JP2004341718A - プログラム同期システム、通信網装置、通信端末装置、プログラム同期方法及びプログラム - Google Patents

プログラム同期システム、通信網装置、通信端末装置、プログラム同期方法及びプログラム Download PDF

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誠 中山
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Shunichiro Kato
俊一郎 加藤
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Abstract

【課題】通信網に接続されるある通信端末の利用者による通信端末操作を契機として、当該通信端末と、当該通信端末と通信を行う相手側通信端末との間で、格納するプログラムの種別を一致させる。
【解決手段】プログラム保持手段106に、異なるプログラムを複数格納しておき、第1及び第2の通信端末A及びBが格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較し、第1及び第2の通信端末A及びBのプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、プログラム保持手段106に格納されたプログラムを選択し、第1及び第2の通信端末A及びBのいずれかに配信し、プログラムが配信された第1及び第2の通信端末A及びBのいずれかにおいて、配信されたプログラムの格納についての可否を入力し、配信されたプログラムの格納が許可された場合に、配信されたプログラムを格納し、この格納されたプログラムを実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図るためのプログラム同期システム、通信網装置、通信端末装置、プログラム同期方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信網に複数の通信端末が接続されている場合、通信網の特定の場所にデータを格納し、通信網に接続される通信端末毎から当該データにアクセスすることにより、複数の通信端末の間で、データ共有を行うことができる。
【0003】
又は、従来においても、ある通信端末が、ある他の通信端末を明示的に指定し、データ送信を行うことができる形態の通信網では、当該ある通信端末にて生成したデータを、直接に当該ある他の通信端末に送出することにより、2つの通信端末の間でのみ、データ共有を行うことができる。
【0004】
例えば、特開2002−101207(特許文献1)に示される「通信端末、その情報通信方法及び情報通信システム」では、ある通信端末の個体識別IDに括りつけられたデータを、通信網の装置にて保持し、当該通信端末がある他の通信端末と通信接続した際、受信側である当該他の通信端末は、前記通信網の装置へ、発信側である前記ある通信端末の個体識別IDを指定してデータ取得要求を行うと、前期通信網の装置から、該当する個体識別IDに括りつけられたデータが配信され、結果として、発信側である前記ある通信端末と受信側である前記ある他の通信端末との間で、任意のデータを共有することが可能である。
【0005】
又は、通信網に接続される複数の通信端末にて、格納するプログラムを一致させる方法としては、通信網内に存在する通信網の装置に、あらゆる前記通信端末から自由にアクセスできる形式でプログラムを格納し、実際にアクセスした各々の前記通信端末にダウンロードさせ、格納させるという方法が存在する。
【0006】
又は、同一のプログラムを格納した2つの通信端末間で、相手側通信端末を操作する信号を送受信し合う形態の通信が存在する。この場合、通信端末の種類ごとの差異については、オペレーティングシステムやミドルウェア等により吸収され、プログラムはその差異を意識しないため、相手側通信端末の特徴を把握することなく、単純な制御信号の送受信を行っている。
【0007】
さらに、通信網に接続される通信端末は、その種類毎に大小様々な差異が存在する。ある通信端末と、それとは別のある相手側通信端末とで、同一種別のプログラムを格納していたとしても、それぞれの通信端末の種類に特化したバージョンのプログラムが存在した場合や、当該2つの通信端末間で、相互に操作する信号を送受信する場合、何らかの方法により、お互いの間で必要となる操作信号の変換ルールを、相互に把握し合う必要がある。
【0008】
これに対し、通信相手の通信端末に格納されたプログラムのバージョンを取得し、通信相手のバージョンが古い場合に、最新のプログラムを通信相手の通信端末にダウンロードさせるリモート制御システムがある(例えば、特許文献2)。
【0009】
このリモート制御システムでは、ローカル制御装置から、リモート制御装置に対して、装置情報を送信し、リモート制御装置において、装置情報に基づいてプログラムのバージョンを比較し、ローカル制御装置に格納されたプログラムが古い場合には、リモート制御装置からインストール要求を送信し、これに応じてインストール許可がローカル制御装置から得られたときには、ローカル制御装置に最新のプログラムをダウンロードさせ、制御装置間のプログラムバージョンの整合を図るようにしている。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−101207号公報
【0011】
【特許文献2】
特開2002−182923号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のシステムでは、通信端末が自動的にバージョンの整合を図るものであり、最新バージョンのインストールも、通信端末装置が独自に判断するものであり、通信網に接続される複数の通信端末のうち、ある通信端末の利用者の意思により、当該ある通信端末と、それとは別のある特定の相手側通信端末とで、それぞれに格納するプログラムの種別を一致させる手段は、これまで存在しなかった。
【0013】
又は、上記特許文献2に開示されたリモート制御システムでは、通信相手であるローカル制御装置が最新のプログラムのインストールを許可しない限り、プログラムバージョンの整合を図ることができないという問題がある。すなわち、通信相手によっては、最新のプログラムがインストールされるのを拒否したい場合があり、この場合には、リモート制御装置からの最新バージョンがダウンロードされないこととなり、プログラムの整合は図れない。
【0014】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、通信網に接続されるある通信端末の利用者による通信端末操作を契機として、当該通信端末と、当該通信端末と通信を行う相手側通信端末との間で、格納するプログラムの種別を一致させることを可能とするプログラム同期システム、制御装置、通信端末装置、プログラム同期方法及びプログラム同期プログラムを提供することをその目的とする。
【0015】
又は、本発明は、当該通信端末と、当該相手側通信端末とが異なる種類の通信端末であった場合で、同一種別のプログラムのうち、それぞれの通信端末がそれぞれの通信端末に適合したバージョンのプログラムを格納した場合には、2つのバージョン間における、操作信号の変換ルールを、双方の通信端末に格納させ、互いに操作信号の送受信を行えるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、通信網に接続された第1及び第2の通信端末において、相互に操作情報を送受してプログラムを実行する際、プログラム保持手段に、異なるプログラムを複数格納しておき、第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較し、第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、プログラム保持手段に格納されたプログラムを選択し、第1及び第2の通信端末のいずれかに配信し、プログラムが配信された第1及び第2の通信端末のいずれかにおいて、配信されたプログラムの格納についての可否を入力し、配信されたプログラムの格納が許可された場合に、配信されたプログラムを格納し、この格納されたプログラムを実行する。
【0017】
このような本発明によれば、通信を行う第1及び第2の通信端末が、相互に一致しないプログラムを格納している場合に、一致するプログラムを配信することにより、プログラムの同期を図ることができる。特に、本発明では、配信されたプログラムの格納の可否について、ユーザーが選択することができるため、自機に対して、一方的にプログラムが配信され、格納されるのを回避することができる。
【0018】
上記発明においては、第1及び第2のいずれか一方の通信端末において、配信されたプログラムの格納についての拒否が入力された場合に、他方の通信端末に対してプログラムの配信を行うことが好ましい。この場合には、第1及び第2の通信端末のいずれかが、配信されたプログラムの格納を拒否した場合には、他方の通信端末にプログラムを配信することができるため、一方がプログラムの格納を拒否した場合であっても、プログラムの同期を図ることができる。
【0019】
本発明は、通信網に接続された第1及び第2の通信端末において、相互に操作情報を送受してプログラムを実行する際、第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較し、第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、異なるプログラム間で操作情報が適応するように、異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルを選択し、第1及び第2の通信端末のいずれかに配信し、操作情報変換テーブルが配信された第1及び第2の通信端末のいずれかにおいて、配信された操作情報変換テーブルに基づいて操作情報を変換し、変換された操作情報に基づいて、プログラムを実行する。
【0020】
このような本発明によれば、通信を行う第1及び第2の通信端末が、相互に一致しないプログラムを格納している場合に、異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルに基づいて、操作情報を変換して送信することが可能となり、異なるプログラム間においても同期実行することができる。
【0021】
上記発明においては、プログラム情報には、プログラムの種別及びプログラムのバージョンに関する情報が含まれることが好ましい。この場合には、プログラムの種別のみならずプログラムのバージョンについても同期を図ることができる。
【0022】
上記発明においては、通信網において通信障害が発生した場合に、通信障害が発生する直前の処理状態に関する情報を保持する保持手段と、通信障害が解消された場合に、保持手段から処理状態に関する情報を読み出し、通信障害が発生する直前の処理状態から処理を再開する処理手段を備えることが好ましい。この場合には、プログラムの同期処理中に通信障害が発生したときであっても、通信が復旧した際、通信障害が発生する直前の処理状態から処理を再開することができ、通信が復旧した際に、同期処理を初めからやり直す必要がなく、迅速にプログラムの同期を図ることができる。
【0023】
なお、本発明において、異なる複数種のプログラムの保持や、操作情報変換テーブルの保持を、通信網上の通信網装置において行うことにより、通信端末自身が格納するプログラム数やテーブル数を低減することができ、通信端末の記憶装置の有効利用を図ることができる。
【0024】
又は、上記発明は、所定のプログラム言語で記述されたソフトウェアとすることができ、このソフトウェアを通信網装置や通信端末にインストールすることにより、本発明に係るシステムや通信網装置、通信端末装置を実現することが可能である。
