する場合のシーケンスチャートである。なお、初期状態として、ゲーム機器150、ディスプレイ151、コントローラ152はそれぞれ未接続であるものとする。ディスプレイ151は基地局として動作しており、ここではTVゲームシステムとは異なるシステム(TV視聴システム)のシステム管理機器として動作しているものとする(S901)。この状態でディスプレイ151は、ビーコンにて自分がディスプレイ機能を有することを報知する(S902)。一方ゲーム機器150においてTVゲームシステムが開始されると(S903)、ゲーム機器150はTVゲームシステムに必要な機能を持つ基地局の検索を開始する。ここではS902によるビーコンから、ディスプレイ151がTVゲームシステムに必要な機能(ディスプレイ機能)を持つ基地局であると認識し、ディスプレイ151への接続を開始する(S904)。また同時に、ディスプレイ151へはTVゲームシステムを開始することを要求する(S905)。ディスプレイ151はS905で受信した要求を許可すると、ゲーム機器150に応答を返す(S906)。ここでは要求を許可した例をしているが、要求を拒否する場合はS906に示す応答を返さないか、拒否したことを示すメッセージを返すことで、要求を拒否したことをゲーム機器150に通知する。またディスプレイ151において要求を許可するかの判断を、ユーザの操作によって行うようにしても良い。ゲーム機器150ではTVゲームシステム開始の要求が許可されたことを検知すると、基地局への接続処理を実行する(S907、S908)。接続が完了すると、ディスプレイ151に報知してもらう機能の情報とシステムIDを通知する(S909)。通知を受信したディスプレイ151は、受信した情報に従ってビーコンにて機能情報とシステムIDを報知する(S910)。コントローラ152では、図5、図6に示される実施形態1と同様の処理でディスプレイ151に接続する(S911〜S919)。ディスプレイ151ではコントローラの接続が完了すると、コントローラ機能が追加されたことをゲーム機器150に通知する(S920)。ゲーム機器150はこれを受けて、システムにコントローラ機能が充足したことを検知し、ディスプレイ151にコントローラ機能の報知を停止することを通知する(S921)。ディスプレイ151はこの通知を受けて、コントローラ機能の報知を停止する(S922)。
このように実施形態2によれば、システムの機能を有する通信装置と基地局としての機能を有する通信装置が異なっていた場合であっても、通信装置またはユーザにかかる負荷を低減させることができる。
<実施形態3>
実施形態3では、実施形態2と同様のシステム構成(図1(a))において、基地局の機能をディスプレイ151からゲーム機器150へ移譲することでTVゲームシステムを構築する方法について説明する。各通信装置のハードウェア構成は実施形態2と同じなので説明を省略する。なお、本実施形態のゲーム機器150のAP処理部211およびSTA処理部212は並行して動作することができる。また、ディスプレイ151のAP処理部211およびSTA処理部212も並行して動作することができる。また、本実施例におけるコントローラ152の動作は、図5に示す実施形態1における動作と同様であるため、説明を省略する。
図10に、ゲーム機器150の制御部260が記憶部270に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はゲーム機器150にて、ユーザがTVゲームシステム構築を開始する操作を行った際に開始される。この処理が開始されるとまず、制御部260の指示によりSTA処理部212はTVゲームシステムで使用する機能を持った基地局を検索する(S1001)。該当する基地局を発見すると(S1002)、制御部260の指示によりシステム情報管理部220は、当該基地局に対してTVゲームシステムの開始要求を送信する(S1003)。ここでは、該当する基地局としてディスプレイ151が発見され、システム情報管理部220はディスプレイ151にTVゲームシステムの開始要求を送信する。この開始要求が基地局に許可されると(S1004でYES)、制御部260の指示によりSTA処理部212は当該基地局への接続処理を行う(S1005)。開始要求が許可されなかった場合は(S1004でNO)、TVゲームシステムで使用する機能を持った他の基地局を検索する。要求が許可される基地局が存在しなかった場合は(S1002でNO)、自身が基地局として動作し、図4に示す動作を実行する(S1016)。図4に示す動作は実施形態1と同様なので、ここでは説明を省略する。ここでは、ディスプレイ151により開始要求が許可され、ディスプレイ151への接続処理を行う。このように、TVゲームシステムの開始要求を許可する基地局が存在しなかった場合には、自装置が基地局となって動作する。従って、周囲の状況(システムの開始要求を許可する基地局の有無)に応じて基地局としての動作とステーションとしての動作を自動的に切り替えるため、ユーザの利便性が向上する。基地局へ接続する際(S1005)、制御部260の指示によりシステム情報管理部220は合わせてTVゲームシステムで使用するシステムIDを通知する(S1006)。システムIDの通知が完了すると、制御部260の指示により切替部213はステーションとしての機能を停止し、基地局としての動作を開始する(S1007)。ここで、さらに基地局に対して、基地局としての機能を停止し、ステーションとしての動作を開始するよう指示しても良い。このようにして、ゲーム機器150がステーションとして、ディスプレイ151が基地局として行った接続を切断する。そして、ゲーム機器150が基地局として、ディスプレイ151がステーションとして、再びゲーム機器150とディスプレイ151とが接続する。以降の動作は(S1008〜S1017)、図4に示す実施形態1(S404〜S412)と同様のため、ここでは説明を省略する。
