JP5424467B2 - 放送番組受信装置、遠隔操作装置および放送番組選択方法 - Google Patents

放送番組受信装置、遠隔操作装置および放送番組選択方法 Download PDF

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Description

本発明は、放送番組受信装置、遠隔操作装置および放送番組選択方法に関する。
従来のテレビジョン受像機の選局装置は、視聴者による選局の履歴から視聴者の好みの番組を判定し、判定した好みの番組情報をもとに選局制御または番組の告知を行っており、その好みの番組判定の際に、同じ曜日、時間毎に好みを判定している(例えば、特許文献1参照)。また、テレビジョン受像機の遠隔制御装置(リモコン)が表示部を備え、判定した好みの番組情報を、該表示部に表示しているものもある(例えば、特許文献2参照)
また、推薦番組告知装置は、番組データであるEPG(Electric Program Guide;電子番組表)データを受信し、受信したEPGデータと操作入力履歴を参照して推薦する番組を、現在放送されている番組の中から決定し、推薦番組を表示してユーザに告知しているものもある(例えば、特許文献3、4参照)。
特開2005−086324号公報 特開2007−134947号公報 特開2007−116367号公報 特開2000−013708号公報
一方、視聴者によるテレビジョン受像機の視聴形態として、予め視聴する番組を決定せず、チャンネルを順次切り替える、あるいは、よく見るチャンネルを順次指定して実際に視聴してみて、放送内容に興味があったら、その番組を視聴し続けるザッピングと呼ばれる視聴形態がある。このザッピングによる視聴を行ったときに、デジタル放送などの普及により、テレビジョン放送の多チャンネル化が進んだため、興味のある番組になかなかたどり着けないという問題が出てきた。
上述の特許文献1〜4に示すような装置にあっては、EPGなどの番組情報に基づき、視聴する番組の選択を支援するものであり、上述のように、多チャンネル化されたためにザッピングで興味のある番組になかなかたどりつけないという問題を解消することはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、チャンネル数が多くても、ザッピングにより、容易に興味のある番組を見つけることができる放送番組受信装置、遠隔操作装置および放送番組選択方法を提供することにある。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の放送番組受信装置は、放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信する放送番組受信装置において、前記放送されている放送番組に関する情報を取得する番組情報取得部と、前記取得した放送番組に関する情報に基づき、受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する関連度算出部と、操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から受信する放送番組を選択する受信番組選択部と、前記受信番組選択部が選択した放送番組を受信する放送番組受信部とを具備し、前記受信番組選択部が選択する放送番組は、前記関連度算出部が算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であることを特徴とする。
(2)また、本発明の放送番組受信装置は、上述の放送番組受信装置であって、前記受信番組選択部は、受信する放送番組が前記操作入力により指定されると、該指定された放送番組の関連度が前記予め決められた条件を満たしているか否かを判定し、満たしていないと判定したときは、受信する放送番組を変更しないことを特徴とする。
(3)また、本発明の放送番組受信装置は、上述の放送番組受信装置であって、前記放送されている放送番組には、予め決められた規則による順序が設定されており、前記受信番組選択部は、予め決められた操作入力を受けると、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組であって、前記受信している放送番組から前記順序に従い辿ると最も近い放送番組を選択することを特徴とする。
(4)また、本発明の放送番組受信装置は、上述のいずれかの放送番組受信装置であって、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組を報知する選局可報知部を具備することを特徴とする。
(5)また、本発明の放送番組受信装置は、上述のいずれかの放送番組受信装置であって、放送されている放送番組各々に対応し、受信する放送番組を指定するキーボタンを具備し、前記選局可報知部は、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組に対応する前記キーボタンを光らせることを特徴とする。
(6)また、本発明の放送番組受信装置は、上述の放送番組受信装置であって、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組各々が割り当てられ、受信する放送番組を指定するキーボタンを具備し、前記選局可報知部は、前記キーボタン各々が具備し、当該キーボタンに割り当てられた放送番組を示す情報を表示する表示装置であることを特徴とする。
(7)また、本発明の放送番組受信装置は、上述のいずれかの放送番組受信装置であって、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしていない放送番組を受信する放送番組として、操作入力により指定されると、報知する選局不可報知部を具備することを特徴とする。
(8)また、本発明の放送番組選択方法は、放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信し、受信する放送番組受信装置における放送番組選択方法において、前記放送番組受信装置が、前記放送されている放送番組に関する情報を取得する第1の過程と、前記放送番組受信装置が、前記第1の過程にて取得した放送番組に関する情報に基づき、受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する第2の過程と、前記放送番組受信装置が、操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から受信する放送番組を選択する第3の過程と、を備え、前記第3の過程にて、前記放送番組受信装置が選択する放送番組は、前記第2の過程にて算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であることを特徴とする。