【0025】
さらに、本発明は、プログラム又は操作情報変換テーブルを保持し、通信端末に対して配信することができる通信網装置や、プログラム又は操作情報変換テーブルを格納できる通信端末を備える通信網システムであれば、どのような通信網にも適用可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、音声通信とパケット通信を同時に行うことが可能な第3世代移動通信網及び第3世代移動通信端末を想定し、2つの通信端末間で、それぞれの通信端末が格納するプログラムの種別の一致を図る場合を例に説明する。
【0027】
(システムの構成)
図1は、第1実施形態に係る移動通信システムの構成を示すブロック図であり、図2(a)は、本実施形態において実行されるプログラムのデータ構造を示す概念図であり、図2(b)は、本実施形態に係る移動通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【0028】
なお、本実施形態では、通信網に接続された複数の通信端末のうち、ある特定の2つの通信端末A及びBの間で、お互いが格納するプログラムの種別を同期させる。すなわち、本実施形態では、図2(b)に示すように、通信網装置1と通信端末A及びBとが通信網を介して接続され、通信端末A及びBとの間において、プログラム種別の同期を図る。
【0029】
通信網装置1は、図1に示すように、通信手段101と、信号判断手段102と、信号保持手段103と、プログラム種別問合わせ手段109と、プログラム種別判別手段107と、プログラム種別比較手段108と、プログラム種別選択手段104と、プログラム保持手段106と、プログラム配信手段105とを備えている。
【0030】
通信手段101は、通信網を介して通信端末A又はBと通信を行うモジュールであり、通信端末A又はBから受信される信号を信号判断手段102に出力したり、プログラム配信手段105から送出されるプログラムを、通信端末A又はBに送信したりする。
【0031】
信号判断手段102は、通信手段101により受信された通信端末A又はBからの信号の内容を判断し、且つ、通信端末A又はBへ送信する信号の内容を判断するモジュールであり、判断結果に基づいて、プログラム種別問合わせ手段109からの信号を通信手段101へ出力したり、通信手段101で受信された信号をプログラム種別選択手段104へ出力したりする。
【0032】
信号保持手段103は、通信回線に障害が発生した際に、その直前までの通信状態を保持するモジュールである。通信障害が解消したときには、この信号保持手段103に保持されたデータが読み出され、通信障害が発生する直前の処理状態を復帰させ、通信を再開させる。
【0033】
プログラム種別問合わせ手段109は、通信端末A又はBに対して、格納しているプログラムの種別を問い合わせるモジュールである。プログラム種別判別手段107は、通信端末A又はBへの問い合わせに対する応答を受信し、通信端末A又はBに格納されているプログラムの種別を判別する
プログラム種別比較手段108は、通信端末A又はBからプログラムの種別に関する応答を受信した際に、プログラム保持手段106に格納されているプログラムの種別と、通信端末A又はBに格納されたプログラムの種別を比較し、一致/不一致を判断するモジュールであり、これによる判断結果は、プログラム配信手段に出力される。
【0034】
プログラム種別選択手段104は、通信端末A又はBから特にプログラムの種別を指定することなくプログラムの取得要求がなされた場合には、この取得要求に基づいて、通信端末A又はBへ配信すべきプログラム種別を選択し、プログラム保持手段106から該当するプログラムを読み出し、通信手段101へ出力するモジュールである。
【0035】
プログラム保持手段106は、様々な種別のプログラムを保持しておく記憶装置であり、プログラム配信手段105からの制御信号に基づいて、該当するプログラムを読み出し、出力する。
【0036】
プログラム配信手段105は、実際に通信端末に対して任意の種別のプログラムを配信するモジュールであり、前記プログラム種別比較手段108の判断結果に基づいて、通信端末A又はBへ配信すべきプログラム種別を選択し、プログラム保持手段106から該当するプログラムを読み出し、通信手段101へ出力するモジュールである。
【0037】
一方、通信端末A又はBは、通信手段201と、信号判断手段202と、プログラム種別問合わせ手段203と、プログラム種別通知手段204と、プログラム取得手段206と、プログラム格納手段207と、プログラム格納通知手段205と、プログラム実行手段208と、操作情報受信手段209と、操作情報生成手段211、操作情報送信手段210と、入力手段212と、出力装置213とを備えている。
【0038】
通信手段201は、通信網を介して、通信網装置1や、他の通信端末と通信を行うための通信モジュールであり、送受信される信号は、信号判断手段202に対して入出力される。
【0039】
信号判断手段202は、通信網装置1から受信した信号の内容を判断するモジュールであり、この判断結果に基づいて、受信された信号は、プログラム種別問合わせ受信手段203や、プログラム取得手段206、操作情報受信手段209に出力され、プログラム格納通知手段205や操作情報送信手段210からの信号が通信手段201に出力される。
【0040】
プログラム種別問合わせ受信手段203は、通信網装置1からのプログラム種別問い合わせを受け付けるモジュールであり、プログラム種別通知手段204は、通信網装置1からの問い合わせに対して、自身がプログラムを格納している場合にはその種別を、自身がプログラムを格納していない場合にはその旨を通知するモジュールである。
【0041】
プログラム取得手段206は、通信網装置1から配信されたプログラムを受け付けて取得するモジュールであり、プログラム格納手段207は、プログラムを取得した際にそのプログラムを格納する記憶装置である。このプログラム格納についての可否は、ユーザーにより入力手段212を通じて入力され、ユーザーにより格納が許可された場合に、プログラムの格納が行われる。プログラム格納通知手段205は、プログラムを格納した旨を、通信網装置1に対して通知するモジュールである。
【0042】
プログラム実行手段208は、プログラム格納手段207に格納されたプログラムを実行する処理装置であり、入力手段212による操作信号に基づいてプログラムを実行するとともに、その実行結果を、出力装置213に出力する。
【0043】
操作情報受信手段209は、他の通信端末から送信されて来た操作情報を受信し、プログラム実行手段208へ入力するモジュールであり、操作情報生成手段211は、他の通信端末宛の操作情報を生成するモジュールであり、操作情報送信手段210は、生成された操作情報を送出するモジュールである。
【0044】
入力手段212は、キーボードや、マウス等の操作デバイスのインターフェースである。又は、出力装置213は、バイブレーションや音源、LED等の出力インターフェースである。
【0045】
(プログラムの構成)
上述したように、通信網装置1と通信端末A又はBとの間で送受信されるプログラムは、図2(a)に示すように、自身のプログラム種別を一意に特定するプログラム種別情報を有しており、このプログラム種別情報に基づいて、通信網装置1は、自身が保持している全てのプログラムの中から、任意の種別に該当するプログラムを検索し、必要に応じて通信端末A又はBに対して配信することができる。又は、通信端末A又はBがプログラムを格納していた場合、当該通信端末A又はBは自身が格納しているプログラムの種別情報を認識し、通信網装置1へ通知することができる。
【0046】
(システムの動作)
次いで、上述した構成を有する本システムの、具体的な動作シーケンスを示す。ここでは、ある通信端末が、ある他の通信端末に対して、当該ある他の通信端末の動作を制御するための操作情報を送信したい旨を通信網装置へ送出すると、この送出により、当該ある通信端末は、当該ある他の通信端末と同一種別のプログラムを格納し、相互に操作情報をやりとりできる状態にしたい、という契機となる。以下、各通信端末が予め格納しているプログラムの種別に応じた各場合について説明する。
【0047】
(1)通信端末A及びBにおいて同一種別のプログラムを格納している場合
図3は、プログラム同期要求の送信側である通信端末Aと、プログラム同期要求の受信側である通信端末Bとで、予め同一種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンスである。
【0048】
通信端末Aは、通信網装置1に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S101)。その通知を受信した信号判断手段102は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)を検知する(S102)。
【0049】
次いで、通信網装置1は、通信手段101を介して、通信端末Bに対し、通信端末Bが格納しているプログラムの種別を問い合わせる(S103)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:α)を検出し(S104)、通信網装置1へ通知する(S105)。
【0050】
その通知を受信した通信網装置1では、プログラム種別比較手段108により、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているそれぞれのプログラム種別を比較する(S106)。ここでは、通信端末A及びBにおいて同一種別のプログラムを格納していることから、この場合は種別が一致することとなり、通信端末Aに対してその旨を通知して動作を終了する(S107)。
【0051】
(2)通信端末A及びBにおいて異なる種別のプログラムを格納している場合
図4は、通信端末Aと通信端末Bとが、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンスである。
【0052】
通信端末Aは、通信網装置1に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S201)。その通知を受信した信号判断手段101は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)を検知する(S201)。
【0053】
次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラムの種別を問い合わせる(S203)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)を検出し(S204)、通信網装置へ通知する(S205)。その通知を受信した信号判断手段102は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているそれぞれのプログラム種別を比較し(S206)、それぞれが格納しているプログラムの種別が異なることを検出する。
【0054】
この場合、通信網装置1は、プログラム保持手段106に対して、通信端末Aが格納しているプログラムと同一種別のプログラムを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S207)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、当該種別(種別:α)に該当するプログラムを検索し(S208)、通信端末Bに対して配信する(S209)。
【0055】