図11に、ディスプレイ151の制御部260が記憶部270に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はディスプレイ151で基地局としての動作が開始された際に開始される。制御部260の指示により報知部240は、ディスプレイ151が有する機能(ディスプレイ機能)の情報をビーコンにて報知する(S1101)。該機能情報は、他のシステム管理機器から送信された、無線通信システムを開始する要求を許可するまで(S1103でYES)、ビーコンにて報知される。次に、制御部260の指示によりシステム情報管理部220は、他のシステム管理機器(ここでは、ゲーム機器150)から無線通信システムの開始要求を受信する(S1102)。制御部260の指示によりシステム情報管理部220は、該要求に応じて無線通信システムを開始するか否かを判断する(S1103)。システムを開始するか否かは、たとえばディスプレイが他のシステムについての管理機能を動作させているかといった状態や、ユーザによる設定(例えば、他のシステム管理機器からの要求に応じないといった設定)などによって判断される。ディスプレイ151は、他のシステム管理機器からの要求を許可する場合(S1103でYES)、当該システム管理機器に対してステーションとして接続するための処理を開始する。まず、制御部260の指示によりAP処理部211は、システム管理機器(ここでは、ゲーム機器150)の接続を許可し(S1104)、システム管理機器から通知されるシステムIDを取得する(S1105)。システムIDを取得すると、制御部260の指示によりSTA処理部212は、取得したIDを報知しているシステム管理機器を検索する(S1106)。該当するシステム管理機器を発見すると(S1107でYES)、制御部260の指示により報知部240は、システムに提供する機能を当該システム管理機器に通知する(S1108)。該当するシステム管理機器が発見できなければ、当該システム管理機器への接続はあきらめて、システム開始要求を受信する前の状態に戻る(S1107でNO)。次に、制御部260の指示によりSTA処理部212は、S1108の結果システム管理機器から接続が許可されると(S1109でYES)、残りの接続処理を実行する(S1110)。これにより、ゲーム機器150が基地局として、ディスプレイ151がステーションとして、ゲーム機器150とディスプレイ151とが接続される。接続が拒否された場合は当該システム管理機器への接続はあきらめて、システム開始要求を受信する前の状態に戻る(S1109でNO)。制御部260の指示により切替部213は、システム管理機器への接続が完了すると、自分は基地局機能を停止する(S1111)。これにより、ゲーム機器150がステーションとして、ディスプレイ151が基地局として行った接続が切断される。なお、本実施例においてはシステム管理機器への接続が完了した時点で基地局機能を停止しているが、実装においてはより早い段階で基地局の機能を停止してもかまわない。たとえば、S1106でシステム管理機器を検索する前に基地局の機能は停止し、システム管理機器への接続に失敗した場合は改めて基地局の機能を開始するようにしても良い。
図12に、図1(b)に示すシステム構成におけるシーケンスチャートを示す。図12はゲーム機器100が初めてTVゲームシステムを構築する場合のシーケンスチャートである。なお、初期状態として、ゲーム機器150、ディスプレイ151、コントローラ152はそれぞれ未接続であるものとする。ディスプレイ151は基地局として動作しており、ここではTVゲームシステムとは異なるシステム(TV視聴システム)のシステム管理機器として動作しているものとする(S1201)。この状態でディスプレイ151は、ビーコンフレームにて自分がディスプレイ機能を有することを報知する(S1203)。一方、ゲーム機器150においてTVゲームシステムが開始されると(S1202)、ゲーム機器150はTVゲームシステムに必要な機能を持つ基地局の検索を開始する。ここではS1203によるビーコンフレームから、ディスプレイ151がTVゲームシステムに必要な機能(ディスプレイ機能)を持つ基地局であると認識し、ディスプレイ151への接続を開始する(S1204)。また同時に、ディスプレイ151へはTVゲームシステムを開始することを要求する(S1205)。ディスプレイ151はS1205で受信した要求を許可すると、ゲーム機器150に応答を返す(S1206)。ここでは要求を許可した例をしているが、要求を拒否する場合はS1206に示す応答を返さないか、拒否したことを示すメッセージを返すことで、要求を拒否したことをゲーム機器150に通知する。またディスプレイ151において要求を許可するかの判断を、ユーザの操作によって行うようにしても良い。ゲーム機器150ではTVゲームシステム開始の要求が許可されたことを検知すると、基地局への接続処理を実行する(S1207、S1208)。接続が完了すると、自身がシステム管理機器として報知するシステムIDを通知する(S1209)。通知が完了すると、ゲーム機器150はステーションとしての機能を停止する。基地局としての動作を開始し(S1210)、TVゲームシステムとして必要な機能の情報と、S1209で通知したシステムIDを報知する(S1211)。ディスプレイ151ではS1211によるビーコンフレームを検知すると、S1209で通知されたシステムIDを含んでいることから、ゲーム機器150に対する接続処理を開始する。ゲーム機器150に対してディスプレイ151が提供する機能の情報を載せた接続要求を送信し(S1213)、接続が許可されると(S1214、S1215)残りの接続処理を実行する(S1216、S1217)。接続が完了すると、ゲーム機器150ではディスプレイ機能の報知を停止する(S1218)。ディスプレイ151では基地局としての動作を停止し(S1219)、報知されているシステムIDを(無線端末として)接続に成功したシステムのIDとして記憶する(S1220)。以降、コントローラ152については、図6に示す実施例1と同様の動作(S602〜S618)でゲーム機器150に接続する(S1221〜S1231)ため、ここでは説明を省略する。
このように実施形態3によれば、基地局の機能を第1の通信装置からシステム管理機器である第2の通信装置へ移譲することで、基地局とシステム管理機器間で様々な情報(システムにおいて必要な機能情報等)を交換する必要がなくなる。従って、通信装置またはユーザにかかる負荷を低減させることができる。
<実施形態4>