(9)また、本発明の遠隔操作装置は、放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信する放送番組受信装置を無線通信にて遠隔操作する遠隔操作装置において、前記放送されている放送番組に関する情報を取得する番組情報取得部と、前記取得した放送番組に関する情報に基づき、前記放送番組受信装置が受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する関連度算出部と、操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から前記放送番組受信装置に受信を指示する放送番組を選択する受信番組選択部と、前記受信番組選択部が選択した放送番組の受信を、前記放送番組受信装置に指示する受信番組指示部とを具備し、前記受信番組選択部が選択する放送番組は、前記関連度算出部が算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であることを特徴とする。
(10)また、本発明の放送番組選択方法は、放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信する放送番組受信装置を無線通信にて遠隔操作する遠隔操作装置における放送番組選択方法において、前記遠隔操作装置が、前記放送されている放送番組に関する情報を取得する第1の過程と、前記遠隔操作装置が、前記取得した放送番組に関する情報に基づき、前記放送番組受信装置が受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する第2の過程と、前記遠隔操作装置が、操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から前記放送番組受信装置に受信を指示する放送番組を選択する第3の過程と、前記遠隔操作装置が、前記第3の過程にて選択した放送番組の受信を、前記放送番組受信装置に指示する第4の過程とを有し、前記第3の過程にて選択する放送番組は、前記第2の過程にて算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であることを特徴とする。
この発明によれば、チャンネル数が多くても、ザッピングにより、容易に興味のある番組を見つけることができる。
この発明の第1の実施形態による放送番組受信装置であるテレビジョン受像機10の外観を示す図である。 同実施形態におけるテレビジョン受像機10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における制御部100とROM102とRAM103とにより実現される機能ブロックの概略構成を示す図である。 同実施形態における19時から22時までの放送番組の構成例を示す図である。 同実施形態における番組情報記憶部123が記憶する選局テーブルの例を示す図である。 同実施形態におけるテレビジョン受像機10の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態におけるテレビジョン受像機10の動作を説明するフローチャートである。 この発明の第2の実施形態による放送番組受信装置である携帯電話装置10aの外観を示す図である。 同実施形態における携帯電話装置10aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における制御部100aとROM102aとRAM103とにより実現される機能ブロックの概略構成を示す図である。 同実施形態における携帯電話装置10aの動作を説明するフローチャートである。 同実施形態における携帯電話装置10aの動作を説明するフローチャートである。 同実施形態の変形例における数字ボタン224のディスプレイへのチャンネル番号の表示例を示す図である。 この発明の第3の実施形態による遠隔制御装置10bの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における制御部100bとROM102bとRAM103とにより実現される機能ブロックの概略構成を示す図である。 同実施形態における遠隔制御装置10bの動作を説明するフローチャートである。 同実施形態における遠隔制御装置10bの動作を説明するフローチャートである。 同実施形態の変形例における選択可能なチャンネルの表示例を示す図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態による放送番組受信装置であるテレビジョン受像機10の外観を示す図である。図1に示すように、テレビジョン受像機10は、液晶パネルなどの表示装置107、スピーカー109、Ir(Infrared rays)通信部105、チャンネルや音量などを指定するボタンである操作入力部111(不図示)を有する。テレビジョン受像機10は、地上波デジタル放送、BS(Broadcast Satellite;放送衛星)デジタル放送、CS(Communication Satellite;通信衛星)デジタル放送、デジタルケーブルテレビなどのデジタルテレビ放送を受信し、その番組の映像を表示装置107に表示し、その番組の音声をスピーカー109から出力する。また、テレビジョン受像機10が受信するチャンネルの指定は、操作入力部111あるいはリモートコントローラ11を視聴者が操作することで行う。なお、操作入力部111およびリモートコントローラ11は、本発明によるザッピングの開始と終了を指示するザッピング選局ボタン、チャンネル番号順にチャンネルを変更するチャンネル送りボタン、チャンネル番号を直接指定するチャンネル選局ボタンを備える。
図2は、本実施形態におけるテレビジョン受像機10の構成を示す概略ブロック図である。テレビジョン受像機10は、制御部100、TVチューナ部101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、LAN(Local Area Network)制御部104、Ir通信部105、表示処理部106、表示装置107、音声処理部108、スピーカー109、入力処理部110、操作入力部111を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を有し、テレビジョン受像機10全体を制御する。TVチューナ部101(放送番組受信部)は、アンテナに接続され、地上波デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送などの放送波の信号をアンテナから受けて、該信号の中から、制御部100から指定されたチャンネルの信号を受信し、受信したデジタル信号を復調して映像の信号および音声の信号を出力する。TVチューナ部101は、復調した信号のうち、映像の信号を表示処理部106に出力し、音声の信号を音声処理部108に出力する。これにより、TVチューナ部101は、放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つ、すなわち制御部100が選択した放送番組の映像の信号および音声の信号を受信、復調し、該放送番組の映像を表示装置107に表示させ、該放送番組の音声をスピーカー109に出力させる。ROM102は、制御部100が読み込んで実行するプログラム、および、プログラムを実行する際に用いるデータを記憶する。RAM103は、制御部100がプログラムを実行する際にワーキングメモリとして用いられる。