そのプログラム配信を受けた通信端末Bは、当該プログラムの格納を許容する場合のみ、自身に格納し(S210)、格納した旨を通信網装置に通知する(S211)。その通知を受けた通信網装置は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別が一致した旨を通信端末Aに通知する(S212)。なお、通信端末Bがプログラムの格納を許容しなかった場合は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別の一致を図ることができなかった旨を通信端末Aに通知する。
【0056】
(3)通信端末Bが予めプログラムを格納していない場合
図5は、通信端末Bが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンスである。
【0057】
先ず、通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S301)。その通知を受信した信号判断手段102は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)を検知する(S302)。次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラムの種別を問い合わせる(S303)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラム種別の検出を行い、何も格納していないことを検知し(S304)、その旨を通信網装置へ通知する(S305)。
【0058】
その通知を受信した信号判断手段は、通信端末Aに格納されているプログラムと同一種別のプログラムを通信端末Bに対して配信するよう、プログラム保持手段に依頼する(S306)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、当該種別(種別:α)に該当するプログラムを検索し(S307)、通信端末Bに対して配信する(S308)。そのプログラム配信を受けた通信端末Bは、当該プログラムの格納を許容する場合のみ、自身に格納し、格納した旨を通信網装置に通知する(S309)。
【0059】
その通知を受けた通信網装置は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別が一致した旨を通信端末Aに通知する(S310)。
【0060】
ここで、通信端末Bがプログラムの格納を許容しなかった場合は一通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別の一致を図ることができなかった旨を通信端末Aに通知する(S311)。
【0061】
(4)通信端末B側が新しいプログラムの格納を拒否した場合
図6は、通信端末Aと通信端末Bとが予め異なる種別のプログラムを格納しており、通信端末B側が新しいプログラムの格納を拒否した場合に、通信端末A側で対応を行う場合の動作シーケンスである。
【0062】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望を通知する(S401)。その通知を受信した信号判断手段は、その通知中に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)を検知する(S402)。
【0063】
次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラム種別の問い合わせを行う(S403)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身に格納しているプログラム種別(種別:β)を判別し(S404)、通信網装置へ通知する(S405)。
【0064】
その通知を受けた通信網装置は、通信端末Aと通信端末Bとにそれぞれ格納されているプログラムの種別を比較し(S406)、不一致であることを検出する。その場合、プログラム保持手段に対して、通信端末Aが格納しているプログラムと同一種別(種別:α)のプログラムを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S407)。
【0065】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、通信端末Aが格納しているものと同一種別のプログラムを検索し(S408)、通信端末Bに対して配信する(S409)。配信を受けた通信端末Bは、そのプログラムを格納することを拒否し(S410)、その旨を通信網装置へ通知する(S411)。
【0066】
その通知を受けた信号判断手段は、再度プログラム保持手段に対して、今度は通信端末Bが格納しているプログラムと同一種別(種別:β)のプログラムを通信端末Aに対して配信するよう依頼する(S412)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、通信端末Bが格納しているものと同一種別のプログラムを検索し(S413)、通信端末Aに対して配信する(S414)。
【0067】
配信を受けた通信端末Aは、そのプログラムを格納することによって(S415)、通信端末Aと通信端末Bとの間でプログラム種別の一致を図ることができる。
【0068】
(5)予め通信端末A側で対応することを指定した場合
図7は、通信端末Aと通信端末Bとで、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合に、予め通信端末A側で対応することを指定した場合の動作シーケンスである。
【0069】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望、及びプログラム取得希望を通知する(S501)。その通知を受けた信号判断手段は、通信端末Bに対してプログラム種別の問い合わせを行う(S502)。その問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)を検知し(S503)、通信網装置へ通知する(S504)。
【0070】
その通知を受けた通信網装置は、プログラム保持手段に対して、通信端末Bが保持しているプログラムと同一種別(種別:β)のプログラムを通信端末Aに対して配信するよう依頼する(S505)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、該当する種別のプログラムを検索し(S506)、通信端末Aに対して配信する(S507)。その配信を受けた通信端末Aが、そのプログラムを格納することにより、通信端末Aと通信端末Bとの間でプログラム種別の一致を図ることができる(S508)。
【0071】
(6)通信端末Aが予めプログラムを格納していなかった場合
図8は、通信端末Aが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【0072】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望、及びプログラム取得希望を通知する(S601)。その通知を受けた信号判断手段は、通信端末Bに対してプログラム種別の問い合わせを行う(S602)。その問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)を検知し(S603)、通信網装置へ通知する(S604)。
【0073】
その通知を受けた通信網装置は、プログラム保持手段に対して、通信端末Bが保持しているプログラムと同一種別(種別:β)のプログラムを通信端末Aに対して配信するよう依頼する(S605)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、該当する種別のプログラムを検索し(S606)、通信端末Aに対して配信する(S607)。
【0074】
その配信を受けた通信端末Aが、そのプログラムを格納することにより、通信端末Aと通信端末Bとの間でプログラム種別の一致を図ることができる(S608)。
【0075】
(7)通信端末Aと通信端末Bの双方が、予めプログラムを格納していなかった場合
図9は、通信端末Aと通信端末Bの双方が、予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【0076】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望、及びプログラム取得希望を通知する(S701)。その通知を受けた通信網装置は、通信端末Bに対してプログラム種別の問い合わせを行う(S702)。その問い合わせを受けた通信端末Bは、自身がプログラムを格納しているか否かについて判別を行い(S703)、自身がプログラムを格納していない旨を通信網装置へ通知する(S704)。
【0077】
その通知を受けた通信網装置は、プログラム保持手段に対して、適当な種別のプログラムを通信端末A及び通信端末Bの双方に配信するよう依頼する(S705)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、適当なプログラムを検索し(S706)、検索された適当な種別のプログラム(種別:γ)を選択し、まず通信端末Bに対して配信する(S707)。
【0078】
その配信を受けた通信端末Bが、そのプログラムを格納することを許容した場合、当該プログラムを格納し(S708)、格納した旨を通信網装置へ通知する(S709)。
【0079】
その通知を受けた通信網装置は、この通知に基づいて、通信端末Bがプログラムを格納したことを検出し(S710)、次いで、通信端末Aに対して、通信端末Bに配信したものと同様のプログラム(種別:γ)を配信する(S711)。その配信を受けた通信端末Aが、そのプログラムを格納することにより、通信端末Aと通信端末Bとの間でプログラム種別の一致を図ることができる(S712)。
【0080】
なお、通信端末Bがプログラムの格納を拒絶した場合には、プログラム種別の一致を図ることができないため、処理は途中で終了し、通信端末Aにその旨を通知する。
【0081】
(8)通信網装置と通信端末との間の通信が不能状態となった場合
図10は、何らかの原因により、通信網装置と通信端末との間の通信が不能状態に陥った際の、処理進捗状態の保持、及び処理継続の様子を示す動作シーケンス図である。
【0082】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S801)。その通知を受信した信号判断手段は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)を検知する(S802)。
【0083】
次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラムの種別を問い合わせる(S803)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)を検出し(S804)、通信網装置へ通知する(S805)。ここでは、この通知の後、何らかの原因により、通信端末Bが通信網装置と通信不能状態に陥ったものとする(S809)。
【0084】
通知を受信した信号判断手段は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているそれぞれのプログラム種別を比較し(S806)、それぞれが格納しているプログラムの種別が異なることを検出する。この場合、通信網装置1は、プログラム保持手段に対して、通信端末Aが格納しているプログラムと同一種別のプログラムを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S807)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、当該種別(種別:α)に該当するプログラムを検索し(S808)、通信端末Bに対して配信する(S810)。しかし、ここでは、通信端末Bは通信不能状態であるため、通信端末Bからの応答を得ることができず、これによりプログラムの配信ができないことを検出した通信網装置1は、それまでの処理進捗状態を信号保持手段に格納し(S812)、処理をいったん中断し、その旨を通信端末Aに通知する(S813)。