図1(a)は、本発明の実施形態4における無線通信システムの構成を示す図である。本システムは、無線通信システムの一例としてのTVゲームシステムであり、通信装置同士をIEEE802.11シリーズに準拠した無線LANを用いて接続することで構築される。本実施形態においてゲーム機器100は、基地局およびシステム管理機器として動作する。また、アクセスポイント110は、TVゲームシステムとは関係のない基地局として動作する。また、ディスプレイ120およびコントローラ130は無線LANのステーション(被制御装置)として動作する。なお、各通信装置のハードウェア構成は実施形態1と同じなので説明を省略する。
図13に、ゲーム機器100の制御部260が記憶部270に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はゲーム機器100にて、ユーザがTVゲームシステム構築を開始する操作を行った際に開始される。なお、ゲーム機器100の電源を入れた際に開始するようにしてもよい。
ステップS1301において、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、使用するシステムIDを決定するために、以前にゲーム機器100がシステム管理機器となってTVゲームシステムを構築したことがあるかどうかを確認する。以前にTVゲームシステムを構築していた場合にはステップS1302に進み、構築したことがない場合にはステップS1303に進む。ここでは、以前にTVゲームシステムを構築したことがないため、ステップS1303に進む。ステップS1302において、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、前回使用したシステムIDを使用することを決定し、ステップS1304に進む。これにより、システム管理機器は同じシステムに対して同じシステムIDを用いて管理することができるため、管理が容易となる。従って、ステーションの処理負荷が軽減される。ステップS1303において、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、以前にTVゲームシステムを構築したことがないので新しくシステムIDを割り当てて使用することを決定し、ステップS1304に進む。ここでは、システムIDとして「1」を割り当てて使用することを決定する。
ステップS1304において、制御部260の指示によりシステムID管理部221は、TVゲームシステムにおいて必要な機能と、ゲーム機器100に接続しているステーションの機能情報とに基づいて、該必要な機能が不足しているかどうかを判定する。一方、必要な機能が不足している場合にはステップS1305に進む。必要な機能が不足していない(機能が揃っている)場合には、接続していたステーションの切断やシステムにおいて必要な機能の変更等により、必要な機能がそろわなくなるまで、ステップS1304の判定を繰り返す。ここでは、ゲーム機器100は、ディスプレイ機能とコントローラ機能とがTVゲームシステムにおいて必要な機能であることを認識している。また、ゲーム機器に100に接続しているステーションはないので、必要な機能は揃っていないと判定し、ステップS1305に進む。ステップS1305において、制御部260の指示により報知部240は、不足している機能の情報およびシステムIDをビーコンにて報知し、ステップS1306に進む。ここでは、ディスプレイ機能とコントローラ機能とが不足していること、およびシステムIDが「1」であることをビーコンにて報知する。なお、ゲーム機器100はステップS1309においてステーションがIEEE802.11シリーズに準拠した無線通信のためのパラメータを要求してきたと判定するまで、ビーコンによる報知を継続する。このように、基地局はシステムにおいて必要な機能が不足している場合には、不足している機能の情報を報知する。これにより、ステーションは基地局が必要としている機能を認識することができるため、ステーションは基地局が構築しているシステムに必要とされているか否かを接続前に判定することができる。従って、ステーションは基地局と不要な接続、切断処理を行わずに済むため、基地局およびステーション(即ち、通信装置)の処理負荷を軽減することができる。また、ステーションのユーザはステーションと基地局との接続前に、基地局がシステム構築のために必要としている機能を知ることができるので、ユーザの利便性を向上することができる。
ステップS1306において、制御部260の指示によりユーザインタフェース250は、ステーションと接続するようユーザに通知する。ここでは、ゲーム機器100とステーションとの間でIEEE802.11シリーズに準拠した無線通信のための通信パラメータ交換を行うためのボタン(接続ボタン)を点滅させる。ここで、本実施形態において、通信パラメータとはネットワーク識別子としてのSSID(Service Set Identifer)、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うために必要な通信パラメータである。これにより、ユーザはTVゲームシステムを構築するためには接続ボタンを押さなければならないことを容易に知ることができ、利便性が向上する。なお、接続ボタンの点滅の他、画面でのメッセージ表示、音、振動などの通知方法を用いても良い。ユーザにより接続ボタンが押されたことをユーザインタフェース250が認識した場合には、ステップS1307に進む。ステップS1307において、制御部260の指示によりAP処理部211は、タイマーを作動させ、ステップS1308に進む。ここでは、タイマーを0からカウントアップさせる。ステップS1308において、制御部260の指示によりAP処理部211は、タイマーが規定時間に達しているか否かを判定する。規定時間に達していない場合にはステップS1309に進み、規定時間に達している場合にはタイマーを停止しステップS1310に進む。ステップS1309において、制御部260の指示によりAP処理部211は、ステーションから通信パラメータを要求されたか否かを判定する。通信パラメータを要求された場合には不足している機能の報知およびタイマーを停止しステップS1311に進み、通信パラメータを要求されていない場合にはステップS1308に進む。