LAN制御部104は、イーサネット(登録商標)などのローカルエリアネットワークに接続し、該ローカルエリアネットワークに接続された他の装置および該ローカルエリアネットワークが接続されたインターネットなどに接続された他の装置と通信を行う。Ir通信部105は、リモートコントローラ11が送信した赤外線信号を受信する。表示処理部106は、制御部100の制御およびTVチューナ部101からの信号に従い、表示装置107に表示させる映像信号を生成する。表示装置107は、図1にて説明したように、液晶パネルなどの表示装置であり、表示処理部106が生成した映像信号に基づき、映像を表示する。音声処理部108は、制御部100の制御およびTVチューナ部101からの信号に従い、スピーカー109に出力させる音声信号を生成する。スピーカー109は、音声処理部108が生成した音声信号に基づき、音声を出力する。入力処理部110は、操作入力部111のボタンが押されると、該ボタンに対応する信号を制御部100に出力する。
図3は、制御部100とROM102とRAM103とにより実現される機能ブロックの概略構成を示す図である。制御部100とROM102とRAM103とは、制御部100が、ROM102が記憶しているプログラムを読出し、RAM103をワーキングメモリとして、読み出したプログラムを実行することで、図3の破線L1で囲われている各機能ブロック(番組情報取得部121、関連度算出部122、番組情報記憶部123、放送番組選択部124)を実現する。
番組情報取得部121は、放送されている放送番組に関する情報を取得する。番組情報取得部121は、取得した放送番組に関する情報を、番組情報記憶部123に記憶させる。本実施形態において、番組情報取得部121は、放送波に多重されている電子番組表用のデータをTVチューナ部101から取得するが、インターネットに接続されたWEBサーバなどから取得した電子番組表用のデータをLAN制御部104から取得してもよい。
関連度算出部122は、番組情報取得部121が取得した放送番組に関する情報に基づき、受信している放送番組と、放送されている放送番組各々との関連度を算出する。関連度算出部122は、関連度の算出を、番組情報取得部121が取得した放送番組に関する情報に基づき行う。例えば、放送番組に関する情報で設定されている番組概要の説明文から予め決められた規則で抽出された単語のうち、受信している放送番組のものと一致している数を関連度として算出する。関連度算出部122は、このようにして、算出した関連度を番組情報記憶部123に記憶させる。
番組情報記憶部123は、番組情報取得部121が取得した放送番組に関する情報と、関連度算出部122が算出した関連度とを記憶する記憶部である。番組情報記憶部123の記憶内容については、後述する。受信番組選択部124は、操作入力に従い、放送されている複数の放送番組の中から受信する放送番組を選択する。このとき、受信番組選択部124が選択する放送番組は、関連度算出部122が算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組に限定されている。
例えば、受信番組選択部124は、受信する放送番組が操作入力により指定される、すなわち直接チャンネルが指定されると、該指定された放送番組の関連度が予め決められた条件を満たしているか否かを判定し、満たしていないと判定したときは、受信する放送番組を変更しない。また、受信番組選択部124は、予め決められた操作入力(ここでは、チャンネル送りボタンの押下)を受けると、関連度が予め決められた条件を満たしている放送番組であって、受信している放送番組から予め決められた規則による順序(ここでは、チャンネル番号順)に従い辿ると最も近い放送番組を選択する。
ここで、予め決められた条件とは、例えば、関連度が予め設定された閾値を超えることでもよいし、放送されている放送番組のなかで、関連度が予め設定された順位以内であることでもよい。なお、受信番組選択部124は、操作入力部111への操作に基づき、入力処理部110が出力する信号を受けること、あるいは、リモートコントローラ11への操作に基づき、Ir通信部105が出力する信号を受けることで、操作入力を検出する。
図4は、19時から22時までの放送番組の構成例を示す図である。図4に示す構成例では、19:00から19:30の間には、2番のチャンネル(2ch)では「7時のニュース」が放送され、4番のチャンネル(4ch)では「海外アニメ」が放送され、6番のチャンネル(6ch)では「クラブワールドカップサッカー「マンデシターvs大崎」」が放送され、7番のチャンネル(7ch)では「特番」が放送され、8番のチャンネル(8ch)では「全国一斉!日本人雑学テスト2時間スペシャル」が放送され、10番のチャンネル(10ch)では「いきなり!やっちまった」が放送され、12番のチャンネル(12ch)では「アニメモンスター」が放送されている。
図5は、番組情報記憶部123が記憶する選局テーブルの例を示す図である。図5に示す例は、放送されている放送番組の構成が図4に例示した構成となっている場合に、19時に生成された選局テーブルの例である。選局テーブルは、チャンネル毎に行が設けられ、これらの行はチャンネル番号順に並んでいる。また、各行は、例えば、図5に示す1行目のようにチャンネルの項目「2ch」、番組名の項目「7時のニュース」、ジャンルの項目「ニュース、報道、総合」、関連度の項目「0」、お勧めフラグ「0」、受信フラグ「1」、基準局フラグ「0」を有する。
チャンネルは、チャンネルを識別するチャンネル番号を格納する項目である。番組名は、放送番組の番組名(タイトル)を格納する項目である。ジャンルは、電子番組表用のデータに含まれていた放送番組の番組概要の説明文中から抽出された単語である。これら、チャンネル、番組名、ジャンルは、番組情報取得部121がTVチューナ部101から放送番組に関する情報として取得し、番組情報記憶部123に記憶させたものである。また、基準局フラグについても、番組情報取得部121が、受信しているチャンネルをTVチューナ部101から取得して設定する。