【0085】
その後、通信端末Bが通信可能状態に復帰した通知を受信(S814)した通信網装置1は、信号処理手段から処理進捗状態を読み取り、その後の処理を継続させる。具体的には、通信網装置1は、再度プログラム保持手段に対して、処理の継続を依頼する(S815)とともに、通信端末Aに格納しているプログラムと同一種別のプログラムを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S817)。このとき、通信が再開した旨を通信端末Aに通知する(S816)。
【0086】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、当該種別(種別:α)に該当するプログラムを検索し(S818)、通信端末Bに対して配信する(S819)。そのプログラム配信を受けた通信端末Bは、当該プログラムの格納を許容する場合のみ、自身に格納し(S820)、格納した旨を通信網装置に通知する(S821)。
【0087】
その通知を受けた通信網装置は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別が一致した旨を通信端末Aに通知する(S822)。ここで、通信端末Bがプログラムの格納を許容しなかった場合は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別の一致を図ることができなかった旨を通信端末Aに通知する。
【0088】
(作用・効果)
このような本実施形態に係るプログラム同期システムによれば、同一の通信網に接続されている、異なる2つの通信端末A及びBの間で、一方の通信端末の利用者による操作を契機として、当該2つの通信端末A及びBに格納されるプログラムの種別を自動的に一致させることができる。
【0089】
又は、本発明によれば、プログラム種別だけでなく、同一種別のプログラムにおける同期を図ることができるため、機種依存によるプログラムバージョンが存在する場合は、異なる2つの通信端末の間で、一方の通信端末の利用者による操作を契機として、当該2つの通信端末に格納されるプログラムの種別を自動的に一致させ、且つ、異なるプログラムバージョン間で相互に操作情報を送受信するために必要となる、操作信号の変換ルールを示した操作情報変換テーブルを、双方の通信端末に自動的に配備することができる。
【0090】
又は、本実施形態では、通信端末の通信障害など、処理に支障が発生した場合でも、通信網装置1内の信号保持手段103により、通信障害回復後に問題なく処理を継続することができる。
【0091】
さらに、本実施形態では、受信側通信端末Bにおいて、プログラムの格納を拒否した場合でも、送信側通信端末Aにてプログラムを格納し、プログラム種別の一致を図るため、多くの状況に柔軟に対応することができる。
【0092】
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、2つの通信端末間で、それぞれの通信端末が格納するプログラムの種別、及び操作情報変換テーブルの一致を図る場合を例に説明する。
【0093】
(システムの構成)
図11は、第2実施形態に係る移動通信システムの構成を示すブロック図であり、通信網に接続される複数の通信端末のうち、ある特定の2つの通信端末の間で、お互いが格納するプログラムの種別、及び操作情報変換テーブルを同期させるための機能のみを示している。
【0094】
通信網装置1は、図11に示すように、通信手段101と、信号判断手段102と、信号保持手段103と、プログラム種別/バージョン問合わせ手段111と、プログラム種別/バージョン判別手段112と、プログラム種別/バージョン比較手段113と、操作情報変換テーブル保持手段114と、操作情報変換テーブル配信手段115と、プログラム種別選択手段110と、プログラム保持手段106と、プログラム配信手段105とを備えている。
【0095】
通信手段101は、通信網を介して通信端末A又はBと通信を行うモジュールであり、通信端末A又はBから受信される信号を信号判断手段102に出力したり、プログラム配信手段105から送出されるプログラムを、通信端末A又はBに送信したりする。
【0096】
信号判断手段102は、通信手段101により受信された通信端末A又はBからの信号の内容を判断し、且つ、通信端末A又はBへ送信する信号の内容を判断するモジュールであり、判断結果に基づいて、プログラム種別問合わせ手段109からの信号を通信手段101へ出力したり、通信手段101で受信された信号をプログラム種別/バージョン選択手段110へ出力したりする。
【0097】
信号保持手段103は、通信回線に障害が発生した際に、その直前までの通信状態を保持するモジュールである。通信障害が解消したときには、この信号保持手段103に保持されたデータが読み出され、通信障害が発生する直前の処理状態を復帰させ、通信を再開させる。
【0098】
プログラム種別/バージョン問合わせ手段111は、通信端末A又はBに対して、格納しているプログラムの種別及びバージョンを問い合わせるモジュールである。プログラム種別/バージョン判別手段112は、通信端末A又はBへの問い合わせに対する応答を受信し、通信端末A又はBに格納されているプログラムの種別及びバージョンを判別する
プログラム種別/バージョン比較手段113は、通信端末A又はBからプログラムの種別及びバージョンに関する応答を受信した際に、プログラム保持手段106に格納されているプログラムの種別/バージョンと、通信端末A又はBに格納されたプログラムの種別/バージョンを比較し、一致/不一致を判断するモジュールであり、これによる判断結果は、プログラム配信手段105に出力される。
【0099】
プログラム種別/バージョン選択手段110は、通信端末A又はBから特にプログラムの種別やバージョンを指定することなくプログラムの取得要求がなされた場合には、この取得要求に基づいて、通信端末A又はBへ配信すべきプログラム種別/バージョンを選択し、プログラム保持手段106から該当するプログラムを読み出し、通信手段101へ出力するモジュールである。
【0100】
プログラム保持手段106は、様々な種別のプログラムを保持しておく記憶装置であり、プログラム配信手段105からの制御信号に基づいて、該当するプログラムを読み出し、出力する。
【0101】
プログラム配信手段105は、実際に通信端末に対して任意の種別のプログラムを配信するモジュールであり、前記プログラム種別比較手段108の判断結果に基づいて、通信端末A又はBへ配信すべきプログラム種別を選択し、プログラム保持手段106から該当するプログラムを読み出し、通信手段101へ出力するモジュールである。
【0102】
操作情報変換テーブル保持手段114は、様々な種別のプログラムにおける、様々なバージョン間の操作情報変換テーブルを保持しておく記憶装置であり、操作情報変換テーブル配信手段115は、プログラム種別/バージョン比較手段113による判断結果に基づいて操作情報変換テーブル保持手段114に格納された操作情報変換テーブルを読み出し、実際に通信端末A又はBに対して任意の操作情報変換テーブルを配信するモジュールである。
【0103】
一方、通信端末A又はBは、通信手段201と、信号判断手段202と、プログラム種別/バージョン問合わせ手段214と、プログラム種別/バージョン通知手段215と、プログラム取得手段206と、プログラム格納手段207と、プログラム格納通知手段205と、プログラム実行手段208と、操作情報受信手段209と、操作情報生成手段211、操作情報送信手段210と、通信網装置1から配信された操作情報変換テーブルを受け付けて取得する操作情報変換テーブル取得手段216と、取得した操作情報変換テーブルを格納する操作情報変換テーブル格納手段217と、格納した操作情報変換テーブルを画像出力装置219を用いて参照する操作情報変換テーブル参照手段218と、入力手段212と、出力装置213とを備えている。
【0104】
通信手段201は、通信網を介して、通信網装置1や、他の通信端末と通信を行うための通信モジュールであり、送受信される信号は、信号判断手段202に対して入出力される。
【0105】
信号判断手段202は、通信網装置1から受信した信号の内容を判断するモジュールであり、この判断結果に基づいて、受信された信号は、プログラム種別問合わせ受信手段203や、プログラム取得手段206、操作情報受信手段209に出力され、プログラム格納通知手段205や操作情報送信手段210からの信号が通信手段201に出力される。
【0106】
プログラム種別/バージョン問合わせ受信手段214は、通信網装置1からのプログラム種別問い合わせを受け付けるモジュールであり、プログラム種別/バージョン通知手段215は、通信網装置1からの問い合わせに対して、自身がプログラムを格納している場合にはその種別を、自身がプログラムを格納していない場合にはその旨を通知するモジュールである。
【0107】
プログラム取得手段206は、通信網装置1から配信されたプログラムを受け付けて取得するモジュールであり、プログラム格納手段207は、プログラムを取得した際にそのプログラムを格納する記憶装置である。このプログラム格納についての可否は、ユーザーにより入力手段212を通じて入力され、ユーザーにより格納が許可された場合に、プログラムの格納が行われる。プログラム格納通知手段205は、プログラムを格納した旨を、通信網装置1に対して通知するモジュールである。
【0108】
プログラム実行手段208は、プログラム格納手段207に格納されたプログラムを実行する処理装置であり、入力手段212による操作信号に基づいてプログラムを実行するとともに、その実行結果を、出力装置213に出力する。
【0109】
操作情報受信手段209は、他の通信端末から送信されて来た操作情報を受信し、プログラム実行手段208へ入力するモジュールであり、操作情報送信手段210は、生成された操作情報を送出するモジュールである。
【0110】
操作情報生成手段211は、他の通信端末宛の操作情報を生成するモジュールであり、特に本実施形態では、操作情報変換テーブル参照手段218による参照結果に基づいて、入力手段212から入力された操作信について、通信相手に格納されたプログラムで実行可能とするように、バージョン間の変換を行う機能を有する。
【0111】
操作情報変換テーブル取得手段216は、通信網装置1から配信された操作情報変換テーブルを受け付けて取得するモジュールであり、操作情報変換テーブル格納手段217は、取得した操作情報変換テーブルを格納する記憶装置であり、操作情報変換テーブル参照手段218は、格納した操作情報変換テーブルについて、画像出力装置219を用いて参照するモジュールである。
【0112】
入力手段212は、キーボードや、マウス等の操作デバイスのインターフェースである。又は、出力装置213は、バイブレーションや音源、LED等の出力インターフェースである。
【0113】
(プログラムの構成)
図12(a)及び(b)は、本実施形態において送受信されるプログラム及び操作情報変換テーブルにて保持する必要のある情報を示す、データ構成図である。同図(a)に示すように、各プログラムは、自身のプログラム種別を一意に特定するプログラム種別情報と、当該プログラムのバージョンを特定するプログラムバージョン情報とを有しており、通信網装置1は、このプログラム種別情報及びプログラムバージョン情報に基づいて、自身が保持している全てのプログラムの中から、任意の種別及びバージョンに該当するプログラムを検索し、必要に応じて通信端末に対して配信することができる。又は、通信端末A又はBがプログラムを格納していた場合、当該通信端末は自身が格納しているプログラムの種別情報を認識し、通信網装置へ通知することができる。