ここでは、コントローラ130から通信パラメータを要求され、ステップS1311に進むものとする。ステップS1310において、制御部260の指示によりユーザインタフェース250は、ステーションとの間で無線通信が確立されなかった旨をユーザに通知し、ステップS1305に進む。これにより、ユーザはステーションとの間で無線通信が確立されなかったことを容易に知ることができ、利便性が向上する。また、ゲーム機器100の接続ボタンが押されてから規定時間までの間にステーションから通信パラメータを要求されなかった場合、再び接続ボタンが押されるまでステーションからの通信パラメータ要求を受付けない。これにより、ユーザの意図しないステーションと接続してしまうことを防ぐことができる。従って、システムのセキュリティを向上させることができる。ステップS1311において、制御部260の指示により取得部230は、ステーションが通知してくる機能の情報を取得する。なお、ステーションは自らが有している機能の情報を通知してくるものとする。ここでは、取得部230は、コントローラ130がコントローラ機能を有している旨の通知を取得する。ステップS1312において、制御部260の指示により機能情報管理部222は、ステップS1311において取得した機能が、システムにおいて不足している機能に含まれているか否かを判定する。含まれている場合にはステップS1313に進み、含まれていない場合にはステップS1314に進む。ここでは、ディスプレイ機能とコントローラ機能が不足しており、ステップS1311において取得した機能はコントローラ機能であるので、システムにおいて不足している機能に含まれていると判定する。ステップS1313において、制御部260の指示によりAP処理部211は、通信パラメータをステーションに伝達し、ステップS1315に進む。ここでは、AP処理部211はコントローラ130に対して通信パラメータを伝達する。ステップS1314において、制御部260の指示によりAP処理部211は、通信パラメータをステーションに送信しないことを決定し、ステップS1305に進む。さらに、制御部260の指示によりユーザインタフェース250が、ステーションとの間で無線通信が確立されなかった旨をユーザに通知するようにしてもよい。これにより、ユーザはステーションとの間で無線通信が確立されなかったことを容易に知ることができ、利便性が向上する。また、システムを構築する上で必要のないステーションに対しては通信パラメータを送信しないので、基地局およびステーション(即ち、通信装置)の処理負荷の軽減する。また、システムのセキュリティが向上する。
ステップS1315において、制御部260の指示によりAP処理部211は、通信パラメータを送信したステーションからの接続要求に応答してステーションとの接続処理を行い、ステップS1304に進む。該接続処理は、送信した通信パラメータを用いて行われる。ここでは、ゲーム機器100はコントローラ130からの接続要求に応答して接続処理を行う。さらに、制御部260の指示によりユーザインタフェース250が、ステーションとの間で無線通信が確立された旨をユーザに通知するようにしてもよい。これにより、ユーザはステーションとの間で無線通信が確立されたことを容易に知ることができ、利便性が向上する。
以上のようにして、基地局はシステムにおいて不足している機能情報を報知し、不足している機能を有するステーションに対して通信パラメータを送信する。また、システムに不必要なステーションには通信パラメータを送信しない。これにより、システムのセキュリティが向上する。また、通信装置の処理負荷が軽減する。また、システムに必要な機能が不足している場合に、ユーザにステーションと接続するよう促すので、ユーザの利便性が向上する。
図14に、コントローラ130の制御部360が記憶部370に記憶されたプログラムを読み出して実行するフローチャートを示す。この処理はコントローラ130の電源が入れられた際に開始される。
ステップS1401において、制御部360の指示によりSTA処理部311は、ビーコンを送出している基地局を探索し、ビーコンを送出している基地局を発見するとステップS1402に進む。ここでは、コントローラ130はゲーム機器100を発見したとする。ステップS1402において、制御部360の指示により取得部330は、基地局が報知している機能情報およびシステムIDを取得し、ステップS1403に進む。ここでは、ゲーム機器100からの機能情報としてディスプレイ機能とコントローラ機能および、システムIDとして「1」を取得する。ステップS1403において、制御部360の指示により機能情報管理部322は、報知されている機能の情報の中に自らが有する機能が含まれているかどうか判断する。自らが有する機能が含まれていた場合はステップS1404に進み、機能が含まれていない場合はステップS1401に進む。ここでは、自らが有する機能が含まれていると判断され、ステップS1404に進む。このように、システムにおいて必要な機能をステーションが有していなかった場合には、ステーションは基地局と接続しない。従って、ステーションはシステムを構築する際に、基地局との不要な接続、切断処理を行わずに済み、ステーションの処理負荷を軽減することができる。ステップS1404において、制御部360の指示によりシステム情報管理部320は、取得したシステムIDで識別されるシステムを構築するために基地局と接続したことがあるか否かを判定する。基地局と接続したことがある場合にはステップ1410に進み、基地局と接続したことがない場合にはステップS1405に進む。ここでは、システムID「1」で識別されるシステムを構築するために基地局と接続したことはないのでステップS1405に進む。