関連度は、受信している放送番組のチャンネルと当該チャンネルとのジャンルに格納されている単語の一致する数を算出して格納したものである。お勧めフラグは、関連度の項目が、予め設定された条件、ここでは関連度の大きさが3番目までであることという条件を満たしているときに「1」が設定されるフラグである。なお、基準局フラグに「1」が設定されているチャンネル、すなわち、受信している放送番組のチャンネルについても、お勧めフラグには「1」が設定される。これら、関連度とお勧めフラグとは、関連度算出部122が番組情報記憶部123に記憶させる。また、受信フラグは、ユーザによるザッピング操作時に、受信中のチャンネルに対して放送番組選択部124が「1」を設定するフラグである。
図6、図7は、本実施形態におけるテレビジョン受像機10の動作を説明するフローチャートである。テレビジョン受像機10の電源が入れられると、まず、TVチューナ部101が、放送波の受信を開始する。このとき、従来と同様に、操作入力部111あるいはリモートコントローラ11のチャンネル送りボタン、チャンネル選局ボタンへの操作に従ったチャンネル(放送番組)を、TVチューナ部101は受信する。次に、放送番組選択部124は、操作入力部111あるいはリモートコントローラ11のザッピング選局ボタンが押されたことを示すザッピング選局信号を、入力処理部110あるいはIr通信部105から受けたか否かを判定し(Sa2)、受けていないと判定したときは(Sa2−No)、受けるまで当該ステップを繰り返す。
一方、受けたと判定したときは(Sa2−Yes)、ステップSa3に遷移して放送番組選択部124からの指示を受けて番組情報取得部121が、TVチューナ部101から放送波に多重されている電子番組表用のデータを取得する。なお、電子番組表用のデータは、インターネットに接続されたWEBサーバなどから、LAN制御部104が取得してもよい。番組情報取得部121は、取得した電子番組表用のデータから、そのときに放送中の放送番組の番組概要の説明文から、予め番組情報取得部121が記憶している単語と一致する単語を、ジャンル情報として抽出する。番組情報取得部121は、番組情報記憶部123の選局テーブルに、そのときに放送中の放送番組のチャンネル、番組名、ジャンル情報を記憶させるとともに、このとき受信中のチャンネルの受信フラグと基準局フラグとに「1」を設定する(Sa4)。
さらに、番組情報取得部121は、チャンネルと、ジャンル情報とを、関連度算出部122に出力する。次に、関連度算出部122は、番組情報取得部121から受けたジャンルに基づき、関連度を算出する(Sa5)。関連度算出部122は、算出した関連度を、番組情報記憶部123の選局テーブルに記憶させるとともに、お勧めフラグの設定も行い、選局テーブルを作成する(Sa6)。
放送番組選択部124は、操作入力部111あるいはリモートコントローラ11のいずれかのボタンが押されたことを示す信号を、入力処理部110あるいはIr通信部105から受けたか否かを判定する(Sa7)。放送番組選択部124は、受けていないと判定したときは(Sa7)、さらに、チャンネル変更操作がされてから予め設定された時間が経過しているか否かを判定する(Sa8)。ステップSa8にて経過していないと判定したときは(Sa8−No)、ステップSa7に遷移し、経過していると判定したときは、ザッピングを行った番組を継続して視聴したいと判断し(Sa8−Yes)、ステップSa2に遷移する。
一方、ステップSa7にて、信号を受けたと判定したときは(Sa7−Yes)、図7のステップSa9に遷移する。ステップSa9では、放送番組選択部124は、受けた信号がチャンネル選局信号か否かを判定する。チャンネル選局信号であると判定したときは(Sa9−Yes)、放送番組選択部124は、選局テーブルを参照し、チャンネル選局信号で指定されたチャネルのお勧めフラグが「1」に設定されているか否かを判定する(Sa10)。「1」に設定されていないと判定したときは(Sa10−No)、図6のステップSa7に遷移する。一方、ステップSa10にて、「1」に設定されていると判定したときは(Sa10−Yes)、ステップSa11に遷移して、放送番組選択部124は、チャンネル選局信号で指定されたチャネルの受信をTVチューナ部101に指示する。さらに、放送番組選択部124は、選局テーブルの受信フラグを、チャンネル選局信号で指定されたチャネルについては「1」を設定し、それ以外のチャンネルについては「0」を設定し(Sa12)、図6のステップSa7に遷移する。
また、ステップSa9にて、チャンネル選局信号ではないと判定したときは(Sa9−No)、ステップSa13に遷移して、放送番組選択部124は、受けた信号がチャンネル送り信号か否かを判定する。チャンネル送り信号であると判定したときは(Sa13−Yes)、放送番組選択部124は、選局テーブルを参照し、受信フラグが設定されているチャンネルからチャンネル番号順にお勧めフラグを確認し、最初に「1」に設定されているチャンネルの受信をTVチューナ部101に指示する(Sa14)。さらに、放送番組選択部124は、選局テーブルの受信フラグを、チャンネル選局信号で指定されたチャネルについては「1」を設定し、それ以外のチャンネルについては「0」を設定し(Sa15)、図6のステップSa7に遷移する。
また、ステップSa13にて、チャンネル送り信号ではないと判定したときは(Sa13−No)、ステップSa16に遷移して、放送番組選択部124は、受けた信号がザッピング選局信号か否かを判定する。ザッピング選局信号であると判定したときは(Sa16−Yes)、放送番組選択部124は、選局テーブルを参照し、基準局フラグが設定されているチャンネルの受信をTVチューナ部101に指示し(Sa17)、図6のステップSa2に遷移する。また、ステップSa16にて、ザッピング選局信号でないと判定したときは(Sa16−No)、図6のステップSa7に遷移する。
このように、放送番組選択部124は、ザッピング選局信号が押された後に、直接チャンネルを指定するチャンネル選局ボタンが押されたときは、お勧めフラグが設定されているときのみ、指定されたチャネルに変更し、チャンネル送りボタンが押されたときは、お勧めフラグが設定されているチャンネルに変更するので、ザッピング選局信号が押されたときに受信中の放送番組と関連度の高いチャンネルのみを受信するようになる。このため、チャンネル数が多くても、ザッピングにより、容易に興味のある番組を見つけることができる。
なお、本実施形態において、チャンネル送りボタンについては、順方向(チャンネル番号が大きくなる方向)のもののみを備えるとして説明したが、逆方向(チャンネル番号が小さくなる方向)のものも備えていてもよい。