【0114】
操作情報変換テーブルは、同図(b)に示すように、対応するプログラムの種別を示す情報、及び対象とする2つのプログラムバージョンに関する情報を持ち、通信網装置1は、自身が保持している全ての操作情報変換テーブルの中から、任意のプログラム種別における、任意の2つのプログラムバージョン間に該当する操作情報変換テーブルを検索し、必要に応じて通信端末へ配信することができる。
【0115】
(システムの動作)
以上の構成を備えた本実施形態に係るシステムの具体的な動作シーケンスについて説明する。
【0116】
ここでは、ある通信端末が、ある他の通信端末に対して、当該ある他の通信端末の動作を制御するための操作情報を送信したい旨を通信網装置へ送出すると、それはつまり、当該ある通信端末は、当該ある他の通信端末と同一種別のプログラムを格納し、さらに両通信端末間のプログラムバージョンに合致した操作情報変換テーブルを互いに格納し、相互に操作情報をやりとりできる状態にしたい、という契機となる。
【0117】
(1)通信端末Aと及び通信端末Bが、予め同一種別のプログラムを格納していた場合
図13は、プログラム同期要求の送信側である通信端末Aと、プログラム同期要求の受信側である通信端末Bとで、予め同一種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンスである。
【0118】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S901)。その通知を受信した信号判断手段は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)、及びバージョン(バージョン:a)を検知する(S902)。
【0119】
次いで、通信網装置1から通信端末Bに対して、格納しているプログラムの種別及びバージョンを問い合わせる(S903)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:α)、及びバージョン(バージョン:b)を検出し(S904)、通信網装置へ通知する(S905)。
【0120】
その通知を受信した信号判断手段は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているそれぞれのプログラム種別を比較し(S906)、この場合は種別が一致することを検知し、次いで、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムの種別情報及びバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S907)。
【0121】
当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S908)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S909及びS910)。操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S911及びS912)。
【0122】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。
【0123】
(2)通信端末A及び通信端末Bが、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合
図14は、通信端末Aと通信端末Bとで、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンスである。
【0124】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S1001)。その通知を受信した信号判断手段は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)、及びバージョン(バージョン:a)を検知する(S1002)。
【0125】
次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラムの種別及びバージョンを問い合わせる(S1003)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)、及びバージョン(バージョン:b)を検出し(S1004)、通信網装置へ通知する(S1005)。
【0126】
その通知を受信した信号判断手段は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているそれぞれのプログラム種別を比較し(S1006)、それぞれが格納しているプログラムの種別が異なることを検出する。この場合、通信網装置1は、プログラム保持手段に対して、通信端末Aが格納しているプログラムと同一種別のプログラムのうち、通信端末Bに適合するバージョンのものを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S1007)。
【0127】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、種別(種別:α)及びバージョン(バージョン:b)が該当するプログラムを検索し(S1008)、通信端末Bに対して配信する(S1009)。そのプログラム配信を受けた通信端末Bは、当該プログラムの格納を許容する場合のみ、自身に格納し(S1010)、格納した旨を通信網装置に通知する(S1011)。
【0128】
その通知を受けた通信網装置は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムの種別情報及びバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S1012)。当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S1013)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S1014)。
【0129】
操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S1015及びS1016)。
【0130】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。ここで、通信端末Bがプログラムの格納を許容しなかった場合は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別の一致を図ることができなかった旨を通信端末Aに通知し、処理を終了する。
【0131】
(3)通信端末Bが予めプログラムを格納していなかった場合
図15は、通信端末Bが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンスである。
【0132】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S1101)。その通知を受信した信号判断手段は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)、及びバージョン(バージョン:a)を検知する(S1102)。
【0133】
次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラムの種別を問い合わせる(S1103)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラム種別及びプログラムバージョンの検出を試み(S1104)、何も格納していないことを検知して、その旨を通信網装置へ通知する(S1105)。その通知を受信した信号判断手段は、通信端末Aに格納されているプログラムと同一種別のプログラムのうち、通信端末Bに適合するバージョンのものを通信端末Bに対して配信するよう、プログラム保持手段に依頼する(S1106)。
【0134】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、種別(種別:α)及びバージョン(バージョン:b)に該当するプログラムを検索し(S1107)、通信端末Bに対して配信する(S1108)。そのプログラム配信を受けた通信端末Bは、当該プログラムの格納を許容する場合のみ、自身に格納し(S1109)、格納した旨を通信網装置に通知する(S1110)。
【0135】
その通知を受けた通信網装置1は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムのバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S1111)。当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S1112)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S1113)。操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S1114及びS1115)。
【0136】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。ここで、通信端末Bがプログラムの格納を許容しなかった場合は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別の一致を図ることができなかった旨を通信端末Aに通知し、処理を終了する。
【0137】
(4)通信端末B側が新しいプログラムの格納を拒否した場合
図16は、通信端末Aと通信端末Bとが予め異なる種別のプログラムを格納しており、通信端末B側が新しいプログラムの格納を拒否した場合に、通信端末A側で対応を行う場合の動作シーケンスである。
【0138】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望を通知する(S1201)。その通知を受信した信号判断手段は、その通知中に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)、及びバージョン(バージョン:a)を検知する(S1202)。
【0139】
次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラム種別及びバージョンの問い合わせを行う(S1203)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身に格納しているプログラム種別(種別:β)、及びバージョン(バージョン:b)を判別し(S1204)、通信網装置へ通知する(S1205)。
【0140】
その通知を受けた通信網装置は、通信端末Aと通信端末Bとにそれぞれ格納されているプログラムの種別を比較し(S1206)、不一致であることを検出する。その場合、プログラム保持手段に対して、通信端末Aが格納しているプログラムと同一種別(種別:α)のプログラムのうち、通信端末Bに適合するバージョンのものを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S1207)。
【0141】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、通信端末Aが格納しているものと同一種別のプログラムのうち、通信端末Bに適合するバージョンのものを検索し(S1208)、通信端末Bに対して配信する(S1209)。配信を受けた通信端末Bは、そのプログラムを格納することを拒否し(S1210)、その旨を通信網装置へ通知する(S1211)。