ステップS1405において、制御部360の指示によりユーザインタフェース350は、ユーザに接続先の候補が存在することを通知する。該通知はコントローラ130と基地局との間でIEEE802.11シリーズに準拠した無線通信のための通信パラメータ交換を行うためのボタン(接続ボタン)の点滅、画面でのメッセージ表示、音、振動などを用いて行えばよい。これにより、システムにおいて必要な機能を持つステーションが基地局との接続をユーザに促すための通知をするので、ユーザはシステムにおいて必要な機能を持つステーションを容易に特定することができ、ユーザの利便性が向上する。ユーザにより接続ボタンが押されたことをユーザインタフェース250が認識した場合には、ステップS1406に進む。このように、初めて構築するシステムのために基地局と接続する際にはユーザによる操作を求めることで、ユーザの意図しない基地局と接続してしまうことを防ぐことができ、システムのセキュリティが向上する。ステップS1406において、制御部360の指示により通知部340は、通信パラメータを送信するよう基地局に要求すると共に、コントローラ130が有する機能を基地局に通知し、ステップS1407に進む。ここでは、通信パラメータを送信するよう基地局に要求すると共に、コントローラ機能を有することをゲーム機器100に通知する。ステップS1407において、制御部360の指示によりSTA処理部311は、ネットワークに収容するための処理として、基地局から通信パラメータを取得する。通信パラメータを取得した場合にはステップS1408に進み、通信パラメータを取得できなかった場合にはステップS1409に進む。ここで通信パラメータを取得できない場合とは、基地局により通信パラメータを送信しないと決定された場合や、基地局との間で通信エラーが発生した場合である。ここでは、STA処理部311はゲーム機器100から通信パラメータを取得し、ステップS1408に進む。
ステップS1408において、制御部360の指示によりSTA処理部311は、基地局から取得した通信パラメータを用いて、基地局に対して接続処理を行い、ステップS1412に進む。ここでは、ゲーム機器100に対して取得した通信パラメータを用いて接続処理を行い、ステップS1412に進む。ステップS1409において、制御部360の指示によりユーザインタフェース350は、基地局と接続できなかった旨をユーザに通知し、ステップS1401に進む。ステップS1410において、制御部360の指示により通知部340は、コントローラ130が有する機能を基地局に通知し、ステップS1411に進む。ここでは、コントローラ機能を有することをゲーム機器100に通知する。このように、一度接続したことのある基地局に対しては通信パラメータを要求しない。これは一度接続したことのある基地局と無線通信するための通信パラメータは既に取得されており、必要ないからである。従って、ステーションおよび基地局(即ち、通信装置)の処理負荷が軽減される。ステップS1411において、制御部360の指示によりSTA処理部311は、既に取得してある通信パラメータを用いて基地局に対して接続処理を行い、ステップS1412に進む。ステップS1412において、制御部360の指示によりユーザインタフェース350は、基地局との接続が完了した旨をユーザに通知する。ここでは、接続ボタンを点灯することでユーザに通知する。このように、接続処理が完了した場合にはユーザに通知するので、ユーザは接続が完了したことを容易に知ることができるので、ユーザの利便性が向上する。
以上のようにして、ステーションは自らの有する機能を要求している基地局に対して通信パラメータを要求し、該通信パラメータを用いて基地局と接続する。これにより、ステーションは自らの有する機能を要求していない基地局に接続しないので、基地局およびステーションの処理負荷が軽減する。また、一度接続したことのある基地局に対しては通信パラメータを要求しないので、ステーションおよび基地局の処理負荷が軽減される。また、一度接続したことのある基地局に対してはユーザが指示することなく接続するので、ユーザの利便性が向上する。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。たとえば上述した説明では、機能情報およびシステムIDはビーコンにて送信することとなっているが、これに限らず他の手段によっても実現できる。例えば、検索に対する応答フレームに機能の情報を含めたり、独自フレームなどを用いて報知を行ったりしてもよい。また、報知する機能情報においても、システムとして不足する機能を報知するとあるが、それ以外の機能を含めて報知してもよい。たとえば実施例のTVゲームシステムにおいてディスプレイが接続している状態においても、より高性能なディスプレイの接続を許可するためにディスプレイ機能の報知を継続しても良い。
また、通信装置は複数の機能を同時に有してもよい。たとえばゲーム機器がシステム管理機器として動作する場合はゲーム機能を提供し、システム管理機器として動作しない場合はDVDプレーヤーとしての機能を提供するというように構成してもよい。
また、上述した処理を、コンピュータにインストールされたプログラムにより実施するように構成してもよい。なお、このプログラムは、ネットワーク等の通信手段により提供することは勿論、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
100 ゲーム機器
110 アクセスポイント
120 ディスプレイ
130 コントローラ

Claims (20)

  1. 複数の他の通信装置と共に所定のシステムを実現する通信装置であって、
    前記所定のシステムを実現するための第1の機能を有する装置と第2の機能を有する装置とを、前記通信装置と無線接続させるための信号を送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された信号に応じて前記第1の機能を有する装置が前記通信装置と無線接続した場合、前記所定のシステムを実現するために不足している前記第2の機能を有する装置を前記通信装置と無線接続させるための信号を送信する第2の送信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の送信手段により送信された信号に応じて前記通信装置と無線接続した前記第1の機能を有する装置が提供する機能の情報を記憶する記憶手段と、