また、本実施形態において、関連度は番組概要の説明文中から抽出した単語の数に基づき算出したが、その他の項目、例えば、出演者名などを用いて算出してもよい。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図8は、この発明の第2の実施形態による放送番組受信装置である携帯電話装置10aの外観を示す図である。本実施形態における携帯電話装置10aは、折り畳み型(クラムシェルタイプ)の携帯電話装置である。図8(a)は、開いた状態での内側を示し、図8(b)は、開いた状態での外側を示す。図8(a)に示すように、携帯電話装置10aは、開いた状態での内側に、スピーカー109a、メイン表示部107a、マイク207、カーソルボタン221、TV(Tele-Vision;テレビジョン)アプリボタン222、決定ボタン223、数字ボタン224、ザッピング選局ボタン225を有する。
スピーカー109aは、音声通話時、テレビ視聴時に音声を出力する。メイン表示部107aは、液晶パネル、または、有機EL(Electro−Luminescence)パネルを備え、各種の文字や画像を表時する。マイク207は、音声通話時に、収音に用いられる。カーソルボタン221、TVアプリボタン222、決定ボタン223、数字ボタン224、ザッピング選局ボタン225は、後述する操作入力部111aであり、携帯電話装置10aへの操作入力に用いられる。
また、図8(b)に示すように、携帯電話装置10aは、開いた状態での外側に、TV用アンテナ201、サブ表示部206、カメラ209、LED(Light Emitting Diode)ライト211を有する。TV用アンテナ201は、テレビジョン放送の受信のためのアンテナである。サブ表示部206は、液晶パネル、または、有機ELパネルを備え、携帯電話装置10aを閉じた状態のときに、電話やメールの着信、時刻などを通知する文字や画像の表示に用いられる。カメラ209は、被写体を撮影して、画像データを生成するカメラである。LEDライト211は、カメラ209が撮影する被写体の照明に用いられる。
図9は、本実施形態における携帯電話装置10aの構成を示す概略ブロック図である。携帯電話装置10aは、制御部100a、TVチューナ部101a、TV用アンテナ201、ROM102a、RAM103、振動部202、携帯網通信部203、携帯網用アンテナ204、表示処理部106a、メイン表示部107a、サブ表示部206、音声処理部108a、スピーカー109a、マイク207、入力処理部110a、操作入力部111a、撮像処理部210、カメラ209、LEDライト211を備える。
制御部100aは、CPUを有し、携帯電話装置10a全体を制御する。TVチューナ部101a(放送番組受信部)は、地上波デジタル放送の放送波の信号をTV用アンテナ201から受けて、該信号の中から、制御部100aから指定されたチャンネルの信号を受信し、受信したデジタル信号を復調して映像の信号および音声の信号を出力する。TVチューナ部101aは、復調した信号のうち、映像の信号を表示処理部106aに出力し、音声の信号を音声処理部108aに出力する。これにより、TVチューナ部101aは、放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つ、すなわち制御部100aが選択した放送番組の映像の信号および音声の信号を受信、復調し、該放送番組の映像をメイン表示部107aに表示させ、該放送番組の音声をスピーカー109aに出力させる。ROM102aは、制御部100aが読み込んで実行するプログラム、および、プログラムを実行する際に用いるデータを記憶する。RAM103は、制御部100aがプログラムを実行する際にワーキングメモリとして用いられる。
振動部202は、偏芯モータを有し、携帯電話装置10aの筺体を振動させる。携帯網通信部203は、基地局との間で、携帯網用アンテナ204を介して電波の送受信を行い、音声、画像、データ等の通信を行う。通信方式としては、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(Global System for Mobile Communication)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(Wideband CDMA)等がある。本発明では、どのような通信方式を用いても良い。携帯網通信制御部39は、基地局との間で通信する信号の制御を行う。表示処理部106aは、制御部100aの制御およびTVチューナ部101から信号に従い、メイン表示部107a、サブ表示部206に表示させる映像信号を生成する。
音声処理部108aは、制御部100aの制御およびTVチューナ部101から信号に従い、スピーカー109aに出力させる音声信号を生成する。また、音声処理部108aは、マイク207が収音した音声の信号を生成し、制御部100aに出力する。入力処理部110は、操作入力部111aのボタンが押されると、該ボタンに対応する信号を制御部100aに出力する。操作入力部111aは、携帯電話装置10aへの操作入力に用いられるボタンであり、図8(a)に示したように、チャンネル送りを行うカーソルボタン(チャンネル送りボタン)221、TVアプリボタン222、決定ボタン223、チャンネル選局を行う数字ボタン224、ザッピング選局ボタン225を有する。
操作部照明208は、操作入力部111aを構成するボタン各々に内蔵されているLEDであり、発した光は、各ボタンの透明部を通して、外部から見ることができる。カメラ撮像処理部210は、カメラ200が生成した画像データを画像処理した結果に基づき、カメラ200の露出などを制御したり、LEDライト211の点灯を行ったりする。
図10は、制御部100aとROM102aとRAM103とにより実現される機能ブロックの概略構成を示す図である。制御部100aとROM102aとRAM103とは、制御部100aが、ROM102aが記憶しているプログラムを読出し、RAM103をワーキングメモリとして、読み出したプログラムを実行することで、図10の破線L2で囲われている各機能ブロック(番組情報取得部121、関連度算出部122、番組情報記憶部123、放送番組選択部124、選択可能番組通知部(選局可報知部)125a)を実現する。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号(121〜123)を付け、その説明を省略する。なお、本実施形態において、番組情報取得部121は、放送波に多重されている電子番組表用のデータをTVチューナ部101から取得するが、携帯網に接続されたWEBサーバなどから取得した電子番組表用のデータを携帯網通信部203から取得してもよい。