【0142】
その通知を受けた信号判断手段は、再度プログラム保持手段に対して、今度は通信端末Bが格納しているプログラムと同一種別(種別:β)のプログラムのうち、通信端末Aに適合するバージョンのものを通信端末Aに対して配信するよう依頼する(S1212)。
【0143】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、通信端末Bが格納しているものと同一種別のプログラムのうち、通信端末Aに適合するバージョンのものを検索し(S1213)、通信端末Aに対して配信する(S1214)。配信を受けた通信端末Aは、そのプログラムを格納する(S1215)。
【0144】
次いで、通信網装置は通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムのバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S1216及びS1217)。
【0145】
当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S1218)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S1219)。操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S1220及びS1221)。
【0146】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。
【0147】
(5)予め通信端末A側で対応することを指定した場合
図17は、通信端末Aと通信端末Bとで、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合に、最初から通信端末A側で対応することを指定した場合の動作シーケンスである。
【0148】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望、及びプログラム取得希望を通知する(S1301)。その通知を受けた通信網装置1は、通知信号の中に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)、及びバージョン(バージョン:a)を検出する(S1302)。
【0149】
次いで、信号判断手段は、通信端末Bに対してプログラム種別の問い合わせを行う(S1303)。その問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)、及びバージョン(バージョン:b)を検知し(S1304)、通信網装置へ通知する(S1305)。
【0150】
その通知を受けた通信網装置は、プログラム保持手段に対して、通信端末Bが保持しているプログラムと同一種別(種別:β)のプログラムのうち、通信端末Aに適合するバージョンのものを通信端末Aに対して配信するよう依頼する(S1306)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、該当する種別/バージョンのプログラムを検索し(S1307)、通信端末Aに対して配信する(S1308)。その配信を受けた通信端末Aが、そのプログラムを格納する(S1309)。
【0151】
次いで、通信網装置は通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムの種別情報及びバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S1311)。当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S1312)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S1313)。操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S1314及びS1315)。
【0152】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。
【0153】
(6)通信端末Aが予めプログラムを格納していなかった場合
図18は、通信端末Aが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【0154】
通信端末Aは通信綱装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望、及びプログラム取得希望を通知する(S1401)。その通知を受けた信号判断手段は、通信端末Bに対してプログラム種別の問い合わせを行う(S1402)。その問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)、及びバージョン(バージョン:b)を検知し(S1403)、通信網装置へ通知する(S1404)。
【0155】
その通知を受けた通信網装置は、プログラム保持手段に対して、通信端末Bが保持しているプログラムと同一種別(種別:β)のプログラムのうち、通信端末Aに適合するバージョンのものを通信端末Aに対して配信するよう依頼する(S1405)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、該当する種別のプログラムを検索し(S1406)、通信端末Aに対して配信する(S1407)。その配信を受けた通信端末Aが、そのプログラムを格納する(S1408)。
【0156】
次いで、通信網装置は通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムの種別情報及びバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S1409及びS1410)。
【0157】
当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S1411)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S1412)。操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S1413及びS1414)。
【0158】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。
【0159】
(7)通信端末Aと通信端末Bの双方が、予めプログラムを格納していなかった場合
図19は、通信端末Aと通信端末Bの双方が、予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【0160】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bへの操作情報送信希望、及びプログラム取得希望を通知する(S1501)。その通知を受けた通信網装置は、通信端末Bに対してプログラム種別及びバージョンの問い合わせを行う(S1502)。その問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別及びバージョンを判別する(S1503)。ここでは、自身がプログラムを格納していないと判断し、その旨を通信網装置へ通知する(S1504)。
【0161】
その通知を受けた通信網装置は、プログラム保持手段に対して、適当な種別のプログラムを通信端末A及び通信端末Bの双方に配信するよう依頼する(S1505)。当該依頼を受けたプログラム保持手段は、適当な種別のプログラムを選択し、当該種別における、通信端末Bに適合するバージョンのプログラムを検索し(S1506)、まず通信端末Bに対して配信する(S1507)。
【0162】
その配信を受けた通信端末Bが、そのプログラムを格納することを許容した場合、当該プログラムを格納し(S1508)、格納した旨を通信網装置へ通知する(S1509)。その通知を受けた通信網装置は、次いで、通信端末Aに適合するバージョンのプログラムの配信を依頼し(S1510)、プログラム保持手段は、依頼されたプログラムを検索し(S1511)、通信端末Aへ配信する(S1512)。その配信を受けた通信端末Aが、そのプログラムを格納する(S1513)。
【0163】
次いで、通信網装置は通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムの種別情報及びバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S1514)。
【0164】
当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S1515)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S1516)。操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S1517及びS1518)。
【0165】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。なお、通信端末Bがプログラムの格納を拒絶した場合には、プログラム種別の一致を図ることができないため、通信端末Aにその旨を通知し、処理を終了する。
【0166】
(8)信網装置と通信端末との間の通信が不能状態に陥った場合
図20は、何らかの原因により、通信網装置と通信端末との間の通信が不能状態に陥った際の、処理進捗状態の保持、及び処理継続の様子を示す動作シーケンス図である。
【0167】
通信端末Aは通信網装置に対して、通信端末Bに対する操作情報送信希望を通知する(S1601)。その通知を受信した信号判断手段は、当該通知に含まれる情報から、通信端末Aが格納しているプログラムの種別(種別:α)、及びバージョン(バージョン:a)を検知する(S1602)。
【0168】
次いで、通信端末Bに対して、格納しているプログラムの種別及びバージョンを問い合わせる(S1603)。当該問い合わせを受けた通信端末Bは、自身が格納しているプログラムの種別(種別:β)、及びバージョン(バージョン:b)を検出し(S1604)、通信網装置へ通知する(S1605)。その後、何らかの原因により、通信端末Bが通信網装置と通信不能状態に陥ったとする(S1609)。
【0169】
通知を受信した信号判断手段は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているそれぞれのプログラム種別を比較し、それぞれが格納しているプログラムの種別が異なることを検出する。この場合、通信網装置は、プログラム保持手段に対して、通信端末Aが格納しているプログラムと同一種別のプログラムのうち、通信端末Bに適合するバージョンのものを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S1606)。
【0170】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、当該種別(種別:α)及びバージョン(バージョン:b)に該当するプログラムを検索し(S1607)、通信端末Bに対して配信する(S1608)。しかし、通信網装置では、通信端末Bは通信不能状態であるため、プログラムの配信ができないことを検出し(S1610)、それまでの処理進捗状態を信号保持手段に格納し(S1611)、処理をいったん中断し、その旨を通信端末Aに通知する(S1612)。
【0171】