    前記所定のシステムを実現するための機能の情報と、前記記憶手段により記憶された機能の情報とに基づいて、前記所定のシステムを実現するために不足している機能を判定する判定手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の機能を有する装置もしくは前記第2の機能を有する装置と前記通信装置とが無線接続した場合、もしくは、前記第1の機能を有する装置もしくは前記第2の機能を有する装置が前記無線ネットワークから離脱した場合、前記判定手段による判定が再度行われることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第2の機能を有する装置と接続処理を行う接続手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置と前記第2の機能を有する装置との通信に用いる通信パラメータを、前記通信装置と前記第2の機能を有する装置とが共有する共有手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置と無線接続した前記第2の機能を有する装置が有する機能の情報を取得する取得手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の送信手段は、前記所定のシステムを実現するための機能の情報を含む信号を送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第2の送信手段は、前記所定のシステムを実現するために不足している機能の情報を含む信号を送信することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第1の送信手段が送信する信号と、前記第2の送信手段が送信する信号とは、ビーコンであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 複数の他の通信装置と共に所定のシステムを実現する通信装置であって、
    前記所定のシステムを実現するための機能の情報を含む信号を送信した第1の他の通信装置から、前記第1の他の通信装置と共に無線ネットワークに参加している第2の他の通信装置が提供する機能と前記所定のシステムを実現するための機能とに基づいて判定された前記所定のシステムを実現するために不足している機能情報を前記第1の他の通信装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した機能の情報に応じて、前記第1の他の通信装置との通信に利用する通信パラメータを前記第1の通信装置に要求する要求手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  11. 前記要求手段による要求に応じた前記第1の他の通信装置から取得した通信パラメータを利用して、前記第1の他の通信装置と接続する接続手段
    を更に有することを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記接続手段により前記所定の他の通信装置と接続した場合、ユーザに通知する通知手段
    を更に有することを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記取得手段は、前記所定のシステムに必要な機能の情報を、前記第1の他の通信装置が報知したビーコンにより取得することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記所定のシステムに必要な機能は、映像を表示する表示機能と、前記所定のシステムを操作する操作機能と、を少なくとも含むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記所定のシステムに必要な機能は、前記通信装置から受信したデータを出力する機能と、前記通信装置へ送信するデータを入力する機能と、を少なくとも含むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 前記所定のシステムに必要な機能は、前記通信装置から受信したデータを表示する機能と、ユーザからの操作を受け付け、当該操作の情報を前記通信装置へ送信する機能と、を少なくとも含むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記通信装置は、IEEE802.11シリーズに準拠した通信を行うことにより、前記所定のシステムを実現することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. 複数の他の通信装置と共に所定のシステムを実現する通信装置の制御方法であって、
    前記所定のシステムを実現するための第1の機能を有する装置と第2の機能を有する装置とを、前記通信装置と無線接続させるための信号を送信する第1の送信工程と、
    前記第1の送信工程において送信された信号に応じて前記第1の機能を有する装置が前記通信装置と無線接続した場合、前記所定のシステムを実現するために不足している前記第2の機能を有する装置を前記通信装置と無線接続させるための信号を送信する第2の送信工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  19. 複数の他の通信装置と共に所定のシステムを実現する通信装置の制御方法であって、
    前記所定のシステムを実現するための機能の情報を含む信号を送信した第1の他の通信装置から、前記第1の他の通信装置と共に無線ネットワークに参加している第2の他の通信装置が提供する機能と前記所定のシステムを実現するための機能とに基づいて判定された前記所定のシステムを実現するために不足している機能情報を前記第1の他の通信装置から取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得した機能の情報に応じて、前記第1の他の通信装置との通信に利用する通信パラメータを前記第1の通信装置に要求する要求工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  20. コンピュータを請求項1乃至16のいずれか1項に記載の通信装置として動作させるためのプログラム。