放送番組選択部(選局不可報知部)124aは、図3における放送番組選択部124の機能に加えて、関連度が予め決められた条件を満たしていない放送番組を受信する放送番組として、操作入力により指定されると、振動部202により筺体を振動させて、受信していた放送番組との関連度が低く、選択できないチャンネルであることをユーザに報知する。また、選択可能番組通知部125aは、選局テーブルを参照して、関連度が予め決められた条件を満たしている放送番組に対応する数字ボタン224の操作部照明208を点灯させる。
図11、図12は、本実施形態における携帯電話装置10aの動作を説明するフローチャートである。図11、図12のフローチャートは、TVアプリボタン222が押されたことを検出すると開始する処理のフローチャートである。同図において図6、図7の各部に対応する部分には同一の符号(Sa1〜Sa17)を付け、その説明を省略する。図11のフローチャートは、ステップSa6とステップSa7との間にステップSb1がある点が、図6とは異なる。ステップSb1では、選択可能番組通知部125aが、選局テーブルを参照して、関連度が予め決められた条件を満たしている放送番組、すなわちお勧めフラグに「1」が設定されているチャンネルに対応する数字ボタン224の操作部照明208を点灯させる。また、図12のフローチャートは、ステップSa10にて、お勧めフラグが「1」になっているか否かを判定した結果、「1」になっていないと判定したとき(Sa10−No)、直接ステップSa7に遷移せずに、ステップSb2を経てからステップSa7に遷移する点が、図7とは異なる。ステップSb2では、放送番組選択部124aが、振動部202により筺体を振動させる。
このように、放送番組選択部124aは、ザッピング選局信号が押された後に、直接チャンネルを指定するチャンネル選局ボタンが押されたときは、お勧めフラグが設定されているときのみ、指定されたチャネルに変更し、チャンネル送りボタンが押されたときは、お勧めフラグが設定されているチャンネルに変更するので、ザッピング選局信号が押されたときに受信中の放送番組と関連度の高いチャンネルのみを受信するようになる。このため、チャンネル数が多くても、ザッピングにより、容易に興味のある番組を見つけることができる。
また、ステップSb1にて、選択可能番組通知部125aが、選局テーブルを参照して、お勧めフラグに「1」が設定されているチャンネルに対応する数字ボタン224の操作部照明208を点灯させるので、ユーザは、事前に選局可能なチャンネルを把握することができる。
また、ステップSb2にて、放送番組選択部124aが、振動部202により筺体を振動させるので、ユーザは、選局不可能なチャンネルを数字ボタン224で指定したときに、メイン表示部107aの表示内容に変化がなくても、選局不可能なチャンネルを数字ボタン224で指定したことを把握できる。
なお、本実施形態において、チャンネル送りボタンについては、順方向(チャンネル番号が大きくなる方向)のもののみを備えるとして説明したが、逆方向(チャンネル番号が小さくなる方向)のものも備えていてもよい。
また、本実施形態において、関連度は番組概要の説明文中から抽出した単語の数に基づき算出したが、その他の項目、例えば、出演者名などを用いて算出してもよい。
また、操作部照明208に替えて、各数字ボタン224に液晶パネルなどディスプレイを備えており、選択可能番組通知部125aは、関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組、すなわち選局可能な放送番組を数字ボタン224に割り当て、割当てた放送番組を示す情報(例えばチャンネル番号)を数字ボタン224のディスプレイに表示させるようにしてもよい。図13は、同実施形態の変形例における数字ボタン224のディスプレイへのチャンネル番号の表示例を示す図である。
図13(a)では、お勧めフラグが設定され、選局可能なチャンネル番号が1〜12のときの表示例である。12個の数字ボタン224各々のディスプレイは、割当てられたチャンネル番号である1から12を表示している。図13(b)では、お勧めフラグが設定され、選局可能なチャンネル番号が2、4、6、7、8、10、12のときの表示例である。12個の数字ボタン224のうち、7個の数字ボタン224各々のディスプレイは、割当てられたチャンネル番号である2、4、6、7、8、10、12を表示している。図13(c)では、お勧めフラグが設定され、選局可能なチャンネル番号が7、8、10のときの表示例である。12個の数字ボタン224のうち、3個の数字ボタン224各々のディスプレイは、割当てられたチャンネル番号である7、8、10を表示している。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、テレビジョン受像機12を遠隔制御する遠隔制御装置10bである。図14は、本実施形態における遠隔制御装置10bの構成を示す概略ブロック図である。図14に示すように、遠隔制御装置10bは、制御部100b、ROM102b、RAM103、振動部202、Ir通信部301、音声処理部108、スピーカー109、入力処理部110、操作入力部111、操作部照明208を備える。同図において図2および図9の各部に対応する部分には同一の符号(103、108〜111、202、208)を付け、その説明を省略する。制御部100bは、CPUを有し、遠隔制御装置10b全体を制御する。ROM102bは、制御部100bが読み込んで実行するプログラム、および、プログラムを実行する際に用いるデータを記憶する。Ir通信部301は、赤外線を用いて、テレビジョン受像機12と通信する。なお、本実施形態では、赤外線を用いるとして説明したが、電波などその他の無線通信手段であってもよい。
図15は、制御部100bとROM102bとRAM103とにより実現される機能ブロックの概略構成を示す図である。制御部100bとROM102bとRAM103とは、制御部100bが、ROM102bが記憶しているプログラムを読出し、RAM103をワーキングメモリとして、読み出したプログラムを実行することで、図15の破線L3で囲われている各機能ブロック(番組情報取得部121b、関連度算出部122、番組情報記憶部123、放送番組選択部124b、選択可能番組通知部(選局可報知部)125a)を実現する。同図において図10の各部に対応する部分には同一の符号(121〜123、125a)を付け、その説明を省略する。
番組情報取得部121bは、図10の番組情報取得部121とは、番組情報を、Ir通信部301を介してテレビジョン受像機12から取得する点のみが異なる。放送番組選択部124bは、図10の放送番組選択部124aとは、選択したチャンネルを示す信号を、Ir通信部301を介してテレビジョン受像機12に送信することで、受信するチャンネルを指示する点のみが異なる。