その後、通信端末Bが通信可能状態に復帰した通知を受信した通信網装置は(S1613)、信号処理手段から処理進捗状態を読み取り、その後の処理を継続させるよう依頼する(S1614及びS1615)。この例では、通信網装置は、再度プログラム保持手段に対して、通信端末Aに格納しているプログラムと同一種別のプログラムを通信端末Bに対して配信するよう依頼する(S1616)。
【0172】
当該依頼を受けたプログラム保持手段は、当該種別(種別:α)及びバージョン(バージョン:b)に該当するプログラムを検索し(S1617)、通信端末Bに対して配信する(S1618)。そのプログラム配信を受けた通信端末Bは、当該プログラムの格納を許容する場合のみ、自身に格納し(S1619)、格納した旨を通信網装置に通知する(S1620)。
【0173】
その通知を受けた通信網装置は、通信端末Aと通信端末Bとに格納されているプログラムの種別情報及びバージョン情報を操作情報変換テーブル保持手段へ通知し、適合した操作情報変換テーブルを通信端末A及び通信端末Bに配信するよう依頼する(S1621)。
【0174】
当該依頼を受けた操作情報変換テーブル保持手段は、プログラム種別、及び通信端末Aのプログラムバージョン、及び通信端末Bのプログラムバージョンに適合した操作情報変換テーブルを検索し(S1622)、通信端末A及び通信端末Bに配信する(S1623)。操作情報変換テーブルを受信した通信端末A及び通信端末Bは、それぞれにて格納する(S1624及びS1625)。
【0175】
以上の手順により、通信端末Aと通信端末Bとの間で、プログラム種別の一致を図り、適切な操作情報変換テーブルを格納することが可能となる。
【0176】
ここで、通信端末Bがプログラムの格納を許容しなかった場合は、通信端末Aと通信端末Bとが格納するプログラム種別の一致を図ることができなかった旨を通信端末Aに通知し、処理を終了する。
【0177】
(作用・効果)
このような本実施形態に係るプログラム同期システムによれば、同一の通信網に接続されている、異なる2つの通信端末A及びBの間で、一方の通信端末の利用者による操作を契機として、当該2つの通信端末A及びBに格納されるプログラムの種別を自動的に一致させることができる。
【0178】
特に、本実施形態によれば、プログラム種別だけでなく、同一種別のプログラムにおける同期を図ることができるため、機種依存によるプログラムバージョンが存在する場合などであっても、異なる2つの通信端末A及びBの間で、一方の通信端末Bの利用者による操作を契機として、当該2つの通信端末A及びBに格納されるプログラムの種別を自動的に一致させることができ、且つ、操作信号の変換ルールを示した操作情報変換テーブルを、双方の通信端末A及びBに自動的に配信することによって、異なるプログラムバージョン間であっても、相互に操作情報を送受信することが可能となる。
【0179】
又は、本実施形態では、通信端末の通信障害など、処理に支障が発生した場合でも、通信網装置1内の信号保持手段103により、通信障害回復後に問題なく処理を継続することができる。
【0180】
さらに、本実施形態では、受信側通信端末Bにおいて、プログラムの格納を拒否した場合でも、送信側通信端末Aにてプログラムを格納し、プログラム種別の一致を図るため、多くの状況に柔軟に対応することができる。
【0181】
[プログラム同期プログラム]
なお、上述した第1及び第2実施形態におけるプログラム同期システム及び方法は、所定のコンピュータ言語で記述されたプログラムとすることができる。すなわち、プログラムを、通信網装置1や、通信端末A又はB、制御局、中継局等に備えられたコンピュータにインストールすることにより、上述した各機能を有する通信網装置1又は通信端末A又はBを容易に構築することができる。このプログラムは、例えば、通信サービス及びスタンドアローンの計算機上で動作するアプリケーションとすることができる。
【0182】
そして、このようなプログラムは、図21に示すような、汎用コンピュータ120で読み取り可能な記録媒体116〜119に記録することができる。具体的には、同図に示すような、フレキシブルディスク116やカセットテープ119等の磁気記録媒体、若しくはCD−ROMやDVD−ROM117等の光ディスクの他、RAMカード118など、種々の記録媒体に記録することができる。
【0183】
そして、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピュータや専用コンピュータを用いて、上述したプログラム同期システムやプログラム同期方法を実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
【0184】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、通信網に接続されるある通信端末の利用者による通信端末操作を契機として、当該通信端末と、当該通信端末と通信を行う相手側通信端末との間で、格納するプログラムの種別を一致させることが可能となり、通信端末の利用者の意思に基づいて、プログラムの同期を図ることができる。
【0185】
又は、本発明によれば、当該通信端末と、当該相手側通信端末とが異なる種類の通信端末であった場合で、同一種別のプログラムのうち、それぞれの通信端末がそれぞれの通信端末に適合したバージョンのプログラムを格納した場合であっても、2つのバージョン間における、操作信号の変換ルールを、双方の通信端末に格納させることにより、バージョンの相違による同期不能を解消し、互いに操作信号の送受信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る移動通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、第1実施形態において実行されるプログラムのデータ構造を示す概念図であり、(b)は、第1実施形態に係る移動通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態において、プログラム同期要求の送信側である通信端末Aと、プログラム同期要求の受信側である通信端末Bとで、予め同一種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンス図である。
【図4】第1実施形態において、通信端末Aと通信端末Bとが、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンス図である。
【図5】第1実施形態において、通信端末Bが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【図6】第1実施形態において、通信端末Aと通信端末Bとが予め異なる種別のプログラムを格納しており、通信端末B側が新しいプログラムの格納を拒否した場合に、通信端末A側で対応を行う場合の動作シーケンス図である。
【図7】第1実施形態において、通信端末Aと通信端末Bとで、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合に、予め通信端末A側で対応することを指定した場合の動作シーケンス図である。
【図8】第1実施形態において、通信端末Aが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【図9】第1実施形態において、通信端末Aと通信端末Bの双方が、予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【図10】第1実施形態において、通信網装置と通信端末との間の通信が不能状態に陥った際の、処理進捗状態の保持、及び処理継続の様子を示す動作シーケンス図である。
【図11】第2実施形態に係る移動通信システムの構成を示すブロック図である。
【図12】第2実施形態において、送受信されるプログラム及び操作情報変換テーブルにて保持する必要のある情報を示す、データ構成図である。
【図13】第2実施形態において、プログラム同期要求の送信側である通信端末Aと、プログラム同期要求の受信側である通信端末Bとで、予め同一種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンス図である。
【図14】第2実施形態において、通信端末Aと通信端末Bとで、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合の動作シーケンス図である。
【図15】第2実施形態において、通信端末Bが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【図16】第2実施形態において、通信端末Aと通信端末Bとが予め異なる種別のプログラムを格納しており、通信端末B側が新しいプログラムの格納を拒否した場合に、通信端末A側で対応を行う場合の動作シーケンス図である。
【図17】第2実施形態において、通信端末Aと通信端末Bとで、予め異なる種別のプログラムを格納していた場合に、最初から通信端末A側で対応することを指定した場合の動作シーケンス図である。
【図18】第2実施形態において、通信端末Aが予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【図19】第2実施形態において、通信端末Aと通信端末Bの双方が、予めプログラムを格納していなかった場合の動作シーケンス図である。
【図20】第2実施形態において、通信網装置と通信端末との間の通信が不能状態に陥った際の、処理進捗状態の保持、及び処理継続の様子を示す動作シーケンス図である。
【図21】実施形態に係るプログラム同期プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の斜視図である。
【符号の説明】
A,B…通信端末
1…通信網装置
101…通信手段
102…信号判断手段
103…信号保持手段
104…プログラム種別選択手段
105…プログラム配信手段
106…プログラム保持手段
107…プログラム種別判別手段
108…プログラム種別比較手段
109…プログラム種別問合わせ手段
110…プログラム種別/バージョン選択手段
111…プログラム種別/バージョン問合わせ手段
112…プログラム種別/バージョン判別手段
113…プログラム種別/バージョン比較手段
114…操作情報変換テーブル保持手段
115…操作情報変換テーブル配信手段
116〜119…記録媒体
117…ROM
118…RAMカード
119…カセットテープ
120…汎用コンピュータ
201…通信手段
202…信号判断手段
203…プログラム種別問合わせ受信手段
204…プログラム種別通知手段
205…プログラム格納通知手段
206…プログラム取得手段
207…プログラム格納手段
208…プログラム実行手段
209…操作情報受信手段
210…操作情報送信手段
211…操作情報生成手段
212…入力手段
213…出力装置
214…プログラム種別/バージョン問合わせ受信手段
215…プログラム種別/バージョン通知手段
216…操作情報変換テーブル取得手段
217…操作情報変換テーブル格納手段
218…操作情報変換テーブル参照手段
219…画像出力装置

Claims (15)

  1. 通信網に接続され、相互に操作情報を送受することによりプログラムを実行する第1及び第2の通信端末と、
    異なる前記プログラムを複数格納するプログラム保持手段と、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するプログラム情報比較手段と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、前記プログラム保持手段に格納されたプログラムを選択し、該第1及び第2の通信端末のいずれかに、配信するプログラム配信手段と、