JP2009118969A 2009-05-15 2009-05-15 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム Active JP5424709B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009118969A JP5424709B2 (ja) 2009-05-15 2009-05-15 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
US12/756,045 US8903987B2 (en) 2009-05-15 2010-04-07 Communication apparatus and method for controlling communication apparatus
KR1020100035649A KR101262750B1 (ko) 2009-05-15 2010-04-19 통신장치 및 통신장치의 제어 방법
CN2010101538704A CN101888686A (zh) 2009-05-15 2010-04-22 通信装置及通信装置的控制方法
EP10162889.9A EP2252008B1 (en) 2009-05-15 2010-05-14 Communication apparatus and method for controlling a communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009118969A JP5424709B2 (ja) 2009-05-15 2009-05-15 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010268298A JP2010268298A (ja) 2010-11-25
JP2010268298A5 JP2010268298A5 (ja) 2012-08-02
JP5424709B2 true JP5424709B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=42668047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009118969A Active JP5424709B2 (ja) 2009-05-15 2009-05-15 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8903987B2 (ja)
EP (1) EP2252008B1 (ja)
JP (1) JP5424709B2 (ja)
KR (1) KR101262750B1 (ja)
CN (1) CN101888686A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5135445B2 (ja) * 2011-01-11 2013-02-06 株式会社バッファロー 無線lanシステム、通信装置、設定情報を共有する方法
US20130088514A1 (en) * 2011-10-05 2013-04-11 Wikitude GmbH Mobile electronic device, method and webpage for visualizing location-based augmented reality content
CN103324272A (zh) * 2012-03-19 2013-09-25 联想(北京)有限公司 一种电子设备控制方法及装置
EP2834737B1 (en) * 2012-04-02 2018-06-06 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) A media content processing/distribution system
JP6408753B2 (ja) * 2012-05-17 2018-10-17 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
US9767066B2 (en) * 2012-12-11 2017-09-19 Mark Kramer Wireless protocol communication bridge and system comprising bridge
JP6995568B2 (ja) 2017-11-06 2022-01-14 キヤノン株式会社 情報処理装置、通信装置、情報処理方法及びプログラム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6951516B1 (en) * 2001-08-21 2005-10-04 Nintendo Co., Ltd. Method and apparatus for multi-user communications using discrete video game platforms
JP3891156B2 (ja) * 2003-08-22 2007-03-14 ソニー株式会社 電子機器および通信制御方法
JP2005182481A (ja) 2003-12-19 2005-07-07 Hitachi Ltd ネットワーク機器
JP4850394B2 (ja) * 2004-04-12 2012-01-11 キヤノン株式会社 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム
JP4475639B2 (ja) * 2004-04-14 2010-06-09 キヤノン株式会社 無線端末装置及びその制御方法と通信制御方法
JP2006074355A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Canon Inc ネットワーク通信システム
US9289678B2 (en) * 2005-01-12 2016-03-22 Microsoft Technology Licensing, Llc System for associating a wireless device to a console device