図16、図17は、本実施形態における遠隔制御装置10bの動作を説明するフローチャートである。図11、図12のフローチャートは、遠隔制御装置10bの電源が入れられると開始する処理のフローチャートである。同図において図6、図7の各部に対応する部分には同一の符号(Sa2、Sa4〜10、Sa12、Sa13、Sa15、Sa16、Sb1、Sb2)を付け、その説明を省略する。
ステップSc1は、図11におけるステップSa1に替えて挿入されているステップである。このステップSc1では、電源ボタンが押されると、入力処理部110を介して、これを制御部10bが検出し、Ir通信部301に電源ONの信号を送信させる。この電源ONの信号を受信したテレビジョン受像機12は、電源を入れて、放送波の受信、映像の表示などを開始する。
ステップSc3は、図11におけるステップSa3に替えて挿入されているステップである。このステップSc3では、放送番組選択部124bからの指示を受けて番組情報取得部121bが、Ir通信部301を介して、テレビジョン受像機12が保持する電子番組表用のデータを取得する。
ステップSc11は、図12におけるステップSa11に替えて挿入されているステップである。このステップSc11では、放送番組選択部124bは、チャンネル選局信号で指定されたチャネルを示す信号をIr通信部301に送信させ、該チャンネルの受信をテレビジョン受像機12に指示する。
ステップSc14は、図12におけるステップSa14に替えて挿入されているステップである。このステップSc14では、放送番組選択部124bは、選局テーブルを参照し、受信フラグが設定されているチャンネルからチャンネル番号順にお勧めフラグを確認し、最初に「1」に設定されているチャンネルを示す信号をIr通信部301に送信させ、該チャンネルの受信をテレビジョン受像機12に指示する。
ステップSc17は、図12におけるステップSa17に替えて挿入されているステップである。このステップSc17では、放送番組選択部124bは、選局テーブルを参照し、基準局フラグが設定されているチャンネルを示す信号をIr通信部301に送信させ、該チャンネルの受信をテレビジョン受像機12に指示する。
なお、本実施形態では、選択可能番組通知部125aは、選局可能なチャンネルに対応するボタンの操作部照明208を点灯させるとして説明したが、遠隔制御装置10bが、液晶パネルなどの表示部を備え、選択可能なチャンネルを該表示部に表示させるようにしてもよい。図18は、同実施形態の変形例における選択可能なチャンネルの表示例を示す図である。図18(a)の表示画像G1では、選択可能なチャンネルを表す「7ch」(符号C1)、「8ch」(符号C2)、「10ch」(符号C3)を表示している。図18(b)の表示画像G2では、選択可能なチャンネルとその番組名を表す「7ch 特番」(符号C4)、「8ch 全国一斉!日本人雑学テ」(符号C5)、「10ch いきなり!やっちまった」(符号C6)を表示している。さらに、表示部の表面にタッチパネルを備え、チャンネルを表示している領域(図18のC1〜C6)をユーザがタッチすると、該当するチャンネルのチャンネル選局ボタンが押されたものとして、放送番組選択部124bが処理するようにしてもよい。
このように、放送番組選択部124bは、ザッピング選局信号が押された後に、直接チャンネルを指定するチャンネル選局ボタンが押されたときは、お勧めフラグが設定されているときのみ、指定されたチャネルに変更し、チャンネル送りボタンが押されたときは、お勧めフラグが設定されているチャンネルに変更するので、ザッピング選局信号が押されたときに受信中の放送番組と関連度の高いチャンネルのみを受信するようになる。このため、チャンネル数が多くても、ザッピングにより、容易に興味のある番組を見つけることができる。
また、ステップSb1にて、選択可能番組通知部125aが、選局テーブルを参照して、お勧めフラグに「1」が設定されているチャンネルに対応するチャンネル選局ボタンの操作部照明208を点灯させるので、ユーザは、事前に選局可能なチャンネルを把握することができる。
また、ステップSb2にて、放送番組選択部124bが、振動部202により筺体を振動させるので、ユーザは、選局不可能なチャンネルをチャンネル選局ボタンで指定したときに、テレビジョン受像機12の表示内容に変化がなくても、選局不可能なチャンネルをチャンネル選局ボタンで指定したことを把握できる。
なお、本実施形態において、チャンネル送りボタンについては、順方向(チャンネル番号が大きくなる方向)のもののみを備えるとして説明したが、逆方向(チャンネル番号が小さくなる方向)のものも備えていてもよい。
また、本実施形態において、関連度は番組概要の説明文中から抽出した単語の数に基づき算出したが、その他の項目、例えば、出演者名などを用いて算出してもよい。
また、図3における番組情報取得部121、関連度算出部122、番組情報記憶部123、放送番組選択部124、および図10における番組情報取得部121、関連度算出部122、番組情報記憶部123、放送番組選択部124a、選択可能番組通知部125a、および図15における番組情報取得部121b、関連度算出部122、番組情報記憶部123、放送番組選択部124b、選択可能番組通知部125aの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、テレビジョン受像機、携帯電話装置、テレビジョン受像機の遠隔制御装置などの複数の放送番組の中から受信する放送番組を選択する装置に用いて好適であるが、これに限定されない。
10…テレビジョン受像機
10a…携帯電話装置
10b…遠隔制御装置
100、100a、100b…制御部
101、101a…TVチューナ部
102、102a、102b…ROM
103…RAM
104…LAN制御部
105…Ir通信部
106、106a…表示処理部
107…表示装置
107a…メイン表示部
108、108a…音声処理部
109、109a…スピーカー
110…入力処理部
111、111a…操作入力部
121、121b…番組情報取得部
122…関連度算出部
123…番組情報記憶部
124、124a、124b…放送番組選択部
125a…選択可能番組通知部
201…TV用アンテナ
202…振動部
203…携帯網通信部
204…携帯網用アンテナ
206…サブ表示部
207…マイク
208…操作部照明
209…カメラ
210…撮像処理部
211…LEDライト
301…Ir通信部

Claims (10)

  1. 放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信する放送番組受信装置において、
    前記放送されている放送番組に関する情報を取得する番組情報取得部と、
    前記取得した放送番組に関する情報に基づき、受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する関連度算出部と、