    前記プログラムが配信された第1及び第2の通信端末のいずれかにおいて、前記配信されたプログラムの格納についての可否を入力する入力手段と、
    前記入力手段により、前記配信されたプログラムの格納についての許可が入力された場合に、該配信されたプログラムを格納するプログラム格納手段と、
    前記プログラム格納手段に格納されたプログラムを実行するプログラム実行手段と
    を備えることを特徴とするプログラム同期システム。
  2. 前記プログラム配信手段は、前記第1及び第2のいずれか一方の通信端末において、前記入力手段により、前記配信されたプログラムの格納についての拒否が入力された場合に、他方の通信端末に対して前記プログラムの配信を行うことを特徴とする請求項1に記載のプログラム同期システム。
  3. 通信網に接続され、相互に操作情報を送受することによりプログラムを実行する第1及び第2の通信端末と、
    前記第1及び第2の通信端末に格納されたプログラム間で送受される操作情報を送信する操作情報送信手段と、
    異なるプログラム間で前記操作情報が適応するように、該異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルを格納する操作情報変換テーブル保持手段と、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するプログラム情報比較手段と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、前記操作情報変換テーブル保持手段に格納された操作情報変換テーブルを選択し、該第1及び第2の通信端末のいずれかに配信する操作情報変換テーブル配信手段と、
    前記操作情報変換テーブルが配信された第1及び第2の通信端末のいずれかにおいて、前記配信された操作情報変換テーブルに基づいて前記操作情報を変換する操作情報生成手段と
    前記変換された操作情報に基づいて、前記プログラムを実行するプログラム実行手段と
    を備えることを特徴とするプログラム同期システム。
  4. 前記プログラム情報には、プログラムの種別及び該プログラムのバージョンに関する情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至3に記載のプログラム同期システム。
  5. 前記通信網において通信障害が発生した場合に、該通信障害が発生する直前の処理状態に関する情報を保持する保持手段と、
    前記通信障害が解消された場合に、前記保持手段から前記処理状態に関する情報を読み出し、該通信障害が発生する直前の処理状態から処理を再開する処理手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4に記載のプログラム同期システム。
  6. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図る通信網装置であって、
    複数の前記プログラムを格納するプログラム保持手段と、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するプログラム情報比較手段と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、前記プログラム保持手段に格納されたプログラムを選択し、該第1及び第2の通信端末のいずれかに配信するプログラム配信手段と
    を備え、
    前記プログラム配信手段は、前記第1及び第2のいずれか一方の通信端末において、前記配信したプログラムの格納が拒否された場合に、他方の通信端末に対して前記プログラムの配信を行う
    ことを特徴とする通信網装置。
  7. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図る通信網装置であって、
    前記第1及び第2の通信端末に格納されたプログラム間で送受される操作情報を送信する操作情報送信手段と、
    異なるプログラム間で送受される操作情報が適応するように、該異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルを格納する操作情報変換テーブル保持手段と、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するプログラム情報比較手段と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、前記操作情報変換テーブル保持手段に格納された操作情報変換テーブルを選択し、該第1及び第2の通信端末のいずれかに配信する操作情報変換テーブル配信手段と
    を備えることを特徴とする通信網装置。
  8. 通信網に接続され、相互に操作情報を送受することによりプログラムを実行する通信端末装置であって、
    自機が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を通知する通知手段と、
    自機が格納するプログラム情報と、通信先の通信端末が格納するプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて配信されたプログラムの格納についての可否を入力する入力手段と、
    前記入力手段により、前記配信されたプログラムの格納についての許可が入力された場合に、該配信されたプログラムを格納するプログラム格納手段と、
    前記プログラム格納手段に格納されたプログラムを実行するプログラム実行手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  9. 通信網に接続され、相互に操作情報を送受することによりプログラムを実行する通信端末装置であって、
    自機が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を通知する通知手段と、
    自機が格納するプログラム情報と、通信先の通信端末が格納するプログラム情報が一致しない場合に、異なるプログラム間で前記操作情報が適応するように、該異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルを取得する操作情報変換テーブル取得手段と、
    取得された前記操作情報変換テーブルに基づいて前記操作情報を変換する操作情報生成手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  10. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図るプログラム同期方法であって、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するステップ(1)と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、プログラムを選択し、該第1及び第2の通信端末のいずれかに、配信するステップ(2)と、
    前記プログラムが配信された第1及び第2の通信端末のいずれかにおいて、前記配信されたプログラムの格納についての可否を入力するステップ(3)と、
    前記ステップ(3)において、前記配信されたプログラムの格納が許可された場合には該配信されたプログラムを格納し、前記配信されたプログラムの格納が拒否が入力された場合には他方の通信端末に対して前記プログラムの配信を行うステップ(4)と
    を有することを特徴とするプログラム同期方法。
  11. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図るプログラム同期方法であって、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するステップ(1)と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、異なるプログラム間で前記操作情報が適応するように、該異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルを配信するステップ(2)と、
    取得された前記操作情報変換テーブルに基づいて前記操作情報を変換し、この変換された操作情報を送信するステップ(3)と
    を備えることを特徴とするプログラム同期方法。
  12. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図るプログラムであって、前記通信網上のコンピュータに、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するステップ(1)と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて、プログラムを選択し、該第1及び第2の通信端末のいずれかに配信するステップ(2)と
    前記配信されたプログラムの格納が許可された場合には該配信されたプログラムを格納させ、前記配信されたプログラムの格納が拒否が入力された場合には他方の通信端末に対して前記プログラムの配信を行うステップ(3)と
    を有する処理を実行させることを特徴とするプログラム同期プログラム。
  13. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図るプログラムであって、前記通信網上のコンピュータに、
    前記第1及び第2の通信端末が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を取得し、比較するステップ(1)と、
    前記第1及び第2の通信端末のプログラム情報が一致しない場合に、異なるプログラム間で前記操作情報が適応するように、該異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルを配信するステップ(2)と
    を有する処理を実行させることを特徴とするプログラム同期プログラム。
  14. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図るプログラムであって、前記通信網上のコンピュータに、
    自機が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を通知するステップ(1)と、
    自機が格納するプログラム情報と、通信先の通信端末が格納するプログラム情報が一致しない場合に、当該プログラム情報に基づいて配信されたプログラムの格納についての可否を入力するステップ(2)と、
    前記ステップ(2)により、前記配信されたプログラムの格納についての許可が入力された場合に、該配信されたプログラムを格納するステップ(3)と、
    格納された前記プログラムを実行するステップ(4)と
    を有する処理を実行させることを特徴とするプログラム同期プログラム。
  15. 通信網に接続可能な第1及び第2の通信端末間において、それぞれの通信端末上で実行されるプログラムの同期を図るプログラムであって、前記通信網上のコンピュータに、
    自機が格納しているプログラムを特定するプログラム情報を通知するステップ(1)と、
    自機が格納するプログラム情報と、通信先の通信端末が格納するプログラム情報が一致しない場合に、異なるプログラム間で前記操作情報が適応するように、該異なるプログラムそれぞれの操作情報を対応付ける操作情報変換テーブルを取得するステップ(2)と、
    取得された前記操作情報変換テーブルに基づいて前記操作情報を変換するステップ(3)と
    を有する処理を実行させることを特徴とするプログラム同期プログラム。
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