JP4659480B2 (ja) * 2005-02-15 2011-03-30 キヤノン株式会社 無線通信装置及び無線通信、プログラム、記憶媒体
JP2006246057A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Sanyo Electric Co Ltd ネットワーク機器、及び、このネットワーク機器に適用されるプログラム
JP2006259839A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Fujitsu Ltd 統合機能制御プログラム、統合機能制御装置、統合機能制御方法
US7613426B2 (en) 2005-12-20 2009-11-03 Microsoft Corporation Proximity service discovery in wireless networks
JP5305561B2 (ja) * 2006-02-22 2013-10-02 任天堂株式会社 ゲームプログラムおよびゲーム装置
JP5424290B2 (ja) * 2006-11-17 2014-02-26 任天堂株式会社 ゲームプログラムおよびゲーム装置
US9420047B2 (en) 2007-02-19 2016-08-16 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for enabling user services in communication network
JP2007151194A (ja) 2007-03-12 2007-06-14 Brother Ind Ltd 無線lanシステム,通信端末および通信プログラム
US8681691B2 (en) 2007-07-25 2014-03-25 Microsoft Corporation Base station initiated proximity service discovery and connection establishment

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010268298A (ja) 2010-11-25
EP2252008A2 (en) 2010-11-17
KR101262750B1 (ko) 2013-05-09
US8903987B2 (en) 2014-12-02
KR20100123602A (ko) 2010-11-24
EP2252008A3 (en) 2011-12-14
CN101888686A (zh) 2010-11-17
US20100293271A1 (en) 2010-11-18
EP2252008B1 (en) 2017-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5424709B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
EP1659735B1 (en) Communication control method, system and apparatus
KR100738494B1 (ko) 통신장치 및 통신시스템과 그 통신장치의 통신 파라미터설정 방법
JP4502393B2 (ja) 通信パラメータの共有方法及び通信装置
EP2914046A1 (en) Communication connection establishment method and terminal
JP6335466B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
EP3047676B1 (en) Handover of a connection between two communication devices from nfc communication mode to wlan communication mode involving service discovery
CN102238759B (zh) 无线通信装置及其控制方法
JP2007143117A (ja) 通信装置及び通信パラメータ設定方法
JP5977529B2 (ja) 無線通信装置およびその制御方法、プログラム
JP5963528B2 (ja) 通信装置およびその制御方法
JP2013517659A (ja) 電子機器及び電子機器の動作方法
JP6074257B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
CN105915416B (zh) 一种信息处理方法及终端设备
JP2013162301A (ja) 無線通信装置およびその制御方法、プログラム
JP2013162322A (ja) 無線通信装置およびその制御方法、プログラム
CN114868408A (zh) 一种消息转发方法及装置
JP4438054B2 (ja) 通信システム、通信装置、アクセスポイント、通信方法およびプログラム
JP2013161250A (ja) 無線通信装置およびその制御方法、プログラム
JP6245908B2 (ja) 通信装置、通信システムおよびプログラム
JP2016158102A (ja) 通信装置、通信方法、および通信システム
CN104113582A (zh) 通信设备及其控制方法
CN104427243A (zh) 用于与信息处理设备通信的通信设备及其控制方法
JP5860293B2 (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP2004341718A (ja) プログラム同期システム、通信網装置、通信端末装置、プログラム同期方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131126

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5424709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151