    操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から受信する放送番組を選択する受信番組選択部と、
    前記受信番組選択部が選択した放送番組を受信する放送番組受信部と
    を具備し、
    前記受信番組選択部が選択する放送番組は、前記関連度算出部が算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であり、
    前記放送されている放送番組には、予め決められた規則による順序が設定されており、
    前記受信番組選択部は、チャンネル送り信号を受けると、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組であって、前記受信している放送番組から前記順序に従い辿ると最も近い放送番組を選択すること
    を特徴とする放送番組受信装置。
  2. 前記受信番組選択部は、受信する放送番組が前記操作入力により指定されると、該指定された放送番組の関連度が前記予め決められた条件を満たしているか否かを判定し、満たしていないと判定したときは、受信する放送番組を変更しないことを特徴とする請求項1に記載の放送番組受信装置
  3. 前記受信番組選択部は、ザッピングの開始を指示するザッピング選局ボタンが押されたことを示すザッピング選局信号を受信したか否か判定し、受信したと判定した場合に、前記チャンネル送り信号を受けると、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組であって、前記受信している放送番組から前記順序に従い辿ると最も近い放送番組を選択する請求項1または請求項2に記載の放送番組受信装置。
  4. 前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組を報知する選局可報知部を具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の放送番組受信装置。
  5. 放送されている放送番組各々に対応し、受信する放送番組を指定するキーボタンを具備し、
    前記選局可報知部は、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組に対応する前記キーボタンを光らせることを特徴とする請求項4に記載の放送番組受信装置。
  6. 前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組各々が割り当てられ、受信する放送番組を指定するキーボタンを具備し、
    前記選局可報知部は、前記キーボタン各々が具備し、当該キーボタンに割り当てられた放送番組を示す情報を表示する表示装置であることを特徴とする請求項4に記載の放送番組受信装置。
  7. 前記関連度が前記予め決められた条件を満たしていない放送番組を受信する放送番組として、操作入力により指定されると、報知する選局不可報知部を具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の放送番組受信装置。
  8. 放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信し、受信する放送番組受信装置における放送番組選択方法において、
    前記放送番組受信装置が、前記放送されている放送番組に関する情報を取得する第1の過程と、
    前記放送番組受信装置が、前記第1の過程にて取得した放送番組に関する情報に基づき、受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する第2の過程と、
    前記放送番組受信装置が、操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から受信する放送番組を選択する第3の過程と、
    有し
    前記第3の過程にて、前記放送番組受信装置が選択する放送番組は、前記第2の過程にて算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であり、
    前記放送されている放送番組には、予め決められた規則による順序が設定されており、
    前記第3の過程にて、チャンネル送り信号を受けると、前記関連度が前記予め決められた条件を満たしている放送番組であって、前記受信している放送番組から前記順序に従い辿ると最も近い放送番組を選択すること
    を特徴とする放送番組選択方法。
  9. 放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信する放送番組受信装置を無線通信にて遠隔操作する遠隔操作装置において、
    前記放送されている放送番組に関する情報を取得する番組情報取得部と、
    前記取得した放送番組に関する情報に基づき、前記放送番組受信装置が受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する関連度算出部と、
    操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から前記放送番組受信装置に受信を指示する放送番組を選択する受信番組選択部と、
    前記受信番組選択部が選択した放送番組の受信を、前記放送番組受信装置に指示する受信番組指示部と
    を具備し、
    前記受信番組選択部が選択する放送番組は、前記関連度算出部が算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であること
    を特徴とする遠隔操作装置。
  10. 放送されている複数の放送番組のうち、少なくとも一つを受信する放送番組受信装置を無線通信にて遠隔操作する遠隔操作装置における放送番組選択方法において、
    前記遠隔操作装置が、前記放送されている放送番組に関する情報を取得する第1の過程と、
    前記遠隔操作装置が、前記取得した放送番組に関する情報に基づき、前記放送番組受信装置が受信している前記放送番組と、前記放送されている放送番組各々との関連度を算出する第2の過程と、
    前記遠隔操作装置が、操作入力に従い、前記放送されている複数の放送番組の中から前記放送番組受信装置に受信を指示する放送番組を選択する第3の過程と、
    前記遠隔操作装置が、前記第3の過程にて選択した放送番組の受信を、前記放送番組受信装置に指示する第4の過程と
    を有し、
    前記第3の過程にて選択する放送番組は、前記第2の過程にて算出した関連度が予め決められた条件を満たす放送番組であること
    を特徴とする放送番組選択方法。
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